以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態)を図面に基づいて説明する。なお、図面において同一又は対応する構成には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略することがある。
[1.ゲーム装置の構成]
図1は、本発明の実施形態に係るゲーム装置10(ゲーム制御装置の一例)の構成を示す図である。
ゲーム装置10はユーザがゲームをプレイするために使用するコンピュータである。ゲーム装置10は、例えば、家庭用ゲーム機(据置型ゲーム機)、携帯用ゲーム機、業務用ゲーム機、携帯電話機(スマートフォンを含む)、携帯情報端末(タブレット型コンピュータを含む)、デスクトップ型コンピュータ、又はラップトップ型コンピュータ等によって実現される。
図1はゲーム装置10のハードウェア構成を示す。図1に示すように、ゲーム装置10は制御部11、記憶部12、光ディスクドライブ部13、通信部14、操作部15、表示部16、及び音声出力部17を含む。なお、光ディスクドライブ部13、通信部14、操作部15、表示部16、及び音声出力部17はゲーム装置10に内蔵されていなくともよく、ゲーム装置10に接続される外部装置であってもよい。
制御部11は例えば1又は複数のマイクロプロセッサ等を含み、オペレーティングシステムやその他のプログラムに従って処理を実行する。記憶部12は主記憶部(例えばRAM)及び補助記憶部(例えばハードディスクドライブ又はソリッドステートドライブ)を含む。光ディスクドライブ部13は光ディスクに記憶されたプログラムやデータを読み取る。通信部14は通信ネットワークを介してデータ通信するためのものである。
例えば、プログラムやデータは光ディスクを介してゲーム装置10に供給される。なお、ゲーム装置10は光ディスクドライブ部13を備えていなくてもよい。例えば、ゲーム装置10は、光ディスク以外の情報記憶媒体(例えばメモリカード)に記憶されたプログラム又はデータを読み取るための構成要素を含むようにしてもよい。そして、光ディスク以外の情報記憶媒体を介してゲーム装置10にプログラムやデータが供給されるようにしてもよい。また例えば、プログラムやデータは通信ネットワークを介して遠隔地からゲーム装置10に供給されるようにしてもよい。
操作部15はユーザがゲーム操作を行うためのものである。例えば、ゲーム装置10が家庭用ゲーム機によって実現される場合、家庭用ゲーム機に接続されるゲームコントローラが操作部15に相当する。すなわち、ボタンやスティック(レバー)等の複数の操作部材が備えられたゲームコントローラが操作部15に相当する。
図2及び図3に基づいてゲームコントローラ15の一例について説明する。図2及び図3にはゲームコントローラ15の外観の一例を示す。図2には、ゲームコントローラ15の上面図を示し、図3にはゲームコントローラの背面図(奥側側面図)を示す。図2及び図3に示すように、ゲームコントローラ15には複数の操作部材が備えられている。
具体的には、図2に示すように、方向ボタン群22と、ボタン群23と、左スティック(レバー)24Lと、右スティック(レバー)24Rとがゲームコントローラ15の上面21に備えられている。方向ボタン群22は例えば方向を指示するために用いられる。ボタン群23は、ボタン23A,23B,23X,23Yを含み、各種ゲーム操作に用いられる。左スティック24L及び右スティック24Rも例えば方向を指示するために用いられる。左スティック24L及び右スティック24Rは、ゲームコントローラ15の上面21に直立しており、この直立状態から全方位に傾倒自在に構成されている。
また図3に示すように、ゲームコントローラ15の奥側側面27にはボタン25L,25R,26L,26Rが備えられている。奥側側面27は、ゲームコントローラ15を把持するユーザから見て奥側の側面である。すなわち、奥側側面27は、ゲームコントローラ15を図2に示すAの方向から見た場合の側面を示す。なお、奥側側面27は、ユーザによって通常把持される向きで置かれたゲームコントローラ15を六面図によって表すと仮定した場合に背面図として描かれることになる面ともいえる。また例えば、奥側側面27は、ユーザがゲームコントローラ15を把持した場合に人差し指又は中指によって接触される面ともいえる。
上記のボタン25L,25R,26L,26Rも各種ゲーム操作に用いられる。なお、以下においては、ボタン25Lを「L1」ボタン、ボタン25Rを「R1」ボタン、ボタン26Lを「L2」ボタン、ボタン26Rを「R2」ボタンと称する。
ゲームコントローラ15の各操作部材の状態は一定周期毎(例えば1/60秒ごと)にスキャンされ、そのスキャン結果を表す操作信号が制御部11に供給される。この操作信号に基づいてユーザの操作が判定される。
なお、操作部15は図2に示したようなゲームコントローラ15に限られない。例えば、操作部15は、ユーザが音声又はジェスチャによってゲーム操作を行うためのものであってもよい。
また例えば、ゲーム装置10が携帯用ゲーム機によって実現され、かつ、家庭用ゲーム機のゲームコントローラに含まれている操作部材と同様の操作部材が携帯用ゲーム機本体に備えられている場合、これらの操作部材が操作部15に相当する。また、携帯用ゲーム機にタッチパネルが備えられている場合には、タッチパネルも操作部15に相当する。
また例えば、ゲーム装置10がパーソナルコンピュータによって実現される場合、パーソナルコンピュータに備えられているマウス又はキーボードが操作部15に相当する。
また例えば、ゲーム装置10が携帯電話機又は携帯情報端末によって実現される場合、携帯電話機又は携帯情報端末に備えられているキー、スティック、又はタッチパネル等が操作部15に相当する。
表示部16は例えば液晶表示パネル又は有機ELディスプレイ等であり、制御部11の指示に従って画面を表示する。音声出力部17は例えばスピーカ又はヘッドホン等であり、制御部11の指示に従って音声データを出力する。
[2.ゲーム装置10において実行されるゲームの概要]
ゲーム装置10では各種ゲームを実行することが可能である。以下では、ゲーム装置10においてサッカーゲームが実行される場合を例として説明する。例えば、このサッカーゲームでは、ユーザにより操作される第1チームと、対戦相手により操作される第2チームとの間でサッカーの試合が行われる。なお、コンピュータが対戦相手となることも可能であり、他のユーザが対戦相手となることも可能である。また、複数のユーザが協力して第1チームを操作することも可能であり、複数の他のユーザが対戦相手となることも可能である。以下では、一人のユーザにより操作される第1チームと、コンピュータにより操作される第2チームとの間でサッカーの試合が行われる場合を例として説明する。
上記のサッカーゲームでは、サッカーゲームが実行される前に、すなわちサッカーの試合が開始される前に、試合に関する各種の設定(以下、ゲーム設定)が行われる。例えば、ゲーム設定としては、ユーザが操作するチームの設定、ユーザが操作するチームのユニフォームの種類の設定、試合で使用するサッカーボールの種類の設定、ユーザが操作するチームのゲームプランの設定、試合会場とするスタジアムの種類の設定等が含まれる。
以下では、図4乃至図10に基づいて、サッカーの試合が開始される前に行われるゲーム設定処理の一例について説明する。
[2.1.チーム選択画面]
図4には、チーム選択画面G101の一例を示す。チーム選択画面G101は、ユーザが操作するチーム(第1チーム)と、コンピュータ(対戦相手)により制御されるチーム(第2チーム)を選択するための画面である。
図4に示されるように、チーム選択画面G101には、表示領域A101、表示領域A102、画面要素P100、画面要素P101、選択枠P200を含む。なお、選択枠P200は、操作部15を用いて行われる方向(例えば上、下、左、右)を指示する操作に応じて、表示領域A101、表示領域A102、画面要素P100、画面要素P101のいずれかを囲む位置に移動するように制御される。また、方向を指示する操作は、例えばゲームコントローラ15の方向ボタン群22又は左スティック24Lにより受け付けられる。
表示領域A101は、ユーザが操作するチーム(第1チーム)を選択するための情報を表示する領域である。例えば、表示領域A101のうち、表示領域A1011に表示されているチームが、ユーザが操作するチーム(第1チーム)の候補として選択されていることを示す。なお、選択枠P200により表示領域A101が選択されている状態(すなわち選択枠P200により囲まれている状態)で、操作部15を用いて上又は下の方向を指示する操作が行われると、表示領域A1011に表示されているチームが切り替わるように制御される。すなわち、ユーザが操作するチーム(第1チーム)の候補が切り替わるように制御される。
表示領域A102は、コンピュータ(対戦相手)により制御されるチーム(第2チーム)を選択するための情報を表示する領域である。例えば、表示領域A102のうち、表示領域A1021に表示されているチームが、コンピュータ(対戦相手)により制御されるチーム(第2チーム)の候補として選択されていることを示す。なお、選択枠P200により表示領域A102が選択されている状態(すなわち選択枠P200により囲まれている状態)で、操作部15を用いて上又は下の方向を指示する操作が行われると、表示領域A1021に表示されているチームが切り替わるように制御される。すなわち、コンピュータ(対戦相手)により制御されるチーム(第2チーム)の候補が切り替わるように制御される。
なお、「画面要素」は、処理が関連づけられた画像又は記号である。具体的には、アイコンが「画面要素」の一例に相当する。例えば、画面要素P100は、チーム選択画面G101に表示されている内容で第1チームと第2チームを決定するための処理が関連づけられたアイコンである。例えば、画面要素P100が選択されている状態(すなわち選択枠P200により囲まれている状態)で操作部15を用いて所定の決定操作(例えばボタン23Bの押下)が行われると、チーム選択画面G101に表示されている内容で第1チームと第2チームが決定されるように制御される。
また、画面要素P101は、前の画面に戻るための処理が関連づけられたアイコンである。例えば、画面要素P101が選択されている状態(すなわち選択枠P200により囲まれている状態)で操作部15を用いて所定の決定操作(例えばボタン23Bの押下)が行われると、チーム選択画面G101の前の画面に戻るように制御される。なお、例えば、チーム選択画面G101の前の画面は、第1チームと第2チームをそれぞれ操作(制御)するユーザ(又はコンピュータ)を選択するための画面としてよい。
次に、図4に示すチーム選択画面G101において画面要素P100が選択された場合に表示される画面の例について、図5に基づいて説明する。
[2.2.設定メニュー画面]
図5には、第1チームと第2チームとの間で行われる試合に関する設定を行うための設定メニュー画面G1021の一例を示す。なお、上記の「試合に関する設定」とは、試合を実行するために必要な情報(例えば、試合で用いられるスタジアム、試合で用いられるサッカーボール、試合で用いられるユニフォーム、試合で用いられるチームの戦術、試合で用いられるカメラワーク等)を設定することである。なお、「試合に関する設定」では、例えば前回実行された試合で用いられた設定内容が初期設定内容として設定されることとしてよい。
図5に示す例では、設定メニュー画面G1021は、画面要素P201〜P206、画面要素P101、表示領域A201〜A206、選択枠P300を含む。なお、選択枠P300は、操作部15を用いて行われる方向(例えば上、下、左、右)を指示する操作に応じて、画面要素P100、画面要素P201〜P206のいずれかを囲む位置に移動するように制御される。例えば、初期状態では、選択枠P300は画面要素P202を囲む位置にある。また、方向を指示する操作は、例えばゲームコントローラ15の方向ボタン群22又は左スティック24Lにより受け付けられる。
画面要素P201は、試合で用いられるサッカーボールの種類を設定する画面(ボールタイプ設定画面)を表示させるための処理が関連づけられたアイコンである。例えば、画面要素P201が選択されると、ボールタイプ設定画面が表示部16に表示される。例えば、表示部16に表示される画面が設定メニュー画面G1021からボールタイプ設定画面に切り替わるように制御される。また例えば、ボールタイプ設定画面が設定メニュー画面G1021上に重畳して表示されるように制御される。なお、上記の画面要素P201の選択は、画面要素P201が選択されている状態(すなわち選択枠P300により囲まれている状態)で操作部15を用いて決定操作(例えばボタン23Bの押下)を行うことで行われることとしてよい。
