JP2016033602A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】透視性が高い表示装置を提供する。【解決手段】表示装置10は、透明なベース部30と、ベース部30内に設けられた複数の光拡散部40と、を有する表示層20を有する表示板11と、表示板11内を表示板11の板面に平行な第1方向d1における一側から他側に進むようになる光を当該表示板11に投射する光源装置15と、を有し、光源装置15は、光を射出する光源16と、光源16からの光の進行方向を変化させる走査装置17と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、透視性を有する表示板に画像が表示される表示装置、とりわけ表示板の透明性が高い表示装置に関する。
特許文献1には、2枚の透明基板の間にポリマー層と液晶層とが配置された高分子分散型液晶(PDLC)を有する液晶表示装置が開示されている。この液晶表示装置のPDLCでは、片面に透明電極が形成された2枚の透明基板の間に、二色性色素が液晶ポリマー中に分散され、液晶ポリマーの架橋反応により二色性色素がホメオトロピックに配向されたポリマー相と、ポリマー相の架橋前に液晶ポリマー内に充填され液晶分子と二色性色素とが混合された液晶相と、が配置されている。そして、2枚の透明基板の間に電圧が印加されたときに液晶相の液晶分子がホメオトロピックに配向されることで、液晶相と周囲のポリマー相との屈折率のマッチングが取れ、PDLCが透明状態となる。
特開2000−171783号公報
特許文献1に開示された液晶表示装置では、2枚の透明基板にそれぞれ透明電極が形成されている。透明電極としては一般的にITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電膜が用いられる。しかしながら、ITOなどの透明導電膜は電気抵抗(表面電気抵抗率)が高く、その一方で、電気抵抗を適正範囲まで下げるべく厚膜化すると透明性が低下する。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、表示板の透視性が高い表示装置を提供することを目的とする。
本発明による表示装置は、
透明なベース部と、前記ベース部内に設けられた複数の光拡散部と、を有する表示層を有する表示板と、
前記表示板内を前記表示板の板面に平行な第1方向における一側から他側に進むようになる光を当該表示板に投射する光源装置と、を有し、
前記光源装置は、光を射出する光源と、前記光源からの光の進行方向を変化させる走査装置と、を有する。
本発明による表示装置において、複数の光拡散部は、第1方向に配列され、各光拡散部は、表示層の板面に平行且つ前記第1方向と非平行な第2方向へ延びていてもよい。
本発明による表示装置において、複数の光拡散部は、第1方向に配列され、前記第1方向と表示層の法線方向との両方に平行な主切断面において、前記第1方向に沿った前記光拡散部の幅wに対する、前記表示層の法線方向に沿った前記光拡散部の高さhの比は、1より大きくてもよい。
本発明による表示装置において、複数の光拡散部は、第1方向に配列され、前記第1方向と表示層の法線方向との両方に平行な主切断面において、光源装置から前記表示層のベース部へ入射した光の進行方向が、前記第1方向に対してなす角度は、45°未満であってもよい。
本発明による表示装置において、表示板を保持する枠体を、さらに有し、前記枠体は、光源装置の光源を支持していてもよい。
本発明による表示装置において、表示層の法線方向に沿った光拡散部の高さは、各光拡散部間で一定でなくてもよい。
本発明による表示装置において、表示層に隣接して配置された低屈折率層を、さらに備え、前記低屈折率層の屈折率は、ベース部の屈折率よりも低くされていてもよい。
本発明による表示装置において、低屈折率層の表示層に対面する側とは反対側に配置されたカバー層を、さらに備え、前記低屈折率層は、前記カバー層と、前記表示層と、を接合する接合層であってもよい。
本発明による表示装置において、カバー層は、表示層のベース部よりも高い耐擦傷性を有していてもよい。
本発明による表示装置において、複数の光拡散部が、第1方向に沿って配列され、前記第1方向に隣り合ういずれか二つの光拡散部が、当該二つの光拡散部の前記第1方向に沿った離間間隔dと、表示層の法線方向に沿った当該二つの光の光拡散部の高さh,hと、ベース部の屈折率nと、前記ベース部に隣接する層の屈折率nとが、次の条件を満たしていてもよい。
tan(arcsin(n/n))≦d/(h+h
