JP2016035309A - 電動パーキングブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動モーターの性能に頼ることなく、十分な制動力を発生させるための高いレシオと、簡易な構成による確実な制動力の保持を両立させることができ、大幅なコスト低減を実現することができる極めて商品価値の高い電動パーキングブレーキ装置を提供する。
【解決手段】電動モーター11により正逆回転駆動する主動ギヤ14と、該主動ギヤ14に噛み合い回転する従動ギヤ41と、該従動ギヤ41の回転力を前記ケーブルに伝達する出力リンク機構40と、を有し、出力リンク機構40はトグルを形成し、該トグルによって電動モーター11の駆動とは別に制動状態に保持可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動モーターの駆動によりケーブルを介して制動部に力を伝達し、制動力の発生した制動状態と解除状態とに変換可能な電動パーキングブレーキ装置であり、特に、車両用の電動パーキングブレーキ装置に関する。
従来、車両用のパーキングブレーキ装置は、一般にマニュアル式のものが主流であったが、最近の自動車電子制御(ECU)の成長に伴い、自動制御による電動式のパーキングブレーキ装置の採用も増えている。この種の電動パーキングブレーキ装置は、自動制御によってブレーキの制動状態を解除したり、非常時におけるブレーキの自動制御等を行うものであった。
このような電動パーキングブレーキ装置におけるアクチェーターとしては、電動モーターの回転力を、ナットに螺合するスクリューを利用した伝達系で制動部に伝達するものが既に知られている(例えば、特許文献1参照)。また、多数のギヤを組み合わせて構成したものも既に知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2012−96627号公報 特開2012−229741号公報
しかしながら、前述した特許文献に記載された従来のアクチェーターでは、構造が比較的複雑であり、コスト高を招くという問題があった。特に、駆動源である電動モーターに関しては、パーキングブレーキで通常必要となる制動力を維持するために、安易に小型化したり、安価な小出力のものを採用することは難しく、なおさらコスト低減の実現が困難であった。
一般に、電動式のパーキングブレーキ装置のアクチェーターに関しては、電動モーターの小型軽量化を実現するために、レシオ(例えば、ギヤレシオや伝達系のリンクレシオ等)を大きく設定する必要がある。さらに、パーキングブレーキ独自の機能として、十分な制動力を保持するためには、特別なロック機構が必要となり、やはりコスト低減の実現が困難であった。
本発明は、以上のような従来の技術の有する改善点に着目してなされたものであり、電動モーターの性能に頼ることなく、十分な制動力を発生させるための高いレシオと、簡易な構成による確実な制動力の保持を両立させることができ、大幅なコスト低減を実現することができる極めて商品価値の高い電動パーキングブレーキ装置を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
[1]電動モーター(11)の駆動によりケーブルを介して制動部に力を伝達し、制動力の発生した制動状態と解除状態とに変換可能な電動パーキングブレーキ装置(1)において、
前記電動モーター(11)により正逆回転駆動する主動ギヤ(14)と、該主動ギヤ(14)に噛み合い回転する従動ギヤ(41)と、該従動ギヤ(41)の回転力を前記ケーブルに伝達する出力リンク機構とを有し、
前記出力リンク機構はトグルを形成し、該トグルによって前記電動モーター(11)の駆動とは別に、前記制動状態に保持可能であることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置(1)。
[2]前記出力リンク機構は、前記ケーブルに連結された連結部材(44)と、該連結部材(44)に連結された中間リンク(42)と、該中間リンク(42)および前記従動ギヤ(41)に連結された主リンク(43)と、前記従動ギヤ(41)から成り、
前記連結部材(44)は、基端側が前記制動部より延びたケーブルの先端側に軸方向に延びる状態で連結され、軸方向に進退可能であり、
前記中間リンク(42)は、基端側が定位置にある回転中心(42a)より揺動可能に枢支されると共に、先端側が前記連結部材(44)の先端側に互いに回動可能に枢支され、
前記主リンク(43)は、一端側が前記中間リンク(42)上の途中の箇所に互いに回動可能に枢支されると共に、他端側が前記従動ギヤ(41)上の回転中心(48)より偏心した箇所に回動可能に枢支され、
