JP2016033580A - 電子打楽器用パッド - Google Patents
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Abstract
【課題】打面への打撃を精度よく検出することができると共に圧電センサーの電極の破損が生じ難い電子打楽器用パッドを提供する。
【解決手段】電子打楽器用ドラムパッド1は、エラストマー材料を主成分とする平板状のパッド層2と、このパッド層2の裏面側に配設される平板状の圧電センサー3とを備える。圧電センサー3が圧電素子として多孔質樹脂シート31を有し、パッド層2及び多孔質樹脂シート31間に低弾性体5を備える。低弾性体5の弾性率が、多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率より大きい。低弾性体5の弾性率が多孔質樹脂シート31の厚さ方向に垂直な面方向の弾性率より小さく、低弾性体5が面方向に拡縮可能に構成されるとよい。低弾性体5の弾性率は、0.005GPa以上0.1GPa以下が好ましい。
【選択図】図1
【解決手段】電子打楽器用ドラムパッド1は、エラストマー材料を主成分とする平板状のパッド層2と、このパッド層2の裏面側に配設される平板状の圧電センサー3とを備える。圧電センサー3が圧電素子として多孔質樹脂シート31を有し、パッド層2及び多孔質樹脂シート31間に低弾性体5を備える。低弾性体5の弾性率が、多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率より大きい。低弾性体5の弾性率が多孔質樹脂シート31の厚さ方向に垂直な面方向の弾性率より小さく、低弾性体5が面方向に拡縮可能に構成されるとよい。低弾性体5の弾性率は、0.005GPa以上0.1GPa以下が好ましい。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子打楽器用パッドに関する。
電子打楽器用パッドとしては、平板状のパッド層と、このパッド層の裏面側に配設される平板状の圧電センサーとを備え、自然打楽器の音に似た電子音を発生する電子打楽器に用いられるドラムパッドが公知である。このドラムパッドにあっては、ドラムパッドの打面を打撃するとパッド層が振動し、この振動をセンサーが感知し、打撃検出信号が発信される。
このドラムパッドに用いられるセンサーの圧電素子としては、打撃の振動検出感度が高い多孔質樹脂シートが注目されている(例えば特開平5−41104号公報参照)。
しかし、この従来の多孔質樹脂シートをパッド層の裏面側に配設し、ドラムパッドの打面を強打すると、多孔質樹脂シートに局所的に強い力が加わることにより多孔質樹脂シートの空孔が大きく変形する場合がある。このため、多孔質樹脂シートの圧電定数が低下し、打撃の振動をセンサーが精度よく検出できないおそれがある。また、多孔質樹脂シートが柔軟であるため、多孔質樹脂シートの上面及び下面に配設された電極は打面への打撃によるストレスを受けやすく、電極の剥がれや断裂等の破損が発生するおそれもある。
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、打面への打撃を精度よく検出することができると共に圧電センサーの電極の破損が生じ難い電子打楽器用パッドの提供を目的とする。
前記課題を解決するためになされた発明は、エラストマー材料を主成分とする平板状のパッド層と、このパッド層の裏面側に配設される平板状の圧電センサーとを備える電子打楽器用パッドであって、前記圧電センサーが圧電素子として多孔質樹脂シートを有し、前記パッド層及び多孔質樹脂シート間に低弾性体を備え、この低弾性体の弾性率が前記多孔質樹脂シートの厚さ方向の弾性率より大きいことを特徴とする。
当該電子打楽器用パッドは、低弾性体をパッド層と多孔質樹脂シートとの間に配設しているので、多孔質樹脂シートに局所的に強い力が加わり難く、多孔質樹脂シートの圧電定数の低下によるセンサー精度の低下が発生し難い。また、この低弾性体により、当該電子打楽器用パッドの圧電センサーの電極が打面への打撃によるストレスを受け難いので、電極の剥がれや断裂等の破損が抑止できる。さらに、低弾性体の弾性率が多孔質樹脂シートの厚さ方向の弾性率より大きいので、打撃の振動が低弾性体を伝わる際、その振動が大きく減衰することが抑えられ、振動の減衰によるセンサー精度の低下が発生し難い。従って、当該電子打楽器用パッドは、打面への打撃を精度よく検出することができると共に電極の破損が生じ難い。
前記低弾性体の弾性率が、前記多孔質樹脂シートの厚さ方向に垂直な面方向の弾性率より小さく、前記低弾性体が前記面方向に拡縮可能に構成されるとよい。このように前記低弾性体の弾性率が前記多孔質樹脂シートの厚さ方向に垂直な面方向の弾性率より小さく、前記低弾性体が前記面方向に拡縮可能に構成されることにより、打面を強く叩いた際に低弾性体が面方向に変形し、パッド層と多孔質樹脂シートとの距離が小さくなる。このため、振動の減衰によるセンサー精度の低下がさらに発生し難くなる。また、低弾性体が拡縮するので直接プリント基板を叩いているような底付き感が生じ難い。
