JP2003504094A - 眼内レンズ挿入器用レンズ保護器 - Google Patents

眼内レンズ挿入器用レンズ保護器

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JP2003504094A
JP2003504094A JP2000600589A JP2000600589A JP2003504094A JP 2003504094 A JP2003504094 A JP 2003504094A JP 2000600589 A JP2000600589 A JP 2000600589A JP 2000600589 A JP2000600589 A JP 2000600589A JP 2003504094 A JP2003504094 A JP 2003504094A
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recess
force transmission
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ジム・ディーコン
トーマス・エム・マクニコラス
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アラーガン・セイルズ・インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 眼内レンズを切り口を通して眼内に挿入する装置であって、中空経路を形成する管と、該中空経路内を長手方向に移動できる注射器ロッドと、該注射器ロッドと対になった力伝達アセンブリとを含む。注射器ロッドは、管の中空経路内の眼内レンズに接触する末端部分を有し、中空経路を通って眼内レンズを末端方向に動かす。力伝達アセンブリは、十分な力を注射器ロッドに伝達するようにしてなり、注射器ロッドを長手方向に動かし、更に、十分な力を注射器ロッドに伝達されて、力伝達アセンブリに加えられる増加した力の量に対応して注射器ロッドが長手方向に移動するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、一般に、眼内レンズ(IOL)の分野に関し、特に、眼内レンズを
患者の眼に挿入する機械式装置に関し、更には、それらの装置の前進メカニズム
に組み込まれる力制限メカニズムを有する機械式装置に関する。
【0002】 (発明の背景) 人間が部分的に又は完全に失明するケースとして、特に、年配でのケースとし
て白内障がある。これは、眼に入る光が、そこを通って網膜の中央くぼみに集中
し、見た物体の像を形成する、人間の天然の透過レンズが、不透明な状態となる
こととして定義される。白内障の進行において、悩まされたレンズの不透明さが
増し、より少ないレンズを通って網膜に伝わり、これにより、個体の視力が低下
し、最悪の場合は完全に失明する。
【0003】 天然の眼のレンズの不透明さは、現在及び多分当面の間、戻したり除去したり
できず、きびしい白内障のための唯一の「治療」は、従来においてもそして現在
においても有効である、悩ます天然レンズをそっくりそのまま外科的に除去する
ことである。
【0004】 天然レンズを除去した後、比較的今日まで、患者の視力は、彼又は彼女に眼鏡
をかけさせることによりある程度元に戻っていた。かかる眼鏡は、白内障の形成
前に、天然レンズによりあらかじめ提供されていた光の集中を提供するものであ
る。患者が通常の視力に戻るためには、非常に厚く、重く、かつ魅力的でない「
コーラ瓶の底のような」レンズを有する眼鏡が一般に必要とされた。
【0005】 天然レンズ除去後に使用される厚い眼鏡の代わりにより満足のいくものとして
、眼内レンズと呼ばれる人工レンズがここ数10年の間に開発され、除去された
天然レンズと原位置で置き換えて、現在広く使用されている。白内障の手術後に
、患者の視力を回復させるこの優れた手段は、第2次世界大戦中のピータ・リド
レイ博士の思いがけない発見の後に生まれた。この発見は、戦闘機の粉々になっ
た風防のパースペックス(プレキシガラス製)の埋め込まれた断片が、英国のパ
イロットの眼の中で、長期間許容されるというものである。パースペックス、ポ
リメチルメタクリレート(PMMA)の生体適合性についてのリドレイ博士によ
るこの発見は、眼の中に人工レンズを挿入する手術の実行を行わせた。
【0006】 1980年代の初期まで、一般には、直径が約8mmの天然レンズは、除去さ
れるレンズの直径と略同じ長さの眼の切り口を通って、1つの片として患者の眼
から外科的に除去されていた。置き換えのIOL(眼内レンズ)は、一般には、
天然レンズが除去されたのと同じ外科的処置により、天然レンズの除去のために
形成された眼の切り口を通って挿入される。結果として、一般にはPMMAから
形成され、約6mmオプティックを有する硬いIOLが、例えば、鉗子を用いて
、元のレンズの除去口を広げることなく、たやすく挿入することができた。
【0007】 1970年代の後期には、天然レンズが超音波により砕かれ、潅水とカニュー
レを用いて、天然レンズを囲むレンズカプセルバッグから吸い出す技術と道具が
開発された。この改良により、約3から4mmの切り口を作るだけでよくなった
。硬いIOLの挿入は、このように、IOLにあわせて、望まない切り口の拡大
を必要とした。
【0008】 水晶体超音波吸引処置と呼ばれる、天然レンズの除去に必要な小さな切り口の
サイズの長所を利用するために、容易に変形でき又は折りたため、最初はエラス
トマ・シリコーン材料から形成されたIOLが、すぐに開発された。折り曲げや
回転により適当に変形した場合、それらの新しいシリコーンIOLは、水晶体超
音波吸引処置に用いられる小さな眼の切り口を通って、挿入することができた。
変形された状態で挿入された後、これらの弾性シリコーンIOLは、開放され、
元の大きさと状態に戻る。最初のシリコーンのIOLの導入のときから、他のレ
ンズ材料が使用され、かかる材料は、アクリル酸塩や他の材料を含む。
【0009】 当然のことのように、天然レンズにより以前占められていた眼の領域に、挿入
する前及び挿入する間、IOLを適当な形態に折り曲げて、保持する新しい道具
が必要とされた。最初の努力は、硬いPMMAのIOLの挿入に使用される鉗子
の型の改良に向けられた。しかしながら、挿入前及び挿入中に、鉗子の上で折り
曲げて一定の圧力に保つことは、いくつかの場合に不便で困難なことがわかり、
変形したIOLを挿入するために、IOLを挿入するために鉗子の使用を必要と
しないさまざまな挿入装置が開発された。殆どのIOL挿入装置は、IOLを折