前記従動ギヤ(41)の回転中心(48)と、前記主リンク(43)の一端側と前記中間リンク(42)の枢支点(43a)を結ぶ線を、前記主リンク(43)の他端側と前記従動ギヤ(41)の枢支点(43b)が越える前後でトグルを形成したことを特徴とする前述の[1]に記載の電動パーキングブレーキ装置(1)。
[3]前記出力リンク機構は、予め一体に組み合わされた出力リンクユニット(40)として構成され、該出力リンクユニット(40)をベースブラケット(31)に取り付けて成ることを特徴とする前述の[1]または[2]に記載の電動パーキングブレーキ装置(1)。
[4]前記主動ギヤ(14)は、前記従動ギヤ(41)に対して進退可能であり、該従動ギヤ(41)に噛み合う通常の噛合状態と、該従動ギヤ(41)から離脱する緊急時の離脱状態とに、前記電動モーター(11)の駆動とは別に手動操作で切換可能であることを特徴とする前述の[1],[2]または[3]に記載の電動パーキングブレーキ装置(1)。
[5]前記電動モーター(11)は、その出力軸(11b)に固結された前記主動ギヤ(14)と共に、モーター取付リンク(12)に支持され、該モーター取付リンク(12)は、ベースブラケット(31)に対して揺動可能に枢支されて、前記主動ギヤ(14)は前記電動モーター(11)と共に、前記噛合状態と前記離脱状態とに揺動することを特徴とする前述の[4]に記載の電動パーキングブレーキ装置(1)。
[6]前記モーター取付リンク(12)の揺動端側にボルト(32)とナット(25)を取り付ける一方、前記ベースブラケット(31)に前記ボルト(32)が移動可能に挿通して、前記モーター取付リンク(12)を前記噛合状態と前記離脱状態とに案内する長穴(31c)を設け、前記ボルト(32)とナット(25)の締結により、前記モーター取付リンク(12)を通常は噛合状態に固定することを特徴とする前述の[5]に記載の電動パーキングブレーキ装置(1)。
[7]前記従動ギヤ(41)の回転中心となる枢軸ピン(48)は、前記離脱状態において手動操作で回転可能であり、該手動操作で前記出力リンク機構のトグルにより保持された制動状態を解除可能としたことを特徴とする前述の[4],[5]または[6]に記載の電動パーキングブレーキ装置(1)。
次に、前記本発明の作用について説明する。
前記[1]に記載の電動パーキングブレーキ装置(1)では、電動モーター(11)を正方向に回転駆動すると、同じく正方向に回転駆動する主動ギヤ(14)から従動ギヤ(41)に回転力が伝達され、出力リンク機構を介してケーブルが引かれて、制動部で制動力が発生する。一方、電動モーター(11)を逆方向に回転駆動すると、同じく逆方向に回転駆動する主動ギヤ(14)から従動ギヤ(41)に回転力が伝達されて、出力リンク機構を介してケーブルが戻され、元の解除状態に戻る。
出力リンク機構はトグルを形成しており、従動ギヤ(41)の回転に伴いトグルが動作して制動力が増幅され、制動状態でトグルのデッドポイントとなり最大の制動力が生じる。このような出力リンク機構自体にあるトグルによって、電動モーター(11)の駆動とは別に、制動状態に保持可能にすることができる。
これにより、電動モーター(11)自体にも出力リンク機構等にも、特別なロック機構を別途付加する必要はなく、制動状態に確実に保持することができる。従って、制動力を保持する機構を有する高価な電動モーターを採用する必要はなく、装置全体を小型軽量化することができ、コスト低減を容易に実現することができる。
前記出力リンク機構は、具体的には例えば前記[2]に記載したように、ケーブルに連結された連結部材(44)と、該連結部材(44)に連結された中間リンク(42)と、該中間リンク(42)および前記従動ギヤ(41)に連結された主リンク(43)と、前記従動ギヤ(41)から成る。ここで連結部材(44)は、基端側が制動部より延びたケーブルの先端側に軸方向に延びる状態で連結され、軸方向に進退可能である。中間リンク(42)は、基端側が定位置にある回転中心(42a)より揺動可能に枢支されると共に、先端側が前記連結部材(44)の先端側に互いに回動可能に枢支される。
主リンク(43)は、一端側が中間リンク(42)上の途中の箇所に互いに回動可能に枢支されると共に、他端側が従動ギヤ(41)上の回転中心(48)より偏心した箇所に回動可能に枢支される。そして、従動ギヤ(41)の回転中心(48)と、主リンク(43)の一端側と中間リンク(42)の枢支点(43a)を結ぶ線を、主リンク(43)の他端側と前記従動ギヤ(41)の枢支点(43b)が越える前後でトグルを形成した。
