JP2016027355A - 端部部材、感光体ドラムユニット、現像ローラユニットおよびプロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
Description
プロセスカートリッジとは、文字や図形等の表されるべき内容を形成し、これを紙等の記録媒体に転写する部材である。そのためプロセスカートリッジには、転写する内容が形成される感光体ドラムが含まれているとともに、該感光体ドラムに作用して転写すべき内容を形成させるための各種手段が併せて配置される。これら手段としては、例えば現像ローラユニット、帯電ローラユニット、クリーニングを行う手段を挙げることができる。
一方、プロセスカートリッジ3の装置本体2に対する着脱時には、駆動軸70と端部部材30とが、その姿勢によらずお互いに他方側の移動を阻害しないように速やかに係合および離脱が行われる必要がある。
このように、装置本体2の駆動軸70には感光体ドラムユニット10の端部部材30が適切に係合して回転駆動力が伝達される。
以下、各構成について説明する。
現像ローラユニット5は感光体ドラム11に現像剤を供給するローラである。そして、当該現像ローラユニット5により、感光体ドラム11に形成された静電潜像が現像される。なお現像ローラユニット5には、固定磁石が内蔵されている。
規制部材6は、上記した現像ローラユニット5の外周面に付着する現像剤の量を調整するとともに、現像剤自体に摩擦帯電電荷を付与する部材である。
クリーニングブレード7は、感光体ドラム11の外周面に接触してその先端により転写後に残存した現像剤を除去するブレードである。
基体はアルミニウム、又はアルミニウム合金による導電性材料が円筒形状に形成されたものである。基体に用いられるアルミニウム合金の種類は特に限定されないが、感光体ドラムの基体として用いられることが多いJIS規格(JIS H 4140)で定められる6000系、5000系、3000系のアルミニウム合金であることが好ましい。
また、基体の外周面に形成される感光層は特に限定されることはなく、その目的に応じて公知のものを適用することができる。
基体は、切削加工、押し出し加工、引き抜き加工等により円筒形状を形成することにより製造することができる。そして基体の外周面に感光層を塗布する等して積層して感光体ドラム11を作製することが可能である。
なお、本形態ではフタ材の一例を表したがこれに限定されず、通常取り得る他の形態のフタ材を適用することも可能である。例えばフタ材に回転力伝達のための歯車が配置されてもよい。
また上記導電性材料は端部部材30側に設けられてもよい。
なお、以下に示す各図では、断面図における端面(切断面)はハッチングをして表すことがある。
また、筒状体41のうち接触壁42を挟んで一方側が感光体ドラム11の内側に挿入される嵌合部43となっている。嵌合部43が感光体ドラム11の内側に挿入され、接着剤により感光体ドラム11の内面に固定される。これにより端部部材30が感光体ドラム11の端部に固定される。従って、嵌合部43の外径は、感光体ドラム11の円筒形状の内側に挿入可能な範囲で、感光体ドラム11の内径と概ね同じである。嵌合部43には外周面に溝が形成されてもよい。これにより当該溝に接着剤が充填され、アンカー効果等により筒状体41(端部部材30)と感光体ドラム11との接着性が向上する。
なお、螺状溝47の長手方向一端は底板46により塞がれており、これとは反対の他端は筒状体41の端面にまで達することなく塞がれている。
また、螺状溝47のねじれの程度を表す指標として、「ねじれ率」を定義することができる。すなわち、「ねじれ率」は、螺状溝の軸線方向の距離(図7にhで示した大きさ)及びこの間における螺状溝が軸線を中心に周方向にねじれた角度である総ねじれ角度から定義し、次式で表される。
ねじれ率(°/mm)=総ねじれ角度(°)/螺状溝の軸線方向の距離(mm)
金属で作製する場合は、切削による削り出し、アルミダイキャスト、亜鉛ダイキャスト、金属粉末射出成形法(いわゆるMIM法)、金属粉末焼結積層法(いわゆる3Dプリンタ)などを用いることができる。また、金属の材質は問わず、鉄、ステンレス、アルミニウム、真鍮、銅、亜鉛やこれらの合金等を用いてもよい。また、各種メッキを施して表面に機能性(潤滑性や耐腐食性など)を向上させることができる。
以下にそれぞれについて説明する。
軸57は柱状の部材であり、本形態では矩形断面を有する四角柱である。軸57の断面形状は上記した回動軸51の開口部51bと概ね同じ形状、又は該開口部51bより若干小さく形成されている。
