JP2016033025A - 浮屋根支持受台構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 浮屋根に貫通部を設けずに、浮屋根を支持する複数の支柱を底板上に設け、当該支柱が腐食、損傷等した場合に底板を損傷することなく容易に支柱の取替を可能とする浮屋根支持受台構造を提供する。【解決手段】 浮屋根式タンク1の底板2上に設けて浮屋根4を支持する浮屋根支持受台構造であって、底板2上に載置し、浮屋根4の下面に当接して浮屋根4を支持する柱状の支持部材5と、当該支持部材5を着脱可能な一対の半割りスリーブ管で嵌合して底板2上に支持する受台部材6とを備えていることを特徴とする。【選択図】 図2
Description
この発明は、浮屋根式タンクの浮屋根を支持するために底板上に設ける浮屋根支持受台構造に関するものである。
図9に一般的な浮屋根式タンク1の構造を示す。2は底板、3は側板、4は浮屋根、25はデッキポーストである。
実線は浮屋根4が貯蔵液体上に浮上した状態を示し、破線は浮屋根4が最降下し、複数のデッキポースト25によって浮屋根4を支持している状態を示す。
図10に図9のB部、デッキポースト25の近傍を拡大して示す。2aは底板2上の当板、4aは浮屋根4のデッキ板、4bはデッキポースト25の補強板である。
デッキポースト25は、支柱25aとスリーブ管25bと連結締材25cとフック25dとからなり、スリーブ管25bはデッキ板4aと補強板4bに固定されている。
支柱25aをスリーブ管25b内に挿通して連結締材25cで連結し、浮屋根4の最降下時に、支柱25aの下端縁を底板2上の当板2aに載置して浮屋根4の荷重を支える。
実線は浮屋根4が貯蔵液体上に浮上した状態を示し、破線は浮屋根4が最降下し、複数のデッキポースト25によって浮屋根4を支持している状態を示す。
図10に図9のB部、デッキポースト25の近傍を拡大して示す。2aは底板2上の当板、4aは浮屋根4のデッキ板、4bはデッキポースト25の補強板である。
デッキポースト25は、支柱25aとスリーブ管25bと連結締材25cとフック25dとからなり、スリーブ管25bはデッキ板4aと補強板4bに固定されている。
支柱25aをスリーブ管25b内に挿通して連結締材25cで連結し、浮屋根4の最降下時に、支柱25aの下端縁を底板2上の当板2aに載置して浮屋根4の荷重を支える。
上記のような浮屋根式タンクの浮屋根支柱の技術として、例えば、従来例の特許文献1の実開昭55−108083号公報に開示された「浮屋根を有する貯油タンク」の考案がある。この考案は、タンク底板の適宜の個所に浮屋根デッキを支えるための所要長さのサポートを必要な個数、溶接により取り付けている。このサポートは、補強板を介してタンク底板上に取り付けてあり、サポートの頂部に当て板を供えたものである。
特許文献2の実開昭62−165292号公報「油タンクの浮屋根構造」の考案がある。この考案は、浮屋根を下降位置で支持するとともに油の動揺を抑制するルーフサポートを浮屋根の下面に取付けたものである。
特許文献3の実開昭62−171495号公報「浮屋根式タンクの浮屋根支持台」の考案がある。この考案は、浮屋根を最下降位置で支持する支柱を底板上に固設するとともに、この支柱に浮屋根を作業位置に押上げた状態で支持し得る押上装置を装着する支持板を設けたものである。
特許文献4の特開2009−127331号公報「浮屋根式貯水槽」の発明がある。この発明は、底盤から上方に向かって延びるとともに、内部の水が無い時に浮屋根を支持して前記浮屋根と前記底盤との間に空間を形成可能とする支柱を備える。この支柱はスロッシング低減部材を兼ね、上端に板状フランジを備えたものである。
図9に示すように、浮屋根式タンク1のデッキポースト25は、浮屋根4を貫通して複数本取付けており、複数のデッキポースト25とスリーブ管25b等の取付部材により浮屋根4の重量が増加している。
また、図10に示すように、支柱25aはデッキ板4aを貫通して溶接固定したスリーブ管25b内を挿通して取付けているため、タンク内のベーパーが浮屋根4の上に漏れる可能性がある。さらに、長尺の支柱25aを吊上げてスリーブ管25b内へ挿脱する作業が大変である。
また、図10に示すように、支柱25aはデッキ板4aを貫通して溶接固定したスリーブ管25b内を挿通して取付けているため、タンク内のベーパーが浮屋根4の上に漏れる可能性がある。さらに、長尺の支柱25aを吊上げてスリーブ管25b内へ挿脱する作業が大変である。
特許文献1の「浮屋根を有する貯油タンク」の考案は、サポートを底板上の補強板に溶接で取り付けているため、支柱を取替える際に手間を要し、取替時に底板を損傷する可能性がある。また、サポート頂部の当て板は、地震時のデッキ板裏面の損傷を考慮した構造ではない。