このように、回転運動を直線運動に変換する最小限の構成要素のみで、簡易な構成のトグルを形成することができる。
前記[3]に記載の電動パーキングブレーキ装置(1)では、出力リンク機構は、予め一体に組み合わされた出力リンクユニット(40)として構成され、該出力リンクユニット(40)をベースブラケット(31)に取り付けて成る。これにより、電動パーキングブレーキ装置(1)を簡易に組み立てることが可能となり、部品低減のみならず製造コストを低減することができる。
前記[4]に記載の電動パーキングブレーキ装置(1)では、主動ギヤ(14)が従動ギヤ(41)に対して進退可能であり、該従動ギヤ(41)に噛み合う通常の噛合状態と、該従動ギヤ(41)から離脱する緊急時の離脱状態とに、電動モーター(11)の駆動とは別に手動操作で切換可能である。
例えば、電動モーター(11)に通電しない故障が生じた場合には、車両を動かすために制動状態を解除する必要があるが、このような緊急時においても制動状態を手動で解除することができる。
ここで主動ギヤ(14)の進退に関しては、具体的には例えば前記[5]に記載したように、電動モーター(11)を、その出力軸(11b)に固結した主動ギヤ(14)と共に、モーター取付リンク(12)に支持し、該モーター取付リンク(12)を、ベースブラケット(31)に対して揺動可能に枢支すると良い。主動ギヤ(14)は電動モーター(11)と共に、噛合状態と離脱状態とに揺動することになり、簡易な構成により主動ギヤ(14)の進退を実現することができる。
加えて、前記[6]に記載したように、モーター取付リンク(12)の揺動端側にボルト(32)とナット(25)を取り付ける一方、ベースブラケット(31)にボルト(32)が移動可能に挿通して、モーター取付リンク(12)を噛合状態と離脱状態とに案内する長穴(31c)を設ける。そして、ボルト(32)とナット(25)の締結により、モーター取付リンク(12)を噛合状態に容易に固定することができる。
また、前記[7]に記載したように、従動ギヤ(41)の回転中心となる枢軸ピン(48)を、離脱状態において手動操作で回転可能とすれば、この手動操作によって出力リンク機構のトグルにより保持された制動状態を容易に解除することもできる。
本発明に係る電動パーキングブレーキ装置によれば、出力リンク機構にトグルを形成したことにより、電動モーターの性能(保持力)に頼ることなく、十分な制動力を発生させるための高いレシオと、簡易な構成による確実な制動力の保持を両立させることができ、大幅なコスト低減を実現することができる。
本発明の実施の形態に係る電動パーキングブレーキ装置が通常の噛合状態にある時の制動状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る電動パーキングブレーキ装置が通常の噛合状態にある時の解除状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る電動パーキングブレーキ装置が緊急時の離脱状態にある時の制動状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る電動パーキングブレーキ装置が緊急時の離脱状態にある時の解除状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る電動パーキングブレーキ装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電動パーキングブレーキ装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電動パーキングブレーキ装置において従動ギヤの回転角度とレシオとの関係を示すグラフである。
以下、図面に基づき本発明を代表する一実施の形態を説明する。
図1〜図7は、本発明の一実施の形態を示している。
図1〜図6に示すように、電動パーキングブレーキ装置1は、電動モーター11の駆動によりケーブルを介して制動部(図示せず)に力を伝達し、制動力の発生した制動状態と解除状態とに変換可能なものである。なお、電動パーキングブレーキ装置1(電動モーター11)の操作スイッチ等は、車両の運転席近傍のフロントパネル等に設けられる。
電動パーキングブレーキ装置1は、電動モーター11により正逆回転駆動する主動ギヤ14と、該主動ギヤ14に噛み合い回転する従動ギヤ41と、該従動ギヤ41の回転力をケーブル(図示せず)に伝達する出力リンク機構とを有する。ここで電動パーキングブレーキ装置1の各構成部品は、関連ある部位同士でユニット化されており、電動モーター11を含むモーターユニット10、モーターユニット10を支持するカバーユニット20、ベースブラケット31を含むベースユニット30、それに前記出力リンク機構を成す出力リンクユニット40から成る。
