JP2001000475A - 紙おむつの製造方法及び同製造装置 - Google Patents

紙おむつの製造方法及び同製造装置

Info

Publication number
JP2001000475A
JP2001000475A JP11169766A JP16976699A JP2001000475A JP 2001000475 A JP2001000475 A JP 2001000475A JP 11169766 A JP11169766 A JP 11169766A JP 16976699 A JP16976699 A JP 16976699A JP 2001000475 A JP2001000475 A JP 2001000475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back sheet
disposable diaper
continuous body
sheet material
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11169766A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4163816B2 (ja
Inventor
Kiyobumi Inoue
清文 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zuiko Corp
Original Assignee
Zuiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zuiko Corp filed Critical Zuiko Corp
Priority to JP16976699A priority Critical patent/JP4163816B2/ja
Publication of JP2001000475A publication Critical patent/JP2001000475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4163816B2 publication Critical patent/JP4163816B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックシートの縦方向に伸張状態で設置され
た伸縮部材を有する紙おむつを、横流れ状態で簡単かつ
効率よく製造する。 【解決手段】 複数のバックシート用素材がその横方向
に連続したバックシート用素材の連続体2aを作業ドラ
ム19の周面に沿って搬送しつつ、伸縮部材を作業ドラ
ム19の軸方向に伸張させた状態で、この作業ドラム1
9の周面上に位置するバックシート用素材の連続体2a
上に供給して固着した後、このバックシート用素材の連
続体2aをシート切断部26により紙おむつの横幅寸法
に対応した長さに切断するようにした紙おむつの製造方
法及び同製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックシートの縦
方向に伸張状態で設置された伸縮部材を有する紙おむつ
の製造方法及び同製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭57−117602
号公報に示されるように、不透水性シートからなる複数
のバックシート素材が縦方向に連続したバックシート用
素材の連続体を搬送しつつ、その両側辺部に沿ってゴム
ひも等の伸縮部材(弾性部材)を接着した後、上記バッ
クシート用素材の連続体を所定長さに分断することによ
り、バックシートの縦方向に伸張状態で設置された伸縮
部材を有する紙おむつを、いわゆる縦流れ状態で連続的
に製造することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような縦流れの
製造方法では、紙おむつ製造ラインの幅寸法を小さくで
きるという利点を有する反面、紙おむつの縦寸法が横寸
法の二倍近くあるため、紙おむつを横方向に連続させた
状態で製造する横流れの製造方法とに比べて生産性が悪
いという欠点がある。
【0004】すなわち、上記縦流れの製造方法におい
て、横流れの場合と同等の生産性を確保するためには、
上記バックシート用素材の連続体の搬送速度を横流れの
場合の二倍近くに設定する必要があり、製造装置の各部
に充分な耐荷重性、耐久性及び耐熱性等をもたせなけれ
ばならない。このため、上記縦流れの製造方法では、紙
おむつの生産性を向上させることが困難であるととも
に、製造装置が高価になるという問題があった。
【0005】一方、紙おむつを横流れ状態で連続的に製
造するように構成した場合には、紙おむつの脚周り部に
伸縮性をもたせるための伸縮部材を、バックシート用素
材の連続体の搬送方向と直行する方向に設置しなければ
ならないため、バックシート用素材の連続体を搬送しつ
つ、このバックシート用素材の所定位置に上記伸縮部材
を設置して固着することが困難であるという問題があ