例えば、ボールタイプ設定画面では、複数種類のサッカーボールの中から試合で用いるサッカーボールを選択することができる。なお、サッカーゲームにおいては、サッカーボールの種類ごとに、サッカーボールの形状や模様だけでなく、シュートされた時やパスされた時の軌道や弾み方等の特徴を変えるようにしてもよい。
ボールタイプ設定画面においてサッカーボールの種類の設定が完了すると、ボールタイプ設定画面が表示部16から消えて、設定メニュー画面G1021が表示部16に表示される。例えば、表示部16に表示される画面がボールタイプ設定画面から再び設定メニュー画面G1021に切り替わるように制御される。また例えば、設定メニュー画面G1021上に重畳して表示されていたボールタイプ設定画面が消えるように制御される。
画面要素P203は、ユーザが操作するチームの戦術を設定する画面(ゲームプラン設定画面)を表示させるための処理が関連づけられたアイコンである。例えば、画面要素P203が選択されると、ゲームプラン設定画面が表示部16に表示される。例えば、表示部16に表示される画面が設定メニュー画面G1021からゲームプラン設定画面に切り替わるように制御される。また例えば、ゲームプラン設定画面が設定メニュー画面G1021上に重畳して表示されるように制御される。なお、上記の画面要素P203の選択は、画面要素P203が選択されている状態(すなわち選択枠P300により囲まれている状態)で操作部15を用いて所定の決定操作(例えばボタン23Bの押下)を行うことで行われることとしてよい。
例えば、ゲームプラン設定画面では、チームの戦術(例えば、チームのフォーメーション、出場選手等)を設定することができる。そして、ゲームプラン設定画面においてチームの戦術の設定が完了すると、ゲームプラン設定画面が表示部16から消えて、設定メニュー画面G1021が表示部16に表示される。例えば、表示部16に表示される画面がゲームプラン設定画面から再び設定メニュー画面G1021に切り替わるように制御される。また例えば、設定メニュー画面G1021上に重畳して表示されていたゲームプラン設定画面が消えるように制御される。
画面要素P204は、試合で選手が着用するユニフォームの種類を設定する画面(ユニフォームタイプ設定画面)を表示させるための処理が関連づけられたアイコンである。例えば、画面要素P204が選択されると、ユニフォームタイプ設定画面が表示部16に表示される。例えば、表示部16に表示される画面が設定メニュー画面G1021からユニフォームタイプ設定画面に切り替わるように制御される。また例えば、ユニフォームタイプ設定画面が設定メニュー画面G1021上に重畳して表示されるように制御される。なお、上記の画面要素P204の選択は、画面要素P204が選択されている状態(すなわち選択枠P300により囲まれている状態)で操作部15を用いて所定の決定操作(例えばボタン23Bの押下)を行うことで行われることとしてよい。
例えば、ユニフォームタイプ設定画面では、対戦する第1チームと第2チームのユニフォームの組み合わせを複数種類の中から選択することができる。そして、ユニフォームタイプ設定画面においてユニフォームの種類の設定が完了すると、ユニフォームタイプ設定画面が表示部16から消えて、設定メニュー画面G1021が表示部16に表示される。例えば、表示部16に表示される画面がユニフォームタイプ設定画面から再び設定メニュー画面G1021に切り替わるように制御される。また例えば、設定メニュー画面G1021上に重畳して表示されていたユニフォームタイプ設定画面が消えるように制御される。
画面要素P206は、試合に関するその他の設定を行う画面(以下、その他設定画面)を表示させるための処理が関連づけられたアイコンである。例えば、画面要素P206が選択されると、その他設定画面が表示部16に表示される。例えば、表示部16に表示される画面が設定メニュー画面G1021からその他設定画面に切り替わるように制御される。また例えば、その他設定画面が設定メニュー画面G1021上に重畳して表示されるように制御される。なお、上記の画面要素P206の選択は、画面要素P206が選択されている状態(すなわち選択枠P300により囲まれている状態)で操作部15を用いて所定の決定操作(例えばボタン23Bの押下)を行うことで行われることとしてよい。
例えば、その他設定画面では、例えば仮想3次元空間に設定される視点となる仮想カメラに関する設定等を行うことができる。例えば、上記のサッカーゲームでは、サッカーの試合が開始されると、試合中のゲーム画面を生成するために、仮想3次元空間が記憶部12に構築され、仮想3次元空間内に設定された仮想カメラ(視点)から見た仮想3次元空間を表すゲーム画面が表示部16に表示される。例えば、その他設定画面では仮想カメラの種類を選択することができる。例えば、サッカーの試合が行われるピッチ(フィールド)を観客席側から見るような仮想カメラ、ピッチを真上から見るような仮想カメラや、ピッチを選手の視点から見るような仮想カメラ等の複数種類の仮想カメラの中からいずれかを選択することができる。
その他設定画面における設定が完了すると、その他設定画面が表示部16から消えて、設定メニュー画面G1021が表示部16に表示される。例えば、表示部16に表示される画面がその他設定画面から再び設定メニュー画面G1021に切り替わるように制御される。また例えば、設定メニュー画面G1021上に重畳して表示されていたその他設定画面が消えるように制御される。
画面要素P205は、試合会場として用いるスタジアムを設定する画面(スタジアム設定画面)を表示させるための処理が関連づけられたアイコンである。例えば、画面要素P205が選択されると、スタジアム設定画面が表示部16に表示される。例えば、表示部16に表示される画面が設定メニュー画面G1021からスタジアム設定画面に切り替わるように制御される。また例えば、スタジアム設定画面が設定メニュー画面G1021上に重畳して表示されるように制御される。なお、上記の画面要素P205の選択は、画面要素P205が選択されている状態(すなわち選択枠P300により囲まれている状態)で操作部15を用いて所定の決定操作(例えばボタン23Bの押下)を行うことで行われることとしてよい。
[2.3.スタジアム設定画面]
図6には、スタジアム設定画面G103の一例を示す。例えば、スタジアム設定画面G103では、試合会場として用いるスタジアムの選択及びスタジアムの環境を設定することができる。図6に示されるように、スタジアム設定画面G103には、表示領域A212〜A214、表示領域A301〜A305、選択枠P301、画面要素P100,P101が表示される。なお、選択枠P301は、操作部15を用いて行われる方向(例えば上、下、左、右)を指示する操作に応じて、表示領域A301〜A305、画面要素P100、又は画面要素P101のいずれかを囲む位置に移動するように制御される。また、方向を指示する操作は、例えばコントローラ15の方向ボタン群22又は左スティック24Lにより受け付けられる。
スタジアム設定画面G103の詳細を説明する前に、図7に示すスタジアム情報テーブルTBL100に基づいて、スタジアムに関連づけられる情報の一例を説明する。図7に示されるように、スタジアム情報テーブルTBL100では、スタジアムを識別するスタジアムIDに関連づけて、スタジアムの名称である「スタジアム名」、スタジアムの画像データを示す「画像」、スタジアムの表示の優先順位を示す「優先順位」の各項目についての情報が記憶されている。例えば、スタジアム情報テーブルTBL100は、記憶部12又は光ディスクドライブ部13により読み取られる光ディスクに記憶されていることとしてよい。なお例えば、サッカーゲームが初めて実行される場合には、「優先順位」が第1番目であるスタジアムが試合会場として初期選択される。次に、図6に戻りスタジアム設定画面G103の詳細について説明する。
図6における表示領域A212は、試合会場として現在選択されているスタジアムの画像を表示する領域である。例えば、現在選択されているスタジアムのスタジアムIDが「S1」であるとすると、表示領域A212には「S1.jpg」により特定される画像が表示されることとなる。
図6における表示領域A213は、試合会場として現在選択されているスタジアムの優先順位を表示する領域である。なお、表示領域A213には、現在選択されているスタジアムの優先順位と、選択可能なスタジアムの総数(図6に示す例では「3」)が表示される。例えば、表示領域A213には、「現在選択されているスタジアムの優先順位」/「選択可能なスタジアムの総数」が表示される。例えば、現在選択されているスタジアムのスタジアムIDが「S1」であるとすると、表示領域A213には、「1(現在選択されているスタジアムの優先順位)/3(選択可能なスタジアムの総数)」が表示されることとなる。
図6における表示領域A214は、試合会場として現在選択されているスタジアムの名称を表示する領域である。例えば、現在選択されているスタジアムのスタジアムIDが「S1」であるとすると、表示領域A214には「スタジアムA」のテキスト情報が表示されることとなる。
なお例えば、スタジアム設定画面G103が表示されている状態で所定ボタンが押下されることによって、試合会場として選択されているスタジアムが変更される。例えば、「R1」ボタン(ボタン25R)又は「L1」ボタン(ボタン25L)が押下されることによって、試合会場として選択されているスタジアムが切り替わる。
例えば、優先順位が「i」のスタジアムが試合会場として選択されている状態で「R1」ボタンが押下されると、試合会場として選択されているスタジアムが、優先順位が「i」のスタジアムから優先順位が「i+1」のスタジアムに切り替わる。ここで、優先順位が「i+1」のスタジアムが存在しない場合には、試合会場として選択されているスタジアムは、優先順位が「1」のスタジアムに切り替わる。
また例えば、優先順位が「i」のスタジアムが試合会場として選択されている状態で「L1」ボタンが押下されると、試合会場として選択されているスタジアムが、優先順位が「i」のスタジアムから優先順位が「i−1」のスタジアムに切り替わる。ここで、優先順位が「i−1」のスタジアムが存在しない場合には、試合会場として選択されているスタジアムは、優先順位が「N」のスタジアムに切り替わる。なお、上記の「N」は選択可能なスタジアムの総数である。言い換えれば、上記の「N」は優先順位の最大値である。
また、試合会場として選択されているスタジアムが切り替わると、新たに試合会場として選択されたスタジアムに対応するように表示領域A212〜A214の情報が更新される。
設定領域A301は、試合の行われるタイムゾーン(時間帯)を設定するための領域である。例えば、選択枠P301により設定領域A301が選択されている状態(すなわち選択枠P301により囲まれている状態)で操作部15を用いて左又は右の方向を指示する操作が行われると、設定領域A301に表示されている時間帯の情報(例えば夜、昼等)が切り替わるように制御される。
設定領域A302は、試合の行われる季節を設定するための領域である。例えば、選択枠P301により設定領域A302が選択されている状態(すなわち選択枠P301により囲まれている状態)で操作部15を用いて左又は右の方向を指示する操作が行われると、設定領域A301に表示されている季節の情報(例えば春、夏、秋、冬等)が切り替わるように制御される。
設定領域A303は、試合の行われる天気を設定するための領域である。例えば、選択枠P301により設定領域A303が選択されている状態(すなわち選択枠P301により囲まれている状態)で操作部15を用いて左又は右の方向を指示する操作が行われると、設定領域A303に表示されている天気の情報(例えば雨、晴、曇り等)が切り替わるように制御される。
設定領域A304は、試合の行われるピッチの芝の長さを設定するための領域である。例えば、選択枠P301により設定領域A304が選択されている状態(すなわち選択枠P301により囲まれている状態)で操作部15を用いて左又は右の方向を指示する操作が行われると、設定領域A304に表示されている芝の長さの情報(例えば短い、普通、長い等)が切り替わるように制御される。
設定領域A305は、試合の行われるピッチのコンディションを設定するための領域である。例えば、選択枠P301により設定領域A305が選択されている状態(すなわち選択枠P301により囲まれている状態)で操作部15を用いて左又は右の方向を指示する操作が行われると、設定領域A305に表示されているピッチコンディションの情報(例えば乾燥、普通、湿り等)が切り替わるように制御される。
