JP2016036646A - 人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナー - Google Patents

人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナー Download PDF

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Abstract

【課題】優れたグリップ性を備えるとともに、長期にわたって安全に使用することができる人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナーを提供することである。【解決手段】グリップストッパー本体部21、フランジ部22およびグリップストッパー貫通孔23を有するグリップストッパー2と、合成樹脂からなるグリップ本体部3と、ロッド本体部41、基端部42および凹部43を有するロッド4と、ピン5と、を備え、ピン5は、長手方向の両端部がグリップストッパー貫通孔23に挿通され、かつ長手方向の中央部に位置している外周面51の一部が凹部43内に収容されている、人工関節手術器具用グリップ1Aであり、グリップ1Aを備えるシェルポジショナー10である。【選択図】図2

Description

本発明は、人工関節手術器具用グリップおよびそれを備えるシェルポジショナーに関する。
人工関節手術器具のグリップは、グリップ性の観点から合成樹脂製のものが多い。例えば、人工股関節を構成するシェルを寛骨の臼蓋に固定するときに使用する手術器具として、シェルポジショナーがある(例えば、特許文献1および非特許文献1参照)。一般的なシェルポジショナーのグリップは、合成樹脂からなる筒状のグリップ本体部に柱状のロッドを挿通し、柱状のピンをグリップ本体部からロッドまで差し込むことによって両者を固定するように構成されている。
しかし、合成樹脂製のグリップ本体部に直接ピンを差し込むと、次のような問題があった。すなわち、繰り返し滅菌処理をすると、グリップ本体部のうちピンが差し込まれる部位を起点にマイクロクラックが発生してグリップ本体部が破損するという問題があった。また、グリップ本体部には比較的大きな外力が加わるため、繰り返し使用すると、グリップ本体部のうちピンが差し込まれる部位が変形し、グリップ本体部からピンが抜け出して脱落するという問題があった。
特開平8−252274号公報
"AHFIX Q3カップ 専用器具の使用方法"、[online]、日本メディカル株式会社、[平成26年7月31日検索]、インターネット<URL:http://kyocera-md.jp/m_professional/yes/medical/pdf/ahfix_q3_v1_1.pdf>
本発明の課題は、優れたグリップ性を備えるとともに、長期にわたって安全に使用することができる人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナーを提供することである。
本発明の人工関節手術器具用グリップは、筒状のグリップストッパー本体部および前記グリップストッパー本体部の外周面に位置しているフランジ部を有するグリップストッパーと、一端部側の開口近傍の内周面に位置しているとともに、前記グリップストッパー本体部を収容可能であり、かつ内径が前記フランジ部の外径よりも小さい収容部を有し、合成樹脂からなる筒状のグリップ本体部と、前記グリップストッパーおよび前記グリップ本体部にそれぞれ挿通可能な柱状のロッド本体部および外径が前記グリップ本体部の他端部側の開口の内径よりも大きい基端部を有するロッドと、柱状の少なくとも1つのピンと、を備え、前記グリップストッパーは、前記フランジ部に位置しているとともに、前記少なくとも1つのピンを挿通可能な少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔をさらに有し、前記ロッドは、前記ロッド本体部に位置しているとともに、前記少なくとも1つのピンの外周面の一部を収容可能な少なくとも1つの凹部をさらに有し、前記グリップストッパー本体部は、前記収容部内に収容されており、前記ロッド本体部は、前記グリップ本体部および前記グリップストッパーの順に挿通されており、前記少なくとも1つの凹部は、前記ロッド本体部のうち前記フランジ部によって囲まれている部位において、前記ロッドの中心軸に略垂直な方向に延びており、前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔は、前記フランジ部のうち前記少なくとも1つの凹部の延長上に位置している部位を貫通しており、前記少なくとも1つのピンは、長手方向の両端部が前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔に挿通され、かつ長手方向の中央部に位置している外周面の一部が前記少なくとも1つの凹部内に収容されている。
