JP2016038658A - サプライヤ探索装置および探索方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】新規のサプライヤの探索を容易にする。
【解決手段】サプライヤ探索装置は、入出力装置から入力された探索条件に従って、企業情報が格納された企業情報DBを検索して、検索した企業情報を参照して、サプライヤとバイヤとの取引関係を示す取引関係情報テーブルを作成するサプライヤ候補選定部、取引関係情報テーブルに含まれるバイヤと自社との調達サプライチェーン上の競合関係の距離を示す競合度を求める競合度処理部、並びに、入出力装置から入力される競合度条件を満足する競合度に対応するバイヤとの取引関係が示されるサプライヤをサプライヤ候補リストとして入出力装置に出力する探索結果出力部を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、部品等を供給可能なサプライヤを探索するサプライヤ探索装置およびその探索方法に関する。
企業により新製品開発が日々進められている。新製品開発に伴い、新たな部品が必要となり、そのような部品を供給できるサプライヤを探す必要性が生じる。企業は、取引の実績を考慮に入れて、これまでに取引関係があるサプライヤを中心に新たな部品サプライヤを探すことが多い。
このような企業間の取引関係を用いる技術が特許文献1に開示されている。特許文献1は、ある企業の倒産による影響の範囲などを見ることを目的とした、多数の企業間の取引関係をツリー状に表現したマップ上において、各企業の属性や企業間の取引内容をも把握できるようにする技術を開示している。
特開2012−073899号公報
特許文献1は、企業間の取引関係及び企業の業種が分かるので、規格品やカタログ販売されるような部品を調達するサプライヤを探す場合には、手がかり情報として利用できる。
しかしながら、新製品開発に伴い、カタログ販売などに依らない特殊部品を必要とする場合も多い。たとえば、製品デザインの変更に伴う特殊形状の部品、小型・軽量化を進めたときの新たな軽量素材の部品、風雨などに曝されてもよいなどの使用環境の緩和を進めたときの、モールドされた電子部品や防水加工を施した部品などである。このような特殊部品は、サプライヤの技術やノウハウ、製造設備などに依存し、これまでに取引関係があるサプライヤの中から特殊部品のサプライヤを探すことが困難な場合があり、新規のサプライヤを探す必要がある。
開示するサプライヤ探索装置は、入出力装置から入力された探索条件に従って、企業情報が格納された企業情報DBを検索して、検索した企業情報を参照して、サプライヤとバイヤとの取引関係を示す取引関係情報テーブルを作成するサプライヤ候補選定部、取引関係情報テーブルに含まれるバイヤと自社との調達サプライチェーン上の競合関係の距離を示す競合度を求める競合度処理部、並びに、入出力装置から入力される競合度条件を満足する競合度に対応するバイヤとの取引関係が示されるサプライヤをサプライヤ候補リストとして入出力装置に出力する探索結果出力部を有する。
開示するサプライヤ探索装置によれば、新規のサプライヤを容易に探すことができる。
サプライヤ探索装置の構成例である。 探索条件入力画面の例である。 探索条件テーブルの一例である。 サプライヤ候補選定部の処理フローチャートである。 サプライヤ候補選定部の処理フローチャートである。 企業情報リストの例である。 企業マスタテーブルの例である。 企業カタログの例を示す図である。 企業ホームページの例を示す図である。 競合度処理部の処理フローチャートである。 取引関係情報テーブルの例である。 探索結果出力部の処理フローチャートである。 取引関係出力領域の例である。 スコア算出情報テーブルの例である。 スコア集計情報テーブルの例である。 サプライヤ順位処理部の処理フローチャートである。 取引関係MAP表示部に出力する方式を変形した例である。 取引関係MAP表示部に出力する方式を変形した例である。
サプライヤ探索装置を、説明を簡単にするために、企業が製品の製造業であり、製品製造に必要な部品の調達先であるサプライヤを探索するものとして説明する。実際には、企業にとっては、いわゆる部品に限らず、たとえば製品意匠を提供するデザイン企業、特別な技術を提供する技術アドバイザー企業、要求された接着力の接着剤や要求された色や光沢の塗料を提供する化学材料企業、製品の運搬や流通に係る企業のような有形・無形の技術やサービスを提供する企業もサプライヤとして、又はパートナーとして必要である。したがって、ここでは部品は有形の部品に限らず、無形のサービスや技術を含み、サプライヤには部品調達先に限らず、無形のサービスや技術を提供する企業も含む。また、説明するサプライヤ探索装置は、企業が、探索結果を参照して、最終的にサプライヤを決定する意思決定を支援する装置である。
図1は、サプライヤ探索装置1の構成例である。サプライヤ探索装置1は、探索条件入力部10、サプライヤ候補選定部20、競合度処理部30、サプライヤ順位処理部40、及び探索結果出力部50の各処理部、並びに、探索条件テーブル60、企業情報リスト70、企業マスタテーブル80、及び取引関係情報テーブル90の各テーブルを記憶装置に有するコンピュータであり、入出力装置110を接続し、ネットワークを介して企業情報DB100と接続する。また、各処理部の実行に伴う一時的なデータはサプライヤ探索装置1の記憶装置に適宜格納され、参照される。
