JP2016043362A - 線材切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数本の線材を継いで使用することにより線材の歩留まりを向上でき、かつ線材を継いで使用するときの諸問題点を解消できる線材切断装置を提供する。【解決手段】本発明の線材切断装置は、供給方向に沿って並ぶ複数本の線材Mの少なくとも1本を前方に所定寸法L1ずつ供給する定寸供給部、複数本の線材Mのうちで後尾の線材の後端を前方に押動する押動部材、および後尾の線材の後端位置を検出する線材後端検出部を有する線材供給部と、複数本の線材Mのうちで先頭の線材を切断して所定寸法L1のワークWを製造する線材切断部4と、所定寸法L1、線材Mの切断前の初期寸法、および後尾の線材の後端位置を用いた演算により、線材MF、MRの前端付近および後端付近が切断されて発生する所定寸法L1未満の廃棄材MD1、MD2を検出する制御部と、を備えた。【選択図】図7

Description

本発明は、金属線などの線材を所定寸法に切断する線材切断装置に関し、より詳細には、複数本の線材を継いで使用する線材切断装置に関する。
パンチとダイスを有して圧造加工を行う圧造機は、線材を切断して製造したワークを供給する線材切断装置を付属する場合が多い。線材切断装置は、金属線などの線材を所定寸法ずつ間欠に供給する定寸供給部と、線材を切断する線材切断部とを備え、圧造工程と共通の駆動源によって駆動されるのが一般的である。本願出願人は、この種の線材切断装置に関する技術例を特許文献1および2に開示している。
特許文献1の線材移送装置は、上記した定寸供給部に相当する。この線材移送装置は、線材を把持する主移送把持部と、主移送把持部で移送できない短くなった線材を移送及び把持する副移送把持部と、主移送把持部及び副移送把持部における線材の把持及び解放を駆動制御する把持制御部と、主移送把持部及び副移送把持部の直線往復運動を駆動制御する往復動制御部と、を備える。これによれば、線材切断部と主移送把持部との間に残されて従来は廃棄していた線材を有効に使い切ることができ、歩留まりが向上する。
また、特許文献2の線材切断装置は、線材の移送手段と、線材の切断手段と、線材の移送寸法の測長手段と、測長手段からの検出信号に基づいてワークの良否を判定する判定手段と、を備える。さらに、測長手段は、一端が線材に押圧されるセンサピンと、センサピンの他端の位置を検出する渦電流損式センサとを有し、判定手段は、複数個の検出信号を平均処理して移送寸法を求める。これによれば、線材の移送寸法を高精度に測定でき、確実にワークの良否を判定できる。
特開2006−130531号公報 特開2012−101263号公報
ところで、特許文献1の技術例は、コイル状に巻回された長尺の線材を直線状に矯正しながら用いる構成において、線材の歩留まりを向上する効果が顕著になる。しかしながら、ワークの形状精度が厳しいときには定尺寸法の直線状の線材を用いる必要があり、線材の歩留まりは切実な問題となっている。特許文献1を始めとする従来技術において、移送把持部で移送できない短くなった線材を引き抜いて廃棄しており、無駄が発生している。この無駄をなくすために、短くなった線材を引き抜かずに新しい線材を継いで、新しい線材で短くなった線材を押し出すことにより、線材を最大限に使用する方法が考えられる。しかし、次に示す諸問題点が有るため、実用化が困難になっていた。
第1の問題点は、線材の後端や前端から発生する廃棄材(端材)の確実な検出である。複数本の定尺寸法の線材を継いで使用すれば、所定寸法未満の廃棄材が概ね一定の頻度で発生する。この廃棄材は、確実に検出されて廃棄される必要がある。仮に、廃棄材が検出されずに寸足らずのワークとして後段の圧造工程に送給されると、種々の不具合の原因になり得る。
第2の問題点は、線材の後端や前端が把持されたときの荷重集中による変形である。例えば、線材の前端や後端の一部分だけが移送把持部に把持されると、線材の短い一部分を挟み込むように把持の全荷重が集中的に作用するため、線材が扁平に変形し得る。扁平な変形部分は、線材を案内するガイド筒を通れずに詰まったり、線材切断部の環状の固定刃に進入できなくなったりする不具合を引き起こす。
第3の問題点は、複数の線材を継いで押し出すことによるワークの寸法精度の低下である。複数の線材を継いで押し出すと、慣性力の作用により線材間に隙間が生じたり、線材に前後振動が生じたりする。そして、隙間や前後振動が残った状態で線材が切断されると、製造されるワークの寸法精度が低下する。隙間や前後振動の影響は、線材の後端および前端から生じる廃棄材だけでなく、後端および前端から数えて数個分のワークに及ぶため、複数のワークを廃棄することになって無駄が大きい。
第4の問題点は、短小廃棄材の発生による装置への影響である。線材の後端および前端から生じる廃棄材が許容最小寸法よりも小さな短小廃棄材であると、所定の廃棄動作を行い難くなる。そして、廃棄されない短小廃棄材は、装置内に紛れ込んだりして動作信頼性を低下させる。
本発明は、上記した背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、複数本の線材を継いで使用することにより線材の歩留まりを向上でき、かつ線材を継いで使用するときの諸問題点を解消できる線材切断装置を提供することを解決すべき課題とする。
本発明の線材切断装置は、供給方向に沿って並ぶ複数本の線材の少なくとも1本を前方に所定寸法ずつ供給する定寸供給部、前記複数本の線材のうちで後尾の線材の後端を前方に押動する押動部材、および前記後尾の線材の後端位置を検出する線材後端検出部を有する線材供給部と、前記複数本の線材のうちで先頭の線材を切断して前記所定寸法のワークを製造する線材切断部と、前記所定寸法、前記線材の切断前の初期寸法、および前記後尾の線材の後端位置を用いた演算により、前記線材の前端付近および後端付近が切断されて発生する前記所定寸法未満の廃棄材を検出する制御部と、を備えた。
さらに、前記線材供給部の定寸供給部は、固定位置で前記線材を把持及び解放するメイン固定グリッパ、および前方に前記所定寸法だけ往動するときに前記線材を把持し後方に復動するときに前記線材を解放するメイン移動グリッパからなるメイン供給部と、固定位置で前記線材を把持及び解放するサブ固定グリッパ、および前方に前記所定寸法だけ往動するときに前記線材を把持し後方に復動するときに前記線材を解放するサブ移動グリッパからなり、前記メイン供給部に同期して動作可能なサブ供給部と、を有し、前記制御部は、通常時は前記メイン供給部を動作させ、前記演算により前記線材の前端付近および後端付近の少なくとも一方が前記メイン供給部を通過することを把握したときには、前記メイン供給部に代わり前記サブ供給部を動作させることが好ましい。
