JP2016042191A - 撮像装置 - Google Patents

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【課題】空間的な解像度を維持した場合に、広い測定範囲にわたる距離計測および分解能の高い距離計測を両立し得る画像信号を取得する。【解決手段】被写体Aからの光を集光する撮像レンズ7と、該撮像レンズ7により集光された光を撮影して画像信号を検出する撮像素子10と、撮像レンズ7により結像される実像を、撮像素子10の撮像面に結像させる位置に配置されたマイクロレンズアレイ9とを備え、該マイクロレンズアレイ9が、焦点距離が等しく、かつ、有効径が異なる2種以上のマイクロレンズをアレイ状に配列して構成されており、該マイクロレンズがそれぞれ、撮像素子10の複数の画素に像を結像させる撮像装置1を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関するものである。
従来、距離計測を行う撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この撮像装置は、被写体からの光を集光する撮像レンズと、該撮像レンズにより集光された光を撮影する撮像素子との間の、撮像レンズによって形成される実像と撮像素子との間に配される位置に配置されたマイクロレンズアレイを備えている。
撮像レンズにより集光された光は、実像を結んだ後にマイクロレンズアレイを構成する各マイクロレンズによってそれぞれ撮像素子の撮像面の異なる位置に結像される。これにより、マイクロレンズ毎に視差画像が得られる。そして、得られた視差画像に対してステレオマッチングを行うことにより被写体までの距離が計測される。
特許第4752031号公報
しかしながら、距離の分解能はマイクロレンズの直径に比例する一方、距離の測定可能範囲はマイクロレンズアレイの直径に反比例する。このため、特許文献1の撮像装置では、空間的な解像度を維持した場合には、距離の分解能向上と距離の測定範囲拡大とがマイクロレンズの直径に関してトレードオフの関係となり、広い測定範囲にわたる距離計測および分解能の高い距離計測を両立し得る画像信号を取得することができないという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、空間的な解像度を維持した場合に、広い測定範囲にわたる距離計測および分解能の高い距離計測を両立し得る画像信号を取得することができる撮像装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、被写体からの光を集光する撮像レンズと、該撮像レンズにより集光された光を撮影して画像信号を検出する撮像素子と、前記撮像レンズにより結像される実像を、前記撮像素子の撮像面に結像させる位置に配置されたマイクロレンズアレイと、を備え、該マイクロレンズアレイが、焦点距離が等しく、かつ、有効径が異なる2種以上のマイクロレンズをアレイ状に配列して構成されており、該マイクロレンズがそれぞれ、前記撮像素子の複数の画素に像を結像させる撮像装置を提供する。
本態様に係る撮像装置によれば、撮像レンズにより集光された被写体からの光は、撮像レンズの焦点面において実像を結像した後、焦点面に対して光軸方向に間隔をあけて配置されたマイクロレンズアレイに入射され、マイクロレンズアレイを構成している各マイクロレンズによって個別に撮像素子の撮像面に結像される。これにより、撮像素子には、マイクロレンズ毎に被写体の複数の像が取得される。取得された複数の像は、視差を有しているため、ステレオマッチング等によって、被写体までの距離を算出することが可能となる。
この場合において、本態様に係る撮像装置によれば、マイクロレンズアレイが、有効径の異なる複数種のマイクロレンズを配列することにより構成されているので、有効径の大きなマイクロレンズによって、分解能が高いが範囲の狭い距離情報の取得が可能となり、有効径の小さなマイクロレンズによって、分解能は低いが範囲の広い距離情報の取得が可能となる。その結果、両方の距離情報を有する画像を取得することができ、空間的な解像度を維持した場合に、広い測定範囲にわたる距離計測および分解能の高い距離計測を両立し得る画像信号を取得することができる。