探索条件入力部10は、入出力装置110から入力されたサプライヤの探索条件を探索条件テーブル60に格納する。サプライヤ候補選定部20は、探索条件テーブル60の探索条件に従って、企業情報DB100を検索して、検索した結果を企業情報リスト70に格納する。サプライヤ候補選定部20は、企業情報リスト70に基づいて、企業マスタテーブル80及び取引関係情報テーブル90を作成する。競合度処理部30は、企業にとって製品や市場で競合する競合会社との関係(競合度)から、サプライヤ候補を求めて、企業マスタテーブル80に格納する。サプライヤ順位処理部40は、サプライヤの候補をスコア評価し、順位を付ける。このように、企業にとって、サプライヤ探索装置1はサプライヤを決定する意思決定を支援する装置として機能する。
企業情報DB100は、各企業が提供する企業情報を予め収集した、企業内のデータベース(内部データベース)でもよいし、インターネット上の検索サイトを介してアクセスできる各企業のホームページなど(外部データベース)でもよいし、それらを併用してもよい。ここでは、少なくとも検索の対象となればよく、どのようなデータベースであるかは本質でないので詳細を省略するが、併用することが望ましい。
内部データベースには、現在までに取引関係があった企業情報が蓄積され、外部に漏れると取引の信用上の問題を引き起こすような情報(技術ノウハウや価格など)も含んでいる場合が多い。取引関係があった企業は、一般に自社をバイヤとするサプライヤに限定されるので、新規のサプライヤを探索するためには外部データベースとの併用が必要となる。内部データベースは、所定のフォーマットに従って企業情報が格納され、データベース管理システムによって管理されていることがほとんどである。
一方、外部データベースは、サプライヤを探索するための個別の企業情報としては、情報量や情報内容の具体性の点で不十分である可能性も高いが、現在までに取引関係がなかった企業情報を取得するためには重要である。特に、現在までに取引関係があった企業から調達できないと考えられる部品のサプライヤを探索するために重要である。しかし、ホームページ等の外部データベースは、各企業の技術力のPRやセールスプロモーションのために、得意部品や得意技術を公開すると共に、主要顧客(バイヤ)への納入実績を積極的に公開するものの、部品(ここでの部品は、たとえば金属加工企業の場合、その金属材料)の調達先(サプライヤ)を公開することは少ない。
このように互いに特徴の異なるデータベースの併用の利点以外に、さらに次のような場合にも利点がある。内部データベースに収集されている企業情報が、現在までの取引内容に依存し、その企業に係る他(たとえば、取引実績のない部品)の多くの情報を含んでいない状況があり、このような場合に、企業情報DB100として、同一企業に関する内部データベースと外部データベースを併用する利点が大きい。
一方、内部データベースと外部データベースの併用に当たって、前者がデータベース管理システムを介したアクセスであり、後者は検索サイトを介したアクセスである点が異なるので、サプライヤ探索装置1は複数のアクセス種別に対応する必要がある。これに対しては、すでに多くのアクセスツール(アクセス処理プログラム)が存在するので、サプライヤ探索装置1はそれらを選択的に利用すればよい。
図2は、探索条件入力部10が入出力装置110に表示する、探索条件入力画面の例である。探索条件入力画面は、サプライヤ名称111、部品名称112、複数のキーワード113、及び探索結果として取得するサプライヤ企業数の上限値114の入力欄、及び、サプライヤ候補選定部20を起動する実行ボタン115を含む。サプライヤ名称111、部品名称112、及びキーワード113の少なくとも一つが入力され、実行ボタン115が押下されると、探索条件入力部10が、探索条件入力画面に入力された内容を探索条件テーブル60に格納し、サプライヤ候補選定部20を起動する。なお、キーワード113が、「キーワード3」から始まる表示例としてある理由は、図3の探索条件テーブル60の説明中に示す。
図3は、探索条件テーブル60の一例である。探索条件テーブル60のサプライヤ名称61に「キーワード1」、部品名称62に「キーワード2」と付してあるのは、後述する企業情報DB100の検索のときに、キーワード63のキーワードと同様に、キーワードとして用いるからである。
図3の探索条件テーブル60は、(1)サプライヤ名称61および部品名称62が設定されず、キーワード63としてKW3、KW4、・・、KWnが設定され、取得するサプライヤ企業数の上限値64に5(社)が設定された例を示している。この例の場合は、サプライヤ候補選定部20は、KW1、KW2、・・、KWnの少なくとも一つを含む企業情報を企業情報DB100から取得する。
図示を省略している他の例を説明する。(2)サプライヤ名称61にKW1が設定され、部品名称62が設定されないと、サプライヤ候補選定部20は、設定されたサプライヤ名称61の企業情報を企業情報DB100から取得する。このとき、キーワード63が設定されているならば、設定されたサプライヤ名称61の企業情報の中から、設定されたキーワード63、企業名及び取引先(以下、キーワード63等)を含む部分の企業情報を企業情報DB100から取得する。設定されたキーワード63等を含む部分の企業情報を区分けできない場合は、設定されたキーワード63に係らず、企業情報を企業情報DB100から取得する。
