JP2016026944A - モニタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】取り付け部分が制約された条件下において、取り付け幅寸法以上で座席幅一杯までの幅を有するモニタを装着することが可能なモニタ装置を提供する。【解決手段】モニタ装置は、モニタと、保持部と、支軸部と、規制部と、解除部と、を備えている。モニタは、座席の背面側に設置されており、長手方向が縦向きとなる格納状態と長手方向が横向きとなる展開状態とを切替可能である。保持部は、モニタの背面側に設けられており、モニタの背面を支持する。支軸部は、モニタの背面側において、保持部をモニタとともに回転可能に支持する。規制部は、格納状態において、モニタの回転を規制する。解除部は、モニタを格納状態から展開状態へ移行させる際に、モニタが支軸部を中心にして回転可能となるように、規制部における保持を解除する。【選択図】図2
Description
本開示は、航空機等の座席背面に設置されたモニタ装置に関する。
近年、航空機や列車、バス、客船等の輸送手段の客室内には、乗客に映像等を表示するサービスを提供するためのモニタ装置が設置されている(例えば、特許文献1参照。)。
航空機等に設置されるモニタ装置201は、図6に示すように、座席背面200aより内側に設置される。このため、モニタ装置201の画面サイズは、座席200の幅寸法より大きいものは設置できない。よって、従来のモニタ装置201では、座席200の幅を含む座席に対する設置制約に合わせた液晶パネル等が採用されている。
航空機等に設置されるモニタ装置201は、図6に示すように、座席背面200aより内側に設置される。このため、モニタ装置201の画面サイズは、座席200の幅寸法より大きいものは設置できない。よって、従来のモニタ装置201では、座席200の幅を含む座席に対する設置制約に合わせた液晶パネル等が採用されている。
従来のモニタ装置は、座席幅より内側に設けられたモニタの取り付け部分の幅寸法に制約されたモニタしか採用できないため、近年の画面の大型化の要求を満足することが困難である。
本開示は、取り付け部分の制約された幅寸法の条件下において、この取り付け幅寸法以上で座席幅一杯までの幅を有するモニタを装着することが可能なモニタ装置を提供する。
本開示は、取り付け部分の制約された幅寸法の条件下において、この取り付け幅寸法以上で座席幅一杯までの幅を有するモニタを装着することが可能なモニタ装置を提供する。
本開示に係るモニタ装置は、モニタと、保持部と、支軸部と、規制部と、解除部と、を備えている。モニタは、座席の背面側に設置されており、長手方向が縦向きとなる格納状態と長手方向が横向きとなる展開状態とを切替可能である。保持部は、モニタの背面側に設けられており、モニタの背面を支持する。支軸部は、モニタの背面側において、保持部をモニタとともに回転可能に支持する。規制部は、格納状態において、モニタの回転を規制する。解除部は、モニタを格納状態から展開状態へ移行させる際に、モニタが支軸部を中心にして回転可能となるように、規制部における保持を解除する。
本開示に係るモニタ装置によれば、取り付け部分の制約された幅寸法の条件下において、取り付け部分の幅寸法以上の幅を有するモニタを使用することができる。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
説明中で同じ符号、記号、数字は、特に説明が無い限り、同じ構成要素を示すものとする。また、特に説明が無い限り本発明に必須でない構成要素は図示しないものとする。
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施の形態について、航空機で利用されるモニタ装置を例にとって説明する。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
説明中で同じ符号、記号、数字は、特に説明が無い限り、同じ構成要素を示すものとする。また、特に説明が無い限り本発明に必須でない構成要素は図示しないものとする。
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施の形態について、航空機で利用されるモニタ装置を例にとって説明する。
[1.構成]
[1−1.モニタ装置100の概要]
図1は、座席102の背面に設けられたモニタ101が座席102のモニタ格納凹部103に格納された状態であるモニタ装置100の外観を示す斜視図である。
図2は、モニタ101がモニタ格納凹部103に格納された状態から引き出されてモニタ101を90度回転させた展開状態を示すモニタ装置100の外観斜視図である。