る。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、バックシートの縦方向に伸張状態で設置された
伸縮部材を有する紙おむつを、横流れ状態で簡単かつ効
率よく製造することができる紙おむつの製造方法及び同
製造装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
バックシートの縦方向に伸張状態で設置された伸縮部材
を有する紙おむつの製造方法において、複数のバックシ
ート用素材がその横方向に連続したバックシート用素材
を、作業ドラムの周面に沿って搬送しつつ、上記伸縮部
材を作業ドラムの軸方向に伸張させた状態で、この作業
ドラムの周面上に位置するバックシート用素材の連続体
上に供給して固着した後、このバックシート用素材の連
続体を紙おむつの横幅寸法に対応した長さに切断するよ
うにしたものである。
【0008】上記構成によれば、紙おむつを構成する複
数のバックシート用素材がその横方向に連続したバック
シート用素材の連続体を作業ドラムの周面に沿って搬送
しつつ、この作業ドラムの周面上において、上記伸縮部
材を伸張させた状態でバックシート用素材の連続体上に
固着することができる。そして、上記伸縮部材が所定の
位置に固着されたバックシート用素材の連続体を紙おむ
つの横幅寸法に対応した長さに切断することにより、所
定形状の紙おむつが横流れ状態で連続的に製造されるこ
とになる。
【0009】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の紙おむつの製造方法において、バックシート用素材の
連続体を紙おむつの横幅寸法に対応した長さに切断する
前に、バックシート用素材の連続体の両側辺部に、紙お
むつ装着用の係止部材を設置するための開口部を形成す
るとともに、この開口部に対応する位置に係止部材を設
置した後、上記開口部が形成された連続体の両側辺部を
内方側に折り返して、この折り返し部を紙おむつの内面
部に固着するように構成したものである。
【0010】上記構成によれば、バックシート用素材の
連続体が紙おむつの横幅寸法に対応した長さに切断され
る前に、バックシート用素材の両側辺部が内方側に折り
返されて紙おむつの内面部に固着されることにより、上
記係止部材の設置部がバックシートの折り返し部によっ
て覆われるとともに、上記係止部材の係止部が開口部か
ら外部に露出した紙おむつが横流れ状態で連続的に製造
されることになる。
【0011】請求項3に係る発明は、バックシートの縦
方向に伸張状態で設置された伸縮部材を有する紙おむつ
の製造装置において、複数のバックシート用素材がその
横方向に連続したバックシート用素材の連続体を繰り出
すバックシート用素材ロールと、このバックシート用素
材ロールから繰り出されたバックシート用素材の連続体
を搬送する作業ドラムと、上記伸縮部材を作業ドラムの
軸方向に伸張させた状態で、この作業ドラムの周面上に
位置するバックシート用素材の連続体上に供給して固着
する伸縮部材固着部と、上記バックシート用素材の連続
体を紙おむつの横幅寸法に対応した長さに切断するシー
ト切断部とを備えたものである。
【0012】上記構成によれば、バックシート用素材ロ
ールから繰り出されたバックシート用素材の連続体が作
業ドラムに沿って搬送されつつ、このバックシート用素
材の連続体上に、上記伸縮部材固着部により伸縮部材が
伸張した状態で固着されることになる。そして、上記伸
縮部材が所定の位置に固着されたバックシート用素材の
連続体が、上記シート切断部において紙おむつの横幅寸
法に対応した長さに切断されることにより、所定形状の
紙おむつが横流れ状態で連続的に製造されることにな
る。
【0013】請求項4に係る発明は、上記請求項3記載
の紙おむつの製造装置において、バックシート用素材の
連続体の両側辺部に、紙おむつ装着用の係止部材を設置
するための開口部を形成する開口形成部と、上記開口部
に対応する位置に係止部材を供給する係止部材供給部
と、上記開口部が形成された連続体の両側辺部を内方側
に折り返して、この折り返し部を紙おむつの内面部に固
着する折り返し固着部とを備えたものである。
【0014】上記構成によれば、折り返し固着部により
バックシート用素材の両側辺部が内方側に折り返されて
紙おむつの内面部に固着されることにより、紙おむつ装
着用の係止部材の設置部がバックシートの折り返し部に
よって覆われるとともに、上記係止部材の係止部が開口
部から外部に露出した紙おむつが横流れ状態で連続的に
製造されることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明に係る製
造方法及び製造装置によって製造される紙おむつを展開
した状態を示している。この紙おむつは、人体に当接す
る内面側に位置するトップシート1と、外面側に位置す
るバックシート2と、これらの両シート1,2の間に配
設された吸収体3と、その外面側に配設された防水シー
ト4と、紙おむつの縦方向の両端部に沿って紙おむつの
幅方向に配設されたウエストギャザー用の弾性部材5
と、上記トップシート1とバックシート2との間におい
て吸収体3の左右両側方部に沿ってバックシートの縦方
向に配設されたレッグギャザー用の伸縮部材6とを有