本発明の他の人工関節手術器具用グリップは、筒状のグリップストッパー本体部および前記グリップストッパー本体部の外周面に位置しているフランジ部を有するグリップストッパーと、一端部側の開口近傍の内周面に位置しているとともに、前記グリップストッパー本体部を収容可能であり、かつ内径が前記フランジ部の外径よりも小さい収容部を有し、合成樹脂からなる筒状のグリップ本体部と、前記グリップストッパーおよび前記グリップ本体部にそれぞれ挿通可能な柱状のロッド本体部および外径が前記グリップ本体部の他端部側の開口の内径よりも大きい基端部を有するロッドと、柱状の少なくとも1つのピンと、を備え、前記グリップストッパーは、前記フランジ部に位置しているとともに、前記少なくとも1つのピンを挿通可能な少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔をさらに有し、前記ロッドは、前記ロッド本体部に位置しているとともに、前記少なくとも1つのピンを挿通可能な少なくとも1つのロッド貫通孔をさらに有し、前記グリップストッパー本体部は、前記収容部内に収容されており、前記ロッド本体部は、前記グリップ本体部および前記グリップストッパーの順に挿通されており、前記少なくとも1つのロッド貫通孔は、前記ロッド本体部のうち前記フランジ部によって囲まれている部位を、前記ロッドの中心軸に略垂直な方向に貫通しており、前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔は、前記フランジ部のうち前記少なくとも1つのロッド貫通孔の延長上に位置している部位を貫通しており、前記少なくとも1つのピンは、長手方向の両端部が前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔に挿通され、かつ長手方向の中央部が前記少なくとも1つのロッド貫通孔に挿通されている。
本発明のシェルポジショナーは、上述した人工関節手術器具用グリップを備える。
本発明によれば、優れたグリップ性を備えるとともに、長期にわたって安全に使用することができるという効果がある。
本発明の一実施形態に係る人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナーを示す斜視図である。 図1の人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナーを示す分解斜視図である。 図1の人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナーを示す分解斜視図である。 図1の人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナーが備えるグリップ本体部近傍を拡大して示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の一部破断面図である。 図4(a)の各線に沿って切断した状態を拡大して示す図であり、(a)は図4(a)のa−a線に沿って切断した断面図、(b)は図4(a)のb−b線に沿って切断した断面図である。 図1の人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナーが備えるグリップストッパーを拡大して示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のc−c線に沿って切断した断面図である。 図1の人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナーが備えるロッドの凹部近傍を拡大して示す図であり、(a)および(b)はロッドの中心軸に垂直な方向から見た図、(c)は(b)のd−d線に沿って切断した断面図である。 本発明の他の実施形態に係る人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナーを示す分解斜視図である。 図8の人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナーが備えるグリップ本体部近傍を拡大して示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のe−e線に沿って切断した断面図である。 図8の人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナーが備えるロッドのロッド貫通孔近傍を拡大して示す図であり、(a)および(b)はロッドの中心軸に垂直な方向から見た図、(c)は(b)のf−f線に沿って切断した断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る人工関節手術器具用グリップおよびシェルポジショナーについて、図1〜図7を参照して詳細に説明する。
<人工関節手術器具用グリップ>
図1〜図3のうち特に図2および図3に示すように、本実施形態の人工関節手術器具用グリップ(以下、「グリップ」と言うことがある。)1Aは、グリップストッパー2、グリップ本体部3、ロッド4およびピン5を備えている。以下、グリップ1Aの各構成部材について、順に説明する。
(グリップストッパー)
