JP2016035506A - 画像投射装置 - Google Patents

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正道 山田
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Tetsuya Fujioka
哲弥 藤岡
直行 石川
Naoyuki Ishikawa
直行 石川
晃尚 三川
Akihisa Mikawa
晃尚 三川
金井 秀雄
Hideo Kanai
秀雄 金井
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Yasunari Mikutsu
泰成 御沓
優紀美 西
Yukimi Nishi
優紀美 西
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聡 土屋
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Abstract

【課題】光源ユニットの装着を容易に行うことができる画像投射装置を提供する。【解決手段】プロジェクタ1などの画像投射装置は、放電ランプ21などの光源を有し、装置本体に対して着脱可能に構成された光源ユニット20aを備え、光源からの光を用いて画像を投射する。画像投射装置は、光源ユニット20aを保持し、装置本体内の光源ユニット20aが収納される光源収納位置と、前記光源ユニットが装置本体から露出し光源ユニット20aが着脱される着脱位置とを選択的に取りうる保持部材120などの光源ユニット保持手段を備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、プロジェクタなどの画像投射装置に関するものである。
従来から、パソコンなどからの画像データに基づいて光を変調する画像生成素子と、この画像生成素子に光源ユニットの光源からの光を照射する照射部とからなる画像形成部を備え、画像形成部で画像を形成し、光変調部によって形成された画像を、投影光学部を用いて投影面に結像させる画像投射装置が知られている。
特許文献1には、光源ユニットを、画像投射装置の本体に対して着脱可能に構成し、光源ユニットが保持する光源の寿命がきたとき、光源ユニットが交換できるようにした画像投射装置が記載されている。
特許文献1においては、光源ユニットを交換する際は、まず、装置本体内に手を入れて、装置本体内の光源収納部に収納された光源ユニットを掴むなどして光源ユニットを装置本体から取り外す。そして、新品の光源ユニットを、装置本体内に挿入して、光源収納部に新品の光源ユニットを装着することになる。
しかし、上記特許文献1では、光源ユニットの装着を容易に行えないという課題がある。具体的には、特許文献1では、光源ユニットと、光源ユニットが収納される装置本体内の光源収納部との位置関係を目視で確認しながら、光源ユニットを装置本体内部の光源収納部に挿入していくことで、光源ユニットを装置本体に装着する。画像投射装置は、天井から吊るした状態や壁の上部に固定した状態など、装置本体内部を目視で確認しづらい状態で設置される場合がある。この場合、光源ユニットを装着する際、光源ユニットと装置本体内の光源収納部との位置関係を目視で確認しずらく、光源ユニットの装着を容易に行えない。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、光源ユニットの装着を容易に行うことができる画像投射装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光源を有し、装置本体に対して着脱可能に構成された光源ユニットを備え、前記光源からの光を用いて画像を投射する画像投射装置において、前記光源ユニットを保持し、装置本体内の前記光源ユニットが収納される光源収納位置と、前記光源ユニットが装置本体から露出し、前記光源ユニットが着脱される着脱位置とを選択的に取りうる光源ユニット保持手段を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、光源ユニットを容易に装置本体に装着することができる。
本実施形態に係るプロジェクタを示す斜視図。 本実施形態に係るプロジェクタを示す右側面。 (a)外装カバーを外したプロジェクタ1の内部構成と配置を示す斜視図、(b)は(a)の太線枠で囲まれた部分の斜視図。 外装カバーを外したプロジェクタの内部構成を示す横断面図。 光源ユニットを交換する際の開口部が下向きの状態で設置した従来のプロジェクタを示す斜視図。 光源ユニット着脱機構を示す斜視図。 図6(b)のA方向から見た斜視図。 開閉カバーの斜視図。 開閉カバーの分解斜視図。 開閉カバーの回動軸周辺をプロジェクタとともに示す拡大斜視図。 開閉カバーが、装置本体の開口部を閉じる閉位置でロックされた状態を説明する図。 (a)は、押し部がインターロックスイッチを押している状態を説明ずる図。(b)は、押し部がインターロックスイッチから離間した状態を説明する図。 (a)は、カバー部材がロック位置にあるときの第一突起部と板バネ部材との関係を示す断面図。(b)は、カバー部材がロック解除位置にあるときの第一突起部と板バネ部材との関係を示す断面図。 カバー部材がロック解除位置にあるときの開閉カバーの斜視図。 (a)は、押圧部の分解斜視図。(b)は、押圧部の断面図。 (a)は、開閉カバーが閉じられる直前の状態を示す断面図。(b)は、開閉カバーを閉じた状態を示す断面図。 図16の図中D部付近の概略平面図。 開閉カバーが閉位置から開位置へ回動を開始したときの様子を説明する図。 開閉カバーが閉位置から開位置への回動の途中の様子を説明する図。 開閉カバーが開位置に位置するときの様子を説明する図。
以下、本発明が適用される画像投射装置としてのプロジェクタ1の実施形態(以下、実施形態1という)について説明する。
図1は、本実施形態1に係るプロジェクタ1を示す斜視図である。図2は右側面図である。図1及び図2に示すように、プロジェクタ1の上面には、ユーザがプロジェクタ1を操作するための操作ボタン等の操作部11が設けられている。また、スクリーン200に映し出されている投射画面を拡大したり、縮小したりするズームレバー12が設けられている。プロジェクタ1の正面には、装置電源のオン/オフを行う電源スイッチ13、パソコンやビデオカメラ等の外部機器と接続するための外部入力端子14、投射画像の光を出射する投射レンズ15、装置環境の照度を検出するセンサ16などが設けられている。プロジェクタ1の正面には、排気口18が設けられている。プロジェクタ1における外装カバーの右側面には、冷却用の空気を取り入れる吸気口17が設けられている。