し、全体形状が略砂時計状に形成されている。
【0016】上記トップシート1は、不織布や穴明きフ
イルム等の透水性シートによって形成され、その上面に
は紙おむつの縦方向に伸びる線状のゴム材等からなる弾
性部材が添設された左右一対の立ち上がりギャザー(図
示せず)が必要に応じて取り付けられている。
【0017】上記バックシート2は、プラスチックフィ
ルム等の不透液性シートまたは不織布等の透液性シート
からなっている。そして、上記バックシート2の縦方向
の両端部が、所定長さに亘ってそれぞれ内方側に折り返
され、この折り返し部7が上記トップシート1の上面、
つまり紙おむつの内面部に接着または融着されることに
より、紙おむつの縦方向の両端部8,9が上記バックシ
ート2により所定範囲に亘って覆われている。
【0018】上記吸収体3は、粉砕パルプ繊維と高吸水
性樹脂粉末との混合体等からなり、ニードルによって刺
し縫いするニードルパンチまたは接着等の手段で上記ト
ップシート1に取り付けられるように構成されている。
また、上記吸収体3の外面側にはポリエチレンフイルム
等からなる防水シート4が接着され、この防水シート4
により吸収体3の外面部が覆われるようになっている。
【0019】上記ウエストギャザー用の弾性部材5は、
上記トップシート1とバックシート2との間に配設され
た線状のゴム材等からなり、このゴム材等が紙おむつの
横方向に伸張された状態で上記トップシート1及びバッ
クシート2の少なくとも一方に接着される等により、紙
おむつのウエスト部をその横方向に伸縮させる伸縮力を
付与するように構成されている。
【0020】また、紙おむつの縦方向の一端部8には、
多数のフック状突部またはキノコ状突部等からなる係止
部を有する機械式面ファスナ10が設けられている。こ
の機械式面ファスナ10は、トップシート1に形成され
た開口部11から上記係止部が外部に露出するように位
置決めされるととも、取付基板の周縁部が上記バックシ
ート2の折り返し部7とトップシート1とによって挟持
された状態で接着剤により固着されている。
【0021】紙おむつの縦方向の他端部9には、上記機
械式面ファスナ10の係止部が係止されるターゲットテ
ープ12が、バックシート2の外面部に接着されてい
る。そして、紙おむつの装着時に、上記紙おむつが使用
者の股間に装着された状態で、機械式面ファスナ10の
係止部がターゲットテープ12に止着されるようになっ
ている。
【0022】上記レッグギャザー用の伸縮部材6は、図
3に示すように、ウレタンフイルム等からなる所定幅の
伸縮性シート13と、その表裏両面に配設されたポリプ
ロピレンフィルム等からなる非伸縮性シート14,14
とを有する積層体により帯状に形成されている。上記非
伸縮性シート14,14は、その長手方向に並ぶように
連続する多数の皺を有し、この皺の底部が上記伸縮性シ
ート13に接着または溶着等の手段で固着されている。
【0023】そして、図4に示すように、上記レッグギ
ャザー用の伸縮部材6が、その長手方向に伸張されるこ
とにより非伸縮性シート14,14の皺が伸ばされた状
態で、上記バックシート2の両側辺部に沿ってその内面
部に接着されることにより、紙おむつの脚周り部に所定
の伸縮性が付与されるようになっている。
【0024】図5は、上記紙おむつの製造に使用される
製造装置の一例を示している。この製造装置は、上記ト
ップシート1を構成する複数のトップシート用素材がそ
の幅方向の連続したトップシート用素材の連続体1aを
繰り出すトップシート用素材ロール15と、上記トップ
シート用素材の連続体1a上に吸収体3を供給する吸収
体供給部16と、上記吸収体3の外面部を覆う位置に防
水シート4を供給する防水シート供給部17と、上記バ
ックシート2を構成する複数のバックシート用素材がそ
の幅方向に連続したバックシート用素材の連続体2aを
繰り出すバックシート用素材ロール18とを有してい
る。そして、上記両素材ロール15,18から繰り出さ
れた連続体1a,2aがそれぞれ作業ドラム19の周面
に沿って搬送されつつ、一体に接合されるように構成さ
れている。
【0025】また、上記紙おむつの製造装置には、この
バックシート用素材の連続体2a上にターゲットテープ
12を供給するターゲットテープ供給部20と、上記バ
ックシート用素材の連続体2a上にウエストギャザー用
の弾性部材5の連続体5aを供給する弾性部材供給部2
1と、上記作業ドラム19の周面上においてバックシー
ト用素材の連続体2a上にレッグギャザー用の伸縮部材
6を供給する伸縮部材供給部22と、バックシート用素
材の連続体2aに上記開口部11を形成するための開口
形成部23と、上記バックシート用素材の連続体2a上
に機械式面ファスナ10を供給する面ファスナ供給部2
4と、上記バックシート用素材の連続体2aの両側辺部
を内方側に折り返し、この折り返し部7をトップシート
用素材の連続体1aの上面に固着する折り返し固着部2
5と、上記両素材の連続体1a,2aを紙おむつの横幅
寸法に対応した長さに切断するシート切断部26とが設
けられている。
【0026】上記吸収体供給部16は、ロールパルプ2
8から繰り出された原料パルプ29を粉砕する粉砕機3
