JP2016044235A - 土壌改良材と植物栽培方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】土壌をブルーベリー、クランベリー、ハスカップ等の酸性植物の栽培に適するpH値に改良する土壌改良材とそれを使用した植物栽培方法の提供。【解決手段】土壌改良材は、土壌又は培土のpH値を変える土壌改良材であり、杉の木の皮と檜の木の皮との双方又はいずれか一方を主成分とする土壌改良材であり、杉の木の皮と檜の木の皮の双方又はいずれか一方が繊維状又はチップ状又は粉末状に破砕されたものであり、発酵済みのものであり、pH値が4.0〜5.0、好ましくは4.3〜4.7であって、酸性植物の栽培に適する土質に改良する土壌改良材。植物栽培方法は、前記土壌改良材を用いて土質をpH値4.5〜5.8、好ましくは4.8〜5.5に改良してから又は改良しながら酸性植物を栽培する方法。【選択図】なし

Description

本発明は植物栽培に不向きな土壌(培土を含む)を、植物栽培、播種、育苗等(これらをまとめて「栽培」という。)に適する土質に改良するための土壌改良材とそれを使用した植物栽培方法に関する。
植物栽培に不向きな土壌を植物栽培に適する土質に改良するために土壌改良材を使用することは従来から行われている。酸性土壌を好むブルーベリーやクランベリー、ハスカップ等を栽培する場合は、土壌に土壌改良材としてピートモスを混ぜて酸性の土質に改良することが行われている。土壌改良材としては、ピートモス以外にも、スギやヒノキの皮を用いたもの(特許文献1)や、樹木の皮から得られる樹木堆肥に木炭等が追加されたもの(特許文献2)、刈草や刈葉茎等の廃材を利用したもの(特許文献3)等が提案されている。
特許第3103394号公報 特開2007−302803号公報 特開2006−314217号公報
本発明の解決課題は、土壌を酸性植物の栽培に適するpH値に改良できる土壌改良材とそれを使用した植物栽培方法を提供することにある。
[土壌改良材]
本発明の土壌改良材は、杉の木の皮と檜の木の皮との双方又はいずれか一方を主成分とする土壌改良材であり、杉の木の皮と檜の木の皮の双方又はいずれか一方が繊維状又はチップ状又は粉末状に破砕され、発酵させたものであり、pH値が4.0〜5.0、好ましくは4.3〜4.7であって、酸性土壌で良好に生育する植物、特にブルーベリー、クランベリー、ハスカップ等の酸性植物(好酸性植物)の栽培に適する土質(pH値4.5〜5.8、好ましくは4.8〜5.5)の土壌に改良することができるものである。杉の木の皮又は檜の木の皮は発酵前又は発酵後に所望サイズに切断して繊維状又はチップ状又は粉末にすることができる。竹(茎、皮、枝、葉を含む:以下、明細書、特許請求の範囲においても同じ)、炭、バーク等の他の材料が混入されたものであってもよい。竹、バーク等の他の材料も混入前又は混入後に繊維状又はチップ状又は粉末状とする。竹は孟宗竹が特に適する。竹やバークは、杉の木の皮と檜の木の皮の双方又はいずれか一方と共に、又はそれらとは別に発酵させることができる。発酵させることは殺菌面から望ましい。
[植物栽培方法]
本発明の栽培方法は、ブルーベリー、クランベリー、ハスカップ等の酸性植物を栽培する方法において、土壌に前記土壌改良材を入れて土質をpH値4.5〜5.8、好ましくは4.8〜5.5に改良してから又は改良しながらその土壌で酸性植物を栽培する方法である。
本発明の土壌改良材は次の効果を奏する。
(1)杉の木の皮や檜の木の皮を利用するので、これまで放置されていた杉の木や檜の木の間伐材の皮を有効利用できる。
(2)杉の木の皮や檜の木の皮を発酵させてあるので、発酵熱で殺菌された状態になり、植物栽培に好ましい。
(3)繊維状又はチップ状又は粉末状にしてあるため土壌に混入し易い。
(4)pH値が4.0〜5.0、好ましくは4.3〜4.7であるため、土壌に入れることにより、酸性植物、特に、ブルーベリーの栽培に適するpH値4.5〜5.8、好ましくは4.8〜5.5の土壌に改良することができる。
(5)竹、特に、孟宗竹が混入されている場合は殺菌性に優れたものとなる。
本発明の植物栽培方法は次の効果を奏する。
繊維状或いはチップ状又は粉末状であり、発酵済みであり、pH値が4.0〜5.0、好ましくは4.3〜4.7である前記土壌改良材を土壌に入れることにより、酸性植物、特に、ブルーベリーの栽培に適するpH値4.5〜5.8、好ましくは4.8〜5.5の土壌で酸性植物を栽培するので、酸性植物、特にブルーベリーの成長が促進され、結実が良好になる。
