JP2016045829A - 交通信号制御装置 - Google Patents

交通信号制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016045829A
JP2016045829A JP2014171216A JP2014171216A JP2016045829A JP 2016045829 A JP2016045829 A JP 2016045829A JP 2014171216 A JP2014171216 A JP 2014171216A JP 2014171216 A JP2014171216 A JP 2014171216A JP 2016045829 A JP2016045829 A JP 2016045829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
display
pedestrian
control unit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014171216A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6353745B2 (ja
Inventor
田中 邦彦
Kunihiko Tanaka
邦彦 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2014171216A priority Critical patent/JP6353745B2/ja
Publication of JP2016045829A publication Critical patent/JP2016045829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6353745B2 publication Critical patent/JP6353745B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】車両用信号灯器と歩行者用信号灯器とを別々に制御する新たな交通信号制御装置の技術を実現すること。【解決手段】交通信号制御装置10は、主制御部50と、車両用灯器制御ユニット60a,60bと、歩行者用灯器制御ユニット60c,60dとを備えて構成される。灯器制御ユニット60(車両用灯器制御ユニット60a,60b及び歩行者用灯器制御ユニット60c,60d)は、主制御部50から指令信号が入力された場合に、記憶しているシークエンス表示制御データ622に定められる表示灯色の表示順序に従って、制御対象の信号灯器を表示制御する。主制御部50は、押しボタン箱40によって歩行者の横断要求がなされた場合に、当該歩行者交通と同方向の車両交通と並行して当該歩行者交通に通行権を与えるように、対応する歩行者用灯器制御ユニット60c,60dに指令信号が出力される。【選択図】図5

Description

本発明は、交差点に係る交通信号を制御する交通信号制御装置に関する。
交差点における交通信号を制御する交通信号制御装置は、当該交差点に係る各灯器(以下、信号の灯器であるため「信号灯器」という場合もある。)の表示灯色を制御する。従来、例えば表示灯色を青(進行表示を示す。「緑」ともいわれるが、本実施形態では「青」として説明する。)とする信号灯器の順序は予め定められている。従って、交通信号制御装置は、予め定められた信号灯器の順序に従って表示灯色の周期的な制御を実行する。表示灯色には、基本的に青、黄及び赤が含まれ、右折矢印や左折矢印等の矢印表示を含む場合もある。また、時間帯や交通量によって、サイクル長やスプリット、オフセットといった信号制御パラメータを変更することも可能である(特許文献1参照)。
特開2011−242883号公報
ところで、横断歩道が設置された交差点では、同方向の車両交通及び歩行者交通に対して並行して通行権を与えるよう、交通信号が表示されるのが一般的である。このような場合、車両が交差点を左折/右折する際には、運転者は、横断歩道を渡る歩行者に注意を払う必要がある。具体的には、運転者は、歩行者用信号灯器が青表示であっても歩行者に対する安全確認を行う必要があるが、赤表示の場合には横断しない歩行者が大半であるため、青表示の場合に比べて幾らか安心して左折/右折することができる。
そのため、歩行者がいない場合には、歩行者用信号灯器を赤表示のままとする方策が考えられる。しかし、車両用信号灯器を青表示とした後に、同方向に進行しようとする歩行者が現れた場合に、歩行者用信号灯器を青表示とするためには幾つかの問題がある。
まず、従来の交通信号制御装置は、上述した通り、制御可能な要素が基本的に信号制御パラメータに限られていた。そのため、任意のタイミングで歩行者用信号灯器を青表示とすることは困難であった。
