JP2016032607A - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品を構成する第1のシート部材に、該第1の第1のシート部材と地合いが異なる第2のシート部材が正常な状態に貼り付けられているか否かを確実且つ安定的に検査して、不良な吸収性物品が製造されることを防止することができる、吸収性物品の製造方法を得る。
【解決手段】貼付工程は、第1のシート部材であるバックシート連続体10と第2のシート部材であるターゲットテープ5との間に接着剤を塗布して、バックシート連続体10の長さ方向に張力を作用させながら、バックシート連続体10にターゲットテープ5を貼り付け、検査工程は、ターゲットテープ5を貼り付けたバックシート連続体10に対して光を透過させ、ターゲットテープ5の縁部分の位置を確認することにより行う。
【選択図】図3

Description

本発明は生理用ナプキンやパンティーライナー、失禁パッド、使い捨ておむつ等の各種吸収性物品を製造する製造方法に関するものである。
吸収性物品として、例えば使い捨ておむつは、使用者の肌側に位置する液透過性のトップシートと、下着等の着衣側に位置する液不透過性のバックシートと、これらのトップシートとバックシートとの間に設けられた吸液性を有する吸収体とを備えている。
前記使い捨ておむつの中には、いわゆるテープタイプの使い捨ておむつが存在するが、このようなテープタイプの使い捨ておむつは、該使い捨ておむつの腹側に設けたターゲットテープに、背側に設けたファスニングテープを連結することにより着用者に着用させることができるようになっている。
前記テープタイプの使い捨ておむつについて、例えば前記ターゲットテープは、前記バックシートにおいて、着用時に腹側にあたる位置に接着剤等により貼り付けられているのが一般的である。しかしながら、製造工程において、このターゲットテープが正しい位置に貼り付けられていなければ、使い捨ておむつを適切に着用者に着用させた状態で前記ファスニングテープを連結することができない。また、ターゲットテープの一部が必要以上に捲れている状態であると、ファスニングテープを連結しても、使い捨ておむつを着用者にしっかり着用させることができない。さらには、ターゲットテープそのものがバックシートに貼り付けられていないという事態もあり得る。
そのため、使い捨ておむつ製造工程においては、前記ターゲットテープがバックシートに正常な状態に貼り付けられているかを検査する必要がある。
このような検査は、様々な態様で行われているが、例えば特許文献1に示すように、検査対象物をカメラで撮影することが広く行われている。
一方、近年においては、使い捨ておむつのデザインによって市場での優位性を確保する動きがある。そのため、前記ターゲットテープとしては、前記バックシートに近い色のものを使用したり、あるいはバックシートが透けて見えたりするようなものを採用して、バックシートやターゲットテープに付した模様が使い捨ておむつの表面に美しくあらわれるようにしているものも多くなっている。
しかしながら、前記ターゲットテープは、前記バックシートと地合いは異なるものの、その色が前記バックシートに近くなったり透けたりする場合、該ターゲットテープの外形が見えづらくなるため、前記検査の際に、単に目視やカメラによって確認を行っただけでは、前記ターゲットテープが前記バックシートに正常な状態に貼り付けられているかを判断するのが難しい場合がある。
そのため、前記検査を経たとしてもその検査精度が上がらず、結果として前記ターゲットテープが前記バックシートに正常な状態に貼り付けられていない不良な製品が製造されてしまう可能性がある。
特開平10−38541号公報
本発明の技術的課題は、吸収性物品を構成する第1のシート部材に、該第1のシート部材と地合いが異なる第2のシート部材が正常な状態に貼り付けられているか否かを確実且つ安定的に検査して、不良な吸収性物品が製造されることを防止することができる、吸収性物品の製造方法を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の吸収性物品の製造方法は次の通りである。
(1)搬送方向に長く形成された第1のシート部材におけるシート面の第1面に、予め定めた大きさに形成された第2のシート部材を貼り付けると共に、前記第1シート部材のシート面における前記第1面とは反対側の面である第2面に吸収体を取付けて、単一の吸収性物品の大きさに形成することにより吸収性物品を製造する製造方法であって、前記製造方法は、前記第1のシート部材の第1面における予め定めた位置に、該第1のシート部材とは地合いが異なる前記第2のシート部材を接着剤により貼り付ける貼付工程と、該貼付工程において前記第1のシート部材に前記第2のシート部材を正常な状態に貼り付けたか否かを検査する検査工程とを有していて、前記貼付工程は、前記第1のシート部材と第2のシート部材との間に接着剤を塗布して、前記第1のシート部材の長さ方向に張力を作用させながら、該第1のシート部材に前記第2のシート部材を貼り付け、前記検査工程は、前記第2のシート部材を貼り付けた第1のシート部材に対して光を透過させ、該第2のシート部材の縁部分の位置を確認することにより行う、吸収性物品の製造方法。
(2)前記第1のシート部材と前記第2のシート部材とは、前記光の全光線透過率が相互に異なっている、前記(1)に記載の吸収性物品の製造方法。
