JP2016034922A - 医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子の製造方法及び同方法で製造された複合粒子 - Google Patents

医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子の製造方法及び同方法で製造された複合粒子 Download PDF

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Abstract

【課題】医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子の製造工程を簡略化し、医薬品原末の粉砕工程で生じる汚染を排除することができる、医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子の製造方法を提供する。【解決手段】医薬品原末と医薬品添加剤との混合物に乾式複合化処理を施す間に、医薬品添加剤を粉砕媒体として医薬品原末を粉砕し、かつ、粉砕された医薬品原末を医薬品添加剤の表面に付着させることを特徴とする、医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子の製造方法及びこの製造方法で製造された複合粒子である。医薬品原末は難溶性医薬品の原末に限定されない。医薬品添加剤は、コーンスターチ等の各種スターチ、デンプングリコール酸ナトリウムやカルボキシメチルスタートナトリウム等の各種部分的構造改変スターチ類等を利用できる。更に、この混合物にポリエチレングリコール(PEG)原末やアエロジル等を混合することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、乾式複合化処理によって医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子を製造する方法に関し、更に、この方法によって製造された複合粒子に関するものである。
粒子径の異なる粉体の混合物に乾式複合化処理を施し、大径粒子(母粒子)の表面に小径粒子(子粒子)を付着させることにより、大径粒子の表面を小径粒子で被覆した複合粒子の製造方法は公知である。例えば、特開2013−155124号公報には、液化不活性ガス中でサブミクロンサイズ乃至ナノサイズに媒体粉砕された薬物の微粒子を、乾式複合化処理によって核粒子の表面に分散させて固定することを特徴とする、医薬品の原末の製造方法が開示されている。
また、特開2010−229076号公報には、機械的せん断力の大きい装置を使用することによるメカノケミカルな被覆方法により、イミダフェナシン、三二酸化鉄及び帯電防止剤を含む粒子を製造する方法が開示されている。
粉体工学会誌第48号(2011年)第9号に掲載された研究論文「メカノフュージョン処理による粒子表面物性変化の評価」には、乾式粒子コーティング技術の一つであるメカノフュージョン(MF)処理によって低成形性で難溶性のモデル医薬品としてのメフェナム酸(MA)を核粒子とし、この核粒子の表面に無機物のベントナイト(BN)と合成ケイ酸アルミニウム(SAS)をコーティング剤として生成された複合粒子が開示されている。
また、製剤機械技術研究会誌第74号 Vol.20 No.3(2011)に掲載された研究論文「OD錠製造のための乾式粒子複合化技術」には、乾式粒子複合化装置によって、OD錠の賦形剤として用いられるマンニトール顆粒に、滑沢剤の一種であるステアリン酸マグネシウム粒子を固定化処理して生成された複合粒子が記載されている。
特開2013−155124号公報 特開2010−229076号公報
研究論文、藤永真由美、吉橋泰生、米持悦生、寺田勝英 共著、「メカノフュージョン処理による粒子表面物性変化の評価」、粉体工学会誌代48巻(2011年)第9号 研究論文、井上義之著、「OD錠製造のための乾式粒子複合化技術」、製剤機械技術研究会誌第74号 Vol.20 No.3(2011)
従来、乾式複合化処理によって大径粒子(母粒子)の表面を小径粒子(子粒子)で被覆した複合粒子を製造するには、乾式複合化処理工程とは別の工程で、予め小径粒子(子粒子)を生成しておく必要がある。例えば、特開2013−155124号公報に記載された発明では、核粒子の表面に付着させる薬物の粉粒体は、乾式複合化処理に先立って、液化不活性ガス中でサブミクロンサイズ乃至ナノサイズに媒体粉砕される。すなわち、従来、複合粒子を製造するには、乾式複合化処理工程とは別に、粉砕工程を行う必要がある。
