JP2016045775A - バックアップシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置を正常に動作する状態に容易に復帰させる。【解決手段】本発明は、画像形成装置の装置設定情報をネットワークを介してバックアップするバックアップ装置にリストア支援端末が公衆回線網及びネットワークを介して通信してリストア対象の装置設定情報を通知し、またリストアの実行を指示することで、当該バックアップ装置から画像形成装置にリストア対象の装置設定情報をリストアすることにより、画像形成装置のメンテナンス作業者がユーザのパーソナルコンピュータを操作することなく、バックアップ装置から画像形成装置に装置設定情報をリストアすることができ、画像形成装置を正常に動作する状態に容易に復帰させることができる。【選択図】図1

Description

本発明はバックアップシステムに関し、例えば、MFP(Multi-Function Peripheral)の装置設定情報のバックアップ用として構築されるバックアップシステムに適用して好適なものである。
従来のメンテナンスシステムは、ユーザの使用するMFP及びパーソナルコンピュータ(以下、これをユーザパソコンとも呼ぶ)が通信可能に接続されると共に、そのユーザパソコンがサービス局パーソナルコンピュータ(以下、これをサービス局パソコンとも呼ぶ)と通信可能に接続される。またMFPは、内部のメモリに装置設定情報等の種々の情報が書き込まれている。さらにサービス局パソコンは、MFPのメンテナンス用に複数のソーススクリプトファイルを作成して目的別に提供している。よってユーザパソコンは、サービス局パソコンからユーザによりMFP用に任意に選定されたソーススクリプトファイルをダウンロードしてスクリプトファイルを生成しMFPに転送する。これによりユーザパソコンは、MFPにおいてスクリプトファイルに従い、メモリの指定位置の情報を書き換える。このようにしてメンテナンスシステムでは、サービス局パソコンを利用してMFPに対する各種設定のメンテナンスを行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−301800号公報(第18頁乃至第21頁、図1乃至図4)
ところが、従来のメンテナンスシステムでは、例えば、MFPのメーカのメンテナンス作業者が、MFPを修理した際に装置設定情報を改めて記憶させる必要があっても、ユーザパソコンをセキュリティー上の観点から操作するわけにはいかない場合がある。このような場合、従来のメンテナンスシステムでは、MFPにサービス局パソコンがソーススクリプトファイルとして提供する装置設定情報を記憶させ難いため、当該MFPを正常に動作する状態に容易には復帰させ難いという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、画像形成装置を正常に動作する状態に容易に復帰させ得るバックアップシステムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、装置設定情報によって動作形態が設定される画像形成装置と、当該画像形成装置の装置設定情報をバックアップし、また当該バックアップした装置設定情報を画像形成装置にリストアするバックアップ装置と、バックアップ装置から画像形成装置への装置設定情報のリストアを支援するリストア支援端末とから構築されるバックアップシステムであって、画像形成装置に、装置設定情報を記憶する画像形成装置記憶部と、所定のネットワークを介してバックアップ装置と通信するための画像形成装置通信部と、画像形成装置記憶部から装置設定情報を読み出してバックアップ装置に送信するバックアップ実行部と、バックアップ装置から送信された装置設定情報を画像形成装置記憶部にリストアするリストア実行部とを設け、バックアップ装置に、バックアップ装置記憶部と、ネットワークを介して画像形成装置と通信し、またネットワーク及び公衆回線網を介してリストア支援端末と通信するためのバックアップ装置通信部と、画像形成装置から送信された装置設定情報をバックアップ装置記憶部に記憶するバックアップ処理部と、バックアップ装置記憶部に記憶された装置設定情報のリストをリストア支援端末に送信し、当該リストア支援端末から装置設定情報の中で選択されたリストア対象の装置設定情報が通知された後、当該リストア対象の装置設定情報のリストアの実行が指示されると、バックアップ装置記憶部からリストア対象の装置設定情報を読み出して画像形成装置に送信するリストア処理部とを設け、リストア支援端末に、公衆回線網及びネットワークを介してバックアップ装置と通信するためのリストア支援端末通信部と、バックアップ装置から送信された装置設定情報のリストの中でリストア対象の装置設定情報が選択されると、バックアップ装置にリストア対象の装置設定情報を通知すると共に、画像形成装置に対するリストア対象の装置設定情報のリストアの実行を指示するリストア支援部とを設けるようにした。
従って本発明では、画像形成装置の修理に伴い装置設定情報を改めて記憶させるような場合、メンテナンス作業者がユーザのパーソナルコンピュータを操作する必要はなく、またメンテナンス作業者のパーソナルコンピュータを画像形成装置の遠隔操作用として当該画像形成装置に接続するような煩雑な作業も必要とせずに、リストア支援端末を操作してバックアップ装置と通信することで、当該バックアップ装置にバックアップしていた装置設定情報を画像形成装置にリストアすることができる。
本発明によれば、装置設定情報によって動作形態が設定される画像形成装置と、当該画像形成装置の装置設定情報をバックアップし、また当該バックアップした装置設定情報を画像形成装置にリストアするバックアップ装置と、バックアップ装置から画像形成装置への装置設定情報のリストアを支援するリストア支援端末とから構築されるバックアップシステムであって、画像形成装置に、装置設定情報を記憶する画像形成装置記憶部と、所定のネットワークを介してバックアップ装置と通信するための画像形成装置通信部と、画像形成装置記憶部から装置設定情報を読み出してバックアップ装置に送信するバックアップ実行部と、バックアップ装置から送信された装置設定情報を画像形成装置記憶部にリストアするリストア実行部とを設け、バックアップ装置に、バックアップ装置記憶部と、ネットワークを介して画像形成装置と通信し、またネットワーク及び公衆回線網を介してリストア支援端末と通信するためのバックアップ装置通信部と、画像形成装置から送信された装置設定情報をバックアップ装置記憶部に記憶するバックアップ処理部と、バックアップ装置記憶部に記憶された装置設定情報のリストをリストア支援端末に送信し、当該リストア支援端末から装置設定情報の中で選択されたリストア対象の装置設定情報が通知された後、当該リストア対象の装置設定情報のリストアの実行が指示されると、バックアップ装置記憶部からリストア対象の装置設定情報を読み出して画像形成装置に送信するリストア処理部とを設け、リストア支援端末に、公衆回線網及びネットワークを介してバックアップ装置と通信するためのリストア支援端末通信部と、バックアップ装置から送信された装置設定情報のリストの中でリストア対象の装置設定情報が選択されると、バックアップ装置にリストア対象の装置設定情報を通知すると共に、画像形成装置に対するリストア対象の装置設定情報のリストアの実行を指示するリストア支援部とを設けることにより、画像形成装置の修理に伴い装置設定情報を改めて記憶させるような場合、メンテナンス作業者がユーザのパーソナルコンピュータを操作する必要はなく、またメンテナンス作業者のパーソナルコンピュータを画像形成装置の遠隔操作用として当該画像形成装置に接続するような煩雑な作業も必要とせずに、リストア支援端末を操作してバックアップ装置と通信することで、当該バックアップ装置にバックアップしていた装置設定情報を画像形成装置にリストアすることができ、かくして画像形成装置を正常に動作する状態に容易に復帰させ得るバックアップシステムを実現することができる。
本発明によるバックアップシステムの全体構成を示す略線図である。 MFPの回路構成を示すブロック図である。 MFPの操作パネルの構成を示す略線図である。 装置情報の構成を示す略線図である。 バックアップリストア選択画面の構成を示す略線図である。 設定情報バックアップ実行処理手順を示すフローチャートである。 バックアップ実行指示画面の構成を示す略線図である。 バックアップファイルの構成を示す略線図である。 第1設定情報リストア実行処理手順を示すフローチャートである。 リストア実行指示画面の構成を示す略線図である。 第2設定情報リストア実行処理手順を示すフローチャートである。 バックアップ装置の回路構成を示すブロック図である。 登録装置リストの構成を示す略線図である。 登録実行処理手順を示すフローチャートである。 フォーマットテーブルの構成を示す略線図である。 設定情報記憶処理手順を示すフローチャートである。 第1設定情報送信処理手順を示すフローチャートである。 バックアップ装置によるバックアップファイルとリストア支援端末との関連付けの説明に供する略線図である。 第2設定情報送信処理手順(1)を示すフローチャートである。 第2設定情報送信処理手順(2)を示すフローチャートである。 第2設定情報送信処理手順(3)を示すフローチャートである。 リストア支援端末の回路構成を示すブロック図である。 登録依頼処理手順を示すフローチャートである。 リストア支援処理手順(1)を示すフローチャートである。 リストア支援処理手順(2)を示すフローチャートである。 リストア支援処理手順(3)を示すフローチャートである。 リストア支援処理手順(4)を示すフローチャートである。 リストア支援画面の構成を示す略線図である。 バックアップファイル名提示画面の構成を示す略線図である。 修正箇所提示画面の構成を示す略線図である。 リストア完了通知画面の構成を示す略線図である。 画像ファイル名提示画面の構成を示す略線図である。 情報閲覧画面の構成を示す略線図である。 バックアップ処理手順を示すシーケンスチャートである。 第1リストア処理手順を示すシーケンスチャートである。 端末登録処理手順を示すシーケンスチャートである。 第2リストア処理手順(1)を示すシーケンスチャートである。 第2リストア処理手順(2)を示すシーケンスチャートである。 第2リストア処理手順(3)を示すシーケンスチャートである。
以下図面を用いて、発明を実施するための最良の形態(以下、これを実施の形態とも呼ぶ)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
(1)実施の形態
(2)他の実施の形態
(1)実施の形態
(1−1)バックアップシステムの全体構成
図1において、1は全体として本発明によるバックアップシステムを示す。バックアップシステム1は、例えば、会社内で使用される複数台のMFP5、6、PC(Personal Computer)7、防御用ソフトウェアをインストールしたコンピュータ構成のファイアウォール8が当該会社内に構築されたLAN(Local Area Network)のような内部ネットワーク9を介して相互に接続されると共に、その内部ネットワーク9がファイアウォール8を介してインターネットのような外部ネットワーク10に接続されている。よってバックアップシステム1では、複数台のMFP5、6とPC7とが内部ネットワーク9を介して相互に通信し得ると共に、ファイアウォール8が防御用ソフトウェアに従い外部ネットワーク10からMFP5、6及びPC7への不正アクセスや攻撃を阻止している。またバックアップシステム1は、外部ネットワーク10に例えば、MFP5、6のメーカ側が管理運営するサーバであるバックアップ装置11が接続されており、MFP5、6やPC7が内部ネットワーク9、ファイアウォール8及び外部ネットワーク10を順次介してバックアップ装置11と通信することができる。さらにバックアップシステム1は、例えば、MFP5、6のメーカ側のメンテナンス作業者が使用するスマートホンであるリストア支援端末12が適宜、最寄りの基地局であるアクセスポイント13から公衆回線網14を介して外部ネットワーク10上のバックアップ装置11と通信可能に接続されている。
MFP5、6は、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ機能、イメージスキャナ機能、ファイル送受信機能、電子メール送信機能等の各種機能を実現可能な複合機である。実際にMFP5、6は、種々の設定項目に亘って動作環境や動作条件等のような動作形態が設定され、当該設定された動作形態に従って動作して各種機能を実現している。因みに、MFP5、6は、内部ネットワーク9のみならず、他のファクシミリ装置(図示せず)とのファクシミリ通信用や、音声電話用として電話回線15にも接続されている。なお、PC7は、所定の基本プログラムや、文書作成ソフトウェア、電子メールソフトウェア、スキャニングソフトウェア、WEB(World Wide Web)ブラウザ、プリンタドライバ等の各種プログラムがインストールされており、これらのうちスキャニングソフトウェアやプリンタドライバ等に従いMFP5、6を、コンピュータ周辺機器としてのイメージスキャナやプリンタ等として機能させている。バックアップ装置11は、所定の基本プログラムやバックアップファイル管理プログラム等の各種プログラムがインストールされており、これら各種プログラムに従い各種機能を実現し、またFTP(File Transfer Protocol)やHTTP(HyperText Transfer Protocol)、CIFS(Common Internet File System)等の所定の通信プロトコルに準じてMFP5、6やリストア支援端末12と通信する。リストア支援端末12は、携帯電話機及び携帯情報端末の機能を併せ持つものであり、アップル(登録商標) インコーポレイテッドのiOSや、グーグル(登録商標) インコーポレイテッドのAndroid(登録商標)、マイクロソフト(登録商標) コーポレイションのWindows(登録商標) Phone等の基本プログラムや、リストア支援プログラム等の各種プログラムがインストールされ、これら各種プログラムに従い各種機能を実現している。
バックアップシステム1においてバックアップ装置11は、例えば、PC7と通信してMFP5、6を個別に識別可能な装置識別情報のような当該MFP5、6に関する情報、及びMFP5、6のユーザの名称や住所(会社名や会社の所在地)のような当該ユーザに関する情報等からなる所定の装置登録情報を記憶している。これによりバックアップ装置11は、MFP5、6を、上述した種々の設定項目の設定内容を示す装置設定情報のバックアップ及びリストアに当該バックアップ装置11を利用可能なようにユーザ登録している。よってMFP5、6は、適宜、装置設定情報をバックアップファイルとしてバックアップ装置11に送信してバックアップ(すなわち、記憶保持)している。またMFP5、6は、適宜、バックアップ装置11と直接通信してバックアップファイルをダウンロードすることで、そのバックアップファイルとしての装置設定情報をリストア(すなわち、バックアップ装置11から戻した装置設定情報を改めて記憶することで、種々の設定項目の設定内容を過去の設定内容に戻すように再設定)している。ところで、バックアップ装置11は、リストア支援端末12と通信して当該リストア支援端末12を個別に識別可能な端末識別情報としての例えば、電話番号(以下、これを端末電話番号とも呼ぶ)と、そのリストア支援端末12が装置設定情報のリストアを支援するMFP5、6を個別に識別可能な装置識別情報とからなる端末登録情報も記憶している。これによりバックアップ装置11は、リストア支援端末12を、支援対象のMFP5、6への装置設定情報のリストアの支援に当該バックアップ装置11を利用可能なように、その支援対象のMFP5、6と対応付けて端末登録している。よってリストア支援端末12は、バックアップ装置11と通信して、当該バックアップ装置11からバックアップファイルをMFP5、6に送信させることで、そのMFP5、6にバックアップファイルとしての装置設定情報をリストアさせている。
(1−2)MFPの回路構成
次いで、複数台のMFP5、6の回路構成について説明する。ただし、この実施の形態の場合、例えば、複数台のMFP5、6は同様に構成されている。よって、以下には、1台のMFP5の構成についてのみ説明し、他のMFP5の構成については説明を省略する。図2に示すように、MFP5は、CPU(Central Processing Unit)又はマイクロプロセッサ等の制御部20に内部バス21を介して、基本プログラムや、設定情報バックアップ実行プログラム、第1設定情報リストア実行プログラム及び第2設定情報リストア実行プログラム等の各種プログラムが予め記憶されたハードディスクドライブ又は不揮発性の半導体メモリ等である記憶部22と、当該制御部20のワークエリアであるRAM(Random Access Memory)23と、操作パネル24とが接続されている。なお、図3に示すように、操作パネル24は、種々の画面の表示及び表面へのタッチ操作が可能な表示部25が設けられると共に、コピー機能やファクシミリ機能等を選択するための機能選択キー26や、テンキー27、処理の実行を指示するための処理実行指示キー28等のような各種操作キーが設けられている。またMFP5は、制御部20に内部バス21を介してネットワーク通信部30、ファクシミリ通信部31、読取部32及び印刷部33も接続され、当該ネットワーク通信部30が内部ネットワーク9に接続されると共に、ファクシミリ通信部31が電話回線15に接続されている。そして制御部20は、記憶部22から各種プログラムを適宜、RAM23に読み出して展開することにより、そのRAM23上で展開した各種プログラムに従ってMFP5全体を制御すると共に、所定の演算処理や、操作パネル24からユーザの表示部25に対するタッチ操作や操作キーの押下操作によって入力される操作コマンドに応じた各種処理を実行する。なお、以下には、図2において制御部20が各種プログラムに従って実現する各種機能をそれぞれ便宜上、機能回路ブロックとして示して、当該制御部20が各種プログラムに従って実行する種々の処理を、その機能回路ブロックが実行する処理として具体的に説明する。なお、MFP5は、以下に示す機能回路ブロックと同様の処理を実行可能なハードウェア構成の回路ブロックを設け、制御部20が実行する種々の処理を、その回路ブロックによって実行するように構成することもできる。
システム制御部35は、MFP5全体を統括制御して、上述したコピー機能、プリント機能、ファクシミリ機能、イメージスキャナ機能、ファイル送受信機能、電子メール送信機能等の各種機能を実現するものである。ここで、このような機能の実現について幾つか例を挙げて簡単に説明すると、システム制御部35は、例えば、PC7から送信された文章や図形等からなる印刷画像の印刷画像データをネットワーク通信部30で受信して取り込み印刷用の所定の画像処理を施した後、印刷部33に送出して印刷用紙の表面に印刷画像を形成することで、プリント機能を実現する。またシステム制御部35は、例えば、操作パネル24を介してイメージスキャナ機能が選択されたうえで処理の実行が指示されると、読取部32により、原稿台ガラス面に直接載上され、又はADF(Auto Document Feeder)を介して原稿台ガラス面上に取り込んだスキャナ対象の原稿を光学的に読み取りスキャナ画像データを生成して、そのスキャナ画像データをネットワーク通信部30からPC7へ送信することで、イメージスキャナ機能と共にファイル送信機能を実現する。さらにシステム制御部35は、例えば、操作パネル24を介してコピー機能が選択されたうえで処理の実行が指示されると、読取部32によりスキャナ対象の原稿の場合と同様に、コピー対象の原稿を光学的に読み取りコピー画像データを生成して、そのコピー画像データを印刷用の所定の画像処理を施して印刷部33に送出して印刷用紙の表面にコピー画像を形成することで、イメージスキャナ機能と共にコピー機能を実現する。
ところで、動作形態設定部としてのシステム制御部35は、記憶部22に、MFP5を個別に識別可能な装置識別情報36と、当該MFP5の装置個別情報37と、上述した装置設定情報38とからなる装置情報39を記憶している。図4に示すように、装置識別情報36は、例えば、メーカによりMFP5に付与されたシリアル番号(以下、これを装置シリアル番号とも呼ぶ)を示す装置シリアル番号情報、MFP5のモデル名を示すモデル名情報、MFP5に割り当てられたMAC(Media Access Control)アドレスを示すアドレス情報等からなる。また装置個別情報37は、例えば、MFP5の動作形態を設定するための設定フォーマットのバージョン(以下、これをフォーマットバージョンとも呼ぶ)を示すバージョン情報、MFP5の仕向地を示す仕向地情報、MFP5においてカウンタでカウントした画像の印刷枚数を示す印刷枚数情報等からなる。ここで、MFP5では、例えば、記憶部22にインストールされているファームウェアにより、動作形態を設定するための設定フォーマットが設定項目の種類や当該設定項目毎に設定可能な設定内容の種類等として規定されており、そのファームウェアに当該設定フォーマットのフォーマットバージョンが記述されている。よってMFP5のメーカは、当該MFP5の製造時、記憶部22にインストールしたファームウェアに応じて、当該記憶部22に、そのファームウェアにより規定した設定フォーマットのフォーマットバージョンを初期値として示すバージョン情報を記憶している。ただし、設定フォーマットは、MFP5、6のメーカによるファームウェアの改訂(すなわち、記述内容の変更)に伴い設定項目の種類や設定項目に対して設定可能な設定内容の種類等が変更されると、フォーマットバージョンが更新されている。なお、改訂されたファームウェアには、その更新されたフォーマットバージョンが記述されている。そしてMFP5、6のメーカは、ファームウェアを改訂する毎に、外部ネットワーク10上のサービスサイトで、その改訂したファームウェアをダウンロード可能なように公開している。このためシステム制御部35は、例えば、操作パネル24を介してファームウェアの改訂の有無を確認するように要求されると、ネットワーク通信部30を介してサービスサイトにアクセスする。その結果、システム制御部35は、記憶部22に記憶しているファームウェアに比して改訂されたファームウェアが公開されていると、これをダウンロードし、記憶部22において改訂前のものに上書きして更新する。そしてシステム制御部35は、この際、記憶部22に記憶していたバージョン情報に、改訂版のファームウェアに記述されているフォーマットバージョンを示すバージョン情報を上書きする。このようにしてシステム制御部35は、記憶部22に記憶しているバージョン情報を、ファームウェアと共に適宜更新している。
