JP2016039659A - 電動機を有する作業車両、及び電動機の制御方法 - Google Patents

電動機を有する作業車両、及び電動機の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016039659A
JP2016039659A JP2014159990A JP2014159990A JP2016039659A JP 2016039659 A JP2016039659 A JP 2016039659A JP 2014159990 A JP2014159990 A JP 2014159990A JP 2014159990 A JP2014159990 A JP 2014159990A JP 2016039659 A JP2016039659 A JP 2016039659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation angle
converter
angle detection
timing
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014159990A
Other languages
English (en)
Inventor
浩 茂木
Hiroshi Mogi
浩 茂木
朗 山口
Akira Yamaguchi
朗 山口
久保 孝平
Kohei Kubo
孝平 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2014159990A priority Critical patent/JP2016039659A/ja
Publication of JP2016039659A publication Critical patent/JP2016039659A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Abstract

【課題】複数の電動機で1つのA/Dコンバータが共用されても、電動機の回転角と電流値とに基づいて、高精度にフィードバック制御を行うことが可能な作業車両を提供する。
【解決手段】複数の電動機で、被駆動部が駆動される。電動機の各々に対応して配置された電力変換回路が、対応する電動機に駆動電流を供給する。電流センサが、電動機に供給される駆動電流を測定する。複数の電動機の各々に対応して配置された回転角検出装置が、対応する電動機の回転角を測定する。A/Dコンバータが、複数の電流センサで測定された電流値を、順次A/D変換する。A/Dコンバータから出力される電流値、及び回転角検出装置の各々で測定された回転角に基づいて、制御部が電力変換回路を制御する。電動機ごとに、回転角検出装置による回転角の取得タイミングが、A/DコンバータでA/D変換を行う電流値の取得タイミングに一致するように回転角検出装置が制御される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の電動機を有する作業車両、及び電動機の制御方法に関する。
1つのデジタル演算器、例えばCPUを用いて複数の電動機を制御する方法が、特許文献1及び2に開示されている。
特許文献1に開示された制御方法では、複数の電動機の各々の位置検出器が、1つのマスタ通信回路にマルチドロップ接続されている。複数の位置検出器により検出された複数の回転角が、順次マスタ通信回路に送信される。マスタ通信回路が、全ての回転角の受信を完了した時点で、CPUに割り込みを通知する。CPUに割り込みが通知されると、電動機に対応して配置されたサーボ制御回路がサーボ処理を開始する。サーボ制御回路は、マスタ通信回路で受信された回転角、及び各電動機の電流値に基づいて、電動機のサーボ制御を行う。
特開2008−90825号公報
特許文献1に開示された制御方法では、各電動機の回転角を取得するタイミングと、電流値を取得するタイミングとにずれが生じる。このため、回転角と電流値とに基づくフィードバック制御を高精度に行うことが困難である。
本発明の目的は、複数の電動機の回転角と電流値とに基づいて、高精度にフィードバック制御を行うことが可能な作業車両を提供することである。本発明の他の目的は、複数の電動機の回転角と電流値とに基づいて、高精度にフィードバック制御を行うことが可能な電動機の制御方法を提供することである。
本発明の一観点によると、
複数の電動機と、
前記電動機で駆動される被駆動部と、
複数の前記電動機の各々に対応して配置され、対応する前記電動機に駆動電流を供給する電力変換回路と、
前記電動機に供給される前記駆動電流を測定する電流センサと、
複数の前記電動機の各々に対応して配置され、対応する前記電動機の回転角を測定する回転角検出装置と、
複数の前記電流センサで測定された電流値を、順次A/D変換するA/Dコンバータと、
前記A/Dコンバータから出力されるデジタル化された電流値、及び前記回転角検出装置の各々で測定された回転角に基づいて、前記電力変換回路を制御する制御部と
を有し、
前記電動機ごとに、前記回転角検出装置による回転角の取得タイミングが、前記A/DコンバータでA/D変換を行う前記電流値の取得タイミングに一致するように、前記回転角検出装置が制御される作業車両が提供される。
