JP2016035309A - 電動パーキングブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電動モーター11により正逆回転駆動する主動ギヤ14と、該主動ギヤ14に噛み合い回転する従動ギヤ41と、該従動ギヤ41の回転力を前記ケーブルに伝達する出力リンク機構40と、を有し、出力リンク機構40はトグルを形成し、該トグルによって電動モーター11の駆動とは別に制動状態に保持可能である。
【選択図】図1
Description
[1]電動モーター(11)の駆動によりケーブルを介して制動部に力を伝達し、制動力の発生した制動状態と解除状態とに変換可能な電動パーキングブレーキ装置(1)において、
前記電動モーター(11)により正逆回転駆動する主動ギヤ(14)と、該主動ギヤ(14)に噛み合い回転する従動ギヤ(41)と、該従動ギヤ(41)の回転力を前記ケーブルに伝達する出力リンク機構とを有し、
前記出力リンク機構はトグルを形成し、該トグルによって前記電動モーター(11)の駆動とは別に、前記制動状態に保持可能であることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置(1)。
前記連結部材(44)は、基端側が前記制動部より延びたケーブルの先端側に軸方向に延びる状態で連結され、軸方向に進退可能であり、
前記中間リンク(42)は、基端側が定位置にある回転中心(42a)より揺動可能に枢支されると共に、先端側が前記連結部材(44)の先端側に互いに回動可能に枢支され、
前記主リンク(43)は、一端側が前記中間リンク(42)上の途中の箇所に互いに回動可能に枢支されると共に、他端側が前記従動ギヤ(41)上の回転中心(48)より偏心した箇所に回動可能に枢支され、
前記従動ギヤ(41)の回転中心(48)と、前記主リンク(43)の一端側と前記中間リンク(42)の枢支点(43a)を結ぶ線を、前記主リンク(43)の他端側と前記従動ギヤ(41)の枢支点(43b)が越える前後でトグルを形成したことを特徴とする前述の[1]に記載の電動パーキングブレーキ装置(1)。
前記[1]に記載の電動パーキングブレーキ装置(1)では、電動モーター(11)を正方向に回転駆動すると、同じく正方向に回転駆動する主動ギヤ(14)から従動ギヤ(41)に回転力が伝達され、出力リンク機構を介してケーブルが引かれて、制動部で制動力が発生する。一方、電動モーター(11)を逆方向に回転駆動すると、同じく逆方向に回転駆動する主動ギヤ(14)から従動ギヤ(41)に回転力が伝達されて、出力リンク機構を介してケーブルが戻され、元の解除状態に戻る。
このように、回転運動を直線運動に変換する最小限の構成要素のみで、簡易な構成のトグルを形成することができる。
例えば、電動モーター(11)に通電しない故障が生じた場合には、車両を動かすために制動状態を解除する必要があるが、このような緊急時においても制動状態を手動で解除することができる。
図1〜図7は、本発明の一実施の形態を示している。
図1〜図6に示すように、電動パーキングブレーキ装置1は、電動モーター11の駆動によりケーブルを介して制動部(図示せず)に力を伝達し、制動力の発生した制動状態と解除状態とに変換可能なものである。なお、電動パーキングブレーキ装置1(電動モーター11)の操作スイッチ等は、車両の運転席近傍のフロントパネル等に設けられる。
ベースユニット30は、ベースブラケット31を有して成る。ベースブラケット31は、図示した形状の板状の部材であり、車両側に固定される。このベースブラケット31に対して、他のユニット10,20,40の各構成部品がそれぞれ取り付けられる。
モーターユニット10は、電動モーター11と、該電動モーター11を直接支持するモーター取付リンク12と、電動モーター11の出力軸11bに固結された主動ギヤ14等を有して成る。電動モーター11は、減速機構を内蔵したギヤボックス11aを備え、その出力軸11bに主動ギヤ14が一体に回転可能に固結されている。電動モーター11は、モーター取付リンク12に対してボルト13で取り付けられている。
カバーユニット20は、モーターカバー21を有して成る。モーターカバー21は、図示した形状の縦長の部材であり、前記電動モーター11を側方から覆うようにして前記ベースブラケット31に取り付けられる。カバーユニット20の中間部位は、後述する従動ギヤ41の回転中心となる枢軸ピン48が回転可能に嵌合する取付穴26が設けられている。
出力リンクユニット40は、前記電動モーター11の回転運動を直線運動に変換してケーブルを引く出力リンク機構であり、従動ギヤ41と、中間リンク42と、主リンク43と、連結部材44とを有して成る。ここで連結部材44は、図示省略したケーブルに連結され、また中間リンク42に連結されている。また、主リンク43は、従動ギヤ41と中間リンク42に連結されている。
