JP2016032876A - ペン先 - Google Patents

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和人 小倉
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Abstract

【課題】 塗布時の筆記圧により、中芯の先端部を弾性変形させ、中芯の先端及び周状被覆部の先端が同時に被筆記面に接触される為、長期に渡り筆記使用してもペン先が潰れず、使い始めの筆跡を維持できる利点はある。しかし、溝の断面形状がコの字型やV字型のようなエッジ部を有する形状である場合、塗布時の起点となる溝のエッジ部へ応力が集中してしまう。これにより、複数回の筆記で破断したり、筆記弾性が衰えてしまう。【解決手段】 筆記部を形成したペン先を軸筒の先端部に突出するように配した塗布具のペン先であって、このペン先が繊維加工体または樹脂多孔質体からなり、且つ、ペン先側面部に少なくとも1つ以上の溝を周状に設けたペン先において、前記ペン先の周状に設けられた溝(凹部)の長手方向の断面形状は、少なくとも溝の底面部に平坦部を有すると共に、溝の底面部と溝の側面部の間を曲線で繋がるように構成したことを特徴とするペン先。【選択図】 図1

Description

本発明は、塗布時に発生する筆記圧を吸収し、且つ、滑らかで毛筆のような塗布感を得ることができるペン先に関するものである。
従来、軸筒にインキを内蔵してペン先を軸筒の先端に配した塗布具には、マーキングペンやサインペン及び筆ペンなどの筆記具、アイライナーなどの化粧品等、多種に亘り製品化され流通し、その形態も多様化している。前記ペン先は、繊維加工体または合成樹脂多孔質体、ペン先の内部に放射状のインキの流通路を有する樹脂ペン先などが使用されており、上記のようなものが製品化されている。
しかし、これまでのペン先、例えば、繊維加工体にあっては、ペン先に撓りが少ないため、筆記圧や使用頻度でペン先の先端付近が潰れてしまうと言った問題がある。又、合成樹脂多孔質体の場合には、その材質がウレタンやエラストマーなどであるため、そのペン先の内部に中継芯を挿入するのが一般的である。しかし、ペン先の先端付近は柔らかいが、中継芯の挿入度合いによっては、文字の大きさや筆記圧によって中継芯が潰れてペン先が折れたり、又、材質がウレタンやエラストマーであるが故にペン先が紙面に対して引っかかり易く滑らかな書き味が得られないという問題もある。さらに、ペン先の内部に放射状のインキ流通路を有する樹脂ペン先もあるが、ペン先自体の弾性が強く、ペン先の撓りが少ないため、筆記圧がペン先の先端付近に集中して、使用頻度などによりペン先の先端付近が潰れると言う問題を有していた。
そこで、これらの問題を解決する為に、ペン先の長手方向に沿って根元方向へ次第に深くなるV型の縦溝を等間隔に施す筆ペンのペン先が提案されている(実開昭61―175488(特許文献1)。
しかし、特許文献1に記載のペン先は、ペン先の長手方向の根元部に沿って次第に深くなるV型の縦溝を等間隔に施しているため、ペン先が根元部に沿って徐々に弾性が強くなってしまっている。そのため、滑らかな塗布感は得られるが、ペン先の溝幅や溝深さ及び溝長さ又は使用頻度によっては、ペン先の溝部の強度が弱くなり、ペン先が潰れ、耐久性が低下してしまうと言った問題を有していた。
さらに、このような問題を解決するために、合成繊維束を合成樹脂製エラストマーで結着した可撓性を有する多孔質液体供給体からなり、先端部が筆記端となる錐形状部の基部に断面形状がコの字型やU字型・V字型にせしめた環状溝を適宜数設け、前記先端部を第一屈曲点となすと共に基部を第二屈曲点となすペン先が発案された。(特開平3−221494)