図3(a)は、外装カバーを外したプロジェクタ1の内部構成と配置を示す斜視図、図3(b)は、図3(a)の太線枠で囲まれた部分の斜視図である。図4は、投影機構部を構成する光源部、画像生成部、及び投射光学部の横断面図である。
図3、図4に示すように、プロジェクタ1は、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなど放電ランプ21を備える光源部20を備えている。また、放電ランプ21からの光を用いて画像を生成する画像生成部30、投射画像を出射する投射光学部40を備えている。光源部20は、光源たる放電ランプ21を有する光源ユニット20aと、カラーホイール22、ライトトンネル23、2枚のリレーレンズ24を有する画像照明光学系20bとで構成されている。そして、放電ランプ21からの光は、図4の矢印で示すように、回転するカラーホイール22を通ることにより時分割でR、G、Bの光に分離される。このカラーホイール22は、円盤形状のものであり、ホイールモータ25のモータ軸に固定され、回転方向にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)などのフィルタが設けられている。カラーホイール22により分離された光は、ライトトンネル23へ入射する。ライトトンネル23は、四角筒形状であり、その内周面が鏡面となっている。ライトトンネル23に入射した光は、ライトトンネル23の内周の鏡面で複数回反射しながら、均一な面光源にされて2枚のリレーレンズ24へ向けて出射する。図4の矢印で示すように、2枚のリレーレンズ24を透過し、次段の画像生成部30の平面ミラー31、凹面ミラー32により反射され、画像表示素子たるDMD33の画像生成面上に集光して結像される。
ここで、DMD33の画像生成面には、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列されている。各マイクロミラーは、鏡面をねじれ軸周りに所定角度傾斜させることができ、「ON」と「OFF」の2つの状態を持たせることができる。マイクロミラーが「ON」のときは、光源部20の放電ランプ21からの光を投射光学部40の投射レンズに向けて反射する。「OFF」のときは、照明ブラケットなどの側面に保持されたOFF光板(不図示)に向けて放電ランプ21からの光を反射する。従って、各ミラーを個別に駆動することにより、画像データの画素ごとに光の投射を制御することができ、画像を生成することができる。なお、OFF光板(不図示)に向けて反射された光は、熱となって吸収され外側の空気の流れで冷却される。
図1に示すプロジェクタ1は、放電ランプ21からの光が、光源部20内で、照射された白色光をカラーホイール22によってRGBに分光されて、画像生成部30のDMD33へ導かれ、変調信号に応じて画像形成するDMD33とその画像を投射光学部40で拡大投射する。
図5は、従来のプロジェクタを天井から吊り下げた状態、もしくは壁に設置した状態で、光源ユニット20aを交換する際の開口部110が下向きの状態を表した図である。
従来のプロジェクタは、開口部110の開口面が、鉛直方向に直交し、光源ユニット20aは、装置本体内から重力方向にスライドさせて取り外されていた。図5に示すように、天井から吊り下げた状態、もしくは壁に設置した状態のときは、次のようにして光源ユニット20aが交換される。すなわち、まず、頭上にあるプロジェクタから開閉カバー1aを取り外す。次に、取り外した開閉カバー1aを、作業の邪魔にならない位置に置いた後、装置本体内に手を入れて、装置本体内の光源収納部に収納された光源ユニット20aが落下しないように光源ユニットを抑えながら、本体にネジ止めされている光源ユニット20aのネジを外す。そして、光源ユニット20aを支えながら、装置本体から抜き出すのである。
この場合、装置本体内に手を入れて、装置本体内の光源ユニットにアクセスすることになるため、手が装置本体内の部品に引っ掛かる場合があり、光源ユニットを装置本体から容易に取り出せない。また、開閉カバー1aを装置本体から取り外したときに手がすべるなどして、開閉カバー1aが落下し、開閉カバー1aが破損するおそれがある。また、光源ユニット20aを支えながら装置本体から取り外すため、取り外す際に手が滑るなどして光源ユニット20aから手が離れてしまうと、光源ユニット20aが落下してしまう。その結果、光源ユニット20aが破損するおそれがある。また、取り外した開閉カバー1aについて、作業の邪魔にならない位置に置いたり、光源ユニット20aを装置に固定しているネジを工具を用いて取り外したりする作業が生じ、光源ユニット20aの取り外し作業が煩雑である。
また、光源ユニット20aを取り外した後は、新品の光源ユニット20aを持ち上げながら、装置本体内の収納部に挿入する。この際、装置本体内の収納部が目視で確認しずらく、光源ユニット20aをうまく装置本体内に挿入できない。また、この場合も装着時に手が滑るなどして、光源ユニット20aから手が離れてしまうと、光源ユニット20aが落下し、光源ユニット20aが破損するおそれもある。また、装着後、光源ユニット20aを支えながら装置にネジ止めした後、取り外した開閉カバー1aを一旦取りに戻って、開閉カバー1aを装着することになる。このように、取り外した開閉カバー1aを一旦取りに戻ったり、光源ユニット20aを支えながら装置にネジ止めしたりする作業が生じ、光源ユニット20aの装着作業も煩雑である。
そのため、本実施形態では、光源ユニット20aを装置本体から露出させた状態で光源ユニット20aを交換できるようにし、光源ユニット20aの着脱を目視で確認しやすくした。また、開閉カバー1aを装置本体から取り外すことなく、光源ユニット20aを交換できるようにした。これにより、光源ユニット20aを取り外す際に、取り外した開閉カバー1aを作業の邪魔にならない位置に置いたり、光源ユニット20aを装着する際に、開閉カバー1aを取りに戻ったりするなどの作業が発生しない。その結果、光源ユニット20aの交換作業を簡素化することができる。さらに、光源ユニット20aを水平方向にスライドさせて、着脱できるように構成した。これにより、重力方向にスライド移動させて着脱するものに比べて、光源ユニット20aの落下を抑制することができる。さらには、ネジ止めせずに、装置本体に位置決めできるようにし、ネジ止め作業をなくして、作業の簡素化を図った。以下に、図面を用いて具体的に説明する。
図6は、光源ユニット20a着脱機構150を示す斜視図である。図6(a)は、プロジェクタから着脱される光源ユニット20aとプロジェクタ1とを示す斜視図であり、図6(b)は、光源ユニット20aと、着脱機構150と光源ユニット収納部111とを示す斜視図である。また、図7は、図6(b)のA方向から見た斜視図である。なお、図中Z方向は重力方向であり、Y方向は光源ユニット着脱方向であり、図中X方向は、Y方向、Z方向いずれにも直交する方向である。
