JP2016044549A - 熱音響装置 - Google Patents

熱音響装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016044549A
JP2016044549A JP2014166711A JP2014166711A JP2016044549A JP 2016044549 A JP2016044549 A JP 2016044549A JP 2014166711 A JP2014166711 A JP 2014166711A JP 2014166711 A JP2014166711 A JP 2014166711A JP 2016044549 A JP2016044549 A JP 2016044549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
cold
heat exchanger
accumulator
liquefied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014166711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6376895B2 (ja
Inventor
伊奈 孝
Takashi Ina
孝 伊奈
洸平 中村
Kohei Nakamura
洸平 中村
田村 守淑
Moriyoshi Tamura
守淑 田村
長谷川 真也
Shinya Hasegawa
真也 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai University
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokai University
Toho Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai University, Toho Gas Co Ltd filed Critical Tokai University
Priority to JP2014166711A priority Critical patent/JP6376895B2/ja
Publication of JP2016044549A publication Critical patent/JP2016044549A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6376895B2 publication Critical patent/JP6376895B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E70/00Other energy conversion or management systems reducing GHG emissions
    • Y02E70/30Systems combining energy storage with energy generation of non-fossil origin

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

【課題】冷熱を高効率で利用することが可能な熱音響装置を提供すること。【解決手段】熱音響装置1は、作動ガスが封入されたループ管10と、ループ管10から分枝された枝管20と、枝管20に接続された動力変換器30と、ループ管10内に配設されるとともに内部に多数の細孔46を有する蓄熱器40と、蓄熱器40の一端41に配置された冷熱用熱交換器51と、蓄熱器40の他端42に配置された温熱用熱交換器52と、を備える。冷熱用熱交換器51は、冷熱源として、液化天然ガス、液化窒素、液化酸素又は液化水素のいずれかを利用可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、熱音響装置に関する。
従来、冷熱をエネルギー源として利用する方法が提案されている。例えば、液化天然ガスを気化させて発電燃料や都市ガス燃料として用いる際に排出される冷熱の一部は、ランキンサイクルを利用した発電(冷熱発電)の冷熱源として利用されたり、ドライアイス製造用や冷凍食品用の冷熱として利用されたりしている。
しかしながら、上述の冷熱の大部分は未利用となっており、冷熱の利用率は低い。さらに、上述の冷熱発電は、構造上、作動ガスの漏洩やピストンの摩擦損失等の機械的損失が大きく、熱効率が理論効率よりも大幅に低くなっている。このことも冷熱発電の普及を阻害する要因の一つとなっている。
一方、特許文献1には、熱エネルギーを音響エネルギーに変換して、音響エネルギーから電力を得る熱音響エンジンが開示されている。かかる構成では、駆動時における機械的損失がほとんどないことから、高い熱効率を得ることが可能である。特許文献1に開示の構成では、温熱源として内燃機関の高温排ガスなどを利用し、冷熱源として内燃機関の冷却水などを利用している。
特開2005−233037号公報