先ず、ベースユニット30について説明する。
ベースユニット30は、ベースブラケット31を有して成る。ベースブラケット31は、図示した形状の板状の部材であり、車両側に固定される。このベースブラケット31に対して、他のユニット10,20,40の各構成部品がそれぞれ取り付けられる。
ベースユニット30の上端側には、後述するモーターカバー21にある一対のピン22,23がそれぞれ嵌合する一対の取付孔31a,31bが設けられている。また、ベースユニット30の下端側には、前記モーターカバー21のピン22が挿通する取付孔31aを中心とする円弧形の長穴31cが設けられている。この長穴31cには、ボルト32が移動可能に挿通して、ボルト32には、後述するモーターカバー21の外側よりナット25が取り付けられる。
次に、モーターユニット10について説明する。
モーターユニット10は、電動モーター11と、該電動モーター11を直接支持するモーター取付リンク12と、電動モーター11の出力軸11bに固結された主動ギヤ14等を有して成る。電動モーター11は、減速機構を内蔵したギヤボックス11aを備え、その出力軸11bに主動ギヤ14が一体に回転可能に固結されている。電動モーター11は、モーター取付リンク12に対してボルト13で取り付けられている。
モーター取付リンク12の上端側には枢支孔12aがあり、後述するモーターカバー21にあるピン22が枢支孔12aに貫通し、さらにピン22は、前記ベースブラケット31にある取付孔31aに挿通している。これにより、モーター取付リンク12は電動モーター11と共に、前記ベースブラケット31とモーターカバー21との間で、ピン22を回転中心として揺動可能に支持される。
一方、モーター取付リンク12の下端側にも別の枢支孔12bがあり、該枢支孔12bには、前述したベースブラケット31側のボルト32が挿通している。これにより、モーター取付リンク12の下端側は、ボルト32とナット25で前記ベースブラケット31の長穴31cに取り付けられる。すなわち、モーター取付リンク12は電動モーター11と共に、ピン22を回転中心として長穴31cの長さ分だけ揺動するように支持される。
次に、カバーユニット20について説明する。
カバーユニット20は、モーターカバー21を有して成る。モーターカバー21は、図示した形状の縦長の部材であり、前記電動モーター11を側方から覆うようにして前記ベースブラケット31に取り付けられる。カバーユニット20の中間部位は、後述する従動ギヤ41の回転中心となる枢軸ピン48が回転可能に嵌合する取付穴26が設けられている。
モーターカバー21の上端側には、前述のモーター取付リンク12を揺動可能に支持するピン22の他、後述する中間リンク42を揺動可能に支持するピン23が、それぞれ突設されている。一方、モーターカバー21の下端側には、前記ボルト32を挿通させる取付孔24が設けられており、この取付孔24の外側に前記ナット25が配置されている。
次に、出力リンクユニット40について説明する。
出力リンクユニット40は、前記電動モーター11の回転運動を直線運動に変換してケーブルを引く出力リンク機構であり、従動ギヤ41と、中間リンク42と、主リンク43と、連結部材44とを有して成る。ここで連結部材44は、図示省略したケーブルに連結され、また中間リンク42に連結されている。また、主リンク43は、従動ギヤ41と中間リンク42に連結されている。
詳しく言えば、従動ギヤ41は、扇形のセクタ歯車であり、その回転中心となる枢軸ピン48を介して、前記ベースブラケット31と前記モーターカバー21との間に回転可能に取り付けられている。前記電動モーター11側の主動ギヤ14は、従動ギヤ41に噛み合いモーター出力を従動ギヤ41に伝える。また、従動ギヤ41は、中間リンク42に対して主リンク43を介して連結されている。
中間リンク42は、直線状に延びた細幅状の板材から成り、基端側が定位置となる前記モーターカバー21のピン23を回転中心として揺動可能に枢支され、先端側は後述する連結部材44の先端側に互いに回動可能に枢支されている。中間リンク42の基端側には、前記ピン23が挿通する取付孔42aが設けられ、中間リンク42の先端側には、連結部材44の先端側に連結するための取付孔42bが設けられている。ここで中間リンク42は、前記ベースブラケット31と前記モーターカバー21との間に揺動可能に取り付けられている。
