JP2016030613A - 紙タブ部材およびこれを備えた飲料用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙タブ部材を引き剥がすときに,紙タブ部材をつまみやすくして,これにより開封性を向上する。
【解決手段】紙タブ部材21は,飲み口14が形成された飲料用紙容器1とともに用いられ,上記容器1の外面において上記飲み口14の周囲の全体に接着されて上記飲み口14を塞ぐものである。紙タブ部材21の先端部に未接着の摘み部21Aが設けられている。上記未接着の摘み部21Aの先端付近に押し跡21Cがつけられており,上記押し跡21Cの周囲に跳ね上がり部21Dが形成されている。
【選択図】図3

Description

この発明は,紙タブ部材およびこれを備えた飲料用容器に関する。
天部にあけられた飲み口をタブ部材によって封止した飲料用容器が知られている。タブ部材を天部から引き剥がすことで飲み口が開封される。
タブ部材の全体が容器天部に接触していると,タブ部材の縁部に爪や指をかけにくいためにタブ部材をつまみにくい。特許文献1は,タブ部材を引き剥がすときにタブ部材をつまみやすくするために,タブ部材に孔をあけたもの,切り起しを形成したものを記載する。
実開平4−106224号公報
しかしながら,飲み口を封止するタブ部材は比較的小さい(面積が狭い)ので,タブ部材に孔をあけたり,大きな切り起しを形成するのは難しい。
この発明は,タブ部材をさらにつまみやすくして,これによりタブ部材を引き剥がすときの開封性を向上することを目的とする。
この発明は,タブ部材,特に紙を基材とする紙タブ部材を提供するものである。この発明による紙タブ部材は,開口が形成された容器とともに用いられ,上記容器の外面において上記開口の周囲の全体に接着されて上記開口を塞ぐものであって,先端部に未接着の摘み部が設けられており,上記未接着の摘み部の先端縁付近に押し跡がつけられており,上記押し跡の周囲に跳ね上がり部が形成されていることを特徴とする。
この発明による紙タブ部材は,開口が形成された容器とともに用いられるもので,容器に形成された開口を塞ぐ(閉じる)ものである。開口を塞ぐために,紙タブ部材は容器の外面において開口の周囲の全体に接着される。開口を塞ぐ紙タブ部材の先端部に未接着の摘み部が設けられており,この未接着の摘み部の先端縁付近に押し跡がつけられている。ここで先端縁付近とは,先端縁からわずかに離れた箇所を意味する。換言すると,未接着の摘み部の先端縁からわずかに距離をあけて,押し跡がつけられていることを意味する。
紙タブ部材は上述のように紙を基材とするものである。このため,紙タブ部材を局所的に押圧すると,押圧された範囲が凹んでその状態が維持される。すなわち紙タブ部材に押し跡がつく。さらに,紙タブ部材に押し跡をつけるとその周囲に跳ね上がり(盛り上がり)が生じる。上述のように押し跡は未接着の摘み部の先端縁付近につけられ,その周囲が跳ね上がるから,摘み部の先端縁が容器の外面から離れる(浮く)ことになる。摘み部の先端縁と容器の外面との間にすき間があくので,そこに爪ないし指先をかけやすく,摘み部をめくりやすくなる。めくれた摘み部はその後に簡単に指でつまむことができるから,開封作業(紙タブ部材の引き剥がし)が容易になる。なお,容器と接着している紙タブ部材の接着範囲が跳ね上がることはない。跳ね上がり部は一般に押し跡の周囲の全体に形成されるが,上記接着範囲の存在によって一部に跳ね上がり部の無いまたは小さい箇所が存在してもよい。
紙タブ部材は,たとえば上記紙タブ部材の引き剥がし方向を長手方向とする長方形の形状を備えている。紙タブ部材の長手方向に直交する方向(短手方向,幅方向)の先端縁に,上述した跳ね上がりによるすき間が形成される。
一実施態様では,上記押し跡は上記未接着の摘み部の幅方向の中央につけられている。未接着の摘み部の先端縁において,押し跡の両側にバランスよくすき間を確保することができる。