次に、青表示の表示時間の問題がある。車両用信号灯器及び歩行者用信号灯器の何れにおいても、青表示の表示時間は原則として一定であった。そのため、任意のタイミングで歩行者用信号灯器を青表示とした場合、車両用信号灯器の青表示が終了時点で、いまだに歩行者用信号灯器が青表示である場合が起こり得る。そうすると、横断歩道を渡る歩行者がいなくなるのを待っていた車両が、先に赤表示となってしまい、交差点を左折/右折できない状況が生じ得た。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両用信号灯器と歩行者用信号灯器とを別々に制御する新たな交通信号制御装置の技術を実現することである。
上記課題を解決するための第1の発明は、
主制御部と、車両用信号灯器を制御する車両用灯器制御ユニットと、歩行者用信号灯器を制御する歩行者用灯器制御ユニットとを備えた交通信号制御装置であって、
前記車両用灯器制御ユニット及び前記歩行者用灯器制御ユニットは、
制御対象灯器の表示灯色のシークエンスを定めたシークエンス表示制御データを記憶する記憶部と、
前記制御対象灯器を前記シークエンス表示制御データに従って表示させる表示制御部であって、所与の指令信号を入力した場合に表示制御を開始し、当該シークエンス表示制御データが終了した場合に停止表示とさせる表示制御部と、
を有し、
前記主制御部は、
前記車両用灯器制御ユニットに対して、所与の出力順序で前記指令信号を順番に出力することと、
前記車両用信号灯器の表示灯色が進行表示であり、且つ、進行表示の残時間が所定の閾値時間以上ある間に、当該車両用信号灯器の進行表示と並行して進行表示とすることが可能な歩行者用信号灯器に対する歩行者の道路横断要求を受け付けた場合に、当該歩行者用信号灯器を制御する前記歩行者用灯器制御ユニットに前記指令信号を出力することと、
を実行する、
交通信号制御装置である。
この第1の発明によれば、交通信号制御装置は、主制御部と、車両用灯器制御ユニットと、歩行者用灯器制御ユニットとを備えて構成される。車両用灯器制御ユニット及び歩行者用灯器制御ユニットは、主制御部から指令信号が入力された場合に、記憶しているシークエンス表示制御データに定められる表示灯色のシークエンスに従って、制御対象灯器を表示制御する。また、主制御部は、車両用灯器制御ユニットに、所与の出力順序で指令信号を順番に出力するとともに、車両用信号灯器が進行表示であり、且つ、進行表示の残時間が所定の閾値時間以上である間に、並行して進行表示とすることが可能な歩行者用信号灯器に対する道路横断要求を受け付けた場合に、当該歩行者用信号灯器を制御する歩行者用灯器制御ユニットに指令信号を出力する。
つまり、通常は車両交通に対する表示灯色のみを進行表示とし、この進行表示の残時間が所定の閾値時間以上である間に並行して進行表示とすることができる歩行者交通の道路横断要求を受け付けた場合に、当該歩行者交通に対する表示灯色を進行表示とすることができる。これにより、問題が生じることなく車両用信号灯器と歩行者用信号灯器とを別々に制御する新たな交通信号制御装置を実現することが可能となる。
より具体的な構成として、第2の発明として、第1の発明の交通信号制御装置であって、
前記所定の閾値時間は、前記歩行者用信号灯器が進行表示を開始してから停止表示に至るまでの時間である、
交通信号制御装置を構成しても良い。
交通信号制御装置の設置例。 交通信号制御装置の制御対象となる車両交通の説明図。 交通信号制御装置の概略構成図。 シークエンス表示制御データのデータ構成例。 交通信号制御装置の詳細構成図。 灯器制御処理のフローチャート。 主制御処理のフローチャート。
[全体構成]
図1は、本実施形態における交通信号制御装置10の適用例である。この交通信号制御装置10の制御対象となる交差点C1は、第1道路と第2道路とが交差する十字交差点であり、第1道路及び第2道路を横断するための横断歩道W1〜W4が設置されている。交差点C1には、車両用信号灯器20(20a〜20d)と、歩行者用信号灯器30(30a〜30h)と、押しボタン箱40(40a〜40h)とが設置されており、これらは、交通信号制御装置10と有線通信或いは無線通信によって通信可能に接続されている。
車両用信号灯器20は、路側に設置された柱等の上部に、交差点に進入する車両交通に対面するように設置されている。この車両用信号灯器20の表示灯色は、交通信号制御装置10によって制御される。歩行者用信号灯器30は、横断歩道W1〜W4の両端の路側に設置された柱等の上部に、横断歩道W1〜W4を通行する歩行者に対面するように設置されている。この歩行者用信号灯器30の表示灯色は、交通信号制御装置10によって制御される。
押しボタン箱40は、押しボタンを有する入力装置であり、横断歩道の両端の路側に設置された柱等の下部に設置されている。横断歩道W1〜W4を通行しようとする歩行者により押しボタンが押下されることによって、道路を横断する要求が入力される。入力された横断要求の信号は、交通信号制御装置10へ出力される。