さらに装置設定情報38は、上述した設定フォーマットの設定項目毎に対応付けられた、当該設定項目を示す設定項目情報と、その設定項目に対して設定された設定内容を示す設定内容情報とからなる。なお、設定項目毎の設定内容情報は、MFP5に割り当てられたIP(Internet Protocol)アドレスを示すアドレス情報、給紙トレイ毎に装填される印刷用紙の用紙サイズを示す用紙サイズ情報、パワーセーブのオン/オフを示すパワーセーブ情報、パワーセーブへの移行時間を示すパワーセーブ移行時間情報、装置設定情報38のバックアップ日時を示すバックアップ日時情報等である。ここで、システム制御部35は、例えば、MFP5の使用に先立ち、記憶部22にバックアップ日時情報以外の設定内容情報として一旦、何れも初期状態の設定内容を示す設定内容情報を記憶している。またシステム制御部35は、例えば、ファームウェアの更新に伴い新たな設定項目が追加で設定可能になった場合、記憶部22に当該新たな設定項目を示す設定項目情報を記憶すると共に、その設定項目に対する設定内容を示す設定内容情報として一旦、初期状態の設定内容を示す設定内容情報を記憶している。そしてシステム制御部35は、バックアップ日時情報以外の設定項目毎の設定内容情報については、MFP5の使用中にユーザにより任意のタイミングで操作パネル24を介して、又はPC7を介して設定内容が変更されると、記憶部22に記憶していた変更前の設定内容を示す設定内容情報に、変更後の設定内容を示す設定内容情報を上書きする。またシステム制御部35は、バックアップ日時情報については、装置設定情報38をバックアップする毎に、そのときの日時を示すバックアップ日時情報を記憶部22において過去のものに上書きする。このようにしてシステム制御部35は、記憶部22に対し設定項目毎の設定内容情報を記憶してMFP5の動作形態を設定すると共に、適宜、設定項目単位で設定内容(すなわち、設定内容情報)と共にMFP5の動作形態を変更している。
システム制御部35は、例えば、操作パネル24を介して装置設定情報38のバックアップ及びリストアの処理を選択するためのバックアップリストア選択画面の表示が要求されると、記憶部22から予め記憶されたバックアップ装置11のURL(Uniform Resource Locator)のようなネットワークアドレスを示すアドレス情報と共に、装置識別情報36としての例えば、装置シリアル番号情報を読み出す。そしてシステム制御部35は、そのネットワークアドレスに従いネットワーク通信部30を介してバックアップ装置11と通信接続したうえで、装置シリアル番号情報を格納した選択画面要求データをネットワーク通信部30から当該バックアップ装置11へ送信する。その結果、システム制御部35は、バックアップ装置11から送信されたバックアップリストア選択画面データをネットワーク通信部30で受信して取り込むと、表示部25に当該バックアップリストア選択画面データに基づく図5に示すようなバックアップリストア選択画面40を表示する。バックアップリストア選択画面40には、選択可能な処理としての装置設定情報38のバックアップ処理を選択するためのバックアップ選択ボタン41と、装置設定情報38のリストア処理を選択するためのリストア選択ボタン42とが配置されている。またバックアップリストア選択画面40には、バックアップ装置11により、当該バックアップ装置11のネットワークアドレスと、MFP5の例えば、装置シリアル番号とを符号化して生成されたQR(Quick Response)コード(登録商標)、DATA MATRIX(登録商標)、又はMaxi Code(登録商標)等のような所定フォーマットの2次元コード43が表示されている。
バックアップ実行部45は、表示部25にバックアップリストア選択画面40が表示されると、例えば、図6に示す設定情報バックアップ実行処理手順RT1を開始する。バックアップ実行部45は、設定情報バックアップ実行処理手順RT1を開始すると、ステップSP1において装置設定情報38のバックアップが要求されたか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP2に移り、設定情報バックアップ実行処理を終了するか否かを判別する。そしてバックアップ実行部45は、リストア実行部46やシステム制御部35から設定情報バックアップ実行処理の終了が指示されないために否定結果を得ると、ステップSP1に戻る。これによりバックアップ実行部45は、この後、ステップSP1又はステップSP2において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP1及びステップSP2の処理を循環的に繰り返し実行することで、装置設定情報38のバックアップが要求されることを待ち受ける。そしてステップSP1においてバックアップ実行部45は、ユーザによりバックアップリストア選択画面40上でバックアップ選択ボタン41が選択指示されて肯定結果を得ると、ステップSP3に移る。ステップSP3においてバックアップ実行部45は、装置シリアル番号情報を格納し、バックアップ実行指示画面を要求するバックアップ画面要求データをネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信して、ステップSP4に移る。よってステップSP4においてバックアップ実行部45は、バックアップ装置11からバックアップ実行指示画面データが送信されることを待ち受け、そのバックアップ実行指示画面データをネットワーク通信部30で受信して取り込むと、次のステップSP5に移る。ステップSP5においてバックアップ実行部45は、例えば、内部の時計により計時している現在日時に基づき、今回、装置設定情報38をバックアップファイルとしてバックアップするためのファイル名を生成する。因みに、バックアップ実行部45は、例えば、バックアップファイルのファイル名を、現在日時(年月日及び時刻)を示す数字に、本日の何回目のバックアップであるのかを示す数字を繋げた数列として生成している。これによりバックアップ実行部45は、装置設定情報38をバックアップファイルとしてバックアップした場合、当該バックアップファイルのファイル名により、その装置設定情報38が何時バックアップしたものであるのかを容易に判別させることができる。そしてバックアップ実行部45は、バックアップ実行指示画面データにバックアップファイルのファイル名を示すファイル名情報を合成して表示部25に送出することにより、当該表示部25にバックアップ実行指示画面データに基づく図7に示すようなバックアップ実行指示画面47を表示して、次のステップSP6に移る。バックアップ実行指示画面47には、装置設定情報38のバックアップの実行を指示するためのバックアップ実行ボタン48と、そのバックアップのキャンセルを指示するためのキャンセルボタン49とが配置されている。またバックアップ実行指示画面47には、今回、装置設定情報38をバックアップファイルとしてバックアップする場合のファイル名50が表示されている。
ステップSP6においてバックアップ実行部45は、バックアップの実行が指示されたか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP7に移り、装置設定情報38のバックアップがキャンセルされたか否かを判別する。そしてバックアップ実行部45は、ユーザによりバックアップがキャンセルされないために否定結果を得ると、ステップSP6に戻る。これによりバックアップ実行部45は、この後、ステップSP6又はステップSP7において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP6及びステップSP7の処理を循環的に繰り返し実行することで、バックアップの実行が指示されることを待ち受ける。そしてステップSP6においてバックアップ実行部45は、ユーザによりバックアップ実行指示画面47上でバックアップ実行ボタン48が選択指示されて肯定結果を得ると、ステップSP8に移る。ステップSP8においてバックアップ実行部45は、記憶部22から装置識別情報36としての少なくとも装置シリアル番号情報及びモデル名情報をRAM23に読み出して一時的に記憶し、次のステップSP9に移る。ステップSP9においてバックアップ実行部45は、記憶部22から装置個別情報37としての少なくともバージョン情報をRAM23に読み出して一時的に記憶し、次のステップSP10に移る。ステップSP10においてバックアップ実行部45は、記憶部22から装置設定情報38をRAM23に読み出して一時的に記憶する。次いでステップSP11において提示画像生成部51は、バックアップ実行部45によりRAM23に読み出された装置設定情報38に基づき、設定項目情報及び設定内容情報をリスト化して例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)フォーマットのような所定フォーマットの設定情報提示画像として提示するための設定情報提示画像ファイルを生成する。因みに、提示画像生成部51は、例えば、この際にバックアップ実行部45が生成したバックアップファイルのファイル名(すなわち、拡張子を除く部分)を、そのまま設定情報提示画像ファイルのファイル名(すなわち、拡張子を除く部分)として流用している。続いてステップSP12においてバックアップ実行部45は、この際に検出した現在日時をバックアップファイルの作成日時を示す作成日時情報としてRAM23に一時的に記憶すると共に、設定情報提示画像ファイルのファイル名を示すファイル名情報もRAM23に一時的に記憶し、さらにRAM23に一時的に記憶した装置設定情報38等の種々の情報全体のサイズを、バックアップファイルのファイルサイズを示すファイルサイズ情報として当該RAM23に一時的に記憶する。このようにしてバックアップ実行部45は、RAM23上で、これに一時的に記憶した装置設定情報38等の種々の情報からなる図8に示すような、バックアップファイル52を作成する。バックアップファイル52は、例えば、装置シリアル番号情報、モデル名情報、バージョン情報、作成日時情報、ファイル名情報及びファイルサイズ情報がバックアップファイル52を個別に識別するためのファイル識別情報53として格納されると共に、装置設定情報38が格納され、ヘッダに当該バックアップファイル52のファイル名(図示せず)が付加されて生成されている。そしてバックアップ実行部45は、バックアップファイル52を設定情報提示画像ファイルと共にネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信した後、当該バックアップ装置11との通信を遮断して次のステップSP13に移り、設定情報バックアップ実行処理手順RT1を終了する。
因みに、上述したステップSP2においてバックアップ実行部45は、今回実行する処理が装置設定情報38のバックアップではなくリストアであるためにリストア実行部46から設定情報バックアップ実行処理の終了が指示され、又はシステム制御部35からユーザによる操作パネル24の操作に応じてバックアップリストア選択画面40の表示を終了したために設定情報バックアップ実行処理の終了が指示されて肯定結果を得ると、バックアップ装置11との通信を遮断してステップSP13に移り、設定情報バックアップ実行処理手順RT1を終了する。また上述したステップSP7においてバックアップ実行部45は、ユーザにより今回の装置設定情報38のバックアップが見送られ、バックアップ実行指示画面47上でキャンセルボタン49が選択指示されて肯定結果を得ると、次のステップSP14に移り、バックアップのキャンセルを通知するバックアップキャンセルデータをネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信した後、当該バックアップ装置11との通信を遮断してステップSP13に移り、設定情報バックアップ実行処理手順RT1を終了する。このようにしてバックアップ実行部45は、ユーザの指示に応じてバックアップ装置11にMFP5の装置設定情報38をバックアップファイル52としてバックアップ(記憶保持)することができる。なおシステム制御部35は、バックアップ実行部45によるバックアップ装置11への装置設定情報38のバックアップが完了すると、この際にバックアップ実行部45が検出していた現在日時を装置設定情報38としてのバックアップ日時情報として記憶部22に記憶して更新する。
一方、リストア実行部46は、表示部25にバックアップリストア選択画面40が表示されると、例えば、図9に示す第1設定情報リストア実行処理手順RT2を開始する。リストア実行部46は、第1設定情報リストア実行処理手順RT2を開始すると、ステップSP21において装置設定情報38のリストアが要求されたか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP22に移り、第1設定情報リストア実行処理を終了するか否かを判別する。そしてリストア実行部46は、バックアップ実行部45やシステム制御部35から設定情報リストア実行処理の終了が指示されないために否定結果を得ると、ステップSP21に戻る。これによりリストア実行部46は、この後、ステップSP21又はステップSP22において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP21及びステップSP22の処理を循環的に繰り返し実行することで、装置設定情報38のリストアが要求されることを待ち受ける。そしてステップSP21においてリストア実行部46は、ユーザによりバックアップリストア選択画面40上でリストア選択ボタン42が選択指示されて肯定結果を得ると、ステップSP23に移る。ステップSP23においてリストア実行部46は、例えば、装置シリアル番号情報を格納しリストア実行指示画面を要求するリストア画面要求データをネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信して、次のステップSP24に移る。ステップSP24においてリストア実行部46は、バックアップ装置11から送信されるリストア実行指示画面データを受信したか否かを判別する。このステップSP24において肯定結果が得られると、このことは、バックアップ装置11に、リストア画面要求データ内の装置シリアル番号情報で識別されるMFP5の装置設定情報38を少なくとも1個以上のバックアップファイル52としてバックアップしており、バックアップしていたバックアップファイル52のファイル名リストが合成されたリストア実行指示画面データをネットワーク通信部30で受信して取り込んだことを表している。よってリストア実行部46は、係る肯定結果を得ると、次のステップSP25に移り、表示部25に、そのリストア実行指示画面データに基づく図10に示すようなリストア実行指示画面55を表示した後、次のステップSP26に移る。リストア実行指示画面55には、装置設定情報38のリストアの実行を指示するためのリストア実行ボタン56と、そのリストアのキャンセルを指示するためのキャンセルボタン57とが配置されている。またリストア実行指示画面55には、ファイル名リスト表示欄58が設けられ、ファイル名リスト表示欄58に、MFP5がバックアップ装置11にバックアップしていた全てのバックアップファイル52のファイル名がファイル名リストとして表示されている。
ステップSP26においてリストア実行部46は、リストア対象の装置設定情報38がバックアップファイル52のファイル名として選択されたか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP27に移り、装置設定情報38のリストアがキャンセルされたか否かを判別する。そしてリストア実行部46は、ユーザによりリストアがキャンセルされないために否定結果を得ると、ステップSP26に戻る。これによりリストア実行部46は、この後、ステップSP26又はステップSP27において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP26及びステップSP27の処理を循環的に繰り返し実行することで、リストア対象の装置設定情報38が選択されることを待ち受ける。そしてステップSP26においてリストア実行部46は、ユーザによりリストア実行指示画面55上でリストア対象の装置設定情報38がバックアップファイル52のファイル名として選択されて肯定結果を得ると、ステップSP28に移り、リストアの実行が指示されたか否かを判別する。ところでリストア実行部46は、例えば、タッチ操作によりリストア実行指示画面55上でリストア対象の装置設定情報38がファイル名として選択されたことでステップSP28に移っても、改めて他のファイル名が選択されると、ファイル名の先の選択を解除し、新たな選択を有効にしている。またリストア実行部46は、例えば、タッチ操作により選択されたファイル名が再びタッチ操作されると、その選択を解除して何れのファイル名も選択されていない状態に戻す。そしてリストア実行部46は、ステップSP28において例えば、タッチ操作により一度選択されたファイル名が再びタッチ操作されて、その選択を解除する(すなわち、何れのファイル名も選択されていない状態に戻す)ことで否定結果を得ると、ステップSP26に戻る。よってリストア実行部46は、この場合、ステップSP26乃至ステップSP28の何れかで肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP26乃至ステップSP28の処理を循環的に繰り返し実行することで、ユーザによりリストア実行指示画面55上でリストア対象の装置設定情報38がファイル名として選択され、そのうえでリストアの実行が指示されることを待ち受ける。そしてステップSP28においてリストア実行部46は、ユーザによりバックアップ実行指示画面47上でリストア対象の装置設定情報38がファイル名として選択されたうえで、リストア実行ボタン56が選択指示されて肯定結果を得ると、ステップSP29に移る。ステップSP29においてリストア実行部46は、ユーザにより最終的にリストア用として選択されたファイル名(以下、これをリストア用選択ファイル名とも呼ぶ)を示すリストア用選択ファイル名情報を格納し、バックアップファイル52のダウンロードを要求するファイル要求データをネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信して、次のステップSP30に移る。よってステップSP30においてリストア実行部46は、バックアップ装置11からリストア用選択ファイル名のバックアップファイル52が送信されることを待ち受け、そのバックアップファイル52をネットワーク通信部30で受信して取り込むと、次のステップSP31に移る。これによりステップSP31においてリストア実行部46は、バックアップファイル52から装置設定情報38を取り出して記憶部22に送出することにより、当該装置設定情報38を記憶部22において、すでに記憶していた装置設定情報38に上書きする。このようにしてリストア実行部46は、装置設定情報38をリストアし、これが完了すると、リストア完了通知データをネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信した後、当該バックアップ装置11との通信を遮断して、次のステップSP32に移り、第1設定情報リストア実行処理手順RT2を終了する。
ところで、上述したステップSP22においてリストア実行部46は、今回実行する処理が装置設定情報38のリストアではなくバックアップであるためにバックアップ実行部45から第1設定情報リストア実行処理の終了が指示され、又はシステム制御部35からユーザによる操作パネル24の操作に応じてバックアップリストア選択画面40の表示を終了したために第1設定情報リストア実行処理の終了が指示されて肯定結果を得ると、バックアップ装置11との通信を遮断してステップSP32に移り、第1設定情報リストア実行処理手順RT2を終了する。また上述したステップSP24において否定結果が得られると、このことはバックアップ装置11に、リストア画面要求データ内の装置シリアル番号情報で識別されるMFP5の装置設定情報38をバックアップファイル52としてはバックアップしていなかったため、バックアップ装置11から送信された、装置設定情報38をリストアし得ないことを通知するリストア不可通知画面データをネットワーク通信部30で受信して取り込んだことを表している。よってステップSP24においてリストア実行部46は、係る否定結果を得ると、表示部25に、そのリストア不可通知画面データに基づくリストア不可通知画面を表示して、ユーザに装置設定情報38をリストアし得ないことを通知した後、バックアップ装置11との通信を遮断してステップSP32に移り、第1設定情報リストア実行処理手順RT2を終了する。さらに上述したステップSP27においてリストア実行部46は、ユーザにより今回の装置設定情報38のリストアが見送られ、リストア実行指示画面55上でキャンセルボタン57が選択指示されて肯定結果を得ると、ステップSP33に移り、リストアのキャンセルを通知するリストアキャンセルデータをネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信した後、当該バックアップ装置11との通信を遮断してステップSP31に移って、第1設定情報リストア実行処理手順RT2を終了する。このようにしてリストア実行部46は、ユーザの指示に応じてバックアップ装置11から送信されるMFP5のバックアップファイル52を受信し、そのバックアップファイル52をもとに装置設定情報38をリストアすることができる。