画面要素P100は、スタジアム設定画面G103に表示されている内容でスタジアムの設定情報を決定するための処理が関連づけられたアイコンである。例えば、画面要素P100が選択されている状態(すなわち選択枠P301により囲まれている状態)で操作部15を用いて所定の決定操作(例えばボタン23Bの押下)が行われると、スタジアム設定画面G103に表示されている内容でスタジアムの設定情報が更新される。そして、画面要素P100が選択された後には、再び設定メニュー画面G1021が表示される。すなわち、スタジアム設定画面G103が表示部16から消えて、設定メニュー画面G1021が表示部16に表示される。例えば、表示部16に表示される画面がスタジアム設定画面G103から再び設定メニュー画面G1021に切り替わるように制御される。また例えば、設定メニュー画面G1021上に重畳して表示されていたスタジアム設定画面G103が消えるように制御される。
また、画面要素P101は、前の画面に戻るための処理が関連づけられたアイコンである。例えば、画面要素P101が選択されている状態(すなわち選択枠P301により囲まれている状態)で操作部15を用いて所定の決定操作(例えばボタン23Bの押下)が行われると、スタジアム設定画面G103の前の画面(すなわち、設定メニュー画面G1021)に戻るように制御される。すなわち、画面要素P100が選択された場合と同様に、スタジアム設定画面G103が表示部16から消えて、設定メニュー画面G1021が表示部16に表示される。ただし、画面要素P101が選択される場合にはスタジアムの設定情報は更新されずに、現在の設定情報が維持されることとなる。
[2.4.設定メニュー画面(2)]
図5の設定メニュー画面G1021に戻り説明を続ける。図5における表示領域A201は、対戦する2つのチームの情報を表示する領域である。例えば、表示領域A201には、図4のチーム選択画面G101で設定されたチームの情報が表示される。
図5における表示領域A202は、試合会場として現在選択されているスタジアムの画像を表示する領域である。例えば、現在選択されているスタジアムのスタジアムIDが「S1」であるとすると、表示領域A202には「S1.jpg」により特定される画像が表示されることとなる。
図5における表示領域A203は、試合会場として現在選択されているスタジアムの優先順位を表示する領域である。なお、設定メニュー画面(設定メニュー画面G1021〜G1023等)において、表示領域A203の表示を省略することとしてもよい。また、図5における表示領域A204は、現在選択されているスタジアムの名称を表示する領域である。表示領域A203,A204は図6における表示領域A213,A214と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ここで、従来においては、試合会場となるスタジアムを変更する場合には、上述したように画面要素P205を選択することによってスタジアム設定画面G103を表示部16に表示させて、スタジアム設定画面G103において、試合会場となるスタジアムを変更する必要があった。
これに対して、本実施形態に係るゲーム装置10では、以下のように、設定メニュー画面G1021が表示されている状態で試合会場となるスタジアムを変更することを可能としている。
すなわち、設定メニュー画面G1021が表示されている状態で操作部15の所定のボタンが押下されることによって、試合会場として現在選択されているスタジアムが変更されるようになっている。例えば、「R1」ボタン(ボタン25R)又は「L1」ボタン(ボタン25L)が押下されることで、試合会場として現在選択されているスタジアムが切り替わるようになっている。ここで、設定メニュー画面G1021が表示されている状態で、試合会場として現在選択されているスタジアムを変更するための操作(例えば、「R1」ボタン又は「L1」ボタンを押下する操作)は、設定メニュー画面G1021から設定を変更する項目を選択するための操作(例えば、方向ボタン群22又は左スティック24Lを用いて画面要素P201,P203〜P206のうちの所望の画面要素を囲む位置に選択枠P300を移動させ、かつ、その状態でボタン23Bを押下する操作)とは異なる操作である。
例えば、優先順位が「i」のスタジアムが試合会場として選択されている状態で「R1」ボタンが押下されると、試合会場として選択されているスタジアムが、優先順位が「i」のスタジアムから優先順位が「i+1」のスタジアムに切り替わる。ここで、優先順位が「i+1」のスタジアムが存在しない場合には(すなわち「i」が選択可能なスタジアムの総数「N」である場合には)、試合会場として選択されているスタジアムは、優先順位が「1」のスタジアムに切り替わる。
また例えば、優先順位が「i」のスタジアムが試合会場として選択されている状態で「L1」ボタンが押下されると、試合会場として選択されているスタジアムが、優先順位が「i」のスタジアムから優先順位が「i−1」のスタジアムに切り替わる。ここで、優先順位が「i−1」のスタジアムが存在しない場合には(すなわち「i」が「1」である場合には)、試合会場として選択されているスタジアムは、優先順位が「N」のスタジアムに切り替わる。なお、上記の「N」は選択可能なスタジアムの総数である。言い換えれば、上記の「N」は優先順位の最大値である。
また、試合会場として選択されているスタジアムが切り替わると、新たに試合会場として選択されたスタジアムに対応するように表示領域A202〜A204の情報が更新される。
図8には、図5の設定メニュー画面G1021が表示されている状態で「R1」ボタンを押下することによって更新された設定メニュー画面G1022の一例を示す。なお、図5の設定メニュー画面G1021では、スタジアムID「S1」のスタジアムが試合会場と選択されているため、図5の設定メニュー画面G1021が表示されている状態で「R1」ボタンが押下された場合には、スタジアムID「S1」のスタジアムの優先順位「1」の次の優先順位である「2」を優先順位とするスタジアムID「S2」のスタジアムが、新たに試合会場として選択されることとなる。このため、図8に示す設定メニュー画面G1022においては、スタジアムID「S2」のスタジアムが試合会場として選択された状態となっている。
例えば、図8の設定メニュー画面G1022においては、表示領域A202に表示される画像は、試合会場として選択されているスタジアムID「S2」のスタジアムに対応した「S2.jpg」により特定される画像に更新されることとなる。
また、図8の表示領域A203に表示される情報は、「2(現在選択されているスタジアムの優先順位)/3(選択可能なスタジアムの総数)」に更新されることとなる。
また、図8の表示領域A204に表示される情報は、試合会場として選択されているスタジアムID「S2」のスタジアムに対応した「スタジアムB」のテキスト情報に更新されることとなる。
図9には、図8の設定メニュー画面G1022が表示されている状態で「R1」ボタンを押下することによって更新された設定メニュー画面G1023の一例を示す。なお、図8の設定メニュー画面G1022では、スタジアムID「S2」のスタジアムが試合会場と選択されているため、図8の設定メニュー画面G1022が表示されている状態で「R1」ボタンが押下された場合には、スタジアムID「S2」のスタジアムの優先順位「2」の次の優先順位である「3」を優先順位とするスタジアムID「S3」のスタジアムが、新たに試合会場として選択されることとなる。このため、図9に示す設定メニュー画面G1023においては、スタジアムID「S3」のスタジアムが試合会場として選択された状態となっている。
例えば、図9に示される設定メニュー画面G1023においては、表示領域A202に表示される画像は、試合会場として選択されているスタジアムID「S3」のスタジアムに対応した「S3.jpg」により特定される画像に更新されることとなる。
また、図9における表示領域A203に表示される情報は、「3(現在選択されているスタジアムの優先順位)/3(選択可能なスタジアムの総数)」に更新されることとなる。
また、図9における表示領域A204に表示される情報は、試合会場として選択されているスタジアムID「S3」のスタジアムに対応した「スタジアムC」のテキスト情報に更新されることとなる。
以上のように、図5の設定メニュー画面G1021が表示されている状態で「R1」ボタンを押下すると、図8の設定メニュー画面G1022の状態に遷移し、図5の設定メニュー画面G1021が表示されている状態で「L1」ボタンを押下すると、図9の設定メニュー画面G1023の状態に遷移する。
また、図8の設定メニュー画面G1022が表示されている状態で「R1」ボタンを押下すると、図9の設定メニュー画面G1023の状態に遷移し、図8の設定メニュー画面G1022が表示されている状態で「L1」ボタンを押下すると、図5の設定メニュー画面G1021の状態に遷移する。
また、図9の設定メニュー画面G1023が表示されている状態で「R1」ボタンを押下すると、図5の設定メニュー画面G1021の状態に遷移し、図9の設定メニュー画面G1023が表示されている状態で「L1」ボタンを押下すると、図8の設定メニュー画面G1022の状態に遷移する。
また、図5(図8及び図9についても同様)の設定メニュー画面G1021における画面要素P202は、試合の実行の開始を受け付けるためのアイコンである。
図5の設定メニュー画面G1021における画面要素P202が選択されると、図10に示す試合開始画面G104が表示される。図10に示す試合開始画面G104には表示領域A400が含まれる。表示領域A400には、対戦するチームの情報が表示される。また、図10に示す試合開始画面G104において、設定されたスタジアムの画像を表示するようにしてもよい。
図10に示す試合開始画面G104が表示された後に、サッカーの試合が実行され、サッカーの試合を示すゲーム画面が表示部16に表示される。サッカーの試合は、チーム、サッカーボールの種類、戦術、ユニフォームの種類、スタジアム、仮想カメラの種類等に関する設定内容に基づいて実行される。
[3.ゲーム装置10において実現される機能]
次に、以上に説明したような機能を実現するためにゲーム装置10に備えられる構成について説明する。図11は、ゲーム装置10で実現される機能のうち、本発明に関連する機能を示す機能ブロック図である。
図11に示すように、ゲーム装置10は、機能としてデータ記憶部100、初期設定制御部110、第1表示制御部120、操作受付部130、第2表示制御部140、変更制御部150、及び実行開始制御部160を含む。ゲーム装置10では、ゲーム装置10の制御部11が記憶部12に記憶されるプログラムに従って処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。
[3.1.データ記憶部100]
データ記憶部100は、例えば主としてゲーム装置10の記憶部12又は光ディスクドライブ部13により実現される。なお、データ記憶部100は、ゲーム装置10とデータ通信可能な他の装置に含まれる記憶部により実現されることとしてもよい。データ記憶部100は、ゲーム装置10において実行されるゲームのために必要な各種データを記憶する。なお以下では、ゲーム装置10で実行される「ゲーム」が、第1チームと第2チームとの間のサッカーの試合を模したサッカーゲームである場合を例として説明する。また、このサッカーゲームでは、第1チームがユーザにより操作され、第2チームがコンピュータにより制御される場合を例として説明する。
[3.1.1.設定内容テーブル]
以下、データ記憶部100に記憶されるデータの一例である、設定内容テーブルTBL101について説明する。設定内容テーブルTBL101は、ゲームの複数の項目に対して設定された内容を記憶する。
上記の「項目」とは、ゲームを実行するために設定されるべき項目(事項)である。また、上記の「項目」は、ユーザが任意の内容に設定可能な項目である。また例えば、上記の「項目」の種類はゲームの内容を踏まえて決められる。すなわち、どのような「項目」を設けるのかはゲームの内容を踏まえて決められる。
例えば、サッカーゲームの場合、試合会場(スタジアム)、ユニフォーム(試合で着用するユニフォーム)、ボール(試合で使用するボール)、フォーメーション、スターティングメンバー、戦術、タイムゾーン(時間帯)、季節、天気、芝の長さ(長いか短いか)、ピッチコンディション(乾いている又は濡れている)等が上記の「項目」の一例に相当する。