(3)前記貼付工程は、前記第1のシート部材と第2のシート部材との間に接着剤を塗布するに際して、前記第2のシート部材の周縁の一部に接着剤を塗布しない接着剤不存在領域を形成する、前記(1)又は(2)に記載の吸収性物品の製造方法。
(4)前記製造方法は、前記検査工程において前記第1のシート部材に前記第2のシート部材が正常な状態に貼り付けられていないと判断した場合には、該検査工程後に、その第1のシート部材における前記第2のシート部材が正常な状態に貼り付けられていない部分により形成した吸収性物品を排除する、前記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の吸収性物品の製造方法。
(5)前記第1のシート部材及び/又は第2のシート部材は、シート面に模様が形成されている、前記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の吸収性物品の製造方法。
(6)前記検査工程は、前記第1のシート部材及び/又は第2のシート部材において模様を形成した部分に赤外線を透過させ、その模様を消去又は薄くした状態において行う、前記(5)に記載の吸収性物品の製造方法。
本発明によれば、前記貼付工程は、前記第1のシート部材と第2のシート部材との間に接着剤を塗布して、前記第1のシート部材の長さ方向に張力を作用させながら、該第1のシート部材に前記第2のシート部材を貼り付けているため、第1のシート部材の地合いが安定して、第2のシート部材の縁部分の位置を把握し易く、また外形を特定し易い。その上、前記検査工程は、前記第2のシート部材を貼り付けた第1のシート部材に対して光を透過させることにより、該第2のシート部材の縁部分の位置を把握することができるため、第1のシート部材に対する第2のシート部材の位置を容易に確認することができる。
これにより、第1のシート部材に第2のシート部材が正常な状態に貼り付けられているか否かを簡単に判断することができ、不良な製品が製造されることを確実且つ安定的に防止することができる。
図1は本発明に係る吸収性物品の製造方法により製造される使い捨ておむつの一例を模式的に示す斜視図である。 図2は本発明に係る吸収性物品の製造方法の貼付工程において用いられる転写装置の一例を模式的に示す図である。 図3は本発明に係る吸収性物品の製造方法の検査工程において用いられる検査装置の一例を模式的に示す図である。
以下、本発明の吸収性物品の製造方法を、一実施の形態に基づいて説明する。
この実施の形態においては、吸収性物品として、使い捨ておむつ、特に、着用時においてターゲットテープにファスニングテープを連結させることによりその使い捨ておむつを着用者に着用させる、いわゆるテープタイプの使い捨ておむつを製造する場合について説明する。
この実施の形態の製造方法において製造される使い捨ておむつ1は、図1に示すように、長さ方向及び幅方向、厚さ方向を有していて、着用者の肌面側に位置する、液透過性を有するトップシート2と、このトップシート2における着用者の肌面とは反対側に設けられた、着用者の着衣側に位置するバックシート3と、吸液性を有する吸収体4とを備えている。
また、前記バックシート3の着衣側のシート面における、着用者の腹側には、バックシート3とは地合いが異なるターゲットテープ5が貼り付けられている一方、着用者の背側には、バックシート3の幅方向の両端側に設けられた、ターゲットテープ5に着脱自在に連結するファスニングテープ6,6が取付けられている。
なお、この使い捨ておむつ1におけるトップシート2側には、股ぐり部分からの排泄液の漏れを防止する一対の防漏壁7,7が取付けられている。
前記トップシート2は不織布により形成されていると共に、バックシート3は、防水処理を施した不織布や合成樹脂フィルム、あるいは合成樹脂フィルムに不織布を積層させた複合材料等により形成されている。この実施の形態においては、前記バックシート3は、合成樹脂フィルムにおけるバックシート3の着衣側に不織布を積層させた複合材料により形成されたものとしている。
さらに、前記吸収体4は、パルプや吸水性ポリマー等の吸水性材料により形成され吸収コアと、該吸収コアの外周面を被覆する不織布製の被覆シートとを備えた構成となっている。
また、ターゲットテープ5は、コットン等の天然繊維、レーヨン等の再生繊維、ポリエチレンやポリプロピレン等の合成繊維等を含む不織布により形成されている。この実施の形態においては、ターゲットテープ5は不織布により形成されていて、その不織布を構成する繊維に、ファスニングテープ6,6に形成されている複数の小さなフックが引っ掛かることにより、これらのターゲットテープ5とファスニングテープ6,6とが相互に連結することが可能となっている。
この実施の形態の使い捨ておむつ1においては、ターゲットテープ5は、使い捨ておむつ1の幅方向に延びる、1枚の略矩形状に形成されたものを採用していて、このターゲットテープ5が、バックシート3の着衣側の腹側における幅方向の中央部分に貼り付けられた態様となっている。
また、この実施の形態においては、ターゲットテープ5及びバックシート3は、いずれも白色であり、ターゲットテープ5は、バックシート3よりも全光線透過率が高くなっている。