り曲げ又は入れるために、又は、変形中にIOLを保持するために、及び/又は
IOLまたはもし存在する場合にはそのきょう膜(haptics)を挿入前に挿入装
置に入れるために、依然として、予備的な鉗子の使用が必要とされる。きょう膜
は、一定のIOLの端部から広がった生体適合性のある小さなワイアのようなア
ームであり、眼の中の位置にIOLのレンズを保持する。一般的なIOLは、実
質的に円形のレンズの対向する側面に配置された2つのきょう膜を含む。
【0010】 上述の型のIOL挿入器のいくつかの代表例が、Bartellの米国特許4,681,102
号、Holmesの米国特許4,880,000号、Cummingの米国特許5,066,297号、4,976,716
号及び4,862,885号、Feingoldの米国特許5,494,484号及び5,582,614号に記載さ
れている。
【0011】 すべてでなくても、実質的にすべての挿入装置が、細長い挿入管又はノズルを
その端部に有し、水晶体超音波吸引で天然レンズを除去するために形成されたの
と同じ大きさの眼の切り口の中へ、そこを通って挿入されるように設計されてい
る。この挿入管の最も近くに、IOLが挿入される領域が挿入前に変形され、折
り曲げられ、又は圧縮された状態で保持される。この出願で使用されるように、
近位又は近く(proximal)は、医師に保持された又は医師に近い挿入器の部分を
示し、末端又は遠く(distal)は、眼に近い又は眼の中の部分を示す。
【0012】 多くの挿入器において、IOLと挿入スリーブは、滅菌され、例えば粘弾性の
ようなつるつるした液体で滑らかにされ、IOLが狭いスリーブ中を進む抵抗が
小さくなるように設計される。一般に、細長い軸シャフトが、挿入装置のハンド
ルに備えられ、折り曲げられ、巻かれ、又は他の変形をしたIOLを、保持領域
からノズルを通って、端部から眼の中に出るように押す。挿入器のノズル部分は
、鞏膜(眼の丈夫な白いカバー)の切り口を通って、一般に天然レンズの除去後
に残るカプセルバッグの一部に入るように配置される。
【0013】 レンズが挿入器を通り、眼に入れられる前に、挿入器に加えられる力が、IO
Lが損傷を受ける点を超えることができる。例えば、IOLは挿入器に付着し、
そうでなくとも、挿入器を通って進むのが困難になりうる。多くの力を挿入器に
かけすぎることによりIOLが損傷を受けることとなる。一旦、眼の中に挿入さ
れたら、IOLのオプティックは、損傷を受けているか否かによらず、元の形状
に戻る。損傷を受けたIOLを眼の中から除去するのは不便であり、時間がかか
り、眼の角膜に対する屈曲や外傷のような望まない外科的複雑化や、眼の組織中
の切り口を広げる必要が生じる。それ故に、眼に挿入する間のIOLの損傷を避
けることは非常に有利である。
【0014】 一般に、外科医は、挿入器を通ってIOLを進めながら、IOLを挿入器のハ
ンドルを回転させたり押したりする抵抗を感知することができ、IOLが挿入器
を通って正確に進んだか否かを確かめることができる。しかしながら、外科医は
、顕微鏡を通して眼をのぞくような、多くの他の手術の状況と関係し、指示を与
え、小さな切り口を通して挿入器を配置し保持する。挿入器の位置と、それから
眼の内部のレンズを、顕微鏡を通して観察することにより手続きが行われ、外科
医は眼の中で起こる工程に集中し、もしかすると、ハンドル部分の抵抗は、完全
には認識されていないかも知れない。
【0015】 更に、新しいIOLの設計や、多くの異なったIOL構造の重合体材料の導入
に伴い、異なったIOLを挿入器内を通って進めた場合に、違った抵抗が感じら
れる。例えば、アクリル酸塩のIOLは、シリコーンのIOLよりも、挿入器中
を進むのにより大きな力がしばしば必要とされ、同じ又は類似した材料から形成
されたレンズでさえも、異なった工程及び/又は製造で形成された場合、表面の
潤滑性の度合いは異なる。
【0016】 それゆえに、挿入器に加えられる力の量を、IOLに損傷を与えない量に効果
的に制限するシステムの提供は、非常に有利である。
【0017】 (発明の概要) 切り口を通って眼の中にIOLを挿入するための新しい装置を開発した。本発
明の装置は、装置に加えられる力の量を効果的に制御し、例えば、IOLの損傷
の危険性を低減し又は実質的に防止する。本発明の装置は、比較的簡単で、製造
が容易かつ安価で、IOL挿入工程において使用される過剰な力の量を効果的に
表示し又は示す。本装置を使用することにより、挿入されるIOLの損傷の危険
性を実質的に低減でき、外科医は、非常に有益な結果を得るために、他の手術の
状況に集中することできる。
【0018】 本発明の一の一般的な形態では、切り口を通って眼にIOLを挿入する装置が
提供され、該装置は管、挿入ロッド、及び力伝達アセンブリを含む。
【0019】 管は狭い経路を形成し、IOLが狭い経路から眼の中に通過する放出ポートを
有する。挿入ロッドは、狭い経路中を長手方向に移動でき、管の狭い経路内でI
OLに接触して取り付けられる末端部分を有し、狭い経路を通って端部にIOL
を追い出す。
【0020】 力伝達アセンブリは挿入ロッドと結合し、十分な力を挿入ロッドに伝えて挿入
ロッドを長手方向に移動させ、更に、力伝達アセンブリに加えられた力の増加量
に対応して挿入ロッドを長手方向に移動させる十分な力が挿入ロッドに伝達され
るのを防止する。このように、力伝達アセンブリが取り付けられて、挿入ロッド
が長手方向に移動し、IOLが狭い経路を通って眼に入り、そのような力は、例
えばIOLに損傷を与えないように過度ではない。一の非常に有用な具体例では
、力伝達アセンブリが、力伝達アセンブリに増加した量の力が加わったことの、
聴覚及び/又は触覚の表示を備え、挿入ロッドの長手方向の移動を防止する。こ
の具体例は、つめ車のつめ車動作に類似し、力伝達アセンブリの部分を、例えば
回転等で動かそうとしても、挿入ロッドの長手方向の動きは妨げられる。
【0021】 挿入ロッドの長手方向の移動を止めるのに必要な力の量は、例えば、異なった
IOLが挿入された場合に加えることができる、損傷を起こさない力の程度の違
いを考慮して、調整可能である。このように、本発明は、挿入ロッドに加えられ
る力の量を、挿入されるIOLに損傷を与えない力の量に、制限するのに有効に
用いることができる。
【0022】 一の具体例では、力伝達アセンブリは、アクチュエータ(作動装置)とカップ
リング/デカップリング手段の組み合わせと考えることができる。カップリング
/デカップリング手段は、アクチュエータを挿入ロッドに組み合せ、アクチュエ
ータに加えられる通常のIOL前進力に対応してロッドが管の中を進み、挿入さ