図3(a)〜図3(d)は、モニタ101がモニタ格納凹部103に格納された状態であるモニタ装置100の断面図である。図3(a)は、図1に示すモニタ装置100のa−a’断面図である。図3(b)は、図1に示すモニタ装置100のb−b’断面図である。図3(c)は、図3(b)の解除部305付近の拡大図である。図3(d)は、図3(a)の規制部306付近の拡大図である。
[1−1.モニタ装置100の概要]
図1は、座席102の背面に設けられたモニタ101が座席102のモニタ格納凹部103に格納された状態であるモニタ装置100の外観を示す斜視図である。
図2は、モニタ101がモニタ格納凹部103に格納された状態から引き出されてモニタ101を90度回転させた展開状態を示すモニタ装置100の外観斜視図である。
図3(a)〜図3(d)は、モニタ101がモニタ格納凹部103に格納された状態であるモニタ装置100の断面図である。図3(a)は、図1に示すモニタ装置100のa−a’断面図である。図3(b)は、図1に示すモニタ装置100のb−b’断面図である。図3(c)は、図3(b)の解除部305付近の拡大図である。図3(d)は、図3(a)の規制部306付近の拡大図である。
図4(a)〜図4(c)は、モニタ101がモニタ格納凹部103に格納されている状態からモニタ101を90度回転させた展開状態のモニタ装置100の断面図である。図4(a)は、図2に示すモニタ装置100のa−a’断面図である。図4(b)は、図2に示すモニタ装置100のb−b’断面図である。図4(c)は、図4(a)の規制部306付近の拡大図である。
図5は、モニタ装置100の制御ブロック図である。
モニタ装置100は、モニタ101、保持部301(図3(a)および図4(a)等参照)、バネ部302(図3(a)および図4(a)等参照)、係止部303(図3(a)および図4(a)等参照)、支軸部304(図3(a)および図4(a)等参照)、解除部305および受信部501(図5参照)、制御部502(図5参照)を備えている。
図5は、モニタ装置100の制御ブロック図である。
モニタ装置100は、モニタ101、保持部301(図3(a)および図4(a)等参照)、バネ部302(図3(a)および図4(a)等参照)、係止部303(図3(a)および図4(a)等参照)、支軸部304(図3(a)および図4(a)等参照)、解除部305および受信部501(図5参照)、制御部502(図5参照)を備えている。
モニタ101は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)を用いた表示パネルであって、各種情報を表示する。
保持部301は、モニタ101の背面側に固定された円柱状の部材であって、第1端部がモニタ101の背面に対して垂直もしくは概垂直に固定される。また、保持部301は、第1端部が、モニタ101の背面に設けられた支軸部304において回転可能に保持される。さらに、保持部301は、モニタ101の背面に固定された第1端部側とは反対の第2端部側に、規制部306を有する。
規制部306は、固定ピン307と規制部用バネ部材308とを有している。
固定ピン307は、規制部用バネ部材308の弾性力によって、常に保持部301の軸方向に沿って支軸部304に対して押圧力を付与するように付勢されている。
保持部301は、モニタ101の背面側に固定された円柱状の部材であって、第1端部がモニタ101の背面に対して垂直もしくは概垂直に固定される。また、保持部301は、第1端部が、モニタ101の背面に設けられた支軸部304において回転可能に保持される。さらに、保持部301は、モニタ101の背面に固定された第1端部側とは反対の第2端部側に、規制部306を有する。
規制部306は、固定ピン307と規制部用バネ部材308とを有している。
固定ピン307は、規制部用バネ部材308の弾性力によって、常に保持部301の軸方向に沿って支軸部304に対して押圧力を付与するように付勢されている。
支軸部304は、図3(d)および図4(c)に示すように、固定ピン307が嵌合する係止孔309を有している。固定ピン307は、先端に傾斜が設けられており、さらにその径が係止孔309の径より小さくなるように形成されている。
これにより、固定ピン307が係止孔309にはめ込まれている状態では、モニタ101が自由に回転しないように固定することができる。
一方、モニタ101をより強い力で回転させれば、固定ピン307と係止孔309との係止を解除して、自由にモニタ101を回転させることができる。
モニタ101は、図3(d)に示すように、座席102の背面に形成されたモニタ格納凹部103に格納された状態で固定されている。一方、図4(c)は、モニタ101がモニタ格納凹部103から引き出された後、90度回転させた展開状態を示している。