前記低弾性体の弾性率としては、0.005GPa以上0.1GPa以下が好ましい。前記低弾性体の弾性率を前記範囲内とすることで、打面への打撃をさらに精度よく検出することができる。また、アコースティックドラムにより近い自然な打感が得易い。
前記圧電センサーが前記多孔質樹脂シートの両面側に積層される一対又は複数対の電極を備え、前記多孔質樹脂シートの一方の面側の電極の前記多孔質樹脂シートと反対側面に前記低弾性体が積層され、前記低弾性体の前記電極と反対側面に前記パッドが積層されるとよい。このように電極を多孔質樹脂シートと低弾性体との間に積層することでこの電極の剥がれや断裂等の破損の抑止効果が高まると共に、電極が多孔質樹脂シートの両面に積層されることで打面への打撃をさらに精度よく検出することができる。
前記低弾性体が導電性を有するとよい。このように前記低弾性体が導電性を有することで、前記多孔質樹脂シートの表面側に配設される電極を兼ねることができ、表面側の電極の剥がれや断裂等の破損抑止効果が高まるとともに、製造コストを低減できる。
ここで、「弾性率」とは、JIS−K−6254:2003に準拠して測定される値を意味する。
以上説明したように、本発明の電子打楽器用パッドは、打面への打撃を精度よく検出することができると共に電極の破損が生じ難いので、電子打楽器等に好適に用いることができる。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明に係る電子打楽器用パッドとして、電子ドラムに用いられ、スティックで打撃されるドラムパッドを例にとり図面を参酌しつつ説明する。なお、本発明に係る電子打楽器用パッドは、ドラムパッドに限定されるものではなく、その他の打撃入力装置にも適用可能である。なお、本発明の実施形態の説明において、「表」及び「裏」とは、当該電子打楽器用パッドの厚さ方向のうち、パッド層が配設される側を表、その反対側を裏とする方向を意味し、表側の外面を「表面」、裏側の外面を「裏面」とする。
[第一実施形態]
図1のドラムパッド1は、エラストマー材料を主成分とする平板状のパッド層2と、このパッド層2の裏面側に配設される平板状の圧電センサー3とを備え、圧電センサー3が圧電素子として多孔質樹脂シート31を有し、パッド層2及び多孔質樹脂シート31間に低弾性体5を備える。また、当該ドラムパッド1は、パッド層2を裏面側から支持する支持体6とパッド層2の表面に貼設される伸張可能な表面シート材7とを備える。このドラムパッド1は、例えば電子ドラムの10インチ以上14インチ以下のスネアやタムに用いられるものが想定され、具体的には直径が200mm以上300mm以下で、平均厚さが10mm以上30mm以下程度のものが挙げられる。また、当該ドラムパッド1は、パッド層2の周囲を囲む略円筒形のシェル(ドラム胴(図示省略))を備えてもよく、このシェルが表面側端部にリムを有してもよい。なお、ドラムパッド1のサイズや用途等は前記のものに限定されるものではない。
図1のドラムパッド1は、エラストマー材料を主成分とする平板状のパッド層2と、このパッド層2の裏面側に配設される平板状の圧電センサー3とを備え、圧電センサー3が圧電素子として多孔質樹脂シート31を有し、パッド層2及び多孔質樹脂シート31間に低弾性体5を備える。また、当該ドラムパッド1は、パッド層2を裏面側から支持する支持体6とパッド層2の表面に貼設される伸張可能な表面シート材7とを備える。このドラムパッド1は、例えば電子ドラムの10インチ以上14インチ以下のスネアやタムに用いられるものが想定され、具体的には直径が200mm以上300mm以下で、平均厚さが10mm以上30mm以下程度のものが挙げられる。また、当該ドラムパッド1は、パッド層2の周囲を囲む略円筒形のシェル(ドラム胴(図示省略))を備えてもよく、このシェルが表面側端部にリムを有してもよい。なお、ドラムパッド1のサイズや用途等は前記のものに限定されるものではない。
<パッド層>
パッド層2は、エラストマー材料を主成分とする。パッド層2を構成するエラストマーとしては、例えば天然ゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム(NBR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、シリコーンゴム、ウレタンゴム等が挙げられる。また、これらの材料を発泡したものも好適に用いられる。パッド層2を発泡エラストマーで構成することにより、パッド層2の伸縮性が優れ、当該ドラムパッド1の打感を高めると共に打撃音を小さくできる。また、パッド層2の材料として熱可塑性エラストマーも好適に用いられる。熱可塑性エラストマーであれば、成形型に挿入して加熱することにより、容易に所望の形状のパッド層2を作成することができる。