(3)サプライヤ名称61にKW1が設定され、部品名称62にKW2が設定されると、サプライヤ候補選定部20は、設定されたサプライヤ名称61の部品名称62に係る部分の企業情報を企業情報DB100から取得する。このとき、キーワード63が設定されているならば、設定されたサプライヤ名称61の部品名称62に係る部分の企業情報の中から、設定されたキーワード63等を含む部分の企業情報を企業情報DB100から取得する。設定されたキーワード63等を含む部分の企業情報を区分けできない場合は、設定されたキーワード63に係らず、設定されたサプライヤ名称61の企業情報の部品名称62に係る部分の企業情報を企業情報DB100から取得する。さらに、設定された部品名称62に係る部分の企業情報を区分けできない場合は、設定された部品名称62に係らず、またキーワード63の設定の有無にかかわらず、設定されたサプライヤ名称61の企業情報を企業情報DB100から取得する。
(4)サプライヤ名称61が設定されず、部品名称62が設定さると、サプライヤ候補選定部20は、部品名称62を含む企業情報を企業情報DB100から取得する。このときの部品名称62に係る部分の企業情報や設定されたキーワード63等を含む部分の企業情報を区分けした取得に関しては、(3)の場合と同様である。
取得するサプライヤ企業数の上限値64が有意な場合は、上記(1)および(4)の場合、すなわちサプライヤ名称61が設定されない場合である。サプライヤ名称61が設定されない場合、サプライヤ候補選定部20は、企業情報DB100から数10社〜数100社の企業情報を取得する可能性があり、サプライヤ探索装置1は、その中から後述する評価の高い企業を上限値64の数に絞ってサプライヤ探索結果とする。数10社〜数100社の企業情報を順次サプライヤ探索結果として出力してもよいが、候補が多すぎると、サプライヤ探索装置1を利用するユーザの人手を多くかけることになり、サプライヤ探索装置1の意思決定支援装置としての役割を損なうことになる。
企業が新製品の開発・製造に当たり、これまでにない部品を調達するような場合、上記(1)のサプライヤ名称61および部品名称62が設定されず、いくつかのキーワード63が設定される探索条件となる場合が多い。たとえば、キーワード63として「アルミ」、「プレス加工」、「曲面」、「研磨」などにより所望の部品を特定することになる。
部品名称62に係る部分や設定されたキーワード63等を含む部分を企業情報の中で区分け(選択)することを説明したが、内部データベースの場合に所定のフォーマットから区分けできる場合が多いが、外部データベースでは区分けできない場合が多い。外部データベースにアクセスする多くの場合、探索条件に合ったサプライヤ企業の企業情報を全体として取得することになる。ただし、キーワード63等を含むページと含まないページとが明確な企業情報の場合、キーワード63等を含むページを取得すればよい。
図4Aは、サプライヤ候補選定部20の処理フローチャートである。探索条件入力部10により起動されるサプライヤ候補選定部20の処理の概要を既に説明したが、処理フローチャートを用いて簡単に説明する。
探索条件テーブル60にサプライヤ名称61が設定されているならば(S200)、サプライヤ候補選定部20は、サプライヤ名称61をキーワード1(KW1)として設定する(S201)。サプライヤ名称61が設定されていないならば(S200)、サプライヤ候補選定部20は、図4BのS210へ移る。探索条件テーブル60に部品名称62が設定されているならば(S202)、サプライヤ候補選定部20は、部品名称62をキーワード2(KW2)として設定する(S203)。探索条件テーブル60に部品名称62が設定されていないならば(S202)、サプライヤ候補選定部20はS204へ移る。
サプライヤ候補選定部20は、探索条件テーブル60に設定されているキーワード63を企業情報DB100の検索キーワードとして設定し(S204)、企業情報DB100を検索し(S205)、検索した企業情報を記憶装置に格納する。サプライヤ候補選定部20は、記憶装置に格納した企業情報をキーワードにより区分けする(S205)。キーワード等を含む部分の企業情報の区分けに関しては前述のとおりである。サプライヤ候補選定部20は、探索結果出力部50を起動して(S207)、処理を終了する。この場合、記憶装置に格納されている企業情報は、部品名称62やキーワード63の設定の有無にかかわらず、サプライヤ名称61に設定された企業名称の企業情報であるので、探索結果出力部50は、その企業情報を入出力装置90に出力する。後述する探索結果出力部50の処理において、この場合の出力については説明を省略する。
図4Bは、図4Aに続く、サプライヤ候補選定部20の処理フローチャートであり、探索条件テーブル60にサプライヤ名称61が設定されていない場合である。探索条件テーブル60に上限値64が設定されていないならば(S210)、サプライヤ候補選定部20は、上限値64にデフォルトを設定する(S211)。デフォルトの値は、たとえば7(社)である。
サプライヤ候補選定部20は、取得企業情報数(取得すべき企業情報を持つ企業数)を設定する(S212)。取得企業情報数は、たとえば、上限値64の値の2倍とする。なぜならば、サプライヤ順位処理部40の処理によって、検索した順序と順位が入れ替わる可能性があるからである。すなわち、取得企業情報数の企業情報を検索し、サプライヤ順位処理部40が順位付けして、順位付けした企業情報から上限値64の値以下の数の企業情報を選択して探索結果として取得するためである。
探索条件テーブル60に部品名称62が設定されているならば(S213)、サプライヤ候補選定部20は、部品名称62をキーワード2(KW2)として設定する(S214)。探索条件テーブル60に設定されているキーワード63を企業情報DB100の検索キーワードとして設定し(S215)、企業情報DB100を検索し(S216)、検索した企業情報の中から検索した順に取得企業情報数分の企業情報を選択して記憶装置に格納する(S217)。サプライヤ候補選定部20は、記憶装置に格納した企業情報をキーワード等により区分けする(S218)。キーワード等を含む部分の企業情報の区分けに関しては前述のとおりである。サプライヤ候補選定部20は、区分けした企業情報の記憶装置への格納場所を示す企業情報リスト70を作成する(S219)。