なお、上記の「項目」とはゲームを実行するときの「条件」と言ってもよい。例えば、上記の「条件」とは、ゲームの状況を制御する際に前提又は制約となる情報である。例えば、サッカーゲームの場合では、試合会場(スタジアム)、ユニフォーム(試合で着用するユニフォーム)、ボール(試合で使用するボール)、フォーメーション、スターティングメンバー、戦術、タイムゾーン(時間帯)、季節、天気、芝の長さ(長いか短いか)、ピッチコンディション(乾いている又は濡れている)等は、サッカーの状況を示すゲーム画面を生成する際の前提又は制約となるため、上記の「条件」に相当する。
図12には、設定内容テーブルTBL101の一例を示す。図12に示されるように、設定内容テーブルTBL101には、「ボールタイプ」、「ゲームプラン」、「ユニフォームタイプ」、「スタジアムID」、「タイムゾーン」、「季節」、「天気」、「芝の長さ」、「ピッチコンディション」、「カメラタイプ」等の項目に対して設定された内容が記憶される。なお、「スタジアムID」、「タイムゾーン」、「季節」、「天気」、「芝の長さ」、「ピッチコンディション」はスタジアムに関する設定である。
なお、設定内容テーブルTBL101の各項目について記憶される内容は、初回ゲーム実行時においては予め定められた初期値としてよい。また、設定内容テーブルTBL101の各項目について記憶される内容は、2回目以降のゲーム実行時においては、前回のゲーム実行時で各項目について設定された内容としてよい。すなわち、設定内容テーブルTBL101には、直近のゲーム実行時において各項目について設定された内容が記憶されることとしてよい。
[3.2.初期設定制御部110]
初期設定制御部110は、例えば主としてゲーム装置10の制御部11、及び記憶部12により実現される。
初期設定制御部110は、ゲームが過去に実行された際の当該ゲームの複数の項目の内容に基づいて、当該複数の項目の初期内容を設定する。
図4乃至図10に示すサッカーゲームの例においては、初期設定制御部110は、サッカーゲームの複数の項目について設定内容テーブルTBL101に格納される内容を、当該複数の項目の初期内容に設定する。すなわち、サッカーゲームにおける「ボールタイプ」、「ゲームプラン」、「ユニフォームタイプ」、「スタジアムID」、「タイムゾーン」、「季節」、「天気」、「芝の長さ」、「ピッチコンディション」、「カメラタイプ」等の項目についてそれぞれ設定内容テーブルTBL101に格納される内容を初期内容に設定する。
ここで、上記の項目の「初期内容」とは、項目の初期状態における内容(設定内容)である。すなわち、項目の「初期内容」とは、項目に対して予め設定される内容である。さらに言い換えれば、項目の「初期内容」とは、ユーザによって変更される前の内容である。
また、上記の「過去」とは、現在より以前の時点である。また、上記の「過去」とは、初期設定制御部110により項目の初期内容の設定が行われる時点より以前の時点である。また、上記の「過去」とは、現在よりも以前にゲームが実行された時点としてよい。
例えば、初期設定制御部110は、ゲームの複数の項目のそれぞれの初期内容を、当該ゲームが過去に実行された際の当該複数の項目のそれぞれの内容に設定する。
また例えば、初期設定制御部110は、ゲームが過去に実行された際の内容に基づいて、ユーザが所望する内容を推測し、ゲームの複数の項目のそれぞれの初期内容を、推測された内容に基づいて設定することとしてもよい。
例えば、初期設定制御部110は、ユーザが過去に実行したゲームにおいて、複数の項目のそれぞれについて過去に設定された内容のうち、設定された回数が最も多い内容を、当該複数の項目のそれぞれについての初期内容として設定してもよい。
また例えば、初期設定制御部110は、ゲームが前回実行された際の当該ゲームの複数の項目の内容に基づいて、当該複数の項目の初期内容を設定することとしてよい。
ここで、上記の「前回」とは、過去のゲーム実行時のうちの、直近のゲーム実行時である。また、言い換えれば、上記の「前回」とは、現在より以前のゲーム実行時のうちの、最後のゲーム実行時である。すなわち、ゲーム装置10が過去に複数回ゲームを実行している場合には、そのうちの最後にゲームを実行した時の複数の項目の内容が、「ゲームが前回実行された際の当該ゲームの複数の項目の内容」となる。
例えば、初期設定制御部110は、ゲームの複数の項目のそれぞれの初期内容を、当該ゲームが前回に実行された際の当該複数の項目のそれぞれの内容に設定してもよい。
また例えば、初期設定制御部110は、ゲームが前回実行された際の内容に基づいて、ユーザが所望する内容を推測し、初期内容を、推測された内容に設定することとしてもよい。例えば、初期設定制御部110は、ゲームが前回実行された際の項目の一部に設定された内容を、他の項目に設定された内容の組み合わせに対して予め定められた内容に置き換えることで、各項目の初期内容を設定してもよい。
また例えば、ゲームが過去に実行された際の内容に基づいて、ユーザに勧めるべき内容を決定し、初期内容を、決定された内容に設定することであってもよい。例えば、初期設定制御部110は、ゲームの複数の項目に設定する初期内容の推奨する組み合わせを予め複数用意し、複数の推奨する組み合わせのうち、ユーザの代表的な設定と最も類似する組み合わせに基づいて初期内容を設定してもよい。なお、ユーザの代表的な設定は、例えばユーザが過去に実行したゲームにおいて、複数の項目のそれぞれについて過去に設定された内容のうち、設定された回数が最も多い内容の組み合わせとしてもよい。
また例えば、ゲームが前回実行された際の内容に基づいて、ユーザに勧めるべき内容を決定し、初期内容を、決定された内容に設定することであってもよい。例えば、初期設定制御部110は、ゲームの複数の項目に設定する初期内容の推奨する組み合わせを予め複数用意し、複数の推奨する組み合わせのうち、ゲームが前回実行された際の内容と最も近い組み合わせに基づいて初期内容を設定してもよい。
なお、初期設定制御部110自体がゲームの複数の項目の初期内容を設定するようにしてもよいし、初期設定制御部110は、ゲームの複数の項目の初期内容の設定を他の装置に要求することとしてもよい。
また、初期設定制御部110は、ゲームが過去に実行されていない場合には、上記の複数の項目の初期内容を、予め定められた内容に設定することとしてもよい。ここで、上記の「予め定められた内容」は、光ディスクドライブ部13により、ゲームのデータを格納した光ディスクから読み出されることとしてもよい。
[3.3.第1表示制御部120]
第1表示制御部120は、主にゲーム装置10の制御部11、及び記憶部12により実現される。
第1表示制御部120は、ゲームに関する複数の項目のうちから少なくとも一つの項目の選択を受け付ける項目選択画面を表示部16に表示させる。ここで、上記の項目選択画面は、上記の複数の項目のうちの特定の項目の内容に関する情報を表示する領域を含む。
図4乃至図10に示すサッカーゲームの例においては、図5,図8,図9に示す設定メニュー画面G1021〜G1023が、上記の「項目選択画面」の一例に相当する。この場合に、「ボールタイプ」、「ゲームプラン」、「ユニフォームタイプ」、「スタジアム」等が上記の「複数の項目」の一例に相当する。そして、「スタジアム」が上記の「特定の項目」の一例に相当する。そして、図5,図8,図9における表示領域A202,A203,A204が、上記の「特定の項目の内容に関する情報を表示する領域」の一例に相当する。
ここで、上記の「項目選択画面」とは、例えば、複数の項目が表示された画面であって、これら複数の項目のうちの少なくとも一つをユーザが選択できるような画面である。
また、上記の「項目選択画面」とは、例えば、1又は複数の項目が関連づけられた選択肢が複数表示された画面であって、これら複数の選択肢のうちのいずれかをユーザが選択できるように構成された画面としてもよい。この場合、上記の「選択肢」としては、項目を示すボタン又はアイコン等の画像が表示されてよい。または、上記の「選択肢」としては、項目を示すテキストが表示されてもよい。
例えば、各種設定を行うための複数の設定画面にそれぞれ対応する複数のボタン(又はアイコン)が表示されたメニュー画面が「項目選択画面」に相当する。このメニュー画面の場合、ユーザがメニュー画面に表示された複数のボタン(又はアイコン)のいずれかを選択することによって、複数の設定画面のいずれかが選択されることになる。
また例えば、各種設定を行うための複数の設定画面をそれぞれ示す複数のテキストが表示され、さらに、複数のテキストの各々に対して、ゲーム装置10に接続されるゲームコントローラ15又はゲーム装置10本体に備えられたいずれかのボタンの種類が関連づけて表示されたメニュー画面が「項目選択画面」の一例に相当する。このメニュー画面の場合、ユーザがゲームコントローラ15又はゲーム装置10本体に備えられたいずれかのボタンを押下することによって複数の設定画面のいずれかが選択されることになる。言い換えれば、複数の設定画面の各々に遷移可能に構成されたメニュー画面が上記の「項目選択画面」の一例に相当する。
また、上記の「特定の項目」とは、ゲームの開発者、ゲームのサービス提供者、ユーザ等によって複数の項目のうちから選択された項目である。例えば、内容が変更される頻度が高い項目が「特定の項目」として設定されることとしてよい。また例えば、内容が変更される可能性が高い項目が「特定の項目」として設定されることとしてもよい。また例えば、内容を変更したいと考えるユーザが多いと推測される項目が「特定の項目」として設定されることとしてもよい。
なお、上記の「項目の内容」とは、項目に関して設定される内容である。すなわち、「項目の内容」とは項目の設定内容である。例えば、項目が「スタジアム」である場合には、試合会場として設定されるスタジアムが「項目の内容」に相当する。また例えば、項目が「ボールタイプ」である場合、試合で使用するサッカーボールとして設定されたサッカーボールの種類が「項目の内容」に相当する。
また、上記の「項目の内容に関する情報」とは、例えば、「項目の内容」を識別する情報である。例えば、項目が「スタジアム」である場合には、試合会場として設定されたスタジアムの識別情報が「項目の内容に関する情報」に相当する。また例えば、項目が「ボールタイプ」である場合には、試合で使用するサッカーボールとして設定されたサッカーボールの種類の識別情報が「項目の内容に関する情報」に相当する。
また、上記の「項目の内容に関する情報」とは、例えば、項目の内容(すなわち、項目の設定内容)を示す画像であってもよい。また例えば、上記の「項目の内容に関する情報」とは、項目の内容を示すテキストであってもよい。また例えば、上記の「項目の内容に関する情報」とは、項目の内容を示す画像及びテキストの組み合わせであってもよい。例えば、項目が「スタジアム」である場合、試合会場として設定されているスタジアムの画像が「項目の内容に関する情報」の一例に相当する。また、試合会場として設定されているスタジアムの名称(テキスト)も「項目の内容に関する情報」の一例に相当する。
例えば、第1表示制御部120は項目選択画面を生成して、該項目選択画面を表示部16に表示させる。または、例えば、第1表示制御部120は、項目選択画面を表示するために必要なデータを他の装置に送信するものであってもよい。すなわち、第1表示制御部120は、項目選択画面を表示するために必要なデータを他の装置に送信することによって、他の装置が該データに基づいて項目選択画面を表示装置に表示させるものであってもよい。
なお、上記の「項目選択画面を表示するために必要なデータ」とは、項目選択画面を生成するために必要なデータであってもよいし、生成された項目選択画面を示すデータであってもよい。また、上記の「項目選択画面を表示するために必要なデータ」とは画像のデータであってもよい。すなわち、第1表示制御部120は、表示されている内容を見たユーザが項目を選択できる「画像」を生成し、上記生成する「画像」を表示部16に表示することとしてもよい。
[3.4.操作受付部130]
操作受付部130は、主にゲーム装置10の制御部11、記憶部12、操作部15、及び表示部16により実現される。
操作受付部130は、ユーザにより操作部15を介して行われる操作を受け付ける。例えば、操作受付部130は、表示部16に画面が表示されている状態でユーザにより操作部15を介して行われる操作を受け付ける。
また、操作受付部130は、第1操作受付部131、第2操作受付部132、及び実行開始操作受付部133を含む。
[3.5.第1操作受付部131]
例えば、第1操作受付部131は、複数の項目のうちから少なくとも一つの項目の選択を受け付ける項目選択画面が表示されている場合において、少なくとも一つの項目を選択する第1操作を受け付ける。