グリップストッパー2は、グリップ本体部3が後述するロッド4の基端部42から遠ざかる方向に移動するのを抑制する部材である。言い換えれば、グリップストッパー2は、グリップ本体部3が後述するロッド本体部41の先端部41aに近づく方向に移動するのを抑制する部材である。グリップストッパー2は、図2、図3および図6に示すように、グリップストッパー本体部21およびフランジ部22を有している。
グリップストッパー本体部21は、筒状の部材である。本実施形態のグリップストッパー本体部21は、略四角形筒状の部材である。なお、グリップストッパー本体部21の形状は、上述した形状に限定されるものではなく、例えば円筒状等の他の形状にすることができる。
フランジ部22は、グリップストッパー本体部21の外周面211に位置している。本実施形態のフランジ部22は、外周面211のうちグリップストッパー本体部21の端部21a側に位置している。端部21aは、グリップストッパー本体部21を後述するグリップ本体部3の収容部31内に収容したとき、グリップストッパー本体部21の長手方向における両端部のうちロッド本体部41の先端部41aに近い側に位置している端部である。なお、フランジ部22の位置は、上述した位置に限定されるものではなく、所望の位置に配置することができる。
本実施形態のフランジ部22は、略四角形環状であり、外周面211に一体に成形されている。なお、フランジ部22の形状は、上述した形状に限定されるものではなく、例えば円環状等の他の形状にすることができる。また、フランジ部22は、グリップストッパー本体部21と別部材で構成して外周面211に取り付けることもできる。
上述したグリップストッパー2の構成材料としては、例えば金属、合成樹脂等が挙げられる。金属としては、例えばステンレス鋼(SUS)、チタン合金等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。合成樹脂としては、特に限定されるものではなく、所望の合成樹脂を採用することができる。
(グリップ本体部)
グリップ本体部3は、術者の手で握られる部材である。グリップ本体部3は、筒状の部材である。本実施形態のグリップ本体部3は、略円筒状の部材である。なお、グリップ本体部3の形状は、筒状である限り、略円筒状に限定されるものではなく、グリップ性を考慮した所望の形状を採用することができる。
グリップ本体部3は、図2および図4(a)に示すように、一端部3a側の開口近傍の内周面に位置している収容部31を有している。収容部31は、上述したグリップストッパー本体部21を収容可能に構成されている。また、収容部31は、その内径D31が上述したフランジ部22の外径D22よりも小さく構成されている。収容部31の内径D31とは、グリップ本体部3の長手方向に垂直な方向、言い換えれば後述する中心軸Sに垂直な方向における収容部31の最大寸法のことを意味するものとする。また、フランジ部22の外径D22とは、グリップストッパー2の長手方向に垂直な方向、言い換えれば中心軸Sに垂直な方向におけるフランジ部22の最大寸法のことを意味するものとする。
グリップ本体部3は、合成樹脂からなる。合成樹脂としては、ポリフェニルサルフォン(PPSU)樹脂が好ましい。これにより、グリップ本体部3に耐熱性および耐熱膨張性を付与できることから、滅菌処理に対するグリップ本体部3の耐久性を向上させることができる。ポリフェニルサルフォン樹脂以外の他の合成樹脂としては、例えば人工関節手術器具のグリップに使用可能なプラスチック等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
(ロッド)
ロッド4は、グリップ1Aの芯体を構成し、グリップ1Aに剛性を付与する部材である。ロッド4は、図1〜図3に示すように、ロッド本体部41および基端部42を有している。ロッド本体部41は、上述したグリップストッパー2およびグリップ本体部3にそれぞれ挿通可能な柱状の部材である。
基端部42は、ロッド本体部41と一体に成形してもよいし、ロッド本体部41と別部材で構成してロッド本体部41に取り付けてもよい。基端部42は、図4(a)に示すように、その外径D42がグリップ本体部3の他端部3b側の開口の内径D3bよりも大きく構成されている。基端部42の外径D42とは、中心軸Sに垂直な方向における基端部42の最大寸法のことを意味するものとする。また、グリップ本体部3の内径D3bとは、グリップ本体部3の長手方向に垂直な方向、言い換えれば中心軸Sに垂直な方向における他端部3b側の開口の最大寸法のことを意味するものとする。
本実施形態の基端部42は、円板状の部材である。なお、基端部42の形状は、上述した形状に限定されるものではなく、例えば多角形板状等の板状の他、半球状等の曲面状等にすることができる。
上述したロッド4の構成材料としては、例えば金属等が挙げられる。金属としては、上述したグリップストッパー2で例示したのと同じ金属が挙げられる。
(ピン)
ピン5は、グリップストッパー2をロッド本体部41に固定する部材である。ピン5は、図2および図3に示すように、柱状の部材である。本実施形態のピン5は、円柱状のいわゆる平行ピンである。なお、ピン5の形状は、円柱状に限定されるものではなく、例えば多角柱状等の他の形状にすることができる。