またリストア実行部46は、ユーザによる操作パネル24の操作に応じてシステム制御部35がネットワーク通信部30を介してバックアップ装置11と通信接続すると、例えば、図11に示す第2設定情報リストア実行処理手順RT3を開始する。リストア実行部46は、第2設定情報リストア実行処理手順RT3を開始すると、ステップSP41においてリストア支援端末12による支援のもとバックアップ装置11から送信されるバックアップファイル52を受信したか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP42に移り、第2設定情報リストア実行処理を終了するか否かを判別する。そしてリストア実行部46は、システム制御部35から第2設定情報リストア実行処理の終了が指示されないために否定結果を得ると、ステップSP41に戻る。これによりリストア実行部46は、この後、ステップSP41又はステップSP42において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP41及びステップSP42の処理を循環的に繰り返し実行することで、バックアップ装置11からバックアップファイル52が送信されることを待ち受ける。そしてステップSP41においてリストア実行部46は、リストア支援端末12による支援のもとバックアップ装置11から送信されたバックアップファイル52をネットワーク通信部30で受信して取り込み肯定結果を得ると、ステップSP43に移る。よってステップSP43においてリストア実行部46は、バックアップファイル52から装置設定情報38を取り出して記憶部22に送出し、当該装置設定情報38を記憶部22において、すでに記憶していた装置設定情報38に上書きする。このようにしてリストア実行部46は、装置設定情報38をリストアし、これが完了すると、ステップSP44に移ってリストア完了通知データをネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信した後、当該バックアップ装置11との通信を遮断して、次のステップSP45に移り、第2設定情報リストア実行処理手順RT3を終了する。因みに、上述したステップSP42においてリストア実行部46は、システム制御部35からユーザによる操作パネル24の操作に応じてバックアップ装置11との通信を遮断したために第2設定情報リストア実行処理の終了が指示されて肯定結果を得ると、ステップSP45に移って第2設定情報リストア実行処理手順RT3を終了する。このようにしてリストア実行部46は、メンテナンス作業者によるリストア支援端末12の操作に応じて、バックアップ装置11から送信されるバックアップファイル52を受信し、そのバックアップファイル52をもとに装置設定情報38をリストアすることができる。
(1−3)バックアップ装置の回路構成
次いで、バックアップ装置11の回路構成について説明する。図12に示すように、バックアップ装置11は、CPU又はマイクロプロセッサ等の制御部60に内部バス61を介して、上述した基本プログラムや、登録実行プログラム、設定情報記憶プログラム、第1設定情報送信プログラム及び第2設定情報送信プログラム等の各種プログラムが予め記憶されたハードディスクドライブ又は不揮発性の半導体メモリ等である記憶部62と、当該制御部60のワークエリアであるRAM63とが接続されると共に、キーボードやマウス等の入力デバイス、及びLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部からなる操作表示部64が接続されている。またバックアップ装置11は、制御部60に内部バス61を介してネットワーク通信部65も接続され、当該ネットワーク通信部65が外部ネットワーク10に接続されている。そして制御部60は、記憶部62から各種プログラムを適宜、RAM63に読み出して展開することにより、そのRAM63上で展開した各種プログラムに従ってバックアップ装置11全体を制御すると共に、所定の演算処理や、操作表示部64からオペレータの操作によって入力される操作コマンドに応じた各種処理を実行する。なお、以下には、図12において制御部60が各種プログラムに従って実現する各種機能をそれぞれ便宜上、機能回路ブロックとして示して、当該制御部60が各種プログラムに従って実行する種々の処理を、その機能回路ブロックが実行する処理として具体的に説明する。なお、バックアップ装置11は、以下に示す機能回路ブロックと同様の処理を実行可能なハードウェア構成の回路ブロックを設け、制御部60が実行する種々の処理を、その回路ブロックによって実行するように構成することもできる。システム制御部66は、例えば、PC7とネットワーク通信部65を介して通信してMFP5、6のユーザ登録が要求されると、登録画面データを送信する。その結果、システム制御部66は、PC7から登録画面データに基づく登録画面上で入力された装置登録情報が返信されると、これを記憶部62に記憶することでMFP5、6をユーザ登録して、そのMFP5、6に対し装置設定情報38のバックアップ及びリストアにバックアップ装置11の利用を許可する。ところで、図13に示すように、システム制御部66は、記憶部62に、ユーザ登録したMFP5、6の装置識別情報36としての例えば、装置シリアル番号を示す装置シリアル番号情報67と、当該装置シリアル番号及びバックアップ装置11のネットワークアドレスを符号化して生成した上述の2次元コード43とを対応付けて示す登録装置リスト68を記憶している。よってシステム制御部66は、MFP5、6をユーザ登録する毎に、装置登録情報に含まれる装置シリアル番号情報67が示す装置シリアル番号と、バックアップ装置11のネットワークアドレスとを符号化して2次元コード43を生成し、記憶部62に当該装置シリアル番号情報67及び2次元コード43を対応付けて記憶することで、登録装置リスト68を、これら対応付けた装置シリアル番号情報67及び2次元コード43を追加して更新している。
また端末登録実行部70は、システム制御部66がネットワーク通信部65を介してリストア支援端末12と通信接続したことで、記憶部62から予め記憶されたメニュー画面データを読み出してネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信すると、図14に示す登録実行処理手順RT4を開始する。端末登録実行部70は、登録実行処理手順RT4を開始すると、ステップSP51においてリストア支援端末12から送信される登録画面要求データを受信したか否かを判別し、当該登録画面要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、次のステップSP52に移る。ステップSP52において端末登録実行部70は、記憶部62から予め記憶された端末登録画面データを読み出してネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信することで、当該リストア支援端末12に端末登録画面データに基づく端末登録画面を表示させて、次のステップSP53に移る。よってステップSP53において端末登録実行部70は、リストア支援端末12からリストア支援端末12の登録を依頼する端末登録依頼データが送信されることを待ち受ける。因みに、端末登録依頼データには、リストア支援端末12において端末登録画面上で入力されたリストア支援端末12の端末電話番号を示す端末電話番号情報、及びそのリストア支援端末12がリストアを支援する1台のMFP5、6の装置識別情報36としての装置シリアル番号情報が端末登録情報として格納されている。そして端末登録実行部70は、リストア支援端末12から送信された端末登録依頼データをネットワーク通信部65で受信して取り込むと、次のステップSP54に移る。ステップSP54において端末登録実行部70は、端末登録依頼データから端末登録情報としての端末電話番号情報及び装置シリアル番号情報を取り出し、その装置シリアル番号情報に基づき、登録装置リスト68(図13)に含まれる装置シリアル番号情報67の中から一致するものを検索する。そして端末登録実行部70は、記憶部62に端末電話番号情報69を記憶することで、登録装置リスト68を、その検索した装置シリアル番号情報67に当該端末電話番号情報69を対応付けて追加して更新する。すなわち、端末登録実行部70は、登録装置リスト68を利用してリストア支援端末12を1台のMFP5、6と対応付けて端末登録して、次のステップSP55に移る。ステップSP55において端末登録実行部70は、記憶部62から予め記憶された登録完了通知画面データを読み出してネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信することで、当該リストア支援端末12に登録完了通知画面データに基づく登録完了通知画面を表示させて、次のステップSP56に移り、登録実行処理手順RT4を終了する。このようにして端末登録実行部70は、リストア支援端末12を、これがリストアを支援する1台のMFP5、6と対応付けて端末登録して、そのリストア支援端末12に当該MFP5、6への装置設定情報38のリストアの支援にバックアップ装置11を利用することを許可する。そして端末登録実行部70は、リストア支援端末12に表示させた登録完了通知画面を介して端末登録の完了をメンテナンス作業者に通知する。ところで、端末登録実行部70は、1台のリストア支援端末12からそれぞれ異なるMFP5、6と対応付けて端末登録するように依頼されると、その都度、上述した一連の登録実行処理を実行することで、登録装置リスト68を利用して当該1台のリストア支援端末12を、これがリストアを支援する複数台のMFP5、6各々と対応付けて端末登録する。なお、図1を用いて上述したバックアップシステム1では、リストア支援端末12を1台しか示していないが、他にも複数台のリストア支援端末が存在している。このため端末登録実行部70は、これら他のリストア支援端末についても同様に登録している。
また図15に示すように、システム制御部66は、記憶部62に、ファームウェアにより規定されたMFP5、6の動作形態の設定フォーマットを示すデータテーブル(以下、これをフォーマットテーブルとも呼ぶ)71を記憶している。フォーマットテーブル71には、例えば、初期のフォーマットバージョンから最新のフォーマットバージョンまでの設定フォーマット毎の複数の設定項目を示す設定項目情報72が、当該設定項目の種類を重複させずに格納されている。またフォーマットテーブル71には、設定項目情報72が示す設定項目各々を初めて採用した設定フォーマットのフォーマットバージョンを示す初採用バージョン情報73が、当該設定項目情報72に対応付けて格納されている。さらにフォーマットテーブル71には、フォーマットバージョン毎の複数の設定項目に対する初期状態の設定内容を示す初期設定内容情報74が、当該設定項目を示す設定項目情報72に対応付けて格納されている。なお、システム制御部66は、MFP5、6のメーカによるファームウェアの改訂に伴い設定フォーマットに設定項目や設定内容等が追加される毎に、外部からの入力に応じて、記憶部62に記憶しているフォーマットテーブル71の内容を更新して、そのフォーマットテーブル71に設定フォーマットの変更と共にフォーマットバージョンの更新を反映させている。
次いで、バックアップ処理部75がMFP5、6から装置設定情報38をバックアップファイル52として受け取って記憶する設定情報記憶処理と、リストア処理部76がMFP5、6にリストア対象の装置設定情報38をバックアップファイル52として送信する第1及び第2設定情報送信処理とについて順に説明する。ただし、以下には、設定情報記憶処理と第1及び第2設定情報送信処理とを便宜上、2台のMFP5、6のうち一方のMFP5に対して実施する場合を例にして説明する。まずシステム制御部66は、ネットワーク通信部65を介してMFP5と通信接続して、当該MFP5から送信された選択画面要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込むと、当該選択画面要求データから装置シリアル番号情報を取り出す。またシステム制御部66は、その装置シリアル番号情報に基づき、記憶部62から登録装置リスト68内の対応する2次元コード43を読み出すと共に、当該記憶部62から予め記憶されたバックアップリストア選択画面データを読み出して2次元コード43を合成した後、ネットワーク通信部65からMFP5へ送信する。これによりシステム制御部66は、MFP5において表示部25に上述したバックアップリストア選択画面40を表示させる。そしてバックアップ処理部75は、システム制御部66がMFP5にバックアップリストア選択画面データを送信すると、図16に示す設定情報記憶処理手順RT5を開始する。バックアップ処理部75は、設定情報記憶処理手順RT5を開始すると、ステップSP61においてMFP5から送信されるバックアップ画面要求データを受信したか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP62に移り、設定情報記憶処理を終了するか否かを判別し、この場合も否定結果を得ると、ステップSP61に戻る。これによりバックアップ処理部75は、この後、ステップSP61又はステップSP62において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP61及びステップSP62の処理を循環的に繰り返し実行することで、MFP5からバックアップ画面要求データが送信されることを待ち受ける。そしてステップSP61においてバックアップ処理部75は、MFP5から送信されたバックアップ画面要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、ステップSP63に移る。よってステップSP63においてバックアップ処理部75は、記憶部62から予め記憶されたバックアップ実行指示画面データを読み出してネットワーク通信部65からMFP5へ送信する。これによりバックアップ処理部75は、MFP5において表示部25に上述したバックアップ実行指示画面47を表示させて、次のステップSP64に移る。
ステップSP64においてバックアップ処理部75は、MFP5から送信されるバックアップファイル52を受信したか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP65に移って、MFP5から送信されるバックアップキャンセルデータを受信したか否かを判別し、この場合も否定結果を得ると、ステップSP64に戻る。これによりバックアップ処理部75は、この後、ステップSP64又はステップSP65において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP64及びステップSP65の処理を循環的に繰り返し実行することで、MFP5からバックアップファイル52が送信されることを待ち受ける。そしてステップSP64においてバックアップ処理部75は、MFP5から送信されたバックアップファイル52及び設定情報提示画像ファイル77をネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、ステップSP66に移る。よってステップSP66においてバックアップ処理部75は、記憶部62にバックアップファイル52を記憶して、次のステップSP67に移り、当該記憶部62に設定情報提示画像ファイル77も記憶した後、次のステップSP68に移って、設定情報記憶処理手順RT5を終了する。因みに、上述したステップSP62においてバックアップ処理部75は、MFP5又はリストア支援端末12から装置設定情報38のリストアの要求を受けたリストア処理部76により設定情報記憶処理の終了が指示され、又はシステム制御部66からMFP5との通信が遮断されたことで設定情報記憶処理の終了が指示されて肯定結果を得ると、ステップSP68に移り、設定情報記憶処理手順RT5を終了する。また上述したステップSP65においてバックアップ処理部75は、MFP5から送信されたバックアップキャンセルデータをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、この場合もステップSP68に移り、設定情報記憶処理手順RT5を終了する。このようにしてバックアップ処理部75は、MFP5、6から受け取ったバックアップファイル52を記憶部62に記憶することで、当該MFP5、6の装置設定情報38をバックアップすることができる。またバックアップ処理部75は、この際、MFP5、6からバックアップファイル52と共に受け取った設定情報提示画像ファイル77も記憶部62に記憶することで、当該MFP5、6がバックアップした装置設定情報38を後述するように設定情報提示画像ファイル77として確認可能にしている。
一方、リストア処理部76は、上述したようにシステム制御部66がMFP5にバックアップリストア選択画面データを送信すると、図17に示す第1設定情報送信処理手順RT6を開始する。リストア処理部76は、第1設定情報送信処理手順RT6を開始すると、ステップSP71においてMFP5から送信されるリストア画面要求データを受信したか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP72に移って、第1設定情報送信処理を終了するか否かを判別し、この場合も否定結果を得ると、ステップSP71に戻る。これによりリストア処理部76は、この後、ステップSP71又はステップSP72において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP71及びステップSP72の処理を循環的に繰り返し実行することで、MFP5からリストア画面要求データが送信されることを待ち受ける。そしてステップSP71においてリストア処理部76は、MFP5から送信されたリストア画面要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、ステップSP73に移る。ステップSP73においてリストア処理部76は、リストア画面要求データから装置シリアル番号情報を取り出すと共に、その装置シリアル番号情報に基づき、記憶部62上で当該装置シリアル番号情報と同一の装置シリアル番号情報が格納されたバックアップファイル52を探索して、現在通信接続中のMFP5の装置設定情報38をバックアップしているか否かを判別する。その結果、ステップSP73においてリストア処理部76は、記憶部62に、現在通信接続中のMFP5の装置設定情報38を少なくとも1個以上のバックアップファイル52としてすでにバックアップしており、そのMFP5への装置設定情報38のリストアが可能であるために肯定結果を得ると、次のステップSP74に移る。よってステップSP74においてリストア処理部76は、装置シリアル番号情報に基づき記憶部62上で検索した、現在通信接続中のMFP5の全てのバックアップファイル52のファイル名をリスト化したファイル名リストを生成する。またリストア処理部76は、記憶部62から予め記憶されたリストア実行指示画面データを読み出し、そのファイル名リストを合成した後、ネットワーク通信部65からMFP5へ送信する。これによりリストア処理部76は、MFP5において表示部25に上述したリストア実行指示画面55を表示させて、次のステップSP75に移る。
ステップSP75においてリストア処理部76は、MFP5から送信されるファイル要求データを受信したか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP76に移って、装置設定情報38から送信されるリストアキャンセルデータを受信したか否かを判別し、この場合も否定結果を得ると、ステップSP75に戻る。これによりリストア処理部76は、この後、ステップSP75又はステップSP76において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP75及びステップSP76の処理を循環的に繰り返し実行することで、MFP5からファイル要求データが送信されることを待ち受ける。そしてステップSP75においてリストア処理部76は、MFP5から送信されたファイル要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、ステップSP77に移る。ステップSP77においてリストア処理部76は、ファイル要求データからリストア対象の装置設定情報38を示すリストア用選択ファイル名情報を取り出して設定情報修正部78へ送出する。この際、設定情報修正部78は、リストア用選択ファイル名情報に基づき、記憶部62からリストア用選択ファイル名のバックアップファイル52を読み出す。また設定情報修正部78は、リストア処理部76が生成していたファイル名リストに基づき、現在通信接続中のMFP5の全てのバックアップファイル52のうち最新のバックアップファイル52を検索する。そして設定情報修正部78は、その検索したバックアップファイル52に格納されたバージョン情報が示すフォーマットバージョンを比較基準バージョンとし、リストア用選択ファイル名のバックアップファイル52に格納されたバージョン情報が示すフォーマットバージョンを比較対象バージョンとして、これらを比較することで当該比較基準バージョンと比較対象バージョンとが同一であるか否かを判別する。このステップSP77において肯定結果が得られると、このことは比較基準バージョンと比較対象バージョンとが同一であるため、リストア用選択ファイル名として選択されたリストア対象の装置設定情報38が、そのリストア先であるMFP5の現在の設定フォーマットに準じた動作形態の設定内容を示しており、MFP5に当該装置設定情報38を何ら修正せずにリストアさせても、その動作形態の設定に従ってMFP5の機能を十分に発揮させ得ることを表している。このためステップSP77において設定情報修正部78は、係る肯定結果を得ると、リストア用選択ファイル名のバックアップファイル52をそのまま(すなわち、装置設定情報38を特には修正せずに)リストア対象としてリストア処理部76に送出する。よってリストア処理部76は、設定情報修正部78からリストア用選択ファイル名のバックアップファイル52がそのまま与えられると、次のステップSP78に移る。
