JP2016037968A - 電磁弁装置およびコントロールバルブ装置 - Google Patents

電磁弁装置およびコントロールバルブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016037968A
JP2016037968A JP2014159245A JP2014159245A JP2016037968A JP 2016037968 A JP2016037968 A JP 2016037968A JP 2014159245 A JP2014159245 A JP 2014159245A JP 2014159245 A JP2014159245 A JP 2014159245A JP 2016037968 A JP2016037968 A JP 2016037968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sub
main
valve body
valve device
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014159245A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6415891B2 (ja
Inventor
敬一郎 村岡
Keiichiro Muraoka
敬一郎 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Tosok Corp
Original Assignee
Nidec Tosok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Tosok Corp filed Critical Nidec Tosok Corp
Priority to JP2014159245A priority Critical patent/JP6415891B2/ja
Priority to CN201520508413.0U priority patent/CN204783918U/zh
Publication of JP2016037968A publication Critical patent/JP2016037968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6415891B2 publication Critical patent/JP6415891B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Check Valves (AREA)

Abstract

【課題】弁体の駆動に過大な駆動力を要することなく、弁体の作動を可能とする電磁弁装置を提供する。
【解決手段】この電磁弁装置20は、主開口621を開閉する主弁体61と、副開口721を開閉する副弁体71と、を有する。ソレノイド23により副プランジャ73を他方側へ移動させて副弁体71を押圧すると、副開口721が開放されて、分岐流路80から副流路70を通って主プランジャ63の中空部に、流体が流れ込む。そうすると、流体の圧力で主プランジャ63が他方側に移動して、主弁体61を押圧することにより、主開口621が開放される。このように、この電磁弁装置20では、流体の圧力を利用して主開口621を開放する。ソレノイド23は、副開口721のみを開放すればよいため、開弁に必要なソレノイド23の駆動力を抑え、かつ、ソレノイド23により駆動される副プランジャ73の移動ストロークを短くすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電磁弁装置およびコントロールバルブ装置に関する。
自動車の自動変速機は、駆動用のオイルによって動作制御される。このため、自動車には、自動変速機とともに、自動変速機へオイルを供給する油圧回路が搭載される。当該油圧回路では、オイルポンプによって加圧されたオイルが、コントロールバルブ装置を介して、自動変速機へ供給される。
ところで、近年、自動車が信号待ちなどで停止した時に、エンジンも停止させて不要なアイドリングを減らす機能が、ハイブリッド車などの多くの自動車に搭載されている。しかしながら、エンジンの停止時には、油圧ポンプも停止する。このため、エンジンを再び始動させて、油圧ポンプを再駆動させたときに、オイルが昇圧するのにある程度の時間がかかる。そうすると、自動変速機の始動にタイムラグが生じる、という問題があった。
この問題を解決するための一案として、油圧回路内にアキュームレータを設け、事前にアキュームレータに高圧のポンプを導入して蓄圧するとともに、エンジンの再始動時に、アキュームレータから蓄圧されたオイルを即座に自動変速機へ導入する技術が提案されている。アキュームレータを設けた油圧回路の構成ついては、例えば、特開2006−258279号公報に記載されている。
特開2006−258279号公報 実開平6−24282号公報