ピン5は、少なくとも1つであればよい。本実施形態では、少なくとも1つのピン5が、一対のピン5,5である。
ピン5の構成材料としては、例えば金属等が挙げられる。金属としては、上述したグリップストッパー2で例示したのと同じ金属が挙げられる。
ここで、本実施形態のグリップ1Aは、次のような構成を有している。すなわち、図2、図3および図6に示すように、上述したグリップストッパー2が、フランジ部22に位置しているとともに、ピン5を挿通可能なグリップストッパー貫通孔23をさらに有している。また、図2、図3および図7に示すように、ロッド4が、ロッド本体部41に位置しているとともに、ピン5の外周面51の一部を収容可能な凹部43をさらに有している。
グリップストッパー貫通孔23および凹部43はいずれも、少なくとも1つであればよい。グリップストッパー貫通孔23および凹部43のそれぞれの数は、ピン5の数と同一である。本実施形態では、少なくとも1つのピン5が、上述のとおり、一対のピン5,5であることから、少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔23は、一対のグリップストッパー貫通孔23,23であり、少なくとも1つの凹部43は、一対の凹部43,43である。
本実施形態のグリップ1Aは、次のような構成をさらに有している。すなわち、図4(a)および図5(a)に示すように、グリップストッパー本体部21が、収容部31内に収容されている。また、図2〜図5に示すように、ロッド本体部41が、グリップ本体部3およびグリップストッパー2の順に挿通されている。
そして、ロッド4の一対の凹部43,43が、ロッド本体部41のうちグリップストッパー2のフランジ部22によって囲まれている部位(図5(b)参照)において、次のような構成を有している。すなわち、一対の凹部43,43が、図7(a),(c)に示すように、ロッド4の中心軸Sに略垂直な方向に延びている。中心軸Sとは、ロッド本体部41の先端部41aおよび基端部42を貫く軸であり、ロッド4を回転させたときに回転軸となる軸を意味するものとする。
本実施形態のグリップ1Aは、次のような構成をさらに有している。すなわち、図5(b)に示すように、グリップストッパー2の一対のグリップストッパー貫通孔23,23が、フランジ部22のうち一対の凹部43,43の延長上に位置している部位を貫通している。そして、一対のピン5,5は、矢印Aに示す長手方向の両端部5a,5aが一対のグリップストッパー貫通孔23,23に挿通され、かつ長手方向の中央部5bに位置している外周面51の一部が一対の凹部43,43内に収容されている。これらの構成によれば、以下のような効果が得られる。
すなわち、ピン5の両端部5a,5aがグリップストッパー貫通孔23に挿通され、かつピン5の中央部5bに位置している外周面51の一部が凹部43内に収容されていることから、図4(a)に示すように、一対のピン5,5によってグリップストッパー2がロッド本体部41に固定される。その結果、フランジ部22と基端部42との間にグリップ本体部3が挟み込まれた状態になり、グリップ本体部3がロッド本体部41に固定される。上述のとおり、合成樹脂製のグリップ本体部3に直接ピン5を差し込む従来の構成では、繰り返し滅菌処理をすると、グリップ本体部3のうちピン5が差し込まれる部位を起点にマイクロクラックが発生してグリップ本体部3が破損するという問題があった。また、グリップ本体部3には比較的大きな外力が加わるため、繰り返し使用すると、グリップ本体部3のうちピン5が差し込まれる部位が変形し、グリップ本体部3からピン5が抜け出して脱落するという問題があった。本実施形態のグリップ1Aによれば、上述のとおり、合成樹脂製のグリップ本体部3に直接ピン5を差し込むことなく、グリップ本体部3をロッド本体部41に固定できることから、合成樹脂製のグリップ本体部3によって優れたグリップ性を発揮しつつ、従来のように合成樹脂製のグリップ本体部3に直接ピン5を差し込むことによる問題を回避して長期にわたり安全な使用が可能となる。
ピン5は、両端部5a,5aがグリップストッパー貫通孔23に挿通され、かつ中央部5bの外周面51の一部が凹部43内に収容されている状態で、溶接してもよい。このような構成によれば、ピン5がグリップストッパー貫通孔23から抜け出して脱落するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、図7(b),(c)に示すように、一対の凹部43,43が、中心軸Sを挟んで互いに対向するように位置している。このような構成によれば、一対のピン5,5によってバランスよくグリップストッパー2をロッド本体部41に固定することができる。
一方、本実施形態では、図4(a)に示すように、中心軸Sに垂直な方向から見たとき、グリップ本体部3の中心軸Sに平行な方向における長さLが、フランジ部22および基端部42の間の距離Wよりも小さい。言い換えれば、LおよびWが、L<Wの関係を有している。このような構成によれば、グリップ本体部3とフランジ部22との間およびグリップ本体部3と基端部42との間に隙間が形成されることから、滅菌処理時にグリップ本体部3が若干熱膨張してグリップ本体部3の長さLが若干延びたとしても、隙間に収めることができる。また、グリップ本体部3に外力が加わったときには、隙間がクッションとして機能することから、グリップ本体部3が破損するのを抑制することができる。
