JP2016039633A - 通信管理システム、通信システム、中継装置制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信管理システム、通信システム、中継装置制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者にネットワークなどの専門知識がない場合には、過剰なサービスを選択して無駄な利用料を支払ったり、不足なサービスを選択して思うような遠隔作業が出来なかったりするという問題が生じことになる。
【解決手段】管理システム50は、端末10に対して端末10の利用状況に関する質問を送信する(ST1)。管理システム50は、端末10から質問に対する回答を受信する(ST2)。管理システム50は、回答に応じて、端末10に対し、サービス案を送信する(ST3)。管理システム50は、端末10からサービス案を承認するか否認するかを示す回答を受信する(ST4)。管理システム50は、承認する回答を得ている場合、サービス案を正式に提供するサービスとして設定する(ST5)。管理システム50は、中継装置30に対してサービスを実行する際の中継装置30の動作パラメータを送信する(ST6)。
【選択図】図9

Description

本発明は、所定の中継装置を介してコンテンツデータの送受信を行なう複数の通信端末を管理する発明に関する。
中継装置を介して複数の通信端末間でコンテンツデータを送受信する通信システムの一例として、インターネット等の通信ネットワークを介してテレビ会議などを行うテレビ会議システムが挙げられる。このようなテレビ会議システムは、近年の出張経費及び出張時間の削減に伴い、必要性が向上している。このようなテレビ会議システムでは、通信端末の一例であるテレビ会議端末が複数台用いられている。そして、これらテレビ会議端末間で画像データ及び音データの送受信が行われることにより、テレビ会議を実現することができる(特許文献1参照)。
また、近年のブロードバンド環境の充実化により、高画質の画像データや高音質の音データの送受信が可能となった。これにより、テレビ会議の相手の状況を取得し易くなり、会話による意思疎通の充実度を向上することができるようになった。
ところで、同じ機能を備えた通信端末であっても、異なる用途又は目的で利用されることがある。例えば、遠隔医療で通信端末が利用される場合、患者の患部の画像を遠隔地に送る必要があるため、画像データは高画質であることを求める利用者がいる。これに対して、単に連絡事項の伝達程度で通信端末がテレビ電話として利用される場合、画像データの画質は低画質でもよいとする利用者がいる。
しかしながら、一般的に、画像データの画質及び音データの音質が高いほど、即ち、通信品質が高いほど、サービスの利用料が高くなる傾向にある。そのため、利用者にネットワークなどの専門知識がない場合には、過剰なサービスを選択して無駄な利用料を支払ったり、不足なサービスを選択して思うような遠隔作業が出来なかったりするという問題が生じることになる。このように、利用者は、自分の利用状況又は使用目的に合ったサービスを選択しづらいという課題が生じていた。
請求項1に係る発明は、所定の中継装置を介してコンテンツデータの送受信を行なう複数の通信端末を管理する通信管理システムであって、所定の通信端末に、当該所定の通信端末に提供し得るサービスに関する質問内容を含む質問情報を送信する送信手段と、前記質問情報を受信した通信端末から、前記質問内容に対する回答を示す回答情報を受信する受信手段と、前記回答情報に基づいて、前記所定の通信端末に提供するサービスを設定する設定手段とを有し、前記送信手段は、前記設定されたサービスに応じた前記中継装置の動作パラメータを、前記中継装置に送信することを特徴とする通信管理システムである。
以上説明したように本発明によれば、通信管理システムは、通信端末に提供し得るサービスに関する質問に対する回答に基づいてサービスを設定するため、利用者の利用状況又は使用目的に合ったサービスを提供することができる。これにより、利用者は自分の利用状況又は使用目的に合ったサービスを選択しづらいという課題を解決することができるという効果を奏する。
本実施形態の通信システムのうちビデオ会議の通信部分を示した概略図である。 本実施形態に係る通信端末の外観図である。 本実施形態に係る通信端末のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る通信管理システムのハードウェア構成図である。 本発明の実施形態に係る通信システムの全体構成図である。 本実施形態に係る通信システムの各機能ブロック図である。 選択部の機能構成図である。 サービス内容管理テーブルを示す概念図である。 本実施形態の処理または動作の概略を示した概略図。 中継装置管理テーブルを示す概念図である。 認証管理テーブルを示す概念図である。 端末管理テーブルを示す概念図である。 宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。 セッション管理テーブルを示す概念図である。 質問管理テーブルを示す概念図である。 優先度管理テーブルを示す概念図である。 サービス管理テーブルを示す概念図である。 各中継装置の稼動状態を示す状態情報を管理する処理を示したシーケンス図である。 端末間で遠隔通信を開始する準備段階の処理を示したシーケンス図である。 サービスの動作パラメータを設定する処理を示したシーケンス図である。 質問内容を示した画面例である。 サービス案を決定する処理を示したフローチャートである。 合計優先度の推移を示す概念図である。 中継装置を選択する処理を示したシーケンス図である。 通信セッションを確立する処理を示したシーケンス図である。 通信端末間で画像データ及び音データを送受信する処理を示したシーケンス図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態について説明する。
<<ビデオ会議用の全体構成>>
まず、図1を用いて、複数の通信端末(10a,10d)間でビデオ会議を行なうための通信システム1について説明する。図1は、本実施形態の通信システムのうちビデオ会議の通信の概略を示した概略図である。
通信システム1は、複数の通信端末(10a,10d)、中継装置30、及び通信管理システム50によって構築されている。なお、以降、複数の通信端末(10aa,10db)等のうち、任意の通信端末は「通信端末10」と表されている。
通信端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音データの送受信による通信を行なう。なお、画像データの画像は、動画であっても静止画であってもよく、動画と静止画の両方であってもよい。
また、ビデオ会議の開始を要求する要求元としての通信端末は「開始端末」と表され、要求先である宛先(中継先)としての通信端末は「宛先端末」と表されている。図1では、通信端末10aが開始端末として、通信端末10dが宛先端末として表されている。但し、通信端末10dからビデオ会議の開始を要求する場合は、通信端末10dが開始端末となり、通信端末10aが宛先端末となる。なお、各通信端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各通信端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
中継装置30は、複数の通信端末10間で、コンテンツデータを中継する処理を行なう。通信管理システム50は、通信端末10からのログイン認証、通信端末10の通信状況の管理、宛先リストの管理等、及び中継装置30の通信状況等を一元的に管理する。
また、通信システム1において、開始端末と宛先端末との間では、通信管理システム50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションseiが確立される。また、開始端末と宛先端末との間では、中継装置30を介して、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音データの4つの各データを送受信するための4つのセッションが確立される。図1では、これら4つのセッションをまとめて、画像・音データ用セッションsedとして示している。なお、画像・音データ用セッションsedは、必ずしも4つのセッションである必要はなく、4つのセッション数より少ない又は多いセッション数であってもよい。
ここで、本実施形態で扱われる画像データの画像の解像度について説明する。低解像度の画像データは、例えば、横が160画素、縦が120画素から成り、ベース画像となる。中解像度の画像データは、横が320画素、縦が240画素から成る。高解像度の画像データは、例えば、横が640画素、縦が480画素から成る。このうち、狭帯域経路を経由する場合には、ベース画像となる低解像度の画像データのみから成る低画質の画像データが中継される。帯域が比較的広い場合には、ベース画像となる低解像度の画像データ、及び中解像度の画像データから成る中画質の画像データが中継される。また、帯域が非常に広い場合には、ベース画質となる低解像度の画像データ、中画解像度の画像データ、及び高解像度の画像データから成る高画質の画像データが中継される。音データは、画像データに比べてデータ量が少ないため、狭帯域経路であっても中継される。