特許文献2の「油タンクの浮屋根構造」の考案は、浮屋根の下面のルーフサポートの取替作業が困難であり、取替時に浮屋根を損傷する可能性がある。また、浮屋根とルーフサポートを一体化した構造であるため、浮屋根の浮力確保が難しく、シングルデッキの浮屋根に適用することが困難である。
特許文献3の「浮屋根式タンクの浮屋根支持台」の考案は、支柱を底板上に固設しているため、支柱を取替える際に手間を要し、取替時に底板を損傷する可能性がある。また、支柱上部の支持板に押上装置を装着しており、構造が異なる。
特許文献4の「浮屋根式貯水槽」の発明は、支柱の底盤への固定方法や板状フランジの形状が具体的に記載されていない。また、水を貯蔵する施設に設ける支柱構造である。
この発明の目的は、上述のような従来技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、浮屋根に貫通部を設けずに、浮屋根を支持する複数の支柱を底板上に設け、当該支柱が腐食、損傷等した場合に底板を損傷することなく容易に支柱の取替を可能とする浮屋根支持受台構造を提供する。
請求項1記載の浮屋根支持受台構造は、浮屋根式タンク1の底板2上に設けて浮屋根4を支持する浮屋根支持受台構造であって、底板2上に載置し、浮屋根4の下面に当接して浮屋根4を支持する柱状の支持部材5と、当該支持部材5を着脱可能な一対の半割りスリーブ管で嵌合して底板2上に支持する受台部材6とを備えていることを特徴とする。
請求項2記載の浮屋根支持受台構造は、前記支持部材5及び又は前記受台部材6に、当該支持部材5と当該受台部材6を着脱可能に連結して一体構造とする支柱受台連結部材12(12A、12B、12C)を備えていることを特徴とする。
請求項3記載の浮屋根支持受台構造は、前記支持部材5を、底板2上に載置する支柱5aと、当該支柱5a上端部に水平に固定する周縁が湾曲した逆受皿状の受板5bとで構成することを特徴とする。
請求項4記載の浮屋根支持受台構造は、前記受台部材6を、底板2上の当板2a上面に底部外周縁11を固定する固定半割りスリーブ管6aと、当該固定半割りスリーブ管6aと対を成す着脱構造の押え半割りスリーブ管6bとで構成するとともに、これら一対の半割りスリーブ管を当該半割りスリーブ管の鍔部7a、7bのスリーブ連結部8a、8bで着脱可能に連結して構成したことを特徴とする。
請求項1記載の浮屋根支持受台構造は、浮屋根式タンク1の底板2上に設けて浮屋根4を支持する浮屋根支持受台構造であって、底板2上に載置し、浮屋根4の下面に当接して浮屋根4を支持する柱状の支持部材5と、当該支持部材5を着脱可能な一対の半割りスリーブ管で嵌合して底板2上に支持する受台部材6とを備えているので、
浮屋根4に支持部材5を取り付けないことにより、浮屋根4の重量が軽減されて浮屋根4の浮力が向上し、さらに浮屋根4に貫通部を設けないことにより、浮屋根4から大気中へ放散されるベーパーの量が抑制される。
また、前記浮屋根支持受台構造は、浮屋根4を支持する支持部材5を受台部材6から着脱可能な構造としているため、浮屋根式タンク1のタンク開放点検において、支持部材5に腐食や損傷が発見された場合に交換や補修をすることが容易となる。
浮屋根4に支持部材5を取り付けないことにより、浮屋根4の重量が軽減されて浮屋根4の浮力が向上し、さらに浮屋根4に貫通部を設けないことにより、浮屋根4から大気中へ放散されるベーパーの量が抑制される。
また、前記浮屋根支持受台構造は、浮屋根4を支持する支持部材5を受台部材6から着脱可能な構造としているため、浮屋根式タンク1のタンク開放点検において、支持部材5に腐食や損傷が発見された場合に交換や補修をすることが容易となる。
請求項2記載の浮屋根支持受台構造は、前記支持部材5及び又は前記受台部材6に、当該支持部材5と当該受台部材6を着脱可能に連結して一体構造とする支柱受台連結部材12(12A、12B、12C)を備えているので、
支持部材5と受台部材6の一体化が図られて、長期的に支持部材5を底板2上に安定して支持することが可能となり、地震荷重等を受けた場合に傾倒し難い構造となる。
支持部材5と受台部材6の一体化が図られて、長期的に支持部材5を底板2上に安定して支持することが可能となり、地震荷重等を受けた場合に傾倒し難い構造となる。
請求項3記載の浮屋根支持受台構造は、前記支持部材5を、底板2上に載置する支柱5aと、当該支柱5a上端部に水平に固定する周縁が湾曲した逆受皿状の受板5bとで構成するので、
浮屋根4を支持部材5上に載置する、所謂着底する過程において、支持部材5上部と浮屋根4の下面が滑らかに接触し、また、万が一風や地震等で浮屋根4が揺動あるいは支持部材5が浮屋根4に当接等した場合に、受板5bの周縁で浮屋根4を損傷する可能性が少なくなる。
浮屋根4を支持部材5上に載置する、所謂着底する過程において、支持部材5上部と浮屋根4の下面が滑らかに接触し、また、万が一風や地震等で浮屋根4が揺動あるいは支持部材5が浮屋根4に当接等した場合に、受板5bの周縁で浮屋根4を損傷する可能性が少なくなる。