パッド層2は、エラストマー材料を主成分とする。パッド層2を構成するエラストマーとしては、例えば天然ゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム(NBR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、シリコーンゴム、ウレタンゴム等が挙げられる。また、これらの材料を発泡したものも好適に用いられる。パッド層2を発泡エラストマーで構成することにより、パッド層2の伸縮性が優れ、当該ドラムパッド1の打感を高めると共に打撃音を小さくできる。また、パッド層2の材料として熱可塑性エラストマーも好適に用いられる。熱可塑性エラストマーであれば、成形型に挿入して加熱することにより、容易に所望の形状のパッド層2を作成することができる。
パッド層2の硬度(アスカー硬度C)の下限としては、10が好ましく、30がより好ましい。また、前記硬度の上限としては、60が好ましく、50がより好ましい。前記硬度が前記下限未満である場合、パッド層2が軟らかくなり過ぎ、好ましい打感が得られなくなるおそれがある。一方、前記硬度が前記上限を超える場合、パッド層2が硬くなり過ぎ、好ましい打感が得られなくなるおそれがある。なお、前記硬度は、JIS−K−7312−アスカーC硬度により測定される値である。
なお、パッド層2の厚さは特に限定されるものではなく、パッド層2の平均厚さとしては、例えば5mm以上20mm以下とすることができる。
<圧電センサー>
圧電センサー3は、圧電素子としての多孔質樹脂シート31及び多孔質樹脂シート31の両面に積層される一対の電極32a、32bを有する。
圧電センサー3は、圧電素子としての多孔質樹脂シート31及び多孔質樹脂シート31の両面に積層される一対の電極32a、32bを有する。
(多孔質樹脂シート)
多孔質樹脂シート31は打面への打撃を感知する樹脂製の圧電素子であり、楕円体状の空孔31aを有する。多孔質樹脂シート31を形成する樹脂の主成分としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリカーボネート等が挙げられ、中でもセンサーとして耐久性の高いPET、FEP、ポリプロピレンが好ましい。
多孔質樹脂シート31は打面への打撃を感知する樹脂製の圧電素子であり、楕円体状の空孔31aを有する。多孔質樹脂シート31を形成する樹脂の主成分としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリカーボネート等が挙げられ、中でもセンサーとして耐久性の高いPET、FEP、ポリプロピレンが好ましい。
多孔質樹脂シート31の平均厚さの下限としては、30μmが好ましく、50μmがより好ましい。また、多孔質樹脂シート31の平均厚さの上限としては、150μmが好ましく、100μmがより好ましい。多孔質樹脂シート31の平均厚さが前記下限未満である場合、圧電センサー3の感度が低くなり打面への打撃を十分に感知できないおそれがある。一方、多孔質樹脂シート31の平均厚さが前記上限を超える場合、低弾性体5による表面側の電極破損の抑止効果が低下するおそれがある。
多孔質樹脂シート31が有する空孔31aの形状としては、厚さ方向に扁平した楕円体状が好ましい。具体的には、平均最大垂直弦長が平均最大面内弦長よりも小さいとよい。このように空孔31aを厚さ方向に扁平した楕円体状とすることで、多孔質樹脂シート31の強度を維持しつつ、厚さ方向の弾性率を容易に制御できるようになる。ここで平均最大垂直弦長とは、多孔質樹脂シートの厚さ方向に平行な方向の楕円体の最大弦長の平均値を意味し、平均最大面内弦長とは、多孔質樹脂シートの面方向に平行な方向の楕円体の最大弦長の平均値を意味する。
空孔31aの前記平均最大垂直弦長の下限としては、1μmが好ましく、5μmがより好ましい。また、前記平均最大垂直弦長の上限としては、15μmが好ましく、10μmがより好ましい。前記平均最大垂直弦長が前記下限未満である場合、多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率が大きくなり、圧電センサー3の感度が低下するおそれがある。一方、前記平均最大垂直弦長が前記上限を超える場合、多孔質樹脂シート31の強度が不足するおそれがある。
空孔31aの前記平均最大面内弦長の下限としては、2μmが好ましく、10μmがより好ましい。また、前記平均最大面内弦長の上限としては、45μmが好ましく、30μmがより好ましい。前記平均最大面内弦長が前記下限未満である場合、空孔31aが厚さ方向に変形し難くなり、圧電センサー3の感度が低下するおそれがある。一方、前記平均最大面内弦長が前記上限を超える場合、多孔質樹脂シート31の強度が不足するおそれがある。
