JP2016041455A - ドリル - Google Patents

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Abstract

【課題】 段部における仕上げ刃のチッピングと破損(欠損)の両方を低減できるドリルを提供する。
【解決手段】 切れ刃111、112を備えた小径部110と、小径部110より外径が大きいとともに仕上げ刃121、122を備えた大径部120とを有し、小径部110と大径部120は連結されて段部が設けられ、前記段部に大径部120の仕上げ刃121、122が配置されてなるドリル100は、大径部120の仕上げ刃121、122は小径部110の切れ刃111、112よりすくい角が小さく形成されており、ドリル100の長手方向に対して直交する方向又は略直交する方向に仕上げ刃121、122から所定の高さで前記段部に沿って延びる肉厚部125、126が設けられており、肉厚部125、126はドリル100が軸線Oの回りに回転する際に仕上げ刃125、126を後側から支持するように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は孔加工に使用するドリルに関する。特に、クロス孔(交差する孔)を形成するのに好適なドリルや、クロス孔だけでなく貫通穴加工の出口部のバリ対策に有効なドリルに関する。
図11は通常のドリルを用いて穿孔したクロス孔の第2の孔を第1の孔から見た状態を示す模式図である。図11に示すように、通常のドリルを用いて、金属等からなる被削材Sに第1の孔S1を穿孔してから、第1の孔S1に交差するように第2の孔S2を穿孔してクロス孔を形成している。このようにクロス孔を形成すると、第1の孔と第2の孔が連通した部分に第2の孔S2から第1の孔S1に向かって突出するバリbrが発生してしまう。このバリbrを除去するために、ドリルとは別の工具を用いてバリbrを除去したり、切れ刃を備えた小径部と仕上げ刃を備えた大径部とを有するドリルを用いて第2の孔を穿孔したりする場合がある(特許文献2)。
一般的にバリの発生を防止するドリルは様々考案されており、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のドリルは、刃先が側方から見てW字状であり、中央の第1刃と両側の第2刃とを有している。この第2刃は末広がり状に開いている。これによると、第1刃で孔を開けて第2刃でその孔の周縁部を輪状に切り取ることができ、被削材に対してきれいな円形輪郭をもつ孔が形成される。
図12は特許文献2に記載のドリルを用いて被削材に第2の孔を穿孔する状態を示す一部切り欠き斜視断面図である。図12に示すように、特許文献2にはドリル10(段付きドリル)が記載されている。このドリル10は、切れ刃11a(刃先)を備えた小径部11と仕上げ刃12aを備えた大径部12とを有しており、大径部12の仕上げ刃12aが末広がり状に開いている。これにより、小径部11の切れ刃11aを用いて被削材Sに第2の孔の下孔S2aを開けてから大径部12の仕上げ刃12aを用いて下孔S2aより大きい孔を開けて、被削材Sに第2の孔を形成するので、バリの発生を低減できる。
実開昭55−011898号公報 特開2014−054680号公報
特許文献2に記載のドリルのように、切れ刃11aを備えた小径部11と仕上げ刃12aを備えた大径部12とを有するドリル10を用いて被削材Sに第2の孔を穿孔する場合、このドリル10の仕上げ刃12aは機能上被削材Sの外周の曲率に適合させて鋭利な刃先角になるため、短時間でチッピングが発生し、このチッピングが原因で第2の孔にバリが発生して使用に耐えられなくなってしまうという問題がある。この問題を解決するために、仕上げ刃12aのすくい角をねじれ溝のねじれ角より小さくすると、仕上げ刃12aの刃先の厚みが大きくなり仕上げ刃12aの刃先強度を増加させることができる。しかしながら、仕上げ刃12aのすくい角が小さくなると、仕上げ刃12aの部分の切削抵抗が増加するとともに、この切削抵抗の分力要素が変化(分離抵抗の減少と変形抵抗の増加)するので、仕上げ刃12aが破損(欠損)しまうという問題がある。なお、本願発明者は実験によって変形抵抗が仕上げ刃12aの刃進行方向に対して相反する方向に作用することを確認した。