請求項4記載の浮屋根支持受台構造は、前記受台部材6を、底板2上の当板2a上面に底部外周縁11を固定する固定半割りスリーブ管6aと、当該固定半割りスリーブ管6aと対を成す着脱構造の押え半割りスリーブ管6bとで構成するとともに、これら一対の半割りスリーブ管を当該半割りスリーブ管の鍔部7a、7bのスリーブ連結部8a、8bで着脱可能に連結して構成したので、
支持部材5は、スリーブ連結部8a、8bのボルト、ピン等の締結部材を挿脱することにより、受台部材6から容易に着脱可能となり、浮屋根式タンク1のタンク開放点検において、支持部材5に腐食や損傷等が発見された場合に交換や補修をすることが容易となる。
また、支持部材5を着脱することが容易な構造のため、例えば、底板2上に固定する固定半割りスリーブ管6aのみに耐食性の高い材料を使用して、押え半割りスリーブ管6bおよび支持部材5について、開放点検毎に取替える前提で安価な材料を使用すれば、浮屋根4の支持受台構造全体に掛かるコストを削減することが可能となる。
支持部材5は、スリーブ連結部8a、8bのボルト、ピン等の締結部材を挿脱することにより、受台部材6から容易に着脱可能となり、浮屋根式タンク1のタンク開放点検において、支持部材5に腐食や損傷等が発見された場合に交換や補修をすることが容易となる。
また、支持部材5を着脱することが容易な構造のため、例えば、底板2上に固定する固定半割りスリーブ管6aのみに耐食性の高い材料を使用して、押え半割りスリーブ管6bおよび支持部材5について、開放点検毎に取替える前提で安価な材料を使用すれば、浮屋根4の支持受台構造全体に掛かるコストを削減することが可能となる。
この発明に係る浮屋根支持受台構造の実施形態を、図1乃至図8に基づいて説明する。
図1は浮屋根と浮屋根支持受台構造の関係を示す全体図で、1は浮屋根式タンク、2は底板、3は側板、4は浮屋根である。
浮屋根4を支持する浮屋根支持受台構造は、浮屋根4の下面に当接して支持する支持部材5と、この支持部材5を底板2上に安定設置する受台部材6とで形成し、この支持部材5及び受台部材6は、浮屋根4の着底時に浮屋根4の荷重を支えるように、底板2上に複数個立設する。
実線は浮屋根式タンク1で液体を貯蔵して浮屋根4が浮上している状態を示し、破線は浮屋根4を底板2上に設けた複数の支持部材5上に載置している状態を示す。
図1は浮屋根と浮屋根支持受台構造の関係を示す全体図で、1は浮屋根式タンク、2は底板、3は側板、4は浮屋根である。
浮屋根4を支持する浮屋根支持受台構造は、浮屋根4の下面に当接して支持する支持部材5と、この支持部材5を底板2上に安定設置する受台部材6とで形成し、この支持部材5及び受台部材6は、浮屋根4の着底時に浮屋根4の荷重を支えるように、底板2上に複数個立設する。
実線は浮屋根式タンク1で液体を貯蔵して浮屋根4が浮上している状態を示し、破線は浮屋根4を底板2上に設けた複数の支持部材5上に載置している状態を示す。
支持部材5及び受台部材6は、浮屋根4を貫通する従来例の図10に示すような長尺のデッキポースト25と異なり、デッキ板4aに貫通部を設けずに底板2上に設置するので、従来例と比べて浮屋根4全体の重量が軽減されると共に、貫通部隙間から浮屋根式タンク1の貯蔵液のベーパーが大気中へ放散することがなくなる。
従来のデッキ板4aを貫通して設けるデッキポースト25に比べて、浮屋根4を支持する支柱の長さが短くなり、浮屋根支持構造を構成する部材、設備費の削減をすることが可能になると共に、デッキ板に貫通部を設ける作業工程がなくなり、施工費を削減することが可能となる。
従来のデッキ板4aを貫通して設けるデッキポースト25に比べて、浮屋根4を支持する支柱の長さが短くなり、浮屋根支持構造を構成する部材、設備費の削減をすることが可能になると共に、デッキ板に貫通部を設ける作業工程がなくなり、施工費を削減することが可能となる。
図2は、図1のA部、浮屋根支持受台構造を拡大して示す正面図である。
浮屋根4を支持する支持部材5は、直立する円筒状の支柱5aと、その支柱5a上端縁に水平に固定した逆受皿状の受板5bとからなり、この上端部受板5bを周縁を湾曲させた形状とすることにより、
浮屋根式タンク1の貯蔵液を抜いて、浮屋根4を支持部材5を介して底板2上に載置する、所謂着底する過程において、支持部材5上部と浮屋根4の下面が滑らかに当接するので、従来の支柱上部の当板を設ける場合と比較して受板5bの周縁で浮屋根4を損傷する可能性が少なくなる。
また、浮屋根式タンク1の貯蔵液が少量で浮屋根4と支持部材5が近接している場合に、
万が一強風や地震等で浮屋根4が揺動して支持部材5に接触、あるいは支持部材5が浮屋根4に当接等しても、受板5bの周縁で浮屋根4を損傷する可能性が少なくなる。
