JP2016038052A - トルクジェネレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】トルクジェネレータにおいて、油圧モータの動力をギヤにより減速して出力軸に加えるように構成した場合、トルクジェネレータの組立性を良いものにする。
【解決手段】減速ギヤ機構12を内部に支持するケース1、ケース1の開口部1aを塞ぐプレート2を備える。入力軸15、出力軸17、入力軸15により操作される切換弁20をプレート2に支持する。油圧モータ19をプレート2における出力軸17から離れた部分に支持する。プレート2をケース1の開口部1aに取り付けると、出力軸17がケース1の内部に入り込んで、出力軸17の入力ギヤ17bが減速ギヤ機構12に咬合し、油圧モータ19の出力部22が減速ギヤ機構12の入力部3に連結される。
【選択図】図2

Description

本発明は、作業車のパワーステアリング装置等に使用されるトルクジェネレータに関する。
作業車のパワーステアリング装置等に使用されるトルクジェネレータとしては、特許文献1に開示されているようなものがある。
特許文献1では、入力軸(特許文献1の図6の41)、入力軸に係合連結された出力軸(特許文献1の図6の42)、及び切換弁(特許文献1の図6の50)が、ケース(特許文献1の図6の71)に支持されており、油圧ポンプの作動油が切換弁に供給されるように構成されている。
特許文献1では、ケースにおける出力軸から離れた部分に油圧モータ(特許文献1の図6の60)が支持されて、切換弁の作動油により油圧モータが作動するように構成されており、ケースの内部において、油圧モータのギヤ(特許文献1の図6の72)と出力軸のギヤ(特許文献1の図6の73)とが咬合している。
これにより、入力軸が回転操作されて入力軸の回転が出力軸に伝達されると、切換弁が操作されて切換弁の作動油が油圧モータに供給され、油圧モータの動力がギヤを介して出力軸に加えられる。
特開2009−197974号公報(図6参照)
油圧モータの動力をギヤにより減速して出力軸に加えるようにトルクジェネレータを構成した場合、特許文献1では、ケースの内部に出力軸を支持して、ケースの一方の面に入力軸及び切換弁を取り付け、ケースの他方の面に油圧モータを取り付けるように構成されている。
これにより、出力軸及びギヤが支持されたケースに入力軸及び切換弁を取り付ける組立工程、並びに、出力軸及びギヤが支持されたケースに油圧モータを取り付ける組立工程というように、トルクジェネレータの組立工程が多くなるので、組立性という面で改善の余地がある。
本発明は、トルクジェネレータにおいて、油圧モータの動力をギヤにより減速して出力軸に加えるように構成した場合、トルクジェネレータの組立性を良いものにすることを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、トルクジェネレータにおいて次のように構成することにある。
減速ギヤ機構を内部に支持するケースと、前記ケースの開口部を塞ぐプレートとを備えて、
入力軸と、前記入力軸に係合連結された出力軸と、油圧ポンプの作動油が供給されて前記入力軸により操作される切換弁とを、前記プレートに支持し、
前記切換弁の作動油により作動する油圧モータを、前記プレートにおける前記出力軸から離れた部分に支持して、
前記プレートを前記ケースの開口部に取り付けると、前記出力軸が前記ケースの内部に入り込んで、前記出力軸の入力ギヤが前記減速ギヤ機構に咬合し、前記油圧モータの出力部が前記減速ギヤ機構の入力部に連結されるように構成して、
前記入力軸が回転操作されて前記入力軸の回転が前記出力軸に伝達されると、前記切換弁が操作されて前記切換弁の作動油が前記油圧モータに供給され、前記油圧モータの動力が前記減速ギヤ機構及び前記入力ギヤを介して前記出力軸に加えられるように構成されている。
(作用及び発明の効果)
本発明の第1特徴によると、ケース及びプレートにおいて、ケースの内部に減速ギヤ機構を取り付けておき、プレートに入力軸、切換弁、出力軸及び油圧モータを取り付けておく。この状態で、ケースの内部に減速ギヤ機構が支持されて、一つにユニットとなっており、プレートに入力軸、切換弁、出力軸及び油圧モータが支持された状態となって、一つのユニットとなっている。