着脱機構150は、光源ユニット20aを保持する保持部材120を有している。
保持部材120のX方向両端には、光源ユニット20aを保持する保持部120aが設けられている。保持部120aは、保持部材120のX方向端部から下方に向けて延びた後内側に折り返された形状をしている。保持部材120は、複数のアーム部材を介して開閉カバー1aに支持されている。具体的には、保持部材120の光源ユニット20a着脱方向手前側は、第一手前側アーム部材131と第二手前側アーム部材132とからなる一対の手前側アーム部を介して開閉カバー1aに支持されている。保持部材120の光源ユニット20a着脱方向奥側は、一対の奥側アーム部材133を介して開閉カバー1aに支持されている。
第一手前側アーム部材131の一端は、開閉カバー1aの回動部材102に回動自在に取り付けられている。第一手前側アーム部材の他端側は、長穴部131aを有しており、この長穴部131aに、第二手前側アーム部材132の一端に設けられた突起部132bが嵌っている。第二手前側アーム部材132の他端も、長穴部132bを有しており、この長穴部132bに保持部材120の支持突起120bが嵌っている。
奥側アーム部材133の一端は、開閉カバー1aの回動部材102に回動自在に取り付けられており、他端は、保持部材120に回動自在に取り付けられている。
保持部材120のX方向両端には、保持部材120を鉛直方向(Z方向)に真直ぐに移動させるためのレール機構121が設けられている。図6(b)に示すように、保持部材120のX方向一端側は、Y方向中央にレール機構121が設けられており、図7に示すように、X方向他端側は、Y方向両端にレール機構121が設けられている。
図6(b)に示すように、X方向一端側のレール機構121は、光源ユニット収納部111の外壁に設けられた筒状の案内部111aに挿入される鉛直下向きに延びる第一レール部121aを有している。また、案内部111aの外周面に接触する鉛直下向きに延びる一対の第二レール部121bとを有している。第二レール部121bの先端は、案内部111a側に突出しており、この突出した部分が案内部111aの外周面に接触する。
一方、図7に示すように、X方向他端側のY方向両端に設けられたレール機構121は、光源ユニット収納部111の筒状の案内部111aに挿入される第一レール部121aと、案内部111aの外周面に接触する第二レール部121bとをひとつ備えている。光源ユニット着脱方向手前側のレール機構の第二レール部は第一レール部121aより手前側に設けられており、奥側のレール機構の第二レール部は、第一レール部よりも奥側に設けられている。
保持部材120は、各レール機構121が、光源ユニット収納部111の案内部111aに案内されることにより、鉛直方向(Z方向)に真直ぐに移動することができる。
光源ユニット20aは、放電ランプ21を保持する光源ホルダ201を有している。光源ホルダ201のX方向両端には、支持レール201aが形成されている。また、光源ホルダ201の光源ユニット着脱方向奥側端部には、一対の位置決め穴201bが設けられている。光源ユニット20aをY方向に移動させて光源ホルダ201の支持レール201aを上述した保持部材120の保持部120aに挿入することにより、光源ユニット20aが保持部材120に保持される。また、保持部材120に対してY方向に光源ユニット20aをスライド移動させることで、光源ユニット20aが、保持部材120から取り外すことができる。
また、光源ホルダ201の光源ユニット着脱方向奥側端部に設けられた一対の位置決め穴201bは、光源ユニット収納部111に設けられた一対の位置決め突起113a(図10参照)に嵌ることで、光源ユニット20aが装置本体内で位置決めされる。
また、光源ホルダ201には、光源コネクタ部201cも設けられている。光源コネクタ部201cは、光源ユニット収納部111に設けられた本体側コネクタ部111bに挿入され、装置本体の不図示の電源装置と放電ランプ21とが接続される。
次に、開閉カバー1aについて説明する。
図8は、開閉カバー1aの斜視図であり、図9は、開閉カバー1aの分解斜視図である。図10は、開閉カバー1aの回動軸112周辺をプロジェクタとともに示す拡大斜視図である。
図8、図9に示すように、開閉カバー1aは、被ロック部材としてのカバー部材101と、装置本体に回動自在に支持される回動部材102とを有している。
回動部材102は、板金で構成されており、Y方向一端(光源ユニット着脱方向奥側)には、一対の支持アーム部102cを有している。各支持アーム部102cには、支持穴102dが形成されている。この支持穴102dにトーションスプリング104が取り付けられた回動軸112(図10参照)が挿入されることで、回動部材102が回動軸112に回動自在に支持される。回動部材102とトーションスプリング104とが取り付けられた回動軸112は、図10に示すように、装置本体に固定されている。トーションスプリング104の一端は、装置本体の不図示のバネ受け部に固定し、他端は回動部材102に当接して、回動部材102を装置本体の開口部110を開く開位置へ付勢している。
また、回動部材102には、保持部材120に保持された光源ユニット20aの位置決め穴周辺を、光源ユニット収納部111側へ押圧する一対の押圧部105が設けられている。図10に示すように、光源ユニット収納部111の光源ユニット着脱方向奥側には、一対の位置決め突起113aが設けられている。上記押圧部105のよって、保持部材120に保持された光源ユニット20aの位置決め穴201b形成部の下面を光源ユニット収納部111の位置決め突起形成面113bに押し当てる。これにより、光源ユニット20aを装置本体内でZ方向などに位置決めする。
図8に示すように、回動部材102の光源ユニット着脱方向手前側には、Y方向にL1の長さを有する第一穴部102aが形成されている。また、光源ユニット着脱方向奥側には、第二穴部102bが形成されている。第二穴部102bは、X方向延びる長穴部と、そのX方向に延びる長穴部の中央部から光源ユニット着脱方向奥側に向かってL2の長さを有する長穴部とを有している。
また、回動部材102には、板バネ部材103がカシメ固定されている。板バネ部材103は、Y方向に延びる形状であり、一端側が第二穴部102bを塞いでおり、他端側が第一穴部102aを塞いでいる。この板バネ部材103のY方向略中央部分が、回動部材102にカシメ固定されている。これにより、第二穴部102bを塞ぐ一端側と第一穴部102aを塞ぐ他端側とが板バネとして機能する。
板バネ部材103の第一穴部102aを塞ぐ部分には、カバー部材101のX方向中央部に設けられた第一突起部101e(図9参照)が嵌る第一嵌合部103aと第二嵌合部103cとが所定の間隔を開けて形成されている。第一嵌合部103aおよび第二嵌合部103cは、回動部材102に対して凸状の形状となっている。