受台部材6は、底板2上の当板2aの上面に直立し受け台となる固定半割りスリーブ管 6aと押え半割りスリーブ管6bで形成され、固定半割りスリーブ管6a、押え半割りスリーブ管6bはそれぞれ鍔部7(7a、7b)を有し、当該鍔部7a、7bには、ボルトやピン等の締結部材を挿通し、固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6bの相互を連結することが可能なスリーブ連結部8(8a、8b)を有す。
支持部材5に液抜き口10、固定半割りスリーブ管6aに液抜き口10aを設け、支持部材5管内および支持部材5と受台部材6間の隙間に液が滞留しないようにする。
支持部材5を受台部材6で底板2上に固定するには、固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6b間に支持部材5を嵌合し、鍔部7a、7bのスリーブ連結部8a、8bに締結部材を挿通して、固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6b相互を連結する。
また、支持部材5を受台部材6から取り外す場合は、上記と逆の操作を行い、締結部材を抜いて、押え半割りスリーブ管6bを固定半割りスリーブ管6aから取り外して、支持部材5を取り外す。
上述した通り、スリーブ連結部8a、8bに締結部材を挿通するだけで、容易に受台部材6から支持部材5を取り外せるので、支持部材5の支柱5aが腐食や損傷等した場合に、従来の底板または当板上に溶接固定された支柱のように、溶接部を研削して支柱を取り外す必要がなくなり、底板2を損傷せずに支柱5aを取替えることが可能となる。
さらに、固定半割りスリーブ管6aに支柱連結部9a、押え半割りスリーブ管6bに支柱連結部9b、支持部材5の支柱5aに支柱連結部9cを設け、支持部材5を固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6b間に嵌合して、当該支柱受台連結部9(9a、9b、9c)にボルトやピン等の連結締材12Aを挿入し、相互を連結することにより、支持部材5と受台部材6の一体化が図られて、地震荷重等を受けた場合の支柱5aの傾倒を抑制することが可能となる。
ピン連結部9cの連結締材12Aを挿入する穴は長穴とし、浮屋根式タンク1の水張試験実施後に底板2が部分的に沈下しても、支柱5aの高さ方向の設置位置の調節が可能な構造とする。
浮屋根4を支持する支持部材5は、直立する円筒状の支柱5aと、その支柱5a上端縁に水平に固定した逆受皿状の受板5bとからなり、この上端部受板5bを周縁を湾曲させた形状とすることにより、
浮屋根式タンク1の貯蔵液を抜いて、浮屋根4を支持部材5を介して底板2上に載置する、所謂着底する過程において、支持部材5上部と浮屋根4の下面が滑らかに当接するので、従来の支柱上部の当板を設ける場合と比較して受板5bの周縁で浮屋根4を損傷する可能性が少なくなる。
また、浮屋根式タンク1の貯蔵液が少量で浮屋根4と支持部材5が近接している場合に、
万が一強風や地震等で浮屋根4が揺動して支持部材5に接触、あるいは支持部材5が浮屋根4に当接等しても、受板5bの周縁で浮屋根4を損傷する可能性が少なくなる。
受台部材6は、底板2上の当板2aの上面に直立し受け台となる固定半割りスリーブ管 6aと押え半割りスリーブ管6bで形成され、固定半割りスリーブ管6a、押え半割りスリーブ管6bはそれぞれ鍔部7(7a、7b)を有し、当該鍔部7a、7bには、ボルトやピン等の締結部材を挿通し、固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6bの相互を連結することが可能なスリーブ連結部8(8a、8b)を有す。
支持部材5に液抜き口10、固定半割りスリーブ管6aに液抜き口10aを設け、支持部材5管内および支持部材5と受台部材6間の隙間に液が滞留しないようにする。
支持部材5を受台部材6で底板2上に固定するには、固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6b間に支持部材5を嵌合し、鍔部7a、7bのスリーブ連結部8a、8bに締結部材を挿通して、固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6b相互を連結する。
また、支持部材5を受台部材6から取り外す場合は、上記と逆の操作を行い、締結部材を抜いて、押え半割りスリーブ管6bを固定半割りスリーブ管6aから取り外して、支持部材5を取り外す。
上述した通り、スリーブ連結部8a、8bに締結部材を挿通するだけで、容易に受台部材6から支持部材5を取り外せるので、支持部材5の支柱5aが腐食や損傷等した場合に、従来の底板または当板上に溶接固定された支柱のように、溶接部を研削して支柱を取り外す必要がなくなり、底板2を損傷せずに支柱5aを取替えることが可能となる。