これに対してステップSP77において否定結果が得られると、このことは比較対象バージョンが比較基準バージョンよりも過去のフォーマットバージョン(すなわち、比較基準バージョンの設定フォーマットへと変更される何世代か前の設定フォーマットのフォーマットバージョン)であるため、リストア用選択ファイル名として選択されたリストア対象の装置設定情報38が、そのリストア先であるMFP5の現在の設定フォーマットよりも過去の設定フォーマットに準じた動作形態の設定内容を示しており、MFP5に当該装置設定情報38を何ら修正せずにリストアさせると、その動作形態の設定ではMFP5の機能を十分に発揮させ難い可能性があることを表している。このためステップSP77において設定情報修正部78は、係る否定結果を得ると、ステップSP79に移る。そしてステップSP79において設定情報修正部78は、比較対象バージョン及び比較基準バージョンと記憶部62内のフォーマットテーブル71とに基づき、当該比較対象バージョンの設定フォーマットから比較基準バージョンの設定フォーマットまでに追加された設定項目(以下、これを追加項目とも呼ぶ)、及び設定内容の種類が変更された設定項目(以下、これを変更項目とも呼ぶ)を全て検出する。また設定情報修正部78は、記憶部62からフォーマットテーブル71に記述されている追加項目を示す設定項目情報72と、当該追加項目及び変更項目にそれぞれ対応する初期設定内容情報74とを読み出す。そして設定情報修正部78は、リストア用選択ファイル名のバックアップファイル52から、リストア対象の装置設定情報38を取り出し、当該装置設定情報38を、追加項目を示す設定項目情報72と共に当該追加項目に対応する初期設定内容情報74を追加し、また変更項目に対応する設定内容情報を設定内容の種類の変更に応じた初期設定内容情報74に変更する。また設定情報修正部78は、そのリストア用選択ファイル名のバックアップファイル52においてすでに格納されている比較対象バージョンを示すバージョン情報を、比較基準バージョンを示すバージョン情報へ変更する。このようにして設定情報修正部78は、リストア用選択ファイル名のバックアップファイル52において、バックアップ時に格納されていた比較対象バージョンの設定フォーマットに応じた装置設定情報38を、比較基準バージョンの設定フォーマットに応じた装置設定情報38に修正して、当該装置設定情報38を修正したバックアップファイル52をリストア処理部76に送出する。よってリストア処理部76は、設定情報修正部78からリストア用選択ファイル名のバックアップファイル52が装置設定情報38を修正して与えられると、次のステップSP78に移る。これによりステップSP78においてリストア処理部76は、設定情報修正部78から与えられた未修正、又は修正済みの装置設定情報38が格納されたバックアップファイル52をネットワーク通信部65からMFP5へ送信した後、次のステップSP80に移り、第1設定情報送信処理手順RT6を終了する。
因みに、上述したステップSP72においてリストア処理部76は、MFP5から装置設定情報38のバックアップの要求を受けたバックアップ処理部75から第1設定情報送信処理の終了が指示され、又はシステム制御部66からMFP5との通信が遮断されたことで第1設定情報送信処理の終了が指示されて肯定結果を得ると、ステップSP80に移り、第1設定情報送信処理手順RT6を終了する。またステップSP73においてリストア処理部76は、記憶部62に、現在通信接続中のMFP5の装置設定情報38をバックアップファイル52として全くバックアップしていないために否定結果を得ると、ステップSP81に移る。そしてステップSP81においてリストア処理部76は、記憶部62から予め記憶された、装置設定情報38をリストアし得ないことを通知するためのリストア不可通知画面データを読み出してネットワーク通信部65からMFP5へ送信した後、ステップSP80に移り、第1設定情報送信処理手順RT6を終了する。さらに上述したステップSP76においてリストア処理部76は、MFP5から送信されたリストアキャンセルデータをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、この場合もステップSP80に移り、第1設定情報送信処理手順RT6を終了する。このようにしてリストア処理部76は、リストアを要求したMFP5、6からすでにバックアップファイル52として受け取ってバックアップしていた装置設定情報38を、当該リストアを要求したMFP5、6へ送信してリストアさせることができる。
ところで、図18に示すように、記憶部62に記憶されたバックアップファイル52、79には、ファイル識別情報の一部として当該バックアップファイル52、79(すなわち、装置設定情報38)のバックアップを依頼したMFP5、6の装置シリアル番号情報が格納されている。また記憶部62に記憶された登録装置リスト68には、上述したようにMFP5、6毎の装置シリアル番号情報67と、当該MFP5、6への装置設定情報38のリストアの支援が可能なリストア支援端末12の端末電話番号情報69とが対応付けて格納されている。よってバックアップ装置11は、記憶部62上で登録装置リスト68内の装置シリアル番号情報67及びバックアップファイル52、79内の装置シリアル番号情報により、当該登録装置リスト68内の端末電話番号情報69にMFP5、6のバックアップファイル52、79を関連付けている。すなわち、バックアップ装置11は、端末登録したリストア支援端末12に、これがリストアを支援するMFP5、6のバックアップファイル52、79(すなわち、装置設定情報38)を、当該MFP5、6へのリストアに使用可能な装置設定情報38として関連付けている。そしてバックアップ装置11は、上述したようにリストア支援端末12を、端末登録により支援対象の1台のMFP5、6とのみ対応付けることもできるが、支援対象の複数台のMFP5、6と対応付けることもできる。よってバックアップ装置11は、例えば、リストア支援端末12に1台のMFP5、6のみをリストアの支援対象として対応付けていると、そのリストア支援端末12において1台のMFP5、6のバックアップファイル52、79の中から当該1台のMFP5、6に対するリストア用の1個のバックアップファイル52、79を任意に選択させている。またバックアップ装置11は、例えば、リストア支援端末12に複数台のMFP5、6をそれぞれリストアの支援対象として対応付けていると、そのリストア支援端末12において複数台のMFP5、6のバックアップファイル52、79の中から何れか1台のMFP5、6に対するリストア用の1個のバックアップファイル52、79を任意に選択させている。
実際にリストア処理部76は、例えば、システム制御部66が上述したように通信接続したリストア支援端末12へメニュー画面データを送信すると、図19乃至図21に示す第2設定情報送信処理手順RT7を開始する。リストア処理部76は、第2設定情報送信処理手順RT7を開始すると、ステップSP91においてリストア支援端末12から、これに対応付けられている1又は複数台のMFP5、6のうち今回、リストアを支援する1台のMFP5を指定するための支援対象指定画面データを要求するために送信される対象指定画面要求データを受信したか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP92に移って、第2設定情報送信処理を終了するか否かを判別し、この場合も否定結果を得ると、ステップSP91に戻る。これによりリストア処理部76は、この後、ステップSP91又はステップSP92において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP91及びステップSP92の処理を循環的に繰り返し実行することで、リストア支援端末12から対象指定画面要求データが送信されることを待ち受ける。そしてステップSP91においてリストア処理部76は、リストア支援端末12から送信された対象指定画面要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、ステップSP93に移る。ステップSP93においてリストア処理部76は、記憶部62から予め記憶された支援対象指定画面データを読み出してネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。これによりリストア処理部76は、リストア支援端末12において支援対象指定画面データに基づく支援対象指定画面を表示させて、次のステップSP94に移る。ステップSP94においてリストア処理部76は、リストア支援端末12から支援対象指定画面上で今回、リストアを支援する1台のMFP5が指定されたことで、当該リストア支援端末12の端末電話番号情報と共に、その指定された1台のMFP5の装置シリアル番号情報が格納された支援対象通知データが送信されることを待ち受け、その支援対象通知データをネットワーク通信部65で受信して取り込むと、次のステップSP95に移る。ステップSP95においてリストア処理部76は、支援対象通知データから端末電話番号情報及び装置シリアル番号情報を取り出してRAM63に一時的に記憶することで、今回の第2設定情報送信処理において装置設定情報38のリストアの支援元及び支援対象となるリストア支援端末12及び1台のMFP5を判別可能にする。そのうえでリストア処理部76は、その端末電話番号情報と記憶部62内の登録装置リスト68とに基づき、支援元のリストア支援端末12に対応付けられている全てのMFP5、6の装置シリアル番号情報67を検出する。そしてリストア処理部76は、その検出した1又は複数の装置シリアル番号情報67に基づき、記憶部62上で、これら1又は複数の装置シリアル番号情報67と同一の装置シリアル番号情報が格納されたバックアップファイル52、79を探索するようにして、支援元のリストア支援端末12に対応する1又は複数台のMFP5、6の装置設定情報38をバックアップしているか否かを判別する。その結果、リストア処理部76は、記憶部62に、支援元のリストア支援端末12に対応する少なくとも1台以上のMFP5、6の装置設定情報38を少なくとも1個以上のバックアップファイル52としてすでにバックアップしており、支援対象のMFP5への装置設定情報38のリストアが可能であるために肯定結果を得ると、次のステップSP96に移る。ステップSP96においてリストア処理部76は、記憶部62から予め記憶されたリストア支援画面データを読み出して支援対象のMFP5の装置シリアル番号情報を合成した後、ネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。これによりリストア処理部76は、リストア支援端末12においてリストア支援画面データに基づくリストア支援画面を表示させて、次のステップSP97に移る。因みに、リストア支援画面は、リストア支援端末12においてリストアを要求し、また設定情報提示画像の閲覧を要求させるものである。
ステップSP97においてリストア処理部76は、リストア支援端末12からリストア支援画面上でリストアが要求されると送信されるリストア要求データを受信したか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP98に移り、リストア支援端末12からリストア支援画面上で設定情報提示画像の閲覧が要求されると送信される画像ファイル名提示画面要求データを受信したか否かを判別する。そしてリストア処理部76は、否定結果を得ると、ステップSP99に移り、リストア支援端末12から送信されるリストアキャンセルデータを受信したか否かを判別し、否定結果を得ると、ステップSP97に戻る。これによりリストア処理部76は、この後、ステップSP97乃至ステップSP99の何れかで肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP97乃至ステップSP99の処理を循環的に繰り返し実行することで、リストア支援端末12からリストア要求データ又は画像ファイル名提示画面要求データが送信されることを待ち受ける。そしてステップSP97においてリストア処理部76は、リストア支援端末12から送信されたリストア要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、ステップSP100に移る。ステップSP100においてリストア処理部76は、上述したステップSP95の処理で1又は複数の装置シリアル番号情報に基づき記憶部62上で検索していた、支援元のリストア支援端末12に対応する全てのMFP5、6のバックアップファイル52のファイル名をリスト化したファイル名リストを生成する。またリストア処理部76は、記憶部62から予め記憶されたバックアップファイル名提示画面データを読み出してファイル名リストを合成した後、ネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。これによりリストア処理部76は、リストア支援端末12においてバックアップファイル名提示画面データに基づくバックアップファイル名提示画面を表示させて、次のステップSP101に移る。ステップSP101においてリストア処理部76は、リストア支援端末12からバックアップファイル名提示画面上でファイル名リストの中からリストア用選択ファイル名が選択されると、これを示すリストア用選択ファイル名情報が格納されて送信される、リストア対象として選択された装置設定情報38を通知するためのリストア対象通知データを受信したか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP102に移る。そしてステップSP102においてリストア処理部76は、リストア支援端末12からバックアップファイル名提示画面上で装置設定情報38の選択をキャンセルすると、これを通知するために送信される情報選択キャンセルデータを受信したか否かを判別し、この場合も否定結果を得ると、ステップSP101に戻る。これによりリストア処理部76は、この後、ステップSP101又はステップSP102において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP101及びステップSP102の処理を循環的に繰り返し実行することで、リストア支援端末12からリストア対象通知データが送信されることを待ち受ける。そしてステップSP101においてリストア処理部76は、リストア支援端末12から送信されたリストア対象通知データをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、ステップSP103に移る。
ステップSP103においてリストア処理部76は、リストア対象通知データからリストア対象の装置設定情報38を示すリストア用選択ファイル名情報を取り出して設定情報修正部78へ送出する。この際、設定情報修正部78は、リストア用選択ファイル名情報に基づき、記憶部62からリストア用選択ファイル名のバックアップファイル52を読み出す。また設定情報修正部78は、この際、RAM63に一時的に記憶されている装置シリアル番号情報に基づき、記憶部62から支援対象の1台のMFP5の全てのバックアップファイル52のうち最新のバックアップファイル52を検索して読み出す。そして設定情報修正部78は、その最新のバックアップファイル52に格納されたバージョン情報が示すフォーマットバージョンを比較基準バージョンとし、リストア用選択ファイル名のバックアップファイル52に格納されたバージョン情報が示すフォーマットバージョンを比較対象バージョンとして、上述した第1設定情報送信処理の場合と同様に、これらが同一であるか否かを判別する。その結果、設定情報修正部78は、比較基準バージョンと比較対象バージョンとが同一であったため肯定結果を得ると、上述したようにリストア対象の装置設定情報38を特に修正する必要はないため、当該装置設定情報38にはリストアに際し修正箇所が無いことを通知する修正無通知データをリストア処理部76に送出する。そしてリストア処理部76は、設定情報修正部78から修正無通知データが与えられると、次のステップSP104に移る。これに対してステップSP103において設定情報修正部78は、比較対象バージョンが比較基準バージョンよりも過去のフォーマットバージョンであったために否定結果を得ると、上述したようにリストア対象の装置設定情報38をリストアするにあたり修正する必要があるため、ステップSP105に移る。ステップSP105において設定情報修正部78は、比較対象バージョン及び比較基準バージョンと記憶部62内のフォーマットテーブル71とに基づき、追加項目及び変更項目を全て検出する。また設定情報修正部78は、記憶部62からフォーマットテーブル71に記述されている追加項目を示す設定項目情報72と、当該追加項目に対応する初期設定内容情報74とを読み出すと共に、変更項目を示す設定項目情報72と、当該変更項目に対応する変更前の初期設定内容情報74及び変更後の初期設定内容情報74も読み出す。そして設定情報修正部78は、これら追加項目及び変更項目に関する設定項目情報72及び初期設定内容情報74を用いて、リストア用選択ファイル名として選択されたリストア対象の装置設定情報38をリストアに際し修正する場合の修正箇所(すなわち、修正内容)を通知する修正箇所通知データを生成し、これをリストア処理部76に送出する。そしてリストア処理部76は、その修正箇所通知データが与えられると、ステップSP104に移る。ステップSP104においてリストア処理部76は、記憶部62から予め記憶された修正箇所提示画面データを読み出す。そしてリストア処理部76は、この際、設定情報修正部78から修正無通知データが与えられていると、修正箇所提示画面データを、その修正無通知データを合成した後、ネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信して、次のステップSP106に移る。これに対してリストア処理部76は、この際、設定情報修正部78から修正箇所通知データが与えられていると、修正箇所提示画面データを、その修正箇所通知データを合成した後、ネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。これによりリストア処理部76は、リストア支援端末12において修正箇所提示画面データに基づく修正箇所提示画面を表示させることで、装置設定情報38をリストアする際の修正の有無や、修正がある場合には、その修正箇所を通知して、次のステップSP106に移る。
そしてステップSP106においてリストア処理部76は、リストア支援端末12からリストア対象の装置設定情報38のリストアの実行を指示するために送信されるリストア実行指示データを受信したか否かを判別し、当該リストア実行指示データをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、次のステップSP107に移る。よってステップSP107においてリストア処理部76は、現在、システム制御部66が支援対象のMFP5と通信接続しているか否かを判別し、肯定結果を得ると、次のステップSP108に移る。これに対してリストア処理部76は、現在、システム制御部66が支援対象のMFP5と通信接続していないために否定結果を得ると、ステップSP109に移る。この際、ステップSP109においてリストア処理部76は、記憶部62から予め記憶された通信接続指示画面データを読み出してネットワーク通信部65から支援元のリストア支援端末12へ送信する。これによりリストア処理部76は、支援元のリストア支援端末12において通信接続指示画面データに基づく通信接続指示画面を表示させ、その通信接続指示画面を介してメンテナンス作業者に支援対象のMFP5をバックアップ装置11と通信接続するように促して、次のステップSP110に移る。そしてステップSP110においてリストア処理部76は、支援対象のMFP5がシステム制御部66(すなわち、バックアップ装置11)と通信接続することを待ち受け、当該支援対象のMFP5がシステム制御部66と通信接続すると、ステップSP108に移る。ステップSP108においてリストア処理部76は、この際、リストア対象の装置設定情報38に修正が必要ないと、これをそのまま(すなわち、修正せずに)バックアップファイル52としてネットワーク通信部65からMFP5へ送信して、次のステップSP111に移る。これに対してステップSP108においてリストア処理部76は、この際、リストア対象の装置設定情報38に修正が必要であると、設定情報修正部78に対し上述した第1設定情報送信処理の場合と同様に装置設定情報38を修正させた後、当該修正された装置設定情報38をバックアップファイル52としてネットワーク通信部65からMFP5へ送信して、次のステップSP111に移る。ステップSP111においてリストア処理部76は、バックアップファイル52を受信した支援対象のMFP5から装置設定情報38のリストアが完了したことで、その旨を通知するためのリストア完了通知データが送信されることを待ち受け、当該リストア完了通知データをネットワーク通信部65で受信して取り込み、装置設定情報38のリストアが完了したことを確認すると、次のステップSP112に移る。そしてステップSP112においてリストア処理部76は、記憶部62から予め記憶されたリストア完了通知画面データを読み出してネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。これによりリストア処理部76は、リストア支援端末12においてリストア完了通知画面データに基づくリストア完了通知画面を表示させ、そのリストア完了通知画面を介してメンテナンス作業者に支援対象のMFP5に対する装置設定情報38のリストアが完了したことを通知した後、次のステップSP113に移り、第2設定情報送信処理手順RT7を終了する。因みに、ステップSP106においてリストア処理部76は、リストア支援端末12から例えば、リストア対象の装置設定情報38を選択し直すために送信された選択取消通知データをネットワーク通信部65で受信して取り込み否定結果を得ると、ステップSP101に戻る。よってリストア処理部76は、上述したステップSP101以降の一連の処理を再び実行することで、リストア支援端末12においてリストア対象の装置設定情報38を選択し直させることができる。