れたIOLを、管を通して管の注入ポート又は末端部分から押し出すようにする
。カップリング/デカップリング手段は、通常のIOL前進力より実質的に大き
なIOL前進力が、アクチュエータに加えられたことに対応して、アクチュエー
タが挿入ロッドからはずれるように構成されている。又は、挿入されたIOLが
管の中に付着し、IOL前進力が通常のIOL前進力より実質的に大きくなった
場合にもはずれるように構成されている。カップリング/デカップリング手段は
、アクチュエータを挿入ロッドに結合させて、IOLの進行方向と反対の軸方向
も、挿入ロッドが管内を移動できるように、付加的に構成されることが好ましい
【0023】 非常に有用な具体例では、挿入ロッドは、少なくとも1つの放射状に広がった
突起部、好ましくは軸方向に延びたスプラインを形成する突起部を有する近位端
部を含む。力伝達アセンブリは、リセスを形成する内部表面を有する部材を含む
。部材は、突起部を備えて挿入ロッドの近位端部上に配置される。力伝達アセン
ブリは挿入ロッドに十分な力を伝達でき、挿入ロッドを長手方向に移動させる場
合には、突起部はリセスの中に配置される。過度の量の力が力伝達アセンブリに
加わると、突起部がリセスから離れて、十分な力が挿入ロッドに伝わり、挿入ロ
ッドが長手方向に移動するのを防止する。近位端部は、複数の放射状に延びた突
起部を含むことが好ましく、キャップ部材の内部表面は、対応して複数のリセス
を形成することが好ましい。
【0024】 突起部及び/又はリセスは好ましくは非対称であり、特に放射方向に非対称で
あることが好ましい。突起部及びリセスは、非対称に形成され、挿入ロッドが狭
い経路に中へ進む時に、突起部がリセスを離れるの必要とされる力に比較して、
より大きな力に対応して、挿入ロッドが細い経路から引っ込む時に、所定の突起
部が所定のリセスから離れるようになっている。この特徴は、人により大きな力
を用いること、及びさらに狭い経路の外に挿入ロッドを長手方向に移動させるこ
とを許容する。図示したように、もし、IOLが経路の中を通って「付着」した
場合、即ち、挿入ロッドの長手方向の前方に、換言すると装置の末端部分に向か
って、挿入ロッドが移動できなくなった場合、力伝達アセンブリは、挿入ロッド
を長手方向の後方に又は狭い経路の近い方の外に、挿入ロッドを動かすように用
いられる。たとえ、挿入ロッドを長手方向の前方に移動させることができないの
いと同じ又はより大きな力が力伝達アセンブリに加えられてもである。この「大
きな撤回力」の特徴は、どうしようもなく物が詰まる場合より、むしろ比較的容
易に物がはがれるような装置を許容する。
【0025】 挿入ロッドは繰り返して再利用されることが好ましく、一方、力伝達アセンブ
ルは1回の使用の後に破棄されることが好ましい。例えば、力伝達アセンブリ又
は部材は、可撓性のある又は変形可能な重合体材料から形成されるのが好ましく
、挿入ロッドは、例えば金属のような、より耐久性の高い材料から形成されるこ
とが好ましい。このように、使用にあたって、部材又は力伝達アセンブリは、挿
入ロッド上に配置され、挿入ロッドを狭い経路の中で長手方向に移動するように
使用される。この使用の後、力伝達アセンブリは挿入ロッドからはずされ、処分
される。挿入ロッド及び装置の他の再利用可能な部分は、滅菌され、又は再利用
の準備がなされる。
【0026】 一の具体例では、力伝達アセンブリが、連結要素とばね部材とを含み、十分な
力を挿入ロッドに有効に伝え、挿入ロッドを長手方向に移動させる。ばね部材は
無効になるように取り付けられ、これにより、挿入ロッドを長手方向に動かす十
分な力の伝達を防止する。連結要素とばね部材は、挿入ロッド又は力伝達アセン
ブリに固定されてもかまわない。非常に効果的な形状では、装置は2つの連結要
素と2つのばね部材を含むことが好ましい。
【0027】 他の具体例では、力伝達アセンブリが、挿入ロッドの近位端部上に配置される
ように取り付けられたキャップ部分を含む。キャップ部分は、少なくとも1のリ
セスが形成された内部表面を含む。かかるリセス内には、伝達アセンブリからの
力が十分な力を挿入ロッドに伝えて、長手方向に移動させた場合に、連結要素が
延びる。内部表面には、複数のリセスが形成されることが好ましく、それらは、
例えば、他の部分で記載したような「より大きな撤回力」の特徴を備えるように
、非対称であることがより好ましい。キャップ部分は、挿入ロッドに固定するこ
とができる。挿入ロッドは、挿入ロッドが長手方向に移動できるように、回転可
能に取り付けられることが好ましい。
【0028】 更なる具体例では、連結要素とばね部材が、力伝達アセンブリに固定されてい
る。例えば、挿入ロッドは少なくとも1の溝を含むことが好ましい。かかる溝の
中には、力伝達アセンブリが十分な力を挿入ロッドに伝え、ロッドを長手方向に
動かした場合に、連結要素が延びる。挿入ロッドは、互いに軸方向に間隔をおい
た複数の溝を含むことが好ましい。1の具体例では、溝は環状である。
【0029】 溝は、好ましくは非対称な形成であり、挿入ロッドが狭い経路に中へ進む時に
、連結要素が溝から離れるの必要とされる力に比較して、より大きな力に対応し
て、挿入ロッドが細い経路から引っ込む時に、所定の連結要素が所定の溝から離
れるようになっている。
【0030】 挿入ロッドは、挿入ロッドが、力伝達アセンブリから離れるのを防ぐ形状の近
位端部を含む。例えば、従来のクリップ又は他の固定具が、挿入ロッドが力伝達
アセンブリから離れるのを防止するように使用される。
【0031】 本発明の更なる具体例では、力伝達アセンブリが、キャップ要素と、キャップ
要素内に配置されたキャップインサート、及びキャップ要素とキャップインサー
トとの間に配置され、キャップ要素とキャップインサートとを間隔を隔てて保持
するキャップばね部材を含む。キャップインサートは外方に延び、少なくとも1
つの突起部又はリセスを有する表面を含む。キャップ部材は、挿入ロッドの近位
端部に配置されるように取り付けられ、力伝達アセンブリが力を挿入ロッドに伝
えて、長手方向に動かした場合、外部に延びた表面の突起部又はリセスは、近位
端部表面のリセス又は突起部とめあわされた関係となる。外部に延びた表面と近
位端部が、複数の突起部又はリセスを形成することが好ましい。また、外部に延
びた表面及び近位端部の表面の突起部及び/又はリセスは、非対称であり、例え
ば、他の場所で述べた「より大きな撤回力」を提供する。
【0032】 ここで述べたそれぞれ及びすべての特徴、及び2又はそれ以上のそれらの特徴
の組み合わせは本発明の範囲に含まれ、そのような組み合わせに含まれる特徴は