上記冷熱の利用率を向上するために高効率な熱音響エンジンを利用することが考えられる。しかし、特許文献1に開示のように、従来の熱音響エンジンを用いた発電では数百℃の温熱源と、100℃程度の冷熱源とを用いたものである。そして、液化天然ガス(LNG)冷熱のようにマイナス数百℃の冷熱源を用いた熱音響エンジンについては、これまでに報告例はない。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、冷熱を高効率で利用することができる熱音響装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、作動ガスが封入されたループ管と、該ループ管から分枝された枝管と、該枝管に接続された動力変換器と、上記ループ管内に配設されるとともに内部に多数の細孔を有する蓄熱器と、該蓄熱器の一端に配置された冷熱用熱交換器と、上記蓄熱器の他端に配置された温熱用熱交換器と、を有し、
上記冷熱用熱交換器は、冷熱源として、液化天然ガス、液化窒素、液化酸素又は液化水素のいずれかを利用可能に構成されていることを特徴とする熱音響装置にある。
上記熱音響装置は、内部に多数の細孔を有する上記蓄熱器における作動ガスの膨張・収縮によって生じる熱音響現象を利用して、上記蓄熱器の両端における熱エネルギー差を音響エネルギーに変換するいわゆる熱音響装置である。そのため、機械的な駆動部分が少ないことから、熱エネルギーの機械的な損失が少なく、冷熱を高効率で利用することができる。また、部品点数が少ないため、製造コストやランニングコストの低減が図られる。さらに、冷熱源として、液化天然ガス、液化窒素、液化酸素又は液化水素のいずれかが使用されるため、冷熱としての熱エネルギーに加えて、これらの液体が冷熱用熱交換器において気化する際の蒸発潜熱を熱エネルギーとして活用することができる。また、かかる冷熱源を利用するため、温熱用熱交換器における温熱源の温度を過度に高くする必要がなく、比較的穏やかな温度条件下で使用することができる。その結果、装置の耐久性を向上でき、信頼性の高い熱音響装置を提供することができる。
実施例1における、熱音響装置の概略図。 実施例1における、蓄熱器の斜視図。 実施例1における、運転結果を示すグラフ。 変形例における、蓄熱器の斜視図。 図4における、V-V線位置断面の一部拡大図。 変形例における、蓄熱器の展開図。 図6における、VII-VII線位置断面の一部拡大図。
上記蓄熱器における細孔径は50〜200μmであることが好ましい。この場合には、蓄熱器内部におけるエネルギー変換効率の向上が図られる。細孔径の最適値は、作動ガスのガス圧や作動温度等の条件によって変動するものであるが、一般的に蓄熱器内部の作動ガスが高圧及び低温であるほど当該適正値は小さくなる傾向がある。そして、蓄熱器に温度勾配を発生させるための冷熱源として液化天然ガス(LNG)、液化窒素、液化酸素又は液化水素を採用した場合には、細孔径の適正値は50〜200μmとすることができる。
上記熱交換器は、温熱源として、大気、海水又は未利用排熱のいずれかを利用可能に構成されていることとすることができる。この場合には、温熱源の入手が容易でランニングコストを低減することができる。また、熱交換器における温度条件が穏やかとなるため、装置の耐久性を一層向上することができ、信頼性に優れる。なお、「未利用排熱」とは、内燃機関、ガスタービン、ボイラー、焼却炉、ヒートポンプ、工業用バーナなどにおいて排出される排熱の内、何らかの用途に使用されずに排出される熱エネルギーを有するものとする。
上記動力変換器は、上記枝管から得られる音響エネルギーを電力に変換する発電機であることが好ましい。この場合には、当該熱音響装置によって電力を得ることができるため、様々な用途に使用することができる熱音響装置を提供することができる。
(実施例1)
本例の実施例に係る熱音響装置につき、図1〜図3を用いて説明する。
本例の熱音響装置1は、ループ管10と、枝管20と、動力変換器30と、蓄熱器40と、冷熱用熱交換器51と、温熱用熱交換器52と、を備える熱音響装置である。
ループ管10には作動ガスが封入されている。枝管20はループ管10から分枝されている。動力変換器30は枝管20に接続されている。蓄熱器40はループ管10内に配設されるとともに内部に多数の細孔を有する。冷熱用熱交換器51は蓄熱器40の一端41に配置されている。温熱用熱交換器52は蓄熱器40の他端42に配置されている。
そして、冷熱用熱交換器51は、冷熱源として、液化天然ガス、液化窒素、液化酸素又は液化水素のいずれかを利用可能に構成されている。
以下、本例の熱音響装置1について、詳述する。
