JP2016042614A - 通信装置、コンテンツクライアントおよびコンテンツサーバ - Google Patents

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裕介 土井
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Abstract

【課題】複数の地点でコンテンツの制御タイミングを高精度に同期する。【解決手段】実施形態によれば、通信装置は、タイマと、同期処理部と、信号生成部とを含む。タイマは、クロック信号に合わせてカウントアップすることによって第1のタイマ値を更新する。同期処理部は、共通のネットワークに属する他の通信装置の内部の第2のタイマ値と第1のタイマ値とを同期させるために時刻同期処理を行う。信号生成部は、コンテンツに対して制御が行われるタイミングを示すコンテンツ制御情報と第1のタイマ値とに基づいて、コンテンツに対して制御が行われるタイミングの到来を伝達するタイミング信号を生成する。【選択図】図7

Description

実施形態は、複数の地点におけるコンテンツの同期制御に関する。
従来、複数の表示制御端末においてコンテンツを同期再生する技術が知られている。係る技術では、これら複数の表示制御端末の各々が、同期サーバから送信される時刻情報に基づいて内部の時計の時刻合わせをして、コンテンツに設定された再生開始時刻に合わせて当該コンテンツの再生を開始する。
しかしながら、同期再生の対象となるコンテンツが複雑化するほど、コンテンツの同期再生に対する要求精度は厳しくなる。例えば、フレームレートが120fpsの映像を同期再生する場合に、表示制御端末間の時刻のずれが約8.3msec以上であるならば、これらの表示制御端末は同時に同一のフレームを表示することができない。
特許第5151211号公報
実施形態は、複数の地点でコンテンツの制御タイミングを高精度に同期することを目的とする。
実施形態によれば、通信装置は、タイマと、同期処理部と、信号生成部とを含む。タイマは、クロック信号に合わせてカウントアップすることによって第1のタイマ値を更新する。同期処理部は、共通のネットワークに属する他の通信装置の内部の第2のタイマ値と第1のタイマ値とを同期させるために時刻同期処理を行う。信号生成部は、コンテンツに対して制御が行われるタイミングを示すコンテンツ制御情報と第1のタイマ値とに基づいて、コンテンツに対して制御が行われるタイミングの到来を伝達するタイミング信号を生成する。
第1の実施形態に係る映像同期表示システムを例示する図。 図1の映像サーバのハードウェア構成を例示するブロック図。 図2のサーバ装置のハードウェア構成の変形例を示すブロック図。 図1の映像サーバの機能構成を例示するブロック図。 図1の映像クライアントのハードウェア構成を例示するブロック図。 図1の映像クライアントの機能構成を例示するブロック図。 図6の映像クライアントの機能構成の変形例を示すブロック図。 図5のクライアント装置のハードウェア構成の変形例を示すブロック図。 第1の実施形態に係る映像同期表示システムの動作を例示するシーケンス図。 第2の実施形態に係る映像同期表示システムを例示する図。 図10の映像サーバのハードウェア構成を例示するブロック図。 図10の映像サーバの機能構成を例示するブロック図。 第2の実施形態に係る映像同期表示システムの動作を例示するシーケンス図。 第3の実施形態に係るコンテンツ同期出力システムを例示する図。 図14のコンテンツサーバのハードウェア構成を例示するブロック図。 図14のコンテンツサーバの機能構成を例示するブロック図。 図14のコンテンツクライアントのハードウェア構成を例示するブロック図。 図14のコンテンツクライアントの機能構成を例示するブロック図。 第1の実施形態に係る映像クライアントの動作を例示する図。
以下、図面を参照しながら実施形態の説明が述べられる。尚、以降、説明済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号が付され、重複する説明は基本的に省略される。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る映像同期表示システムは、映像サーバと、複数の映像クライアントとを含む。映像サーバは、サーバ装置100および通信装置200を含む。映像クライアントは、通信装置300、クライアント装置400および表示装置500を含む。
本実施形態に係る映像同期表示システムが図1に例示される。図1の映像同期表示システムは、映像サーバと3台の映像クライアントとを含む。なお、以降の説明において、符号「XXX」を付された要素と共通の機能を持つ要素が複数存在する場合には、当該符号「XXX」に枝番号を付けて区別することとする。
サーバ装置100および通信装置200のハードウェア構成の一例が図2に示される。
図2のサーバ装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、メモリ102、HDD(Hard Disk Drive)103およびホストインターフェース104を含む。図2のサーバ装置100に含まれる各ハードウェアは、互いにバス接続されている。
CPU101は、例えばメモリ102に保存されたプログラムを実行することによって、サーバ装置100に含まれる各ハードウェアを制御する。CPU101は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)、MeP(Media embedded Processor)、マイクロコントローラ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などの種々のプロセッサに置き換えられてもよい。
メモリ102には、例えばCPU101によって実行されるプログラム、当該プログラムによって使用されるデータなどが一時的に保存される。メモリ102は、例えばSRAM(Static Random Access Memory)またはDRAM(Dynamic RAM)などの揮発性メモリであってもよいし、不揮発性メモリであってもよい。
HDD103には、例えば映像クライアントへと配信される映像コンテンツが保存される。HDD103は、例えばSSD(Solid State Drive)に置き換えられてもよいし、図示されないホストインターフェースを介してバスに接続されるフラッシュメモリに置き換えられてもよい。
ホストインターフェース104は、サーバ装置100と通信装置200との間で信号(例えば、映像コンテンツ、後述されるコンテンツ制御情報などを搬送する信号)をやり取りする。
ホストインターフェース104は、例えばUSB(Universal Serial Bus)、SDIO(Secure Digital Input / Output)、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)、I2C(Inter Integrated Circuit)、SPI(Serial Peripheral Interface)、PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)などの汎用インターフェースであってもよいし、専用インターフェースであってもよい。
なお、サーバ装置100は、図3に例示されるように変形されてもよい。図3のサーバ装置100は、ネットワークインターフェース105をさらに備える点で図2のサーバ装置100とは異なる。サーバ装置100は、ネットワークインターフェース105を介してインターネットに接続し、映像コンテンツを送信、受信または制御したり、NTP(Network Time Protocol)サーバと時刻同期したりしてもよい。なお、ネットワークインターフェース105は、通信装置200、通信装置300またはクライアント装置400に組み込まれてもよい。
図2の通信装置200は、CPU201、メモリ202、通信部203およびホストインターフェース206を含む。図2の通信装置200に含まれる各ハードウェアは、互いにバス接続されている。
CPU201は、例えばメモリ202に保存されたプログラムを実行することにより、通信装置200に含まれる各ハードウェアを制御する。例えば、CPU201は、IP(Internet Protocol)層、TCP(Transmission Control Protocol)層若しくはUDP(User Datagram Protocol)層、またはさらなる上位層の処理を実行する。なお、これらの処理はOS(Operating System)を介して行われてもよい。
CPU201は、例えば、MPU、MeP、マイクロコントローラ、DSP(Digital Signal Processor)、FPGAなどの種々のプロセッサに置き換えられてもよい。
メモリ202には、例えばCPU201によって実行されるプログラム、当該プログラムによって使用されるデータなどが一時的に保存される。メモリ202は、例えばSRAMまたはDRAMなどの揮発性メモリであってもよいし、不揮発性メモリであってもよい。
通信部203は、映像クライアントとデータ通信を行う。具体的には、通信部203は、PHY(Physical)層またはMAC(Media Access Control)層の処理の一部または全部を行う。
例えば、通信部203は、映像クライアントに含まれる通信装置300との間で接続を確立するためのフレームをやり取りする。後述されるように、通信装置200および通信装置300の接続処理を通じて通信装置200および通信装置300が参照する時刻は同期する。通信部203は、例えば、映像コンテンツ、コンテンツ制御情報などの搬送のためのデータフレームを通信装置300へと送信する。通信部203は、信号処理部204とレジスタ部205とを含む。