さらに、固定半割りスリーブ管6aに支柱連結部9a、押え半割りスリーブ管6bに支柱連結部9b、支持部材5の支柱5aに支柱連結部9cを設け、支持部材5を固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6b間に嵌合して、当該支柱受台連結部9(9a、9b、9c)にボルトやピン等の連結締材12Aを挿入し、相互を連結することにより、支持部材5と受台部材6の一体化が図られて、地震荷重等を受けた場合の支柱5aの傾倒を抑制することが可能となる。
ピン連結部9cの連結締材12Aを挿入する穴は長穴とし、浮屋根式タンク1の水張試験実施後に底板2が部分的に沈下しても、支柱5aの高さ方向の設置位置の調節が可能な構造とする。
図3は、浮屋根支持受台構造の第1の実施形態例で、図2に示す浮屋根支持受台構造の連結締材による支柱受台連結構造を分解して示す斜視説明図である。
予め固定半割りスリーブ管6aの底部の鍔板の底部外周縁11を隅肉溶接で底板2上に固定する。次いで支柱5aの下部を矢印Xの方向に嵌合して直立保持し、続いて固定半割りスリーブ管6aと対を成す押え半割りスリーブ管6bを矢印Yの方向に嵌合させて双方の鍔部7a、7bのスリーブ連結部8a、8bにボルトやピン等の締結部材を挿入して連結する。
この際に、支柱受台連結部9a、9b、9cを合致させ、支柱受台連結部9a、9b、9cにボルトやピン等の締結部材12Aを挿通して、固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6bおよび支柱5a同士を連結する。
このように、固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6bおよび支持部材5に締結部材12Aを挿通して連結する支柱受台連結部9a、9b、9cを設ける程度の施工で、支持部材5と受台部材6の一体化が図られて、地震荷重等を受けた場合に支持部材5が傾倒することを抑制することが可能となる。
予め固定半割りスリーブ管6aの底部の鍔板の底部外周縁11を隅肉溶接で底板2上に固定する。次いで支柱5aの下部を矢印Xの方向に嵌合して直立保持し、続いて固定半割りスリーブ管6aと対を成す押え半割りスリーブ管6bを矢印Yの方向に嵌合させて双方の鍔部7a、7bのスリーブ連結部8a、8bにボルトやピン等の締結部材を挿入して連結する。
この際に、支柱受台連結部9a、9b、9cを合致させ、支柱受台連結部9a、9b、9cにボルトやピン等の締結部材12Aを挿通して、固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6bおよび支柱5a同士を連結する。
このように、固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6bおよび支持部材5に締結部材12Aを挿通して連結する支柱受台連結部9a、9b、9cを設ける程度の施工で、支持部材5と受台部材6の一体化が図られて、地震荷重等を受けた場合に支持部材5が傾倒することを抑制することが可能となる。
図4は、浮屋根支持受台構造の第2の実施形態例で連結鍔板による支柱受台連結構造を分解して示す斜視説明図である。
12Bはスリーブ連結部8cを設けた連結鍔板で、支柱5a下部の表面対称位置に固定する。この支柱受台連結部材12Bを、固定半割りスリーブ管6aの鍔部7aと押え半割りスリーブ管6bの鍔部7bの間に挟んで、スリーブ連結部8a、8b、8cにボルトやピン等の締結部材を挿通して、固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6bおよび支柱5aを連結する。
このように、支持部材5に支柱受台連結部材12Bを設ける程度の施工で、支持部材5と受台部材6の一体化が図られて、地震荷重等を受けた場合の支持部材5の傾倒を抑制することが可能となる。
スリーブ連結部8cの締結部材を挿入する穴は長穴とし、浮屋根式タンク1の水張試験実施後に底板2が部分的に沈下しても、支柱5aの高さ方向の設置位置の調節が可能な構造とする。
12Bはスリーブ連結部8cを設けた連結鍔板で、支柱5a下部の表面対称位置に固定する。この支柱受台連結部材12Bを、固定半割りスリーブ管6aの鍔部7aと押え半割りスリーブ管6bの鍔部7bの間に挟んで、スリーブ連結部8a、8b、8cにボルトやピン等の締結部材を挿通して、固定半割りスリーブ管6aと押え半割りスリーブ管6bおよび支柱5aを連結する。
このように、支持部材5に支柱受台連結部材12Bを設ける程度の施工で、支持部材5と受台部材6の一体化が図られて、地震荷重等を受けた場合の支持部材5の傾倒を抑制することが可能となる。
スリーブ連結部8cの締結部材を挿入する穴は長穴とし、浮屋根式タンク1の水張試験実施後に底板2が部分的に沈下しても、支柱5aの高さ方向の設置位置の調節が可能な構造とする。
図5は、浮屋根支持受台構造の第3の実施形態例で連結管片による支柱受台連結構造を分解して示す斜視説明図である。
