JP2016029991A - 腰痛緩和器具 - Google Patents

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將吾 秋吉
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【課題】車の運転中に使用を行ない,かつ,腰痛を持っている運転者に効果的で快適な腰痛緩和器具を提供する。【解決手段】腰痛緩和器具1は,自動車の座席5に吊り掛ける吊り掛け部材2と,吊り掛け部材2に連結される突起状部材3と,を備えている。突起状部材3は,球状の2個の突起部3a,3bが背骨に対して横方向に連設して形成されている。吊り掛け部材2は,当該吊り掛け部材2の長さを調整する長さ調整機構2aを有している。【選択図】図2

Description

本発明は,腰痛緩和器具に関する。
腰痛は,種々の原因によって発症するが,痛みが慢性化することが多く,根治が難しい病態である。そのため,腰痛を悪化させないよう,様々な治療や工夫をしながら,付き合っていかなければならないことが多い。
また,長時間の車の運転が原因となって,腰痛を発症したり,悪化させることがある。すなわち,長時間の車の運転では,長時間同じ姿勢を保つこととなるため,このことが腰周りの筋肉を緊張させてしまう。そして,この筋肉の緊張が原因となって,緊張性腰痛を引き起こしたり,緊張性腰痛の症状を悪化させたりすることとなる。
この腰痛を治療または防止等するために,様々な技術が提案されている(特許文献1から3)。
特開2007−105308号公報 特開2011−036553号公報 特開2002−291573号公報
特許文献1および2には,腰痛を防止等するためのベルトに関する技術が開示されている。これらの技術は,腰回りを固定し,腰椎のずれを矯正等することにより,腰痛の悪化を防止することを特徴とするものであり,固定という手段によって腰痛を悪化させない点において優れた技術である。
しかしながら,これらの技術を車の運転中に用いると,運転姿勢の固定化に繋がってしまう。従って,これらの技術は,必ずしも車の運転の際に適した技術とはいえない。
特許文献3には,車に乗る際に用いられる吊り下げ式チューブ状腰痛等防止具が開示されている。この技術は,エアーによる膨らみ(エアー袋)によって腰を刺激する点,ならびに,エアー袋の位置調整が容易である点において優れた技術である。
しかしながら,エアー袋は,柔らかすぎるために,腰へは面として接することとなる。そのため,エアー袋は,腰への刺激が弱く,筋肉の緊張をほぐすのに十分とはいえず,腰痛緩和効果が薄い点において課題を有するといえる。また,一旦,エアー袋の位置を調整してしまうと,エアー袋が腰の同じ位置に継続して接することとなってしまい,このことが痛いところに手が届かないというもどかしさを生じさせてしまう。
上記事情を背景として,本発明では,車の運転中に使用を行ない,かつ,腰痛を持っている運転者に効果的で快適な腰痛緩和器具の開発を課題とする。
発明者は,鋭意研究の結果,車の運転中に使用する際の腰位置への調整機構と,快適な刺激を与え得る突起具とを備えた腰痛緩和器具に着想し,本発明を完成させるに至った。
本発明に係る腰痛緩和器具は,以下の構成からなる。
本発明の第一の構成は,背もたれに吊り掛ける吊り掛け部材と,突起部を有し,前記吊り掛け部材に連結される突起状部材と,を備え,前記吊り掛け部材は,当該吊り掛け部材の長さを調整する長さ調整機構を有していることを特徴とする腰痛緩和器具である。
本発明の第二の構成は,前記突起部が,球状又は楕円球状に形成されていることを特徴とする第一の構成に記載の腰痛緩和器具である。
本発明の第三の構成は,前記突起部が,半球状,半楕円球状又は三角錐状に形成されていることを特徴とする第一の構成に記載の腰痛緩和器具である。
本発明の第四の構成は,前記突起部が,背骨に対して横方向に複数個連設されていることを特徴とする第一から第三の構成のいずれかに記載の腰痛緩和器具である。
本発明の第五の構成は,前記突起状部材が,背骨に対して縦方向に複数個連結されていることを特徴とする第一から第四の構成のいずれかに記載の腰痛緩和器具である。
本発明の第六の構成は,前記突起状部材が,ゴムないしプラスチックからなることを特徴とする第一から第五の構成のいずれかに記載の腰痛緩和器具である。
本発明の第七の構成は,前記吊り掛け部材が,紐状吊り輪からなることを特徴とする第一から第六の構成のいずれかに記載の腰痛緩和器具である。
本発明により,車の運転中に使用を行ない,かつ,腰痛を持っている運転者に効果的で快適な腰痛緩和器具の提供が可能となった。