なお、通信システム1には、通信管理システム50を介して一方の通信端末10から他方の通信端末10に一方向でコンテンツデータを通信するデータ提供システムや、通信管理システムを介して複数の通信端末間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「通信管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「通信端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、ビデオ会議システムやビデオ電話システム等が例として挙げられる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのビデオ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのビデオ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのビデオ会議端末を想定した上で、通信システム、通信管理システム、及び通信端末について説明する。即ち、本発明の通信端末及び通信管理システムは、ビデオ会議システムに適用されるだけでなく、コミュニケーションシステム、又は通信システムにも適用される。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図2は、本実施形態に係る通信端末10の外観図である。図2に示されているように、通信端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された不図示の吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、不図示の吸気面を介して通信端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して通信端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130には、収音用孔1131が形成され、後述する内蔵型のマイク114によって音、物音、雑音、鼓動等の音が収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための不図示の接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能に構成されている。図2は、チルト角θ1が90度の状態を示している。カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、ユーザ、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。そして、カメラハウジング1300は、アーム1200に対して、図2で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能に構成されている。
なお、上記図2の外観図はあくまで一例であってこの外観に限定するものではない。カメラやマイクは必ずしも内蔵型である必要はなく外付けであってもよい。また、通信管理システム50は、一般のサーバコンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図3は、本発明の本実施形態に係る通信端末10のハードウェア構成図である。図3に示されているように、本実施形態の通信端末10は、通信端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、通信端末用プログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F107、通信端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、通信端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ通信をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。なお、SSDに代えてHDDを用いてもよい。
また、通信端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成されている。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、通信端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記通信用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記通信用プログラムは、フラッシュメモリ104ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
図4は、本発明の本実施形態に係る通信管理システムのハードウェア構成図である。
通信管理システム50は、通信管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、通信管理用プログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ通信をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記通信管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記通信管理用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
また、図1に示されている中継装置30のハードウェア構成は、通信管理システムのハードウェア構成と同様であるため、その説明を省略する。但し、中継装置30の場合は、HD204に中継用プログラムが記憶されている。
<<通信システムの全体構成>>
続いて、図5を用いて、通信システムの全体構成について説明する。図5は、本発明の実施形態に係る通信システムの全体構成図である。
図5において、開始端末(通信端末10a)、宛先端末(通信端末10d)、中継装置30、及び通信管理システム50は、インターネットを含む通信ネットワーク2に接続されている。通信ネットワーク2を介する通信には、有線通信だけでなく、無線通信が含まれてもよい。通信端末10aは利用者C1によって利用され、通信端末10dは利用者C2によって利用される。通信管理システム50は、各通信端末10に対して、各種サービスを提供する。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、本実施形態の通信システム1を構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。図6では、端末10、中継装置30、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。
<端末の機能構成>
端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14、音入力部15a、音出力部15b、表示制御部17、遅延検出部18、及び記憶・読出処理部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された端末用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、端末10は、図3に示されているRAM103、及び図3に示されているフラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。更に、端末10には、図3に示されている記録メディア106によって構築される記録媒体1010が挿入されており、記憶・読出処理部19によって各種データの読み出し又は書き込みが行なわれる。
(端末の各機能構成)
次に、図3及び図6を用いて、端末10の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、端末10の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図6に示されている端末10の送受信部11は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、管理システム50より、宛先候補としての各端末の状態を示す各状態情報の受信を開始する。なお、この状態情報は、各端末10の稼動状態(ONラインかOFFラインかの状態)だけでなく、ONラインであっても更に通話可能であるか、通話中であるか、離席中であるか等の詳細な状態を示す。また、この状態情報は、各端末10の稼動状態だけでなく、端末10でケーブル120cが端末10から外れていたり、音声を出力するが画像は出力させなかったり、音声を出力さないようにする(MUTE)等、様々な状態を示す。以下では、一例として、状態情報が稼動状態を示す場合について説明する。
操作入力受付部12は、図3に示されているCPU101からの命令、並びに図3に示されている操作ボタン108及び電源スイッチ109によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、図3に示されている電源スイッチ109をONにすると、図6に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする。
ログイン要求部13は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、上記電源ONの受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び開始端末の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。また、利用者が電源スイッチ109をONの状態からOFFにすると、送受信部11が管理システム50へ電源をOFFする旨の状態情報を送信した後に、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、管理システム50側では、端末10が電源ONから電源OFFになったことを取得することができる。