本発明によれば、透視性が高い表示装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、表示装置を示す縦断面図である。 図2は、表示板および光源装置を示す部分斜視図である。 図3は、表示板および光源を示す平面図である。 図4は、図1の表示板を示す縦断面部分拡大図である。 図5は、表示板の一変形例を示す縦断面図である。 図6は、表示板の他の変形例を示す縦断面図である。 図7は、表示板のさらに他の変形例を示す縦断面図である。 図8は、図7の表示板を示す縦断面部分拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「表示板」はシートやフィルムと呼ばれ得るような部材をも含む概念であり、したがって、「表示板」は、「表示シート」や「表示フィルム」と呼ばれる部材と、呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
また、「板面(シート面、フィルム面)」とは、対象となる板状(シート状、フィルム状)の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となる板状部材(シート状部材、フィルム状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図4は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、本実施の形態の表示装置を示す縦断面図である。図2は、表示板および光源装置を示す部分斜視図である。図3は、表示板および光源を示す平面図である。図4は、図1の表示板を示す縦断面部分拡大図である。なお、図1及び図4に示された断面は、図3のA−A線に沿った断面を示している。
表示装置10は、例えば動画、静止画、文字情報や、これらの組み合わせで構成された映像を表示する装置であり、室内、車両内または屋外において、広告、プレゼンテーション、テレビジョン映像、各種情報の表示等、様々な用途に使用され得る。図1に示すように、表示装置10は、表示板11と、光を表示板11に投射する光源装置15と、を有している。また、図1に二点鎖線で示すように、表示装置10は、表示板11を保持し、且つ、光源装置15を支持する枠体19を有している。以下、光源装置15及び表示板11の構成について順に説明する。
まず、光源装置15について説明する。光源装置15は、光を射出する光源16と、光源16から射出された光の進行方向を変化させる走査装置17とを有する。図1に示された例では、光源装置15の光源16および走査装置17の両方が、枠体19に支持されている。光源16としては、直進性の高い光、例えばレーザ光等を射出するものが例示できる。とりわけ、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)のレーザ光源を有するものが好ましい。このようなレーザ光源によれば、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の組み合わせによって所望の色を再現することができる。
走査装置17は、光源16から射出された光の進行方向を経時的に変化させるものである。走査装置17としては、例えばミラーやプリズムを有するものが例示できる。図2に示された例では、走査装置17は、第1の回動軸線RA1および第1の回動軸線RA1と交差する第2の回動軸線RA2の両方を軸として回動可能なミラー18を有している。とりわけ、図示された例では、第1の回動軸線RA1と第2の回動軸線RA2とは直交している。また、ミラー18は、第1の回動軸線RA1周りおよび第2の回動軸線RA2周りのそれぞれ所定の角度範囲内において周期的に回動するように、図示しない駆動装置によって駆動される。そして、ミラー18が第1軸線RA1および第2軸線RA2の両方を軸として回動可能であるため、光源16から射出され、走査装置17で進行方向を変えられた光の、表示板11の入光面11c1への入射点は、二次元的に移動可能となる。このような走査装置の具体例としては、MEMSミラー、ポリゴンミラー等を挙げることができる。
とりわけ図示された例では、ミラー18の反射面上のうちの光源光を投射される点または微小領域Pe上を、第1軸線RA1および第2軸線RA2の両方が通過している。このため、ミラー18の向きに依存することなく、光源装置15は、光源16からの光の入射位置に一致するミラー18上の一つの光出射点Peから、表示板11に向けて光を射出する。すなわち、光源装置15からの光は、光出射点Peを発散点とする仮想発散光束に含まれる一光路を辿るようにして、表示板11に向けて進む。
次に表示板11について説明する。図示された表示板11は、平板状に形成され、一対の対向する主面として第1主面11a及び第2主面11bを有している。図示された例では、第1主面11aが、表示装置10の第1表示面10aを形成し、第2主面11bが、第2表示面10bを形成している。