実開昭61−175488 特開平3−221494
しかしながら、特許文献2のペン先は、先端部が筆記端となる錐形状部の基部に断面形状がコの字型やU字型・V字型にせしめた環状溝を適宜設けたペン先形状になっており、塗布時に環状溝が起点となることで屈曲性が付与され、ペン先が撓り易くなり、毛筆のような塗布感を得られると共に、ペン先の先端付近に掛かる筆記圧が分散され、ペン先の先端付近が潰れ難くなると言う利点はある。しかし、このような環状溝を有するペン先は、塗布時の筆記圧が溝(凹部)に掛かることで、溝(凹部)の断面形状によっては、長期使用により溝(凹部)の破断が発生したり、塗布感に影響がでてしまう。例えば、溝(凹部)の断面形状がコの字型やV字型のようなエッジ部を有する形状である場合、筆記時の起点となる溝(凹部)のエッジ部へ応力が集中してしまう。これにより、複数回の筆記で破断したり、筆記弾性が衰えてしまう。又、溝(凹部)の断面形状がU字型やV字型のような形状である場合は、溝の底面の面積が小さくなることで、塗布時の筆記圧による応力が溝の底面1点に集中してしまい、屈曲による柔軟性が無くなり、書き味が著しく悪くなると言った問題点があった。
本発明は、筆記部を形成したペン先を軸筒の先端部に突出するように配した塗布具のペン先であって、このペン先が繊維加工体または樹脂多孔質体からなり、且つ、ペン先側面部に少なくとも1つ以上の溝(凹部)を周状に設けたペン先において、前記ペン先に設けた周状の溝の断面形状(縦断面)は、少なくとも溝の底面が平坦部を有し、且つ、溝の底面と溝の側面の間を曲線状に構成したことを主要な要旨とするものである。
本発明は、筆記部を形成したペン先を軸筒の先端部に突出するように配した塗布具のペン先であって、このペン先が繊維加工体または樹脂多孔質体からなり、且つ、ペン先側面部に少なくとも1つ以上の溝(凹部)を周状に設けたペン先において、前記ペン先に設けた周状の溝の断面形状(縦断面)は、少なくとも溝の底面が平坦部を有し、且つ、溝の底面と溝の側面の間を曲線状に構成したので、塗布時に筆記圧を加えた際に溝の側面と溝の底面の交わる位置に掛かる応力集中を分散させ、複数回の筆記においても溝(凹部)が破断すること無く、又、溝(凹部)と隣接する壁(凸部)根元の強度が向上し、腰が強く安定した塗布感を得られる。
本発明に係る塗布具(筆ペン)の概略の縦断面図 ペン先の長手方向の縦断面図 ペン先の溝(凹部)の拡大縦断面図 変形例を示すペン先の長手方向の縦断面図(ペン先形状が略砲弾状で周状に溝を2つ設けた例)。 変形例を示すペン先の長手方向の縦断面図(ペン先形状が略砲弾状で周状に溝を4つ設けた例)。 変形例を示すペン先の溝(凹部)の拡大縦断面図(溝の側面を傾斜させた例) 変形例を示すペン先の溝(凹部)の拡大縦断面図(溝の側面と壁の上辺の間を曲線状にした例) (1)合成樹脂多孔質体に溝を設けたペン先の縦断面図。 (2)放射状のインキ流通路を有する樹脂に溝を設けたペン先の縦断図。 軸筒先端部より突出した溝を設けたペン先の拡大縦断面図。 溝を設けたペン先先端の拡大縦断面図。
以下、添付した図面に基づき本発明の実施例を説明する。図1、図2、図3には、本発明による筆ペンのペン先1に適用した1例を示している。参照符号1は、筆ペン用のペン先1であり、このペン先1は、繊維に接着剤を浸透させ、ノズル上で成形したものを切断し、芯擦り加工して形成したものである。
又、前記ペン先1は、ペン先側面部9に少なくとも1つ以上の溝(凹部)7を周状に設け、ペン先1の周状に設けられた溝(凹部)7の長手方向の縦断面形状は、少なくとも溝の底面7aに平坦部Sを有すると共に、溝の底面7aと溝の側面7bの間を曲線状に形成したものである。尚、これより先は、長手方向の縦断面形状を断面形状と言う。