撮像部14は、図3に示されているCPU101からの命令、並びに図3に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。
音入力部15aは、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音データを入力する。音出力部15bは、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部17は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されているディスプレイI/F117によって実現され、後述のように、受信された解像度の異なる画像データを組み合わせ、この組み合わされた画像データをディスプレイ120に送信するための制御を行う。また、表示制御部17は、管理システム50から受信した宛先リストの情報をディスプレイ120に送信して、ディスプレイ120に宛先リストを表示させることができる。
遅延検出部18は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、他の端末10から中継装置30を介して送られて来る画像データ又は音データの遅延時間(ms)を検出する。
記憶・読出処理部19は、図3に示されているCPU101からの命令及び図3に示すSSD105によって実行され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。この記憶部1000には、端末10を識別するための端末ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。更に、記憶部1000には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音データによってスピーカ150から音声が出力される。
なお、本実施形態の端末ID並びに後述の中継装置ID及びサービスIDは、それぞれ端末10、中継装置30、及びサービス内容を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報の一例を示す。また、端末ID及び中継装置IDサービスIDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。
また、端末IDに代えて、端末10の利用者を識別するための利用者IDを利用してもよい。この場合、端末識別情報には、端末IDだけでなく、利用者IDも含まれる。
<中継装置の機能構成>
中継装置30は、送受信部31、状態検知部32、品質変更部33、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された中継装置用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、中継装置30は、図4に示されているRAM203、及び/又は図4に示されているHD204によって構築される記憶部3000を有している。
(サービス内容管理テーブル)
記憶部3000には、図8に示されているようなサービス内容管理テーブルによって構成されているサービス内容管理DB(Data Base)3001が構築される。サービス内容管理テーブルでは、複数の端末10間の通信に用いられるセッションを識別するためのセッションID、サービス内容、及びセッションを利用中の各端末10のIPアドレスが関連づけられて管理される。このサービス内容の一例として、図8では、中継装置30の動作に用いられる各種動作パラメータが示されている。各種動作パラメータの例として、ここでは、画像のフレームレート(fps:frame per second)、画像の解像度、画像(又は音)のビットレート(kbps:kilo bits per second)、及びデータ通信の符号化方式が示されている。また、この例で示されている動作パラメータは、端末10が受信する画像データや音データの品質に影響を及ぼすパラメータである。なお、サービス内容は、これに限るものではなく、音のサンプリングレート、色深度等が含まれてもよい。中継装置30は、サービス内容管理テーブルを参照して、第1の端末から送られて来た画像データ及び音データ品質をサービス内容に基づき変更する。
(中継装置の各機能構成)
次に、中継装置30の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、中継装置30の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、中継装置30の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図6に示されている中継装置30の送受信部31は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。また、送受信部31は、転送部としての役割も果たし、第1の通信端末から送信されて来た画像データ及び音データを、第2の通信端末に転送する。
状態検知部32は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、この状態検知部32を有する中継装置30の稼動状態を検知する。稼動状態としては、「オンライン」、「オフライン」、「通話中」又は「一時中断」の状態がある。
品質変更部33は、図4に示されているCPU201からの命令によって実現され、サービス内容管理テーブル(図8参照)のセッションIDを参照して、通信端末10から受信した画像データ及び音データの品質を、サービス内容に合った画質パラメータ及び音質パラメータに変更する。
記憶・読出処理部39は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているHDD205によって実現され、記憶部3000に各種データを記憶したり、記憶部3000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<管理システムの機能構成>
管理システム50は、送受信部51、端末認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態取得部55、選択部56、セッション管理部57、設定部58及び記憶・読出処理部59を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された管理システム用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、管理システム50は、図4に示されているHD204により構築される記憶部5000を有している。
(中継装置管理テーブル)
記憶部5000には、図10に示されているような中継装置管理テーブルによって構成されている中継装置管理DB5001が構築されている。この中継装置管理テーブルでは、各中継装置30の中継装置ID毎に、各中継装置30の稼動状態、稼動状態が示される状態情報が管理システム50で受信された受信日時、中継装置30のIPアドレス、及び中継装置30における最大データ通信速度(Mbps)が関連付けられて管理される。例えば、図10に示されている中継装置管理テーブルにおいて、中継装置IDが「111a」の中継装置30aは、稼動状態が「ONライン」で、管理システム50で状態情報が受信された日時が「2014年4月10日の13時00分」で、この中継装置30aのIPアドレスが「1.2.1.2」で、この中継装置30aにおける最大データ通信速度が100Mbpsであることが示されている。
(認証管理テーブル)
更に、記憶部5000には、図11に示されているような認証管理テーブルによって構成されている認証管理DB5002が構築されている。この認証管理テーブルでは、管理システム50によって管理される全ての端末10の各端末IDに対して、各パスワードが関連付けられて管理される。例えば、図11に示されている認証管理テーブルにおいて、端末10aaの端末IDは「01aa」で、パスワードは「aaaa」であることが示されている。
(端末管理テーブル)
また、記憶部5000には、図12に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5003が構築されている。この端末管理テーブルでは、各端末10の端末ID毎に、各端末10を宛先とした場合の宛先名、各端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報が管理システム50で受信された受信日時、端末10のIPアドレス、及び各端末10に提供するサービスを識別するためのサービスIDが関連付けられて管理される。例えば、図12に示されている端末管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」の端末10aaは、端末名が「日本 東京事業所 AA端末」で、稼動状態が「ONライン(通話可能)」で、管理システム50でログイン要求情報が受信された日時が「2014年4月10日の13時40分」で、この端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」で、サービスIDが「sv103」であることが示されている。
(宛先リスト管理テーブル)
更に、記憶部5000には、図13に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5004が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、通話の開始を要求する開始端末の端末IDに対して、宛先端末の候補として登録されている宛先端末の端末IDが全て関連付けられて管理される。例えば、図13に示されている宛先リスト管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」である開始端末(端末10aa)から通話の開始を要求することができる宛先端末(端末10db)の候補は、端末IDが「01ab」の端末10ab、端末IDが「01ba」の端末10ba、及び端末IDが「01bb」の端末10bb等であることが示されている。この宛先端末の候補は、任意の開始端末から管理システム50に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。