すなわち,本発明によれば,調整機構を有した吊り掛け部材を用いて,突起状部材を容易に腰位置に調整することが可能となる。加えて,突起状部材は,腰を刺激するに適切な形状と固さを有しており,長時間の運転においても腰位置をずらすなどにより,適切な刺激を腰周りに与えることが可能となる。
また,本発明の腰痛緩和器具は,背もたれを有していればこれを利用することができるため,例えば,デスクワークを行う際に,椅子の背もたれ上部にかけて腰にあてながら用いることもできる。
本発明の実施の形態1における腰痛緩和器具の構成の一例を示す斜視図 本発明の実施の形態1における腰痛緩和器具の使用状態を示す斜視図 本発明の実施の形態1における腰痛緩和器具の構成部材である突起状部材の一例を示す平面図 本発明の実施の形態1における腰痛緩和器具の構成部材である突起状部材の他の例を示す平面図 本発明の実施の形態1における腰痛緩和器具の構成の他の例を示す正面図 本発明の実施の形態2における腰痛緩和器具の構成を示す斜視図 本発明の腰痛緩和器具の試作例を示す写真画像
以下,好適な実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し,下記の実施の形態は本発明を具現化した例に過ぎず,本発明はこれに限定されるものではない。
[腰痛緩和器具の概要]
本発明の腰痛緩和器具は,吊り掛け部材と突起状部材を必須の構成要素とする。
吊り掛け部材は,自動車の座席や椅子などの背もたれの上部にこれを吊り掛けるとともに,その長さを調整することによって突起状部材を腰の適切な位置に位置させる機能を有する。吊り掛け部材は,これら吊り掛け機能および長さ調整機能を有する限り,特に限定されるものではなく,種々の構成のものを採用することができる。
本発明において,吊り掛け部材は,紐状吊り輪からなることが好ましい(図1参照)。この好ましい構成によれば,当該紐状吊り輪を自動車の座席や椅子などのヘッドレスト部分に吊り掛けるだけで,簡単に腰痛緩和器具を設置することが可能となる(図2参照)。また,突起状部材を腰の適切な位置に位置させることが容易となるので,腰痛緩和器具の使用性を向上させることもできる。
突起状部材は,吊り掛け部材に連結され,突起部によって腰周りの筋肉を刺激する機能を有する。突起状部材は,この突起部による刺激機能を有する限り,特に限定されるものではなく,種々の形状のものを採用することができる。突起部の形状としては,例えば,球状,楕円球状,多角形状,半球状,半楕円球状,三角錐状などが挙げられる(図3,図4参照)。また,突起状部材は,剣山のように,複数の棒状突起が集まったような形状とすることもできる(不図示)。
本発明において,突起状部材は,ゴムないしプラスチックからなることが好ましい。この好ましい構成によれば,突起状部材の形状を容易にコントロールすることが可能となるとともに,突起部に適度な硬さを与えることが可能となる。そのため,突起状部材による腰への刺激を効果的に行なうことが可能になるという効果を有する。このような突起部の硬さの目安としては,例えば,硬式テニスボール程度の硬さのものとすることができる。
本発明において,突起部は,球状又は楕円球状に形成されていることが好ましい。この好ましい構成によれば,球状ないし楕円球状によるなだらかな突起部が得られ,長時間の使用においても強過ぎず,かつ,適度な刺激を腰周りに与えることができるという効果を有する。加えて,突起状部材を腰の適切な位置に調整した後も,腰をずらすなどして,当該突起状部材を動かすことが容易となるので,腰周りの広い範囲に刺激を与えることができる。
本発明において,突起部は,背骨に対して横方向に複数個連設されていることが好ましい。この好ましい構成によれば,背骨の左右両側の筋肉を刺激することが可能となり,効率的な腰周りへの刺激が可能になるとともに,突起状部材の位置を安定させることができるという効果が得られる。
本発明において,突起状部材は,背骨に対して縦方向に複数個連結されていることが好ましい。この好ましい構成によれば,背骨縦方向の筋肉を広く刺激することが可能となるので,腰周りの広い範囲に刺激を与えることができ,かつ,突起状部材の位置が安定するという効果が得られる。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1における腰痛緩和器具の構成について,図1から図3を参照しながら説明する。
図1は,本発明の実施の形態1における腰痛緩和器具の構成の一例を示す斜視図,図2は,当該腰痛緩和器具の使用状態を示す斜視図,図3は,当該腰痛緩和器具の構成部材である突起状部材の一例を示す平面図である。