また、特許文献1に記載されたドリルの第2刃と、特許文献2に記載された段付きドリルの仕上げ刃12aとはいずれも末広がり状に開いていることにより、刃先の厚みが小さくなり、強度が弱くなるのでチッピングし易いという問題がある。この問題点を解決するために、刃のすくい角を小さくすると、切削抵抗が大きくなり欠損し易くなってしまうという問題がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、大径部の仕上げ刃のチッピングと破損(欠損)との両方を低減できるドリルを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明のドリルは、切れ刃を備えた小径部と、前記小径部より外径が大きいとともに仕上げ刃を備えた大径部とを有し、前記小径部と前記大径部は連結されて段部が設けられ、前記段部に前記大径部の前記仕上げ刃が配置されてなるドリルであって、前記大径部の前記仕上げ刃は前記小径部の前記切れ刃よりすくい角が小さく形成されており、前記ドリルの長手方向に対して直交する方向又は略直交する方向に前記仕上げ刃から所定の高さで前記段部に沿って延びる肉厚部が設けられており、前記肉厚部は前記ドリルが軸線回りに回転する際に前記仕上げ刃を後側から支持するように構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、前記大径部の前記仕上げ刃は前記小径部の前記切れ刃よりすくい角が小さく形成されており、前記ドリルの長手方向に対して直交する方向又は略直交する方向に前記仕上げ刃から所定の高さで前記段部に沿って延びる肉厚部が設けられており、前記肉厚部は前記ドリルが軸線回りに回転する際に前記仕上げ刃を後側から支持するように構成されていることにより、前記仕上げ刃のすくい角によって前記仕上げ刃の刃先の厚みを大きくして前記仕上げ刃のチッピングを低減でき、前記ドリルが軸線回りに回転する際に前記肉厚部は前記仕上げ刃を後側から支持するので、前記仕上げ刃の進行方向に相反する方向に作用する変形抵抗に対抗する強度を前記肉厚部によって持たせることができ、前記仕上げ刃の破損(欠損)を低減できる。
ここで、すくい角とはドリルの長手方向に延びる軸線と、刃のすくい面に沿って延びる仮想延長線とのなす角度である。前記小径部の前記切れ刃のすくい角は10°から45°の範囲内であるとともに、前記大径部の前記仕上げ刃のすくい角は10°から−40°の範囲内であることが望ましい。これにより、前記仕上げ刃の刃先強度を物理的に最大220%程度増加させることができる。このとき、前記仕上げ刃のすくい角が負になると切削抵抗が増加するが、ドリルの刃全体としての影響は前記仕上げ刃と前記切れ刃との構成比率の関係になるので限定的である。つまり、前記切れ刃で下孔を穿孔してから前記仕上げ刃で下孔より大きい孔を穿孔するので、前記仕上げ刃だけで穿孔する場合に比べて、前記仕上げ刃の切削抵抗の影響が小さい。なお、前記小径部の前記切れ刃のすくい角は前記ドリルのねじれ溝のねじれ角と同一であってもよい。前記仕上げ刃のすくい面は平面状であってもよいし、曲面状であってもよいし、ねじれていてもよい。言い換えると、前記仕上げ刃のすくい面は当該すくい面を側方から見て直線状であってもよいし、曲線状であってもよいし、ねじれていてもよい。
本発明の一態様においては、前記肉厚部は2つ設けられており、前記ドリルの外周の互いに反対側にそれぞれ配置されており、前記肉厚部は前記大径部の直径に対応する高さを備えており、前記肉厚部の表面は円滑に形成されている。これによれば、穿孔時に前記肉厚部が孔の径方向の2箇所で孔の内周に接触するので、前記肉厚部を介してドリルを孔に支持でき、ドリルの軸揺れを低減できる。
ここで、前記肉厚部が前記大径部の直径に対応する高さを備えているとは、前記ドリルの軸線から当該軸線に直交する方向に前記肉厚部の表面までの距離が前記ドリルの前記大径部の半径になっていることをいい、前記肉厚部の表面が前記大径部の最も外側に位置しているという意味である。前記肉厚部が2つ設けられており、ドリルの外周の互いに反対側にそれぞれ配置されている場合には、一方の前記肉厚部の表面から前記ドリルの軸線に直交する方向に前記ドリルの軸線を通って他方の前記肉厚部の表面までの距離が前記大径部の直径になっている。
なお、前記肉厚部が3つ以上設けられている場合には、前記肉厚部はドリルの軸線回りに互いに間隔を開けて周回状に配置されており、前記肉厚部は前記大径部の直径に対応する高さを備えており、前記肉厚部の表面は円滑に形成されていることが望ましい。これにより、前記肉厚部は孔の内周に周回状に接触可能に構成されている。したがって、前記肉厚部を介してドリルを孔に支持でき、ドリルの軸揺れを低減できる。