図1に示すように、ループ管10は中空の管状部材からなり、矩形のループ状に形成されている。ループ管10には作動ガスが封入されている。作動ガスとして、例えば、ヘリウムガス、アルゴンガス、窒素ガス、空気など、又はこれらのうち2つ以上を混合した混合ガスを採用することができ、本例ではヘリウムガスを採用している。作動ガスのガス圧や動作温度は、冷熱源や温熱源の種類などを考慮して適宜設定することができ、例えば、冷熱源としてLNGを採用する場合には、ガス圧を1MPa〜3MPaとすることができ、作動温度を−100℃〜−160℃とすることができる。この場合には、蓄熱器内部のエネルギー変換効率の向上が図られる。枝管20は、ループ管10と同様に中空の管状部材からなる。そして、ループ管10と連通しており、ループ管10の角部から延出して直線状を成している。なお、ループ管10及び枝管20の長さは、動力変換器30等の固有振動数などを考慮して、出力される圧力波の周波数を適宜調整するために所定の長さとすることができる。
枝管20の先端部には、動力変換器30が配設されている。本例では、動力変換器30として、レシプロ式のリニア発電機が備えられている。動力変換器30はピストン31を備えている。ピストン31は枝管20の端部に挿入されているとともに、枝管20の延出方向に往復摺動可能となっている。動力変換器30は、ピストン31が往復運動されることにより発電する。そして、動力変換器30には、当該発電された電力を消費する外部負荷33が接続されている。なお、本例では、動力変換器30には補助電源34が接続されている。動力変換器30は、補助電源34から供給された電力を使用してモータとして作動してピストン31を往復摺動させることにより、始動のため枝管20内の作動ガスに振動を付与することができる。そして、動力変換器30は、ピストン31の往復摺動による発電と、補助電源34による作動ガスへの振動の付与とを切り替えて行うことができるように構成されている。
ループ管10及び枝管20は作動ガスの熱膨張収縮により発生する音波を繰り返し伝播することにより、音響エネルギーを増幅する共鳴管として機能する。
蓄熱器40は、ループ管10内に保持されている。蓄熱器40は、図2に示すように、蓄熱器40は円柱状に形成されている。蓄熱器40の外径Pは、ループ管10の内径(図示せず)と同一となるように設定することが好ましい。これにより、円柱状に形成された蓄熱器40をループ管10の内壁に対して隙間なく設けることが容易となる。例えば、蓄熱器40の外径Pは40〜150mmとすることができ、本例ではループ管10の内径(図示せず)に合わせて40mmとなっている。
蓄熱器40は、図2に示すように、多数の細孔46を有する薄板40aを積層してなる。当該細孔径は、50〜200μmとすることができる。作動ガスの種類・圧力および冷熱源の温度によって適正値をとり、エネルギー変換効率を向上できる。
蓄熱器40自体の熱伝導率は小さいことが好ましい。この場合には、蓄熱器40の両端41、42間で温度勾配を発生させた場合に、熱が作動ガスに伝播されずに蓄熱器40自体に伝播されることが抑制されて、熱が作動ガスに積極的に伝播されるため、エネルギー変換効率を向上できる。例えば、樹脂製の蓄熱器40を採用することにより、熱伝導率を小さくすることができる。
蓄熱器40内部の細孔46の開口率は高いことが好ましく、例えば、70〜90%、好ましくは80〜90%とすることができる。この場合には、細孔46を介した作動ガスと蓄熱器40との間の熱交換効率が向上し、蓄熱器40内部のエネルギー変換効率の向上が図られる。
細孔46は蓄熱器40の両端41、42に連通しており、直線状となっていることが好ましい。この場合には、細孔46内で作動ガスの熱膨張収縮によって生じる音波の伝播方向が均一となって、音響エネルギーの伝播効率が向上し、エネルギー変換効率の向上が図られる。本例では、図2に示すように、各薄板40aにおける細孔46が両端41、42に連通するように位置決めされた状態で積層されおり、細孔46は全体として、両端41、42に連通して直線状となっている。
上述の如く形成された蓄熱器40は、細孔径(細孔46の径)を適正な範囲とし(第1条件)、蓄熱器40自体の熱伝導率を低く維持する(第2条件)とともに、細孔46の開口率を高くし(第3条件)、細孔46を直線状でかつ閉塞されない形状とする(第4条件)ことができる。これら4つの条件をすべて満たした蓄熱器40とすることにより、高いエネルギー変換効率を呈する。各細孔46には、ループ管10に封入された作動ガスが充填されている。蓄熱器40の一端41には冷熱用熱交換器51、他端42には温熱用熱交換器52が設けられている。これにより、蓄熱器40の両端41、42間に温度勾配が形成される。
冷熱用熱交換器51は、本例では、冷熱源として液化天然ガス(LNG)を使用可能に構成されている。LNGは、冷熱側供給ライン511を介して冷熱用熱交換器51に供給されている。本例では、冷熱側供給ライン511には、冷熱用熱交換器51に供給されるLNGの温度を検出する冷熱入口温度検出器516aが接続されている。また、冷熱側排出ライン514には、冷熱用熱交換器51から排出されるLNGの温度を検出する冷熱出口温度検出器516bが接続されている。冷熱側排出ライン514には、気化しなかったLNGを気化させるための気化器515が備えられており、気化器515により、冷熱用熱交換器51に供給されたLNGはすべて気化されて天然ガスとして排出される。また、冷熱側排出ライン514には、天然ガス流量を検出する流量計512と、天然ガス流量を調整する冷熱源流量調整弁513とが設けられている。なお、冷熱源としては、LNGの他に、液化窒素、液化酸素、液化水素などを採用することができる。