保持部材56は図9(a)、図9(b)に表れているように軸線方向に直交する方向において、軸57より大きく形成されている。この大きさおよび形状は、上記した回動軸51の内側に納まることができるとともに、開口部51bを通ることができないように構成される。これにより回動軸51に先端部材55を保持することができる。本形態では保持部材56の外形は回動軸51の内側の断面形状と概ね同じ形態(すなわち円形)とされている。
受け部材59はその外周部において軸線方向に沿った方向で傾斜する傾斜面59cを有している。この傾斜面59cは図9(b)、図10(b)に表れているように、係合部材60側に向かうにしたがって直径が小さくなる傾斜であり、その端部は受け部材59のうち係合部材60が設けられた端面(縁部59d)に接続している。
さらに受け部材59は係合部材60が形成された側の面に凹部59aが形成されている。この凹部59aは後述する駆動軸70(図15(a)参照)の先端部がここに入るように形成され、これにより軸部材50(端部部材30)の軸線と駆動軸70の軸線とが一致する。また、凹部59aの底面59bは駆動軸70との係合および離脱の円滑の観点から滑らかな斜面又は曲面であることが好ましい。かかる観点から凹部59aは軸線部を最深部とした球面の一部となる形態であることが好ましい。
ここで係合部材60はこのように2つの係合部材60により対を成して構成されている。本形態では1対の係合部材60が配置される例を説明したが、2対(4つ)、3対(6つ)又はそれ以上の係合部材を具備してもよい。
係合部材60の面のうち凹部59a側に面する面60bは、凹部59aの底面59bに連続した面60bとされている。従って、面60bは凹部59aから離隔するにしたがって軸線から遠ざかるように傾斜又は湾曲している。
係合部材60の面のうち受け部材59の周方向に面する1つの面である60cはそのいずれの部位でも当該部位における法線(例えば図10(b)にNで示した線)が受け部材59から遠ざかる方向に向く傾斜又は湾曲を有している。
係合部材60の面のうち面60cと反対側となる面で受け部材59の周方向に面する他の1つの面である60eは凹部60dを形成するように傾斜又は湾曲面を有している。従ってこの凹部60dは受け部材59の周方向において凹となる凹部である。凹部60dは、該凹部60dの内側に駆動軸70の係合突起72の一部が入り、係合部材60に係合突起72が係合する大きさに形成されている。
ここで2つの係合部材60では、受け部材59の周方向において、一方の係合部材60の面60eが他方の係合部材60の面60cを向くように並べられている。また、この凹部60dは係合部材60のうち、駆動力を伝達すべき回転方向に凹となるように形成される。これにより後述するように適切に駆動軸70の係合突起72を係合することができる。
樹脂で作製する場合には、例えばポリアセタール、ポリカーボネート、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PAI(ポリアミドイミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PEI(ポリエーテルイミド)、PFA(4Fパーフルオロアルキルビニルエーテル)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(液晶ポリマー)樹脂、PA−MXD6(ポリアミドMXD6)等を好適に用いることができる。ただし、部材の剛性を向上させるために、負荷トルクに応じて樹脂中にガラス繊維、カーボン繊維や無機フィラー等を配合しても良い。また、樹脂中に金属をインサートしてさらに剛性を上げても良い。
一方、金属で作製する場合は、切削による削り出し、アルミダイキャスト、亜鉛ダイキャスト、金属粉末射出成形法(いわゆるMIM法)、金属粉末焼結積層法(いわゆる3Dプリンタ)などを用いることができる。また、金属の材質は問わず、鉄、ステンレス、アルミニウム、真鍮、銅、亜鉛やこれらの合金等を用いてもよい。また、各種メッキを施して表面の機能性(潤滑性や耐腐食性等)を向上させることができる。
また、軸部材50、軸部材50に含まれるいずれかの部材については弾性を持たせる観点から、金属板を折り曲げて作製したり、金属、ガラス、炭素繊維等を樹脂に含浸させて作製したりしてもよい。
一方、ピン67が回動軸51の2つのピン通し孔51cを渡すように通される。このときピン67の両端はそれぞれ回動軸51の側面から突出し、突起として機能する。
そして、回動軸51の内側で先端部材55の保持部材56とピン67との間に先端部材用弾性部材65が配置される。従って先端部材用弾性部材65の一方が保持部材56、他方がピン67に接触する。これにより、先端部材用弾性部材65が先端部材55を付勢し回動軸51から先端部材55を突出させる方向に先端部材55が付勢される。ただし、保持部材56は回動軸51の開口部51bを通ることができないので、先端部材55は回動軸51から外れることなく付勢された状態で保持される。