本発明の別の態様においては、前記肉厚部は前記仕上げ刃に対して反対側の後側端縁と、前記小径部に対して反対側(ドリルのシャンク側)の基端側端縁とを有しており、前記後側端縁から前記肉厚部の外側に高さが漸次減少して表面がなだらかに傾斜しており、前記基端側端縁から前記肉厚部の外側に高さが漸次減少して表面がなだらかに傾斜している。これによれば、前記肉厚部と孔との接触が前記後側端縁と前記基端側端縁とのそれぞれから前記肉厚部の外側に徐々に離れるので、前記後側端縁と前記基端側端縁とがそれぞれ角になっている場合に比べて、孔の内周に傷痕が付いてしまうことを低減できる。特に、被削材がアルミニウムの如く柔らかい材質である場合や被削材の厚みが薄い場合に有益である。
本発明の他の態様においては、前記小径部と前記大径部の全体に亘って螺旋状のねじれ溝が刻設されており、前記大径部における前記ねじれ溝の両側端のうち前記小径部側の側端部に支持部が設けられており、前記支持部は前記大径部の直径に対応する高さを備えているとともに、前記ねじれ溝に沿って螺旋状に延びており、前記支持部と前記肉厚部は前記仕上げ刃側でL字状に連結されており、前記支持部と前記肉厚部の連結部分のうち前記支持部と前記肉厚部とで囲まれる内側が円弧状に湾曲している。これによれば、前記支持部と前記肉厚部の連結部分のうち前記支持部と前記肉厚部とで囲まれる内側が屈曲している場合に比べて、連結部分への応力集中を低減でき、前記仕上げ刃の再研磨によって前記肉厚部の幅長が薄くなった場合でも前記仕上げ刃の破損(欠損)を低減できる。
以上、説明したように本発明によれば、大径部の仕上げ刃は前記小径部の切れ刃よりすくい角が小さく形成されており、ドリルの長手方向に対して直交する方向又は略直交する方向に仕上げ刃から所定の高さで段部に沿って延びる肉厚部が設けられているので、仕上げ刃のチッピングと破損(欠損)との両方を低減できるという優れた効果を奏し得る。
本発明に係る実施形態のドリルを正面側から見た斜視図である。 本実施形態のドリルの正面図である。 本実施形態のドリルの背面図である。 本実施形態のドリルの左側面図である。 本実施形態のドリルの平面図(a)と底面図(b)である。 図5(b)の拡大図である。 本実施形態のドリルを正面と左側面の間から見た斜視図である。 図7の一点鎖線Iで囲んだ部分を示す拡大図である。 図4のII−II線で切断したドリルの先端部を示す拡大斜視図である。 図4のIII−IV線で切り欠いたドリルの一部切り欠き斜視断面図である。 通常のドリルを用いて穿孔したクロス孔の第2の孔を第1の孔から見た状態を示す模式図である。 特許文献2に記載のドリルを用いて被削材に第2の孔を穿孔する状態を示す一部切り欠き斜視断面図である。
以下、本発明に係る実施形態のドリルについて詳細に説明する。図1は本発明に係る実施形態のドリルの正面側から見た斜視図である。図2は本実施形態のドリルの正面図である。図3は本実施形態のドリルの背面図である。図4は本実施形態のドリルの左側面図である。本実施形態のドリルの右側面図は図4の左側面図と同一であり、省略する。なお、図中において、矢印A示す方向を先端側とし(図1から図4までと図7から図10までは紙面の下側)、その反対方向の矢印Bで示す方向を基端側とする(図1から図4までと図7から図10までは紙面の上側)。これら先端側と基端側は相対的な位置関係を示すものであり、重力方向に対する絶対的な位置関係を示すものではない。
図1から図4までに示すように、ドリル100はツイストドリルであり、円柱状の1本の素材から一体形成されている。例えば、ドリル100は超硬合金からなり、必要に応じてコーティングが施されていてもよい。
このドリル100は2つのねじれ溝101、102を有している。これら2つのねじれ溝101、102は螺旋状の溝であり、ドリル100の外周の互いに反対側に設けられており(図5(b)、図6)、ドリル100の外周に刻設されており、ドリル100の先端から基端側にドリル100の軸線Oの回りに螺旋状に周回している。これらねじれ溝101、102は切り屑を排出可能に構成されている。
図2と図3に示すように、これら2つのねじれ溝101、102のねじれ角は同一又は略同一である。具体的には、一方のねじれ溝101のねじれ角は、一点鎖線で示すドリル100の軸線Oと、一方のねじれ溝101から延びる二点鎖線で示す仮想延長線X1とのなす角度α1である(図2)。他方のねじれ溝102のねじれ角は、一点鎖線で示すドリル100の軸線Oと、他方のねじれ溝102から延びる二点鎖線で示す仮想延長線X2とのなす角度α2である(図3)。これら角度α1と角度α2は同一又は略同一に設定されている(α1=α2又はα1≒α2)。これら角度α1、α2はいずれも通常10°から45°の範囲内であり、図示例では30°になっている(α1=α2=30°)。