また、撮像素子により検出された同一種類の複数の前記マイクロレンズにそれぞれ割り当てられた複数の画素からの画像信号を用いてステレオマッチングを行って、前記マイクロレンズの種類別に複数種類の距離情報を算出する種類別距離情報算出部と、該種類別距離情報算出部により算出された一の種類の距離情報を用いて、他の種類の距離情報を補間する補間部とを備えることで、異なる有効径を有する複数種のマイクロレンズを介して撮像素子により検出された複数種の画像信号を用いて、距離情報算出部により複数種の距離情報が算出され、これにより、広い測定範囲にわたる距離計測および分解能の高い距離計測を両立することができる。特に、撮像素子により画像信号が検出されると、種類別距離情報算出部が、同一種類の複数のマイクロレンズに割り当てられた複数の画素からの画像信号を用いてステレオマッチングを行うことにより、マイクロレンズの種類別に複数種類の距離情報を算出する。そして、補間部が、位置の種類の距離情報を用いて、他の種類の距離情報を補間することにより、広い測定範囲にわたる距離計測および分解能の高い距離計測を両立することができる。
上記態様においては、前記マイクロレンズアレイが、一方の種類の前記マイクロレンズを他方の種類の前記マイクロレンズで挟むように2種類の前記マイクロレンズを配列してなっていてもよい。
このようにすることで、一方の種類のマイクロレンズの位置における距離情報を、それを挟む他方の種類のマイクロレンズの位置における距離情報によって、精度よく補間することができる。
例えば、一方の種類のマイクロレンズの有効径が他方の種類のマイクロレンズの有効径より小さい場合、一方の種類のマイクロレンズを介して得られる距離情報の分解能は他方の種類のマイクロレンズを介して得られる距離情報の分解能より低い。しかし、両側を挟む他方の種類のマイクロレンズによって得られる分解能の高い距離情報によって補間することにより、分解能の高い距離情報を得ることができる。
逆に、一方の種類のマイクロレンズの有効径が他方の種類のマイクロレンズの有効径より大きい場合、一方の種類のマイクロレンズを介して得られる距離情報の範囲は他方の種類のマイクロレンズを介して得られる距離情報の範囲より狭い。しかし、両側を挟む他方の種類のマイクロレンズによって得られる広い範囲の距離情報によって補間することにより、一方の種類のマイクロレンズを介しては取得できなかった範囲外の距離情報を得ることができる。
また、上記態様においては、前記マイクロレンズアレイが、一方の種類の前記マイクロレンズを他方の種類の前記マイクロレンズで異なる2方向から挟むように2種類の前記マイクロレンズを配列してなっていてもよい。
このようにすることで、一方の種類のマイクロレンズの位置における距離情報を、それを挟む他方の種類のマイクロレンズの位置における距離情報によって、さらに精度よく補間することができる。
また、上記態様においては、各前記マイクロレンズに、該マイクロレンズの有効径を決定する絞りが設けられていてもよい。
このようにすることで、マイクロレンズ自体の大きさではなく、絞りの開度によって有効径を決定することができる。
また、本発明の参考例としての発明は、上記態様において、前記補間部が、有効径の大きい方のマイクロレンズに割り当てられた画素からの画像信号を用いて算出された距離情報を用いて、有効径の小さい方のマイクロレンズに割り当てられた画素からの画像信号を用いて算出された距離情報を補間してもよい。
このようにすることで、有効径の大きい方のマイクロレンズに割り当てられた画素からの画像信号を用いて算出された分解能の高い距離情報により、有効径の小さい方のマイクロレンズに割り当てられた画素からの画像信号を用いて算出された分解能の低い距離情報が補間され、全体として精度の高い画像信号を得ることができる。
また、上記態様においては、いずれかの前記マイクロレンズを通過した光が、隣接する前記マイクロレンズに対応する画素に入射しないように遮蔽する遮光部材を備えていてもよい。
このようにすることで、隣接するマイクロレンズを通過した光が遮光部材によって遮蔽され、撮像素子上において混じり合うクロストークの発生を未然に防止することができる。
