JP2016032061A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】分割された半導体装置の位置ずれを抑止する。【解決手段】半導体装置の製造方法は、ダイシングテープの第1面に、半導体基板及び前記半導体基板を囲む環状フレームを貼付する工程と、前記ダイシングテープの第1面の反対の第2面と支持基板とを密着させて、前記支持基板上に前記ダイシングテープを設ける工程と、前記貼付する工程及び前記設ける工程の後、前記半導体基板を切断して前記半導体基板を複数の半導体装置に分割する工程と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
半導体ウェハを複数の半導体チップ(半導体装置)に分割(個片化)するため、まず、半導体ウェハの裏面を研削し、半導体ウェハを所定の厚さに調整する。次に、リングフレームにダイシングテープを貼り付けた後、ダイシングテープ上に半導体ウェハを貼り付ける。ダイシングテープをダイシング装置のチャックテーブル上に真空吸着し、ダイシングブレードを用いて半導体ウェハを切断することにより、半導体ウェハを複数の半導体チップに分割する。
本件は、分割された半導体装置の位置ずれを抑止する技術を提供する。
本件の一観点による半導体装置の製造方法は、ダイシングテープの第1面に、半導体基板及び前記半導体基板を囲む環状フレームを貼付する工程と、前記ダイシングテープの第1面の反対の第2面と支持基板とを密着させて、前記支持基板上に前記ダイシングテープを設ける工程と、前記貼付する工程及び前記設ける工程の後、前記半導体基板を切断して前記半導体基板を複数の半導体装置に分割する工程と、を備える。
本件によれば、分割された半導体装置の位置ずれを抑止することができる。
高密度及び低コストを両立するパッケージ技術の一つに、ウェハレベルパッケージ(WLP;Wafer Level Package)がある。WLPでは、ウェハ状態で、再配線、封止樹脂及
び外部端子の形成を行った後、ダイシング装置を用いて半導体ウェハの切断を行い、複数の半導体チップに分割する。分割された半導体チップは、ダイシングテープによって保持された状態となる。WLPでは、テスター(試験装置)を用いて、ダイシングテープによって保持された状態の複数の半導体チップに対して試験を行う。複数の半導体チップを同時に測定して、測定時間を短くすることにより、試験のコストダウンが行われている。
び外部端子の形成を行った後、ダイシング装置を用いて半導体ウェハの切断を行い、複数の半導体チップに分割する。分割された半導体チップは、ダイシングテープによって保持された状態となる。WLPでは、テスター(試験装置)を用いて、ダイシングテープによって保持された状態の複数の半導体チップに対して試験を行う。複数の半導体チップを同時に測定して、測定時間を短くすることにより、試験のコストダウンが行われている。
ダイシング装置とテスターとは異なる装置であり、半導体ウェハの切断を行った後、複数の半導体チップの測定を行うために、ダイシングテープ及び分割された半導体チップの搬送が行われる。ダイシングテープは伸縮性を有している。ダイシングテープ及び分割された半導体チップの搬送時に、分割された半導体チップの重みによりダイシングテープが伸び、分割後の半導体チップの位置が、分割前の半導体チップの位置からずれる場合がある。また、温度変化によりダイシングテープが伸縮し、分割後の半導体チップの位置が、分割前の半導体チップの位置からずれる場合がある。
複数の半導体チップの同時測定の場合、測定針の位置は、半導体チップ毎に合わせて固定されている。半導体チップの相対位置がずれると、一つの半導体チップに測定針の位置合わせを行っても、他の半導体チップに測定針の位置を合わすことができず、複数の半導体チップを同時に測定することができない。半導体チップの位置ずれが発生した場合、位置ずれが発生した半導体チップを一つずつ測定するため、複数の半導体チップを同時に測定するよりも測定時間が長くなる。
以下、図面を参照して、実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。以下の構成は例示であり、実施形態に係る半導体装置の製造方法は、以下の構成に限定されない。
実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。図1は、実施形態に係る半導体装置の製造方法のフローを示す図である。実施形態に係る半導体装置の製造方法では、まず、図1のS101において、半導体ウェハ1の表面に表面保護テープ2を貼付する工程を行う。
図1のS101に示す工程では、図2に示すように、半導体ウェハ1を用意する。図2は、半導体ウェハ1の表面に表面保護テープ2を貼付する工程を示す斜視図である。半導体ウェハ1は、例えば、シリコンウェハである。半導体ウェハ1は、半導体基板の一例で
ある。半導体ウェハ1の表面(上面)には、トランジスタ等の機能素子、コンデンサ等の受動素子及び配線層等によって複数の電子回路が形成されている。半導体ウェハ1の複数の電子回路上には、ウェハ状態で、再配線、封止樹脂及び外部端子が形成されている。したがって、半導体ウェハ1は、WLP構造を有している。半導体ウェハ1の表面には、複数の第1のダイシングラインと、複数の第2のダイシングラインとが直交して設けられている。ダイシングラインは、スクライブラインとも呼ばれ、半導体ウェハ1を分割する際の切断予定線である。
ある。半導体ウェハ1の表面(上面)には、トランジスタ等の機能素子、コンデンサ等の受動素子及び配線層等によって複数の電子回路が形成されている。半導体ウェハ1の複数の電子回路上には、ウェハ状態で、再配線、封止樹脂及び外部端子が形成されている。したがって、半導体ウェハ1は、WLP構造を有している。半導体ウェハ1の表面には、複数の第1のダイシングラインと、複数の第2のダイシングラインとが直交して設けられている。ダイシングラインは、スクライブラインとも呼ばれ、半導体ウェハ1を分割する際の切断予定線である。
図2に示すように、半導体ウェハ1の表面に表面保護テープ2を貼り付ける。表面保護テープ2は、半導体ウェハ1の裏面(下面)の研磨(バックグラインド)の際に半導体ウェハ1の表面を保護するテープである。表面保護テープ2を半導体ウェハ1の表面に貼り付けることにより、半導体ウェハ1の表面の損傷、研磨水及び研磨屑の浸入による半導体ウェハ1の表面の汚染を抑止する。
次に、図1のS102において、半導体ウェハ1の裏面を研磨する工程を行う。図1のステップS102に示す工程では、図3に示すように、半導体ウェハ1を反転し、砥石3を用いて、半導体ウェハ1の裏面を研磨することにより、半導体ウェハ1を所定の厚さに調整する。図3は、半導体ウェハ1の裏面を研磨する工程を示す斜視図である。
次いで、図1のS103において、ダイシングテープ4の第1面に半導体ウェハ1及びリングフレーム5を貼付する工程を行う。図1のS103に示す工程では、図4A及び図4Bに示すように、半導体ウェハ1の裏面とダイシングテープ4の第1面とが対向するように、半導体ウェハ1をダイシングテープ4の第1面に貼付する。図4Aは、半導体ウェハ1をダイシングテープ4の第1面に貼付する工程を示す斜視図である。図4Bは、半導体ウェハ1をダイシングテープ4の第1面に貼付する工程を示す断面図である。
ダイシングテープ4は伸縮性を有する。ダイシングテープ4は、粘着剤及び基材を備えており、粘着剤の裏面と基材の裏面とが貼り合わされるようにして、粘着剤及び基材が形成されている。ダイシングテープ4が有する粘着材の表面がダイシングテープ4の第1面である。リングフレーム5は、半導体ウェハ1を囲む環状形状である。したがって、リングフレーム5の内側に半導体ウェハ1が配置される。ダイシングテープ4の第1面は粘着性を有するので、半導体ウェハ1及びリングフレーム5は、ダイシングテープ4の第1面に固定される。ダイシングテープ4の第1面にリングフレーム5を貼付し、ダイシングテープ4の周囲を保持することにより、半導体ウェハ1をダイシングテープ4に貼付した後のダイシングテープ4の伸縮や折れ曲がり、波うち等が抑制される。リングフレーム5は、環状フレームの一例である。
次に、図1のS104において、表面保護テープ2を剥がす工程を行う。図5に示すように、半導体ウェハ1を反転し、半導体ウェハ1の表面に貼付した表面保護テープ2を剥がす。図5は、表面保護テープ2を剥がす工程を示す斜視図である。
次いで、図1のS105において、支持基板6上にダイシングテープ4を設ける工程を行う。図1のS105に示す工程では、図6A及び図6Bに示すように、ダイシングテープ4の第2面と支持基板6とを密着させて、支持基板6上にダイシングテープ4を設ける。ダイシングテープ4の第2面は、ダイシングテープ4の第1面の反対面である。ダイシングテープ4が有する基材の表面がダイシングテープ4の第2面である。図6Aは、支持基板6上にダイシングテープ4を設ける工程を示す斜視図である。図6Bは、支持基板6上にダイシングテープ4を設ける工程を示す断面図である。
支持基板6は、剛性が高い材料により形成されている。剛性が高い材料は、例えば、ス
テンレス、鉄等の金属材料である。支持基板6を鏡面仕上げとすることにより、ダイシングテープ4の第2面と支持基板6との密着力を高めてもよい。また、ダイシングテープ4が有する基材の表面の凹凸を少なくしたり、無くしたりすることにより、ダイシングテープ4の第2面と支持基板6との密着力を高めてもよい。
テンレス、鉄等の金属材料である。支持基板6を鏡面仕上げとすることにより、ダイシングテープ4の第2面と支持基板6との密着力を高めてもよい。また、ダイシングテープ4が有する基材の表面の凹凸を少なくしたり、無くしたりすることにより、ダイシングテープ4の第2面と支持基板6との密着力を高めてもよい。
また、図6A及び図6Bに示すように、リングフレーム5及び支持基板6を挟む固定部7を、リングフレーム5及び支持基板6に取り付ける。これにより、リングフレーム5及び支持基板6が固定され、ダイシングテープ4と支持基板6とが密着した状態が保持される。支持基板6は、支持基板6を貫通する貫通孔8を複数有している。貫通孔8は、例えば、Φ0.5mm、10mmピッチとしてもよい。
次に、図1のS106において、半導体ウェハ1のダイシング工程を行う。図1のS106に示す工程では、ダイシング装置のチャックテーブル上に支持基板6を真空吸着させた後、図7A及び図7Bに示すように、ダイシングブレード9を用いて、半導体ウェハ1を切断して、半導体ウェハ1を複数の半導体チップ11に分割(個片化)する。図7Aは、半導体ウェハ1のダイシング工程を示す斜視図である。図7Bは、半導体ウェハ1のダイシング工程を示す断面図である。この場合、半導体ウェハ1のダイシングラインに沿って半導体ウェハ1が切断される。ダイシングテープ4の第1面まで切り込みを入れるが、ダイシングテープ4は切断されない。ダイシングブレード9は、円盤状の薄型砥石である。半導体チップ11は、半導体装置の一例である。
ダイシングテープ4の第2面と支持基板6とが密着しているため、半導体ウェハ1を切断する際及び半導体ウェハ1を切断した後におけるダイシングテープ4の伸縮が抑制され、分割された半導体チップ11の位置ずれが抑止される。分割された半導体チップ11の電子回路上には、再配線、封止樹脂及び外部端子が形成されている。したがって、半導体チップ11は、パッケージ化が行われている。パッケージ化された半導体チップ11は、半導体パッケージとも呼ばれる。
次いで、図1のS107において、ダイシングテープ4の第1面にリング部材12を貼付する工程を行う。図1のS107に示す工程では、図8A及び図8Bに示すように、リング部材12をダイシングテープ4の第1面に貼付する。図8Aは、ダイシングテープ4の第1面にリング部材12を貼付する工程を示す斜視図である。図8Bは、ダイシングテープ4の第1面にリング部材12を貼付する工程を示す断面図である。リング部材12は、複数の半導体チップ11を囲む環状形状である。ダイシングテープ4の第1面は粘着性を有するので、リング部材12は、ダイシングテープ4の第1面に固定される。リング部材12は、リングフレーム5と複数の半導体チップ11との間に配置されている。したがって、リングフレーム5の内側にリング部材12が配置されている。ダイシングテープ4の第1面にリング部材12を貼付することにより、半導体ウェハ1を切断した後におけるダイシングテープ4の伸縮が更に抑制され、分割された半導体チップ11の位置ずれが抑止される。リング部材12は、環状部材の一例である。
リング部材12の材料は、例えば、金属材料、樹脂材料等である。リング部材12は、予め磁化された金属材料であってもよい。リング部材12の材料として予め磁化された金属材料を用いることにより、リング部材12の磁力により支持基板6がリング部材12に引き寄せられるため、ダイシングテープ4の第2面と支持基板6との密着が強くなる。
次に、図1のS108において、複数の半導体チップ11の同時測定により、複数の半導体チップ11の試験を行う。図1のS108に示す工程では、図9に示すように、テスター(試験装置)13が備えるプローブカード14の測定針(プローブ)15と、半導体チップ11上に形成された外部端子とを接触させて、複数の半導体チップ11を同時に測
定する。図9は、複数の半導体チップ11の試験を行う工程を示す断面図である。ダイシング装置とテスター13とは異なる装置であり、ダイシングテープ4、支持基板6及び複数の半導体チップ11は、ダイシング装置からテスター13に搬送される。ダイシングテープ4の第2面と支持基板6とが密着しているため、搬送時におけるダイシングテープ4の伸縮が抑制され、分割された半導体チップ11の位置ずれが抑止される。
定する。図9は、複数の半導体チップ11の試験を行う工程を示す断面図である。ダイシング装置とテスター13とは異なる装置であり、ダイシングテープ4、支持基板6及び複数の半導体チップ11は、ダイシング装置からテスター13に搬送される。ダイシングテープ4の第2面と支持基板6とが密着しているため、搬送時におけるダイシングテープ4の伸縮が抑制され、分割された半導体チップ11の位置ずれが抑止される。
複数の半導体チップ11の同時測定の場合、測定針15の位置は、半導体チップ11毎に合わせて固定されている。分割された半導体チップ11の位置ずれが抑止されているため、複数の半導体チップ11を同時に測定することが可能であり、測定時間が短縮される。
次いで、図1のS109において、ダイシングテープ4と支持基板6とを剥離する工程を行う。図1のS109に示す工程では、図10に示すように、固定部7を取り外し、ダイシングテープ4と支持基板6との間にエア(圧縮空気)を流すことにより、ダイシングテープ4と支持基板6とを剥離する。図10は、ダイシングテープ4と支持基板6とを剥離する工程を示す断面図である。ダイシングテープ4の第2面と支持基板6とは密着しているが、ダイシングテープ4と支持基板6との間にエアを流すことにより、ダイシングテープ4と支持基板6とが容易に剥離する。ダイシングテープ4と支持基板6の側面からエアを吹き付けて、ダイシングテープ4と支持基板6との間にエアを流してもよい。また、支持基板6の貫通孔8からエアを吹き付けて、ダイシングテープ4と支持基板6との間にエアを流してもよい。
次に、図1のS110において、UV(ultraviolet)を照射する工程を行う。図1の
S110に示す工程では、図11に示すように、紫外線ランプ16を用いてダイシングテープ4の第2面からUVを照射する。図11は、半導体装置の製造工程を示す断面図である。ダイシングテープ4がUV硬化型である場合、ダイシングテープ4にUVを照射すると、ダイシングテープ4の粘着力が低下し、次工程におけるピックアップが容易となる。なお、ダイシングテープ4がUV硬化型でない等の場合、図1のS110に示す工程は省略してもよい。
S110に示す工程では、図11に示すように、紫外線ランプ16を用いてダイシングテープ4の第2面からUVを照射する。図11は、半導体装置の製造工程を示す断面図である。ダイシングテープ4がUV硬化型である場合、ダイシングテープ4にUVを照射すると、ダイシングテープ4の粘着力が低下し、次工程におけるピックアップが容易となる。なお、ダイシングテープ4がUV硬化型でない等の場合、図1のS110に示す工程は省略してもよい。
次いで、図1のS111において、ピックアップ工程を行う。図1のS111に示す工程では、図12A〜12Cに示すように、突き上げピン17を用いて、各半導体チップ11をピックアップする。図12A〜12Cは、半導体チップ11をピックアップする工程を示す断面図である。図12Aは、半導体チップ11をピックアップする前の状態を示している。ダイシングテープ4が、多孔質吸着テーブル18によって真空吸着されている。多孔質吸着テーブル18には、多孔質吸着テーブル18を貫通する貫通孔19が設けられている。突き上げピン17は、ピンの一例である。
図12B及び図12Cに示すように、多孔質吸着テーブル18の貫通孔19内に突き上げピン17を挿入し、突き上げピン17が半導体チップ11を突き上げることにより、半導体チップ11をピックアップする。図12Bに示すように、突き上げピン17がダイシングテープ4を突き破り、突き上げピン17が半導体チップ11を突き上げることにより、半導体チップ11をピックアップしてもよい。また、図12Cに示すように、突き上げピン17がダイシングテープ4及び半導体チップ11を突き上げることにより、半導体チップ11をピックアップしてもよい。
例えば、ダイシングテープ4に代えて硬い支持基板を用いることにより、半導体チップの位置ずれを抑止することも考えられる。しかし、ダイシングテープ4に代えて硬い支持基板を用いる場合、ピックアップ工程において、支持基板の裏面からの突き上げピン17による突き上げを行うことができず、半導体チップ11のピックアップが困難になる。一
方、ダイシングテープ4と支持基板6とを密着することにより、半導体チップ11の位置ずれを抑止する場合、ダイシングテープ4と支持基板6とを剥離することにより、ダイシングテープ4の第2面からの突き上げピン17による突き上げが可能となる。
方、ダイシングテープ4と支持基板6とを密着することにより、半導体チップ11の位置ずれを抑止する場合、ダイシングテープ4と支持基板6とを剥離することにより、ダイシングテープ4の第2面からの突き上げピン17による突き上げが可能となる。
実施形態に係る半導体装置の製造方法を、以下のように変形してもよい。
〈変形例1〉
実施形態に係る半導体装置の製造方法において、図1のS101及びS102に示す工程を行った後、図1のS105に示す工程を行い、その後に、図1のS103及びS104に示す工程を行ってもよい。すなわち、実施形態に係る半導体装置の製造方法において、支持基板6上にダイシングテープ4を設ける工程を行った後、ダイシングテープ4の第1面にダイシングテープ4及びリングフレーム5を貼付する工程を行ってもよい。
〈変形例1〉
実施形態に係る半導体装置の製造方法において、図1のS101及びS102に示す工程を行った後、図1のS105に示す工程を行い、その後に、図1のS103及びS104に示す工程を行ってもよい。すなわち、実施形態に係る半導体装置の製造方法において、支持基板6上にダイシングテープ4を設ける工程を行った後、ダイシングテープ4の第1面にダイシングテープ4及びリングフレーム5を貼付する工程を行ってもよい。
〈変形例2〉
実施形態に係る半導体装置の製造方法において、図1のS109及びS110に示す工程を省略してもよい。この場合、図1のS111に示す工程において、図13に示すように、支持基板6の貫通孔8内に突き上げピン17を挿入し、突き上げピン17が半導体チップ11を突き上げることにより、半導体チップ11をピックアップする。突き上げピン17がダイシングテープ4を突き破り、突き上げピン17が半導体チップ11を突き上げることにより、半導体チップ11をピックアップしてもよい。また、突き上げピン17がダイシングテープ4及び半導体チップ11を突き上げることにより、半導体チップ11をピックアップしてもよい。
実施形態に係る半導体装置の製造方法において、図1のS109及びS110に示す工程を省略してもよい。この場合、図1のS111に示す工程において、図13に示すように、支持基板6の貫通孔8内に突き上げピン17を挿入し、突き上げピン17が半導体チップ11を突き上げることにより、半導体チップ11をピックアップする。突き上げピン17がダイシングテープ4を突き破り、突き上げピン17が半導体チップ11を突き上げることにより、半導体チップ11をピックアップしてもよい。また、突き上げピン17がダイシングテープ4及び半導体チップ11を突き上げることにより、半導体チップ11をピックアップしてもよい。
1 半導体ウェハ
2 表面保護テープ
3 砥石
4 ダイシングテープ
5 リングフレーム
6 支持基板
7 固定部
8 貫通孔
9 ダイシングブレード
11 半導体チップ
12 リング部材
13 テスター
14 プローブカード
15 測定針
16 紫外線ランプ
17 突き上げピン
18 多孔質吸着テーブル
19 貫通孔
2 表面保護テープ
3 砥石
4 ダイシングテープ
5 リングフレーム
6 支持基板
7 固定部
8 貫通孔
9 ダイシングブレード
11 半導体チップ
12 リング部材
13 テスター
14 プローブカード
15 測定針
16 紫外線ランプ
17 突き上げピン
18 多孔質吸着テーブル
19 貫通孔
Claims (6)
- ダイシングテープの第1面に、半導体基板及び前記半導体基板を囲む環状フレームを貼付する工程と、
前記ダイシングテープの第1面の反対の第2面と支持基板とを密着させて、前記支持基板上に前記ダイシングテープを設ける工程と、
前記貼付する工程及び前記設ける工程の後、前記半導体基板を切断して前記半導体基板を複数の半導体装置に分割する工程と、
を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記分割する工程の後、前記複数の半導体装置を囲む環状部材が前記環状フレームと前記複数の半導体装置との間に配置されるように、前記環状部材を前記ダイシングテープの第1面に貼付する工程を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記分割する工程の後、前記ダイシングテープと前記支持基板とを剥離する工程と、
前記剥離する工程の後、前記半導体装置をピックアップする工程を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記支持基板は、前記支持基板を貫通する貫通孔を有しており、
前記貫通孔内にピンを挿入し、前記ピンが前記半導体装置を突き上げて前記半導体装置をピックアップする工程を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記分割する工程の後、前記複数の半導体装置の同時測定により、前記複数の半導体装置の試験を行う工程を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記支持基板は、金属材料により形成されており、
前記環状部材は、磁化されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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