図1から図4までに示すように、ドリル100は矢印Aで示す先端側から矢印Bで示す基端側に一方向に小径部110と大径部120とシャンク130が順次配列されている。これら小径部110と大径部120には上記2つのねじれ溝101、102が形成されており、シャンク130には形成されていない。
図5(a)は本実施形態のドリルの平面図(上面図)であり、ドリル100の基端、つまり、シャンク130の基端が図示されている。図5(a)に示すように、シャンク130は円柱状であり、ドリル100を使用する際にボール盤等の工作機械のチャックに保持される部分である。
図5(b)は本実施形態のドリルの底面図であり、図6は図5(b)の拡大図である。図5(b)と図6にはドリル100の先端、つまり、小径部110の先端が図示されている。図5(b)と図6に示すように、ドリル100の小径部110は先端に2つの切れ刃111、112を備えている。これら2つの切れ刃111、112は2つのねじれ溝101、102の先端縁の一部にそれぞれ形成されており、ドリル100の軸線Oを中心として点対称に配置されている。これら切れ刃111、112は被削材に下孔を形成可能に構成されている。
図1に示すように、ドリル100の大径部120は小径部110より幅広に形成されている。大径部120の直径Dは小径部120の直径dより大きくなっており(D>d)、大径部120と小径部110の間、すなわち、大径部120の先端に段部が設けられている。この段部は末広がり状に開くように突出しており、段部の端面は外側に傾斜している。
図2と図3に示すように、ドリル100の大径部120は2つの仕上げ刃121、122と2つの支持部123、124と2つの肉厚部125、126とを有している。これら2つの仕上げ刃121、122はドリル100の段部(大径部120の先端)に設けられており、2つのねじれ溝101、102にそれぞれ露出しており、ドリル100の軸線Oを中心として点対称に配置されている(図6)。これら2つの仕上げ刃121、122は先端側に向かって末広がり状に開くようにそれぞれ外側に傾斜しており(図7、図8)、穿孔時にバリの発生を低減可能に構成されている。
図7は本実施形態のドリルを正面と左側面の間から見た斜視図であり、図8は図7の一点鎖線Iで囲んだ部分を示す拡大図である。図7と図8と図2に示すように、2つの仕上げ刃121、122のうち、一方の仕上げ刃121のすくい角は、一点鎖線で示すドリル100の軸線Oと、一方の仕上げ刃121のすくい面121Aの表面に沿ってドリル100の長手方向に延びる二点鎖線で示す仮想延長線Y1とのなす角度β1であり、この角度β1は10°から−40°までの範囲内であり、図2の図示例では0°又は略0°に設定されている。これにより、一方の仕上げ刃121の刃先の厚みが大きくなり、一方の仕上げ刃121のチッピングを低減できる。
図3に示すように、他方の仕上げ刃122も一方の仕上げ刃121と同様に形成されている。具体的には、他方の仕上げ刃122のすくい角は、ドリル100の軸線Oと、他方の仕上げ刃122の図示しないすくい面の表面に沿ってドリル100の長手方向に延びる二点鎖線で示す仮想延長線Y2とのなす角度β2であり、この角度β2は10°から−40°の範囲内であり、図3の図示例では0°又は略0°に設定されている。これにより、他方の仕上げ刃122の刃先の厚みが大きくなり、他方の仕上げ刃122のチッピングを低減できる。したがって、2つの仕上げ刃121、122のすくい角は同一又は略同一になっている(β1=β2又はβ1≒β2)。
なお、2つの仕上げ刃121のすくい角が負になると、切削抵抗が増加するが、ドリル100の刃全体(2つの切れ刃111、112と2つの仕上げ刃121、122)としての影響は仕上げ刃121、122と切れ刃111、112の構成比率の関係となるので限定的である。つまり、小径部110の切れ刃111、112を用いて下孔を穿孔してから、大径部120の仕上げ刃121、122を用いて下孔より大きい孔を穿孔するので、下孔を穿孔することなしに直接仕上げ刃121、122だけで穿孔する場合に比べて、仕上げ刃121、122の切削抵抗の影響は小さい。
また、2つの仕上げ刃121、122のすくい面121Aは両方又はいずれか一方が平面状であってもよいし、曲面状であってもよいし、ねじれていてもよい。言い換えると、仕上げ刃121、122のすくい面121Aは両方又はいずれか一方がすくい面121Aを側方から見て直線状であってもよいし、曲線状であってもよいし、ねじれていてもよい。図示例では、仕上げ刃121、122のすくい面121Aは両方が平面状であり、すくい面121Aを側方から見て両方が直線状になっている。