0と、この粉砕機30によって粉砕されたパルプ繊維中
に高吸水性樹脂粉末を供給する樹脂粉末供給機31と、
上記パルプ繊維と高吸水性樹脂粉末とを混合して所定形
状の吸収体3を形成するパターンドラム32と、この吸
収体3を吸引して上記トップシート用素材の連続体1a
の外面側に吸着させつつ搬送するバキュームボックス3
3と、上記吸収体3をニードルパンチによってトップシ
ート用素材の連続体1aに取り付けるエンボスローラ3
4とを有している。
【0027】上記防水シート供給部17は、上記吸収体
3の外面側にホットメルトを塗布する第1ホットメルト
塗布機35と、防水シートロール36から繰り出された
防水シート用素材の連続体4aを切断して所定形状の防
水シート4を形成するとともに、この防水シート4を上
記吸収体3の外面側に沿わせるように位置決めして搬送
する切断搬送機37とを有している。
【0028】また、上記ターゲットテープ供給部20
は、バックシートロール18から繰り出されたバックシ
ート用素材の連続体2aの外面側にホットメルトを塗布
する第2ホットメルト塗布機38と、ターゲットテープ
ロール39から繰り出されたターゲットテープ用素材の
連続体12aを所定寸法に切断してターゲットテープ1
2を形成するとともに、このターゲットテープ12を上
記バックシート用素材の連続体2aの外面側に位置決め
して圧接することにより固着する切断固着機40とを有
している。
【0029】上記弾性部材供給部21は、線状のゴム材
等からなるウエストギャザー用弾性部材5の連続体5a
がロール状に巻かれてなる弾性部材ロール41と、上記
バックシート用素材の連続体2aの内面部にホットメル
トを塗布する第3ホットメルト塗布機42とを有してい
る。そして、上記弾性部材ロール41から繰り出された
ウエストギャザー用弾性部材5の連続体5aを、上記作
業ドラム19上の周面上に位置するバックシート用素材
の連続体2aに沿って搬送しつつ、第3ホットメルト塗
布機42によって塗布されたホットメルトにより、上記
弾性部材5の連続体5aを上記バックシート用素材の連
続体2aの両側辺部に伸張状態で接着するように構成さ
れている。
【0030】また、伸縮部材供給部22は、上記伸縮性
シート13と非伸縮性シート14,14との積層体から
なるレッグギャザー用伸縮部材6の連続体6aがロール
状に巻かれてなる伸縮部材ロール43と、この伸縮部材
ロール43から繰り出された上記連続体6aを所定の幅
寸法に切断してウエストギャザー用の伸縮部材6を形成
するとともに、この伸縮部材6をその長手方向、つまり
上記作業ドラム19の軸方向に伸張させた状態で、この
作業ドラム19上の周面上に位置するバックシート用素
材の連続体2a上に供給して固着する伸縮部材固着部4
4とを有している。
【0031】上記開口形成部23は、作業ドラム19の
設置部から導出された上記バックシート用素材の連続体
2aを部分的に打ち抜く切断刃が設けられた打ち抜きロ
ーラ45と、受けローラ46とを有し、上記機械式面フ
ァスナ10の係止部を外部に露出させるための開口部1
1を上記連続体2aの所定位置に形成するように構成さ
れている。
【0032】また、上記面ファスナ供給部24は、機械
式面ファスナ10の連続体10aがロール状に巻かれた
面ファスナロール47と、この面ファスナロール47か
ら繰り出された上記連続体10aを所定長さに切断して
機械式面ファスナ10を形成するとともに、この機械式
面ファスナ10を上記トップシート用素材の連続体1a
上に位置決めした状態で供給して固着する切断供給部4
8とを有している。
【0033】上記折り返し固着部25は、上記面ファス
ナ供給部24と、シート切断部26との間に配設され、
面ファスナ供給部24から導出されたバックシート用素
材の連続体2aの両側辺部を内方側に折り返すように案
内しつつ、この折り返し部7を上記トップシート用素材
の連続体1aの上面に接着または溶着等の手段で固着す
るように構成されている。
【0034】上記シート切断部26は、折り返し固着部
25から導出されたトップシート用素材の連続体1a及
びバックシート用素材の連続体2aを、その搬送方向と
直行する方向に切断することにより、図1に示すように
所定の横幅寸法を有する紙おむつを形成するように構成
されている。また、上記シート切断部26により、両連
続体1a,2aが切断されるのに応じ、これらの連続体
1a,2a間に配設された上記ウエストギャザー用弾性
部材5の連続体5aも同時に切断されることになる。
【0035】上記構成の製造装置を使用して紙おむつを
製造するには、上記トップシート用素材ロール15から
繰り出されたトップシート用素材の連続体1aの外面部
上に、上記吸収体供給部16から供給された吸収体3を
取り付けるとともに、上記バックシート素材ロール18
から繰り出されたバックシート用素材の連続体2aの外
面部上に、上記ターゲットテープ供給部20から供給さ
れたターゲットテープ12を固着した後、上記両連続体
1a,2aをそれぞれ上記作業ドラム19の設置部に搬
送する。
【0036】そして、上記バックシート用素材の連続体
2aの外面部を作業ドラム19の周面に当接させること