アキュームレータに蓄圧されたオイルは、アキュームレータと自動変速機との間に介在する電磁弁を開放することによって、自動変速機側へ導入される。このため、当該電磁弁は、アキュームレータからのオイルの圧力に抗して、弁体を動かさなければならず、開弁時に大きな駆動力が必要であった。大きな駆動力を得るためには、電磁弁内のソレノイドの巻数を増加させる必要がある。このことが、当該油圧回路における電磁弁の小型化および軽量化の妨げとなっていた。
また、一般的な市場の要求においても、電磁弁に求められる流量としては大流量化の傾向が強く、電磁弁内の弁体の大きさを拡張する動きが生じている。その場合にも、弁体の駆動力を増加させなければならず、電磁弁全体の小型化を阻害する要因となっていた。
電磁弁における開弁時の駆動力を低減させるための方策として、例えば、実開平6−24282号公報には、小径と大径の2つの弁をもつ制御弁が、記載されている。当該公報の制御弁は、開弁時に、まず小径の弁を開き、その後に大径の弁を開く。このようにすれば、弁の開放に必要な力が分散されるため、各弁を開放するためのソレノイドの駆動力を抑えることができる。しかしながら、当該公報の構造では、2つの弁を1つのプランジャで操作する。このため、ソレノイドにより駆動されるプランジャの移動ストロークを長くとる必要がある。
本発明の目的は、電磁弁の大流量への対応などにより大型の弁体を用いる場合であっても、弁体の駆動に過大な駆動力を要することなく、弁体の作動を可能とする電磁弁装置を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、電磁弁装置であって、一方から他方へ直線状または曲折しながら筒状に延びるノズル管と、前記ノズル管の側面に設けられた第1ポートと、前記ノズル管の他方側の端部に設けられた第2ポートとを繋ぐ主流路と、前記主流路に配置された主弁体と、前記主弁体の一方側に位置し、前記主弁体が嵌ることによって塞がれる主開口を有する主弁座部材と、前記主弁座部材の一方側から前記主開口を介して前記主弁体に接触する凸部、および、一方側へ向けて開いた中空部を有し、前記ノズル管の内周面に沿って移動することで、前記主弁体が前記主開口に嵌る閉状態と前記主弁体が前記主弁座部材から離れる開状態とを切り替える主プランジャと、前記ノズル管内に前記主弁体とは別に設けられた副弁体と、前記副弁体の一方側に位置し、前記副弁体が嵌ることによって塞がれる副開口を有する副弁座部材と、前記副弁座部材の一方側の空間と、前記中空部とを繋ぐ副流路と、前記副弁座部材の他方側の空間と、前記ノズル管に設けられ、前記第2ポートと同圧の第3ポートとを繋ぐ分岐流路と、前記副弁座部材の一方側から前記副開口を介して前記副弁体に接触する副プランジャと、前記副プランジャを電磁的に移動させることで、前記副弁体が前記副開口に嵌る閉状態と前記副弁体が前記副弁座部材から離れる開状態とを切り替えるソレノイドと、を備える。
本願の例示的な第1発明によれば、ソレノイドにより副プランジャを他方側へ移動させて副弁体を押圧すると、副開口が開放されて、分岐流路から副流路を通って主プランジャの中空部に、流体が流れ込む。そうすると、流体の圧力で主プランジャが他方側に移動して、主弁体を押圧することにより、主開口が開放される。このように、この電磁弁装置では、流体の圧力を利用して主開口を開放する。ソレノイドは、副開口のみを開放すればよいため、開弁時に必要なソレノイドの駆動力を抑え、かつ、ソレノイドにより駆動される副プランジャの移動ストロークを短くすることができる。
図1は、油圧回路の概略図である。 図2は、電磁弁装置の縦断面図である。 図3は、通常走行時における、電磁弁装置の縦断面図である。 図4は、輸送機器の停止時における、電磁弁装置の縦断面図である。 図5は、再始動直後における、電磁弁装置の縦断面図である。 図6は、主開口が開放された後の、電磁弁装置の縦断面図である。 図7は、変形例に係る電磁弁装置の縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<1.油圧回路について>
図1は、本発明の一実施形態に係る電磁弁装置20を含む油圧回路1の概略図である。この油圧回路1は、自動車などの輸送機器に搭載され、輸送機器内の自動変速機に、流体であるオイル(オートマチック・トランスミッション・フルード、ATF)を供給することにより、自動変速機の駆動を制御するシステムである。図1に示すように、本実施形態の油圧回路1は、油圧ポンプ10、電磁弁装置20、2つのアキュームレータ30、第1油路41、および第2油路42を備えている。
第1油路41は、油圧ポンプ10と電磁弁装置20の第1ポート81とを繋ぐオイルの流路である。第1油路41は、その経路途中から自動変速機側へ向けて分岐する出力油路411を有している。第2油路42は、電磁弁装置20の第2ポート82および第3ポート83と、2つのアキュームレータ30とを繋ぐ、オイルの流路である。第2油路42のアキュームレータ30側の端部は、2本に分岐して、それぞれアキュームレータ30に接続されている。