図示する例において、平板状の表示板11は、平面視において四角形形状に形成されている。したがって、一対の主面である第1主面11a及び第2主面11bも、四角形形状に形成され、且つ、表示板11の一対の主面11a,11b間に画成される側面は四つの面を含んでいる。表示板11の板面に沿って延びる第1方向d1に対向する二つの側面のうち光源装置15側の側面、すなわち第1方向d1において一側に位置する側面が、入光側側面11cをなし、他方の側面、すなわち第1方向d1において他側に位置する側面が入光側側面11cに対向する反対側側面11dをなしている。また、入光側側面11cのうち、第2主面11b側に、光源装置15からの光が入射する入光面11c1が画成されている。図示された例では、表示板11の入光面11c1は平面で形成されている。第1方向d1と、表示板11の板面に対する法線方向と、の両方に平行な主切断面において、入光面11c1の法線方向は、第1方向d1に対して所定の角度をなすように傾斜している。
図1〜図3に示すように、入光側側面11cに対面して光源装置15が設けられている。図1及び図2に示すように、光源装置15の光源16から射出され、走査装置17で進行方向を曲げられた光は、表示板11の入光側側面11cの入光面11c1に入射する。そして、入光面11c1から表示板11に入射した光L11〜L17は、第1方向(導光方向)d1に沿って反対側側面11dに向け、概ね第1方向(導光方向)d1に沿って表示板11内を進むようになる。
表示板11は、一対の対向する主面20a,20bを含む平板状の表示層20を有している。表示層20は、その第1主面20aが表示板11の第1主面11aに近接する側に位置し且つその第2主面20bが表示板11の第2主面11bに近接する側に位置するよう、配置されている。
表示層20は、一対の対向する主面をなす第1主面30a及び第2主面30bを有したベース部30と、ベース部30内に設けられた光拡散部40と、を有している。図示された例において、ベース部30の第1主面30aには、第1方向d1に間を開けて複数の溝35が形成されている。光拡散部40は、溝35内に設けられている。ベース部30は、表示板11の外輪郭に対応して、平面視四角形形状の板状部材として形成されている。図示された例において、光拡散部40は、ベース部30の対応する溝35を埋めるようにして当該溝35の内部に配置されている。そして、表示層20の第1主面20aは、ベース部30の第1主面30aと光拡散部40の端面とによって形成され、表示層20の第2主面20bは、ベース部30の第2主面30bによって形成されている。
ベース部30の一対の主面30a,30b間に、四つの側面が形成されている。ベース部30の、第1方向d1に対向する二つの側面のうち光源装置15側の側面、すなわち第1方向d1において一側に位置する側面が、入光側側面30cをなし、他方の側面、すなわち第1方向d1において他側に位置する側面が、入光側側面30cに対向する反対側側面30dをなしている。また、入光側側面30cのうち、第2主面30b側に、光源装置15からの光が入射する入光面30c1が形成されている。図示された例では、ベース部30の入光面30c1は平面で形成されている。
第1方向d1と、ベース部30の板面に対する法線方向と、の両方に平行な主切断面において、入光面30c1の法線方向は、第1方向d1に対して所定の角度をなして傾斜している。これにより、光源装置15から入光面30c1へ入射する光は、入光面30c1の法線方向に近い方向から入射する。すなわち、光源装置15から入光面30c1への光の入射方向と、入光面30c1の法線方向と、がなす角度、すなわち入射角度が小さくなる。したがって、光源装置15から入光面30c1へ入射する光の、ベース部30と当該ベース部30に隣接する領域との界面での反射が抑制され、また屈折角度も低減される。
このような入光面30c1の傾斜角度は、例えば、以下のようにして決定され得る。第1方向d1と、ベース部30の板面に対する法線方向と、の両方に平行な主切断面において、光源装置15の走査装置17の光出射点Peから出射し、第1方向d1に沿って入光側側面11cから最も離れた、すなわち反対側側面11dに最も近い光拡散部401へ照射される光L11の、入光面30c1への入射点を第1の入射点P1とする。また、主切断面において、光源装置15から出射し、第1方向d1に沿って入光側側面11cに最も近い光拡散部407へ照射される光L17の、入光面30c1への入射点を第2の入射点P2とする。そして、主切断面における線分P1P2の垂直二等分線上に、光源装置15の走査装置17の光出射点Peが配置されるように、入光面30c1の傾斜角度を決定することができる。言い換えると、線分P1P2を底辺とし、線分PeP1および線分PeP2を等辺とする二等辺三角形が形成されるように、入光面30c1の傾斜角度を決定することができる。
ベース部30は、光源装置15からの光を導光する部位であることから、高い透過率を有した材料、例えば、透明な樹脂材料から形成される。一方、光拡散部40は、入射光を拡散させる機能を有した層であり、拡散した光は映像を形成する映像光として表示層20から出射するようになる。
このような光拡散部40は、図4に示すように、樹脂材料からなる主部40aと、主部40a中に分散された拡散成分40bと、を有するように構成され得る。ここで、拡散成分とは、反射や屈折等によって、光の進路方向を変化させる機能を発揮し得る成分のことである。拡散成分として、金属化合物、気体を含有した多孔質物質、金属化合物を周囲に保持した樹脂ビーズ、白色微粒子、さらには、単なる気泡が例示される。拡散成分をなす白色粒子として、酸化チタンが添加されたアクリル樹脂粒子を例示することができる。このアクリル樹脂粒子は、光拡散部内に5%以上30%以下の重量%で含有することができる。白色粒子の平均粒径(平均直径)は、例えば、1μm以上10μm以下とすることができる。また、光拡散部が白色粒子を含有することができるよう、光拡散部の前記第1方向に沿った幅w(図3および図4参照)を、白色粒子の平均粒径(平均直径)以上とすることができる。
なお、図示された光拡散部40は、ベース部30の溝35内に形成されてベース部30とともに四角形薄板状の表示層20をなす。したがって、各光拡散部40は、溝35に対応した形状及び配置にて構成されている。このため、以下においては、光拡散部40の形状および配置を代表として説明し、これにより、溝35の形状および配置についても説明したこととする。
図1〜図4に示すように、複数の光拡散部40は、第1方向d1に配列されている。各光拡散部40は、配列方向である第1方向d1と非平行な方向に延びている。とりわけ図示された例では、図2及び図3に示すように、各光拡散部40は、第1方向d1と直交する第2方向d2に直線状に延びている。また、各光拡散部40は、その長手方向に直交する断面、すなわち第2方向d2に直交する断面において矩形形状となっている。また、光拡散部40の断面をなす矩形形状の一対の面は、表示板11の板面への法線方向ndに沿って延びている。
図示された例において、第1方向d1に沿った光拡散部40の幅w(図4参照)は、表示層20に含まれる複数の光拡散部40の間で一定となっている。さらに、第1方向d1に隣り合う二つの光拡散部40の当該第1方向d1に沿った離間間隔dも、表示層20に含まれる複数の光拡散部40の間で、一定となっている。したがって、第1方向d1に沿った光拡散部40のピッチ(w+d)も、表示層20に含まれる複数の光拡散部40の間で、一定となっている。このような構成によれば、ベース部30と異なる透過率を有していることからベース部30と区別して視認されやすくなる光拡散部40を、目立たなくさせることができる。なお、図1〜図4に示された例では、表示板11の板面への法線方向ndに沿った光拡散部40の高さhも、表示層20に含まれる複数の光拡散部40の間で一定となっている。
以上のような表示層20の具体的な寸法は、一例として次のように設定され得る。まず、表示層20の板面への法線方向ndに沿った厚さを、2mm以上10mm以下とすることができる。また、第1方向d1に沿った光拡散部40の幅wを、1μm以上20μm以下とすることができる。さらに、隣り合う二つの光拡散部40の第1方向d1に沿った離間間隔dを、50μm以上500μm以下とすることができる。さらに、表示層20の板面への法線方向ndに沿った光拡散部40の高さhを、1μm以上50μm以下とすることができる。また、第1方向d1に沿った光拡散部40の幅wに対する、表示層20の板面への法線方向ndに沿った光拡散部40の高さhの比(h/w)、すなわち光拡散部40のアスペクト比を0.1以上10以下とすること、好ましくは1より大きくすることができる。光拡散部40のアスペクト比が高い場合、表示板11の板面への法線方向ndに沿った光拡散部40の投影面積を小さくしながら、表示板11内にある程度の体積で光拡散部40を含ませることが可能となる。すなわち、図3に示すように、法線方向ndから表示板11を観察した際に、光拡散部40が目立ってしまうことを防止しながら、光拡散部40が取出要素として有効に機能することを可能にすることができる。
以上のような構成からなる表示層20は、一具体例として、次のようにして製造され得る。まず、ベース部30を、例えば、電子線、紫外線等の電離放射線の照射により硬化する特徴を有するエポキシアクリレート等の硬化性材料を用いて、作製する。次に、硬化することによって光拡散部40の主部をなすようになる硬化性材料と、光拡散部40の拡散成分と、を含んだ未硬化で液状の組成物を用いて、光拡散部40を作製する。硬化することによって光拡散部40の主部をなすようになる硬化性材料として、電離放射線により硬化する特徴を有するウレタンアクリレート等の硬化性材料を用いることができる。まず、先に形成されたベース部30上に組成物を供給する。その後、ベース部30の溝35の内部に、ドクターブレードを用いながら、組成物を充填しつつ、該溝35外に溢出した余剰分の組成物を掻き落としていく。なお、掻き落としきれないことを原因としてベース部30の主面上へ拡散成分が残留することを回避するため、拡散成分の粒径は、1μm以上であることが好ましく、また、溝35の幅の50%以下となっていることが好ましい。その後、溝35内の組成物に電離放射線を照射して硬化させることにより、光拡散部40が形成される。これにより、ベース部30及び光拡散部40を有する表示層20が作製される。