ところで、上述したステップSP98においてリストア処理部76は、リストア支援端末12から送信された画像ファイル名提示画面要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、ステップSP114に移る。ステップSP114においてリストア処理部76は、上述したステップSP95の処理で1又は複数の装置シリアル番号情報に基づき記憶部62上で検索していた、支援元のリストア支援端末12に対応する全てのMFP5、6のバックアップファイル52から設定情報提示画像ファイル77のファイル名を示すファイル名情報を取り出してリスト化し、当該設定情報提示画像ファイル77のファイル名リストを生成する。またリストア処理部76は、記憶部62から予め記憶された画像ファイル名提示画面データを読み出して、そのファイル名リストを合成した後、ネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。これによりリストア処理部76は、リストア支援端末12において画像ファイル名提示画面データに基づく画像ファイル名提示画面を表示させて、次のステップSP115に移る。ステップSP115においてリストア処理部76は、リストア支援端末12から画像ファイル名提示画面上でファイル名リストの中から閲覧を希望する設定情報提示画像がファイル名として選択されると、当該選択されたファイル名(以下、これを閲覧用選択ファイル名とも呼ぶ)を示す閲覧用選択ファイル名情報が格納されて送信される閲覧画像要求データを受信したか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP116に移る。そしてステップSP116においてリストア処理部76は、リストア支援端末12から設定情報提示画像の閲覧のキャンセルを通知するために送信される画像閲覧キャンセルデータを受信したか否かを判別し、この場合も否定結果を得ると、ステップSP115に戻る。これによりリストア処理部76は、この後、ステップSP115又はステップSP116において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP115及びステップSP116の処理を循環的に繰り返し実行することで、リストア支援端末12から閲覧画像要求データが送信されることを待ち受ける。そしてステップSP115においてリストア処理部76は、リストア支援端末12から送信された閲覧画像要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、ステップSP117に移る。ステップSP117においてリストア処理部76は、閲覧画像要求データから閲覧用選択ファイル名情報を取り出すと共に、その閲覧用選択ファイル名情報に基づき、記憶部62から閲覧用選択ファイル名の設定情報提示画像ファイル77を読み出す。またリストア処理部76は、記憶部62から予め記憶された情報閲覧画面データを読み出して、その設定情報提示画像ファイル77内の設定情報提示画像を合成した後、ネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。これによりリストア処理部76は、リストア支援端末12において情報閲覧画面データに基づく情報閲覧画面を表示させ、その情報閲覧画面を介して設定情報提示画像を閲覧可能にして、ステップSP115に戻る。これによりリストア処理部76は、この後、ステップSP115乃至ステップSP117の処理を適宜、繰り返し実行して、リストア支援端末12から閲覧画像要求データが送信される毎に、対応する設定情報提示画像を合成した情報閲覧画面データを当該リストア支援端末12に返信することで、そのリストア支援端末12において他の1又は複数の装置設定情報38の内容を順次確認させることができる。そしてステップSP116においてリストア処理部76は、リストア支援端末12から送信された画像閲覧キャンセルデータをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、ステップSP97に戻る。よってリストア処理部76は、上述したステップSP97以降の一連の処理を再び実行することで、装置設定情報38の内容を適宜、確認させたうえで、実際にリストアすべき装置設定情報38を選択させてMFP5にリストアさせることができる。また上述したステップSP102においてリストア処理部76は、リストア支援端末12から送信された情報選択キャンセルデータをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得た場合も、ステップSP97に戻る。よってリストア処理部76は、この場合も同様にステップSP97以降の一連の処理を再び実行することで、装置設定情報38の内容を適宜、確認させたうえで、実際にリストアすべき装置設定情報38を選択させてMFP5にリストアさせることができる。
因みに、上述したステップSP92においてリストア処理部76は、例えば、今回、リストア支援端末12が端末登録のためにシステム制御部66と通信接続していたことで、そのシステム制御部66から第2設定情報送信処理の終了が指示されると、肯定結果を得てステップSP113に移り、第2設定情報送信処理手順RT7を終了する。また上述したステップSP95においてリストア処理部76は、記憶部62に、支援元のリストア支援端末12に対応するMFP5、6の装置設定情報38をバックアップファイル52として全くバックアップしていないために否定結果を得ると、ステップSP118に移る。この場合、ステップSP118においてリストア処理部76は、記憶部62から予め記憶されたリストア支援不可通知画面データを読み出してネットワーク通信部65から当該リストア支援端末12へ送信した後、ステップSP113に移り、第2設定情報送信処理手順RT7を終了する。因みに、リストア支援不可通知画面データは、リストア支援端末12に対し、リストア可能な装置設定情報38が存在しないために今回はリストアを支援し得ないことを通知するためのものである。さらに上述したステップSP99においてリストア処理部76は、リストア支援端末12から送信されたリストアキャンセルデータをネットワーク通信部65で受信して取り込み肯定結果を得ると、ステップSP113に移り、第2設定情報送信処理手順RT7を終了する。このようにしてリストア処理部76は、リストア支援端末12による支援に応じて支援対象のMFP5、6に、当該リストア支援端末12に対応する1又は複数台のMFP5、6からすでにバックアップファイル52として受け取ってバックアップしていた装置設定情報38の何れをも、当該支援対象のMFP5、6へ送信してリストアさせることができる。
(1−4)リストア支援端末の回路構成
次いで、リストア支援端末12の回路構成について説明する。図22に示すように、リストア支援端末12は、CPU又はマイクロプロセッサ等の制御部85に内部バス86を介して、上述した基本プログラムや、登録依頼プログラム及びリストア支援プログラム等の各種プログラムが予め記憶されたハードディスクドライブ又は不揮発性の半導体メモリ等である記憶部87と、当該制御部85のワークエリアであるRAM88とが接続されると共に、各種操作キーと種々の画面の表示及び表面へのタッチ操作が可能な表示部とからなる操作表示部89が接続されている。また制御部85には、内部バス86を介してCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を有する撮像部90、公衆回線網14の基地極であるアクセスポイント13との間で無線通信するための無線通信部91も接続されている。そして制御部85は、記憶部87から各種プログラムを適宜、RAM88に読み出して展開することにより、そのRAM88上で展開した各種プログラムに従ってリストア支援端末12全体を制御すると共に、所定の演算処理や、操作表示部89からメンテナンス作業者によって入力される操作コマンドに応じた各種処理を実行する。なお、以下には、図22において制御部85が各種プログラムに従って実現する各種機能をそれぞれ便宜上、機能回路ブロックとして示して、当該制御部85が各種プログラムに従って実行する種々の処理を、その機能回路ブロックが実行する処理として具体的に説明する。なお、リストア支援端末12は、以下に示す機能回路ブロックと同様の処理を実行可能なハードウェア構成の回路ブロックを設け、制御部85が実行する種々の処理を、その回路ブロックによって実行するように構成することもできる。システム制御部92は、MFP5、6において上述したバックアップリストア選択画面40が表示された表示部25にリストア支援端末12がかざされた状態で、メンテナンス作業者により操作表示部89を介して撮像命令が入力されると、これに応じて撮像部90を介してバックアップリストア選択画面40内の2次元コード43を撮像し、得られた画像データを取り込む。そしてシステム制御部92は、その画像データを復号することにより2次元コード43に埋め込まれていたMFP5、6の装置シリアル番号を示す装置シリアル番号情報67、及びバックアップ装置11のネットワークアドレスを示すアドレス情報93を生成する。ところで、システム制御部92は、例えば、2次元コード43を撮像してアドレス情報93を得ると、このときには自動的に、そのアドレス情報93に従い無線通信部91からアクセスポイント13、公衆回線網14及び外部ネットワーク10を順次介してバックアップ装置11にアクセスする。そしてシステム制御部92は、そのアクセスに応じてバックアップ装置11から送信されるメニュー画面データを無線通信部91で受信して取り込み、表示部に当該メニュー画面データに基づくメニュー画面(図示せず)を表示する。これによりシステム制御部92は、メンテナンス作業者にメニュー画面上でリストア支援端末12の端末登録や支援対象指定画面の表示等を要求させることができる。
このため登録依頼部94は、システム制御部92がバックアップ装置11と通信接続して表示部にメニュー画面を表示すると、図23に示す登録依頼処理手順RT8を開始する。登録依頼部94は、登録依頼処理手順RT8を開始すると、ステップSP121においてメニュー画面上でリストア支援端末12を、リストアを支援するMFP5、6と対応付けて登録するための端末登録が要求されたか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP122に移ってシステム制御部92から登録依頼処理の終了が指示されたか否かを判別し、この場合も否定結果を得ると、ステップSP121に戻る。これにより登録依頼部94は、この後、ステップSP121又はステップSP122において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP121及びステップSP122の処理を循環的に繰り返し実行することで、リストア支援端末12を端末登録するように要求されることを待ち受ける。そしてステップSP121において登録依頼部94は、端末登録が要求されて肯定結果を得ると、ステップSP123に移る。ステップSP123において登録依頼部94は、登録画面要求データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信して、次のステップSP124に移る。よってステップSP124において登録依頼部94は、バックアップ装置11から端末登録画面データが送信されることを待ち受け、その端末登録画面データを無線通信部91で受信して取り込むと、次のステップSP125に移る。ステップSP125において登録依頼部94は、記憶部87から予め記憶されたリストア支援端末12の端末電話番号を示す端末電話番号情報69を読み出すと共に、このときシステム制御部92から2次元コード43を復号して得ていた装置シリアル番号情報67を受け取る。そして登録依頼部94は、端末登録画面データに端末電話番号情報69及び装置シリアル番号情報67を合成した後、表示部に当該端末登録画面データに基づく端末登録画面(図示せず)を表示する。これにより登録依頼部94は、メンテナンス作業者に端末登録画面を介して、この際の端末登録に端末登録情報として用いる端末電話番号情報69及び装置シリアル番号情報67を確認させて、次のステップSP126に移る。ステップSP126において登録依頼部94は、端末登録画面上で端末登録の実行が指示されることを待ち受け、当該端末登録の実行が指示されると、次のステップSP127に移る。よってステップSP127において登録依頼部94は、端末登録画面を介してメンテナンス作業者に提示していた端末電話番号情報69及び装置シリアル番号情報67を端末登録情報として格納し、リストア支援端末12を、これがリストアを支援する1台のMFP5、6と対応付けて端末登録するように依頼する端末登録依頼データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信した後、次のステップSP128に移る。これにより登録依頼部94は、バックアップ装置11から端末登録依頼データ内の端末登録情報を用いた端末登録が完了して登録完了通知画面データが送信されることを待ち受け、その登録完了通知画面データを無線通信部91で受信して取り込むと、次のステップSP129に移る。ステップSP129において登録依頼部94は、表示部に登録完了通知画面データに基づく登録完了通知画面(図示せず)を表示してメンテナンス作業者に、バックアップ装置11に対しリストア支援端末12を、これが支援する1台のMFP5、6と対応付けて端末登録し終えたことを通知した後、次のステップSP130に移る。そしてステップSP130において登録依頼部94は、このときシステム制御部92から得ていた装置シリアル番号情報67を記憶部87に記憶した後、次のステップSP131に移り、登録依頼処理手順RT8を終了する。因みに、上述したステップSP122において登録依頼部94は、例えば、システム制御部92からメンテナンス作業者によりメニュー画面上で端末登録ではなく、支援対象指定画面の表示等が要求されたために登録依頼処理の終了が指示されて肯定結果を得ると、ステップSP131に移り、登録依頼処理手順RT8を終了する。このようにして登録依頼部94は、リストア支援端末12とは未だリストアの支援用として対応付けていないMFP5、6が表示する2次元コード43が撮像されると、その都度、上述した一連の登録依頼処理を実行することで、バックアップ装置11に対して当該リストア支援端末12を、これがリストアを支援するMFP5、6と対応付けて端末登録することができる。
ところで、システム制御部92は、2次元コード43を復号してアドレス情報93を得ると、記憶部87に、そのアドレス情報93をすでに記憶しているか否かを判別し、未だ記憶していなければ、当該アドレス情報93を記憶している。よってシステム制御部92は、端末登録の依頼の有無に関わらず、MFP5、6が表示する2次元コード43の撮像に応じて上述したようにバックアップ装置11と通信接続し得るものの、その2次元コード43の撮像によらず、メンテナンス作業者の操作に応じて記憶部87からアドレス情報93を読み出すようにしてバックアップ装置11と通信接続することもできる。そしてリストア支援部95は、システム制御部92がバックアップ装置11と通信接続して表示部にメニュー画面を表示すると、図24乃至図27に示すリストア支援処理手順RT9を開始する。リストア支援部95は、リストア支援処理手順RT9を開始すると、ステップSP141においてメニュー画面上で支援対象指定画面の表示が要求されたか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP142に移り、リストア支援処理を終了するか否かを判別し、この際にも否定結果を得ると、ステップSP141に戻る。これによりリストア支援部95は、この後、ステップSP141又はステップSP142において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP141及びステップSP142の処理を循環的に繰り返し実行することで、支援対象指定画面の表示が要求されることを待ち受ける。そしてステップSP141においてリストア支援部95は、支援対象指定画面の表示が要求されると、ステップSP143に移り、対象指定画面要求データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信して、次のステップSP144に移る。よってステップSP144においてリストア支援部95は、バックアップ装置11から支援対象指定画面データが送信されることを待ち受け、当該支援対象指定画面データを無線通信部91で受信して取り込むと、次のステップSP145に移る。これによりステップSP145においてリストア支援部95は、表示部に支援対象指定画面データに基づく支援対象指定画面(図示せず)を表示して、次のステップSP146に移る。ステップSP146においてリストア支援部95は、支援対象指定画面上で支援対象の1台のMFP5、6が指定されることを待ち受ける。この際、リストア支援部95は、例えば、支援対象指定画面上に、記憶部87に記憶している1又は複数の装置シリアル番号情報67をプルダウンメニューとして表示することで、そのプルダウンメニューを介して支援対象の1台のMFP5、6を装置シリアル番号情報67として容易に指定させている。そしてリストア支援部95は、支援対象指定画面上で支援対象のMFP5、6が装置シリアル番号情報67として指定されると、端末電話番号情報69と共に、その指定されたMFP5、6の装置シリアル番号情報67を格納した支援対象通知データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信して、次のステップSP148に移る。そしてステップSP148においてリストア支援部95は、バックアップ装置11から送信されるリストア支援画面データを受信したか否かを判別し、当該リストア支援画面データを無線通信部91で受信して取り込み肯定結果を得ると、次のステップSP149に移る。これによりステップSP149においてリストア支援部95は、表示部にリストア支援画面データに基づく図28に示すようなリストア支援画面100を表示して、次のステップSP150に移る。リストア支援画面100は、例えば、支援対象のMFP5、6にリストア可能な装置設定情報38が存在することを通知するための通知部101が設けられている。またリストア支援画面100には、リストア支援端末12からバックアップ装置11に要求可能な処理としてのリストアを選択するためのリストア選択部102と、設定情報提示画像の閲覧を選択するための閲覧選択部103とが設けられている。さらにリストア支援画面100には、支援対象のMFP5、6への装置設定情報38のリストアをキャンセルするためのキャンセルボタン104も配置されている。
ステップSP150においてリストア支援部95は、リストア支援画面100上でリストアが要求されたか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP151に移り、設定情報提示画像の閲覧が要求されたか否かを判別する。そしてリストア支援部95は、否定結果を得ると、次のステップSP152に移り、リストアがキャンセルされたか否かを判別して、この場合も否定結果を得ると、ステップSP150に戻る。これによりリストア支援部95は、この後、ステップSP150乃至ステップSP152の何れかで肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP150乃至ステップSP152の処理を循環的に繰り返し実行することで、要求可能な処理としてのリストアや設定情報提示画像の閲覧が要求されることを待ち受ける。そしてステップSP150においてリストア支援部95は、リストア支援画面100上でリストア選択部102が選択指示されて肯定結果を得ると、次のステップSP153に移る。よってステップSP153においてリストア支援部95は、端末電話番号情報69を格納して、リストアを要求するリストア要求データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信して、次のステップSP154に移る。ステップSP154においてリストア支援部95は、バックアップ装置11からバックアップファイル名提示画面データが送信されることを待ち受け、当該バックアップファイル名提示画面データを無線通信部91で受信して取り込むと、次のステップSP155に移る。これによりステップSP155においてリストア支援部95は、表示部にバックアップファイル名提示画面データに基づく図29に示すようなバックアップファイル名提示画面110を表示して、次のステップSP156に移る。バックアップファイル名提示画面110は、ファイル名表示部111が設けられ、当該ファイル名表示部111に、リストア支援端末12に対応する全てのMFP5、6のバックアップファイル52のファイル名がリスト化され、タッチ操作等で選択可能に表示されている。またバックアップファイル名提示画面110には、ファイル名表示部111でリストア対象の装置設定情報38がファイル名として選択された際、その選択されたファイル名をバックアップ装置11に通知すべきリストア用選択ファイル名として確定するための確定ボタン112が設けられると共に、リストア対象の装置設定情報38の選択処理をキャンセルする情報選択キャンセルボタン113も設けられている。よってステップSP156においてリストア支援部95は、バックアップファイル名提示画面110上でリストア対象の装置設定情報38がバックアップファイル52、79のリストア用選択ファイル名として選択されたか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP157に移り、装置設定情報38の選択処理がキャンセルされたか否かを判別し、この場合も否定結果を得ると、ステップSP156に戻る。これによりリストア支援部95は、この後、ステップSP156又はステップSP157において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP156及びステップSP157の処理を循環的に繰り返し実行することで、バックアップファイル名提示画面110上でリストア対象の装置設定情報38がリストア用選択ファイル名として選択されることを待ち受ける。そしてステップSP156においてリストア支援部95は、バックアップファイル名提示画面110上でリストア対象の装置設定情報38がファイル名として選択された後、確定ボタン112が選択指示されたことで、当該ファイル名の選択がリストア用選択ファイル名の選択として確定されて肯定結果を得ると、ステップSP158に移る。