図2に示す解除状態において、電動モーター11に正転電流を流すと、該電動モーター11のギヤボックス11aと一体の主動ギヤ14は正転し、該主動ギヤ14に噛み合っている従動ギヤ41は、図中で時計回りの方向に回転する。すると、出力リンクユニット40において、主リンク43を介して中間リンク42が、その一端側の取付孔42aを回転中心として図中の上方に揺動し、該中間リンク42の他端側に連結されている連結部材44が軸方向にて上方に移動する。この連結部材44の移動に伴って、ロッド45等を介してケーブルが引っ張られ、制動部に電動モーター11の出力が伝達されて制動力が発生する。
電動パーキングブレーキ装置1では、電源トラブルにより電源供給ができなくなった時の処置が重要である。これは、パーキングブレーキが効いた制動状態で電源供給ができないと、車両の移動ができないからである。
10…モーターユニット
11…電動モーター
11a…ギヤボックス
11b…出力軸
12…モーター取付リンク
12a…枢支孔
12b…枢支孔
13…ボルト
14…主動ギヤ
20…カバーユニット
21…モーターカバー
22…ピン
23…ピン
24…取付孔
25…ナット
30…ベースユニット
31…ベースブラケット
31c…長穴
32…ボルト
40…出力リンクユニット
42…中間リンク
42a…取付孔
43…主リンク
43a…枢支ピン
43b…枢支ピン
44…連結部材
45…ロッド
46…トラニオンピン
47…エコライザー
48…枢軸ピン
51…スイッチ
52…スイッチ
53…スイッチ用カム
Claims (7)
- 電動モーターの駆動によりケーブルを介して制動部に力を伝達し、制動力の発生した制動状態と解除状態とに変換可能な電動パーキングブレーキ装置において、
前記電動モーターにより正逆回転駆動する主動ギヤと、該主動ギヤに噛み合い回転する従動ギヤと、該従動ギヤの回転力を前記ケーブルに伝達する出力リンク機構とを有し、
前記出力リンク機構はトグルを形成し、該トグルによって前記電動モーターの駆動とは別に、前記制動状態に保持可能であることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置。 - 前記出力リンク機構は、前記ケーブルに連結された連結部材と、該連結部材に連結された中間リンクと、該中間リンクおよび前記従動ギヤに連結された主リンクと、前記従動ギヤから成り、
前記連結部材は、基端側が前記制動部より延びたケーブルの先端側に軸方向に延びる状態で連結され、軸方向に進退可能であり、
前記中間リンクは、基端側が定位置にある回転中心より揺動可能に枢支されると共に、先端側が前記連結部材の先端側に互いに回動可能に枢支され、
前記主リンクは、一端側が前記中間リンク上の途中の箇所に互いに回動可能に枢支されると共に、他端側が前記従動ギヤ上の回転中心より偏心した箇所に回動可能に枢支され、
前記従動ギヤの回転中心と、前記主リンクの一端側と前記中間リンクの枢支点を結ぶ線を、前記主リンクの他端側と前記従動ギヤの枢支点が越える前後でトグルを形成したことを特徴とする請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置。 - 前記出力リンク機構は、予め一体に組み合わされた出力リンクユニットとして構成され、該出力リンクユニットをベースブラケットに取り付けて成ることを特徴とする請求項1または2に記載の電動パーキングブレーキ装置。
- 前記主動ギヤは、前記従動ギヤに対して進退可能であり、該従動ギヤに噛み合う通常の噛合状態と、該従動ギヤから離脱する緊急時の離脱状態とに、前記電動モーターの駆動とは別に手動操作で切換可能であることを特徴とする請求項1,2または3に記載の電動パーキングブレーキ装置。
- 前記電動モーターは、その出力軸に固結された前記主動ギヤと共に、モーター取付リンクに支持され、該モーター取付リンクは、ベースブラケットに対して揺動可能に枢支されて、前記主動ギヤは前記電動モーターと共に、前記噛合状態と前記離脱状態とに揺動することを特徴とする請求項4に記載の電動パーキングブレーキ装置。
- 前記モーター取付リンクの揺動端側にボルトとナットを取り付ける一方、前記ベースブラケットに前記ボルトが移動可能に挿通して、前記モーター取付リンクを前記噛合状態と前記離脱状態とに案内する長穴を設け、前記ボルトとナットの締結により、前記モーター取付リンクを通常は噛合状態に固定することを特徴とする請求項5に記載の電動パーキングブレーキ装置。
- 前記従動ギヤの回転中心となる枢軸ピンは、前記離脱状態において手動操作で回転可能であり、該手動操作で前記出力リンク機構のトグルにより保持された制動状態を解除可能としたことを特徴とする請求項4,5または6に記載の電動パーキングブレーキ装置。
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JP2000211485A (ja) * | 1999-01-20 | 2000-08-02 | Nippon Cable Syst Inc | パ―キングブレ―キのアシスト装置 |
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