12Cは連結管片で、内径が支柱5aの外径より大きい鋼管を半割りにしたもので、予め支柱5aに固定しておく。この支柱5aの連結管片12Cより下部を固定半割りスリーブ管6aへ矢印Xの方向に押し当て設置し、押え半割りスリーブ管6bを矢印Yの方向に押し当てて支柱5aを嵌合し、鍔部7b、7aを合致させて、スリーブ連結部8b、8aにボルトやピン等の締結部材を挿通して固定する。次いで、連結管片12Cの下端周縁部と押え半割りスリーブ管6b上端縁との当接箇所を溶接して固定する。
支持部材5に連結管片12Cを設けて、受台部材6と溶接することにより、支持部材5と受台部材6の一体化が図られて、地震荷重等を受けた場合に傾倒することを抑制することが可能となる。
さらに、支柱5aと押え半割りスリーブ管6bが一体化されるため、固定半割りスリーブ管6aから、支柱5aと押え半割りスリーブ管6bを同時に取り外すことが可能となり、支柱5aの取替作業が容易となる。
12Cは連結管片で、内径が支柱5aの外径より大きい鋼管を半割りにしたもので、予め支柱5aに固定しておく。この支柱5aの連結管片12Cより下部を固定半割りスリーブ管6aへ矢印Xの方向に押し当て設置し、押え半割りスリーブ管6bを矢印Yの方向に押し当てて支柱5aを嵌合し、鍔部7b、7aを合致させて、スリーブ連結部8b、8aにボルトやピン等の締結部材を挿通して固定する。次いで、連結管片12Cの下端周縁部と押え半割りスリーブ管6b上端縁との当接箇所を溶接して固定する。
支持部材5に連結管片12Cを設けて、受台部材6と溶接することにより、支持部材5と受台部材6の一体化が図られて、地震荷重等を受けた場合に傾倒することを抑制することが可能となる。
さらに、支柱5aと押え半割りスリーブ管6bが一体化されるため、固定半割りスリーブ管6aから、支柱5aと押え半割りスリーブ管6bを同時に取り外すことが可能となり、支柱5aの取替作業が容易となる。
図6は、浮屋根支持受台構造の第4の実施形態例で円筒台座による支持構造を分解して示す斜視説明図である。
14は円筒台座で、予め支柱5a下部に固定しておく。
固定半割りスリーブ管15aは、底部の鍔板の底部外周縁11を隅肉溶接で底板2上に固定する。次いで支柱5aの下部に設置されている円筒台座14を矢印Xの方向に嵌合して直立保持し、続いて固定半割りスリーブ管15aと対を成す押え半割りスリーブ管15bを矢印Yの方向に嵌合させて双方の鍔部7a、7bのスリーブ連結部8a、8bにボルトやピン等の締結部材を挿通して固定する。
円筒台座14は、支柱5aと比較して外径が大きい管で形成されており、固定半割りスリーブ管15a、押え半割りスリーブ管15bで挟んで、この円筒台座14を覆って円筒箱状にして底板2上で固定することにより、支柱5aの下端部で浮屋根4を支持する場合と比較して、浮屋根支持構造の底板2への接触面積が大きくなり、地震荷重等を受けた場合の支持部材5の傾倒が抑制され、浮屋根4をより安定して支持することが可能となる。
14は円筒台座で、予め支柱5a下部に固定しておく。
固定半割りスリーブ管15aは、底部の鍔板の底部外周縁11を隅肉溶接で底板2上に固定する。次いで支柱5aの下部に設置されている円筒台座14を矢印Xの方向に嵌合して直立保持し、続いて固定半割りスリーブ管15aと対を成す押え半割りスリーブ管15bを矢印Yの方向に嵌合させて双方の鍔部7a、7bのスリーブ連結部8a、8bにボルトやピン等の締結部材を挿通して固定する。
円筒台座14は、支柱5aと比較して外径が大きい管で形成されており、固定半割りスリーブ管15a、押え半割りスリーブ管15bで挟んで、この円筒台座14を覆って円筒箱状にして底板2上で固定することにより、支柱5aの下端部で浮屋根4を支持する場合と比較して、浮屋根支持構造の底板2への接触面積が大きくなり、地震荷重等を受けた場合の支持部材5の傾倒が抑制され、浮屋根4をより安定して支持することが可能となる。
図2から図6に示すように、スリーブ連結部8a、8bのボルトやピン等の締結部材を挿脱することにより、支持部材5を底板2上の受台部材6から容易に着脱することが可能である。そのため、従来技術の底板または当板上に溶接固定された支柱のように、溶接部を研削して支柱を取り外す必要がなくなり、タンク開放点検時に支柱5aの腐食や損傷が発見された際に、支柱5aを容易に交換、補修することが可能となる。
底部外周縁11は隙間腐食を生じないように底板2の当板2a上に隅肉溶接で固定する。
支持部材5は着脱することが容易な構造のため、例えば、底板2上の固定半割りスリーブ管6aのみに耐食性の高い材料を使用して、それ以外の押え半割りスリーブ管6bおよび支持部材5について、取替えることを前提で安価な材料を使用することにより、浮屋根4の支持構造全体に掛かるコストを削減することが可能となる。
また、支持部材5の内部と支持部材5と受台部材6の間隙に侵入する貯蔵液を排出するための液抜き口10、10aを設ける。
