JP2016038976A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】輝度むらを抑制し、意匠性の優れた照明器具を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の照明器具1は、複数の光源3と、回路部5と、基板7と、回路部カバー9と、フレーム11と、配光制御部材13と、放熱部材15と、熱伝導シート17とを備える。照明器具1は、二重反射型の光路L2,L3を構成する構造であり、すなわち、光源3の光は、内部フレーム37の傾斜部43へ向けて出射され、出射光が傾斜部43によって一旦遮られ、基板7の半径方向内側へ向けて反射され、傾斜部43によって反射された光が回路部カバー9によって配光制御部材13へ向けて反射される。その後、回路部カバー9による反射光が配光制御部材13を透過して、照明器具1の外部へ配光される。これにより、光源3からの出射光が、光源3の発光面に対向する方向から直接的に視認されることによる輝度むらを抑制する。【選択図】図1
Description
本発明は、照明器具に関するものである。
一般に、オフィスビル、病院等の建物の部屋、通路等の天井面には、照明器具が取付けられている。このような照明器具として、天井面に穴を形成し、この穴に照明器具を取付けるダウンライトが知られている。
例えば、特許文献1には、点灯装置と同一面であってその周囲に複数のLEDが配置され、このLEDの発光面に対向する位置に配光制御部材を配置して、給電部を天井面に形成された小径穴に挿通して電力供給用の電源線に接続し、天井面に直接取付けられたLED照明装置が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載されたLED照明装置では、配光制御部材を介してLEDの発光面が直接視認することができるため、配光制御部材が均一の発光面となっておらず輝度むらが生じるという問題がある。また、輝度むらによって、LEDの発光時に、LED照明装置を視認した際の意匠性が良好でないという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、輝度むらを抑制し、意匠性の優れた照明器具を提供することを目的とする。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の態様を例示するものであり、本発明の多様な構成要素の理解を容易にするために、項分けして説明するものである。以下の各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、本発明を実施する最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、または、さらに他の構成要素を付加した態様についても、本発明の一態様になり得るものである。
以下の発明の態様は、本発明の態様を例示するものであり、本発明の多様な構成要素の理解を容易にするために、項分けして説明するものである。以下の各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、本発明を実施する最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、または、さらに他の構成要素を付加した態様についても、本発明の一態様になり得るものである。
(1)円盤状の基板と、
前記基板に、発光面を前記基板と平行にして、環状に配置された複数の光源と、
前記基板の、前記光源と同一面かつ前記光源によって囲まれる位置に配置された回路部と、
前記基板を取囲む円筒部と、前記光源の発光面に対向する位置に配置され、前記光源の出射光を前記基板の半径方向内側へ向けて反射させる方向に傾斜する傾斜部と、該傾斜部の半径方向内側に開口する開口部とを含むフレームと、
前記光源を避けて前記回路部を覆うように前記基板上に配置され、半径方向外側から進行してくる光を前記開口部の方向に反射させる傾斜部を有するドーム状の回路部カバーと、
前記開口部に配置される配光制御部材と、を備えている照明器具(請求項1)。
前記基板に、発光面を前記基板と平行にして、環状に配置された複数の光源と、
前記基板の、前記光源と同一面かつ前記光源によって囲まれる位置に配置された回路部と、
前記基板を取囲む円筒部と、前記光源の発光面に対向する位置に配置され、前記光源の出射光を前記基板の半径方向内側へ向けて反射させる方向に傾斜する傾斜部と、該傾斜部の半径方向内側に開口する開口部とを含むフレームと、
前記光源を避けて前記回路部を覆うように前記基板上に配置され、半径方向外側から進行してくる光を前記開口部の方向に反射させる傾斜部を有するドーム状の回路部カバーと、