また、板バネ部材103の第二穴部102bのX方向に延びる長穴部に対向する部分は、第二穴部内に凹んだ凹み部103eが形成されている。また、板バネ部材103の第二穴部102bのY方向に延びる長穴部と対向する箇所には、カバー部材101のX方向中央部に設けられた第二突起部101f(図9参照)が嵌る第三嵌合部103dと第四嵌合部103gが所定の間隔を開けて形成されている。第三嵌合部103dと第四嵌合部103gは、回動部材102に対して凸状の形状となっている。第一嵌合部103aと第二嵌合部103cとの間隔は、第三嵌合部103dと第四嵌合部103gとの間隔と同じとなっている。
図9に示すように、カバー部材101のX方向中央部には、Y方向に所定の間隔を開けて第一突起部101eと第二突起部101fとが形成されている。第二突起部101fには、留め部材108が固定されている。留め部材108のX方向長さは、第二穴部102bのY方向に延びる長穴部のX方向長さより長く、X方向に延びる長穴部のX方向長さより短い。また、カバー部材101には、回動部材102に差し込まれるY方向に延びる一対の差込部101gを有している。
カバー部材101の回動部材102への取り付けは、カバー部材101の一対の差込部101gを、回動部材102の光源ユニット着脱方向手前側端部の側面に設けられた不図示の被差込部に差し込む。また、留め部材108を、板バネ部材103の凹部103eを押し上げて、第二穴部102bのX方向に延びる長穴部から挿入し、カバー部材101を、スライドさせて留め部材108を、板バネ部材103の第三嵌合部103dまたは第四嵌合部103gにはめ込む。また、このとき、カバー部材101の第一突起部101eが、回動部材102の第一穴部102aに挿入され、板バネ部材103の第一嵌合部103aまたは第二嵌合部103aにはめ込まれる。これにより、カバー部材101が、回動部材102に対してY方向にスライド可能に取り付けられる。
カバー部材101のX方向両端には、所定の間隔を開けて鉤爪部101bが3つ設けられている。また、カバー部材101のY方向に対して直交する面のX方向両端には、所定の間隔を開けて嵌合突起部101cが3つ設けられている。また、カバー部材101のY方向に対して直交する面のZ方向端部には、後述するインターロックスイッチを押す押し部101dが設けられている。
図11は、開閉カバー1aが、装置本体の開口部を閉じる閉位置でロックされた状態を説明する図である。
図11に示すように、装置本体の開口部の縁には、開閉カバー1aをロックするための複数のロック部材が設けられている。装置本体の上面開口部のX方向一端の縁に設けられた第一ロック部材141には、カバー部材101のX方向一端に設けられた鉤爪部101bが嵌る第一凸状部141aが所定の間隔を開けて3箇所設けられている。
また、装置本体の上面開口部のX方向他端の縁に設けられた第三ロック部材143には、カバー部材101のX方向他端に設けられた鉤爪部101bが嵌る第三凸状部143aが設けられている。
また、装置本体の側面開口部の縁には、第二ロック部材142が設けられており、第二ロック部材142には、カバー部材101の嵌合突起部101cが嵌る複数の嵌合穴142aが設けられている。
また、装置本体の側面開口部の縁には、スイッチ保持部144が設けられており、このスイッチ保持部144には、インターロックスイッチ145が保持されている。インターロックスイッチ145は、放電ランプ21と不図示の電源装置との間を通電したり遮断したりするものであり、インターロックスイッチ145がONのときは、放電ランプ21と不図示の電源装置との間が接続され、OFFのときは切断される。インターロックスイッチ145が押されることでONとなる。
図11に示すように開閉カバー1aが閉位置でロックされているときは、鉤爪部101bが、第一ロック部材141および第三ロック部材143の凸状部141a,143aに嵌り、嵌合突起部101cが第二ロック部材142の嵌合穴142aに嵌る。これにより、開閉カバー1aが、閉位置でロックされる。このときの回動部材102とカバー部材101との位置関係は、先の図8に示した関係となっている。すなわち、ロック状態のときは、留め部材108が、板バネ部材103の第四嵌合部103gに嵌っており、第一突起部101eが板バネ部材103の第一嵌合部103aに嵌っている。
開閉カバー1aのロックを解除するときは、カバー部材101を光源ユニット着脱方向手前側へスライド移動させる。すると、鉤爪部101bと第一ロック部材141および第三ロック部材143の凸状部141a,143aとの嵌合が外れ、嵌合突起部101cが第二ロック部材142の嵌合穴142aから抜ける。これにより、開閉カバー1aのロックが解除され、開閉カバー1aは、トーションスプリング104の付勢力により閉位置から開位置へ自動で回動する。
また、図12(a)に示すように、開閉カバー1aが閉位置でロックされているとき、カバー部材101の押し部101dがスイッチ保持部144に保持されているインターロックスイッチ145を押す。これにより、インターロックスイッチ145がONとなり、放電ランプ21と不図示の電源装置との間が接続され通電可能となる。
ロックを解除するために、カバー部材101を光源ユニット着脱方向手前側へスライドさせると、押し部101dがインターロックスイッチ145から離間する。その結果、インターロックスイッチ145がOFFとなり、放電ランプ21と不図示の電源との間が切断される。これにより、光源ユニット20aが、後述するように保持部材120とともに移動する際に、確実に放電ランプ21との通電を切ることができ、安全性を確保することができる。
また、上述では、インターロックスイッチ145を用いているが、例えば、光学センサを用いて、開閉カバーが閉じられているか否かを検知し、光学センサの検知結果に基づいて、放電ランプ21と不図示の電源との通電を遮断してもよい。
また、本実施形態においては、カバー部材101は所定以上の力を加えないと、ロック位置からロック解除位置へスライド移動できない構造となっている。
図13(a)は、カバー部材101がロック位置にあるときの第一突起部101eと板バネ部材103との関係を示す断面図である。また、図13(b)は、カバー部材101がロック解除位置にあるときの第一突起部101eと板バネ部材103との関係を示す断面図である。また、図14は、カバー部材101がロック解除位置にあるときの開閉カバー1aの斜視図である。
開閉カバー1aがロックされているとき、図13(a)および先の図8に示すように、カバー部材101の第二突起部101f(留め部材108)が、板バネ部材103の第四嵌合部103gに嵌っている。また、第一突起部101eが板バネ部材103の第一嵌合部103aに嵌っている。第四嵌合部103gおよび第一嵌合部103aの光源ユニット着脱方向手前側は、Z方向に対して傾斜した傾斜面となっている。