により、この作業ドラム19の所定範囲に亘って上記バ
ックシート用素材の連続体2aを巻き付けた状態で搬送
しつつ、上記弾性部材供給部21から供給された弾性部
材5の連続体5aを、上記作業ドラム19の周面上に位
置するバックシート用素材の連続体2a上に供給して固
着する。
【0037】また、上記バックシート用素材の連続体2
aに付与される搬送力と、上記弾性部材5の連続体5a
からバックシート用素材の連続体2aに付与される伸縮
力とにより、この連続体2aを上記作業ドラム19に安
定して保持させた状態で、上記伸縮部材供給部22から
供給されたレッグギャザー用の伸縮部材6を、上記作業
ドラム19の周面上に位置するバックシート用素材の連
続体2a上に供給して固着する。
【0038】その後、開口形成部23により上記連続体
1aの両側辺部の所定位置に開口部11を形成するとと
もに、この開口部11に対応する位置に、上記面ファス
ナ供給部24から供給された機械式面ファスナ10を固
着する。次に、上記折り返し固着部25によりバックシ
ート用素材の連続体2aの両側辺部を内方側に折り返し
て、この折り返し部7を紙おむつの内面側、つまり上記
トップシート用素材の連続体1aの上面に接着または溶
着等の手段で固着することにより、図6に示すように、
複数の紙おむつが横方向に連続してなる紙おむつの連続
体を形成する。そして、上記シート切断部26により紙
おむつの連続体を切断線Cにおいて切断することによ
り、図1に示すように、砂時計状に形成された紙おむつ
を連続的に製造することができる。
【0039】上記のように紙おむつを構成する複数のバ
ックシート用素材がその横方向に連続したバックシート
用素材の連続体2aを、バックシート用素材ロール18
から繰り出して作業ドラム19の周面に沿って搬送しつ
つ、上記伸縮部材固着部22により、作業ドラム19の
周面上に保持されたバックシート用素材の連続体2a上
に、伸縮部材6を伸張した状態で固着するように構成し
たため、この伸縮部材6が所定位置に取り付けられた複
数の紙おむつがその横方向、つまり幅方向に連続してな
る紙おむつの連続体を形成することができる。
【0040】したがって、上記シート切断部26におい
てバックシート用素材の連続体2aを、紙おむつの横幅
寸法に対応した長さに切断することにより、高価な製造
装置を使用することなく、上記レッグギャザー用の伸縮
部材6が縦方向に伸張状態で設置された所定形状の紙お
むつを横流れ状態で連続的に製造して、その生産性を向
上させることができる。
【0041】また、上記実施形態では、バックシート用
素材の連続体2aの両側辺部に、紙おむつ装着用の機械
式面ファスナ10を設置するための開口部11を上記開
口形成部23により形成するとともに、上記係止部材供
給部24から供給された機械式面ファスナ10を上記開
口部11に対応する位置に設置した後、この開口部11
が形成されたバックシート用素材の連続体2aの両側辺
部を、上記折り返し固着部25により内方側に折り返し
て、この折り返し部7を紙おむつの内面部に固着するよ
うに構成したため、上記機械式面ファスナ10の設置部
がバックシート2の折り返し部7によって覆われるとと
もに、上記機械式面ファスナ10の係止部が開口部11
から外部に露出した紙おむつを、横流れ状態で連続的に
製造することができる。
【0042】したがって、紙おむつの装着時に、その一
端部8を他端部9に係止するための上記機械式面ファス
ナ10からなる上記係止部材が、上記バックシート2の
折り返し部7と、紙おむつの内面側に配設されたトップ
シート1との間において挟持された状態で安定して保持
された紙おむつを、簡単な構造を有する製造装置により
高速で効率よく製造することができる。
【0043】なお、紙おむつの他端部9側の外面部に取
り付けられたターゲットテープ12に、上記機械式面フ
ァスナ10からなる係止部材を係止するように構成して
なる上記実施形態に代え、不織布からなるバックシート
2に上記機械式面ファスナ10の係止部を直接係止する
ように構成してもよい。また、上記バックシート2に形
成された開口部11に対応する位置にターゲットテープ
からなる係止部材を設置してこのターゲットテープを、
上記バックシート2の折り返し部7と、トップシート1
の内面部との間において挟持するとともに、紙おむつの
他端部9側の外面部に機械式面ファスナを取り付けた構
造としてもよい。
【0044】また、上記実施形態では、トップシート1
とバックシーと2との間に配設された吸収体3の外面部
を覆うように防水シート4を接着することにより、液漏
れ等を防止するように構成した例について説明したが、
上記防水シート4をバックシート2側に固着し、あるい
はバックシート2自体を不透水性フイルムで形成するこ
とにより、紙おむつの液漏れ等を防止するように構成し
てもよい。
【0045】さらに、本発明は、上記機械式面ファスナ
10等からなる係止部材によって紙おむつの両端部8,
9が着脱可能に係止するように構成されたものに限定さ
れることなく、超音波シール機もしくはヒートシールを
使用した溶着または接着剤を使用した接着等の手段で、
紙おむつの両端部8,9を互いに固着することによりパ