本発明の他の観点によると、
複数の電動機の駆動電流をA/D変換するA/Dコンバータに、1つのタイミング信号を入力して、前記A/Dコンバータで、複数の前記電動機の駆動電流を順次A/D変換する処理を開始する工程と、
複数の前記電動機の回転角を検出する回転角検出装置に、タイミング信号を順次入力することにより、複数の前記電動機の回転角を検出する工程と、
複数の前記電動機の駆動電流のA/D変換された電流値と、前記回転角検出装置で検出された前記回転角とに基づいて、複数の前記電動機のフィードバック制御を行う工程と
を有し、
複数の前記回転角検出装置に順次入力される前記タイミング信号は、前記A/Dコンバータによる電動機1台あたりのA/D変換の処理時間に相当する遅延時間を設けて、複数の前記回転角検出装置に順次入力される電動機の制御方法が提供される。
電動機ごとに、回転角検出装置による回転角の取得タイミングが、A/DコンバータでA/D変換を行う電流値の取得タイミングに一致するように、回転角検出装置が制御されることにより、ほぼ同一のタイミングで取得された回転角と電流値とに基づいて、高精度なフィードバック制御を行うことができる。
複数の回転角検出装置に順次入力されるタイミング信号が、A/Dコンバータによる電動機1台あたりのA/D変換の処理時間に相当する遅延時間を設けて、複数の回転角検出装置に順次入力されるため、電流値のA/D変換開始と、回転角検出装置による回転角の検出とのタイミングがほぼ一致する。これにより、ほぼ同一のタイミングで取得された回転角と電流値とに基づいて、高精度なフィードバック制御を行うことができる。
図1は、実施例による作業機械のブロック図である。 図2は、図1に示した制御部のより詳細なブロック図である。 図3は、実施例による作業機械で実行されるA/Dコンバータ、回転角検出回路、及びCPUの処理のタイミングチャートである。 図4は、比較例による作業機械で実行されるA/Dコンバータ、回転角検出回路、及びCPUの処理のタイミングチャートである。
図1に、実施例による作業機械のブロック図を示す。作業機械に複数の電動機が搭載されている。図1においては、3個の電動機10a、10b、及び10cが搭載されている例が示されている。電動機10a、10b、及び10cは、それぞれ被駆動部11a、11b、及び11cを駆動する。一例として、作業機械がショベルの場合は、被駆動部11a〜11cには、下部走行体に対して旋回する上部旋回体、ブーム等の油圧シリンダを駆動する油圧ポンプ等が含まれる。作業車両が無人搬送車の場合は、被駆動部11a〜11cには、走行用車輪、昇降可能な荷台等が含まれる。電動機10a〜10cには、例えば三相同期電動機が用いられる。
電動機10a〜10cの各々に対応して、電力変換回路12a〜12cが接続されている。電力変換回路12a、12b、12cは、それぞれ電動機10a、10b、10cに駆動電流を供給する。電力変換回路12a、12b、12cには、例えば直流電力を三相交流電力に変換するインバータが用いられる。電動機10a、10b、10cに供給されるU相、V相、及びW相の電流を、それぞれIu、Iv、及びIwと表記する。電流センサ13aが、電動機10aに供給される駆動電流を測定する。例えば、電流センサ13a
は、電動機10aのU相及びV相の駆動電流Iu及びIvを測定する。他の電動機10b及び10cの駆動電流Iu及びIvも、同様に電流センサ13b及び13cで測定される。
制御部15a〜15cが、それぞれ電力変換回路12a、12b、12cを制御する。例えば、インバータのU相、V相、及びW相のスイッチング素子のゲート端子に、それぞれパルス幅変調信号Pu、Pv、及びPwを印加する。制御部15a、15b、15cの処理は、例えば1つのCPU15で実行される。
電動機10a、10b、及び10cの各々に対応して、回転角検出装置18a、18b、及び18cが取り付けられている。回転角検出装置18a、18b、18cの各々は、回転角センサ16a、16b、16c及び回転角検出回路17a、17b、17cを含む。回転角センサ16a、16b、16cは、それぞれ対応する電動機10a、10b、10cの回転角に依存する物理量を測定する。回転角センサ16a、16b、16cには、例えばレゾルバが用いられる。回転角センサ16a、16b、及び16cの測定結果が、それぞれ回転角検出回路17a、17b、及び17cに入力される。回転角検出回路17a、17b、17cは、それぞれ回転角センサ16a、16b、16cの測定結果をデジタル化し、回転角θを出力する。回転角検出回路17a、17b、17cには、例えばレゾルバデジタルコンバータ(R/Dコンバータ)が用いられる。回転角検出回路17a、17b、17cから出力された回転角θは、それぞれ制御部15a、15b、15cに入力される。
電流センサ13a、13b、13cの測定結果が、A/Dコンバータ20に入力される。A/Dコンバータ20は、複数の電流センサ13a、13b、13cで共用されており、電流センサ13a、13b、13cで測定された駆動電流Iu、Ivを、順次A/D変換し、駆動電流Iu、Ivがそれぞれデジタル化された電流値imu、imvを出力する。A/Dコンバータ20は、U相の駆動電流Iu用のA/D変換回路20Uと、V相の駆動電流Iv用のA/D変換回路20Vとを含む。これにより、同一のタイミングで駆動電流Iu、Ivを取得し、A/D変換することができる。