ここで、小径部110の2つの切れ刃111、112はドリル100の先端における2つのねじれ溝101、102の端縁の一部にそれぞれ形成されており(図6)、これら2つの切れ刃111、112のすくい角は2つのねじれ溝101、102のねじれ角(角度α1、α2)とそれぞれ同一になっている(図2、図3)。これら2つのねじれ溝101、102のねじれ角はいずれも通常10°から45°の範囲内であり、図示例では30°に設定されている(α1=30°、α2=30°)。このため、2つの切れ刃111、112のすくい角はいずれも通常10°から45°の範囲内になっており、図示例では30°になっている。一方、大径部120における仕上げ刃121、122のすくい角は10°から−40°の範囲内であり、図示例では0°又は略0°に設定されている(図2、図3)。したがって、仕上げ刃121、122と切れ刃111、112はすくい角が互いに異なっており、仕上げ刃121、122のすくい角は切れ刃111、112のすくい角より小さくなっている。これにより、仕上げ刃121、122のすくい角が10°から45°の範囲内である場合に比べて、仕上げ刃121、122の刃先強度を物理的に最大220%程度増加させることができる。
図1から図4までに示すように、大径部120の2つの支持部123、124は螺旋状の部分であり、2つのねじれ溝101、102の両側端のうち矢印Aで示す先端側(小径部110の側)の側端部にそれぞれ設けられており、所定の幅で2つのねじれ溝101、102に沿って螺旋状にそれぞれ延びており、ドリル100の外周のうち段部からシャンク130まで大径部120の全体に亘って形成されている。
これら2つの支持部123、124は大径部120の直径Dに対応する高さ(厚み)を備えている。つまり、ドリル100の軸線Oから軸線Oに直交する方向に2つの支持部123、124の表面までの距離がそれぞれ大径部120の半径(D/2)になっており、2つの支持部123、124の表面は大径部120の最も外側に位置している。これら支持部123、124の表面は円滑に形成されている。また、これら支持部123、124から矢印Aで示す先端側(小径部110の側)のねじれ溝102、101まで高さ(厚み)がそれぞれ漸次減少しており、支持部123、124から先端側のねじれ溝102、101までの部分はドリル100の外径が細くなっている。これにより、穿孔時に切削抵抗を低減しつつ、支持部123、124が孔の内周に接触してドリル100を孔に支持できるようになっている。
図2と図3に示すように、大径部120の2つの肉厚部125、126は所定の高さ(厚み)と幅長を備えた帯状部分であり、ドリル100の長手方向に対して直交する方向又は略直交する方向に2つの仕上げ刃121、122からドリル100の段部に沿ってそれぞれ延びており、ドリル100の軸線Oの回りに所定の距離周回するように円弧状に湾曲している。図示例では、これら2つの肉厚部125、126の幅長は支持部123、124の幅長と同一又は略同一になっている。
具体的には、これら2つの肉厚部125、126は一方のねじれ溝101、102に露出した一方の仕上げ刃121、122から他方のねじれ溝102、101に向かって段部に沿ってそれぞれ延びており、仕上げ刃121、122の後側、すなわち、ドリル100の軸線Oの回りの回転によって仕上げ刃121、122が進行する方向に対して反対側にそれぞれ配置されている。このため、肉厚部125、126は仕上げ刃121、122を後側から支持可能に構成されており、仕上げ刃121、122の剛性を補強している。したがって、仕上げ刃121、122は肉厚部125、126によって仕上げ刃121、122の進行方向に相反する方向の力(変形抵抗)に対抗する強度をもつので、仕上げ刃121、122の破損(欠損)を低減できる。
これら2つの肉厚部125、126はドリル100の外周にドリル100の軸線Oの回りに互いに間隔を開けて周回状に配置されている。言い換えると、2つの肉厚部125、126はドリル100の外周の互いに反対側に配置されている。また、2つの肉厚部125、126は大径部120の直径Dに対応する高さ(厚み)を備えている。つまり、ドリル100の軸線Oから軸線Oに直交する方向に2つの肉厚部125、126の表面までの距離がそれぞれ大径部120の半径(D/2)になっており、2つの肉厚部125、126の表面は大径部120の最も外側にそれぞれ位置している。すなわち、一方の肉厚部125の表面からドリル100の軸線Oに直交する方向にドリル100の軸線Oを通って他方の肉厚部126の表面までの距離が大径部120の直径Dになっている。これら肉厚部125、126の表面は円滑に形成されている。これにより、2つの肉厚部125、126は孔の内周に接触可能に構成されているとともに、摺動可能に構成されている。したがって、穿孔時に2つの肉厚部125、126によってドリル100を孔に支持できるようになっている。