前記開口部に配置される配光制御部材と、を備えている照明器具(請求項1)。
本項に係る照明器具によれば、光源から出射された光を、光源の発光面に対向する位置に配置されたフレームの傾斜部によって一旦遮り、かつ、この傾斜部により基板の半径方向内側へ向けて反射させ、その後、ドーム状の回路部カバーの傾斜部によって開口部へ向けて反射させる二重反射型の光路を構成する構造である。これにより、光源からの出射光が光源の発光面に対向する方向から直接的に視認されることによる輝度むらを抑制しつつ、出射光を開口部へと導きフレームの外部へ出射するものとなる。回路部カバーは、回路部を覆うことで審美性を確保すると共に、二重反射型の光路の構成要素としても機能する。また、配光制御部材によって、フレームの開口部へと導かれた出射光を適切に配光し、輝度むらの抑制に寄与するものである。また、照明器具は、複数の光源と回路部とが基板の同一面に設けられることで、これらの構成要素が基板を挟んで重ね合わさる配置とならずにフレーム内に納まり、本照明器具の薄型化に寄与するものとなる。さらに、複数の光源と回路部とを同一面に設けることで、これらを接続するコネクタ、ケーブル等の接続部材の簡素化乃至省略を図るものとなる。
(2)上記(1)項において、前記光源は、前記開口部より半径方向外側の位置に配置されている照明器具(請求項2)。
本項に係る照明器具は、光源を開口部より半径方向外側の位置に配置することにより、フレームの開口部から光源が直接視認することができない構成となり、輝度むらを抑制するものとなる。
(3)上記(1)又は(2)において、前記回路部カバーは、第1傾斜部と、該第1傾斜部の半径方向内側に連続する第2傾斜部とからなり、
前記第2傾斜部の傾斜角度は、第1傾斜部より緩傾斜である照明器具(請求項3)。
前記第2傾斜部の傾斜角度は、第1傾斜部より緩傾斜である照明器具(請求項3)。
本項に係る照明器具において、第1傾斜部の傾斜角度は、回路部カバーに干渉することなく、二重反射型の光路を形成することを、第一義的に考慮して決定される。これに対し、第1傾斜部の半径方向内側に連続する第2傾斜部の傾斜角度が、第1傾斜部より緩傾斜であることで、回路部カバーの中心部寄りの部位を構成する第2傾斜部による突出量を抑制し、回路部カバーと配光制御部材との間に所定の隙間を確保するものとなる。これにより、回路部カバーの頭頂部付近の輝度低下の抑制に寄与するものとなる。
(4)上記(1)乃至(3)のいずれか1項において、前記フレーム及び前記回路部カバーの少なくとも一方には、反射塗装材が塗布されている、又は、反射シートが貼着されている照明器具(請求項4)。
本項に係る照明器具は、フレーム及び回路部カバーの少なくとも一方に、反射塗装材を塗布する、又は、反射シートを貼着することにより、光の反射効率を高めるものとなる。
(5)上記(1)乃至(4)のいずれか1項において、前記基板の前記回路部が配置された面とは反対側の面には、前記回路部に交流電圧を供給する入力コネクタが設けられている照明器具(請求項5)。
本項に係る照明器具は、入力コネクタを基板の回路部が配置された面とは反対側の面に配置することで、天井面には、入力コネクタを挿通する穴のみを形成すれば良いため、穴あけ加工の手間がかからないものとなる。また、天井面に形成された穴は、照明器具によって覆われるため、美観を向上させるための仕上げ加工が不要となり、作業時間の短縮及び作業コスト削減を図るものとなる。
(6)上記(1)乃至(5)のいずれか1項において、前記基板の前記回路部が配置された面とは反対側の面には、前記基板の放熱部材が設けられている照明器具(請求項6)。
本項に係る照明器具は、放熱部材を基板の回路部が配置された面とは反対側の面に配置することで、光源が点灯したときに発生する熱を適当に放熱するものとなる。なお、放熱部材に、入力コネクタを固定する固定機構を設けることとすれば、片面基板(すなわち、回路部が配置された面に配線を備えた基板)を用いることができるので、基板構成の単純化を図るものとなり、更に、基板の回路部が配置された面とは反対側の面に導電部を無くすことにより、放熱部材と基板との間で絶縁するものとなる。
(7)上記(1)乃至(6)のいずれか1項において、前記配光制御部材は、拡散板である照明器具(請求項7)。
本項に係る照明器具は、拡散板を設けることにより、光源から出射された光を拡散させ、拡散板の出射面から外部へ均一に出射されるものとなる。
(8)上記(1)乃至(6)のいずれか1項において、前記配光制御部材は、レンズである照明器具(請求項8)。
本項に係る照明器具は、レンズを設けることにより、光源から出射された光を拡散させ、拡散板の出射面から外部へ均一に出射されるものとなる。