本発明によれば、空間的な解像度を維持した場合に、広い測定範囲にわたる距離計測および分解能の高い距離計測を両立し得る画像信号を取得することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る撮像装置を示す全体構成図である。 図1の撮像装置に備えられたマイクロレンズアレイの一例を示す正面図である。 図1の撮像装置に備えられた距離情報算出部を示すブロック図である。 図2のマイクロレンズアレイの作用を説明する正面図である。 図2のマイクロレンズアレイの作用を説明する側面図である。 図1の距離情報算出部に備えられた補間部の処理を説明する図である。 図2のマイクロレンズアレイの他の配列例を説明する正面図である。 図2のマイクロレンズアレイの他の配列例を説明する正面図である。 図2のマイクロレンズアレイの他の配列例を説明する正面図である。 図2のマイクロレンズアレイの他の形態を説明する正面図である。 図2のマイクロレンズアレイの他の形態を説明する正面図である。 図5の変形例を示す側面図である。
本発明の一実施形態に係る撮像装置1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る撮像装置1は、図1に示されるように、被写体Aを撮影する撮像部2と、該撮像部2により取得された画像信号を処理する画像処理部3と、撮像部2を制御する撮像制御部4と、画像処理部3および撮像制御部4を制御する制御部5と、該制御部5に対して外部信号を入力するI/F部6とを備えている。
撮像部2は、被写体A側から順に、被写体Aに対向して配置される撮像レンズ7と、該撮像レンズ7を通過した光の光束径を決定する開口絞り8と、撮像レンズ7の後側焦点位置に形成される実像Bに対して光軸方向に被写体Aから遠ざかる方向に間隔をあけて配置されたマイクロレンズアレイ9と、該マイクロレンズアレイ9に対してさらに光軸方向に間隔をあけて配置され、マイクロレンズアレイ9を通過した光を撮影する撮像素子10とを備えている。
撮像レンズ7にはAFモータ11が接続されている。撮像レンズ7は、撮像制御部4からの指令信号に応じてAFモータ11が駆動させられることにより、光軸方向に移動させられて、被写体Aに前側焦点を一致させるようになっている。なお、図1中、撮像レンズ7は単一のレンズとして表示しているが、実際には、光軸方向に配列された複数のレンズからなり、少なくとも1つのレンズがAFモータ11によって光軸方向に移動させられるようになっている。
開口絞り8には開度調節モータ12が接続されている。開口絞り8は、撮像制御部4からの指令信号に応じて開度調節モータ12が駆動させられることにより、開度が調節されて、入射光量が調節されるようになっている。
マイクロレンズアレイ9は、図2に示されるように、異なる直径を有する2種類のマイクロレンズ9a,9bを直径方向に交互に配列することにより構成されている。これらの2種のマイクロレンズ9a,9bは、焦点距離が同一で有効径が相違している。このように配列することで、大きい方のマイクロレンズ9aは、小さい方のマイクロレンズ9bによって四方を取り囲まれ、同時に、小さい方のマイクロレンズ9bも大きい方のマイクロレンズ9aによって四方を取り囲まれる関係になっている。
その結果、一方の種類のマイクロレンズ9a(9b)は、他方の種類のマイクロレンズ9b(9a)によって上下左右の2方向から挟まれている。
撮像素子10は、例えば、RGB原色系の単板CCDである。
画像処理部3は、図1に示されるように、撮像素子10により検出された画像信号をディジタル信号に変換するA/D変換器13と、ディジタル信号に変換された画像信号を一時的に格納するバッファ14と、バッファ14に格納された単板状態の画像信号を処理して三板状態の画像信号を生成する信号処理部15と、信号処理部15により生成された画像信号を用いて、撮像レンズ7から被写体Aまでの距離情報を算出する距離情報算出部16とを備えている。
信号処理部15は、制御部5からの指令信号に基づいてバッファ14上の単板状態の画像信号を読み込み、公知のデモザイキング処理やホワイトバランス処理を行った後の各画素の画像信号から3板状態の画像信号を生成するようになっている。
距離情報算出部16は、図3に示されるように、信号処理部15で生成された画像信号を一時的に格納するバッファ17と、該バッファ17に格納された画像信号に基づいてマッチング処理を行うマッチング部18と、該マッチング部により求められた座標値を用いて、撮像レンズ7から被写体Aまでの距離をマイクロレンズ9a,9b毎に算出する距離算出部19と、距離算出部19により算出された距離を格納するバッファ20と、該バッファ20に格納された距離を用いて補間処理を行う補間部21とを備えている。