本発明の第1特徴によれば、前述の状態においてプレートをケースの開口部に取り付けると、出力軸がケースの開口部からケースの内部に入り込んで、出力軸の入力ギヤが減速ギヤ機構に咬合し、油圧モータの出力部が減速ギヤ機構の入力部に連結される。
これによりトルクジェネレータが構成されるのであり、この構成において、入力軸が回転操作されて入力軸の回転が出力軸に伝達されると、切換弁が操作されて切換弁の作動油が油圧モータに供給され、油圧モータの動力が減速ギヤ機構及び入力ギヤを介して出力軸に加えられる。
以上のように本発明の第1特徴によると、油圧モータの動力をギヤにより減速して出力軸に加えるように構成されたトルクジェネレータにおいて、ケース(減速ギヤ機構)及プレート(入力軸、切換弁、出力軸及び油圧モータ)を事前に組み立てておくことにより、プレートをケースの開口部に取り付けることで、入力軸、切換弁、出力軸及び油圧モータを一度に組み立てることができる。
これにより、組立工程を簡素化して、トルクジェネレータの組立性を良いものにすることができる。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴のトルクジェネレータにおいて次のように構成することにある。
前記ケースの開口部に対向する前記ケースの底部に孔部を備えて、
前記プレートを前記ケースの開口部に取り付けると、前記出力軸が前記ケースの孔部に入り込み、前記出力軸の端部が前記ケースの孔部に支持されて前記ケースの外部に露出する状態となるように構成している。
(作用及び発明の効果)
本発明の第2特徴によれば、プレートをケースの開口部に取り付けると、出力軸がプレート及びケース(孔部)に支持される状態となって、出力軸が安定して支持される。
この場合、出力軸の端部がケースの孔部に支持されてケースの外部に露出する状態となるので、例えば作業車において出力軸の端部と前輪の操向操作部とを接続することによって、パワーステアリング装置を容易に構成することができる。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第1又は第2特徴のトルクジェネレータにおいて次のように構成することにある。
前記プレートにおける前記出力軸の突出側の部分に前記油圧モータを支持して、
前記プレートを前記ケースの開口部に取り付けると、前記油圧モータが前記ケースの内部に収容されるように構成している。
(作用及び発明の効果)
本発明の第3特徴によると、プレートに油圧モータを支持する場合、プレートにおける出力軸の突出側の部分に油圧モータを支持している。
これにより、プレートをケースの開口部に取り付けると、油圧モータがケースの開口部からケースの内部に入り込んでケースの内部に収容される状態となるので、油圧モータの保護という面で有利なものとなるのであり、トルクジェネレータの全体のコンパクト化を図ることができる。
[IV]
(構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第3特徴のトルクジェネレータにおいて次のように構成することにある。
前記プレートにおける前記出力軸の突出側の反対側に、前記油圧モータの出力部が突出している。
(作用及び発明の効果)
プレートをケースの開口部に取り付ける場合、出力軸がケースの内部に入り込んで、ケースの内部において、油圧モータの出力部と減速ギヤ機構の入力部とが連結されるので、油圧モータの出力部と減速ギヤ機構の入力部との連結状態を外部から目視することは困難である。これにより、例えば油圧モータの出力部と減速ギヤ機構の入力部とが、スプライン構造によって連結される場合、油圧モータの出力部のスプラインの位相と、減速ギヤ機構の入力部のスプラインの位相とが合わなければ、油圧モータの出力部と減速ギヤ機構の入力部とを連結させることができない。
前述の状態において、本発明の第4特徴によると、プレートにおける出力軸の突出側の反対側に油圧モータの出力部が突出しているので、プレートをケースの開口部に取り付ける際に、作業者が外部から油圧モータの出力部を回転操作することができる。