(セッション管理テーブル)
また、記憶部5000には、図14に示されているようなセッション管理テーブルによって構成されているセッション管理DB5005が構築されている。このセッション管理テーブルでは、中継装置30を選択するためのセッションの実行に用いられる選択用セッションID毎に、画像データ及び音データの中継に使用される中継装置30の中継装置ID、開始端末の端末ID、宛先端末の端末ID、宛先端末において画像データが受信される際の受信の遅延時間(ms)、及びこの遅延時間が示されている遅延情報を宛先端末から送られて来て管理システム50で受信された受信日時が関連付けられて管理される。このセッションIDは、サービス内容管理テーブル(図8参照)のセッションIDと同じである。例えば、セッションID「se1」が用いられることにより、中継装置30dを介して、2つの端末(10aa,10db)間で通話を行うことが示される。
(質問管理テーブル)
また、記憶部5000には、図15に示されているような質問管理テーブルによって構成されている質問管理DB5006が構築されている。この質問管理テーブルでは、質問を識別するための質問ID、質問内容、回答の各選択肢の内容が関連付けられて管理されている。例えば、質問IDが「q001」で、質問内容が「画面を表示する際に、被写体はどの程度動きますか?」である場合、選択肢1の内容は「常に全体が動き続けている。」で、選択肢2の内容は「部分的に動き続けている。」で、選択肢3の内容は「滅多に動かない。」である。なお、この質問管理テーブルに登録されている質問内容は、予め管理システム50の管理者によって登録される内容である。この管理者は、利用者が要求するサービスの内容に合った動作パラメータを特定するための質問内容を、質問管理テーブルに登録する。
(優先度管理テーブル)
更に、記憶部5000には、図16に示されているような優先度管理テーブルによって構成されている優先度管理DB5007が構築されている。この優先度管理テーブルでは、質問ID毎に、各端末10に提供するサービス案を決定する際に利用される優先度がポイント制で管理されている。具体的には、優先度管理テーブルでは、複数の選択肢のそれぞれに対して、サービスID毎に定められサービスの利用の優先度を示す優先度情報が関連付けられて管理されている。換言すると、優先度管理テーブルでは、複数のサービスIDのそれぞれに対して、選択肢の番号毎に定められサービスの利用の優先度を示す優先度情報が関連付けられて管理されている。例えば、質問ID「q001」の質問に対して、端末10の利用者が選択肢1を選択した場合、サービスID「sv101」に対しては優先度としてポイント「10」が追加され、サービスID「sv102」に対しては優先度としてポイント「3」が追加される。そして、後述のように、全ての質問に対する優先度の合計である合計優先度が一番高いサービスIDで特定されたサービス内容がサービス案として、回答者である利用者の端末10に送信される。なお、選択肢の番号は、選択肢識別情報の一例であり、番号以外の識別子であってもよい。
なお、例えば、図15に示されている質問ID「q001」に対応する質問内容「画面を表示する際に、被写体はどの程度動きますか?」に対して、利用者が選択肢1「常に全体が動き続けている。」を選択した場合には、利用者が要求するサービス内容は、映像のフレームレートの値が高い方が適切であると特定することができる。よって、後述する図17に示されるサービス管理テーブルにおいて、他のサービスIDと比較して高いフレームレートの値が設定されているサービスID「sv101」に対しては、利用者が選択肢2又は選択肢3を選択した場合よりも、高い優先度のポイントが追加されるように割り当てられている。
(サービス管理テーブル)
更に、記憶部5000には、図17に示されているようなサービス管理テーブルによって構成されているサービス管理DB5007が構築されている。このサービス管理テーブルでは、サービスID毎に、サービス内容及び利用料が関連付けられて管理される。このサービス内容は、サービス内容管理テーブル(図8参照)で管理されているフレームレート、解像度、ビットレート、符号化方式と同じであるため、これらの説明を省略する。利用料は、この利用料に関連付けられているサービスIDで示されるサービスを受けた利用者が、管理システム50の管理者又は管理システム50を利用したサービス提供者に支払う料金である。
なお、サービス管理テーブル(図17参照)の内容は、予め管理システム50の管理者又は管理システム50を利用したサービス提供者によって設定された動作パラメータ及び利用料であるのに対して、サービス内容管理テーブル(図8参照)の内容は、後述のステップS84のように、管理システム50から中継装置30に送信される度に、中継装置30で記憶される動作パラメータである。
(管理システムの各機能構成)
次に、管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、管理システム50の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、管理システム50の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
端末認証部52は、図4に示されているCPU102からの命令によって実現され、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5000の認証管理DB5002を検索し、認証管理DB5002に同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
状態管理部53は、図4に示されているCPU102からの命令によって実現され、ログイン要求してきた開始端末の稼動状態を管理すべく、端末管理DB5003(図12参照)に、この開始端末の端末ID、開始端末の稼動状態、管理システム50でログイン要求情報が受信された受信日時、及び開始端末のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。また、状態管理部53は、利用者が端末10の電源スイッチ109の状態をONからOFFにすることで、端末10から送られてきた、電源をOFFする旨の状態情報に基づいて、端末管理DB5003(図12参照)のONラインを示す稼動状態をOFFラインに変更する。
端末抽出部54は、図4に示されているCPU102からの命令によって実現され、ログイン要求した開始端末の端末IDをキーとして、宛先リスト管理DB5004(図13参照)を検索し、開始端末と通話することができる宛先端末の候補の端末IDを読み出すことで、端末IDを抽出する。また、端末抽出部54は、ログイン要求してきた開始端末の端末IDをキーとして、宛先リスト管理DB5004(図13参照)を検索し、上記開始端末の端末IDを宛先端末の候補として登録している他の開始端末の端末IDも抽出する。
端末状態取得部55は、図4に示されているCPU102からの命令によって実現され、上記端末抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の端末IDを検索キーとして、端末管理DB5003(図12参照)を検索し、上記端末抽出部54によって抽出された端末ID毎に稼動状態を読み出す。これにより、端末状態取得部55は、ログイン要求してきた開始端末と通話することができる宛先端末の候補の稼動状態を取得することができる。また、端末状態取得部55は、上記端末抽出部54によって抽出された端末IDを検索キーとして、端末管理DB5003を検索し、ログイン要求してきた開始端末の稼動状態も取得する。
設定部58は、図4に示されているCPU102からの命令によって実現され、端末10で選択された回答の選択肢に基づいて、この端末10に提供するサービスを設定する。具体的には、設定部58は、端末管理テーブル(図12参照)において、提供するサービスが決まった端末10に係る端末IDのレコードにおけるサービスIDのフィールドに、この決まったサービスに係るサービスIDを記憶して管理させる。そのために、設定部58は、図4に示されているCPU201からの命令によって、図7に示されているように、加算部58a、判断部58b、及び決定部58cを実現する。
このうち、加算部58aは、サービスID毎に、優先度を加算して合計優先度を算出する。この算出方法に関しては後述する。
判断部58bは、全ての回答に対する優先度を加算したかを判断する。
決定部58bは、最終的に最大の合計優先度になったサービスIDに係るサービスを、端末10に提案するサービス案として決定する。
<<実施形態の処理または動作>>
次に、図9を用いて、本実施形態の処理または動作の概略について説明する。図9は、本実施形態の処理または動作の概略を示した概略図である。
図9に示されているように、本実施形態では、まず、管理システム50は、端末10に対して端末10の利用状況に関する質問を送信する(ST1)。これに対して、管理システム50は、端末10から質問に対する回答を受信する(ST2)。次に、管理システム50は、回答に応じて、端末10に対し、お勧めのサービス案を送信する(ST3)。これに対して、管理システム50は、端末10からサービス案を承認するか否認するかを示す回答を受信する(ST4)。管理システム50は、承認する回答を得ている場合、サービス案を正式に提供するサービスとして設定する(ST5)。そして、管理システム50は、中継装置30に対してサービスを実行する際の中継装置30の動作パラメータを送信する(ST6)。