また、図1中に二点鎖線で示したように、この油圧回路1の一部分は、コントロールバルブ装置50によって構成されている。コントロールバルブ装置50は、アルミダイカスト等で形成されたバルブボディ51を有する。第1油路41の一部分および第2油路42の一部分は、バルブボディ51の内部に形成された流路となる。また、電磁弁装置20は、コントロールバルブ装置50のバルブボディ51に組み込まれて、バルブボディ51内の流路に接続される。
油圧ポンプ10を動作させると、第1油路41内のオイルが加圧されて、出力油路411から自動変速機へ、オイルが供給される。これにより、自動変速機が動作する。また、このとき、一部のオイルは、電磁弁装置20側へ供給される。当該オイルは、電磁弁装置20および第2油路42を通って、2つのアキュームレータ30に供給される。この状態で、電磁弁装置20を閉鎖すると、第2油路42および2つのアキュームレータ30内に、オイルが蓄圧された状態で貯留される。
第2油路42および2つのアキュームレータ30内に貯留されたオイルは、油圧ポンプを停止させた後も、高圧に維持される。このため、自動変速機の動作を再開させるときに、まず電磁弁装置20を開放すれば、第2油路42およびアキュームレータ30内のオイルが、電磁弁装置20および第1油路41を通って自動変速機へ、直ちに供給される。したがって、油圧ポンプ10のみで自動変速機を再始動させる場合よりも短時間に、自動変速機へのオイルの供給を再開させることができる。
なお、図1の例では、第2油路42に2つのアキュームレータ30が接続されているが、第2油路42に接続されるアキュームレータ30の数は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
<2.電磁弁装置の構造について>
続いて、電磁弁装置20の構造について、より詳細に説明する。図2は、電磁弁装置20の縦断面図である。図2に示すように、本実施形態の電磁弁装置20は、ノズル管21、主弁体61、主弁座部材62、主プランジャ63、副弁体71、副弁座部材72、副プランジャ73、コア22、およびソレノイド23を有する。
ノズル管21は、主弁体61、主弁座部材62、主プランジャ63、副弁体71、副弁座部材72、副プランジャ73、コア22、およびソレノイド23を内部に収容する筒状の部材である。ノズル管21の材料には、例えば、耐熱性の高い樹脂が用いられる。以下では、図2中に一点鎖線で示した中心軸9と平行な方向に沿って、図中の上側「一方側」と称し、図中の下側を「他方側」と称する。本実施形態のノズル管21は、中心軸9の周囲において、一方側から他方側へ、略直線状に延びている。
ノズル管21は、オイルの出入口である第1ポート81、第2ポート82、および第3ポート83を有する。第1ポート81は、ノズル管21の側面に設けられ、ノズル管21の樹脂製の壁を半径方向に貫通している。第2ポート82および第3ポート83は、ノズル管21の他方側の端部に設けられている。コントロールバルブ装置50内に電磁弁装置20を組み込んだときには、第1ポート81が第1油路41に接続され、第2ポート82および第3ポート83が、第2油路42に接続される。したがって、第2ポート82におけるオイルの圧力と、第3ポート83におけるオイルの圧力とは、常に同等となる。
本実施形態では、第2ポート82と第3ポート83とが、いずれもノズル管21の他方側の端部に位置し、互いに近接している。このため、コントロールバルブ装置50内に電磁弁装置20を組み込む際に、第2ポート82および第3ポート83を、第2油路42に容易に接続できる。また、コントロールバルブ装置50のバルブボディ51側のポートの形状を複雑にすることなく、油路の接続が可能となる。
ノズル管21の内部には、第1ポート81と第2ポート82とを繋ぐ主流路60が、設けられている。また、主流路60内には、球体である主弁体61と、リング状の部材である主弁座部材62とが、配置されている。主弁体61は、第1ポート82と主弁座部材62とに挟まれた空間内に、移動自在に収容されている。主弁座部材62は、主弁体61よりも一方側に位置し、ノズル管21の内周面に固定されている。主弁体61および主弁座部材62の材料には、例えば金属が用いられる。
主弁座部材62は、中央に主開口621を有する。主開口621は、主弁体61よりも径の小さい円形の貫通孔である。主開口621に主弁体61が嵌ると、主開口621が塞がれる「閉状態」となる。閉状態においては、第1ポート81と第2ポート82との間の連通が遮断される。一方、主弁体61が主弁座部材62から離れると、主開口621が開放される「開状態」となる。開状態においては、第1ポート81と第2ポート82とが、主流路60を介して連通する。
主プランジャ63は、主弁体61を操作して、上述した閉状態と開状態とを切り替えるための部材である。主プランジャ63は、ノズル管21内の、主弁座部材62よりも一方側の空間に配置される。主弁座部材62は、一方側へ向けて開いたカップ状の中空部631と、中空部631の中央から他方側へ向けて突出した凸部632と、を有する。中空部631の円筒状の外周面は、後述する仕切部材24の内周面に、ほぼ隙間無く接触する。なお、主プランジャ63の材料には、例えば金属が用いられる。