ロックを解除するためにカバー部材101を図中左側へスライド移動させるとき、第一突起部101eおよび第二突起部101fも図中左側へ移動する。このとき、板バネ部材103の第一嵌合部103aと第二嵌合部103cとの間の第一平坦部103bが、第一突起部101eの図中左側への移動の抵抗となる。すなわち、第一突起部101eが図中左側へ移動するには、板バネ部材103の一端側を持ち上げて、この第一平坦部103bを板バネ部材103の付勢力に抗して第一突起部101eに乗り上げさせる必要がある。
また、板バネ部材103の第三嵌合部103dと第四嵌合部103gとの間の第二平坦部103fが、第二突起部101fの図中左側への移動の抵抗となる。すなわち、第二突起部101fが図中左側へ移動するには、板バネ部材103の他端側を持ち上げて、この第二平坦部103fを板バネ部材103の付勢力に抗して第二突起部101fに乗り上げさせる必要がある。
このようにロックを解除するべく、カバー部材101をロック位置からロック解除位置へスライド移動させるとき、板バネ部材103の付勢力以上の力が必要となる。よって、容易にロックが解除されることがない。その結果、装置の振動などによってカバー部材101がスライド移動してロックが解除され、意図せず開閉カバー1aが開いてしまうのを防止することができる。
また、ロック位置からロック解除位置へカバー部材101を移動させる間、板バネ部材103の各平坦部103b,103fがカバー部材の突起部101e,101fに乗り上げた状態で、カバー部材101をスライド移動させることになる。そのため、ロック解除位置への移動時は、板バネ部材103の付勢力による移動抵抗が働く。そして、ロック解除位置までカバー部材101を移動させると、図13(b)および図14に示すように、第一突起部101eが、板バネ部材103の第二嵌合部103cに嵌る。また、第二突起部101f(留め部材108)が板バネ部材103の第三嵌合部103dに嵌る。その結果、カバー部材101に板バネ部材103からの付勢力が無くなる。よって、ユーザーがロック解除位置までカバー部材101をスライド移動させると、急激に移動抵抗が無くなり、ユーザーにクリック感を与えることができる。これにより、カバー部材101をロック解除位置まで移動させたことをユーザーに知らせることができる。
また、図13に示すように、第二嵌合部103cおよび第三嵌合部103dの光源ユニット着脱方向手前側(図中左側)は、Z方向と平行な面となっており、これらZ方向と平行な面が、カバー部材101のロック解除位置からさらに図中左側への移動を規制している。これにより、カバー部材101が回動部材102から外れるのが防止される。
また、ロック解除位置から、カバー部材101をロック位置へ移動させるときも、カバー部材101に板バネ部材103の付勢力が働くため、装置の振動などでロック解除位置からロック位置へ移動することがない。また、カバー部材をロック位置へスライド移動させるときは、板バネ部材103の付勢力が働き、ロック位置に到達すると、第一突起部101eが第一嵌合部103aに嵌り、第二突起部101f(留め部材108)が第四嵌合部103gに嵌って、付勢力が無くなる。その結果、カバー部材101をロック位置へ移動させるときもカバー部材101がロック位置に達したときユーザーにクリック感を与えることができる。
図15(a)は、押圧部105の分解斜視図であり、図15(b)は、押圧部105の断面図である。
押圧部105は、台座部材151と、コイルスプリング152と、押圧部材153とで構成されている。台座部材151は、押圧部材153が取り付けられる取り付け穴151aと、取り付け穴151aの外周4箇所からZ方向に延びる取り付け爪151bとを有している。押圧部材153は、光源ユニット20aを押す押し込み面153aと、押し込み面153aから、Z方向に延びるように設けられた複数の取り付け爪153bとを有している。押圧部材153の複数の取り付け爪153bをコイルスプリング152に挿入し、押圧部材153の複数の取り付け爪153bの爪部を、台座部材151の取り付け穴151aに嵌め込む。これにより、押圧部材153が、台座部材151に対してZ方向に移動可能に取り付けられる。また、コイルスプリング152が、押圧部材153と台座部材151とに狭持される。また、台座部材151の取り付け爪151bの爪部を、回動部材102の押圧固定部102eにはめ込むことで、押圧部105が回動部材102に固定される。
図16(a)は、開閉カバー1aが閉じられる直前の状態を示す断面図であり、図16(b)は、開閉カバー1aを閉じた状態を示す断面図である。なお、図16(a)、図16(b)の図中右側の図は、押圧部105周辺の拡大断面図である。また、図17は、図16の図中D部付近の概略平面図である。
図17に示すように、保持部材120の光源ユニット装着方向奥側端部は、保持部材120に保持された光源ユニット20aの位置決め穴201bが、保持部材120から露出するように、一部が切り欠かれている。
開閉カバー1aを閉じていくと、詳細は後述するが、保持部材120に保持された光源ユニット20aが、開閉カバー1aの回動に連動して光源ユニット収納部111へとZ方向に移動していく。そして、図16(a)に示すように、光源ユニット20aの位置決め穴201bが、位置決め突起113aに嵌っていく。さらに開閉カバー1aを閉じていくと、押圧部105が、光源ホルダ201の位置決め穴201b形成部の上面に当接する。さらに、開閉カバー1aを閉じていくと、コイルスプリング152を圧縮しながら、押圧部材153が台座部材151に対してスライド移動していく。図16(b)に示すように、開閉カバー1aが閉じられると、コイルスプリング152がM1からM2まで圧縮され、コイルスプリング152の付勢力で押圧部材153が位置決め穴201b形成部を図中矢印F方向に押し込む。これにより、光源ホルダ201の位置決め穴201b形成部の下面が、光源ユニット収納部111の位置決め突起形成面113bに押し当たる。
光源ユニット20aの位置決め穴201bが、位置決め突起113aと嵌合することにより、光源ユニット20aが、装置本体内でX方向、Y方向およびZ方向回りに位置決めされる。また、押圧部材153により光源ユニット20aの位置決め穴201b形成部の下面を、光源ユニット収納部111の位置決め突起形成面113bに押し当てることで、光源ユニット20aが、装置本体内で、Z方向、Y方向回りに位置決めされる。また、光源ユニット20aの位置決め穴201bの周囲の面と、位置決め突起形成面113bの面同士が当接することで、X方向回りにも位置決めされる。