続いて、図18乃至図26を用いて、本実施形態に係る通信システム1における処理方法を具体的に説明する。なお、図18は、各中継装置の稼動状態を示す状態情報を管理する処理を示したシーケンス図である。
まず、図18を用いて、各中継装置30から管理システム50に送信された各中継装置30の状態を示す状態情報を管理する処理を説明する。まず、各中継装置30では、図6に示されている状態検知部32が、自装置である中継装置30の稼動状態を定期的に検知している(ステップS1−1〜4)。そして、管理システム50側で各中継装置30の稼動状態をリアルタイムで管理させるべく、各中継装置30の送受信部31は、定期的に通信ネットワーク2を介して管理システム50へ各状態情報を送信する(ステップS2−1〜4)。これら各状態情報には、中継装置30毎の中継装置IDと、これら各中継装置IDに係る中継装置30の状態検知部32で検知された稼動状態とが含まれている。なお、本実施形態では、中継装置(30a,30b,30d)は、正常に稼動して「ONライン」となっている一方で、中継装置30cは稼働中ではあるが、中継装置30cの中継動作を実行するためのプログラムに何らかの不具合が生じて、「OFFライン」となっている場合が示されている。
次に、管理システム50では、各中継装置30から送られて来た各状態情報を送受信部51が受信し、記憶・読出処理部59を介して記憶部5000の中継装置管理DB5001(図10参照)に、中継装置ID毎に状態情報を記憶して管理する(ステップS3−1〜4)。これにより、図10に示されるような中継装置管理テーブルに対して、中継装置ID毎に「ONライン」、「OFFライン」、又は「故障中」のいずれかの稼動状態が記憶されて管理される。またこの際に、中継装置ID毎に、管理システム50で状態情報が受信された受信日時も記憶されて管理される。なお、中継装置30から状態情報が送られない場合には、図10に示されている中継装置管理テーブルの各レコードにおける稼動状態のフィールド部分及び受信日時のフィールド部分が空白になるか、又は、前回の受信時の稼動状態及び受信日時をそれぞれ示す。
次に、図19を用いて、端末10aa、端末10ba、及び端末10dbの3拠点間で、通話を開始する前の準備段階における各管理情報の送受信処理について説明する。図19は、端末間で遠隔通信を開始する準備段階の処理を示したシーケンス図である。なお、図19では、全て図1に示されている管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される。
まず、開始端末(端末10aa)の利用者が、図2に示されている電源スイッチ109をONにすると、図6に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする(ステップS21)。そして、ログイン要求部13は、上記電源ONの受け付けを契機とし、送受信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信する(ステップS22)。なお、ログイン要求情報は、電源スイッチ109のONによって送信されるのではなく、利用者による操作ボタン108の操作によって送信されてもよい。また、ログイン要求情報には、要求元としての自端末である端末10aaを識別するための端末ID及びパスワードが含まれている。これら端末ID及びパスワードは、記憶・読出処理部19を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、端末ID及びパスワードは、記録媒体1010に記録されており、記録媒体から読み出されるようにしてもよい。また、端末10aaから管理システム50へログイン要求情報が送信される際は、受信側である管理システム50は、送信側である端末10abのIPアドレスを取得することができる。
次に、管理システム50の端末認証部52は、送受信部51を介して受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5000の認証管理DB5002(図11参照)を検索し、認証管理DB5002に同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う(ステップS23)。この端末認証部52によって、同一の端末ID及びパスワードが管理されているため、正当な利用権限を有する端末10からのログイン要求であると判断された場合には、状態管理部53は、端末管理DB5003(図12参照)に、端末10aaの端末ID、稼動状態、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、及び端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS24)。これにより、図12に示されている端末管理テーブルには、端末ID「01aa」に、稼動状態「ONライン」、受信日時「2014.4.10.13:40」及び端末10aaのIPアドレス「1.2.1.3」が関連付けて管理されることになる。
そして、管理システム50の送受信部51は、上記端末認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた開始端末(端末10aa)に送信する(ステップS25)。本実施形態では、端末認証部52によって正当な利用権限を有する端末であると判断された場合につき、以下続けて説明する。
管理システム50の端末抽出部54は、ログイン要求した開始端末(端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理DB5004(図13参照)を検索し、開始端末(端末10aa)と通信することができる宛先端末の候補の端末IDを読み出すことによって抽出する(ステップS26)。ここでは、一例として、開始端末(端末10aa)の端末ID「01aa」に対応する宛先端末(端末10ab,10ba,10db)のそれぞれの端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」)が抽出されることになる。
次に、端末状態取得部55は、上記端末抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」)を検索キーとして、端末管理DB5003(図12参照)を検索し、上記端末抽出部54によって抽出された端末ID毎に稼動状態(「OFFライン」、「ONライン」、「ONライン」)を読み出すことにより、端末(10ab,10ba,10db)の各稼動状態を取得する(ステップS27)。
次に、送受信部51は、上記ステップS27で使用された検索キーとしての端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」)と、それぞれに対応する宛先端末(端末10ab,10ba,10db)のそれぞれの稼動状態(「OFFライン」、「ONライン」、「ONライン」)とが含まれた宛先状態情報を、通信ネットワーク2を介して開始端末(端末10aa)に送信する(ステップS28)。これにより、開始端末(端末10aa)は、この開始端末(端末10aa)と通信することができる宛先端末の候補である端末(10ab,10ba,10db)の現時点のそれぞれの稼動状態(「OFFライン」、「ONライン」、「ONライン」)を取得することができる。
更に、管理システム50の端末抽出部54は、ログイン要求してきた開始端末(端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理DB5004(図13参照)を検索し、上記開始端末(端末10aa)の端末ID「01aa」を宛先端末の候補として登録している他の開始端末の端末IDを抽出する(ステップS29)。図13に示されている宛先リスト管理テーブルでは、抽出される他の開始端末の端末IDは、「01ab」、「01ba」、及び「01db」である。
次に、管理システム50の端末状態取得部55は、上記ログイン要求して来た開始端末(端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、端末状態管理DB5003(図12参照)を検索し、ログイン要求してきた開始端末(端末10aa)の稼動状態を取得する(ステップS30)。
そして、送受信部51は、上記ステップS29で抽出された端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」)に係るそれぞれの端末(10ab,10ba,10db)のうち、端末管理DB5003(図12参照)で稼動状態が「ONライン」となっている端末(10ba,10db)に、上記ステップS30で取得された開始端末(端末10aa)の端末ID「01aa」と稼動状態「ONライン」が含まれる宛先状態情報を送信する(ステップS31−1,2)。なお、送受信部51が端末(10ba,10db)に宛先状態情報を送信する際に、各端末ID(「01ba」、「01db」)に基づいて、図12に示されている端末管理テーブルで管理されている端末のIPアドレスを参照する。これにより、ログイン要求した開始端末(端末10aa)を宛先として通信することができる他の宛先端末(端末10db,10ba)のそれぞれに、上記ログイン要求した開始端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、及び稼動状態「ONライン」を伝えることができる。
一方、他の端末10でも、上記ステップ21と同様に、利用者が図4に示されている電源スイッチ109をONにすると、図6に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付け、上記ステップS22〜S31−1,2の処理と同様の処理を行うため、その説明を省略する。