空孔31aの扁平率(1−平均最大垂直弦長/平均最大面内弦長)の下限としては、2が好ましく、2.5がより好ましい。また、空孔31aの扁平率の上限としては、4が好ましく、3.5がより好ましい。空孔31aの扁平率が前記下限未満である場合、空孔31aが厚さ方向に変形し難くなり、圧電センサー3の感度が低下するおそれがある。一方、空孔31aの扁平率が前記上限を超える場合、打面を強く叩いた際、空孔31aの厚さ方向の変形が速やかに回復せず、短時間に打面を連打された場合、その打撃を十分に感知できないおそれがある。
上述のように空孔31aが楕円体状に形成されるため、多孔質樹脂シート31は異方性を持ち、厚さ方向と面内方向とで弾性率が異なる。
多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率の下限としては、0.01MPaが好ましく、0.05MPaがより好ましい。また、多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率の上限としては、2MPaが好ましく、1MPaがより好ましい。多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率が前記下限未満である場合、打面を強く叩いた際、多孔質樹脂シート31の変形が速やかに回復せず、短時間に打面を連打された場合、その打撃を十分に感知できないおそれがある。一方、多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率が前記上限を超える場合、多孔質樹脂シート31が厚さ方向に変形し難くなり、圧電センサー3の感度が低下するおそれがある。
多孔質樹脂シート31の面方向の弾性率の下限としては、1GPaが好ましく、1.5GPaがより好ましい。また、多孔質樹脂シート31の面方向の弾性率の上限としては、3GPaが好ましく、2.5GPaがより好ましい。多孔質樹脂シート31の面方向の弾性率が前記下限未満である場合、多孔質樹脂シート31の変形が面方向に広がりやすく、打面への打撃位置を精度よく検出できないおそれがある。一方、多孔質樹脂シート31の面方向の弾性率が前記上限を超える場合、多孔質樹脂シート31が面方向に変形し難くなり、多孔質樹脂シート31の厚さ方向の拡縮を抑制し、圧電センサー3の感度が低下するおそれがある。
(電極)
一対の電極32a、32bは、多孔質樹脂シート31の両面に積層される。この一対の電極32a、32bを介してパッド層2の振動により多孔質樹脂シート31に発生した電圧を圧電センサー3から取り出すことができる。
一対の電極32a、32bは、多孔質樹脂シート31の両面に積層される。この一対の電極32a、32bを介してパッド層2の振動により多孔質樹脂シート31に発生した電圧を圧電センサー3から取り出すことができる。
電極32a、32bの材質としては、導電性を有する限り特に限定されないが、例えばアルミニウム、銀などの各種金属やこれら金属の合金、カーボン等が挙げられる。
多孔質樹脂シート31の表面側の電極32aの平均厚さとしては、特に限定されないが、0.1μm以上30μm以下とすることができる。表面側の電極32aの平均厚さが前記下限未満である場合、多孔質樹脂シート31の導電性の不足により多孔質樹脂シート31が打撃の振動を検出できないおそれがある。一方、表面側の電極32aの平均厚さが前記上限を超える場合、打面への打撃によるストレスにより電極32aの剥がれや断裂等の破損が発生するおそれがあり、またパッド層2と多孔質樹脂シート31との距離が離れ、打撃の振動が減衰し易くなり、多孔質樹脂シート31が打撃の振動を精度よく検出できないおそれがある。
多孔質樹脂シート31の裏面側の電極32bの平均厚さとしては、特に限定されないが、表面側の電極32aと同等とすることができる。
<低弾性体>
低弾性体5は、多孔質樹脂シート31の一方の面側の電極32aの多孔質樹脂シート31と反対側面(電極32aの表面)に積層されている。また、低弾性体5の電極32aと反対側面(低弾性体5の表面)には、パッド層2が積層されている。低弾性体5の材質としては、例えばシリコーンゴム、ウレタンゴム等の熱可塑性エラストマーを用いることができる。中でも耐摩耗性及び密着性に優れるウレタンゴムが好ましい。
低弾性体5は、多孔質樹脂シート31の一方の面側の電極32aの多孔質樹脂シート31と反対側面(電極32aの表面)に積層されている。また、低弾性体5の電極32aと反対側面(低弾性体5の表面)には、パッド層2が積層されている。低弾性体5の材質としては、例えばシリコーンゴム、ウレタンゴム等の熱可塑性エラストマーを用いることができる。中でも耐摩耗性及び密着性に優れるウレタンゴムが好ましい。
低弾性体5の平均厚さの下限としては、15μmが好ましく、25μmがより好ましい。また、低弾性体5の平均厚さの上限としては、300μmが好ましく、200μmがより好ましい。低弾性体5の平均厚さが前記下限未満である場合、打面への打撃による表面側の電極32aへのストレス低減効果が不足し、表面側の電極32aの破損が十分に抑止できないおそれや自然な打感が得られないおそれがある。一方、低弾性体5の平均厚さが前記上限を超える場合、パッド層2と多孔質樹脂シート31との距離が離れるため打撃の振動が減衰し易くなり、圧電センサー3が打撃の振動を精度よく検出できないおそれがある。
低弾性体5の弾性率の下限としては、0.005GPaが好ましく、0.01GPaがより好ましい。また、低弾性体5の弾性率の上限としては、0.1GPaが好ましく、0.05GPaがより好ましい。低弾性体5の弾性率が前記下限未満である場合、多孔質樹脂シート31に局所的に強い力が加わり易く、圧電センサー3の精度低下や表面側の電極32aの破損が発生するおそれがある。一方、低弾性体5の弾性率が前記上限を超える場合、低弾性体5が変形し難いため、打面を強く叩いた際に底付き感が発生するおそれがある。
低弾性体5の弾性率は、多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率より大きい。低弾性体5の弾性率の多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率に対する比の下限としては、50倍が好ましく、100倍がより好ましい。また、低弾性体5の弾性率の多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率に対する比の上限としては、500倍が好ましく、250倍がより好ましい。低弾性体5の弾性率の多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率に対する比が前記下限未満である場合、多孔質樹脂シート31に局所的に強い力が加わり易く、多孔質樹脂シート31の圧電定数の低下が発生し、圧電センサー3のセンサー精度が低下するおそれがある。一方、低弾性体5の弾性率の多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率に対する比が前記上限を超える場合、打撃の振動が低弾性体5を通じて多孔質樹脂シート31全面に伝わり易くなり、打撃位置を精度よく検出できないおそれがある。
また、低弾性体5の弾性率が多孔質樹脂シート31の厚さ方向に垂直な面方向の弾性率より小さく、低弾性体5が面方向に拡縮可能に構成されるとよい。低弾性体5の弾性率の多孔質樹脂シート31の厚さ方向に垂直な面方向の弾性率に対する比の下限としては、1/1000倍が好ましく、1/250倍がより好ましい。また、低弾性体5の弾性率の多孔質樹脂シート31の厚さ方向に垂直な面方向の弾性率に対する比の上限としては、1/30倍が好ましく、1/50倍がより好ましい。低弾性体5の弾性率の多孔質樹脂シート31の厚さ方向に垂直な面方向の弾性率に対する比が前記下限未満である場合、低弾性体5と多孔質樹脂シート31とが面方向に変形する際に変形のし易さの相違により剥離するおそれがある。一方、低弾性体5の弾性率の多孔質樹脂シート31の厚さ方向に垂直な面方向の弾性率に対する比が前記上限を超える場合、打面を強く叩いた際にも低弾性体5が面方向に変形し難く、直接プリント基板を叩いているような底付き感が生じるおそれがある。
上述のように低弾性体5を面方向に拡縮可能に構成する場合、パッド層2内の低弾性体5の側面側に空間を設けるとよい。このように低弾性体5の側面側に空間を設けることで、低弾性体5が面方向に変形し易くなり、振動の減衰によるセンサー精度の低下がさらに発生し難くできる。
<支持体>
支持体6は、本実施形態では平板状の円板から構成される。この支持体6の表面には、多孔質樹脂シート31の裏面側の電極32bを介して多孔質樹脂シート31が積層されている。この支持体6の材質は特に限定されず、例えば鉄板、鋼板、亜鉛メッキ鋼板、アルミニウム板等の金属板を用いることができる。また、支持体6の厚みも、特に限定されるものではなく、支持体6の平均厚みとしては例えば0.5mm以上3mm以下とすることができる。
支持体6は、本実施形態では平板状の円板から構成される。この支持体6の表面には、多孔質樹脂シート31の裏面側の電極32bを介して多孔質樹脂シート31が積層されている。この支持体6の材質は特に限定されず、例えば鉄板、鋼板、亜鉛メッキ鋼板、アルミニウム板等の金属板を用いることができる。また、支持体6の厚みも、特に限定されるものではなく、支持体6の平均厚みとしては例えば0.5mm以上3mm以下とすることができる。
<表面シート材>