図5は、企業情報リスト70の例である。企業情報リスト70は、リストの順序を示すNo71、検索したサプライヤ(名称)72、探索条件テーブル60に部品名称62が設定されていた場合の部品名称73、探索条件テーブル60に設定されたキーワード63の一致を示す(図中○印)キーワード一致74、検索した企業情報の情報源(例えば、ホームページ)75、記憶装置へ格納した企業情報(又は区分けした企業情報)の格納アドレス76、記憶装置へ格納した企業情報(又は区分けした企業情報)の格納容量77、および検索した企業情報に含まれるバイヤ(名称)78を含む。バイヤ(名称)78の検索については、後述する。
図5の企業情報リスト70は、探索条件テーブル60の上限値64の5(社)の設定に対応して、取得企業情報数を10(社)として検索した結果を検索順に格納した例である。検索順は、一致したキーワード数が多いものから、かつキーワードの設定順になる。
図4Bの説明に戻る。サプライヤ候補選定部20は、企業情報リスト70に対応した企業マスタテーブル80を作成する(S220)。
図6は、企業マスタテーブル80の例である。企業マスタテーブル80は、テーブルのレコード順序を示すNo81、企業(名称)82、その企業がバイヤであることを示すバイヤフラグ83、バイヤの競合度84、およびその企業の属性85を含む。企業マスタテーブル80と企業情報リスト70を対照すると分かるように、サプライヤ候補選定部20は、企業情報リスト70のサプライヤ72及びバイヤ78を企業82として、各企業82に関する情報を格納したマスタテーブルである。説明を省略するが、サプライヤ候補選定部20は、企業情報リスト70のバイヤ78を検索キーワードとして新たなサプライヤの企業情報を検索し、検索した結果を企業情報リスト70に新たなレコードとして追加しておくことによって、企業マスタテーブル80を作成できる。競合度84は、後述する競合度処理部40によって格納される。
図4Bの説明に戻る。サプライヤ候補選定部20は、競合度処理部40を起動して(S221)、処理を終了する。
なお、企業情報リスト70及び企業マスタテーブル80の作成は、競合度処理部30の他の処理例として後述する方法によってもよい。
図7及び図8は、企業情報DB100に格納される企業情報を示す図である。図7は、企業カタログ120の例を示す図である。図8は、企業ホームページ130の例を示す図である。企業情報DB100には、たとえば企業の概要を記述したカタログ情報120、または、企業の概要紹介を紹介したホームページ情報130が含まれる。これらの企業情報には、少なくとも当該企業の会社名121、131と、当該企業が取り扱う部品・部材名称122、132と、取引先の企業名称を表す文字列情報123、133が含まれている。ホームページ情報の場合、コンピュータ上で表示させるための記述形式による文書であってもよい。
これらの企業情報がサプライヤ候補選定部20によって検索され、企業情報リスト70が作成され、記憶装置の、企業情報リスト70の格納アドレス76で示される記憶領域に格納される。
企業情報リスト70に格納するバイヤ(名称)78について説明する。サプライヤ候補選定部20は、記憶装置に格納された各サプライヤの企業情報から、取引先企業名をバイヤ名称として取得し、企業情報リスト70のバイヤ78に格納する。図7の例を用いると、サプライヤ候補選定部20は、「取引先」を含む文字列123を特定し、その文字列「取引先」に続く「A社」、「B1社」、及び「B2社」をバイヤ名称として取得する。ここで「A社」をバイヤ自身(自社)とした場合、自社の情報を取り除いた「B1社」と「B2社」の2社をバイヤとする。
図9は、競合度処理部30の処理フローチャートである。図6の企業マスタテーブル80に示すように、サプライヤ「X1社」とバイヤ2社の関係は、「X1社」と「B1社」、「X1社」と「B2社」の二つの取引関係であり、「X1社」は、自社「A社」のサプライヤであると同時に、「B1社」と「B2社」のサプライヤでもある。すなわち、自社にとって「B1社」及び「B2社」は、部材調達のサプライチェーン上において直接的な競合関係にあたる。ここでは、直接的な競合関係にあたる企業を直接競合企業と呼ぶ。
競合度処理部30は、企業マスタテーブル80のバイヤフラグ85がある、直接競合企業であるバイヤと自社との競合度を、企業マスタテーブル80の競合度84に格納する(S300)。
競合度とは自社との調達サプライチェーン上の競合関係の距離を示す。つまり、直接競合企業はバイヤにとって強い競合関係にあり、直接競合企業のサプライヤが供給する他のバイヤは自社にとっては間接的な競合関係(一次間接競合企業)になる。さらに一次間接競合企業のサプライヤが供給する他のバイヤは、二次間接競合企業となる。このような処理を繰り返すことによって、より次数の多い間接企業の抽出が可能になる。この直接競合企業からはじまり、一次間接競合企業、n次間接競合企業になるほど、自社と関係が疎になる一方で、より多くのサプライヤ候補の抽出が可能になる。つまり直接競合企業と自社は非常に強い競合関係にあり、次数が間接競合企業ほど自社とは競合関係が弱くなる。競合度処理部30は、この競合関係の度合いを、競合度とする。競合度の算出は、例えば、直接競合企業の競合度を「1」とし、一次間接競合企業の競合度は直接競合企業の競合度に1を加算し「2」に、というように間接競合企業の次数が増加するたびに競合度を「1」加算する。