図4乃至図10に示すサッカーゲームの例においては、設定メニュー画面G1021において選択枠P300により画面要素P201、P203〜P206のいずれかが囲まれた状態でゲームコントローラ15の所定ボタン(例えばボタン23B)を押下する操作が「第1操作」の一例に相当する。すなわち、図4乃至図10に示すサッカーゲームの例の場合、第1操作受付部131は、設定メニュー画面G1021が表示されている場合において、選択枠P300により画面要素P201、P203〜P206のいずれかが囲まれた状態でゲームコントローラ15の所定ボタン(例えばボタン23B)を押下する操作を「第1操作」として受け付ける。
上記の「第1操作」はユーザにより行われる操作である。例えば、「項目選択画面」が複数の項目が表示された画面である場合では、項目選択画面に表示される複数の項目のうちの少なくとも一つを選択する操作が上記の「第1操作」に相当する。また例えば、項目選択画面に表示される複数の項目のうちの少なくとも一つが複数の操作を介して選択される場合には、それら複数の操作が「第1操作」に相当する。具体的には、例えば、複数の項目のうちの少なくとも一つを選択状態に設定し、その後、確定操作を行うことによって、その時点で選択状態に設定されている項目を「選択した項目」として確定するようになっている場合であれば、「選択状態に設定する操作」と「確定操作」との組み合わせが上記の「第1操作」に相当する。
また例えば、「項目選択画面」が複数の選択肢(1又は複数の項目が関連づけられた選択肢)が表示された画面である場合には、例えば、項目選択画面に表示される複数の選択肢のうちの少なくとも一つを選択する操作が上記の「第1操作」に相当する。また例えば、項目画面に表示される複数の選択肢のうちの少なくとも一つが複数の操作を介して選択される場合には、それら複数の操作が上記の「第1操作」に相当する。具体的には、例えば、複数の選択肢のうちの少なくとも一つを選択状態に設定し、その後、確定操作を行うことによって、その時点で選択状態に設定されている選択肢に関連づけられている項目を「選択した項目」として確定するようになっている場合であれば、「選択状態に設定する操作」と「確定操作」との組み合わせが「第1操作」に相当する。
また例えば、上記の「第1操作」は、ユーザが把持可能な操作部15を用いて行われる操作である。例えば、「項目選択画面」が複数の設定画面にそれぞれ対応する複数の画面要素(アイコン等)が表示された画面である場合であって、かつ、操作がゲームコントローラ15を用いて行われる場合には、方向ボタン群22又は左スティック24Lを用いていずかの画面要素を選択状態に設定し、ゲームコントローラ15の所定のボタンを押下することによって、選択状態に設定されたアイコンを「選択したアイコン」として確定する操作が「第1操作」に相当する。
また例えば、「項目選択画面」が複数の設定画面にそれぞれ対応する複数の画面要素(アイコン等)が表示された画面である場合であって、かつ、操作がタッチパネルを用いて行われる場合には、タッチパネルを用いていずれかの画面要素を指し示すことによって画面要素を選択する操作が「第1操作」に相当する。
なお、第1操作受付部131は、第1操作を受け付けると、第1操作を示す情報を第2表示制御部140に出力する。
[3.6.第2表示制御部140]
第2表示制御部140は、主にゲーム装置10の制御部11、及び記憶部12により実現される。
第2表示制御部140は、項目選択画面が表示されている場合において、第1操作受付部131により受け付けられる第1操作に応じて、複数の項目のうちから選択された項目の内容の変更を受け付ける設定画面を表示部16に表示させる。
例えば図4乃至図10に示すゲームの例においては、ボールタイプ設定画面、ゲームプラン設定画面、ユニフォームタイプ設定画面、スタジアム設定画面G103(図6)、その他設定画面の各々が「設定画面」の一例に相当する。すなわち、複数の項目のうちから選択された項目が「スタジアム」である場合には、図6に示すスタジアム設定画面G103が「設定画面」の一例に相当する。
ここで、上記の「設定画面」とは、例えば、ユーザによって行われる第1操作により選択される項目の現在の内容が表示される画面である。また、上記の「設定画面」とは、第1操作に応じて、表示される項目の内容が変更されるような画面である。なお、項目の内容の変更は、設定画面に表示された内容が変更された時点で確定されるようにしてもよいし、確定操作が行われた時点又は設定画面が消える時点(すなわち、設定画面から他の画面(項目選択画面等)に遷移する時点)で確定されるようにしてもよい。なお、上記の設定画面で項目の内容が変更された場合には、変更された項目の内容が設定内容テーブルTBL101に書き込まれる。
例えば、第2表示制御部140は、設定画面を生成して、該設定画面を表示部16に表示させる。また例えば、第2表示制御部140は、設定画面を表示するために必要なデータを他の装置に送信することとしてもよい。すなわち、第2表示制御部140は、設定画面を表示するために必要なデータを他の装置に送信することによって、他の装置が該データに基づいて設定画面を表示装置に表示させることができるようにしてもよい。
なお、上記の「設定画面を表示するために必要なデータ」とは、設定画面を生成するために必要なデータであってもよいし、生成された設定画面を示すデータであってもよい。また、上記の「設定画面を表示するために必要なデータ」は画像のデータであってもよい。すなわち、第2表示制御部140は、表示されている内容を見たユーザが、項目の内容を変更できる「画像」を生成し、上記生成する「画像」を表示部16に表示することとしてもよい。
[3.7.第2操作受付部132]
第2操作受付部132は、項目選択画面が表示されている場合において、複数の項目のうちの特定の項目の内容を変更するための第2操作を受け付ける。
例えば図4乃至図10に示すゲームの例においては、図5,図8,図9に示す設定メニュー画面G1021〜G1023が表示部16に表示されている状態で「R1」ボタン又は「L1」ボタンを押下する操作が「第2操作」の一例に相当している。すなわち、第2操作受付部132は、図5,図8,図9に示す設定メニュー画面G1021〜G1023が表示部16に表示されている場合において、「R1」ボタン又は「L1」ボタンを押下する操作を「第2操作」として受け付ける。
ここで、上記の「第2操作」とは、特定の項目の内容を現在の内容から他の内容に変更するためにユーザにより行われる操作である。また、上記の「第2操作」とは、第1操作とは異なる操作である。
例えば、上記の「第2操作」は、ユーザが把持可能な操作部15(ゲームコントローラ15)を用いて行われる操作である。また例えば、上記の「第2操作」は、第1操作に用いられる操作部材とは異なる操作部材を用いて行われる操作である。また例えば、上記の「第2操作」は、操作部15(ゲームコントローラ15)を把持しているユーザから見て操作部15(ゲームコントローラ15)の奥側の側面に備えられる操作部材を用いて行われる。なお、「ユーザから見て奥側の側面」とは、ユーザによって通常把持される向きで置かれた操作手段を六面図によって表すと仮定した場合に背面図として描かれることになる面である。また、「ユーザから見て奥側の側面」とは、ユーザが操作手段を把持した場合に人差し指又は中指によって接触される面である。例えば、図3に示すゲームコントローラ15の場合であれば、奥側側面27が「ユーザから見て奥側の側面」に相当する。
また例えば、上記の「第2操作」は、タッチパネルを用いて行われる操作であってもよい。操作がタッチパネルを用いて行われる場合には、例えば、タッチパネル上で指を、第1操作の方向とは異なる所定方向(例えば上下方向又は左右方向)にスライドすることによって項目の内容を変更する操作が「第2操作」に相当する。具体的には、例えば、特定項目の内容に関する情報を表示する領域(例えば表示領域A202)において指を所定方向(例えば左右方向)にスライドすることによって項目の内容を変更する操作が「第2操作」に相当する。
なお、第2操作受付部132は、第2操作を受け付けると、第2操作を示す情報を変更制御部150に出力する。
[3.8.変更制御部150]
変更制御部150は、主にゲーム装置10の制御部11、及び記憶部12により実現される。
変更制御部150は、項目選択画面が表示部16に表示されている場合において、第1操作とは異なる第2操作に応じて、特定の項目の内容を変更する。例えば、変更制御部150は、項目選択画面が表示部16に表示されている状態で第2操作受付部132により第2操作が受け付けられた場合に、特定の項目の内容を変更する。
例えば、変更制御部150は、上記の第2操作に応じて、記憶部12(データ記憶部100)に記憶された特定の項目の内容に関する情報の少なくとも一部を変更する。
例えば図4乃至図10に示すゲームの例においては、特定の項目が「スタジアム」に相当するため、変更制御部150は、上記の第2操作に応じて、試合会場として選択されているスタジアムを変更する。すなわち、変更制御部150は、上記の第2操作に応じて、設定内容テーブルTBL101に記憶されるスタジアムIDを変更する。
例えば、変更制御部150は、上記の第2操作に応じて、試合会場として選択されているスタジアム(特定の項目の内容の一例)を、予め定められた複数のスタジアムのうちで所定の順序に従って切り替える。
ここで、「所定の順序」とは、試合会場(すなわち試合に用いるスタジアム)として設定可能な複数のスタジアムのそれぞれについて定められた優先順位又は表示順位に基づいて決定される順序である。上記複数のスタジアムの各々に優先順位又は表示順位が設定されている場合、例えば、優先順位又は表示順位の昇順(すなわち、優先順位又は表示順位の早いものから遅いものへと向かう順序)が「所定の順序」の一例に相当する。または、例えば、優先順位又は表示順位の降順(すなわち、優先順位又は表示順位の遅いものから早いものへと向かう順序)が「所定の順序」の一例に相当する。
また、「所定の順序に従って切り替える」とは、試合会場(すなわち試合に用いるスタジアム)として設定されているスタジアムを、現在のスタジアムの前又は次のスタジアムに変更することである。ここで「現在のスタジアムの前のスタジアム」とは、現在のスタジアムの1つ前の順序のスタジアムである。また、「現在のスタジアムの次のスタジアム」とは、現在の内容の1つ後の順序のスタジアムである。
例えば、「所定の順序」が優先順位又は表示順位の昇順である場合であって、かつ、試合会場(すなわち試合に用いるスタジアム)として、優先順位又は表示順位が第i番目のスタジアムが設定されている場合であれば、試合会場を、優先順位又は表示順位が第i+1番目のスタジアムに変更することが「所定の順序に従って切り替える」ことに相当する。
また例えば、「所定の順序」が優先順位又は表示順位の降順である場合であって、かつ、試合会場(すなわち試合に用いるスタジアム)として、優先順位又は表示順位が第i番目のスタジアムが設定されている場合であれば、試合会場を、優先順位又は表示順位が第i−1番目のスタジアムに変更することが「所定の順序に従って切り替える」ことに相当する。
また例えば、変更制御部150は、試合会場(すなわち試合に用いるスタジアム)として、複数のスタジアムのうちの末尾のスタジアムが設定されている場合に、上記の第2操作に応じて、試合会場を、当該複数のスタジアムのうちの先頭のスタジアムに変更することとしてよい。
例えば、「所定の順序」が優先順位又は表示順位の昇順である場合であれば、「先頭のスタジアム」とは、最も早い優先順位又は表示順位が設定されたスタジアムである。例えば、優先順位又は表示順位が第1番目であるスタジアムが「先頭のスタジアム」に相当する。またこの場合、「末尾のスタジアム」とは、最も遅い優先順位又は表示順位が設定されたスタジアムである。例えば、複数のスタジアムがN(N:2以上の自然数)個のスタジアムである場合、優先順位又は表示順位が第N番目であるスタジアムが「末尾のスタジアム」に相当する。
また例えば、「所定の順序」が優先順位又は表示順位の降順である場合であれば、「先頭のスタジアム」とは、最も遅い優先順位又は表示順位が設定されたスタジアムである。例えば、複数のスタジアムがN(N:2以上の自然数)個のスタジアムである場合、優先順位又は表示順位が第N番目であるスタジアムが「先頭のスタジアム」に相当する。またこの場合、「末尾のスタジアム」とは、最も早い優先順位又は表示順位が設定されたスタジアムである。例えば、優先順位又は表示順位が第1番目であるスタジアムが「末尾のスタジアム」に相当する。