温熱用熱交換器52には温熱源として海水が供給されている。当該海水は、温熱用熱交換器52に接続された温熱側供給ライン521を介して供給される。温熱側供給ライン521には、温熱用熱交換器52に供給される海水の温度を検出する温熱入口温度検出器529aが接続されている。また、温熱側排出ライン526には、温熱用熱交換器52から排出される海水の温度を検出する温熱出口温度検出器529bが接続されている。また、温熱側供給ライン521には、海水流量を検出する流量計522、温熱用熱交換器52に海水を送り込む温熱源ポンプ523と、温熱用熱交換器52に送り込まれる海水を加熱するヒータ524と、送り込まれる海水を冷却するラジエタ525とが接続されている。温熱用熱交換器52に供給された海水は、温熱用熱交換器52に接続された温熱側排水ライン526を介して温熱用熱交換器52から排出される。
本例の熱音響装置1では、冷熱用熱交換器51によって蓄熱器40の一端41が冷却されるとともに、温熱用熱交換器52によって蓄熱器40の他端42が加熱されることとにより、蓄熱器40の両端41、42間に温度勾配が形成される。これにより、蓄熱器40に備えられた多数の細孔46内の他端42側に位置する作動ガスが加熱されて膨張する。これに伴って、膨張した作動ガスの一部は温度勾配における低温側(一端41側)に移動し、当該作動ガスの熱が細孔46を形成する蓄熱器40の内壁に即座に伝達されることにより、当該作動ガスは冷却されて収縮する。作動ガスの移動が急速に進むと低温側の作動ガス圧が一時的に高温側より高くなり、作動ガスは高温側に戻ろうとする。高温側に戻った作動ガスは再度加熱膨張し、前記工程を繰り返す。その結果、作動ガスが蓄熱器40内部を往復運動(振動)こととなって音波(ループ管10内の作動ガスの圧力変動による疎密波)が発生する。これにより、蓄熱器40に温度勾配を生じさせた熱エネルギーが音響エネルギーに変換されることとなる。
その後、発生した音波はループ管10内を伝播して循環する。当該音波の発生と循環が繰り返されることにより、音波は次第に増幅される。これにより、作動ガスがループ管10内を移動するとともに、ループ管10と連通している枝管20内の作動ガスが枝管に往復運動することとなる。これに伴って、枝管20の先端部に配設されたピストン31が往復運動して、動力変換器30としてのリニア発電機が発電する。これにより、音響エネルギーが電力に変換されることとなる。このようにして、本例の熱音響装置1は熱エネルギーを電力に変換することができる。
次に、本例の熱音響装置1の運転試験を行った。なお、当該運転試験では、冷熱源として液体窒素(LN)を採用し、温熱源として水を採用した。運転条件及び測定結果を表1に示す。また、液体窒素入口温度、液体窒素出口温度、水入口温度、水出口温度、及び音響強度についてのグラフを図3に示した。なお、表1及び図3における、液体窒素入口温度は冷熱側供給ライン511における液体窒素の温度を示し、液体窒素出口温度はそれぞれ、冷熱側排出ライン514における窒素ガスの温度を示す。また、水入口温度は温熱側供給ライン521における水の温度を示し、水出口温度は温熱側排出ライン526における水の温度を示す。また、音響強度とは、枝管20の分岐部近傍内部を伝達している音波のエネルギーを示す。また、表1における液体窒素流量は、1分間当たりの冷熱側供給ライン511を流通する液体窒素量を示し、液体窒素抜熱量は、冷熱源としてのLNから冷熱用熱交換器51に供給された冷熱量を示し、水流量は、1分間当たりの温熱側供給ライン521を流通する水量を示し、水入熱量は、温熱源としての水から温熱用熱交換器52に供給された温熱量を示す。また、効率は熱音響装置1における熱効率を示し、表1中の(音響強度)/(水入熱量)により算出される。なお、本例の運転試験では、表1に示すように、液体窒素抜熱量及び水入熱量はともに約60Wであった。
Figure 2016044549
図3に示すように、音響強度は、運転開始から0〜5000secまでは低い値であったが、運転開始から5000secにおいてジャンプアップし、その後、高い値が維持されていた。運転開始から0〜5000secまでの運転初期においては、蓄熱器40内の温度勾配が十分に形成されていなかったと考えられる。ループ管10及び枝管20において作動ガスを伝播する音波(音響エネルギー)が増幅されて、熱音響装置1が自励発振するには、蓄熱器40内の温度勾配が十分形成されるとともに両端41、42間の100〜150℃の温度差があることを要する。そして、運転開始から5000secの時点において、蓄熱器40内の温度勾配が十分形成されて両端41、42間の温度差が上記値に達することにより、熱音響装置1が自励発振したと考えられる。