この場合において、ドリル100の切削抵抗は孔の内周との接触面積に比例するようになっている。2つの肉厚部125、126は孔の内周に接触するので、2つの肉厚部125、126がない場合に比べて、ドリル100の切削抵抗は大きくなる。しかしながら、これら肉厚部125、126はドリル100の段部、すなわち、大径部120の先端部に設けられており、ドリル100の全体の中に占める肉厚部125、126の割合は比較的小さい。このため、ドリル100の切削抵抗における肉厚部125、126の影響は小さい。
図9は図4のII−II線で切断したドリルの先端側部分を示す拡大斜視図であり、2つの肉厚部125、126をドリル100の長手方向に対して直交する方向に切断した横断面が図示されている。図9に示すように、これら2つの肉厚部125、126は一方のねじれ溝101、102に露出した2つの仕上げ刃121、122から他方のねじれ溝102、101の近くまでそれぞれ延びている。これら肉厚部125、126には後側端縁125a、126aが設けられている。これら後側端縁125a、126aは肉厚部125、126の仕上げ刃121、122に対して反対側の端縁である。これら後側端縁125a、126aから肉厚部125、126の外側に高さ(厚み)が漸次減少して表面がなだらかに傾斜している。したがって、ドリル100が孔の中で軸線Oの回りに回転すると、肉厚部125、126と孔の内周との接触が後側端縁125a、126aから徐々に解除されるようになっている。これにより、後側端縁125a、126aが角になっている場合に比べて、後側端縁125a、126aが孔の内周に傷痕が付くことを低減できる。
ここで、これら後側端縁125a、126aから肉厚部125、126の外側の傾斜面は平面状であってもよいし、曲面状であってもよいし、ねじれていてもよい。図示例では曲面状になっている。言い換えると、後側端縁125a、126aから肉厚部125、126の外側の傾斜面は当該傾斜面を側方から見て、直線状であってもよいし、曲線状であってもよいし、ねじれていてもよい。図示例では後側端縁125a、126aから肉厚部125、126の外側の傾斜面は当該傾斜面を側方から見て曲線状になっている。
図10は図4のIII−IV線で切り欠いたドリルの一部切り欠き斜視断面図である。図10には他方の肉厚部126をドリル100の長手方向に切断した縦断面が図示されているが、一方の肉厚部125の縦断面も他方の肉厚部126の縦断面と同一の縦断面になっている。図10に示すように、2つの肉厚部125、126には基端側端縁125b、126bが設けられている。これら基端側端縁125b、126bは肉厚部125、126の矢印Bで示す基端側(小径部110に対して反対側、つまりシャンク側)の端縁である。これら基端側端縁125b、126bから肉厚部125、126の外側に高さ(厚み)が漸次減少して表面がなだらかに傾斜している。したがって、ドリル100が孔の中で先端側(小径部側)に前進すると、肉厚部125、126と孔の内周との接触が基端側端縁125b、126bから徐々に解除されるようになっている。これにより、基端側端縁125b、126bが角になっている場合に比べて、基端側端縁125b、126bが孔の内周に傷痕が付くことを低減できる。
ここで、これら基端側端縁125b、126bから肉厚部125、126の外側の傾斜面は平面状であってもよいし、曲面状であってもよいし、ねじれていてもよい。図示例では曲面状になっている。言い換えると、基端側端縁125b、126bから肉厚部125、126の外側の傾斜面は当該傾斜面を側方から見て、直線状であってもよいし、曲線状であってもよいし、ねじれていてもよい。図示例では基端側端縁125b、126bから肉厚部125、126の外側の傾斜面は当該傾斜面を側方から見て曲線状になっている。
図2と図3に示すように、2つの支持部123、124と2つの肉厚部125、126は、2つの仕上げ刃121、122の側でそれぞれ連結されており、それぞれL字状に一体形成されている。言い換えると、支持部123、124と肉厚部125、126は仕上げ刃121、122から互いに異なる方向に延びている。
この状態において、支持部123、124と肉厚部125、126の連結部分のうち、支持部123、124と肉厚部125、126とで囲まれる内側R1、R2、すなわち、仕上げ刃121、122に対して反対側はそれぞれ円弧状に湾曲している。これにより、支持部123、124と肉厚部125、126の連結部分の内側が屈曲している場合に比べて、この連結部分への応力集中を低減でき、仕上げ刃121、122の再研磨による欠損を低減できる。