競合度処理部30は、間接競合企業であるバイヤとの競合度を算出し、企業マスタテーブル80の競合度84に格納する(S301)。競合度は、上述したように、企業マスタテーブル80のサプライヤ企業とバイヤ企業の関係をたどることによって算出する。競合度処理部30は、取引関係情報テーブル90を作成し(S302)、探索結果出力部を起動して(S303)、処理を終了する。取引関係情報テーブル90の作成については後述する。
ここで、サプライヤ候補選定部20及び競合度処理部30の他の処理例を説明する。他の処理例は、競合度処理部30が上述のようにサプライヤ企業とバイヤ企業の関係をたどるのであるから、サプライヤ候補選定部20の処理を含めて繰り返す。すなわち、サプライヤ候補選定部20が最初にキーワード検索によりいくつかのサプライヤを探索して、最初の検索結果を元にして、いくつかのバイヤの中の所定のバイヤ(ターゲットバイヤ)とサプライヤの取引関係を繰り返し探索する処理(サプライヤ候補選定部20及び競合度処理部30を繰り返す処理)である。ターゲットバイヤは、サプライヤ探索装置1の入出力装置110を介したユーザの選択入力に基づけばよい。より多くの新規のサプライヤを開拓するために、図8を例にすると、自社「A社」に対して調達サプライチェーン上の直接競合企業である「B1社」、「B2社」、さらには間接競合企業が利用しているサプライヤを抽出すればよい。
サプライヤ候補選定部20は、新規サプライヤを探索するための入力情報を受ける。図示を省略するが、サプライヤ候補選定部20は、企業マスタテーブル80のバイヤフラグ83がある、バイヤ(図7の例ではB1社、B2社)を入出力装置110に表示し、直接競合企業または間接競合企業となる、どのバイヤ(ターゲットバイヤ)のサプライヤを探索するかの選択を受付ける。
競合度処理部30は、受付けたターゲットバイヤのバイヤ名称を検索キーとして、そのバイヤ(ターゲットバイヤ)のサプライヤを、企業情報DB100から抽出し、記憶装置に格納する。具体的には、受付けたターゲットバイヤのバイヤ名称と、企業情報DB100の各企業情報中の取引先(ここでは、サプライヤ)と照合し、一致するサプライヤの企業情報を検索結果として抽出し、記憶装置に格納する。
競合度処理部30は、記憶装置に格納された企業情報から、サプライヤとバイヤによる取引関係情報を生成し、取引関係情報テーブル90を作成する。具体的には記憶装置に格納された企業情報の当該企業名をサプライヤ名称として、取引先企業名をバイヤ名称として取得する。それらを対とする関係情報を取引関係情報として生成し、記憶装置に格納される。このように、取引関係情報テーブル90は、企業情報リスト70及び企業マスタテーブル80を元にした、取引関係情報としてサプライヤ91とバイヤ92、サプライヤ91の企業情報の情報源93の対応テーブルである。取引関係情報テーブル90の内容は、企業情報リスト70及び企業マスタテーブル80から明らかであるので、必須ではないが、後述する説明を分かり易くするために設けてある。
図10は、取引関係情報テーブル90の例である。図10の取引関係情報テーブル90の例では、直接競合企業「B2社」に対するサプライヤとして、「Y社」の企業情報が抽出し格納されている。「Y社」の企業情報を解析した結果、サプライヤ「Y社」のバイヤとして「C1社」「C2社」が抽出された。すなわち、「Y社」と「B2社」の取引関係、「Y社」と「C1社」、および「Y社」と「C2社」の3つの取引関係が抽出され、記憶装置に格納されている。サプライヤ「Y社」は、「B2社」のサプライヤであると同時に、「C1社」「C2社」のサプライヤである。ここで、「Y社」は自社「A社」のサプライヤではないものの、直接競合企業である「B2社」と取引関係にあり、そのバイヤである「C1社」「C2社」は、自社にとっては間接的な競合関係にあることを図10の取引関係情報テーブル90が表している
このように、サプライヤとバイヤの取引関係を繰り返し探索し、企業情報リスト70に対応した企業マスタテーブル80を作成してもよい。この処理によれば、企業マスタテーブル80の競合度84が処理結果として格納される。
図11は、探索結果出力部50の処理フローチャートである。探索結果出力部50は、探索結果の出力条件を入出力装置110から入力するために、入力画面を入出力装置90に表示する(S500)。この表示画面を取引関係出力領域600と呼ぶ。
図12は、取引関係出力領域600の例である。取引関係出力領域600は、検索条件入力部610、サプライヤ候補リスト表示部630、及び取引関係MAP表示部620を備える。検索条件入力部610は、探索結果の出力条件を入力する領域である。サプライヤ候補リスト表示部630は、検索条件入力部610で指定した条件に従って抽出されたサプライヤ名称をリスト形式で表示する領域である。取引関係MAP表示部620は、検索条件入力部610で指定した条件に従って抽出されたサプライヤに関する取引情報を視覚的に表示させる領域である。
検索条件入力部610で受付ける入力情報は、既存のサプライヤ入力領域611と、取引関係情報を抽出した情報源入力領域612と、実行ボタン615があればよい。さらに、表示させるサプライヤの数を制限するために、競合度入力領域613や、属性入力領域614があってもよい。探索結果出力部50は、企業マスタテーブル80のサプライヤフラグ83がある企業82を、既存のサプライヤ入力領域611にリスト表示し、既存のサプライヤ入力領域611で入力されたサプライヤの企業情報の、ホームページなどの情報源75を情報源入力領域612に表示し、それぞれ選択による入力を受付ける。探索結果出力部50は、既存のサプライヤ入力領域611で受付けたサプライヤ名に対応する、企業マスタテーブル80の競合度84を競合度入力領域613に表示し、選択による入力を受付ける。探索結果出力部50は、企業マスタテーブル80の属性85を属性入力領域614に表示し、選択による入力を受付ける。実行ボタン615は、既存のサプライヤ入力領域611と、情報源入力領域612、競合度入力領域613、属性入力領域614に入力された値を確定し、次の処理に移るための実行ボタンである。図12の例は、既存サプライヤ「X1社」に代わる新規サプライヤを、企業のホームページの情報から、競合度「2」すなわち一次間接競合企業のサプライヤまで抽出するように条件設定している。