交通信号制御装置10は、車両用信号灯器20の何れかが取り付けられた柱の下方やその近傍に設置され、押しボタン箱40の押しボタンが押下されることによって入力された横断要求等をもとに、車両用信号灯器20及び歩行者用信号灯器30(以下、包括して「信号灯器」という)の表示を制御して、当該交差点C1に係る交通信号を制御する。
図2は、交通信号制御装置10による制御対象とする交通の流れを示す図である。交通信号制御装置10が制御対象とする交通には、車両交通と、歩行者交通との2種類がある。図2(1)は、車両交通の流れを示し、図2(2)は、歩行者交通の流れを示している。
図2(1)に示すように、交通信号制御装置10が制御対象とする車両交通は、車両用信号灯器20a,20bにより通行権が与えられる車両交通1Vと、車両用信号灯器20c,20dにより通行権が与えられる車両交通2Vと、の2方向である。また、図2(2)に示すように、交通信号制御装置10が制御対象とする歩行者交通は、歩行者用信号灯器30a〜30dにより通行権が与えられる歩行者交通1Pと、歩行者用信号灯器30e〜30hにより通行権が与えられる歩行者交通2Pと、の2方向である。
図3は、交通信号制御装置10の概略機能構成図である。図3に示すように、交通信号制御装置10は、主制御部50と、車両用灯器制御ユニット60a,60bと、歩行者用灯器制御ユニット60c,60dと、を備えて構成される。
車両用灯器制御ユニット60a,60bは、交通信号制御装置10が制御対象とする車両交通それぞれに対応して設けられ、制御対象灯器である1又は複数の車両用信号灯器20の表示を制御する。すなわち、車両交通1Vに対応し、車両用信号灯器20a,20bを制御する車両用灯器制御ユニット60aと、車両交通2Vに対応し、車両用信号灯器20c,20dを制御する車両用灯器制御ユニット60bと、を備えている。
歩行者用灯器制御ユニット60c,60dは、交通信号制御装置10が制御対象とする歩行者交通それぞれに対応して設けられ、制御対象灯器である1又は複数の歩行者用信号灯器30の表示を制御する。すなわち、歩行者交通1Pに対応し、歩行者用信号灯器30a〜30dを制御する歩行者用灯器制御ユニット60cと、歩行者交通2Pに対応し、歩行者用信号灯器30e〜30hを制御する歩行者用灯器制御ユニットdと、を備えている。
また、車両用灯器制御ユニット60a,60b及び歩行者用灯器制御ユニット60c,60d(以下、包括して「灯器制御ユニット60」という)それぞれは、制御対象の信号灯器が表示する灯色の順番であるシークエンスを定めたシークエンス表示制御データ622を記憶しており、主制御部50からの指令信号に従って、シークエンス表示制御データ622で定められた表示灯色の順番で、制御対象の信号灯器の表示を制御する。このとき、制御対象の信号灯器が複数である灯器制御ユニット60は、これらの複数の信号灯器を同一表示に制御する。すなわち、交通流1つ1つに対する信号灯器の表示灯色を同一としたい場合には、それらの信号灯器を1つの灯器制御ユニット60が制御することとすれば良い。
図4は、シークエンス表示制御データ622の一例を示す図である。図4(1)は、車両交通1Vに対応する車両用灯器制御ユニット60aに記憶されるシークエンス表示制御データ622aであり、図4(2)は、車両交通2Vに対応する車両用灯器制御ユニット60bに記憶されるシークエンス表示制御データ622bであり、図4(3)は、歩行者交通1Pに対応する歩行者用灯器制御ユニットに記憶されるシークエンス表示制御データ4であり、図4(4)は、歩行者交通2Pに対応する歩行者用灯器制御ユニットに記憶されるシークエンス表示制御データである。
シークエンス表示制御データ622には、表示順序に、表示灯色と、表示時間とを対応付けた表示灯色の遷移に関するデータである。図4(1),(2)に示すように、車両用信号灯器20に対する表示灯色の順序は同じであり、青(進行表示)、黄、赤(停止表示)の順に定められている。また、図4(3),(4)に示すように、歩行者用信号灯器30に対する表示灯色の順序は同じであり、青(進行表示)、青点滅、赤(停止表示)の順に定められている。
灯器制御ユニット60は、主制御部から指令信号が入力されることによって、シークエンス表示制御データ622で定められる表示順序に従って、定められた表示灯色を、定められた表示時間だけ順番に表示させてゆく。そして、シークエンス表示制御データ622に従った1回の表示制御が終了すると、主制御部50に表示制御の終了を通知する(表示終了通知)。また、シークエンス表示制御データ622に従った表示制御が終了した場合を含む、シークエンス表示制御データ622に従った表示制御を行っていない待機状態の場合には、灯器制御ユニット60は、制御対象の信号灯器を停止表示(赤表示)とする。