また、図11からわかるように、軸受部材40の内側で、回動軸51と底板46との間に回動軸用弾性部材66が配置される。従って回動軸用弾性部材66の一方が回動軸51、他方が底板46に接触する。これにより、回動軸用弾性部材66が回動軸51を付勢し軸受部材40から先端部材55を含む回動軸51を突出させる方向に回動軸51が付勢される。ただし、ピン67の先端が軸受部材40の螺状溝47に挿入され、該螺状溝47はその両端が上記のように塞がれているので、回動軸51は軸受部材40から外れることなく付勢された状態で保持される。
図11〜図13に示した姿勢では、先端部材用弾性部材65、回動軸用弾性部材66により軸部材50の全体が、可能な範囲で最も軸受部材40から突出した姿勢とされている。軸部材50に何ら外力が加わらないときには端部部材30はこの姿勢にある。
第二に、ピン67の先端が螺状溝47に挿入されているので、回動軸51が回動するとピン67が図12(b)に矢印XIIcで示したように、軸線方向にも移動する。これにより、ピン67が取り付けられた回動軸51およびこれに取り付けられた先端部材55も図11、図13に矢印XIdで示したように回動軸用弾性部材66の付勢力に抗して、又は付勢方向に移動する。
そして駆動軸70の係合突起72が回転力受け部材58の係合部材60に側面から引っ掛かるように係合している。このとき係合突起72が係合部材60の凹部60dの内側に入り込んでいる。
ただし、その際には螺状溝47による当該引き寄せる力は、係合部材60が駆動軸70と係合する力よりも弱いものとする。より具体的には次のように構成されることが好ましい。
R≦P+Q
ここで、Pは先端部材の係合部材が有する形状により駆動回転時に装置本体の駆動軸に近づく方向に移動させる力、Qは回動軸用弾性部材により発生し、装置本体の駆動軸に近づく方向に移動させる力、Rは回転駆動時に本体の螺状溝により発生し、回動軸を装置本体の駆動軸から離れる方向に移動させる力である。
ここで、図18(b)、図19に示したように、当該受け部材59の外周部に傾斜面59cが設けられることにより、より円滑な先端部材55の移動(矢印XIXb方向への移動)が行われる。
ここで、図20(b)、図21に示したように、係合部材60には傾斜面である面60a、60cが設けられることにより、より円滑な先端部材55の移動(矢印XXIb方向への移動)が行われる。
ここで、受け部材59の凹部59aの底面59b、および係合部材60の面60bが傾斜して形成されているので、より円滑な離脱が可能となっている。
また、上記したようにプロセスカートリッジの着脱の最中において部材による着脱の阻害が生じ難く、より円滑な着脱となる。
Fa>Ga …(1)
が好ましい。
Fa<Ga …(2)
が好ましい。
回転力が伝達される姿勢では図26(a)に示したように通常通りに受け部材159と駆動軸70とが係合され、回転力が伝達される。このときには上記式(1)を満たすように構成することができる。
Fa−H<Ga …(3)
これによれば、式(1)と式(3)とを両立させることができ、安定した回転駆動力の伝達と、駆動軸70からのプロセスカートリッジの円滑な離脱をより確実に確保することができる。
回転力が伝達される場面では図28(a)に示したように通常通りに受け部材259と駆動軸70とが係合され、回転力が伝達される。このときには上記式(1)を満たすように構成することができる。
ちこの分力Ja/2は上記Faとは反対向きの力である。分力Ja/2はピン67’の両端のそれぞれで発生しているので合わせるとJaである。このJaは図24(b)に示したGaと同じ向きに作用する力である。従って、本変形例では、図24(b)に示したような係合部材60により発生するF、Gの関係に加えて、当該Jに基づく上記力が作用し、式(2)の代わりに式(4)を適用することができる。
Fa<Ga+Ja …(4)
なお、螺状溝347の長手方向一端は底板346によりその一部が塞がれており、これとは反対の他端はフタ部材342でその一部が塞がれている。
樹脂で作製する場合には、例えばポリアセタール、ポリカーボネート、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PAI(ポリアミドイミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PEI(ポリエーテルイミド)、PFA(4Fパーフルオロアルキルビニルエーテル)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(液晶ポリマー)樹脂、PA−MXD6(ポリアミドMXD6)等を好適に用いることができる。ただし、部材の剛性を向上させるために、負荷トルクに応じて樹脂中にガラス繊維、カーボン繊維や無機フィラー等を配合しても良い。また、樹脂中に金属をインサートしてさらに剛性を上げても良い。また、軸部材の取り付けや移動を円滑にするために、樹脂にフッ素、ポリエチレン、およびシリコンゴムの少なくとも1種類を含有して摺動性を向上させてもよい。また、樹脂をフッ素コーティングしたり、潤滑剤を塗布してもよい。