この粉砕工程は、従来、ハンマーミル法、ボールミル法、ジェットミル法等で行われるが、ハンマーミル法やボールミル法では、硬質体の素材であるステンレス鋼や粉砕媒体として使用されるセラミックボールの磨耗片が粉砕粒子に混入し、粉砕粒子を汚染する場合がある。また、従来の粉砕工程で生成された粉砕粒子は、粉体としての取り扱い易さ(粉体物性)が低下し、粉砕工程に続く打錠工程等で不都合を生じる場合がある。
そこで、本発明の目的は、医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子の製造工程を簡略化し、医薬品原末の粉砕工程で生じる汚染を排除することができる、医薬品原末と医薬品添加剤の複合素子の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、粉砕された小径粒子が核粒子の表面に積層状に堆積したオーダードミクスチャー型の複合粒子から成る、医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子の製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、医薬品原末の被覆効果が高く、薬物溶出性が良好な、医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子の製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、薬物高含有量の球形粒から成り、溶出制御用高分子による物理的コーティング処理を施し易く、苦味の隠蔽(マスキング)や徐放性等の薬物放出制御機能を有する微粒子の設計に利用することができる、医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子の製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、汚染物質を含まない医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、粉砕された小径粒子が核粒子の表面に積層状に堆積したオーダードミクスチャー型の複合粒子から成る、医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、医薬品原末の被覆効果が高く、薬物溶出性が良好な、医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、薬物高含有の球形粒から成り、溶出制御用高分子による物理的コーティング処理を施し易く、苦味の隠蔽(マスキング)や徐放性等の薬物放出制御機能を有する微粒子の設計に利用することができる、医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子を提供することにある。
本発明の医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子の製造方法は、医薬品原末と医薬品添加剤との混合物に乾式複合化処理を施す間に、前記医薬品添加剤を粉砕媒体として前記医薬品原末を粉砕し、かつ、粉砕された前記医薬品原末を前記医薬品添加剤の表面に付着させることを特徴とする。
本発明の製造方法は、また、前記医薬品原末が難溶性医薬品の原末であることを特徴とする。
本発明の製造方法は、また、前記医薬品添加剤が、コーンスターチ等の各種スターチ、デンプングリコール酸ナトリウムやカルボキシメチルスタートナトリウム等の各種部分的構造改変スターチ類、クロスカルメロースナトリウム等の各種カルメロース類、乳糖等の糖類、又は、マンニトール、エリスリトール、キシリトール等の糖アルコールであることを特徴とする。
本発明の製造方法は、また、前記医薬品原末と前記医薬品添加剤との混合物に、更に、ポリエチレングリコール(PEG)原末等の水溶性添加剤又はアエロジル等の親水性微粒子を混合することを特徴とする。
本発明の製造方法は、また、前記乾式複合化処理を高速撹拌せん断装置によって行うことを特徴とする。