このように、主制御部50は、各灯器制御ユニット60に出力する指令信号によって、信号灯器に対する表示制御の開始タイミングを制御することができる。また、どの灯器制御ユニット60に、どの順番で指令信号を出力するかによって、通行権を与える交通を制御することができる。
本実施形態の特徴の1つとして、通常は車両交通のみに通行権を与え、押しボタン箱40の押しボタンが操作されることによって歩行者の横断要求がなされた場合に、対応する歩行者交通に通行権が与えられる。具体的には、車両交通1V,2Vに交互に通行権を与えるように、車両用灯器制御ユニット60a,60bに指令信号が出力される。そして、押しボタン箱40の押しボタンが操作されることによって歩行者の横断要求がなされると、横断要求がなされた歩行者交通と同方向の車両交通と並行して当該歩行者交通に通行権を与えるように、対応する歩行者用灯器制御ユニット60c,60dに指令信号が出力される。
詳細には、歩行者交通の横断要求がなされたタイミングが、当該歩行者交通と同方向の車両交通に対して定められる途中受付期間内ならば、直ちに、当該歩行者交通に通行権を与えるように、対応する歩行者用灯器制御ユニット60c,60dに指令信号が出力される。途中受付期間内でないならば、同方向の車両交通が次に通行権が与えられるときに、並行して当該歩行者交通に通行権を与えるように、対応する歩行者用灯器制御ユニット60c,60dに指令信号が出力される。
途中受付期間は、車両交通の青表示期間内であって、同方向の歩行者交通が青表示及び青点滅表示を終えて赤表示に至るまでの時間を確保できる期間であり、車両交通の青表示の残時間が、同方向の歩行者交通の青表示時間と青点滅時間との合計時間である閾値時間以上となる期間である。例えば、図1において、車両交通1Vの青表示時間が30秒であり、同方向である歩行者交通1Pの青表示時間と青点滅時間との合計時間が20秒である。従って、図1の例では、車両交通1Vの青表示が開始された時点から、10秒(=30秒−20秒)が経過するまでの期間が途中受付期間となる。
[機能構成]
図5は、交通信号制御装置10の詳細な構成図である。図5によれば、交通信号制御装置10は、主制御部50と、車両用灯器制御ユニット60a,60bと、歩行者用灯器制御ユニット60c,60dと、操作部110と、表示部120と、時計部130と、通信部140と、を備えて構成される。各機能部は施錠された筐体に収められており、歩行者等の一般人が操作できないようにされる。但し、交通信号制御装置10の設置時や保守時には扉が解錠されて開扉可能となり、操作部110の操作や表示部120の表示の目視など、各機能部へアクセスできるようになる。
操作部110は、例えばボタンスイッチやタッチパネル等の入力装置で実現され、交通信号制御装置10の管理者の操作に応じた操作信号を主制御部50などに出力する。表示部120は、例えばLCD等の表示装置で実現され、主制御部50などからの表示信号に従った各種表示を行う。時計部130は、現在時刻や、指定タイミングからの経過時間の計時を行う。通信部140は、例えば有線或いは無線の通信装置で実現され、外部装置との間で有線通信或いは無線通信を行う。
主制御部50は、主処理部510と、主記憶部520とを有する。主制御部50は、各種の電子回路が配設された制御ボードの形で構成される。
主処理部510は、例えばCPU等の演算装置で実現され、主記憶部520に記憶されたプログラムやデータ等に基づいて主制御部50の全体制御を行う。また、主処理部510は、歩行者横断要求判定部511と、指令信号出力制御部512とを有し、主制御プログラム521に従った主制御処理(図7参照)を行う。
歩行者横断要求判定部511は、歩行者用押しボタン箱40からの横断要求の信号をもとに歩行者の横断要求の有無を判定し、対応する歩行者交通の横断要求フラグを「1(ON)」に設定(セット)する。横断要求フラグは、歩行者による横断要求がなされたことを示すフラグであり、車両交通1P,2Pそれぞれに対応する2つの1P,2P横断要求フラグからなる。この横断要求フラグは、指令信号出力制御部512によって対応する歩行者用灯器制御ユニット60c,60dへ指令信号が出力されると「0(OFF)」に更新(リセット)される。
指令信号出力制御部512は、灯器制御ユニット60に対する指令信号の出力を制御して、制御対象の交差点C1における交通信号の表示サイクルを実現する。具体的には、定められた出力順序で、車両用灯器制御ユニット60a,60bへ指令信号を順番に出力する。このとき、1つの車両用灯器制御ユニット60a,60bに指令信号を出力した後、当該ユニットからの表示終了通知の受信をもって、1回の指令信号の出力を終了したとみなす。