表面シート材7は、パッド層2の表面側を覆うようパッド層2の表面に貼設されている。この表面シート材7によって打撃によるパッド層2の表面の損傷が抑制され、当該ドラムパッド1の耐久性が向上する。
表面シート材7は、パッド層2の表面側を覆うようパッド層2の表面に貼設されている。この表面シート材7によって打撃によるパッド層2の表面の損傷が抑制され、当該ドラムパッド1の耐久性が向上する。
表面シート材7としては、伸長可能なシート状に設けられているものであれば特に限定されず、例えば公知の繊維シートが用いられる。なお、表面シート材7は、伸縮可能、つまり伸長された際に表面シート材7自体が復元力を有するものが好ましい。ここで、表面シート材7は、シート平面方向のいずれの方向(二次元の任意の方向)へも伸縮可能であること(2wayストレッチ)が好ましく、具体的にはニット材(ニット編みされた編物)を採用することが好ましい。このニット材を構成する繊維は、特に限定されず、天然繊維を採用することも可能であるが、表面シート材7の強度等の観点から合成繊維を用いることが好ましい。この合成繊維としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンからなる繊維、ポリエステル、アクリル樹脂、ナイロン等のポリアミドからなる繊維及びこれら樹脂の共重合物、変性物並びにこれらの組み合わせからなる合成繊維が挙げられる。なお、これらの繊維を単独で用いることも可能であり、また複数種類の繊維を組み合わせて用いることも可能である。
表面シート材7の平均厚みの下限としては、250μmが好ましく、400μmがより好ましい。また、表面シート材7の平均厚みの上限としては、800μmが好ましく、600μmがより好ましい。表面シート材7の平均厚みが前記下限未満である場合、表面シート材7の強度が不十分となるおそれがある。一方、表面シート材7の平均厚みが前記上限を超える場合、表面シート材7が厚くなり過ぎ、打感を損ねるおそれがある。
<ドラムパッドの製造方法>
次に、当該ドラムパッド1の製造方法について説明する。
次に、当該ドラムパッド1の製造方法について説明する。
当該ドラムパッド1の製造方法は、多孔質樹脂シート31を形成する工程と、多孔質樹脂シート31の両面への電極32a、32bの積層により圧電センサー3を形成する工程と、圧電センサー3、低弾性体5、パッド層2及び表面シート材7を支持体6の表面側に貼合せる工程とを備える。
多孔質樹脂シート形成工程では、楕円体状の空孔31aを有する多孔質樹脂シート31を形成する。楕円体状の空孔31aは、多孔質樹脂シート31を形成する樹脂とフィラー(充填剤)とを含む樹脂組成物から形成したシートを一軸延伸又は二軸延伸することで形成する。このようにシートを延伸することで、多孔質樹脂シート31を形成する樹脂とフィラーとの界面が剥離し、空孔31aが形成できる。前記フィラーは、無機フィラー又は有機フィラーに大別される。無機フィラーとしては、例えばシリカ、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、硫化バリウム、マグネシウムシリケートが挙げられる。また、有機フィラーの材料としては、例えばアクリル樹脂、アクリロニトリル樹脂、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド等を用いることができる。前記フィラーとして、これらを2種以上組み合わせて用いることもできる。
次に圧電センサー形成工程で、多孔質樹脂シート31の両面へ電極32a、32bを積層し、圧電センサー3を形成する。電極32a、32bは、例えばアルミニウムの蒸着、カーボン導電インクによる印刷、銀ペーストの塗布乾燥等により積層することができる。
最後に貼合せ工程で、圧電センサー3、低弾性体5、パッド層2及び表面シート材7を支持体6の表面側に貼合せる。この工程では、接着材により支持体6の表面側に圧電センサー3、低弾性体5、パッド層2及び表面シート材7を積層する。
<利点>
当該ドラムパッド1は、低弾性体5をパッド層2と多孔質樹脂シート31との間に配設しているので、多孔質樹脂シート31に局所的に強い力が加わり難く、多孔質樹脂シート31の圧電定数の低下によるセンサー精度の低下が発生し難い。また、この低弾性体5により、当該ドラムパッド1の圧電センサー3の電極32aが打面への打撃によるストレスを受け難いので、電極32aの剥がれや断裂等の破損が抑止できる。さらに、低弾性体5の弾性率が多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率より大きいので、打撃の振動が低弾性体5を伝わる際、その振動が大きく減衰することが抑えられ、振動の減衰によるセンサー精度の低下が発生し難い。従って、当該ドラムパッド1は、打面への打撃を精度よく検出することができると共に電極32aの破損が生じ難い。