図1から図3Aに示すように,本実施の形態の腰痛緩和器具1は,自動車の座席5に吊り掛ける吊り掛け部材2と,突起部3a,3bを有し,吊り掛け部材2に連結される突起状部材3と,を備えている。ここで,吊り掛け部材2は,紐状吊り輪からなっている。これにより,当該紐状吊り輪を自動車の座席5のヘッドレスト部分5aに掛けるだけで,簡単に腰痛緩和器具1を設置することができるようになっている。
さらに,吊り掛け部材2は,当該吊り掛け部材2の長さを調整する長さ調整機構2aを有している。これにより,突起状部材3を腰の適切な位置に位置させることができるようになっている。そして,このように突起状部材3を腰の適切な位置に調整することが容易となるので,腰痛緩和器具1の使用性を向上させることもできる。
なお,突起状部材3の略中央部には,紐状吊り輪からなる吊り掛け部材2を通すためのU字状部材4が固着されている。
突起状部材3は,球状の2個の突起部3a,3bが背骨に対して横方向に連設して形成されている。この構成によれば,突起状部材3の真ん中の凹部3cがちょうど背骨のところに位置することになり,背骨の左右両側の筋肉を球状の突起部3a,3bによって刺激することが可能となる。そして,この突起状部材3を用いる場合,縦方向に背中を動かすと,その摩擦に応じて突起状部材3も縦方向に多少上下することができるので,機械式のマッサージのような刺激効果を得ることができる。
以上のように,本実施の形態の腰痛緩和器具1の構成によれば,車の運転中に使用を行ない,かつ,腰痛を持っている運転者に効果的で快適な腰痛緩和器具を提供することが可能となる。
なお,本実施の形態においては,突起部が球状に形成されている場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。
突起部は,例えば,楕円球状(回転楕円体状)に形成されていてもよい。図3Bに示す突起状部材6は,楕円球状の2個の突起部6a,6bが背骨に対して横方向に連設して形成されている。この構成によれば,突起状部材6の真ん中の凹部6cがちょうど背骨のところに位置することになり,背骨の左右両側の筋肉を楕円球状の突起部6a,6bによって刺激することが可能となる。そして,この突起状部材6を用いる場合も,縦方向に背中を動かすと,その摩擦に応じて突起状部材6も縦方向に多少上下することができるので,機械式のマッサージのような刺激効果を得ることができる。
また,突起部は,例えば,多角形状に形成されていてもよい。図3Cに示す突起状部材7においては,それぞれ円錐状のものが2つ合わさったような形で2個の突起部7a,7bが形成されており,これら2個の突起部7a,7bが背骨に対して横方向に連設されている。この構成によれば,突起状部材7の真ん中の凹部7cがちょうど背骨のところに位置することになり,背骨の左右両側の筋肉を,各突起部7a,7bの,円錐状のものが2つ合わさった箇所によって刺激することが可能となる。そして,この突起状部材7を用いる場合も,縦方向に背中を動かすと,その摩擦に応じて突起状部材7も縦方向に多少上下することができるので,機械式のマッサージのような刺激効果を得ることができる。
また,図4に示すように,突起部は,半球状,半楕円球状又は三角錐状に形成されていてもよい。この構成によれば,半球状や半楕円球状,三角錐状によるなだらかな突起部が得られ,長時間の使用においても強過ぎず,かつ,適度な刺激を腰周りに与えることができる。加えて,突起状部材を腰の適切な位置に位置させた後は,当該突起状部材を安定してその位置に保持することが可能となるので,腰痛部分に集中的に刺激を与えることができる。
図4Dに示す突起状部材8は,半球状の2個の突起部8a,8bが背骨に対して横方向に連設して形成されている。この構成によれば,突起状部材8の真ん中の凹部8cがちょうど背骨のところに位置することになり,背骨の左右両側の筋肉を半球状の突起部8a,8bによって刺激することが可能となる。この突起状部材8は,裏側の面が平面となっており,上下左右に動きにくい形状となっている。そのため,突起状部材8を腰の適切な位置に位置させた後は,当該突起状部材8を安定してその位置に保持することが可能となるので,腰痛部分に集中的に刺激を与えることができる。
図4Eに示す突起状部材9は,半楕円球状の2個の突起部9a,9bが背骨に対して横方向に連設して形成されている。この構成によれば,突起状部材9の真ん中の凹部9cがちょうど背骨のところに位置することになり,背骨の左右両側の筋肉を半楕円球状の突起部9a,9bによって刺激することが可能となる。この突起状部材9は,裏側の面が平面となっており,上下左右に動きにくい形状となっている。そのため,突起状部材9を腰の適切な位置に位置させた後は,当該突起状部材9を安定してその位置に保持することが可能となるので,腰痛部分に集中的に刺激を与えることができる。