ンツ型に形成された紙おむつについても適用可能であ
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の
バックシート用素材がその横方向に連続したバックシー
ト用素材の連続体を作業ドラムの周面に沿って搬送しつ
つ、上記伸縮部材を作業ドラムの軸方向に伸張させた状
態で、この作業ドラムの周面上に位置するバックシート
用素材の連続体上に供給して固着した後、このバックシ
ート用素材の連続体を紙おむつの横幅寸法に対応した長
さに切断するようにしたため、高価な製造装置を使用す
ることなく、上記伸縮部材が縦方向に伸張状態で設置さ
れた所定形状の紙おむつを横流れ状態で連続的に製造し
て、その生産性を向上させることができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製造方法によって製造された紙お
むつの具体例を示す説明図である。
【図2】上記紙おむつの構造を示す断面図である。
【図3】伸縮部材の具体的構成を示す斜視図である。
【図4】伸縮部材の取付状態を示す断面図である。
【図5】本発明に係る紙おむつの製造装置の実施形態を
示す説明図である。
【図6】紙おむつの製造過程を示す説明図である。
【符号の説明】
2 バックシート 2a バックシート用素材の連続体 6 伸縮部材 7 折り返し部 10 機械式面ファスナ(係止部材) 11 開口部 15 バックシート用素材ロール 19 作業ドラム 23 開口形成部 24 係止部材供給部 25 折り返し固着部 26 シート切断部 44 伸縮部材固着部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックシートの縦方向に伸張状態で設置
    された伸縮部材を有する紙おむつの製造方法において、
    複数のバックシート用素材がその横方向に連続したバッ
    クシート用素材の連続体を、作業ドラムの周面に沿って
    搬送しつつ、上記伸縮部材を作業ドラムの軸方向に伸張
    させた状態で、この作業ドラムの周面上に位置するバッ
    クシート用素材の連続体上に供給して固着した後、この
    バックシート用素材の連続体を紙おむつの横幅寸法に対
    応した長さに切断するようにしたことを特徴とする紙お
    むつの製造方法。
  2. 【請求項2】 バックシート用素材の連続体を紙おむつ
    の横幅寸法に対応した長さに切断する前に、バックシー
    ト用素材の連続体の両側辺部に、紙おむつ装着用の係止
    部材を設置するための開口部を形成するとともに、この
    開口部に対応する位置に上記係止部材を設置した後、上
    記開口部が形成された連続体の両側辺部を内方側に折り
    返して、この折り返し部を紙おむつの内面部に固着する
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載の紙おむ
    つの製造方法。
  3. 【請求項3】 バックシートの縦方向に伸張状態で設置
    された伸縮部材を有する紙おむつの製造装置において、
    複数のバックシート用素材がその横方向に連続したバッ
    クシート用素材の連続体を繰り出すバックシート用素材
    ロールと、このバックシート用素材ロールから繰り出さ
    れたバックシート用素材の連続体を搬送する作業ドラム
    と、上記伸縮部材を作業ドラムの軸方向に伸張させた状
    態で、この作業ドラムの周面上に位置するバックシート
    用素材の連続体上に供給して固着する伸縮部材固着部
    と、上記バックシート用素材の連続体を紙おむつの横幅
    寸法に対応した長さに切断するシート切断部とを備えた
    ことを特徴とする紙おむつの製造装置。
  4. 【請求項4】 バックシート用素材の連続体の両側辺部
    に、紙おむつ装着用の係止部材を設置するための開口部
    を形成する開口形成部と、上記開口部に対応する位置に
    係止部材を供給する係止部材供給部と、上記開口部が形
    成された連続体の両側辺部を内方側に折り返して、この
    折り返し部を紙おむつの内面部に固着する折り返し固着
    部とを備えたことを特徴とする請求項3記載の紙おむつ
    の製造装置。
JP16976699A 1999-06-16 1999-06-16 紙おむつの製造方法及び同製造装置 Expired - Fee Related JP4163816B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16976699A JP4163816B2 (ja) 1999-06-16 1999-06-16 紙おむつの製造方法及び同製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16976699A JP4163816B2 (ja) 1999-06-16 1999-06-16 紙おむつの製造方法及び同製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001000475A true JP2001000475A (ja) 2001-01-09
