JP2016025832A - 相間絶縁ボビン、モータ固定子の相間絶縁構造、およびモータ - Google Patents

相間絶縁ボビン、モータ固定子の相間絶縁構造、およびモータ Download PDF

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北沢 完治
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完治 北沢
和司 細沢
Kazuji Hosozawa
和司 細沢
純 金田一
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純 金田一
啓太 坂
Keita Saka
啓太 坂
和希 寺島
kazuki Terashima
和希 寺島
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Abstract

【課題】部品点数を増やさずボビン単体で、かつコイル間の距離は小さいままで絶縁処理することのできる、モータ固定子の相間絶縁ボビンを提供すること。
【解決手段】モータ固定子のコイル巻線用の相間絶縁ボビン10は、上底部2、下底部4、およびこれらを介するコイル巻回用の芯部5とからなり、上底部2は下方に折り曲げることで巻回されたコイルを被覆できる折り曲げ片部3を備えている。なお、折り曲げ片部3は片側のみに設ける構成としてもよい。
【選択図】図2

Description

本発明は相間絶縁ボビン、モータ固定子の相間絶縁構造、およびモータに係り、特に、部品点数を増やさずにモータ固定子内の相間における絶縁を可能とし、作業効率を向上させることのできる、相間絶縁ボビン等に関するものである。
従来、モータの固定子の製造におけるコイル間の絶縁処理は、ボビンに巻かれたコイルとコイルの間に絶縁テープを貼ったり、あるいはコイル間に十分な空間を確保した構造とすることによって行われている。
なお、モータの固定子のボビンについては種々の技術的提案がなされている。たとえば後掲特許文献1には、製造工程において、樹脂との分離を容易にするために一部を折り曲げることのできるボビンが開示されている。
また、図6は、従来のモータ固定子のボビンを示す説明図であり、図中、(uは平面図、(v)は右側面図、(w)は下底部を上方にした正面視の断面図である。図示するように従来のボビン610は、上底部62、下底部64、およびこれらを介するコイル巻回用の芯部65とからなり、芯部65にコイルが巻回された後は、絶縁テープ等による絶縁処理が施される。
特開2001−19710号公報「モールドモータの製造方法及び分解方法」
さて、上述のとおり従来のコイル間の絶縁処理は、コイル間への絶縁テープ貼りや、コイル間の空間を十分に確保する構造によって行われているのだが、それぞれ問題がある。前者は部品点数を増やすとともに所定箇所にテープを貼り付けるという作業が必要である。また後者は、絶縁を確保するために十分な程度に巻線間を離間させねばならず、モータを小型化したい場合には好ましくない。
なお上記文献開示技術は、その目的が樹脂との分離を容易にすることであり、コイル間の絶縁処理に適用できるものではない。巻線間の距離が小さい状態であっても、部品点数を増やすことなく絶縁処理を行うことができ、さらにはボビン単体で絶縁処理することができて、作業効率向上をも実現できる技術は、これまで存在しない。
そこで本発明が解決しようとする課題は、かかる従来技術の問題点を踏まえ、部品点数を増やさずボビン単体で、かつコイル間の距離は小さいままで絶縁処理することのできる、相間絶縁ボビン、モータ固定子の相間絶縁構造およびモータを提供することである。そしてこれにより、作業効率を向上させることのできる、相間絶縁ボビン、モータ固定子の相間絶縁構造およびモー等タを提供することである。
本願発明者は上記課題について検討した結果、モータの固定子を構成する絶縁ボビン側面の両側または片側に折り曲げることができるカバーを用い、これによってボビン単体でコイル間の絶縁をし、部品点数の削減および製造作業効率の向上を実現できることに想到し、かかる着想に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