前記液抜き口10、10aの穴は、支持部材5と受台部材6を支柱受台連結部材12で連結した際に、貯蔵液の排出が円滑になるように、取付位置を一致する。
底部外周縁11は隙間腐食を生じないように底板2の当板2a上に隅肉溶接で固定する。
支持部材5は着脱することが容易な構造のため、例えば、底板2上の固定半割りスリーブ管6aのみに耐食性の高い材料を使用して、それ以外の押え半割りスリーブ管6bおよび支持部材5について、取替えることを前提で安価な材料を使用することにより、浮屋根4の支持構造全体に掛かるコストを削減することが可能となる。
また、支持部材5の内部と支持部材5と受台部材6の間隙に侵入する貯蔵液を排出するための液抜き口10、10aを設ける。
前記液抜き口10、10aの穴は、支持部材5と受台部材6を支柱受台連結部材12で連結した際に、貯蔵液の排出が円滑になるように、取付位置を一致する。
図7は、浮屋根支持受台構造の第5の実施形態例で傾斜枠体構造を示す正面図である。
底板2の上面に当板2bを固定して、その上に支持部材5及び受台部材16を設置する。
支持部材5は、円筒状の支柱5aと上端部の受板5bとからなる。9は支柱受台連結部、10は液抜き口、13は傾斜枠体、16は受台部材である。
受台部材16の管体部を受台部材6に比べて上方に延長して形成し、この管体部の外周部から底板2上面に設けた複数の当板2bに至る傾斜枠体13を設けたので、供用中の液変動や地震等が発生した場合の支柱5aの傾倒を抑制し、浮屋根4を安定して支持することが可能となる。
底板2の上面に当板2bを固定して、その上に支持部材5及び受台部材16を設置する。
支持部材5は、円筒状の支柱5aと上端部の受板5bとからなる。9は支柱受台連結部、10は液抜き口、13は傾斜枠体、16は受台部材である。
受台部材16の管体部を受台部材6に比べて上方に延長して形成し、この管体部の外周部から底板2上面に設けた複数の当板2bに至る傾斜枠体13を設けたので、供用中の液変動や地震等が発生した場合の支柱5aの傾倒を抑制し、浮屋根4を安定して支持することが可能となる。
図8は、図7の傾斜枠体の構造を分解して示す斜視説明図である。
片側の固定半割りスリーブ管16aと傾斜枠体13aを複数の底板2上の当板2b上に固定し、次いで支柱5aを矢印Xの方向に押し当て、続いてもう片方の押え半割りスリーブ管16bと傾斜枠体13bを矢印Yの方向に押し当て、支柱受台連結部9a、9b、9cにボルトやピン等の連結締材12Aを挿通して固定半割りスリーブ管16aと押え半割りスリーブ管16bおよび支柱5aを相互に連結する。
このように、固定半割りスリーブ管16aと押え半割りスリーブ管16bおよび支柱5aを締結部材12Aで固定しているので、締結部材12Aを挿脱することにより、支柱5aの着脱や取替を容易に行うことが可能となる。
片側の固定半割りスリーブ管16aと傾斜枠体13aを複数の底板2上の当板2b上に固定し、次いで支柱5aを矢印Xの方向に押し当て、続いてもう片方の押え半割りスリーブ管16bと傾斜枠体13bを矢印Yの方向に押し当て、支柱受台連結部9a、9b、9cにボルトやピン等の連結締材12Aを挿通して固定半割りスリーブ管16aと押え半割りスリーブ管16bおよび支柱5aを相互に連結する。
このように、固定半割りスリーブ管16aと押え半割りスリーブ管16bおよび支柱5aを締結部材12Aで固定しているので、締結部材12Aを挿脱することにより、支柱5aの着脱や取替を容易に行うことが可能となる。
この発明に係る浮屋根支持受台部材は、新規の貯槽のみならず、既設の浮屋根貯槽の改造にも有効利用することができる。
1 浮屋根式タンク
2 底板
2a 当板
2b 当板
3 側板
4 浮屋根
4a デッキ板
4b 補強板
5 支持部材
5a 支柱
5b 受板
6 受台部材
6a 固定半割りスリーブ管
6b 押え半割りスリーブ管
7 鍔部
7a 鍔部
7b 鍔部
8 スリーブ連結部
8a スリーブ連結部
8b スリーブ連結部
8c スリーブ連結部
9 支柱受台連結部
9a 支柱受台連結部
9b 支柱受台連結部
9c 支柱受台連結部
10 液抜き口
10a 液抜き口
11 底部外周縁
12 支柱受台連結部材
12A 連結締材
12B 連結鍔板
12C 連結管片
13 傾斜枠体
13a 傾斜枠体
13b 傾斜枠体
14 円筒台座
15 受台部材
15a 固定半割りスリーブ管
15b 押え半割りスリーブ管
16 受台部材
16a 固定半割りスリーブ管
16b 押え半割りスリーブ管
25 デッキポースト
25a 支柱
25b スリーブ管
25c 連結締材
25d フック
2 底板
2a 当板
2b 当板
3 側板
4 浮屋根
4a デッキ板
4b 補強板
5 支持部材
5a 支柱
5b 受板
6 受台部材
6a 固定半割りスリーブ管
6b 押え半割りスリーブ管
7 鍔部
7a 鍔部
7b 鍔部
8 スリーブ連結部
8a スリーブ連結部
8b スリーブ連結部
8c スリーブ連結部
9 支柱受台連結部