また、歩行者横断要求判定部511により判定された歩行者の横断要求に応じて、対応する歩行者用灯器制御ユニット60c,60dへ指令信号を出力する。歩行者の横断要求の判定結果は、横断要求フラグ522により示されている。すなわち、歩行者の横断要求がなされた場合、当該歩行者交通と同方向の車両交通に定められた途中受付期間内であるならば、当該歩行者交通に対応する歩行者用灯器制御ユニット60c,60dに指令信号を出力して、当該歩行者交通に対して青信号を表示させる。一方、途中受付期間内でないならば、同方向の車両交通に次に指令信号を出力するときに、並行して、当該歩行者交通に対応する歩行者用灯器制御ユニット60c,60dに指令信号を出力する。
主記憶部520は、ROMやRAM、ハードディスク等の記憶装置で実現され、主処理部510が主制御部50を統合的に制御するためのシステムプログラムや、各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶している。また、主処理部510の作業領域として用いられ、主処理部510が各種プログラムに従って実行した演算結果が一時的に格納される。本実施形態では、主記憶部520には、主制御プログラム521と、横断要求フラグ522と、が記憶される。
灯器制御ユニット60は、ユニット処理部610と、ユニット記憶部620とを有する。灯器制御ユニット60は、各種の電子回路が配設された制御ボードの形で構成される。
ユニット処理部610は、例えばCPU等の演算装置で実現され、ユニット記憶部620に記憶されたプログラムやデータ等に基づいて、灯器制御ユニット60の全体制御を行う。また、ユニット処理部610は、表示制御部611を有し、灯器制御プログラム621に従った灯器制御処理(図6参照)を行う。
表示制御部611は、主制御部50から指令信号が入力されると、シークエンス表示制御データ622で定められる表示順序で、制御対象の信号灯器の灯色の表示を制御する。そして、シークエンス表示制御データ622に従った1回の表示制御が終了すると、停止表示(赤表示)に移行するとともに、表示制御の終了を主制御部50へ通知する(表示終了通知)。
ユニット記憶部620は、ROMやRAM等の記憶装置で実現され、ユニット処理部610が灯器制御ユニット60を統括的に制御するためのシステムプログラムや、各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶しているとともに、ユニット処理部610の作業領域として用いられ、ユニット処理部610が各種プログラムに従って実行した演算結果が一時的に格納される。本実施形態では、ユニット記憶部620には、灯器制御プログラム621と、シークエンス表示制御データ622とが記憶される。
[処理の流れ]
(A)灯器制御処理
図6は、灯器制御ユニット60における灯器制御処理の流れを説明するフローチャートである。この処理は、ユニット処理部610が灯器制御プログラム621を実行することで実現される。
先ず、表示制御部611が、制御対象の信号灯器に、停止表示である赤を表示させる(ステップA1)。そして、主制御部50に、シークエンス表示制御データ622に従った表示制御を行っていないことを示す表示終了通知を出力する(ステップA3)。そして、主制御部50からの指令信号を待機する。このステップA1,A3は、いわば初期設定の状態である。
その後、主制御部50から表示開始指令が入力されたならば(ステップA5:YES)、シークエンス表示制御データ622に従った信号灯器の表示制御を開始する(ステップA7)。すなわち、制御対象の信号灯器の表示灯色を、シークエンス表示制御データ622で定められた表示順序で、定められた表示時間ずつ順に変更してゆく。そして、シークエンス表示制御データ622に従った1回分の表示制御が終了すると、制御対象の信号灯器を、停止表示を示す赤とする(ステップA9)。また、主制御部50に表示制御の終了を通知する(ステップA11)。その後、ステップA5に戻り、主制御部50からの次の指令信号を待機する。
(B)主制御処理
図7は、主制御部50における主制御処理の流れを説明するフローチャートである。この処理は、主処理部510が主制御プログラム521を実行することで実現される。
図7に示すように、先ず、全ての灯器制御ユニット60から表示終了通知が入力されているかを判断する。入力されているならば(ステップB1:YES)、車両交通1Vに対応する車両用灯器制御ユニット60aへ指令信号を出力して、表示制御の開始を指示する(ステップB3)。次いで、同方向の歩行者交通の横断要求がなされているかを判断する。すなわち、1P横断要求フラグが「1」ならば(ステップB5:YES)、歩行者交通1Pに対応する歩行者用灯器制御ユニット60cへ指令信号を出力して、表示制御の開始を指示する(ステップB7)。そして、1P横断要求フラグを「0」に設定する(ステップB9)。
