JP2016033693A - 情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機種共通ドライバの更新を容易に実行可能とする。
【解決手段】機種共通ドライバが対応する機種に対する設定情報と、設定情報を機種共通ドライバに組み込む機種追加ツールとを機種識別情報に関連付けて第1保存部に保存するとともに、第1保存部に保存される設定情報のバージョン情報と、機種共通ドライバが対応するフォーマット情報とを機種識別情報に関連付けて第2の保存部に保存する。機種共通ドライバを搭載する機器20から、機種共通ドライバが対応する機種識別情報と、設定情報の第1バージョン情報と、インターフェイス情報と、フォーマット情報とを取得する。取得した各情報と、第2保存部から取得した第1バージョン情報及びフォーマット情報とに基づき第1保存部を参照し、設定情報と、設定情報を機種共通ドライバに組み込むための機種追加ツールとを特定しS131、機種追加ツールパッケージを作成して機器に送信するS134。
【選択図】図18

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法に関する。
従来から、PC(パーソナルコンピュータ)などの情報処理装置に搭載されるプリンタドライバにおいて、印刷先のプリンタ装置の機種を複数の機種間で切り替えられるようにした機種共通ドライバが知られている。機種共通ドライバは、例えば複数機種のプリンタドライバにそれぞれ対応する複数の設定情報を含み、PCにおいて、使用するプリンタ装置の機種に応じてプリンタドライバの機種を切り替える。これにより、印刷に関する設定を行う各設定画面の内容が、使用するプリンタ装置の機種に対応する設定画面に切り替わる。
機種共通ドライバは、新たな機種のプリンタ装置が発売された場合など、当該機種の設定情報を追加することができる。このような、PCに既に搭載された機種共通ドライバに新たな機種の設定情報を追加するためのツールが用意される。このツールは、例えば、追加する機種の設定情報と、設定情報を機種共通ドライバに追加する処理を行う機種追加ツールとがパッケージングされた機種追加ツールパッケージとしてユーザに提供される。
一例として、機種追加ツールパッケージは、実行可能な書庫形式で作成され、インターネット上のWebサイトなどにリンクされる。ユーザは、当該Webサイトにアクセスし、機種追加ツールパッケージを自らのPCなどにダウンロードして実行させる。これにより、機種追加ツールパッケージに書庫化して格納された各ファイルが展開されて機種追加ツールが起動される。起動された機種追加ツールは、機種追加ツールパッケージに同梱されていた各設定情報を、当該PCに搭載される機種共通ドライバに組み込む処理を行う。
特許文献1には、クライアントは、ネットワークに接続されているプリンタから転送されるプリンタドライバ情報から、インストール処理手段によりプリンタドライバダウンロード情報を抽出し、抽出したプリンタドライバダウンロード情報に基づきプリンタドライバをダウンロードしてインストール処理手段によりインストールする技術が開示されている。
機種追加ツールパッケージは、組み込まれる機種追加ツールや設定情報のバージョン毎に用意される。例えば、設定情報は、同一の機種共通ドライバに組み込む場合であっても、機能の追加変更などによりフォーマットが異なる場合がある。また、機種追加ツールは、設定情報のフォーマットに対応して用意される。したがって、同一の機種のプリンタ装置に関連する機種追加ツールパッケージが複数存在する場合があり、ユーザは、PCに搭載された機種共通ドライバに対応する機種追加ツールパッケージを適切に選択することが困難になるおそれがある。
上述した特許文献1では、ユーザがプリンタドライバ情報などの確認作業を行うこと無しに、プリンタドライバをダウンロードしてインストールすることが可能である。しかしながら、特許文献1では、プリンタドライバのバージョン情報の確認を行うのみであり、機種追加ツールおよび設定情報それぞれを特定することが困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、機種共通ドライバの更新を容易に実行可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の機種の装置への処理の要求が可能な機種共通ドライバが対応する機種に対する設定を行うための設定情報と、設定情報を機種共通ドライバに組み込むための機種追加ツールとが、それぞれ機種を識別する機種識別情報に関連付けられて保存される第1保存部と、第1保存部に保存される設定情報のバージョンを示す第1バージョン情報と、機種共通ドライバが対応するフォーマットを示すフォーマット情報とが機種識別情報に関連付けられて保存される第2保存部と、機種共通ドライバが搭載される機器から、機種共通ドライバが対応する機種の機種識別情報と、機種に対応する設定情報の第1バージョン情報と、機種共通ドライバに対応するインターフェイス情報と、機種共通ドライバに対応するフォーマット情報とを取得する第1取得部と、第2保存部から第1バージョン情報とフォーマット情報とを取得する第2取得部と、第1取得部で取得された機種識別情報、第1バージョン情報、インターフェイス情報およびフォーマット情報と、第2取得部で取得された第1バージョン情報およびフォーマット情報とに基づき第1保存部を参照して、設定情報と、設定情報を機種共通ドライバに組み込むための機種追加ツールとを特定する特定部と、特定部で特定された設定情報と機種追加ツールとを同梱した機種追加ツールパッケージを機器に送信する送信部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、機種共通ドライバの更新が容易に実行可能となるという効果を奏する。
図1は、各実施形態に適用可能な情報処理システムの一例の構成を示すブロック図である。 図2は、各実施形態に適用可能なサーバ装置の一例の構成を示すブロック図である。 図3は、機種共通ドライバおよび機種共通ドライバに対する機種の追加について説明するための図である。 図4は、機種共通ドライバおよび機種共通ドライバに対する機種の追加について説明するための図である。 図5は、各実施形態に適用可能なパッケージ構成の例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成を示すブロック図である。 図7は、第1の実施形態に係る機種追加ツールパッケージ保存領域の一例のデータ構成を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係る機種追加ツールパッケージの例を示す図である。 図9は、第1の実施形態に係る機種追加ツールの一例の構成を示す図である。 図10は、第1の実施形態に係る機種機能ファイルの一例の構成を示す図である。 図11は、第1の実施形態に係る機種用語ファイルの一例の構成を示す図である。 図12は、第1の実施形態に係る機種追加ツールパッケージ情報保存領域の一例のデータ構成を示す図である。 図13は、第1の実施形態に係る機種追加ツールパッケージ情報の一例の構成を示す図である。 図14は、第1の実施形態に係る機種保存領域の一例のデータ構成を示す図である。 図15は、第1の実施形態に係るツールパッケージ保存領域の一例のデータ構成を示す図である。 図16は、第1の実施形態に係る第1〜第4の条件についてより具体的に説明するための図である。 図17は、第1の実施形態に係る、サーバ装置における機種追加ツールパッケージ情報の生成および保存処理を示す一例のフローチャートである。 図18は、第1の実施形態に係る、クライアント装置の機種共通ドライバに対して機種を追加する処理を概略的に示す一例のフローチャートである。 図19は、第1の実施形態に係る、使用可能な機種追加ツールパッケージを特定する処理をより詳細に示す一例のフローチャートである。 図20は、第1の実施形態に係る、機種共通ドライバに対する機種追加処理の流れをクライアント装置およびサーバ装置の構成に関連付けて示す図である。 図21は、第2の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成を示すブロック図である。 図22は、第2の実施形態に係る機種追加ツール保存領域の一例のデータ構成を示す図である。 図23は、機種追加ツール保存領域に保存される各機種追加ツールについて説明するための図である。 図24は、第2の実施形態に係る機種追加ツール情報保存領域の一例のデータ構成を示す図である。 図25は、第2の実施形態に係る機種追加ツール情報の具体的な例を示す図である。 図26は、第2の実施形態に係る機種機能ファイル保存領域の一例のデータ構成を示す図である。 図27は、第2の実施形態に係る、機種機能ファイル保存領域に保存される機種機能ファイルについて説明するための図である。 図28は、第2の実施形態に係る機種機能ファイル情報保存領域の一例のデータ構成を示す図である。 図29は、第2の実施形態に係る機種機能ファイル情報の具体的な例を示す図である。 図30は、第2の実施形態に係る機種用語ファイル保存領域の一例のデータ構成を示す図である。 図31は、機種用語ファイル保存領域に保存される機種用語ファイルについて説明するための図である。 図32は、第2の実施形態に係る機種用語ファイル情報保存領域の一例のデータ構成を示す図である。 図33は、第2の実施形態に係る機種用語ファイル情報の具体的な例を示す図である。 図34は、第2の実施形態に係る、サーバ装置における機種追加ツール情報と、機種機能ファイル情報および機種用語ファイル情報とを生成および保存する処理を示す一例のフローチャートである。 図35は、第2の実施形態に係る、クライアント装置の機種共通ドライバに対して機種を追加する処理を概略的に示す一例のフローチャートである。 図36は、第2の実施形態に係る、使用可能な機種追加ツール、機種機能ファイルおよび機種用語ファイルを特定する処理をより詳細に示す一例のフローチャートである。 図37は、第2の実施形態に係る、機種共通ドライバに対する機種追加処理の流れをクライアント装置およびサーバ装置の構成に関連付けて示す図である。 図38は、第3の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成を示すブロック図である。 図39は、第3の実施形態に係る機種機能ファイル情報保存領域の一例のデータ構成を示す図である。 図40は、第3の実施形態に係る機種機能ファイル情報の具体的な例を示す図である。 図41は、第3の実施形態に係る、サーバ装置における機種機能ファイル情報および機種用語ファイル情報の生成および保存処理を示す一例のフローチャートである。 図42は、第3の実施形態に係る、クライアント装置の機種共通ドライバに対して機種を追加する処理を概略的に示す一例のフローチャートである。 図43は、第3の実施形態に係る、使用可能な機種追加ツール、機種機能ファイルおよび機種用語ファイルを特定する処理をより詳細に示す一例のフローチャートである。 図44は、第3の実施形態に係る、機種共通ドライバに対する機種追加処理の流れをクライアント装置およびサーバ装置の構成に関連付けて示す図である。
以下に添付図面を参照して、情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法の実施形態を詳細に説明する。
(各実施形態に共通の構成)
図1は、各実施形態に適用可能な情報処理システムの一例の構成を示す。図1において、情報処理システム1は、それぞれ少なくとも1台のサーバ装置10およびクライアント装置20と、1以上のプリンタ装置40a、40b、…とを含み、これらサーバ装置10、クライアント装置20およびプリンタ装置40a、40b、…がネットワーク30を介して互いに通信可能に接続される。
詳細は後述するが、サーバ装置10およびクライアント装置20は、例えば一般的なコンピュータなどによる情報処理装置である。サーバ装置10は、ネットワーク30に接続されるプリンタ装置40a、40b、…を管理する。サーバ装置10は、クライアント装置20から出力された印刷データを、プリンタ装置40a、40b、…のうちサーバ装置10またはクライアント装置20に指定されたプリンタ装置に送信して、当該プリンタ装置に印刷を実行させる。
また、サーバ装置10は、クライアント装置20がプリンタ装置40a、40b、…を利用する際に用いるプリンタドライバの管理を行う。実施形態では、クライアント装置20は、複数機種のプリンタ装置40a、40b、…に対して共通して適用される、複数の機種の装置への処理の要求が可能な機種共通ドライバを用いて、各プリンタ装置40a、40b、…での印刷を行う。機種共通ドライバは、対応する各プリンタ装置40a、40b、…の機能を制御するための各機種機能データを含む。サーバ装置10は、クライアント装置20に搭載される機種共通ドライバに対する機種機能データの追加や更新などの処理を、ネットワーク30を介して行うことができる。
図2は、各実施形態に適用可能なサーバ装置10の一例の構成を示す。サーバ装置10は、CPU(Central Processing Unit)51と、ROM(Read Only Memory)52と、RAM(Random Access Memory)53と、ストレージ54と、表示制御部55と、入出力I/F57と、通信I/F59とがバス50を介して互いに通信可能に接続されている。
CPU51は、ROM52やストレージ54に予め記憶されるプログラムに従い、RAM53をワークメモリとして用いて、このサーバ装置10の全体の動作を制御する。ストレージ54は、ハードディスクドライブや不揮発性の半導体メモリ(フラッシュメモリ)からなり、CPU51が動作するためのプログラムや、各種データが格納される。
表示制御部55は、CPU51によりプログラムに従い生成された表示制御信号を、表示部56で表示可能な表示信号に変換して表示部56に供給する。表示部56は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を表示デバイスとして用い、表示制御部55から供給された表示信号に従った画面を表示デバイスに表示させる。
入出力I/F57は、外部機器との間で通信を行うインターフェイスである。図2の例では、入出力I/F57に対して、外部機器としてキーボードやポインティングデバイス(マウスなど)を含む操作部58が接続されている。入出力I/F57は、これに限らず、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)といったディスク記憶媒体からのデータの読み出しなどを行うドライブ装置や、不揮発性の半導体メモリなどのストレージを接続してもよい。入出力I/F57としては、例えばUSB(Universal Serial Bus)を用いることができる。
通信I/F59は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)など所定のプロトコルを用いてネットワーク30を介した通信を制御する。
なお、クライアント装置20は、サーバ装置10と同様の構成で実現可能であるので、ここでの説明を省略する。
(機種共通ドライバ)
ここで、機種共通ドライバおよび機種共通ドライバに対する機種の追加について、図3および図4を用いて概略的に説明する。なお、図3および図4において、上述の図1と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図3において、クライアント装置20に対して、機種共通ドライバ200が搭載される。機種共通ドライバ200は、例えばクライアント装置20に接続されるハードディスクドライブ上に形成される保存領域である機種保存領域210に保存される機種ファイルを読み込むことで、読み込んだ機種ファイルに対応するプリンタ装置を利用することが可能となる。
例えば、クライアント装置20からプリンタ装置40a(機種Aとする)を利用する場合について考える。クライアント装置20に搭載される機種共通ドライバ200が、この機種Aに対応する機種ファイル211aを含んでいない場合、機種共通ドライバ200に対して機種ファイル211aを追加する必要がある。この場合、機種共通ドライバ200に対する機種ファイル211aの追加は、機種追加ツール220を用いて実行される。
機種追加ツール220は、例えばクライアント装置20上で実行可能な実行ファイルとして構成され、対応する機種ファイル211aと共にクライアント装置20に供給される。機種追加ツール220は、例えばサーバ装置10からネットワーク30を介してクライアント装置20に供給される。クライアント装置20上で機種追加ツール220を実行させると、機種ファイル211aを機種保存領域210に追加して格納する(ステップS1)。機種保存領域210に追加された機種ファイル211aを機種共通ドライバ200が読み込むことで(ステップS2)、クライアント装置20は、プリンタ装置40aを利用可能な状態となる。
同様の手順で、プリンタ装置40b(機種Xとする)に対応する機種ファイルを、対応する機種追加ツールを用いて機種保存領域210に追加して保存することができる。これにより、クライアント装置20は、プリンタ装置40aに加えてプリンタ装置40bを利用可能な状態となる。
機種共通ドライバ200に追加された機種ファイル211aの更新が必要となる場合がある。例えば、図3を用いて説明したようにして機種共通ドライバ200に追加した機種ファイル211aに欠陥があり、特定の機能を利用した場合にプリンタ装置40aにおいて正常に印刷が行われない場合が考えられる。
この場合、図4に例示されるように、例えばサーバ装置10側で、機種ファイル211a(バージョン#1.0とする)の欠陥を修正した、バージョン2.0の機種ファイル211bを用意する。サーバ装置10は、機種ファイル211bを含んだ機種追加ツール220’をクライアント装置20に供給する。クライアント装置20において、この機種追加ツール220’を実行させて機種ファイル211bを機種保存領域210に追加する(ステップS3)。機種ファイル211bは、例えば既存の機種ファイル211aに対して上書きされ、更新される。機種共通ドライバ200がこの機種ファイル211bを読み込むことで(ステップS4)、プリンタ装置40aにおいて正常な印刷が可能となる。
上述した、例えば機種追加ツール220および機種ファイル211aは、これらが同梱されたパッケージとして提供すると、機種共通ドライバ200に対する機種の追加を容易に実行可能となり好ましい。図5は、各実施形態に適用可能なパッケージ構成の例を示す。図5において、機種追加ツールパッケージ300は、実行ファイルである機種追加ツール301と、各種データが格納される機種機能フォルダ302および機種用語フォルダ304と含み、例えばzip形式で書庫化されて1つのファイルとして提供される。
機種追加ツールパッケージ300において、機種機能フォルダ302は、1以上の機種機能ファイル303a、303b、…を含む。機種機能ファイル303a、303b、…は、それぞれ、機種名で示される機種(機種A、B、…)の機能を設定するための情報を含む。
また、機種追加ツールパッケージ300において、機種用語フォルダ304は、機種機能フォルダ302に含まれる各機種機能ファイル303a、303b、…に対応する各機種用語ファイル305a、305b、…を含む。機種用語ファイル305a、305b、…は、機種共通ドライバ200が機種名で示される機種において用いる用語を含む。機種用語ファイル305a、305b、…が含む用語は、例えば、機種共通ドライバ200がクライアント装置20の表示部に表示させるUI(User Interface)に用いる用語である。
機種追加ツールパッケージ300に格納される各ファイル、すなわち、機種追加ツールパッケージ300に含まれる機種追加ツール301、機種機能ファイル303a、303b、…、ならびに、機種用語ファイル305a、305b、…は、それぞれリリースバージョンが付与される。また、機種追加ツールパッケージ300自体にも、リリースバージョンが付与される。リリースバージョンは、各ファイルを提供するベンダ側において管理される値であって、例えば、各ファイルの開発段階毎にインクリメントされる。
なお、機種追加ツールパッケージ300は、例えばzip方式など所定の方式で書庫化することで1ファイルに纏めて、クライアント装置20に提供することができる。クライアント装置20側において、機種追加ツールパッケージ300を展開(解凍)して書庫化されたファイルから機種追加ツール301以下の各ファイルを取り出し、機種追加ツール301を実行させることで、機種追加ツールパッケージ300に含まれる各機種機能ファイル303a、303b…、ならびに、各機種用語ファイル305a、305b、…が機種保存領域210に追加して保存される。
(第1の実施形態)
次に、第1の実施形態について説明する。図6は、第1の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成を示す。図6において、情報処理システム1aは、図1に示した情報処理システム1と対応するもので、クライアント装置20は、サーバ装置10aおよびプリンタ装置40と図示されないネットワーク30を介して接続される。
第1の実施形態に係るクライアント装置20は、機種共通ドライバ200と、追加機種更新アプリケーション230と、機種保存領域210と、ツールパッケージ保存領域211とを含む。機種共通ドライバ200および追加機種更新アプリケーション260は、それぞれプログラムとしてクライアント装置20に供給され、図示されないCPUにより実行される。機種保存領域210およびツールパッケージ保存領域211は、それぞれ機種共通ドライバ200により、クライアント装置20が有するハードディスクドライブなどのストレージの記憶領域に形成される。
なお、クライアント装置20において、OS(Operating System)240は、CPU上で実行され、クライアント装置20の全体の動作を制御する。また、通信部250は、機種共通ドライバ200およびOS240の制御により、プリンタ装置40と通信を行う。
機種共通ドライバ200は、描画部201とUI部202とを含む。描画部201は、UI部202で指定された印刷情報に従い印刷データを生成する。描画部201は、機種共通ドライバ200において、例えば、機種共通ドライバ200が初期状態で対応するプリンタ機種毎に設けられる。また、機種共通ドライバ200は、機種保存領域210に保存される設定情報すなわち機種機能ファイルおよび機種用語ファイルを読み込むことで、当該設定情報に示される機種のプリンタ装置に対応可能となる。
UI部202が行う印刷情報の設定の例として、プリンタ装置40の機種の切り替え、印刷設定、使用するプリンタ装置40の機器オプションの設定が含まれる。また、UI部202は、使用するプリンタ装置40の機種を示す機種情報、一部の印刷設定、機器オプション設定などを、機種機能情報として機種保存領域210に保存する。また、UI部202は、これらの設定を行うための画面(デバイスプロパティ画面)を生成する。
追加機種更新アプリケーション260は、取得部261および更新部262を含む。取得部261は、機種共通ドライバ200に追加されている機種を更新するための更新情報をサーバ装置10aに送信し、この情報に応じてサーバ装置10aから送信される機種追加ツールパッケージを取得し、ツールパッケージ保存領域211に追加して保存する。更新部262は、取得部261がサーバ装置10aから取得した機種追加ツールパッケージを展開し、当該機種追加ツールパッケージに含まれる機種追加ツールを実行させる。これにより、機種共通ドライバ200に対する機種機能ファイルおよび機種用語ファイルの追加または変更が行われる。
第1の実施形態に係るサーバ装置10aは、機種情報管理部100aと、情報生成部101aと、機種追加ツールパッケージ情報保存領域102と、機種追加ツールパッケージ保存領域103とを含む。
機種情報管理部100aおよび情報生成部101aは、例えばストレージ54に格納され、CPU51に読み出されて実行される情報処理プログラムに基づく。より具体的には、CPU51は、ストレージ54から当該情報処理プログラムを読み出して主記憶装置(例えばRAM53)上に展開し、主記憶装置上に機種情報管理部100aおよび情報生成部101aを形成する。機種追加ツールパッケージ情報保存領域102および機種追加ツールパッケージ保存領域103は、それぞれストレージ54上に割り当てられる記憶領域である。
なお、機種情報管理部100aおよび情報生成部101aは、CPU上で動作するプログラムにより実現される構成に限定されない。例えば、機種情報管理部100aおよび情報生成部101aそれぞれを、互いに協働して動作するハードウェアにより構成してもよい。
機種追加ツールパッケージ保存領域103は、1以上の機種追加ツールパッケージが保存される第1保存部である。機種追加ツールパッケージ情報保存領域102は、機種追加ツールパッケージに関連する情報である機種追加ツールパッケージ情報を、機種追加ツールパッケージ保存領域103に保存される各機種追加ツールパッケージそれぞれについて保存する第2保存部である。機種追加ツールパッケージ情報とは、例えば、機種追加ツールパッケージに含まれる機種追加ツール、機種機能ファイルおよび機種用語ファイルの情報を含む。
機種情報管理部100aは、クライアント装置20の取得部261から送信された更新情報を取得する第1取得部として機能する。機種情報管理部100aは、クライアント装置20から取得した更新情報に応じて、当該更新情報と、機種追加ツールパッケージ情報保存領域102から、機種追加ツールパッケージ情報に含まれる各情報とを取得する第2取得部として機能する。機種情報管理部100aは、取得した各情報に基づき機種追加ツールパッケージ保存領域103を参照して適切な機種追加ツールパッケージを特定する特定部としても機能する。機種情報管理部100aは、さらに、特定した機種追加ツールパッケージを機種追加ツールパッケージ保存領域103から取得して、クライアント装置20に送信する送信部としても機能する。
情報生成部101aは、機種追加ツールパッケージ保存領域103に保存される機種追加ツールパッケージに含まれる各情報に基づき、機種追加ツール、機種機能ファイルおよび機種用語ファイルの情報を生成し、機種追加ツールパッケージ情報保存領域102に保存する。
図7は、第1の実施形態に係る機種追加ツールパッケージ保存領域103の一例のデータ構成を示す。機種追加ツールパッケージ保存領域103は、1以上の機種追加ツールパッケージ300(機種追加ツールパッケージ#1)を保存することができる。各機種追加ツールパッケージ300は、機種追加ツール301、機種機能フォルダ302および機種用語フォルダ304を1つずつ含む。機種機能フォルダ302は、1以上の機種機能ファイル303(機種機能ファイル#1)を含む。同様に、機種用語フォルダ304は、1以上の機種用語ファイル305(機種用語ファイル#1)を含む。
図8は、第1の実施形態に係る、機種追加ツールパッケージ保存領域103に保存される機種追加ツールパッケージ300の例を示す。機種追加ツールパッケージ保存領域103において、機種追加ツールパッケージ300は、互いに識別可能なデータ名(機種追加ツールパッケージ#1、#2、…)を与えられ、実体的には、それぞれ書庫化されたファイルとして機種追加ツールパッケージ保存領域103に保存される。
また、各機種追加ツールパッケージ#1、#2のファイル名は、図8の例では、当該ファイルが機種追加ツール301を含むことを示す文字列(この例では文字列「aaaa」)と、リリースバージョンを示す文字列(この例では文字列「1000」、「2000」)と、リリース日(この例では文字列「20131101」、「20131201」)とをアンダースコアで結合させるという命名規則に従い構成されている。ここで、各機種追加ツールパッケージ#1、#2のファイル名リリースバージョンを示す文字列は、実際のリリースバージョンを示す文字列(例えば「1.0.0.0」)からピリオドを削除した文字列を用いている。なお、ファイル名において、ピリオドで区切られた後ろの文字列「zip」は、当該ファイルがzip形式で書庫化されていることを示している。
機種追加ツール301は、実行可能な機種追加ツール本体と、機種追加ツールの属性情報として図9に例示されるようにリリースバージョンおよび機種追加インターフェイス(IF)とを含む。
リリースバージョンは、例えば機種追加ツール301の開発側において管理される値であって、開発の時系列に従いインクリメントされる。図9の例では、リリースバージョンは、各桁がピリオドで区切られた4桁の数字で示され、値が「1.0.0.0」とされている。
機種追加IFは、機種共通ドライバ200から、機種共通ドライバ200に追加されている機種の一覧を、実行状態の機種追加ツール301が受け取るためのインターフェイスであり、対応する構成が機種共通ドライバ200にも設けられる。機種追加ツール301と機種共通ドライバ200とで機種追加IFバージョンが一致する場合に、実行状態の機種追加ツール301は、機種共通ドライバ200から機種一覧を受け取ることが可能となる。図9の例では、機種追加IFバージョンは、ピリオドで区切られた2桁の数字で示され、値が「1.0」とされている。
機種機能ファイル303および機種用語ファイル305について説明する。機種機能ファイル303および機種用語ファイル305は、それぞれ機種名で示される機種について機種共通ドライバ200において設定を行う設定情報が記述される。図10は、第1の実施形態に係る機種機能ファイル303の一例の構成を示す。図10に例示されるように、機種機能ファイル303は、機種名と、リリースバージョンと、ファイルフォーマットバージョンと、機能情報とを含む。
機種機能ファイル303において、機種名は、この機種機能ファイル303が対応するプリンタ装置40の機種名を示す。なお、機種名は、この例に限定されず、機種を識別可能であれば、他の情報を用いてもよい。例えば、機種名として、機種毎にユニークに設定された識別情報を用いてもよい。リリースバージョンは、例えば機種機能ファイル303の開発側において管理される値であって、開発の時系列に従いインクリメントされる。図10の例では、リリースバージョンは、ピリオドで区切られた2桁の数字で示され、値が「1.0」とされている。
ファイルフォーマットバージョンは、機種機能ファイル303のフォーマットのバージョンを示し、例えば、後述する機能情報の、機種機能ファイル303に対する格納方法を示す。ファイルフォーマットバージョンは、機種共通ドライバ200にも設定される。ファイルフォーマットバージョンは、機種機能ファイル303のファイルフォーマットバージョンが機種共通ドライバ200のファイルフォーマットバージョンを含んでいる場合に、機種追加ツール301により機種機能ファイル303を機種共通ドライバ200に追加可能となる。図10の例では、ファイルフォーマットバージョンは、ピリオドで区切られた2桁の数字で示され、値が「1.2」とされている。
機能情報は、機種名で示される機種のプリンタ装置において利用可能な機能の一覧と、禁則情報とが記述される。図10の例では、機能情報として、印刷方法(通常印刷、機密印刷)、集約印刷(2in1、4in1)などが含まれている。
図11は、第1の実施形態に係る機種用語ファイル305の一例の構成を示す。この機種用語ファイル305は、機種追加ツールパッケージ300に同梱される機種機能ファイル303と対になるファイルである。図11に例示されるように、機種用語ファイル305は、機種名と、リリースバージョンと、用語情報とを含む。
機種用語ファイル305において、機種名は、この機種用語ファイル305が対応するプリンタ装置40の機種名を示す。上述したように、機種名は、この例に限定されず、機種を識別可能な他の情報、例えば、機種毎にユニークに設定された識別情報を用いてもよい。リリースバージョンは、例えば機種用語ファイル305の開発側において管理される値であって、開発の時系列に従いインクリメントされる。図11の例では、リリースバージョンは、ピリオドで区切られた2桁の数字で示され、値が「1.0」とされている。
用語情報は、機種名で示される機種が利用可能な機能に対応する、UIに表示するための用語の一覧が記述される。この場合、同一の機種追加ツールパッケージ300に同梱される機種機能ファイル303における機能情報に記述される各機能に対応して、用語が定義される。図11の例では、図10の機種機能ファイル303の機能情報の各機能に対応し、例えば機能「印刷方法」が用語「Job Type」、機能「通常印刷」が用語「Normal Print」、機能「機密印刷」が用語「Locked Print」として、それぞれ定義されている。
図12は、第1の実施形態に係る機種追加ツールパッケージ情報保存領域102の一例のデータ構成を示す。機種追加ツールパッケージ情報保存領域102は、上述した機種追加ツールパッケージ保存領域103に保存される機種追加ツールパッケージ300の属性情報である機種追加ツールパッケージ情報310(機種追加ツールパッケージ情報#1)が保存される。機種追加ツールパッケージ保存領域103に複数の機種追加ツールパッケージ300が保存される場合には、機種追加ツールパッケージ情報保存領域102には、複数の機種追加ツールパッケージ300それぞれに対応する、複数の機種追加ツールパッケージ情報310が保存される。機種追加ツールパッケージ情報310は、機種追加ツールパッケージ300を特定するための情報が記述される。
機種追加ツールパッケージ情報310は、図13に例示されるように、機種追加ツールパッケージ300に含まれる機種追加ツール301について、リリースバージョンおよび機種追加IFバージョンが記述される。また、機種追加ツールパッケージ情報310は、機種追加ツールパッケージ300に含まれる各機種機能ファイル303について、機種名と、リリースバージョンと、ファイルフォーマットバージョンとが記述される。なお、機種名は、上述のように、機種を識別可能であれば、他の情報、例えば、機種毎にユニークに設定された識別情報を用いてもよい。
クライアント装置20の機種保存領域210およびツールパッケージ保存領域211のデータ構成例について説明する。図14は、第1の実施形態に係る機種保存領域210の一例のデータ構成を示す。機種保存領域210は、機種追加ツール301により機種共通ドライバ200に追加された機種の分だけ、機種機能ファイル303と機種用語ファイル305とが保存される。これら機種機能ファイル303および機種用語ファイル305の構成は、図10および図11を用いて説明した構成と同一なので、ここでの説明を省略する。
図15は、第1の実施形態に係るツールパッケージ保存領域211の一例のデータ構成を示す。ツールパッケージ保存領域211は、1以上の機種追加ツールパッケージ300が保存される。各機種追加ツールパッケージ300の構成は、図7〜図11を用いて説明した構成と同一なので、ここでの説明を省略する。
次に、機種共通ドライバ200に対する機種の更新が可能な機種追加ツール、機種機能ファイルおよび機種用語ファイルの組み合わせについて説明する。組み合わせが可能な機種機能ファイル303および機種用語ファイル305と、機種追加ツール301との組は、これら各情報およびツールのバージョン情報などに基づき決定される。以下、これら各情報およびツールの組み合わが可能となるための条件について説明する。
第1の条件は、機種追加ツール301が持つファイルフォーマットバージョンと、機種機能ファイル303のファイルフォーマットバージョンとの一致である。すなわち、機種追加ツール301と機種機能ファイル303とで対応するファイルフォーマットバージョンが異なる場合には、当該機種追加ツール301は、当該機種機能ファイル303と、対応する機種用語ファイル305とを機種共通ドライバ200に追加できない。
なお、機種追加ツール301が持つファイルフォーマットバージョンは、暗黙的なものであってよい。この場合、機種追加ツールパッケージ300は、機種機能ファイル303と、機種機能ファイル303のファイルフォーマットバージョンと対応する機種追加ツール301とを同梱して構成する。機種追加ツール301と機種機能ファイル303とを別個にリリースする場合には、例えば、機種機能ファイル303に識別情報を付加し、機種追加ツール301において、同梱可能な機種機能ファイル303の識別情報を列挙したリストを含めるようにする。これに限らず、機種追加ツール301に、ファイルフォーマットバージョンを明示的に示す情報を含めてもよい。
第2の条件は、機種追加ツール301が持つ機種追加IFバージョンと、機種共通ドライバ200が持つ機種追加IFバージョンとの一致である。すなわち、機種追加ツール301と機種共通ドライバ200とで、持っている機種追加IFバージョンが異なる場合には、当該機種追加ツール301は、当該機種機能ファイル303と、対応する機種用語ファイル305とを機種共通ドライバ200に追加できない。
第3の条件は、機種共通ドライバ200が持つファイルフォーマットバージョンの何れかに、機種機能ファイル303が持つファイルフォーマットバージョンが含まれることである。すなわち、機種共通ドライバ200は、複数のファイルフォーマットバージョンに対応している場合がある。例えば、最新の機種共通ドライバ200が、最新のファイルフォーマットバージョンと、過去全てのファイルフォーマットバージョンとに対応している場合が考えられる。
第4の条件は、機種追加ツールパッケージ300が含む機種機能ファイルが持つリリースバージョンが、機種共通ドライバ200に既に追加されている、機種が同一の機種機能ファイルのリリースバージョンよりも新しいバージョンであることである。
以上の第1〜第4の条件について、図16を用いてより具体的に説明する。クライアント装置20において、機種共通ドライバ200は、機種追加IFバージョンが値「2.0」とされ、ファイルフォーマットバージョンが値「1.2」および「1.3」の2バージョンに対応しているものとする。また、機種共通ドライバ200に対して、それぞれ機種名「ABC001」、リリースバージョン「1.0」の機種機能ファイル303aおよび機種用語ファイル305aが追加されているものとする。なお、機種機能ファイル303aは、ファイルフォーマットバージョンが値「1.3」とされている。
機種追加ツールパッケージ300aは、1の機種追加ツール301aと、2種類の機種について、それぞれ機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とを含む。すなわち、機種追加ツールパッケージ300aは、機種名「ABC001」、リリースバージョン「2.0」の機種機能ファイル303bおよび機種用語ファイル305bと、機種名「DEF002」、リリースバージョン「1.0」の機種機能ファイル303cおよび機種用語ファイル305cとを含む。なお、機種機能ファイル303bおよび303cは、それぞれファイルフォーマットバージョンが値「1.3」とされている。
第1の条件に関し、図16の例において、機種追加ツール301aのファイルフォーマットバージョンが値「1.3」であり、機種追加ツールパッケージ300aに機種追加ツール301aと同梱されている機種機能ファイル303bおよび303cは、それぞれファイルフォーマットバージョンが値「1.3」である。機種追加ツール301aと、機種機能ファイル303bおよび303cとでファイルフォーマットバージョンが一致するので、第1の条件を満たしている。したがって、機種追加ツール301aは、機種機能ファイル303bおよび303cを機種共通ドライバ200に追加するために動作可能である。
第2の条件に関し、機種追加ツール301aおよび機種共通ドライバ200が持つ機種追加IFバージョンは、共に値「2.0」であり一致しているため、第2の条件を満たしている。
第3の条件に関し、機種共通ドライバ200は、値「1.2」および値「1.3」のファイルフォーマットバージョンに対応し、機種機能ファイル303bおよび303cのファイルフォーマットバージョンが、それぞれ値「1.3」である。機種機能ファイル303bおよび303cのファイルフォーマットバージョンは、機種共通ドライバ200が対応するファイルフォーマットバージョンに含まれているため、第3の条件を満たしている。
さらに、第4の条件に関し、既に追加されている機種機能ファイル303aにおいて、機種名が「ABC001」とされ、リリースバージョンが値「1.0」とされている。これに対して、機種追加ツールパッケージ300aに含まれる、機種名が一致する機種機能ファイル303bのリリースバージョンが値「2.0」であり、追加されている機種機能ファイル303aよりもリリースバージョンが新しい。したがって、第4の条件を満たしている。
このように、図16に例示される機種追加ツールパッケージ300aは、上述した第1〜第4の条件を全て満たしている。したがって、機種追加ツール301aは、機種共通ドライバ200に対して機種機能ファイル303bおよび303cを追加可能である。
(第1の実施形態による処理)
次に、図17〜図20を用いて、第1の実施形態に係る、機種共通ドライバ200に対する機種機能ファイル303および機種用語ファイル305の追加処理について、より詳細に説明する。
図17および図18は、第1の実施形態に係る、機種共通ドライバ200に対する機種追加処理の全体の流れを示す一例のフローチャートである。図19は、第1の実施形態に係る、使用可能な機種追加ツールパッケージ300を特定する処理をより詳細に示す一例のフローチャートである。また、図20は、図17〜図19のフローチャートに従った処理の流れを、サーバ装置10aおよびクライアント装置20の構成に対応させて示す図である。なお、図20において、上述した図6と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
なお、ここでは、図17〜図19のフローチャートの処理に先立って、ユーザ、例えば機種追加ツールパッケージ300のリリース担当者が、機種共通ドライバ200に対して追加するための機種追加ツールパッケージ300を予め作成しているものとする。このとき、ユーザは、それぞれ異なる機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を含む複数(Xmax個とする)の機種追加ツールパッケージ300を作成することができる。また、各機種追加ツールパッケージ300は、それぞれ複数の機種について機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を含むことができるものとする。なお、各機種追加ツールパッケージ300に含まれる機種機能ファイル303の個数を、便宜上、Ymax個で代表させて説明する。
図17は、サーバ装置10aにおける機種追加ツールパッケージ情報の生成および保存処理を示す一例のフローチャートである。ステップS100で、ユーザは、作成した複数の機種追加ツールパッケージ300を書庫化して、サーバ装置10aの機種追加ツールパッケージ保存領域103に保存する(図20のステップS10)。次のステップS101で、サーバ装置10aにおいて情報生成部101aは、機種追加ツールパッケージ保存領域103から、保存されている機種追加ツールパッケージ300を取得する(図20のステップS11)。
次のステップS102で、情報生成部101aは、ステップS101で取得した機種追加ツールパッケージ300を展開し、書庫化された機種追加ツールパッケージ300から、機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を抽出する。そして、抽出した機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を解析し、機種追加ツールパッケージ情報を生成する。
情報生成部101aは、例えば、以下のようにして機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305の解析を行う。
(1)機種追加ツール301に対しては、情報生成部101aは、機種追加ツール301(実行ファイル名を「aaaa.exe」とする)をコマンドラインで実行し、値を得る。
実行するコマンド:aaaa.exe -i
結果:release_version:1.0.0.0 , if_version:1.0 , model:eras3d,bs87as
これにより、情報生成部101aは、機種追加ツール301について、リリースバージョン「1.0.0.0」、機種追加IFバージョン「1.0」であり、対応する機種名「eras3d」および「bs87as」の各情報を取得できる。なお、機種名は、本来の機種名に対応付けられた識別情報が取得される。この例では、識別情報「eras3d」が機種名「ABC001」に対応し、識別情報「bs87as」が機種名「DEF002」に対応しているものとする。
(2)機種機能ファイル303に対しては、情報生成部101aは、既知のパーサを使用して機種機能ファイル303の中身を検索し、下記のように、機種機能ファイル303に記述されている各値を得る。
<id ="eras3d">
<model name="ABC001">
<release version="1.0">
<file format version="1.2">
これにより、情報生成部101aは、機種機能ファイル303について、識別情報「eras3d」、機種名「ABC001」、リリースバージョン「1.0」、ファイルフォーマットバージョン「1.2」の各情報が取得される。
(3)機種用語ファイル305に対しても同様に、情報生成部101aは、既知のパーサを使用して機種用語ファイル305の中身を検索し、下記のように、機種用語ファイル305に記述されている各値を得る。
<id ="eras3d">
<model name="ABC001">
<release version="1.0">
これにより、情報生成部101aは、機種用語ファイル305について、識別情報「eras3d」、機種名「ABC001」、リリースバージョン「1.0」の各情報が取得される。
なお、情報生成部101aにおける上述の機種追加ツールパッケージ情報の生成処理は、ユーザがマニュアルにて機種追加ツールパッケージ情報をサーバ装置10aに入力することで行ってもよい。
説明は図17のフローチャートに戻り、ステップS103で、情報生成部101aは、ステップS102で上述のようにして生成した機種追加ツールパッケージ情報を、機種追加ツールパッケージ情報保存領域102に保存する(図20のステップS12)。機種追加ツールパッケージ情報が保存されると、図17のフローチャートによる一連の処理が終了される。
図18は、クライアント装置20の機種共通ドライバ200に対して機種を追加する処理を概略的に示す一例のフローチャートである。
先ず、ステップS120で、クライアント装置20の追加機種更新アプリケーション260において、取得部261は、機種保存領域210に保存されている、機種共通ドライバ200に機種機能ファイル303が追加された機種の機種名と、当該機種機能ファイル303のリリースバージョンとを取得する(図20のステップS13)。次のステップS121で、取得部261は、機種共通ドライバ200から、機種追加IFバージョンと、ファイルフォーマットバージョンとを取得する(図20のステップS14)。次のステップS122で、取得部261は、ステップS120およびステップS121で取得した各情報を、機種共通ドライバ200に追加されている機種を更新するための更新情報としてサーバ装置10aに送信する(図20のステップS15)。
処理はサーバ装置10a側に移行し、ステップS130で、機種情報管理部100aは、ステップS122でクライアント装置20から送信された各情報(更新情報)を受信する。そして、機種情報管理部100aは、機種追加ツールパッケージ情報保存領域102から、保存されている機種追加ツールパッケージ情報を取得する(図20のステップS16)。
次のステップS131で、機種情報管理部100aは、クライアント装置20から受信した各情報と、ステップS130で取得した機種追加ツールパッケージ情報とに基づき、更新可能な機種機能ファイル303が同梱されている機種追加ツールパッケージ300を特定する。より具体的には、ステップS131では、上述した第1〜第4の条件について判定処理を行う。このステップS131での処理の詳細は、後述する。
次のステップS132で、機種情報管理部100aは、ステップS131において機種追加ツールパッケージ300が特定されたか否かを判定する。特定されなかったと判定した場合、図18のフローチャートによる一連の処理を終了させ、機種共通ドライバ200に対する機種の追加が不可であるとする。
機種情報管理部100aは、ステップS132で、機種追加ツールパッケージ300が特定されたと判定した場合、処理をステップS133に移行させる。機種情報管理部100aは、ステップS132で特定された機種追加ツールパッケージ300を、機種追加ツールパッケージ保存領域103から取得する(図20のステップS17)。次のステップS134で、機種情報管理部100aは、ステップS133で取得した機種追加ツールパッケージ300を、クライアント装置20に送信し、クライアント装置20のツールパッケージ保存領域211に保存させる(図20のステップS18)。
処理はクライアント装置20側に移行し、ステップS123で、追加機種更新アプリケーション260において更新部262は、ステップS134でツールパッケージ保存領域211に保存された機種追加ツールパッケージ300を取得する(図20のステップS19)。更新部262は、取得した機種追加ツールパッケージ300に含まれる各ファイルおよび機種追加ツール301を取り出して、機種追加ツール301を実行可能な状態とする。
機種追加ツール301が実行されることで、機種追加ツールパッケージ300に含まれる機種機能ファイル303および機種用語ファイル305が機種保存領域210に保存される。これにより、機種共通ドライバ200に対する機種の追加が完了される。
図19は、上述したステップS131による機種追加ツールパッケージ300の特定処理を、より詳細に示す一例のフローチャートである。なお、図19において、Xmax個の機種追加ツールパッケージ300に対応するXmax個の機種追加ツールパッケージ情報のうちX個目の機種追加ツールパッケージ情報を、機種追加ツールパッケージ情報(x)として記述する。また、Ymax個の機種機能ファイル303に対応するYmax個の機種機能ファイル303のうちY個目の機種機能ファイル303を、機種機能ファイル(y)として記述する。値xおよび値yは、図19のフローチャートによる処理に先立って、それぞれ値を1に初期化される。
機種情報管理部100aは、ステップS140で、図18のステップS130でクライアント装置20から取得した各情報のうち、追加機種の機種名と、機種追加ツールパッケージ情報(x)の機種機能ファイル(y)に記述される機種名とを比較する。次のステップS141で、機種情報管理部100aは、ステップS140の比較結果に基づき両者が一致するか否かを判定する。一致すると判定した場合、機種情報管理部100aは、処理をステップS142に移行させる。
一方、ステップS141で一致しないと判定した場合、機種情報管理部100aは、処理をステップS149に移行させ、値yの値を1だけインクリメントし、次のステップS150で、新たな値yが値Ymaxを超えたか否かを判定する。機種情報管理部100aは、新たな値yが値Ymaxを超えていないと判定した場合、処理をステップS140に戻す。また、新たな値yが値Ymaxを超えたと判定した場合、処理をステップS151に移行させる。
ステップS142で、機種情報管理部100aは、図18のステップS130でクライアント装置20から取得した各情報のうち、追加機種のリリースバージョンと、機種追加ツールパッケージ情報(x)の機種機能ファイル(y)に記述されるリリースバージョンとを比較する。次のステップS143で、機種情報管理部100aは、ステップS142の比較結果に基づき、機種追加ツールパッケージ情報(x)の機種機能ファイル(y)に記述されるリリースバージョンが、クライアント装置20から取得した追加機種のリリースバージョンよりも高いか否かを判定する。若し、機種機能ファイル(y)に記述されるリリースバージョンが追加機種のリリースバージョン以下であると判定した場合、機種情報管理部100aは、処理をステップS149に移行させる。
一方、機種機能ファイル(y)に記述されるリリースバージョンが追加機種のリリースバージョンよりも高いと判定した場合、機種情報管理部100aは、処理をステップS144に移行させる。
ステップS144で、機種情報管理部100aは、図18のステップS130でクライアント装置20から取得した各情報のうち、機種共通ドライバ200のファイルフォーマットバージョンと、機種追加ツールパッケージ情報(x)の機種機能ファイル(y)のファイルフォーマットバージョンとを比較する。次のステップS145で、機種情報管理部100aは、機種機能ファイル(y)のファイルフォーマットバージョンが、機種共通ドライバ200のファイルフォーマットバージョンに対する互換条件を満たすか否かを判定する。より具体的には、機種共通ドライバ200が対応するファイルフォーマットバージョンが、機種機能ファイル(y)のファイルフォーマットバージョンを含んでいるか否かを判定する。
機種情報管理部100aは、ファイルフォーマットバージョンの互換条件を満たさない、すなわち、機種共通ドライバ200が対応するファイルフォーマットバージョンが、機種機能ファイル(y)のファイルフォーマットバージョンを含んでいないと判定した場合、処理をステップS149に移行させる。一方、機種情報管理部100aは、ファイルフォーマットバージョンの互換条件を満たす、すなわち、機種共通ドライバ200が対応するファイルフォーマットバージョンが、機種機能ファイル(y)のファイルフォーマットバージョンを含むと判定した場合、処理をステップS146に移行させる。
ステップS146で、機種情報管理部100aは、図18のステップS130でクライアント装置20から取得した各情報のうち、機種共通ドライバ200の機種追加IFバージョンと、機種追加ツールパッケージ情報(x)の機種機能ファイル(y)の機種追加IFバージョンとを比較する。次のステップS147で、機種情報管理部100aは、両者が一致するか否かを判定する。両者が一致しないと判定した場合、機種情報管理部100aは、処理をステップS151に移行させる。
一方、両者が一致すると判定した場合、機種情報管理部100aは、処理をステップS148に移行させる。ステップS148で、機種情報管理部100aは、機種追加ツールパッケージ300を特定できたと判定する。より具体的には、機種情報管理部100aは、X個目の機種追加ツールパッケージ300を、機種共通ドライバ200に機種を追加可能な機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を含むものとして特定する。そして、図19のフローチャートによる一連の処理が終了され、処理が図18のステップS132に移行される。
上述したステップS151で、機種情報管理部100aは、値xを1だけインクリメントし、次のステップS152で、新たな値xが値Xmaxを超えたか否かを判定する。若し、新たな値xが値Xmax以下であると判定した場合、機種情報管理部100aは、処理をステップS154に移行させ、値yを1に初期化して処理をステップS140に戻す。
一方、機種情報管理部100aは、ステップS152で、新たな値xが値Xmaxを超えたと判定した場合、処理をステップS153に移行させる。ステップS153で、機種情報管理部100aは、機種追加ツールパッケージ300を特定できなかったと判定する。そして、図19のフローチャートによる一連の処理が終了され、処理が図18のステップS132に移行される。
このように、第1の実施形態によれば、サーバ装置10aは、クライアント装置20から送信された情報に基づき、クライアント装置20に搭載される機種共通ドライバ200に対して機種を追加可能な機種追加ツールパッケージ300を特定するようにしている。そのため、クライアント装置20は、複数の機種追加ツールパッケージ300からの選択処理をクライアント装置20側で行うこと無しに、適切な機種追加ツールパッケージ300を取得することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図21は、第2の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成を示す。なお、図21において、上述した図6と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。図21において、情報処理システム1bは、サーバ装置10bとクライアント装置20とを含み、クライアント装置20は、図示されないネットワークを介してサーバ装置10bおよびプリンタ装置40と接続される。
以下では、上述した第1の実施形態と異なる構成を中心に、第2の実施形態の説明を行う。クライアント装置20の構成は、第1の実施形態において図6を用いて説明した構成と同一であるので、ここでの説明を省略する。
上述した第1の実施形態では、サーバ装置10aが機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305をパッケージ化し、機種追加ツールパッケージ300として保存していた。これに対して、本第2の実施形態に係るサーバ装置10bは、機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を各々保存領域に保存する。また、各機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を示す情報も、各々保存領域に保存する。
より具体的には、サーバ装置10bは、サーバ装置10aにおける機種追加ツールパッケージ情報保存領域102の代わりに、機種追加ツール情報保存領域110と、機種機能ファイル情報保存領域111と、機種用語ファイル情報保存領域112とを備える。また、サーバ装置10bは、サーバ装置10aにおける機種追加ツールパッケージ保存領域103の代わりに、機種追加ツール保存領域113と、機種機能ファイル保存領域114と、機種用語ファイル保存領域115とを備える。
サーバ装置10bにおいて、機種情報管理部100bは、クライアント装置20の取得部221から、機種共通ドライバ200に追加されている機種を更新するための更新情報を受信する。機種情報管理部100bは、クライアント装置20から受信したこの更新情報と、機種追加ツール情報保存領域110、機種機能ファイル情報保存領域111および機種用語ファイル情報保存領域112に保存される情報とに基づき、機種追加ツール保存領域113、機種機能ファイル保存領域114および機種用語ファイル保存領域115を参照する。機種情報管理部100bは、参照結果に基づき、適切な機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を特定し、特定した各ファイルおよびツールを機種追加ツールパッケージ300に格納してクライアント装置20に送信する。
サーバ装置10bにおいて、情報生成部101bは、機種追加ツール保存領域113、機種機能ファイル保存領域114および機種用語ファイル保存領域115に保存される各ファイルおよびツールに基づき、機種追加ツール情報、機種機能ファイル情報および機種用語ファイル情報を生成する。情報生成部101bは、生成したこれら機種追加ツール情報、機種機能ファイル情報および機種用語ファイル情報を、それぞれ機種追加ツール情報保存領域110、機種機能ファイル情報保存領域111および機種用語ファイル情報保存領域112に保存する。
機種追加ツール情報保存領域110、機種機能ファイル情報保存領域111および機種用語ファイル情報保存領域112、ならびに、機種追加ツール保存領域113、機種機能ファイル保存領域114および機種用語ファイル保存領域115について説明する。これら各保存領域は、サーバ装置10bが有するストレージ54上の記憶領域として構成される。
図22は、第2の実施形態に係る機種追加ツール保存領域113の一例のデータ構成を示す。機種追加ツール保存領域113は、機種追加ツール301を保存するための領域である。図22の例では、機種追加ツール保存領域113は、複数の機種追加ツール301a、301b、…(機種追加ツール#1、#2、…)が保存されている。
機種追加ツール保存領域113において、各機種追加ツール301aおよび301bは、図23に例示されるように、互いに識別可能なデータ名(機種追加ツール#1および#2)を与えられ、実体的には、それぞれ実行ファイルとして機種追加ツール保存領域113に保存される。図23の例では、各機種追加ツール#1および#2は、それぞれファイル名「aaaa_1000.exe」および「aaaa_2000.exe」の実行ファイルとされている。
なお、機種追加ツール301のファイル名は、図23の例では、当該ファイルが機種追加ツール301であることを示す文字列(この例では文字列「aaaa」)と、機種追加ツール301のリリースバージョンを示す文字列(この例では文字列「1000」、「2000」)とをアンダースコアで結合させるという命名規則に従い構成されている。
図24は、第2の実施形態に係る機種追加ツール情報保存領域110の一例のデータ構成を示す。機種追加ツール情報保存領域110は、機種追加ツール保存領域113に保存される各機種追加ツール301a、301b、…の属性情報である機種追加ツール情報301a’、301b’、…がそれぞれ保存される。各機種追加ツール情報301a、301b’、…は、それぞれリリースバージョンと、機種追加IFバージョンと、同梱可能機種IDリストとを含む。
図25(a)および図25(b)は、それぞれ、第2の実施形態に係る機種追加ツール情報301a’および301b’の具体的な例を示す。図25(a)において、機種追加ツール情報301a’は、リリースバージョンとして値「1.0.0.0」が記述され、機種追加IFバージョンとして値「1.0」が記述されている。同梱可能機種IDリストは、この機種追加ツール情報301a’に対応する機種追加ツール301aに対して機種機能ファイル303および機種用語ファイル305が同梱可能な機種のIDが列挙される。図25(a)の例では、同梱可能機種IDとして、ID「eras3d」および「bs87as」が記述されている。
図25(b)においても同様に、機種追加ツール情報301b’は、リリースバージョンとして値「2.0.0.0」が記述され、機種追加IFバージョンとして値「1.0」が記述され、同梱可能機種IDとして、ID「eras3d」、「bs87as」および「98skse」が記述されている。
図26は、第2の実施形態に係る機種機能ファイル保存領域114の一例のデータ構成を示す。機種機能ファイル保存領域114は、機種機能ファイル303を保存するための領域である。図26の例では、機種機能ファイル保存領域114は、複数の機種機能ファイル303a、303b、…(機種機能ファイル#1、#2、…)が保存されている。
機種機能ファイル保存領域114において、各機種機能ファイル303aおよび303bは、図27に例示されるように、互いに識別可能なデータ名(機種機能ファイル#1および#2)が与えられ、ファイル名「abc001_eras3d.psd」および「def002_be87as.psd」のファイルとして保存されている。この例では、ファイル名は、ファイル名「abc001_eras3d.psd」を例に取ると、機種を示す文字列を小文字で記述した文字列「abc001」と、ID「eras3d」とをアンダースコアで結合させて構成されている。ファイル名において、ピリオドで区切られた後ろの文字列「psd」は、このファイルの種類を識別するために設けられた拡張子である。
図28は、第2の実施形態に係る機種機能ファイル情報保存領域111の一例のデータ構成を示す。機種機能ファイル情報保存領域111は、機種機能ファイル保存領域114に保存される機種機能ファイル303a、303b、…の属性情報である機種機能ファイル情報303a’、303b’、…がそれぞれ保存される。各機種機能ファイル情報303a’、303b’、…は、それぞれIDと、機種機能ファイルのファイル名と、機種名と、リリースバージョンと、ファイルフォーマットバージョンとを含む。
図29(a)および図29(b)は、それぞれ、第2の実施形態に係る機種機能ファイル情報303a’および303b’の具体的な例を示す。図29(a)において、機種機能ファイル情報303a’は、ID「eras3d」と、機種機能ファイルのファイル名「abc001_eras3d.psd」と、機種名「ABC001」とが記述されている。また、機種機能ファイル情報303a’は、リリースバージョンとして値「1.0」が記述され、ファイルフォーマットバージョンとして値「1.2」が記述されている。
図29(b)についても同様に、機種機能ファイル情報303b’は、ID「bs87as」と、機種機能ファイルのファイル名「def002_bs87as.psd」と、機種名「DEF002」とが記述されている。また、機種機能ファイル情報303b’は、リリースバージョンとして値「1.0」が記述され、ファイルフォーマットバージョンとして値「1.2」が記述されている。
図30は、第2の実施形態に係る機種用語ファイル保存領域115の一例のデータ構成を示す。機種用語ファイル保存領域115は、機種用語ファイル305を保存するための領域である。図30の例では、機種用語ファイル保存領域115は、複数の機種用語ファイル305a、305b、…(機種用語ファイル#1、#2、…)が保存されている。
機種用語ファイル保存領域115において、各機種用語ファイル305aおよび305bは、図31に例示されるように、互いに識別可能なデータ名(機種用語ファイル#1および#2)が与えられ、ファイル名「abc001_eras3d.json」および「def002_be87as.json」のファイルとして保存されている。ファイル名の命名規則は、上述した機種機能ファイル保存領域115の例と同様なので、詳細な説明を省略する。
図32は、第2の実施形態に係る機種用語ファイル情報保存領域112の一例のデータ構成を示す。機種用語ファイル情報保存領域112は、機種用語ファイル保存領域115に保存される機種用語ファイル305a、305b、…の属性情報である機種用語ファイル情報305a’、305b’、…がそれぞれ保存される。各機種用語ファイル情報305a’、305b’、…は、それぞれIDと、機種用語ファイルのファイル名と、機種名と、リリースバージョンとを含む。
図33(a)および図33(b)は、それぞれ、第2の実施形態に係る機種用語ファイル情報305a’および305b’の具体的な例を示す。図33(a)において、機種用語ファイル情報305a’は、ID「eras3d」と、機種用語ファイルのファイル名「abc001_eras3d.json」と、機種名「ABC001」と、リリースバージョン「1.0」とが記述されている。図33(b)についても同様に、機種用語ファイル情報305b’は、ID「bs87as」と、機種用語ファイルのファイル名「def002_bs87as.json」と、機種名「DEF002」と、リリースバージョン「1.0」とが記述されている。
(第2の実施形態による処理)
次に、図34〜図37を用いて、第2の実施形態に係る、機種共通ドライバ200に対する機種機能ファイル303および機種用語ファイル305の追加処理について、より詳細に説明する。
図34および図35は、第2の実施形態に係る、機種共通ドライバ200に対する機種追加処理の全体の流れを示す一例のフローチャートである。図36は、第2の実施形態に係る、使用可能な機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を特定する処理をより詳細に示す一例のフローチャートである。また、図37は、図34〜図36のフローチャートに従った処理の流れを、サーバ装置10bおよびクライアント装置20の構成に対応させて示す図である。なお、図37において、上述した図21と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
なお、ここでは、図34〜図36のフローチャートの処理に先立って、ユーザ、例えば機種追加ツールパッケージ300のリリース担当者が、機種共通ドライバ200に対して追加するための機種追加ツール301と、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とを予め作成しているものとする。このとき、ユーザは、それぞれXmax個の機種機能ファイル303および機種用語ファイル305と、Ymax個の機種追加ツール301とを作成するものとする。
図34は、サーバ装置10bにおける機種追加ツール情報と、機種機能ファイル情報および機種用語ファイル情報とを生成および保存する処理を示す一例のフローチャートである。ステップS200で、ユーザは、Y個の機種追加ツール301と、作成したX個の機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とを、それぞれ機種追加ツール保存領域113、機種機能ファイル保存領域114および機種用語ファイル保存領域115に保存する(図37のステップS20)。
次のステップS201で、サーバ装置10bにおいて情報生成部101bは、機種追加ツール保存領域113、機種機能ファイル保存領域114および機種用語ファイル保存領域115から、保存されているY個の機種追加ツール301と、それぞれX個の機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とを取得する(図37のステップS21a、S21b、S21c)。
次のステップS202で、情報生成部101bは、ステップS201で取得した機種追加ツール301と、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とを解析し、機種追加ツール情報、機種機能ファイル情報および機種用語ファイル情報を生成する。各ファイルなどの解析方法は、第1の実施形態において項目(1)〜(3)で説明した方法を同様に適用可能であるため、ここでの説明を省略する。
次のステップS203で、情報生成部101bは、ステップS202での解析結果に基づき生成した機種追加ツール情報、機種機能ファイル情報および機種用語ファイル情報を、それぞれ機種追加ツール情報保存領域110、機種機能ファイル情報保存領域111および機種用語ファイル情報保存領域112に保存する(図37のステップS22a、S22bおよびS22c)。各情報の保存領域への保存が完了すると、図34のフローチャートによる一連の処理が終了される。
図35は、第2の実施形態に係る、クライアント装置20の機種共通ドライバ200に対して機種を追加する処理を概略的に示す一例のフローチャートである。
ステップS210〜ステップS212の処理は、上述した図18のフローチャートにおけるステップS120〜ステップS122の処理と同一である。すなわち、ステップS210で、クライアント装置20の取得部261は、機種保存領域210から機種名とリリースバージョンとを取得する(図37のステップS23)。次のステップS211で、取得部261は、機種共通ドライバ200から、機種追加IFバージョンと、ファイルフォーマットバージョンとを取得する(図37のステップS24)。次のステップS212で、取得部261は、ステップS210およびステップS211で取得した各情報を、機種共通ドライバ200に追加されている機種を更新するための更新情報としてサーバ装置10bに送信する(図37のステップS25)。
処理はサーバ装置10b側に移行し、ステップS220で、機種情報管理部100bは、ステップS212でクライアント装置20から送信された各情報(更新情報)を受信する。そして、機種情報管理部100bは、機種追加ツール情報保存領域110、機種機能ファイル情報保存領域111および機種用語ファイル情報保存領域112から、機種追加ツール情報、機種機能ファイル情報および機種用語ファイル情報を取得する(図37のステップS26a、S26bおよびS26c)。
次のステップS221で、機種情報管理部100bは、クライアント装置20から受信した各情報と、ステップS220で取得した機種追加ツール情報、機種機能ファイル情報および機種用語ファイル情報とに基づき、機種追加ツール301と、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とを特定する。より具体的には、機種情報管理部100bは、ステップS221で、上述した第1〜第4の条件について判定処理を行う。このステップS221での処理の詳細は、後述する。
次のステップS222で、機種情報管理部100bは、ステップS221において機種追加ツール301と、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305が特定されたか否かを判定する。特定されなかったと判定した場合、図35のフローチャートによる一連の処理を終了させ、機種共通ドライバ200に対する機種の追加が不可であるとする。
機種情報管理部100bは、ステップS222で、機種追加ツール301と、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305が特定されたと判定した場合、処理をステップS223に移行させる。機種情報管理部100bは、ステップS222で特定された機種追加ツール301と、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を、機種追加ツール保存領域113、機種機能ファイル保存領域114および機種用語ファイル保存領域115からそれぞれ取得する(図37のステップS27a、S27bおよびS27c)。
次のステップS224で、機種情報管理部100bは、ステップS223で取得した機種追加ツール301と、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とを含む機種追加ツールパッケージ300を作成する。機種情報管理部100bは、作成した機種追加ツールパッケージ300を、次のステップS225でクライアント装置20に送信し、クライアント装置20のツールパッケージ保存領域211に保存させる(図37のステップS28)。
処理はクライアント装置20側に移行し、ステップS213で、追加機種更新アプリケーション260において更新部262は、ステップS225でツールパッケージ保存領域211に保存された機種追加ツールパッケージ300を取得する(図37のステップS29)。更新部262は、取得した機種追加ツールパッケージ300に含まれる各ファイルおよび機種追加ツール301を取り出して、機種追加ツール301を実行可能な状態とする。
図36は、上述したステップS221による機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305の特定処理を、より詳細に示す一例のフローチャートである。なお、図36において、Xmax個の機種機能ファイル情報のうちX個目の機種機能ファイル情報を、機種機能ファイル情報(x)として記述する。また、Ymax個の機種追加ツール情報のうちY個目の機種追加ツール情報を機種追加ツール情報(y)として記述する。値xおよび値yは、図36のフローチャートによる処理に先立って、それぞれ値を1に初期化される。
機種情報管理部100bは、ステップS230で、図35のステップS220でクライアント装置20から取得した各情報のうち、追加機種の機種名と、機種機能ファイル情報(x)に記述される機種名とを比較する。次のステップS231で、機種情報管理部100bは、ステップS230の比較結果に基づき両者が一致するか否かを判定する。
機種情報管理部100bは、ステップS231で両者が一致しないと判定した場合、処理をステップS241に移行させ、値xの値を1だけインクリメントし、次のステップS242で、新たな値xが値Xmaxを超えたか否かを判定する。機種情報管理部100bは、新たな値xが値Xmaxを超えていないと判定した場合、処理をステップS230に戻す。また、新たな値xが値Xmaxを超えたと判定した場合、処理をステップS246に移行させる。
ステップS246で、機種情報管理部100bは、機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を特定できなかったと判定する。そして、図36のフローチャートによる一連の処理が終了され、処理が図35のステップS222に移行される。
一方、上述したステップS231で、追加機種の機種名と、機種機能ファイル情報(x)に記述される機種名とが一致すると判定した場合、機種情報管理部100bは、処理をステップS232に移行させる。
ステップS232で、機種情報管理部100bは、図35のステップS220でクライアント装置20から取得した各情報のうち、追加機種のリリースバージョンと、機種機能ファイル情報(x)に記述されるリリースバージョンとを比較する。次のステップS233で、機種情報管理部100bは、ステップS232の比較結果に基づき、機種機能ファイル情報(x)に記述されるリリースバージョンが、クライアント装置20から取得した追加機種のリリースバージョンよりも高いか否かを判定する。若し、機種機能ファイル情報(x)に記述されるリリースバージョンが追加機種のリリースバージョン以下であると判定した場合、機種情報管理部100bは、処理をステップS241に移行させる。
一方、機種機能ファイル情報(x)に記述されるリリースバージョンが追加機種のリリースバージョンよりも高いと判定した場合、機種情報管理部100bは、処理をステップS234に移行させる。
ステップS234で、機種情報管理部100bは、図35のステップS220でクライアント装置20から取得した各情報のうち、機種共通ドライバ200のファイルフォーマットバージョンと、機種機能ファイル情報(x)に記述されるファイルフォーマットバージョンとを比較する。次のステップS235で、機種情報管理部100bは、機種機能ファイル情報(x)に記述されるファイルフォーマットバージョンが、機種共通ドライバ200のファイルフォーマットバージョンに対する互換条件を満たすか否かを判定する。より具体的には、機種共通ドライバ200が対応するファイルフォーマットバージョンが、機種機能ファイル情報(x)に記述されるファイルフォーマットバージョンを含んでいるか否かを判定する。
機種情報管理部100bは、ファイルフォーマットバージョンの互換条件を満たさない、すなわち、機種共通ドライバ200が対応するファイルフォーマットバージョンが、機種機能ファイル情報(x)に記述されるファイルフォーマットバージョンを含んでいないと判定した場合、処理をステップS241に移行させる。一方、機種情報管理部100bは、ファイルフォーマットバージョンの互換条件を満たす、すなわち、機種共通ドライバ200が対応するファイルフォーマットバージョンが、機種機能ファイル情報(x)に記述されるファイルフォーマットバージョンを含むと判定した場合、処理をステップS236に移行させる。
ステップS236で、機種情報管理部100bは、機種機能ファイル情報(x)に記述されるIDと、機種追加ツール情報(y)に記述される同梱可能機種IDのリストとを比較する。次のステップS237で、機種情報管理部100bは、ステップS236での比較の結果、機種機能ファイル情報(x)に記述されるIDが、同梱可能機種IDのリストに含まれるか否かを判定する。機種情報管理部100bは、機種機能ファイル情報(x)に記述されるIDが、同梱可能機種IDのリストに含まれないと判定した場合、処理をステップS243に移行させる。
ステップS243で、機種情報管理部100bは、値yを1だけインクリメントし、次のステップS245で、新たな値yが値Ymaxを超えたか否かを判定する。機種情報管理部100bは、新たな値yが値Ymaxを超えていないと判定した場合、処理をステップS236に戻す。
また、機種情報管理部100bは、新たな値yが値Ymaxを超えたと判定した場合、処理を上述したステップS246に移行させ、機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305が特定できなかったとして、図36のフローチャートによる一連の処理を終了させる。
上述したステップS237で、機種情報管理部100bは、ステップS236での比較の結果、機種機能ファイル情報(x)に記述されるIDが、同梱可能機種IDのリストに含まれると判定した場合、処理をステップS238に移行させる。
ステップS238で、機種情報管理部100bは、図35のステップS220でクライアント装置20から取得した各情報のうち、機種共通ドライバ200の機種追加IFバージョンと、機種追加ツール情報(y)に記述される機種追加IFバージョンとを比較する。次のステップS239で、機種情報管理部100bは、両者が一致するか否かを判定する。両者が一致しないと判定した場合、機種情報管理部100bは、処理を上述したステップS243に移行させる。
一方、両者が一致すると判定した場合、機種情報管理部100bは、処理をステップS240に移行させる。ステップS240で、機種情報管理部100bは、機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を特定できたと判定する。そして、図36のフローチャートによる一連の処理が終了され、処理が図35のステップS222に移行される。
このように、第2の実施形態によれば、サーバ装置10bは、クライアント装置20から送信された情報に基づき、クライアント装置20に搭載される機種共通ドライバ200に対して機種を追加可能な機種追加ツールパッケージ300を作成するための各ファイルなどを特定している。そのため、クライアント装置20は、それぞれ複数の機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305から適切なファイルなどを選択するという煩雑な処理を行うこと無く、適切な機種追加ツールパッケージ300を取得することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。図38は、第3の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成を示す。なお、図38において、上述した図21と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。図38において、情報処理システム1cは、サーバ装置10cとクライアント装置20とを含み、クライアント装置20は、図示されないネットワークを介してサーバ装置10cおよびプリンタ装置40と接続される。クライアント装置20の構成は、第1の実施形態において図6を用いて説明した構成と同一であるので、ここでの説明を省略する。
第3の実施形態に係る情報処理システム1cにおいて、サーバ装置10cは、上述した第2の実施形態に係る情報処理システム1bのサーバ装置10bに対して、情報生成部101bと、機種追加ツール情報保存領域110とが省略されている。また、情報処理システム1cは、機種機能ファイル情報保存領域111’に、機種追加ツール301を特定するために用いる情報がさらに格納される。さらに、機種情報管理部100cは、上述した第2の実施形態に係る機種情報管理部100bに対して一部の機能が変更されている。
図39は、第3の実施形態に係る機種機能ファイル情報保存領域111’の一例のデータ構成を示す。機種機能ファイル情報保存領域111’は、機種機能ファイル保存領域114に保存される機種機能ファイル303a、303b、…の属性情報である機種機能ファイル情報303a”、303b”、…がそれぞれ保存される。各機種機能ファイル情報303a”、303b”、…は、上述した第2の実施形態における各機種機能ファイル情報303a’、303b’、…に対し、機種機能ファイルのファイル名、機種名、リリースバージョンおよびファイルフォーマットバージョンを含み、IDが省略されている。また、各機種機能ファイル情報303a”、303b”、…は、各機種機能ファイル情報303a’、303b’、…に対し、同梱可能な機種追加ツールを示す情報が追加されている。
図40は、第3の実施形態に係る機種機能ファイル情報303a”の具体的な例を示す。機種機能ファイル情報303a”は、機種機能ファイル303のファイル名「abc001_eras3d.psd」と、機種名「ABC001」と、リリースバージョン「1.0」と、ファイルフォーマットバージョン「1.2」とが記述されている。さらに、機種機能ファイル情報303a”は、同梱可能な機種追加ツール301を示す情報が列挙されて記述される。
同梱可能な機種追加ツール301は、この機種機能ファイル情報303a”が対応する機種機能ファイル303aを機種共通ドライバ200に追加可能な機種追加ツール301である。この例では、同梱可能な機種追加ツール301のファイル名が、当該ファイルが機種追加ツール301であることを示す文字列(この例では文字列「aaaa」)と、機種追加ツール301のリリースバージョンを示す文字列(この例では文字列「1000」、「2000」)と、当該機種追加ツール301が対応する機種追加IFバージョン(この例では文字列「10」)とをアンダースコアで結合させるという命名規則に従い構成されている。
(第3の実施形態による処理)
次に、図41〜図44を用いて、第3の実施形態に係る、機種共通ドライバ200に対する機種機能ファイル303および機種用語ファイル305の追加処理について、より詳細に説明する。
図41および図42は、第3の実施形態に係る、機種共通ドライバ200に対する機種追加処理の全体の流れを示す一例のフローチャートである。図43は、第3の実施形態に係る、使用可能な機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を特定する処理をより詳細に示す一例のフローチャートである。また、図44は、図41〜図43のフローチャートに従った処理の流れを、サーバ装置10cおよびクライアント装置20の構成に対応させて示す図である。なお、図44において、上述した図37と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
なお、ここでは、図41〜図43のフローチャートの処理に先立って、ユーザ、例えば機種追加ツールパッケージ300のリリース担当者が、機種共通ドライバ200に対して追加する機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を予め作成しているものとする。このとき、ユーザは、それぞれXmax個の機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を作成するものとする。
図41は、第3の実施形態に係る、サーバ装置10cにおける機種機能ファイル情報および機種用語ファイル情報を生成および保存する処理を示す一例のフローチャートである。ステップS300で、ユーザは、1以上の機種追加ツール301と、X個の機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とを、それぞれ機種追加ツール保存領域113、機種機能ファイル保存領域114および機種用語ファイル保存領域115に保存する(図44のステップS30a、S30bおよびS30c)。
次のステップS301で、ユーザは、機種機能ファイル情報303a”、303b”、…を機種機能ファイル情報保存領域111’に対して、例えばマニュアルにて入力する(図44のステップS31a)。また、ユーザは、機種機能ファイル情報303a”、303b”、…に対応する機種用語ファイル情報を、機種用語ファイル情報保存領域112に対して、例えばマニュアルにて入力する(図44のステップS31b)。機種機能ファイル情報保存領域111’および機種用語ファイル情報保存領域112に対する各情報の入力が完了すると、図41のフローチャートによる一連の処理が終了される。
図42は、第3の実施形態に係る、クライアント装置20の機種共通ドライバ200に対して機種を追加する処理を概略的に示す一例のフローチャートである。
ステップS310〜ステップS312の処理は、上述した図35のフローチャートにおけるステップS210〜ステップS212の処理と同一である。すなわち、ステップS310で、クライアント装置20の取得部261は、機種保存領域210から機種名とリリースバージョンとを取得する(図44のステップS32)。次のステップS311で、取得部261は、機種共通ドライバ200から、機種追加IFバージョンと、ファイルフォーマットバージョンとを取得する(図44のステップS33)。次のステップS312で、取得部261は、ステップS310およびステップS311で取得した各情報を、機種共通ドライバ200に追加されている機種を更新するための更新情報としてサーバ装置10cに送信する(図44のステップS34)。
処理はサーバ装置10c側に移行し、ステップS320で、機種情報管理部100cは、ステップS312でクライアント装置20から送信された各情報(更新情報)を受信する。そして、機種情報管理部100cは、機種機能ファイル情報保存領域111’および機種用語ファイル情報保存領域112から、機種機能ファイル情報303a”、303b”、…と、機種機能ファイル情報303a”、303b”、…にそれぞれ対応する各機種用語ファイル情報とを取得する(図44のステップS35aおよびS35b)。
次のステップS321で、機種情報管理部100cは、クライアント装置20から受信した各情報と、ステップS320で取得した機種機能ファイル情報303a”、303b”、…と、これらに対応する各機種用語ファイル情報とに基づき、機種追加ツール301と、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とを特定する。より具体的には、機種情報管理部100cは、ステップS321で、上述した第1〜第4の条件について判定処理を行う。このステップS321での処理の詳細は、後述する。
次のステップS322で、機種情報管理部100cは、ステップS321において、機種追加ツール301と、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とが特定されたか否かを判定する。特定されなかったと判定した場合、図42のフローチャートによる一連の処理を終了させ、機種共通ドライバ200に対する機種の追加が不可であるとする。
機種情報管理部100cは、ステップS322で、機種追加ツール301と、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とが特定されたと判定した場合、処理をステップS323に移行させる。機種情報管理部100cは、ステップS322で特定された機種追加ツール301と、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とを、機種追加ツール保存領域113、機種機能ファイル保存領域114および機種用語ファイル保存領域115からそれぞれ取得する(図44のステップS36a、S36bおよびS36c)。
次のステップS324で、機種情報管理部100cは、ステップS323で取得した機種追加ツール301と、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305とを含む機種追加ツールパッケージ300を作成する。機種情報管理部100cは、作成した機種追加ツールパッケージ300を、次のステップS325でクライアント装置20に送信し、クライアント装置20のツールパッケージ保存領域211に保存させる(図44のステップS37)。
処理はクライアント装置20側に移行し、ステップS313で、追加機種更新アプリケーション260において更新部262は、ステップS325でツールパッケージ保存領域211に保存された機種追加ツールパッケージ300を取得する(図44のステップS38)。更新部262は、取得した機種追加ツールパッケージ300に含まれる各ファイルおよび機種追加ツール301を取り出して、機種追加ツール301を実行可能な状態とする。
図43は、上述したステップS321による機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305の特定処理を、より詳細に示す一例のフローチャートである。なお、図43において、Xmax個の機種機能ファイル情報のうちX個目の機種機能ファイル情報を、機種機能ファイル情報(x)として記述する。値xは、図43のフローチャートによる処理に先立って1に初期化される。
機種情報管理部100cは、ステップS330で、図42のステップS320でクライアント装置20から取得した各情報のうち、追加機種の機種名と、機種機能ファイル情報(x)に記述される機種名とを比較する。次のステップS331で、機種情報管理部100cは、ステップS330の比較結果に基づき両者が一致するか否かを判定する。
機種情報管理部100cは、ステップS331で両者が一致しないと判定した場合、処理をステップS339に移行させ、値xの値を1だけインクリメントし、次のステップS340で、新たな値xが値Xmaxを超えたか否かを判定する。機種情報管理部100cは、新たな値xが値Xmaxを超えていないと判定した場合、処理をステップS330に戻す。また、新たな値xが値Xmaxを超えたと判定した場合、処理をステップS341に移行させる。
ステップS341で、機種情報管理部100cは、機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を特定できなかったと判定する。そして、図43のフローチャートによる一連の処理が終了され、処理が図42のステップS322に移行される。
一方、上述したステップS331で、追加機種の機種名と、機種機能ファイル情報(x)に記述される機種名とが一致すると判定した場合、機種情報管理部100cは、処理をステップS332に移行させる。
ステップS332で、機種情報管理部100cは、図42のステップS320でクライアント装置20から取得した各情報のうち、追加機種のリリースバージョンと、機種機能ファイル情報(x)に記述されるリリースバージョンとを比較する。次のステップS333で、機種情報管理部100cは、ステップS332の比較結果に基づき、機種機能ファイル情報(x)に記述されるリリースバージョンが、クライアント装置20から取得した追加機種のリリースバージョンよりも高いか否かを判定する。若し、機種機能ファイル情報(x)に記述されるリリースバージョンが追加機種のリリースバージョン以下であると判定した場合、機種情報管理部100cは、処理をステップS339に移行させる。
一方、機種機能ファイル情報(x)に記述されるリリースバージョンが追加機種のリリースバージョンよりも高いと判定した場合、機種情報管理部100cは、処理をステップS334に移行させる。
ステップS334で、機種情報管理部100cは、図42のステップS320でクライアント装置20から取得した各情報のうち、機種共通ドライバ200のファイルフォーマットバージョンと、機種機能ファイル情報(x)に記述されるファイルフォーマットバージョンとを比較する。次のステップS335で、機種情報管理部100cは、機種機能ファイル情報(x)に記述されるファイルフォーマットバージョンが、機種共通ドライバ200のファイルフォーマットバージョンに対する互換条件を満たすか否かを判定する。より具体的には、機種共通ドライバ200が対応するファイルフォーマットバージョンが、機種機能ファイル情報(x)に記述されるファイルフォーマットバージョンを含んでいるか否かを判定する。
機種情報管理部100cは、ファイルフォーマットバージョンの互換条件を満たさない、すなわち、機種共通ドライバ200が対応するファイルフォーマットバージョンが、機種機能ファイル情報(x)に記述されるファイルフォーマットバージョンを含んでいないと判定した場合、処理をステップS339に移行させる。一方、機種情報管理部100cは、ファイルフォーマットバージョンの互換条件を満たす、すなわち、機種共通ドライバ200が対応するファイルフォーマットバージョンが、機種機能ファイル情報(x)に記述されるファイルフォーマットバージョンを含むと判定した場合、処理をステップS336に移行させる。
ステップS336で、機種情報管理部100cは、図42のステップS320でクライアント装置20から取得した各情報のうち、機種共通ドライバ200の機種追加IFバージョンが、機種機能ファイル情報(x)の同梱可能な機種追加ツールのリストに含まれるか否かを確認する。この例では、図40を用いて説明したように、機種追加ツール301は、ファイル名に機種追加IFバージョンを示す情報が含まれている。したがって、機種情報管理部100cは、機種機能ファイル情報(x)に含まれる同梱可能な機種追加ツールに記述されるファイル名を解析して機種追加IFバージョンを取得し、取得した機種追加IFバージョンと、機種共通ドライバ200の機種追加IFバージョンとを比較する。
機種情報管理部100cは、次のステップS337で、機種共通ドライバ200の機種追加IFバージョンが、機種機能ファイル情報(x)の同梱可能な機種追加ツールのリストに含まれるか否かを判定する。含まないと判定した場合、機種情報管理部100cは、処理を上述したステップS339に移行させる。
一方、ステップS337で、機種共通ドライバ200の機種追加IFバージョンが、機種機能ファイル情報(x)の同梱可能な機種追加ツールのリストに含まれると判定した場合、機種情報管理部100cは、処理をステップS338に移行させる。ステップS338で、機種情報管理部100cは、機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305を特定できたと判定する。そして、図43のフローチャートによる一連の処理が終了され、処理が図42のステップS322に移行される。
このように、第3の実施形態によれば、サーバ装置10cは、クライアント装置20から送信された情報に基づき、クライアント装置20に搭載される機種共通ドライバ200に対して機種を追加可能な機種追加ツールパッケージ300を作成するための各ファイルなどを特定している。そのため、クライアント装置20は、それぞれ複数の機種追加ツール301、機種機能ファイル303および機種用語ファイル305から適切なファイルなどを選択するという煩雑な処理を行うこと無く、適切な機種追加ツールパッケージ300を取得することができる。
なお、上述の各実施形態は、本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形による実施が可能である。
1,1a,1b,1c 情報処理システム
10,10a,10b,10c サーバ装置
20 クライアント装置
40,40a,40b プリンタ装置
100a,100b,100c 機種情報管理部
101a,101b 情報生成部
102 機種追加ツールパッケージ情報保存領域
103 機種追加ツールパッケージ保存領域
110 機種追加ツール情報保存領域
111,111’ 機種機能ファイル情報保存領域
112 機種用語ファイル情報保存領域
113 機種追加ツール保存領域
114 機種機能ファイル保存領域
115 機種用語ファイル保存領域
200 機種共通ドライバ
210 機種保存領域
211a,211b 機種ファイル
220,220’,301 機種追加ツール
260 追加機種更新アプリケーション
261 取得部
262 更新部
300,300a 機種追加ツールパッケージ
302 機種機能フォルダ
303,303a,303b 機種機能ファイル
303a’,303b’,303a”,303b” 機種機能ファイル情報
304 機種用語フォルダ
305,305a,305b 機種用語ファイル
特開2002−197044号公報

Claims (6)

  1. 複数の機種の装置への処理の要求が可能な機種共通ドライバが対応する機種に対する設定を行うための設定情報と、該設定情報を該機種共通ドライバに組み込むための機種追加ツールとが、それぞれ該機種を識別する機種識別情報に関連付けられて保存される第1保存部と、
    前記第1保存部に保存される前記設定情報のバージョンを示す第1バージョン情報と、前記機種共通ドライバが対応するフォーマットを示すフォーマット情報とが前記機種識別情報に関連付けられて保存される第2保存部と、
    機種共通ドライバが搭載される機器から、該機種共通ドライバが対応する機種の機種識別情報と、該機種に対応する前記設定情報の前記第1バージョン情報と、該機種共通ドライバに対応するインターフェイスを示すインターフェイス情報と、該機種共通ドライバに対応するフォーマット情報とを取得する第1取得部と、
    前記第2保存部から前記第1バージョン情報と前記フォーマット情報とを取得する第2取得部と、
    前記第1取得部で取得された機種識別情報、第1バージョン情報、インターフェイス情報およびフォーマット情報と、前記第2取得部で取得された第1バージョン情報およびフォーマット情報とに基づき前記第1保存部を参照して、前記設定情報と、該設定情報を前記機種共通ドライバに組み込むための機種追加ツールとを特定する特定部と、
    前記特定部で特定された前記設定情報と前記機種追加ツールとを同梱した機種追加ツールパッケージを前記機器に送信する送信部と
    を有する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第1保存部は、
    前記設定情報と前記機種追加ツールとが前記機種識別情報に関連付けられて同梱された機種追加ツールパッケージとして保存され、
    前記第2保存部は、
    前記第1保存部に保存される前記機種追加ツールパッケージに基づき作成された、該機種追加ツールパッケージが含む前記設定情報の前記第1バージョン情報と、該機種追加ツールが対応する前記フォーマット情報とが機種識別情報に関連付けられた同梱された機種追加ツールパッケージ情報が保存され、
    前記第2取得部は、
    前記第2保存部に保存される前記機種追加ツールパッケージ情報から前記第1バージョン情報と前記フォーマット情報とを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第2保存部は、
    前記機種追加ツールの第2バージョン情報と、該機種追加ツールが対応する前記インターフェイスの第3バージョン情報と、該機種追加ツールに対して設定情報を同梱可能な機種を識別する同梱可能機種識別情報とをさらに保存し、
    前記第2取得部は、
    前記第2保存部から、前記第2バージョン情報と、前記第3バージョン情報と、前記同梱可能機種識別情報とをさらに取得し、
    前記特定部は、
    前記第1取得部で取得された機種識別情報、第1バージョン情報、インターフェイス情報およびフォーマット情報と、前記第2取得部で取得された第1バージョン情報、第2バージョン情報、第3バージョン情報、同梱可能機種識別情報およびフォーマット情報とに基づき前記第1保存部を参照して、前記設定情報と該設定情報を前記機種共通ドライバに組み込むための機種追加ツールとを特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記第2保存部は、
    前記第1の保存部に保存される前記設定情報と同梱可能な前記機種追加ツールを示す同梱可能機種追加ツール情報をさらに保存し、
    前記第2取得部は、
    前記第2保存部から前記同梱可能機種追加ツール情報をさらに取得し、
    前記特定部は、
    前記第1取得部で取得された機種識別情報、第1バージョン情報、インターフェイス情報およびフォーマット情報と、前記第2取得部で取得された第1バージョン情報、フォーマット情報および同梱可能機種追加ツール情報とに基づき前記第1保存部を参照して、前記設定情報と該設定情報を前記機種共通ドライバに組み込むための機種追加ツールとを特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 複数の機種の装置への処理の要求が可能な機種共通ドライバが対応する機種に対する設定を行うための設定情報と、該設定情報を該機種共通ドライバに組み込むための機種追加ツールとが、それぞれ該機種を識別する機種識別情報に関連付けられて保存される第1保存部と、
    前記第1保存部に保存される前記設定情報のバージョンを示す第1バージョン情報と、前記機種共通ドライバが対応するフォーマットを示すフォーマット情報とが前記機種識別情報に関連付けられて保存される第2保存部と、
    機種共通ドライバが搭載される機器から、該機種共通ドライバが対応する機種の機種識別情報と、該機種に対応する前記設定情報の前記第1バージョン情報と、該機種共通ドライバに対応するインターフェイスを示すインターフェイス情報と、該機種共通ドライバに対応するフォーマット情報とを取得する第1取得部と、
    前記第2保存部から前記第1バージョン情報と前記フォーマット情報とを取得する第2取得部と、
    前記第1取得部で取得された機種識別情報、第1バージョン情報、インターフェイス情報およびフォーマット情報と、前記第2取得部で取得された第1バージョン情報およびフォーマット情報とに基づき前記第1保存部を参照して、前記設定情報と、該設定情報を前記機種共通ドライバに組み込むための機種追加ツールとを特定する特定部と、
    前記特定部で特定された前記設定情報と前記機種追加ツールとを同梱した機種追加ツールパッケージを前記機器に送信する送信部と
    を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 複数の機種の装置への処理の要求が可能な機種共通ドライバが対応する機種に対する設定を行うための設定情報と、該設定情報を該機種共通ドライバに組み込むための機種追加ツールとを、それぞれ該機種を識別する機種識別情報に関連付けて第1保存部に保存する第1保存ステップと、
    前記第1保存部に保存される前記設定情報のバージョンを示す第1バージョン情報と、前記機種共通ドライバが対応するフォーマットを示すフォーマット情報とを、前記機種識別情報に関連付けて第2保存部に保存する第2保存ステップと、
    機種共通ドライバが搭載される機器から、該機種共通ドライバが対応する機種の機種識別情報と、該機種に対応する前記設定情報の前記第1バージョン情報と、該機種共通ドライバに対応するインターフェイスを示すインターフェイス情報と、該機種共通ドライバに対応するフォーマット情報とを取得する第1取得ステップと、
    前記第2保存部から前記第1バージョン情報と前記フォーマット情報とを取得する第2取得ステップと、
    前記第1取得ステップにより取得された機種識別情報、第1バージョン情報、インターフェイス情報およびフォーマット情報と、前記第2取得部で取得された第1バージョン情報およびフォーマット情報とに基づき前記第1保存部を参照して、前記設定情報と、該設定情報を前記機種共通ドライバに組み込むための機種追加ツールとを特定する特定ステップと、
    前記特定ステップにより特定された前記設定情報と前記機種追加ツールとを同梱した機種追加ツールパッケージを前記機器に送信する送信ステップと
    を有する
    ことを特徴とする情報処理方法。
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