詳しくは、前記ペン先1は、ペン先外径Dがφ6.00mm、全長が36.0mmで形成し、前記ペン先1のペン先側面部9に形成する溝(凹部)7の形状は、の幅Wが0.7mm、溝の深さHが0.7mm、溝(凹部)7の数が1つで形成した。又、前記ペン先1の溝7の構成位置は、軸筒先端部10より前方に突出している位置に形成し、且つ、ペン先先端よりペン先出長さLの0.3倍の長さの位置より後方に形成すると共に、溝(凹部)7は、周状に設け、ペン先1の円錐部15に構成し、ペン先1を軸筒2の軸筒先端部10より圧入固定などの方法により取り付けたものである。
又、前記ペン先1の溝(凹部)7の断面形状は、少なくとも溝の底面7aに平坦部Sを有すると共に、溝の底面7aと溝の側面7bの間の曲線RをR0.10で形成した。
尚、前記ペン先1の溝(凹部)7の構成位置は、ペン先1の円錐部15やストレート部16であっても、または、その両方の位置に跨って構成しても構わない。
ここで、前記ペン先1は、そのペン先側面部9溝(凹部)7の数を3つで形成したものを示したが、1つ以上であれば、複数有していても構わない。要するに、ペン先1の先端付近にかかる筆記圧を分散でき、ペン先1が折れない程度にペン先1の溝(凹部)7の数を構成することが重要である。即ち、ペン先1の筆記圧の強弱に係らず製品用途にあったペン先1を溝(凹部)7の数や形状などで調整できるものである。
但し、ペン先1の溝(凹部)7の数は、5つまでが好ましい。ペン先1の溝(凹部)7の数が5つを超えるとペン先1が撓り過ぎて腰砕けを起こし、安定した塗布感が得られない。又、ペン先1の芯擦り時に溝(凹部)7が多いと1度に形成できず、再度溝(凹部)7の加工工程を設けるなどの問題によりコストアップになってしまう。
前記ペン先1に使用するペン先1の種類としては、繊維加工体又は合成樹脂多孔質体、若しくはペン先1の内部に放射状のインキ流通路13を有する樹脂よりなるペン先1が好ましい。なぜなら、前記のペン先1は、ペン先1の芯擦り時に溝(凹部)7の形成が簡単にできるからである。
前記ペン先1の繊維加工体のペン先1の製造方法は、繊維に接着剤を浸透させ、ノズル上で成形した原棒を所定の長さに切断して、ペン先1の形状、例えば、円錐形状や砲弾形状に芯擦り加工して、前記繊維加工体のペン先1を形成している。その材質としては、アクリル、ポリエステル、ナイロンなどを用いることができる。特に限定はしないが他の材質又は材質の異なるものを混毛して上記のような手順でペン先1を形成しても良い。
前記ペン先1の合成樹脂多孔質体のペン先1の製造方法は、ウレタンと炭酸カルシウムを混ぜ込んだものを射出成形にてペン先1のチップ部11を略砲弾形状に形成し、そのチップ部11を塩酸処理にて炭カルを取り除き、気泡を形成し、中継芯12と接着して、円錐形状や砲弾形状に芯擦り加工を施し、前記合成樹脂多孔質体からなるペン先1を形成している。
特に限定はしないが、その材質としては、ウレタン、エラストマー、ポリエチレン、ナイロンなどを用いることができる。
前記ペン先1の内部に放射状のインキ流通路13を有する樹脂からなるペン先1の製造方法は、まず最初に、樹脂を押し出し成形にて、内部に放射状のインキ流通路13を有する樹脂体を形成し、次いで、その樹脂体をノズルに通すと共に樹脂を流して外皮14を形成して、円錐形状や砲弾形状に芯擦り加工を施し、前記内部に放射状のインキ流通路13を有する樹脂ペン先1を形成している。特に限定はしないが、ペン先1の内部に放射状のインキ流通路13を有する樹脂の材質としては、エラストマーなどを用いることができる。また、ペン先1に形成された外皮14の材質としては、ポリアセタールなどを用いることができる。