ここで、ターゲットテープ5及びバックシート3の全光線透過率は、後述する検査装置30の照明装置32から照射される光を透過させることができれば特に制限はないが、例えば波長700〜1000nm程度の赤外線について、この実施の形態では、JIS K
7105 測定法Aによる全光線透過率(測定装置:日本電色工業(株)製 積分球式濁度計NDH‐300A型)が、ターゲットテープについては約60%程度、バックシート3については、このバックシート3を形成する合成樹脂フィルムが約30%程度、該合成樹脂フィルムに積層された不織布が70%程度であるものとし、実質的にターゲットテープ5とバックシート3とは全光線透過率が相互に異なったものとなっている。
さらに、バックシート3におけるターゲットテープ5が貼り付けられた部分のシート面には、顔料を主体とするインクによって印刷された模様8が付されていて、その模様8は、ターゲットテープ5を通して外方から透けて見えるようになっている。
そして、この実施の形態における使い捨ておむつの製造方法は、バックシート3が長さ方向に連続的に連結されて搬送方向に長く形成された、第1のシート部材である長尺のバックシート連続体10に、第2のシート部材である、予め定めた大きさに形成されたターゲットテープ5を貼り付ける貼付工程と、その貼付工程後、ターゲットテープ5が、バックシート連続体10における、使い捨ておむつ1枚分のバックシート3に相当する部分に正常な状態に貼り付けられているか否かを検査する検査工程とを有している。
また、検査工程後、バックシート連続体10における、バックシート3のトップシート側に相当するシート面に、単一の使い捨ておむつ1を形成可能な間隔で吸収体4を積層する工程と、吸収体4が積層されたバックシート連続体10に、トップシート2が長さ方向に連結されて搬送方向に長く形成された、長尺のトップシート連続体を、吸収体4を覆うように積層する工程とを含んでいる。
さらに、これらのバックシート連続体10と吸収体4、トップシート連続体が積層された積層体を、単一の使い捨ておむつ1の態様に切断する切断工程と、この切断工程後、前記検査工程においてバックシート連続体10にターゲットテープ5が正常な状態に貼り付けられていないと判断した使い捨ておむつ1を排除する工程とを有している。
その他、ターゲットテープ5に着脱自在に連結されるファスニングテープ6,6をバックシート3に取付ける工程や、防漏壁7,7を取付ける工程が行われる。
貼付工程は、前記バックシート連続体10に対して、単一のバックシート3における所定の位置、即ち、単一のバックシート3のシート面における着衣側の面(以下、第1面という。)側であって、使い捨ておむつ1の腹側に相当する位置に、ターゲットテープ5を貼り付ける。このとき、ターゲットテープ5のバックシート連続体10への貼り付けは、バックシート連続体10とターゲットテープ5との間に接着剤を塗布して、バックシート連続体10の長さ方向に張力を作用させながら行う。
この実施の形態における貼付工程は、例えば図2に示すような転写装置20を用いて実施する。
図2に示す転写装置20は、搬送方向MDに向けて搬送されている、複数のターゲットテープ5が一方向に連続的に連結された長尺のターゲットテープ連続体15を、周方向に回転しながら吸引することにより、そのターゲットテープ連続体15を外周面において保持しながら搬送するサクションドラム21を備えている。また、サクションドラム21の外周面に保持されているターゲットテープ連続体15を、回転することによって外周面に配設した切断刃22aで予め定めた長さに切断して、単一のターゲットテープ5とするカッターロール22を有している。
さらに、外周面がバックシート連続体10における第1面10aとは反対側の面である第2面10b側に接して、そのバックシート連続体10が搬送される向きを転向させると共に、バックシート連続体10の第1面10a側をサクションドラム21の外周面に接触させるニップロール23を備えている。
また、前記転写装置20には、前記ニップロール23よりも搬送方向MDの上流側及び下流側に、バックシート連続体10に張力を作用させるためのテンションロール24,25がそれぞれ設けられていて、各テンションロールの回転速度の差によって、バックシート連続体10に、バックシート連続体10の長さ方向の張力を発生させることが可能となっている。
そして、周方向に回転しているサクションドラム21に吸引、保持されたターゲットテープ連続体15が、カッターロール22によって単一のターゲットテープ5に切断された後、サクションドラム21の外周面に保持されているターゲットテープ5が、ニップロール23の外周面においてサクションドラム21の外周面に接している搬送中のバックシート連続体10の第1面10aに順次転写される。このとき、ターゲットテープ5が転写される位置は、基本的に、バックシート連続体10の第1面10aにおいて、使い捨ておむつ1枚分のバックシート3の腹側に相当する部分である。
これにより、ターゲットテープ5は、バックシート連続体10の第1面10aに貼り付けられる。
なお、この転写装置20においては、ターゲットテープ連続体15は、カッターロール22により、ターゲットテープ連続体15の幅方向に沿う方向に長い略矩形状に切断され、且つターゲットテープ5は、その長さ方向がバックシート連続体10の幅方向に沿う方向に向いた状態で、バックシート連続体10に貼り付けられる。