電流センサ13aで測定された駆動電流Iu、Ivをデジタル化した電流値imu、imvは、対応する制御部15aに入力される。同様に、電流センサ13bで測定された駆動電流Iu、Ivをデジタル化した電流値imu、imvは、対応する制御部15bに入力され、電流センサ13cで測定された駆動電流Iu、Ivをデジタル化した電流値imu、imvは、対応する制御部15cに入力される。
タイミング生成回路19が、タイミング信号tsa、tsb、tscを生成する。タイミング信号tsaは、回転角検出回路17a及びA/Dコンバータ20に入力される。タイミング信号tsbは、回転角検出回路17bに入力される。タイミング信号tscは、CPU15及び回転角検出回路17cに入力される。このタイミング信号tscは、フィードバック制御の周期割り込み信号に相当する。
回転角検出回路17a、17b、17cは、それぞれ回転角センサ16a、16b、16cの測定結果をデジタル変換して得られた回転角θを、タイミング信号tsa、tsb、tscに同期して出力する。このため、回転角θは、それぞれタイミング信号tsa、tsb、tscを受信した時点における電動機10a、10b、10cの位置を示している。
A/Dコンバータ20は、入力されるタイミング信号tsaに同期して、電流センサ13a、13b、13cで測定された駆動電流Iu、Ivを順次A/D変換する処理を開始
する。A/D変換処理は、電流センサ13a、13b、13cの順番に実行される。
制御部15a、15b、15cの各々に、d軸の電流指令値icd及びq軸の電流指令値icqが入力される。制御部15a、15b、15cは、回転角θ、電流値imu、imv、及び電流指令値icd、icqに基づいて、電力変換回路12a、12b、12cにパルス幅変調信号Pu、Pv、Pwを送信することにより、電動機10a、10b、10cのフィードバック制御を行う。
図2に、制御部15a(図1)のより詳細なブロック図を示す。他の制御部15b、15c(図1)の構成も、制御部15aの構成と同一である。
制御部15aは、三相二軸変換部31、PI制御部32、二軸三相変換部33、及びPWM信号生成部34を含む。三相二軸変換部31、PI制御部32、二軸三相変換部33、及びPWM信号生成部34の処理は、ソフトウェアにより実現され、CPU15(図1)により実行される。CPU15(図1)へのタイミング信号tscの入力が、CPU15に対する割り込みに相当する。周期的に割り込みが発生することにより、フィードバック制御の処理が周期的に繰り返される。
A/Dコンバータ20から出力されたU相及びV相の電流値imu、imvが、三相二軸変換部31に入力される。さらに、電流値imu及びimvから算出されたW相の電流値imwが三相二軸変換部31に入力される。電流値imwは、電流値imuとimvとの合計値の符号を反転させることにより算出される。
回転角検出装置18aから出力された回転角θが、三相二軸変換部31に入力される。三相二軸変換部31は、回転角θを用いて、三相交流の電流値imu、imv、imwを、d軸の電流値imd及びq軸の電流値impに変換する。
d軸の電流指令値icdとd軸の電流値imdとの偏差、及びq軸の電流指令値icqとq軸の電流値imqとの偏差が、PI制御部32に入力される。PI制御部32は、入力された偏差に基づいて、偏差が小さくなるように、d軸の電圧指令値vcd及びq軸の電圧指令値vcqを算出する。
二軸三相変換部33に、d軸の電圧指令値vcd、q軸の電圧指令値vcq、及び回転角θが入力される。二軸三相変換部33は、回転角θを用いて、電圧指令値vcd、vcqを、U相の電圧指令値vcu、V相の電圧指令値vcv、及びW相の電圧指令値vcwに変換する。三相交流の電圧指令値vcu、vcv、vcwが、PWM信号生成部34に入力される。
PWM信号生成部34は、三相交流の電圧指令値vcu、vcv、vcwに基づいて、U相、V相、及びW相のパルス幅変調信号Pu、Pv、Pwを生成する。パルス幅変調信号Pu、Pv、Pwが、電力変換回路12aに入力される。電力変換回路12aは、パルス幅変調信号Pu、Pv、Pwに基づいて、直流電力を三相交流電力に変換する。
上述のフィードバック制御により、電動機10aの駆動電流から算出されるd軸の電流値imd及びq軸の電流値imqが、それぞれd軸の電流指令値icd及びq軸の電流指令値icqに近づく。電流指令値icd、icqは、目標とする回転数または目標とするトルクに基づいて決定されている。従って、目標とする回転数、または目標とするトルクで電動機10aを駆動することができる。
図3に、A/Dコンバータ20、回転角検出回路17a、17b、17c、及びCPU