グリップ本体部3の長さLは、フランジ部22および基端部42の間の距離Wよりも若干小さいのが好ましい。具体的には、グリップ本体部3の長さLは、フランジ部22および基端部42の間の距離Wに対して95〜99%であるのが好ましい。
グリップストッパー2、ロッド4およびピン5はいずれも、金属からなるのが好ましい。このような構成によれば、グリップストッパー2、ロッド4およびピン5の強度を確保でき、グリップ本体部3をロッド本体部41に強固に固定できることから、長期にわたり安全な使用が可能となる。
本実施形態のグリップ1Aは、図1〜図4に示すように、一対のグリップストッパー貫通孔23,23を覆うカバー6をさらに備えている。このような構成によれば、ピン5がグリップストッパー貫通孔23から抜け出して脱落するのを抑制することができる。
本実施形態のカバー6は、図2に示すように、リング状の底部61および底部61に接続している側壁部62を有し、図3に示すように、側壁部62の内面62aで一対のグリップストッパー貫通孔23,23を覆うように構成されている。また、本実施形態では、ロッド本体部41がグリップ本体部3、グリップストッパー2およびカバー6の順に挿通されている。
なお、カバー6は、一対のグリップストッパー貫通孔23,23を覆っている状態で、溶接してもよい。このような構成によれば、ピン5がグリップストッパー貫通孔23から抜け出して脱落するのを抑制することができる。また、カバー6は、一対のグリップストッパー貫通孔23,23を覆うことが可能な限り、上述した構成に限定されるものではない。
次に、本発明の他の実施形態に係るグリップについて、図8〜図10を参照して詳細に説明する。なお、図8〜図10においては、上述した図1〜図7と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する場合がある。
図8〜図10に示すように、本実施形態のグリップ1Bは、ロッド4が、凹部43に代えてロッド貫通孔44を有している点で、上述した一実施形態と異なっている。具体的に説明すると、本実施形態では、ロッド4が、ロッド本体部41に位置しているとともに、ピン5を挿通可能なロッド貫通孔44をさらに有している。
ロッド貫通孔44は、少なくとも1つであればよい。ロッド貫通孔44の数は、ピン5の数と同一である。本実施形態では、ピン5の数が1つであることから、ロッド貫通孔44の数も1つである。なお、本実施形態では、グリップストッパー2が有するグリップストッパー貫通孔24の数も1つである。
本実施形態のロッド貫通孔44は、ロッド本体部41のうちフランジ部22によって囲まれている部位(図9(b)参照)を、ロッド4の中心軸Sに略垂直な方向に貫通している(図10参照)。また、図9(b)に示すように、グリップストッパー貫通孔24は、フランジ部22のうちロッド貫通孔44の延長上に位置している部位を貫通している。そして、ピン5は、矢印Aに示す長手方向の両端部5a,5aがグリップストッパー貫通孔24に挿通され、かつ長手方向の中央部5bがロッド貫通孔44に挿通されている。このような構成によっても、合成樹脂製のグリップ本体部3に直接ピン5を差し込むことなく、グリップ本体部3をロッド本体部41に固定できることから、合成樹脂製のグリップ本体部3によって優れたグリップ性を発揮しつつ、従来のように合成樹脂製のグリップ本体部3に直接ピン5を差し込むことによる問題を回避して長期にわたり安全な使用が可能となる。
本実施形態では、図10に示すように、ロッド貫通孔44が中心軸Sと交差している。このような構成によれば、ピン5によってバランスよくグリップストッパー2をロッド本体部41に固定することができる。
その他の構成は、上述した一実施形態に係るグリップ1Aと同様であるので、説明を省略する。
<シェルポジショナー>
次に、本発明の一実施形態に係るシェルポジショナーについて、上述した一実施形態に係るグリップ1Aを備える場合を例にとって詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態のシェルポジショナー10は、上述したグリップ1Aを備えている。また、本実施形態のシェルポジショナー10は、アライメントガイド保持部材11をさらに備えている。アライメントガイド保持部材11は、非特許文献1に記載されているように、ロッド本体部41の先端部41aに取り付けられる人工股関節用シェルを最適なアライメント(位置関係)へガイドするアライメントガイド(不図示)を保持する部材である。
本実施形態のアライメントガイド保持部材11は、図3に示すように、端面111を有している。本実施形態では、端面111側からアライメントガイド保持部材11を見たとき、アライメントガイド保持部材11はロッド本体部41に係合可能な略C字状に構成されている。そして、本実施形態のアライメントガイド保持部材11は、端面111が、上述したカバー6の底部61の外面61bに対向するように、ロッド本体部41に取り付けられている。なお、底部61の外面61bは、底部61のうち一対のグリップストッパー貫通孔23,23側に位置している内面61aと反対の面である。