また、前記線材後端検出部は、前記押動部材の位置を検出することによって前記後尾の線材の後端位置を検出するように構成してもよい。
また、前記線材切断部を通り抜けて突出する前記先頭の線材の前端に押動されて前方に移動可能な測長部材、前記測長部材を後方に押圧するエアシリンダ、および前記測長部材の位置を検出することによって前記線材の実際の供給寸法を検出する供給寸法検出部を有するワーク長測定部をさらに備え、前記定寸供給部が前記線材を供給した後に前記供給寸法検出部が前記測長部材の位置を検出するまで、前記エアシリンダは、シリンダ内部のエアが加圧されて前記測長部材を後方に押圧し、前記線材切断部が前記線材を切断するときに、前記エアシリンダは、前記シリンダ内部のエアが抜かれて前記測長部材の押圧を弱めあるいは中断することが好ましい。
また、前記制御部は、前記演算により前記廃棄材の寸法が許容最小寸法未満になると予想されるとき、前記定寸供給部に対し一時的な制御を実施して、前記許容最小寸法未満の短小廃棄材の発生を回避することが好ましい。
さらに、前記制御部は、前記一時的な制御で、前記定寸供給部が前記所定寸法よりも小さくかつ前記許容最小寸法よりも大きな廃棄調整寸法だけ前記線材を供給するように制御することが好ましい。
また、前記定寸供給部が前側の線材を移動させている間、前記押動部材は、前記後尾の線材の後端を高速で押動し、前記定寸供給部が前記前側の線材を停止させると、前記押動部材は、前記後尾の線材の後端を低速で押動することが好ましい。
また、前記線材供給部は、供給方向に沿い3本以上の前記線材を継いで供給するように構成してもよい。
本発明の線材切断装置は、複数本の線材の少なくとも1本を前方に所定寸法ずつ供給する定寸供給部、後尾の線材を押動する押動部材、および後尾の線材の後端位置を検出する線材後端検出部を有する線材供給部と、先頭の線材を切断して所定寸法のワークを製造する線材切断部と、を備える。したがって、複数の線材を継いで使用でき、線材の全長を最大限に使用してワークを製造するので、線材の歩留まりを向上できる。また、本発明の線材切断装置は、所定寸法、線材の切断前の初期寸法、および後尾の線材の後端位置を用いた演算により、線材の前端付近および後端付近が切断されて発生する所定寸法未満の廃棄材を検出する制御部を備える。したがって、廃棄材を検出して確実に廃棄でき、寸足らずのワークを誤って供給する不具合は発生しない(第1の問題点の解消)。
さらに、メイン供給部とサブ供給部とを有する態様において、制御部は、通常時はメイン供給部を動作させ、線材の前端付近や後端付近がメイン供給部を通過するときにサブ供給部を動作させる。これによれば、4個のグリッパが線材の前端付近や後端付近を把持することが無くなり、荷重集中による線材の変形、および変形に伴う不具合を防止できる(第2の問題点の解消)。
また、線材後端検出部が押動部材の位置を検出する態様では、後尾の線材の後端位置を直接的に検出する方法に代えて、検出手段の配設や検出精度の確保が容易な押動部材の位置を検出する方法を採用する。したがって、装置のコストの上昇を抑制しつつ、制御部の演算精度を確保して廃棄材の検出を正確に行える。
また、測長部材、エアシリンダ、および供給寸法検出部を有するワーク長測定部をさらに備える態様では、供給寸法検出部が測長部材の位置を検出するまで、エアシリンダは測長部材を後方に押圧する。これによれば、複数の線材を継いで押し出すときに発生する線材間の隙間や線材の前後振動を低減し、さらには隙間や前後振動を短時間で無くして、ワークの寸法精度を維持できる(第3の問題点の解消)。また、線材切断部が線材を切断するときに、エアシリンダはシリンダ内部のエアが抜かれて測長部材の押圧を弱めあるいは中断する。これによれば、切断の瞬間にエアシリンダから線材に余分な押圧力が作用せず、ワークに傷が生じない。
また、制御部が一時的な制御を実施して短小廃棄材の発生を回避する態様では、一時的な制御で、例えば、定寸供給部が廃棄調整寸法だけ線材を供給するように制御する。これによれば、短小廃棄材の発生を防止できるので、装置の動作信頼性を維持できる(第4の問題点の解消)。
また、前側の線材の動きに合わせて押動部材の押動速度を可変に調整する態様では、前側の線材と後尾の線材との隙間を小さく抑制できる。さらに、前側の線材に後尾の線材が追いついて当接するときの速度差を小さくして、追突のショックにより発生する線材の前後振動を抑制できる(第3の問題点の解消)。
また、供給方向に沿い3本以上の線材を継いで供給する態様では、線材の継ぎ目が2箇所以上発生しても、各線材の全長を最大限に使用してワークを製造でき、線材の歩留まりを向上できる。
本発明の実施形態の線材切断装置を示す側面図である。 線材供給装置の構成を説明する側面図である。 定寸供給部を示す側面図である。 線材切断部を示す平面部分断面図である。 ワーク長測定部を示す平面部分断面図である。 実施形態の線材切断装置の動作特性を示した図である。 線材切断部およびワーク長測定部を示すとともに、廃棄材を説明する側面部分断面図である。 短小廃棄材が発生しない通常時の線材供給方法を説明する図である。 後側の線材の前端から短小廃棄材が発生すると予想されるときの線材供給方法を説明する図である。 前側の線材の後端から短小廃棄材が発生すると予想されるときの線材供給方法を説明する図である。
本発明を実施するための形態を、図1〜図10を参考にして説明する。図1は、本発明の実施形態の線材切断装置1を示す側面図である。線材切断装置1は、圧造機9に付設され、圧造機9の主駆動モータ91を利用して駆動される。線材切断装置1は、線材Mを所定寸法L1ずつ供給して切断することによりワークWを製造し、圧造機9の圧造工程に供給する。図示されるように、線材切断装置1は、別置きの線材供給装置2と、圧造機9の内部に設けられた定寸供給部3、線材切断部4、ワーク長測定部5、および図略の制御部により構成されている。図1で、紙面右側から左側に向かって線材Mが供給され、紙面左方が供給方向の前方となる。