なお、変更制御部150自体が、記憶部に記憶された特定項目の内容に関する情報の少なくとも一部を変更するのではなく、変更制御部150は、記憶部に記憶された特定項目の内容に関する情報の少なくとも一部を変更することを他の装置に要求することとしてもよい。
[3.9.実行開始操作受付部133]
上記の「項目選択画面」は、ゲームの実行が開始される前に表示され、上記のゲームの実行開始の指示を受け付ける画面となっており、実行開始操作受付部133は、項目選択画面が表示部16に表示されている状態でゲームの実行開始を指示する操作(以下、実行開始操作)を受け付ける。
例えば図4乃至図10に示すゲームの例においては、図5,図8,図9に示す設定メニュー画面G1021〜G1023が「項目選択画面」及び「ゲームの実行開始の指示を受け付ける画面」に相当しており、設定メニュー画面G1021〜G1023が表示部16に表示されている状態で画面要素P202を選択する操作が「実行開始操作」の一例に相当する。すなわち、図4乃至図10に示すゲームの例においては、実行開始操作受付部133は、図5,図8,図9に示す設定メニュー画面G1021〜G1023が表示部16に表示されている状態で画面要素P202を選択する操作を「実行開始操作」として受け付ける。
ここで、「実行開始操作」はユーザにより行われる操作である。例えば、「実行開始操作」は、ユーザが把持可能な操作部15(ゲームコントローラ15)を用いて行われる操作である。
また、「ゲームの実行開始の指示を受け付ける画面」とは、例えば、ゲームの実行開始を示す画面要素(例えばアイコン又はボタン等の画像)が表示された画面である。このような画面の場合、上記画面要素が選択された場合にゲームの実行開始が指示されたと判定される。このような場合、上記画面要素を選択する操作が「実行開始操作」の一例に相当する。例えば、操作がゲームコントローラ15を用いて行われるような場合であれば、上記画面要素を選択した状態でゲームコントローラ15の所定ボタン(例えばボタン23B)を押下する操作が「実行開始操作」の一例に相当する。また例えば、操作がタッチパネルを用いて行われるような場合であれば、タッチパネルを介して上記画面要素を指し示す操作が「実行開始操作」の一例に相当する。
また例えば、「ゲームの実行開始の指示を受け付ける画面」とは、ゲームの実行開始を示すテキストが表示された画面である。このような画面の場合、ゲームの実行開始を示すテキストが指示された場合にゲームの実行開始が指示されたと判定される。このような場合、ゲームの実行開始を示すテキストを指示する操作が「実行開始操作」の一例に相当する。
また例えば、「ゲームの実行開始の指示を受け付ける画面」とは、ゲームの実行を開始するためには所定の操作を行うべき旨が表示された画面である。このような画面の場合、所定の操作が行われた場合にゲームの実行開始が指示されたと判定される。このような場合、所定の操作が「ゲームの実行開始を指示する操作」の一例に相当する。具体的には、例えば、「ゲームの実行を開始する場合にはボタンを押下して下さい」のようなテキストが表示された画面が「ゲームの実行開始の指示を受け付ける画面」の一例に相当する。このような画面の場合、ボタンが押下された場合にゲームの実行開始が指示されたと判定される。このような場合、ボタンを押下する操作が「ゲームの実行開始を指示する操作」の一例に相当する。
また、ここで、「ゲームの実行」とは、例えば複数の項目について設定された内容に基づいてゲームを実行することである。
例えば、ゲームが仮想3次元空間を利用するゲームである場合には、仮想3次元空間を構築し、仮想3次元空間を更新することが「ゲームの実行」の一例に相当する。なお、この場合、複数の項目について設定された内容に応じて、構築される仮想3次元空間の内容が変化することになる。例えばサッカーゲームにおいては、スタジアム、ボールタイプ、ユニフォーム等の項目について設定された内容に基づいてピッチ、選手、ボール等を含む仮想3次元空間を構築し、ユーザから受け付ける操作に基づいて仮想3次元空間を更新することが「ゲームの実行」の一例に相当する。
また例えば、ゲームがスポーツゲームである場合には、スポーツの試合を実行することが「ゲームの実行」の一例に相当する。また例えば、ゲームがユーザと対戦相手(ユーザ又はコンピュータ)が対戦するゲームである場合には、対戦を実行することが「ゲームの実行」の一例に相当する。
また、「ゲームの実行開始」とは、例えば上記の「ゲームの実行」が開始されることである。また例えば、「ゲームの実行開始」とは、上記の「ゲームの実行」を制御するためのプログラムに基づいて制御部が処理を開始するである。また例えば、「ゲームの実行開始」とは、ユーザによるゲームのプレイを開始させることである。例えば、ゲームがスポーツゲームである場合、「ゲームの実行開始」とは、スポーツの試合を開始することである。
また、「ゲームの実行が開始される前」とは、例えば上記の「ゲームの実行」が開始される時点より前である。また、上記の「ゲームの実行が開始される前」とは、例えば「ゲームの実行開始の指示」を受け付ける時点より前の時点ともいえる。また例えば、ゲームの複数の項目についての設定内容が確定する時点より前の期間は「ゲームの実行が開始される前」となる。例えば、スポーツゲームの場合には、スポーツの試合が開始される前、試合を行う選手の入場シーンが表示される前、選手紹介の前等が「ゲームの実行が開始される前」に相当することとしてよい。また例えば、サッカーゲームの場合には、キックオフの前、野球ゲームの場合にはプレイボールの前、アイスホッケーゲームの場合には、フェイスオフの前等が「ゲームの実行が開始される前」に相当することとしてよい。また例えば、対戦格闘ゲームの場合には、格闘するキャラクタが所定の配置に着く前、戦闘開始の合図(ゴング)が鳴る前等が「ゲームの実行が開始される前」に相当することとしてよい。また例えば、アクションゲームにおいて、ユーザの操作によりキャラクタの動作が制御可能となる前、プレイ時間の計時の開始や、制限時間の残り時間の減算が開始される前等が「ゲームの実行が開始される前」に相当することとしてよい。
なお、実行開始操作受付部133は、実行開始操作を受け付けると、実行開始操作を示す情報を実行開始制御部160に出力する。
[3.10.実行開始制御部160]
実行開始制御部160は、主にゲーム装置10の制御部11、及び記憶部12により実現される。
実行開始制御部160は、項目選択画面が表示されている場合において、ゲームの実行開始操作(すなわち、ゲームを実行の開始を指示する操作)に応じて、ゲームの実行を開始するための制御を複数の項目の内容に基づいて実行する。
ここで、「ゲームの実行を開始するための制御」とは、例えば、ゲームの実行を開始することである。なお、ゲームの実行を開始するための処理を実行することも「ゲームの実行を開始するための制御」に相当する。例えば、サッカーゲームの場合、サッカーの試合を開始することが「ゲームの実行を開始するための制御」の一例に相当する。また例えば、サッカーゲームの場合、図10に示す試合開始画面G104を表示部16に表示させることも「ゲームの実行を開始するための制御」の一例に相当する。
また、「ゲームの実行を開始するための制御」とは、例えば、ゲームの実行の開始を他の装置に要求することであってもよい。なお、ゲームの実行を開始するための処理の実行を他の装置に要求することも「ゲームの実行を開始するための制御」の一例に相当する。
[4.ゲーム装置10において実行される処理]
次に、ゲーム装置10において実行される処理の一例を説明する。図13乃至図15は、ゲーム装置10において実行される処理を示す図である。図13乃至図15に示す処理は、ゲーム装置10の制御部11が記憶部12に記憶されたプログラム又は光ディスクドライブ部13により光ディスクから読み出したプログラムに基づいて実行するものである。以下では、サッカーゲームについて、試合開始前に行われるゲームの設定を制御する処理の一例について説明する。
[4.1.ゲームの設定制御処理]
図13には、ゲームの設定を制御する処理のフロー図を示す。図13に示されるように、ゲーム装置10の制御部11は、ゲームが前回実行された際のゲームの複数の項目の内容に基づいて、複数の項目の初期内容を設定する処理を実行する(S100)。例えば、ゲーム装置10の制御部11は、ゲームの前回実行時の設定内容を記憶した設定内容テーブルTBL101を参照して、複数の項目の初期内容を設定する。
次に、ゲーム装置10の制御部11は、複数の項目の初期内容に基づいて、設定メニュー画面(項目選択画面の一例)を表示部16に表示する(S102)。例えば図5に示す設定メニュー画面G1021が、S102で表示される設定メニュー画面の一例に相当する。この場合、表示領域A202〜A204には、試合会場として現在選択されているスタジアムの情報が表示される。すなわち、ゲーム(サッカーの試合)が前回実行された際に選択されたスタジアムの情報が表示される。
次に、ゲーム装置10の制御部11は、操作部15から供給される操作信号に基づいて、第2操作が受け付けられたか否かを判定する(S104)。例えば、「第2操作」とは、「R1」ボタン又は「L1」ボタンの押下操作である。
第2操作が受け付けられた場合(S104:Y)、ゲーム装置10の制御部11は、複数の項目のうちの特定項目であるスタジアムの設定内容を変更する処理(スタジアムの変更制御処理)を実行する(S106)。なお、スタジアムの変更制御処理の詳細については図14に示すフロー図に基づいて後述する。
スタジアムの変更制御処理(S106)が実行された後、又は、第2操作が受け付けられていない場合(S104:N)、ゲーム装置10の制御部11はS108の処理に進む。
ゲーム装置10の制御部11は、操作部15から供給される操作信号に基づいて、第1操作が受け付けられたか否かを判定する(S108)。例えば、「第1操作」とは、複数の項目の中から1つの項目を選択する操作である。例えば、「第1操作」とは、設定メニュー画面G1021において選択枠P300により画面要素P201、P203〜P206のいずれかが囲まれた状態でゲームコントローラ15の所定ボタン(例えばボタン23B)を押下する操作である。この場合には、選択枠P300により囲まれている画面要素に対応する項目が、選択された項目(以下、選択項目)となる。
第1操作が受け付けられた場合(S108:Y)、ゲーム装置10の制御部11は複数の項目の中から選択された選択項目の設定内容を変更する処理(選択項目の変更制御処理)を実行する(S110)。なお、選択項目の変更制御処理の詳細については図15に示すフロー図に基づいて後述する。
選択項目の変更制御処理(S110)が実行された後、又は、第1操作が受け付けていない場合(S108:N)、ゲーム装置10の制御部11はS112の処理に進む。
ゲーム装置10の制御部11は、操作部15から供給される操作信号に基づいて、試合開始操作(実行開始操作)が受け付けられたか否かを判定する(S112)。例えば、「試合開始操作」とは、設定メニュー画面G1021において選択枠P300により画面要素P202が囲まれた状態でゲームコントローラ15の所定ボタン(例えばボタン23B)を押下する操作である。
試合開始操作が受け付けられていない場合(S112:N)、ゲーム装置10の制御部11はS104に戻る。一方、試合開始操作が受け付けられた場合(S112:Y)、ゲーム装置10の制御部11は、複数の項目の設定内容に基づいてサッカーの試合を開始させるための処理を実行する(S114)。さらに、ゲーム装置10の制御部11は、操作部15から供給される操作信号に基づいてサッカーの試合を制御し(S116)、所定の終了条件が満足される場合に、試合を終了させて処理を終了する。
[4.2.スタジアム(特定項目)の変更制御処理]
次に、図14に示すフロー図に基づいて、スタジアムの変更制御処理について説明する。
図14に示されるように、ゲーム装置10の制御部11は、試合会場として現在選択されているスタジアムの優先順位(n)を取得する(S120)。例えば、ゲーム装置10の制御部11は、試合会場として現在選択されているスタジアムを識別するスタジアムIDに関連づけられた優先順位(n)を取得する。
その後、ゲーム装置10の制御部11は、S104において「R1」ボタンの押下操作が受け付けられたか否かを判定する(S122)。S104において「R1」ボタンの押下操作が受け付けられた場合(S122:Y)、ゲーム装置10の制御部11はS124の処理を実行する。
すなわち、ゲーム装置10の制御部11はnがNに等しいか否かを判定する(S124)。ここで、「N」はユーザが選択可能なスタジアムの数を示している。言い換えれば、「N」はスタジアムの優先順位の最大値を示している。nがNに等しくない場合(S124:N)、ゲーム装置10の制御部11はnに1加算してnを更新する(S126)。一方、nがNに等しい場合(S124:Y)、ゲーム装置10の制御部11はnに1を代入してnを更新する(S128)。