この発明は,上述した紙タブ部材を備える飲料用容器も提供する。この発明による飲料用容器は,筒状の胴部と,胴部の上端を閉じる天部と,胴部の下端を閉じる底部とを備え,上記天部に飲み口があけられており,上記飲み口が,上記天部の外面において上記飲み口の周囲の全体に接着された紙タブ部材によって塞がれているものであって,上記紙タブ部材の先端部に未接着の摘み部が設けられており,上記未接着の摘み部の先端付近に押し跡がつけられており,上記押し跡の周囲に跳ね上がり部が形成されていることを特徴とする。上述したように,跳ね上がり部において容器の天部と未接着の摘み部との間にすき間が形成されるので,そこに爪ないし指先をかけやすく,紙タブ部材を容器の天部から引き剥がしやすい。この発明の飲料用容器は,紙製容器,樹脂製容器,金属製容器など,様々な素材の容器を含む。
一実施態様では,上記容器の天部の外面に凸状突起部が形成されており,上記未接着の摘み部の一部が上記凸状突起部に乗り上げている(被さっている,載っている)。凸状突起部に乗り上げることによって未接着の摘み部と容器の天部との間にすき間が形成される。摘み部の先端縁に爪ないし指をさらにかけやすくなり,摘み部をさらにめくりやすくすることができる。凸状突起部は飲料用容器の天部に形成されるから,比較的大きな,しっかりとした凸状突起部を形成することができる。
好ましくは,上記未接着の摘み部の両側部のそれぞれが乗り上げる1対の凸状突起部が形成されている。未接着の摘み部と天部との間にバランスよくすき間を形成することができる。
他の実施態様では,上記天部の外面に凹状窪み部が形成されており,上記凹状窪み部が上記未接着の摘み部の先端付近に位置している。凹状窪み部に爪ないし指先を潜り込ませて摘み部の先端縁に爪ないし指先をかけやすくすることができる。凹状窪み部は飲料用容器の天部に形成されるから,比較的大きな,しっかりとした凹状窪み部を形成することができる。
凹状窪み部は,爪ないし指先を潜り込ませることができ,かつ潜り込ませた爪ないし指先をタブ部材の摘み部の先端縁にかけることができる位置,すなわち上記未接着の摘み部の先端付近に形成される。一実施態様では,上記未接着の摘み部が上記凹状窪み部の少なくとも一部を覆っている。未接着の摘み部が凹状窪み部の一部を覆う態様では,摘み部によって覆われていないところから爪ないし指先を凹状窪み部に潜り込ませることができる。未接着の摘み部は凹状窪み部の全部を覆っていてもよい。凹状窪み部を覆う摘み部を凹状窪み部に向けて押すと,摘み部の縁部が反り返るから,この態様でも摘み部の先端縁に爪ないし指をかけやすい。
好ましい実施態様では,1対の凸状突起部の間に上記1対の凸状突起部のそれぞれと間隔をあけて上記凹状窪み部が形成される。凸状突起部および凹状窪み部の両方によって,天部と未接着の摘み部との間に比較的広いすき間を確保することができる。
飲料用紙容器の斜視図である。 飲料用紙容器の平面図である。 飲料用紙容器の天部の拡大斜視図である。 図3のIV−IV線に沿う紙タブ部材の摘み部の端面図である。 変形例を示すもので,飲料用紙容器の天部の拡大斜視図である。 図5のVI−VI線に沿う端面図である。
以下,図面を参照してこの発明に係る紙タブ部材およびこれを備える容器を詳細に説明する。
図1から図4は第1実施例の飲料用紙容器を示している。図1は飲料用紙容器の斜視図である。図2は飲料用紙容器の平面図である。図3は飲料用紙容器の天部の拡大斜視図である。図4は図3のIV−IV線に沿う,後述する紙タブ部材の摘み部および容器の天部の端面図である。図4において,分かりやすくするために紙タブ部材の各層の厚さが強調して描かれている。