一方、1P横断要求フラグが「0」ならば(ステップB5:NO)、車両交通1Vに定められた途中受付期間である間(ステップB11:YES)、1P横断要求フラグの「0」から「1」への変化によって、歩行者交通1Pの横断要求がなされたかを判断する(ステップB13:NO〜B11)。横断要求がなされたならば(ステップB13:YES)、歩行者交通1Pに対応する歩行者用灯器制御ユニット60cへ指令信号を出力して、表示制御の開始を指示する(ステップB15)。そして、1P横断要求フラグを「0」に設定する(ステップB17)。
ステップB9、ステップB17、或いは、ステップB11で途中受付期間が経過したと判定された後は、車両交通1Vの車両用灯器制御ユニット60a、及び、歩行者交通1Pの歩行者用灯器制御ユニット60cの両方から表示終了通知が入力されるまで待機する。そして、入力されたならば(ステップB19:YES)、車両交通1Vに対する通行権の付与に係る信号制御が終了となる。
続いて、車両交通2Vに対する通行権の付与に係る信号制御を行う。すなわち、車両交通2Vに対応する車両用灯器制御ユニット60bへ指令信号を出力して、表示制御の開始を指示する(ステップB21)。次いで、同方向の歩行者交通の横断要求がなされているかを判断する。すなわち、2P横断要求フラグが「1」ならば(ステップB23:YES)、歩行者交通2Pに対応する歩行者用灯器制御ユニット60dへ指令信号を出力して、表示制御の開始を指示する(ステップB25)。そして、2P横断要求フラグを「0」に設定する(ステップB27)。
一方、2P横断要求フラグが「0」ならば(ステップB23:NO)、車両交通2Vに定められた途中受付期間である間(ステップB29:YES)、2P横断要求フラグの「0」から「1」への変化によって、歩行者交通2Pの横断要求がなされたかを判断する(ステップB31:NO〜B29)。横断要求がなされたならば(ステップB31:YES)、歩行者交通2Pに対応する歩行者用灯器制御ユニット60dへ指令信号を出力して、表示制御の開始を指示する(ステップB33)。そして、2P横断要求フラグを「0」に設定する(ステップB35)。
ステップB27、ステップB35、或いは、ステップB29で途中受付期間が経過したと判定された後は、車両交通2Vの車両用灯器制御ユニット60b、及び、歩行者交通2Pの歩行者用灯器制御ユニット60dの両方から表示終了通知が入力されるまで待機する。そして、入力されたならば(ステップB37:YES)、車両交通2Vに対する通行権の付与に係る信号制御が終了となる。以上の処理を行うと、ステップB3に戻り、再度、車両交通1Vに対する通行権の付与に係る信号制御を行う。
[作用効果]
このように、本実施形態の交通信号制御装置10は、主制御部50と、車両用灯器制御ユニット60a,60bと、歩行者用灯器制御ユニット60c,60dとを備えて構成される。灯器制御ユニット60(車両用灯器制御ユニット60a,60b及び歩行者用灯器制御ユニット60c,60d)は、主制御部50から指令信号が入力された場合に、記憶しているシークエンス表示制御データ622に定められる表示灯色の表示順序に従って、制御対象の信号灯器を表示制御する。主制御部50は、車両用灯器制御ユニット60a,60bに、所与の出力順序で指令信号を順番に出力するとともに、車両用信号灯器20が進行表示であり、且つ、進行表示の残時間が所定の閾値時間以上である間に、並行して進行表示とすることが可能な歩行者用信号灯器30に対する道路横断要求を受け付けた場合に、当該歩行者用信号灯器30を制御する歩行者用灯器制御ユニット60c,60dに指令信号を出力する。
つまり、通常は車両交通に対する表示灯色のみを進行表示とし、この進行表示の残時間が所定の閾値時間以上である間に並行して進行表示とすることができる歩行者交通の道路横断要求を受け付けた場合に、当該歩行者交通に対する表示灯色を進行表示とすることができる。これにより、問題が生じることなく車両用信号灯器と歩行者用信号灯器とを別々に制御する新たな交通信号制御装置を実現することが可能となる。
[変形例]
なお、本発明の適用可能な実施形態は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
(A)交差点
例えば、交通信号制御装置10による制御対象の交差点を三叉路交差点としたが、十字交差点や五叉路交差点といったこれ以外の形状の交差点についても本発明を適用可能である。
(B)灯器制御ユニット60と信号灯器との対応関係
また、上述の実施形態では、灯器制御ユニット60と信号灯器との対応関係は1対1としたが、1つの灯器制御ユニット60に複数の信号灯器を対応付けることとしても良い。また、1つの信号灯器には、1つのみの灯器制御ユニット60が対応付けられていれば良い。
(C)灯器制御ユニット60
また、上述の実施形態では、交通信号制御装置10に灯器制御ユニット60を内蔵することとしたが、灯器制御ユニット60と信号灯器との対応関係を1対1とし、信号灯器に対応する灯器制御ユニット60を内蔵することとしても良い。この場合、主制御部50と各灯器制御ユニット60とは、有線又は無線による通信接続が必要となる。