このとき、前記ターゲットテープ連続体15は、その搬送中におけるサクションドラム21により保持される前に、サクションドラム21に保持時に該サクションドラム21の外周面の外方向きとなる面側、即ち、バックシート連続体10の第1面10a側に当接する面側に接着剤が塗布される。そして、ターゲットテープ5は、この接着剤によりバックシート連続体10に貼り付けられることとなる。
なお、接着剤をターゲットテープ連続体15に塗布する場合には、使い捨ておむつ1を着用した場合において、着用者の動きによるバックシート3の曲がりや捩じりによってターゲットテープ5が剥がれないようにするため、ターゲットテープ連続体15に対して接着剤をコーター等によって面状に塗布することが好ましい。しかしながら、スパイラル状、Ω(オメガ)状、線状、ドット状等、任意のパターンで塗布してもよい。
また、接着剤としては、任意のものを用いることができるが、ホットメルト型接着剤が最も好ましい。ホットメルト型接着剤としては、例えば、ポリオレフィン系、エチレン・酢酸ビニル共重合体系、合成ゴム(スチレン系ポリマー、ブタジエン系ポリマー、イソプレン系ポリマー)系のものが挙げられる。その他の接着剤としては、アクリル樹脂系粘着剤を用いることができる。
ここで、ターゲットテープ5をバックシート連続体10に転写して貼り付ける際には、前記テンションロール24,25により、バックシート連続体10に、そのバックシート連続体10の長さ方向に張力を作用させる。
このように、バックシート連続体10に、そのバックシート連続体10の長さ方向の張力を作用させるのは、その長さ方向の張力によってバックシート連続体10の地合いを均一化させて、後工程の検査工程においてターゲットテープ5の縁部分を、後述するカメラ31の撮影画像において視認し易くするためである。また、ターゲットテープ5を、バックシート連続体10の予め定めた位置に貼り付け易くするためでもある。
即ち、バックシート連続体10に長さ方向の張力が作用することにより、バックシート連続体10の繊維間の目が揃い、バックシート連続体10全体としての地合いを均一化させ易くなる。そのため、検査工程では、カメラ31の撮影画像において、このバックシート連続体10とは地合いの異なるターゲットテープ5の縁部分を目立たせることができ、その縁部分を視認し易くなる。
また、長さ方向の張力によって、バックシート連続体10の皺や撓みの発生も抑止されるため、より安定的にターゲットテープ5の縁部分を捉え易くなる。その上、皺や弛みが抑えられる分、ターゲットテープ5を、バックシート連続体10の予め定めた位置に貼り付け易くなるため、ターゲットテープ5の貼付位置が適切ではない不良な使い捨ておむつが製造されることを可及的に抑止することができる。
バックシート連続体10である第1のシート部材に対して、その長さ方向に作用させる張力の大きさは、第1のシート部材の幅や形成材料等にもよるが、0.015〜0.081N/mm程度とすることが好ましく、さらに好ましくは0.029〜0.14N/mmとすることである。
長さ方向の張力の大きさが0.015N/mm未満であると、張力が弱すぎて第1のシート部材全体しての地合いを均一化しづらく、一方、0.081N/mmを超えると、張力が強すぎ、繊維の目が崩れて却って地合いが不均一になる上、皺が形成される可能性がある。
ところで、この貼付工程においては、バックシート連続体10とターゲットテープ5との間に接着剤を塗布する際、即ち、この実施の形態においては、ターゲットテープ連続体15がサクションドラム21に吸引、保持される前に接着剤を塗布する際に、ターゲットテープ5の周縁の一部に接着剤を塗布しない接着剤不存在領域16を形成する。
したがって、ターゲットテープ5がバックシート連続体10に貼り付けられた際には、この接着剤不存在領域16は、接着剤によってバックシート連続体10に接着されず、これにより、ターゲットテープ5には、いわゆるドライエッジが形成された状態となる。
このように、ターゲットテープ5に接着剤不存在領域16を形成するのは、接着剤をターゲットテープ連続体15に塗布する際に、接着剤がこのターゲットテープ連続体15からはみ出るのを防止するためである。これにより、ターゲットテープ連続体15からはみ出た接着剤が周囲の設備に付着して汚染することが防がれる。
この実施の形態においては、図1に示すように、ターゲットテープ連続体15の幅方向の両端側の周縁部分に接着剤を塗布しないため、カッターロール22により切断されたターゲットテープ5の長さ方向の両端縁に不存在領域16が形成されている。
次に、検査工程は、前工程である貼付工程後、バックシート連続体10に貼り付けられたターゲットテープ5が、使い捨ておむつ1枚分のバックシート3の腹側に相当する部分に正常な状態に貼り付けられているか否かを検査する。
このとき、この検査工程を実施するに際しては、ターゲットテープ5を貼り付けたバックシート連続体10に対して光を透過させ、該ターゲットテープ5の縁部分の位置を確認することにより行う。
図3は、この実施の形態における製造方法における検査工程を実施するための検査装置の一例を示すものである。