ステップSP158においてリストア支援部95は、端末電話番号情報69と共に、その選択されたリストア用選択ファイル名を示すリストア用選択ファイル名情報を格納したリストア対象通知データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信して、次のステップSP159に移る。よってステップSP159においてリストア支援部95は、バックアップ装置11から修正箇所提示画面データが送信されることを待ち受け、当該修正箇所提示画面データを無線通信部91で受信して取り込むと、次のステップSP160に移る。そしてステップSP160においてリストア支援部95は、表示部に修正箇所提示画面データに基づく例えば、図30に示すような修正箇所提示画面115を表示して、次のステップSP161に移る。修正箇所提示画面115は、修正箇所通知部116が設けられている。そして修正箇所通知部116には、リストア対象の装置設定情報38をリストアする際に特に修正箇所が無ければ、その旨を通知する所定のコメントが表示され、リストア対象の装置設定情報38をリストアする際に修正箇所があると、その修正箇所を追加項目や変更項目、及びこれらの初期設定内容によって通知するための修正箇所通知情報が表示されている。因みに、図30に示す修正箇所提示画面115は、リストア対象の装置設定情報38の修正箇所を通知する修正箇所通知情報が表示されたものである。また修正箇所提示画面115には、リストア対象の装置設定情報38のリストアの実行を指示するためのリストア実行指示ボタン117が配置されると共に、そのリストア対象の装置設定情報38を選択し直すための選択取消ボタン118も配置されている。よってステップSP161においてリストア支援部95は、修正箇所提示画面115上でリストア対象の装置設定情報38のリストアの実行が指示されたか否かを判別する。その結果、リストア支援部95は、修正箇所提示画面115上でリストア実行指示ボタン116が選択指示されて肯定結果を得ると、次のステップSP162に移る。そしてステップSP162においてリストア支援部95は、端末電話番号情報69を格納して、リストア対象の装置設定情報38のリストアの実行を指示するリストア実行指示データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信して、次のステップSP163に移る。ステップSP163においてリストア支援部95は、バックアップ装置11から送信される通信接続指示画面データを受信したか否かを判別し、否定結果を得ると、ステップSP164に移る。これに対しステップSP163においてリストア支援部95は、バックアップ装置11から送信された通信接続指示画面データを無線通信部91で受信して取り込むと、次のステップSP165に移り、表示部に通信接続指示画面データに基づく通信接続指示画面(図示せず)を表示して、メンテナンス作業者に支援対象のMFP5をバックアップ装置11と通信接続させるように促した後、ステップSP164に移る。そしてステップSP164においてリストア支援部95は、バックアップ装置11からリストア完了通知画面データが送信されることを待ち受け、当該リストア完了通知画面データを無線通信部91で受信して取り込むと、次のステップSP166に移り、表示部にリストア完了通知画面データに基づく図31に示すようなリストア完了通知画面120を表示する。なお、リストア完了通知画面120は、支援対象のMFP5に対する装置設定情報38のリストアが完了したことを通知するための所定のコメント121が表示されると共に、そのリストア完了通知画面120の表示を終了するための表示終了ボタン122が配置されている。このためリストア支援部95は、そのリストア完了通知画面120を介してメンテナンス作業者に支援対象のMFP5に対する装置設定情報38のリストアが完了したことを通知した後、当該リストア完了通知画面120上で表示終了ボタン122が選択指示されると、表示部に対するリストア完了通知画面120の表示を終了して、次のステップSP167に移り、リストア支援処理手順RT9を終了する。因みに、上述したステップSP161においてリストア支援部95は、修正箇所提示画面115上で選択取消ボタン118が選択指示されて否定結果を得ると、端末電話番号情報69を格納して、リストア対象の装置設定情報38を選択し直すことを通知するための選択取消通知データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信した後、ステップSP155に戻る。これによりリストア支援部95は、表示部に修正箇所提示画面115に換えてバックアップファイル名提示画面110を再び表示して、リストア対象の装置設定情報38を改めて選択させることができる。
ところで、上述したステップSP151においてリストア支援部95は、リストア支援画面100上で閲覧選択部103が選択指示されて肯定結果を得ると、次のステップSP166に移る。ステップSP166においてリストア支援部95は、端末電話番号情報69を格納して、設定情報提示画像の閲覧を要求するための画像ファイル名提示画面要求データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信して、次のステップSP167に移る。よってステップSP167においてリストア支援部95は、バックアップ装置11から画像ファイル名提示画面データが送信されることを待ち受け、当該画像ファイル名提示画面データを無線通信部91で受信して取り込むと、次のステップSP168に移る。これによりステップSP168においてリストア支援部95は、表示部に画像ファイル名提示画面データに基づく図32に示すような画像ファイル名提示画面125を表示して、次のステップSP169に移る。画像ファイル名提示画面125は、ファイル名表示部126が設けられ、当該ファイル名表示部126に、リストア支援端末12に対応する全てのMFP5、6の設定情報提示画像ファイル77のファイル名がリスト化され、タッチ操作等で選択可能に表示されている。また画像ファイル名提示画面125には、設定情報提示画像の閲覧をキャンセルするための画像閲覧キャンセルボタン127も配置されている。よってステップSP169においてリストア支援部95は、画像ファイル名提示画面125上で閲覧対象の設定情報提示画像が、対応する閲覧用選択ファイル名として選択されたか否かを判別し、否定結果を得ると、次のステップSP170に移り、その画像ファイル名提示画面125上で設定情報提示画像の閲覧がキャンセルされたか否かを判別し、この場合も否定結果を得ると、ステップSP169に戻る。これによりリストア支援部95は、この後、ステップSP169又はステップSP170において肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP169及びステップSP170の処理を循環的に繰り返し実行することで、閲覧対象の設定情報提示画像が選択されることを待ち受ける。そしてステップSP169においてリストア支援部95は、画像ファイル名提示画面125上で閲覧対象の設定情報提示画像が閲覧用選択ファイル名として選択されて肯定結果を得ると、ステップSP171に移る。ステップSP171においてリストア支援部95は、端末電話番号情報69を格納すると共に、その閲覧用選択ファイル名を示す閲覧用選択ファイル名情報も格納して、設定情報提示画像の閲覧を要求する閲覧画像要求データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信して、次のステップSP172に移る。よってステップSP172においてリストア支援部95は、バックアップ装置11から情報閲覧画面データが送信されることを待ち受け、当該情報閲覧画面データを無線通信部91で受信して取り込むと、次のステップSP173に移る。これによりステップSP173においてリストア支援部95は、表示部に情報閲覧画面データに基づく図33に示すような情報閲覧画面130を表示して、次のステップSP174に移る。情報閲覧画面130は、画像表示部131に、閲覧用選択ファイル名の設定情報提示画像が表示されている。また情報閲覧画面130は、設定情報提示画像の閲覧の終了を指示するための画像閲覧終了指示ボタン132が配置されている。よってリストア支援部95は、その情報閲覧画面130を介してメンテナンス作業者(またユーザ)に閲覧を希望した設定情報提示画像を閲覧させて、装置設定情報38の内容を確認させ、この後、情報閲覧画面130上で画像閲覧終了指示ボタン132が選択指示されると、ステップSP168に戻って表示部に当該情報閲覧画面130に換えて画像ファイル名提示画面125を再び表示する。これによりリストア支援部95は、この後、ステップSP168乃至ステップSP174の処理を適宜、繰り返し実行して、閲覧用選択ファイル名が選択される毎に、バックアップ装置11から、対応する設定情報提示画像が合成された情報閲覧画面データを取得して表示部に情報閲覧画面130を表示することで、その情報閲覧画面130を介して他の1又は複数の装置設定情報38の内容を順次確認させることができる。そして上述したステップSP170においてリストア支援部95は、画像ファイル名提示画面125上で画像閲覧キャンセルボタン127が選択指示されて否定結果を得ると、次のステップSP175に移り、端末電話番号情報69を格納して、設定情報提示画像の閲覧のキャンセルを通知するための画像閲覧キャンセルデータを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信した後、ステップSP149に戻り、表示部に当該画像ファイル名提示画面125に換えてリストア支援画面100を再び表示する。よってリストア支援部95は、上述したステップSP149以降の一連の処理を再び実行して、装置設定情報38の内容を適宜、確認させたうえで、支援対象のMFP5にリストアすべき装置設定情報38を選択させてバックアップ装置11に、その装置設定情報38のリストアを依頼することができる。また上述したステップSP157においてリストア支援部95は、バックアップファイル名提示画面110上で情報選択キャンセルボタン113が選択指示されて肯定結果を得ると、ステップSP176に移る。そしてステップSP176においてリストア支援部95は、端末電話番号情報69を格納して、装置設定情報38の選択処理のキャンセルを通知する情報選択キャンセルデータを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信した後、ステップSP149に戻り、表示部にバックアップファイル名提示画面110に換えてリストア支援画面100を再び表示する。よってリストア支援部95は、この場合も上述したステップSP149以降の一連の処理を再び実行して、装置設定情報38の内容を適宜、確認させたうえで、支援対象のMFP5にリストアすべき装置設定情報38を選択させてバックアップ装置11に、その装置設定情報38のリストアを依頼することができる。
因みに、上述したステップSP142においてリストア支援部95は、例えば、今回、システム制御部92からバックアップ装置11と端末登録のために通信接続したことでリストア支援処理の終了が指示されると、肯定結果を得てステップSP167に移り、リストア支援処理手順RT9を終了する。また上述したステップSP148においてリストア支援部95は、バックアップ装置11から送信されたリストア支援不可通知画面データを無線通信部91で受信して取り込むことで否定結果を得ると、次のステップSP177に移り、表示部にリストア支援不可通知画面データに基づくリストア支援不可通知画面を表示する。これによりリストア支援部95は、そのリストア支援不可通知画面を介してメンテナンス作業者に、支援対象のMFP5に対してリストア可能な装置設定情報38が存在しないことを通知した後、ステップSP167に移り、リストア支援処理手順RT9を終了する。さらに上述したステップSP152においてリストア支援部95は、リストア支援画面100上でキャンセルボタン104が選択指示されて肯定結果を得ると、ステップSP178に移り、端末電話番号情報69を格納して、支援対象のMFP5への装置設定情報38のリストアのキャンセルを通知するリストアキャンセルデータを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信した後、ステップSP167に移り、リストア支援処理手順RT9を終了する。このようにしてリストア支援部95は、支援対象のMFP5、6への装置設定情報38のリストアを支援するようにして、バックアップ装置11から当該MFP5、6へバックアップファイル52、79を送信させて装置設定情報38をリストアさせることができる。
(1−5)バックアップシステムで実行される各種処理手順
ここで、MFP5、6、バックアップ装置11及びリストア支援端末12各々が実行する各種処理手順については上述したが、これらの処理手順を相互のデータの送受信を中心にしてまとめたバックアップ処理手順、第1リストア処理手順、端末登録処理手順及び第2リストア処理手順について以下に順番に説明する。なお、以下の説明では、バックアップ処理手順、第1リストア処理手順、端末登録処理手順及び第2リストア処理手順におけるMFP5、6、バックアップ装置11及びリストア支援端末12毎の個々の処理手順をキャンセルの指示等により途中で中断しない場合を例にしている。また、以下の説明では、バックアップ処理手順、第1リストア処理手順及び第2リストア処理手順において、複数台のMFP5、6をうち1台のMFP5が装置設定情報38をバックアップし、またリストアする場合を例にしている。
(1−5−1)MFP及びバックアップ装置によるバックアップ処理手順
図34に示すように、MFP5及びバックアップ装置11によるバックアップ処理手順では、まず、当該MFP5の制御部20が、記憶部22に予め記憶された設定情報バックアップ実行プログラムに従って設定情報バックアップ実行処理手順RT1を開始し、上述したステップSP1乃至ステップSP3の処理を順次実行することで、バックアップ画面要求データをネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信する。この際、バックアップ装置11の制御部60は、記憶部62に予め記憶された設定情報記憶プログラムに従って設定情報記憶処理手順RT5を開始して、上述したステップSP61乃至ステップSP63の処理を順次実行することで、MFP5から送信されたバックアップ画面要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み、これに応じてバックアップ実行指示画面データを当該ネットワーク通信部65からMFP5へ送信する。よってMFP5の制御部20は、上述したステップSP4及びステップSP5の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信されたバックアップ実行指示画面データをネットワーク通信部30で受信して取り込み、表示部にバックアップ実行指示画面47を表示する。そしてMFP5の制御部20は、引き続き上述したステップSP6乃至ステップSP12の処理を順次実行することで、装置設定情報38のバックアップファイル52を生成すると共に、設定情報提示画像ファイル77を生成して、これらをネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信した後、ステップSP13に移って設定情報バックアップ実行処理手順RT1を終了する。またバックアップ装置11の制御部60は、上述したステップSP64乃至ステップSP67の処理を順次実行することで、MFP5から送信されたバックアップファイル52及び設定情報提示画像ファイル77をネットワーク通信部65で受信して取り込み、これらを記憶部62に記憶した後、ステップSP68に移って設定情報記憶処理手順RT5を終了する。このようにしてMFP5及びバックアップ装置11は、設定情報バックアップ実行処理手順RT1及び設定情報記憶処理手順RT5からなるバックアップ処理手順を互いに通信しながら実行して、当該バックアップ装置11にMFP5の装置設定情報38をバックアップファイル52としてバックアップすることができる。
(1−5−2)MFP及びバックアップ装置による第1リストア処理手順
図35に示すように、MFP5及びバックアップ装置11による第1リストア処理手順では、まず、当該MFP5の制御部20が、記憶部22に予め記憶された第1設定情報リストア実行プログラムに従って第1設定情報リストア実行処理手順RT2を開始し、上述したステップSP21乃至ステップSP23の処理を順次実行することで、リストア画面要求データをネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信する。この際、バックアップ装置11の制御部60は、記憶部62に予め記憶された第1設定情報送信プログラムに従って第1設定情報送信処理手順RT6を開始して、上述したステップSP71乃至ステップSP74の処理を順次実行することで、MFP5から送信されたリストア画面要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み、これに応じてリストア実行指示画面データを当該ネットワーク通信部65からMFP5へ送信する。よってMFP5の制御部20は、上述したステップSP24及びステップSP25の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信されたリストア実行指示画面データをネットワーク通信部30で受信して取り込み、表示部にリストア実行指示画面55を表示する。そしてMFP5の制御部20は、引き続き上述したステップSP26乃至ステップSP29の処理を順次実行することで、リストア対象の装置設定情報38を示すファイル要求データをネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信する。このためバックアップ装置11の制御部60は、上述したステップSP75乃至ステップSP79の処理を順次実行することで、MFP5から送信されたファイル要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み、これに応じて記憶部62からリストア対象の装置設定情報38をバックアップファイル52として読み出し適宜修正してネットワーク通信部65からMFP5へ送信した後、ステップSP80に移って第1設定情報送信処理手順RT6を終了する。またMFP5の制御部20は、上述したステップSP30及びステップSP31の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信されたバックアップファイル52をネットワーク通信部30で受信して取り込み、記憶部22に当該バックアップファイル52として得たリストア対象の装置設定情報38を記憶した後、ステップSP31に移って第1設定情報リストア実行処理手順RT2を終了する。このようにしてMFP5及びバックアップ装置11は、第1設定情報リストア実行処理手順RT2及び第1設定情報送信処理手順RT6からなる第1リストア処理手順を互いに通信しながら実行して、当該バックアップ装置11にバックアップファイル52としてバックアップしていた装置設定情報38をMFP5にリストアすることができる。
(1−5−3)リストア支援端末及びバックアップ装置による端末登録処理手順