一方、金属で作製する場合は、切削による削り出し、アルミダイキャスト、亜鉛ダイキャスト、金属粉末射出成形法(いわゆるMIM法)、金属粉末焼結積層法(いわゆる3Dプリンタ)などを用いることができる。また、金属の材質は問わず、鉄、ステンレス、アルミニウム、真鍮、銅、亜鉛やこれらの合金等を用いてもよい。また、各種メッキを施して表面の機能性(潤滑性や耐腐食性等)を向上させることができる。
また、軸受部材340及び該軸受部材340に含まれるいずれかの部材については弾性を持たせる観点から、金属板を折り曲げて作製したり、金属、ガラス、炭素繊維等を樹脂に含浸させて作製したりしてもよい。
以下にそれぞれについて説明する。
そして、回動軸351の外周部には円筒状の部材352と円柱状の部材353との境界部分に上記螺状部347の形状に対応した捻じれた螺状の柱状部354が設けられている。
軸357は柱状の部材であり本形態では円柱である。また軸357には軸線に直交する方向に貫通する孔357aが形成されている。
樹脂で作製する場合には、例えばポリアセタール、ポリカーボネート、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PAI(ポリアミドイミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PEI(ポリエーテルイミド)、PFA(4Fパーフルオロアルキルビニルエーテル)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(液晶ポリマー)樹脂、PA−MXD6(ポリアミドMXD6)等を好適に用いることができる。ただし、部材の剛性を向上させるために、負荷トルクに応じて樹脂中にガラス繊維、カーボン繊維や無機フィラー等を配合しても良い。また、樹脂中に金属をインサートしてさらに剛性を上げても良い。
一方、金属で作製する場合は、切削による削り出し、アルミダイキャスト、亜鉛ダイキャスト、金属粉末射出成形法(いわゆるMIM法)、金属粉末焼結積層法(いわゆる3Dプリンタ)などを用いることができる。また、金属の材質は問わず、鉄、ステンレス、アルミニウム、真鍮、銅、亜鉛やこれらの合金等を用いてもよい。また、各種メッキを施して表面の機能性(潤滑性や耐腐食性等)を向上させることができる。
また、軸部材350、軸部材350に含まれるいずれかの部材については弾性を持たせる観点から、金属板を折り曲げて作製したり、金属、ガラス、炭素繊維等を樹脂に含浸させて作製したりしてもよい。
そしてフタ部材342が配置され、回動軸351が軸受部材340に保持される。このとき、フタ部材342の孔342a内には回動軸351のうち円筒状の部材352が配置され、螺状の柱状部354は孔342aを通過することができないので、この螺状の柱状部354が軸受部材340の内側に保持され、回動軸351が軸受部材340から抜けることなく付勢された状態で保持される。
この変形例では螺状の柱状部354’がはす歯歯車、螺状部347’がはす歯内歯車により形成されており、このような形態でもこれが端部部材330における螺状部347と螺状の柱状部354との関係の例に倣って作用し、端部部材30と同じように作動することができる。
はす歯歯車及びはす歯内歯車における歯数は特に限定されることはなく適宜調整することができる。
なお、直線溝447の長手方向一端はフタ部材46により塞がれており、これとは反対の他端は筒状体41の端面にまで達することなく塞がれている。
なお、螺状溝452の長手方向一端はフタ部材451aにより塞がれている。
軸457は柱状の部材であり、本形態では円柱である。この断面形状は上記した回動軸451の開口部451bと概ね同じ形状、又は該開口部451bより若干小さく形成されている。
一方、ピン67が回動軸451の2つのピン通し孔51cを渡すように通される。このときピン67の両端はそれぞれ回動軸451の側面から突出し、突起として機能する。
そして、回動軸451の内側で先端部材455の軸457とピン67との間に先端部材用弾性部材65が配置される。従って先端部材用弾性部材65の一方が軸457、他方がピン67に接触する。これにより、先端部材用弾性部材65が先端部材455を付勢し回動軸451から先端部材455を突出させる方向に先端部材455が付勢される。ただし、突起456は回動軸451の開口部451bを通ることができないので、先端部材455は回動軸451から外れることなく付勢された状態で保持される。
また、図41からわかるように、軸受部材440の内側で、回動軸451とフタ部材46との間に回動軸用弾性部材66が配置される。従って回動軸用弾性部材66の一方が回動軸451、他方がフタ部材46に接触する。これにより、回動軸用弾性部材66が回動軸451を付勢し軸受部材440から先端部材455を含む回動軸451を突出させる方向に回動軸451が付勢される。ただし、ピン67の先端が軸受部材440の直線溝447に挿入され、該直線溝447はその両端が上記のように塞がれているので、回動軸451は軸受部材440から外れることなく付勢された状態で保持される。
図41に示した姿勢では、先端部材用弾性部材65、回動軸用弾性部材66により軸部材450の全体が、可能な範囲で最も軸受部材440から突出した姿勢とされている。軸部材450に何ら外力が加わらないときには端部部材430はこの姿勢にある。
筒状体41への底板546の取り付けは接着や融着等により行うことができる。また、筒状体41と底板546とは一体に形成されてもよい。
樹脂で作製する場合には、例えばポリアセタール、ポリカーボネート、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PAI(ポリアミドイミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PEI(ポリエーテルイミド)、PFA(4Fパーフルオロアルキルビニルエーテル)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(液晶ポリマー)樹脂、PA−MXD6(ポリアミドMXD6)等を好適に用いることができる。ただし、部材の剛性を向上させるために、負荷トルクに応じて樹脂中にガラス繊維、カーボン繊維や無機フィラー等を配合しても良い。また、樹脂中に金属をインサートしてさらに剛性を上げても良い。
また、軸部材の取り付けや移動を円滑にするために、樹脂にフッ素、ポリエチレン、およびシリコンゴムの少なくとも1種類を含有して摺動性を向上させてもよい。また、樹脂をフッ素コーティングしたり、潤滑剤を塗布してもよい。
一方、金属で作製する場合は、切削による削り出し、アルミダイキャスト、亜鉛ダイキャスト、金属粉末射出成形法(いわゆるMIM法)、金属粉末焼結積層法(いわゆる3Dプリンタ)などを用いることができる。また、金属の材質は問わず、鉄、ステンレス、アルミニウム、真鍮、銅、亜鉛やこれらの合金等を用いてもよい。また、各種メッキを施して表面の機能性(潤滑性や耐腐食性等)を向上させることができる。
また、軸受部材540、軸受部材540に含まれるいずれか部材については弾性を持たせる観点から、金属板を折り曲げて作製したり、金属、ガラス、炭素繊維等を樹脂に含浸させて作製したりしてもよい。
以下にそれぞれについて説明する。
そして、回動軸551には円筒状の部材552の軸線方向端部のうち円柱状の部材553側の端部に軸線方向に直交する方向に貫通する孔551bが形成される。2つの孔551aは円筒状の部材552の1つの直径上に配置されている。
軸557は柱状の部材であり本形態では円柱である。また軸557には軸線に直交する方向に貫通する長孔557aが形成されている。長孔557aの長手方向は軸線に沿った方向である。なお、本形態では軸557のうち回転力受け部材58とは反対となる端部が細く形成されている。
樹脂で作製する場合には、例えばポリアセタール、ポリカーボネート、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PAI(ポリアミドイミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PEI(ポリエーテルイミド)、PFA(4Fパーフルオロアルキルビニルエーテル)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(液晶ポリマー)樹脂、PA−MXD6(ポリアミドMXD6)等を好適に用いることができる。ただし、部材の剛性を向上させるために、負荷トルクに応じて樹脂中にガラス繊維、カーボン繊維や無機フィラー等を配合しても良い。また、樹脂中に金属をインサートしてさらに剛性を上げても良い。