前記ペン先1の軸筒2からのペン先出長さLは、使用する用途や塗布する板面にもよるがペン先1の外径Dに対して1.0〜3.0倍になることが好ましい。なぜなら、ペン先出長さLが短い場合、ペン先側面部9に周状の溝(凹部)7が形成されていたとしても、筆記圧によるペン先1の撓みが小さく、ペン先1の先端付近の筆記圧を分散することが出来ず、ペン先1の先端付近が潰れてしまうと共にペン先1の溝(凹部)7付近の撓みが小さい為、滑らかな毛筆のような塗布感を得ることができない。
これに対し、ペン先1の出長さLが長い場合、塗布時の筆記圧が、ペン先1の溝(凹部)7付近に集中しすぎて、ペン先1の腰が安定せず、文字の乱れが生じて、書き味が悪くなってしまうからである。
尚、ここで言うペン先1のペン先出長さLとは、軸筒先端部10から前方に突出している部分の長さのことを言う。
又、ペン先1に設ける溝(凹部)7の形状は、溝の幅Wが0.5mm〜2.0mm、溝の深さHが0.5mm〜2.0mmが好ましい。
又、ペン先1に設ける溝(凹部)7の溝の幅Wの形状は、均等に設けるか或いは、軸筒2の長手方向に徐々に狭くしたり、逆に軸筒2の長手方向に徐々に広くしても良い。
又、ペン先1に設ける溝部(凹部)7の溝の深さHの形状は、均等に設けるか或いは、軸筒2の長手方向に徐々に浅くしたり、逆に軸筒2の長手方向に徐々に深くしても良い。
尚、ペン先の溝(凹部)7の形状を構成する溝の位置や溝の幅W・溝の深さHは、塗布時の弾性や腰の位置を調整するものであり、複数ある溝(凹部)7の1箇所の溝の幅Wや溝の深さHを広くしたり、深くして塗布感を調整するものである。
前記ペン先1の先端形状は、円錐状、砲弾状を含め、ペン先1の形状が先端になるほどもとの方より細くなっていれば良い。
又、前記ペン先1の気孔率としては、60%〜75%の範囲で形成することが好ましい。なぜなら、ペン先1の気孔率が60%に満たないとペン先1が硬すぎて、塗布時に係る筆記圧がペン先1の先端付近に集中して、ペン先1自体が撓り難くなり、ペン先1の撓りが制限されることでペン先1の先端付近が潰れたり、塗布感がハードになり書き味が悪くなってしまう。又、気孔率が低いことでインキ吐出が悪くなったりもする。又、ペン先1の気孔率が75%を超えるとペン先1が柔らかすぎて、塗布時の筆記圧がペン先1の溝(凹部)7に集中して、ペン先1が撓り易くなり、塗布時に腰砕けして安定した塗布感が得られないことやペン先1の空間が多すぎて、インキが下がり易くなったり、製品状態でペン先1を下向きにした際に、インキが洩れ易くなる危険性も生じる。
尚、前記ペン先1の気孔率は、繊維の種類、配合量、並びにバインダーの種類、配合量などによって調整できる。
前記ペン先1は、筆記部を形成したペン先1を軸筒2の先端部に突出するように配した塗布具のペン先1であって、このペン先1が繊維加工体または樹脂多孔質体からなり、且つ、ペン先側面部9に少なくとも1つ以上の溝(凹部)7を周状に設けたペン先1において、前記ペン先1に設けた周状の溝(凹部)7の断面形状は、少なくとも溝の底面7aに平坦部Sを有し、且つ、溝の底面7aと溝の側面7bの間を曲線状に構成する目的は、塗布時に筆記圧を加えた際に溝の底面7aと溝の側面7bの交わる位置に応力が集中するが、曲線Rにより応力を分散させることで、使用頻度に係わらず溝(凹部)7の破断を無くし、さらには、溝(凹部)7と隣接する壁(凸部)根元の屈曲強度が向上し、腰が強く安定した塗布感を得られるものである。