次に、図20を用いて、管理システム50が各端末10にサービスを提供する際に管理システム50が行なう動作に利用される動作パラメータを設定するための処理を説明する。図20は、サービスの動作パラメータを設定する処理を示したシーケンス図である。なお、図20では、管理システム50が、端末10aaに対して提供するサービスを設定する場合について示されている。
図20に示されているように、端末10の送受信部11は、管理システム50に対して、サービス設定要求を送信する(ステップS41)。サービス設定要求には、端末10aaの端末IDが含まれている。これにより、管理システム50の送受信部51は、サービス設定要求を受信する。そして、管理システム50の記憶・読出処理部59は、質問管理テーブル(図15参照)から、全ての質問情報を読み出す(ステップS42)。管理システム50の送受信部51は、端末10aaに対して、全ての質問情報を送信する(ステップS43)。これにより、端末10aaの送受信部11は、全ての質問情報を受信する。
次に、端末10aaでは、表示制御部17がディスプレイ120aaに、図21に示されているような画面を表示させる。なお、図21は、質問内容を示した画面例である。この画面例には、複数の質問、及び各質問に対する複数の選択肢が表示され、各選択肢の先頭には端末10の利用者が選択するためのラジオボタンが表示されている。そこで、端末10aaの利用者が各質問に回答するために、各ラジオボタンを選択すると、操作入力受付部12が各選択を受け付ける(ステップS44)。そして、端末10aaの利用者が、図21の画面例の右下の「送信」ボタンを押下すると、送受信部11は、管理システム50に対して、各ラジオボタンの選択結果である回答を送信する(ステップS45)。この回答には、質問毎に、質問を識別するための質問ID、及びこの質問に対して選択された選択肢の番号が関連付けられて含まれている。これにより、管理システム50の送受信部51は回答を受信する。
次に、管理システム50は、端末10aaに提供するためのサービス案を決定する処理を行なう(ステップS46)。ここで、図22及び図23を用いて、ステップS46の処理を詳細に説明する。なお、図22は、サービス案を決定する処理を示したフローチャートである。
図22に示されているように、まず、記憶・読出処理部59は、上記ステップS45によって受信された回答における質問ID及び選択肢の番号を検索キーとして優先度管理テーブル(図16参照)を検索することにより、対応するサービスID毎の優先度(ポイント)を読み出す(ステップS46−1)。
次に、図7に示されている加算部58aは、サービスID毎に、優先度を加算して合計優先度を算出する。ここで、図23を用いて、合計優先度の推移を説明する。図23は、合計優先度の推移を示す概念図である。
図23(a)に示されているように、最初は、各サービスIDの合計優先度は全て「0」である。そして、例えば、端末10aaの利用者が、ステップS44において、質問1に対し選択肢の番号1を選択していた場合、ステップS46−1において、優先度管理テーブル(図16参照)の質問ID「q001」における選択肢番号1の各優先度(ポイント)が読み出される。これにより、図23(b)に示されているように、各サービスIDの合計優先度として、質問ID「q001」における選択肢番号1の各優先度(ポイント)が加算される。
次に、判断部58bは、全ての回答に対する優先度を加算したかを判断する(ステップS46−3)。そして、加算部58aが全ての回答に対する優先度を加算していないと判断された場合には(YES)、上記ステップS46−1に戻って残りの回答に対する優先度の読み出しが行なわれ、上記ステップS46−2によって新たに優先度が加算される。これにより、例えば、図23(b)から図23(c)に示されているように、順次、優先度が加算されて合計優先度が算出される。
一方、上記ステップS46−3において、加算部58aが全ての回答に対する優先度を加算していると判断された場合には(YES)、決定部58cは、最終的に最大の合計優先度になったサービスIDに係るサービスを、端末10aaに提案するサービス案として決定する(ステップS46−4)。そして、記憶・読出処理部59は、決定されたサービスに係るサービスIDを検索キーとしてサービス管理テーブル(図17参照)を検索することにより、対応するサービス内容及び利用料を読み出す(ステップS46−5)。本実施形態のサービス内容は、図17に示されているように、フレームレート、解像度、ビットレート、及び符号化方式である。
続いて、図20に戻り、管理システム50の送受信部51は、端末10aaに対して、サービス案で良いか否かの承認要求を送信する(ステップS47)。この承認要求には、サービス内容及び利用料が含まれている。これにより、端末10aaの送受信部11は、承認要求を受信する。
次に、端末10aaの利用者は、サービス内容及び利用料を考慮して、承認要求を承認又は否認すると、操作入力受付部12が承認又は否認を受け付ける(ステップS48)。これにより、端末10aaの送受信部11は、管理システム50に対して、承認又は否認を示した回答を送信する(ステップS49)。ここでは、端末10aaの利用者が承認した場合について、以降、説明を続ける。
管理システム50では、設定部58が、端末管理テーブル(図12参照)において、端末10aaに係る端末ID「01aa」が含まれるレコードの「サービスID」のフィールド部分に、上記ステップS46によって決定したサービス案に係るサービスIDを記録して管理することで、端末10aaが提供されるサービスを設定する(ステップS50)。
以上のように、管理システム50が、端末10の利用者に端末10を使用するサービスに関する質問(例えば、端末10の使用状況又は使用目的などに関する質問)を送り、端末10から回答の選択肢を得ることで、利用者に最適なサービス内容及び料金を提案することができる。なお、実際のサービスの提供を受ける端末10と管理システムに対してサービス内容を設定する端末10は必ずしも一致している必要はなく、別々の端末10であってもよい。
続いて、図24を用いて、中継装置30を選択する処理を説明する。なお、図24では、全て図24に示されている管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される。また、本実施形態においては、開始端末(端末10aa)は、宛先の候補としての端末10のうち、上記ステップS28によって受信した端末の状態情報により、稼動状態がONラインである端末10の少なくとも一方と通話を行うことができる。以下では、開始端末(端末10aa)の利用者が、宛先端末(端末10db)と2拠点間の通話を開始する場合について説明する。
まず、開始端末(端末10aa)の利用者が図3に示されている操作ボタン108を押下して端末10dbを選択すると、図6に示されている操作入力受付部12は、宛先端末(端末10db)との通話を開始する要求を受け付ける(ステップS61)。そして、開始端末(端末10aa)の送受信部11は、管理システム50に対して、通話を開始したい旨を示す開始要求情報を送信する(ステップS62)。この開始要求情報には、開始端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、及び宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」が含まれている。これにより、管理システム50の送受信部51は、上記開始要求情報を受信すると共に、送信元である開始端末(端末10aa)のIPアドレスを受信する。
そして、状態管理部53は、開始要求情報に含まれる開始端末(端末10aa)の端末ID「01aa」及び宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」に基づき、端末管理テーブル(図12参照)において、上記端末ID「01aa」、及び端末ID「01db」がそれぞれ含まれるレコードの稼動状態のフィールド部分を、ともに「通話中」に変更する(ステップS63)。なお、この状態では、開始端末(端末10aa)、及び宛先端末(端末10db)は、通話を開始していないが、通話中状態となり、他の端末10が開始端末(端末10aa)又は宛先端末(端末10db)と通話しようとすると、いわゆる通話中状態を示す旨の通知音又は表示が出力される。
次に、実際に利用される中継装置30を選択するためのセッションを実行する処理を説明する。まず、管理システム50のセッション管理部57は、中継装置30を選択するためのセッションの実行に用いられるセッションIDを生成する(ステップS64)。ここでは、セッションID「se1」が生成される。
そして、セッション管理部57は、セッション管理テーブル(図14参照)に、上記ステップS64で生成されたセッションID「se1」、開始端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、及び宛先端末(端末10db)の端末ID「01db」を関連付けて記憶して管理する(ステップS65)。
次に、図7に示されている管理システム50の選択部56は、中継装置管理テーブル(図10参照)及び端末管理テーブル(図12参照)に基づいて、開始端末(端末10aa)及び宛先端末(端末10db)の2拠点間の通話を中継するための中継装置30の選択を行う(ステップS66)。具体的には、中継装置管理テーブル(図10参照)において稼動状態が「ONライン」の中継装置に係る中継装置IDのうち、端末管理テーブル(図12参照)において開始端末(端末10aa)のIPアドレスに近いIPアドレスの中継装置30に係る中継装置IDが選択される。ここでは、中継装置30a(中継装置ID「111a」)が選択された場合について、以降、続けて説明する。