主リンク43は、直線状に延びた細幅状の板材から成るが、上下の両端が、それぞれ片側に屈曲している。主リンク43は、その一端側が前記中間リンク42上の途中の箇所に、枢支ピン43aを介して互いに回動可能に枢支される。一方、主リンク43の他端側は、前記従動ギヤ41上の回転中心より偏心した箇所に、枢支ピン43bを介して回動可能に枢支されている。
連結部材44は、その基端側がクレビス形の軸方向に延びた取付金具であり、その基端側は、図示省略した制動部より延びたケーブルの先端側に軸方向に延びる状態で連結され、軸方向に進退可能となっている。ここでの連結は、ケーブルに対して直接ではなく、電動モーター11の基端側は、先ず同軸上に延びるロッド45の先端に連結され、該ロッド45の基端は、トラニオンピン46を介してエコライザー47に連結されている。エコライザー47の両側には、ケーブルを連結する一対の連結穴47a,47bが設けられている。これにより、次述する中間リンク42からの出力は、連結部材44よりトラニオンピン46等を介してケーブルに伝わる構造となっている。
以上の出力リンクユニット40(出力リンク機構)は、トグルを形成しており、該トグルによって電動モーター11の駆動とは別に、制動状態に保持可能に構成されている。すなわち、前記従動ギヤ41の回転中心である枢軸ピン48と、前記主リンク43の一端側と前記中間リンク42の枢支点である枢支ピン43aを結ぶ線を、前記主リンク43の他端側と前記従動ギヤ41の枢支点である枢支ピン43bが越える前後でトグルが形成されている。かかるトグルでは、図1に示すように、主リンク43の一端側と中間リンク42の枢支点を結ぶ線L上に、主リンク43の他端側と従動ギヤ41の枢支点が並ぶデッドポイントで最大の制動力が生じる。
また、主動ギヤ14は、従動ギヤ41に対して進退可能であり、該従動ギヤ41に噛み合う通常の噛合状態と、該従動ギヤ41から離脱する緊急時の離脱状態とに、電動モーター11の駆動とは別に手動操作で切換可能である。すなわち、前述したように電動モーター11は、その出力軸11bに固結された主動ギヤ14と共に、モーター取付リンク12に支持され、該モーター取付リンク12は、ベースブラケット31に対して揺動可能に枢支されており、主動ギヤ14は電動モーター11と共に、図1に示す噛合状態と、図3に示す離脱状態とに揺動する。
ここで、モーター取付リンク12の揺動端である下端側には、ボルト32とナット25が取り付けられており、ボルト32はベースブラケット31にある長穴31c内に移動可能に挿通しており、ボルト32が長穴31cの一端まで移動すると噛合状態(図1参照)となり、ボルト32が長穴31cの他端まで移動すると離脱状態(図3参照)となる。ここで、ボルト32とナット25の締結により、モーター取付リンク12は通常は噛合状態に固定されている。
また、従動ギヤ41の回転中心となる枢軸ピン48は、その一端がベースブラケット31の外壁より側方に突出し(図6参照)、当該部分は6角レンチ状に形成されており、スパナ等の工具を用いて前記離脱状態において手動操作で回転可能となっている。これにより、電動パーキングブレーキ装置1の制動状態において電動モーター11に故障が発生した場合には、手動操作で前記出力リンクユニット40のトグルにより保持された制動状態を解除することができる構造となっている。
また、図1、図2に示すように、電動パーキングブレーキ装置1の側面側には、上下一対のスイッチ51,52が配置され、前記従動ギヤ41の枢軸ピン48には、該枢軸ピン48と一体に回動して、各スイッチ51,52に係脱するスイッチ用カム53が設けられている。ここで、下方のスイッチ51は、解除状態の位置を検出するためのものであり、上方のスイッチ52は、制動状態の位置を検出するためのものである。
本実施の形態に係る電動パーキングブレーキ装置1は、次のように作用する。
図2に示す解除状態において、電動モーター11に正転電流を流すと、該電動モーター11のギヤボックス11aと一体の主動ギヤ14は正転し、該主動ギヤ14に噛み合っている従動ギヤ41は、図中で時計回りの方向に回転する。すると、出力リンクユニット40において、主リンク43を介して中間リンク42が、その一端側の取付孔42aを回転中心として図中の上方に揺動し、該中間リンク42の他端側に連結されている連結部材44が軸方向にて上方に移動する。この連結部材44の移動に伴って、ロッド45等を介してケーブルが引っ張られ、制動部に電動モーター11の出力が伝達されて制動力が発生する。
ここで、図1において、従動ギヤ41の回転中心である枢軸ピン48と、主リンク43の一端側と中間リンク42の枢支点である枢支ピン43aを結ぶ線Lを、主リンク43の他端側と従動ギヤ41の枢支点である枢支ピン43bが越える前後でトグルが形成されている。従って、図1に示すように、枢支ピン43a、枢支ピン43b、それに枢軸ピン48が一直線に並ぶデッドポイントで制動部では最大の制動力が生じる。このように、出力リンクユニット40(出力リンク機構)自体にあるトグルによって、電動モーター11の駆動とは別に、制動状態に保持可能にすることができる。
フルストローク状態では、前記デッドポイントとなる線Lを枢支ピン43aが越えた状態、すなわち図3中で枢軸ピン48と枢支ピン43aを結ぶ線Lより枢支ピン43aが右側にずれた状態に維持される。かかる状態では、スイッチ用カム53がスイッチ52に係合して電源がオフとなり、電動モーター11が停止する。このとき、出力による反力があっても、当該状態に主リンク43および中間リンク42で主に支えられており、電動モーター11に反力は伝わらない。
これにより、電動モーター11自体にも出力リンク機構等にも、特別なロック機構を別途付加する必要はなく、制動状態に確実に保持することができる。従って、制動力を保持する機構を有する高価な電動モーターを採用する必要はなく、装置全体を小型軽量化することができ、コスト低減を容易に実現することができる。また、前述の制動行程において、主リンク43および中間リンク42の間に生じるレシオは、図7に示すように、トグルリンク機構なのでタンジェントカーブで飛躍的にレシオが増える。
一方、図1に示す前述の制動状態において、電動モーター11に逆転電流を流すと、該電動モーター11のギヤボックス11aと一体の主動ギヤ14は逆転し、該主動ギヤ14に噛み合っている従動ギヤ41は、図中で反時計回りの方向に回転する。すると、出力リンクユニット40において、主リンク43を介して中間リンク42が、その一端側の取付孔42aを回転中心として図中の下方に揺動し、該中間リンク42の他端側に連結されている連結部材44が軸方向にて下方に移動する。この連結部材44の移動に伴って、ロッド45等を介してケーブルが戻され、元の解除状態に戻る。かかる制動状態になると、スイッチ用カム53がスイッチ51に係合して電源がオフとなり、電動モーター11が停止する。
また、本実施の形態に係る電動パーキングブレーキ装置1では、出力リンク機構が、予め一体に組み合わされた出力リンクユニット40として構成されており、該出力リンクユニット40をベースブラケット31に取り付けて成る。これにより、電動パーキングブレーキ装置1を簡易に組み立てることが可能となり、部品低減のみならず製造コストを低減することができる。他の構成部品も、それぞれユニット10,20,30として構成されており、よりいっそう簡易に組み立てることができる。
次に、非通電時におけるロック解除の操作について説明する。
電動パーキングブレーキ装置1では、電源トラブルにより電源供給ができなくなった時の処置が重要である。これは、パーキングブレーキが効いた制動状態で電源供給ができないと、車両の移動ができないからである。
本実施の形態に係る電動パーキングブレーキ装置1では、このような故障が生じた場合には、電動モーター11を移動させて、主動ギヤ14と従動ギヤ41との噛み合いを外し、従動ギヤ41の枢軸ピン48を回転させることで、制動状態を開放する構造となっている。図1に示す前述の制動状態において、仮に電源供給が不能になった場合の処置を以下に説明する。
先ず、図1において、モーター取付リンク12をベースブラケット31に取り付けるボルト32を緩め、モーター取付リンク12を図中の時計方向に回転させる。すなわち、図3において、電動モーター11はモーター取付リンク12と共に、前記ピン22(枢支孔12a)を回転中心として、長穴31cの長さ分だけ回転して、主動ギヤ14と従動ギヤ41の噛み合いが外れる。このように、主動ギヤ14は従動ギヤ41に対して進退可能であり、該従動ギヤ41に噛み合う通常の噛合状態と、該従動ギヤ41から離脱する緊急時の離脱状態とに、電動モーター11の駆動とは別に手動操作で切り換えることができる。
前述のフルストローク状態では、前記デッドポイントとなる線Lを枢支ピン43aが越えた状態であるため、制動力が解除されることはない。ここで制動力を解除するためには、従動ギヤ41と一体になっている枢軸ピン48を回転させ制動力を解除する。すなわち、枢軸ピン48の一端は6角レンチ状に形成されており、スパナ等の工具を用いて前記離脱状態において手動操作で回転可能となっている。これにより、電動パーキングブレーキ装置1の制動状態において電動モーター11に故障が発生した場合には、手動操作で前記トグルにより保持された制動状態を容易に解除することができる。
なお、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は前述したような実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明に係る電動パーキングブレーキ装置は、一般車両に限られることなく、フォークリフト等の産業車両にも広く適用することができる。
1…電動パーキングブレーキ装置
10…モーターユニット
11…電動モーター
11a…ギヤボックス
11b…出力軸
12…モーター取付リンク
12a…枢支孔
12b…枢支孔
13…ボルト
14…主動ギヤ
20…カバーユニット
21…モーターカバー
22…ピン
23…ピン
24…取付孔
25…ナット
30…ベースユニット
31…ベースブラケット
31c…長穴
32…ボルト
40…出力リンクユニット
42…中間リンク
42a…取付孔
43…主リンク
43a…枢支ピン
43b…枢支ピン
44…連結部材
45…ロッド
46…トラニオンピン
47…エコライザー
48…枢軸ピン
51…スイッチ
52…スイッチ
53…スイッチ用カム

Claims (7)

  1. 電動モーターの駆動によりケーブルを介して制動部に力を伝達し、制動力の発生した制動状態と解除状態とに変換可能な電動パーキングブレーキ装置において、
    前記電動モーターにより正逆回転駆動する主動ギヤと、該主動ギヤに噛み合い回転する従動ギヤと、該従動ギヤの回転力を前記ケーブルに伝達する出力リンク機構とを有し、
    前記出力リンク機構はトグルを形成し、該トグルによって前記電動モーターの駆動とは別に、前記制動状態に保持可能であることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置。
  2. 前記出力リンク機構は、前記ケーブルに連結された連結部材と、該連結部材に連結された中間リンクと、該中間リンクおよび前記従動ギヤに連結された主リンクと、前記従動ギヤから成り、
    前記連結部材は、基端側が前記制動部より延びたケーブルの先端側に軸方向に延びる状態で連結され、軸方向に進退可能であり、
    前記中間リンクは、基端側が定位置にある回転中心より揺動可能に枢支されると共に、先端側が前記連結部材の先端側に互いに回動可能に枢支され、
    前記主リンクは、一端側が前記中間リンク上の途中の箇所に互いに回動可能に枢支されると共に、他端側が前記従動ギヤ上の回転中心より偏心した箇所に回動可能に枢支され、
    前記従動ギヤの回転中心と、前記主リンクの一端側と前記中間リンクの枢支点を結ぶ線を、前記主リンクの他端側と前記従動ギヤの枢支点が越える前後でトグルを形成したことを特徴とする請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  3. 前記出力リンク機構は、予め一体に組み合わされた出力リンクユニットとして構成され、該出力リンクユニットをベースブラケットに取り付けて成ることを特徴とする請求項1または2に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  4. 前記主動ギヤは、前記従動ギヤに対して進退可能であり、該従動ギヤに噛み合う通常の噛合状態と、該従動ギヤから離脱する緊急時の離脱状態とに、前記電動モーターの駆動とは別に手動操作で切換可能であることを特徴とする請求項1,2または3に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  5. 前記電動モーターは、その出力軸に固結された前記主動ギヤと共に、モーター取付リンクに支持され、該モーター取付リンクは、ベースブラケットに対して揺動可能に枢支されて、前記主動ギヤは前記電動モーターと共に、前記噛合状態と前記離脱状態とに揺動することを特徴とする請求項4に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  6. 前記モーター取付リンクの揺動端側にボルトとナットを取り付ける一方、前記ベースブラケットに前記ボルトが移動可能に挿通して、前記モーター取付リンクを前記噛合状態と前記離脱状態とに案内する長穴を設け、前記ボルトとナットの締結により、前記モーター取付リンクを通常は噛合状態に固定することを特徴とする請求項5に記載の電動パーキングブレーキ装置。
  7. 前記従動ギヤの回転中心となる枢軸ピンは、前記離脱状態において手動操作で回転可能であり、該手動操作で前記出力リンク機構のトグルにより保持された制動状態を解除可能としたことを特徴とする請求項4,5または6に記載の電動パーキングブレーキ装置。
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