アライメントガイド保持部材11は、図3に示すように、端面111に位置している少なくとも1つの第1凸部112を有している。本実施形態では、第1凸部112の数が複数である。また、カバー6は、図2に示すように、外面61bにおいて互いに一定の間隔をおいて位置しており、少なくとも1つの第1凸部112に嵌合可能な複数の第2凹部63をさらに有している。これらの構成によれば、アライメントガイド保持部材11をロッド4の中心軸Sを中心に回旋させて、第1凸部112を所定の第2凹部63に嵌合させることによって、アライメントガイド保持部材11のアライメント調整が可能となる。
なお、アライメントガイド保持部材11およびカバー6における凹凸の構成は、逆にすることができる。すなわち、アライメントガイド保持部材11が、第1凸部112に代えて少なくとも1つの第1凹部を有し、カバー6が、第2凹部63に代えて少なくとも1つの第1凹部に嵌合可能な複数の第2凸部を有する構成にすることができる。
本実施形態のシェルポジショナー10は、図2および図3に示すように、ロッド本体部41に取り付けられるとともに、アライメントガイド保持部材11をカバー6に向けて付勢する付勢手段12をさらに備えている。このような構成によれば、アライメント調整されたアライメントガイド保持部材11の状態を保持することができる。
本実施形態の付勢手段12は、スプリングである。なお、付勢手段12は、アライメントガイド保持部材11を所定の方向に付勢できる限り、スプリングに限定されるものではない。
本実施形態のシェルポジショナー10は、図1〜図3に示すように、固定部材13をさらに備えている。固定部材13は、付勢手段12を内部に収容可能なキャップ状の部材である。また、固定部材13は、ロッド本体部41をスライド可能に挿通しており、ロッド本体部41の所定位置で固定可能に構成されている。具体的には、本実施形態のロッド4は、図2および図3に示すように、ロッド本体部41のうち凹部43近傍に位置している雄ネジ部45をさらに有している。本実施形態の固定部材13は、雄ネジ部45に螺合可能な雌ネジ部(不図示)を内周面に有しており、雌ネジ部を雄ネジ部45に螺合させることによってロッド本体部41の所定位置で固定可能に構成されている。
図1〜図3に示すように、本実施形態のシェルポジショナー10は、いずれもロッド本体部41の先端部41aに位置しているネジ部14および爪部15をさらに備えている。ネジ部14は、非特許文献1に記載されているような人工股関節用シェルのネジ穴(不図示)に螺合可能な部位である。爪部15は、ネジ穴の近傍に位置している人工股関節用シェルの溝部(不図示)に係合可能な部位である。これらの構成によれば、ロッド本体部41の先端部41aに人工股関節用シェルを取り付けることができる。なお、シェルポジショナー10は、ロッド本体部41の先端部41aに人工股関節用シェルを取り付け可能な限り、上述した構成に限定されるものではない。
本実施形態のシェルポジショナー10は、図1〜図4に示すように、ロッド4の基端部42に取り付けられる被打撃部16をさらに備えている。被打撃部16は、ハンマーによって叩かれる部位である。したがって、本実施形態のシェルポジショナー10は、グリップ本体部3がハンマーによって叩かれる被打撃部16の近傍に位置していることから、グリップ本体部3が比較的大きな衝撃を受け易い構成である。本実施形態では、従来のように合成樹脂製のグリップ本体部3に直接ピン5を差し込むことなくグリップ本体部3をロッド本体部41に固定していることから、比較的大きな衝撃を受けたとしてもグリップ本体部3の破損およびピン5の脱落を抑制することができる。
本実施形態の被打撃部16は、基端部42に一体に成形されている。このような構成によれば、ハンマーで叩いたときの衝撃によって被打撃部16が基端部42から脱落するのを抑制することができる。なお、被打撃部16は、基端部42と別部材で構成して基端部42に取り付けることもできる。
本実施形態では、シェルポジショナー10がグリップ1Aを備える場合を例にとって説明したが、これに代えて、図8に示すように、シェルポジショナー10がグリップ1Bを備える構成にしても同様の効果が得られる。
以上、本発明に係るいくつかの実施形態について例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
例えば上述した実施形態において、ロッド本体部41を、筒状のアウターロッド、およびアウターロッドに挿通可能な柱状のインナーロッドを備える2重構造にすることができる。この実施形態では、被打撃部16を基端部42と別部材で構成し、被打撃部16にインナーロッドを接続し、基端部42にアウターロッドを接続するのが好ましい。また、基端部42にアウターロッドの内部に連通する貫通孔を形成するのが好ましい。そして、インナーロッドの先端部にネジ部14、アウターロッドの先端部に爪部15を備える構成にするのが好ましい。これらの構成によれば、アウターロッドに対してインナーロッドを回転させることができるので、非特許文献1に記載されているような人工股関節用シェルのネジ穴への螺合を容易に行うことができる。