信号処理部204は、少なくともデータの送受信に関わるディジタル信号処理を行う。さらに、信号処理部204は、データの送受信に関わるアナログ信号処理を行うために、例えばDAC(Digital−to−Analog Converter)、ADC(Analog−to−Digital Converter)、LNA(Low Noise Amplifier)、アンテナなどのアナログ信号処理回路を含んでもよい。なお、アナログ信号処理回路の一部または全部が通信部203の外部に設けられてもよい。
レジスタ部205は、例えば信号処理部204とCPU201との間でやり取りされるデータを一時的に保存する。さらに、レジスタ部205の一部が、後述される同期タイマとして使用されてもよい。
ホストインターフェース206は、通信装置200とサーバ装置100との間で信号(例えば、映像コンテンツ、コンテンツ制御情報などを搬送する信号)をやり取りする。ホストインターフェース206は、例えばUSB、SDIO、UART、I2C、SPI、PCIeなどの汎用インターフェースであってもよいし、専用インターフェースであってもよい。
サーバ装置100および通信装置200の機能構成の一例が図4に示される。
サーバ装置100は、タイミング制御部111および映像記憶部112を含む。
タイミング制御部111は、コンテンツに対して所定の制御が行われるタイミングを決定する。タイミング制御部111は、決定されたタイミングを明示的または黙示的に表すコンテンツ制御情報を生成し、当該コンテンツ制御情報をデータ送信部213へと出力する。コンテンツ制御情報は、例えば、同期表示の対象となる映像コンテンツの再生開始時刻を明示的または黙示的に表す情報であってもよい。
タイミング制御部111は、通信装置200の内部の同期タイマ212によってカウントアップされるタイマ値を参照し、当該タイマ値に基づいて上記タイミングを決定してもよい。具体的には、タイミング制御部111は、上記タイマ値よりも未来の特定の絶対時刻を再生開始時刻として決定してもよい。
また、タイミング制御部111は、再生開始時刻を算出するための相対時間を決定してもよい。この場合に、映像サーバが再生開始時刻を算出する第1の技法と、各映像クライアントが再生開始時刻を算出する第2の技法とが採用可能である。
第1の技法によれば、タイミング制御部111は相対時間を示すコンテンツ制御情報をデータ送信部213へと出力する。データ送信部213は、コンテンツ制御情報の示す相対時間に同期タイマ212のタイマ値を加算することによって再生開始時刻を算出する。データ送信部213は、算出された再生開始時刻によってコンテンツ制御情報を補完してから、複数の映像クライアントへと送信する。
第2の技法によれば、データ送信部213は、タイミング制御部111によって決定された相対時間を示すコンテンツ制御情報を複数の映像クライアントへと送信する。各映像クライアントは、コンテンツ制御情報の受信時における当該映像クライアントの内部の同期タイマのタイマ値に当該コンテンツ制御情報の示す相対時間を加算することによって再生開始時刻を算出する。但し、第2の技法は、第1の技法に比べると、例えばチャネルの伝送遅延や受信処理遅延などの要因により同期精度が劣化するおそれがある。
映像記憶部112は、映像クライアントへと配信される映像コンテンツを保存する。映像記憶部112に保存された映像コンテンツは、必要に応じて読み出され、データ送信部213へと転送される。なお、同期表示の対象となる映像コンテンツを全ての映像クライアントが既に保存しているならば、映像記憶部112は不要である。但し、同期表示の対象となり得る映像コンテンツが複数存在する場合には、同期表示される映像コンテンツを一意に特定するために、当該映像コンテンツを識別する識別子情報が伝送されてもよい。
通信装置200は、時刻同期部211、同期タイマ212およびデータ送信部213を含む。
時刻同期部211は、映像サーバおよび複数の映像クライアントが接続を確立する際に、所定の時刻同期処理を行う。この時刻同期処理は、映像サーバおよび複数の映像クライアントが形成するネットワークアーキテクチャに依存する。
映像サーバおよび複数の映像クライアントは、例えば無線LAN規格またはWi−Fi規格としても知られるIEEE802.11規格のインフラストラクチャモードのようなスター型ネットワークを形成してもよい。このスター型ネットワークでは、1台のハブに相当する親機(AP(Access Point)と呼ばれる)と、当該APに接続する1台以上の子機(STA(Station)と呼ばれる)とが存在する。IEE802.11規格をサポートする無線通信装置は、64ビットのレジスタをマイクロ秒単位のカウントアップタイマとして使用する。このカウントアップタイマは、TSF(Timing Synchronization Function)タイマと呼ばれる。
APは、Beaconフレームを約100msecの周期で送信する。BeaconフレームにはAP内部のTSFタイマのタイマ値が記載されており、このタイマ値は当該Beaconフレームの送信直前にAPによって記述される。各STAは、受信したBeaconフレームに含まれるタイマ値によって、当該STA内部のTSFタイマのタイマ値を上書きする。結果的に、共通のネットワーク(BSS(Basic Service Set)とも呼ばれる)内の各無線通信装置の内部のTSFタイマは同期する。このようなIEEE802.11規格の枠組みによれば、ハードウェア制御を通じて高精度な時刻同期が可能となる。具体的には、IEEE802.11規格において規定される水晶振動子の要求精度は20ppmであり、前述のBeaconフレームの送信周期は約100msecであるから、共通のネットワーク内の各無線通信装置の内部のTSFタイマの同期精度は約4μsec程度と見積もることができる。
或いは、映像サーバおよび複数の映像クライアントが、例えばIEEE802.11規格のアドホックモードのようなピアツーピアネットワークを形成してもよい。アドホックモードでは、任意の無線通信装置同士が対等に直接通信可能であり、全ての無線通信装置がBeaconフレームを送信および受信する。各無線通信装置は、内部のTSFタイマのタイマ値よりも受信Beaconフレームに記載されたタイマ値が進んでいる場合に限って、当該TSFタイマのタイマ値を当該受信Beaconフレームに記載されたタイマ値によって上書きする。結果的に、共通のネットワーク内の各無線通信装置の内部のTSFタイマは同期する。
なお、映像サーバおよび複数の映像クライアントが形成可能なネットワークは、IEEE802.11規格において規定されているネットワークに限定されない。
図4の映像サーバが、スター型ネットワークにおいてハブに相当する親機(例えば、AP)として機能するならば、時刻同期部211は通信装置200の内部の同期タイマ212のタイマ値を参照タイマ値として伝達するためのタイマ制御情報を子機(すなわち、複数の映像クライアント)へと送信する。タイマ制御情報は、例えばBeaconフレームなどの管理フレームであってよい。
他方、図4の映像サーバが、スター型ネットワークにおいて子機(例えば、STA)として機能するならば、時刻同期部211は、当該スター型ネットワークの親機(すなわち、複数の映像クライアントのいずれか1つ、または、当該複数の映像クライアントとは別に用意された親機(例えば通常のAPであってもよい))から上記タイマ制御情報を受信する。そして、時刻同期部211は、同期タイマ212のタイマ値をタイマ制御情報の示す参照タイマ値によって上書きする。
なお、映像サーバおよび複数の映像クライアントがスター型ネットワークを形成する場合には、例えば映像コンテンツ、コンテンツ制御情報などの搬送時の周波数利用効率の観点から、映像サーバを親機として機能させることが好ましい。しかしながら、映像サーバを子機として機能させることも可能である。いずれの場合であっても、時刻同期の精度に優劣はない。
図4の映像サーバおよび複数の映像クライアントがピアツーピアネットワークを形成する場合には、時刻同期部211は、タイマ制御情報を複数の映像クライアントへと送信すると共に当該複数の映像クライアントからもタイマ制御情報を受信する。時刻同期部211は、同期タイマ212のタイマ値を受信タイマ制御情報の示す参照タイマ値に基づいて補正する。例えば、時刻同期部211は、同期タイマ212のタイマ値よりも受信タイマ制御情報の示す参照タイマ値が進んでいる場合(若しくは、遅れている場合)に限って、同期タイマ212のタイマ値を当該参照タイマ値によって上書きする。
同期タイマ212は、例えば水晶振動子などのクロック素子が発生するクロック信号に合わせてカウントアップすることによってタイマ値を更新する。同期タイマ212のタイマ値は、時刻同期部211によって必要に応じて読み出される。さらに、同期タイマ212のタイマ値は、前述の時刻同期処理において時刻同期部211によって補正されることもある。
なお、前述のように、同期タイマ212は、レジスタ部205の一部を用いて実装されてもよい。係る実装によれば、同期タイマ212はハードウェア制御されるので高精度な時刻同期が可能である。但し、同期タイマ212は、ソフトウェア制御されてもよい。同期タイマ212は、例えばメモリ202の一部などを用いて実装することも可能である。
データ送信部213は、同期タイマ212のタイマ値に基づいてチャネルにアクセスし、複数の映像クライアントへ種々のデータを送信する。例えば、データ送信部213は、例えば、映像コンテンツ、コンテンツ制御情報などを送信してもよい。
具体的には、データ送信部213は、ブロードキャストによって映像コンテンツおよびコンテンツ制御情報を複数の映像クライアントへと一斉送信してもよいし、ユニキャストによって映像コンテンツおよびコンテンツ制御情報を複数の映像クライアントへと個別送信してもよい。また、データ送信部213は、コンテンツ制御情報を映像コンテンツと一緒に複数の映像クライアントへと送信してもよいし、コンテンツ制御情報を映像コンテンツとは別々に複数の映像クライアントへと送信してもよい。例えば、ストリーミングサービスにおいて、データ送信部213は、映像コンテンツの配信中にコンテンツ制御情報を複数の映像クライアントへと送信してもよい。なお、コンテンツ制御情報が映像コンテンツとは別々に送信される場合には、当該コンテンツ制御情報は対応する映像コンテンツを識別する情報を含んでいてもよい。