主プランジャ63は、ノズル管21の内周面に沿って、一方側および他方側に移動可能となっている。主プランジャ63が他方側へ移動したときには、凸部632の他方側の端部が、主開口621を介して、主弁体61に接触する。これにより、主弁体61が他方側へ押圧されて、主開口621が上述した開状態となる。一方、主プランジャ63が一方側へ移動したときには、凸部632の他方側の端部が、主弁体61から離れる。このため、主弁体61がオイルから受ける一方側向きの圧力が、他方側向きの圧力よりも強ければ、主弁体61が一方側へ移動して、主開口621に嵌る。すなわち、主開口621が上述した閉状態となる。
主プランジャ63の中空部631内の空間と、第3ポート83とは、ノズル管21内に設けられた副流路70および分岐流路80によって、繋がれている。また、副流路70および分岐流路80を含む流路内には、球体である副弁体71と、リング状の部材である副弁座部材72とが、配置されている。副流路70は、副弁座部材72の一方側の空間と、主プランジャ63の中空部631内の空間とを繋ぐ。分岐流路80は、副弁座部材72の他方側の空間と、第3ポート83とを繋ぐ。
副流路70と分岐流路80とは、ノズル管21内に設けられた仕切部材24によって、互いに隔離されている。図2に示すように、本実施形態の仕切部材24は、第1仕切部241、第2仕切部242、および第3仕切部243を有する。第1仕切部241は、副弁体71および副弁座部材72の側方において、中心軸9と平行に延びる。第2仕切部242は、主プランジャ63の一方側かつ副弁体71の他方側において、中心軸9に対して垂直に広がる。第3仕切部243は、主プランジャ63および主弁座部材62の側方において、中心軸9と平行に延びる。
副流路70は、ノズル管21の内周面と第1仕切部241との間において、中心軸9と略平行に延びる。ただし、副流路70は、副弁体71とノズル管21の外表面との間に位置していればよい。したがって、例えば、ノズル管21を構成する樹脂製の壁に、副流路70となる貫通孔が形成されていてもよい。分岐流路80は、第3仕切部243の径方向外側において、中心軸9と略平行に延びる。本実施形態では、ノズル管21を構成する樹脂製の壁の内部に、分岐流路80が形成されている。ただし、分岐流路80は、主弁体61および主プランジャ63とノズル管21の外表面との間に位置していればよい。したがって、例えば、第3仕切部243とノズル管21の内周面との間に、分岐流路80が設けられていてもよい。
副弁体71は、副弁座部材72と第2仕切部242とに挟まれた空間内に、移動自在に収容されている。副弁座部材72は、副弁体71よりも一方側に位置し、仕切部材24の第1仕切部241に固定されている。副弁体71および副弁座部材72の材料には、例えば金属が用いられる。
副弁座部材72は、中央に副開口721を有する。副開口721は、副弁体71よりも径の小さい円形の貫通孔である。副開口721に副弁体71が嵌ると、副開口721が塞がれる「閉状態」となる。閉状態においては、主プランジャ63の中空部631内の空間と第3ポート83との間の連通が、遮断される。一方、副弁体71が副弁座部材72から離れると、副開口721が開放される「開状態」となる。開状態においては、主プランジャ63の中空部631内の空間と第3ポート83とが、副流路70および分岐流路80を介して連通する。
副プランジャ73は、副弁体71を操作して、上述した閉状態と開状態とを切り替える、円柱状の部材である。副プランジャ73は、副弁座部材72よりも一方側に位置し、中心軸9に沿って配置されている。すなわち、本実施形態の電磁弁装置20では、ノズル管21の中心軸9に沿って、一方側から他方側へ向けて、副プランジャ73、副弁座部材72、副弁体71、主プランジャ63、主弁座部材62、および主弁体61が配置されている。副プランジャ73の一方側の端部には、円板状のマグネット74が取り付けられている。マグネット74の他方側の面は、後述するコア22の一方側の端面と、互いに対向する。副プランジャ73の材料には、例えば金属が用いられる。
コア22およびソレノイド23は、副プランジャ73を電磁的に移動させるための機構である。コア22は、中心軸9に沿って延びる円筒状の磁性体である。コア22は、ノズル管21の内周面に固定される。副プランジャ73の一部分は、コア22の中央に設けられた貫通孔内に挿入される。ソレノイド23は、コア22の外側において、ノズル管21の外周面に巻かれた導線により形成される。
ソレノイド23に駆動電流を供給すると、コア22に中心軸9に沿う方向の磁束が生じる。すると、コア22の一方側の端面と、マグネット74の他方側の端面との間に、磁気的吸引力または磁気的反発力が生じる。これにより、マグネット74および副プランジャ73が、中心軸9に沿って移動する。
副プランジャ73が他方側へ移動したときには、副プランジャ73の他方側の端部が、副開口721を介して、副弁体71に接触する。これにより、副弁体71が他方側へ押圧されて、副開口721が上述した開状態となる。一方、副プランジャ73が一方側へ移動したときには、副プランジャ73の他方側の端部が、副弁体71から離れる。このため、副弁体71がオイルから受ける一方側向きの圧力が、他方側向きの圧力よりも強ければ、副弁体71が一方側へ移動して、副開口721に嵌る。すなわち、副開口721が上述した閉状態となる。