又、溝の底面7aに平坦部Sを有するため、溝の底面7aと溝の側面7bの交わる曲線Rより分散された応力が溝の底面7aの平坦部Sへ移動し第二屈曲点となり、その後、初期に応力が集中する曲線Rとは反対側の曲線Rに応力が移動し第三屈曲点となる。分散された応力の移動に伴い、1箇所の溝(凹部)7に複数の屈曲点が存在することで、ペン先1が撓む際に溝(凹部)7及びペン先全体に柔軟性が得られ、毛筆のような滑らかな書き味が得られるものである。又、溝の底面7aに平坦部Sを有することで、屈曲時に隣り合う壁(凸部)8同士が接触する際、溝(凹部)7内に空間が生まれ、隣り合う壁(凸部)8同士の接触面積を小さくし、使用頻度に係わらず壁(凸部)8同士の接触によるペン先1の磨耗を軽減させたものである。
前記ペン先1に設けた周状の溝(凹部)7の断面形状は、溝の底面7aと溝の側面7bの間の曲線RがR0.05〜R0.30の範囲で構成することが好ましい。なぜなら、溝(凹部)7の断面形状における溝の底面7aと溝の側面7bの間の曲線RがR0.05に満たないと、塗布時に筆記圧を加えた際に溝の側面7bと溝の底面7aの交わる位置に掛かる応力が分散せずに集中してしまい、長期使用により溝(凹部)7の破断が発生したり、壁(凸部)8の強度が衰え弾性が弱くなり、筆記感が悪くなってしまう。又、溝(凹部)7の断面形状における溝の底面7aと溝の側面7bの間の曲線RがR0.30を超えると、溝の幅Wにもよるが、溝の底面7aの平坦部Sの面積が小さくなることで、塗布時の筆記圧による応力が溝の底面7aの1箇所に集中してしまい、屈曲による柔軟性が無くなり、塗布時に腰砕けして安定した塗布感が得られなくなる。
前記ペン先1に設けた周状の溝(凹部)7の断面形状は、溝の底面7aの幅を溝の開口部7cよりも狭くし、溝の側面7bを傾斜させて構成することが好ましい。なぜなら、ペン先1の周状に溝(凹部)7を加工する方法は、主に砥石により芯擦りする方法を用いるが、溝(凹部)7の加工の際に、ペン先1や砥石がブレることで溝の側面7bを形成する壁(凸部)8を誤って削ってしまったりして破壊してしまうことがある。溝の底面7aの幅を溝の開口7cより狭くし、溝の側面7bを傾斜させることで、芯擦りの際に砥石が抜け易く、溝の側面7bを形成する壁(凸部)8を破壊してしまうことを抑制することができるためである。
又、前記ペン先1の周状に設けられた溝(凹部)7の長手方向の断面形状は、溝の底面7aの幅を溝の開口部7cよりも狭くして、溝の側面7aの傾斜角度θが20度以内であることが好ましい。なぜなら、溝(凹部)7の断面形状における溝の底面7aの幅を溝の開口部7cよりも狭くし、溝の側面7aの傾斜角度θが20度を超えてしまうと、溝の開口部7cの幅が広がりすぎてしまい、溝(凹部)7と隣り合う壁(凸部)8の距離が遠くなる。そのため、塗布時にペン先1が撓んだ際に壁(凸部)8同士が接触し難くなり、壁(凸部)8同士の反発による弾性を得ることができず、腰がない筆記感になるためである。
前記ペン先1に設けた周状の溝(凹部)7の断面形状は、溝の側面7bと壁の上辺8aを曲線状に構成していることが好ましい。なぜなら、溝(凹部)7の断面形状における、溝の側面7bと壁の上辺8aの間を曲線状に構成することで、塗布時にペン先1が撓んだ際に、溝(凹部)7の隣り合う壁(凸部)8同士が接触することによる磨耗を緩和させることが可能となる。これにより、使用頻度に係わらず溝(凹部)7の磨耗が発生せずに、長期使用を実現できるためである。