このように構成されたドリル100は、円柱体の素材を砥石によって研削して製造する。このとき、ねじれ溝101、102と段部(小径部110)を形成してから、ねじれ溝101、102に突出した二点鎖線で示す先端部Hを切断して仕上げ刃121、122を形成する(図8)。また、円柱体(素材)の外周部を残すように肉厚部125、126の周囲を研削して肉厚部125、126を形成する。支持部123、124と肉厚部125、126とで囲まれる内側R1、R2に砥石の先端を押し当てて研削して、この内側R1、R2を円弧状に湾曲させる。
本実施形態においては、仕上げ刃121、122のすくい角が0°又は略0°であり、仕上げ刃121、122の後側に肉厚部125、126が設けられており、この肉厚部125、126は所定の高さ(厚み)と幅長を備えた帯状部分であり、仕上げ刃121、122を後側から支持可能に構成されていることにより、仕上げ刃121、122のすくい角によって仕上げ刃121、122のチッピングを低減できるとともに、肉厚部125、126が仕上げ刃121、122を後側から支持するので、仕上げ刃121、122の破損(欠損)を低減でき、ドリル100の製品寿命を延ばすことができる。
具体的には、本実施形態のドリル100は切れ刃111、112を備えた小径部110と仕上げ刃121、122を備えた大径部120とを有しており、小径部110と大径部120の間に段部が設けられ、仕上げ刃121、122は当該段部に形成されて末広がり状に開いており、仕上げ刃121、122のすくい角121Aは切れ刃111、112のすくい角より小さく設定されており、仕上げ刃121、122の進行方向の後側に肉厚部125、126が設けられている。これにより、小径部110の切れ刃111、112によって下孔を形成して切削量を低減させた状態で、大径部120の仕上げ刃121、122によって下孔より大きい孔を穿孔できる。このとき、仕上げ刃121、122のすくい角によって仕上げ刃121、122の厚みを大きくして仕上げ刃121、122のチッピングを低減できるが、仕上げ刃121、122の切削抵抗が大きくなってしまう。しかし、肉厚部125、126によって仕上げ刃121、122の切削抵抗に打ち勝つように仕上げ刃121、122が補強されるので、仕上げ刃121、122の切削抵抗に起因する仕上げ刃121、122の欠損(破損)を低減できる。したがって、ドリル100を壊れ難くすることができ、ドリル100の製品寿命を延ばすことができる。
この実施形態においては、肉厚部125、126はドリル100の段部(大径部120の先端部)に設けられており、ドリル100の外周の互いに反対側に配置されており、大径部120の直径Dに対応する高さ(厚み)を備えており、孔の内周に摺動可能に構成されていることにより、穿孔時に肉厚部125、126が孔の内周に接触してドリル100を支持するので、ドリル100の軸揺れを低減でき、高精度な孔を形成できる。
また、肉厚部125、126の後側端縁125a、126aと基端側端縁125b、126bとからそれぞれ肉厚部125、126の外側に高さ(厚み)が漸次減少して表面がなだらかに傾斜していることにより、ドリル100が孔の中で軸線Oの回りに回転することによって肉厚部125、126と孔の内周との接触が肉厚部125、126の後側端縁125a、126aから徐々に解除したり、ドリル100が孔の中で矢印Aで示す先端側に前進することによって肉厚部125、126と孔の内周との接触が肉厚部125、126の基端側端縁125b、126bから徐々に解除したりすることができるので、肉厚部125、126の後側端縁125a、126aと基端側端縁125b、126bが角になっている場合に比べて、孔の内周に傷痕を付け難くすることができる。
尚、上記実施形態のドリル100は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、本実施形態のドリル100はクロス孔用であるが、貫通穴加工の出口部のバリ対策にも有効であり、仕上げ刃121、122を貫通部の形状に適合した刃の角度、つまり、最大径部を最初に被削材から貫通する孔の角度に適合させることで同様の効果が得られる。また、本実施形態のドリル100は肉厚部125、126が2つ設けられているが、1つ設けられていてもよいし、3つ以上設けられていてもよい。また、肉厚部125、126は一方のねじれ溝101、102に露出した仕上げ刃121、122から段部に沿って他方のねじれ溝102、101の近くまで延びているが、肉厚部125、126の仕上げ刃121、122から段部に沿って延びる距離はこれより短くてもよいし、肉厚部125、126は一方のねじれ溝101、102に露出した仕上げ刃121、122から段部に沿って他方のねじれ溝102、101まで延びていてもよい。2つの肉厚部125、126は仕上げ刃121、122から延びる距離が同一であるが、異なっていてもよい。