本発明の製造方法は、また、前記医薬品原末としてフェニトイン原末を使用し、前記医薬品添加剤としてコーンスターチを使用し、前記乾式複合化処理により前記コーンスターチを粉砕媒体として前記フェニトイン原末を粉砕し、粉砕された前記フェニトイン原末を前記乾式複合化処理により前記コーンスターチの表面に付着させることを特徴とする。
本発明の製造方法は、また、前記フェニトイン原末と前記コーンスターチの混合物にジェットミルで粉砕されたポリエチレングリコール(PEG)を添加し、前記乾式複合化処理により前記コーンスターチを粉砕媒体として前記フェニトイン原末と前記ポリエチレングリコール(PEG)を粉砕し、粉砕された前記フェニトイン原末と前記ポリエチレングリコール(PEG)を前記乾式複合化処理により前記コーンスターチの表面に積層状に堆積させた、オーダードミクスチャー型の複合粒子を製造することを特徴とする。
そして、本発明の複合粒子は、前述のいずれかの製造方法で製造された複合粒子であることを特徴とする。
本発明の医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子の製造方法によれば、医薬品原末と医薬品添加物の混合物に乾式複合化処理を施す間に、医薬品添加物が医薬品原末の粉砕媒体として機能し、医薬品原末を粉砕するから、乾式複合化処理を施す前に別工程として医薬品原末の粉砕工程を設ける必要がない。よって、医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子を単一工程の操作にて製造することができる。
また、医薬品添加剤が粉砕媒体として機能し、従来の粉砕法で用いられている金属製やセラミック製の硬質体を使用しないため、医薬品原末の粉砕時に汚染物質を生成しない。よって、製造される複合粒子が汚染されることを防止することができる。
また、医薬品添加剤として汎用されている日本薬局方トウモロコシデンプン(コーンスターチ)(CS)等の添加剤の微小粒を粉砕媒体とし、フェニトイン等の医薬品原末とともに乾式複合化処理を施すことにより、医薬品原末のみが微細化されてゆき、最終的にはコーンスターチ等の医薬品添加剤粒を核として、その表面に積層状に堆積したオーダードミクスチャー型の複合粒子を得ることができる。
また、処理系内に水溶性のワックス様添加剤であるポリエチレングリコール(PEG)等を配合することで、核粒子表面の被覆効果が増大するとともに、生成された複合粒子からの薬物溶出性が大幅に改善される。更に、水溶性のワックス様添加剤であるポリエチレングリコール(PEG)等を配合することにより、粉砕と表面展延とによって、核粒子表面の濡れに関わる薬物の有効表面積を拡大しつつ、生成された複合粒子はコーンスターチ等の核粒子の粒径(20乃至30μm)を保持させることができることから、流動性や充填性等の粉体物性の低下を生じない。
また、本発明の製造方法によれば、複合粒子として薬物高含有量から成る球形粒を得ることができる。この粒子は、溶出制御用高分子による物理的コーティング処理を施しやすいから、薬物に由来する苦味の隠蔽(マスキング)や徐放性等の薬物放出制御機能を有する粒径100μm以下の微粒子の設計に利用することができる。すなわち、薬物放出制御機能を保持し、口腔内でざらつき感を生じない微粒子設計が可能になる。これは、口腔内崩壊錠(OD錠)の開発に利用することができることを意味する。
薬物高含有量から成る球形粒は、従来、市販の賦形剤の球形粒に薬物溶液又は懸濁液を流動層コーティングすることによって製造されているが、本発明によれば、水を使用することなく複合粒子を製造することができるから、水に不安定な薬物の加工に使用することができる。更に、本発明の製造方法によって製造された複合粒子の薬物は、その結晶性を保持するから、経時的な保存安定性を有する。換言すると、本発明の製造方法によって製造された医薬品の複合粒子は、保存安定性を損なうことなく、溶出性が改善されるということができる。加えて、流動層コーティングと比べ、コーティングに要する時間が大幅に短縮できるため、作業効率が格段に向上する。
本発明のその余の特徴は、以下の実施例の説明から明らかになる。