線材Mは、直線状であり、その材質は、鉄や銅、アルミなどの金属である。線材Mの切断前の初期寸法L0、すなわち定尺寸法L0は、予め判明しており、多少の誤差があっても概ね一定である。定尺寸法L0として、例えば、3600〜4100mmの範囲のうちの一値を採用できる。また、所定寸法L1は、製造するワークの長さに相当する。所定寸法L1として、例えば、30〜100mmの範囲のうちの一値を採用できる。後述するように、所定寸法L1は、設定変更できるようになっている。供給方向の後方に設けられた線材供給装置2の後端と、供給方向の前方に設けられたワーク長測定部5との距離は、定尺寸法L0の2倍を超え3倍未満である。したがって、線材切断装置1は、供給方向に沿い3本の線材Mを継いで使用する。
線材供給装置2は、制御部からの指令に応じて、線材Mを順次供給する。図2は、線材供給装置2の構成を説明する側面図である。図示されるように、線材供給装置2は、ストッカー21、線材供給テーブル22、押動部材23、押動機構24、およびエンコーダ25などで構成されている。ストッカー21は、複数本の線材Mを並行させて貯留するとともに、線材Mを1本ずつ線材供給テーブル22上に送出する。
線材供給テーブル22は、ストッカー21に隣接し、並行して配置される。線材供給テーブル22の高さは、4本の脚221によって調整可能とされている。これにより、次に説明する供給路222と後述する定寸供給部3の後側ガイド筒31の高さが揃えられる。線材供給テーブル22は、断面がV溝形状で上方に開口して供給方向に延びる供給路222を有している。供給路222のV溝形状の中央底部にはスリットが形成されている。ストッカー21から送出された線材Mは、後尾の線材Mとなって供給路222に収容される。供給路222の中で後尾の線材Mよりも後方位置に、押動部材23が移動可能に配置される。
押動機構24は、供給路222の下側に配設されて、押動部材23を供給方向前後に駆動する。押動機構24は、駆動ギヤ241、支持ギヤ242、押動チェーン243、駆動モータ244、および駆動チェーン245などで構成されている。駆動ギヤ241は、供給路222の最も後方の下側に回転可能に支承されている。支持ギヤ242は、供給路222の最も前方の下側に回転可能に支承されている。押動チェーン243は、無端環状であり、駆動ギヤ241および支持ギヤ242に噛み合って、輪転可能に架け渡されている。押動チェーン243の輪転する下側の1箇所に押動部材23が固定されている。押動部材23の上部は、供給路222のスリットから上方に突出してV溝形状に入り込んでいる。駆動モータ244は、駆動ギヤ241の下側に配置されている。駆動モータ244の出力軸と駆動ギヤ241との間は、駆動チェーン245を用いて回転連結されている。
駆動モータ244は、制御部からの指令に応じて、正転および逆転の切り替えが可能であり、回転速度も調整可能とされている。制御部からの指令で駆動モータ244が正転すると、駆動ギヤ241は正転し、押動チェーン243は図2の時計回りに輪転する。これにより、押動部材23は、供給方向に前進して後尾の線材MBの後端を前方に押動する。このとき、駆動モータ244の回転速度の大小に対応して、押動部材23が後尾の線材MBの後端を押動する速度が変化する。また、駆動モータ244が逆転すると、駆動ギヤ241は逆転し、押動チェーン243は図1および図6の反時計回りに輪転する。これにより、押動部材23は、後退して後方位置に戻る。図1において、押動部材23は、後方位置にある。図2において、押動部材23は、後尾の線材MBの後端を押動して少し前進している。
エンコーダ25は、駆動ギヤ241の上側に配置されている。エンコーダ25は、駆動ギヤ241の回転量を検出して、検出信号を制御部に送出する。駆動ギヤ241の回転量を検出することは、押動チェーン243の輪転量を介して押動部材23の位置を検出することに相当し、さらに、後尾の線材MBの後端位置を検出することに相当する。エンコーダ25は、本発明の線材後端検出部の一具体例である。これに限定されず、後尾の線材Mの後端位置を直接的に検出する線材後端検出部、例えば、線材後端に向けて超音波を発射し往復所要時間を検出する超音波式距離センサなどを用いることができる。後尾の線材Mの後端位置を直接的に検出する超音波式距離センサなどと比較して、エンコーダ25は、配設が容易で、検出精度を確保しやすく、コストは低廉である。
図3は、定寸供給部3を示す側面図である。定寸供給部3は、供給方向に沿って並ぶ複数本の線材Mの少なくとも1本を前方に所定寸法L1ずつ供給する。定寸供給部3は、後方から前方へと後側ガイド筒31、メイン供給部32、サブ供給部33、および前側ガイド筒34が配置されて構成されている。定寸供給部3は、さらに、定寸駆動機構35を有している。
後側ガイド筒31は、細い筒状部311と、筒状部311の後端から後方にラッパ状に拡がる受け入れ部312とからなる。後側ガイド筒31は、線材供給装置2の供給路222からメイン供給部32へと、線材Mの供給を案内する。受け入れ部312が拡がっているので、供給路222から前進する線材Mは、先端が揺れても確実に筒状部311に収容されて、メイン供給部32へと案内される。
メイン供給部32は、後側に配置されたメイン固定グリッパ321、および前側に配置されたメイン移動グリッパ322からなる。メイン固定グリッパ321は、固定位置で線材Mを把持および解放する。メイン移動グリッパ322は、前方に所定寸法L1だけ往動するときに線材Mを把持し、後方に復動するときに線材Mを解放する。サブ供給部33は、メイン供給部32の前方に配置されている。サブ供給部33は、後側に配置されたサブ移動グリッパ332、および前側に配置されたサブ固定グリッパ331からなる。サブ固定グリッパ331は、固定位置で線材Mを把持および解放する。サブ移動グリッパ332は、前方に所定寸法L1だけ往動するときに線材Mを把持し、後方に復動するときに線材Mを解放する。
前側ガイド筒34は、細い筒状であり、サブ供給部33のサブ固定グリッパ331から線材切断部4へと延在して、線材Mの供給を案内する。
定寸駆動機構35は、メイン移動グリッパ322およびサブ移動グリッパ332の往復動作を駆動する。定寸駆動機構35は、カム軸351、カム機構352、駆動レバー353、および駆動ロッド354で構成されている。カム軸351は、非円形のカム面を有して、圧造機9の主駆動モータ91(図1示)により回転駆動される。カム機構352は、カム軸351のカム面に係合している。駆動レバー353は、揺動支点359で支承されて揺動する。駆動レバー353のレバー基部には、カム機構352が係合している。カム機構352は、カム軸351のカム面の回転運動を駆動レバー353の揺動運動に変換する。駆動レバー353のレバー先端には、駆動ロッド354の一端が係合されている。駆動ロッド354は、水平後方に延在して、メイン移動グリッパ322およびサブ移動グリッパ332に連結されている。