マッチング部18は、バッファ17に格納された画像信号を用いて公知のステレオマッチング処理を行い、視差を伴う複数の画像において対応する座標値を算出するようになっている。
具体的には、図4に示される例では、直径が大きい方のマイクロレンズ9aの1つであるマイクロレンズAに対応する撮像素子10の画素領域で撮影された画像と、直径が大きい方の他のマイクロレンズ9aであるマイクロレンズAに対応する撮像素子10の画素領域で撮影された画像とを用いてステレオマッチング処理を行い、例えば、2つの画素領域間で対応する画素のx方向の座標値を求める。
図4において、マイクロレンズA,Aに対応する画素領域におけるステレオマッチング処理の基線長はΦ+Φである。ここで、Φは大きい方のマイクロレンズ9aの有効径、Φは小さい方のマイクロレンズ9bの有効径である。
距離算出部19は、マイクロレンズアレイ9と実像Bとの距離z、および撮像レンズ7の結像倍率Mを用いて、撮像レンズ7と被写体Aとの距離Zを、下式(1)により求めるようになっている。
Z=z/M=f・(Φ+Φ)/(x−x) ・・・(1)
ここで、fはマイクロレンズ9a,9bの焦点距離、x,xは2つの画素領域間で対応する画素のx方向の座標値である。
また、距離算出部19は、小さい方のマイクロレンズ9bであるマイクロレンズB,Bについても同様にステレオマッチング処理を行い、撮像レンズ7と被写体Aとの距離Zを算出するようになっている。
ここで、距離の分解能Δzおよび距離の測定範囲ΔRについて、図5を参照して説明する。
図5においてはマイクロレンズ9a,9bの結像倍率がd/4d=1/4である。小さい方のマイクロレンズ9bの直径をΦ、大きい方のマイクロレンズ9aの直径を2Φとすると、領域Rにおける基線長は6Φ、領域R,Rにおける基線長は3Φである。
領域R,R,Rの各々における距離の分解能ΔzR1,ΔzR2,ΔzR3は下式(2)により算出される。
ΔzR1=εμ・Z/6Φ
ΔzR2=ΔzR3=εμ・Z/3Φ ・・・(2)
ここで、εμは、ステレオマッチング処理における対応点の誤差を示す。
上記式(2)から、領域Rにおける距離の分解能ΔzR1と、領域R,Rにおける距離の分解能ΔzR2,ΔzR3の比は、1:2になっていることがわかる。
また、図5に示されるように、領域R,Rは直径2Φのマイクロレンズ9aが視差画像を形成し、領域Rは直径Φのマイクロレンズ9bが視差画像を形成している。このため、距離の測定範囲ΔRR1,ΔRR2,ΔRR3は、下式(3)の通りとなる。
式(3)から領域Rにおける距離の測定範囲ΔRR2が最も長いことがわかる。
ΔRR1=ΔRR3=(Z・δ・F・S)/(f・2Φ+Z・δ・F・S)
+(Z・δ・F・S)/(f・2Φ−Z・δ・F・S)
ΔRR2=(Z・δ・F・S)/(f・Φ+Z・δ・F・S)
+(Z・δ・F・S)/(f・Φ−Z・δ・F・S) ・・・(3)
補間部21は、図6に示される距離の分解能ΔZの性能が高い領域R1n(n=1,2,…,C)の距離情報ZR1nを用いて、間に挟まれる領域R3n(n=1,2,…,B)の距離情報ZR3nを下式(4)に示されるように補間するようになっている。式(4)は、例えば、距離情報ZR34を補間する場合を示している。
R34=(ZR12+ZR14+ZR15+ZR18)/4 ・・・(4)
ここで、ZR34,ZR12,ZR14,ZR15,ZR18は領域R34,R12,R14,R15,R18の距離情報である。
式(4)では、領域R34の距離情報ZR34を補間する場合について説明したが、補間部21は、他の領域R3nについても同様な処理を行い、距離情報ZR3nを補間するようになっている。
また、補間部21は、距離の測定範囲ΔRの広い領域R2n(n=1,2,…,C)の距離情報ZR2nを用いて、間に挟まれる領域R1n,R3n(n=1,2,…,)の距離情報ZR3nを下式(5)に示されるように補間するようになっている。式(5)は、例えば、距離情報ZR15,ZR34を補間する場合を示している。
R15=ZR25
R34=(ZR22+ZR24+ZR25+ZR28)/4 ・・・(5)
ここで、ZR15,ZR25,ZR22,ZR24,ZR25,ZR28は領域R15,R25,R22,R24,R25,R28の距離情報である。
式(5)では、領域R15,R34の距離情報ZR15,ZR34を補間する場合について説明したが、補間部21は、他の領域R1n,R3nについても同様な処理を行い、距離情報ZR1n,ZR3nを補間するようになっている。