15の処理のタイミングチャートを示す。A/Dコンバータ20がタイミング信号tsaを受信すると、電動機10aの駆動電流Iu、IvのA/D変換処理を開始する。電動機10aの駆動電流Iu、IvのA/D変換処理が終了すると、引き続いて、電動機10b、10cの駆動電流Iu、IvのA/D変換処理を順次実行する。A/D変換されて得られた電流値imu、imvは、ファーストインファーストアウト(FIFO)方式でA/Dコンバータ20から出力される。
回転角検出回路17aにタイミング信号tsaが入力されると、回転角検出回路17aは、電動機10aに取り付けられた回転角センサ16a(図1)の測定値に基づいて、回転角θを算出する。同様に、回転角検出回路17b、17cは、それぞれタイミング信号tsb、tscに同期して、電動機10b、10cに取り付けられた回転角センサ16b、16c(図1)の測定値から、回転角θを算出する。
タイミング信号(周期割り込み)tscがCPU15に入力されると、CPU15は、制御部15a、15b、15c(図1)の処理を順番に実行する。制御部15aの処理には、回転角検出回路17aから出力される回転角θ、及び電動機10aの駆動電流Iu、IvをA/D変換して求められた電流値imu、imvが用いられる。すなわち電動機10aの回転角と電流値とに基づいて、電動機10aのフィードバック制御が行われる。同様に、制御部15b及び15cの処理には、それぞれ電動機10b及び10cの回転角と電流値とが用いられる。
タイミング生成回路19(図1)は、A/Dコンバータ20で電動機10aの駆動電流Iu、IvのA/D変換処理が終了する時点に、タイミング信号tsbを出力するように設定されている。このため、タイミング信号tsbが出力されるタイミングは、A/Dコンバータ20で電動機10bの駆動電流Iu、IvのA/D変換が開始されるタイミングとほぼ一致する。さらに、A/Dコンバータ20で電動機10bの駆動電流Iu、IvのA/D変換が終了するタイミングに、タイミング信号tscが出力される。このため、タイミング信号tscが出力されるタイミングは、A/Dコンバータ20で電動機10cの駆動電流Iu、IvのA/D変換が開始されるタイミングとほぼ一致する。このように、タイミング生成回路19は、A/Dコンバータ20による電動機1台あたりのA/D変換の処理時間に相当する遅延時間を設けて、タイミング信号tsa、tsb、tscを出力する。
図4に、比較例によるフィードバック制御方法のタイミングチャートを示す。比較例においては、1つのタイミング信号tsaにより、A/Dコンバータ20のA/D変換が開始されるとともに、フィードバック制御の周期割り込みが行われる。図3に示した実施例では、タイミング生成回路19(図1)からのタイミング信号tsa、tsb、tscによって回転角θが検出されたが、図4に示した比較例では、CPU15(図1)によるソフトウェアの実行に従い、回転角検出回路17a、17b、17cが、順次、回転角θを検出する。このため、回転角検出回路17aに対して、回転角検出回路17bは、ソフトウェアの実行時間Δteだけ遅れて回転角θを検出する。回転角検出回路17cは、回転角検出回路17aよりも、2×Δteだけ遅れて回転角θを検出する。ソフトウェアの実行時間Δteは、一般的に、A/D変換処理に要する時間Δtよりも著しく短い。
電動機10bの電流値imu、imvは、電動機10aの駆動電流Iu、IvのA/D変換処理が終了した時点に取得された駆動電流Iu、IvをA/D変換したものである。このため、電動機10bのフィードバック制御に用いられる電流値imu、imvの取得タイミングと、回転角θの取得タイミングとに、Δt−Δteのずれが生じる。同様に、電動機10cのフィードバック制御に用いられる電流値imu、imvの取得タイミングと、回転角θの取得タイミングとに、Δt−Δteの2倍のずれが生じる。
電流値imu、imvの取得タイミングと、回転角θの取得タイミングとにずれが生じていると、三相二軸変換部31(図2)による変換処理、及び二軸三相変換部33(図2)による変換処理の精度が低下してしまう。このため、電動機10b、10cのフィードバック制御を高精度に行うことが困難である。
実施例においては、タイミング生成回路19が、A/Dコンバータ20へのタイミング信号tsaの送信と同一のタイミングで、1つの回転角検出装置18aにタイミング信号tsaを送信する。他の回転角検出装置18b、18cには、A/DコンバータによるA/D変換の処理時間に応じた遅延時間を設けて、順次、タイミング信号tsb、tscを送信する。このため、回転角検出回路17bにタイミング信号tsbが入力されるタイミングが、A/Dコンバータ20で電動機10bの駆動電流Iu、IvのA/D変換が開始されるタイミングとほぼ一致する。さらに、回転角検出回路17cにタイミング信号tscが入力されるタイミングが、A/Dコンバータ20で電動機10cの駆動電流Iu、IvのA/D変換が開始されるタイミングとほぼ一致する。その結果、電動機10b、10cにおいても、電流値imu、imvの取得タイミングと、回転角θの取得タイミングとがほぼ一致する。
ほぼ同一のタイミングで取得された回転角と電流値とに基づいてフィードバック制御が行われるため、より高精度な制御を行うことが可能になる。