(D)歩行者の横断要求
また、上述の実施形態では、歩行者が歩行者用押しボタン箱40のボタンを押すことで、横断要求を入力するとして説明した。しかし、歩行者が待機していることを検出可能な歩行者センサーを設置し、この歩行者センサーの検出結果に基づいて横断要求を入力することとしてもよい。
C1 交差点、W1〜W4 横断歩道
10 交通信号制御装置
50 主制御部
510 主処理部
511 歩行者横断要求判定部、512 指令信号出力制御部
520 主記憶部
521 主制御プログラム、522 横断要求フラグ
60(60a〜60d) 灯器制御ユニット
60a,60b 車両用灯器制御ユニット
60c,60d 歩行者用灯器制御ユニット
610 ユニット処理部
611 表示制御部
620 ユニット記憶部
621 灯器制御プログラム、622 シークエンス表示制御データ
110 操作部、120 表示部、130 時計部、140 通信部
20(20a〜20c) 車両用信号灯器
30(30a〜30h) 歩行者用信号灯器
40(40a〜40h) 押しボタン箱

Claims (2)

  1. 主制御部と、車両用信号灯器を制御する車両用灯器制御ユニットと、歩行者用信号灯器を制御する歩行者用灯器制御ユニットとを備えた交通信号制御装置であって、
    前記車両用灯器制御ユニット及び前記歩行者用灯器制御ユニットは、
    制御対象灯器の表示灯色のシークエンスを定めたシークエンス表示制御データを記憶する記憶部と、
    前記制御対象灯器を前記シークエンス表示制御データに従って表示させる表示制御部であって、所与の指令信号を入力した場合に表示制御を開始し、当該シークエンス表示制御データが終了した場合に停止表示とさせる表示制御部と、
    を有し、
    前記主制御部は、
    前記車両用灯器制御ユニットに対して、所与の出力順序で前記指令信号を順番に出力することと、
    前記車両用信号灯器の表示灯色が進行表示であり、且つ、進行表示の残時間が所定の閾値時間以上ある間に、当該車両用信号灯器の進行表示と並行して進行表示とすることが可能な歩行者用信号灯器に対する歩行者の道路横断要求を受け付けた場合に、当該歩行者用信号灯器を制御する前記歩行者用灯器制御ユニットに前記指令信号を出力することと、
    を実行する、
    交通信号制御装置。
  2. 前記所定の閾値時間は、前記歩行者用信号灯器が進行表示を開始してから停止表示に至るまでの時間である、
    請求項1に記載の交通信号制御装置。
JP2014171216A 2014-08-26 2014-08-26 交通信号制御装置 Active JP6353745B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014171216A JP6353745B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 交通信号制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014171216A JP6353745B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 交通信号制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016045829A true JP2016045829A (ja) 2016-04-04
JP6353745B2 JP6353745B2 (ja) 2018-07-04

Family

ID=55636306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014171216A Active JP6353745B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 交通信号制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6353745B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110852661A (zh) * 2018-08-21 2020-02-28 北京京东尚科信息技术有限公司 流量控制方法和装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5566099A (en) * 1978-11-10 1980-05-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Traffic signal control unit