9a 支柱受台連結部
9b 支柱受台連結部
9c 支柱受台連結部
10 液抜き口
10a 液抜き口
11 底部外周縁
12 支柱受台連結部材
12A 連結締材
12B 連結鍔板
12C 連結管片
13 傾斜枠体
13a 傾斜枠体
13b 傾斜枠体
14 円筒台座
15 受台部材
15a 固定半割りスリーブ管
15b 押え半割りスリーブ管
16 受台部材
16a 固定半割りスリーブ管
16b 押え半割りスリーブ管
25 デッキポースト
25a 支柱
25b スリーブ管
25c 連結締材
25d フック
Claims (4)
- 浮屋根式タンク1の底板2上に設けて浮屋根4を支持する浮屋根支持受台構造であって、底板2上に載置し、浮屋根4の下面に当接して浮屋根4を支持する柱状の支持部材5と、当該支持部材5を着脱可能な一対の半割りスリーブ管で嵌合して底板2上に支持する受台部材6とを備えていることを特徴とする浮屋根支持受台構造。
- 前記支持部材5及び又は前記受台部材6に、当該支持部材5と当該受台部材6を着脱可能に連結して一体構造とする支柱受台連結部材12(12A、12B、12C)を備えていることを特徴とする請求項1記載の浮屋根支持受台構造。
- 前記支持部材5を、底板2上に載置する支柱5aと、当該支柱5a上端部に水平に固定する周縁が湾曲した逆受皿状の受板5bとで構成することを特徴とする請求項1または2記載の浮屋根支持受台構造。
- 前記受台部材6を、底板2上の当板2a上面に底部外周縁11を固定する固定半割りスリーブ管6aと、当該固定半割りスリーブ管6aと対を成す着脱構造の押え半割りスリーブ管6bとで構成するとともに、これら一対の半割りスリーブ管を当該半割りスリーブ管の鍔部7a、7bのスリーブ連結部8a、8bで着脱可能に連結して構成したことを特徴とする請求項1または2記載の浮屋根支持受台構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014156163A JP2016033025A (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | 浮屋根支持受台構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014156163A JP2016033025A (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | 浮屋根支持受台構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016033025A true JP2016033025A (ja) | 2016-03-10 |
Family
ID=55452129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014156163A Pending JP2016033025A (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | 浮屋根支持受台構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016033025A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112550959A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-03-26 | 浙江海洋大学 | 油船的内浮顶油舱密封装置 |
CN114104530A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-03-01 | 沃德林科环保设备(北京)有限公司 | 一种新型内浮顶储罐可调节高度支腿 |
-
2014
- 2014-07-31 JP JP2014156163A patent/JP2016033025A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112550959A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-03-26 | 浙江海洋大学 | 油船的内浮顶油舱密封装置 |
CN114104530A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-03-01 | 沃德林科环保设备(北京)有限公司 | 一种新型内浮顶储罐可调节高度支腿 |
CN114104530B (zh) * | 2021-12-30 | 2024-05-24 | 沃德林科环保设备(北京)有限公司 | 一种新型内浮顶储罐可调节高度支腿 |
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