次に、以上のような構成からなる表示装置10及び表示板11の作用について説明する。
まず、図1に示すように、光源16から射出された光、例えばレーザ光は、走査装置17で進行方向を変えられ、入光面30c1を介して表示層20のベース部30内に入射する。このとき、第1方向d1と、ベース部30の板面に対する法線方向と、の両方に平行な主切断面において、入光面30c1の法線方向が、第1方向d1に対して所定の角度をなして傾斜していると、入光面30c1へ入射するレーザ光の入射方向と入光面30c1の法線方向とがなす角度が小さくなる。したがって、光源装置15からベース部30へ入射するレーザ光は、入光面30c1での反射を抑制され高い透過率で表示板11内に入ることができ、また屈折により大きく光路を変更することはない。そして、表示層20のベース部30へ入射したレーザ光L11〜L17は、各光拡散部40へ向かって、ベース部30の入光側側面30cと反対側側面30dとを結ぶ導光方向、とりわけ図示された例では第1方向d1へ進んでいく。
表示層20内には、第1方向d1に間隔をあけて光拡散部40が設けられている。光拡散部40は、ベース部30の溝35内に形成され、表示層20の法線方向ndに沿って表示層20の第1主面20aから表示層20内に延び出している。表示層20のベース部30内を進むレーザ光は、この光拡散部40に入射する。そして、図1に示すように、ベース部30内を進むレーザ光は、光拡散部40に入射して、光拡散部40での拡散機能によって拡散する。
この結果、或る位置に配置された光拡散部40で拡散された光は、当該或る位置の近傍において、表示層20の第1主面20aを介して表示層20から出射するようになる。このような拡散光は、第1表示面10aをなす第1主面11aを介して表示板11から映像光の一部として出射し、当該或る位置の近傍における映像を形成する。
なお、第1方向d1と表示層11の法線方向ndとの両方に平行な主切断面において、光源装置15から表示層11のベース部30へ入射した光の進行方向が、第1方向d1に対してなす角度を、45°未満とすることができる。好ましくは、20°未満とすることができる。
図3は、図1及び図2に示された表示板11及び光源装置15を、表示装置10の第1表示面10aを形成する、表示板11の第1主面11aの側から見た図である。この表示板11を用いて映像を表示するには、まず、光源装置15の光源16から射出されたレーザ光の進行方向を走査装置17で変化させ、入光面11c1,30c1を介して、各光拡散部40のいずれかの領域、例えば、第1方向d1に沿って入光側側面11c,30cから最も離れた、すなわち反対側側面11d,30dに最も近い光拡散部401の第2方向d2に沿った一方側端部の領域a11へ照射する。照射されたレーザ光は光拡散部401で拡散され、表示層20の第1主面20aを介して表示層20から出射する。このとき、走査装置17から照射されたレーザ光は、拡散部401で第2方向d2にも拡散されるので、領域a11全体から拡散光が出射するようになる。これにより、観察者は、光拡散部401の領域a11に、当該領域a11へ照射されたレーザ光に対応した色を視認し得る。
次に、光源装置15の光源16から射出されたレーザ光の進行方向を走査装置17で変化させ、光拡散部401の領域a11の、第2方向d2に沿った一方側とは反対側の他方側から隣接する領域a12へ照射する。照射されたレーザ光は光拡散部401で拡散され、表示層20の第1主面20aを介して表示層20から出射する。このとき、領域a12全体から拡散光が出射し、観察者は、光拡散部401の領域a12に、当該領域a12へ照射されたレーザ光に対応した色を視認し得る。
これを、さらに光拡散部401の第2方向d2に沿った他方側から隣接する領域a13,a14・・・と光拡散部401の第2方向d2の他方側端部まで繰り返し、次に、光拡散部401に、第1方向d1の入光側側面11c,30c側から隣接する光拡散部402,403・・・407と同様に繰り返す。ここで、光拡散部40の各領域に照射する、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各レーザ光源の出力を調整することで、各領域から表示層20の第1主面20aを介して表示層20から出射する拡散光の色および強度をそれぞれ所望の色および強度とすることができる。
なお、光源装置15の走査装置17において、ミラーを赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各光源に対応して複数設け、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各光源から射出されたレーザ光の進行方向をそれぞれの色に対応したミラーで変え、各色のレーザ光をそれぞれ光拡散部40の各領域に照射して所望の色および強度の拡散光を得るようにしてもよい。また、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各光源から射出されたレーザ光をプリズム等で合成して所望の色の光を生成してから、走査装置17で進行方向を変え、光拡散部40の各領域に照射して所望の色および強度の拡散光を得るようにしてもよい。
以上のようにして、光拡散部40の各領域をそれぞれ表示装置10の各画素として、表示板11に映像を表示することができる。
以上のような本実施の形態によれば、表示装置10は、透明なベース部30と、ベース部30内に設けられた複数の光拡散部40と、を有する表示層20を有する表示板11と、表示板11内を表示板11の板面に平行な第1方向d1における一側から他側に進むようになる光を当該表示板11に投射する光源装置15と、を有し、光源装置15は、光を射出する光源16と、光源16からの光の進行方向を変化させる走査装置17と、を有している。このような表示装置10によれば、表示板11の透視性の高い表示装置10を提供することができる。
また、表示板11の透視性が高いことにより、観察者は、映像の表示中も表示装置10の向こう側の空間をよく視認することができる。これにより、観察者からは、映像が何もない空間に浮かび上がるように観察される。この表示装置を、例えば店舗におけるショーウィンドウやショーケースのように、空間を一方側と他方側に仕切る仕切部材に用いると、客や通行者からは、店舗内やショーケース内を観察しながら、その手前に広告や各種情報の映像が表示されることになり、アイキャッチ効果の高い表示を行うことができる。また、この表示装置を、例えば自動車のフロントガラスに用いると、フロントガラスをスピードメーター等の情報やナビゲーションの情報等の映像を表示するヘッドアップディスプレイとして使用することができる。
なお、上述した本実施の形態では、観察者が表示装置10の第1表示面10a側から表示板11を観察し、映像を視認する例について説明したが、表示装置10の第2表示面10b側から表示板11を観察しても映像が視認できる。表示装置10を第2表示面10b側から観察した場合は、第1表示面10a側から観察した場合に視認できる映像を裏返しにした映像が視認できる。
また、上述した本実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
上述した実施の形態において、表示板11の板面への法線方向ndに沿った光拡散部40の高さhが、表示層20に含まれる複数の光拡散部40の間で一定となっていたが、これに限られない。図5に示すように、表示層20の板面への法線方向ndに沿った光拡散部40の高さhが、各光拡散部40間で一定でなくてもよい。例えば、少なくとも一つの光拡散部40の表示板11の板面への法線方向ndに沿った高さhは、当該一つの光拡散部40よりも第1方向d1において一側(入光面11c1の側)に位置する少なくとも一つの他の光拡散部40の表示板11の板面への法線方向ndに沿った高さhよりも低くなっていてもよい。さらに、一つの光拡散部40の表示板11の板面への法線方向ndに沿った高さhは、当該一つの光拡散部40よりも第1方向d1において一側(入光面11c1の側)に位置する他の光拡散部40の表示板11の板面への法線方向ndに沿った高さ以下であってもよい。
また、図5に示すように、第1方向d1と、表示板11の板面に対する法線方向ndと、の両方に平行な主切断面において、少なくとも一つの光拡散部40の第1方向d1に直交する面のうち第1方向d1の一側の面の、ベース部30の第1主面30a側の端部Mと、当該一つの光拡散部40よりも第1方向d1において一側に隣接する他の光拡散部40の第1方向d1に直交する面のうち第1方向d1の他側の面の、ベース部30の第2主面30b側の端部Nと、を結ぶ直線MNを第1方向d1の一側に延長した線上に、光源装置15の走査装置17の光出射点Peが配置されるようにしてもよい。
図5に示された例では、第1方向d1に沿って配置された複数の光拡散部40のうちの最も光源装置15に近接する側、すなわち第1方向d1における一側、に位置する光拡散部417以外のすべての光拡散部411〜416の表示板11の板面への法線方向ndに沿った高さh11〜h16が、当該光拡散部411〜416よりも第1方向d1において一側に隣接する他の光拡散部40(412〜417)の表示板11の板面への法線方向ndに沿った高さh(h12〜h17)よりも低くなっている。
また、図5に示された例では、第1方向d1と、表示板11の板面に対する法線方向ndと、の両方に平行な主切断面において、第1方向d1に沿って配置された複数の光拡散部40のうちの最も光源装置15に近接する側、すなわち第1方向d1における一側、に位置する光拡散部417以外のすべての光拡散部411〜416の第1方向d1に直交する面のうち第1方向d1の一側の面の、ベース部30の第1主面30a側の端部M1〜M6と、当該光拡散部411〜416よりも第1方向d1において一側に隣接する他の光拡散部412〜417の第1方向d1に直交する面のうち第1方向d1の他側の面の、ベース部30の第2主面30b側の端部N2〜N7と、を結ぶ直線M1N2〜M6N7をそれぞれ第1方向d1の一側に延長した線上に、光源装置15の走査装置17の光出射点Peが配置されている。
このような表示装置10によれば、光源装置15の走査装置17からベース部30の入光面30c1を介してベース部30に入射した光が、1つの光拡散部40と当該光拡散部40に隣接する他の光拡散部40との間に位置するベース部30の第1主面30aから出射して観察者に視認されたり、第1主面30aで反射した光が他の光拡散部40へ入射して拡散光を出射し、当該光が意図しない表示面10a,10bの領域において観察者に視認されたりすることを抑制することができる。また、特定の光拡散部40に照射するためにベース部30に入射した光の当該特定の光拡散部40への入射を、その手前にある他の光拡散部40が阻害することを抑制することができる。したがって、表示装置10において表示される映像の解像度の低下を効果的に抑制することができる。
他の変形例を図6に示す。図6に示されているように、複数の光拡散部40が、第1方向d1に配列され、且つ、ベース部30の表示板11の板面に対する法線方向ndにおいて、第1主面30aと第2主面30bとの間に配置されている。
このような表示装置10によれば、光拡散部40がベース部30の一対の主面30a,30bのいずれにも露出していないので、表示板11の清掃等が行いやすく、メンテナンス性に優れる。
さらに他の変形例を図7および図8に示す。ベース部30の入光側側面30cのうち、第1主面30a側に、光源装置15からの光が入射する入光面30c2が画成されている。図示された例では、ベース部30の入光面30c2は平面で形成されている。また、第1方向d1と、ベース部30の板面に対する法線方向と、の両方に平行な主切断面において、入光面30c1の法線方向は、第1方向d1に対して所定の角度を有して傾斜している。
このような表示装置10によれば、光源装置15からベース部30の入光面30c2を介してベース部30内に入射した光(例えばL21,L23,L25)を、ベース部30の一対の主面30a,30bにおいて、反射、とりわけベース部30とベース部30に隣接する層との屈折率差に起因した全反射を繰り返すことによって、ベース部30の入光側側面30cと反対側側面30dとを結ぶ導光方向、とりわけ図示された例では第1方向d1へ導光し、所望の光拡散部(例えば421,423,425)へ照射することができる。したがって、表示板11の厚みを効果的に薄くすることができる。
また、この場合、表示層20の第1主面20aの側から表示層20に第1低屈折率層45及び第1カバー層46を積層し、第2主面20bの側から表示層20に第2低屈折率層47及び第2カバー層48を積層することがより好ましい。
表示層20の一対の主面20a,20bに隣接して配置された第1低屈折率層45及び第2低屈折率層47は、表示層20のベース部30よりも低い屈折率を有した層である。ここで説明する表示板11では、表示層20のベース部30と低屈折率層45,47との界面での反射、とりわけ屈折率差に起因した全反射により、光を導光することを期待している。このため、低屈折率層45,47の屈折率は、表示層20のベース部45の屈折率よりも、0.03以上低くなっていることが好ましく、0.06以上低くなっていることがより好ましい。なお、図示された例において、低屈折率層45,47は、粘着剤や接着剤等からなる接合層として形成されており、カバー層46,48を表示層20に貼合するための層として機能している。
一方、第1カバー層46及び第2カバー層48は、表示板11の一対の主面11a,11bを画成する層である。このようなカバー層46,48は、例えば、表示層20や低屈折率層45,47よりも耐擦傷性に優れたハードコート層として形成され得る。なお、本件明細書で言及する耐擦傷性は、JIS K 5600−5−4(1999年)に準拠して実施される鉛筆硬度試験での試験結果に基づいて評価される。
なお、第1低屈折率層45、第1カバー層46、第2低屈折率層47及び第2カバー層48は、すべてを設ける必要はなく、一部の1または複数の層を設けるようにしてもよい。
また、図7に示された例において、ベース部30の一対の主面30a,30bのそれぞれにおいて全反射を繰り返すことによる導光を実現可能とするため、第1方向d1に隣り合ういずれか二つの光拡散部40が、当該二つの光拡散部40の第1方向d1に沿った離間間隔dと、当該二つの光の光拡散部40の表示層20の法線方向ndに沿った高さh,hと、表示層20のベース部30の屈折率nと、光拡散部40が設けられている面20aの側から表示層20に隣接する層45の屈折率nと、を用いた次の式(a)を満たすようになっていることが好ましい。
tan(arcsin(n/n))≦d/(h+h) ・・・式(a)
隣接層(図示された例では第1低屈折率層)45とベース部30との界面での全反射臨界角度θは「arcsin(n/n)」となる。この全反射臨界角度θが、図8における角度θ(=arctan(d/(h+h)))よりも大きくなると、図8に示された二つの光拡散部40の間となる位置において、ベース部30の第1主面30aで全反射した光は、必ず、他側に位置する高さhの光拡散部40へ入射して、ベース部30内での導光を継続することができなくなる。したがって、第1方向d1に隣り合ういずれか二つの光拡散部40が、
arcsin(n/n)≦arctan(d/(h+h))
を満たす。すなわち式(a)を満たす。さらに好ましくは、第1方向d1に隣り合う任意の二つの光拡散部40が、すべて、式(a)を満たす。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 表示装置
10a 第1表示面
10b 第2表示面
11 表示板
11a 表示板の第1主面
11b 表示板の第2主面
15 光源装置
16 光源
17 走査装置
19 枠体
20 表示層
20a 表示層の第1主面
20b 表示層の第2主面
30 ベース部
30a ベース部の第1主面
30b ベース部の第2主面
35 溝
40 光拡散部
40a 主部
40b 拡散成分
45 第1低屈折率層
46 第1カバー層
47 第2低屈折率層
48 第2カバー層

Claims (10)

  1. 透明なベース部と、前記ベース部内に設けられた複数の光拡散部と、を有する表示層を有する表示板と、
    前記表示板内を前記表示板の板面に平行な第1方向における一側から他側に進むようになる光を当該表示板に投射する光源装置と、を有し、
    前記光源装置は、光を射出する光源と、前記光源からの光の進行方向を変化させる走査装置と、を有する、表示装置。
  2. 前記複数の光拡散部は、前記第1方向に配列され、
    各光拡散部は、前記表示層の板面に平行且つ前記第1方向と非平行な第2方向へ延びている、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記複数の光拡散部は、前記第1方向に配列され、
    前記第1方向と前記表示層の法線方向との両方に平行な主切断面において、前記第1方向に沿った前記光拡散部の幅wに対する、前記表示層の法線方向に沿った前記光拡散部の高さhの比は、1より大きい、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記複数の光拡散部は、前記第1方向に配列され、
    前記第1方向と前記表示層の法線方向との両方に平行な主切断面において、前記光源装置から前記表示層の前記ベース部へ入射した光の進行方向が、前記第1方向に対してなす角度は、45°未満である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記表示板を保持する枠体を、さらに有し、
    前記枠体は、前記光源装置の前記光源を支持している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記表示層の法線方向に沿った前記光拡散部の高さは、各光拡散部間で一定ではない、請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記表示層に隣接して配置された低屈折率層を、さらに備え、
    前記低屈折率層の屈折率は、前記ベース部の屈折率よりも低い、請求項1〜6のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 前記低屈折率層の前記表示層に対面する側とは反対側に配置されたカバー層を、さらに備え、
    前記低屈折率層は、前記カバー層と、前記表示層と、を接合する接合層である、請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記カバー層は、前記表示層の前記ベース部よりも高い耐擦傷性を有している、請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記複数の光拡散部が、前記第1方向に沿って配列され、
    前記第1方向に隣り合ういずれか二つの光拡散部が、当該二つの光拡散部の前記第1方向に沿った離間間隔dと、前記表示層の法線方向に沿った当該二つの光の光拡散部の高さh,hと、前記ベース部の屈折率nと、前記ベース部に隣接する層の屈折率nとが、次の条件を満たす、請求項1〜9のいずれか一項に記載の表示装置。
    tan(arcsin(n/n))≦d/(h+h
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