〔1〕 モータ固定子のコイル巻線用のボビンであって、該ボビンは上底部、下底部、およびこれらを介するコイル巻回用の芯部とからなり、該上底部は下方に折り曲げることで巻回されたコイルを被覆できる折り曲げ片部を備えており、これによりモータ固定子内のコイル間を絶縁できることを特徴とする、相間絶縁ボビン。
〔2〕 前記折り曲げ片部は前記上底部の対向する辺の両側に設けられていることを特徴とする、〔1〕に記載の相間絶縁ボビン。
〔3〕 前記折り曲げ片部は前記上底部の対向する辺の片側に設けられていることを特徴とする、〔1〕に記載の相間絶縁ボビン。
〔4〕 前記折り曲げ片部を前記下底部に係止可能に形成されていることを特徴とする、〔1〕ないし〔3〕のいずれかに記載の相間絶縁ボビン。
〔5〕 前記折り曲げ片部および前記下底部に係止用構造が設けられていることを特徴とする、〔4〕に記載の相間絶縁ボビン。
〔6〕 〔1〕ないし〔5〕のいずれかに記載の相間絶縁ボビンにより形成されている、モータ固定子の相間絶縁構造。
〔7〕 〔6〕に記載の相間絶縁構造を備えていることを特徴とする、モータ。
本発明の相間絶縁ボビン、モータ固定子の相間絶縁構造およびモータは上述のように構成されるため、これによれば、部品点数を増やさずボビン単体で、かつコイル間の距離は小さいままで、十分な絶縁処理をすることができる。そしてこれにより、作業効率の向上を実現できる。
すなわち本発明によれば、簡易な構成によってコイル間の絶縁を完全なものとすることができるとともに、組立作業の高効率化、部品点数の削減、さらに固定子サイズの増大を防ぐことができるため、モータ小型化の要請にも問題なく対応できる。
本発明相間絶縁ボビンの実施例の構成を示す説明図であり、図中(a)は平面図、(b)は右側面図である。 図1の実施例の使用方法について下底部を上方にした説明図であり、図中(c)は処理前、(d)は処理後を示す図である。 本発明相間絶縁ボビンの別の実施例の構成を示す説明図であり、図中(e)は平面図、(f)は右側面図である。 図3の実施例の使用方法について下底部を上方にした説明図であり、図中(g)は処理前、(h)は処理後を示す図である。 図1等に示した実施例の正六面図である。 従来のモータ固定子のボビンを示す説明図であり、図中、(uは平面図、(v)は右側面図、(w)は下底部を上方にした正面視の断面図である。
以下、図面により本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明相間絶縁ボビンの実施例の構成を示す説明図であり、図中(a)は平面図、(b)は右側面図である。また、
図2は、図1の実施例の使用方法について下底部を上方にした説明図であり、図中(c)は処理前、(d)は処理後を示す図である。これらに示すように、本相間絶縁ボビン10はモータ固定子のコイル巻線用のボビン10であって、上底部2、下底部4、およびこれらを介するコイル巻回用の芯部5とからなり、上底部2は下方に折り曲げることで巻回されたコイルを被覆できる折り曲げ片部3を備えていることを、主たる構成とする。なお本実施例では、折り曲げ片部3は上底部2の対向する辺の両側に、すなわち2ヶ所に設けられた構成だが、後述するようにこれは、片側のみでもよい。
かかる構成により本相間絶縁ボビン10では、コイル(図示せず)が芯部5に巻回された後、上底部2に備えられている折り曲げ片部3が下底部4方向に折り曲げられる。これによりコイルは折り曲げ片部3によって被覆された状態となり、モータ固定子内のコイル間の絶縁状態が形成され、絶縁処理が完了する。
すなわち本相間絶縁ボビン10はいわば、絶縁カバー付きボビンともいうべき発明である。なお図示する実施例では、折り曲げ片部3が2箇所に設けられ、それぞれが隣接するコイルとの間で絶縁カバーの機能を果たす。隣接するコイルの巻回されるボビンもまた本相間絶縁ボビンであり、各コイル間は、自身が巻回されるボビンにおける絶縁カバー、および隣接するボビンにおける絶縁カバーの両者によって、十二分に絶縁されることができる。
図示するように本相間絶縁ボビン10には、折り曲げ片部3および下底部4に、それぞれ係止用構造6、7が設けられた構成とすることができる。実施例のように係止用構造6、7としては、簡便には、相互に着脱可能に係止し合う、あるいは嵌合する凹凸形状を用いることができるが、かかる構造に限定されない。要するに、折り曲げ片部3を下底部4に係止可能に形成されている構造であればよい。