上記実施例では、3台の電動機10a〜10cで1つのA/Dコンバータ20を共用したが、3台以外の複数の電動機で1つのA/Dコンバータ20を共用してもよい。CPU15とA/Dコンバータ20とを、1つの半導体チップで構成してもよい。電動機10a〜10cとして、上記実施例で例示した三相同期電動機以外に、駆動電流と回転角とに基づいてフィードバック制御が行われる電動機を採用することも可能である。
上記実施例では、図3に示したように、最後にA/D変換の対象となる電動機10cに対応する回転角検出回路17cに入力されるタイミング信号tscにより、CPU15への割り込みを発生させた。この方法に代えて、2番目以降にA/D変換の対象となる電動機10bに対応する回転角検出回路17bに入力されるタイミング信号tsbにより、CPU15への割り込みを発生させてもよい。その他に、回転角検出回路17a、17b、17cに入力されるタイミング信号tsa、tsb、tscのいずれにも一致しないタイミングでCPU15に割り込みを発生させてもよい。
上記実施例では、図3に示したように、CPU15(図1)に対する1つの割り込み(タイミング信号tsc)で複数の電動機に対するフィードバック制御が行われる。このため、電動機ごとにCPU15に割り込みを発生させる場合に比べて、CPU15の処理を簡単化することができる。
上記実施例では、図1に示したように、1つのCPU15で3台の電動機10a〜10cを制御したが、複数のCPUを配置してもよい。例えば、2台の電動機に対して1つのCPUを配置してもよい。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10a、10b、10c 電動機
11a、11b、11c 被駆動部
12a、12b、12c 電力変換回路
13a、13b、13c 電流センサ
15 CPU
15a、15b、15c 制御部
16a、16b、16c 回転角センサ
17a、17b、17c 回転角検出回路
18a、18b、18c 回転角検出装置
19 タイミング生成回路
20 A/Dコンバータ
20U、20V A/D変換回路
31 三相二軸変換部
32 PI制御部
33 二軸三相変換部
34 PWM信号生成部
Iu、Iv、Iw 電動機の駆動電流
Pu、Pv、Pw パルス幅変調信号
icd d軸の電流指令値
icq q軸の電流指令値
imd d軸の電流値
imq q軸の電流値
imu、imv、imw 駆動電流のデジタル化された電流値
tsa、tsb、tsc タイミング信号
vcd d軸の電圧指令値
vcq q軸の電圧指令値
vcu、vcv、vcw 三相交流の電流指令値
θ 電動機の回転角

Claims (5)

  1. 複数の電動機と、
    前記電動機で駆動される被駆動部と、
    複数の前記電動機の各々に対応して配置され、対応する前記電動機に駆動電流を供給する電力変換回路と、
    前記電動機に供給される前記駆動電流を測定する電流センサと、
    複数の前記電動機の各々に対応して配置され、対応する前記電動機の回転角を測定する回転角検出装置と、
    複数の前記電流センサで測定された電流値を、順次A/D変換するA/Dコンバータと、
    前記A/Dコンバータから出力されるデジタル化された電流値、及び前記回転角検出装置の各々で測定された回転角に基づいて、前記電力変換回路を制御する制御部と
    を有し、
    前記電動機ごとに、前記回転角検出装置による回転角の取得タイミングが、前記A/DコンバータでA/D変換を行う前記電流値の取得タイミングに一致するように前記回転角検出装置が制御される作業車両。
  2. さらに、前記A/Dコンバータにタイミング信号を送信するタイミング生成回路を有し、
    前記A/Dコンバータは、前記タイミング生成回路からのタイミング信号の受信に同期して、前記電流センサで測定された前記電流値を順次A/D変換する処理を開始する請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記回転角検出装置は、タイミング信号の受信に同期して、測定結果をデジタル化して出力し、
    前記タイミング生成回路は、前記A/Dコンバータへのタイミング信号の送信と同一のタイミングで、複数の前記回転角検出装置のうちの1つにタイミング信号を送信し、他の前記回転角検出装置には、前記A/DコンバータによるA/D変換の処理時間に応じた遅延時間を設けて、順次、タイミング信号を送信する請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記制御部は、前記電動機ごとに、電流指令値と、前記A/Dコンバータから出力されるデジタル化された電流値とに基づいて、前記電力変換回路を制御する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作業車両。
  5. 複数の電動機の駆動電流をA/D変換するA/Dコンバータに、1つのタイミング信号を入力して、前記A/Dコンバータで、複数の前記電動機の駆動電流を順次A/D変換する処理を開始する工程と、
    複数の前記電動機の回転角を検出する回転角検出装置に、タイミング信号を順次入力することにより、複数の前記電動機の回転角を検出する工程と、
