JP2016043162A - 超音波血圧計測装置及び血圧計測方法 - Google Patents

超音波血圧計測装置及び血圧計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】超音波を用いた血圧計測において、血管径の測定精度が低下した場合にも、血圧計測を可能にすること。【解決手段】血管に向けた超音波の送信および反射波の受信を行って血圧を計測する超音波血圧計測装置10は、記憶部300が、血管の血管径Dと血圧Pとの第1関係であるβ血圧算出式を記憶し、脈波伝搬速度算出部208が、血管の脈波伝搬速度PWVを計測し、β血圧算出式変更部214が、脈波伝搬速度PWVを用いてβ血圧算出式を変更した第3関係であるβ血圧算出変更式を算出し、血管径測定部206が、超音波により前記血管の血管径Dを計測し、臨時血圧算出部220が、β血圧算出変更式から血圧Pを決定する。【選択図】図7

Description

本発明は、超音波を用いて血圧を計測する超音波血圧計測装置等に関する。
被験者の血圧を非侵襲に計測する手法として、超音波を用いて被験者の血管の血管径を計測し、血管径から推定的に血圧を求める技術が知られている。例えば、特許文献1には、血管径と血圧との関係を非線形関数として捉え、血管の硬さを示すスティフネスパラメーターβと血管径とから、血圧を算出する方法が開示されている。
特開2004−41382号公報
血管径から血圧を算出する場合、血管径を精確に測定する必要がある。しかし、筋肉の収縮や関節の動き等の被験者の体動によって血管の位置が変化することで、血管径の測定精度が低下する場合がある。例えば、血管と超音波プローブとの相対位置関係が変化することで、血管径の測定に用いる超音波信号が血管の中心を通らずに直径を測定できていない場合や、超音波の反射波の受信強度が弱くなり血管径が測定できないといった場合である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、超音波を用いた血圧計測において、血管径の測定精度が低下した場合にも、血圧計測を可能にすることである。
上記課題を解決するための第1の発明は、血管に向けた超音波の送信および反射波の受信を行って血圧を計測する超音波血圧計測装置であって、前記血管の血管径と血圧との第1関係を記憶する第1関係記憶部と、前記血管の脈波伝搬速度を計測する脈波伝搬速度計測部と、前記脈波伝搬速度と血圧との第2関係を記憶する第2関係記憶部と、前記第2関係に基づく前記脈波伝搬速度計測部の計測結果に対応する血圧を用いて、前記超音波により前記血管の血管径を計測して、前記第1関係から前記血圧を決定する、又は、前記脈波伝搬速度を用いて、前記第2関係から前記血圧を決定する血圧決定部と、を備えた超音波血圧計測装置である。
また、第7の発明として、血管に向けた超音波の送信および反射波の受信を行って血圧を計測する血圧計測方法であって、前記血管径と血圧との第1関係を記憶することと、前記血管の脈波伝搬速度を計測することと、前記脈波伝播速度と血圧との第2関係を記憶することと、前記超音波により前記血管の血管径を計測して、前記第1関係から前記血圧を決定する、又は、前記脈波伝搬速度を用いて、前記第2関係から血圧を決定することと、を含む血圧計測方法を構成しても良い。
この第1又は第7の発明によれば、超音波により血管径を計測し、血管径と血圧との第1関係から血圧を決定することもできるし、また、計測した脈波伝搬速度を用いて、脈波伝搬速度と血圧との第2関係から血圧を決定することもできる。従って、例えば、超音波による血管径の計測精度が高い場合には第1関係を用いて血圧を決定することができ、計測精度が低い場合には、脈波伝搬速度と第2関係を用いて血圧を決定することができる。
第2の発明として、第1の発明の超音波計測装置であって、前記第2関係に基づく、前記脈波伝搬速度計測部の計測結果に対応する血圧を用いて、前記第1関係を変更した第3関係を算出する第3関係算出部と、を備えた超音波血圧計測装置を構成しても良い。
また、第8の発明として、第7の発明の血圧計測方法であって、
前記第2関係に基づく、前記脈波伝搬速度の計測結果に対応する血圧を用いて、前記第1関係を変更した第3関係を算出する、血圧計測方法を構成しても良い。
この第2又は第8の発明によれば、第2関係に基づく、脈波伝搬速度に対応する血圧を用いて、第1関係を変更した第3関係が算出される。