飲料用紙容器1は,円筒状の胴部11と,胴部11の上端を閉じる円形の天部12と,胴部11の下端を閉じる円形の底部13から構成されている。胴部11,天部12および底部13はたとえば紙を主成分とし,内面にポリエチレン(PE)が積層されたものであり,水密性を持つ。外面にポリエチレン,アルミニウム(AL)等を積層してもよい。たとえば,内面から外面に向けてポリエチレン,紙,ポリエチレン,アルミニウムおよびポリエチレンをこの順番に積層した積層構造のものが用いられる。天部12は胴部11の上縁よりもやや下側に位置しており,天部12の周囲は胴部11の上端部(周壁)11Aによって囲まれている。
天部12には飲み口(ストロー差し込み開口)14があけられている。飲み口14は,平面からみてしずく形(ティアドロップ形)に,すなわち天部12の中心に向かって先細に形成されている。天部12にあけられた飲み口14が長方形の紙タブ部材21によって塞がれている。
紙タブ部材21は紙を基材とするもので,その内面に熱可塑性樹脂,好ましくはポリオレフィン系樹脂(たとえばポリエチレン(PE))が積層されたものである。紙タブ部材21の内面に積層された熱可塑性樹脂を用いた熱溶着によって,紙タブ部材21は天部12の外面に接着される。紙タブ部材21と天部12との接着範囲31が図2に一点鎖線によって示されている。すなわち,紙タブ部材21は,その接着範囲31が加熱されかつ天部12の外面に向けて押圧されることで天部12の外面に接着する。紙タブ部材21の接着範囲31は,天部12にあけられた飲み口14の周囲の全体を取り囲み,かつ先細の飲み口14と同じ向きに先細に設けられる。熱溶着に代えて接着剤を用いて紙タブ部材21を天部12に接着することもできる。
紙タブ部材21の先端部分には,天部12の外面に接着されていない未接着範囲が存在する。以下,紙タブ部材21の未接着の先端部分を「摘み部21A」と呼ぶ。
紙タブ部材21の先端の未接着の摘み部21Aには押しピン(図示略)が押し当てられ,比較的狭い範囲が押圧される。未接着の摘み部21Aを押しピンを用いて押圧すると,摘み部21Aには押し跡(谷部)21Cがつく。摘み部21Aに押し当てる押しピンとしては,たとえば円柱状の外形を有しかつ先端がわずかに外向きに湾曲するものを用いることができる。平面から見て円形の,すり鉢形の押し跡21Cが摘み部21Aに形成される。押し跡は平面から見て円形でなくてもよく,矩形,三角形,楕円形,その他の形状であってもよい。いずれにしても,摘み部21Aに押し当てられる押しピンの形状に応じた形状の押し跡が,未接着の摘み部21Aにつけられる。
押し跡21Cは,紙タブ部材21の先端縁21Bからわずかに,たとえば1mm程度内側の箇所につけられ,その大きさ(直径)は紙タブ部材21の幅方向の長さ(紙タブ部材21の長手方向に直交する方向の長さ)の1/3〜1/6程度であり,紙タブ部材21の幅方向のほぼ中央に位置する。すなわち,押し跡21Cの前方(先端縁21Bに向かう向き)に未接着の摘み部21Aの広がりはほとんどなく,他方,押し跡21Cの両側(左右)(両側縁に向かう向き)には比較的長い距離にわたって未接着の摘み部21Aが広がっている。
押しピンを摘み部21Aに押し当てることで紙タブ部材21に押し跡21Cをつけると,それと同時に紙タブ部材21の押し跡21Cの周囲部分に跳ね上がり(盛り上がり)が生じる(図2,図3,図4において符号21Dで示す)。上述したように,押し跡21Cの両側(左右)には比較的長い距離にわたって未接着の摘み部21Aが広がっており,他方押し跡21Cの前方(先端縁21Bに向かう向き)には未接着の摘み部21Aの広がりはほとんどない。さらに押し跡21Cの後方(飲み口14に向かう向き)には接着範囲31が存在し,容器1の天部12に接着されている。このため,未接着の摘み部21Aにおける跳ね上がりは,押し跡21Cの両側方において大きく生じる。未接着の摘み部21Aが跳ね上がると,その部分において未接着の摘み部21Aは容器1の天部12から離れる。上述のように押し跡21Cは先端縁21Bの近くにつけられているので,摘み部21Aの先端縁21Bと天部12との間にすき間が形成される。