また、上述した実施形態において、ピン5の外周面51に雄ネジ部を形成し、この雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部を、グリップストッパー貫通孔23,24に形成することができる。このような構成によれば、雌ネジ部を雄ネジ部に螺合させることによってピン5がグリップストッパー貫通孔23,24から抜け出して脱落するのを抑制することができる。これと同様に、ピン5の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部を、凹部43およびロッド貫通孔44に形成することができる。
また、上述した実施形態において、ロッド4にグリップストッパー2を溶接等によって固定してもよいし、ロッド4およびグリップストッパー2を一体に成形してもよい。これらの構成によれば、ピン5を省略することができるので、グリップ1A,1Bを構成する部材の数を減らして、グリップ1A,1Bの構成を簡単にすることができる。
また、上述した実施形態では、グリップ1A,1Bがシェルポジショナー10に使用される場合を例に挙げて説明したが、グリップ1A,1Bの用途はこれに限定されるものではなく、他の人工関節手術器具のグリップとしても好適に使用することができる。
1A 人工関節手術器具用グリップ
1B 人工関節手術器具用グリップ
2 グリップストッパー
21 グリップストッパー本体部
21a 端部
211 外周面
22 フランジ部
23 グリップストッパー貫通孔
24 グリップストッパー貫通孔
3 グリップ本体部
3a 一端部
3b 他端部
31 収容部
4 ロッド
41 ロッド本体部
41a 先端部
42 基端部
43 凹部
44 ロッド貫通孔
45 雄ネジ部
5 ピン
5a 端部
5b 中央部
51 外周面
6 カバー
61 底部
61a 内面
61b 外面
62 側壁部
62a 内面
63 第2凹部
10 シェルポジショナー
11 アライメントガイド保持部材
111 端面
112 第1凸部
12 付勢手段
13 固定部材
14 ネジ部
15 爪部
16 被打撃部

Claims (15)

  1. 筒状のグリップストッパー本体部および前記グリップストッパー本体部の外周面に位置しているフランジ部を有するグリップストッパーと、
    一端部側の開口近傍の内周面に位置しているとともに、前記グリップストッパー本体部を収容可能であり、かつ内径が前記フランジ部の外径よりも小さい収容部を有し、合成樹脂からなる筒状のグリップ本体部と、
    前記グリップストッパーおよび前記グリップ本体部にそれぞれ挿通可能な柱状のロッド本体部および外径が前記グリップ本体部の他端部側の開口の内径よりも大きい基端部を有するロッドと、
    柱状の少なくとも1つのピンと、を備え、
    前記グリップストッパーは、前記フランジ部に位置しているとともに、前記少なくとも1つのピンを挿通可能な少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔をさらに有し、
    前記ロッドは、前記ロッド本体部に位置しているとともに、前記少なくとも1つのピンの外周面の一部を収容可能な少なくとも1つの凹部をさらに有し、
    前記グリップストッパー本体部は、前記収容部内に収容されており、
    前記ロッド本体部は、前記グリップ本体部および前記グリップストッパーの順に挿通されており、
    前記少なくとも1つの凹部は、前記ロッド本体部のうち前記フランジ部によって囲まれている部位において、前記ロッドの中心軸に略垂直な方向に延びており、
    前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔は、前記フランジ部のうち前記少なくとも1つの凹部の延長上に位置している部位を貫通しており、
    前記少なくとも1つのピンは、長手方向の両端部が前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔に挿通され、かつ長手方向の中央部に位置している外周面の一部が前記少なくとも1つの凹部内に収容されている、人工関節手術器具用グリップ。
  2. 前記少なくとも1つのピンが、一対のピンであり、
    前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔が、一対のグリップストッパー貫通孔であり、
    前記少なくとも1つの凹部が、一対の凹部であり、
    前記一対の凹部は、前記中心軸を挟んで互いに対向している、請求項1に記載の人工関節手術器具用グリップ。
  3. 筒状のグリップストッパー本体部および前記グリップストッパー本体部の外周面に位置しているフランジ部を有するグリップストッパーと、
    一端部側の開口近傍の内周面に位置しているとともに、前記グリップストッパー本体部を収容可能であり、かつ内径が前記フランジ部の外径よりも小さい収容部を有し、合成樹脂からなる筒状のグリップ本体部と、