当該ドラムパッド1は、低弾性体5をパッド層2と多孔質樹脂シート31との間に配設しているので、多孔質樹脂シート31に局所的に強い力が加わり難く、多孔質樹脂シート31の圧電定数の低下によるセンサー精度の低下が発生し難い。また、この低弾性体5により、当該ドラムパッド1の圧電センサー3の電極32aが打面への打撃によるストレスを受け難いので、電極32aの剥がれや断裂等の破損が抑止できる。さらに、低弾性体5の弾性率が多孔質樹脂シート31の厚さ方向の弾性率より大きいので、打撃の振動が低弾性体5を伝わる際、その振動が大きく減衰することが抑えられ、振動の減衰によるセンサー精度の低下が発生し難い。従って、当該ドラムパッド1は、打面への打撃を精度よく検出することができると共に電極32aの破損が生じ難い。
[第二実施形態]
図2のドラムパッド11は、エラストマー材料を主成分とする平板状のパッド層2と、このパッド層2の裏面側に配設される平板状の圧電センサー13とを備え、圧電センサー13が圧電素子として多孔質樹脂シート31を有し、パッド層2及び多孔質樹脂シート31間に導電性低弾性体8を備える。また、当該ドラムパッド1は、パッド層2を裏面側から支持する支持体6とパッド層2の表面に貼設される伸張可能な表面シート材7とを備える。このドラムパッド11も、第一実施形態のドラムパッド1と同様に、例えば電子ドラムの10インチ以上14インチ以下のスネアやタムに用いられるものが想定されている。以下では、第一実施形態のドラムパッド1と同様の構成及び機能については同一符号を付して説明を省略し、ドラムパッド1と異なる点について説明する。
図2のドラムパッド11は、エラストマー材料を主成分とする平板状のパッド層2と、このパッド層2の裏面側に配設される平板状の圧電センサー13とを備え、圧電センサー13が圧電素子として多孔質樹脂シート31を有し、パッド層2及び多孔質樹脂シート31間に導電性低弾性体8を備える。また、当該ドラムパッド1は、パッド層2を裏面側から支持する支持体6とパッド層2の表面に貼設される伸張可能な表面シート材7とを備える。このドラムパッド11も、第一実施形態のドラムパッド1と同様に、例えば電子ドラムの10インチ以上14インチ以下のスネアやタムに用いられるものが想定されている。以下では、第一実施形態のドラムパッド1と同様の構成及び機能については同一符号を付して説明を省略し、ドラムパッド1と異なる点について説明する。
<圧電センサー>
圧電センサー13は、圧電素子としての多孔質樹脂シート31、多孔質樹脂シート31の表面側に積層される導電性低弾性体8及び多孔質樹脂シート31の裏面側に積層される電極32bを有する。
圧電センサー13は、圧電素子としての多孔質樹脂シート31、多孔質樹脂シート31の表面側に積層される導電性低弾性体8及び多孔質樹脂シート31の裏面側に積層される電極32bを有する。
(導電性低弾性体)
導電性低弾性体8は、導電性を有し、圧電センサー13の電極を兼ねている。導電性低弾性体8は、例えばシリコーンゴム、ウレタンゴム等の熱可塑性エラストマーに、カーボン等の導電性フィラーを分散させて形成することができる。
導電性低弾性体8は、導電性を有し、圧電センサー13の電極を兼ねている。導電性低弾性体8は、例えばシリコーンゴム、ウレタンゴム等の熱可塑性エラストマーに、カーボン等の導電性フィラーを分散させて形成することができる。
導電性低弾性体8の平均厚さ及び弾性率は、第一実施形態における低弾性体5と同様とできる。
<利点>
当該ドラムパッド11は、導電性低弾性体8が電極を兼ねるので、電極の剥がれや断裂等の破損が抑止できるとともに当該ドラムパッド11の製造コストを低減できる。また、当該ドラムパッド11は、低弾性体と電極とをそれぞれ設ける場合に比べ、パッド層2と多孔質樹脂シート31との距離が小さくなる。このため、振動の減衰によるセンサー精度の低下がさらに発生し難くなる。
当該ドラムパッド11は、導電性低弾性体8が電極を兼ねるので、電極の剥がれや断裂等の破損が抑止できるとともに当該ドラムパッド11の製造コストを低減できる。また、当該ドラムパッド11は、低弾性体と電極とをそれぞれ設ける場合に比べ、パッド層2と多孔質樹脂シート31との距離が小さくなる。このため、振動の減衰によるセンサー精度の低下がさらに発生し難くなる。
[その他の実施形態]
本実施形態は前記構成からなり、前述の利点を奏するものであったが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内において適宜設計変更可能である。
本実施形態は前記構成からなり、前述の利点を奏するものであったが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内において適宜設計変更可能である。
前記第一実施形態では、一対の電極が多孔質樹脂シートの両面に配設される場合を示したが、多孔質樹脂シートの表面に低弾性体を配設し、多孔質樹脂シートの裏面と低弾性体の表面とに一対の電極を配設してもよい。