図36に示すように、リストア支援端末12及びバックアップ装置11による端末登録処理手順では、まず、当該リストア支援端末12の制御部85が、MFP5、6の表示部25にバックアップリストア選択画面40として表示された2次元コード43を撮像部90で撮像して復号し、バックアップ装置11のネットワークアドレスと共に当該MFP5、6の装置シリアル番号を取得したことを起点として、記憶部87に予め記憶された登録依頼プログラムに従って登録依頼処理手順RT8を開始する。そしてリストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP121乃至ステップSP123の処理を順次実行することで、登録画面要求データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信する。この際、バックアップ装置11の制御部60は、記憶部62に予め記憶された登録実行プログラムに従って登録実行処理手順RT4を開始して、上述したステップSP51及びステップSP52の処理を順次実行することで、リストア支援端末12から送信された登録画面要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み、これに応じて端末登録画面データを当該ネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。よってリストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP124及びステップSP125の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信された端末登録画面データを無線通信部91で受信して取り込み、表示部に端末登録画面を表示する。そしてリストア支援端末12の制御部85は、引き続き上述したステップSP126及びステップSP127の処理を順次実行することで、端末登録依頼データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信する。バックアップ装置11の制御部60は、この際、上述したステップSP53及びステップSP54の処理を順次実行することで、リストア支援端末12から送信された端末登録依頼データをネットワーク通信部65で受信して取り込み、記憶部62に、当該端末登録依頼データに格納されている端末登録情報としての端末電話番号情報69を、端末登録情報としての装置シリアル番号情報67に対応付けて記憶して、そのリストア支援端末12を登録する。またバックアップ装置11の制御部60は、引き続き上述したステップSP55の処理を実行することで、登録完了通知画面データをネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信した後、ステップSP56に移って登録実行処理手順RT4を終了する。またリストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP128乃至ステップSP130の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信された登録完了通知画面データを無線通信部91で受信して取り込み、表示部に登録完了通知画面を表示し、また記憶部87に、この際の端末登録情報としての装置シリアル番号情報67を記憶した後、ステップSP131に移って登録依頼処理手順RT8を終了する。このようにしてリストア支援端末12及びバックアップ装置11は、登録依頼処理手順RT8及び登録実行処理手順RT4からなる端末登録処理手順を互いに通信しながら実行して、当該バックアップ装置11にリストア支援端末12を、これがリストアを支援するMFP5、6と対応付けて登録することができる。そしてバックアップシステム1では、バックアップ装置11にリストア支援端末12をMFP5、6と対応付けて登録すると、この後、そのリストア支援端末12により、対応するMFP5、6に対して装置設定情報38のリストアを支援可能にしている。
(1−5−4)リストア支援端末、バックアップ装置及びMFPによる第2リストア処理手順
図37乃至図39に示すように、リストア支援端末12、バックアップ装置11及びMFP5による第2リストア処理手順では、リストア支援端末12の制御部85が、記憶部87に予め記憶されたリストア支援プログラムに従ってリストア支援処理手順RT9を開始し、上述したステップSP141乃至ステップSP143の処理を順次実行することで、対象指定画面要求データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信する。この際、バックアップ装置11の制御部60は、記憶部62に予め記憶された第2設定情報送信プログラムに従って第2設定情報送信処理手順RT7を開始して、上述したステップSP91乃至ステップSP93の処理を順次実行することで、リストア支援端末12から送信された対象指定画面要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込み、これに応じて支援対象指定画面データを当該ネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。よってリストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP144及びステップSP145の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信された支援対象指定画面データを無線通信部91で受信して取り込み、表示部に支援対象指定画面を表示し、引き続き上述したステップSP146及びステップSP147の処理を順次実行することで、支援対象通知データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信する。バックアップ装置11の制御部60は、上述したステップSP94乃至ステップSP96の処理を順次実行することで、リストア支援端末12から送信された支援対象通知データをネットワーク通信部65で受信して取り込んだ後、支援対象のMFP5にリストア可能な装置設定情報38が存在することを確認したうえで、リストア支援画面データをネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。リストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP148及びステップSP149の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信されたリストア支援画面データを無線通信部91で受信して取り込んで表示部にリストア支援画面を表示し、引き続き上述したステップSP150乃至ステップSP152の処理を順次実行することで、リストアが要求されたか否かを判別して肯定結果を得ると、次いで上述したステップSP153の処理を実行してリストア要求データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信する。この際、バックアップ装置11の制御部60は、上述したステップSP97乃至ステップSP99の処理を順次実行することで、リストア支援端末12からリストア要求データが送信されたか否かを判別し、当該リストア要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込むと、引き続き上述したステップSP100の処理を実行することで、バックアップファイル名提示画面データをネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。よってリストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP154及びステップSP155の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信されたバックアップファイル名提示画面データを無線通信部91で受信して取り込んで表示部にバックアップファイル名提示画面110を表示する。次いで、リストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP156及びステップSP157の処理を順次実行することで、リストア対象の装置設定情報38が選択されたか否かを判別して肯定結果を得ると、引き続き上述したステップSP158の処理を実行することで、リストア対象通知データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信する。この際、バックアップ装置11の制御部60は、上述したステップSP101及びステップSP102の処理を順次実行することで、リストア支援端末12からリストア対象通知データが送信されたか否かを判別し、当該リストア対象通知データをネットワーク通信部65で受信して取り込むと、引き続き上述したステップSP103乃至ステップSP105の処理を順次実行することで、修正箇所提示画面データをネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。よってリストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP159及びステップSP160の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信された修正箇所提示画面データを無線通信部91で受信して取り込んで表示部に修正箇所提示画面115を表示する。そしてリストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP161の処理を実行することで、バックアップ装置11に対するリストアの実行を指示するか否かを判別して肯定結果を得ると、引き続き上述したステップSP162の処理を実行することで、リストア実行指示データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信する。よってバックアップ装置11の制御部60は、上述したステップSP106の処理を実行することで、リストア支援端末12からリストア実行指示データが送信されたか否かを判別して、当該リストア実行指示データをネットワーク通信部65で受信して取り込み、引き続き上述したステップSP107乃至ステップSP110の処理を順次実行することで、リストア対象の装置設定情報38をバックアップファイル52、79としてネットワーク通信部65から支援対象のMFP5へ送信する。この際、支援対象のMFP5の制御部20は、記憶部22に予め記憶された第2設定情報リストア実行プログラムに従って第2設定情報リストア実行処理手順RT3を開始しており、上述したステップSP41乃至ステップSP43の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信されたバックアップファイル52、79をネットワーク通信部30で受信して取り込み、記憶部22に当該バックアップファイル52、79として得たリストア対象の装置設定情報38を記憶する。そして支援対象のMFP5の制御部20は、装置設定情報38のリストアが完了すると、上述したステップSP44の処理を実行することで、リストア完了通知データをネットワーク通信部30からバックアップ装置11へ送信した後、ステップSP45に移って第2設定情報リストア実行処理手順RT3を終了する。またバックアップ装置11の制御部60は、上述したステップSP111及びステップSP112の処理を順次実行することで、支援対象のMFP5から送信されたリストア完了通知データをネットワーク通信部65で受信して取り込み、これに応じてリストア完了通知画面データを当該ネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信した後、ステップSP113に移って第2設定情報送信処理手順RT7を終了する。さらにリストア支援端末12の制御部85は、この際、上述したステップSP163乃至ステップSP166の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信されたリストア完了通知画面データを無線通信部91で受信して取り込んで表示部にリストア完了通知画面120を表示した後、ステップSP167に移ってリストア支援処理手順RT9を終了する。
ところで、リストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP161の処理を実行した際、リストア対象の装置設定情報38の選択が取り消されて否定結果を得ると、選択取消通知データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信した後、表示部に修正箇所提示画面115に換えてバックアップファイル名提示画面110を再び表示する。よってバックアップ装置11の制御部60は、この際、上述したステップSP106の処理を実行するものの、リストア支援端末12から送信された選択取消通知データをネットワーク通信部65で受信して取り込み否定結果を得ることで、再び、上述したステップSP101及びステップSP102の処理を順次実行する。またリストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP150乃至ステップSP152の処理を順次実行した際、設定情報提示画像の閲覧が要求されて否定結果を得ると、引き続き上述した166の処理を実行することで、画像ファイル名提示画面要求データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信する。またバックアップ装置11の制御部60は、上述したステップSP97乃至ステップSP99の処理を順次実行した際、リストア支援端末12から送信された画像ファイル名提示画面要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込むと、引き続き上述したステップSP114の処理を実行することで、画像ファイル名提示画面データをネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信する。よってリストア支援端末12の制御部85は、この際、上述したステップSP167及びステップSP168の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信された画像ファイル名提示画面データを無線通信部91で受信して取り込んで表示部に画像ファイル名提示画面125を表示する。そしてリストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP169及びステップSP170の処理を順次実行することで、設定情報画像の閲覧が要求されたか否かを判別して肯定結果を得ると、引き続き上述したステップSP171の処理を実行することで、閲覧画像要求データを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信する。この際、バックアップ装置11の制御部60は、上述したステップSP115及びステップSP116の処理を実行することで、リストア支援端末12から閲覧画像要求データが送信されたか否かを判別し、当該閲覧画像要求データをネットワーク通信部65で受信して取り込むと、引き続き上述したステップSP117の処理を実行することで、情報閲覧画面データをネットワーク通信部65からリストア支援端末12へ送信した後、再び、上述したステップSP115及びステップSP116の処理を実行する。またリストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP172及びステップSP174の処理を順次実行することで、バックアップ装置11から送信された情報閲覧画面データを無線通信部91で受信して取り込み表示部に情報閲覧画面130を表示した後、当該表示部に画像ファイル名提示画面125を表示する。ところで、リストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP169及びステップSP170の処理を順次実行した際、設定情報提示画像の閲覧がキャンセルされて否定結果を得ると、上述したステップSP175の処理を実行することで、画像閲覧キャンセルデータを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信した後、表示部に画像ファイル名提示画面125に換えてリストア支援画面100を再び表示する。このためバックアップ装置11の制御部60は、この際、上述したステップSP115及びステップSP116の処理を実行し、リストア支援端末12から送信された画像閲覧キャンセルデータをネットワーク通信部65で受信して否定結果を得ることで、再び、上述したステップSP97乃至ステップSP99の処理を順次実行する。またリストア支援端末12の制御部85は、上述したステップSP156及びステップSP157の処理を実行した際、装置設定情報38の選択処理がキャンセルされて否定結果を得ると、上述したステップSP176の処理を実行することで、情報選択キャンセルデータを無線通信部91からバックアップ装置11へ送信した後、表示部にバックアップファイル名提示画面110に換えてリストア支援画面100を再び表示する。よってバックアップ装置11の制御部60は、この際、上述したステップSP101及びステップSP102の処理を順次実行するものの、リストア支援端末12から送信された情報選択キャンセルデータをネットワーク通信部65で受信して取り込み否定結果を得ることで、再び、上述したステップSP97乃至ステップSP99の処理を順次実行する。このようにしてリストア支援端末12、バックアップ装置11及びMFP5によるリストア支援処理手順RT9、第2設定情報送信処理手順RT7及び第2設定情報リストア実行処理手順RT3からなる第2リストア処理手順を互いに通信しながら実行して、当該バックアップ装置11にバックアップファイル52としてバックアップしていた装置設定情報38を、リストア支援端末12の支援のもと、当該リストア支援端末12が支援対象とするMFP5にリストアすることができる。
(1−6)実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、バックアップシステム1は、MFP5、6の動作形態を設定する装置設定情報38をバックアップする外部ネットワーク10上のバックアップ装置11に、当該バックアップ装置11と公衆回線網14を介して通信可能なリストア支援端末12を、これが装置設定情報38のリストアを支援するMFP5、6と対応付けて登録する。そしてバックアップシステム1は、リストア支援端末12がバックアップ装置11と通信して、当該バックアップ装置11がバックアップしている装置設定情報38の中から支援対象のMFP5、6にリストアする装置設定情報38を選択してリストアの実行を指示することで、バックアップ装置11がリストア支援端末12で選択された装置設定情報38を支援対象のMFP5、6へ送信してリストアする。以上の構成によれば、バックアップシステム1は、例えば、メンテナンス作業者が、MFP5、6の修理に伴い装置設定情報38を改めて記憶させるような場合、ユーザのPC7を操作する必要はなく、またメンテナンス作業者のパーソナルコンピュータをMFP5、6の遠隔操作用として内部ネットワーク9に接続するような煩雑な作業も必要とせずに、リストア支援端末12を操作してバックアップ装置11と通信することで、当該バックアップ装置11にバックアップしていた装置設定情報38をMFP5、6にリストアすることができる。よってバックアップシステム1は、MFP5、6を正常に動作する状態に容易に復帰させることができる。
またバックアップシステム1は、バックアップ装置11に1台のリストア支援端末12を、これが装置設定情報38のリストアを支援する複数台のMFP5、6と対応付けて登録するようにした。そしてバックアップシステム1は、リストア支援端末12により、対応する複数台のMFP5、6の何れについて装置設定情報38のリストアを支援する場合でも、当該リストア支援端末12において、これに対応する複数台のMFP5、6がそれぞれバックアップ装置11にバックアップしていた装置設定情報38の中から、この際の支援対象のMFP5、6にリストアする装置設定情報38を選択させて、当該MFP5、6に、その選択された装置設定情報38をリストアするようにした。従ってバックアップシステム1は、リストア支援端末12が、対応する複数台のMFP5、6の何れかについて装置設定情報38のリストアを支援する際、その支援対象のMFP5、6がバックアップ装置11にリストア可能な適当な装置設定情報38をバックアップしていない場合や、装置設定情報38を全くバックアップしていない場合でも、他のMFP5、6がバックアップ装置11にバックアップしていた装置設定情報38を当該支援対象のMFP5、6にリストアして、そのMFP5、6を正常に動作する状態に確実に復帰させることができる。さらにバックアップシステム1は、バックアップ装置11が、MFP5、6に装置設定情報38をリストアする際、その装置設定情報38がMFP5、6の現在の設定フォーマットのフォーマットバージョンよりも何世代か前のフォーマットバージョンの設定フォーマットで設定されたものである場合、当該装置設定情報38を現在の設定フォーマットに準じた内容に修正した上でMFP5、6にリストアするようにした。従ってバックアップシステム1は、装置設定情報38をリストアしたMFP5、6を、正常に動作させて、その機能を十分に発揮させ得る状態に復帰させることができる。これに加えてバックアップシステム1は、リストア支援端末12でMFP5、6へのリストア用に選択された装置設定情報38が当該MFP5、6の現在の設定フォーマットのフォーマットバージョンよりも何世代か前のフォーマットバージョンの設定フォーマットで設定されたものである場合、バックアップ装置11から、その装置設定情報38を現在の設定フォーマットに準じた内容に修正する際の修正箇所を提示する修正箇所提示画面データをリストア支援端末12に送信して修正箇所提示画面115を表示するようにした。従ってバックアップシステム1は、リストア支援端末12で表示した修正箇所提示画面115を介してメンテナンス作業者(またユーザ)に、装置設定情報38をリストアする際の設定フォーマットの違いに起因する修正箇所を当該装置設定情報38のリストアに先立って確認させることができる。このためバックアップシステム1は、例えば、装置設定情報38の修正箇所の設定項目(すなわち、追加項目や変更項目)、及びこれに対する設定内容(すなわち、初期状態の設定内容)が、種々のサイズの印刷用紙を装填可能なトレイと、当該トレイに装填される印刷用紙のサイズであり、そのトレイに修正箇所の設定内容が示すサイズとは異なるサイズの印刷用紙がすでに装填される場合のように、修正箇所の設定項目に対する設定内容がMFP5、6の現在の動作形態(すなわち、動作環境や動作条件等)に即していない場合でも、当該MFP5、6に、修正を施した装置設定情報38をリストアした後、当該装置設定情報38の修正箇所の設定項目に対する設定内容を、現在の動作形態に合わせるように迅速に変更させることができる。