    複数の前記電動機の駆動電流のA/D変換された電流値と、前記回転角検出装置で検出された前記回転角とに基づいて、複数の前記電動機のフィードバック制御を行う工程と
    を有し、
    複数の前記回転角検出装置に順次入力される前記タイミング信号は、前記A/Dコンバータによる電動機1台あたりのA/D変換の処理時間に相当する遅延時間を設けて、複数の前記回転角検出装置に順次入力される電動機の制御方法。
JP2014159990A 2014-08-06 2014-08-06 電動機を有する作業車両、及び電動機の制御方法 Pending JP2016039659A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014159990A JP2016039659A (ja) 2014-08-06 2014-08-06 電動機を有する作業車両、及び電動機の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014159990A JP2016039659A (ja) 2014-08-06 2014-08-06 電動機を有する作業車両、及び電動機の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016039659A true JP2016039659A (ja) 2016-03-22

Family

ID=55530371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014159990A Pending JP2016039659A (ja) 2014-08-06 2014-08-06 電動機を有する作業車両、及び電動機の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016039659A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019110723A (ja) * 2017-12-20 2019-07-04 株式会社デンソー 電力変換装置の制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019110723A (ja) * 2017-12-20 2019-07-04 株式会社デンソー 電力変換装置の制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5616409B2 (ja) 永久磁石の不可逆減磁を防止する永久磁石同期電動機の制御装置及びそのような制御装置を備える制御システム
JP6015708B2 (ja) 3相回転機の電流制御システム
JP5709932B2 (ja) 同期機制御装置
US20100145519A1 (en) Industrial robot and method to operate an industrial robot
CN108633323B (zh) 电力变换装置及旋转电机驱动装置
EP2896533A1 (en) Semiconductor device and driving apparatus
JP5514660B2 (ja) 負荷制御装置
JP2010246260A (ja) モータ制御装置およびモータ制御方法
KR20160119078A (ko) 로봇 제어 시스템
JP6401624B2 (ja) モータの制御方法および装置
JP2013255330A (ja) 電動機の制御システム
US8952636B2 (en) Data communication device that carries out serial communication in order to control motor
JP2016039659A (ja) 電動機を有する作業車両、及び電動機の制御方法
JP2009270978A (ja) ロータリーエンコーダの断線検出装置および断線検出方法
US20140103852A1 (en) Motor control device controlling a plurality of motors that drive one driven body
JP2014224731A (ja) 回転角度検出装置及びモータ制御装置
US10527676B2 (en) Abnormality diagnosing device and abnormality diagnosing method
US8878388B2 (en) Motor control device that decreases power consumed by control power source when power fails
JP6189720B2 (ja) インバータ制御装置
JP4613532B2 (ja) モータ制御装置
JP5860630B2 (ja) モータ制御装置
JP2017158230A (ja) モータ制御装置
JP5408918B2 (ja) モータの制御方法および制御装置
CN108141145A (zh) 逆变器装置以及逆变器装置的控制方法
KR20160109859A (ko) 회전전기기기 제어장치