そして、ゲーム装置10の制御部11は、S126又はS128で更新されたnに基づいて、優先順位が「n」のスタジアムを試合会場として選択する(S130)。すなわち、試合会場として現在選択されているスタジアムが、優先順位が「n」のスタジアムに更新される。なおこの場合、ゲーム装置10の制御部11は、新たに試合会場として選択されたスタジアムの識別情報を、設定内容テーブルTBL101に書き込む。
また、ゲーム装置10の制御部11は、設定メニュー画面G1021におけるスタジアムの情報を表示する表示領域A202〜A204の表示内容を、優先順位が「n」のスタジアムに関する情報に更新する(S132)。
S132の処理の実行された後、又は、S104において「R1」ボタンの押下操作が受け付けられていない場合(S122:N)、ゲーム装置10の制御部11はS134の処理に進む。
すなわち、ゲーム装置10の制御部11は、S104において「L1」ボタンの押下操作が受け付けられたか否かを判定する(S134)。S104において「L1」ボタンの押下操作が受け付けられた場合(S134:Y)、ゲーム装置10の制御部11はS136の処理を実行する。
すなわち、ゲーム装置10の制御部11はnが1に等しいか否かを判定する(S136)。nが1に等しくない場合(S136:N)、ゲーム装置10の制御部11はnから1を減算してnを更新する(S138)。一方、nが1に等しい場合(S136:Y)、ゲーム装置10の制御部11はnにNを代入してnを更新する(S140)。なお先述したように、「N」はユーザが選択可能なスタジアムの数を示している。言い換えれば、「N」はスタジアムの優先順位の最大値を示している。
そして、ゲーム装置10の制御部11は、S138又はS140で更新されたnに基づいて、優先順位が第n番目のスタジアムを試合会場として選択する(S142)。すなわち、試合会場として現在選択されているスタジアムが、優先順位が「n」のスタジアムに更新される。なおこの場合、ゲーム装置10の制御部11は、新たに試合会場として選択されたスタジアムの識別情報を、設定内容テーブルTBL101に書き込む。
また、ゲーム装置10の制御部11は、設定メニュー画面G1021におけるスタジアムの情報を表示する表示領域A202〜A204の表示内容を、優先順位が「n」のスタジアムに関する情報に更新する(S144)。
S144の処理が実行された後、又は、S104において「L1」ボタンの押下操作が受け付けられていない場合(S134:N)、ゲーム装置10の制御部11はスタジアムの変更制御処理を抜ける。
[4.3.選択項目の変更制御処理]
次に、図15に示すフロー図に基づいて、選択項目の変更制御処理について説明する。
図15に示されるように、ゲーム装置10の制御部11は、S108において受け付けた第1操作により選択された選択項目の設定画面を表示部16に表示する(S150)。例えば、選択項目がスタジアムである場合には、ゲーム装置10の制御部11はスタジアム設定画面G103を表示部16に表示する。
次に、ゲーム装置10の制御部11は、操作部15から供給される操作信号に基づいて、選択項目の内容を変更する操作を受け付けた否かを判定する(S152)。選択項目の内容を変更する操作が受け付けられた場合(S152:Y)、ゲーム装置10の制御部11は、受け付けられた操作に基づいて選択項目の内容を更新する(S154)。なおこの場合、ゲーム装置10の制御部11は、更新された選択項目の内容を、設定内容テーブルTBL101に書き込む。
S154の処理が実行された後、又は、選択項目の内容を変更する操作を受け付けられていない場合(S152:N)、ゲーム装置10の制御部11は、操作部15から供給される操作信号に基づいて、選択項目の設定を終える操作が受け付けられたか否かを判定する(S156)。
選択項目の設定を終える操作が受け付けられていない場合(S156:N)、ゲーム装置10の制御部11はS152の処理に戻る。一方、選択項目の設定を終える操作が受け付けられた場合(S156:Y)、ゲーム装置10の制御部11は、選択項目の設定画面から設定メニュー画面G1021に戻るように表示を制御して(S158)、選択項目の変更制御処理を抜ける。
以上がゲーム装置10により実行されるゲームの設定を制御する処理の一例である。
以上説明したゲーム装置10によれば、項目の内容を変更するためには、原則として、項目選択画面において項目を選択することによって表示させた設定画面で変更する必要があるが、特定の項目に関しては、設定画面を表示させることなく、項目選択画面において項目の内容を変更できるようになる。これによって、特定の項目の内容を変更するためにユーザが行うべき操作の数を減らすことが可能になる。
また、ゲーム装置10によれば、特定の項目に関しては、設定画面を表示させることなく、項目選択画面において項目の内容を変更でき、さらに、ゲームの実行開始の指示も項目選択画面においてできるため、特定の項目の内容を変更してゲームの実行を開始させるためにユーザが行うべき操作の数が減るようになる。すなわち、特定の項目の内容を変更してゲームの実行を開始させることをユーザが速やかに行えるようになる。
また、ゲーム装置10によれば、例えば、複数の項目の初期内容を、ゲームが過去に実行された際の内容と同様の内容に設定できるようになる。これにより、複数の項目の内容をゲームが過去に実行された際の内容と同様の内容に設定してゲームを実行することを望むユーザが行うべき操作の数を減らすことが可能になる。
また、ゲーム装置10によれば、例えば、複数の項目の初期内容を、ゲームが前回実行された際の内容と同様の内容に設定できるようになる。これにより、複数の項目の内容をゲームが前回実行された際の内容と同様の内容でゲームを実行することを望むユーザが行うべき操作の数を減らすことが可能になる。
また、ゲーム装置10によれば、特定の項目の内容として、複数の内容のうちの末尾の内容が設定されている場合に、第2操作に応じて、特定の項目の内容が、複数の内容のうちの先頭の内容に変更されるようになる。このため、ユーザは第2操作を繰り返し行う(又はユーザは第2操作を行い続ける)ことによって、再度、特定の項目の内容を所望の内容に設定することができる。
[5.変形例]
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。
〔1〕以上では、単体のゲーム装置10によってゲームが実行される場合について説明したが、ゲーム装置10がゲームサーバと通信することによってゲームが実行されるようにしてもよい。すなわち、本発明は、例えば図16に示すようなゲームシステム1にも適用することが可能である。
図16に示すゲームシステム1はゲームサーバ30(ゲーム制御装置の一例)とゲーム装置10Aとを含む。ゲームサーバ30及びゲーム装置10AはネットワークNに接続される。このため、ゲームサーバ30とゲーム装置10Aとの間で相互にデータ通信が可能である。
ゲームサーバ30は例えばサーバコンピュータによって実現される。図16に示すように、ゲームサーバ30は制御部31、記憶部32、及び通信部33を含む。制御部31は例えば少なくとも一つのマイクロプロセッサ等を含み、オペレーティングシステムやその他のプログラムに従って処理を実行する。記憶部32は主記憶部(例えばRAM)及び補助記憶部(例えばハードディスクドライブ又はソリッドステートドライブ)を含む。通信部33はネットワークNを介してデータ通信を行うためのものである。
なお、ゲーム装置10Aは、第1の実施形態に係るゲーム装置10と同様の構成としてよいため、ここでは説明を省略する。
ゲームシステム1においても、例えば図4乃至図10に示すゲームと同様のゲームが実行される。
次に、図17に基づいて、ゲームシステム1に備えられる機能について説明する。図17は、ゲームシステム1で実現される機能のうち、本発明に関連する機能を示す機能ブロック図である。
図17に示すように、ゲーム装置10Aは、機能として操作受付部130、第1表示制御部170、及び第2表示制御部180を含む。例えばゲーム装置10Aでは、ゲーム装置10Aの制御部11が記憶部12に記憶されるプログラムに従って処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。
また、図17に示すように、ゲームサーバ30は、機能としてデータ記憶部100、初期設定制御部110、第1表示制御部121、第2表示制御部141、変更制御部150、及び実行開始制御部160を含む。例えばゲームサーバ30では、ゲームサーバ30の制御部31が記憶部32に記憶されるプログラムに従って処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。
なお、データ記憶部100、初期設定制御部110、操作受付部130、変更制御部150、及び実行開始制御部160は、図11と同様の機能を有するため、ここでは説明を省略する。
ただし、図17において、操作受付部130で受け付けられた操作のデータはゲームサーバ30に送信される。すなわち、第1操作受付部131は、受け付けた第1操作を示すデータを、第2表示制御部141に対して送信する。第2操作受付部132は、受け付けた第2操作を示すデータを、変更制御部150に対して送信する。実行開始操作受付部133は、受け付けた実行開始操作を示すデータを、実行開始制御部160に対して送信する。
また、図17においては、第1表示制御部121と第1表示制御部170とが協働することによって、図11の第1表示制御部120と同様の機能が実現される。具体的には、第1表示制御部121は、第1表示制御部120の機能のうち、画面のデータを生成する機能を主に担当し、第1表示制御部170は、第1表示制御部120の機能のうち、画面のデータに基づいて表示部16に画面を表示させる機能を主に担当する。すなわち、第1表示制御部121は、ゲーム装置10Aの表示部16に項目選択画面を表示させるために、項目選択画面のデータを生成して該データをゲーム装置10Aの第1表示制御部170に送信する。また、第1表示制御部170は、第1表示制御部121から受信される項目選択画面のデータに基づいて項目選択画面を表示部16に表示させる。
また、図17においては、第2表示制御部141と第2表示制御部180とが協働することによって、図11の第2表示制御部140と同様の機能が実現される。具体的には、第2表示制御部141は、第2表示制御部140の機能のうち、画面のデータを生成する機能を主に担当し、第2表示制御部180は、第2表示制御部140の機能のうち、画面のデータに基づいて表示部16に画面を表示させる機能を主に担当する。すなわち、第2表示制御部141は、ゲーム装置10Aの表示部16に設定画面を表示させるために、設定画面のデータを生成して該データをゲーム装置10Aの第2表示制御部180に送信する。また、第2表示制御部180は、第2表示制御部141から受信される設定画面のデータに基づいて設定画面を表示部16に表示させる。
なお、上記ゲームシステム1によってもゲーム装置10と同様の効果が奏される。
〔2〕例えば、ゲーム装置10は携帯ゲーム機により実現することとしてもよい。
図18及び図19はゲーム装置10Bの外観の一例を示す図である。図18は、ゲーム装置10Bを正面前方から見た様子を表す斜視図である。図18に示すように、ゲーム装置10Bは第1筐体1201と第2筐体1202とを含む。第1筐体1201と第2筐体1202とはヒンジ部124を介して結合される。
第1筐体1201は第1表示部118A及び音声出力部119を含む。一方、第2筐体1202は方向ボタン115C、ボタン115A,115B,115X,115Yを含む。方向ボタン115Cは例えば方向指示操作に用いられる。ボタン115A,115B,115X,115Yは各種操作に用いられる。また第2筐体1202は、第2表示部118Bと、第2表示部118Bの上に重ねられたタッチパネル115Tとを含む。タッチパネル115Tは、例えば第2表示部118Bに表示される画面内の位置を指定するために用いられる。
図19は、折り畳み状態(第1筐体1201の表面と第2筐体1202の表面とが合わされた状態)のゲーム装置10Bの背面図である。図19に示すように、第2筐体1202の背面(奥側側面)の左右にはボタン115L,115Rがそれぞれ設けられる。また、第2筐体1202の背面の中央には、情報記憶媒体であるゲームメモリカードを装着可能なメモリカードスロット部113が設けられる。