前記第二実施形態では、低弾性体が多孔質樹脂シートの表面側の電極を兼ねる場合を示したが、支持体が多孔質樹脂シートの裏面側の電極を兼ねることも可能である。
また、図3に示すドラムパッド21のようにパッド層2と低弾性体5との間に低弾性体を外周方向に押し出すように低弾性体5側に突出した凸部9を設けてもよい。このように凸部9を設けることで、低弾性体が面方向に拡縮しやすくなり、振動の減衰によるセンサー精度の低下がさらに発生し難くなる。
凸部9の材質としては、特に限定されないが、例えば鉄板、鋼板、亜鉛メッキ鋼板、アルミニウム板等の金属板を挙げることができる。
また、凸部9は、多孔質樹脂シート31と支持体6との間に多孔質樹脂シート31側に突出するように設けてもよい。この場合、多孔質樹脂シート31は凸部9に沿って配設され、多孔質樹脂シート31を介して低弾性体5を外周方向に押し出すような凸状部が形成される。
さらに、前記実施形態では、多孔質樹脂シートの両面側に一対の電極を配設する場合を説明したが、多孔質樹脂シートの両面側に複数対の電極を配設してもよい。このように複数対の電極を配設することで、ドラムパッドの打面への打撃位置を検出することができ、例えば打撃位置によって異なる電子音を発生することも可能となる。
以上説明したように、本発明の電子打楽器用パッドは、打面への打撃を精度よく検出することができると共に電極の破損が生じ難いので、電子打楽器等に好適に用いることができる。
1、11、21 ドラムパッド
2 パッド層
3、13 圧電センサー
31 多孔質樹脂シート
31a 空孔
32a、32b 電極
5 低弾性体
6 支持体
7 表面シート材
8 導電性低弾性体
9 凸部
2 パッド層
3、13 圧電センサー
31 多孔質樹脂シート
31a 空孔
32a、32b 電極
5 低弾性体
6 支持体
7 表面シート材
8 導電性低弾性体
9 凸部
Claims (5)
- エラストマー材料を主成分とする平板状のパッド層と、
このパッド層の裏面側に配設される平板状の圧電センサーと
を備える電子打楽器用パッドであって、
前記圧電センサーが圧電素子として多孔質樹脂シートを有し、
前記パッド層及び多孔質樹脂シート間に低弾性体を備え、
この低弾性体の弾性率が前記多孔質樹脂シートの厚さ方向の弾性率より大きいことを特徴とする電子打楽器用パッド。 - 前記低弾性体の弾性率が、前記多孔質樹脂シートの厚さ方向に垂直な面方向の弾性率より小さく、
前記低弾性体が前記面方向に拡縮可能に構成される請求項1に記載の電子打楽器用パッド。 - 前記低弾性体の弾性率が、0.005GPa以上0.1GPa以下である請求項1又は請求項2に記載の電子打楽器用パッド。
- 前記圧電センサーが前記多孔質樹脂シートの両面側に積層される一対又は複数対の電極を備え、
前記多孔質樹脂シートの一方の面側の電極の前記多孔質樹脂シートと反対側面に前記低弾性体が積層され、
前記低弾性体の前記電極と反対側面に前記パッドが積層される請求項1、請求項2又は請求項3に記載の電子打楽器用パッド。 - 前記低弾性体が、導電性を有する請求項1、請求項2又は請求項3に記載の電子打楽器用パッド。
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Country | Link |
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JP (1) | JP2016033580A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3480568A1 (en) * | 2017-11-06 | 2019-05-08 | Yamaha Corporation | Sensor unit and musical instrument |
EP3511673A4 (en) * | 2016-09-06 | 2020-06-17 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | PIEZOELECTRIC SENSOR |
US20210256946A1 (en) * | 2020-02-14 | 2021-08-19 | Yamaha Corporation | Impact detection device and percussion instrument |
TWI791491B (zh) * | 2018-03-02 | 2023-02-11 | 日商積水化學工業股份有限公司 | 壓電感測器 |
-
2014
- 2014-07-31 JP JP2014156053A patent/JP2016033580A/ja active Pending
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