図1(A)は、コーンスターチ粒子(CS)を5000倍に拡大した電子顕微鏡写真(SEM)であり、図1(B)は、フェニトイン粒子(Phe)を3000倍に拡大した電子顕微鏡写真であり、図1(C)は、マクロゴール(ポリエチレングリコール)(PEG)粒子を2000倍に拡大した電子顕微鏡写真である。 図2(A)は、図1(A)のコーンスターチ粒子のみを乾式複合化装置(ホソカワミクロン製ノビルタ―mini)によって単独処理し(5000rpm、10分間)、処理後のコーンスターチ粒子を6000倍に拡大した電子顕微鏡写真であり、図2(B)は、図1(B)のフェニトイン粒子のみを乾式複合化装置(ホソカワミクロン製ノビルタ―mini)によって単独処理し(5000rmp、10分間)、処理後のフェニトイン粒子を3000倍に拡大した電子顕微鏡写真である。 図3は、CS:Pheの質量割合が9:1、8:2、7:3となるように混合し、かさ体積がそれぞれ30mLになるように調整された混合物を、乾式複合化装置(ホソカワミクロン製ノビルタ―mini)によって、回転数5000rpmで10分間処理したときに、処理後に生成された粒子の電子顕微鏡写真であり、図3(A)は、CS:Pheの質量割合を9:1としたときに生成された粒子の電子顕微鏡写真であり、図3(B)は、CS:Pheの質量割合を8:2としたときに生成された粒子の電子顕微鏡写真であり、図3(C)は、CS:Pheの質量割合を7:3としたときに生成された粒子の電子顕微鏡写真である。 図4は、CS:Phe:PEGの質量比率が9:1:1、8:2:1、7:3:1となるように混合し、かさ体積がそれぞれ30mLになるように調整された混合物を、乾式複合化装置(ホソカワミクロン製ノビルタ―mini)によって、回転数5000rpmで10分間処理したときに、処理後に生成された粒子の電子顕微鏡写真であり、図4(A)は、CS:Phe:PEGの質量割合を9:1:1としたときに生成された粒子の電子顕微鏡写真であり、図4(B)は、CS:Phe:PEGの質量割合を8:2:1としたときに生成された粒子の電子顕微鏡写真であり、図4(C)は、CS:Phe:PEGの質量割合を7:3:1としたときに生成された粒子の電子顕微鏡写真である。 図5(A)は、CS:Pheの質量割合を9:1とし、PEGを含有しない混合物を、乾式複合化装置(ホソカワミクロン製ノビルタ―mini)によって、回転数5000rpmで10分間処理し、処理後の試料を分散液に投入し、ボルテックスミキサーで1分間撹拌し、得られた懸濁液を遠心分離機で300rpm、1分間遠心分離し、これによって得られた上澄み液の電子顕微鏡写真であり、図5(B)は、CS:Phe:PEGの質量割合を9:1:1とした混合物を同様に処理することによって得られた上澄み液の電子顕微鏡写真である。 図6は、本発明の乾式複合化処理を施す前後の試料の粒度分布と粒子径を示す線図である。 図7は、CS:Pheの質量割合が9:1に調整された試料の乾式複合化処理品のボルテックス分散前後及び遠心分離後の粒度分布を示す線図である。 図8は、CS:Pheの質量割合が9:1、8:2、7:3に調整された試料の乾式複合化処理品の遠心分離後の粒度分布を示す線図である。 図9(A)は、CS:Pheの質量割合が9:1、8:2、7:3に調整された試料の乾式複合化処理品の日本薬局方 崩壊試験 第1液(第1液)での溶出試験の結果を示す線図であり、図9(B)は、これらの試料の日本薬局方 崩壊試験 第2液(第2液)での溶出試験の結果を示す線図である。 図10は、CS:Phe:PEGの質量割合が9:1:1に調整された試料の粒度分布と粒子径を他の試料と比較した線図である。 図11は、CS:Phe:PEGの質量割合が9:1:1に調整された試料の分散性を、CS:Phe:PEGの質量割合が9:1:0に調整されたPEGを含まない試料の分散性と比較した線図である。 図12(A)は、CS:Phe:PEGの質量割合を9:1:0と9:1:1とに調整した試料の乾式複合化処理品と物理混合品(PM)の第1液における溶出挙動を示す線図であり、図12(B)は、これらの試料の第2液における溶出挙動を示す線図である。 図13(A)は、CS:Pheが8:2及び7:3の系に1重量のPEGを添加した試料の乾式複合化処理品と、PEGを添加しない試料の乾式複合化処理品の第1液における溶出挙動を示す線図であり、図13(B)は、これらの乾式複合化処理品の第2液における溶出挙動を示す線図である。
以下、フェニトイン(Phe)とコーンスターチ(CS)との混合処理品(実施例1)と、フェニトイン(Phe)とコーンスターチ(CS)と水溶性添加剤(PEG)の混合処理品(実施例2)について、本発明の特徴を説明する。
これらの実施例の背景・目的、及び、これらの実施例で使用された試料、調製法、評価法は、次の通りである。
1.背景・目的
難溶性薬物の溶解性を改善する。
2.試料
核粒子(母粒子)・粉砕媒体=コーンスターチ(CS)(図1A参照)
子粒子=難溶性薬物(Phe)(図1B参照)
添加剤=マクロゴール(PEG)(図1C参照)
3.調製法
方式=乾式複合化
装置=ホソカワミクロン株式会社 ノビルタ−mini
円筒状容器と回転羽根の組み合わせ=撹拌・せん断力
粉体かさ体積=30mL
回転数=5000rpm
処理時間=10分間
粉砕物中のCS:Pheの質量割合=9:1、8:2、7:3の三処方
対照粉砕物=CS単体、Phe単体
表1に示すように、粉体投入量として、粉砕物中のCS:Pheの質量割合が9:1、8:2、7:3の三処方及び対照粉砕物としてのCS単体、Phe単体共に、かさ体積が30mLになるように統一した。
4.評価法
粒子形態=SEM 走査型電子顕微鏡(JSM−6060,JEOL)
粒子径・粒度分布=乾式法(圧縮空気圧:0.4MPa)のレーザー回折散乱法(LMS−30、Seishin Enterprise)
分散性=遠心分離法(テーブルトップマイクロ冷却遠心機3500、KUBOTA)+湿式法(分散媒:Phe飽和溶液)によるレーザー回折散乱法(LMS−30、Seishin Enterprise)
溶出性=第16改正日本薬局方パドル法
以下、PheとCSの混合処理品について試験結果を示す。この混合処理品の粒子形態、粒度分布及び粒子径、分散性、溶出性は、次の通りである。
(1)粒子形態
CS単独処理=やや丸みを帯びるが大きな形態変化なし(図2A参照)
Phe単独処理=粉砕されず、元の形態を維持(図2B参照)
混合処理品(CS:Phe=9:1)=Phe特有のブロック状結晶が消失し、CS粒の表面に堆積状の構造が観察された。(図3A参照)
混合処理品(CS:Phe=8:2)=同上(図3B参照)
混合処理品(CS:Phe=7:3)=同上(Phe量が増大すると堆積層の厚さが増大する様子が観察された。)(図3C参照)
(2)粒度分布及び粒子径
図6に、処理前後の粒度分布とD50値を示す線図が記載されている。
図6に示されているように、CS単独品は、処理後に大粒子側の分布が消失したが、これは粒度分布測定時において粒子間の凝集が解砕されたためと思われる。
図6に示されているように、Phe単独品は、処理前後にわたり、ほとんど粒度変化がない。
図6に示されているように、CS:Phe=9:1、CS:Phe=8:2、CS:Phe=7:3は、いずれもCS単独処理品の分布と一致した。粒子形態のSEM写真と併せ考察すると、乾式処理することにより、CS粒がPhe粒子を粉砕し、粉砕されたPhe微粒子がCS表面を被覆し、両者が複合化したと推察される。この粉砕・乾式複合化の処理工程は、CS粒が粉砕媒体としてPhe粒子を粉砕し、次いで、微粉化されたPhe粒子がCS粒の表面を被覆し、オーダードミクスチャーを形成したと考えられる。
(3)分散性
評価方法:薬物粒子PheがCS粒によって粉砕されたことを確認するため、分散試験を行った。この分散試験では、試料を分散液(0.5%PVP+0.1%SLS)に投入し、ボルテックスミキサーによって1分間撹拌し(分散させ)、得られた懸濁液を300rpmで1分間遠心分離し、CS粒と粗大Phe粒を沈降させた。ボルテックスミキサーによる撹拌前後の上澄液と、遠心分離後の上澄み液を採取し、粒度分布と薬物(Phe)含量の定量を行った。この遠心分離条件をストークス式に当てはめると、沈降粒子径、すなわちカットオフ径は、17.5μmとなる。
図7は、複合化品(CS:Phe=9:1)のボルテックス分散前後の上澄液と遠心分離後の上澄液の粒度分布を示す。図7の凡例には、複合化品(CS:Phe=9:1)のD50値が記載されている。D50値は、ボルテックス分散前は16.74μmであり、ボルテックス分散後は14.79μmであったが、遠心分離後は8.62μmであり、これにより、複合化品(CS:Phe=9:1)から薬物粒子が遊離し、水中において微細粒子となって分散していることが示唆されている。図7には記載されていないが、CS単独処理品は、ボルテックス分散後及び遠心分離後にほとんどの粒子が沈降し、それらの上澄み液からは分散粒子が検出されなかった。よって、複合化品(CS:Phe=9:1)の遠心分離後の上澄み液から検出された分散粒子は、コーンスターチに由来する粒子ではないと考えられる。