本発明は、以上のように構成したことにより、輝度むらを抑制し、意匠性の優れた照明器具を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る照明器具1の構成を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態の照明器具の概略断面図を示し、図2は、図1に示す照明器具の概略分解図を示し、図3(a)は、図1に示す内部フレームの斜視図を示し、図3(b)は、図3(a)に示すA−A線に沿った内部フレームの断面斜視図であり、図4は、回路部カバーを基板に配置した状態の平面図を示している。本発明の照明器具1は、複数の光源3と、光源3を駆動させる回路部5と、基板7と、回路部5を覆う回路部カバー9と、フレーム11と、配光制御部材13と、放熱部材15と、熱伝導シート17とを備えている。光源3、回路部5、基板7、回路部カバー9、放熱部材15及び熱伝導シート17は、フレーム11内に収納されている。これらの各構成要素について、以下に詳しく説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態の照明器具の概略断面図を示し、図2は、図1に示す照明器具の概略分解図を示し、図3(a)は、図1に示す内部フレームの斜視図を示し、図3(b)は、図3(a)に示すA−A線に沿った内部フレームの断面斜視図であり、図4は、回路部カバーを基板に配置した状態の平面図を示している。本発明の照明器具1は、複数の光源3と、光源3を駆動させる回路部5と、基板7と、回路部5を覆う回路部カバー9と、フレーム11と、配光制御部材13と、放熱部材15と、熱伝導シート17とを備えている。光源3、回路部5、基板7、回路部カバー9、放熱部材15及び熱伝導シート17は、フレーム11内に収納されている。これらの各構成要素について、以下に詳しく説明する。
光源3は、点状光源が用いられており、例えば、LED又は有機ELからなる。また、光源3は、発光面を基板7と平行にして、基板7の実装面上に、円周方向に所定の間隔を置いて配置されている(図4参照)。更に、光源3は、内部フレーム37及び外部フレーム39の開口部45,51より半径方向外側の位置に配置されている(図1参照)。
回路部5は、ACケーブル21からの交流電圧を直流電圧に変換し、光源3に電力を供給する安定化電源装置を構成するものである。回路部5は、基板7の光源3と同一面に配置されている。更に、回路部5は、基板7上で光源3に囲まれる位置に配置されている。なお、回路部5は、LED又は有機ELに応じて、駆動回路が適宜変更される。また、本実施形態の回路部5は、安定化電源装置として構成されているが、電流を制御可能な電子部品のみで構成してもよい。
基板7は、円盤状であり、後述する内部フレーム37と熱伝導シート17との間に介在されている。この基板7は、光源3及び回路部5を同一面に配置している。また、基板7の、光源3及び回路部5が配置された面の反対側の面の略中心位置に、入力コネクタ19が配置されている。この入力コネクタ19は、ACケーブル21と接続され、回路部5に交流電圧が入力されて、光源3に対応した直流電流を供給するものである。更に、基板7には、図2に示される取付ねじ23aを挿通するために、外縁部近傍に複数の挿通穴25aが形成され、この挿通穴25aは、円周方向に所定の間隔を置いて形成されている。また、基板7には、平面視で入力コネクタ19を挟むように、取付ねじ23bを挿通するための挿通穴25bが形成されている。
回路部カバー9は、ドーム状であり、反射率が高い白色不透明の樹脂、例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)で形成されている。この回路部カバー9は、第1傾斜部27と、第1傾斜部27の半径方向内側に連続する第2傾斜部29と、第1傾斜部27の半径方向外側から上方に(図1の基板7側)延びる延出部30とからなり、回路部5を覆うようにして、基板7の回路部5が実装された面に配置されている。また、回路部カバー9の第1傾斜部27の内面(すなわち、回路部5と対向する面)には、取付ねじ23bを挿通するねじ穴33を構成するボスが、複数(図示の例では2つ)設けられている。このねじ穴33は、円周回りに所定の角度(図示の例では180°)を置いて配置されている。回路部カバー9の、第1傾斜部27の傾斜角度は、回路部5に干渉することなく後述する光路を形成することを第一義的に考慮して決定される。これに対し、第2傾斜部29の傾斜角度は、回路部カバー9の頭頂部付近と配光制御部材13との間に隙間Sが形成されるように(図1参照)、第1傾斜部27の傾斜角度と比較して、緩やかな傾斜で形成されている。回路部カバー9の外縁には、取付ねじ23aを挿通するための複数の切欠き部35(図2参照)が円周方向に所定の間隔を置いて形成されている。延出部30は、基板7の回路部5が実装された面に接触している。なお、回路部カバー9は、出射光の反射率を高めるために、第1傾斜部27及び第2傾斜部29の外面(すなわち、回路部5と対向する面の反対側の面)に反射塗装材を塗布してもよく、又は、反射シートを貼着してもよい。上述した取付ねじ23a,23bの使用数や位置は、あくまでも一例であり、各構成要素を確実に固定することが可能な範囲で必要最小限の数が用いられる。