これにより、プレートをケースの開口部に取り付ける場合、油圧モータの出力部と減速ギヤ機構の入力部とを連結させることができなければ(例えば、油圧モータの出力部のスプラインの位相と、減速ギヤ機構の入力部のスプラインの位相とが合わなければ)、作業者が外部から油圧モータの出力部を回転操作して、油圧モータの出力部と減速ギヤ機構の入力部とを連結させることができる(例えば、油圧モータの出力部のスプラインの位相と減速ギヤ機構の入力部のスプラインの位相とを合わせることができる)。
トルクジェネレータの縦断側面図である。 ケースにプレートを連結する前の状態でのトルクジェネレータの縦断側面図である。 トルクジェネレータにおけるバネ部材の付近の横断平面図であり、(a)入力軸が停止している状態を示す図、(b)入力軸が右に回転操作された状態を示す図、(c)入力軸が左に回転操作された状態を示す図である。
[1]
図1及び図2はトルクジェネレータを示しており、ケース1及びプレート2を備えて、全体が構成されている。
先ず、ケース1について説明する。
図1及び図2に示すように、ケース1は一方の全面が開放された開口部1aを備えた箱状に構成されている。ケース1の開口部1aに対向するケース1の底部に、孔部1bが貫通するように形成されており、ケース1の底部において孔部1bに並ぶようにして、2個の凹部1c,1dが形成されている。
図1及び図2に示すように、ケース1の凹部1cに第1伝動軸3(入力部に相当)が回転自在に支持され、ケース1の凹部1dに第2伝動軸4が回転自在に支持されている。
第1伝動軸3は円筒状に構成されており、第1伝動軸3の端部の外周部に小径の伝動ギヤ3aが形成され、第1伝動軸3の端部の内面にスプライン部3bが形成されている。第2伝動軸4のスプライン部4aに、大径の伝動ギヤ5及び小径の伝動ギヤ6が連結されており、第1伝動軸3の伝動ギヤ3aと伝動ギヤ5とが咬合している。
[2]
次に、ケース1において第1及び第2伝動軸3,4の組み立てについて説明する。
図2に示すように、ケース1に第1及び第2伝動軸3,4が支持されていない状態において、最初に第1伝動軸3をケース1の凹部1cにベアリング7を介して支持させる。
次に図2に示すように、伝動ギヤ5,6が連結されていない第2伝動軸4を、ケース1の凹部1dにベアリング8を介して支持させる。第1及び第2伝動軸3,4が通過する開口部9a,9bを備えた押さえ板9が用意されており、押さえ板9の開口部9a,9bに第1及び第2伝動軸3,4を通しながら、押さえ板9の開口部9a,9bの内周部をベアリング7,8のアウターレースに当て付けて、ボルト10により押さえ板9をケース1の底部に固定する。
図2に示すように、伝動ギヤ5を第2伝動軸4のスプライン部4aに挿入して取り付けて、同時に伝動ギヤ5を第1伝動軸3の伝動ギヤ3aに咬合させる。次に伝動ギヤ6を第2伝動軸4のスプライン部4aに挿入して、伝動ギヤ6を伝動ギヤ5に当て付け、ストッパーリング11を第2伝動軸4に取り付けて、伝動ギヤ5,6を第2伝動軸4のスプライン部4aに連結する。
以上のようにして、図2に示すように、ケース1に第1及び第2伝動軸3,4が組み立てられるのであり、第1及び第2伝動軸3,4、第1伝動軸3の伝動ギヤ3a、伝動ギヤ5,6により減速ギヤ機構12が構成される。
[3]
次に、プレート2及び支持ケース13について説明する。
図1及び図2に示すように、プレート2は所定の板厚を備えた平板状に構成されて、プレート2の一方の面に円筒状の支持ケース13が連結されており、プレート2の他方の面(支持ケース13の反対側)で支持ケース13から離れた部分に、油圧モータ19が連結されている。
図1及び図2に示すように、支持ケース13の内部に円筒状のスリーブ14が回転自在に支持されており、スリーブ14の内部に入力軸15が回転自在に挿入されている。入力軸15がスリーブ14及びベアリング16により回転自在に支持されており、入力軸15の端部のスプライン部15aが支持ケース13から突出している。
図1及び図2に示すように、スリーブ14に複数のポートが形成され、入力軸15に複数のポート及び内部油路が形成されて、スリーブ14と入力軸15とによりロータリ型式の切換弁20が構成されている。支持ケース13にポンプポート13a及びタンクポート13bが形成されて、油圧ポンプ(図示せず)の作動油が支持ケース13のポンプポート13aから切換弁20に供給されるように構成されており、切換弁20の戻りの作動油が支持ケース13のタンクポート13bに供給される。