以上のステップS66における中継装置の選択の処理が終了すると、管理システム50の送受信部51は、開始端末(端末10aa)に対して、中継装置選択情報を送信する(ステップS67−1)。この中継装置選択情報には、上記ステップS66によって選択された中継装置30aのIPアドレス、及び上記ステップS64によって生成されたセッションID「se1」が含まれている。これにより、開始端末(端末10aa)は、中継装置選択情報の送信元である管理システム50のIPアドレスを取得することができる。
更に、管理システム50の送受信部51は、宛先端末(端末10db)に対して、中継装置選択情報を送信する(ステップS67−2)。この中継装置選択情報には、上記ステップS66によって選択された中継装置30aのIPアドレス、開始端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、及び上記ステップS64によって生成されたセッションID「se1」が含まれている。これにより、宛先端末(端末10db)は、セッションID「se1」におけるセッションの実行において、中継装置選択情報の送信元である管理システム50のIPアドレスを取得することができる。
次に、上記ステップS67−1の処理に対して、開始端末(端末10aa)の送受信部11は、管理システム50に対して、上記ステップS67−1の処理により中継装置選択情報の受信が完了した旨を示す受信完了情報を送信する(ステップS68−1)。この受信完了情報には、上記ステップS67−1の処理で送受信されたセッションIDが含まれている。これにより、管理システム50は、特定のセッションID「se1」で実行されている中継装置選択情報の伝達が完了した旨を取得する。
更に、上記ステップS67−2の処理に対して、宛先端末(端末10db)は、同様に管理システム50へ、上記ステップS67−2の処理により中継装置選択情報の受信が完了した旨を示す受信完了情報を送信する(ステップS68−2)。この場合も、管理システム50は、特定のセッションID「se1」で実行されている中継装置選択情報の伝達が完了した旨を取得する。
次に、図25に示されているように、管理システム50のセッション管理部57は、セッション管理テーブル(図14参照)において、「セッションID」が含まれるレコードの「中継装置ID」のフィールド部分に、上記選択された中継装置30aの中継装置IDを記憶して管理する(ステップS81)。
次に、管理システム50の記憶・読出処理部59は、上記ステップS62の処理によって受信された開始端末(端末10aa)の端末IDを検索キーとして端末管理テーブル(図12参照)を検索することにより、対応するサービスIDを読み出す(ステップS82)。そして、記憶・読出処理部59は、ステップS82によって読み出したサービスIDを検索キーとしてサービス管理テーブル(図17参照)を検索することにより、対応するサービス内容としての動作パラメータを読み出す(ステップS83)。
そして、管理システム50の送受信部51は、上記選択された中継装置30aに対して、サービス情報を送信する(ステップS84)。このサービス情報には、上記ステップS64の処理によって生成されたセッションID、及び、上記ステップS83処理によって読み出されたサービス内容としての各動作パラメータが含まれている。図25では、管理システム50の送受信部51が中継装置30aにサービス情報を送信し、中継装置30aの送受信部31がサービス情報を受信する。
次に、中継装置30aの記憶・読出処理部39は、サービス内容管理テーブル(図8参照)に、上記ステップS84によって受信されたセッションID及び各動作パラメータを関連付けて新たに記憶して管理する(ステップS85)。
次に、管理システム50の記憶・読出処理部59は、上記ステップS62の処理によって受信された開始端末(端末10aa)及び宛先端末(端末10db)の各端末IDを検索キーとして、端末管理テーブル(図12参照)を検索することにより、対応する各IPアドレスを読み出す(ステップS86)。
そして、管理システム50の送受信部51は、上記選択された中継装置30aに対して、中継を開始する旨の要求が示された中継開始要求情報を送信する(ステップS87)。この中継開始要求情報には、上記ステップS86の処理によって読み出された各IPアドレスが含まれている。これにより、中継装置30aの送受信部31が、中継開始要求情報を受信し、中継装置30aの記憶・読出処理部39は、上記ステップS84によって受信されたセッションIDに上記ステップS87で受信された各IPアドレスを関連付けて記憶して管理する。よって、中継装置30aは、自装置である中継装置30aが選択されたことを取得できるため、上記ステップS87で受信された各IPアドレスに対応する端末(10aa,10db)の間で、低解像度、中解像度、及び高解像度の3つの画像データ、並びに、音データを通話するためのセッションをそれぞれ確立する(ステップS88−1,S88−2)。よって、端末(10aa,10db)は、2拠点でテレビ会議の通話を開始することができる。
続いて、図6及び図26を用いて、開始端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)との間で、テレビ会議の通話を行うために、画像データ及び音データを送受信する処理を説明する。なお、端末10aaから端末10dbに画像データ及び音データを送信する一方向の処理と、端末10dbから端末10aaに画像データ及び音データを送信する逆方向の処理とで、画像データ及び音データの送受信や後述の遅延時間の検出等は同じ処理であるため、上記一方向の通信について説明し、上記逆方向の通信は省略する。
まず、開始端末(端末10aa)は、セッションID「se1」によって特定されたセッション(図1に示されている画像・音データ用セッションsed)によって、撮像部14aで撮像された被写体の画像データ、及び音入力部15aで入力された音声の音データを、送受信部11から通信ネットワーク2を介して中継装置30aへ送信する(ステップS101)。
中継装置30aでは、送受信部31が画像データ及び音データを受信すると、品質変更部33は、サービス内容管理テーブル(図8参照)のセッションIDを参照して、画像データ及び音データの品質を、画質パラメータ及び音質パラメータに基づいて変更する(ステップS102)。この場合、開始端末(端末10aa)から送られて来た画像データ及び音データの品質が、それぞれ画質パラメータ及び音質パラメータ以下の値の場合には、品質変更部33は、画像データの画質及び音データの音質を変更しない。これに対して、開始端末(端末10aa)から送られて来た画像データの画質が、画質パラメータを越える値の場合には、品質変更部33は、画像データの画質を画質パラメータの値まで下げる。同様に、開始端末(端末10aa)から送られて来た音データの音質が、音質パラメータを越える値の場合には、品質変更部33は、音データの音質を音質パラメータの値まで下げる。
そして、中継装置30aの送受信部31は、画像・音データ用セッションsedによって、画像データ及び音データを宛先端末(端末10db)に転送する(ステップS103)。これにより、開始端末(端末10aa)は、自己のサービスIDに基づいた品質の画像データ及び音データを送信することができる。なお、宛先端末(端末10db)から中継装置30aを介して開始端末(端末10aa)に画像データ及び音データを送信する場合には、開始端末(端末10aa)のサービスIDに基づいた品質の画像データ及び音データを送信することができる。
<<本実施形態の主な効果>>
以上説明したように本実施形態によれば、管理システム50は、各質問に対する回答に基づいてサービス案を決定するため、端末10による通信の使用状況又は使用目的に応じたサービス案を提供することができるという効果を奏する。
また、管理システム50は、端末10からサービス案の承認を得ると、この端末10に対してサービス案の内容を設定することで、端末10の利用者の利用状況に合ったサービスを提供することができる。これにより、利用者(特にネットワークなどの専門知識がない利用者)は自分の利用状況に合ったサービスを選択しづらい、という課題を解決することができるという効果奏する。
〔実施形態の補足〕
上記実施形態では、ステップS67において、管理システム50は、端末10の使用状況又は使用目的に最適なサービス案を1つだけ提案したが、これに限るものではない。例えば、優先度が高い上位3つ等のサービス案を提案しても良いし、優先順位を付加した全てのサービス案を提案してもよい。
上記実施形態では、図20に示されているように、管理システム50でサービスの設定が行なわれる処理と、図24乃至26に示されているように、中継装置30aにサービス内容としての動作パラメータが送信される処理が連続していないがこれに限るものではない。例えば、上記ステップS50の処理の後、管理システム50から端末10aaに対して、宛先の選択を促す処理を行なうことによって、上記ステップS50の処理と上記ステップS61の処理が連続的に行なわれるようにしてもよい。これにより、質問の回答から宛先端末との通信開始までの連続した処理が行なわれることで、端末10の利用者の利便性が向上するという効果を奏する。
上記実施形態における中継装置30、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。また、プログラム提供システム90が単一のコンピュータによって構築されている場合には、プログラム提供システム90によって送信されるプログラムは、複数のモジュールに分けて送信されるようにしてもよいし、分けないで送信されるようにしてもよい。更に、プログラム提供システム90が複数のコンピュータによって構築されている場合には、複数のモジュールが分けられた状態で、各コンピュータから送信されるようにしてもよい。