フレーム11は、内部フレーム37と外部フレーム39とからなる。内部フレーム37は、円筒部41、傾斜部43及び開口部45からなる。具体的には、円筒状の一端から半径方向内径へと所定幅の環状底部が突出している。内部フレーム37は、略中間部から下端までの内壁及び外壁が半径方向外側から内側へ向けて縮径されることで、傾斜部43が形成される。この傾斜部43は、内部フレーム37及び外部フレーム39を組合せたとき、外部フレーム39の内壁と密着せず、外部フレーム39の内壁との間で隙間Tを形成する(図1参照)。また、内部フレーム37には、開口部45が形成されている。円筒部41には、外周面に外部フレーム39を固定する複数のロック部47(図2及び図3参照)が形成されている。このロック部47は、後述する外部フレーム39の爪部53と係合するものであり、円周方向に所定の間隔を置いて設けられている。傾斜部43の傾斜角度は、後述する光路を形成するべく、光源3からの出射光を基板7の半径方向内側へ向けて反射させるように設定されている。また、傾斜部43には、傾斜面から上方へ突出した、取付ねじ23aを挿通するためのねじ穴49を構成するボスが複数(図示の例では4つ)設けられている。開口部45は、配光制御部材13を取付けるためのものであり、配光制御部材13の直径と略同じ直径である。なお、内部フレーム37は、反射率が高い白色不透明の樹脂、例えば、PBTで形成され、また、出射光の反射率を高めるために、内面に反射塗装材を塗布してもよく、又は、反射シートを貼着してもよい。
外部フレーム39は、内部フレーム37を収納するものであり、円筒状の一端から半径方向内径へと所定幅の環状底部が突出し、内部フレーム37と同様に、この底部には、配光制御部材13を取付けることが可能な開口部51が形成されている。この開口部51の直径は、配光制御部材13の直径と略同じである。外部フレーム39の内周面には、半径方向内側に突出した複数の爪部53(図2参照)が形成されている。この複数の爪部53は、外部フレーム39を図2の上下方向に接近させ内部フレーム37に組合せたとき、内部フレーム37のロック部47に係合し、更に、外部フレーム39を回転させることで、ロックされる。このため、図示の例では、爪部53は、角型ブロック状に外部フレーム39の内周面から突出し、内部フレーム37のロック部47は、図2の上下方向に延び、更に、内部フレーム37の円周方向に延びるL字状をなしている。
配光制御部材13は、略円盤状をなしており、拡散板又はレンズからなり、内部フレーム37の開口部45及び外部フレーム39の開口部51を塞ぐように、圧入によって開口部45及びの開口部51に取付けられている。配光制御部材13の直径は、内部フレーム37の開口部45の直径及び外部フレーム39の開口部51の直径と略同じである。なお、配光制御部材13は、レンズからなる場合、平凸レンズ、両凸レンズ、平凹レンズ、両凹レンズ、フレネルレンズ等のレンズを使用することができる。
放熱部材15は、略円盤状であり、熱伝導率の高いアルミニウムで形成されている。この放熱部材15は、略中心部に入力コネクタ19を挿通するための挿通開口部55が形成されている。また、放熱部材15には、図2に示されているように、平面視で挿通穴55を挟むように取付ボルト23bを挿通するための挿通穴57bが形成され、更に、外縁部近傍に取付ボルト23aを挿通するための挿通穴57aが形成れている。挿通穴57aは、円周方向に沿って所定の間隔を置いて形成されている。放熱部材15は、天井面に取付けられた引掛刃付きベースプレート(図示せず)の、引掛刃(図示せず)を引掛けるための複数の引掛穴59が形成されている。
熱伝導シート17は、略円盤状であり、光源3の出射による熱を放熱部材15へ効率よく伝達させるものであり、基板7と放熱部材15との間に介在されている。熱伝導シート17は、略中心部に、入力コネクタ19及び取付ねじ23bを挿通するための挿通開口部61が形成されている。また、熱伝導シート17の外縁部には、複数の取付ねじ23aを挿通するための複数の切欠き部63が形成され、この切欠き部63は、円周方向に沿って所定の間隔を置いて形成されている。