本発明の土壌改良材の一例を示すものであって、(a)は繊維状の土壌改良材の一例を示す説明図、(b)はチップ状の土壌改良材の一例を示す説明図。
(土壌改良材の実施形態)
本発明の土壌改良材の一例を、図1(a)(b)を参照して説明する。図1(a)(b)に示す土壌改良材は杉の木の皮と檜の木の皮を破砕して繊維状又はチップ状にしたものであって、発酵させて、通常、pH値6.5程度の土壌を、pH値4.5〜5.8、望ましくは4.8〜5.5の土壌に改良できるpH値(4.0〜5.0、好ましくは4.3〜4.7)にしたものである。破砕と発酵はどちらを先に行ってもよい。図1(a)の土壌改良材1は杉の木の皮と檜の木の皮を長さ数cm、幅数0.数mm〜数mm程度の繊維状としたものであり、図1(b)の土壌改良材2は杉の木の皮と檜の木の皮を数mm程度のチップ状としたものである。図1(a)(b)の寸法は一例であり、必要に応じてこれらよりも大きくしたり小さくしたりすることができる。汎用のピートモスのような粉末状であってもよい。
本発明の土壌改良材は、ブルーベリー、クランベリー、ハスカップ等の酸性土壌での生育に適する植物(酸性植物)の栽培に適した土壌に改良するのに適する。本発明の土壌改良材は杉の木の皮と檜の木の皮の双方を混合して使用するのが基本であるが、いずれか一方の皮を原料としたものであってもよい。また、それらに竹、特に孟宗竹を混入したものであってもよい。竹も混入してから繊維状、チップ状、粉末状に破砕することも、繊維状、チップ状、粉末状に破砕してから混入することもできる。また、発酵前又は発酵後に混合することもできる。竹、特に孟宗竹は殺菌力がある。
本発明の土壌改良材の原料となる杉の木の皮、檜の木の皮には、杉の木や檜の木の間伐材の皮を使用すると廃棄物としての処理に困窮しているそれら木の皮を有効利用できる。杉の木の皮と檜の木の皮の混合比率は任意に選択可能であるが、日本の自然界には杉の皮の量が檜の皮の量よりも多く存在するので杉の木の皮を檜の木の皮よりも多くして混合するのが望ましい。
杉の木の皮と檜の木の皮は野積みにして作ることができる。常温で発酵させることも加温して発酵させることもできる。杉の木の皮と檜の木の皮は発酵前又は発酵後に所望サイズに粉砕して繊維状又はチップ状又は粉末状にすることができる。
本発明の土壌改良材は、必要に応じて他の材料、例えば、土壌をpH値4.5〜5.8、好ましくは4.8〜5.5に改良することができる他の木の皮や、草の葉、茎、炭等を混入することもできる。
(植物栽培方法の実施形態)
本発明の植物栽培方法は、酸性植物を土壌で栽培する方法であり、栽培土壌に本発明の土壌改良材を混入してその土壌を酸性植物、特に、ブルーベリーの栽培に適したpH値4.5〜5.8、好ましくは4.8〜5.5の土壌にしてから又は改良しながら栽培する方法である。土壌改良材の混入量は任意とすることができる。必要に応じて栽培中にも混入することができる。
本発明の土壌改良材は種蒔き培土(播種用培土)として使用することもできる。
1 繊維状の土壌改良材
2 チップ状の土壌改良材

Claims (3)

  1. 土壌又は培土のpH値を変えることのできる土壌改良材であり、
    杉の木の皮と檜の木の皮との双方又はいずれか一方を主成分とする土壌改良材であり、杉の木の皮と檜の木の皮の双方又はいずれか一方が繊維状又はチップ状又は粉末状に破砕されたものであり、発酵済みのものであり、pH値が4.0〜5.0、好ましくは4.3〜4.7であって、酸性植物の栽培に適する土質に改良することができるものである、
    ことを特徴とする土壌改良材。
  2. 請求項1記載の土壌改良材において、
    竹が混入され、その竹も繊維状又はチップ状又は粉末状に破砕され、発酵されたものである、
    ことを特徴とする土壌改良材。
  3. 土壌又は培土で酸性植物を栽培する方法において、
    土壌に請求項1又は請求項2記載の土壌改良材を入れて土質をpH値4.5〜5.8、好ましくは4.8〜5.5に改良してから又は改良しながら酸性植物を栽培する、
    ことを特徴とする植物栽培方法。
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