図4Fに示す突起状部材10は,三角錐状の2個の突起部10a,10bが背骨に対して横方向に連設して形成されている。ここで,腰に接する三角錐状の突起部10a,10bの頂点は,丸みを帯びて形成されている。この構成によれば,突起状部材10の真ん中の凹部10cがちょうど背骨のところに位置することになり,背骨の左右両側の筋肉を,三角錐状の突起部10a,10bの頂点によって刺激することが可能となる。この突起状部材10は,裏側の面が平面となっており,上下左右に動きにくい形状となっている。そのため,突起状部材10を腰の適切な位置に位置させた後は,当該突起状部材10を安定してその位置に保持することが可能となるので,腰痛部分に集中的に刺激を与えることができる。
また,本実施の形態においては,1つの突起状部材3を備えた腰痛緩和器具1を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば図5に示すように,突起状部材3は,背骨に対して縦方向に複数個連結されていてもよい。この構成によれば,背骨縦方向の筋肉を広く刺激することが可能となるため,腰周りの広い範囲に刺激を与えることができ,かつ,突起状部材3の位置を安定させることができるという効果が得られる。
図5に示す腰痛緩和器具11においては,3個の突起状部材3が連結部材12を介して背骨に対して縦方向に連結されている。また,各突起状部材3は,球状の2個の突起部3a,3bが背骨に対して横方向に連設して形成されている。この構成によれば,各突起状部材3の真ん中の凹部3cがちょうど背骨のところに位置することになり,背骨の左右両側の筋肉を球状の突起部3a,3bによって刺激することが可能となる。また,突起状部材3が縦方向に3個連結されていることから,腰周りの広い範囲に刺激を与えることが可能となる。加えて,各突起状部材3を腰の適切な位置に位置させた後は,各突起状部材3を安定してその位置に保持することが可能となるので,腰痛部分に集中的に刺激を与えることができる。
また,本実施の形態においては,2個の突起部3a,3bが背骨に対して横方向に連設して形成された突起状部材3を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。突起部の個数は1個であっても3個以上であってもよい。突起部の個数が3個以上であれば,腰周りのさらに広い範囲に刺激を与えることが可能となる。
[実施の形態2]
次に,本発明の実施の形態2における腰痛緩和器具の構成について,図6をも参照しながら説明する。
図6は,本発明の実施の形態2における腰痛緩和器具の構成を示す斜視図である。
図6に示すように,本実施の形態の腰痛緩和器具13は,自動車の座席5(図2参照)に吊り掛ける吊り掛け部材14と,突起部15a,15bを有し,吊り掛け部材14に連結される突起状部材15と,を備えている。ここで,吊り掛け部材14は,紐状吊り輪からなっている。これにより,当該紐状吊り輪を自動車の座席5のヘッドレスト部分5a(図2参照)に掛けるだけで,簡単に腰痛緩和器具13を設置することができるようになっている。
突起状部材15の略中央には,上下方向に貫通孔16が穿設されている。これにより,紐状吊り輪からなる吊り掛け部材14の下端部分を,当該貫通孔16に挿通することができるようになっている。紐状吊り輪からなる吊り掛け部材14の,貫通孔16の下端から突出した部分には,ストッパとなる留め具17が取り付けられている。そして,この留め具17を吊り掛け部材14上でスライドさせることにより,紐状吊り輪からなる吊り掛け部材14の,貫通孔16の上端から突出する部分(吊り掛け部材本体)の長さを調整することができるようになっている(長さ調整機構)。ここで,留め具17は,突出方向に付勢された押圧部材17aを押圧操作することにより,当該留め具17による吊り掛け部材14の締め付け状態を解いて,吊り掛け部材14上をスライドさせることができるようになっている。
このように,本実施の形態の腰痛緩和器具13も,上記実施の形態1の腰痛緩和器具1と同様に,吊り掛け部材14の長さを調整して,突起状部材15を腰の適切な位置に位置させることができるようになっている。そして,このように突起状部材15を腰の適切な位置に調整することが容易となるので,腰痛緩和器具13の使用性を向上させることもできる。