、互いに矛盾しない。
【0033】 本発明のそれら及び他の形態は、以下の詳細な説明及び請求の範囲から明らか
になり、特に、同じ部分に同じ引用番号がつけられた図面と関係して考慮される
【0034】 (図面の詳細な説明) 図1から図5は、全体が10で示される挿入装置であり、IOL折りたたみカ
ートリッジ12、中空管体14、挿入ロッドアセンブリ16及び力伝達部材又は
アクチュエータ18を含む。カートリッジ12はIOLを折りたたみ、中空体1
4により形成される中空経路20中に配置するために用いられる。カートリッジ
12は、末端部分22と末端開口部24を有する中空の挿入管21を含む。使用
に際しては、末端部分22が眼の切り口に挿入され、カートリッジ12からIO
Lが、端部開口部24を通って眼に入る。
【0035】 本体14の近位端部26は、挿入ロッドアセンブリ16のねじすじ部分32上
にねじすじ(thread)30とめあわされてかみ合うように取り付けられた内部の
線28を含む。
【0036】 挿入ロッドアセンブリ16は、図2及び図3により詳しく示される。このよう
に、挿入ロッドアセンブリ16は、ねじすじ部分32と、カップリング33でね
じすじ部分に取り付けられる長い管部材34と、近位端部36とを含み、これら
はねじすじ部分と一体として形成される。管状部分34は、挿入ロッド16が本
体14の中空経路20中を進められた場合に、折りたたみ器12中のIOLと接
触するようになる先端部38を含む。この進行は、近位端部36の回転により起
き、全体の挿入ロッドアセンブリ16を前又は端部に移動させる。
【0037】 挿入ロッドアセンブリ16の近位端部36は、外方に延びたひと続きのスプラ
イン40を含む。更に、スプライン40は、実質的に、近位端部36の全長さに
沿って長手方向に延びる。スプライン40は、以下に述べるように、非対称形状
である。
【0038】 挿入ロッドアセンブリ16及び管状本体14は、再利用可能であり、即ち、こ
れらの構成要素は複数回、複数のIOLを挿入するために再利用できる。これら
の構成要素は、外科用グレードの金属、例えば、ステンレス鋼から形成されるの
が好ましく、これは使用と使用の間に繰り返し滅菌され、患者間に渡った汚染を
防止する。折りたたみカートリッジ12は1回の使用の後に捨てられ、適当な重
合体材料から形成される。更に、挿入ロッドアセンブリ16の先端部38は、重
合体でもよい。先端部38に重合体又は柔らかい材料を使用することにより、I
OLの損傷を防止し、IOLの眼への挿入の制御に有用である。もし、柔らかい
重合体材料が先端部38を形成するために使用されたら、プッシュロッドアセン
ブリ16の部分は、1回使用した後に廃棄されるのが好ましい。
【0039】 力伝達部材18は、重合体材料から形成され、好ましくは可撓性のある、変形
可能な重合体材料から形成され、スプライン40の数と一致する連続したカップ
リング/デカップリングリセス42を含む。各リセス42は、実質的に力伝達部
材18の全長に沿って長手方向に延びる。それぞれのリセス42は、それぞれの
スプライン40の非対称形状に対応した非対称形状である。力伝達部材18は、
近位端部36の外部側壁表面の全体を実質的に覆うように配置される。力伝達部
材18は、1回使用された後に、即ち、1のIOLが装置10を用いて眼に挿入
された後に、廃棄されることが好ましい。
【0040】 力伝達部材18は、実質的に力伝達部材の全長に沿って延びた、複数の長手方
向の、外方に延びた握る突起部を含む。そのような握る突起部44は、力伝達部
材18の人力での回転、例えば外科医による装置10の使用を容易にする。
【0041】 力伝達部材18は、回転されて使用される。力伝達アセンブリ18に所定の量
の回転力を与えることにより、挿入ロッドアセンブリ16の近位端部36が回転
され、これにより、挿入ロッドアセンブリが、管状本体14の中空経路20を通
って、端部に動かされる。挿入ロッドアセンブリ16のこの移動は、図3に示す
ように、スプライン40のそれぞれが、異なったリセス42中に配置された場合
に有効である。超過した力が力伝達部材18に加えられない限り、挿入ロッドア
センブリ16の近位端部36が、力伝達部材の回転に従って回転し続ける。しか
しながら、もし超過した力が、回転のために力伝達部材18に加えることが必要
とされた場合、力伝達部材の変形性により、スプライン40がリセス42から外
れる。これが起きた場合、触覚による感覚、例えば、滑るような感覚が装置10
の使用者に与えられ、この時、スプライン40がリセス42中に配置されたとき
よりも、力伝達アセンブリを回転させるのが容易となる。この点で、装置10は
、使用者に、超過した力が使用され、例えば新しいIOLを用いてIOL挿入プ
ロセスを再度始めるべきであることを知らせる。これは、挿入ロッドアセンブリ
16の回転に必要とされる超過の力が、装置10中のIOLに損傷を与えるかも
しれないためである。
【0042】 図3に示すように、スプライン40とリセス42の非対称形状は、管状本体1
4の中空経路20を通って後方に又は近いほうに挿入ロッドアセンブリを通す場
合、スプラインをリセスから離すためにはより大きな力が必要とされる。この力
は、もし、挿入ロッドアセンブリ14を、中空経路中を末端方向に移動させる場
合に、スプラインをリセスから離すのに必要な力の大きさより大きな力である。
この特徴は、比較的大きな量の力を用いているにもかかわらず、中空経路20か
ら挿入ロッドアセンブリ16を使用者が除去することを可能とする。たとえ、I
OL及び他の廃棄可能な構成部分を捨てる必要があっても、これは装置10の再
使用を可能とする点で利益をもたらす。他の方法をとると、そのような非対称の
形状なしに、一旦超過した力が加えられ、スプライン40がリセス42を離れた
場合に、中空経路20から挿入ロッドアセンブリ16を戻し、装置10を使用し
てIOLの挿入を別途試みることは、不可能でないにしても困難であろう。ここ
で述べた「より大きな撤回力」の特徴は、挿入ロッドアセンブリ16を末端方向
に動かすのに、超過の力が必要となるために、装置を詰まらしたり、付させたり
するよりむしろ、装置10の再利用可能な構成部分の再利用を容易にする。
【0043】 図4に、カートリッジ12が、折りたたまれたIOL50の所望の結果を得る
ための方法を示す。蝶番の葉52、54が、折りたたみ部材56、58をそれぞ
れ開いたり閉じたりするために使用される。IOL50(折りたたまれない状態
)が鉗子60により折りたたみ部材56、58の上に配置される。上部のハプテ
ィック(haptic)62がオプティック64の前に配置され、一方、他のハプティ
ック62がオプティック64につながれる。蝶番の折りたたみ葉52、54は互
いに動かされ、可撓性のある、折りたたまれうるIOL50のオプティック64
を半分に折りたたむ。IOL50が折りたたまれた後、鉗子60が除去される。
折りたたまれたIOL50を含む、閉じられた挿入カートリッジ12は、装置1
0の管状本体14の中に、開口部19を通って挿入される。挿入装置10が操作
され、以下のように機能する。IOL50を眼に入れたい場合、装置10とIO
Lが、図1に示された形状に配置される。図5に示すように、IOLは眼70の
中に配置され、最初は眼の天然レンズによって占められていた領域に入れられる
。装置10内のその折りたたまれた位置のIOLとともに、挿入管21の末端部
分22が、眼70の鞏膜中の切り口を通って挿入される準備がされる。カプセル
状のバッグ72が、眼70の後方部分を保護する。眼70に挿入された末端部分
22と、永久的な挿入に適した眼70の中の位置でIOLが開くように配置され
た末端部分の開口部24とともに、使用者は力伝達部材18を回転させて、挿入
ロッドアセンブリ16を末端方向に進める。挿入ロッドアセンブリ16が末端方
向に進み、これによりIOLが末端方向に向かって挿入管21内を移動する。挿
入ロッドアセンブリ16の回転を維持するために、超過した力を力伝達部材18
に加える必要がないかぎり、そのような超過した力によりIOL50が損傷を受
けた可能性があるとの表示は示されない。IOLは末端部分の開口部24から出
て、IOL自身が損傷を受ける危険性が低減されて、眼の中に配置される。
【0044】 図5に、末端部分22が通る鞏膜中の切り口を有する眼70を示す。代わりに
、切り口は角膜を通って形成することもできる。末端部分22は、鞏膜中の3.
0mmの切り口を通って眼70の中に通れるように、十分に小さな断面を有する
。レンズ折りたたみカートリッジ12が閉じた位置にある場合に、互いに接触し
ている折りたたまれた葉52、54は、操作者が掴むことができ、眼中の所望の
位置に末端部分の管を導いて配置するために用いることができる。
【0045】 IOLが眼70内に挿入された後、末端部分22が眼から除去される。もし必
要であれば、同じ切り口に挿入された、小さな曲げられた針、又は類似の道具に
より、IOLが眼の中で再配置できる。
【0046】 一度、IOLが眼の中に正確に配置されたら、装置10は眼から引き出され、
例えば従来の技術を用いることにより、鞏膜中の切り口を閉じることができる。
使用後、カートリッジ12と力伝達アセンブリ18は、廃棄されるのが好ましい
。装置の残りの部分は、上述したように、滅菌した後に再利用することができる
【0047】 図6から図10に、本発明の他の具体例を示す。ここで明白に述べたことを除
いて、全体が210として示されるこの他の挿入装置は、挿入装置10と同じ構
成部分を含み、類似した構成であり、類似した機能を有する。装置10の構成部
分に対応した他の装置210の構成部分は、同じ引用番号に200を加えて表示
される。
【0048】 装置210と装置10との主たる相違点は、力伝達部材又はアセンブリ、およ
び挿入ロッドアセンブリの近位端部に関する。特に、力伝達部材18は、全体が
218で示される力伝達アセンブリで置きかえられており、その詳細については
以下で述べる。また、挿入ロッドアセンブリ216の近位端部は、拡大された平
坦なヘッド80を有し、かかるヘッド80は、互いに中央で交差する溝82、8
4を含む。平坦なヘッド80の中央に、固定穴86がある。
【0049】 力伝達アセンブリ218は、クリップ90により挿入ロッドアセンブリ216
に固定されるキャップ88を含む。クリップ90はキャップに取り付けられ、内
方に延びて平坦なキャップ80をとらえる。
【0050】 ばね要素92(図10参照)は、2つの略平坦で対向する足94と、2つの略
上向きに延びた移行する足96とを含む。図10に示すように、コンタクトピン
98は例えば溶接で上向きに延びた足96のそれぞれに固定される。固定穴10
0は、ばね要素92の中央を通って配置される。ばね要素92は固定具102を
用いて平坦なヘッド80に取り付けられる。この方法では、平坦な足94が溝8
2の中に延びて、上向きに延びた足96は少なくとも部分的に溝84の中に配置
される。
【0051】 キャップ88の内部の上面104は、連続した非対称なリセス106を含む。
【0052】 力が加えられた伝達アセンブリ118は以下にように機能する。キャップ88
とばね部材92は、ピン98がリセス106の2つに適合するように配置される
。超過した力が、力伝達アセンブリ118、特にキャップ88に加えられない限
り、キャップ88の回転は固定されたヘッド80と挿入ロッドアセンブリ116
全体の回転となる。この方法では、プッシュロッドアセンブリ116が、装置2
10の狭い管状本体の狭い経路を通って進むことができ、上述した装置10の機
能と実質的に類似した方法により、IOLを眼の中に挿入する。
【0053】 もし、超過の力がキャップ88に加えられたら、ピン98がリセス106を離
れ、キャップを続けて回した場合であっても、プッシュロッドアセンブリ116
の更なる回転は起きない。リセス106は非対称形状であり、キャップ部材88
を回転させて挿入ロッドアセンブリ216を中空管の中空空間から引き戻す場合
において、リセス106からピン98が離れる前により大きな力が必要とされる
。このように、装置10について上で述べたように、挿入ロッドアセンブリ21
6がこの管状体の中空経路の中にも又は外にも回転しない状況において、装置2
10は、付着するよりむしろリセットすることができる。
【0054】 図11及び図12に、本発明の更なる具体例を示す。ここで明確に述べたこと
を除いて、全体が310で表されるこの更なる挿入装置は、装置10と同じ構成
部分を含み、装置10と類似した構成、機能を有する。装置10の構成部分に対
応する更なる装置の構成部分は、同一の引用番号に300を加えて表示される。
【0055】 更なる装置310と装置10との主たる相違点は、力伝達アセンブリと、挿入
ロッドアセンブリの近位端部である。
【0056】 力伝達アセンブリ310は、親指を差し込む穴113を形成するグリップ要素
111を含む。加えて、力伝達アセンブリ318は、その中に挿入ロッドアセン
ブリ316の近位端部117が配置された、中央に配置された穴115を含む。
ばね119は、力伝達アセンブリ318の下方の側壁123に配置された横穴1
21内に置かれる。ピン125がばね119に添えられ、開口部115の中に延
びる。
【0057】 図12に示すように、挿入ロッドアセンブリ316の近位端部117は、連続
した管状の溝131を含む。挿入ロッドアセンブリ316の近位端部部材133
は、溝131の最も広い部分より、いくらか広い断面積を有する。
【0058】 装置310は、以下のように働く。プッシュロッドアセンブリ316の近位端
部は、力伝達アセンブリ318の穴115の中に配置され、ばね要素119は、
ピン125が溝131の1つに延びるように配置される。この形状では、力伝達
アセンブリ318が(力伝達アセンブリ118とともに回転するよりむしろ)直
接、押し入れ、又は押し出され、装置310の管状本体の中空経路中で挿入ロッ
ドアセンブリ316の前方又は末端方向への移動させ、又は装置310の管状本
体の中空経路中で挿入ロッドアセンブリ316を引き込ませる。過剰の力が力伝
達アセンブリ318に加えられない限り、ピン125は溝131内に残り、挿入
ロッドアセンブリは力伝達アセンブリ318に従って直接移動する。しかしなが
ら、もし、過剰の力が力伝達アセンブリ318に加えられた場合、ピン125は
溝131を離れる。これは、例えば、装置310の使用者により容易に確認でき
るスリップを起こす。このスリップは、過剰な力が加えられたことの表示であり
、挿入されたIOLは損傷を受けたかも知れない。
【0059】 溝131は非対称な形状であり、挿入ロッドアセンブリ316が装置310内
に前進させる場合に、ピン125を溝から離すためには、挿入ロッドアセンブリ
が装置310から引き抜かれる場合に、溝からピンを離すために必要な力の大き
さに比べて、わずかな力だけが必要とされる。上のように、この特徴は、装置3
10が永久に固着するのを避ける効果を有する。
【0060】 加えて、拡大された近位端部部材133は、十分な大きさに形成され、ピン1
25は部材133が穴115から離れないようにしている。このように、部材1
33は、挿入ロッドアセンブリ316を、力伝達アセンブリ318に組み合わせ
るように働く。
【0061】 図13に、本発明の他の具体例を示す。ここで明確に述べたことを除き、この
装置は、装置10と同じ構成部品と類似の構造及び機能を有する。装置10の構
成部分に対応した装置410の構成部分は、同じ引用番号に400を加えて表示
される。
【0062】 装置410と装置10との主たる相違点は、力伝達アセンブリ418の構造と
、挿入ロッドアセンブリ416の近位端部の構造に関するものである。特に、力
伝達アセンブリ418は、ばね部材145が固定された内部表面143を含むキ
ャップ部材141を含む。加えて、ばね部材145は、連続したリセス149を
含むキャップ挿入部147と結合している。挿入ロッドアセンブリ416の近位
端部151は、比較的大きく、連続した突起部155を含む近い表面153を含
む。突起部155は、リセス149とかみ合うか適合する。キャップ部材と結合
し、上方に延びて大きくなった近位端部を捕らえるクリップ157を用いて、キ
ャップ部材141が、挿入ロッドアセンブリ416の近位端部151に固定され
る。突起部149とリセス155は、非対称形状であり、キャップ部材を装置の
末端方向に、眼に向かって移動させる場合に、突起部をリセスから移動させるの
に必要な力に比較してより大きな力が、装置410から挿入ロッドアセンブリ4
16を引き抜くためにキャップ部材141を回転させる場合に、突起部をリセス
から除去するのに必要とされる。
【0063】 力伝達アセンブリ418の機能は以下の通りである。IOLを眼に挿入したい
場合、キャップ部材141が回されて、挿入ロッドアセンブリ416が、眼に向
かって前進する。キャップ部材141に過剰の力が加えられない限り、突起部1
55はリセス149内に残る。しかしながら、もし、過剰の力がキャップ部材1
41に加えられた場合、突起部149がリセス155から離れて、キャップ部材
141を回し続けてもプッシュロッドアセンブリ416は進まなくなる。この点
で、この状況が、装置410の使用者に対して、触覚的に知らされ、可能であれ
ば聴覚的に知らされる。この場合、キャップ部材の回転が反転し、挿入ロッドア
センブリ416が引き抜かれ、損傷が発生したか否かを確かめるために、IOL
の検査が可能となる。
【0064】 本発明は、多くの特別な例示及び具体例に関係して述べられたが、本発明は、
それらに限定されるものではなく、以下のクレームの範囲内で、多くの実施が可
能であることは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のIOL挿入器の、特に、外皮を切断した側面透視図であ
る。
【図2】 図1に示される挿入器の本体から引き抜かれた挿入ロッドアセン
ブリの側面図である。
【図3】 図2の線3−3に沿った断面図である。
【図4】 開放位置に示される折りたたみ装置の透視図である。
【図5】 眼への挿入管の末端部分の配置を示す概略透視図である。
【図6】 本発明にかかる装置の他の具体例の部分側面図である。
【図7】 図6に示す具体例の断面図である。
【図8】 図6及び図7に示すキャップ部材の内部の上部表面の平面図であ
る。
【図9】 図6及び図7に示されるプッシュロッドアセンブリの近位端部の
透視、上部側面図である。
【図10】 図6及び図7に示されるばね部材の透視、上部側面図である。
【図11】 本発明の更なる具体例の部分の、部分断面側面図である。
【図12】 図11に示す挿入ロッドアセンブリの部分の側面図である。
【図13】 本発明の他の具体例の部分の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切り口を通って眼の中に眼内レンズを挿入する装置であって
    、 中空経路を形成する管であって、該眼内レンズが該中空経路から眼の中にそこ
    を通って移動する排出口を有する該管と、 該中空経路内を長手方向に移動できる挿入ロッドであって、該管の該中空経路
    内で、該眼内レンズに接触するようにしてある末端部分を有し、該中空経路を通
    って末端方向に該眼内レンズを追い出す該挿入ロッドと、 該挿入ロッドと結合し、該挿入ロッドに十分な力を伝達して該挿入ロッドが長
    手方向に移動できるようにしてあり、そして更に、力伝達アセンブリに加えられ
    る力の増加量に応じて、該挿入ロッドに十分な力を伝達して該挿入ロッドが長手
    方向に移動するのを防止した該力伝達アセンブリとを含む装置。
  2. 【請求項2】 上記挿入ロッドが、少なくとも1の放射状に延びた突起部を
    含む近位端部領域を含み、 上記力伝達アセンブリが、リセスが形成された内部表面を有する部材であって
    、該力伝達アセンブリが該挿入ロッドに十分な力を伝えて、該挿入ロッドを長手
    方向に移動させた場合に、該リセス内に配置された該突起部を備えた該近位端部
    領域上に配置されるようにしてある該部材を含む請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 上記近位端部領域が、複数の放射状に延びた上記突起部を含
    み、上記内部表面に、対応した複数の上記リセスが形成された請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 上記挿入ロッドが、繰り返し再利用するようにしてあり、上
    記力伝達アセンブリが、1回の使用の後に廃棄するようにしてある請求項2の装
    置。
  5. 【請求項5】 上記力伝達アセンブリが、変形可能な重合体材料から形成さ
    れる請求項2に記載の装置。
  6. 【請求項6】 上記挿入ロッドが、回転させて、該挿入ロッドを長手方向に
    移動させるようにした近位部分を含む請求項2の装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも1の上記突起部と上記リセスが、非対称に形成さ
    れ、上記挿入ロッドが上記狭い経路に中へ進む時に、該突起部が該リセスを離れ
    るの必要とされる力に比較して、より大きな力に対応して、該挿入ロッドが該細
    い経路から引っ込む時に、該突起部が該リセスから離れるようになっている請求
    項2の装置。
  8. 【請求項8】 上記力伝達アセンブリが、十分な力を上記挿入ロッドに伝え
    、該挿入ロッドを長手方向に動かす結合要素とばね部材とを含み、該ばね部材が
    無効となり、長手方向に該挿入ロッドを移動させる十分な力の伝達を防止するよ
    うにした請求項1の装置。
  9. 【請求項9】 上記結合要素と上記ばね部材が、上記挿入ロッドに固定され
    た請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 上記力伝達アセンブリが、上記挿入ロッドの上記近位端部
    上に配置されるようにしたキャップ部分を含み、該キャップ部分が、上記伝達ア
    センブリからの力が十分な力を上記挿入ロッドに伝達して、該挿入ロッドを長手
    方向に移動させる場合に、その中に上記結合要素が延びる少なくとも1のリセス
    が形成された内部表面を含む請求項9の装置。
  11. 【請求項11】 上記内部表面に、複数の上記リセスが形成された請求項1
    0の装置。
  12. 【請求項12】 上記リセスが非対称である請求項11の装置。
  13. 【請求項13】 上記結合要素と上記ばね部材とが、上記力伝達アセンブリ
    の他の部分に固定された請求項11の装置。
  14. 【請求項14】 上記挿入ロッドが、上記力伝達アセンブリが十分な力を上
    記挿入ロッドに伝えて、該挿入ロッドを長手方向に移動させる場合に、上記結合
    要素がその中に延びる少なくとも1の溝を含む請求項13の装置。
  15. 【請求項15】 上記挿入ロッドが、互いに軸上で間隔をおいて配置された
    複数の溝を含む請求項14の装置。
  16. 【請求項16】 上記少なくとも1の溝が非対称に形成され、上記挿入ロッ
    ドが上記狭い経路に中へ進む時に、上記連結要素が該溝から離れるのに必要とさ
    れる力に比較して、より大きな力に対応して、該挿入ロッドが該細い経路から引
    っ込む時に、該連結要素が該溝から離れるようになっている請求項14の装置。
  17. 【請求項17】 それぞれの上記溝が環状である請求項15の装置。
  18. 【請求項18】 上記挿入ロッドが、上記力伝達アセンブリから該挿入ロッ
    ドがはずれるのを防止するように形成された近位端部を含む請求項15の装置。
  19. 【請求項19】 上記力伝達アセンブリがキャップ要素と、該キャップ要素
    内に配置されたキャップインサートと、該キャップ要素と該キャップインサート
    との間に配置され、該キャップ要素と該キャップインサートが間隔をおくように
    バイアスされたキャップばね部材とを含み、該キャップインサートが少なくとも
    1の突起部又はリセスを有する外方に延びた表面を含み、該挿入ロッドが少なく
    とも1の他のリセス又は突起部を含む近位端部表面を含み、該キャップ部材が、
    該力伝達アセンブリが十分な力を該挿入ロッドに伝えて該挿入ロッドを長手方向
    に動かす場合に、該近位端部表面の該リセス又は該突起部とめあわされる関係で
    、外方に延びた表面の突起部又はリセスを備えた該挿入ロッドの該近位端部上に
    配置されるようにしてある請求項1の装置。
  20. 【請求項20】 上記外方に延びた表面に、複数の上記突起部又は上記リセ
    スが形成された請求項19の装置。
  21. 【請求項21】 少なくとも1の突起部、又は少なくとも1のリセスが、非
    対称に形成された請求項19の装置。
  22. 【請求項22】 眼の切り口を通って眼の中に眼内レンズを挿入する装置で
    あって、 近位端部と、該眼の切り口の中にそこを通って挿入される大きさの末端部とを
    有する細長い挿入管と、 該挿入管の中を軸方向に移動でき、眼内レンズを該挿入管を通って、該末端部
    から該眼の中に押す挿入ロッドと、 アクチュエータと、 該アクチュエータを該挿入ロッドに結合させて、該アクチュエータに適用され
    た通常の眼内レンズ前進力に応じて、該挿入管を通って該ロッドを前進させ、該
    眼内レンズを該挿入管を通って該末端部の外へ押し、及び該通常の眼内レンズ前
    進力より実質的に大きな眼内レンズ前進力が該アクチュエータに加えられるのに
    応じて、該アクチュエータを該挿入ロッドからはずすように形成されたカップリ
    ング/デカップリング手段とを含む装置。
  23. 【請求項23】 上記カップリング/デカップリング手段が、上記アクチュ
    エータを上記挿入ロッドに結合させ、上記眼内レンズの進行方向と反対の軸方向
    に向かって、該挿入ロッドが該管内を移動できるように付加的に形成された請求
    項22の装置。
  24. 【請求項24】 眼の切り口を通って眼の中に眼内レンズを挿入する装置で
    あって、 近位端部と、該眼の切り口の中にそこを通って挿入される大きさの末端部とを
    有する細長い挿入管と、 該挿入管の中を軸方向に移動でき、眼内レンズを該挿入管を通って、該末端部