図11の説明に戻る。探索結果出力部50は、検索条件入力部610で探索結果の出力条件を受け付ける(S501)。探索結果出力部50は、サプライヤ候補リストを出力する際に、サプライヤに順位を付けるかを判定し(S502)、付ける場合はサプライヤ順位処理部40を実行する(S503)。順位を付けの判定およびサプライヤ順位処理部40の実行については後述する。
探索結果出力部50は、受付けた入力データ(探索結果の出力条件)をもとに、企業マスタテーブル80又は取引関係情報テーブル90に格納された情報を照合し、取引関係出力領域600のサプライヤ候補リスト表示部630にサプライヤ候補リストを出力する(S504)。
探索結果出力部50は、サプライヤMAP生成処理部を実行する(S505)。サプライヤMAP生成処理部の実行については後述する。
サプライヤ候補リスト表示部630へのサプライヤ候補リストの出力について、図10の取引関係情報テーブル90を用いて、具体的に説明する。既存のサプライヤ入力領域611と情報源入力領域612に入力された値と、取引関係情報テーブル90のサプライヤ名称91と情報源93とを照合し、該当したレコードに含まれるバイヤ名称92のうち重複する名称を排除し、記憶装置に保存する。次に記憶装置に保存された値と、再度、バイヤ名称92を照合し、該当するレコードのサプライヤ名称91を抽出し、サプライヤ候補リスト表示部630に出力する。次にサプライヤ候補リスト表示部630に格納されたサプライヤ名称を検索キーに取引関係情報テーブル90のサプライヤ名称91を検索し、該当したレコードのバイヤ名称92を重複する名称を排除し、記憶装置に保存する。主記憶装置に保存された値と、再度、バイヤ名称92を照合し、該当するレコードのサプライヤ名称91を抽出し、サプライヤ候補リスト表示部630に出力する。
探索結果出力部50は、当該バイヤの競合度を企業マスタ情報テーブル80より抽出し、検索条件入力部610の競合度入力領域613の値(競合度条件)を満たしているかを判定し(S505)、満足していないのであれば、S502に移る。
図12の取引関係出力領域600の画面例および図10の取引関係情報テーブル90の内容を用いて改めて説明する。検索条件入力部610の既存のサプライヤ入力領域611に入力された「X1社」を検索キーに、図10のサプライヤ91と照合する。サプライヤ91に「X1」を含むレコードとして第一レコードおよび第二レコードがある。第一レコードおよび第二レコードそれぞれのバイヤ92の「B1社」および「B2社」を記憶装置に格納する。記憶装置に格納された「B1社」を取引先とするサプライヤは、図10の取引関係情報テーブル90には存在しないので、「B1社」のサプライヤ検索は終了する。次に、記憶装置に格納された「B2社」を検索キーにバイヤ92を検索すると、「B2社」を含む第三レコードが抽出される。そこで、第三レコードのサプライヤ91に格納された「Y社」をサプライヤ候補リスト表示部630に出力する。ここで検索キーとした「B2社」の競合度を(企業マスタテーブル80の競合度84に相当するが、図10の取引関係情報テーブル90では表示を省略)が、競合度入力領域613に入力された「一次間接競合」を満たしているかを判定し、満たしていないならば、たとえば競合度が「1」すなわち直接競合ならば、同様の処理を継続する。
以上の探索結果出力部50の処理では、サプライヤ候補リスト表示部630に表示されるサプライヤの表示順位は特に制限をしていない。多数のサプライヤが抽出された場合には、優先して選定すべきサプライヤを上位に表示されるよう、表示順位を制御する処理があってもよい。このために、S502の判定を実行する。この判定は、予め定めた実行の要否、またはサプライヤ探索装置1の入出力装置110を介したユーザからの指示に従う。
サプライヤ順位処理部40では、図12の検索条件入力部610で入力されたデータより、取引関係情報テーブル90と企業マスタテーブル80に格納された情報から、サプライヤ候補リスト表示部630に出力する順位を示すスコアを算出し、出力する。
サプライヤ順位生成処理部40が用いる、図1には図示しないテーブルを説明する。
図13は、スコア算出情報テーブル360の例である。スコア算出テーブル360は、サプライヤ名称361、バイヤ名称362、競合度363、取引関係信頼度364、及びスコア365を格納する。サプライヤ名称361は、検索条件入力部610の検索条件に従って抽出された取引関係情報テーブル90のサプライヤ名称91が格納される欄である。バイヤ名称362は、検索条件入力部610の入力条件に従って抽出された取引関係情報テーブル90のバイヤ名称92が格納される欄である。競合度363は、バイヤ名称362に格納された値を検索キーにして、企業マスタ情報テーブル80の企業名称82を検索し、当該レコードの競合度84を格納する欄である。取引関係信頼度364とスコア365は、サプライヤ順位生成処理部40で算出された値が格納される欄である。