主駆動モータ91が1回転する間に、カム軸351は1回転し、駆動レバー353は1往復の揺動を行う。すると、駆動ロッド354が供給方向に所定寸法L1だけ往復動する。これにより、メイン移動グリッパ322およびサブ移動グリッパ332は、前進位置と後退位置との間で往復動作する。メイン移動グリッパ322とサブ移動グリッパ332とは、相互に同期して動作する。なお、ワークWの長さに相当する所定寸法L1は、カム軸351およびカム機構352の調整や一部の部材の交換などにより、可変に設定できる。
一方、4組のグリッパ321、322、331、332が線材Mを把持および解放するタイミングは、制御部が独立して制御できるように構成されている。4組のグリッパ321、322、331、332は、主駆動モータ91と異なる駆動源を用いて操作されることが好ましい。例えば、油圧駆動源を用いる場合、制御部は、4組のグリッパ321、322、331、332に作用する油圧を容易に独立して制御できる。本願出願人は、この種のグリッパの詳細な構成例を特許文献1に開示しているので、詳細な説明は省略する。
制御部は、常時はメイン供給部32のメイン固定グリッパ321およびメイン移動グリッパ322を動作させる。さりながら、線材Mの前端付近および後端付近の少なくとも一方がメイン供給部32を通過することを把握したときに、制御部は、メイン供給部32に代えてサブ供給部33のサブ固定グリッパ331およびサブ移動グリッパ332を動作させる。動作しない側の固定グリッパおよび可動グリッパは、解放状態が維持されて、線材Mの供給に関与しない。定寸供給部3は、線材切断部4との間に複数の線材Mが継いで配置されていても、後側の線材MRで前側の線材MFを押出して(図8〜図10に示す)、所定寸法L1を供給できる。線材供給装置2および定寸供給部3は、本発明の線材供給部を構成する。
図4は、線材切断部4を示す平面部分断面図である。また、図7は、線材切断部4およびワーク長測定部5を示すとともに、廃棄材MD1、MD2を説明する側面部分断面図である。線材切断部4は、供給方向に沿って並ぶ線材Mのうちで先頭の線材Mを切断して所定寸法L1のワークWを製造する。線材切断部4は、定寸供給部3の前方に配設されている。線材切断部4は、固定刃41、可動刃42、プッシャ部材44、および図略の切断駆動機構などで構成されている。固定刃41は、円筒状であって、前側ガイド筒34の前方に固定配置されている。可動刃42も円筒状であって、固定刃41の前側に配置される。可動刃42は、切断駆動機構に駆動され、固定刃41の前側を元位置から動作位置へと往復動作するようになっている。図4において、元位置に可動刃42があり、元位置の紙面下方に動作位置が設定されている。また、固定刃41と可動刃42とが相互に摺動する面が切断面43となる。
固定刃41に隣接して(図3では固定刃41の紙面下側に隣接して)、供給される線材と平行するように細棒状のプッシャ部材44が配置されている。プッシャ部材44は、切断駆動機構に駆動されて前後方向に動作する。プッシャ部材44は、元位置から押出し位置に前進して、動作位置の可動刃42の内周に係入する。図略の切断駆動機構は、主駆動モータ91から駆動されて、可動刃42およびプッシャ部材44を駆動する。
図3で、まず、固定刃41を元位置に配置して可動刃42との軸心を揃え、線材Mを供給する。すると、線材Mは、固定刃41及び可動刃42を通り抜け、その先端は所定寸法L1だけ切断面43から突出する。次に、図4の白抜き矢印Cに示されるように、可動刃42は、線材Mに交差するように元位置から動作位置に駆動されて線材Mを剪断する。これにより、所定寸法L1のワークWが製造され、可動刃42内に保持される。次いで、プッシャ部材44が駆動されて元位置から押出し位置に前進し、ワークWは前方に押し出される。なお、線材Mの継目MJが切断面43を通り抜けた直後の切断で発生する2個の廃棄材MD1、MD2は、2個揃って可動刃42内に保持され、2個揃ってプッシャ部材44に押し出される。
ワークWは、図4に破線で示されたトランスファ装置92に受け渡される。トランスファ装置92は、通常時は受け取ったワークWをダイス93およびパンチ94からなる圧造工程に移送する。トランスファ装置92は、線材切断装置1の制御部から廃棄指令を受け取ったときには、ワークWを圧造工程に移送せずに廃棄する。トランスファ装置92は、図示される6つの圧造工程に対して共通に設けられている。トランスファ装置92には、公知の装置を適宜用いることができる。
図5は、ワーク長測定部5を示す平面部分断面図である。ワーク長測定部5は、線材切断部4の前方に配設されている。ワーク長測定部5は、定寸供給部3が供給する線材Mの実際の供給寸法を検出することにより、製造するワークWの長さを間接的に測定する。ワーク長測定部5は、測長基部51、測長部材52、エアシリンダ53、ピストン部材54、および渦電流損式センサ56などにより構成されている。測長基部51は、圧造機9のフレームに固定されて、線材切断部4の前方に垂下している(図1示)。
測長部材52は、図5で便宜的に右上がりの密なハッチングにより示されている。測長部材52は、測長基部51に支承されて前後方向に移動可能となっている。測長部材52は、渦電流損式センサ56を用いた検出に好適な、例えば鉄などの強磁性体で形成されている。図5および図7に示されるように、測長部材52の後端521は、線材切断部4を通り抜けて突出する先頭の線材MAの前端に押動される。測長部材52の前方寄りに、拡径されたフランジ部522が形成されている。測長部材52の前端の中央は、検出面523となっている。
エアシリンダ53は、後方に開口する有底の筒形状の部材であり、測長基部51に固定されている。ピストン部材54は、エアシリンダ53内に後ろ向きに配設されている。ピストン部材54の後端541は、測長部材52のフランジ部522に当接している。エアシリンダ53とピストン部材54との間にシリンダ室55が形成されている。制御部からの制御により、シリンダ室55の内部にエアが給排されてエア圧が調整される。これにより、ピストン部材54は、エアシリンダ53内を前後に摺動し、先頭の線材MAの前端を後方に押圧する。