この実施の形態の検査装置30は、検査対象である、ターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10において、ターゲットテープ5が貼り付けられた第1面10a側を撮影するカメラ31と、ターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体の第2面10b側から光を照射する照明部材32とを備えている。また、検査対象である、ターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10を、カメラ31と照明部材32との間の空間に搬送する搬送手段33と、カメラ31の動作制御や搬送手段33の駆動制御を行う制御装置34とを備えている。
この実施の形態においては、ターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10を、カメラ31と照明部材32との間の空間に搬送して、使い捨ておむつ1枚分のバックシート3に相当する部分においてターゲットテープ5全体が映るように、ターゲットテープ5が貼り付けられた位置、及びその近傍をカメラ31で撮影することができるようになっている。
即ち、搬送装置33が、バックシート連続体10を、使い捨ておむつ1枚分のバックシート3に相当する長さ分だけカメラ31と照明部材32との間の空間に繰り出して、その使い捨ておむつの1枚分のバックシート3におけるターゲットテープ5が貼り付けられた部分がカメラ31の撮影位置に至った場合には、後述する視覚アンプ31aからの撮影指令がカメラ31に対して出力され、これにより、カメラ31がそのターゲットテープ5が貼り付けられた部分を適切に撮影することが可能となっている。
照明部材32は、検査対象であるターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10に対して、バックシート連続体10の第2面10b側から光を透過させるもので、発光する光源32aと該光源32a用の照明電源32bとを備えている。したがって、カメラ31は、この照明部材32がバックシート連続体10の第2面10b側に向けて照射し、且つターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10を第1面10a方向に透過した透過光により撮影を行うこととなる。
この照明部材32は、少なくともカメラ31の撮影範囲の全域に対して光を照射し、且つ、カメラ31が検査対象を撮影するに必要な光量の光を透過させることが可能となっていて、カメラ31による撮影の際に光量不足等によって支障が生じないようになっている。
ここで、この実施の形態においては、検査対象であるターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10に対して、赤外線を第2面10b側から照射し、且つバックシート連続体10及びターゲットテープ5を透過させている。
このように、赤外線をバックシート連続体10の第2面10b側から照射するのは、バックシート連続体10に付した模様8を、赤外線の作用によって視覚上において消したり薄くしたりすることにより、カメラ31による撮影画像において、模様8がターゲットテープ5の縁部分の把握を阻害することを防いで、このターゲットテープ5の形状やバックシート連続体10に対する位置を正確に判断することができるようにするためである。
即ち、赤外線を、ターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10の第2面10b側から透過させることにより、カメラ31の撮影画像においては、バックシート連続体10に付した模様8は視覚上消去された状態又は薄くなった状態となるため、カメラ31の撮影画像上では、模様8が視覚上において消去された又は薄くなった分、ターゲットテープ5の縁部分が一層はっきり視認できるようになり、検査の精度がより向上する。
照明部材32による照射される赤外線の波長については、模様8を形成しているインクの成分や色等にもよるが、700〜1000nm程度とすることが好ましく、850nm程度が最も実用的である。
なお、光源32aとしては、任意のものを用いることができるが、LEDを用いることが好ましい。
カメラは31は、エリアカメラあるいはラインカメラであり、検査対象であるターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10の第1面10aとの間に、予め定めた間隔を空けられた状態に配置されている。
即ち、このカメラ31とターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10との間は、少なくともバックシート連続体10全幅を撮影することができ、且つ、照明部材32からの、バックシート連続体10及びターゲットテープ5を透過した光の光量によって、ターゲットテープ5の縁部分を撮影画像によって安定的に視認できる程度の解像度を確保することが可能な距離が空けられている。
これにより、カメラ31によって撮影した場合には、照明部材32からの透過光により、ターゲットテープ5とバックシート連続体10との重なりが、撮影画像上において、コントラスト(具体的には、ターゲットテープ5とバックシート連続体10とが重なった部分は暗め、重なっていない部分(即ちバックシート連続体10のみの部分)については明るめ)となってあらわれる。したがって、コントラストによってバックシート連続体10に対するターゲットテープ5の位置や形状を把握することができる。