また、上記各実施形態の端末用プログラム、中継装置用プログラム、又は通信管理用プログラムが記憶されたCD−ROM等の記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD204、及びこのHD204を備えたプログラム提供システム90は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ、上記端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び通信管理用プログラムが利用者等に提供される場合に用いられる。
また、図10、図12、及び図14では、受信日時について管理しているが、これに限るものではなく、受信日時のうち少なくとも受信時間を管理すればよい。
更に、上記実施形態では、図10で中継装置30のIPアドレス、図12で端末10のIPアドレスを管理することとしたが、これに限るものではなく、通信ネットワーク2上で中継装置30を特定するための中継装置特定情報、又は通信ネットワーク2上で端末10を特定するための端末特定情報であれば、それぞれのFQDN(Fully Qualified Domain Name)を管理してもよい。この場合、周知のDNS(Domain Name System)サーバによって、FQDNに対応するIPアドレスが取得されることになる。なお、「通信ネットワーク2で中継装置30を特定するための中継装置特定情報」だけでなく、「通信ネットワーク2上における中継装置30への接続先を示した中継装置接続先情報」、又は「通信ネットワーク2上における中継装置30への宛先を示した中継装置宛先情報」と表現してもよい。同じく、「通信ネットワーク2で端末10を特定するための端末特定情報」だけでなく、「通信ネットワーク2上における端末10への接続先を示した端末接続先情報」、又は「通信ネットワーク2上における端末10への宛先を示した端末宛先情報」と表現してもよい。
また、上記実施形態では、通信端末の一例として、テレビ会議端末の場合について説明したが、これに限るものではなく、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話等の電話システムであってもよい。また、スマートフォン、携帯電話機、カーナビゲーション端末、ウェアラブルコンピュータ、監視カメラ、電子黒板、プロジェクタ、ゲーム機、又は、通信機能を備えた産業用機器であってもよい。ウェアラブルコンピュータには、腕時計やヘッドマウントディスプレイ等が含まれる。また、産業用機器には、MFP(Multifunction Peripheral/Printer/Product)等のオフィス機器、内視鏡等の医療用機器、耕運機等の農業用機器などが含まれる。
また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、画像データ及び音データについて説明したが、これに限るものではなく、触覚(touch)データであってもよい。この場合、一方の端末側で利用者が接触した感覚が、他方の端末側に伝達される。更に、コンテンツデータは、嗅覚(smell)データであってもよい。この場合、一方の端末側の匂い(臭い)が、他の端末側に伝達される。また、コンテンツデータは、画像データ、音データ、触覚データ、及び嗅覚データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
また、上記実施形態では、通信システム1によってテレビ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話、又は、一方向での情報の提示に使用されても構わない。
〔その他〕
以下に、本実施形態の一面を示した発明を開示する。なお、括弧内の符号は一例であって、各手段を符号の構成や処理に限定するものではない。
即ち、本実施形態には、所定の中継装置を介してコンテンツデータの送受信を行なう複数の通信端末を管理する通信管理システムであって、所定の通信端末に、当該所定の通信端末に提供し得るサービスに関する質問内容を含む質問情報を送信する送信手段(51,S43)と、前記質問情報を受信した通信端末から、前記質問内容に対する回答を示す回答情報を受信する受信手段(51,S45)と、前記回答情報に基づいて、前記所定の通信端末に提供するサービスを設定する設定手段(58,S50)とを有し、前記送信手段は、前記設定されたサービスに応じた前記中継装置の動作パラメータを、前記中継装置に送信する(S83)ことを特徴とする通信管理システムが開示されている。
1 通信システム
10 通信端末
11 送受信部
17 表示制御部
18 遅延検出部
30 中継装置
31 送受信部
32 状態検知部
33 品質変更部
39 記憶・読出処理部
50 通信管理システム
51 送受信部(受信手段の一例、送信手段の一例)
52 端末認証部
53 状態管理部
54 端末抽出部
55 端末状態取得部
56 選択部
57 セッション管理部
58 設定部(設定手段の一例)
58a 加算部
58b 判断部
58c 決定部
59 記憶・読出処理部
70 ルータ
90 プログラム提供システム
100 メンテナンスシステム
1000 記憶部
1010 記録媒体
3000 記憶部
3001 サービス内容管理DB
5000 記憶部
5001 中継装置管理DB
5002 認証管理DB
5003 端末管理DB
5004 宛先リスト管理DB
5005 セッション管理DB
5006 質問管理DB
5007 優先度管理DB(優先度管理手段の一例)
5008 サービス管理DB(サービス管理手段の一例)
特開2008−227577号公報

Claims (10)

  1. 所定の中継装置を介してコンテンツデータの送受信を行なう複数の通信端末を管理する通信管理システムであって、
    所定の通信端末に、当該所定の通信端末に提供し得るサービスに関する質問内容を含む質問情報を送信する送信手段と、
    前記質問情報を受信した通信端末から、前記質問内容に対する回答を示す回答情報を受信する受信手段と、
    前記回答情報に基づいて、前記所定の通信端末に提供するサービスを設定する設定手段と、
    を有し、
    前記送信手段は、前記設定されたサービスに応じた前記中継装置の動作パラメータを、前記中継装置に送信することを特徴とする通信管理システム。
  2. 前記受信手段は、前記所定の通信端末から、当該所定の通信端末が提供され得るサービスの設定要求を受信し、
    前記送信手段は、前記設定要求に対して、前記所定の通信端末に前記質問情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の通信管理システムであって、
    前記複数の通信端末のそれぞれが提供されるサービスを識別するためのサービス識別情報、及び前記中継装置の動作パラメータを関連付けて管理するサービス管理手段を有し、
    前記送信手段は、前記設定手段によって設定されたサービスを識別するための特定のサービス識別情報に対して前記サービス管理手段で関連付けられている動作パラメータを、前記中継装置に送信することを特徴とする通信管理システム。
  4. 前記質問情報には、前記質問内容、及び前記回答に係る複数の選択肢が含まれ、
    前記回答情報には、前記複数の選択肢のうち前記通信端末で選択された特定の選択肢を識別するための選択肢識別情報が含まれていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信管理システム。
  5. 請求項4に記載の通信管理システムであって、
    前記複数の選択肢のそれぞれに対して、前記サービス識別情報毎に定められ前記サービスの利用の優先度を示す優先度情報を関連付けて管理する優先度管理手段を有し、
    前記設定手段は、前記受信手段によって受信された前記特定の選択肢識別情報に対して前記優先度管理手段で関連付けられている前記サービス識別情報毎の特定の優先度情報に基づいて、前記所定の通信端末に提供するサービス案を決定し、
    前記送信手段は、前記決定されたサービス案を、前記所定の通信端末に送信することを特徴とする通信管理システム。
  6. 前記設定手段は、複数の質問内容のそれぞれに対する優先度を加算し、最大値となる優先度のサービス識別情報で示されるサービス案を、前記所定の通信端末に提供するサービス案として決定することを特徴とする請求項5に記載の通信管理システム。
  7. 前記動作パラメータは、前記コンテンツデータの品質を示すことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信管理システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信管理システムと、
    前記所定の中継装置と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  9. 所定の中継装置を介してコンテンツデータの送受信を行なう複数の通信端末を管理する通信管理システムが実行する中継装置制御方法であって、
    前記通信管理システムは、
    所定の通信端末に、当該所定の通信端末に提供し得るサービスに関する質問を示す質問情報を送信する送信ステップと、
    前記質問情報を受信した通信端末から、前記質問に対する回答を示す回答情報を受信する受信ステップと、
    前記回答の内容に基づいて、前記所定の通信端末に提供するサービスを設定する設定ステップと、
    を実行し、
    前記送信ステップは、前記設定されたサービスに応じた前記中継装置の動作パラメータを、前記中継装置に送信する処理を含むことを特徴とする中継装置制御方法。
  10. コンピュータに、請求項9に記載の各ステップを実行させることを特徴とするプログラム。
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