図14は、スコア集計情報テーブル370の例である。スコア集計情報テーブル370は、少なくとも、順位371、サプライヤ名称372、および総スコア373を格納する。順位371は、サプライヤ候補リスト表示部630に表示する順位(表示順序)である。サプライヤ名称372は、サプライヤ候補リスト表示部630に表示するサプライヤの名称である。総スコア373は、サプライヤ順位生成処理部40が算出する値を格納される欄である。すなわち、総スコア373の値が大きいほど、順位371が高いということがわかる。
図15は、サプライヤ順位処理部40の処理フローチャートである。サプライヤ順位生成処理部40は、取引関係情報テーブル90のレコードから、同じバイヤとサプライヤの組み合わせによるレコードの件数をカウントし、スコア算出情報テーブル360の取引関係信頼度364に格納する(S400)。取引関係信頼度364に格納される値は、取引関係が抽出された情報源の数でもよい。
サプライヤ順位生成処理部40は、スコア算出情報テーブル360の競合度363と取引関係信頼度364に格納された値から、各取引関係を数値化し、スコア365に格納する(S401)。スコアは、より競合関係にあるバイヤのサプライヤで、かつ取引関係情報の信頼度性が高いほど、自社にとって重視すべきサプライヤであるので、以下の式で算出可能である。
スコア=1/競合度×取引関係信頼度
上記例の場合、「X1社」と「B1社」の取引関係は、競合度が「1」で、取引関係信頼度が「2」であるので、スコア=1/1×2=2がスコア365に格納される。
サプライヤ順位生成処理部40は、S401で算出した取引関係ごとのスコア365の値を、サプライヤごとに集計し、スコア集計情報テーブル370の総スコア373に格納する(S402)。図13のスコア算出情報テーブル360におけるサプライヤ名称「X2」のレコードを例にすると、「X2」のスコア365は、第2レコードにおいて「2」、第3レコードにおいて「2」であり、その総和「4」がスコア集計情報テーブル370の総スコア373に格納される。
サプライヤMAP生成処理部(図1では図示を省略)の処理を説明する。サプライヤMAP生成処理部は、検索条件入力部610で受付けた入力データをもとに、取引関係情報テーブル90に格納された情報を照合して取引関係MAP(取引関係図)を生成し、取引関係出力領域600の取引関係MAP表示部620に出力する。具体的には、サプライヤMAP生成処理部は、取引関係MAP表示部620に、はじめに自社の目印を描画し、既存のサプライヤ入力領域611に入力されたサプライヤ名称の目印を描画する。次にサプライヤMAP生成処理部は、既存のサプライヤ入力領域611と情報源入力領域612に入力された値で、取引関係情報テーブル90のサプライヤ名称91と情報源93とを照合し、該当したレコードに含まれるバイヤ名称92の目印を取引関係MAP表示部620に描画する。同時に記憶装置にも抽出したバイヤ名称92を保存する。サプライヤMAP生成処理部は、次に記憶装置に保存した値を元に、再度バイヤ名称92を照合し該当するレコードのサプライヤ名称91を抽出し、取引関係MAP表示部620に目印を描画する。サプライヤMAP生成処理部は、抽出したサプライヤ名称91を検索キーとしてサプライヤ名称91を検索し、該当したレコードのバイヤ名称92を抽出し、取引関係MAP表示部620に目印を描画する。サプライヤMAP生成処理部は、以上の処理を繰り返し、取引関係情報テーブル90に含まれる取引情報を取引関係MAP表示部620上に描画する。
図12の画面例及び図10の取引関係情報テーブル90を用いて、サプライヤMAP生成処理部の処理を説明する。まず自社を示す印6212を取引関係MAP表示部620に描画し、既存のサプライヤ入力領域611に入力された「X1社」の目印6211を描画し、この二つの目印を、取引関係を示す線で結ぶ。次に、既存のサプライヤ入力領域611に入力された値「X1社」を検索キーとして、取引関係情報テーブル90のサプライヤ名称91を検索し、該当した第一レコードおよび第二レコードのバイヤ名称92の「B1社」および「B2社」を抽出し、それぞれの目印6221と6222とを描画する。次に「B1社」を検索キーにしてバイヤ名称92を検索するが、該当するレコードがないので、「B2社」について同様の処理を実行する。その結果、取引関係情報テーブル90で該当レコードとした、第三レコードのサプライヤ名称91の「Y社」の目印6223を描画し、「B2社」の目印6222と取引関係を示す線で連結する。次に、「Y社」を検索キーにしてサプライヤ名称91を検索し、該当する第四レコード・第五レコードを抽出し、それぞれ対応するバイヤ名称92「C1社」「C2社」の目印6231と6232とを描画し、取引関係を示す線で、描画した目印6231と6232を連結する。以上の処理を繰り返す。
図16は、取引関係出力領域600の取引関係MAP表示部620に出力する方式を変形した例である。図16の例では、表示の条件として、競合度1の一次サプライヤに絞り出力したものである。この出力方式によれば、抽出されたサプライヤに対して、どのサプライヤが重要になるか、あるいは選定すべきかの選定が視覚的に可能になる。例えば「X1社」625は、「自社」621、「B1社」623、「B2社」626、「B3社」627の全てのバイヤと取引があるので、非常に重要なサプライヤであることをバイヤ(自社、サプライヤ探索装置1のユーザ)は判断できる。「Y1社」624と「Y2社」628は、自社以外の競合企業とは取引があるので、新規開拓サプライヤの対象となる。さらに、「Y2社」628は「B3社」637としか取引は無いものの、「Y1社」624は「B1社」623と「B2社」626で取引があるので、「Y1社」は「Y2社」に比べ重要なサプライヤであるとバイヤ(自社、サプライヤ探索装置1のユーザ)が判断することができる。