又、前記ペン先1は、前記ペン先1に設けた周状の溝(凹部)7の断面形状は、溝の側面7bと壁の上辺8aの間の曲線R′がR0.05〜R0.30の範囲で構成することが好ましい。なぜなら、溝(凹部)7の断面形状は、溝の側面7bと壁の上辺8aの間の曲線R′がR0.05に満たないと、塗布時にペン先1が撓んだ際に、溝(凹部)7の隣り合う壁(凸部)8同士が接触することによる磨耗を緩和することができず、複数回の使用により、繊維がほつれたり、壁(凸部)が破壊されてしまう。又、溝(凹部)7の断面形状における、溝の側面7bと壁の上辺8aの間の曲線R′がR0.30を超えてしまうと、溝(凹部)7の隣り合う壁(凸部)8同士の距離が広がりすぎてしまい、塗布時にペン先1が撓んだ際に壁(凸部)8同士が接触し難くなり、壁(凸部)8同士の反発による弾性を得ることができず、腰がない筆記感になるためである。
尚、前記ペン先1は、前記ペン先1に設けた周状の溝(凹部)7の断面形状は、溝の側面部7bと壁の上辺部8aは、塗布時にペン先が撓んだ際に、溝(凹部)7の隣り合う壁(凸部)8同士が接触することによる磨耗を緩和できる形状であれば、面取り形状であっても良い。
又、前記ペン先1に設けた周状の溝(凹部)7の断面形状は、溝の底面7aの平坦部Sが溝の深さHに対して、0.5倍〜1.5倍であることが好ましい。なぜなら、溝(凹部)7の断面形状は、溝の底面7aの平坦部Sが溝の深さHに対して0.5倍以下であると塗布時に筆記圧を加えた際に、溝(凹部)7に掛かる応力が溝の底面7aの1箇所に集中してしまい、屈曲による柔軟性が無くなり、塗布時に腰砕けして安定した筆記感が得られなくなる。又、溝(凹部)7の断面形状は、溝の底面7aの平坦部Sが溝の深さHに対して1.5倍以上であると、屈曲による柔軟性は得られるものの、溝(凹部)7の隣り合う壁(凸部)8同士の距離が広がりすぎてしまい、塗布時にペン先1が撓んだ際に壁(凸部)8同士が接触し難くなり、壁(凸部)8同士の反発による弾性を得ることができず、腰がない筆記感になるためである。
本発明のペン先1を製造するに当たっては、2〜3デニールのナイロン繊維の束に接着剤を浸透させ、ノズル上で成形した原棒を、所定の長さに切断し、円錐形状や砲弾形状に芯擦り加工して、繊維加工体のペン先1とすることが好ましい。
但し、これに限定されるわけではなく、上記に記載したように、ウレタンと炭カルを混ぜ込んだものを射出成形にてペン先1のチップ部11を砲弾形状に形成し、そのチップ部11を塩酸処理にて炭酸カルシウムを取り除き、気泡を形成し、中継芯12と接着して、円錐形状や砲弾形状に芯擦り加工を施し、前記合成樹脂多孔質体のペン先1として用いることができる。
さらには、その他のペン先1として、ペン先1の内部に放射状のインキ流通路13を有するペン先1の製造方法は、まず最初に、樹脂を押し出し成形にて、内部に放射状のインキ流通路13を有する樹脂体を形成し、次いで、その樹脂体をノズルに通すと共に樹脂を流して外皮14を形成して、円錐形状や砲弾形状に芯擦り加工を施し、前記内部に放射状のインキ流通路13を有する樹脂ペン先1を形成している。特に限定はしないが、ペン先1の内部に放射状のインキ流通路13を有する樹脂の材質としては、エラストマーなどを用いることができる。又、ペン先1に形成された外皮14の材質としては、ポリアセタールなどを用いることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1、図2、図3において参照符号1は、筆ペン用のペン先1である。このペン先1は、2〜3デニールのナイロン繊維の束に接着剤を浸透させ、ノズル上で成形したものを切断し、円錐形状や砲弾形状に芯擦り加工した繊維加工体のペン先1である。又、前記ペン先1は、ペン先側面9に3つの溝を周状に設け、前記ペン先1に設けた周状の溝(凹部)7の断面形状は、溝の底面7aに平坦部Sを有すると共に、溝の底面7aと溝の側面7bの間の曲線Rを構成したものである。