一方、金属で作製する場合は、切削による削り出し、アルミダイキャスト、亜鉛ダイキャスト、金属粉末射出成形法(いわゆるMIM法)、金属粉末焼結積層法(いわゆる3Dプリンタ)などを用いることができる。また、金属の材質は問わず、鉄、ステンレス、アルミニウム、真鍮、銅、亜鉛やこれらの合金等を用いてもよい。また、各種メッキを施して表面の機能性(潤滑性や耐腐食性等)を向上させることができる。
また、軸部材550、軸部材550に含まれるいずれかの部材については弾性を持たせる観点から、金属板を折り曲げて作製したり、金属、ガラス、炭素繊維等を樹脂に含浸させて作製したりしてもよい。
そしてフタ部材542が配置され、回動軸551が軸受部材540に保持される。このとき、フタ部材542の孔542a内には回動軸551のうち円筒状の部材552が配置され、ピン568は孔542aを通過することができないので、回動軸551が軸受部材540から抜けることなく付勢された状態で保持される。
先端部材555’は、一方の板面が所定の間隔を有して略平行に配置される2つの基板555’aを有し、2つの基板555’aは一方の端部同士で連結板555’bで連結されている。2つの基板555’aのうち連結板555’bで連結された側とは反対側の端部(他方の端部)のそれぞれからは、互いに離隔する方向に延びる板状部材である拡間板555’cが配置されている。そして拡間板555’cの先端からは基板555’aから離れる方向に延びる係合部材として機能する係合板555’dが具備されている。従って2つの係合板555’dはその板面が対向するように所定の間隔を有して略平行となっている。
そこで、次に「軸部材が軸線周りに回動することにより該軸部材が軸線方向移動する動作」のみにより構成される形態例を説明する。
2 画像形成装置本体
3 プロセスカートリッジ
10 感光体ドラムユニット
11 感光体ドラム(円柱状回転体)
20 フタ材
30 端部部材
40 軸受部材
50 軸部材
51 回動軸
55 先端部材
58 回転力受け部材
59 受け部材
60 係合部材
Claims (12)
- 画像形成装置本体に装着される円柱状回転体の端部に配置される端部部材であって、
筒状の軸受部材と、
前記軸受部材に保持される軸部材と、を有し、
前記軸部材は、
前記軸受部材に同軸に配置され、該軸受部材に対して軸線まわりに回動することにより前記軸線方向に移動する軸状である回動軸と、
前記回動軸に同軸に配置され、先端には前記画像形成装置本体の駆動軸に係合する係合部材を具備する回転力受け部材が配置された先端部材と、を有し、
前記軸線まわりの回転力は、前記回転力受け部材、前記回動軸、及び前記軸受部材の順に伝達される、端部部材。 - 前記回動軸及び/又は前記先端部材は、前記軸部材の軸線まわりの回動とは無関係に前記軸線方向に沿った方向に移動する、請求項1に記載の端部部材。
- 前記回転力受け部材は、その端面に軸線方向に深さを有する凹部が形成され、該凹部の側面が凸状に形成されている、請求項1又は2に記載の端部部材。
- 前記回転力受け部材は、その端面に軸線方向に深さを有する凹部が形成され、該凹部の側面には軸線からみて放射状に延び、かつ軸線を中心とした周方向に湾曲するように形成された螺状の溝が設けられている、請求項1乃至3のいずれかに記載の端部部材。
- 前記係合部材には、軸線方向に対して傾斜した傾斜面又は湾曲面を具備している請求項1乃至4に記載の端部部材。
- 前記係合部材には、前記駆動軸が係合する凹部が形成されている請求項1乃至5に記載の端部部材。
- 前記軸受部材の内面には螺状に形成された部位が設けられ、前記回動軸には前記螺状に形成された部位内を移動する部材を具備することにより、前記回動軸が前記軸受部材に対して軸線まわりに回動することにより前記軸線方向に移動する請求項1乃至6のいずれかに記載の端部部材。
- 前記回動軸の内面には螺状に形成された部位が設けられ、前記先端部材には前記螺状に形成された部位内を移動する部材を具備することにより、前記先端部材は、該先端部材が前記回動軸に対して軸線まわりに回動することにより前記軸線方向に移動する請求項1乃至6のいずれかに記載の端部部材。
- 前記円柱状回転体が感光体ドラムであり、該感光体ドラムと、前記感光体ドラムの少なくとも一方の端部に配置される請求項1乃至8のいずれかに記載の端部部材と、を備える感光体ドラムユニット。
- 前記円柱状回転体が現像ローラであり、該現像ローラと、前記現像ローラの少なくとも一方の端部に配置される請求項1乃至8のいずれかに記載の端部部材と、を備える現像ローラユニット。
- 筐体と、該筐体に保持される請求項9に記載の感光体ドラムユニットと、を具備するプロセスカートリッジ。
- 筐体と、該筐体に保持される請求項10に記載の現像ローラユニットと、を具備するプロセスカートリッジ。
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