次に、光源ユニット20aの交換について、図18乃至図20に基づいて、説明する。
光源ユニット20aを交換するときは、まず、開閉カバー1aのカバー部材101を図中矢印C方向にスライドさせる。すると、先の図11を用いて説明したように、ロックが解除され、トーションスプリング104の付勢力により開閉カバー1aが、回動軸112(図10参照)を支点にして、閉位置から開位置へと回動する。保持部材120は、手前側アーム部材131、132(図6参照)と奥側アーム部材133(図6参照)とにより開閉カバー1aに支持されている。よって、開閉カバー1aが回動すると、それに追随して保持部材120が、光源ユニット20aを光源ユニット収納部111に収納する光源収納位置から、光源ユニット20aが装置本体から露出する着脱位置へ移動する。このとき、保持部材120のレール機構121が光源ユニット収納部111の案内部111aに案内されることにより、保持部材120は、Z方向に真直ぐに移動する。このように、保持部材120がZ方向に真直ぐに引き出されることにより、図18(c)に示すように、本体側コネクタ部111bに挿入された光源コネクタ部201cが、本体側コネクタ部111bから良好に引き出すことができる。
図19に示すように、開閉カバー1aの回動により保持部材120がZ方向へ移動することにより、光源ユニット20aが、装置本体から露出していく。そして、図20に示すように、開閉カバー1aが開位置まで回動すると、光源ユニット20aが装置本体から露出し光源ユニット20aが着脱される着脱位置まで保持部材120が移動する。保持部材120が着脱位置まで移動したら、装置本体から露出した光源ユニット20aを掴んで、水平方向(Y方向)にスライドさせて、光源ユニット20aを保持部材120から取り外す。
次に、新品の光源ユニット20aをY方向へ移動させて、保持部材120に装着したら、開閉カバー1aを、トーションスプリング104の付勢力に抗して手動で閉位置へ向けて回動させる。すると、開閉カバー1aの回動に伴い、保持部材120が、着脱位置から光源収納位置へZ方向に真直ぐ移動していく。すると、先の図16を用いて説明したように、光源ユニット20aの位置決め穴201bに位置決め突起113aが嵌り、光源ユニット20aが装置本体に対してX方向、Y方向およびZ方向回りに位置決めされる。また、光源コネクタ部201cが本体側コネクタ部111bの挿入され、放電ランプ21と装置本体内の不図示の電源ユニットとが接続され、放電ランプ21に電力供給が可能となる。そして、開閉カバー1aを閉位置まで回動させると、開閉カバー1aの回動部材102に設けられた押圧部105が、光源ホルダ201の位置決め穴201b周辺を押して、位置決め穴201b形成部の下面を位置決め突起形成面113bに押し当てる。これにより、光源ユニット20aが装置本体に対して、Z方向、Y方向回りおよびX方向回りに位置決めされる。
開閉カバー1aを閉位置まで回動させたら、開閉カバー1aのカバー部材101をスライドさせて、開閉カバー1aを閉位置でロックする。これにより、開閉カバー1aがトーションスプリング104の付勢力で開位置へ回動することがない。
このように、本実施形態においては、光源ユニット20aを交換するとき、光源ユニット20aが、装置本体から露出する着脱位置まで移動する。よって、ユーザーは、光源ユニット20aを目視で確認しながら、保持部材120から光源ユニット20aを引き出すことができる。これにより、プロジェクタ1が、装置本体内を目視で確認しづらい箇所に設置されても、光源ユニット20a交換時には、光源ユニット20aが装置本体から露出するため、目視で光源ユニット20aを確認しながら交換することができる。
また、光源ユニット20aを取り出すときに、装置本体内に手を入れることなく、光源ユニット20aにアクセスすることができる。よって、装置本体内の部品に引っ掛かけることなく、光源ユニット20aにアクセスすることができ、容易に装置本体から取り外すことができる。
また、保持部材120と新品の光源ユニット20aとの位置関係を目視で確認しながら、新品の光源ユニット20aを保持部材120に装着することができる。よって、装置本体内が目視で確認しずらい箇所にプロジェクタが設置されても光源ユニット20aを装置本体に容易に装着することができる。
また、本実施形態では、光源ユニット20aを水平方向にスライドさせて、保持部材120に対して着脱を行うことができる。これにより、光源ユニット20aを交換する際の開口部110が下向きとなるように設置されたプロジェクタ1において、光源ユニット20aを交換するために保持部材120に対して光源ユニット20aをスライドさせているときに、光源ユニット20aから手を離しても、光源ユニット20aは、保持部材120に支えられる。よって、光源ユニット20aの交換時に、光源ユニット20aが落下するのを抑制でき、光源ユニット20aが落下により破損するのを抑制することができる。
また、本実施形態においては、次の1.〜4.構成を有しているので、カバー部材101をスライドさせるというワンアクションで、光源ユニット20aを交換可能な状態にできる。
1.開閉カバー1aを装置本体に回動自在に取り付け、開閉カバー1aを取り外すことなく、開口部110を開くことができる構成。
2.開閉カバー1aをトーションスプリング104により開位置へ付勢する構成。
3.位置決め突起、位置決め穴、押圧部などを用いて、光源ユニット20aを装置本体に精度よく位置決めできる構成。
4.保持部材120が、開閉カバー1aの開閉動作にリンクして、光源収納位置と着脱位置との間を移動する構成。
上記1.〜4.の各構成が、光源ユニット20aの交換作業を簡素化する構成であるが、これら1.〜4.の構成が組み合わさることにより、カバー部材101をスライドさせるというワンアクションで、光源ユニット20aを交換可能な状態(着脱位置に位置させる)にできる。これにより、光源ユニット20aの交換作業を簡素化できる。
また、上記1.の構成を有することで、取り外した開閉カバーを、一旦、作業の邪魔とならない場所に置いたり、開閉カバーを取り付けるために、開閉カバーを取りに戻ったりという作業が必要となくなり、光源ユニット20aの交換作業を簡素化できる。また、手が滑って、取り外した開閉カバーを落下させるような事態が生じることがなく、開閉カバーの破損を防止できる。
また、上記2.の構成を有することで、開閉カバー1aを開くという作業が不要となり、光源ユニット20aの交換作業を簡素化することができる。
また、上記3.の構成を有することで、光源ユニット20aを装置本体にネジ止めして位置精度を出す装置に比べて、光源ユニット20aを交換する際に、工具を用いてネジを取り外すなどの作業が不要となる。これにより、光源ユニット20aの交換作業を簡素化することができる。