<3.電磁弁装置の動作について>
続いて、電磁弁装置20の動作について、説明する。以下では、輸送機器を走行させた後に輸送機器をエンジンごと停止させ、再び始動させて自動変速機を動作させる、一連の車両操作の間に、電磁弁装置20の状態がどのように変化するかを、図3〜図6を参照しながら、説明する。
図3は、輸送機器の通常の走行中における、電磁弁装置20の縦断面図である。通常の走行時には、図1に示した油圧ポンプ10が駆動され、油圧ポンプ10から、第1油路41を介して自動変速機および電磁弁装置20の双方へ、加圧されたオイル90が供給される。自動変速機は、出力油路411から供給されるオイル90によって、駆動される。一方、電磁弁装置20側へ供給されたオイル90は、電磁弁装置20の第1ポート81から、電磁弁装置20内に流入する。そして、図3のように、電磁弁装置20内の主流路60を通って、第2ポート82から第2油路42へ排出される。
このとき、主プランジャ63は、オイル90の圧力で一方側に移動する。そして、主プランジャ63の中空部631の上端が、第2仕切部242の下面に接触する。また、主弁体61は、オイル90の圧力で主弁座部材62から離れる。これにより、主弁座部材62の主開口621が開放されて、主流路60が連通する。
第2ポート82から排出されたオイル90は、第2油路42を通って、2つのアキュームレータ30に貯留される。また、第2ポート82から排出されたオイル90の一部は、第3ポート83を通って分岐流路80内に流れ込む。このとき、ソレノイド23に供給される駆動電流によって、副プランジャ73は一方側寄りに配置される。したがって、副弁体71はオイル90の圧力で副弁座部材72の副開口721に嵌る。すなわち、副開口721が閉状態となる。その結果、第2油路42、2つのアキュームレータ30、および分岐流路80内に、蓄圧された状態でオイルが貯留される。
図4は、輸送機器の停止時における、電磁弁装置20の縦断面図である。信号待ちなどで輸送機器を停止させると、油圧ポンプ10が停止する。このため、第1油路41からのオイル90の加圧供給が無くなる。そうすると、主弁体61が他方側のオイル90から受ける圧力によって、一方側へ移動する。その結果、図4のように、主弁座部材62の主開口621に、主弁体61が嵌る。すなわち、主開口621が閉状態となる。
このため、油圧ポンプ10が停止した後も、主流路60内の主弁体61よりも他方側の空間、第2油路40、2つのアキュームレータ30、および分岐流路80内においては、オイル90が蓄圧状態のまま保持される。
図5は、輸送機器を再始動させた直後の、電磁弁装置20の縦断面図である。輸送機器を再始動させると、油圧ポンプ10が駆動を再開するが、油圧ポンプ10は、第1油路41内のオイル90の圧力を高めるのにある程度の時間を要する。そこで、この電磁弁装置20は、輸送機器の再始動時に、ソレノイド23への給電によって、副プランジャ73を他方側寄りに移動させる。そうすると、副プランジャ73が副弁体71を他方側へ押圧することによって、副弁座部材72の副開口721が開放される。すなわち、副開口721が開状態に切り替わる。
副開口721が開放されると、分岐流路80内のオイル90が、副開口721および副流路70を通って、主プランジャ63の中空部631内に流れ込む。これにより、オイル90の圧力で、主プランジャ63が他方側へ移動して、主プランジャ63の凸部632が、主弁体61を他方側へ押圧する。
ここで、主プランジャ63の移動方向に直交する断面における中空部631の開口面積の最大値は、主弁座部材62の主開口621の開口面積よりも、大きい。このため、閉状態において主弁体61がオイル90から一方側へ向けて受ける圧力よりも、主弁体61が主プランジャ63から他方側へ向けて受ける圧力の方が、大きくなる。したがって、主弁座部材62から主弁体61が離れて、主弁座部材62の主開口621が開放される。すなわち、主開口621が開状態に切り替わる。
特に、本実施形態では、主弁体61の移動軸と、主プランジャ63の移動軸とが、いずれも中心軸9上に位置する。このため、主プランジャ63から主弁体61に、効率よく圧力を与えることができる。
図6は、主開口621が開放された後の、電磁弁装置20の縦断面図である。主開口621が開放されると、主流路60内の主弁体61よりも他方側の空間に貯留されたオイル90が、主開口621を通って、第1ポート81側へ流れ込む。そして、当該オイル90が、第1ポート81から第1油路41に流れ出し、出力油路411を通って、自動変速機へと供給される。この結果、油圧ポンプ10によるオイルの昇圧を待つことなく、自動変速機の動作を再開させることができる。
このように、この電磁弁装置20では、オイル90の圧力を利用して主開口621を開放する。ソレノイド23は、副開口721のみを開放すればよいため、開弁に必要なソレノイド23の駆動力を抑えることができる。すなわち、ソレノイド23における導線の巻数を少なくして、電磁弁装置20を小型化および軽量化できる。また、副プランジャ73は、副弁体71のみを操作すればよいため、副プランジャ73の移動ストロークを短くすることができる。