    から該眼の中に押す挿入ロッドと、 アクチュエータと、 該アクチュエータを該挿入ロッドに結合させて、該アクチュエータに適用され
    た通常の眼内レンズ前進力に応じて、該挿入管を通って該ロッドを前進させ、該
    眼内レンズを該挿入管を通って該末端部の外へ押し、及び該眼内レンズが該管に
    付着して、眼内レンズの前進力が該アクチュエータに加えられる該通常の眼内レ
    ンズ前進力より実質的に大きくなった場合に、該アクチュエータを該挿入ロッド
    からはずすように形成されたカップリング/デカップリング手段とを含む装置。
  25. 【請求項25】 装置内の中空経路を通る挿入ロッドの長手方向の移動を制
    御する装置であって、 該挿入ロッドに結合され、十分な力を該挿入ロッドに伝えて、該挿入ロッドを
    長手方向に移動するようにしてなり、更に、力伝達アセンブリに加えられた力の
    増加量に応じて、十分な力が該挿入ロッドに伝えられるのを防ぎ、該中空経路を
    通って該挿入ロッドが長手方向に移動するのを防止した、該力伝達アセンブリを
    含む装置。
  26. 【請求項26】 上記挿入ロッドが、少なくとも1の放射状に延びた突起部
    を含む近位端部領域を含み、上記力伝達アセンブリが、リセスが形成された内部
    表面を有する部材を含み、該力伝達アセンブリが十分な力を該挿入ロッドに伝え
    、該挿入ロッドを長手方向に移動させた場合に、該部材が該リセス内に配置され
    た該突起部を備えた該近位端部領域上に配置されるようにしてなる請求項25の
    装置。
  27. 【請求項27】 上記近位端部領域が、複数の放射状に延びた上記突起部と
    、対応する複数の上記リセスが形成された上記内部表面とを含む請求項26の装
    置。
  28. 【請求項28】 上記力伝達アセンブリが、1回に使用の後に廃棄するよう
    にした請求項26に記載の装置。
  29. 【請求項29】 上記力伝達アセンブリが、変形可能な重合体材料から形成
    された請求項26に記載の装置。
  30. 【請求項30】 上記力伝達アセンブリが、上記挿入ロッドを長手方向に移
    動させるために回転するようにした請求項26に記載の装置。
  31. 【請求項31】 上記リセスが、非対称に形成され、上記挿入ロッドが上記
    狭い経路に中へ進む時に、上記突起部が該リセスを離れるの必要とされる力に比
    較して、より大きな力に対応して、該挿入ロッドが該細い経路から引っ込む時に
    、該突起部が該リセスから離れるようになっている請求項26の装置。
  32. 【請求項32】 上記力伝達アセンブリが、上記挿入ロッドに十分な力を伝
    達し、該挿入ロッドを長手方向に移動させる結合要素とばね部材とを含み、該ば
    ね部材が無効になって、該挿入ロッドに十分な力を伝達して該挿入ロッドを長手
    方向に移動させるのを防止する請求項25の装置。
  33. 【請求項33】 上記結合要素と上記ばね部材とが、上記挿入ロッドに固定
    されてなる請求項32の装置。
  34. 【請求項34】 上記力伝達アセンブリが、上記挿入ロッドの近位端部上に
    配置されてなるキャップ部分を含み、該キャップ部分が、該力伝達アセンブリか
    らの力が十分な力を該挿入ロッドに伝達し、該挿入ロッドを長手方向に移動させ
    た場合に、上記結合要素がその中に延びる、少なくとも1つのリセスが形成され
    た内部表面を含む請求項33に記載の装置。
  35. 【請求項35】 上記内部表面に、複数のリセスが形成された請求項34の
    装置。
  36. 【請求項36】 上記リセスが、非対称である請求項35の装置。
  37. 【請求項37】 上記挿入ロッドが少なくとも1の溝を含み、上記力伝達ア
    センブリが十分な力を該挿入ロッドに伝達し、該挿入ロッドを長手方向に移動さ
    せた場合に、該結合要素が上記少なくとも1の溝内に延びるようにしてなる請求
    項32の装置。
  38. 【請求項38】 上記結合要素が、上記挿入ロッドが上記狭い経路に中へ進
    む時に、上記連結要素が上記溝から離れるの必要とされる力に比較して、より大
    きな力に対応して、該挿入ロッドが該細い経路から引っ込む時に、該連結要素が
    該溝から離れるようになっている請求項37の装置。
  39. 【請求項39】 上記力伝達アセンブリがキャップ要素と、該キャップ要素
    内に配置されたキャップインサートと、該キャップ要素と該キャップインサート
    との間に配置され、該キャップ要素と該キャップインサートが間隔をおくように
    バイアスされたキャップばね部材とを含み、該キャップインサートが少なくとも
    1の突起部又はリセスを有する外方に延びた表面を含み、該挿入ロッドが少なく
    とも1の他のリセス又は突起部を含む近位端部表面を含み、該キャップ部材が、
    該力伝達アセンブリが十分な力を該挿入ロッドに伝えて該挿入ロッドを長手方向
    に動かす場合に、該近位端部表面の該リセス又は該突起部とめあわされる関係で
    、外方に延びた表面の突起部又はリセスを備えた該挿入ロッドの該近位端部上に
    配置されるようにしてなる請求項25の装置。
  40. 【請求項40】 上記外方に延びた表面に、複数の上記突起部又は上記リセ
    スが形成された請求項39の装置。
  41. 【請求項41】 少なくとも1の突起部、又は少なくとも1のリセスが、非
    対称に形成された請求項39の装置。
  42. 【請求項42】 装置内の中空経路を通る挿入ロッドの長手方向の移動を制
    御する装置であって、 該挿入ロッドに結合され、十分な力を該挿入ロッドに伝えて該挿入ロッドを長
    手方向に移動するようにしてなり、更に、力伝達アセンブリに加えられた力の増
    加量に応じて、該ロッドから離れるようにしてなる、該ロッドに結合された該力
    伝達アセンブリを含む装置。
  43. 【請求項43】 上記力伝達アセンブリが、上記ロッドに十分な力を伝達で
    きるようにした結合要素とばね部材とを含む請求項42の装置。
  44. 【請求項44】 上記挿入ロッドが、少なくとも1の溝を含み、上記力伝達
    アセンブリが十分な力を該挿入ロッドに伝達して、該挿入ロッドを長手方向に移
    動させた場合に、上記結合要素が、該少なくとも1の溝の中に延びるようにした
    請求項43の装置。
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