なお、複数の映像クライアントによって表示される複数の映像コンテンツを意図的に異ならせたり、当該複数の映像コンテンツの再生開始時刻に意図的に時間差をつけたりすることも可能である。例えば、複数の映像クライアント間でインタラクティブな効果を得るために、相異なる映像が表示されてもよいし、1つのオリジナル映像を画面内位置で分割することによって得られる複数の映像が表示されてもよいし、1つのオリジナル映像を時間で分割することによって得られる複数の映像が表示されてもよい。
故に、データ送信部213は、相異なる映像コンテンツを複数の映像クライアントへと送信してもよいし、相異なるコンテンツ制御情報を複数の映像クライアントへと送信してもよい。相異なる映像コンテンツまたは相異なるコンテンツ制御情報を複数の映像クライアントへと一斉送信するために、データ送信部213は種々の多元接続方式を利用してもよい。具体的には、データ送信部213は、例えば、FDMA(Frequency Division Multiple Access)、OFDMA(Orthogonal FDMA)、CDMA(Code Division Multiple Access)、SDMA(Space Division Multiple Access)、マルチユーザMIMO(Multiple Input Multiple Output)などを利用できる。
さらに、データ送信部213は、タイミング制御部111から受け取ったコンテンツ制御情報が相対時間を示す場合に、同期タイマ212のタイマ値を当該相対時間に加算することによって、例えば再生開始時刻を算出してもよい。そして、データ送信部213は、算出された再生開始時刻によってコンテンツ制御情報を補完してから、複数の映像クライアントへと送信する。
なお、時刻同期部211およびデータ送信部213は、図4では別々の要素として描かれているが、どちらも通信部203を用いて実装することができる。
通信装置300およびクライアント装置400のハードウェア構成の一例が図5に示される。
図5の通信装置300は、CPU301、メモリ302、通信部303、ホストインターフェース306およびタイミングインターフェース307を含む。図5の通信装置300に含まれる各ハードウェアは、互いにバス接続されている。
CPU301は、例えばメモリ302に保存されたプログラムを実行することにより、通信装置300に含まれる各ハードウェアを制御する。例えば、CPU301は、IP層、TCP層若しくはUDP層、またはさらなる上位層の処理を実行する。なお、これらの処理はOSを介して行われてもよい。CPU301は、例えば、MPU、MeP、マイクロコントローラ、FPGAなどの種々のプロセッサに置き換えられてもよい。
メモリ302には、例えばCPU301によって実行されるプログラム、当該プログラムによって使用されるデータなどが一時的に保存される。メモリ302は、例えばSRAMまたはDRAMなどの揮発性メモリであってもよいし、不揮発性メモリであってもよい。
通信部303は、映像サーバとデータ通信を行う。具体的には、通信部303は、PHY層またはMAC層の処理の一部または全部を行う。例えば、通信部303は、映像サーバに含まれる通信装置300との間で接続を確立するためのフレームをやり取りする。通信装置200および通信装置300の接続処理を通じて、通信装置200および通信装置300が参照する時刻は同期する。通信部303は、例えば、映像コンテンツ、コンテンツ制御情報などの搬送ためのデータフレームを通信装置200から受信する。通信部303は、信号処理部304とレジスタ部305とを含む。
信号処理部304は、少なくともデータの送受信に関わるディジタル信号処理を行う。さらに、信号処理部304は、データの送受信に関わるアナログ信号処理を行うために、例えばDAC、ADC、LNA、アンテナなどのアナログ信号処理回路を含んでもよい。なお、アナログ信号処理回路の一部または全部が通信部303の外部に設けられてもよい。
レジスタ部305は、例えば信号処理部304とCPU301との間でやり取りされるデータを一時的に保存する。さらに、レジスタ部305の一部が、同期タイマとして使用されてもよい。
ホストインターフェース306は、通信装置300とクライアント装置400との間でタイミングに関する信号以外の信号(例えば、映像コンテンツなどを搬送する信号)をやり取りする。ホストインターフェース306は、例えばUSB、SDIO、UART、I2C、SPI、PCIeなどの汎用インターフェースであってもよいし、専用インターフェースであってもよい。
タイミングインターフェース307は、クライアント装置400へとタイミングに関する信号を出力する。タイミングに関する信号は、例えば、後述される第1のタイミング信号、コンテンツ制御情報を搬送する信号、同期タイマのタイマ値を搬送する信号などである。タイミングインターフェース307は、例えばUSB、SDIO、UART、I2C、SPI、PCIeなどのディジタルの汎用インターフェースであってもよいし、例えばPIO(Parallel Input / Output)、GPIO(General Purpose Input / Output)などのアナログの汎用インターフェースであってもよい。タイミングに関する信号の伝送遅延は、表示映像の同期精度に影響するので、タイミングインターフェース307は伝送遅延およびその揺らぎが小さいことが好ましい。
図5のクライアント装置400は、CPU401、メモリ402、HDD403、ホストインターフェース404、タイミングインターフェース405およびディスプレイインターフェース406を含む。図5のクライアント装置400に含まれる各ハードウェアは、互いにバス接続されている。
CPU401は、例えばメモリ402に保存されたプログラムを実行することによって、クライアント装置400に含まれる各ハードウェアを制御する。CPU401は、例えば、MPU、MeP、マイクロコントローラ、FPGA、GPUなどの種々のプロセッサに置き換えられてもよい。
メモリ402には、例えばCPU401によって実行されるプログラム、当該プログラムによって使用されるデータなどが一時的に保存される。メモリ402は、例えばSRAMまたはDRAMなどの揮発性メモリであってもよいし、不揮発性メモリであってもよい。
HDD403には、例えば映像サーバから配信された映像コンテンツが保存される。HDD403は、例えばSSDに置き換えられてもよいし、図示されないホストインターフェースを介してバスに接続されるフラッシュメモリに置き換えられてもよい。
ホストインターフェース404は、クライアント装置400と通信装置300との間でタイミングに関する信号以外の信号(例えば、映像コンテンツなどを搬送する信号)をやり取りする。ホストインターフェース404は、例えばUSB、SDIO、UART、I2C、SPI、PCIeなどの汎用インターフェースであってもよいし、専用インターフェースであってもよい。
タイミングインターフェース405は、通信装置300からタイミングに関する信号を受け取る。タイミングインターフェース405は、例えばUSB、SDIO、UART、I2C、SPI、PCIeなどのディジタルの汎用インターフェースであってもよいし、例えばPIO、GPIOなどのアナログの汎用インターフェースであってもよい。タイミングに関する信号の伝送遅延は、表示映像の同期精度に影響するので、タイミングインターフェース405は伝送遅延およびその揺らぎが小さいことが好ましい。
ディスプレイインターフェース406は、クライアント装置400と表示装置500との間で信号(例えば、映像信号)をやり取りする。
なお、図5のクライアント装置400は、図8に例示されるように変形されてもよい。図8のクライアント装置400は、タイミングインターフェース405の代わりにタイミングインターフェース435を備え、PLL(Phase Locked Loop)437をさらに備える点で図5のクライアント装置400とは異なる。
タイミングインターフェース435は、バス接続されず、PLL437に直接接続されている点で、タイミングインターフェース405とは異なる。
PLL437は、タイミングインターフェース435を介して通信装置300から周期的な第1のタイミング信号を受け取る。PLL437は、この第1のタイミング信号の周期を基準に所望の周期を持つ第2のタイミング信号を生成し、当該第2のタイミング信号をディスプレイインターフェース406へと出力する。ディスプレイインターフェース406は、この第2のタイミング信号に応じて再生映像信号を表示装置500へと出力する。所望の周期は、例えば映像コンテンツのフレーム間隔であってもよいし、MPEG(Moving Picture Experts Group)技術におけるGOP(Group Of Pictures)内のI(Intra)ピクチャフレーム同士の間隔であってもよい。所望の周期は、例えば映像コンテンツのヘッダ情報に含まれるフレームレートなどの特性情報に基づいて決定されてもよい。さらに、所望の周期は、第1のタイミング信号の周期と異なっていてもよいし、同一であってもよい。所望の周期が第1のタイミング信号の周期と同一の場合であっても、PLL437の作用により当該周期の揺らぎを緩和することができる。
通信装置300およびクライアント装置400の機能構成の一例が図6に示される。
通信装置300は、時刻同期部311、同期タイマ312およびデータ受信部313を含む。
時刻同期部311は、映像サーバおよび複数の映像クライアントが接続を確立する際に、所定の時刻同期処理を行う。この時刻同期処理は、映像サーバおよび複数の映像クライアントが形成するネットワーク構造に依存する。
例えば、図6の映像クライアントが、スター型ネットワークにおいてハブに相当する親機(例えば、AP)として機能するならば、時刻同期部311は前述のタイマ制御情報を子機(すなわち、映像サーバおよび他の映像クライアント)へと送信する。
他方、図6の映像クライアントが、スター型ネットワークにおいて子機(例えば、STA)として機能するならば、時刻同期部311は、当該スター型ネットワークの親機(すなわち、映像サーバ若しくは他の映像クライアントのいずれか1つ、または、当該スター型ネットワークを形成するために用意された図示されない親機(例えば通常のAPであってもよい))から上記タイマ制御情報を受信する。そして、時刻同期部311は、同期タイマ312のタイマ値をタイマ制御情報の示す参照タイマ値によって上書きする。
映像サーバおよび複数の映像クライアントが、前述のピアツーピアネットワークを形成する場合に、時刻同期部311は、タイマ制御情報を映像サーバおよび他の映像クライアントへと送信すると共に当該映像サーバおよび他の映像クライアントからもタイマ制御情報を受信する。時刻同期部311は、同期タイマ312のタイマ値を受信タイマ制御情報の示す参照タイマ値に基づいて補正する。例えば、時刻同期部311は、同期タイマ312のタイマ値よりも受信タイマ制御情報の示す参照タイマ値が進んでいる場合(若しくは、遅れている場合)に限って、同期タイマ312のタイマ値を当該参照タイマ値によって上書きする。
同期タイマ312は、例えば水晶振動子などのクロック素子が発生するクロック信号に合わせてカウントアップすることによってタイマ値を更新する。同期タイマ312のタイマ値は、時刻同期部311によって必要に応じて読み出される。さらに、同期タイマ312のタイマ値は、前述の時刻同期処理において時刻同期部311によって補正されることもある。
なお、前述のように、同期タイマ312は、レジスタ部305の一部を用いて実装されてもよい。係る実装によれば、同期タイマ312はハードウェア制御されるので高精度な時刻同期が可能である。但し、同期タイマ312は、ソフトウェア制御されてもよい。同期タイマ312は、例えばメモリ302の一部などを用いて実装することも可能である。
データ受信部313は、同期タイマ312のタイマ値に基づいてチャネルにアクセスし、映像サーバから種々のデータを受信する。例えば、データ受信部313は、例えば、映像コンテンツ、コンテンツ制御情報などを受信してもよい。データ受信部313は、ホストインターフェース306を介して映像コンテンツをクライアント装置400へと出力し、タイミングインターフェース307を介してコンテンツ制御情報をクライアント装置400へと出力する。
さらに、データ受信部313は、受信したコンテンツ制御情報が絶対時刻ではなく相対時間を示す場合には、同期タイマ312のタイマ値を当該相対時間に加算することによって、例えば再生開始時刻などの絶対時刻を算出してもよい。データ受信部313は、算出された絶対時刻によってコンテンツ制御情報を補完してから、タイミングインターフェース307を介してクライアント装置400へと出力する。
なお、時刻同期部311およびデータ受信部313は、図6では別々の要素として描かれているが、どちらも通信部303を用いて実装することができる。
クライアント装置400は、タイミング制御部411、再生制御部412および映像記憶部413を含む。
タイミング制御部411は、タイミングインターフェース405を介して、同期タイマ312から現在のタイマ値を搬送する信号を受け取り、データ受信部313からコンテンツ制御情報を搬送する信号を受け取る。タイミング制御部411は、現在のタイマ値とコンテンツ制御情報とに基づいて、映像記憶部413に記憶されている映像コンテンツの制御タイミング(例えば、再生開始時刻)の到来を伝達するタイミング信号を生成する。タイミング制御部411は、タイミング信号を再生制御部412へと出力する。
再生制御部412は、タイミング制御部411からタイミング信号を受け取り、映像記憶部413から映像コンテンツを読み出す。再生制御部412は、タイミング信号に応じて、映像コンテンツの再生、停止などの制御を適時に行う。なお、再生制御部412は、再生開始時刻の他に再生終了時刻に基づくタイミング信号を利用してもよい。係るタイミング信号は、フェイルセーフの観点から有効である。また、再生制御部412は、同期を長期間に亘って安定的に維持するために、周期的なタイミング信号を利用してもよい。
映像記憶部413は、ホストインターフェース404を介して、データ受信部313から映像コンテンツを搬送する信号を受け取る。映像記憶部413には、受信映像コンテンツが記憶される。映像記憶部413に記憶された映像コンテンツは、再生制御部412によって必要に応じて読み出される。
なお、図6の映像クライアントは、図7に例示されるように変形されてもよい。
図7の通信装置300は、データ受信部313の代わりにデータ受信部323を備え、タイミング信号生成部324をさらに備える点で図6の通信装置300とは異なる。
データ受信部323は、コンテンツ制御情報をクライアント装置400の代わりにタイミング信号生成部324へと出力する点でデータ受信部313とは異なる。
タイミング信号生成部324は、同期タイマ312から現在のタイマ値を搬送する信号を受け取り、データ受信部323からコンテンツ制御情報を搬送する信号を受け取る。タイミング信号生成部324は、現在のタイマ値とコンテンツ制御情報とに基づいて、映像記憶部413に記憶されている映像コンテンツの制御タイミング(例えば、再生開始時刻)の到来を伝達する第1のタイミング信号を生成する。タイミング信号生成部324は、タイミングインターフェース307を介して、第1のタイミング信号をクライアント装置400へと出力する。
なお、タイミング信号生成部324として機能するプロセッサ(例えば、CPU301であってもよいし、図示されないプロセッサであってもよい)は、例えば時刻同期部311およびデータ受信部323の一部として機能するプロセッサと共通であってもよい。この場合には、時刻同期部311またはデータ受信部323のための通信処理などの影響により、タイミング信号生成部324のためのタイミング信号生成処理が遅延するおそれがある。そこで、タイミング信号生成部324としてのプロセッサは、当該プロセッサの処理負荷を評価し、処理負荷の大きさに応じてタイミング信号生成処理の実行タイミングを前倒しするようにスケジューリングしてもよい。例えば、タイミング信号生成部324としてのプロセッサは、処理負荷が閾値以上である場合に、タイミング信号生成処理の実行タイミングを通常時(処理負荷が閾値未満である時)よりも所定時間早くなるようにスケジューリングしてもよい。係るスケジューリングによれば、処理負荷の影響によるタイミング信号生成処理の遅延を補償することができる。なお、上記所定時間の適正値は、タイミング信号生成部324としてのプロセッサの性能等の要因に依存するので実験を通じて調整することが望ましい。
図7のクライアント装置400は、タイミング制御部411の代わりにタイミング制御部421を備える点で図6のクライアント装置400とは異なる。
タイミング制御部421は、タイミングインターフェース405またはタイミングインターフェース435を介して、通信装置300から第1のタイミング信号を受け取る。例えば、この第1のタイミング信号が周期的であるならば、タイミング制御部421は、この第1のタイミング信号の周期を基準に前述の所望の周期を持つ第2のタイミング信号を生成してもよい。タイミング制御部421は、第2のタイミング信号を再生制御部412へと出力する。さらに、所望の周期は、第1のタイミング信号の周期と異なっていてもよいし、同一であってもよい。所望の周期が第1のタイミング信号の周期と同一の場合であっても、タイミング制御部421の作用により当該周期の揺らぎを緩和することができる。或いは、タイミング制御部421は、第2のタイミング信号の電圧が再生制御部412の入力電圧範囲に収まるように第1のタイミング信号の電圧を降圧または昇圧することによって、第2のタイミング信号を生成してもよい。
本実施形態に係る映像同期表示システムは、図9に例示されるように動作可能である。図9の例では、通信装置300−1および通信装置300−2が通信装置200に接続することにより、これらの内部の同期タイマは高精度に同期する。それから、コンテンツサーバから2つのコンテンツクライアントへと、映像コンテンツが配信され、当該映像コンテンツの再生開始時刻(コンテンツ制御情報)が通知される。クライアント装置400−1およびクライアント装置400−2は、再生開始時刻と通信装置300−1および通信装置300−2の内部の同期タイマのタイマ値とに基づいて生成されたタイミング信号に応じて、映像コンテンツを表示装置500−1および表示装置500−2に略同時に表示できる。
なお、本実施形態に係る映像クライアントは、図19に例示されるように動作してもよい。図19の例では、フレーム間隔と同じ周期を持つタイミング信号が用いられるので、複数の映像クライアントは映像コンテンツをフレームレベルで同期表示できる。
以上説明したように、第1の実施形態に係る映像同期表示システムは、映像サーバおよび複数の映像クライアントに含まれる通信装置間の接続を確立させることで当該通信装置の内部のタイマを高精度に同期させる。そして、この映像同期表示システムは、これらタイマのタイマ値に基づいて映像コンテンツに対して種々の制御を行う。従って、この映像同期表示システムによれば、複数の映像クライアントが映像コンテンツを高精度に同期表示できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る映像同期表示システムは、映像サーバが映像コンテンツを表示する点で第1の実施形態に係る映像同期表示システムとは異なる。具体的には、この映像同期表示システムは、映像サーバと、1以上の映像クライアントとを含む。映像サーバは、サーバ装置600、通信装置700および表示装置800を含む。映像クライアントは、通信装置300、クライアント装置400および表示装置500を含む。本実施形態に係る映像同期表示システムが図10に例示される。図10の映像同期表示システムは、映像サーバと3台の映像クライアントとを含む。
サーバ装置600および通信装置700のハードウェア構成の一例が図11に示される。
図11のサーバ装置600は、CPU601、メモリ602、HDD603、ホストインターフェース604、タイミングインターフェース605、ディスプレイインターフェース606およびPLL607を含む。CPU601、メモリ602、HDD603、ホストインターフェース604およびディスプレイインターフェース606は、互いにバス接続されている。なお、図11のサーバ装置600は、図8のクライアント装置400と類似のハードウェア構成を備えているが、図8の代わりに図5のクライアント装置400と類似のハードウェア構成を備えていてもよい。
CPU601は、例えばメモリ602に保存されたプログラムを実行することによって、サーバ装置600に含まれる各ハードウェアを制御する。CPU601は、例えば、MPU、MeP、マイクロコントローラ、FPGA、GPUなどの種々のプロセッサに置き換えられてもよい。
メモリ602には、例えばCPU601によって実行されるプログラム、当該プログラムによって使用されるデータなどが一時的に保存される。メモリ602は、例えばSRAMまたはDRAMなどの揮発性メモリであってもよいし、不揮発性メモリであってもよい。
HDD603には、例えば映像クライアントへと配信される映像コンテンツが保存される。なお、この映像コンテンツは、表示装置800によっても表示される。HDD603は、例えばSSDに置き換えられてもよいし、図示されないホストインターフェースを介してバスに接続されるフラッシュメモリに置き換えられてもよい。
ホストインターフェース604は、サーバ装置600と通信装置700との間でタイミングに関する信号以外の信号(例えば、映像コンテンツなどを搬送する信号)をやり取りする。ホストインターフェース604は、例えばUSB、SDIO、UART、I2C、SPI、PCIeなどの汎用インターフェースであってもよいし、専用インターフェースであってもよい。
タイミングインターフェース605は、通信装置700から周期的な第1のタイミング信号を受け取り、PLL607へと出力する。タイミングインターフェース605は、例えばUSB、SDIO、UART、I2C、SPI、PCIeなどのディジタルの汎用インターフェースであってもよいし、例えばPIO、GPIOなどのアナログの汎用インターフェースであってもよい。第1のタイミング信号の伝送遅延は、表示映像の同期精度に影響するので、タイミングインターフェース605は伝送遅延およびその揺らぎが小さいことが好ましい。
ディスプレイインターフェース606は、サーバ装置600と表示装置800との間で信号(例えば、映像信号)をやり取りする。
PLL607は、タイミングインターフェース605を介して通信装置700から周期的な第1のタイミング信号を受け取る。PLL607は、この第1のタイミング信号の周期を基準に所望の周期を持つ第2のタイミング信号を生成し、当該第2のタイミング信号をディスプレイインターフェース606へと出力する。ディスプレイインターフェース606は、この第2のタイミング信号に応じて再生映像信号を表示装置800へと出力する。所望の周期は、例えば映像コンテンツのフレーム間隔であってもよいし、MPEG技術におけるGOP内のIピクチャフレーム同士の間隔であってもよい。所望の周期は、例えば映像コンテンツのヘッダ情報に含まれるフレームレートなどの特性情報に基づいて決定されてもよい。さらに、所望の周期は、第1のタイミング信号の周期と異なっていてもよいし、同一であってもよい。所望の周期が第1のタイミング信号の周期と同一の場合であっても、PLL607の作用により当該周期の揺らぎを緩和することができる。
図11の通信装置700は、CPU701、メモリ702、通信部703、ホストインターフェース706およびタイミングインターフェース707を含む。図11の通信装置700に含まれる各ハードウェアは、互いにバス接続されている。
CPU701は、例えばメモリ702に保存されたプログラムを実行することにより、通信装置700に含まれる各ハードウェアを制御する。例えば、CPU701は、IP層、TCP層若しくはUDP層、またはさらなる上位層の処理を実行する。なお、これらの処理はOSを介して行われてもよい。CPU701は、例えば、MPU、MeP、マイクロコントローラ、DSP、FPGAなどの種々のプロセッサに置き換えられてもよい。
メモリ702には、例えばCPU701によって実行されるプログラム、当該プログラムによって使用されるデータなどが一時的に保存される。メモリ702は、例えばSRAMまたはDRAMなどの揮発性メモリであってもよいし、不揮発性メモリであってもよい。
通信部703は、映像クライアントとデータ通信を行う。具体的には、通信部703は、PHY層またはMAC層の処理の一部または全部を行う。例えば、通信部703は、映像クライアントに含まれる通信装置300との間で接続を確立するためのフレームをやり取りする。通信装置700および通信装置300の接続処理を通じて、通信装置700および通信装置300が参照する時刻は同期する。通信部703は、例えば、映像コンテンツ、コンテンツ制御情報などの搬送のためのデータフレームを通信装置300へと送信する。通信部703は、信号処理部704とレジスタ部705とを含む。
信号処理部704は、少なくともデータの送受信に関わるディジタル信号処理を行う。さらに、信号処理部704は、データの送受信に関わるアナログ信号処理を行うために、例えばDAC、ADC、LNA、アンテナなどのアナログ信号処理回路を含んでもよい。なお、アナログ信号処理回路の一部または全部が通信部703の外部に設けられてもよい。
レジスタ部705は、例えば信号処理部704とCPU701との間でやり取りされるデータを一時的に保存する。さらに、レジスタ部705の一部が、同期タイマとして使用されてもよい。
ホストインターフェース706は、通信装置700とサーバ装置600との間でタイミングに関する信号以外の信号(例えば、映像コンテンツなどを搬送する信号)をやり取りする。ホストインターフェース706は、例えばUSB、SDIO、UART、I2C、SPI、PCIeなどの汎用インターフェースであってもよいし、専用インターフェースであってもよい。
タイミングインターフェース707は、サーバ装置600へと第1のタイミング信号を出力する。タイミングインターフェース707は、例えばUSB、SDIO、UART、I2C、SPI、PCIeなどのディジタルの汎用インターフェースであってもよいし、例えばPIO、GPIOなどのアナログの汎用インターフェースであってもよい。第1のタイミング信号の伝送遅延は、表示映像の同期精度に影響するので、タイミングインターフェース707は伝送遅延およびその揺らぎが小さいことが好ましい。
サーバ装置600および通信装置700の機能構成の一例が図12に示される。
サーバ装置600は、タイミング制御部611、再生制御部612および映像記憶部613を含む。
タイミング制御部611は、コンテンツに対して所定の制御が行われるタイミングを決定する。タイミング制御部611は、決定されたタイミングを明示的または黙示的に表すコンテンツ制御情報を生成し、当該コンテンツ制御情報をタイミング信号生成部713およびデータ送信部714へと出力する。
タイミング制御部611は、通信装置700の内部の同期タイマ712のタイマ値を参照し、当該タイマ値に基づいて上記タイミングを決定してもよい。具体的には、タイミング制御部611は、上記タイマ値よりも未来の特定の絶対時刻を再生開始時刻として決定してもよい。
また、タイミング制御部611は、再生開始時刻を算出するための相対時間を決定してもよい。この場合には、タイミング制御部611は相対時間を示すコンテンツ制御情報をデータ送信部714へと出力する。データ送信部714は、コンテンツ制御情報の示す相対時間に同期タイマ712のタイマ値を加算することによって再生開始時刻を算出する。データ送信部714は、算出された再生開始時刻によってコンテンツ制御情報を補完してから、1以上の映像クライアントへと送信すると共にタイミング信号生成部713へと出力する。
さらに、タイミング制御部611は、タイミングインターフェース605を介して、通信装置700から第1のタイミング信号を受け取る。例えば、この第1のタイミング信号が周期的であるならば、タイミング制御部611は、この第1のタイミング信号の周期を基準に前述の所望の周期を持つ第2のタイミング信号を生成してもよい。タイミング制御部611は、第2のタイミング信号を再生制御部612へと出力する。さらに、所望の周期は、第1のタイミング信号の周期と異なっていてもよいし、同一であってもよい。所望の周期が第1のタイミング信号の周期と同一の場合であっても、タイミング制御部611の作用により当該周期の揺らぎを緩和することができる。或いは、タイミング制御部611は、第2のタイミング信号の電圧が再生制御部612の入力電圧範囲に収まるように第1のタイミング信号の電圧を降圧または昇圧することによって、第2のタイミング信号を生成してもよい。
再生制御部612は、タイミング制御部611から第2のタイミング信号を受け取り、映像記憶部613から映像コンテンツを読み出す。再生制御部612は、第2のタイミング信号に応じて、映像コンテンツの再生、停止などの制御を適時に行う。なお、再生制御部612は、再生開始時刻の他に再生終了時刻に基づくタイミング信号を利用してもよい。係るタイミング信号は、フェイルセーフの観点から有効である。また、再生制御部612は、同期を長期間に亘って安定的に維持するために、周期的なタイミング信号を利用してもよい。
映像記憶部613は、映像クライアントへと配信される映像コンテンツを保存する。映像記憶部613に保存された映像コンテンツは、必要に応じて読み出され、データ送信部714へと転送される。さらに、この映像コンテンツは、再生制御部612によって必要に応じて読み出される。
通信装置700は、時刻同期部711、同期タイマ712、タイミング信号生成部713およびデータ送信部714を含む。
時刻同期部711は、映像サーバおよび1以上の映像クライアントが接続を確立する際に、所定の時刻同期処理を行う。この時刻同期処理は、映像サーバおよび1以上の映像クライアントが形成するネットワークアーキテクチャに依存する。
図12の映像サーバが、スター型ネットワークにおいてハブに相当する親機(例えば、AP)として機能するならば、時刻同期部711は前述のタイマ制御情報を子機(すなわち、1以上の映像クライアント)へと送信する。
他方、図12の映像サーバが、スター型ネットワークにおいて子機(例えば、STA)として機能するならば、時刻同期部711は、当該スター型ネットワークの親機(すなわち、1以上の映像クライアントのいずれか1つ、または、当該スター型ネットワークを形成するために用意された図示されない親機(例えば通常のAPであってもよい))から上記タイマ制御情報を受信する。そして、時刻同期部711は、同期タイマ712のタイマ値をタイマ制御情報の示す参照タイマ値によって上書きする。
なお、映像サーバおよび1以上の映像クライアントがスター型ネットワークを形成する場合には、例えば映像コンテンツ、コンテンツ制御情報などの搬送時の周波数利用効率の観点から、映像サーバを親機として機能させることが好ましい。しかしながら、映像サーバを子機として機能させることも可能である。いずれの場合であっても、時刻同期の精度に優劣は生じない。
図12の映像サーバおよび1以上の映像クライアントがピアツーピアネットワークを形成する場合には、時刻同期部711は、タイマ制御情報を1以上の映像クライアントへと送信すると共に当該1以上の映像クライアントからもタイマ制御情報を受信する。時刻同期部711は、同期タイマ712のタイマ値を受信タイマ制御情報の示す参照タイマ値に基づいて補正する。例えば、時刻同期部711は、同期タイマ712のタイマ値よりも受信タイマ制御情報の示す参照タイマ値が進んでいる場合(若しくは、遅れている場合)に限って、同期タイマ712のタイマ値を当該参照タイマ値によって上書きする。
同期タイマ712は、例えば水晶振動子などのクロック素子が発生するクロック信号に合わせてカウントアップすることによってタイマ値を更新する。同期タイマ712のタイマ値は、時刻同期部711によって必要に応じて読み出される。さらに、同期タイマ712のタイマ値は、前述の時刻同期処理において時刻同期部711によって補正されることもある。
なお、前述のように、同期タイマ712は、レジスタ部705の一部を用いて実装されてもよい。係る実装によれば、同期タイマ712はハードウェア制御されるので高精度な時刻同期が可能である。但し、同期タイマ712は、ソフトウェア制御されてもよい。同期タイマ712は、例えばメモリ702の一部などを用いて実装することも可能である。
タイミング信号生成部713は、同期タイマ712から現在のタイマ値を搬送する信号を受け取り、タイミング制御部611またはデータ送信部714からコンテンツ制御情報を搬送する信号を受け取る。タイミング信号生成部713は、現在のタイマ値とコンテンツ制御情報とに基づいて、映像記憶部613に記憶されている映像コンテンツの制御タイミング(例えば、再生開始時刻)の到来を伝達する第1のタイミング信号を生成する。タイミング信号生成部713は、タイミングインターフェース707を介して、第1のタイミング信号をサーバ装置600へと出力する。
なお、タイミング信号生成部713として機能するプロセッサ(例えば、CPU701であってもよいし、図示されないプロセッサであってもよい)は、例えば時刻同期部711およびデータ送信部714の一部として機能するプロセッサと共通であってもよい。この場合には、時刻同期部711またはデータ送信部714のための通信処理などの影響により、タイミング信号生成部713のためのタイミング信号生成処理が遅延するおそれがある。そこで、タイミング信号生成部713としてのプロセッサは、当該プロセッサの処理負荷を評価し、処理負荷の大きさに応じてタイミング信号生成処理の実行タイミングを前倒しするようにスケジューリングしてもよい。例えば、タイミング信号生成部713としてのプロセッサは、処理負荷が閾値以上である場合に、タイミング信号生成処理の実行タイミングを通常時(処理負荷が閾値未満である時)よりも所定時間早くなるようにスケジューリングしてもよい。係るスケジューリングによれば、処理負荷の影響によるタイミング信号生成処理の遅延を補償することができる。なお、上記所定時間の適正値は、タイミング信号生成部713としてのプロセッサの性能等の要因に依存するので実験を通じて調整することが望ましい。
データ送信部714は、同期タイマ712のタイマ値に基づいてチャネルにアクセスし、1以上の映像クライアントへ種々のデータを送信する。例えば、データ送信部714は、例えば、映像コンテンツ、コンテンツ制御情報などを送信してもよい。
具体的には、データ送信部714は、ブロードキャストによって映像コンテンツおよびコンテンツ制御情報を1以上の映像クライアントへと一斉送信してもよいし、ユニキャストによって映像コンテンツおよびコンテンツ制御情報を1以上の映像クライアントへと個別送信してもよい。また、データ送信部714は、コンテンツ制御情報を映像コンテンツと一緒に1以上の映像クライアントへと送信してもよいし、コンテンツ制御情報を映像コンテンツとは別々に1以上の映像クライアントへと送信してもよい。例えば、ストリーミングサービスにおいて、データ送信部714は、映像コンテンツの配信中にコンテンツ制御情報を1以上の映像クライアントへと送信してもよい。なお、コンテンツ制御情報が映像コンテンツとは別々に送信される場合には、当該コンテンツ制御情報は対応する映像コンテンツを識別する情報を含んでいてもよい。
なお、1以上の映像クライアントによって表示される複数の映像コンテンツを意図的に異ならせたり、当該複数の映像コンテンツの再生開始時刻に意図的に時間差をつけたりすることも可能である。例えば、複数の映像クライアント間でインタラクティブな効果を得るために、相異なる映像が表示されてもよいし、1つのオリジナル映像を画面内位置で分割することによって得られる複数の映像が表示されてもよいし、1つのオリジナル映像を時間で分割することによって得られる複数の映像が表示されてもよい。
故に、データ送信部714は、相異なる映像コンテンツを1以上の映像クライアントへと送信してもよいし、相異なるコンテンツ制御情報を1以上の映像クライアントへと送信してもよい。相異なる映像コンテンツまたは相異なるコンテンツ制御情報を1以上の映像クライアントへと一斉送信するために、データ送信部714は種々の多元接続方式を利用してもよい。具体的には、データ送信部714は、例えば、FDMA、OFDMA、CDMA、SDMA、マルチユーザMIMOなどを利用できる。
さらに、データ送信部714は、タイミング制御部611から受け取ったコンテンツ制御情報が相対時間を示す場合に、同期タイマ712のタイマ値を当該相対時間に加算することによって、例えば再生開始時刻を算出してもよい。そして、データ送信部714は、算出された再生開始時刻によってコンテンツ制御情報を補完してから、1以上の映像クライアントへと送信すると共にタイミング信号生成部713へと出力する。
なお、時刻同期部711およびデータ送信部714は、図12では別々の要素として描かれているが、どちらも通信部703を用いて実装することができる。
本実施形態に係る映像同期表示システムは、図13に例示されるように動作可能である。図13の例では、通信装置300−1および通信装置300−2が通信装置700に接続することにより、これらの内部の同期タイマは高精度に同期する。それから、コンテンツサーバから2つのコンテンツクライアントへと、映像コンテンツが配信され、当該映像コンテンツの再生開始時刻(コンテンツ制御情報)が通知される。クライアント装置400−1、クライアント装置400−2およびサーバ装置600は、再生開始時刻と通信装置300−1、通信装置300−2および通信装置700の内部の同期タイマのタイマ値とに基づいて生成されたタイミング信号に応じて、映像コンテンツを表示装置500−1、表示装置500−2および表示装置800に略同時に表示できる。
以上説明したように、第2の実施形態に係る映像同期表示システムは、第1の実施形態と同様に、映像サーバおよび1以上の映像クライアントに含まれる通信装置間の接続を確立させることで当該通信装置の内部のタイマを高精度に同期させる。そして、この映像同期表示システムは、これらタイマのタイマ値に基づいて映像コンテンツに対して種々の制御を行う。従って、この映像同期表示システムによれば、映像サーバおよび1以上の映像クライアントが映像コンテンツを高精度に同期表示できる。
さらに、本実施形態に係る映像同期表示システムによれば、映像サーバも映像コンテンツを表示するので、第1の実施形態に比べて、所定数の表示装置に対して必要とされる映像クライアントの数は1つ減少する。故に、この映像同期表示システムによれば、ハードウェアコストの削減が可能である。なお、この映像同期表示システムにおいて、映像サーバおよび映像クライアントのハードウェアは概ね共通であるから、例えばハードウェアスイッチまたはソフトウェアスイッチを用いて、映像サーバおよび映像クライアントの役割が変更できるように設計されてもよい。
(第3の実施形態)
前述の第1の実施形態および第2の実施形態では、映像コンテンツを同期制御する技術が説明された。しかしながら、これらの実施形態は、映像コンテンツの同期制御に限られず種々のコンテンツの同期制御に適用可能である。
本実施形態において言及されるコンテンツは、複数の地点においてその制御タイミングを同期させる必要のあるデータを意味する。なお、制御タイミングの同期とは、必ずしも複数の地点での一致に限定されず、複数の地点間で意図的に時間差をつけることも許容される。