WO2009016773A1 (ja) * 2007-07-30 2009-02-05 Shouzou Iwamoto パケット交通管制システム
JP2010157148A (ja) * 2008-12-29 2010-07-15 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 交通信号制御システム及び信号制御方法
JP2013020428A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号制御機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5566099A (en) * 1978-11-10 1980-05-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Traffic signal control unit
WO2009016773A1 (ja) * 2007-07-30 2009-02-05 Shouzou Iwamoto パケット交通管制システム
JP2010157148A (ja) * 2008-12-29 2010-07-15 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 交通信号制御システム及び信号制御方法
JP2013020428A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号制御機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110852661A (zh) * 2018-08-21 2020-02-28 北京京东尚科信息技术有限公司 流量控制方法和装置
CN110852661B (zh) * 2018-08-21 2024-05-24 北京京东尚科信息技术有限公司 流量控制方法和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6353745B2 (ja) 2018-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009157108A1 (ja) 運転支援装置
JP5998019B2 (ja) 信号制御機
JP5567358B2 (ja) 交通信号制御装置及び交通信号制御方法
JP5732235B2 (ja) 交通信号機用音響装置
JP6353745B2 (ja) 交通信号制御装置
JP2014174795A (ja) 交通信号制御装置
KR102368819B1 (ko) 삼색엘이디(rgb-y)를 이용한 새로운 도로 교통 신호등 및 그의 구동방법
CN105390005B (zh) 交通信号控制装置
KR102337573B1 (ko) 삼색(rgb)엘이디 (led) 카운터 기능을 포함한 교통 신호등 및 그의 구동방법
JP6364279B2 (ja) 交通信号制御装置
TWI646509B (zh) 交通號誌控制裝置
JP2017146614A5 (ja) 表示装置及び表示装置の制御方法並びにプログラム
KR20130054816A (ko) 적색등 및 녹색등의 잔여 시간이 표시되는 차량용 교통 신호 제어 시스템
WO2013047409A1 (ja) 交通信号制御機及び交通信号制御方法
JP6420093B2 (ja) 交通信号制御装置
KR20160047791A (ko) 차량 정지선 표시 시스템
JP2013073382A (ja) 交通信号制御機
KR101316041B1 (ko) 보행자 작동신호기의 보행신호 점등 대기시간 표시장치
JP2002042292A (ja) 道路の交差点交通信号機管理システム
JP2022152047A (ja) 情報表示装置
JP5831094B2 (ja) 交通信号制御機
JP2005004540A (ja) 通信システム、それを構成する通信端末および通信装置、プログラム、並びに、プログラムを記録した記録媒体
KR20060132304A (ko) 보행신호 잔여시간 표시 방법 및 그 표시 장치
KR101731815B1 (ko) 교통신호 제어 장치 및 방법
KR20200000379U (ko) 교통 신호등 변경 잔류시간 표시장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170726

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180523

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6353745

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250