さらにバックアップシステム1は、MFP5、6から装置設定情報38を、そのバックアップ日時をファイル名とするバックアップファイル52、79としてバックアップ装置11にバックアップし、リストア支援端末12により当該MFP5、6への装置設定情報38のリストアを支援する際、バックアップ装置11からバックアップファイル52、79のファイル名リストを提示するバックアップファイル名提示画面データをリストア支援端末12へ送信してバックアップファイル名提示画面110を表示させ、当該リストア支援端末12において、そのバックアップファイル名提示画面110内のファイル名リストからリストア対象の装置設定情報38をバックアップファイル52、79のファイル名として選択させるようにした。従ってバックアップシステム1は、リストア支援端末12において複数の装置設定情報38の中からMFP5、6にリストアすべき装置設定情報38を、対応するファイル名からバックアップの時期を確認させるようにして選択させ易くすることができる。これに加えてバックアップシステム1は、MFP5、6から装置設定情報38と共に、これを閲覧可能な設定情報提示画像をバックアップ装置11にバックアップしておき、バックアップ装置11がリストア支援端末12から設定情報提示画像の閲覧が要求された際、当該設定情報提示画像を閲覧させる情報閲覧画面データをリストア支援端末12に送信して情報閲覧画面130を表示するようにした。これによりバックアップシステム1は、リストア支援端末12により当該MFP5、6への装置設定情報38のリストアを支援する際、リストア対象の装置設定情報38の選択に先立ち、当該リストア支援端末12で表示する情報閲覧画面130を介してメンテナンス作業者(またユーザ)に、装置設定情報38の内容を容易に確認させることができ、複数の装置設定情報38の中からMFP5、6にリストアすべき装置設定情報38を、さらに選択させ易くすることができる。
(2)他の実施の形態
(2−1)他の実施の形態1
なお上述した実施の形態においては、MFP5、6がユーザの操作に応じてバックアップファイル52、79を生成してバックアップ装置11へ送信しバックアップするようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、MFP5、6がファームウェアをダウンロードして設定フォーマットと共に装置設定情報38を自動的に変更した際や、ユーザにより任意のタイミングで操作パネル24を介して、又はPC7を介して設定内容が変更された際、またユーザにより任意に選定された所定周期で、自動的にバックアップファイル52、79を生成してバックアップ装置11へ送信しバックアップするようにしても良い。本発明は、係る構成によれば、バックアップ装置11に対し常にMFP5、6の最新の装置設定情報38をバックアップすることができる。これに加えて本発明は、MFP5、6がユーザの操作に応じてバックアップファイル52、79を生成してバックアップ装置11へバックアップするような場合、バックアップ装置11が常に最新のファームウェアを記憶保持しておき、リストア支援端末12やMFP5、6においてリストア対象の装置設定情報38が選択されたとき、当該装置設定情報38に対応する設定フォーマットのフォーマットバージョンを、最新のファームウェアが規定している設定フォーマットのフォーマットバージョンと比較する。そして本発明は、バックアップ装置11が、そのフォーマットバージョンの比較結果に応じてリストア対象の装置設定情報38を上述と同様に適宜修正するものの、当該リストア対象の装置設定情報38が最新のフォーマットバージョンよりも何世代か前のフォーマットバージョンの設定フォーマットで設定されたものである場合、当該バックアップ装置11からMFP5、6へ最新のファームウェアを送信して更新させたうえで、その修正した装置設定情報38をMFP5、6へ送信してリストアさせるようにしても良い。本発明は、係る構成によれば、MFP5、6において装置設定情報38のリストアを基にファームフェアを最新のものに更新することができ、そのうえで装置設定情報38をリストアすることで、当該MFP5、6の機能を十分に発揮させ得る状態にすることができる。
(2−2)他の実施の形態2
また上述した実施の形態においては、MFP5、6がバックアップファイル52、79を生成してバックアップ装置11にバックアップする際、当該MFP5、6が設定情報提示画像も生成してバックアップ装置11にバックアップファイル52、79と共にバックアップするようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、MFP5、6ではなくバックアップ装置11がバックアップしたバックアップファイル52、79内の装置設定情報38をもとに設定情報提示画像を生成するようにしても良い。そして本発明は、バックアップ装置11においてバックアップ処理部75がバックアップファイル52、79を記憶部62に記憶した(すなわち、バックアップした)ときに設定情報提示画像を生成して記憶部62に記憶しても良いし、リストア処理部76がリストア支援端末12から設定情報提示画像の閲覧が要求されたときに当該設定情報提示画像を生成し情報閲覧画面データとしてリストア支援端末12に送信しても良い。
(2−3)他の実施の形態3
さらに上述した実施の形態においては、複数台のMFP5、6に対応するリストア支援端末12により何れかのMFP5、6への装置設定情報38のリストアを支援する際、当該リストア支援端末12に対応する複数台のMFP5、6の全てのバックアップファイル52、79をリストアの利用対象とするようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、複数台のMFP5、6に対応するリストア支援端末12により何れかのMFP5、6への装置設定情報38のリストアを支援する際、例えば、これら複数台のMFP5、6の何れに対して装置設定情報38をリストアする場合でも、リストア支援端末12に何れのMFP5、6のバックアップファイル52、79をリストアの利用対象とするのかを1又は複数台のMFP5、6の装置シリアル番号として指定させ、当該指定により利用対象とした1又は複数台分のバックアップファイル52、79の中からリストア用の1個のバックアップファイル52、79を任意に選択させるようにしても良い。
(2−4)他の実施の形態4
さらに上述した実施の形態においては、バックアップ装置11にMFP5、6を登録した際に2次元コード43を生成して記憶しておくようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、バックアップ装置11がMFP5、6から送信された選択画面要求データを受信する毎に、2次元コード43を生成してバックアップリストア選択画面データに合成したうえでMFP5、6に送信するようにしても良い。また本発明は、MFP5、6が2次元コード43を生成して、バックアップ装置11から受信したバックアップリストア選択画面データに合成しても良い。さらに本発明は、2次元コード43を印刷したシールをMFP5、6の外装面に貼着しても良い。
(2−5)他の実施の形態5
さらに上述した実施の形態においては、MFP5、6の制御部20が、記憶部22に予め記憶された設定情報バックアップ実行プログラム、第1設定情報リストア実行プログラム及び第2設定情報リストア実行プログラムに従って図6、図9及び図11について上述した設定情報バックアップ実行処理手順RT1、第1設定情報リストア実行処理手順RT2及び第2設定情報リストア実行処理手順RT3を実行するようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、MFP5、6において制御部20が設定情報バックアップ実行プログラム、第1設定情報リストア実行プログラム及び第2設定情報リストア実行プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体によって当該設定情報バックアップ実行プログラム、第1設定情報リストア実行プログラム及び第2設定情報リストア実行プログラムをインストールし、又はローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用して外部から設定情報バックアップ実行プログラム、第1設定情報リストア実行プログラム及び第2設定情報リストア実行プログラムをインストールして設定情報バックアップ実行処理手順RT1、第1設定情報リストア実行処理手順RT2及び第2設定情報リストア実行処理手順RT3を実行するようにしても良い。さらに上述した実施の形態においては、バックアップ装置11の制御部60が、記憶部62に予め記憶された登録実行プログラム、設定情報記憶プログラム、第1設定情報送信プログラム及び第2設定情報送信プログラムに従って図14、図16、図17、図19乃至図21について上述した登録実行処理手順RT4、設定情報記憶処理手順RT5、第1設定情報送信処理手順RT6及び第2設定情報送信処理手順RT7を実行するようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、バックアップ装置11の制御部60が登録実行プログラム、設定情報記憶プログラム、第1設定情報送信プログラム及び第2設定情報送信プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体によって当該登録実行プログラム、設定情報記憶プログラム、第1設定情報送信プログラム及び第2設定情報送信プログラムをインストールし、又はローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用して外部から登録実行プログラム、設定情報記憶プログラム、第1設定情報送信プログラム及び第2設定情報送信プログラムをインストールして登録実行処理手順RT4、設定情報記憶処理手順RT5、第1設定情報送信処理手順RT6及び第2設定情報送信処理手順RT7を実行するようにしても良い。さらに上述した実施の形態においては、リストア支援端末12の制御部85が、記憶部87に予め記憶された登録依頼プログラム及びリストア支援プログラムに従って図23乃至図27について上述した登録依頼処理手順RT8及びリストア支援処理手順RT9を実行するようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、リストア支援端末12の制御部85が登録依頼プログラム及びリストア支援プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体によって当該登録依頼プログラム及びリストア支援プログラムをインストールし、又はローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用して外部から登録依頼プログラム及びリストア支援プログラムをインストールして登録依頼処理手順RT8及びリストア支援処理手順RT9を実行するようにしても良い。これら種々のプログラムをMFP5、6、バックアップ装置11及びリストア支援端末12にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスクや、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)等のパッケージメディアで実現しても良く、各種プログラムが一時的もしくは永続的に記憶される半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。またコンピュータ読取可能な記憶媒体に、これら種々のプログラムを記憶する手段としては、ローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用するようにしても良い。さらにコンピュータ読取可能な記憶媒体には、ルータやモデム等の各種通信インタフェースを介して、これら種々のプログラムを記憶するようにしても良い。
(2−6)他の実施の形態6
さらに上述した実施の形態においては、本発明によるバックアップシステムを、図1乃至図39について上述したバックアップシステム1に適用するようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、サーバやコンピュータ等であるバックアップ装置と、MFPやプリンタ、ファクシミリ、複写機等である画像形成装置と、スマートホンや携帯電話機、携帯情報端末、タブレット端末、ノート型のパーソナルコンピュータ等であるリストア支援端末とから構築されるバックアップシステム等のように、この他種々の構成のバックアップシステムに広く適用することができる。
本発明は、サーバやコンピュータ等のバックアップ装置と、MFPやカラープリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置と、スマートホンや携帯電話機、携帯情報端末、タブレット端末、ノート型のパーソナルコンピュータ等のリストア支援端末とから構築されるバックアップシステムに利用することができる。
1……バックアップシステム、5、6……MFP、9……内部ネットワーク、10……外部ネットワーク、11……バックアップ装置、12……リストア支援端末、13……アクセスポイント、14……公衆回線網、20、60、85……制御部、22、62、87……記憶部、30、65……ネットワーク通信部、35、66、92……システム制御部、36……装置識別情報、37……装置個別情報、38……装置設定情報、45……バックアップ実行部、46……リストア実行部、51……提示画像生成部、52、79……バックアップファイル、67……装置シリアル番号情報、68……登録装置リスト、69……端末電話番号情報、70……端末登録実行部、71……フォーマットテーブル、75……バックアップ処理部、76……リストア処理部、77……設定情報提示画像ファイル、78……設定情報修正部、91……無線通信部、94……登録依頼部、95……リストア支援部、100……リストア支援画面、110……バックアップファイル名提示画面、115……修正箇所提示画面、125……画像ファイル名提示画面、130……情報閲覧画面、RT1……設定情報バックアップ実行処理手順、RT2……第1設定情報リストア実行処理手順、RT3……第2設定情報リストア実行処理手順、RT4……登録実行処理手順、RT5……設定情報記憶処理手順、RT6……第1設定情報送信処理手順、RT7……第2設定情報送信処理手順、RT8……登録依頼処理手順、RT9……リストア支援処理手順。

Claims (7)

  1. 装置設定情報によって動作形態が設定される画像形成装置と、当該画像形成装置の前記装置設定情報をバックアップし、また当該バックアップした前記装置設定情報を前記画像形成装置にリストアするバックアップ装置と、前記バックアップ装置から前記画像形成装置への前記装置設定情報のリストアを支援するリストア支援端末とから構築されるバックアップシステムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記装置設定情報を記憶する画像形成装置記憶部と、
    所定のネットワークを介して前記バックアップ装置と通信するための画像形成装置通信部と、
    前記画像形成装置記憶部から前記装置設定情報を読み出して前記バックアップ装置に送信するバックアップ実行部と、
    前記バックアップ装置から送信された前記装置設定情報を前記画像形成装置記憶部にリストアするリストア実行部と
    を具え、
    前記バックアップ装置は、
    バックアップ装置記憶部と、
    前記ネットワークを介して前記画像形成装置と通信し、また前記ネットワーク及び公衆回線網を介して前記リストア支援端末と通信するためのバックアップ装置通信部と、
    前記画像形成装置から送信された前記装置設定情報を前記バックアップ装置記憶部に記憶するバックアップ処理部と、
    前記バックアップ装置記憶部に記憶された前記装置設定情報のリストを前記リストア支援端末に送信し、当該リストア支援端末から前記装置設定情報の中で選択されたリストア対象の装置設定情報が通知された後、当該リストア対象の装置設定情報のリストアの実行が指示されると、前記バックアップ装置記憶部から前記リストア対象の装置設定情報を読み出して前記画像形成装置に送信するリストア処理部と
    を具え、
    前記リストア支援端末は、
    前記公衆回線網及び前記ネットワークを介して前記バックアップ装置と通信するためのリストア支援端末通信部と、
    前記バックアップ装置から送信された前記装置設定情報のリストの中で前記リストア対象の装置設定情報が選択されると、前記バックアップ装置に前記リストア対象の装置設定情報を通知すると共に、前記画像形成装置に対する前記リストア対象の装置設定情報のリストアの実行を指示するリストア支援部と
    を具えるバックアップシステム。
  2. 前記リストア支援端末は、
    前記バックアップ装置に本端末を個別に識別可能な端末識別情報と、前記装置設定情報のリストアを支援する前記画像形成装置を個別に識別可能な装置識別情報とを送信して、前記本端末の登録を依頼する登録依頼部
    を具え、
    前記バックアップ装置は、
    前記バックアップ装置記憶部に、前記リストア支援端末から送信された前記端末識別情報を前記装置識別情報と対応付けて記憶することにより、前記リストア支援端末を前記画像形成装置と対応付けて登録する端末登録実行部
    を具え、
    前記リストア支援端末の前記リストア支援部は、
    前記バックアップ装置に前記本端末と対応付けて登録された前記画像形成装置に対する前記装置設定情報のリストアを支援する
    請求項1に記載のバックアップシステム。
  3. 複数の前記画像形成装置
    を具え、
    前記バックアップ装置の前記端末登録実行部は、
    前記リストア支援端末から前記端末識別情報と共に、それぞれ異なる前記画像形成装置の前記装置識別情報が送信される毎に、前記バックアップ装置記憶部に前記端末識別情報を、それぞれ異なる前記画像形成装置の前記装置識別情報と対応付けて記憶することにより、前記リストア支援端末を複数の前記画像形成装置と対応付けて登録し、
    前記リストア支援端末の前記リストア支援部は、
    前記バックアップ装置に前記端末識別情報と共に1個の前記装置識別情報を送信して支援対象の1台の前記画像形成装置を通知し、
    前記バックアップ装置の前記リストア処理部は、
    前記リストア支援端末から前記端末識別情報と共に1個の前記装置識別情報が送信されて支援対象の1台の前記画像形成装置が通知されると、前記バックアップ装置記憶部に記憶された前記装置設定情報のうち、前記リストア支援端末に対応付けられた複数の前記画像形成装置の前記装置設定情報のリストを前記リストア支援端末に送信し、
    前記リストア支援端末の前記リストア支援部は、
    前記バックアップ装置から送信された複数の前記画像形成装置の前記装置設定情報のリストの中で前記リストア対象の装置設定情報が選択されると、前記バックアップ装置に前記リストア対象の装置設定情報を通知すると共に、前記画像形成装置に対する前記リストア対象の装置設定情報のリストアの実行を指示する
    請求項2に記載のバックアップシステム。
  4. 前記画像形成装置は、
    適宜変更される設定フォーマットに準じた前記装置設定情報によって前記動作形態を設定する動作形態設定部
    を具え、
    前記画像形成装置の前記バックアップ実行部は、
    前記画像形成装置記憶部から読み出した前記装置設定情報を、当該装置設定情報によって前記動作形態が設定されたときの前記設定フォーマットのフォーマットバージョンを付加して前記バックアップ装置に送信し、
    前記バックアップ装置は、
    前記リストア支援端末から前記画像形成装置に対する前記リストア対象の装置設定情報が通知された際、当該リストア対象の装置設定情報に付加されている前記フォーマットバージョンが、前記画像形成装置の現在の前記設定フォーマットの前記フォーマットバージョンよりも何世代か前であると、前記リストア対象の装置設定情報を前記画像形成装置の現在の前記設定フォーマットに準じて修正する設定情報修正部
    を具え、
    前記バックアップ装置の前記リストア処理部は、
    前記リストア支援端末から前記リストア対象の装置設定情報のリストアの実行が指示されると、前記設定情報修正部により修正された前記リストア対象の装置設定情報を前記画像形成装置に送信する
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載のバックアップシステム。
  5. 前記バックアップ装置の前記リストア処理部は、
    前記リストア支援端末から通知された前記リストア対象の装置設定情報が修正される場合、当該リストア対象の装置設定情報の修正箇所を前記リストア支援端末に通知する
    請求項4に記載のバックアップシステム。
  6. 前記画像形成装置の前記バックアップ実行部は、
    前記画像形成装置記憶部から読み出した前記装置設定情報を、当該装置設定情報のバックアップ日時を示すファイル名を付したバックアップファイルとして前記バックアップ装置に送信し、
    前記バックアップ装置の前記リストア処理部は、
    前記画像形成装置の前記装置設定情報のリストとして前記バックアップファイルのファイル名リストを前記リストア支援端末に送信する
    請求項1乃至請求項5の何れかに記載のバックアップシステム。
  7. 前記バックアップ装置の前記リストア処理部は、
    前記リストア支援端末から前記装置設定情報の閲覧が要求されると、当該装置設定情報を画像として提示可能な設定情報画像を前記リストア支援端末に送信する
    請求項1乃至請求項6の何れかに記載のバックアップシステム。
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