JP2016043192A - 超音波画像化装置 - Google Patents

超音波画像化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016043192A
JP2016043192A JP2014171912A JP2014171912A JP2016043192A JP 2016043192 A JP2016043192 A JP 2016043192A JP 2014171912 A JP2014171912 A JP 2014171912A JP 2014171912 A JP2014171912 A JP 2014171912A JP 2016043192 A JP2016043192 A JP 2016043192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
unit
image
imaging apparatus
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014171912A
Other languages
English (en)
Inventor
佐藤 直人
Naoto Sato
直人 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Prexion Corp
Original Assignee
Prexion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Prexion Corp filed Critical Prexion Corp
Priority to JP2014171912A priority Critical patent/JP2016043192A/ja
Publication of JP2016043192A publication Critical patent/JP2016043192A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

【課題】穿刺針の視認性を高めることができる超音波画像化装置を提供する。
【解決手段】被検体に超音波を出力する超音波出力部と、前記被検体内にて反射された超音波を検出する超音波検出部と、前記超音波検出部による検出信号に基づいて超音波画像を生成する超音波画像生成部と、前記被検体に光を照射可能である光源部と、前記被検体内にて発生する光音響波を検出する光音響検出部と、前記光音響検出部による検出信号に基づいて前記被検体内に穿刺された穿刺針の位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部により検出された位置に基づいて前記超音波画像に関する制御を行う制御部と、を備える超音波画像化装置とする。
【選択図】図1B

Description

本発明は、超音波画像化装置に関する。
従来、被検体(生体)内に超音波を送信し、超音波の反射波を検出することにより被検体内の断層画像(超音波画像)を生成する超音波イメージング技術が知られている。
診断や治療等のために針を被検体内に刺入する際(いわゆる穿刺)、超音波画像上では通常、針は強反射体として描出される。しかしながら、強反射体である針が存在すると、その針で反射した反射波が超音波プローブ表面で反射し、更に針で再度反射して超音波プローブにて受信されることがある。
このような多重反射現象により、超音波画像上で、針(真の像)からプローブ表面位置までの距離の整数倍(2倍や3倍等)の距離だけプローブ表面から離れた位置において虚像が表示されることが頻回に発生する。
特開2008−188266号公報 特許第4598651号公報
上記の虚像は、超音波画像上において強い輝度信号として描出されるが、血管壁や筋肉、石灰化した組織等も強い輝度信号として描出されるため、虚像を簡単に除去できる方法がなく、針の視認性を高めることが課題となっていた。
なお、例えば特許文献1、2には、多重反射現象による虚像の抑制を行うための従来技術が開示されているが、穿刺針の視認性を高めることに特に着目したものではない。
上記問題点に鑑み、本発明は、穿刺針の視認性を高めることができる超音波画像化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の超音波画像化装置は、
被検体に超音波を出力する超音波出力部と、
前記被検体内にて反射された超音波を検出する超音波検出部と、
前記超音波検出部による検出信号に基づいて超音波画像を生成する超音波画像生成部と、
前記被検体に光を照射可能である光源部と、
前記被検体内にて発生する光音響波を検出する光音響検出部と、
前記光音響検出部による検出信号に基づいて前記被検体内に穿刺された穿刺針の位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部により検出された位置に基づいて前記超音波画像に関する制御を行う制御部と、を備える構成としている。
また、上記構成において、前記超音波出力部と前記超音波検出部を含んだプローブを備え、
前記制御部は、前記位置検出部により検出された位置から前記プローブ表面までの距離の整数倍の距離だけ前記プローブ表面から離れた位置における前記超音波画像の画素値を減少させることとしてもよい。
このような構成によれば、超音波画像における多重反射現象による穿刺針の虚像を抑制でき、穿刺針の真の像の視認性を高めることができる。