図8とその凡例には、各複合化品(CS:Phe=9:1)、(CS:Phe=8:2)、(CS:Phe=7:3)を、前記分散試験に従って、ボルテックス分散し、更に、遠心分離を施した後の粒度分布を示す。図8とその凡例の記載から、薬物(Phe)組成比が低い程、換言すると、CS粒の比率が高い程、微細化が促進されていることが分かる。
表2は、薬物(Phe)粒子濃度を示す。薬物粒子濃度については、それぞれの試料において計測した。ボルテックス分散後で、かつ、遠心分離前の薬物濃度を100%とすると、遠心分離後に沈降せずに上澄み液に残存していた薬物粒子の比率は、試料(CS:Phe=9:1)では52.4%、試料(CS:Phe=8:2)では51.6%、試料(CS:Phe=7:3)では45.9%であった。すなわち、これらの試料の場合には、約50%のPhe粒子がカットオフ径以下の微細粒子に粉砕されて分散する。これに対し、対照試料であるPhe単独処理品の場合には、遠心分離後に沈降せずに上澄み液に残存していた薬物粒子の比率は5.3%であり、ほとんどの薬物粒子が沈降している結果となった。Phe単独処理品の場合には、Phe粒子の微粉化が促進されなかったと考えられる。これにより、Phe粒子はCS粒が存在するときのみ粉砕され、粉砕されたPhe粒子はCS粒の表面を被覆し、オーダードミクスチャーを形成していると考えられる。
(4)溶出性
図9(A)及び(B)は、溶出試験の結果を示す。図9(A)は、第1液(pH1.2)における溶出試験の結果を示し、図9(B)は、第2液(pH6.8)における溶出試験の結果を示す。図9(A)及び(B)に記載されているように、複合化品(CS:Phe=9:1)とPhe原末の溶出性を比較すると、複合化品(CS:Phe=9:1)の溶出性が劇的に改善したことが分かる。この理由は、Phe粒子が微細化されて表面積が増大したことに加えて、CS表面に展延して、ぬれに関わる有効表面積が増大したためと考えられる。これに対し、複合化品(CS:Phe=8:2)及び(CS:Phe=7:3)の場合には、複合化品(CS:Phe=9:1)程には溶出性の改善がなされなかった。これは薬物堆積層の厚さが増し、溶出液の複合粒子内部への侵入が遅延したためと推測している。
以下、PheとCSと水溶性添加剤(PEG)の混合処理品について試験結果を示す。この混合処理品の粒子形態、粒度分布及び粒子径、分散性、溶出性は、次の通りである。
(1)粒子形態
CS:Phe=9:1の系に1重量のPEGを仕込み、CS:Phe:PEG=9:1:1とした。CS粒とPhe粒子に水溶性添加剤(PEG)を配合した意図は、医薬品原末Pheの被覆効果を改善し、水中での分散性を更に向上させることにある。具体的には、CS粒の表面を医薬品原末Pheの微粒子とPEGの微粒子とで被覆する。
図3(A)は複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:0)を示し、図4(A)は複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)を示すSEM写真である。水溶性添加剤(PEG)を加えた複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)は、複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:0)と同様に、CS粒の表面に堆積状構造を観察することができる。これは、PEG粒子もオーダードミックスされていることを示唆する。
(2)粒度分布及び粒子径
図10及びその凡例に示されているように、複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:0)の粒度分布は、CS単独処理品の粒度分布とほぼ一致している。複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)の粒度分布は、大粒子側へ若干シフトした(図10の矢印参照)。すなわち、D50値は15.85から16.78になっている。これは、ワックス状のPEGを配合することによって、CS表面に対する被覆量が増加したことを示していると考える。
(3)分散性
図11とその凡例に示されているように、複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)のボルテックス分散後のD50値は14.61であり、遠心分離後のD50値は2.24である。その差は12μmである。複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:0)のボルテックス分散後のD50値と遠心分離後のD50値の差は6μmであったから、複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)の分散性が大幅に向上していることが分かる。この結果、複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)のサブミクロン率は10.9%となり、乾式複合化処理後、1μm以下の粒子が生成されたことがわかる。
表3は、複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)の薬物(Phe)粒子濃度を示す。表2に示したとおり、PEGを含まない複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:0)の薬物粒子残存率は約50%であるが、PEGを配合された複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)の薬物粒子残存率は約90%である。これに対し、同組成の物理混合品(CS:Phe:PEG=9:1:1PM)の薬物粒子残存率は3.6%であり、ほとんどの薬物が沈降していることが明らかとなった。複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)中の薬物粒子は、親水性のPEGを配合することで、より微細な粒子となって水中分散し、17.5μmより細かい粒子は90%程度まで上昇することが示唆される。
図5(A)は、PEGを含まない複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:0)の上澄み液に残留した粒子の形態を示し、図5(B)はPEGが配合された複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)の上澄み液に残留した粒子の形態を示す。PEGを含まない複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:0)では、Phe原末(図1C参照)と比較して、粉砕が進行していることが分かる。PEGを含む複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)では、更に粒子サイズが小さくなり、2乃至3μmあるいはそれ以下の粒子を観察することができ、上記の分散試験での遠心分離後の薬物残存率が向上した結果を実証している。このように、上澄み液の粒度分布を考慮に入れて、複合化により薬物粒子が微細化されること、及び、PEGを配合することによって微細化が更に促進されることが分かる。
(4)溶出性
図12(A)は、第1液(pH1.2)における複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)の溶出試験の結果を示し、図12(B)は、第2液(pH6.8)における複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)の溶出試験の結果を示す。複合化品(CS:Phe:PEG=9:1:1)の溶出性は、(CS:Phe:PEG=9:1:0)と同様に、改善していることが分かる。
図13(A)は、第1液(pH1.2)における複合化品(CS:Phe:PEG=8:2:1)及び(CS:Phe:PEG=7:3:1)の溶出試験の結果を示し、図13(B)は、第2液(pH6.8)における複合化品(CS:Phe:PEG=8:2:1)及び(CS:Phe:PEG=7:3:1)の溶出試験の結果を示す。これらの複合化品(CS:Phe:PEG=8:2:1)及び(CS:Phe:PEG=7:3:1)は、CS:Phe=8.2及び7.3の系に1重量のPEGを添加した処理品である。これらの系では、親水性PEGによって溶出性が改善され、特に、薬物含量が高い処方においても溶解性の改善が達成されることを示している。PEGを配合することで、薬物粒子堆積層にPEG微粒子が包埋され、溶出液中でPEG粒子が急速に溶解し、薬物層にミクロポアが形成されるため、複合粒子内部への水の侵入が促進されたためと考察する。
実施例1及び2から、本発明の乾式複合化処理により、CS粒の表面に薬物粒子が被覆したオーダードミクスチャー型の粒子が形成されることがわかる。被覆された薬物粒子はサブミクロンサイズを含む10μm以下の粒子から成るから、本発明によれば、薬物を効果的に粉砕することができることがわかる。ここで、CS粒は、薬物粒子を担持する母粒子として機能するのみでなく、薬物粒子を粉砕するための粉砕媒体としても機能している。
表4に、フェニトイン原末とコーンスターチ原末及び本発明の複合化品(CS:Phe=9:1)のかさ密度とタップ密度を示す。かさ密度とタップ密度を計測するための処理条件は、タップ回数が500回、メスシリンダー5mLである。かさ密度とタップ密度が大きいほど、その粉体の充填性が良好である(充填され易い)。表5に、フェニトイン原末とコーンスターチ原末及び本発明の複合化品(CS:Phe=9:1)の安息角を示す。安息角が小さいほど、その粉体は流動性が良好である(流動し易い)。表4及び5から、本発明の複合化品は、フェニトイン原末やコーンスターチ原末に比較して、充填性及び流動性が向上し、粉体としての取り扱い易さが増大したということができる。これは、本発明の複合化品の粒子径が、それぞれの原末に比較して大きくなったことに加え、乾式処理によって粒子自体が圧密化され、粒子密度が増加したことに起因する。
本発明は、難溶性医薬品の溶解性を改善した固形医薬品製剤を製造するために利用することができる。本発明は、また、口腔内崩壊錠(OD錠)に配合する苦味マスキング粒を製造するために使用することもできる。

Claims (8)

  1. 医薬品原末と医薬品添加剤との混合物に乾式複合化処理を施す間に、前記医薬品添加剤を粉砕媒体として前記医薬品原末を粉砕し、かつ、粉砕された前記医薬品原末を前記医薬品添加剤の表面に付着させることを特徴とする、医薬品原末と医薬品添加剤の複合粒子の製造方法。
  2. 請求項1に記載の製造方法において、前記医薬品原末は難溶性医薬品の原末又は水に対する易溶医薬品の原末であることを特徴とする、前記製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の製造方法において、前記医薬品添加剤は、コーンスターチ等の各種スターチ、デンプングリコール酸ナトリウムやカルボキシメチルスタートナトリウム等の各種部分的構造改変スターチ類、クロスカルメロースナトリウム等の各種カルメロース類、乳糖等の糖類、又は、マンニトール、エリスリトール、キシリトール等の糖アルコールであることを特徴とする、前記製造方法。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の製造方法において、前記医薬品原末と前記医薬品添加剤との混合物に、更に、ポリエチレングリコール(PEG)原末等の水溶性添加剤又はアエロジル等の親水性微粒子を混合することを特徴とする、前記製造方法。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の製造方法において、前記乾式複合化処理を高速撹拌せん断装置によって行うことを特徴とする、前記製造方法。
  6. 請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の製造方法において、前記医薬品原末としてフェニトイン原末を使用し、前記医薬品添加剤としてコーンスターチを使用し、前記乾式複合化処理により前記コーンスターチを粉砕媒体として前記フェニトイン原末を粉砕し、粉砕された前記フェニトイン原末を前記乾式複合化処理により前記コーンスターチの表面に付着させることを特徴とする、前記製造方法。
  7. 請求項6に記載の製造方法において、前記フェニトイン原末と前記コーンスターチの混合物にジェットミルで粉砕されたポリエチレングリコール(PEG)を添加し、前記乾式複合化処理により前記コーンスターチを粉砕媒体として前記フェニトイン原末と前記ポリエチレングリコール(PEG)を粉砕し、粉砕された前記フェニトイン原末と前記ポリエチレングリコール(PEG)を前記乾式複合化処理により前記コーンスターチの表面に積層状に堆積させた、オーダードミクスチャー型の複合粒子を製造することを特徴とする、前記製造方法。
  8. 請求項1乃至7のうちのいずれか一項の製造方法で製造された前記複合粒子。
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