また、上記4.の構成を有することで、開閉カバー1aを開いた後に、保持部材120を光源収納位置から着脱位置へ移動させる操作が不要となり、光源ユニット20aの交換作業を簡素化することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
放電ランプ21などの光源を有し、装置本体に対して着脱可能に構成された光源ユニット20aを備え、光源からの光を用いて画像を投射するプロジェクタ1などの画像投射装置において、光源ユニット20aを保持し、装置本体内の光源ユニット20aが収納される光源収納位置と、前記光源ユニットが装置本体から露出し光源ユニット20aが着脱される着脱位置とを選択的に取りうる保持部材120などの光源ユニット保持手段を備えた。
(態様1)によれば、装置本体内が目視で確認しずらい箇所に画像投射装置が設置されても、光源ユニットを交換するときは、光源ユニット保持手段に保持された光源ユニットが装置本体から露出する着脱位置に位置するので、光源ユニットと光源ユニット保持手段とを目視で確認できる。これにより、光源ユニット保持手段と光源ユニットとの位置関係を目視で確認しながら、光源ユニットを光源ユニット保持手段に対して着脱を行うことができる。よって、装置本体内が目視で確認しずらい箇所に画像投射装置が設置されても光源ユニットを装置本体に容易に装着することができる。
(態様2)
(態様1)において、保持部材120などの光源ユニット保持手段が着脱位置に位置しているとき、光源ユニット20aは、光源ユニット保持手段に対して水平方向にスライド移動することで、光源ユニット保持手段に対して着脱される。
(態様2)によれば、実施形態で説明したように、光源ユニット20aを保持部材120などの光源ユニット保持手段で支えられながら、光源ユニット20aを着脱することができる。これにより、光源ユニット20a交換のための開口部110が、下向きになるように設置されたプロジェクタにおいて、光源ユニット20a着脱の際に、手が滑るなどにして光源ユニット20aから手が離れても、光源ユニット20aが光源ユニット保持手段に支えられ、光源ユニット20aが落下するのを抑制することができる。これにより、光源ユニット20aの落下で光源ユニット20aが破損するのを抑制することができる。
(態様3)
(態様1)または(態様2)において、保持部材120などの光源ユニット保持手段が、光源収納位置と着脱位置とを選択的に取りうるために設けられた開口部110を開閉する開閉カバー1aを備え、開閉カバー1aを装置本体から取り外すことなく開口部110を開けることができるように構成した。
これによれば、実施形態で説明したように、光源ユニット20a交換の際に、開閉カバー1aが落下して、開閉カバー1aが破損するのを防止することができる。また、光源ユニット20aを交換する際に開閉カバーを取り外す構成とは異なり、取り外した開閉カバーを、交換の作業の邪魔にならない位置に一旦置いたり、光源ユニット装着後、開閉カバー1aを取りに戻るなどの作業が生じない。これにより、光源ユニット20aの交換の際に開閉カバー1aを取り外す構成に比べて、光源ユニット20aの交換作業を簡素化することができる。
(態様4)
(態様3)において、開閉カバー1aは、装置本体に対して回動自在に支持され、トーションスプリング104などの付勢手段によって開口部110を開く開位置に付勢される回動部材102と、装置本体のロック部(本実施形態では、第一ロック部材141の第一凸状部141a、第三ロック部材143の第三凸状部143aおよび第二ロック部材142の嵌合穴142a)により開口部110を閉じる閉位置で装置本体にロックされるカバー部材101などの被ロック部材とを有し、被ロック部材を前記回動部材102に対してスライド移動させることで、ロックが解除され、前記開閉カバー1aが、前記付勢手段の付勢力で前記閉位置から前記開位置へ回動する。
これによれば、実施形態で説明したように、カバー部材101などの被ロック部材をスライド移動させるだけで、自動的に開閉カバー1aを開位置へ移動させることができる。これにより、開閉カバー1aを手動で開位置へ移動させる場合に比べて、光源ユニット20aの交換作業を簡素化することができる。
(態様5)
(態様4)において、所定以上の力をカバー部材101などの被ロック部材に加えることで、被ロック部材が、ロック部にロックされるロック位置からロックが解除されるロック解除位置へのスライド移動可能となる。
これによれば、実施形態で説明したように、装置の振動などにより、カバー部材101などの被ロック部材がスライド移動して、ロックが解除され、開閉カバー1aが開いてしまうのを防止することができる。
(態様6)
(態様3)乃至(態様5)いずれかにおいて、保持部材120などの光源ユニット保持手段は、開閉カバーの開閉動作にリンクして、光源収納位置と着脱位置との間を移動するよう構成した。
これによれば、実施形態で説明したように、開閉カバー1aを開くと、保持部材120などの光源ユニット保持手段が、光源収納位置から着脱位置に移動する。また、開閉カバー1aを閉じると、光源ユニット保持手段が着脱位置から光源収納位置へ移動する。これにより、開閉カバー1aを開閉するだけで、光源ユニット保持手段を、光源収納位置と着脱位置との間を移動させることができ、光源ユニット20aの交換作業を簡素化することができる。
(態様7)
(態様6)において、開閉カバー1aは、装置本体に対して回動自在に支持され、保持部材120などの光源ユニット保持手段と開閉カバー1aとを複数のアーム部材により連結し、開閉カバー1aの回動動作で光源ユニット保持手段が、直線的に光源収納位置と着脱位置との間を移動するよう案内する案内手段(本実施形態では、レール機構121および案内部111aで構成)を有する。
これによれば、開閉カバー1aの回動で、光源ユニット保持手段を直線的に移動させることができる。
(態様8)
(態様1)乃至(態様7)のいずれかにおいて、保持部材120などの光源ユニット保持手段が、光源収納位置と着脱位置とを選択的に取りうるために設けられた開口部110を開閉する開閉カバー1aを備え、光源ユニット20aは、光源収納位置で装置本体内の位置決め突起113aなどの位置決め部と嵌合して装置本体内に位置決めされる位置決め穴201bなどの嵌合位置決め部と、光源収納位置で装置本体内の位置決め突起形成面113bなどの位置決め面に面接触する被位置決め面(本実施形態では、位置決め穴形成部の下面)とを備え、開閉カバー1aは、開口部110を閉じたとき、光源収納位置に位置する光源ユニット20aを、位置決め面に向けて押圧する押圧部105を有する。
これによれば、実施形態で説明したように、位置決め穴201bなどの嵌合位置決め部が位置決め突起113aなどの位置決め部と嵌合することにより、光源ユニット20aが、装置本体に対して光源ユニット20aの着脱方向(Y方向)、開閉カバー1aの回動軸方向(X方向)、開口部110の開口面に対して直交する方向(Z方向)回りに位置決めすることができる。