詳しくは、ペン先外径Dがφ6.00mm、全長が36.0mmで形成し、そのペン先側面部9の周状に形成する3つの溝(凹部)7は、溝の幅Wが0.7mm、溝の深さHが0.7mm、周状の溝(凹部)7の断面形状は、溝の底面7aに平坦部Sが0.10〜0.60の範囲とし、溝の底面7aと溝の側面7bの間の曲線Rは0.05〜0.30の範囲で形成したものとした。又、前記ペン先を軸筒先端部10より11.0mm突出させ、ペン先1を軸筒2に圧入固定などの方法により取り付けて構成した筆ペンを用いた。他の条件を表1に示す。
変形例を図4に示す。ペン先1は、ペン先側面部9に形成する溝(凹部)7の形状を溝の幅Wが1.0mm、溝の深さHが1.0mmの同じ形状の溝(凹部)7を2つ周状に均等に形成した繊維加工体のペン先1であり、その他の条件は、図2と同じ条件で構成した。
前記ペン先1の溝(凹部)の構成は、周状の溝の幅Wが0.5〜2.0mmの範囲、周状の溝深さHが0.5〜2.0mmの範囲に形成しているものである。
前記ペン先1に溝(凹部)を2つ形成することで、溝の深さHや溝の幅Wにもよるが、2つの溝(凹部)がそれぞれ塗布時に掛かる筆記圧の基点となり、筆記圧を分散させる為、筆記圧が1つの溝(凹部)7に集中するよりも溝(凹部)7の耐久性が向上する。更には、塗布時の筆記圧の基点が増えることで、筆記感がしなやかになり書き味が良くなる。
変形例を図5に示す。ペン先1は、ペン先側面部9に溝(凹部)7を周状に4つ均等に形成したもので、その他条件は、上記図2と同じ条件で構成した。
前記ペン先1に溝(凹部)7を4つ形成することで、溝の深さHや溝の幅Wにもよるが、4つの溝(凹部)7がそれぞれ塗布時に掛かる筆記圧の基点となることで、溝(凹部)7が2つの時よりも更に筆記感がしなやかになり、毛筆のような書き味を得ることが出来る。
変形例を図6に示す。ペン先1に設けた周状の溝(凹部)7の断面形状は、溝の底面7aの幅を溝の開口部7cよりも狭くし、溝の側面7bの傾斜角度θを20度以内でとし、溝の底面7aに平坦部Sが0.10〜0.60の範囲とし、溝の底面7aと溝の側面7bの間の曲線Rは0.05〜0.30の範囲で形成したもので、その他の条件は、図2と同じ条件で構成した。
前記ペン先1に設けた周状の溝(凹部)7の断面形状は、溝の底面7aの幅を溝の開口部7cよりも狭くする方向に溝の側面7bの傾斜させることで、芯擦りの際に砥石が抜け易く、溝の側面7bを形成する壁(凸部)8を破壊してしまうことを抑制することができるためである。
変形例を図7に示す。ペン先1に設けた周状の溝(凹部)7の断面形状は、溝の側面7bと溝の上辺8aの間を曲線R′がR0.05〜R0.30の範囲でとし、溝の底面7aに平坦部Sが0.10〜0.60の範囲とし、溝の底面7aと溝の側面7bの間の曲線Rは0.05〜0.30の範囲で構成したもので、その他の条件は、図2と同じ条件で構成した。
前記ペン先1に設けた周状の溝(凹部)7の断面形状は、溝の側面7bと溝の上辺8aの間を曲線R′で構成させることで、塗布時にペン先1が撓んだ際に、溝(凹部)7の隣り合う壁(凸部)8同士が接触することによる磨耗を緩和させることが可能となる。これにより、使用頻度に係わらず磨耗が発生せずに、長期使用を実現できるためである。
図8にペン先の種類を示す。 図8(1)は、合成樹脂多孔質体に溝(凹部)7を設けたペン先1とであり、チップ部11と中継芯12からなる。前記チップ部11はウレタンで構成され、チップ部11と繊維集合体からなる中継芯12を挿入せしめてペン先1を形成している。前記ペン先側面部9の周状に形成する溝(凹部)7は、周状に設けられていると共に、ペン先1の円錐部15に形成されている。