ゲーム装置10Bにおいては、例えば、ボタン115Lがゲームコントローラ15における「L1」ボタンに相当し、ボタン115Rがゲームコントローラ15における「R1」ボタンに相当する。例えば、ゲーム装置10Bにおいては、図5,図8,図9に示される設定メニュー画面G1021が第1表示部118A又は第2表示部118Bに表示されている状態でボタン115L又はボタン115Rを押下する操作が、「第2操作」の一例に相当することとなる。
〔3〕また例えば、ゲーム装置10,10Bやゲームシステム1において実行されるゲームはサッカーゲーム以外のゲームとしてもよい。すなわち、本発明は、サッカーゲーム以外のゲームにも適用することが可能である。例えば、本発明は、サッカーゲーム以外のスポーツゲーム(例えば野球ゲーム、バスケットボールゲーム、アメリカンフットボールゲーム、アイスホッケーゲーム、又はラグビーゲーム等)に適用することが可能である。また例えば、本発明はスポーツゲーム以外のゲームにも適用することが可能である。
〔4〕また例えば、上記の実施形態と上記の変形例〔1〕〜〔3〕を適宜組み合わせてもよい
[6.付記]
以上のような記載から、本発明は例えば以下のように把握される。なお、本発明の理解を容易にするために、適宜図面に記載された符号を括弧書きで記載するが、それにより本発明が図示の態様に限定されるものではない。
1)本発明の一態様に係るゲーム制御装置(10,10B、30)は、複数の項目(例えばP201〜P206)のうちから少なくとも一つの項目の選択を受け付ける項目選択画面(例えばG1021〜G1023)を表示手段(16)に表示させる第1表示制御手段(120)と、前記項目選択画面が表示されている場合において、少なくとも一つの前記項目を選択する第1操作(例えばボタン23Bの押下)に応じて、選択された項目の内容の変更を受け付ける設定画面(例えばG103)を前記表示手段に表示させる第2表示制御手段(140)と、を含むゲーム制御装置(10,10B、30)であって、前記項目選択画面は、前記複数の項目のうちの特定の項目(例えばスタジアム)の内容に関する情報を表示する領域(例えばA202〜A204)を含み、前記ゲーム制御装置(10,10B、30)は、前記項目選択画面が表示されている場合において、前記第1操作(ボタン23B)とは異なる第2操作(例えばボタン25R,ボタン25Lの押下げ)に応じて、前記領域に表示されている前記特定の項目の内容を変更する変更制御手段(150)をさらに含む。
2)本発明の一態様に係るゲーム制御装置(10,10B、30)の制御方法は、複数の項目(例えばP201〜P206)のうちから少なくとも一つの項目の選択を受け付ける項目選択画面を表示手段に表示させる第1表示制御ステップ(例えばS102)と、前記項目選択画面が表示されている場合において、少なくとも一つの前記項目を選択する第1操作(例えばボタン23Bの押下)に応じて、選択された項目の内容の変更を受け付ける設定画面を前記表示手段に表示させる第2表示制御ステップ(例えばS150)と、を含むゲーム制御装置(10,10B、30)の制御方法であって、前記項目選択画面は、前記複数の項目のうちの特定の項目(例えばスタジアム)の内容に関する情報を表示する領域(例えばA202〜A204)を含み、前記ゲーム制御装置(10,10B、30)の制御方法は、前記項目選択画面が表示されている場合において、前記第1操作とは異なる第2操作(例えばボタン25R,ボタン25Lの押下げ)に応じて、前記領域に表示されている前記特定の項目の内容を変更する変更制御ステップ(S106)をさらに含む。
3)本発明の一態様に係るゲームシステム(1)は、複数の項目(例えばP201〜P206)のうちから少なくとも一つの項目の選択を受け付ける項目選択画面(G1021〜G1023)を表示手段(16)に表示させる第1表示制御手段(120)と、前記項目選択画面が表示されている場合において、少なくとも一つの前記項目を選択する第1操作(例えばボタン23Bの押下)に応じて、選択された項目の内容の変更を受け付ける設定画面(例えばG103)を前記表示手段に表示させる第2表示制御手段(140)と、を含むゲームシステム(1)であって、前記項目選択画面は、前記複数の項目のうちの特定の項目(例えばスタジアム)の内容に関する情報を表示する領域(例えばA202〜A204)を含み、前記ゲームシステム(1)は、前記項目選択画面が表示されている場合において、前記第1操作とは異なる第2操作(例えばボタン25R,ボタン25Lの押下げ)に応じて、前記領域に表示されている前記特定の項目の内容を変更する変更制御手段(150)をさらに含む。
4)本発明の一態様に係るゲームシステム(1)の制御方法は、複数の項目(例えばP201〜P206)のうちから少なくとも一つの項目の選択を受け付ける項目選択画面(例えばG1021〜G1023)を表示手段に表示させる第1表示制御ステップ(S102)と、前記項目選択画面が表示されている場合において、少なくとも一つの前記項目を選択する第1操作(例えばボタン23Bの押下)に応じて、選択された項目の内容の変更を受け付ける設定画面(例えばG103)を前記表示手段に表示させる第2表示制御ステップ(S150)と、を含むゲームシステム(1)の制御方法であって、前記項目選択画面は、前記複数の項目のうちの特定の項目(例えばスタジアム)の内容に関する情報を表示する領域(例えばA202〜A204)を含み、前記ゲームシステム(1)の制御方法は、前記項目選択画面が表示されている場合において、前記第1操作とは異なる第2操作(例えばボタン25R,ボタン25Lの押下げ)に応じて、前記領域に表示されている前記特定の項目の内容を変更する変更制御ステップ(S106)をさらに含む。
5)本発明の一態様に係るプログラムは、複数の項目(例えばP201〜P206)のうちから少なくとも一つの項目の選択を受け付ける項目選択画面(例えばG1021〜G1023)を表示手段(16)に表示させる第1表示制御手段(120)と、前記項目選択画面が表示されている場合において、少なくとも一つの前記項目を選択する第1操作(例えばボタン23Bの押下)に応じて、選択された項目の内容の変更を受け付ける設定画面(例えばG103)を前記表示手段に表示させる第2表示制御手段(140)と、としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記項目選択画面は、前記複数の項目のうちの特定の項目(例えばスタジアム)の内容に関する情報を表示する領域(例えばA202〜A204)を含み、前記プログラムは、前記項目選択画面が表示されている場合において、前記第1操作とは異なる第2操作(例えばボタン25R,ボタン25Lの押下げ)に応じて、前記領域に表示されている前記特定の項目の内容を変更する変更制御手段(150)として前記コンピュータをさらに機能させる、ことを特徴とするプログラムである。
6)また、本発明の一態様に係る情報記憶媒体は、上記5)に記載のプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な情報記憶媒体である。
上記1)〜6)に記載の発明によれば、本来は複数の項目のうちから少なくとも一つの項目の選択を受け付ける画面である項目選択画面において、該複数の項目のうちの特定の項目の内容に関する情報が表示され、項目選択画面が表示されている場合において、少なくとも一つの項目を選択する第1操作とは異なる第2操作に応じて、特定の項目の内容が変更される。上記の発明では、項目の内容を変更するためには、原則として、項目選択画面において項目を選択することによって表示させた設定画面で変更する必要があるが、特定の項目に関しては、設定画面を表示させることなく、項目選択画面において項目の内容を変更できるようになる。そのため、上記の発明によれば、以上のようにすることによって、特定の項目の内容を変更するためにユーザが行うべき操作の数を減らすことが可能になる。
7)本発明の一態様では、1)に記載のゲーム制御装置(10,10B、30)において、前記項目選択画面(例えばG1021〜G1023)は、前記ゲームの実行が開始される前に表示され、前記ゲームの実行開始の指示(例えばP202の選択)を受け付ける画面であり、前記ゲーム制御装置(10,10B、30)は、前記項目選択画面が表示されている場合において、前記ゲームの実行開始を指示する操作に応じて、前記ゲームの実行を開始するための制御を前記複数の項目の内容に基づいて実行する実行開始制御手段(160)をさらに含む、こととしてよい。
7)に記載のゲーム制御装置(10,10B、30)によれば、本来は複数の項目のうちから少なくとも一つの項目の選択を受け付ける画面である項目選択画面において、特定の項目の内容の変更と、ゲームの実行開始の指示との両方を行えるようになる。特定の項目に関しては、設定画面を表示させることなく、項目選択画面において項目の内容を変更でき、さらに、ゲームの実行開始の指示も項目選択画面においてできるため、特定の項目の内容を変更してゲームの実行を開始させるためにユーザが行うべき操作の数が減るようになる。すなわち、特定の項目の内容を変更してゲームの実行を開始させることをユーザが速やかに行えるようになる。
8)本発明の一態様では、1)又は7)に記載のゲーム制御装置(10,10B、30)において、前記ゲームが過去に実行された際の前記複数の項目の内容に基づいて、前記複数の項目の初期内容を設定する初期設定制御手段(110)を含む、こととしてよい。
8)に記載のゲーム制御装置(10,10B、30)によれば、複数の項目の初期内容が、ゲームが過去に実行された際の内容に基づいて設定される。ユーザは複数の項目の内容をゲームが過去に実行された際の内容と同様の内容に設定してゲームを実行することを望む場合がある。この点、以上のようにすることによって、例えば、複数の項目の初期内容を、ゲームが過去に実行された際の内容と同様の内容に設定できるようになる。この場合、複数の項目の内容をゲームが過去に実行された際の内容と同様の内容に設定してゲームを実行することを望むユーザは複数の項目の内容を変更する必要がなくなる。すなわち、複数の項目の内容をゲームが過去に実行された際の内容と同様の内容に設定してゲームを実行することを望むユーザが行うべき操作の数を減らすことが可能になる。
9)本発明の一態様では、8)に記載のゲーム制御装置(10,10B、30)において、前記初期設定制御手段(110)は、前記ゲームが前回実行された際の前記複数の項目の内容に基づいて、前記複数の項目の初期内容を設定する、こととしてよい。
9)に記載のゲーム制御装置(10,10B、30)によれば、複数の項目の初期内容が、ゲームが前回実行された際の内容に基づいて設定される。ユーザは複数の項目の内容をゲームが前回実行された際の内容と同様の内容に設定してゲームを実行することを望む場合がある。この点、以上のようにすることによって、例えば、複数の項目の初期内容を、ゲームが前回実行された際の内容と同様の内容に設定できるようになる。この場合、複数の項目の内容をゲームが前回実行された際の内容と同様の内容に設定してゲームを実行することを望むユーザは複数の項目の内容を変更する必要がなくなる。すなわち、複数の項目の内容をゲームが前回実行された際の内容と同様の内容でゲームを実行することを望むユーザが行うべき操作の数を減らすことが可能になる。
10)本発明の一態様では、1)、7)乃至9)のいずれかに記載のゲーム制御装置(10,10B、30)において、前記変更制御手段(150)は、前記第2操作(例えばボタン25R,ボタン25Lの押下げ)に応じて、前記特定の項目(例えばスタジアム)の内容を、予め定められた複数の内容のうちで所定の順序に従って切り替える切替手段を含み、前記切替手段は、前記特定の項目の内容として、前記複数の内容のうちの末尾の内容が設定されている場合に、前記第2操作に応じて、前記特定の項目の内容を、前記複数の内容のうちの先頭の内容に変更する手段を含む、こととしてよい。
10)に記載の発明によれば、第2操作に応じて、特定の項目の内容が、予め定められた複数の内容のうちで所定の順序に従って順番に切り替わるようになる。このような場合、特定の項目の内容が所望の内容に設定された状態でユーザが誤って第2操作を行った結果、特定の項目の内容が、所望の内容よりも後の内容に変更されてしまう場合がある(すなわち、所望の内容が通過してしまう場合がある)。この点、上記態様によれば、特定の項目の内容として、上記複数の内容のうちの末尾の内容が設定されている場合に、第2操作に応じて、特定の項目の内容が、複数の内容のうちの先頭の内容に変更されるようになる。このため、ユーザは第2操作を繰り返し行う(又はユーザは第2操作を行い続ける)ことによって、再度、特定の項目の内容を所望の内容に設定することができる。