また、押圧部105で光源ユニット20aの被位置決め面を装置本体内の位置決め面に押圧することで、光源ユニット20aが、Z方向、Y方向回りおよびX方向回りに位置決めすることができる。
これにより、光源ユニット20aを装置本体に高精度に位置決めされ、良好な光学性能を確保することができる。
(態様9)
(態様1)乃至(態様8)いずれかにおいて、保持部材120などの光源ユニット保持手段が、光源収納位置と着脱位置とを選択的に取りうるために設けられた開口部110を開閉する開閉カバー1aを備え、開閉カバー1aが開口部110を閉じているか否かを検知するインターロックスイッチ145などの開閉検知手段と、前記開閉検知手段が前記開閉カバーが前記開口部を閉じていないことを検知したら、上記光源ユニット20aへの通電を遮断する。
これによれば、開閉カバー1aが開口部110を閉じていないとき、通電を遮断するので、安全に光源ユニットを、光源収納位置から着脱位置へ移動させることができる。
1:プロジェクタ
1a:開閉カバー
20a:光源ユニット
21:放電ランプ
101:カバー部材
101b:鉤爪部
101c:嵌合突起部
101d:押し部
101e:第一突起部
101f:第二突起部
101g:差込部
102:回動部材
102a:第一穴部
102b:第二穴部
102c:支持アーム部
102d:支持穴
102e:押圧固定部
103:板バネ部材
103a:第一嵌合部
103b:第一平坦部
103c:第二嵌合部
103d:第三嵌合部
103f:第二平坦部
103g:第四嵌合部
104:トーションスプリング
105:押圧部
108:留め部材
110:開口部
111 光源ユニット収納部
111a:案内部
112:回動軸
113a:位置決め突起
113b:位置決め突起形成面
120:保持部材
120a:保持部
121:レール機構
121a:第一レール部
121b:第二レール部
131:第一手前側アーム部材
132:第二手前側アーム部材
133:奥側アーム部材
141:第一ロック部材
141a:第一凸状部
142:第二ロック部材
142a:嵌合穴
143:第三ロック部材
143a:第三凸状部
144:スイッチ保持部
145:インターロックスイッチ
150:着脱機構
201:光源ホルダ
201a:支持レール
201b:位置決め穴
特許第453143号公報

Claims (9)

  1. 光源を有し、装置本体に対して着脱可能に構成された光源ユニットを備え、
    前記光源からの光を用いて画像を投射する画像投射装置において、
    前記光源ユニットを保持し、装置本体内の前記光源ユニットが収納される光源収納位置と、前記光源ユニットが装置本体から露出し、前記光源ユニットが着脱される着脱位置とを選択的に取りうる光源ユニット保持手段を備えたことを特徴とする画像投射装置。
  2. 請求項1に記載の画像投射装置において、
    前記光源ユニット保持手段が前記着脱位置に位置しているとき、前記光源ユニットは、前記光源ユニット保持手段に対して水平方向にスライド移動することで、前記光源ユニット保持手段に対して着脱されることを特徴とする画像投射装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像投射装置において、
    前記光源ユニット保持手段が、前記光源収納位置と前記着脱位置とを選択的に取りうるために設けられた開口部を開閉する開閉カバーを備え、
    前記開閉カバーを装置本体から取り外すことなく前記開口部を開けることができるように構成したことを特徴とする画像投射装置。
  4. 請求項3に記載の画像投射装置において、
    前記開閉カバーは、装置本体に対して回動自在に支持され、付勢手段によって前記開口部を開く開位置に付勢される回動部材と、装置本体のロック部により前記開口部を閉じる閉位置で装置本体にロックされる被ロック部材とを有し、
    前記被ロック部材を前記回動部材に対してスライド移動させることで、ロックが解除され、前記開閉カバーが、前記付勢手段の付勢力で前記閉位置から前記開位置へ回動することを特徴とする画像投射装置。
  5. 請求項4に記載の画像投射装置において、
    所定以上の力を前記被ロック部材に加えることで、前記被ロック部材が、前記ロック部にロックされるロック位置からロックが解除されるロック解除位置へのスライド移動可能となることを特徴とする画像投射装置。
  6. 請求項3乃至5いずれかに記載の画像投射装置において、
    前記光源ユニット保持手段は、前記開閉カバーの開閉動作にリンクして、前記光源収納位置と着脱位置との間を移動するよう構成したことを特徴とする画像投射装置。
  7. 請求項6に記載の画像投射装置において、
    前記開閉カバーは、装置本体に対して回動自在に支持され、
    前記光源ユニット保持手段と前記開閉カバーとを複数のアーム部材により連結し、
    前記開閉カバーの回動動作で前記光源ユニット保持手段が、直線的に前記光源収納位置と着脱位置との間を移動するよう案内する案内手段を有することを特徴とする画像投射装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載の画像投射装置において、
    前記光源ユニット保持手段が、前記光源収納位置と前記着脱位置とを選択的に取りうるために設けられた開口部を開閉する開閉カバーを備え、
    前記光源ユニットは、前記光源収納位置で装置本体内の位置決め部と嵌合して装置本体内に位置決めされる嵌合位置決め部と、前記光源収納位置で前記装置本体内の位置決め面に面接触する被位置決め面とを備え、
    前記開閉カバーは、前記開口部を閉じたとき、前記光源収納位置に位置する前記光源ユニットを、前記位置決め面に向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする画像投射装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかに記載の画像投射装置において、
    前記光源ユニット保持手段が、前記光源収納位置と前記着脱位置とを選択的に取りうるために設けられた開口部を開閉する開閉カバーを備え、
    前記開閉カバーが前記開口部を閉じているか否かを検知する開閉検知手段と、
    前記開閉検知手段が前記開閉カバーが前記開口部を閉じていないことを検知したら、上記光源ユニットへの通電を遮断することを特徴とする画像投射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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