そして、本例では、水入口温度と液体窒素入口温度との差が110℃であって、自励発振する温度勾配を形成するのに適した温度条件とした。これにより、当該熱音響装置1が自励発振することにより、安定して高い音響強度が得られ、冷熱を高効率で利用できることが確認された。なお、運転開始直後は、動力変換器30を補助電源34によりモータとして作動させて、熱音響装置1の作動ガスに振動を与えることにより、自励発振を促している。そのため、運転開始直後から所定時間は、動力変換器30は電力を消費しているため、音響強度(熱音響装置1内部の音波エネルギー)は負の値となっている。
本例の熱音響装置1は、熱音響現象を利用して、蓄熱器40の両端41、42における熱エネルギー差を音響エネルギーに変換するものであるため、機械的な駆動部分が少ない。これにより、熱エネルギーの機械的な損失が少なく、冷熱を高効率で利用することができる。また、部品点数が少ないため、製造コストやランニングコストの低減が図られる。さらに、冷熱用熱交換器51における冷熱源として、液化天然ガスが使用されるため、冷熱としての熱エネルギーに加えて、液化天然ガスが冷熱用熱交換器51において気化する際の蒸発潜熱を熱エネルギーとして活用することができる。また、かかる冷熱源としての液化天然ガスは非常に低温であるため、温熱用熱交換器52における温熱源の温度を過度に高くする必要がなく、比較的穏やかな温度条件下で使用することができる。その結果、装置全体の耐久性を向上でき、信頼性の高い熱音響装置1を提供することができる。
また本例では、蓄熱器40における細孔径(細孔46の径)は200μmであって、冷熱源としての液化天然ガスを使用する場合に適した範囲内の値(50〜200μm)であるため、蓄熱器40内部のエネルギー変換効率の向上が図られる。
そして、本例では、温熱用熱交換器52は、温熱源として海水を利用可能に構成されている。そのため、温熱源の入手が容易で取扱いの手間がかからないことから、熱音響装置1のランニングコストを低減できる。なお、温熱源としては、海水の他に、大気、河川水又は未利用排熱などを利用可能としてもよい。この場合も本例と同等の作用効果を奏する。なお、「未利用排熱」とは、内燃機関、ガスタービン、ボイラー、焼却炉、ヒートポンプ、工業用バーナなどにおいて排出される排熱の内、何らかの用途に使用されずに排出される熱エネルギーを有するものとする。
本例では、動力変換器30は、枝管20から得られる音響エネルギーを電力に変換する発電機である。これにより、冷熱源の熱エネルギーを、音響エネルギーを介して効率的に電力に変換することができ、冷熱の利用効率の向上に寄与する。なお、本例では、動力変換器30としてリニア発電機を採用したが、これに限定されず、音響エネルギーを電力に変換可能なものであればよい。
なお、本例における蓄熱器40に替えて、図4〜図7に示す変形例としての蓄熱器400を使用してよい。蓄熱器400において、蓄熱器40(図2参照)の構成部材と同等の部材には同等の符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、蓄熱器400は、基材43及びスペーサ45を備える。基材43は、ポリプロピレン製の薄膜であって、シート状を成している。基材43の膜厚は、細孔46の開口率、強度、柔軟度などを考慮して決定することができ、例えば、10〜30μm、好ましくは12〜20μm、より好ましくは14〜18μmとすることができ、本例では、図7に示すように、基材43の膜厚sは15μmである。基材43のX方向の長さは50mm、Y方向の長さは20mである。なお、必要とされる蓄熱器400の形状に応じて、基材43を適当な形状に裁断してもよい。
図5、図6に示すように、スペーサ45は基材43の積層方向Zに対して垂直であるX方向に延びるように、基材43の表側面43aに複数配設されている。スペーサ45はX方向を長手方向とする柱状を成している。図6に示すように、スペーサ45は、基材43の表側面43aのX方向の両端41、42(X1方向端部とX2方向端部)に亘って形成されている。よって、スペーサ45のX方向の長さは基材43のX方向の長さと同一となっている。
図7に示すように、スペーサ45のY方向における断面形状は矩形となっている。スペーサ45のY方向の長さ(幅)w及びスペーサ45の高さhは、後述の細孔46の開口率が所定の範囲内となるように設定される。例えば、スペーサ45の幅wは想定する細孔46の径の1倍〜20倍、好ましくは5倍〜20倍とすることができ、スペーサ45の高さhは想定する細孔46の径と同等とすることができる。幅w及び高さhをかかる範囲とすることにより、スペーサ45が基材43に確実に固定されて、スペーサ45が横倒れすることが防止される。本例では、スペーサ45の幅wは100μmとし、スペーサ45の高さhは100μmとしている。
図6、図7に示すように、複数のスペーサ45はX方向に平行かつY方向に等間隔に配列している。互いに隣接しているスペーサ45の間隔dも後述の細孔46の開口率αが所定の範囲内となるように設定される。例えば、間隔dは500〜2000μm、好ましくは750〜2000μm、より好ましくは900〜2000μmとすることができる。間隔dをかかる範囲とすることにより、後述する細孔46の開口率を高く維持することができる。本例では、間隔dは900μmとしている。
スペーサ45は光硬化性樹脂からなる。そして、硬化前の当該光硬化性樹脂が、基材43の表側面43aに印刷された後、露光されて硬化されることにより、複数のスペーサ45が基材43の表側面43aに配設されている。
スペーサ45が配設された基材43は、図4に示すように、心棒47を巻回軸としてロール状に巻回されて積層されている。心棒47は樹脂製の円柱状部材である。心棒47の直径は10mmであって、心棒47の軸方向は複数のスペーサ45の延びる方向Xに平行となっている。そして、スペーサ45が配設された基材43は、表側面43aが軸心(心棒47)側に向けられた状態で、スペーサ45の配列方向Yに巻回されている。これにより、スペーサ45の上面(基材43の表側面43aに対向して接合されている下面45aと反対側の面)45bが、積層された基材43の裏側面43bと対向して当接している。これにより、図5に示すように、積層された基材43の間にスペーサ層44が形成される。
基材43は、蓄熱器400の外径Pが所定の大きさとなるように巻回されている。蓄熱器400の外径Pは、ループ管10の内径(図示せず)と同一となるように設定することが好ましい。これにより、円筒状に形成された蓄熱器400をループ管10の内壁に対して隙間なく設けることが容易となる。例えば、蓄熱器400の外径Pは40〜150mmとすることができ、ループ管10の内径(図示せず)に合わせて40mmとすることができる。
スペーサ45の形成材料である光硬化性樹脂が完全に硬化しきる前に基材43の巻回を行って、スペーサ45の上面45bと基材43の裏側面43bとを当接させた後、当該光硬化性樹脂を完全に硬化させることにより、スペーサ45の上面45bと基材43の裏側面43bと接合させている。
上述のごとく、スペーサ45が配設された基材43を巻回することにより、図5に示すように、スペーサ層44において、積層された基材43と互いに隣接するスペーサ45とによって囲まれて細孔46が形成されている。細孔46はX方向に直線状に延在しており、一端41及び他端42に開口しているとともに一端41と他端42との間は閉塞されていない。このようにして、多数の細孔46が集積された蓄熱器400が形成されている。
図5に示す細孔46の開口幅46aは、図7に示す隣接するスペーサ45の間隔dに相当するとともに、図5に示す細孔46の開口高さ46bは、図7に示すスペーサ45の高さhに相当する。そして、スペーサ45の形状は均一であって、等間隔に配設されているため、すべての細孔46はほぼ均一の開口幅46a及び開口高さ46bを有する。そのため、蓄熱器400における細孔46の開口率αは下記の式1によって導き出される。本例では、細孔46の開口率αは、78.2%である。
α=(d×h)/((s+h)×(d+w))×100 ・・・(式1)
上述の如く形成された蓄熱器400は、樹脂製の薄膜からなる基材43がスペーサ層44を介して複数積層されており、スペーサ層44には基材43の積層方向に対して垂直に延びる複数のスペーサ45が互いに平行かつ等間隔に配列しているとともに、積層された基材43と互いに隣接するスペーサ45とによって囲まれてなる細孔46が複数形成されている。蓄熱器400は、細孔径(本例では細孔46の開口高さ46b)を十分小さくし(第1条件)、蓄熱器400自体の熱伝導度を低く維持する(第2条件)とともに、細孔の開口率を高くし(第3条件)、細孔46を直線状でかつ閉塞されない形状とする(第4条件)ことができる。これら4つの条件をすべて満たした蓄熱器400とすることにより、高いエネルギー変換効率を呈する。各細孔46には、ループ管10に封入された作動ガスが充填されている。
図3に示す蓄熱器400を用いた場合にも、蓄熱器40(図2参照)を用いた場合と同等の作用効果を奏する。さらに、蓄熱器400は、径(細孔径)の小さい細孔46を、容易に均一にかつ高精度に形成することができ、エネルギー変換効率の向上に寄与する。
1 熱音響装置
10 ループ管
20 枝管
30 動力変換器
40、400 蓄熱器
51 冷熱用熱交換器
52 温熱用熱交換器

Claims (4)

  1. 作動ガスが封入されたループ管と、該ループ管から分枝された枝管と、該枝管に接続された動力変換器と、上記ループ管内に配設されるとともに内部に多数の細孔を有する蓄熱器と、該蓄熱器の一端に配置された冷熱用熱交換器と、上記蓄熱器の他端に配置された温熱用熱交換器と、を有し、
    上記冷熱用熱交換器は、冷熱源として、液化天然ガス、液化窒素、液化酸素又は液化水素のいずれかを利用可能に構成されていることを特徴とする熱音響装置。
  2. 上記蓄熱器における細孔径が50〜200μmであることを特徴とする請求項1に記載の熱音響装置。
  3. 上記温熱用熱交換器は、温熱源として、大気、海水、河川水又は未利用排熱のいずれかを利用可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱音響装置。
  4. 上記動力変換器は、上記枝管から伝達された音響エネルギーを電力に変換する発電機であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱音響装置。
JP2014166711A 2014-08-19 2014-08-19 熱音響装置 Active JP6376895B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014166711A JP6376895B2 (ja) 2014-08-19 2014-08-19 熱音響装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014166711A JP6376895B2 (ja) 2014-08-19 2014-08-19 熱音響装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016044549A true JP2016044549A (ja) 2016-04-04
JP6376895B2 JP6376895B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=55635358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014166711A Active JP6376895B2 (ja) 2014-08-19 2014-08-19 熱音響装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6376895B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017198116A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 東邦瓦斯株式会社 熱音響装置及びその制御方法
JP2018123982A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 大阪瓦斯株式会社 蒸気発生装置
WO2018163419A1 (ja) * 2017-03-10 2018-09-13 日揮株式会社 吸気排気装置、及び天然ガス処理設備
JP2019168207A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 大阪瓦斯株式会社 液化ガス製造システム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5865916A (ja) * 1981-10-14 1983-04-19 Toshiba Corp 冷熱発電プラント
JPS6040707A (ja) * 1983-08-12 1985-03-04 Toshiba Corp 低沸点媒体サイクル発電装置
JPH06249066A (ja) * 1993-02-24 1994-09-06 Aisin Seiki Co Ltd スターリング機関用蓄熱器
JP2006200431A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Nissan Diesel Motor Co Ltd エンジンシステム
JP2008157144A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Kobe Steel Ltd 液化ガス気化システムおよびその制御方法
JP2011208507A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Jfe Steel Corp 設備高温部の排熱からのエネルギー回収方法
JP2012237289A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 熱音響装置用スタックおよび熱音響装置用スタックの製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5865916A (ja) * 1981-10-14 1983-04-19 Toshiba Corp 冷熱発電プラント
JPS6040707A (ja) * 1983-08-12 1985-03-04 Toshiba Corp 低沸点媒体サイクル発電装置
JPH06249066A (ja) * 1993-02-24 1994-09-06 Aisin Seiki Co Ltd スターリング機関用蓄熱器
JP2006200431A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Nissan Diesel Motor Co Ltd エンジンシステム
JP2008157144A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Kobe Steel Ltd 液化ガス気化システムおよびその制御方法
JP2011208507A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Jfe Steel Corp 設備高温部の排熱からのエネルギー回収方法
JP2012237289A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 熱音響装置用スタックおよび熱音響装置用スタックの製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017198116A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 東邦瓦斯株式会社 熱音響装置及びその制御方法
JP2018123982A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 大阪瓦斯株式会社 蒸気発生装置
WO2018163419A1 (ja) * 2017-03-10 2018-09-13 日揮株式会社 吸気排気装置、及び天然ガス処理設備
JP2019168207A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 大阪瓦斯株式会社 液化ガス製造システム
JP7045896B2 (ja) 2018-03-26 2022-04-01 大阪瓦斯株式会社 液化ガス製造システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6376895B2 (ja) 2018-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6376895B2 (ja) 熱音響装置
JP3015786B1 (ja) ループ管気柱音響波動冷凍機
US9777951B2 (en) Thermoacoustic engine
JP2012112621A (ja) 熱音響機関
JP2009074722A (ja) 相変化型熱音響機関
JP7032987B2 (ja) 熱音響装置
US20070221367A1 (en) Acoustic Heater and Acoustic Heating System
JP6342745B2 (ja) 熱音響装置及びその制御方法
JP6693801B2 (ja) 熱音響装置及びその制御方法
JP5453950B2 (ja) 熱音響機関
Alcock et al. Design and construction of a thermoacoustically driven thermoacoustic refrigerator (August 2017)
JP6803056B2 (ja) 熱音響デバイス及びその駆動方法
JP2007147192A (ja) 熱音響冷凍機
Sakamoto et al. Improvement in performance of stack as heat pump of thermoacoustic cooling system: Effect of thickness of heat boundary layer upon cooling effect
JP2007154792A (ja) 内燃機関のエネルギ回収装置
JP2010071559A (ja) 熱音響冷却装置
JP2005253240A (ja) 熱音響発電機
Sakamoto et al. Generation mechanism of heat flows near the stack as a prime mover in a thermoacoustic cooling system
JP2015190680A (ja) 熱・音波変換部品の製造方法、熱・音波変換部品、及び熱・音波変換器
Bhansali et al. An overview of stack design for a thermoacoustic refrigerator
US20150253043A1 (en) Thermoacoustic energy converting element part and thermoacoustic energy converter
Narayan et al. Motion analysis of liquid piston engines
JP6386230B2 (ja) 熱音響装置用の蓄熱器
Yoshida et al. Study on thermoacoustic cooling system using a resonance tube to induce one-wavelength mode resonance
JP2005188846A (ja) 熱音響ヒートポンプ式給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180419

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180626

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6376895

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350