例えば、本実施形態において音声コンテンツが取り扱われてもよい。具体的には、本実施形態は、マルチスピーカシステムに適用されてよい。このマルチスピーカシステムは、複数の地点に配置されたスピーカによって同一の音声コンテンツを高精度に同期出力できる。或いは、本実施形態は、頭外音像定位を提供するシステムに適用されてもよい。このシステムは、複数の地点に配置された各スピーカが音声コンテンツを所定の時間差をつけて出力することで、聴者に対して頭外音像定位を提供できる。
さらに、コンテンツは、機械の制御パターンであってもよい。例えば、コンテンツは、複数の照明機器(例えば、ステージライト、LED(Light Emitting Diode)、イルミネーションなど)の制御パターンであってもよいし、複数の家庭内機器(例えば、家電、家具など)の制御パターンであってもよいし、生産ラインにおける複数の産業機械の制御パターンであってもよいし、複数のロボットのダンスまたは合奏などの協調動作のための制御パターンであってもよいし、複数のセンサの制御パターンであってもよいし、花火大会における複数の花火または爆竹の着火装置のための制御パターンであってもよい。或いは、コンテンツは、例えばアミューズメントパークにおいて開催されるパレードによって使用される音、光、映像などの複数の演出装置の制御パターンであってもよい。
なお、コンテンツは、上記例に限られず、例えば光、音、電気、磁気、圧力などの制御パターンであってもよい。さらに、本実施形態は、エンターテイメント分野または工業分野に限られず、ヘルスケア分野、エネルギー分野、交通分野などに適用されてもよい。
第3の実施形態に係るコンテンツ同期出力システムは、コンテンツサーバと、複数のコンテンツクライアントとを含む。コンテンツサーバは、サーバ装置900および通信装置200を含む。コンテンツクライアントは、通信装置300およびクライアント装置1000を含む。本実施形態に係るコンテンツ同期出力システムが図14に例示される。図14のコンテンツ同期出力システムは、コンテンツサーバと3台のコンテンツクライアントとを含む。なお、このコンテンツ同期出力システムは、複数種類のコンテンツを取り扱ってもよい。
サーバ装置900のハードウェア構成の一例が図15に示される。図15のサーバ装置900は、CPU901、メモリ902、HDD903およびホストインターフェース904を含む。図15のサーバ装置900に含まれる各ハードウェアは、互いにバス接続されている。
CPU901は、例えばメモリ902に保存されたプログラムを実行することによって、サーバ装置900に含まれる各ハードウェアを制御する。CPU901は、例えば、MPU、MeP、マイクロコントローラ、FPGA、GPUなどの種々のプロセッサに置き換えられてもよい。
メモリ902には、例えばCPU901によって実行されるプログラム、当該プログラムによって使用されるデータなどが一時的に保存される。メモリ902は、例えばSRAMまたはDRAMなどの揮発性メモリであってもよいし、不揮発性メモリであってもよい。
HDD903には、例えばコンテンツクライアントへと配信されるコンテンツが保存される。HDD903は、例えばSSDに置き換えられてもよいし、図示されないホストインターフェースを介してバスに接続されるフラッシュメモリに置き換えられてもよい。
ホストインターフェース904は、サーバ装置900と通信装置200との間で信号(例えば、コンテンツ、コンテンツ制御情報などを搬送する信号)をやり取りする。ホストインターフェース904は、例えばUSB、SDIO、UART、I2C、SPI、PCIeなどの汎用インターフェースであってもよいし、専用インターフェースであってもよい。
サーバ装置900の機能構成の一例が図16に示される。サーバ装置900は、タイミング制御部911およびコンテンツ記憶部912を含む。
タイミング制御部911は、コンテンツに対して所定の制御が行われるタイミングを決定する。タイミング制御部911は、決定されたタイミングを明示的または黙示的に表すコンテンツ制御情報を生成し、当該コンテンツ制御情報をデータ送信部213へと出力する。コンテンツ制御情報は、例えば、同期出力の対象となるコンテンツの出力開始時刻を明示的または黙示的に表す情報であってもよい。
タイミング制御部911は、通信装置200の内部の同期タイマ212のタイマ値を参照し、当該タイマ値に基づいて上記タイミングを決定してもよい。具体的には、タイミング制御部911は、上記タイマ値よりも未来の特定の絶対時刻を出力開始時刻として決定してもよい。
また、タイミング制御部911は、出力開始時刻を算出するための相対時間を決定してもよい。この場合に、コンテンツサーバが出力開始時刻を算出する第1の技法と、各コンテンツクライアントが出力開始時刻を算出する第2の技法とが採用可能である。
第1の技法によれば、タイミング制御部911は相対時間を示すコンテンツ制御情報をデータ送信部213へと出力する。データ送信部213は、コンテンツ制御情報の示す相対時間に同期タイマ212のタイマ値を加算することによって出力開始時刻を算出する。データ送信部213は、算出された出力開始時刻によってコンテンツ制御情報を補完してから、複数のコンテンツクライアントへと送信する。
第2の技法によれば、データ送信部213は、タイミング制御部911によって決定された相対時間を示すコンテンツ制御情報を複数のコンテンツクライアントへと送信する。各コンテンツクライアントは、コンテンツ制御情報の受信時における当該コンテンツクライアントの内部の同期タイマのタイマ値に当該コンテンツ制御情報の示す相対時間を加算することによって出力開始時刻を算出する。但し、第2の技法は、第1の技法に比べて、例えばチャネルの伝送遅延や受信処理遅延などの要因により同期精度が劣化するおそれがある。
コンテンツ記憶部912は、コンテンツクライアントへと配信されるコンテンツを保存する。コンテンツ記憶部912に保存されたコンテンツは、必要に応じて読み出され、データ送信部213へと転送される。なお、同期出力の対象となるコンテンツを全てのコンテンツクライアントが既に保存しているならば、コンテンツ記憶部912は不要である。但し、同期出力の対象となり得るコンテンツが複数存在する場合には、同期出力されるコンテンツを一意に特定するために、当該コンテンツを識別する識別子情報が伝送されてもよい。
クライアント装置1000のハードウェア構成の一例が図17に示される。図17のクライアント装置1000は、CPU1001、メモリ1002、HDD1003、ホストインターフェース1004、タイミングインターフェース1005およびコンテンツ出力インターフェース1006を含む。図17のクライアント装置1000に含まれる各ハードウェアは、互いにバス接続されている。
CPU1001は、例えばメモリ1002に保存されたプログラムを実行することによって、クライアント装置1000に含まれる各ハードウェアを制御する。CPU1001は、例えば、MPU、MeP、マイクロコントローラ、FPGA、GPUなどの種々のプロセッサに置き換えられてもよい。
メモリ1002には、例えばCPU1001によって実行されるプログラム、当該プログラムによって使用されるデータなどが一時的に保存される。メモリ1002は、例えばSRAMまたはDRAMなどの揮発性メモリであってもよいし、不揮発性メモリであってもよい。
HDD1003には、例えばコンテンツサーバから配信されたコンテンツが保存される。HDD1003は、例えばSSDに置き換えられてもよいし、図示されないホストインターフェースを介してバスに接続されるフラッシュメモリに置き換えられてもよい。
ホストインターフェース1004は、クライアント装置1000と通信装置300との間でタイミングに関する信号以外の信号(例えば、コンテンツなどを搬送する信号)をやり取りする。ホストインターフェース1004は、例えばUSB、SDIO、UART、I2C、SPI、PCIeなどの汎用インターフェースであってもよいし、専用インターフェースであってもよい。
タイミングインターフェース1005は、通信装置300からタイミングに関する信号を受け取る。タイミングインターフェース1005は、例えばUSB、SDIO、UART、I2C、SPI、PCIeなどのディジタルの汎用インターフェースであってもよいし、例えばPIO、GPIOなどのアナログの汎用インターフェースであってもよい。タイミングに関する信号の伝送遅延は、出力コンテンツの同期精度に影響するので、タイミングインターフェース1005は伝送遅延およびその揺らぎが小さいことが好ましい。
コンテンツ出力インターフェース1006は、クライアント装置1000と図示されないコンテンツ出力装置との間で信号(例えば、オーディオ信号、機械の制御信号などのコンテンツの種別に依存する信号)をやり取りする。コンテンツ出力インターフェース1006およびコンテンツ出力装置の詳細は、図17のコンテンツクライアントが取り扱うコンテンツの種別に依存する。
例えば、音声コンテンツが取り扱われる場合には、スピーカがコンテンツ出力装置に相当し、当該スピーカ用のオーディオインターフェースがコンテンツ出力インターフェース1006に相当する。照明機器の制御パターンが取り扱われる場合には、コンテンツ出力インターフェース1006は、例えばPIOなどのアナログピンであってもよい。モータの制御パターンが取り扱われる場合には、コンテンツ出力インターフェース1006は、PWM(Pulse Width Modulation)インターフェースであってもよい。
クライアント装置1000の機能構成の一例が図18に示される。クライアント装置1000は、タイミング制御部1011、出力制御部1012およびコンテンツ記憶部1013を含む。
タイミング制御部1011は、タイミングインターフェース1005を介して、同期タイマ312から現在のタイマ値を搬送する信号を受け取り、データ受信部313からコンテンツ制御情報を搬送する信号を受け取る。タイミング制御部1011は、現在のタイマ値とコンテンツ制御情報とに基づいて、コンテンツ記憶部1013に記憶されているコンテンツの制御タイミング(例えば、出力開始時刻)の到来を伝達するタイミング信号を生成する。タイミング制御部1011は、タイミング信号を出力制御部1012へと出力する。
出力制御部1012は、タイミング制御部1011からタイミング信号を受け取り、コンテンツ記憶部1013からコンテンツを読み出す。出力制御部1012は、タイミング信号に応じて、コンテンツの出力、停止などの制御を適時に行う。なお、出力制御部1012は、出力開始時刻の他に出力終了時刻に基づくタイミング信号を利用してもよい。係るタイミング信号は、フェイルセーフの観点から有効である。また、出力制御部1012は、同期を長期間に亘って安定的に維持するために、周期的なタイミング信号を利用してもよい。
コンテンツ記憶部1013は、ホストインターフェース1004を介して、データ受信部313からコンテンツを搬送する信号を受け取る。コンテンツ記憶部1013には、受信コンテンツが記憶される。コンテンツ記憶部1013に記憶されたコンテンツは、出力制御部1012によって必要に応じて読み出される。
以上説明したように、第3の実施形態に係るコンテンツ同期出力システムは、前述の第1の実施形態および第2の実施形態を映像コンテンツに限らず種々のコンテンツへと拡張したシステムに相当する。従って、このシステムによれば、映像コンテンツ以外のコンテンツを同期出力する場合に、第1の実施形態および第2の実施形態と同一または類似の効果を得ることができる。
なお、各実施形態において説明されたサーバ装置およびクライアント装置は、汎用のコンピュータを基本ハードウェアとして用いることでも実現可能である。例えば、タイミング制御部、再生制御部および出力制御部は、コンピュータに搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることによって実装されてよい。また、映像記憶部およびコンテンツ記憶部は、コンピュータに内蔵または外付けされた種々の記録媒体(例えば、メモリ、HDD、CD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−R)などを適宜利用して実装されてもよい。
プログラムは、コンピュータに予めインストールされていてもよいし、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納して提供されてもよい。プログラムは、インストール可能な形式のファイルまたは実行可能な形式のファイルとして記録媒体に記憶される。記録媒体としては、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリなどである。記録媒体は、プログラムを記憶でき、かつ、コンピュータが読み取り可能であれば、何れであってもよい。また、プログラムを、インターネットなどのネットワークに接続された他のコンピュータ(サーバ)上に格納し、ネットワーク経由でコンピュータ(クライアント)にダウンロードさせてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100,600,900・・・サーバ装置
101,201,301,401,601,701,901,1001・・・CPU
102,202,302,402,602,702,902,1002・・・メモリ
103,403,603,903,1003・・・HDD
104,206,306,404,604,706,904,1004・・・ホストインターフェース
105・・・ネットワークインターフェース
111,411,421,611,911,1011・・・タイミング制御部
112,413,613・・・映像記憶部
200,300,700・・・通信装置
203,303,703・・・通信部
204,304,704・・・信号処理部
205,305,705・・・レジスタ部
211,311,711・・・時刻同期部
212,312,712・・・同期タイマ
213,714・・・データ送信部
307,405,435,605,707,1005・・・タイミングインターフェース
313,323・・・データ受信部
324,713・・・タイミング信号生成部
400,1000・・・クライアント装置
406,606・・・ディスプレイインターフェース
412,612・・・再生制御部
437,607・・・PLL
500,800・・・表示装置
912,1013・・・コンテンツ記憶部
1006・・・コンテンツ出力インターフェース
1012・・・出力制御部

Claims (19)

  1. クロック信号に合わせてカウントアップすることによって第1のタイマ値を更新するタイマと、
    共通のネットワークに属する他の通信装置の内部の第2のタイマ値と前記第1のタイマ値とを同期させるために時刻同期処理を行う同期処理部と、
    コンテンツに対して制御が行われるタイミングを示すコンテンツ制御情報と前記第1のタイマ値とに基づいて、前記コンテンツに対して制御が行われるタイミングの到来を伝達するタイミング信号を生成する信号生成部と
    を具備する、通信装置。
  2. 前記第1のタイマ値に基づいてチャネルにアクセスし、前記コンテンツ制御情報を前記他の通信装置のいずれか1つから受信する受信部をさらに具備する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記同期処理部は、前記第2のタイマ値を示すタイマ制御情報を前記他の通信装置のうちいずれか1つから受信し、当該第2のタイマ値によって前記第1のタイマ値を上書きする、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記同期処理部は、前記第1のタイマ値を示すタイマ制御情報を前記他の通信装置へと送信する、請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記同期処理部は、前記第1のタイマ値を示すタイマ制御情報を前記他の通信装置へと送信し、前記第2のタイマ値を示すタイマ制御情報を前記他の通信装置から受信し、当該第2のタイマ値が前記第1のタイマ値よりも進んでいる場合に当該第2のタイマ値によって当該第1のタイマ値を上書きする、請求項2に記載の通信装置。
  6. 前記タイミング信号は、前記コンテンツの特性情報に基づく周期を持つ、請求項2に記載の通信装置。
  7. 前記信号生成部は、前記受信部の処理負荷が閾値以上である場合に、前記タイミング信号を生成する処理の実行タイミングを当該処理負荷が当該閾値未満である場合に比べて早くなるようにスケジューリングする、請求項2に記載の通信装置。
  8. 前記第1のタイマ値に基づいてチャネルにアクセスし、前記コンテンツ制御情報を前記他の通信装置へと送信する送信部をさらに具備する、請求項1に記載の通信装置。
  9. 前記同期処理部は、前記第1のタイマ値を示すタイマ制御情報を前記他の通信装置へと送信する、請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記第2のタイマ値を示すタイマ制御情報を前記他の通信装置のうちいずれか1つから受信し、当該第2のタイマ値によって前記第1のタイマ値を上書きする、請求項8に記載の通信装置。
  11. 前記同期処理部は、前記第1のタイマ値を示すタイマ制御情報を前記他の通信装置へと送信し、前記第2のタイマ値を示すタイマ制御情報を前記他の通信装置から受信し、当該第2のタイマ値が前記第1のタイマ値よりも進んでいる場合に当該第2のタイマ値によって当該第1のタイマ値を上書きする、請求項8に記載の通信装置。
  12. 前記タイミング信号は、前記コンテンツの特性情報に基づく周期を持つ、請求項8に記載の通信装置。
  13. 前記信号生成部は、前記送信部の処理負荷が閾値以上である場合に、前記タイミング信号を生成する処理の実行タイミングを当該処理負荷が当該閾値未満である場合に比べて早くなるようにスケジューリングする、請求項8に記載の通信装置。
  14. 請求項1に記載の通信装置と、
    クライアント装置と
    を具備し、
    前記クライアント装置は、前記タイミング信号に応じて、前記コンテンツに対して制御を行うコンテンツ制御部を具備する、
    コンテンツクライアント。
  15. サーバ装置と通信装置とを具備し、
    前記サーバ装置は、コンテンツに対して制御が行われるタイミングを示すコンテンツ制御情報を生成するタイミング制御部を具備し、
    前記通信装置は、
    クロック信号に合わせてカウントアップすることによって第1のタイマ値を更新するタイマと、
    共通のネットワークに属する他の通信装置の内部の第2のタイマ値と前記第1のタイマ値とを同期させるために時刻同期処理を行う同期処理部と、
    前記第1のタイマ値に基づいてチャネルにアクセスし、前記コンテンツ制御情報を前記他の通信装置へと送信する送信部と
    を具備する、
    コンテンツサーバ。
  16. 前記同期処理部は、前記第1のタイマ値を示すタイマ制御情報を前記他の通信装置へと送信する、請求項15に記載のコンテンツサーバ。
  17. 前記第2のタイマ値を示すタイマ制御情報を記他の通信装置のうちいずれか1つから受信し、当該第2のタイマ値によって前記第1のタイマ値を上書きする、請求項15に記載のコンテンツサーバ。
  18. 前記同期処理部は、前記第1のタイマ値を示すタイマ制御情報を前記他の通信装置へと送信し、前記第2のタイマ値を示すタイマ制御情報を前記他の通信装置から受信し、当該第2のタイマ値が前記第1のタイマ値よりも進んでいる場合に当該第2のタイマ値によって当該第1のタイマ値を上書きする、請求項15に記載のコンテンツサーバ。
  19. 前記通信装置は、前記コンテンツ制御情報と前記第1のタイマ値とに基づいて、前記コンテンツに対して制御が行われるタイミングの到来を伝達するタイミング信号を生成する信号生成部をさらに具備し、
    前記サーバ装置は、前記タイミング信号に応じて、前記コンテンツに対して制御を行うコンテンツ制御部をさらに具備する、
    請求項15に記載のコンテンツサーバ。
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