なお、カメラ31は、制御装置34に接続される視覚アンプ31aを備えていて、この視覚アンプ31aが、制御装置34からの指令により視覚アンプ31aがカメラ31に撮影指令を出力する一方、カメラ31は視覚アンプ31aに向けて撮影した画像のデータを出力するようになっている。
そして、視覚アンプ31aは、入力された画像データを撮影画像として出力すると共に、その撮影画像に基づいて、ターゲットテープ5がバックシート連続体10に正常に貼り付けられているか否かを判断することが可能となっている。
搬送装置33は、カメラ31による撮影位置の、検査対象であるターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10の搬送方向MDの上流側及び下流側とに設けられた搬送ローラ35,36と、これらの搬送ローラ35,36のうちのいずれか一方側の回転数や回転角に基づいて、ターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10を搬送した長さを計測するエンコーダ37とを備えている。
図3に示すものの場合、ターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10を下方から上方に向けて搬送することができるようになっている。
なお、この搬送装置33は、制御装置34により動作が制御されていて、エンコーダ37が計測したデータはこの制御装置34に出力され、制御装置34はこのエンコーダ37からのデータに基づいて、搬送ローラ35,36の回転数や回転角を制御すると共に、視覚アンプ31aにカメラ31の撮影指令を出させる信号を出力する。
また、この搬送装置33においては、検査工程中、ターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10に対して、貼付工程においてバックシート連続体10に作用させていた長さ方向の張力と同様の張力を作用させることが好ましい。これにより、バックシート連続体10の地合いが均一化された状態が維持されるため、バックシート連続体10と地合いが異なるターゲットテープ5との地合いの違いがより鮮明になり、カメラの撮影画像においてターゲットテープ5の縁部分をより確実に把握することができる。
このように、この検査工程では、カメラ31の撮影画像により、ターゲットテープ5の縁部分、この実施の形態の場合は、ターゲットテープ5の4辺の周縁の位置を撮影画像上において捉えることができるため、ターゲットテープ5とバックシート連続体10との重なり具合を正確に把握できる。
そのため、バックシート連続体10の、使い捨ておむつ1枚分のバックシート3に相当する部分におけるターゲットテープ5の相対的な位置を、確実に把握することができるため、バックシート3がバックシート連続体10に対して、位置のずれが許容される適切な位置に貼り付けられているか否かを判断することができる。
また、ターゲットテープ5の一部が、許容範囲を越えて必要以上に剥がれて折れ曲がっている場合、即ち接着剤不存在領域16の大きさ以上に剥がれて折れ曲がっている場合には、撮影画像上のターゲットテープ5は、縁部分あるいは全体が変形して見える。その上、折れ曲がった部分については、ターゲットテープ5の一部が重なり合う分だけ光の透過量が小さくなるため、より暗く見える。これにより、ターゲットテープ5がバックシート連続体10に適切に貼り付けられていないことを撮影画像上において容易に判断することができる。
さらに、ターゲットテープ5そのものがバックシート連続体10に貼り付けられていない場合には、撮影画像上には、ターゲットテープ5の縁部分が視認できないだけでなく、コントラストも生じないため、ターゲットテープ5が貼り付けられていないことを容易に判断することができる。
したがって、この検査工程においては、カメラ31の撮影画像上において、ターゲットテープ5がバックシート連続体10に正常に貼り付けられているか否かを容易且つ確実に把握し、判断することができる。
検査工程後においては、バックシート連続体10における、バックシート3のトップシート側、即ち、第2面10bに、吸収体4を積層する工程を実施する。
前記吸収体4については公知の方法により形成した後、その吸収体4を、第2面10b側を上面として搬送されているバックシート連続体10に対して、予め定めた間隔、即ち使い捨ておむつ1枚分バックシート3に相当する部分に対して吸収体4が載置されるように積層する。このとき、バックシート連続体10と吸収体4との間にはホットメルト型接着剤等の接着剤が塗布されて、吸収体4がバックシート連続体10に貼り付けられ、相互に接合される。
なお、このような、バックシート連続体10に吸収体4を積層する工程については、公知の装置及び方法により行うことができる。
バックシート連続体10に吸収体4を積層する工程の後、その吸収体4を積層したバックシート連続体10に、トップシート連続体を積層する工程を行う。
このトップシート連続体は、バックシート連続体10上の吸収体4を被覆するように積層する。このとき、トップシート連続体とバックシート連続体10、吸収体4との間にはホットメルト型接着剤等の接着剤が塗布されて、トップシート連続体が、吸収体4及びバックシート連続体10に貼り付けられ、それぞれ相互に接合される。
この結果、バックシート連続体10とトップシート連続体との間に吸収体4が配設された状態の積層体が形成されることとなる。