渦電流損式センサ56は、測長部材52の検出面523に対向して、測長基部51に固定されている。渦電流損式センサ56は、検出面523との離隔距離を検出し、検出信号を制御部に送出する。渦電流損式センサ56は、測長部材52を介して、線材MAの実際の供給寸法を検出できる。渦電流損式センサ56は、本発明の供給寸法検出部の一実施例であり、他の検出方式のセンサに代えることもできる。
図略の制御部は、線材供給装置2のストッカー21に線材Mの送出を指令し、押動機構24の駆動モータ244に正転および逆転の切り替えを指令し、回転速度を指令する。制御部は、エンコーダ25から検出信号を受け取り、後尾の線材MBの後端位置を把握する。また、制御部は、圧造機9に設けられた回転センサから、主駆動モータ91の回転角θの検出信号を受け取る。制御部は、4組のグリッパ321、322、331、332が線材Mを把持および解放するタイミングを独立して制御する。さらに、制御部は、ワーク長測定部5のシリンダ室55へのエアの給排を制御してエア圧を制御する。また、制御部は、渦電流損式センサ56から検出信号を受け取り、線材Mの実際の供給寸法の良否を判定する。実際の供給寸法が良好でないとき、直後の切断によって製造されるワークWが寸法不良となる。このとき、制御部は、トランスファ装置92に廃棄指令を送出する。
次に、実施形態の線材切断装置1の動作について、圧造機9の一部の動作を加えて説明する。図6は、実施形態の線材切断装置1の動作特性を示した図である。図6で、横軸は主駆動モータ91の回転角θを表し、回転角θ=0〜360°の範囲が1回の線材切断サイクルおよび圧造加工サイクルに相当する。図6に示される7本の特性曲線のうち一番上は、パンチ94のストローク特性を示している。2番目は、メイン移動グリッパ322およびサブ移動グリッパ332の往復動作を示している。3番目は、メイン固定グリッパ321およびサブ固定グリッパ331の把持および解放動作を示し、4番目は、メイン移動グリッパ322およびサブ移動グリッパ332の把持および解放動作を示している。5番目は、ワーク測長部5のエアシリンダ53内のシリンダ室55のエア圧を示している。6番目は、線材切断部4の可動刃42の切断動作を示し、7番目は、プッシャ部材44の動作を示している。
まず、回転角θ=0°における各部の状態を説明する。パンチ94は、ダイス93から最も遠ざかった後死点に位置している。定寸供給部3のメイン移動グリッパ322は、前進位置から後退位置に戻り始めている。メイン固定グリッパ321は、線材Mを把持し、メイン移動グリッパ322は、線材Mを解放している。エアシリンダ53は、エア抜き状態でエア圧は低下している。可動刃42は、切断動作を行った後の動作位置にあり、プッシャ部材44はワークWを押し出した後の押出し位置にある。
回転角θ1において、プッシャ部材44は、押出し位置から戻り始め、回転角θ2のときに元位置に戻る。回転角θ2において、可動刃42は、動作位置から戻り始める。回転角θ3において、メイン移動グリッパ322は後退位置まで戻り、回転角θ4において、メイン移動グリッパ322は解放状態から線材Mの把持を開始する。回転角θ5において、メイン移動グリッパ322は線材Mの把持を完了し、すぐ後の回転角θ=90°において、メイン固定グリッパ321は、把持状態から線材Mの解放を開始する。同時に、エアシリンダ53にエアが供給されて加圧が開始され、回転角θ6において、エア圧が増加した加圧状態になる。回転角θ7において、メイン固定グリッパ321が線材Mの解放を完了したとき、可動刃42は、概ね元位置に戻っている。
これにより、線材Mを供給する準備が整い、回転角θ7において、メイン移動グリッパ322は、後退位置から前進を開始する。メイン移動グリッパ322が前進している間、エアシリンダ53の加圧状態が維持され、測長部材52が先頭の線材MAに向かって押圧されている。このため、測長部材52は、先頭の線材MAの前端が当接するときに緩衝機能を発揮する。なお、メイン移動グリッパ322が前進している途中の回転角θ=180°において、パンチ94は、前死点に到達してダイス93との間で圧造加工を行う。
回転角θ8において、メイン移動グリッパ322が所定寸法L1だけ前進して前進位置に到達すると、メイン固定グリッパ321は、線材Mの把持を開始する。この後、エアシリンダ53の加圧状態で、渦電流損式センサ56による線材Mの供給寸法の測定が行われる。その後の回転角θ9において、メイン固定グリッパ321による線材Mの把持が完了し、エアシリンダ53の加圧状態からのエア抜きが開始される。これに同期して、メイン移動グリッパ322は、把持状態から線材Mの解放を開始する。
回転角θ10において、可動刃43は元位置から動作を開始して、線材Mを切断する。線材Mを切断する瞬間に、エアシリンダ53は、既にシリンダ室55のエア圧が低いエア抜き状態となっている。したがって、測長部材52から先頭の線材MAに作用する押圧力は、弱められあるいは無くなっている。これによれば、切断の瞬間にエアシリンダ53から線材Mに余分な押圧力が作用せず、ワークWに傷が生じない。線材Mの切断が終了した後の回転角θ11において、メイン移動グリッパ322は前進位置から後退を開始する。その後の回転角θ12において、プッシャ部材44が元位置から前進を開始して、切断により製造されたワークWをトランスファ装置92に押し出す。
さらに、制御部の制御機能およびこれに伴う動作について詳細に説明する。制御部は、通常時は上述したようにメイン供給部32を動作させる。ここで、制御部は、所定寸法L1、および線材Mの切断前の初期寸法L0(定尺寸法L0)を予め記憶しており、かつ、後尾の線材MBの後端の位置を把握している。また、制御部は、線材供給装置2、定寸供給部3、および線材切断部4の供給方向の諸寸法、ならび線材供給装置2と定寸供給部3との離間距離を予め記憶している。したがって、制御部は、演算により、線材Mの前端付近および後端付近の少なくとも一方がメイン供給部32を通過する時期を判定できる。この時期に限り、制御部は、メイン供給部32に代えてサブ供給部33を動作させる。なお、サブ供給部33が動作する場合でも、機能するグリッパが入れ替わるだけであり、図6に示された動作特性は変化しない。
また、定寸供給部3が前側の線材Mを移動させている間、制御部は、押動部材23が後尾の線材MBの後端を高速で押動するように制御する。つまり、図6に示される回転角θ7から回転角θ8までの間、制御部は、駆動モータ244に正転の高速回転速度を指令する。一方、定寸供給部3が前側の線材Mを停止させると、制御部は、押動部材23が後尾の線材MAの後端を低速で押動するように制御する。つまり、回転角θ7から回転角θ8までの間以外では、制御部は、駆動モータ244に正転の低速回転速度または停止を指令する。さらに、制御部は、後尾の線材Mの後端位置が定尺寸法L0を超えて前進したとき、駆動モータ244に逆転を指令して、押動部材23を後方位置に戻す。その後、制御部は、次の線材Mを送出するようにストッカー21に指令する。
加えて、制御部は、所定寸法L1、線材の切断前の初期寸法L0、および後尾の線材の後端位置を用いた演算により、前側の線材MFの後端付近および後側の線材MRの前端付近が切断されて発生する所定寸法未満の廃棄材MD1、MD2を検出する。例えば、制御部は、図7に示されるように、切断面43を基準として所定寸法L1のピッチで線材MF、MRの切断予想位置(破線示)を予想できる。加えて、制御部は、2本の線材MF、MRの継目MJの位置(二重線示)を演算によって求めることができる。したがって、制御部は、継目MJが切断面43を通り抜ける時期(線材切断サイクルの回数)を推定でき、その直後の切断によって2個の廃棄材MD1、MD2が製造されることを検出できる。動作が予想通りに良好に進捗しているとき、制御部は、廃棄材MD1、MD2の廃棄指令をトランスファ装置92に指令する。
ここで、廃棄材MD1、MD2の寸法が許容最小寸法L2未満の短小廃棄材であると、トランスファ装置92は、所定の廃棄動作を行い難くなる。許容最小寸法L2として、15mmを例示できる。廃棄されない短小廃棄材は、装置内に紛れ込んだりして動作信頼性を低下させる。このため、制御部は、演算により廃棄材の寸法が許容最小寸法未満になると予想されるとき、定寸供給部3に対し一時的な制御を実施して、許容最小寸法L2未満の短小廃棄材の発生を回避する。
図8〜図10は、短小廃棄材の発生の予測に応じて、制御部が一時的に実施する線材供給方法を説明する図である。詳細には、図8は、短小廃棄材が発生しない通常時の線材供給方法を説明する図である。図9は、後側の線材MRの前端から短小廃棄材が発生すると予想されるときの線材供給方法を説明する図である。図10は、前側の線材MFの後端から短小廃棄材が発生すると予想されるときの線材供給方法を説明する図である。図8〜図10において、上から下へと時間的推移を示し、線材切断部4の切断面43を一本の直線で示し、2本の線材MF、MRの継目MJを二重線で示し、切断予想位置を破線で示している。
図8の(1)において、前側の線材MFは、大部分が既に消費されており、後端近くに所定寸法L1の最後のワークW1、および所定寸法L1未満の廃棄材MD3が予想されている。また、後側の線材MRの前端に廃棄材MD4が予想されている。2個の廃棄材MD3、MD4の寸法を足すと所定寸法L1になる。そして、2個の廃棄材MD3、MD4の寸法は、ともに許容最小寸法L2以上ある。この場合、制御部は、継目MJがあっても、所定寸法L1の線材供給を継続する。つまり、(2)に白抜き矢印で示される所定寸法L1だけ線材MF、MRが前方に供給される。すると、(3)に破線で示されるとおり、切断面43での切断によりワークW1が製造されて、プッシャ部材44に押し出される。次に、トランスファ装置92によりワークW1が圧造工程に移送されて、(4)に示される状態となる。
ここで、(5)に白抜き矢印で示される所定寸法L1の供給動作が行われると、2個の廃棄材MD3、MD4に相当する部分が切断面43よりも前方に供給される。このとき、制御部は、トランスファ装置92に廃棄指令を送出する。次に、(6)に破線で示されるとおり、切断によって廃棄材MD3、MD4が製造され、プッシャ部材44に押し出され、トランスファ装置92により廃棄される。この後は、所定寸法L1のワークの製造が継続される。この制御によれば、線材Mの1本当たりの廃棄量は、概ねワークWの1個分程度以下になる。
次に、図9の(1)において、前側の線材MFは、大部分が既に消費されており、後端近くに最後のワークW1および廃棄材MD5が予想されている。また、後側の線材MRの前端に廃棄材MD6が予想されている。2個の廃棄材MD5、MD6の寸法を足すと所定寸法L1になる。廃棄材MD5の寸法は比較的大きく、廃棄材MD6は、許容最小寸法L2未満の短小廃棄材となっている。この場合、制御部は、継目MJが切断面43の直前に到達したときに、一時的な制御を行う。具体的に、制御部は、定寸供給部3が廃棄調整寸法L3だけ線材MF、MRを供給するショートフィードの制御を行う。廃棄調整寸法L3は、所定寸法L1よりも小さくかつ許容最小寸法L2よりも大きな値であり、例えば、所定寸法L1の半分とすることができる。
制御部からのショートフィードの制御にしたがい、定寸供給部3は、メイン移動グリッパ322またはサブ移動グリッパ332が後側の線材MRを把持および解放するタイミングの少なくとも一方を通常時から変更する。すると、メイン移動グリッパ322またはサブ移動グリッパ332が所定寸法L1だけ移動するときに、移動範囲の一部で線材Mを把持し、残部で線材Mを解放できる。これにより、実際の供給寸法を意図的に短くして、廃棄調整寸法L3を実現できる。
図9の(1)において前側の線材MFにワークW1に相当する長さが残っている間、線材MF、MRは、(2)に白抜き矢印で示される所定寸法L1だけ供給される。すると、(3)に破線で示されるとおり、切断面43での切断によりワークW1が製造されて、プッシャ部材44に押し出される。次に、トランスファ装置92によりワークW1が圧造工程に移送されて、(4)に示される状態となる。
ここで、継目MJが切断面43の直前に到達したので、制御部は、(5)に白抜き矢印で示される廃棄調整寸法L3だけ線材MF、MRを供給するショートフィードの制御を行う。これとともに、制御部は、トランスファ装置92に廃棄指令を送出する。すると、廃棄材MD5の一部の長さに相当する廃棄材MD7の部分が切断面43よりも前方に供給される。つまり、1個の廃棄材MD5が、2個の廃棄材MD7、MD8に分割される。さらに、(6)に示されるように後側の線材MRの切断予想位置が変更される。これにより、短小廃棄材であった廃棄材MD6が無くなり、短小でない廃棄材MD9が予想されるようになる。そして、(6)に破線で示される廃棄材MD7が製造されて、トランスファ装置92により廃棄され、(7)に示される状態となる。
さらに、制御部は、(8)に白抜き矢印で示される所定寸法L1だけ、線材MF、MRを供給する。すると、2個の廃棄材MD8、MD9に相当する部分が切断面43よりも前方に供給される。これとともに、制御部は、トランスファ装置に廃棄指令を送出する。これにより、(9)に破線で示される廃棄材MD8、MD9が製造されて、トランスファ装置92により廃棄される。この後は、所定寸法L1のワークWの製造が継続される。この制御によれば、合計で3個の廃棄材MD7、MD8、MD9が廃棄される。そして、線材Mの1本当たりの廃棄量は、概ねワーク2個分未満になる。
次に、図10の(1)において、前側の線材MFは、大部分が既に消費されており、後端近くに最後のワークW1および廃棄材MD10が予想されている。また、後側の線材MRの前端に廃棄材MD11が予想されている。2個の廃棄材MD10、MD11の寸法を足すと所定寸法L1になる。廃棄材MD10は、許容最小寸法L2未満の短小廃棄材となっており、廃棄材MD11の寸法は比較的大きい。この場合、制御部は、最後のワークW1をあきらめる一時的な制御を行う。具体的に、制御部は、定寸供給部3が廃棄調整寸法L4だけ線材MF、MRを供給するショートフィードの制御を行う。廃棄調整寸法L4は、図9の廃棄調整寸法L3と同一でもよく、異なっていてもよい。
図10の(1)に示される状態で、制御部は、(2)に白抜き矢印で示される廃棄調整寸法L4だけ線材を供給するショートフィードの制御を行う。これとともに、制御部は、トランスファ装置に廃棄指令を送出する。すると、元のワークW1の一部に相当する廃棄材MD12の部分が切断面43よりも前方に供給される。これにより、(3)に示されるように、ワークW1および廃棄材MD10は、短小でない2個の廃棄材MD12、MD13に変更される。さらに、後側の線材MRの切断予想位置が変更される。後側の線材MRの前端に予想される廃棄材MD14も短小でない。そして、(3)に破線で示される廃棄材MD12が製造されて、トランスファ装置92により廃棄され、(4)に示される状態となる。
さらに、(5)に白抜き矢印で示される所定寸法L1の供給動作が行われると、2個の廃棄材MD13、MD14に相当する部分が切断面43よりも前方に供給される。このとき、制御部は、トランスファ装置92に廃棄指令を送出する。これにより、(6)に破線で示される廃棄材MD13、MD14が製造されて、トランスファ装置92により廃棄される。この後は、所定寸法L1のワークの製造が継続される。この制御によれば、合計で3個の廃棄材MD12、MD13、MD14が廃棄される。そして、線材Mの1本当たりの廃棄量は、概ねワーク2個分未満になる。
実施形態の線材切断装置1は、供給方向に沿って並ぶ複数本の線材Mの少なくとも1本を前方に所定寸法L1ずつ供給する定寸供給部3、複数本の線材Mのうちで後尾の線材MBの後端を前方に押動する押動部材23、および後尾の線材MBの後端位置を検出する線材後端検出部(エンコーダ25)を有する線材供給部と、複数本の線材Mのうちで先頭の線材MAを切断して所定寸法L1のワークWを製造する線材切断部4と、所定寸法L1、線材Mの切断前の初期寸法L0、および後尾の線材MBの後端位置を用いた演算により、線材MF、MRの前端付近および後端付近が切断されて発生する所定寸法未満の廃棄材MD1、MD2を検出する制御部と、を備えた。
これによれば、複数の線材Mを継いで使用でき、線材Mの全長を最大限に使用してワークWを製造するので、線材Mの歩留まりを向上できる。また、制御部は廃棄材MD1、MD2を検出するので、これを確実に廃棄でき、寸足らずのワークを誤って供給する不具合は発生しない(第1の問題点の解消)。
さらに、実施形態の線材切断装置1は、固定位置で線材Mを把持及び解放するメイン固定グリッパ321、および前方に所定寸法L1だけ往動するときに線材Mを把持し後方に復動するときに線材Mを解放するメイン移動グリッパ322からなるメイン供給部32と、固定位置で線材Mを把持及び解放するサブ固定グリッパ331、および前方に所定寸法L1だけ往動するときに線材Mを把持し後方に復動するときに線材Mを解放するサブ移動グリッパ332からなり、メイン供給部32に同期して動作可能なサブ供給部33と、を有し、制御部は、通常時はメイン供給部を動作させ、演算により線材Mの前端付近および後端付近の少なくとも一方がメイン供給部32を通過することを把握したときには、メイン供給部32に代わりサブ供給部33を動作させる。
これによれば、4個のグリッパ321,322、331、332が線材Mの前端付近や後端付近を把持することが無くなり、荷重集中による線材Mの変形、および変形に伴う不具合を防止できる(第2の問題点の解消)。
また、実施形態の線材切断装置1において、線材後端検出部は、押動部材23の位置を検出することによって後尾の線材MBの後端位置を検出するエンコーダ25とされている。これによれば、後尾の線材MBの後端位置を直接的に検出する方法に代えて、検出手段の配設や検出精度の確保が容易なエンコーダ25を採用することができる。したがって、装置1のコストの上昇を抑制しつつ、制御部の演算精度を確保して廃棄材MD1、MD2の検出を正確に行える。
また、実施形態の線材切断装置1は、線材切断部4を通り抜けて突出する先頭の線材MAの前端に押動されて前方に移動可能な測長部材52、測長部材52を後方に押圧するエアシリンダ53、および測長部材52の位置を検出することによって線材Mの実際の供給寸法を検出する供給寸法検出部(渦電流損式センサ56)を有するワーク長測定部5をさらに備え、定寸供給部3が線材Mを供給した後に供給寸法検出部(渦電流損式センサ56)が測長部材52の位置を検出するまで、エアシリンダ53は、シリンダ内部のエアが加圧されて測長部材52を後方に押圧し、線材切断部4が線材Mを切断するときに、エアシリンダ53は、シリンダ内部のエアが抜かれて測長部材52の押圧を弱めあるいは中断することが好ましい。
これによれば、複数の線材Mを継いで押し出すときに発生する線材M間の隙間や線材Mの前後振動を低減し、さらには隙間や前後振動を短時間で無くして、ワークWの寸法精度を維持できる(第3の問題点の解消)。また、線材切断部4が線材Mを切断するときに、エアシリンダ53はシリンダ内部のエアが抜かれて測長部材52の押圧を弱めあるいは中断する。これによれば、切断の瞬間にエアシリンダ53から線材Mに余分な押圧力が作用せず、ワークWに傷が生じない。仮に、エアシリンダ53の押圧力を維持したままだと、線材Mの両側から荷重を加えた状態で中間部分を切断することになり、ワークWに傷が発生しやすい。
また、実施形態の線材切断装置1において、制御部は、演算により廃棄材MD6、MD10の寸法が許容最小寸法L2未満になると予想されるとき、定寸供給部3に対し一時的な制御を実施して、許容最小寸法L2未満の短小廃棄材の発生を回避する。さらに、制御部は、一時的な制御で、定寸供給部3が所定寸法L1よりも小さくかつ許容最小寸法L2よりも大きな廃棄調整寸法L3、L4だけ線材MF、MRを供給するように制御する。これによれば、短小廃棄材の発生を防止できる。したがって、短小廃棄材が装置内に紛れ込んだりする不具合は発生せず、装置の動作信頼性を維持できる(第4の問題点の解消)。
また、実施形態の線材切断装置1において、定寸供給部3が前側の線材Mを移動させている間、押動部材23は、後尾の線材MBの後端を高速で押動し、定寸供給部3が前側の線材Mを停止させると、押動部材23は、後尾の線材MMの後端を低速で押動する。これによれば、前側の線材Mと後尾の線材MBとの隙間を小さく抑制できる。さらに、前側の線材Mに後尾の線材MBが追いついて当接するときの速度差を小さくして、追突のショックにより発生する線材の前後振動を抑制できる(第3の問題点の解消)。
また、実施形態の線材切断装置1において、線材供給部は、供給方向に沿い3本以上の線材Mを継いで供給する。これによれば、線材Mの継ぎ目が2箇所以上発生しても、各線材Mの全長を最大限に使用してワークWを製造でき、線材Mの歩留まりを向上できる。
なお、線材Mの定尺寸法L0、所定寸法L1、許容最小寸法L2、および廃棄調整寸法L3、L4は、実施形態で説明した以外の値としてもよい。また、定寸駆動部3は、グリッパ方式の構成に限定されず、線材Mを挟み回動して供給するローラ対方式の構成であってもよい。本発明は、その他にも様々な変形や応用が可能である。
1:線材切断装置
2:線材供給装置 21:ストッカー 22:線材供給テーブル
23:押動部材 24:押動機構 25:エンコーダ(線材後端検出部)
3:定寸供給部 31:後側ガイド筒 32:メイン供給部
321:メイン固定グリッパ 322:メイン移動グリッパ
33:サブ供給部 331:サブ固定グリッパ 332:サブ移動グリッパ
34:前側ガイド筒 35:定寸駆動機構
4:線材切断部 41:固定刃 42:可動刃 43:切断面
44:プッシャ部材
5:ワーク長測定部 51:測長基部 52:測長部材
53:エアシリンダ 54:ピストン部材 55:シリンダ室
56:渦電流損式センサ(供給寸法検出部)
9:圧造機 91:主駆動モータ 92:トランスファ装置
M、MA、MB、MF、MR:線材 W、W1:ワーク
MD1〜MD14:廃棄材

Claims (8)

  1. 供給方向に沿って並ぶ複数本の線材の少なくとも1本を前方に所定寸法ずつ供給する定寸供給部、前記複数本の線材のうちで後尾の線材の後端を前方に押動する押動部材、および前記後尾の線材の後端位置を検出する線材後端検出部を有する線材供給部と、
    前記複数本の線材のうちで先頭の線材を切断して前記所定寸法のワークを製造する線材切断部と、
    前記所定寸法、前記線材の切断前の初期寸法、および前記後尾の線材の後端位置を用いた演算により、前記線材の前端付近および後端付近が切断されて発生する前記所定寸法未満の廃棄材を検出する制御部と、を備えた線材切断装置。
  2. 前記線材供給部の定寸供給部は、
    固定位置で前記線材を把持及び解放するメイン固定グリッパ、および前方に前記所定寸法だけ往動するときに前記線材を把持し後方に復動するときに前記線材を解放するメイン移動グリッパからなるメイン供給部と、
    固定位置で前記線材を把持及び解放するサブ固定グリッパ、および前方に前記所定寸法だけ往動するときに前記線材を把持し後方に復動するときに前記線材を解放するサブ移動グリッパからなり、前記メイン供給部に同期して動作可能なサブ供給部と、を有し、
    前記制御部は、通常時は前記メイン供給部を動作させ、前記演算により前記線材の前端付近および後端付近の少なくとも一方が前記メイン供給部を通過することを把握したときには、前記メイン供給部に代わり前記サブ供給部を動作させる請求項1に記載の線材切断装置。
  3. 前記線材後端検出部は、前記押動部材の位置を検出することによって前記後尾の線材の後端位置を検出する請求項1または2に記載の線材切断装置。
  4. 前記線材切断部を通り抜けて突出する前記先頭の線材の前端に押動されて前方に移動可能な測長部材、前記測長部材を後方に押圧するエアシリンダ、および前記測長部材の位置を検出することによって前記線材の実際の供給寸法を検出する供給寸法検出部を有するワーク長測定部をさらに備え、
    前記定寸供給部が前記線材を供給した後に前記供給寸法検出部が前記測長部材の位置を検出するまで、前記エアシリンダは、シリンダ内部のエアが加圧されて前記測長部材を後方に押圧し、
    前記線材切断部が前記線材を切断するときに、前記エアシリンダは、前記シリンダ内部のエアが抜かれて前記測長部材の押圧を弱めあるいは中断する請求項1〜3のいずれか一項に記載の線材切断装置。
  5. 前記制御部は、前記演算により前記廃棄材の寸法が許容最小寸法未満になると予想されるとき、前記定寸供給部に対し一時的な制御を実施して、前記許容最小寸法未満の短小廃棄材の発生を回避する請求項1〜4のいずれか一項に記載の線材切断装置。
  6. 前記制御部は、前記一時的な制御で、前記定寸供給部が前記所定寸法よりも小さくかつ前記許容最小寸法よりも大きな廃棄調整寸法だけ前記線材を供給するように制御する請求項5に記載の線材切断装置。
  7. 前記定寸供給部が前側の線材を移動させている間、前記押動部材は、前記後尾の線材の後端を高速で押動し、
    前記定寸供給部が前記前側の線材を停止させると、前記押動部材は、前記後尾の線材の後端を低速で押動する請求項1〜6のいずれか一項に記載の線材切断装置。
  8. 前記線材供給部は、供給方向に沿い3本以上の前記線材を継いで供給する請求項1〜7のいずれか一項に記載の線材切断装置。
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