図17は、取引関係出力領域600の取引関係MAP表示部620に出力する方式を変形した例である。図17の例では、取引関係を抽出した根拠となる企業情報文書の数に応じて、ノード間を示す線の太さを変更した例である。例えば、複数の企業情報文書から取引関係を抽出した場合、その情報の確からしさが高まる。そこで取引関係信頼度364に格納された値に応じて、ノード間を結ぶ線の太さとして表現すればよい。
以上の処理手順によって、バイヤ(自社、サプライヤ探索装置1のユーザ)に新規サプライヤの候補を提示でき、サプライヤ探索装置1のユーザは、新規のサプライヤを容易に探すことができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現しても良い。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、またはICカード、SDカードDVD等の記録媒体におくことができる。
また、制御線や情報線説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えても良い。
1:サプライヤ探索装置、10:探索条件入力部、20:サプライヤ候補選定部20、30:競合度処理部、40:サプライヤ順位処理部、50:探索結果出力部、
60:探索条件テーブル、70:企業情報リスト、80:企業マスタテーブル、90:取引関係情報テーブル、100:企業情報DB、110:入出力装置。

Claims (10)

  1. 入出力装置から入力された探索条件に従って、企業情報が格納された企業情報DBを検索して、検索した前記企業情報を参照して、サプライヤとバイヤとの取引関係を示す取引関係情報テーブルを作成するサプライヤ候補選定部、前記取引関係情報テーブルに含まれる前記バイヤと自社との調達サプライチェーン上の競合関係の距離を示す競合度を求める競合度処理部、並びに、前記入出力装置から入力される競合度条件を満足する前記競合度に対応する前記バイヤとの前記取引関係が示される前記サプライヤをサプライヤ候補リストとして前記入出力装置に出力する探索結果出力部を有することを特徴とするサプライヤ探索装置。
  2. 前記競合度処理部は、前記取引関係情報テーブルに含まれる前記バイヤの中から、前記自社にとって前記サプライヤを介して競合関係にある第1のバイヤをターゲットバイヤとして入力し、入力した前記ターゲットバイヤと前記取引関係があり、前記自社とは前記取引関係がない前記サプライヤを介した前記取引関係がある、自社と間接的な競合関係にあるバイヤを抽出することを特徴とする請求項1記載のサプライヤ探索装置。
  3. 前記探索結果出力部は、前記企業情報を参照して作成した前記取引関係情報テーブルに含まれる、同じ前記バイヤと前記サプライヤの組み合わせの数に基づいた取引関係信頼度と、前記バイヤの前記競合度とから前記サプライヤ候補リストの表示順位を求めるサプライヤ順位処理部を含むことを特徴とする請求項2記載のサプライヤ探索装置。
  4. 前記探索結果出力部は、前記企業情報を参照して作成した前記取引関係情報テーブルに含まれる、前記バイヤと前記サプライヤとの前記取引関係を示す取引関係図を前記入出力装置に出力するサプライヤMAP生成処理部を含むことを特徴とする請求項3記載のサプライヤ探索装置。
  5. 前記企業情報DBは、前記バイヤおよび前記サプライヤの前記企業情報を有するホームページを含むことを特徴とする請求項4記載のサプライヤ探索装置。
  6. サプライヤ探索装置における探索方法であって、前記サプライヤ探索装置は、入出力装置から入力された探索条件に従って、企業情報が格納された企業情報DBを検索して、検索した前記企業情報を参照して、サプライヤとバイヤとの取引関係を示す取引関係情報テーブルを作成し、前記取引関係情報テーブルに含まれる前記バイヤと自社との調達サプライチェーン上の競合関係の距離を示す競合度を求め、前記入出力装置から入力される競合度条件を満足する前記競合度に対応する前記バイヤとの前記取引関係が示される前記サプライヤをサプライヤ候補リストとして前記入出力装置に出力することを特徴とするサプライヤ探索方法。
  7. 前記サプライヤ探索装置は、前記取引関係情報テーブルに含まれる前記バイヤの中から、前記自社にとって前記サプライヤを介して競合関係にある第1のバイヤをターゲットバイヤとして入力し、入力した前記ターゲットバイヤと前記取引関係があり、前記自社とは前記取引関係がない前記サプライヤを介した前記取引関係がある、自社と間接的な競合関係にあるバイヤを抽出することを特徴とする請求項6記載のサプライヤ探索方法。
  8. 前記サプライヤ探索装置は、前記企業情報を参照して作成した前記取引関係情報テーブルに含まれる、同じ前記バイヤと前記サプライヤの組み合わせの数に基づいた取引関係信頼度と、前記バイヤの前記競合度とから前記サプライヤ候補リストの表示順位を求めることを特徴とする請求項7記載のサプライヤ探索方法。
  9. 前記サプライヤ探索装置は、前記企業情報を参照して作成した前記取引関係情報テーブルに含まれる、前記バイヤと前記サプライヤとの前記取引関係を示す取引関係図を前記入出力装置に出力することを特徴とする請求項8記載のサプライヤ探索方法。
  10. 前記企業情報DBは、前記バイヤおよび前記サプライヤの前記企業情報を有するホームページを含むことを特徴とする請求項9記載のサプライヤ探索方法。
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