なお、このような、吸収体4が積層されたバックシート連続体10にトップシート連続体を積層する工程については、公知の装置及び方法により行うことができる。
トップシート連続体を積層する工程後、この工程において形成された積層体を、製品としての使い捨ておむつ1の態様に切断する切断工程を実施する。
この切断工程は、前記積層体を公知の切断装置によって切断することにより、単一の使い捨ておむつ1を形成する。
なお、この切断工程については、公知の装置及び方法により行うことができる。
さらに、切断工程後、検査工程において検査対象であるターゲットテープ5が貼り付けられたバックシート連続体10の一部に、ターゲットテープ5が正常な状態で貼り付けれていないと判断された異常部分がある場合、その異常部分を使用している使い捨ておむつ1を切断工程後の搬送ラインから排除する排除工程を実施する。
検査工程で異常部分が見つかった場合には、カメラ31の視覚アンプ31aが、その異常部分を発見した旨の信号を制御装置34に出力すると共に、制御装置は34がその信号に基づいて異常部分の位置を記憶するため、この排除工程においては、制御装置34が記憶した異常部分のデータに基づいて、異常部分を含む使い捨ておむつ1を検出する検出コントローラが異常部分の位置を特定する。そして、検出コントローラは特定したその異常部分の位置に基づいて、異常部分を含む使い捨ておむつ1を検出し、プッシャー等によりその異常部分を含む使い捨ておむつ1を搬送ラインから押出して排除する。
なお、この排除工程については、公知の装置及び方法により行うことができる。
以上のように、この実施の形態の吸収性物品の製造方法によれば、貼付工程において、第1のシート部材であるバックシート連続体10と、第2のシート部材であるターゲットテープ5との間に接着剤を塗布して、バックシート連続体10の長さ方向に張力を作用させながら、このバックシート連続体10にターゲットテープ5を貼り付けているため、バックシート連続体10の地合いが安定し、検査工程においてはターゲットテープ5の縁部分の位置を捉え易く、外形を把握し易い。
その上、検査工程では、ターゲットテープ5を貼り付けたバックシート連続体10に対して第2面10b側から光を透過し、第1面10a側からカメラ31で撮影を行うことにより、撮影画像上においては、ターゲットテープ5とバックシート連続体10との重なり具合によってターゲットテープ5の縁部分を容易に把握することができる。これにより、バックシート連続体10に対するターゲットテープ5の位置のずれや、一部が必要以上に剥がれて折れ曲がっていたり、あるいはターゲットテープ自体が存在していなかったりするような異常状態を容易に把握することができる。
これにより、バックシート連続体10にターゲットテープ5が正常な状態に貼り付けられているか否かを簡単且つ確実に判断することができ、不良な製品が製造されることを確実且つ安定的に防止することができる。
前記実施の形態においては、第1のシート部材をバックシート連続体10、第2のシート部材をターゲットテープ5としているが、第1のシート部材と第2のシート部材は、吸収性物品を構成するシート状の部材であればよく、例えばトップシートがバックシートに対して正常に貼り付けられているか否か、あるいは吸収体がバックシートに正常に貼り付けられているか等、検査工程において、各シート状部材の貼り付け状態を検査するようにしてもよい。
また、前記実施の形態においては、第1のシート部材を、バックシート3が長さ方向に連続的に連結されたバックシート連結体10としていたが、この第1シート部材は、使い捨ておむつ1枚分のバックシートであってもよい。
前記実施の形態においては、貼付工程において、略矩形状の1枚のターゲットテープ5を、バックシート連続体10に貼り付けているが、小片状のターゲットテープを、バックシート連続体の幅方向に2枚並べた状態で該バックシート連続体に貼り付けてもよい。この場合、検査工程においては、各ターゲットテープを個別に撮影するカメラを2台用い、それぞれのターゲットテープを撮影するようにしてもよい。
前記実施の形態においては、第1のシート部材であるバックシート連続体10と、前記第2のシート部材であるターゲットテープ5とは、照射される光の全光線透過率が相互に異なっているものとしているが、照射される光に対する第1のシート部材と第2のシート部材との全光線透過率は、同じであってもよい。この場合においては、第1のシート部材と第2のシート部材との全光線透過率が同じであっても、カメラによる撮影画像は、第1のシート部材と第2のシート部材とが重なっている部分と、重なっていない部分とでは、コントラストが生じるため、第2シート部材の縁部分を捉えることは可能である。
前記実施の形態においては、貼付工程において、バックシート連続体10とターゲットテープ5との間に接着剤を塗布するに際して、第2のシート部材であるターゲットテープ5の周縁の一部に接着剤を塗布しない接着剤不存在領域16を形成していたが、貼付工程においては、第2のシート部材にはこの接着剤不存在領域を必ずしも形成する必要はない。
前記実施の形態においては、第1のシート部材であるバックシート連続体10のシート面に模様8が付されていたが、第1のシート部材のシート面には必ずしも模様を付す必要はない。