特に、副弁体71は、主弁体61よりも小径の球体である。また、副開口721は、主開口621よりも小径の円孔である。これにより、副弁体71を移動させるために必要な駆動力を、より小さくすることができる。したがって、ソレノイド23を含む電磁弁装置20を、より小型化および軽量化できる。
また、本実施形態では、ノズル管21が、中心軸9に沿って略直線状に延びている。そして、主弁体61と副弁体71とが、中心軸9上に並んでいる。このようにすれば、ノズル管21の曲折を抑えて、電磁弁装置20の全体をより収まりのよい形状とすることができる。
また、本実施形態では、主弁体61の移動軸と、主プランジャ63の移動軸と、副弁体71の移動軸とが、いずれも中心軸9上に位置する。このようにすれば、主弁体61、主プランジャ63、および副弁体71を、小径の範囲内で駆動させることができる。したがって、ノズル管21をさらに小型化できる。
<4.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
図7は、一変形例に係る電磁弁装置20Aの縦断面図である。図7の例では、主弁体61A、主弁座部材62A、および主プランジャ63Aが、第1中心軸91Aに沿って、同軸に配置されている。一方、副弁体71A、副弁座部材72A、および副プランジャ73Aは、第1中心軸91Aとは異なる第2中心軸92Aに沿って、同軸に配置されている。ノズル管21Aは、これらの各要素のレイアウトに応じて、一方側から他方側へ曲折しながら延びている。このように、本発明の電磁弁装置は、主弁体を流体の圧力で移動させる構造であるため、主弁体の移動軸と、副弁体の移動軸とを、異なる位置に配置することができる。したがって、取り付け対象となる機器の形状に応じて、ノズル管の形状を柔軟に設計できる。
なお、図7の例では、第1中心軸91Aと第2中心軸92Aとが、互いに平行となっているが、第1中心軸91Aと第2中心軸92Aとは、互いに非平行であってもよい。
また、上記の実施形態では、ソレノイド23の駆動力によって、副プランジャ73を一方側および他方側の双方に移動させていた。しかしながら、本発明のソレノイドは、副プランジャに対して、一方側および他方側のどちらかのみに駆動力を与えるものであってもよい。例えば、副プランジャを、予めばねによって他方側へ付勢しておき、ソレノイドが、必要に応じて副プランジャを一方側へ移動させる構成であってもよい。
また、上記の実施形態では、輸送機器の自動変速機を制御対象としていた。しかしながら、本発明の電磁弁装置は、自動変速機以外の流体により制御される機器を制御対象とする油圧回路に、組み込まれるものであってもよい。
また、電磁弁装置の細部については、本願の各図に示された構造および形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、電磁弁装置およびコントロールバルブ装置に利用できる。
1 油圧回路
9 中心軸
10 油圧ポンプ
20,20A 電磁弁装置
21,21A ノズル管
22 コア
23 ソレノイド
24 仕切部材
30 アキュームレータ
41 第1油路
42 第2油路
50 コントロールバルブ装置
51 バルブボディ
60 主流路
61,61A 主弁体
62,62A 主弁座部材
63,63A 主プランジャ
70 副流路
71,71A 副弁体
72,72A 副弁座部材
73,73A 副プランジャ
74 マグネット
80 分岐流路
81 第1ポート
82 第2ポート
83 第3ポート
90 オイル
91A 第1中心軸
92A 第2中心軸
411 出力油路
621 主開口
631 中空部
632 凸部
721 副開口

Claims (12)

  1. 電磁弁装置であって、
    一方から他方へ直線状または曲折しながら筒状に延びるノズル管と、
    前記ノズル管の側面に設けられた第1ポートと、前記ノズル管の他方側の端部に設けられた第2ポートとを繋ぐ主流路と、
    前記主流路に配置された主弁体と、
    前記主弁体の一方側に位置し、前記主弁体が嵌ることによって塞がれる主開口を有する主弁座部材と、
    前記主弁座部材の一方側から前記主開口を介して前記主弁体に接触する凸部、および、一方側へ向けて開いた中空部を有し、前記ノズル管の内周面に沿って移動することで、前記主弁体が前記主開口に嵌る閉状態と前記主弁体が前記主弁座部材から離れる開状態とを切り替える主プランジャと、
    前記ノズル管内に前記主弁体とは別に設けられた副弁体と、
    前記副弁体の一方側に位置し、前記副弁体が嵌ることによって塞がれる副開口を有する副弁座部材と、
    前記副弁座部材の一方側の空間と、前記中空部とを繋ぐ副流路と、
    前記副弁座部材の他方側の空間と、前記ノズル管に設けられ、前記第2ポートと同圧の第3ポートとを繋ぐ分岐流路と、
    前記副弁座部材の一方側から前記副開口を介して前記副弁体に接触する副プランジャと、
    前記副プランジャを電磁的に移動させることで、前記副弁体が前記副開口に嵌る閉状態と前記副弁体が前記副弁座部材から離れる開状態とを切り替えるソレノイドと、
    を備えた、電磁弁装置。
  2. 請求項1に記載の電磁弁装置において、
    前記主弁体は球体であり、
    前記副弁体は、前記主弁体よりも小径の球体である、電磁弁装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電磁弁装置において、
    前記主開口は円孔であり、
    前記副開口は、前記主開口よりも小径の円孔である、電磁弁装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電磁弁装置において、
    前記主プランジャの移動方向に直交する断面における前記中空部の開口面積の最大値は、前記主開口の開口面積よりも大きい、電磁弁装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電磁弁装置において、
    前記主弁体の移動軸と前記主プランジャの移動軸とが一致する、電磁弁装置。
  6. 請求項5に記載の電磁弁装置において、
    前記主弁体の移動軸と、前記主プランジャの移動軸と、前記副弁体の移動軸とが、一致する、電磁弁装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の電磁弁装置において、
    前記ノズル管は、中心軸に沿って直線状に延び、
    前記主弁体と前記副弁体とが、前記中心軸上に並んでいる、電磁弁装置。
  8. 請求項7に記載の電磁弁装置において、
    前記ノズル管の前記中心軸に沿って、一方側から他方側へ向けて、前記副プランジャ、前記副弁体、前記主プランジャ、および前記主弁体が配置された、電磁弁装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の電磁弁装置において、
    前記分岐流路は、前記主弁体および前記主プランジャと前記ノズル管の外表面との間に位置し、前記ノズル管が延びる方向と略平行に延びる、電磁弁装置。
  10. 請求項9に記載の電磁弁装置において、
    前記第3ポートは、前記ノズル管の他方側の端部に位置する、電磁弁装置。
  11. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の電磁弁装置において、
    前記副流路は、前記副弁体と前記ノズル管の外表面との間に位置し、前記ノズル管が延びる方向と略平行に延びる、電磁弁装置。
  12. 制御対象となる機器に流体を供給するコントロールバルブ装置であって、
    内部に流路を有するバルブボディと、
    請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の電磁弁装置と、
    を備え、
    前記第1ポート、前記第2ポート、および前記第3ポートが、前記流路に接続されている、コントロールバルブ装置。
JP2014159245A 2014-08-05 2014-08-05 電磁弁装置およびコントロールバルブ装置 Expired - Fee Related JP6415891B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014159245A JP6415891B2 (ja) 2014-08-05 2014-08-05 電磁弁装置およびコントロールバルブ装置
CN201520508413.0U CN204783918U (zh) 2014-08-05 2015-07-14 电磁阀装置以及控制阀装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014159245A JP6415891B2 (ja) 2014-08-05 2014-08-05 電磁弁装置およびコントロールバルブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016037968A true JP2016037968A (ja) 2016-03-22
JP6415891B2 JP6415891B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=54523974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014159245A Expired - Fee Related JP6415891B2 (ja) 2014-08-05 2014-08-05 電磁弁装置およびコントロールバルブ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6415891B2 (ja)
CN (1) CN204783918U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108005983A (zh) * 2017-12-01 2018-05-08 宁波文泽机电技术开发有限公司 一种大流量电磁球阀

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2339352A (en) * 1941-11-18 1944-01-18 William A Ray Fluid control valve
JPS62181771U (ja) * 1986-05-09 1987-11-18
JP2001027355A (ja) * 1999-07-12 2001-01-30 Tgk Co Ltd パイロット作動流量調整弁
JP2001273039A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Tgk Co Ltd パイロット可変圧力制御弁
JP2004293695A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Yasuhiko Watanabe 流量制御弁

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2339352A (en) * 1941-11-18 1944-01-18 William A Ray Fluid control valve
JPS62181771U (ja) * 1986-05-09 1987-11-18
JP2001027355A (ja) * 1999-07-12 2001-01-30 Tgk Co Ltd パイロット作動流量調整弁
JP2001273039A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Tgk Co Ltd パイロット可変圧力制御弁
JP2004293695A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Yasuhiko Watanabe 流量制御弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108005983A (zh) * 2017-12-01 2018-05-08 宁波文泽机电技术开发有限公司 一种大流量电磁球阀
CN108005983B (zh) * 2017-12-01 2019-11-05 上海楷液流体技术有限公司 一种大流量电磁球阀

Also Published As

Publication number Publication date
JP6415891B2 (ja) 2018-10-31
CN204783918U (zh) 2015-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9076583B2 (en) Linear solenoid
US8397759B2 (en) Electromagnetic spool valve
US20130020514A1 (en) Normally closed solenoid valve
US8994484B2 (en) Linear solenoid
US10352390B2 (en) Damper and method of assembling damper
CN101542176A (zh) 流体工作机器
JP2015192098A (ja) ソレノイド
US9371932B2 (en) Solenoid device
US20150337980A1 (en) Fluid pressure control device
US9810337B2 (en) Control device for selectively fluidically connecting and disconnecting fluid connection points
US9784374B2 (en) Fluid control device
US9115652B2 (en) Oil control valve and variable valve lift system provided with the same
JP6415891B2 (ja) 電磁弁装置およびコントロールバルブ装置
JP2019219006A (ja) 電磁弁
KR20120064037A (ko) 자동차 자동 트랜스미션용 슬라이드 밸브
US8985551B2 (en) Oil immersed solenoid
JP2011112061A (ja) 電磁弁装置
CN106415096B (zh) 电磁阀以及具有电磁阀的内燃机冷却系统
JP2013194835A (ja) 複合弁
JP2016223498A (ja) 流体制御装置
JP5416366B2 (ja) 電磁スプール弁装置
US10458556B2 (en) Valve device
KR101267200B1 (ko) 인튜브 솔레노이드 가스 밸브
JP2015041555A (ja) 遮断器の流体圧駆動装置
JP5655960B2 (ja) 油圧制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6415891

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees