JP2016028929A - 車両用サンバイザ - Google Patents

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玉置 明浩
Akihiro Tamaoki
明浩 玉置
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Abstract

【課題】車幅方向の収容スペースが小さくても取り付けることができる形状でありながら、陽射しを速やかに遮蔽することができる車両用サンバイザを提供する。
【解決手段】車両用サンバイザ2は、車室の天井に固定される支軸8と、同支軸8の一端が挿通されて天井に対して支軸8を中心に回動可能に取り付けられる板状のサンバイザ本体6とを備え、支軸8を中心にサンバイザ本体6を回動させて同サンバイザ本体6を天井に対して起立させることにより車室内に差し込む陽射しを遮蔽する。また、サンバイザ本体6と重なる面積が変化するように車幅方向にスライド可能にサンバイザ本体6に取り付けられたスライドプレート21,22と、天井に対して起立させる方向へのサンバイザ本体6の回動に連動させてスライドプレート21,22を同サンバイザ本体6から車幅方向に突出させるスライド機構23,24とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用サンバイザに関する。
車両用サンバイザは、板状のサンバイザ本体に取り付けられた支軸が、車室の天井の車両前方側の部分に固定されることによって車両に取り付けられている。車両用サンバイザでは、サンバイザ本体を支軸を中心に回動させることができ、サンバイザ本体を回動させて天井に対して起立させることにより、車室内に射し込む陽射しを遮蔽する。
特許文献1に記載の車両用サンバイザでは、サンバイザ本体に挿通している支軸の長軸方向にサンバイザ本体がスライド可能になっており、サンバイザ本体を起立させた状態において、サンバイザ本体をルームミラー側やフロントピラーガーニッシュ側にスライドさせることができる。このため、サンバイザ本体とルームミラーとの隙間やサンバイザ本体とフロントピラーガーニッシュとの隙間から射し込む陽射しが眩しい場合には、サンバイザ本体を車幅方向に移動させてこれらの隙間を狭くして、陽射しを遮蔽することができる。
特開2011‐116240号公報
ところで、特許文献1に記載の車両用サンバイザでは、サンバイザ本体を起立させたとしても、上記隙間から射し込む陽射しが眩しい場合にはサンバイザ本体の車幅方向における位置を調節する必要があり、すぐに陽射しを遮蔽することができない場合がある。
なお、サンバイザ本体の車幅方向における寸法を大きくすれば、サンバイザ本体とルームミラー等との隙間を狭くすることができる。しかしながら、小型の車両では、車室が狭くサンバイザ本体の収容スペースが限られている。このため、こうした車両では、車幅方向における寸法の大きなサンバイザ本体を取り付けることができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車幅方向の収容スペースが小さくても取り付けることができる形状でありながら、陽射しを速やかに遮蔽することができる車両用サンバイザを提供することにある。
上記課題を解決するための車両用サンバイザは、車室の天井に固定される支軸と、同支軸の一端が挿通されて天井に対して支軸を中心に回動可能に取り付けられる板状のサンバイザ本体とを備え、支軸を中心にサンバイザ本体を回動させて同サンバイザ本体を天井に対して起立させることにより車室内に差し込む陽射しを遮蔽する。また、サンバイザ本体と重なる面積が変化するように車幅方向にスライド可能にサンバイザ本体に取り付けられたスライドプレートと、天井に対して起立させる方向へのサンバイザ本体の回動に連動させてスライドプレートを同サンバイザ本体から車幅方向に突出させるスライド機構とを備える。
上記構成によれば、スライドプレートをサンバイザ本体に重ねて車幅方向の寸法を小さくした状態でサンバイザ本体を天井の収容スペースに収容することができる。その一方で、サンバイザ本体を天井に対して起立させると、これと連動してサンバイザ本体からスライドプレートが車幅方向に突出し、日差しを遮る遮光面の面積が車幅方向に拡大するため、車幅方向への位置の調整を行わずに済むようになる。
したがって、上記構成の車両用サンバイザは、車幅方向の収容スペースが小さくても取り付けることができる形状でありながら、陽射しを速やかに遮蔽することができる。
一実施形態としての車両用サンバイザを備える車両の車室内の構成を模式的に示す斜視図。 同実施形態の車両用サンバイザの内部の構成を模式的に示す図。 同実施形態にかかるノブをホルダに組み付けたときの状態を示す断面図。 同実施形態にかかるスライドプレートの断面図。 同実施形態にかかるスライド機構の動作態様を示す斜視図。 同実施形態にかかるスライド機構において車両用サンバイザを起立させたときの状態を示す模式図。 同実施形態の車両用サンバイザの使用態様を示す斜視図。 同実施形態の車両用サンバイザにおいて、サンバイザ本体の先端の位置とスライドプレートの突出度合いとの関係を示す模式図。
以下、車両用サンバイザの一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
図1に示すように、車両の車室における天井1の車両前方側(図1における左側)の部分には、車両用サンバイザ2が取り付けられている。車両用サンバイザ2は、車幅方向に2つ並んで設けられており、ルームミラー3とフロントピラーガーニッシュ4との間にそれぞれ配設されている。また、天井1には、車両用サンバイザ2が取り付けられた車両前方側の部分に、車両用サンバイザ2をそれぞれ収容する2つの凹部5が設けられている。なお、車両前方に向かって左側に設けられた車両用サンバイザ2の構成は、車両前方に向かって右側に設けられた車両用サンバイザ2の構成に対して左右対称になっている。このため、本実施形態では、図1において奥側に図示されている車両前方に向かって右側に設けられた車両用サンバイザ2の構成について説明し、図1において手前側に図示されている車両前方に向かって左側に設けられた車両用サンバイザ2の構成については、共通の符号を付してその説明を省略する。
図2に示すように、車両用サンバイザ2は、矩形板状のサンバイザ本体6を備えている。サンバイザ本体6には、図2における右上に位置する部分に切り欠き部7が形成されている。また、サンバイザ本体6には支軸8が取り付けられており、この支軸8は切り欠き部7から露出している。支軸8には、サンバイザ本体6にその一端が挿通されて同サンバイザ本体6を回転可能に支持する長軸部9と、長軸部9から屈曲して延びる固定部10とが設けられている。固定部10の端部には、楕円形状のフランジ11が取り付けられている。フランジ11には、ねじ孔が設けられており、このねじ孔に挿通されたねじを介して支軸8が天井1に固定される。なお、固定部10とフランジ11とは相対回転可能になっている。
また、サンバイザ本体6には、図2における左上に位置する部分に凹部12が形成されている。この凹部12には、支軸8の長軸部9の軸方向(以下、長軸方向という)に延びる略円柱状のノブ13が取り付けられている。ノブ13は、その軸線が長軸部9の軸線と重なるように配設されている。また、ノブ13はサンバイザ本体6に対して回転可能に取り付けられている。ノブ13には、凹部12から露出している部分に、水平に切り欠かれた水平部14が設けられている。
図1に示すように、車室の天井1には、ノブ13と嵌合するホルダ15が取り付けられている。
図3に示すように、ホルダ15には、内側に折り畳まれた形状を有する上側支持部16と、上側支持部16の車両前方側(図3における右側)の端部から下方に向かって延びる前壁部17と、前壁部17の下端部に接続されて上側支持部16と対向して延びる下側支持部18と、が設けられている。下側支持部18における車両後方側(図3における左側)の端部には、上方に突出したストッパ部19が設けられている。ホルダ15の車両後方側の部分には、上側支持部16と下側支持部18との間に開口20が設けられている。このため、この開口20を拡げて車両後方側からノブ13を嵌め込むと、ノブ13は上側支持部16、下側支持部18、及びストッパ部19によって支持される。なお、こうしてノブ13がホルダ15に支持された状態では、ノブ13の水平部14と上側支持部16とが面接触した状態になりノブ13の回転が抑制される。
図1に示すように、サンバイザ本体6は、支軸8のフランジ11を天井1にねじ止めするとともに、ホルダ15にノブ13を嵌合させることによって天井1に取り付けられている。サンバイザ本体6は、支軸8及びノブ13の軸線を中心として天井に対して回動可能になっているため、こうして天井1に取り付けられた状態において、支軸8及びノブ13が取り付けられた端部を中心に回動させることによりサンバイザ本体6を天井1に対して起立させることができる。また、こうしてサンバイザ本体6を起立させた状態から天井1側に倒すことによりサンバイザ本体6を凹部5に収容することができる。なお、こうしてノブ13がホルダ15に嵌合している状態では、長軸方向が車幅方向に沿った状態になる。
また、支軸8の固定部10とフランジ11とは、相対回転可能になっている。このため、ノブ13をホルダ15から外せば、天井1に固定されたフランジ11に対して固定部10を中心としてサンバイザ6本体を回動させることもできる。これにより、天井1に対して起立させた状態のサンバイザ本体6を固定部10を中心としてサイドウィンドウの上端部に近づけるように回動させ、サイドウィンドウから差し込む日差しを遮蔽する日よけとして使用することもできる。
また、図2に示すように、サンバイザ本体6には、長軸方向(図2における左右方向)における両端部に、スライドプレート21,22がそれぞれ取り付けられている。スライドプレート21,22は、板状であり、サンバイザ本体6に重なるように配設されている。図2における右側に位置する第1のスライドプレート21は、第1のスライド機構23を介して支軸8と連結されている。また、図2における左側に位置する第2のスライドプレート22は、第2のスライド機構24を介してノブ13と連結されている。
第1のスライド機構23には、長軸部9の端部に固定された第1の傘歯車25と、この第1の傘歯車25と噛み合う第2の傘歯車26とが設けられている。第2の傘歯車26には、サンバイザ本体6に沿って長軸方向と直交する方向に延びる軸部27の一端が固定されている。軸部27の他端には、円形の平歯車であるピニオン28が固定されている。第1の傘歯車25及び第2の傘歯車26は、互いに噛み合った状態で箱状の保持部29に収容されている。第1の傘歯車25に固定された長軸部9及び第2の傘歯車26に固定された軸部27は、保持部29に挿通されており同保持部29によって回転可能に支持されている。保持部29は、サンバイザ本体6に固定されている。
また、第1のスライド機構23には、長軸方向に延びるラック30が設けられている。ラック30には複数の歯が形成されており、これらの歯の一部分にピニオン28が嵌合している。ラック30は、その一端が第1のスライドプレート21に接続されている。ラック30は、サンバイザ本体6から立設されて長軸方向に延びる一対の支持壁31によって挟まれている。ラック30は、この一対の支持壁31の間を長軸方向に移動可能になっている。一対の支持壁31の一方には、軸部27が挿通されており、この支持壁31によって軸部27が回転可能に支持されている。
また、第2のスライド機構24には、ノブ13の一端に接続された第1の傘歯車25と、この第1の傘歯車25と噛み合う第2の傘歯車26とが設けられている。第2の傘歯車26には、サンバイザ本体6に沿って長軸方向と直交する方向に延びる軸部27の一端が固定されている。軸部27の他端には、円形の平歯車であるピニオン28が固定されている。第1の傘歯車25及び第2の傘歯車26は、互いに噛み合った状態で箱状の保持部29に収容されている。第1の傘歯車25に固定された長軸部9及び第2の傘歯車26に固定された軸部27は、保持部29に挿通されており同保持部29によって回転可能に支持されている。保持部29は、サンバイザ本体6に固定されている。
また、第2のスライド機構24には、長軸方向に延びるラック30が設けられている。ラック30には複数の歯が形成されており、これらの歯の一部分にピニオン28が嵌合している。ラック30は、その一端が第1のスライドプレート21に接続されている。ラック30は、サンバイザ本体6から立設されて長軸方向に延びる一対の支持壁31によって挟まれている。ラック30は、この一対の支持壁31の間を長軸方向に移動可能になっている。一対の支持壁31の一方には、軸部27が挿通されており、この支持壁31によって軸部27が回転可能に支持されている。
図2及び図4に示すように、第1のスライドプレート21及び第2のスライドプレート22には、長軸方向と直交する方向(図2における上下方向)における一端から他端まで連続して延びる薄肉部32が設けられている。図4に示すように、薄肉部32の肉厚は、スライドプレート21,22の他の部分の肉厚よりも薄くなっている。なお、第1のスライドプレート21の車幅方向における寸法は、サンバイザ本体6を天井1に対して起立させたときに、サンバイザ本体6とフロントピラーガーニッシュ4との間に生じる隙間の幅よりも大きくなるように設定されている。また、第2のスライドプレート22の車幅方向における寸法は、サンバイザ本体6を天井1に対して起立させたときに、サンバイザ本体6とルームミラー3との間に生じる隙間の幅よりも大きくなるように設定されている。
次に、スライド機構23,24の動作態様について説明する。
図5に示すように、支軸8及びノブ13を中心としてサンバイザ本体6を天井1に対して起立させる方向(図5における紙面奥行き方向)に回動させると、サンバイザ本体6に固定された2つの保持部29が支軸8及びノブ13を中心として回転する。これら保持部29の回転に伴い、各保持部29に収容されている第2の傘歯車26は、支軸8またはノブ13と連結されている第1の傘歯車25に噛み合った状態を維持したまま同第1の傘歯車25上を転動する。このとき、支軸8またはノブ13に固定されている各第1の傘歯車25は回転しないため、第2の傘歯車26が第1の傘歯車25と噛み合った状態のまま第1の傘歯車25上を転動する際には、第2の傘歯車26が回転するようになる。より詳細には、図5に矢印で示すように、サンバイザ本体6の回動に伴って、第1のスライド機構23では第2の傘歯車26が時計回りに回転し、第2のスライド機構24では第2の傘歯車26が反時計回りに回転する。これにより、第1のスライド機構23では、軸部27を介してピニオン28が時計回りに回転し、第2のスライド機構24では、軸部27を介してピニオン28が反時計回りに回転する。その結果、ピニオン28と嵌合したラック30が長軸方向に移動し、各スライドプレート21,22がサンバイザ本体6から車幅方向に突出する。なお、こうしてスライドプレート21,22がサンバイザ本体6から突出すると、スライドプレート21,22とサンバイザ本体6とが重なる面積は減少する。
そして、サンバイザ本体6を回動させるほど、ラック30の移動量は多くなり、図6に示すように、サンバイザ本体6を天井1に対して垂直に起立させた状態では、各スライドプレート21,22のほぼ全体がサンバイザ本体6から車幅方向に突出した状態になる。
また、サンバイザ本体6を反対方向、すなわち天井1に対して倒す方向に回動させると、各スライド機構23,24における各歯車が、サンバイザ本体6を起立させる方向に回動させていたときとは反対に回転する。その結果、スライドプレート21,22とサンバイザ本体6との重なる面積が大きくなるようにスライドプレート21,22が車幅方向にスライドして、サンバイザ本体6に収容される。
このように、スライド機構23,24は、サンバイザ本体6を天井1に収容した状態を基準としてサンバイザ本体6の回動角度が大きくなるほどスライドプレート21,22の突出度合いが大きくなるようにスライドプレート21,22を車幅方向にスライドさせる。
なお、サンバイザ本体6は、スライド機構23,24が外部に露見しないようにカバーに被覆された状態で車室に取り付けられている。カバーには、スライドプレート21,22の飛び出し孔が形成されており、スライドプレート21,22の外部への突出を阻害しないようになっている。
次に、本実施形態の車両用サンバイザ2の作用について説明する。
図7に二点鎖線で示すように、車両用サンバイザ2が天井1の凹部5に収容された状態では、スライドプレート21,22の全体がサンバイザ本体6に重なった状態になるため、車幅方向の寸法が小さくなる。
その一方で、図7に実線で示すように、サンバイザ本体6を支軸8及びノブ13を中心に回動させて、サンバイザ本体6を天井1に対して起立させると、スライド機構23,24がこの動作と連動してサンバイザ本体6から第1のスライドプレート21及び第2のスライドプレート22を車幅方向に突出させる。このため、日差しを遮る遮光面の面積が車幅方向に拡大する。
ここで、凹部5に収容された状態からサンバイザ本体6を回動させると、サンバイザ本体6の先端は使用者から離れる方向に移動する。
図8に示すように、使用者に近い位置にサンバイザ本体6の先端が位置するときには、サンバイザ本体6の車幅方向における寸法がそれほど大きくなくても、十分な遮光面積を確保することができる。なお、図8ではサンバイザ本体6の先端の位置を長方形で模式的に示している。一方、使用者から遠い位置にサンバイザ本体6の先端が位置するときには、サンバイザ本体6の車幅方向における寸法が大きくないと、十分な遮光面積を得ることができない。
この点、本実施形態では、サンバイザ本体6の回動角度が大きくなるほどスライドプレート21,22の突出度合いが大きくなる。
また、陽射しを遮蔽する上では、車両用サンバイザ2を起立させたときにルームミラー3やフロントピラーガーニッシュ4との間に生じる隙間は狭い方が望ましい。この点、本実施形態では、スライドプレート21,22の車幅方向における長さを上記隙間の幅よりも長くして、サンバイザ本体6を起立させたときにスライドプレート21,22のほぼ全体が突出するようにしている。このため、図8の(ア)の位置まで回動させてサンバイザ本体6を起立させると、サンバイザ本体6とルームミラー3やフロントピラーガーニッシュ4との隙間が狭くなる。
また、サンバイザ本体6を更に回動させると、スライドプレート21,22の突出度合いが大きくなり、スライドプレート21,22がルームミラー3やフロントピラーガーニッシュ4と干渉する場合がある。この点、本実施形態では、スライドプレート21,22に薄肉部32が形成されており、この部分で折れ曲がりやすくなっている。
このため、図8に示すように、サンバイザ本体6を更に回動させてスライドプレート21,22がルームミラー3やフロントピラーガーニッシュ4に干渉した場合には、スライドプレート21,22が車両後方に折れ曲がる。このため、スライドプレート21,22がルームミラー3やフロントピラーガーニッシュ4に干渉した状態でもサンバイザ本体6の回動が阻害されにくくなり、所望の位置までサンバイザ本体6を回動させることができる。
また、ノブ13に水平部14が形成されているため、ホルダ15に嵌合した状態においてノブ13の回転が抑制される。このため、サンバイザ本体6を回動させたときに、ノブ13に固定された第1の傘歯車25が回転しにくくなる。サンバイザ本体6を回動させたときにサンバイザ本体6とともに第1の傘歯車25が回転してしまうと、第2の傘歯車26は第1の傘歯車25上を転動しなくなる。このため、第2の傘歯車26を軸部27を中心として回転させることができなくなってしまうおそれがある。本実施形態では、ノブ13の回転が抑制されているため、サンバイザ本体6を回動させたときに、ノブ13に固定されている第1の傘歯車25が回転しにくくなっている。そのため、サンバイザ本体6を回動させたときに、第2の傘歯車26が回転しやすくなっている。
以上説明した実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)スライドプレート21,22をサンバイザ本体6に重ねて車幅方向の寸法を小さくした状態でサンバイザ本体6を天井1の凹部5に収容することができる。また、サンバイザ本体6を天井1に対して起立させると、これと連動してサンバイザ本体6からスライドプレート21,22が車幅方向に突出し、日差しを遮る遮光面の面積が車幅方向に拡大するため、車幅方向への位置の調整を行わずに済むようになる。したがって、車幅方向の収容スペースが小さくても取り付けることができる形状でありながら、陽射しを速やかに遮蔽することができる。
(2)サンバイザ本体6の回動角度が大きくなるほどスライドプレート21,22の突出度合いが大きくなるため、サンバイザ本体6が使用者から遠い位置にあっても、日差しを遮る遮光面の面積を十分に確保することができる。
(3)スライドプレート21,22に薄肉部32を形成したため、スライドプレート21,22がルームミラー3やフロントピラーガーニッシュ4と干渉しても、スライドプレート21,22を折り曲げて、サンバイザ本体6を所望の位置まで回動させることができるようになる。
(4)ノブ13に水平部14を形成し、ノブ13の回転を抑制したため、第2の傘歯車26が回転しやすく、第2のスライド機構24を好適に作動させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することができる。
・天井1に取り付けられた2つの車両用サンバイザ2のうち、いずれか一方にのみ上記構成を適用してもよい。
・サンバイザ本体6の長軸方向における両端部にスライドプレート21,22をそれぞれ設ける構成を例示したが、サンバイザ本体6の長軸方向における一方の端部にのみスライドプレートを設ける構成を採用するようにしてもよい。こうした構成を採用した場合であっても、サンバイザ本体6の回動と連動させてスライドプレートを突出させる構成を採用することにより、車幅方向の収容スペースが小さくても取り付けることができる形状でありながら、陽射しを速やかに遮蔽することができる。
・ノブ13に、ノブ13の回転を抑制する水平部14を設けなくてもよい。例えば、ノブ13がサンバイザ本体6の回動に伴って回転しにくいのであれば、水平部14を設ける必要はない。
・スライドプレート21,22に設けられた薄肉部32は、長軸方向と直交する方向における一端から他端まで連続して設けられていなくてもよい。すなわち、一端から他端までの間の一部に薄肉部32が設けられていてもよい。こうした構成によっても、薄肉部32を設けない場合に比べてスライドプレート21,22が折れ曲がりやすくなる。
・スライドプレート21,22に薄肉部32を設けず、スライドプレート21,22を全体に亘って同じ肉厚にするようにしてもよい。
・第1のスライドプレート21の車幅方向における寸法を、サンバイザ本体6を天井1に対して起立させたときに、サンバイザ本体6とフロントピラーガーニッシュ4と間に生じる隙間の幅と同じにしたり、上記隙間の幅よりも小さくしたりしてもよい。
・第2のスライドプレート22の車幅方向における寸法を、サンバイザ本体6を天井1に対して起立させたときに、サンバイザ本体6とルームミラー3と間に生じる隙間の幅と同じにしたり、上記隙間の幅よりも小さくしたりしてもよい。
・スライド機構23,24として各歯車を用いた機械式のものを例に説明したが、スライド機構は機械式のものに限られない。例えば、スライド機構として、スライドプレート21,22を車幅方向に移動させる電動のアクチュエータと、サンバイザ本体6の回動角度を検出するセンサとを備えた電動式のスライド機構を採用してもよい。このスライド機構では、センサの検出値に基づいて、サンバイザ本体6の回動に連動させてアクチュエータを作動させ、スライドプレート21,22を車幅方向にスライドさせる。
こうした構成において、サンバイザ本体6の回動角度が大きくなるほどスライドプレート21,22を突出させるようにすれば、サンバイザ本体6の回動角度が大きくなるほどスライドプレート21,22の突出度合いが大きくなる。そのため、サンバイザ本体6が使用者から遠い位置にあっても、日差しを遮る遮光面の面積を十分に確保することができる。
また、上記電動式のスライド機構において、サンバイザ本体6の回動角度が所定角度未満のときにはスライドプレート21,22を突出させず、サンバイザ本体6の回動角度が上記所定角度以上となったときにスライドプレート21,22を最大量突出させるようにしてもよい。こうした構成によっても、サンバイザ本体6を天井1に対して起立させたときに、これと連動してサンバイザ本体6からスライドプレート21,22を突出させることができる。そのため、車幅方向の収容スペースが小さくても取り付けることができる形状でありながら、陽射しを速やかに遮蔽することができる。
1…天井、2…車両用サンバイザ、3…ルームミラー、4…フロントピラーガーニッシュ、5…凹部、6…サンバイザ本体、7…切り欠き部、8…支軸、9…長軸部、10…固定部、11…フランジ、12…凹部、13…ノブ、14…水平部、15…ホルダ、16…上側支持部、17…前壁部、18…下側支持部、19…ストッパ部、20…開口、21…第1のスライドプレート、22…第2のスライドプレート、23…第1のスライド機構、24…第2のスライド機構、25…第1の傘歯車、26…第2の傘歯車、27…軸部、28…ピニオン、29…保持部、30…ラック、31…支持壁、32…薄肉部。

Claims (1)

  1. 車室の天井に固定される支軸と、同支軸の一端が挿通されて前記天井に対して同支軸を中心に回動可能に取り付けられる板状のサンバイザ本体とを備え、
    前記支軸を中心に前記サンバイザ本体を回動させて同サンバイザ本体を前記天井に対して起立させることにより車室内に差し込む陽射しを遮蔽する車両用サンバイザであって、
    前記サンバイザ本体と重なる面積が変化するように車幅方向にスライド可能に前記サンバイザ本体に取り付けられたスライドプレートと、
    前記天井に対して起立させる方向への前記サンバイザ本体の回動に連動させて前記スライドプレートを同サンバイザ本体から車幅方向に突出させるスライド機構と、を備える車両用サンバイザ。
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