JP4163816B2 JP4163816B2 (ja) 2008-10-08

Family

ID=15892468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16976699A Expired - Fee Related JP4163816B2 (ja) 1999-06-16 1999-06-16 紙おむつの製造方法及び同製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4163816B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016017421A1 (ja) * 2014-07-31 2016-02-04 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016017421A1 (ja) * 2014-07-31 2016-02-04 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の製造方法
JP2016032607A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4163816B2 (ja) 2008-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1310224B1 (en) Absorbent product
USRE42478E1 (en) Method of manufacturing a pants-type diaper of a sanitary panty, and one such absorbent article
US6022431A (en) Method of making prefastened absorbent articles having a stretch band
US6022430A (en) Method of making absorbent articles having an adjustable belt
US4900384A (en) Method and apparatus for making elasticized containment flaps
EP0797970B1 (en) Process for manufacturing a sheet member forming a part of disposable garment
KR101600657B1 (ko) 흡수성 물품의 제조 방법
WO2018122970A1 (ja) 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置
JP2001000478A (ja) 使い捨てパンツ及びその製造方法
WO2005013871A1 (ja) 使い捨て着用物品
JPH02140163A (ja) 使い捨ての吸収性衣料の製造方法及び製造装置
KR20130139309A (ko) 흡수용품의 다리 및 플랩 탄성체 복합체 및 그의 제조 방법
AU2009255263B2 (en) Pant-type wearing article and method for making the same
JP2011062462A (ja) 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置
JP5972791B2 (ja) 着用物品の製造方法及び製造装置
EP2301500B1 (en) Method of making wearing article
JP6035093B2 (ja) 吸収性物品の製造方法
TW201406355A (zh) 用後即棄式紙尿布及用後即棄式紙尿布的製造方法
US8784593B2 (en) Method for manufacturing absorptive article
ITMI990294A1 (it) Pannolino usa e getta del tipo a mutandina ed apparechiatura e metodoper la sua fabbricazione
WO2014097928A1 (ja) パンツ型吸収性物品の製造方法
CN105517519B (zh) 一次性尿布的制造方法以及一次性尿布
WO2013065449A1 (ja) 展開型の使い捨ておむつ
JP4163816B2 (ja) 紙おむつの製造方法及び同製造装置
TWI409054B (zh) The method of manufacturing the disposable shorts type diaper

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080722

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080725

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees