JP2016029426A - 光学装置 - Google Patents

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治彦 奥村
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Tomoya Tsuruyama
智也 鶴山
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Aira Hotta
あいら 堀田
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Yasuyuki Kokojima
快行 爰島
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    • G02B2027/013Head-up displays characterised by optical features comprising a combiner of particular shape, e.g. curvature

Abstract

【課題】ディスプレイの新たな応用を可能にする光学装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、光学装置は、第1、第2光学素子を含む。前記第1光学素子は、ディスプレイが出射する第1光が入射する第1面と、前記第1面とは異なる第2面と、を有する。前記第1光学素子は、複数の透過部と複数の非透過部とを含む。前記複数の透過部のそれぞれは前記第1面に対して平行な第1方向に延在する。前記複数の非透過部のそれぞれは、前記複数の透過部どうしの間に配置される。前記複数の非透過部の光透過率は前記複数の透過部の光透過率よりも低い。前記第2光学素子には、前記第2面から出射される第2光が入射する。前記第2光学素子は、前記第2光を集光することで第3光を出射し、前記第3光の光軸を、前記第1方向に対して平行な平面内で、前記第2光の光軸に対して傾斜させる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、光学装置に関する。
携帯型の通信機器やコンピュータなどに、ディスプレイが設けられる。このようなディスプレイの新たな応用が望まれる。
特開2012−163709号公報
本発明の実施形態は、ディスプレイの新たな応用を可能にする光学装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、光学装置は、第1光学素子と、第2光学素子と、を含む。前記第1光学素子は、ディスプレイが出射する第1光が入射する第1面と、前記第1面とは異なる第2面と、を有する。前記第1光学素子は、複数の透過部と複数の非透過部とを含む。前記複数の透過部のそれぞれは前記第1面に対して平行な第1方向に延在する。前記複数の非透過部のそれぞれは、前記複数の透過部どうしの間に配置される。前記複数の非透過部の光透過率は前記複数の透過部の光透過率よりも低い。前記第2光学素子には、前記第2面から出射される第2光が入射する。前記第2光学素子は、前記第2光を集光することで第3光を出射し、前記第3光の光軸を、前記第1方向に対して平行な平面内で、前記第2光の光軸に対して傾斜させる。
第1の実施形態に係る光学装置を示す模式的斜視図である。 第1の実施形態に係る光学装置を示す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る光学装置を示す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る光学装置を示す模式的平面図である。 第1の実施形態に係る光学装置を示す模式的平面図である。 図6(a)及び図6(b)は、第1の実施形態に係る光学装置の特性を示すグラフ図である。 図7(a)及び図7(b)は、第1の実施形態に係る光学装置を示す模式図である。 光学装置の特性を示す模式的平面図である。 図9(a)〜図9(f)は、光学装置の特性を示す模式図である。 図10(a)〜図10(d)は、光学装置の特性を示す模式的平面図である。 光学装置を示す模式的平面図である。 光学装置の特性を示すグラフ図である。 第1の実施形態に係る光学装置を示す模式的平面図である。 第2の実施形態に係る光学装置を示す模式的断面図である。 第2の実施形態に係る光学装置を示す模式的断面図である。 第3の実施形態に係る光学装置を示す模式的斜視図である。 実施形態に係る光学装置の使用状態を示す模式的断面図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る光学装置を例示する模式的斜視図である。
図2は、第1の実施形態に係る光学装置を例示する模式的断面図である。
図2は、図1のA1−A2線断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る光学装置110は、第1光学素子10と、第2光学素子20と、を含む。この例では、第3光学素子30が設けられている。第3光学素子30は、光学装置110に含まれても良く、光学装置110とは別に設けられても良い。
光学装置110は、ディスプレイ50(表示装置)と共に用いられる。例えば、ディスプレイ50の上に、光学装置110が配置される。ディスプレイ50と光学装置110とは、表示システム210に含まれる。
ディスプレイ50は、例えば、携帯型のディスプレイである。ディスプレイ50として、携帯通信機器(携帯電話、スマートフォンなど)、または、携帯型のパーソナルコンピュータなどが用いられる。ディスプレイ50は、外部からの映像情報を出力する表示装置単体を含む。実施形態において、ディスプレイ50は任意である。
ディスプレイ50は、表示面50aを有している。表示面50aから、表示映像を含む光(第1光L1)が出射する。
第1光学素子10は、例えば、ディスプレイ50の表示面50aの上に配置される。
第1光学素子10は、第1面10aと、第2面10bと、を有する。第1面10aには、表示面50aから出射した第1光L1が入射する。第2面10bは、第1面10aとは異なる。第2面10bは、第1面10aとは反対側の面である。第1光L1は、第1面10aに入射し、第1光学素子10を通過して、第2面10bから出射する。第2面10bから出射する光を第2光L2とする。
第1光学素子10は、複数の透過部12と複数の非透過部11とを含む。複数の透過部12のそれぞれは、第1方向に沿って延在する。第1方向は、第1面10aに対して平行な方向である。複数の透過部12は、第2方向に並ぶ。第2方向は、第1面10aに対して平行で、第1方向に対して垂直である。
第1方向をX軸方向とする。第2方向をY軸方向とする。X軸方向とY軸方向とに対して垂直な方向をZ軸方向とする。
複数の非透過部11のそれぞれは、複数の透過部12どうしの間に配置される。複数の非透過部11の光透過率は、複数の透過部12の光透過率よりも低い。
透過部12は、例えば、開口部である。非透過部11は、例えば、遮光部である。第1光学素子10から出射する第2光L2の広がりは、第1方向(X軸方向)と第2方向(Y軸方向)とで異なる。第1光L1が第1光学素子10を通過することで、第2方向に沿った第2光L2の広がりは、第1方向に沿った第2光L2の広がりよりも狭くされる。第1光学素子10の構成及び特性の例については、後述する。
第2光学素子20は、第1光学素子10の上に配置される。第2光学素子20には、第1光学素子10の第2面10bから出射する第2光が入射する。第2光学素子20は、第3面20aと第4面20bとを有する。第3面20aは、第2面10bに対向する。第3面20aは、例えば、X−Y平面に対して実質的に平行である。第3面20aには、第2光L2が入射する。第4面20bは、第3面20aとは異なる。第4面20bは、第3面20aとは反対側の面である。第3面20aに入射した光(第2光L2)は、第2光学素子20を通過して、第4面20bから出射する。第4面20bから出射するこの光を第3光L3とする。
第2光学素子20は、第2光L2を集光して、第3光L3として出射させる。さらに、第2光学素子20は、第3光L3の光軸を、第2光L2の光軸に対して傾斜させる。傾斜の方向は、第1方向に対して平行である。傾斜の方向は、第2方向に対して垂直である。第3光L3の主軸は、例えば、X−Z平面に対して平行である。このように、第2光学素子20は、第3光L3の光軸を、第1方向に対して平行な平面内で、第2光L2の光軸に対して傾斜させる。
例えば、第3光L3の主光線の光軸は、第2光L2の主光線の光軸に対して傾斜する(非平行である)。第3光L3の主光線の光軸と、第2光L2の主光線の光軸と、は、第2方向に対して垂直な平面(X−Z平面)に対して平行である。
傾斜した第3光L3が、第3光学素子30に入射し、第3光学素子30に反射して、観視者80に至る。観視者80は、ディスプレイ50(表示システム210)を観視する。観視者80は、光学装置110の使用者である。第3光学素子30は、例えば、コンバイナである。
すなわち、第2光学素子20は、第1面10aに対して傾斜して設けられる第3光学素子30に向けて、第3光L3を出射させる。
第3光学素子30は、第5面30aと第6面30bとを有する。第6面30bは、第5面30aとは異なる。第6面30bは、第5面30aとは反対側の面である。
第2光学素子20から出射した第3光L3は、第5面30aで反射する。第5面30aで反射した光を第4光L4とする。第4光L4が、観視者80に向けて進行する。すなわち、第3光L3は、第3光学素子30で反射して、観視者に入射する。
例えば、第5面30aで反射した第4光L4は、観視者80の片方の目81に入射する。第4光L4は、観視者80の他方の目には入射しない。
観視者80は、入射する第4光L4を片方の目81だけで視認し、他方の目では視認しない。一方の目だけで視認することで、奥行きの知覚が増強される。さらに、パララックスが生じないため、表示が見やすくなる。
このように、第3光学素子30は、反射性である。第3光学素子30は、さらに光透過性でも良い。すなわち、第3光学素子30は、半透過性半反射でも良い。
この場合、背景像を含む第5光L5は、第3光学素子30を通過する。例えば、第6面30bに入射する背景像を含む第5光L5は、第3光学素子30を通過して第5面30aから出射する。第5面30aから出射した第6光L6は、観視者80に向けて進行する。第6光L6は、観視者80の片方の目81と、他方の目と、の両方に入射する。
表示システム210においては、ディスプレイ50から出射した表示像は、観視者80の片方の目81に入射し、他方の目には入射しない。一方、背景像は、観視者の両方の目に入射する。観視者80は、背景像と重畳して、表示像を観視する。背景像は、両方の目で観視されるため、奥行きを知覚させる。一方、背景像と重畳された表示像は、片方の目81だけ観視されるため、表示像は、重畳された背景像の奥行き位置に知覚され易い。すなわち、表示像において、奥行きに関する知覚が増強される。
このように、実施形態においては、ディスプレイ50を直接観視する通常の使用方法に加えて、ディスプレイ50の新たな応用を可能にする。この新たな応用においては、表示像は、第3光学素子30で反射し、例えば、背景像と重畳させて知覚される。
ディスプレイ50は、観視者80から見て、実質的に水平に設置されることが望ましい。そして、ディスプレイ5から出射した光を反射させるために、第3光学素子30は、水平面から傾斜して設置される。実施形態に係る光学装置110においては、第1光学素子10及び第2光学素子20は、このようなディスプレイ50と第3光学素子30との間に配置される。
第2光学素子20は、実質的に水平に配置されるディスプレイ50からの光を、第3光学素子3に向けて入射させる。すなわち、光軸を傾斜させる。これにより、水平に配置されるディスプレイ50からの光を第3光学素子30に入射させ、反射させて、観視者80に入射させることができる。
さらに、実施形態においては、例えば、表示像を片方の目81のみで知覚させる。このために、観視者80に入射する光(第4光L4)の左右方向の広がりを小さくする。
例えば、第1光学素子10には、複数の透過部12と複数の非透過部11とが設けられる。これにより、第1光学素子10は、ディスプレイ50からの光(第1光L1)の広がりを制御して、左右方向(第2方向に対応)の広がりを小さくできる。これにより、観視者80に入射する光(第4光L4)の左右方向の広がりが狭くでき、その光は、観視者80の片方の目81だけに入射できる。
このように、第1光学素子10は、光の広がりを制御して、光の広がりを狭くする。さらに、第2光学素子20は、集光の機能を有する。すなわち、第2光学素子20においても、光の広がりが狭くされる。このように、第1光学素子10に加えて、第2光学素子20も用いて、光の広がりを狭くすることで、観視者80に入射する光(第4光L4)の左右方向の幅を狭くできる。
このように、第2光学素子20は、光軸の方向を変える機能と、光を集光する機能と、を有する。
第1光学素子20には、例えば、フレネルレンズを用いることができる。これにより、集光機能が得られる。そして、フレネルレンズの光学的な中心を、第1光学素子10の中心からシフトさせることで、第2光学素子20において、光軸の方向を変えることができる。
図1及び図2に示すように、第2光学素子20は、複数の凸状部21を含む。複数の凸状部21は、第3面20a及び第4面20bの少なくともいずれかに設けられる。複数の凸状部21は、例えば、同心で設けられる。
第3面20a(例えばX−Y平面)に投影したときに、複数の凸状部21のそれぞれは円弧状である。複数の凸状部21は、フレネルレンズを形成する。
図2に示すように、第2光学素子20は、光学的中心20cを有する。光学的中心20cは、第1光学素子10の中心10cからシフトしている。シフトの方向は、第1方向(X軸方向)に沿っている。
第1光学素子10の中心10cは、第1光学素子10の、X−Y平面(第1方向と第2方向とを含む平面)内の中心である。第2光学素子20の光学的中心20cは、第1光学素子10の中心10cから、第1方向において離間している。
これにより、第2光学素子20から出射する第3光L3の光軸が、第2光L2に対して傾斜し、第3光L3が第3光学素子30に入射できる。
図2に例示したように、第2光学素子20の光学的中心20cは、第2光学素子20の中に設けられていなくても良い。光学的中心20cは、第2光学素子20から離れた空間内に位置しても良い。光学的中心20cは、例えば、第2光学素子20に平行光を入射させて、焦点を結ぶ位置から推定することができる。
例えば、第3光学素子30は、下側部分30lと上側部分30uとを含む。上側部分30uと第1光学素子10との間の距離は、下側部分30lと第1光学素子10との間の距離よりも長い。このとき、第2光学素子20の光学的中心20cのシフトの方向は、第3光学素子30の上側部分30uから下側部分30lに向かう方向に対応する。すなわち、第2光学素子20の光学的中心20cと上側部分30uとの間の第1方向に沿った距離Duは、第2光学素子20の光学的中心20cと下側部分30lとの間の第1方向に沿った距離Dlよりも長い。
例えば、第2光学素子20と第3光学素子30との間における第3光L3の進行方向を第1面10a(X−Y平面)に投影した方向の向きは、上側部分30uから下側部分30lに向かう方向を第1面10aに投影した方向の向きと同じである。
図3は、第1の実施形態に係る光学装置を例示する模式的断面図である。
図3に示すように、ディスプレイ50から出射した第1光L1は、Z軸方向に沿う成分(例えば主光線)を有する。第1光L1が第1光学素子10に入射し、第2光L2が第1光学素子10から出射する。第1光L1のうちのZ軸方向に沿う成分(主光線)の方向は、第1光学素子20を通過しても変わらない。第2光L2が、第2光学素子20に入射して、第3光L3が第2光学素子20から出射する。第3光L3は、Z軸に対して傾斜する。図3に描かれた3つの光線が、第3光学素子30で方向が変えられ、そして、集光されて、第4光L4として、観視者80に入射する。
図4は、第1の実施形態に係る光学装置を例示する模式的平面図である。
図4は、第1光学素子10を例示している。
図4に示すように、複数の透過部12と複数の非透過部11とが設けられる。複数の透過部12のそれぞれには、例えば、透明な樹脂、及び、透明なガラスの少なくともいずれかが用いられる。複数の非透過部11のそれぞれには、例えば、金属膜が用いられる。
複数の非透過部11のそれぞれの第2方向(Y軸方向)に沿った幅w11は、例えば、50マイクロメートル(μm)以上である。幅w11は、100μm以上でも良い。複数の透過部12のそれぞれの第2方向に沿った幅w12は、例えば、100μm以上1000μm以下である。幅w11が過度に狭いと、例えば、製造が困難となる。幅w11が過度に広いと、例えば、透過光の遮蔽の程度が大きくなり、観視時の表示機能が著しく低減する。幅w12が過度に狭いと、例えば、幅w11が透過光の遮蔽の程度が大きくなる。幅w12が過度に広いと、例えば、視域(観視領域)を所望のように限定することが困難になる。その結果、単眼視による観視が困難になる。
図5は、第1の実施形態に係る光学装置を例示する模式的平面図である。
図5は、第2光学素子20を例示している。
図5に示すように、第2光学素子20において、複数の凸状部21は、弧状(円弧状)の部分を有する。すなわち、複数の凸状部21の少なくともいずれかは、弧21a(円弧)を含む。複数の凸状部21は、例えば、同心で設けられる。同心円の中心が、第2光学素子20の光学的中心20cに対応する。
複数の凸状部21のピッチCpは、例えば、20μm以上1000μm以下である。ピッチCpが、過度に小さいと、例えば、製造において、凸状部21を所望の形状にすることが困難になる。ピッチCpが過度に大きいと、例えば、得られる像の質が低下する。
図6(a)及び図6(b)は、第1の実施形態に係る光学装置の特性を例示するグラフ図である。
これらの図は、第1光学素子10から出射する第2光L2の広がりを例示している。図6(a)は、Y軸方向の光の広がりを示し、横軸は、Y軸方向における角度である。図6(b)は、X軸方向の光の広がりを示し、横軸は、X軸方向における角度である。縦軸は、光の相対的な強度Intである。角度は、Z軸方向を基準とした角度である。
図6(a)に示すように、Y軸方向において光の広がりが狭い。図6(b)に示すように、X軸方向において光の広がりは広い。第2光L2の第1方向(X軸方向)における半値全幅の角度を第1角度αxとする。第2光L2の第2方向(Y軸方向)における半値全幅の角度を第2角度αyとする。第1角度αxは、第2角度αyよりも大きい。すなわち、第2角度αyは、第1角度αxよりも小さい。半値全幅の角度は、光の強度が、光の最高の強度の1/2となる角度に対応する。
第2角度αyは、例えば、5度以下であることが好ましい。これにより、例えば、光の広がりが抑制され、観視者80の片方の目81に光が入射できる。第2角度αyは、3度以下であることがさらに好ましい。これにより、観視者80の位置が移動した場合でも、片方の目81に光が入射する状態を維持し易くなる。
このような第1光学素子10の特性は、例えば、以下の構成などにより得られる。
図7(a)及び図7(b)は、第1の実施形態に係る光学装置を例示する模式的図である。
図7(a)は、第1光学素子10を拡大して示す模式的平面図である。図7(b)は、模式的断面図である。
図7(a)に示すように、第1光学素子10において、枠部13が設けられる。枠部13は、第1光学素子10の周縁となる。枠部13に複数の非透過部11が接続される。非透過部11は、X軸方向に延在する。この例では、非透過部11には、金属膜が用いられる。非透過部11どうしの間が、透過部12となる。透過部12は、間隙である。透過部12は、空気の層である。
非透過部11のX軸方向の2つの端が、枠部13に接続されている。非透過部11の幅w11に比べて、非透過部11のX軸方向の長さが長いとき、非透過部11が撓み易い。この例では、非透過部11の2つの端の間に接続部14が設けられている。接続部14は、Y軸方向に延在し、複数の非透過部11と接続されている。
例えば、非透過部11の幅w11(Y軸方向の長さ)は、約100μmである。透過部12の幅w12(Y軸方向の長さ)は、例えば、約303μmである。複数の透過部12のピッチLp(複数の非透過部11のピッチ)は、約403μmである。接続部14の幅(X軸方向の幅)は、約100μmである。複数の接続部14が設けられても良い。複数の接続部14は、X軸方向に並ぶ。
非透過部11の長さ(X軸方向の長さ)は、例えば、約60mmである。第1光学素子のX軸方向の長さは、例えば、70mmである。第1光学素子10のY軸方向の長さは、約110mmである。
図7(b)に例示するように、非透過部11の厚さt11(Z軸方向の長さ)は、約6mmである。上記の各値は、例であり、実施形態において、種々の変形が可能である。
透過部12の厚さは、非透過部11の厚さt11と実質的に同じである。この例では、透過部12のアスペクト比は、実質的に、t11/w12であり、この例では、20である。このような高いアスペクト比の透過部12を設けることで、Y軸方向の光の広がりを小さくすることができる。この例では、第2方向(Y軸方向)における光の広がりの角度(半値全幅の第2角度αy)は、約3度である。
実施形態において、透過部12の第2方向(Y軸方向)に沿った幅w12の、非透過部11の厚さt11(Z軸方向の長さ)に対する比(アスペクト比)は、10以上であることが好ましい。これにより、第2角度αyを小さくでき、目的とする視域が得られる。
アスペクト比により、光の広がりの角度(拡散角)が変化する。アスペクト比により、所定の観視位置における観視領域(観視者80に入射する光の幅)が決まる。アスペクト比は、観視位置に応じて定めても良い。例えば、観視位置と第1光学素子10との間の距離(観視距離)が約100cm程度であり、観視領域の幅(左右幅)が5cmの場合には、アスペクト比は、100cm/5cmであり、20となる。観視距離がより短い場合には、アスペクト比をより小さくしても良い。
一方、アスペクト比が過度に低い場合には、観視距離が過度に短くなる。観視距離が過度に短くなると、単眼視による奥行き知覚の増強効果を得ることが困難になる。例えば、観視距離が、21.7cm以上、さらに好ましくは35.5cm、さらに好ましくは63.4cm以上とすることで、単眼視による奥行き知覚の増強効果が効果的に得られる。観視距離は例えば約50cm以上とすることが好ましい。このとき、光が一方の目だけに入射するように観視領域の幅を5cmとすると、アスペクト比は、10となる。
アスペクト比は、80未満が好ましい。過度にアスペクト比が高いと、単眼による観視領域域の幅と瞳孔径との差が小さくなり、遮光領域が瞳孔と重なる場合が長じる。このため、表示が暗くなる。さらに製造が困難になる。
この例の第1光学素子10は、例えば金属板に透過部12に対応する開口部をエッチングなどにより設け、複数のこのような金属板を積層することで形成することができる。金属板の部分は、非透過部11になる。開口部が、透過部12となる。必要に応じて、金属板の表面に光吸収性の膜を形成しても良い。
この例では、透過部12は空隙であり、空気層であるが、実施形態において、透過部12として、光透過性の樹脂層などが用いても良い。透過部12が空気層である場合は、光吸収が抑制できるので好ましい。
第1光学素子10は、厚い金属板に開口部を形成することでも得られる。第1光学素子10は、例えば、射出成型により形成しても良い。実施形態において、第1光学素子10の形成方法は任意である。
第1光学素子10と第2光学素子20とを組み合わせた場合に、モアレが生じる場合がある。以下、モアレの例について説明する。
図8は、光学装置の特性を例示する模式的平面図である。
図8は、参考例の光学装置119を例示している。光学装置119においては、第1光学素子10の中心10cに、第2光学素子20の光学的中心20cが配置されている。この図から分かるように、モアレが生じる。モアレは、例えば、1次〜5次モアレM1〜M5などを含む。図8から分かるように、モアレは、Y軸方向(図8において左右方向)に生じている。
図9(a)〜図9(f)は、光学装置の特性を例示する模式図である。
図9(a)は、第1光学素子10の実空間における特性を例示している。図9(b)は、第1光学素子10の周波数空間における特性を例示している。図9(c)は、第2光学素子20の実空間における特性を例示している。図9(d)は、第2光学素子20の周波数空間における特性を例示している。図9(e)は、第1光学素子10及び第2光学素子20が積層されたときの実空間における特性を例示している。図9(f)は、第1光学素子10及び第2光学素子20が積層されたときの周波数空間における特性を例示している。
図9(e)及び図9(f)から分かるように、モアレが生じる。図9(f)に例示したように、可視領域VAにおいて、モアレが生じる。
図10(a)〜図10(d)は、光学装置の特性を例示する模式的平面図である。
図10(a)に示した例においては、Cp=1で、Lp=1である。このときCp/Lp=1である。
図10(b)に示した例においては、Cp=2.5で、Lp=1である。このときCp/Lp=2.5である。
図10(c)に示した例においては、Cp=1で、Lp=0.5である。このときCp/Lp=2である。
図10(d)に示した例においては、Cp=1.5で、Lp=1である。このときCp/Lp=1.5である。
これらの図に示すように、モアレが生じる。1次モアレM1、2次モアレM2及び3次モアレM3が生じる位置の例について説明する。以下では、第2光学素子20の複数の凸状部21と、X軸方向と、の間の角度について、説明する。
図11は、光学装置を例示する模式的平面図である。
図11に示すように、第2光学素子20の複数の凸状部21の接線21tと、X軸方向(第1方向)と、の間の角度を角度θとする。角度θは、第2光学素子20内の凸状部21の位置に応じて変化する。
図12は、光学装置の特性を例示するグラフ図である。
図12は、1次モアレM1、2次モアレM2及び3次モアレM3が生じる位置の角度θと、比Rとの関係を例示している。このグラフは、CpとLpとを変更した6種類のサンプルの例について示している。図12の横軸は、比Rである。比Rは、Cp/Lpである。縦軸は、1次モアレM1、2次モアレM2及び3次モアレM3が生じる位置における角度θの最大値θmである。
例えば、比Rが1のサンプルにおいて、1次モアレM1については、最大値θmは約20度である。すなわち、1次モアレM1は、角度θが約20度以下のときにおいて生じる。例えば、2次モアレM2は、角度θが約27度以下のときにおいて生じる。3次モアレM3は、角度θが35度以下のときにおいて生じる。
図12から、比Rが0.4〜3の6種類のサンプルにおいて、3次モアレM3は、角度θが35度以下のときにおいて生じることが分かる。4次以上のモアレは、程度が比較的小さく、知覚されにくい。このため、1次モアレM1、2次モアレM2及び3次モアレM3の発生を抑制することで、知覚されモアレが実質的に抑制できる。
実施形態においては、複数の凸状部21の弧21a(円弧)の接線21tと、第1方向と、の間の角度θの最小値は、35度以上とすることが好ましい。これによりモアレが抑制できる。
図6には、3次モアレの特性を3次関数で近似したf(R)を示している。この近似によれば、

θm=f(R)=6.918R−36.123R+49.437R+15.038

となる。従って、複数の凸状部21の弧21aの接線21tと、第1方向と、の間の角度θの最小値(度)は、6.918R−36.123R+49.437R+15.038以上にすることが好ましい。これによりモアレが抑制できる。
図13は、第1の実施形態に係る光学装置を例示する模式的平面図である。
図13は、第2光学素子20を例示している。第2光学素子20に、複数の凸状部21、すなわち、複数の弧21aが設けられる。複数の弧21aのそれぞれは、X−Y平面内のそれぞれの位置で、接線21atを有する。接線21atと第1方向(X軸方向)との間の角度が、角度θと定義される。角度θは、弧21aの位置によって変化する。
例えば、内側の弧21aiは、接線21aitを有する。接線21aitとX軸方向との間の角度θ1は、内側の弧21aiの位置によって変化する。角度θ1は、内側の弧21aiの中心部において大きく、内側の弧21aiの端において小さい。
例えば、外側の弧21aoは、接線21aotを有する。接線21aotとX軸方向との間の角度θ2は、外側の弧21aoの位置によって変化する。角度θ2は、外側の弧21aoの中心部において大きく、外側の弧21aoの端において小さい。角度θ2は、角度θ1よりも小さい。
実施形態においては、角度θ2は、例えば35度よりも大きくされる。このとき、角度θ1も、例えば35度よりも大きい。実施形態においては、第2光学素子20における任意の凸状部21の弧21aにおいて、角度θの最小値が、例えば、35度以上である。これにより、モアレが実質的に知覚されない。
(第2の実施形態)
図14は、第2の実施形態に係る光学装置を例示する模式的断面図である。
図14に示すように、本実施形態に係る光学装置111及び表示システム211においても、第1光学素子10及び第2光学素子20が設けられる。第3光学素子30は、光学装置111に含まれても良く、光学装置111とは別に設けられても良い。本実施形態においては、第3光学素子30は、光学的パワーを有する。これ以外は、第1の実施形態と同様とすることができるので、説明を省略する。
第3光学素子30の第5面30aは、例えば、凹面状である。例えば、第3光学素子30は、集光性を有する。第3光学素子30がパワーを有することで、第3光学素子30で反射した第4光L4が集光される。観視者80は、集光された第4光L4を観視する。第4光L4に含まれる表示像は、拡大されて、観視される。
図15は、第2の実施形態に係る光学装置を例示する模式的断面図である。
図15に示すように、第3光L3は、第3光学素子30で反射して、第4光L4となる。第4光L4により形成される虚像L4aを、観視者80は観視する。
第3光学素子30がパワーを有する場合、例えば、第2光学素子20の集光特性(パワー)は、第3光学素子30のパワーに適合して設計される。
(第3の実施形態)
図16は、第3の実施形態に係る光学装置を例示する模式的斜視図である。
図16に示すように、本実施形態に係る光学装置112及び表示システム212においては、保持部60がさらに設けられる。これ以外は、第1実施形態または第2実施形態と同様にすることができるので、説明を省略する。
保持部60は、第1光学素子10及び第2光学素子20と接続される。保持部60は、第1光学素子10及び第2光学素子20とを一体に保持する。保持部60は、例えば、側面部61と、突起部62と、結合部64と、を含む。側面部61は、第1光学素子10の側面及び第2光学素子20の側面と対向する。突起部62により第1光学素子10の底部が保持される。結合部64は、側面部61につながっている。結合部64は、第3光学素子30と結合される。結合部64により、第3光学素子30は、第1光学素子10に倒して傾斜して保持される。
保持部60において、2つの側面部61が設けられている。2つの側面部61は、Y軸方向において、互いに離間している。2つの側面部61のそれぞれに、突起部62が設けられている。2つの側面部61の間で、第1光学素子10の下部に空間63が設けられている。この空間63に、ディスプレイ50が挿入される。ディスプレイ50は、空間63内に配置される状態と、空間63から取り出された状態と、を有することができる。
保持部60は、第1光学素子10及び第2光学素子20の少なくともいずれかと、ディスプレイ50と、の間の空間的配置を規定する。例えば、2つの側面部61と2つの突起部62により、第1光学素子10及び第2光学素子20の位置が規定される。2つの側面部61により、ディスプレイ50の位置が規定される。保持部60は、ディスプレイ50を着脱可能に、保持する。
以下、実施形態に係る光学装置の使用状態の例について説明する。以下では、光学装置110の例について説明する。上記の実施形態に係る任意の光学装置及びその変形に、以下の説明が適用できる
図17は、実施形態に係る光学装置の使用状態を例示する模式的断面図である。
図17に示すように、実施形態に係る光学装置110は、移動体720に搭載されて使用できる。移動体720は、車両、列車、船舶及び航空機などであり、任意である。移動体720に観視者80が搭乗する。移動体720は、操作台721(ダッシュボードなど)を有する。操作台721の上に、ディスプレイ50が配置され、その上に第1光学素子10及び第2光学素子20が配置される。
第3光学素子30で反射した第4光L4の広がりは制限されている。第4光L4の光束が、可視領域VAを形成する。観視者80の左右の目(瞳)の間の距離は、例えば、60mm以上75mm以下であり、例えば約65mmである。可視領域VAの左右方向の幅は、例えば、75mm以下であり、例えば65mm以下である。すなわち、観視者80の目81の位置において、第4光L4の左右方向の幅は、75mm以下であり、例えば65mm以下である。観視者80の片方の目81に第4光L4が入射し、他方の目には入射しない状態が形成される。観視者80は、第4光L4による虚像L4aを片方の目81で観視する。
背景像を含む第5光L5は、第3光学素子30を通過して、第6光L6として、観視者80の両方の目に入射する。背景像は、移動体720(車両など)の前方の道の像などを含む。表示像は、例えば、ナビゲーションなどのための矢印などの図形及び文字などを含む。表示像が背景像に重畳され、片方の目81で知覚されることで、表示像の奥行き位置が増強されて知覚される。
実施形態によれば、例えば、携帯型のディスプレイ50(例えばスマートフォンなど)を、車両内に持ち込み、例えば、ナビゲーション装置として用いることができる。ディスプレイ50は、操作台721の上に配置され、実質的に水平に配置される。第3光学素子30を介して背景像を観視するために、第3光学素子30は傾斜して配置される。水平に配置されたディスプレイ50からの光を、傾斜して配置された第3光学素子30に入射させるように、第2光学素子20が用いられる。そして、観視者80の片方の目81に光を入射させるように、光の広がりを制限する第1光学素子10が用いられる。さらに、第2光学素子20が集光性を有することで、光の広がりがさらに制御される。
実施形態によれば、ディスプレイの新たな応用を可能にする光学装置が提供できる。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、光学装置に含まれる第1光学素子、第2光学素子、第3光学素子及び保持部、並びに、ディスプレイなどの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した光学装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての光学装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…第1光学素子、 10a…第1面、 10b…第2面、 10c…中心、 11…非透過部、 12…透過部、 13…枠部、 14…接続部、 20…第2光学素子、 20a…第3面、 20b…第4面、 20c…光学的中心、 21…凸状部、 21a…弧、 21ai…弧、 21ait…接線、 21ao…弧、 21aot…接線、 21t…接線、 30…第3光学素子、 30a…第5面、 30b…第6面、 30l…下側部分、 30u…上側部分、 50…ディスプレイ、 50a…表示面、 60…保持部、 61…側面部、 62…突起部、 63…空間、 64…結合部、 80…観視者、 81…目、 αx…第1角度、 αy…第2角度、 θ、θ1、θ2…角度、 θm…最大値、 110、111、112、119…光学装置、 210、211、212…表示システム、 720…移動体、 721…操作台、 Cp…ピッチ、 Dl、Du…距離、 Int…強度、 L1〜L6…第1〜第6光、 L4a…虚像、 Lp…ピッチ、 M1〜M5…1次〜5次モアレ、 R…比、 VA…可視領域、 t11…厚さ、 w11、w12…幅

Claims (8)

  1. ディスプレイが出射する第1光が入射する第1面と、前記第1面とは異なる第2面と、を有する第1光学素子であって、複数の透過部と複数の非透過部とを含み、前記複数の透過部のそれぞれは前記第1面に対して平行な第1方向に延在し、前記複数の非透過部のそれぞれは、前記複数の透過部どうしの間に配置され、前記複数の非透過部の光透過率は前記複数の透過部の光透過率よりも低い、前記第1光学素子と、
    前記第2面から出射される第2光が入射する第2光学素子であって、前記第2光を集光することで第3光を出射し、前記第3光の光軸を、前記第1方向に対して平行な平面内で、前記第2光の光軸に対して傾斜させる、前記第2光学素子と、
    を備えた光学装置。
  2. 前記第2光学素子は、前記第2光が入射する第3面と、前記第3面とは異なる第4面と、を有し、
    前記第2光学素子は、前記第3面及び前記第4面の少なくともいずれかに設けられた複数の凸状部を含み、
    前記第3面に投影したときに前記複数の凸状部のそれぞれは円弧状であり、
    前記第2光学素子の光学的中心は、前記第1光学素子の前記第1面に対して平行な平面内の中心から前記第1方向において離間している請求項1記載の光学装置。
  3. 前記第2光学素子は、前記第2光が入射する第3面と、前記第3面とは異なる第4面と、を有し、
    前記第2光学素子は、前記第3面及び前記第4面の少なくともいずれかに設けられた複数の凸状部を含み、
    前記第3面に投影したときに前記複数の凸状部のそれぞれは円弧状であり、
    前記複数の凸状部の弧の接線と前記第1方向との間の角度の最小値は35度以上である請求項1記載の光学装置。
  4. 前記第2光学素子は、前記第2光が入射する第3面と、前記第3面とは異なる第4面と、を有し、
    前記第2光学素子は、前記第3面及び前記第4面の少なくともいずれかに設けられた複数の凸状部を含み、
    前記第3面に投影したときに前記複数の凸状部のそれぞれは円弧状であり、
    前記複数の透過部のピッチをLpとし、
    前記複数の凸状部のピッチをCpとし、
    R=Lp/Cpとしたとき、
    前記複数の凸状部の弧の接線と前記第1方向との間の角度の最小値(度)は、6.918R−36.123R+49.437R+15.038以上である請求項1記載の光学装置。
  5. 前記複数の凸状部は、フレネルレンズを形成する請求項2〜4のいずれか1つに記載の光学装置。
  6. 前記第2光学素子は、前記第1面に対して傾斜して設けられる第3光学素子に向けて、前記第3光を出射する請求項2〜5のいずれか1つに記載の光学装置。
  7. 前記第3光学素子は、下側部分と上側部分とを含み、
    前記上側部分と前記第1光学素子との間の距離は、前記下側部分と前記第1光学素子との間の距離よりも長く、
    前記第2光学素子の光学的中心と前記上側部分との間の前記第1方向に沿った距離は、前記第2光学素子の前記光学的中心と前記下側部分との間の前記第1方向に沿った距離よりも長い請求項6記載の光学装置。
  8. 前記第3光学素子は、下側部分と上側部分とを含み、
    前記上側部分と前記第1光学素子との間の距離は、前記下側部分と前記第1光学素子との間の距離よりも長く、
    前記第2光学素子と前記第3光学素子との間における前記第3光の進行方向を前記第1面に投影した方向の向きは、前記上側部分から前記下側部分に向かう方向を前記第1面に投影した方向の向きと、同じである請求項6または7に記載の光学装置。
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