図4を参照して,押し跡21Cの両側方のそれぞれにおいて,未接着の摘み部21Aは一度跳ね上がり(盛り上がり)(跳ね上がり部21D),側端に向かう途中で次第に下向きに湾曲している。この下向きの湾曲は,紙タブ部材21を容器1の天部12に熱溶着するために接着範囲31に熱を加えることで生じるものである。図4を参照して,紙タブ部材21には摘み部21Aを含めてその内面に熱可塑性樹脂23が積層されている。未接着の摘み部21Aに直接に熱は加えられないが,接着範囲31を加熱するときの熱が未接着の摘み部21Aの部分にも伝わり,これにより摘み部21Aの範囲においても熱可塑性樹脂23が収縮し,この影響で未接着の摘み部21Aの側端部分が下向きに湾曲するものである。
図4に示すように,未接着の摘み部21Aの内面がわの最外層(熱可塑性樹脂23の下層)には抗ヒートシール剤24,たとえばフッ素系樹脂,シリコーン樹脂等が塗布されている。すなわち,未接着の摘み部21Aは,紙基材22,熱可塑性樹脂23および抗ヒートシール剤24が,外面がわから内面がわに向けてこの順番に積層された3層構造を備えている。未接着の摘み部21Aの内面に抗ヒートシール剤24が積層されているので,上述のようにして未接着の摘み部21Aに熱が伝わっている状態で押しピンで押圧されたとしても,摘み部21A(押し跡21Cの部分)が天部12の外面に接着されてしまうことはない。なお,抗ヒートシール剤24は,紙タブ部材21の摘み部21Aではない範囲(接着範囲31)には塗布されないのは言うまでもない。
上述のように紙タブ部材21の摘み部21Aの先端縁21Bが天部12の外面から離れる向き(外向き)に跳ね上がっているので,摘み部21Aの先端縁21Bと天部12との間にすき間が形成され,このすき間から摘み部21Aの先端縁21Bに容易に爪または指先をかけることができ,摘み部21Aを簡単にめくることができる。めくれた摘み部21Aを指でつまみ,飲み口14の向きに引っ張ることで紙タブ部材21は引き剥がされる。紙タブ部材21を天部12の外面に接着する接着範囲31が先細に設けられているので,軽い力で紙タブ部材21の引き剥がしを開始することができる。
図5は第2実施例の飲料用紙容器の平面図である。図6は図5のVI−VI線に沿う,紙タブ部材の摘み部および容器の天部の端面図である。図6において紙タブ部材の摘み部の積層構造の詳細な図示(図4参照)は省略する。第1実施例の飲料用紙容器1と同一の部材には同一符号を付し,重複した説明を省略する。
第2実施例の容器2の天部12の外面(表面)には,天部12の外面を基準面にして,それよりも内向きに窪むデボス部(凹状窪み部)15と,外向きに突出する1対のエンボス部(凸状突起部)16L,16Rとが飲み口14から離れて形成されている。
デボス部15は,先細の飲み口14の延長線上(先細の方向)において,先細の飲み口14の向きとほぼ直交する方向に長方形状に形成されている。デボス部15の長手方向の長さは,紙タブ部材21(摘み部21A)の幅(紙タブ部材21の長手方向に直交する向きの長さ)よりもやや短い。デボス部15の深さはたとえば0.2〜0.9mm程度である。容器2の天部12が持つ厚さ等に応じて,デボス部15の深さは適宜調整される。
エンボス部16L,16Rは,デボス部15の左右の両側においてデボス部15と間隔をあけてそれぞれ形成されており,2つのエンボス部16L,16Rの間にデボス部15が位置している。エンボス部16L,16Rは先細の飲み口14の向きに沿う方向にやや細長く形成されている。エンボス部16L,16Rの高さはたとえば0.2〜0.9mm程度である。エンボス部16L,16Rの高さも,容器2の天部12が持つ厚さ等に応じて適宜調整される。
デボス部15は天部12の外がわから押型を押し当てることで,エンボス部16L,16Rは天部12の内がわから押型を押し当てることで,それぞれ形成される。
デボス部15,エンボス部16L,16Rに向けてのびる紙タブ部材21は,その先端部分の未接着の摘み部21Aがデボス部15の一部を覆い,かつその左右端がエンボス部16L,16Rにそれぞれ乗り上げている(被さっている,載っている)。
紙タブ部材21の未接着の摘み部21Aは,上述したようにその左右端が天部12に形成された1対のエンボス部16L,16Rにそれぞれ乗り上げているので,紙タブ部材21の未接着の摘み部21Aと天部12との間にすき間があく。また摘み部21Aの先端縁21Bがデボス部15の上方に位置しているから,デボス部15に潜り込ませた爪ないし指先を,摘み部21Aの先端縁21Bにかけやすい。さらに紙タブ部材21の摘み部21Aは上述したように跳ね上がっている(跳ね上がり部21D)。これらのエンボス部16L,16R,デボス部15,および跳ね上がり部21Dの組合せによって,紙タブ部材21の摘み部21Aの先端縁21Bに容易に爪または指先をかけることができ,摘み部21Aを簡単にめくることができる。めくれた摘み部21Aを指でつまみ,飲み口14の向きに引っ張ることで紙タブ部材21は引き剥がされる。
紙タブ部材21の未接着の摘み部21Aの先端縁21Bをデボス部15の上方に位置させる,すなわち摘み部21Aによってデボス部15の一部を覆う必要は必ずしもなく,デボス部15の近くに位置させてもよい。この場合であっても,デボス部15に潜り込ませた爪ないし指先を摘み部21Aの先端縁21Bにかけることができる。また,紙タブ部材21の未接着の摘み部21Aによってデボス部15の全部を覆ってもよい。摘み部21Aをデボス部15に向けて押すと摘み部21Aが反り返るから,この態様でも摘み部21Aの先端縁21Bに爪ないし指をかけやすい。
1,2 飲料用紙容器
11 胴部
12 天部
13 底部
14 飲み口(開口)
15 デボス部(凹状窪み部)
16L,16R エンボス部(凸状突出部)
21 紙タブ部材
21A 摘み部
21B 先端縁
21C 押し跡(谷部)
21D 跳ね上がり部
22 紙基材
23 熱可塑性樹脂
24 抗ヒートシール剤

Claims (9)

  1. 開口が形成された容器とともに用いられ,上記容器の外面において上記開口の周囲の全体に接着されて上記開口を塞ぐ紙タブ部材であって,
    先端部に未接着の摘み部が設けられており,上記未接着の摘み部の先端付近に押し跡がつけられており,上記押し跡の周囲に跳ね上がり部が形成されている,
    紙タブ部材。
  2. 上記押し跡が,上記未接着の摘み部の幅方向の中央につけられている,
    請求項1に記載の紙タブ部材。
  3. 上記紙タブ部材の引き剥がし方向を長手方向とする長方形の形状を備えている,
    請求項1または2に記載の紙タブ部材。
  4. 筒状の胴部と,胴部の上端を閉じる天部と,胴部の下端を閉じる底部とを備え,上記天部に飲み口があけられており,上記飲み口が,上記天部の外面において上記飲み口の周囲の全体に接着された紙タブ部材によって塞がれている飲料用容器において,
    上記紙タブ部材の先端部に未接着の摘み部が設けられており,上記未接着の摘み部の先端付近に押し跡がつけられており,上記押し跡の周囲に跳ね上がり部が形成されている,
    飲料用容器。
  5. 上記天部の外面に凸状突起部が形成されており,上記未接着の摘み部の一部が上記凸状突起部に乗り上げている,
    請求項4に記載の飲料用容器。
  6. 上記未接着の摘み部の両側部のそれぞれが乗り上げる1対の凸状突起部が形成されている,請求項5に記載の飲料用容器。
  7. 上記天部の外面に凹状窪み部が形成されており,上記凹状窪み部が上記未接着の摘み部の先端付近に位置している,
    請求項4から6のいずれか一項に記載の飲料用容器。
    飲料用容器。
  8. 上記未接着の摘み部が上記凹状窪み部の少なくとも一部を覆っている,請求項7に記載の飲料用容器。
  9. 上記1対の凸状突起部の間に,上記1対の凸状突起部のそれぞれと間隔をあけて凹状窪み部が形成されている,請求項6から8のいずれか一項に記載の飲料用容器。
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