第3の発明として、第1又は第2の発明の超音波計測装置であって、前記第2関係は一次式で表される関係である、超音波血圧計測装置を構成しても良い。
また、第9の発明として、第7又は第8の発明の血圧計測方法であって、前記第2関係は一次式で表される関係である、血圧計測方法を構成しても良い。
この第3又は第9の発明によれば、第2関係は、一次式で表される関係である。
第4の発明として、第1〜第3の何れかの発明の超音波計測装置であって、前記血圧決定部は、前記超音波による前記血管の血管径計測が所定の信頼性条件を満たす場合に、当該計測した血管径と前記第1関係とから血圧を決定し、前記信頼性条件を満たす場合に前記脈波伝搬速度計測部により計測された脈波伝搬速度および前記血圧決定部により決定された血圧を記憶するデータベースと、前記データベースの記憶内容に基づいて前記第2関係を算出する第2関係算出部と、を更に備えた超音波血圧計測装置を構成しても良い。
この第4の発明によれば、超音波による血管の血管径計測が所定の信頼性条件を満たす場合の脈波伝搬速度と、計測した血管径と第1関係とから決定した血圧とをデータベースに記憶しておき、このデータベースに記憶した脈波伝搬速度と血圧とから第2関係が算出される。よって、信頼性が比較的高い第2関係を算出することができる。
第5の発明として、第4の発明の超音波計測装置であって、前記血圧決定部は、前記超音波による前記血管の血管径計測が前記所定の信頼性条件を満たさない場合に、前記脈波伝搬速度と前記第2関係とから血圧を決定する、超音波血圧計測装置を構成しても良い。
この第5の発明によれば、超音波による血管の血管径計測が所定の信頼性条件を満たさない場合に、脈波伝搬速度と第2関係とから血圧が決定される。
第6の発明として、第4又は第5の発明の超音波計測装置であって、前記第2関係は、前記脈波伝搬速度と収縮期血圧との関係であり、前記データベースは、前記血圧決定部により決定された収縮期血圧を記憶する、超音波血圧計測装置を構成しても良い。
この第6の発明によれば、第2関係は、脈波伝搬速度と収縮期血圧との対応関係である。つまり、脈波伝搬速度と第2関係とから、収縮期血圧を決定することができる。
超音波血圧計測装置の概要説明図。 血管径測定の説明図。 血管径と血圧との対応関係。 脈波伝搬速度の算出の説明図。 脈波伝搬速度と収縮期血圧との対応関係。 血管径と血圧との対応関係の変更の説明図。 超音波血圧計測装置の機能構成図。 血圧計測処理のフローチャート。
[全体構成]
図1は、本発明を適用した超音波血圧計測装置10の概要を説明するための図である。超音波血圧計測装置10は、超音波を利用して非侵襲で被験者の血圧を計測する装置であり、本体装置20と、超音波計測に用いられる超音波プローブ30と、心電計測に用いられる2つの心電電極40とを備える。
超音波プローブ30は、例えば数MHz〜数十MHzの超音波のパルス信号或いはバースト信号を送信及び受信する超音波振動子を有する。この超音波プローブ30は、例えば、被験者2の頸動脈の直上に超音波振動子が位置するように左頸部に取り付けられる。なお、ここで言う“直上”とは、理解を容易にするために超音波プローブ30を操作する上での操作マニュアル的な表現で用いているものであり、正確にいうと、超音波プローブ30に配列された超音波振動子から照射される超音波の照射直線上に頸動脈が位置する位置関係のことである。
2つの心電電極40のうち、一方の心電電極40は、超音波プローブ30と一体的に形成されており、他方の心電電極40は、被験者2の右鎖骨下部に取り付けられる。
本体装置20は、超音波プローブ30及び心電電極40と有線接続されており、超音波プローブ30、及び、心電電極40を用いて、被験者2の血圧を非侵襲に計測する。具体的には、超音波プローブ30を用いて被験者2の血管に向けて超音波を送信し、その反射波の受信信号に基づいて血管径を測定し、測定した血管径をもとに被験者2の血圧を算出することができる。この血管径から血圧を算出する方式を、以下、適宜「β方式」と呼ぶ。
また、心電電極40を用いて被験者2の心電波形(ECG波形)を計測し、計測した心電波形をもとに脈波伝搬速度PWVを算出し、算出した脈波伝搬速度をもとに被験者2の血圧を算出することもできる。この脈波伝搬速度PWVから血圧を算出する方式を、以下、適宜、「PWV方式」と呼ぶ。
本実施形態の特徴として、通常は、血管径から血圧を算出するが(β方式)、被験者の体動等によって超音波による血管径の測定精度が低い或いは低下が想定される場合には、脈波伝搬速度PWVから血圧を算出する方式に切り替える(PWV方式)。
なお、超音波を用いた血管径に基づく血圧の算出にあたっては、血管径とは別に校正用に血圧を計測する必要がある。この校正用の血圧計測のために、本実施形態では、超音波血圧計測装置10と通信接続可能な加圧血圧計50を用いる。加圧血圧計50は、加圧用のカフ52を被験者2の上腕部に巻き付けて被験者2の腕動脈の血圧を計測し、計測値を超音波血圧計測装置10へ送信する。校正後は、カフ52は被験者から取り外され、以降は、超音波プローブ30を用いて被験者2の非侵襲の血圧計測が行われる。
[原理]
(A)血管径の測定
先ず、超音波による血管径の測定について説明する。血管径は、超音波プローブ30から見た血管壁の位置、より具体的には当該血管の前壁及び後壁の深さ位置から算出することができる。
図2は、超音波による血管壁の位置及び血管径の測定を説明する図であり、血管4の長軸方向の断面図を示している。図2に示すように、測定にあたり、超音波プローブ30は、超音波振動子32が血管4の直上の皮膚面に密着するように、被験者2の首に貼付される。超音波振動子32からは、図2において下に向かう方向(深さ方向)に超音波が送信される。超音波は、媒質の境界面で大きく反射する特性がある。つまり、超音波振動子32の直下に血管4が位置している場合、当該超音波振動子32から送信された超音波は、その一部が血管4の前壁4a及び後壁4bにおいて反射し、当該超音波振動子32における反射波信号には、前壁4a及び後壁4bそれぞれで反射した強い反射波が現れる。超音波の送信タイミングから、血管4の前壁4a及び後壁4bそれぞれの反射波が現れるまでの時間差と超音波の伝搬速度とから、前壁4a及び後壁4bそれぞれの位置を測定することができる。そして、前壁4a及び後壁4bの位置が判明したことで、血管径Dが求められる。
(B)血管径と血圧の対応関係
次に、β方式による血管径に基づく血圧の算出について説明する。図3は、血管径Dと血圧Pとの対応関係を示すグラフである、図3に示すように、血管径Dと血圧Pとには非線形の関係があり、次式(1)で表すことができることが知られている。
P=Pd×exp[β(D/Dd−1)] ・・(1)
但し、β=ln(Ps/Pd)/(Ds/Ds−1) ・・(2)
式(1),(2)において、「Pd」は拡張期血圧(最低血圧)、「Dd」は拡張期血圧の時の血管径である拡張期血管径、「Ps」は収縮期血圧(最大血圧)、「Ds」は収縮期血圧の時の血管径である収縮期血管径、「β」はスティフネスパラメーターと呼ばれる血管弾性指標値である。
つまり、超音波によって計測した血管径Dをこの式(1)に代入することで、血圧Pを算出することができる。この式(1)を、β血圧算出式と呼ぶ。このβ血圧算出式が、第1関係に相当する。
但し、この式(1)を用いて血管径Dから血圧Pを算出するためには、定数である拡張期血圧Pd、拡張期血管径Dd、収縮期血圧Ps、収縮期血管径Ds、及び、スティフネスパラメーターβを求めて、式(1)を定義する校正を行う必要がある。本実施形態では、超音波プローブ30を用いて、拡張期血管径Dd、及び、収縮期血管径Dsを計測するとともに、加圧血圧計50を用いて、拡張期血圧Pd、及び、収縮期血圧Psを計測し、計測した拡張期血管径Dd、収縮期血管径Ds、拡張期血圧Pd、収縮期血圧Psによって、式(2)で定められるスティフネスパラメーターβを求めることで、式(1)を定義する。なお、校正のための血圧Pd,Psの計測は、加圧血圧計50である必要はなく、別の計測手段で計測することにしても良いのは勿論である。
(C)脈波伝搬速度
次に、脈波伝搬速度の算出について説明する。図4は、脈波伝搬速度PWVの算出を説明する図である。図4(1)は、一心拍期間における頸動脈血管の血管径の変動波形であり、図4(2)は、一心拍期間における心電波形であり、ともに時間軸を合わせて示している。
一心拍期間は、心収縮期と心拡張期とから構成される。心収縮期では血管径が拡大して膨らみ、心拡張期では緩やかに血管径が収縮して元の太さに戻る。図4(1)に示すように、心拍毎にこの血管径の変動が繰り返される。また、図4(2)に示すように、心電波形には、心房の収縮によるP波、心室の収縮によるQ波、R波及びS波、心室の拡張によるT波、が順に表れる。
図4(2)の心電波形におけるR波のピークから、図4(1)の血管径変動波形における血管径の最小までが、拍動によって発生した脈動が超音波の計測箇所である頸動脈に到達するまでの時間(脈波伝搬時間)PTTである。この脈波伝搬時間PTTと、心電電極40の取り付け箇所から超音波プローブ30の取り付け箇所までの距離Lとから、脈波伝搬速度PWV(=L/PTT)を算出することができる。
(D)脈波伝搬速度と血圧との対応関係
続いて、PWV方式による脈波伝搬速度に基づく血圧の算出について説明する。図5は、脈波伝搬速度PWVと、血圧Psとの対応関係を示すグラフである。図5に示すように、脈波伝搬速度PWVと収縮期血圧Psとは線形の関係があることが分かる。この関係を、次式(3)に示す一次式で表すことができる。
Ps=A×PWV+B ・・(3)
式(3)において、A,Bは定数である。つまり、心電波形と血管径変動波形から求めた脈波伝搬速度PWVをこの式(3)に代入することで、収縮期血圧Psを算出することができる。この式(3)を、PWV血圧算出式と呼ぶ。このPWV血圧算出式が、第2関係に相当する。
一次式(3)の算出は、例えば、最小自乗法を利用することができる。図5では5点のサンプリングデータのみをプロットしているが、より多くのサンプリングデータを得ることで、より正確な関係式を導くことができる。
ただし、PWV方式で求められるのは収縮期血圧Psである。拡張期血圧Pdを得ることはできない。そこで、β血圧算出式を変更した式(以下、「β血圧算出変更式」と呼ぶ)を用いて、拡張期血圧Pdを算出する。このβ血圧算出変更式が、第3関係に相当する。
図6は、β血圧算出変更式を説明する図であり、血管径Dと血圧Pとの対応関係を示している。図6において、曲線C1は変更前のβ血圧算出式である。超音波測定による拡張血管径Dd1及び収縮血管径Ds1それぞれに測定誤差(直径誤差)が含まれ、血管径の測定精度が低い場合にPWV方式が用いられる。このとき、血管径の測定精度が低い状態ではあるが、トラッキングしている血管径の変動ΔD(=Ds1−Dd1)は比較的正確であると推定できる。すなわち、拡張血管径Dd1及び収縮血管径Ds1それぞれに含まれる測定誤差は同程度と推定できる。そこで、PWV方式で求めた収縮期血圧Psと、誤差が含まれる収縮期血管径Ds1との交点を通るように、曲線C1を平行移動させる。これが曲線C2である。
従って、曲線C2は、次式(4)となる。
P=Ps1×exp[β(D/Ds1−1)] ・・(4)
式(4)において、Ps1,Ds1,βは定数であり、Ps1は、脈波伝搬速度PWVを式(3)に代入して算出された収縮期血圧、Ds1は、超音波測定による収縮期血管径、βは、式(2)で定められるスティフネスパラメーター、である。血管径の測定精度が低い場合には、この式(4)を定義した上で、超音波測定による(誤差を含む)血管径を式(4)に代入することで、血圧を算出することができる。
[機能構成]
図7は、超音波血圧計測装置10の機能構成図である。図7によれば、超音波血圧計測装置10は、超音波プローブ30と、心電電極40,40と、操作部110と、表示部120と、音出力部130と、通信部140と、処理部200と、記憶部300とを備えて構成される。
操作部110は、ボタンスイッチやタッチパネル、各種のセンサー等の入力装置によって実現され、なされた操作に応じた操作信号を処理部200に出力する。表示部120は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置によって実現され、処理部200からの表示信号に応じた各種表示を行う。音出力部130は、スピーカー等の音出力装置によって実現され、処理部200からの音信号に基づく各種音出力を行う。通信部140は、無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)等の無線通信装置によって実現され、外部装置(主に、加圧血圧計50)との通信を行う。
処理部200は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)等のマイクロプロセッサー、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、IC(Integrated Circuit)メモリー等の電子部品によって実現され、記憶部300に記憶されたプログラムやデータ、操作部110からの操作信号等に基づいて各種演算処理を実行して、超音波血圧計測装置10の動作を制御する。また、処理部200は、超音波測定制御部202と、心電計測制御部204と、血管径測定部206と、脈波伝搬速度算出部208と、β血圧算出式生成部210と、PWV血圧算出式生成部212と、β血圧算出式変更部214と、信頼性判定部216と、通常血圧算出部218と、臨時血圧算出部220とを有する。
超音波測定制御部202は、超音波プローブ30における超音波の送受信を制御する。具体的には、所定周期の送信タイミングで超音波プローブ30から超音波を送信させる。また、超音波プローブ30で受信された超音波の反射波の信号の増幅等を行う。この超音波プローブ30による反射波の受信信号をもとに、AモードやBモード、Mモードといった各モードの超音波測定データ304が生成される。
心電計測制御部204は、心臓の拍動に伴う電気的な変動である心電を計測する。具体的には、2つの心電電極40間の電位差の増幅や、デジタル信号への変換等を行う。心電計測制御部204が計測した心電は、心電計測データ306として記憶される。
血管径測定部206は、超音波プローブ30による超音波の反射波の受信信号をもとに、血管径を算出する。すなわち、受信信号の信号強度から、血管の前壁及び後壁それぞれからの反射波の受信を判定する。超音波の送信タイミングから、前壁及び後壁それぞれの反射波の受信タイミングまでの時間差を用いて、前壁及び後壁それぞれの位置(深さ位置)を算出する。そして、前壁及び後壁それぞれの位置から血管径を算出する(図2参照)。
この血管径の算出は、超音波プローブ30による超音波の送信及び反射波の受信が随時実行されることから、所定時間(例えば、数ミリ秒〜数十ミリ秒程度のほぼリアルタイムといえる時間間隔)毎に繰り返し実行する。これにより、血管径の変動を示す波形(図4(1)参照)が得られる。血管径測定部206によって算出された血管径は、測定時刻と対応付けて、血管径測定データ308として蓄積記憶される。
脈波伝搬速度算出部208は、血管径測定部206によって測定された血管径、及び、心電計測制御部204によって計測された心電波形から、脈波伝搬速度PWVを算出する。すなわち、心電計測制御部204によって計測された心電波形にR波のピークが現れてから、血管径測定部206によって計測された血管径の変動波形に最小値が現れるまでの時間を、脈波伝搬時間PTTとして算出する。そして、この脈波伝搬時間PTTと、予め定められた超音波プローブ30と心電電極40との間の距離Lとから、脈波伝搬速度PWV(=L/PTT)を算出する(図4参照)。脈波伝搬速度算出部208によって算出された脈波伝搬速度は、脈波伝搬速度データ310として蓄積記憶される。
β血圧算出式生成部210は、血管径Dから血圧Pを算出するためのβ血圧算出式を生成する。すなわち、加圧血圧計50によって計測された収縮期血圧Ps、及び、拡張期血圧Pdと、血管径測定部206によって測定された収縮期血管径Ds、及び、拡張期血管径Ddとから、式(2)で定められるスティフネスパラメーターβを算出することで、血管径Dと血圧Pとの対応関係を示す式(1)を定義する。
加圧血圧計50による血圧計測には数秒〜数十秒を要する。また、収縮期血管径Ds、及び、拡張期血管径Ddは、加圧血圧計50による血圧計測と並行して血管径測定部206によって算出された血管径から求める。すなわち、一心拍毎の血管径の最大値及び最小値を検出し、最大値を収縮期血管径Dsとし、最小値を拡張期血管径Ddとする。
β血圧算出式生成部210によって算出されたβ血圧算出式は、β血圧算出式データ314として記憶される。詳細には、β血圧算出式データ314は、β血圧算出式(式(1))を定義するパラメーターβ,Ds,Pd,Dd、の値を記憶している。
PWV血圧算出式生成部212は、脈波伝搬速度PWVから収縮期血圧Psを算出するためのPWV血圧算出式を生成する。すなわち、PWV血圧算出式生成用データベース318として記憶されている複数の脈波伝搬速度PWVと収縮期血圧Psとの対応関係(PWV,Ps)のサンプリングデータから、最小二乗法等によって、一次式の近似式を算出する。PWV血圧算出式生成部212によって生成されたPWV血圧算出式は、PWV血圧算出式データ316として記憶される。詳細には、PWV血圧算出式データ316は、PWV血圧算出式(式(3))を定義するパラメーターA,B、の値を記憶している。
なお、PWV血圧算出式生成用データベース318に記憶されている脈波伝搬速度PWVと収縮期血管径Psとの対応関係(PWV,Ps)は、後述のように、信頼性判定部216によって信頼性条件を満たすと判定された場合に算出された値である。
β血圧算出式変更部214は、β血圧算出式生成部210によって生成されたβ血圧算出式を変更して、β血圧算出変更式を生成する。すなわち、脈波伝搬速度算出部208によって算出された脈波伝搬速度PWVをPWV血圧算出式生成部212によって生成されたPWV血圧算出式に代入して算出された収縮期血圧Ps1、及び、血管径測定部206によって測定された収縮期血管径Ds1を、β血圧算出式における定数Pd,Ddに置き換えて、β血圧算出変更式とする。このβ血圧算出変更部が、臨時対応関係算出部に相当する。
信頼性判定部216は、血管径測定部206によって測定された血管径の精度が、所与の信頼性条件を満たすかを判定する。信頼性条件とは、超音波による血管径の測定精度が“良い”ことの条件であり、具体的には、血管内膜からの超音波の反射波の受信レベル(信号強度)が所定レベル以上であることとする。
通常血圧算出部218は、信頼性判定部216によって信頼性条件を満たすと判定された場合に、超音波測定による血管径から血圧を算出する。例えば、血管径測定部206によって測定された血管径をβ血圧算出式生成部210によって生成されたβ血圧算出式に代入して血圧を決定する。この通常血圧算出部218が、血圧決定部に相当する。求める血圧を、収縮期血圧Ps及び拡張期血圧Pdのみとするならば、一心拍のうちの最大の血管径を収縮期血管径Ds、最小の血管径を拡張期血管径Ddとしてβ血圧算出式に代入することで、収縮期血圧Ps及び拡張期血圧Pdを決定することができる。この通常血圧算出部218は、血圧決定部としての一機能を担うため、血圧決定部に相当する機能部ともいえる。通常血圧算出部218によって算出された血圧Ps,Pdは、測定時刻と対応付けて、血圧算出データ312として蓄積記憶される。
臨時血圧算出部220は、信頼性判定部216によって信頼性条件を満たさないと判定されたが、トラッキングしている血管径の変動ΔDが計測でき、略一定であると判断できる場合に、脈波伝搬速度から血圧を算出する。すなわち、一心拍毎に、脈波伝搬速度算出部208によって算出された脈波伝搬速度PWVを、PWV血圧算出式生成部212によって生成されたPWV血圧算出式に代入して、収縮期血圧Psを算出する。次いで、血管径測定部206によって測定された血管径の最小値を検出して拡張期血管径Ddとし、この拡張期血管径Ddを、β血圧算出式変更部214によって変更されたβ血圧算出変更式に代入して、拡張期血圧Pdを算出する。この臨時血圧算出部220は、血圧決定部としての一機能を担うため、血圧決定部に相当する機能部ともいえる。臨時血圧算出部220によって算出された血圧Ps,Pdは、測定時刻と対応付けて、血圧算出データ312として蓄積記憶される。
記憶部300は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、ハードディスク等の記憶装置によって実現され、処理部200が超音波血圧計測装置10を統合的に制御するためのプログラムやデータを記憶しているとともに、処理部200の作業領域として用いられ、処理部200が実行した演算結果や、操作部110からの操作データ等が一時的に記憶される。本実施形態では、記憶部300には、血圧計測プログラム302と、超音波測定データ304と、心電計測データ306と、血管径測定データ308と、脈波伝搬速度データ310と、血圧算出データ312と、β血圧算出式データ314と、PWV血圧算出式データ316と、PWV血圧算出式生成用データベース318と、が記憶される。この記憶部300が、第1対応関係記憶部、及び、第2対応関係記憶部に相当する。
[処理の流れ]
図8は、血圧計測処理の流れを説明するフローチャートである。この処理は、処理部200が血圧計測プログラム302に従って実行する処理であり、外部指示等によって血圧計測の開始が指示された場合に開始される。
先ず、超音波測定制御部202が、超音波プローブ30に超音波を送受信させる超音波測定を開始するとともに、血管径測定部206が、超音波の反射波の受信信号に基づく血管径の測定を開始する(ステップS1)。
次いで、処理部200は、β血圧算出式の校正が必要であるか否かを判断する。例えば、被験者2が初めて当該装置で血圧計測を行う場合や、前回の校正から所定時間が経過しているといった場合に、校正が必要と判断する。
校正が必要ならば(ステップS3:YES)、表示部120にメッセージを表示する等して、被験者2に対してカフ52を装着し加圧血圧計50による血圧計測を指示し、加圧血圧計50による被験者2の血圧計測を開始して、最大血圧(収縮期血圧)Psと、最小血圧(拡張期血圧)Pdとを計測する(ステップS5)。また、血管径測定部206が、測定した血管径から、収縮期血管径Ds、及び、拡張期血管径Ddを算出する(ステップS7)。加圧血圧計50による血圧計測が終了すると、β血圧算出式生成部210が、超音波測定による血管径Ds,Ddと、加圧血圧計50によって計測された血圧Ps,Pdとから、スティフネスパラメーターβを求めて、血管径と血圧との対応関係式(1)を算出する(ステップS9)。ここまでが校正である。
続いて、心電計測制御部204が、心電計測を開始する(ステップS11)。また、血管径測定部206が、測定した血管径から1心拍ごとに、収縮期血管径Ds1、及び、拡張期血管径Dd1を算出する(ステップS13)。また、脈波伝搬速度算出部208が、測定された血管径波形及び心電波形から、脈波伝搬速度PWVを算出する(ステップS15)。
次いで、信頼性判定部216が、β方式を適用した血圧の算出が可能であるかを判断する。β方式が適用可能であるかは、信頼性条件を満たすかによって判断する。β方式を適用可能ならば(ステップS17:YES)、通常血圧算出部218が、算出された収縮期血管径Ds1、及び、拡張期血管径Dd1それぞれを、β血圧算出式に代入して、収縮期血圧Ps1、及び、拡張期血管径Pd1を算出する(ステップS19)。そして、算出した血圧Ps1,Pd1を、算出方式(この場合「β方式」である旨)とともに、表示制御する(ステップS21)。また、通常血圧算出部218は、算出された脈波伝搬速度PWV、及び、収縮期血圧Ps1を対応付けて新たなサンプリングデータとして、PWV血圧算出式生成用データベース318に蓄積記憶する(ステップS23)。
一方、β方式を適用可能でないならば(ステップS17:NO)、続いて、PWV方式を適用した血圧の算出が可能であるかを判断する。PWV方式が適用可能であるかは、位相差トラッキング等によって、血管径の変動ΔDが計測可能であるかによって判断する。
PWV方式を適用可能ならば(ステップS27:YES)、臨時血圧算出部220が、算出された収縮期血管径Ds1を、PWV血圧算出式に代入して、収縮期血圧Ps2を算出する(ステップS29)。次いで、β血圧算出式変更部214が、算出された収縮期血管径Ds1、及び、収縮期血圧Ps2を用いて、β血圧算出式を変更して、β血圧算出変更式を生成する(ステップS31)。続いて、臨時血圧算出部220が、算出された拡張期血管径Dd1を、生成されたβ血圧算出変更式に代入して拡張期血圧Pd2を算出する(ステップS33)。算出した血圧Ps2,Pd2を、算出方式(この場合「PWV方式」である旨)とともに、表示制御する(ステップS35)。
その後、処理部200は、外部指示等によって血圧計測を終了するかを判断し、終了しないならば(ステップS37:NO)、ステップS13に戻る。血圧計測を終了するならば(ステップS37:YES)、超音波測定制御部202が超音波測定を終了して、血管径測定部206が血管径測定を終了するとともに(ステップS39)、心電計測制御部204が心電計測を終了する(ステップS41)。以上の処理を行うと、血圧計測処理は終了となる。
[作用効果]
このように、本実施形態の超音波血圧計測装置10によれば、超音波による血管径の計測精度が低下した場合に、脈波伝搬速度PVWと、β血圧算出式(式(1))を変更したβ血圧算出変更式(式(4))とを用いて、血圧を算出することができる。
[変形例]
なお、本発明の適用可能な実施形態は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
(A)脈波伝搬速度PWV
例えば、脈波伝搬速度PWVではなくて、脈波伝搬時間PTTを用いて、収縮期血圧Psを算出することとしても良い。この場合、脈波伝搬速度PWVと収縮期血圧Psとの対応関係式(3)に代えて、脈波伝搬時間PTTと収縮期血圧Psとの対応関係を定め、この対応関係と脈波伝搬時間PTTとから、収縮期血圧Psを算出する。
(B)心電電極40
また、上述の実施形態では、2つの心電電極40のうち、一方を超音波プローブ30と同一に形成されることとしたが、超音波プローブ30と同一に形成しないとしても良い。その場合、超音波プローブ30とは別体として、2つの心電電極40,40を構成する。
(C)PWV血圧算出式
また、脈波伝搬速度PWVと収縮期血圧Psとの対応関係式(式(3))を線形関数(一次式)としたが(図5参照)、非線形関数(近似曲線)としても良い。
(D)PWV血圧算出式
また、脈波伝搬速度PWVと収縮期血圧Psとの対応関係を用いてPWV血圧算出式を定めることとしたが、収縮期血圧Psではなく、拡張期血圧Pdや平均血圧との対応関係を用いてPWV血圧算出式を定めることとしても良い。
(E)計測対象血管
また、超音波計測の対象とする血管を頸動脈としたが、これ以外の血管、例えば、上腕動脈、橈骨動脈、大腿動脈、鎖骨下動脈、大動脈等を計測対象血管としても良い。
2 被験者、4 血管、4a 前壁、4b 後壁、10 超音波血圧計測装置、20 本体装置、30 超音波プローブ、32 超音波振動子、40 心電電極、110 操作部、120 表示部、130 音出力部、140 通信部、200 処理部、202 超音波測定制御部、204 心電計測制御部、206 血管径測定部、208 脈波伝搬速度算出部、210 β血圧算出式生成部、212 PWV血圧算出式生成部、214 β血圧算出式変更部、216 信頼性判定部、218 通常血圧算出部、220 臨時血圧算出部、300 記憶部、302 血圧計測プログラム、304 超音波測定データ、306 心電計測データ、308 血管径測定データ、310 脈波伝搬速度データ、312 血圧算出データ、314 β血圧算出式データ、316 PWV血圧算出式データ、318 PWV血圧算出式生成用データベース、50 加圧血圧計、52 カフ

Claims (9)

  1. 血管に向けた超音波の送信および反射波の受信を行って血圧を計測する超音波血圧計測装置であって、
    前記血管の血管径と血圧との第1関係を記憶する第1関係記憶部と、
    前記血管の脈波伝搬速度を計測する脈波伝搬速度計測部と、
    前記脈波伝搬速度と血圧との第2関係を記憶する第2関係記憶部と、
    前記超音波により前記血管の血管径を計測して、前記第1関係から前記血圧を決定する、又は、前記脈波伝搬速度を用いて、前記第2関係から前記血圧を決定する血圧決定部と、
    を備えた超音波血圧計測装置。
  2. 前記第2関係に基づく、前記脈波伝搬速度計測部の計測結果に対応する血圧を用いて、前記第1関係を変更した第3関係を算出する第3関係算出部と、
    を備えた請求項1の超音波血圧計測装置。
  3. 前記第2関係は一次式で表される関係である、
    請求項1又は2に記載の超音波血圧計測装置。
  4. 前記血圧決定部は、前記超音波による前記血管の血管径計測が所定の信頼性条件を満たす場合に、当該計測した血管径と前記第1関係とから血圧を決定し、
    前記信頼性条件を満たす場合に前記脈波伝搬速度計測部により計測された脈波伝搬速度および前記血圧決定部により決定された血圧を記憶するデータベースと、
    前記データベースの記憶内容に基づいて前記第2関係を算出する第2関係算出部と、
    を更に備えた請求項1〜3の何れか一項に記載の超音波血圧計測装置。
  5. 前記血圧決定部は、前記超音波による前記血管の血管径計測が前記所定の信頼性条件を満たさない場合に、前記脈波伝搬速度と前記第2関係とから血圧を決定する、
    請求項4に記載の超音波血圧計測装置。
  6. 前記第2関係は、前記脈波伝搬速度と収縮期血圧との関係であり、
    前記データベースは、前記血圧決定部により決定された収縮期血圧を記憶する、
    請求項4又は5に記載の超音波血圧計測装置。
  7. 血管に向けた超音波の送信および反射波の受信を行って血圧を計測する血圧計測方法であって、
    前記血管径と血圧との第1関係を記憶することと、
    前記血管の脈波伝搬速度を計測することと、
    前記脈波伝搬速度と血圧との第2関係を記憶することと、
    前記超音波により前記血管の血管径を計測して、前記第1関係から前記血圧を決定する、又は、前記脈波伝搬速度を用いて、前記第2関係から血圧を決定することと、
    を含む血圧計測方法。
  8. 前記第2関係に基づく、前記脈波伝搬速度の計測結果に対応する血圧を用いて、前記第1関係を変更した第3関係を算出する、
    請求項7に記載の血圧計測方法。
  9. 前記第2関係は一次式で表される関係である、
    請求項7又は8に記載の血圧計測方法。
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