また、上記構成において、前記超音波出力部と前記超音波検出部を含んだプローブを備え、
前記制御部は、前記位置検出部により検出された位置から前記プローブ表面までの距離の整数倍の距離だけ前記プローブ表面から離れた位置における前記超音波画像の画素値を、前記位置周辺の画素値に基づく平均値に置き換えることとしてもよい。
このような構成によれば、超音波画像における多重反射現象による穿刺針の虚像を周辺画像になじませるようにして抑制できる。
また、上記構成において、前記制御部は、前記位置検出部により検出された位置に基づいて前記穿刺針に対して垂直となる方向を特定し、前記方向にて超音波を出力するよう前記超音波出力部を制御することとしてもよい。
このような構成によれば、超音波を穿刺針に対して垂直に入射させることができるので、穿刺針における反射信号の強度を強めることにより、穿刺針の超音波画像における視認性を高めることができる。
本発明の超音波画像化装置によれば、穿刺針の視認性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る光音響画像化装置の概略外観図である。 本発明の一実施形態に係る光音響画像化装置のブロック構成図である。 本発明の一実施形態に係る超音波プローブの概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る超音波プローブの概略側面図である。 本発明の一実施形態に係る超音波プローブに含まれる光源部におけるLED素子の配置例を示した図である。 穿刺針の超音波画像の一例を示す図である。 穿刺針の光音響画像の一例を示す図である。 超音波画像の補正例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る画素値の補正方法の一例を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る光音響画像化装置のブロック構成図である。 本発明の第3実施形態に係る超音波走査方向の特定方法を説明するための図である。
<第1実施形態>
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1A〜図3を参照して本発明の第1実施形態に係る光音響画像化装置の構成について説明する。なお、本実施形態に係る光音響画像化装置は、超音波画像化装置としても捉えることができる。
図1Aに概略外観を示す光音響画像化装置100は、被検体150内の断層画像情報を取得するための超音波プローブ20と、超音波プローブ20により検出された信号を処理して画像化を行う画像生成部30と、画像生成部30により生成された画像を表示させるための画像表示部40を備えている。
図1Bに示すように、光音響画像化装置100は、光を生体である被検体150に照射すると共に被検体150内で発生した光音響波を検出する超音波プローブ20と、光音響波の検出信号に基づいて光音響画像を生成する画像生成部30を備えている。また、超音波プローブ20は、超音波を被検体150に送信すると共に反射波である超音波を検出することも行い、画像生成部30は、超音波の検出信号に基づいて超音波画像を生成もする。更に、光音響画像化装置100は、画像生成部30により生成された画像信号に基づき画像を表示する画像表示部40も備えている。
超音波プローブ20は、駆動電源部101と、駆動電源部101から電力を供給される光源駆動部102と、光照射部201Aと、光照射部201Bと、音響電気変換部202を備えている。光照射部201A及び201Bは、それぞれ光源部103を有している。そして、光源部103は、LED光源である光源103A及び103Bを有している。光源駆動部102における光源駆動回路102Aにより光源103Aが駆動され、光源駆動回路102Bにより光源103Bが駆動される。
ここで、超音波プローブ20の概略正面図を図2Aに、概略側面図を図2Bに示す。図2A及び図2Bに示すように、光照射部201Aと光照射部201Bは、互いに対向するようZ方向に並べて配置される。光照射部201A及び201Bそれぞれに設けられる光源部103における光源の配置例を図3に示す。図3の例では、光源部103においては、それぞれY方向に3列、Z方向に6列(3×6個)のLED素子から成る光源103A及び103BがY方向に交互に配列されている。光照射部201A及び201Bそれぞれにおいて、光源部103は、超音波プローブ20を被検体150に接触させたときに被検体150近傍に位置するよう配される。
光源103Aと光源103Bとでは、LED素子の発光波長が異なっている。光源駆動回路102A(図1B)によって光照射部201A及び201Bにおける光源103AのLED素子が発光し、被検体150に光が照射される。同様に、光源駆動回路102Bによって光照射部201A及び201Bにおける光源103BのLED素子が発光し、被検体150に光が照射される。なお、LED素子はパルス光を出射するように駆動される。
なお、図2A及び図2Bで示した光照射部201A及び201Bにおける構成については、例えば図3で示したLED光源からの光を集光するレンズや、更に当該レンズによって集光された光を被検体へ導くアクリル樹脂等による導光部を設けてもよい。また、光源もLED光源に限定する必要はなく、例えばレーザー光源(半導体レーザー素子から構成される)を用いる場合は、プローブの外部に配されたレーザー光源から出射されたレーザー光を光照射部201A及び201Bへ導く光ファイバーを設けてもよい。または、光源部が有機発光ダイオード素子から構成されていてもよい。
音響電気変換部202は、光照射部201A及び201Bに挟まれてY方向に配置される複数の超音波振動素子202Aから構成される。超音波振動素子202Aは、電圧を印加すると振動により超音波を発生し、振動(超音波)が加わると電圧を発生する圧電素子である。なお、音響電気変換部202と被検体150表面の間には音響インピーダンスの差を調整する調整層(不図示)が介在している。この調整層は、超音波振動素子202Aから発生した超音波を効率良く被検体150内へ伝播し、且つ被検体150内からの超音波(光音響波も含む)を効率良く超音波振動素子202Aに伝播させる機能を有する。
光照射部201A及び201Bから出射されたパルス光は、被検体150内へ散乱しながら入射され、被検体150内の光吸収体(生体組織)により吸収される。光吸収体が光を吸収すると、断熱膨張により弾性波である光音響波(超音波)が発生する。発生した光音響波は、被検体150内を伝播し、超音波振動素子202Aにより電圧信号に変換される。
また、図2A及び図2Bに示すような針N1が被検体150内に刺されている場合は、針N1における光の吸収(または反射)によって光音響波が発生し、発生した光音響波は超音波振動素子202Aにより電圧信号に変換される。
また、超音波振動素子202Aは超音波を発生して被検体150内へ超音波を送り、被検体150内で反射された超音波を受信して電圧信号を生成することも行う。つまり、本実施形態の光音響画像化装置100は、光音響イメージングに加えて、超音波イメージングも可能となっている。
画像生成部30(図1B)は、受信回路301、A/Dコンバータ302、受信メモリ303、データ処理部304、光音響画像再構成部305、検波・対数コンバータ306、光音響画像構築部307、超音波画像再構成部308、検波・対数コンバータ309、超音波画像構築部310、画像合成部311、制御部312、及び送信制御回路313を備えている。
受信回路301は、複数の超音波振動素子202Aから一部の超音波振動素子202Aを選択し、選択された超音波振動素子202Aについての電圧信号(検出信号)を増幅させる処理を行う。
光音響イメージングの場合は、例えば、複数の超音波振動素子202AをY方向に隣接する2つの領域に分割し、1回目の光照射のときはそのうち1つの領域を選択し、2回目の光照射のときに残りの1つの領域を選択する。また、超音波イメージングの場合は、例えば、複数の超音波振動素子202Aのうち一部の隣接する超音波振動素子202Aから成るグループを切替えながら超音波を発生させ(所謂リニア電子スキャン)、受信回路301でも上記グループを切替えながら選択する。
A/Dコンバータ302は、受信回路301からの増幅後の検出信号をデジタル信号に変換する。受信メモリ303は、A/Dコンバータ302からのデジタル信号を保存する。データ処理部304は、受信メモリ303に保存された信号を光音響画像再構成部305または超音波画像再構成部308へ振り分ける機能を有する。
光音響画像再構成部305は、光音響波の検出信号に基づき位相整合加算処理を行い、光音響波のデータを再構成する。検波・対数コンバータ306は、再構成された光音響波のデータについて対数圧縮処理、及び包絡線検波処理を行う。そして、光音響画像構築部307は、検波・対数コンバータ306による処理後のデータを画素毎の輝度値データに変換する。即ち、図2AにおけるXY平面上の画素毎の輝度値データとして光音響画像データ(グレースケール)が生成される。
一方、超音波画像再構成部308は、超音波の検出信号に基づき位相整合加算処理を行い、超音波のデータを再構成する。検波・対数コンバータ309は、再構成された超音波のデータについて対数圧縮処理、及び包絡線検波処理を行う。そして、超音波画像構築部310は、検波・対数コンバータ309による処理後のデータを画素毎の輝度値データに変換する。即ち、図2AにおけるXY平面上の画素毎の輝度値データとして超音波画像データ(グレースケール)が生成される。
画像合成部311は、上記光音響画像データと上記超音波画像データを合成し、合成画像データを生成する。ここで画像合成については、超音波画像に対して光音響画像を重畳させてもよいし、光音響画像と超音波画像を並列に並べてもよい。画像表示部40は、画像合成部311により生成された合成画像データに基づいて画像を表示する。
なお、画像合成部311は、光音響画像データまたは超音波画像データのいずれかをそのまま画像表示部40へ出力してもよい。
また、制御部312は、光源駆動部102に波長制御信号を送信し、波長制御信号を受信した光源駆動部102は、光源103Aまたは光源103Bのいずれか一方を選択する。そして、制御部312から光トリガー信号が光源駆動回路102に送信されると、光源駆動部102は、選択された光源103Aまたは光源103Bに駆動信号を送信する。
また、送信制御回路313は、制御部312からの指示により、音響電気変換部202に駆動信号を送信し、超音波を発生させる。なお、制御部312は、他にも受信回路301等を制御する。
ここで、光源103Aと光源103Bは、互いに異なる波長の光を発光するものとしている。波長の設定に関しては、測定対象に対する吸収率の高い波長を選択すればよい。例えば、光源103Aの波長は、血液中の酸化ヘモグロビンに対する吸収率の高い760nmとし、光源103Bの波長は、血液中の還元ヘモグロビンに対する吸収率の高い850nmとすればよい。この場合、例えば光源103Aを発光させて被検体150に760nmの波長の光を照射すると、被検体150内の動脈血管や腫瘍等に含まれる血液中の酸化ヘモグロビンに光が吸収されることで光音響波が発生し、光音響画像構築部307において動脈血管や腫瘍等を含む光音響画像が生成される。
また、本実施形態では、画像生成部30は、針虚像除去部314も備えており、以下これについて詳細に説明する。
針を被検体150内に穿刺した状態で超音波振動子202Aから超音波を発生させて超音波画像(Bモード画像)を生成する際、強反射体である針で反射された超音波は超音波プローブ20表面で反射され、更に針で再度反射されて超音波振動子202Aで受信される多重反射現象が生じる。
このような多重反射現象により、生成される超音波画像においては、例えば図4に示すように、針の真の像に加えて、針の虚像が描出される(なお、実際には針の他に血管や筋肉等の画像も描出される)。この虚像は、超音波による走査方向(図4の縦方向)への真の像から超音波プローブ20表面までの距離の整数倍の距離だけ超音波プローブ20表面から上記走査方向へ離れた位置に生じる。図4の例では、整数倍として2倍及び3倍の距離の位置にそれぞれ虚像が生じている。
このような超音波画像における虚像を針虚像除去部314によって除去する。ここで、超音波画像構築部310によって超音波画像が生成されるのとほぼ同時に、光音響画像構築部307によって光音響画像が生成される。例えば、図4に対応して図5のような光音響画像が生成される。図5の例では、針の虚像は生じず、真の像のみが描出されている。
針虚像除去部314が備える針位置検出部314Aは、生成された光音響画像データに対してエッジ検出処理を行い、更にハフ変換処理を行う。ハフ変換処理は、画像から直線を検出する公知の画像処理方法である。針位置検出部314Aは、ハフ変換処理に基づき直線候補位置(画素位置)を検出する。図5に示した光音響画像の例では、実際には針の他に直線状である血管等も描出されるが、ハフ変換処理の検出閾値を調整することで針に対応する直線候補位置(図5の真の像における直線位置)のみを抽出することが可能である。
ここで、超音波画像においては超音波走査方向に配列された画素からなるライン(以下、音線)Lnが定義される。例えば図4に示す超音波画像においては、縦方向に延びるラインである音線Lnが定義される。音線Lnは、直線候補位置の始点に対応する音線L0から終点に対応する音線Lxまで存在する(n=0〜x)。
針虚像除去部314に備えられる超音波画像補正部314Bは、超音波画像データについて、音線Lnにおいて、直線候補位置における画素位置から超音波プローブ20表面までの距離(画素数)Dnの整数倍の距離だけ超音波プローブ20から離れた画素位置を特定する。図4の例では、音線Lnにおいて、直線候補位置における画素位置P0から超音波プローブ20表面(上端)までの距離Dnの2倍及び3倍の距離だけ上端から離れた画素位置P1及びP2が特定される。つまり、超音波画像上の虚像における画素位置P1及びP2が特定されることになる。
そして、超音波画像補正部314Bは、特定された画素位置における輝度値を低減させる。低減方法としては、例えば、対応する直線候補位置の画素位置(図4ではP0)における輝度値の半分の値だけ輝度値を低減させる。または、例えば、特定された画素位置における輝度値を半分とすることで低減させてもよい。なお、輝度値の低減は、特定された画素位置のみならず、音線Lnにおける当該画素位置近傍の画素位置(例えば隣接する画素位置)においても行ったほうが望ましい。
超音波画像補正部314Bによるこのような処理は、各音線Ln(n=0〜x)について行われる。これにより、虚像を抑制するように超音波画像を補正できる。例えば図4の超音波画像を補正したものとして、図6のような虚像を抑制した超音波画像を得ることができる。このように補正された超音波画像データに基づき画像表示部40に超音波画像が表示されるので、ユーザーは、穿刺針の真の像を視認性良く確認できる。
なお、上記整数倍については、真の像の最も近くに描出される虚像(図4であれば画素位置P1の虚像)の輝度値が高いことを考慮し、少なくとも2倍とすればよい。
また、超音波である光音響波の反射によって光音響画像において虚像が生じる場合(例えば図5に虚像が生じる)を考慮すると、ハフ変換処理によって直線候補位置が複数検出されたとしても、その中から最もプローブ表面に近い直線候補位置を特定することで、適切な直線候補位置を特定することができる。即ち、正しい穿刺針の位置を検出することが可能となる。
また、ハフ変換処理によって検出された直線候補位置の始点又は終点が、時系列順の複数の光音響画像において、同一直線上を移動していることが検出されると、当該始点又は終点を含む直線候補位置を穿刺針に対応するものとして特定してもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に係る超音波画像補正部314Bにおける処理の変形例となる。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、超音波画像補正部314Bは、超音波画像データについて、音線Lnにおいて、直線候補位置における画素位置から超音波プローブ20表面までの距離(画素数)Dnの整数倍の距離だけ超音波プローブ20から離れた画素位置を特定する。
そして、本実施形態では、特定された画素位置を中心とする5×5や7×7等の画素マトリクス上の輝度値を解析し、輝度値の平均値を算出する。例えば図7は、図4における特定された画素位置P1を中心とする5×5の画素マトリクスを示している。この場合、5×5=25個の各画素の各輝度値の平均値が算出される。
そして、上記算出された平均値に特定された画素位置における輝度値を置き換える。このとき、上記画素位置のみならず、当該画素位置近傍の画素位置についても同様に輝度値を置き換えることが望ましい。
このような本実施形態の処理によれば、穿刺針の虚像を周辺の画像になじませるように抑制することができ、虚像をより目立たなくすることができる。
なお、本実施形態の変形例として、上記画素マトリクスにおける外周のみの画素における輝度の平均値を算出し、算出された平均値に輝度値を置き換えてもよい。例えば図7であれば、5×5の画素マトリクスのうち黒塗りで示した外周の画素における輝度の平均値が算出される。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態に係る光音響画像化装置(超音波画像化装置)のブロック構成を図8に示す。
図8に示した光音響画像化装置100’では、画像生成部30’における制御部312’が針位置検出部312’Aとスキャン角度決定部312’Bを有している。また、本実施形態に係る光音響画像化装置100’では、送信制御回路313による超音波振動子202Aの駆動制御により、被検体150へ出力する超音波ビームの方向を変更することができる。このように超音波ビームの出力方向を変えてスキャンする方式は、一般的にオブリークスキャンやスラントスキャン等と呼ばれる。超音波ビームの出力方向の変更は、駆動信号の遅延によって行うことが可能である。
針位置検出部312’Aは、第1実施形態と同様に、光音響画像構築部307によって生成された光音響画像に対してエッジ検出処理及びハフ変換処理を行うことで直線候補位置を検出する。
ここで図9に例として示す光音響画像において、直線候補位置が特定されれば、当該直線候補位置と超音波プローブ20表面(図9の上端)に対する垂線とのなす角度、即ち穿刺針の刺入角度θが求まる。すると、超音波プローブ20表面に対する垂線と超音波プローブ20表面から直線候補位置へ下した垂線とのなす角度βは、下記の式で求まる。
β=90°−θ
スキャン角度決定部312’Bは、針位置検出部312’Aにより検出された直線候補位置に基づき上記穿刺針の刺入角度θを求め、角度βを決定する。
そして、送信制御回路313は、制御部312’からの指令により、上記決定された角度βの方向、即ち直線候補位置へ下した垂線方向へ超音波ビームを出力するよう超音波振動子202Aを駆動制御する。このように超音波ビームの出力方向を傾けてスキャンを行うことにより、超音波画像構築部310により超音波画像が生成される。
超音波ビームが穿刺針に対して垂直に照射されると反射波の振幅は大きくなるので、生成される超音波画像データにおいて穿刺針の画像の輝度値は高くなる。従って、画像表示部40に表示される超音波画像において穿刺針の画像の視認性が高まることになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変形が可能である。
20 超音波プローブ
30 画像生成部
40 画像表示部
100 光音響画像化装置
102 光源駆動部
103 光源部
150 被検体
201A、201B 光照射部
202A 超音波振動素子

Claims (7)

  1. 被検体に超音波を出力する超音波出力部と、
    前記被検体内にて反射された超音波を検出する超音波検出部と、
    前記超音波検出部による検出信号に基づいて超音波画像を生成する超音波画像生成部と、
    前記被検体に光を照射可能である光源部と、
    前記被検体内にて発生する光音響波を検出する光音響検出部と、
    前記光音響検出部による検出信号に基づいて前記被検体内に穿刺された穿刺針の位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部により検出された位置に基づいて前記超音波画像に関する制御を行う制御部と、を備える超音波画像化装置。
  2. 前記超音波出力部と前記超音波検出部を含んだプローブを備え、
    前記制御部は、前記位置検出部により検出された位置から前記プローブ表面までの距離の整数倍の距離だけ前記プローブ表面から離れた位置における前記超音波画像の画素値を減少させることを特徴とする請求項1に記載の超音波画像化装置。
  3. 前記超音波出力部と前記超音波検出部を含んだプローブを備え、
    前記制御部は、前記位置検出部により検出された位置から前記プローブ表面までの距離の整数倍の距離だけ前記プローブ表面から離れた位置における前記超音波画像の画素値を、前記位置周辺の画素値に基づく平均値に置き換えることを特徴とする請求項1に記載の超音波画像化装置。
  4. 前記制御部は、前記位置検出部により検出された位置に基づいて前記穿刺針に対して垂直となる方向を特定し、前記方向にて超音波を出力するよう前記超音波出力部を制御することを特徴とする請求項1に記載の超音波画像化装置。
  5. 前記光源部は、LED素子により構成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の超音波画像化装置。
  6. 前記光源部は、半導体レーザー素子により構成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の超音波画像化装置。
  7. 前記光源部は、有機発光ダイオード素子から構成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の超音波画像化装置。
JP2014171912A 2014-08-26 2014-08-26 超音波画像化装置 Pending JP2016043192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014171912A JP2016043192A (ja) 2014-08-26 2014-08-26 超音波画像化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014171912A JP2016043192A (ja) 2014-08-26 2014-08-26 超音波画像化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016043192A true JP2016043192A (ja) 2016-04-04

Family

ID=55634348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014171912A Pending JP2016043192A (ja) 2014-08-26 2014-08-26 超音波画像化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016043192A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021534861A (ja) * 2018-08-22 2021-12-16 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 介入性音響撮像におけるセンサ追跡推定値を制約するためのシステム、デバイス及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021534861A (ja) * 2018-08-22 2021-12-16 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 介入性音響撮像におけるセンサ追跡推定値を制約するためのシステム、デバイス及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11323625B2 (en) Subject information obtaining apparatus, display method, program, and processing apparatus
JP5653882B2 (ja) 光音響撮像装置およびその作動方法
JP5469113B2 (ja) 光音響分析用プローブユニットおよび光音響分析装置
WO2013014901A1 (ja) 光音響撮像システムおよび装置並びにそれらに使用されるプローブユニット
US20170095155A1 (en) Object information acquiring apparatus and control method thereof
US20160324423A1 (en) Photoacoustic measurement apparatus and signal processing device and signal processing method for use therein
JP5683383B2 (ja) 光音響撮像装置およびその作動方法
JP2016049125A (ja) 光音響波検出器、及び装置光音響画像化装置
WO2016084720A1 (en) Object information acquiring apparatus and method of controlling the same
WO2016031700A1 (ja) 光音響波検出器および光音響画像化装置
JP5647584B2 (ja) 光音響画像生成装置及び方法
US20200352447A1 (en) Apparatus and method for acquiring information
JP5769652B2 (ja) 光音響計測装置および光音響計測方法
JP2016043192A (ja) 超音波画像化装置
JP2015173922A (ja) 超音波診断装置及び超音波診断装置制御方法
US11398061B2 (en) Image information processing apparatus, display method and non-transitory computer-readable medium
JP6328778B2 (ja) 光音響画像生成装置の作動方法および光音響画像生成装置
JP2016036643A (ja) 光音響画像化装置
US20180146859A1 (en) Information acquisition apparatus
JP6444126B2 (ja) 光音響装置および光音響波の測定方法
JP2016049126A (ja) 光音響波検出器、及び光音響画像化装置
JP2016043106A (ja) 光音響画像化装置
US20190082966A1 (en) Object information acquiring apparatus and control method thereof
JP2016041149A (ja) 光音響画像化装置
JP2016043064A (ja) 光音響画像化装置