さらに、前記実施の形態では、第2のシート部材であるターゲットテープ5のシート面には模様が付されていないが、第2のシート部材のシート面には模様を付してもよい。
したがって、模様については、第1のシート部材及び第2のシート部材の両方に、または第1のシート部材と第2のシート部材とのいずれか一方に付してもよく、あるいは、第1のシート部材及び第2のシート部材のいずれにも付さなくてもよい。
なお、第1のシート部材及び/又は第2のシート部材については、取付工程の前工程において、搬送ライン上で模様を付すようにしてもよいが、この製造方法を実施する前に、別の場所で模様を付した後の第1のシート部材及び/又は第2のシート部材を用いて製造を行ってもよい。
前記実施の形態においては、検査工程において、第1のシート部材であるバックシート連続体10の第2面10b側から模様8を付した部分、即ちターゲットテープ5が貼り付けられた部分に赤外線を照射して、その模様8を視覚上において消去又は薄くした状態で検査を実施している。
しかしながら、検査工程において、第2のシート部材を貼り付けた第1のシート部材に対して照射する光は、第2のシート部材を貼り付けた第1のシート部材を透過させることにより、第1のシート部材に貼り付けた第2のシート部材の縁部分の位置を確認することができれば、必ずしも赤外線でなくてもよい。例えば、第1のシート部材及び/又は第2のシート部材に付した模様を消したり薄くしたりする必要がない場合には、可視光線を用いてもよい。
なお、前記実施の形態においては、この実施の形態で製造される吸収性物品が、テープタイプの使い捨ておむつ1である場合を説明している。しかしながら、吸収性物品としては、搬送方向に長く形成された第1のシート部材におけるシート面の第1面に、予め定めた大きさに形成された第2のシート部材を貼り付けると共に、前記第1シート部材のシート面における前記第1面とは反対側の面である第2面に吸収体を取付けて製造するものであれば、パンツタイプの使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド、パンティーライナー等、第1のシート部材に第2のシート部材を正常な状態に貼り付けたか否かを検査する必要があるものであれば、任意の吸収性物品とすることができる。
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
5 ターゲットテープ(第2のシート部材)
8 模様
10 バックシート連続体(第1のシート部材)
10a バックシート連続体の第1面
10b バックシート連続体の第2面
16 接着剤不存在領域
20 転写装置
30 検査装置
31 カメラ
32 照明部材

Claims (6)

  1. 搬送方向に長く形成された第1のシート部材におけるシート面の第1面に、予め定めた大きさに形成された第2のシート部材を貼り付けると共に、前記第1シート部材のシート面における前記第1面とは反対側の面である第2面に吸収体を取付けて、単一の吸収性物品の大きさに形成することにより吸収性物品を製造する製造方法であって、
    前記製造方法は、前記第1のシート部材の第1面における予め定めた位置に、該第1のシート部材とは地合いが異なる前記第2のシート部材を接着剤により貼り付ける貼付工程と、該貼付工程において前記第1のシート部材に前記第2のシート部材を正常な状態に貼り付けたか否かを検査する検査工程とを有していて、
    前記貼付工程は、前記第1のシート部材と第2のシート部材との間に接着剤を塗布して、前記第1のシート部材の長さ方向に張力を作用させながら、該第1のシート部材に前記第2のシート部材を貼り付け、
    前記検査工程は、前記第2のシート部材を貼り付けた第1のシート部材に対して光を透過させ、該第2のシート部材の縁部分の位置を確認することにより行う、吸収性物品の製造方法。
  2. 前記第1のシート部材と前記第2のシート部材とは、前記光の全光線透過率が相互に異なっている、請求項1に記載の吸収性物品の製造方法。
  3. 前記貼付工程は、前記第1のシート部材と第2のシート部材との間に接着剤を塗布するに際して、前記第2のシート部材の周縁の一部に接着剤を塗布しない接着剤不存在領域を形成する、請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品の製造方法。
  4. 前記製造方法は、前記検査工程において前記第1のシート部材に前記第2のシート部材が正常な状態に貼り付けられていないと判断した場合には、該検査工程後に、その第1のシート部材における前記第2のシート部材が正常な状態に貼り付けられていない部分により形成した吸収性物品を排除する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品の製造方法。
  5. 前記第1のシート部材及び/又は第2のシート部材は、シート面に模様が形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品の製造方法。
  6. 前記検査工程は、前記第1のシート部材及び/又は第2のシート部材において模様を形成した部分に赤外線を透過させ、その模様を消去又は薄くした状態において行う、請求項5に記載の吸収性物品の製造方法。
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