[4]
次に、入力軸15と出力軸17との係合連結構造について説明する。
図1及び図2に示すように、出力軸17がベアリング18により入力軸15と同芯状にプレート2に回転自在に支持されており、出力軸17に入力ギヤ17bが連結され、出力軸17の端部にスプライン部17cが形成されている。出力軸17がプレート2の他方の面(支持ケース13の反対側の面)に突出しており、支持ケース13及びスリーブ14の内部に入り込んでいる。
図1及び図3(a)に示すように、出力軸17においてスリーブ14の内部に入り込んでいる部分に、二股状で一対の凸部17aが形成されており、出力軸17の凸部17aとスリーブ14とが、ピン(図示せず)により一体回転するように連結されている。入力軸15の端部に幅狭の平板部15bが形成されており、入力軸15の平板部15bが出力軸17の凸部17aの間に入り込んでいる。
図1及び図3(a)に示すように、バネ板材を波型に形成したバネ部材21が一対用意されており、バネ部材21の中央部21aが出力軸17の凸部17aの内面に当て付けられ、バネ部材21の端部21b,21cが、入力軸15の平板部15bと出力軸17の凸部17aとの間に配置されている。
図3(a)に示す状態は入力軸15が停止している状態であり、バネ部材21の付勢力により入力軸15の平板部15bと出力軸17の凸部17aとの間に、隙間が生じている中立状態である。中立状態において、スリーブ14と入力軸15との間に位相差は発生せず、切換弁20が中立状態となっており、切換弁20から油圧モータ19に作動油は供給されない。
図3(a)から図3(b)に示すように、入力軸15が右に回転操作されると、入力軸15の平板部15bによりバネ部材21の端部21bが押し潰されて、入力軸15の平板部15bがバネ部材21の端部21bを介して出力軸17の凸部17aに当たり(係合して)、入力軸15の右回転が出力軸17に伝達されて、出力軸17が右回転する。
この場合、図3(b)に示す状態において、スリーブ14と入力軸15との間に位相差が発生して、切換弁20が右回転状態となり、切換弁20から油圧モータ19に作動油が供給され、油圧モータ19が一方に回転して、後述する[7]に記載のように、油圧モータ19の動力が出力軸17に加えられる。
図3(a)から図3(c)に示すように、入力軸15が左に回転操作されると、入力軸15の平板部15bによりバネ部材21の端部21cが押し潰されて、入力軸15の平板部15bがバネ部材21の端部21cを介して出力軸17の凸部17aに当たり(係合して)、入力軸15の左回転が出力軸17に伝達されて、出力軸17が左回転する。
この場合、図3(c)に示す状態において、スリーブ14と入力軸15との間に位相差が発生して、切換弁20が左回転状態となり、切換弁20から油圧モータ19に作動油が供給され、油圧モータ19が他方に回転して、後述する[7]に記載のように、油圧モータ19の動力が出力軸17に加えられる。
[5]
次に、油圧モータ19について説明する。
図1及び図2に示すように、プレート2の他方の面(支持ケース13の反対側、出力軸17の突出側)で、支持ケース13及び出力軸17から離れた部分に、油圧モータ19が連結されている。
図1及び図2に示すように、油圧モータ19は、ケース23とプレート2とにより全体が構成されている。出力軸22(出力部に相当)と誘導軸24とが、ケース23とプレート2とにより回転自在に支持されて、出力軸22のギヤ部22cと誘導軸24のギヤ部24aとが咬合している。プレート2に形成された内部油路(図示せず)が、切換弁20と油圧モータ19とに亘って接続されている。
以上のように、油圧モータ19はギヤモータ型式に構成されており、切換弁20から内部油路を介して供給される作動油により、正転及び逆転作動する。
図1及び図2に示すように、油圧モータ19において出力軸22が、出力軸17の突出側に突出して、出力軸22の端部にスプライン部22aが形成されている。出力軸22がプレート2における出力軸17の突出側の反対側(支持ケース13側)に突出しており、出力軸22の端部にスプライン部22bが形成されている。
[6]