ここで、上記構成を有する照明器具1における、光源3から出射された光の光路について説明する。
一実施形態に係る照明器具1は、二重反射型の光路L2及びL3を構成する構造である。具体的には、図1に示すように、まず、光源3の発光面から出射された光のうちの大部分は、内部フレーム37の傾斜部43へ向けて出射される(光路L1)。そして、出射光は、そのまま出射方向に前方へと進むことなく、傾斜部43によって一旦遮られ、かつ、基板7の半径方向内側へ向けて反射される(光路L2)。そして、傾斜部43によって反射された光は、回路部カバー9の第1傾斜部27又は第2傾斜部29によって配光制御部材13へ向けて反射される(光路L3)。その後、回路部カバー9によって反射された光は、配光制御部材13を透過して、照明器具1の外部へ配光される。なお、光源3の発光面から出射された光の一部は、円筒部41の内面へ向けて出射される。この場合、光源3の光が円筒部41によって基板7の半径方向内側へ向けて反射され、そして、回路部カバー9によって配光制御部材13へ向けて反射され、配光制御部材13を透過する光路を通り、照明器具1の外部へ配光される。また、光源3の発光面から出射された光の一部は、直接的に配光制御部材13へ向けて出射される光路を通過する。
一実施形態に係る照明器具1は、二重反射型の光路L2及びL3を構成する構造である。具体的には、図1に示すように、まず、光源3の発光面から出射された光のうちの大部分は、内部フレーム37の傾斜部43へ向けて出射される(光路L1)。そして、出射光は、そのまま出射方向に前方へと進むことなく、傾斜部43によって一旦遮られ、かつ、基板7の半径方向内側へ向けて反射される(光路L2)。そして、傾斜部43によって反射された光は、回路部カバー9の第1傾斜部27又は第2傾斜部29によって配光制御部材13へ向けて反射される(光路L3)。その後、回路部カバー9によって反射された光は、配光制御部材13を透過して、照明器具1の外部へ配光される。なお、光源3の発光面から出射された光の一部は、円筒部41の内面へ向けて出射される。この場合、光源3の光が円筒部41によって基板7の半径方向内側へ向けて反射され、そして、回路部カバー9によって配光制御部材13へ向けて反射され、配光制御部材13を透過する光路を通り、照明器具1の外部へ配光される。また、光源3の発光面から出射された光の一部は、直接的に配光制御部材13へ向けて出射される光路を通過する。
上記の本願発明の一実施形態の照明器具1によると、二重反射型の光路L2,L3を構成する構造にすることにより、光源3からの出射光が光源3の発光面に対向する方向から直接的に視認されることによる輝度むらを抑制しつつ、出射光を内部フレーム37及び外部フレーム39の開口部45,51へと導きフレーム11の外部へ出射することが可能となる。また、照明器具1によると、複数の光源3と回路部5とが基板7の同一面に設けられることで、これらの構成要素が基板7を挟んで重ね合わさる配置とならずにフレーム11内に納まり、照明器具1の薄型化に寄与することが可能となる。さらに、照明器具1によると、複数の光源3と回路部5とを同一面に設けることで、これらを接続するコネクタ、ケーブル等の接続部材の簡素化乃至省略を図ることが可能となる。しかも、照明器具1の回路部カバー9は、回路部5を覆うことで審美性を確保することが可能となる。また、照明器具1の配光制御部材9によって、内部フレーム37及び外部フレーム39の開口部45,51へと導かれた出射光を適切に配光し、輝度むらの抑制に寄与することが可能となる。
また、照明器具1によると、光源3を内部フレーム37及び外部フレーム39の開口部45,51より半径方向外側の位置に配置することにより、内部フレーム37及び外部フレーム39の開口部45,51から光源3が直接視認することができない構成となり、輝度むらを抑制することが可能となる。
更に、照明器具1によると、回路部カバー9の第2傾斜部29は、第1傾斜部27より緩傾斜であることで、回路部カバー9の中心部寄りの部位を構成する第2傾斜部29による突出量を抑制し、回路部カバー9と配光制御部材13との間に所定の隙間Sを確保することが可能となり、回路部カバー9の頭頂部付近の輝度低下の抑制に寄与することが可能となる。すなわち、配光制御部材13を均一の発光面として機能させることに寄与するものとなる。
また、照明器具1によると、内部フレーム37及び回路部カバー9の少なくとも一方に、反射塗装材を塗布する、又は、反射シートを貼着することにより、光の反射効率を高めることが可能となる。更に、照明器具1によると、入力コネクタ19を基板7の回路部5が配置された面とは反対側の面に配置することで、天井面には、入力コネクタ19を挿通する穴のみを形成すれば良いため、穴あけ加工の手間がかからない。また、天井面に形成された穴は、照明器具1によって覆われるため、美観を向上させるための仕上げ加工が不要となり、作業時間の短縮及び作業コスト削減を図ることが可能となる。