突起状部材15は,球状の2個の突起部15a,15bが背骨に対して横方向に連設して形成されている。この構成によれば,突起状部材15の真ん中の凹部15cがちょうど背骨のところに位置することになり,背骨の左右両側の筋肉を球状の突起部15a,15bによって刺激することが可能となる。そして,この突起状部材15を用いる場合,縦方向に背中を動かすと,その摩擦に応じて突起状部材15も縦方向に多少上下することができるので,機械式のマッサージのような刺激効果を得ることができる。
以上のように,本実施の形態の腰痛緩和器具13の構成によれば,車の運転中に使用を行ない,かつ,腰痛を持っている運転者に効果的で快適な腰痛緩和器具を提供することが可能となる。
なお,本実施の形態においては,突起部が球状に形成されている場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。
上記実施の形態1の腰痛緩和器具1の場合と同様に,突起部は,例えば,楕円球状(回転楕円体状),多角形状に形成されていてもよい(図3B,C参照)。
また,突起部は,半球状,半楕円球状又は三角錐状に形成されていてもよい(図4参照)。
また,本実施の形態においては,1つの突起状部材15を備えた腰痛緩和器具13を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。
上記実施の形態1の腰痛緩和器具11の場合と同様に,突起状部材15は,背骨に対して縦方向に複数個連結されていてもよい(図5参照)。
また,本実施の形態においては,2個の突起部15a,15bが背骨に対して横方向に連設して形成された突起状部材15を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。突起部の個数は1個であっても3個以上であってもよい。突起部の個数が3個以上であれば,腰周りのさらに広い範囲に刺激を与えることが可能となる。
[試作例]
図7に,本発明の腰痛緩和器具の試作例を示す。図1,図6は,この試作例を単純化して図面化したものである。また,図2は,この試作例を使用している状態をも示している。
試作例において,突起状部材は,球状の2個の突起部が背骨に対して横方向に連設して形成されている。この突起状部材は,ゴム状素材からなる2個の突起部を布で覆ったものであり,硬式テニスボール程度の硬さを有している。突起状部材の真ん中の凹部には,吊り掛け部材(紐状吊り輪)が連結されている。吊り掛け部材は,長さ調整機構を有しており,この長さ調整機構を用いて,腰の適切な位置に突起状部材が来るように吊り掛け部材の長さを調整することが可能となっている。吊り掛け部材は,図2に示すように,自動車の座席のヘッドレスト部分に吊り掛けて使用される。
1,11,13 腰痛緩和器具
2,14 吊り掛け部材
2a 長さ調整機構
3,6,7,8,9,10,15 突起状部材
3a,3b,6a,6b,7a,7b,8a,8b,9a,9b,10a,10b,15a,15b 突起部
3c,6c,7c,8c,9c,10c,15c 凹部
4 U字状部材
5 自動車の座席
5a ヘッドレスト部分
12 連結部材
16 貫通孔
17 留め具
17a 押圧部材

Claims (7)

  1. 背もたれに吊り掛ける吊り掛け部材と,突起部を有し,前記吊り掛け部材に連結される突起状部材と,を備え,前記吊り掛け部材は,当該吊り掛け部材の長さを調整する長さ調整機構を有していることを特徴とする腰痛緩和器具。
  2. 前記突起部が,球状又は楕円球状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の腰痛緩和器具。
  3. 前記突起部が,半球状,半楕円球状又は三角錐状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の腰痛緩和器具。
  4. 前記突起部が,背骨に対して横方向に複数個連設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の腰痛緩和器具。
  5. 前記突起状部材が,背骨に対して縦方向に複数個連結されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の腰痛緩和器具。
  6. 前記突起状部材が,ゴムないしプラスチックからなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の腰痛緩和器具。
  7. 前記吊り掛け部材が,紐状吊り輪からなることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の腰痛緩和器具。
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