    前記グリップストッパーおよび前記グリップ本体部にそれぞれ挿通可能な柱状のロッド本体部および外径が前記グリップ本体部の他端部側の開口の内径よりも大きい基端部を有するロッドと、
    柱状の少なくとも1つのピンと、を備え、
    前記グリップストッパーは、前記フランジ部に位置しているとともに、前記少なくとも1つのピンを挿通可能な少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔をさらに有し、
    前記ロッドは、前記ロッド本体部に位置しているとともに、前記少なくとも1つのピンを挿通可能な少なくとも1つのロッド貫通孔をさらに有し、
    前記グリップストッパー本体部は、前記収容部内に収容されており、
    前記ロッド本体部は、前記グリップ本体部および前記グリップストッパーの順に挿通されており、
    前記少なくとも1つのロッド貫通孔は、前記ロッド本体部のうち前記フランジ部によって囲まれている部位を、前記ロッドの中心軸に略垂直な方向に貫通しており、
    前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔は、前記フランジ部のうち前記少なくとも1つのロッド貫通孔の延長上に位置している部位を貫通しており、
    前記少なくとも1つのピンは、長手方向の両端部が前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔に挿通され、かつ長手方向の中央部が前記少なくとも1つのロッド貫通孔に挿通されている、人工関節手術器具用グリップ。
  4. 前記少なくとも1つのロッド貫通孔は、前記中心軸と交差している、請求項3に記載の人工関節手術器具用グリップ。
  5. 前記中心軸に垂直な方向から見たとき、前記グリップ本体部の前記中心軸に平行な方向における長さが、前記フランジ部および前記基端部の間の距離よりも小さい、請求項1〜4のいずれかに記載の人工関節手術器具用グリップ。
  6. 前記グリップ本体部の前記中心軸に平行な方向における長さが、前記フランジ部および前記基端部の間の距離に対して95〜99%である、請求項5に記載の人工関節手術器具用グリップ。
  7. 前記合成樹脂が、ポリフェニルサルフォン樹脂である、請求項1〜6のいずれかに記載の人工関節手術器具用グリップ。
  8. 前記グリップストッパー、前記ロッドおよび前記少なくとも1つのピンがいずれも、金属からなる、請求項1〜7のいずれかに記載の人工関節手術器具用グリップ。
  9. 前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔を覆うカバーをさらに備える、請求項1〜8のいずれかに記載の人工関節手術器具用グリップ。
  10. リング状の底部および前記底部に接続している側壁部を有し、前記側壁部の内面で前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔を覆うカバーをさらに備え、
    前記ロッド本体部は、前記グリップ本体部、前記グリップストッパーおよび前記カバーの順に挿通されている、請求項1〜9のいずれかに記載の人工関節手術器具用グリップ。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の人工関節手術器具用グリップを備える、シェルポジショナー。
  12. リング状の底部および前記底部に接続している側壁部を有し、前記側壁部の内面で前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔を覆うカバーと、
    前記底部のうち前記少なくとも1つのグリップストッパー貫通孔側に位置している内面と反対の外面に対向するように前記ロッド本体部に取り付けられるアライメントガイド保持部材と、をさらに備え、
    前記アライメントガイド保持部材は、前記外面に対向する端面に位置している少なくとも1つの第1凸部または少なくとも1つの第1凹部を有し、
    前記カバーは、前記外面において互いに一定の間隔をおいて位置しており、前記少なくとも1つの第1凸部または前記少なくとも1つの第1凹部に嵌合可能な複数の第2凹部または複数の第2凸部をさらに有する、請求項11に記載のシェルポジショナー。
  13. 前記ロッド本体部に取り付けられるとともに、前記アライメントガイド保持部材を前記カバーに向けて付勢する付勢手段をさらに備える、請求項12に記載のシェルポジショナー。
  14. いずれも前記ロッド本体部の先端部に位置しており、人工股関節用シェルのネジ穴に螺合可能なネジ部、および前記ネジ穴の近傍に位置している前記人工股関節用シェルの溝部に係合可能な爪部をさらに備える、請求項11〜13のいずれかに記載のシェルポジショナー。
  15. 前記基端部に取り付けられる被打撃部をさらに備える、請求項11〜14のいずれかに記載のシェルポジショナー。
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