このように構成された本実施形態に係る撮像装置1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る撮像装置1を用いて、被写体Aと撮像レンズ7との間の距離Zを計測するには、I/F部6を介してISO感度、露出などの撮影条件を設定した後、図示しないシャッタボタンを半押しにすることにより、プリ撮影モードに入る。被写体Aからの光は撮像レンズ7を介して撮像部2内に入り、実像Bを結像した後にマイクロレンズアレイ9によって集光され撮像素子10により撮影される。撮像素子10により取得された画像信号は、A/D変換器13によってディジタル信号に変換された後、バッファ14に転送され格納される。
バッファ14内に格納された画像信号は撮像制御部4に送られる。撮像制御部4は、送られてきた画像信号中の輝度レベルを用いて開口絞り8の開度調節モータ12を制御し、撮像素子10における電子シャッタ速度を制御する。また、撮像制御部4は、撮像レンズ7のAFモータ11を制御して、画像信号から所定領域におけるコントラスト値を算出し,該コントラスト値が最大になるように撮像レンズ7を所定の焦点距離に設定する。
この状態で、シャッタボタンを全押しすることにより、本撮影が行われる。本撮影は、撮像制御部4において求められた焦点距離および露光条件に基づいて行われ、取得された画像信号は、A/D変換器13によってディジタル信号に変換され、バッファ14に転送されて格納される。その後、バッファ14内の画像信号は信号処理部15に転送される。
信号処理部15においては、バッファ14内から転送されてきた単板状態の画像信号に対し、公知のデモザイキング処理およびホワイトバランス処理が行われた各画素RGBの三板状態の画像信号が生成される。生成された画像信号は距離情報算出部16に転送される。
距離情報算出部16においては、信号処理部15から送られてきた画像信号がバッファ17内に格納される。そして、バッファ17内に格納された画像信号に対して、マッチング部18において、被写体Aに対する公知のステレオマッチング処理が行われ、複数の視差画像に対する対応する座標値が算出される。このとき、同種のマイクロレンズ9a,9bを介して、各マイクロレンズ9a,9bに対応する撮像素子10の画素領域において撮影された画像信号どうしのステレオマッチング処理により、対応する座標値が算出される。
距離算出部19は、マッチング部18において取得された座標値を用いて撮像レンズ7から被写体Aまでの距離を算出する。
同種のマイクロレンズ9a,9bに対応する画素領域についてそれぞれ算出された距離情報Zは、バッファ20に転送され、その後、補間部21に転送されて、補間される。
すなわち、本実施形態に係る撮像装置1によれば、異なる有効径を有する2種類のマイクロレンズ9a,9bを交互に配列してなるマイクロレンズアレイ9を用いているので、大きなマイクロレンズ9aを介して撮像素子10により取得された画像信号からは、分解能の高い距離計測を行うことができ、小さなマイクロレンズを介して撮像素子により取得された画像信号からは、広い範囲にわたる距離計測を行うことができる。その結果、空間的な解像度を維持した場合に、広い測定範囲にわたる距離計測および分解能の高い距離計測を両立し得る画像信号を取得することができるという利点がある。
また、本実施形態に係る撮像装置1によれば、取得された画像信号から距離算出部19によりマイクロレンズ9a,9bの種類別に距離が算出され、補間部21において、各種類別の距離の性能を補い合うように補間処理が行われるので、空間的な解像度を維持した場合に、広い測定範囲にわたる距離計測および分解能の高い距離計測を両立することができる。
また、本実施形態に係る撮像装置1によれば、2種類のマイクロレンズ9a,9bが、お互いに上下左右の2方向から挟むように交互に配置されているので、間に挟まれたマイクロレンズ9a,9bに対応して取得された画像信号に基づく距離情報を、4つのマイクロレンズ9a,9b取得された画像信号に基づく距離情報によって、より精度よく補間することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、マイクロレンズアレイ9、直径の異なる2種類のマイクロレンズ9a,9b構成されていることとしたが、これに代えて、3種類以上のマイクロレンズを配列して構成することにしてもよい。