また、照明器具1によると、放熱部材15を基板7の回路部5が配置された面とは反対側の面に配置することで、光源3が点灯したときに発生する熱を適当に放熱することが可能となる。更に、照明器具1によると、配光制御部材13は、拡散板又はレンズを設けることにより、光源3から出射された光を拡散させ、拡散板又はレンズの出射面から外部へ均一に出射されるものとなる。
なお、本実施形態では、放熱部材15に入力コネクタ19を固定する固定機構を設ける構成としてもよい。これにより、基板7として、片面基板(すなわち、回路部が配置された面に配線を備えた基板)を用いることができ、基板7の構成の単純化を図ることが可能となる。更に、基板7の回路部5が配置された面とは反対側の面に導電部を無くすことにより、放熱部材15と基板7との間で絶縁することが可能となる。
また、本実施形態では、内部フレーム37の略中間部から下端までの内壁及び外壁を半径方向外側から内側へ向けて縮径させ、傾斜部43を形成することで、内部フレーム37及び外部フレーム39を組合せたとき、傾斜部43と外部フレーム39の内壁との間に隙間Tが形成され、これらが密着しない構造としているが、内部フレーム37の外壁を外部フレーム39の内壁に沿った形状に形成し、内部フレーム37及び外部フレーム39を組合せたとき、内部フレーム37の外壁と外部フレーム39の内壁とが密着した構造としてもよい。
また、本実施形態では、回路部カバー9は、基板7との接触部として第1傾斜部27の半径方向外側から上方に延びる延出部30を形成しているが、第1傾斜部27の半径方向外側に延びるフランジ状の突出部を形成してもよい。
また、本実施形態では、熱伝導シート17を用いているが、放熱グリス、他の熱伝導性に優れた液体等を用いることができる。更に、本実施形態では、照明器具1は、円盤型であるが、四角形型、長方形型等の形状でもよい。
1…照明器具、3…光源、5…回路部、7…基板、9…回路部カバー、11…フレーム、13…配光制御部材、37…内部フレーム(フレーム)、41…円筒部、43…傾斜部、45…開口部
Claims (8)
- 円盤状の基板と、
前記基板に、発光面を前記基板と平行にして、環状に配置された複数の光源と、
前記基板の、前記光源と同一面かつ前記光源によって囲まれる位置に配置された回路部と、
前記基板を取囲む円筒部と、前記光源の発光面に対向する位置に配置され、前記光源の出射光を前記基板の半径方向内側へ向けて反射させる方向に傾斜する傾斜部と、該傾斜部の半径方向内側に開口する開口部とを含むフレームと、
前記光源を避けて前記回路部を覆うように前記基板上に配置され、半径方向外側から進行してくる光を前記開口部の方向に反射させる傾斜部を有するドーム状の回路部カバーと、
前記開口部に配置される配光制御部材と、を備えていることを特徴とする照明器具。 - 前記光源は、前記開口部より半径方向外側の位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
- 前記回路部カバーは、第1傾斜部と、該第1傾斜部の半径方向内側に連続する第2傾斜部とからなり、
前記第2傾斜部の傾斜角度は、第1傾斜部より緩傾斜であることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。 - 前記フレーム及び前記回路部カバーの少なくとも一方には、反射塗装材が塗布されている、又は、反射シートが貼着されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明器具。
- 前記基板の前記回路部が配置された面とは反対側の面には、前記回路部に交流電圧を供給する入力コネクタが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明器具。
- 前記基板の前記回路部が配置された面とは反対側の面には、前記基板の放熱部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明器具。
- 前記配光制御部材は、拡散板であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の照明器具。
- 前記配光制御部材は、レンズであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の照明器具。
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