これにより、固定ピン307が係止孔309にはめ込まれている状態では、モニタ101が自由に回転しないように固定することができる。
一方、モニタ101をより強い力で回転させれば、固定ピン307と係止孔309との係止を解除して、自由にモニタ101を回転させることができる。
モニタ101は、図3(d)に示すように、座席102の背面に形成されたモニタ格納凹部103に格納された状態で固定されている。一方、図4(c)は、モニタ101がモニタ格納凹部103から引き出された後、90度回転させた展開状態を示している。
係止部303は、座席102の背面における所定位置(本実施形態では、モニタ格納凹部103内)にモニタ101を係止する部材であって、モニタ101の背面側に設置されている。係止部303は、解除部305に固定されている。これにより、座席102のモニタ格納凹部103に、モニタ101を格納することができる。
解除部305は、モニタ101がモニタ格納凹部103に格納された状態において、図3(b)に示すように、係止部303に相対する位置に配置されている。解除部305は、図3(c)に示すように、ソレノイド310と、鉄芯311、ピン部312、解除部用バネ部材313とを有している。
ソレノイド310は、通常時には通電されていないが、制御部502から電気信号を受信すると通電状態に切り替えられる。ソレノイド310が通電されていない状態では、解除部用バネ部材313の弾性力によって、鉄芯311がコイル(図示しない)よって押し出され、ピン部312が押し出される。押し出されたピン部312は、係止部303の孔部314に嵌合する。
解除部305は、モニタ101がモニタ格納凹部103に格納された状態において、図3(b)に示すように、係止部303に相対する位置に配置されている。解除部305は、図3(c)に示すように、ソレノイド310と、鉄芯311、ピン部312、解除部用バネ部材313とを有している。
ソレノイド310は、通常時には通電されていないが、制御部502から電気信号を受信すると通電状態に切り替えられる。ソレノイド310が通電されていない状態では、解除部用バネ部材313の弾性力によって、鉄芯311がコイル(図示しない)よって押し出され、ピン部312が押し出される。押し出されたピン部312は、係止部303の孔部314に嵌合する。
本実施形態では、以上のような解除部305の構成により、ソレノイド310が通電していない時、モニタ101はモニタ格納凹部103内に固定される。一方、ソレノイド310が通電されている時は、鉄芯311はコイル(図示しない)の電磁力によって引き込まれ、鉄芯311につながるピン部312が孔部314内の位置から退避するように移動する。
これにより、ソレノイド310を通電状態とすることで、モニタ101のロックを解除することができる。
バネ部302は、モニタ101に対して垂直な方向に付勢するように、モニタ101の背面側に設けられている。これにより、制御部502がソレノイド310を通電状態とすると、モニタ101のロックが解除され、モニタ101がモニタ格納凹部103から引き出し可能な状態になる。
これにより、ソレノイド310を通電状態とすることで、モニタ101のロックを解除することができる。
バネ部302は、モニタ101に対して垂直な方向に付勢するように、モニタ101の背面側に設けられている。これにより、制御部502がソレノイド310を通電状態とすると、モニタ101のロックが解除され、モニタ101がモニタ格納凹部103から引き出し可能な状態になる。
受信部501は、外部(例えば、航空機の基幹システム等)から情報を受信する。
制御部502は、受信部501において受信した情報に基づいて、解除部305に対して電気信号を送出するかどうかを判断するとともに、解除部305に電気信号を送出する。また、制御部502は、乗客に提示する表示画面(例えば、メニュー等)をモニタ101に表示したり、モニタ101の表示画面を操作することによって得られるユーザ指示を受信したりする。
本実施形態のモニタ装置100では、以上の構成により、モニタ101の表面が座席102の背面と同一面を形成するように座席102のモニタ格納凹部103に格納された格納状態(図1)と、座席102から引き出されて90度回転させた展開状態(図2)との2つの状態を切り替えることができる。
制御部502は、受信部501において受信した情報に基づいて、解除部305に対して電気信号を送出するかどうかを判断するとともに、解除部305に電気信号を送出する。また、制御部502は、乗客に提示する表示画面(例えば、メニュー等)をモニタ101に表示したり、モニタ101の表示画面を操作することによって得られるユーザ指示を受信したりする。
本実施形態のモニタ装置100では、以上の構成により、モニタ101の表面が座席102の背面と同一面を形成するように座席102のモニタ格納凹部103に格納された格納状態(図1)と、座席102から引き出されて90度回転させた展開状態(図2)との2つの状態を切り替えることができる。
[2.動作]
[2−1.格納使用時のモニタ装置100の動作]
ここでは、例えば、航空機が離陸前および機体上昇状態でシートベルトを締める指示があった場合におけるモニタ装置100の動作について説明する。
航空機の運行にあたっては機長が機体を起動し、モニタ装置100にも通電が行われる。離陸前および機体上昇状態では、乗客はシートベルトを装着する必要があるので、シートベルト装着指示が発行される。
このため、受信部501が何も情報を受信することもない。よって、制御部502は、ソレノイド310に対して電気信号を送出することはない。
この結果、この状態では、ソレノイド310は非通電状態である。よって、ピン部312が係止部303に嵌合した状態となっている。このため、モニタ101はモニタ格納凹部103に格納されており、格納状態から展開状態になるように、移動・回転させることはできない。
[2−1.格納使用時のモニタ装置100の動作]
ここでは、例えば、航空機が離陸前および機体上昇状態でシートベルトを締める指示があった場合におけるモニタ装置100の動作について説明する。
航空機の運行にあたっては機長が機体を起動し、モニタ装置100にも通電が行われる。離陸前および機体上昇状態では、乗客はシートベルトを装着する必要があるので、シートベルト装着指示が発行される。
このため、受信部501が何も情報を受信することもない。よって、制御部502は、ソレノイド310に対して電気信号を送出することはない。
この結果、この状態では、ソレノイド310は非通電状態である。よって、ピン部312が係止部303に嵌合した状態となっている。このため、モニタ101はモニタ格納凹部103に格納されており、格納状態から展開状態になるように、移動・回転させることはできない。
以上のように、離陸前および機体上昇状態において、シートベルト解除指示が発行されていない場合には、モニタ装置100は、モニタ格納凹部103内に収納された状態となっているため、モニタ101の回転を規制することができる。
[2−2.通常使用時のモニタ装置100の動作]
次に、航空機が安定飛行状態になり、シートベルト解除指示が発行された場合におけるモニタ装置100の動作について説明する。
機体が安定運行に移行した後、外部の基幹システムから自動的にシートベルト解除指示が発行される。この時、モニタ装置100の受信部501は、外部のシステム(例えば、基幹システム)からシートベルト解除指示を受信する。
制御部502は、受信部501で受信したシートベルト解除指示を受け取り、ソレノイド310に対して電気信号を送出する。
[2−2.通常使用時のモニタ装置100の動作]
次に、航空機が安定飛行状態になり、シートベルト解除指示が発行された場合におけるモニタ装置100の動作について説明する。
機体が安定運行に移行した後、外部の基幹システムから自動的にシートベルト解除指示が発行される。この時、モニタ装置100の受信部501は、外部のシステム(例えば、基幹システム)からシートベルト解除指示を受信する。
制御部502は、受信部501で受信したシートベルト解除指示を受け取り、ソレノイド310に対して電気信号を送出する。
これにより、ソレノイド310は通電状態となり、磁力によって鉄芯311が引き込まれるため、ピン部312が係止部303から外れ、モニタ101の固定は解除される。
モニタ101は、係止部303と解除部305とが嵌合状態から解放された状態へ移行している。このため、バネ部302の押圧によって座席102から飛び出した状態となる。このとき、モニタ101は支軸部304を中心に回転自在となるよう構成されている。これにより、モニタ101は、図2に示すように、乗客の手動操作によって縦長の姿勢から横長の姿勢になるように、90度回転させることができる。
モニタ101は、90度回転させた展開状態において、画像を表示することができる。よって、乗客は、機内配信の画像等を観賞することができる。
なお、格納使用時のモニタ101は縦長の配置であったが、90度回転させることにより横長の配置になり、乗客は従来よりも大画面で機内配信の画像等を観賞することができる。
モニタ101は、係止部303と解除部305とが嵌合状態から解放された状態へ移行している。このため、バネ部302の押圧によって座席102から飛び出した状態となる。このとき、モニタ101は支軸部304を中心に回転自在となるよう構成されている。これにより、モニタ101は、図2に示すように、乗客の手動操作によって縦長の姿勢から横長の姿勢になるように、90度回転させることができる。
モニタ101は、90度回転させた展開状態において、画像を表示することができる。よって、乗客は、機内配信の画像等を観賞することができる。
なお、格納使用時のモニタ101は縦長の配置であったが、90度回転させることにより横長の配置になり、乗客は従来よりも大画面で機内配信の画像等を観賞することができる。
従来のモニタ装置は、モニタがシートに埋め込まれた状態で横長の配置であったため、その画面サイズは座席の幅より小さくなければいけないという制限があった。
しかし、本実施形態のモニタ装置100は、モニタ101が座席102の背面から突出した位置に移動して回転可能な状態へ移行した後、乗客の手動操作によって90度回転させることができる。このため、画面サイズは限りなく座席幅近くまでに広く取ることができる。よって、乗客はより大画面での映像配信サービスを受けることができる。
[3.効果]
以上のように、本実施形態のモニタ装置100の構成により、例えば、シートベルト解除指示を受信した場合において、自動的に、縦長の格納状態から横長の展開状態へとモニタ101の姿勢を切り替えることが可能な状態とすることができる。よって、乗客は、自らの好みに応じて、手動操作によって、モニタ101の姿勢を切り替えることができる。この結果、モニタ装置100の画面サイズを限りなく座席幅と同等のサイズまで広く取ることができる。
しかし、本実施形態のモニタ装置100は、モニタ101が座席102の背面から突出した位置に移動して回転可能な状態へ移行した後、乗客の手動操作によって90度回転させることができる。このため、画面サイズは限りなく座席幅近くまでに広く取ることができる。よって、乗客はより大画面での映像配信サービスを受けることができる。
[3.効果]
以上のように、本実施形態のモニタ装置100の構成により、例えば、シートベルト解除指示を受信した場合において、自動的に、縦長の格納状態から横長の展開状態へとモニタ101の姿勢を切り替えることが可能な状態とすることができる。よって、乗客は、自らの好みに応じて、手動操作によって、モニタ101の姿勢を切り替えることができる。この結果、モニタ装置100の画面サイズを限りなく座席幅と同等のサイズまで広く取ることができる。
また、モニタ装置100は、その表面が座席102の背面と同一面を形成する格納状態であっても縦長の状態で画像を表示することができる。よって、乗客は、従来のモニタ装置と比較して、何ら遜色なく非常時の脱出手順や機内共通配信の画像等を観賞することができる。
また、乗客は、モニタ装置100が座席102の背面から突出させた後、90度回転させた展開状態にすることを望まない場合には、安全運航状態において格納状態のままモニタ装置100で映像を鑑賞し続けることもできる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
また、乗客は、モニタ装置100が座席102の背面から突出させた後、90度回転させた展開状態にすることを望まない場合には、安全運航状態において格納状態のままモニタ装置100で映像を鑑賞し続けることもできる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、外部の基幹システムからシートベルト解除指示を受信する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、外部の基幹システムで計測している航空機の高度や振動を受信して、制御部502においてそれらのデータからシートベルトを解除すべきかどうかを判断してもよい。
(B)
上記実施形態では、外部の基幹システムからシートベルト解除指示を受信してシートベルトを解除するか否かを判断する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、外部の基幹システムからのシートベルト解除指示を受信していない場合でも、ソレノイド310の通電状態を許可するために、モニタ101に表示されたメニュー表示を利用して乗客がモニタ101を回転させるようにしてもよい。
上記実施形態では、外部の基幹システムからシートベルト解除指示を受信する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、外部の基幹システムで計測している航空機の高度や振動を受信して、制御部502においてそれらのデータからシートベルトを解除すべきかどうかを判断してもよい。
(B)
上記実施形態では、外部の基幹システムからシートベルト解除指示を受信してシートベルトを解除するか否かを判断する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、外部の基幹システムからのシートベルト解除指示を受信していない場合でも、ソレノイド310の通電状態を許可するために、モニタ101に表示されたメニュー表示を利用して乗客がモニタ101を回転させるようにしてもよい。
(C)
上記実施形態では、解除部305として、ソレノイド310を利用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、解除部として、ソレノイド310に代わりに、モータの回転を用いてピン部312を移動させる機構を採用してもよい。
(D)
上記実施形態では、航空機の客室内に設置された座席の背面に設けられたシートモニタに対して、本開示のモニタ装置を適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、航空機以外にも、本開示のモニタ装置は、電車やバス、船舶等の移動体に設置されたモニタ装置や、シートモニタが設置されたホール等、他の場所へ展開することも可能である。
上記実施形態では、解除部305として、ソレノイド310を利用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、解除部として、ソレノイド310に代わりに、モータの回転を用いてピン部312を移動させる機構を採用してもよい。
(D)
上記実施形態では、航空機の客室内に設置された座席の背面に設けられたシートモニタに対して、本開示のモニタ装置を適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、航空機以外にも、本開示のモニタ装置は、電車やバス、船舶等の移動体に設置されたモニタ装置や、シートモニタが設置されたホール等、他の場所へ展開することも可能である。
本開示のモニタ装置は、取り付け部分の制約された幅寸法の条件下において、取り付け部分の幅寸法以上の幅を有するモニタを取り付けることが出来るという効果を奏し、座席背面に設置されるモニタの格納装置に対して広く適用可能である。
100 モニタ装置
101 モニタ
102 座席
102a 背面
103 モニタ格納凹部
301 保持部
302 バネ部
303 係止部
304 支軸部
305 解除部
306 規制部
307 固定ピン
308 規制部用バネ部材
309 係止孔
310 ソレノイド
311 鉄芯
312 ピン部
313 解除部用バネ部材
314 孔部
501 受信部
502 制御部
101 モニタ
102 座席
102a 背面
103 モニタ格納凹部
301 保持部
302 バネ部
303 係止部
304 支軸部
305 解除部
306 規制部
307 固定ピン
308 規制部用バネ部材
309 係止孔
310 ソレノイド
311 鉄芯
312 ピン部
313 解除部用バネ部材
314 孔部
501 受信部
502 制御部
Claims (7)
- 座席の背面側に設置されており、長手方向が縦向きとなる格納状態と長手方向が横向きとなる展開状態とを切替可能なモニタと、
前記モニタの背面側に設けられており、前記モニタの背面を支持する保持部と、
前記モニタの背面側において、前記保持部を前記モニタとともに回転可能に支持する支軸部と、
前記格納状態において、前記モニタの回転を規制する規制部と、
前記モニタを前記格納状態から前記展開状態へ移行させる際に、前記モニタが前記支軸部を中心にして回転可能となるように、前記規制部における保持を解除する解除部と、
を備えたモニタ装置。 - 前記解除部は、前記モニタの回転を規制するとともに、前記座席の背面側における所定位置に前記モニタを係止する係止部を有しており、
前記係止部による係止状態が解除されると、前記モニタを前方に押すバネ部を、さらに備えた、
請求項1に記載のモニタ装置。 - 前記解除部によって前記規制部における保持が解除されると、前記モニタは、前記バネ部の押圧力によって前記座席の背面から飛び出した状態へ移行する、
請求項2に記載のモニタ装置。 - 前記モニタは、前記格納状態において、前記座席の背面側に形成された凹部に収納されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載のモニタ装置。 - 前記モニタは、前記凹部内に収納された前記格納状態において、表面が前記座席の背面と同じ平面を形成するように配置されている、
請求項4に記載のモニタ装置。 - 前記解除部は、外部機器から受信した情報に基づいて、前記保持の解除を行う、
請求項1から5のいずれか1項に記載のモニタ装置。 - 前記解除部における前記保持の解除を行うか否かを指示する制御部を、
さらに備えている、
請求項1から5のいずれか1項に記載のモニタ装置。
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