また、マイクロレンズ9a,9b異ならせるために、直径の異なる2種類のマイクロレンズ9a,9bをアレイ状に配列することとしたが、これに代えて、各マイクロレンズ9a,9bに該マイクロレンズの有効径を決定する絞りを設け、該絞りの開度を異ならせることにより、各マイクロレンズ9a,9bの有効径を異ならせることにしてもよい。
また、本実施形態においては、マイクロレンズアレイ9として、千鳥状に配置した一種類のマイクロレンズ9aの隙間を埋めるように他の種類のマイクロレンズ9bを千鳥状に配置したが、これに代えて、図7〜図9に示されるように、他の配列を採用してもよい。図2と図9はマイクロレンズ9a,9bの撮像素子10に対する配列方向を異ならせたものである。
また、円形のマイクロレンズ9a,9bを配列することによりマイクロレンズアレイ9を構成したが、これに代えて、図10に示されるような矩形のマイクロレンズ、あるいは、図11に示されるような8角形と4角形のマイクロレンズを配列することにしてもよい。
また、撮像レンズ7のF値によっては、撮像素子10上でクロストークが発生しないように、図12に示すように、マイクロレンズアレイ9と撮像素子10との間の空間を区画する遮光部材22を配置することにしてもよい。このようにすることで、隣接するマイクロレンズ9a,9bを通過した光が各マイクロレンズ9a,9bに対応する撮像素子10の画素領域に入射することを防止してクロストークの発生を抑制することができる。遮光部材22は、マイクロレンズ9a,9bや撮像素子10に直接貼り付けることにしてもよい。
また、本実施形態においては、撮像素子10としてCCDを例示したが、これに代えて、CMOSイメージセンサを採用してもよい。
また、信号処理部15において、公知のデモザイキング処理およびホワイトバランス処理が行われた各画素RGBの三板状態の画像信号を生成することにしたが、これに代えて、さらに、式(6)を用いてYCbCr信号に変換してもよい。
Figure 2016042191
また、本実施形態においては、一方の種類のマイクロレンズ9aに対応して取得された距離情報を、その4方に配置された他方の種類のマイクロレンズ9bに対応して取得された距離情報により補間することとしたが、これに代えて、2方に配置された他方の種類のマイクロレンズ9bに対応して取得された距離情報により補間してもよいし、8方に配置された他方の種類のマイクロレンズ9bに対応して取得された距離情報により補間してもよい。
A 被写体
1 撮像装置
7 撮像レンズ
9 マイクロレンズアレイ
9a,9b マイクロレンズ
10 撮像素子
16 距離情報算出部
19 距離算出部(種類別距離情報算出部)
21 補間部
22 遮光部材

Claims (5)

  1. 被写体からの光を集光する撮像レンズと、
    該撮像レンズにより集光された光を撮影して画像信号を検出する撮像素子と、
    前記撮像レンズにより結像される実像を、前記撮像素子の撮像面に結像させる位置に配置されたマイクロレンズアレイと、を備え、
    該マイクロレンズアレイが、焦点距離が等しく、かつ、有効径が異なる2種以上のマイクロレンズをアレイ状に配列して構成されており、
    該マイクロレンズがそれぞれ、前記撮像素子の複数の画素に像を結像させる撮像装置。
  2. 前記マイクロレンズアレイが、一方の種類の前記マイクロレンズを他方の種類の前記マイクロレンズで挟むように2種類の前記マイクロレンズを配列してなる請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記マイクロレンズアレイが、一方の種類の前記マイクロレンズを他方の種類の前記マイクロレンズで異なる2方向から挟むように2種類の前記マイクロレンズを配列してなる請求項2に記載の撮像装置。
  4. 各前記マイクロレンズに、該マイクロレンズの有効径を決定する絞りが設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. いずれかの前記マイクロレンズを通過した光が、隣接する前記マイクロレンズに対応する画素に入射しないように遮蔽する遮光部材を備える請求項1から請求項4のいずれかに記載の撮像装置。
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