次に、トルクジェネレータ(ケース1及びプレート2)の組み立てについて説明する。
ケース1において、事前に図2に示すユニットに組み立てておき(前項[2]参照)、プレート2においても、事前に図2に示すユニットに組み立てておく(前項[3][4][5]参照)。
この場合、図2に示すように、ケース1の開口部1aと第1伝動軸3のスプライン部3bとの距離L1、ケース1の開口部1aと伝動ギヤ6との距離L2において、距離L1と距離L2とは略同じに設定されている(第1伝動軸3のスプライン部3bと伝動ギヤ6とが、図2の紙面上下方向において略同じ位置に位置している)。
図2に示すように、プレート2と油圧ポンプ19の出力軸22のスプライン部22aとの距離L3、プレート2と出力軸17の入力ギヤ17bとの距離L4において、距離L3と距離L4とが略同じに設定されている(油圧ポンプ19の出力軸22のスプライン部22aと出力軸17の入力ギヤ17bとが、図2の紙面上下方向において略同じ位置に位置している)。距離L1,L2と距離L3,L4とが略同じに設定されている。
ケース1の孔部1bと伝動ギヤ6との距離L5、出力軸17の入力ギヤ17bとスプライン部17cとの距離L6において、距離L1〜L4と距離L6とが略同じに設定されており、距離L5が距離L1〜L4,L6よりも短いものに設定されている。
以上の構成により図2に示すように、ケース1とプレート2とを互いに接近させると、出力軸17及び油圧モータ19がケース1の開口部1aからケース1の内部に入り込むのであり、最初に出力軸17のスプライン部17cがケース1の孔部1bに入り込む(距離L5が距離L1〜L4,L6よりも短いものに設定されている点による)。
図2に示すように、出力軸17のスプライン部17cがケース1の孔部1bに入り込むことによって、出力軸17及び油圧モータ19の位置が決められた状態で、出力軸17及び油圧モータ19をケース1の開口部1aからケース1の内部に入り込ませることができる。
これにより、出力軸17及び油圧モータ19がケース1の内部に隠れても、出力軸17の入力ギヤ17bを伝動ギヤ6に位置させ易くなるのであり、油圧モータ19の出力軸22のスプライン部22aを第1伝動軸3のスプライン部3bに位置させ易くなる。この場合、図2に示すように、出力軸17の入力ギヤ17b及び油圧モータ19の出力軸22のスプライン部22aが、略同時に伝動ギヤ6及び第1伝動軸3のスプライン部3bに位置する(距離L1,L2と距離L3,L4とが略同じに設定されている点による)。
次に図1に示すように、出力軸17の入力ギヤ17bを伝動ギヤ6に咬み合わせるのであり、油圧モータ19の出力軸22のスプライン部22aを第1伝動軸3のスプライン部3bに挿入して連結する。
出力軸17の入力ギヤ17bと伝動ギヤ6とにおいて位相が合わずに咬み合わせることができない場合、入力軸15のスプライン部15aを持って入力軸15を回転させて出力軸17を回転させることにより、出力軸17の入力ギヤ17bと伝動ギヤ6とにおいて位相を合わせることができる。
油圧モータ19の出力軸22のスプライン部22aと第1伝動軸3のスプライン部3bとにおいて、位相が合わずに挿入して連結することができない場合、油圧モータ19の出力軸22のスプライン部22bを持って油圧モータ19の出力軸22を回転させることにより、油圧モータ19の出力軸22のスプライン部22aと第1伝動軸3のスプライン部3bとにおいて位相を合わせることができる。
以上のように、出力軸17の入力ギヤ17bを伝動ギヤ6に咬み合わせ、油圧モータ19の出力軸22のスプライン部22aを第1伝動軸3のスプライン部3bに挿入して連結した後、ケース1にプレート2を連結することにより、トルクジェネレータの組み立てを略終了する。
この状態において、出力軸17がプレート2のベアリング18及びケース1の端部1bに支持された状態となるのであり、出力軸17のスプライン部17cがケース1の孔部1bから露出する状態となる。
[7]
次に、トルクジェネレータの使用及び作動について説明する。
図1に示すトルクジェネレータを作業車に装備した場合、操縦ハンドル(図示せず)と入力軸15(スプライン部15a)とを接続し、出力軸17(スプライン部17c)と前輪の操向操作部とを接続して、作業車に装備された油圧ポンプ(図示せず)と、支持ケース13のポンプポート13a及びタンクポート13bとに亘って、油圧配管(図示せず)を接続することにより、パワーステアリング装置を構成することができる。
操縦ハンドルが右に操作されて、入力軸15が右に回転操作されると、図3(b)及び前項[4]に記載のように、入力軸15の平板部15bがバネ部材21の端部21bを介して出力軸17の凸部17aに当たり(係合して)、入力軸15の右回転が出力軸17に伝達され出力軸17が右回転して、前輪が右に操向操作される。
これと同時に、図3(b)及び前項[4]に記載のように、切換弁20が右回転状態となり、油圧ポンプの作動油が切換弁20から油圧モータ19に供給されて、油圧モータ19が一方に回転する。油圧モータ19の動力が減速ギヤ機構12(第1及び第2伝動軸3,4、伝動ギヤ5,6)を介して、入力軸17の入力ギヤ17bに伝達されて、油圧モータ19の動力が出力軸17に加えられるのであり、前輪の右への操向操作がアシスト(補助)される。
操縦ハンドルが左に操作されて、入力軸15が左に回転操作されると、図3(c)及び前項[4]に記載のように、入力軸15の平板部15bがバネ部材21の端部21cを介して出力軸17の凸部17aに当たり(係合して)、入力軸15の左回転が出力軸17に伝達され出力軸17が左回転して、前輪が左に操向操作される。
これと同時に、図3(c)及び前項[4]に記載のように、切換弁20が左回転状態となり、油圧ポンプの作動油が切換弁20から油圧ポンプ19に供給されて、油圧モータ19が他方に回転する。油圧モータ19の動力が減速ギヤ機構12(第1及び第2伝動軸3,4、伝動ギヤ5,6)を介して、入力軸17の入力ギヤ17bに伝達されて、油圧モータ19の動力が出力軸17に加えられるのであり、前輪の左への操向操作がアシスト(補助)される。
本発明のトルクジェネレータは主にパワーステアリング装置に使用されるものであり、パワーステアリング装置以外のアシスト(補助)を必要とする装置にも適用できるものであり、油圧モータがアキシャルプランジャ型式のトルクジェネレータにも適用できる。
1 支持ケース
1a 支持ケースの開口部
1b 支持ケースの孔部
2 プレート
3 減速ギヤ機構の入力部
12 減速ギヤ機構
15 入力軸
17 出力軸
17b 出力軸の入力ギヤ
19 油圧モータ
20 切換弁
22 油圧モータの出力部

Claims (4)

  1. 減速ギヤ機構を内部に支持するケースと、前記ケースの開口部を塞ぐプレートとを備えて、
    入力軸と、前記入力軸に係合連結された出力軸と、油圧ポンプの作動油が供給されて前記入力軸により操作される切換弁とを、前記プレートに支持し、
    前記切換弁の作動油により作動する油圧モータを、前記プレートにおける前記出力軸から離れた部分に支持して、
    前記プレートを前記ケースの開口部に取り付けると、前記出力軸が前記ケースの内部に入り込んで、前記出力軸の入力ギヤが前記減速ギヤ機構に咬合し、前記油圧モータの出力部が前記減速ギヤ機構の入力部に連結されるように構成して、
    前記入力軸が回転操作されて前記入力軸の回転が前記出力軸に伝達されると、前記切換弁が操作されて前記切換弁の作動油が前記油圧モータに供給され、前記油圧モータの動力が前記減速ギヤ機構及び前記入力ギヤを介して前記出力軸に加えられるように構成されているトルクジェネレータ。
  2. 前記ケースの開口部に対向する前記ケースの底部に孔部を備えて、
    前記プレートを前記ケースの開口部に取り付けると、前記出力軸が前記ケースの孔部に入り込み、前記出力軸の端部が前記ケースの孔部に支持されて前記ケースの外部に露出する状態となるように構成している請求項1に記載のトルクジェネレータ。
  3. 前記プレートにおける前記出力軸の突出側の部分に前記油圧モータを支持して、
    前記プレートを前記ケースの開口部に取り付けると、前記油圧モータが前記ケースの内部に収容されるように構成している請求項1又は2に記載のトルクジェネレータ。
  4. 前記プレートにおける前記出力軸の突出側の反対側に、前記油圧モータの出力部が突出している請求項3に記載のトルクジェネレータ。
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