また、肉厚部125、126の幅長は支持部123、124の幅長と同一又は略同一であるが、肉厚部125、126は支持部123、124より幅広に構成されていてもよいし、幅狭に形成されていてもよい。肉厚部125、126は大径部120の直径Dに対応する高さ(厚み)を備えているが、肉厚部125、126の高さ(厚み)はこれよりも低く(小さく)てもよい。すなわち、ドリル100の軸線Oから軸線Oに直交する方向に肉厚部125、126の表面までの距離が大径部120の半径(D/2)より小さくてもよい。一方の肉厚部125の表面からドリル100の軸線Oに直交する方向に軸線Oを通って他方の肉厚部126の表面までの距離が大径部120の直径Dより小さくてもよい。
なお、肉厚部125、126の後側端縁125a、126aから肉厚部125、126の外側に高さ(厚み)が漸次減少して表面がなだらかに傾斜しているが、後側端縁125a、126aが角になっていてもよい。つまり、後側端縁125a、126aに段差が設けられていてもよい。同様に、肉厚部125、126の基端側端縁125b、126bから肉厚部125、126の外側に高さ(厚み)が漸次減少して表面がなだらかに傾斜しているが、基端側端縁125b、126bが角になっていてもよい。つまり、基端側端縁125b、126bに段差が設けられていてもよい。また、支持部123、124と肉厚部125、126の連結部分のうち、支持部123、124と肉厚部125、126とで囲まれる内側R1、R2が円弧状に湾曲しているが、屈曲していてもよい。
10、100…ドリル、101、102…ねじれ溝、11、110…小径部、11a、111、112…切れ刃、12、120…大径部、12a、121、122…仕上げ刃、121A…すくい面、123、124…支持部、125、126…肉厚部、125a、126a…後側端縁、125b、126b…基端側端縁、130…シャンク、A、B…矢印、br…バリ、d、D…直径、H…先端部、O…軸線、R1、R2…内側、S…被削材、S1…第1の孔、S2…第2の孔、S2a…下孔、X1、X2、Y1、Y2…仮想延長線、α1、α2、β1、β2…角度。

Claims (4)

  1. 切れ刃を備えた小径部と、前記小径部より外径が大きいとともに仕上げ刃を備えた大径部とを有し、前記小径部と前記大径部は連結されて段部が設けられ、前記段部に前記大径部の前記仕上げ刃が配置されてなるドリルであって、
    前記大径部の前記仕上げ刃は前記小径部の前記切れ刃よりすくい角が小さく形成されており、前記ドリルの長手方向に対して直交する方向又は略直交する方向に前記仕上げ刃から所定の高さで前記段部に沿って延びる肉厚部が設けられており、前記肉厚部は前記ドリルが軸線回りに回転する際に前記仕上げ刃を後側から支持するように構成されていることを特徴とするドリル。
  2. 前記肉厚部は2つ設けられており、前記ドリルの外周の互いに反対側にそれぞれ配置されており、前記肉厚部は前記大径部の直径に対応する高さを備えており、前記肉厚部の表面は円滑に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のドリル。
  3. 前記肉厚部は前記仕上げ刃に対して反対側の後側端縁と、前記小径部に対して反対側の基端側端縁とを有しており、前記後側端縁から前記肉厚部の外側に高さが漸次減少して表面がなだらかに傾斜しており、前記基端側端縁から前記肉厚部の外側に高さが漸次減少して表面がなだらかに傾斜していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドリル。
  4. 前記小径部と前記大径部の全体に亘って螺旋状のねじれ溝が刻設されており、前記大径部における前記ねじれ溝の両側端のうち前記小径部側の側端部に支持部が設けられており、前記支持部は前記大径部の直径に対応する高さを備えているとともに、前記ねじれ溝に沿って螺旋状に延びており、
    前記支持部と前記肉厚部は前記仕上げ刃側でL字状に連結されており、前記支持部と前記肉厚部の連結部分のうち前記支持部と前記肉厚部とで囲まれる内側が円弧状に湾曲していることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のドリル。
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