図8(2)は、放射状のインキ流通路13を有する樹脂に溝(凹部)7を設けたペン先1である。又、そのペン先1は、内部に放射状のインキの流通路13を有していると共に、エラストマーからなる樹脂体にポリアセタールからなる外皮14が覆われている。又、前記ペン先側面部9に形成する溝(凹部)7は、周状に設けられていると共に、ペン先1の円錐部15に形成されている。
段落0035〜段落0039の構成を基に、図1に示す筆ペンのペン先1を形成し、各実施例並びに比較例を表1に示す。
Figure 2016032876
前記表1に実施例1〜17、並びに比較例1〜3の書き味、耐久性、弾力性(腰の強さ)についての官能試験の評価結果を表2に示す。尚、ペン先を官能試験する上での評価結果は、下記の通りである。
官能試験(モニター試験)
方法:任意に抽出したモニターに実際に塗布具を使用してもらい、使用性についてモニター調査を実施した。
尚、評価項目を、書き味、耐久性、弾力性(腰の強さ)として取り上げ、各々評価を行った。
書き味:塗布具を白板ホーローボード((株)内田洋行製)に塗布し、塗布した際の筆記感を官能にて評価した。
耐久性:塗布具で白板ホーローボード((株)内田洋行製)に10×10cm角の「永」の字
を1000文字書き終えた後のペン先の磨耗状態を目視にて確認・評価した。
弾力性(腰の強さ):塗布具を白板ホーローボード((株)内田洋行製)に塗布し、塗布した際の弾力性(腰の強さ)を官能にて評価した。
Figure 2016032876
1 ペン先
2 軸筒
3 ノック
4 キャップ
5 ノック弁
6 インキ貯蔵体
7 溝(凹部)
7a 溝の側面
7b 溝の底面
7c 溝の開口部
8 壁(凸部)
8a 壁の上辺部
9 ペン先側面部
10 軸筒先端部
11 チップ部
12 中継芯
13 インキ流通路
14 外皮
15 円錐部
16 ストレート部
L ペン先出長さ
W 溝の幅
H 溝の深さ
D ペン先外径
R 曲線(溝の底面と溝の側面の間の曲線)
R´ 曲線(溝の側面と壁の上辺の間の曲線)
S 平坦部
θ 傾斜角度

Claims (6)

  1. 筆記部を形成したペン先を軸筒の先端部に突出するように配した塗布具のペン先であって、このペン先が繊維加工体または樹脂多孔質体からなり、且つ、ペン先側面部に少なくとも1つ以上の溝を周状に設けたペン先において、前記ペン先設けた周状の溝の断面形状は、少なくとも溝の底面部に平坦部を有し、且つ、溝の底面と溝の側面の間を曲線状に構成したことを特徴とするペン先。
  2. 前記ペン先に設けた周状の溝の断面形状は、溝の底面と溝の側面の間の曲線をR0.05〜R0.30の範囲で構成したことを特徴とする請求項1記載のペン先。
  3. 前記ペン先に設けた周状の溝の断面形状(縦断面)は、溝の底面の幅を溝の開口部よりも狭くし、溝の側面を傾斜させたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のペン先。
  4. 前記溝の側面の傾斜角度が、20度以内で構成したことを特徴とする請求項3記載のペン先
  5. 前記ペン先の設けた周状の溝の断面形状は、溝の側面と壁の上辺の間を曲線状に構成したことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のペン先。
  6. 前記ペン先に設けた周状の溝の断面形状(縦断面)は、溝の側面と壁の上辺の間の曲線形状をR0.05〜R0.30の範囲で構成したことを特徴とする請求項5記載のペン先。
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