かかる構成により本相間絶縁ボビン10では、コイルが芯部5に巻回され、折り曲げ片部3が下底部4方向に折り曲げられた後、上底部2側の係止用構造6と下底部4側の係止用構造7とが相互に係止し合わせられ、あるいは嵌合させられて、巻回されたコイルの絶縁カバー状態を、確実かつ固定的に形成することができる。
図3は、本発明相間絶縁ボビンの別の実施例の構成を示す説明図であり、図中(e)は平面図、(f)は右側面図である。また、
図4は、図3の実施例の使用方法について下底部を上方にした説明図であり、図中(g)は処理前、(h)は処理後を示す図である。これらに示すように本相間絶縁ボビン210は、折り曲げ片部23を上底部22の対向する辺の片側にのみ設けた構成としてもよい。
かかる構成により、本例の相間絶縁ボビン210では、コイル(図示せず)が芯部25に巻回された後、上底部22の片側に備えられている折り曲げ片部23が下底部24方向に折り曲げられる。これによりコイルは折り曲げ片部23によって被覆された状態となり、モータ固定子内のコイル間の絶縁状態が形成され、絶縁処理が完了する。
本実施例では、折り曲げ片部23が1箇所のみに設けられ、それが隣接するコイルとの間で絶縁カバーの機能を果たす。隣接するコイルの巻回されるボビンもまた本相間絶縁ボビンであり、各ボビンは折り曲げ片部23の方向を等しくして配置される。
これにより各コイル間は、一方側においては自身が巻回されるボビンにおける絶縁カバーによって、他方側においては隣接するボビンにおける絶縁カバーによって、十分に絶縁されることができる。また、図1等に示した実施例と比較して材料も、全体サイズも、作業量も、低減することができる。
なお図5は、図1等に示した実施例の正六面図である。図では、上底部を正面として中央に配している。なおまた、以上説明図した相間絶縁ボビン1個以上によって形成されているモータ固定子の相間絶縁構造も、さらに、かかる相間絶縁構造を備えているモータ自体も、本発明の範囲内である。
本発明の相間絶縁ボビン、モータ固定子の相間絶縁構造およびモータによれば、コイル間の絶縁を完全なものとすることができるとともに、組立作業の高効率化、部品点数の削減、さらに固定子サイズの増大を抑制でき、モータ小型化が必要な場合にも適する。したがって、モータ製造分野および関連する全分野において、産業上利用性が高い発明である。
10、210…相間絶縁ボビン
2、22…上底部
3、23…折り曲げ片部
4、24…下底部
5、25…芯部
6、26…係止用構造(上底部側)
7…係止用構造(下底部側)
610…相間絶縁ボビン(従来技術)
62…上底部
64…下底部
65…芯部

Claims (7)

  1. モータ固定子のコイル巻線用のボビンであって、該ボビンは上底部、下底部、およびこれらを介するコイル巻回用の芯部とからなり、該上底部は下方に折り曲げることで巻回されたコイルを被覆できる折り曲げ片部を備えており、これによりモータ固定子内のコイル間を絶縁できることを特徴とする、相間絶縁ボビン。
  2. 前記折り曲げ片部は前記上底部の対向する辺の両側に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の相間絶縁ボビン。
  3. 前記折り曲げ片部は前記上底部の対向する辺の片側に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の相間絶縁ボビン。
  4. 前記折り曲げ片部を前記下底部に係止可能に形成されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の相間絶縁ボビン。
  5. 前記折り曲げ片部および前記下底部に係止用構造が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の相間絶縁ボビン。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の相間絶縁ボビンにより形成されている、モータ固定子の相間絶縁構造。
  7. 請求項6に記載の相間絶縁構造を備えていることを特徴とする、モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020124057A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 ダイハツ工業株式会社 回転電機のインシュレータ

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