JP2016025613A - スピーカ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 いわゆるカウンタドライブ方式において磁界発生部から支持シャーシへの洩れ磁界の引き込みを抑制できるようにしたスピーカ装置を提供する。
【解決手段】
スピーカ装置の発音側に取付けられる支持シャーシ10は鉄材で形成されており、中央支持部12が本体シャーシに向けて近づく形状に形成され、支持シャーシ10の凹部側で中央支持部12に磁界発生部が固定される。支持シャーシ10はフレーム部11と中央支持部12とスポーク部13を有している。スポーク部13は、内端部の幅寸法D1が外端部の幅寸法D2よりも狭く形成されている。そのため、スポーク部13内を磁束が通過する抵抗力が大きくなり、磁界発生部からスポーク部13に洩れ磁界が誘導されにくくなる。そのため、スピーカ出力の低下を抑制できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁界発生部を支持する支持シャーシが鉄などの磁性金属材料で形成されたスピーカ装置に係り、特に、磁界発生部が、支持シャーシの凹部側の中心部に固定された構造のスピーカ装置に関する。
以下の特許文献1にスピーカ装置に関する発明が記載されている。このスピーカ装置に設けられたスピーカフレームは、円錐部を有する形状であり、凹部側にコーン形状の振動板が配置され、凹部側が発音側となっている。ヨークとプレートとの間にマグネットが挟まれた磁界発生部が設けられており、この磁界発生部が、スピーカフレームの突側に配置され、スピーカフレームの中央部の底板部に固定されている。振動板に固定されたボビンに巻かれたボイスコイルは、前記ヨークと前記プレートとの間の磁気ギャップ内に挿入されている。
スピーカフレームの形状は、外周のスピーカ取付面がリング形状であり、磁界発生部が固定される底板部と、スピーカ取付面との間に、放射状に延びるフレームアームが一体に形成されている。フレームアームは4本設けられており、それぞれのフレームアームは、内周側の底板部から外周側のスピーカ取付面にかけて幅寸法が均一に形成されている。
特開平6−276597号公報
前記スピーカ装置に設けられているスピーカフレームは鉄材で形成されているのが一般的である。マグネットを有する磁界発生部は質量が大きく、これを支持するためには大きな剛性が必要であり、またスピーカフレームの剛性が低いと、振動板から振動が伝わりやすくなり、Q値が低下するなどの問題がある。特にウーハーやサブウーハーなど直径の大きいスピーカ装置では、スピーカフレームを厚い鉄板で形成して強度を高くすることが必要である。しかし、スピーカマグネットが鉄材で形成されていると、磁界発生部から漏れ出る磁界がスピーカフレームに引き込まれる現象が生じ、ボイスコイルが位置する磁気ギャップ内の磁束密度が低下して、スピーカ出力が低下する問題を生じる。
磁界発生部からの洩れ磁界の経路は、中央部の前記底板部からフレームアームに至り、フレームアームから空間を経て磁界発生部に戻る。あるいはこれと逆の経路を辿る。特許文献1に記載されたスピーカフレームに着目すると、フレームアームは、幅寸法が均一で磁束に対する通過抵抗が小さいため、フレームアーム自体は、磁界発生部からの洩れ磁界を引き込みやすい構造である。ただし、特許文献1に記載されたスピーカ装置は、スピーカフレームの突側の底板部に磁界発生部が固定され、それぞれのフレームアームは外周方向に向かうにしたがって磁界発生部から離れる方向へ延びているため、フレームアームによる洩れ磁界の引き込み力が比較的小さくなっている。
一方で、車載用のウーハーやサブウーハーなどの比較的大径のスピーカ装置は、薄型化のために、鉄製のスピーカフレーム(支持シャーシ)の凹部側の中央部に磁界発生部が固定された、いわゆるカウンタドライブ方式のものが多く使用されている。この方式では、スピーカフレームのフレームアームが中央部から放射方向に延びるにしたがって、磁界発生部に接近する構造となる。そのため、フレームアームと磁界発生部との間の空間距離が短くなり、フレームアームに引き込まれる漏れ磁束が多くなり、洩れ磁束がスピーカ出力に与える影響が顕著になる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、いわゆるカウンタドライブ方式を採用し、鉄材などの磁性金属材料で形成された支持シャーシの凹部側に磁界発生部を固定しても、洩れ磁界によるスピーカ出力の低下を抑制できるスピーカ装置を提供することを目的としている。
本発明は、本体シャーシと、外縁部が前記本体シャーシに固定された支持シャーシと、前記本体シャーシと前記支持シャーシとの間に配置されて外縁部が前記本体シャーシと前記支持シャーシの少なくとも一方に固定された振動板と、前記振動板の中央部に固定されたボイスコイルと、前記ボイスコイルに駆動磁界を与える磁界発生部と、が設けられたスピーカ装置において、
前記支持シャーシは前記本体シャーシに向けて突形状とされ、前記磁界発生部は、前記支持シャーシの凹部側の中央部に固定されており、
前記支持シャーシは、磁性金属材料で形成されて、前記本体シャーシに固定されるフレーム部と、前記磁界発生部が固定される中央支持部と、前記フレーム部と前記中央支持部との間を連結する複数のスポーク部とを有しており、
それぞれの前記スポーク部は、前記フレーム部との境界部に位置する外端部の幅寸法D2よりも、前記中央支持部との境界部に位置する内端部の幅寸法D1の方が小さく形成されていることを特徴とするものである。
本発明のスピーカ装置は、それぞれの前記スポーク部に穴部が開口しており、穴部は、前記外端部側の開口幅寸法が、前記内端部側の開口幅寸法よりも広いことが好ましい。
この場合に、それぞれの前記スポーク部には、前記穴部を囲むリブが一体に形成されていることが好ましい。
本発明のスピーカ装置は、前記内端部の幅寸法D1に対する前記外端部の幅寸法D2の比(D2/D1)が1.7以上で4.3以下であることが好ましい。
本発明のスピーカ装置は、前記本体シャーシも磁性金属材料で形成されていることが好ましい。
本発明のスピーカ装置は、カウンタドライブ方式を採用しており、マグネットを有する磁界発生部が、磁性金属製の支持シャーシの凹部側の中央部に固定されて、支持シャーシのスポーク部と磁界発生部との空間距離が短くなっている。この構造において、スポーク部の幅寸法が内端部に向かうにしたがって小さく形成されて、スポーク部の内部の磁束通過抵抗が大きくなっている。よって、磁界発生部から支持シャーシへ洩れ磁界が誘導されにくくなり、洩れ磁界によるスピーカ出力の低下を抑制できるようになる。
また、スポーク部に穴部を形成することで、内部の磁束通過抵抗をさらに大きくできる。この場合に、穴部を囲むリブを形成することで、スポーク部の強度も確保することが可能である。
本発明の実施の形態のスピーカ装置を示す断面図、 図1に示すスピーカ装置の支持シャーシを示す正面図、 図2に示す支持シャーシの一部を示す拡大正面図、 実施例と比較例での洩れ磁界の影響を比較するシミュレーション結果を示す線図、
図1に示すスピーカ装置1はいわゆるカウンタドライブ方式を採用したものであり、図示下方向(V方向)が発音方向である。スピーカ装置1は例えば車載用のウーハーやサブウーハーとして使用され、直径は200〜350mm程度である。
発音方向(V方向)と逆側は本体シャーシ2で覆われている。本体シャーシ2は、外周本体部2aと中央本体部2bの2つの部材が接合されて構成されている。外周本体部2aと中央本体部2bは、共に鉄材料または鉄を主体とした合金などの磁性金属材料で構成されている。本体シャーシ2は発音方向(V方向)に凹側および開口部が向けられたケース構造である。なお、本体シャーシ2は全体が一体に形成されていてもよい。
本体シャーシ2の発音方向(V方向)に向く開口部に、支持シャーシ10が固定されている。支持シャーシ10は、外周部材10aと中間部材10bと中央部材10cが互いに接合されて構成されている。外周部材10aと中間部材10bと中央部材10cは、鉄または鉄を含む合金などの磁性金属材料の板材で形成されており、例えば圧延鋼板で形成されて、互いに溶接されている。
図2は、支持シャーシ10を図1の図示下側から見た正面図である。支持シャーシ10の全体形状は、外周に位置するリング状のフレーム部11と、中心部分に位置する円形の中央支持部12と、フレーム部11と中央支持部12とを連結して放射状に延びる複数(5本)のスポーク部13とを有している。フレーム部11は、外周部材10aと中間部材10bの外周縁部とで構成され、中央支持部12は、中央部材10cと中間部材10bの内周縁部とで構成されている。スポーク部13は、中間部材10bで形成されている。
ただし、支持シャーシ10が一枚の圧延鋼板などから一体に形成されて、フレーム部11とスポーク部13と中央支持部12とが一体に連続しているものであってもよい。
支持シャーシ10は、中間部材10bすなわちスポーク部13が形成されている部分が円錐形状であり、中央支持部12が本体シャーシ2に接近するように、本体シャーシ2に向けて突形状であり、発音方向(V方向)に向けて凹形状である。
支持シャーシ10は、フレーム部11の外縁部が、本体シャーシ2の開口縁部2cに固定されている。中央支持部12は、フレーム部11よりも本体シャーシ2の内部に入り込む位置にあり、支持シャーシ10の凹部側において、中央支持部12に磁界発生部20が固定されている。磁界発生部20は、保持ヨーク21と、その上に固定されたリング状のマグネット22と、マグネット22の上に固定されたリング状の外周ヨーク23とを有している。保持ヨーク21の中央部に中央ヨーク(中央ポール)24が固定されており、中央ヨーク24の外周面と、外周ヨーク23の内周面との間に、磁気ギャップGが形成されている。外周ヨーク23の厚さ寸法が、磁気ギャップGの上下寸法の幅寸法GLに対応している。
本体シャーシ2と支持シャーシ10との間に振動板4が設けられている。振動板4はコーン形状であり、突部側が本体シャーシ2に向けられて配置されている。すなわち、支持シャーシ10と振動板4とでは、中央部の突側が向く方向が互いに同じである。振動板4の外縁部は第1のダンパー部材5に支持されている。第1のダンパー部材5はリング形状であり、内周部に振動板4が固定され、外周部が、本体シャーシ2の開口縁部2cと支持シャーシ10の外周部材10aとの間に挟まれて固定されている。振動板4の内周縁にはボビン7が固定されており、ボビン7が第2のダンパー部材6で支持されている。第2のダンパー部材6は、内周部がボビン7の外周に固定され外周部が本体シャーシ2に固定されている。振動板4は、第1のダンパー部材5と第2のダンパー部材6に支持されて、主に図1の図示上下方向へ振動自在である。
前記ボビン7の下部にボイスコイル8が巻かれており、ボイルコイル8が磁気ギャップGの内部に配置されている。
図2に示すように、全てのスポーク部13は正面から見た形状が同じである。スポーク部13は、外端部のR部13aを除いた部分の幅寸法D2が最も大きく、内端部のR部13bを除いた部分の幅寸法D1が最も小さい。磁界発生部20に近い側においてスポーク部13の幅寸法D1が狭くなっているため、スポーク部13の内部では磁束が通過する抵抗が大きくなっている。前記幅寸法の比D2/D1は、1.7以上で2.5以下が好ましい。前記好ましい範囲内であると、スポーク部13の幅寸法D1と幅寸法D2とのバランスがよく、支持シャーシ10において磁界発生部20の質量を支持するのに十分な強度を発揮できる。
しかも、磁界発生部20に近い側の内端部で、スポーク部13の幅寸法D1を小さくすることで、スポーク部13の内部を磁束が通過する抵抗を大きくでき、磁界発生部20からの洩れ磁束Bbがスポーク部13内に引き込まれにくくなる。
スポーク部13の中央部には穴部14が開口している。この穴部14の開口幅は、内周側で狭く外周側で広くなっている。この穴部14を形成することで、スポーク部13の内部に磁束が通過する抵抗を高くでき、さらに洩れ磁束Bbがスポーク部13に引き込まれにくくなる。スポーク部13は、内周側の幅寸法D1が小さくしかも中央部の穴部14を有するため強度がやや低下するおそれがある。そこで、図2に示す支持シャーシ10では、スポーク部13に、穴部14の全周を囲むリブ15が形成されている。このリブ15は、スポーク部13の一部が突条となるように隆起させることで形成されている。このリブ15は、スポーク部13のうちの幅寸法D1が最も狭くなる部分を通過して、中央支持部12まで延びている。したがってスポーク部13の強度を高くでき、質量の大きい磁界発生部20を強固に支持できるようになる。
次に、スピーカ装置1の動作を説明する。
磁界発生部20のマグネット22は上面と下面とが異なる磁極に着磁されている。マグネット22から出た磁束Baは、対向ヨーク23から中央ヨーク24を経て保持ヨーク21に誘導され、対向ヨーク23と中央ヨーク24との間の磁気ギャップGを横断する。マグネット22に着磁された磁極が逆の場合には、磁束Baの向きは、図1と逆向きの経路を辿る。ボイスコイル8にボイス電流が与えられると、ボイス電流と前記磁束Baとで作用する電磁力により、振動板4が振動させられて、振動板4から空気中へ音圧が与えられる。振動板4の振動による音圧は、主に発音方向(V方向)へ向けられる。
図1には、磁界発生部20で発生する磁束のうちの、磁気ギャップGを通過しない漏れ磁束Bbが示されている。カウンタドライブ方式のスピーカ装置1では、支持シャーシ10の凹部側の中央部に磁界発生部20が固定されているため、中央支持部12から放射状に延びるスポーク部13は、磁界発生部20の側部に接近して対向している。そのため、磁界発生部20で形成される磁束がスポーク部13に引き込まれやすくなっており、特許文献1に記載された従来例に比べて、磁界発生部20から空間を経てスポーク部13に至る(またはこれと逆経路となる)漏れ磁束Bbの密度が高くなりやすい。
しかし、図2に示すように、スポーク部13は、中央支持部12との境界部である内端部の幅寸法D1が、外端部の幅寸法D2に対して狭く形成されているため、スポーク部13内を外端部から内端部に向けて、またはこれと逆の経路で通過しようとすると磁束の通過抵抗が大きくなっている。さらに、スポーク部13に穴部14を設けたことでも内部に磁束を通過させる抵抗が大きくなっている。
そのため、磁界発生部20の側部にスポーク部13が接近していても、磁界発生部20からスポーク部13に誘導される漏れ磁束Bbの密度を低下させることができ、その分だけ、磁気ギャップGを通過する磁束Baの密度が高くなり、スピーカの発音出力の低下を抑制できるようになる。
図1と図2に示すスピーカ装置1の支持シャーシ10を厚さ0.3mmの圧延鋼板で形成した。図3に示すスポーク部13の長さ(R部13a,13bを含む長さ)Lを67mmとし、図1に示す支持シャーシ10の深さ寸法(高さ寸法)Hを34mmとした。スポーク部13に形成された穴部14は、放射方向の開口長さRを33.79mm、最大幅寸法Wを17.42mmとした。
以下の表1に示すように、実施例1は、スポーク部13の内周側の幅寸法D1を21.48mmとし、外周側の幅寸法D2を52.76mmとした。D2/D1は2.5である。実施例2は、内周側の幅寸法D1を14.11mmとし、外周側の幅寸法D2を60.3mmとした。D2/D1は4.3である。実施例3は、内周側の幅寸法D1を26.54mmとし、外周側の幅寸法D2を45.27とした。D2/D1は1.7である。比較例は、内周側の幅寸法D1と外周側の幅寸法D2を共に35mmとした。D2/D1は1である。
Figure 2016025613
図4には、実施例1,2,3と比較例のシミュレーションの結果が示されている。図4の横軸は距離であり、GLは図1に示す磁気ギャップの幅寸法(mm)を示している。縦軸は、磁気ギャップG内の磁束密度(T)を示している。
D2/D1が1となるスポーク部13を使用したスピーカ装置では、磁気ギャップG内の磁束密度が低下しているが、実施例1,2,3では、いずれも、磁気ギャップ内の磁束密度が向上しているのが解る。よって、D2>D1とすることで、スピーカ出力の低下を抑制できることが解る。実施例から求められるD2/D1の好ましい範囲は、1.7以上で4.3以下である。
1 スピーカ装置
2 本体シャーシ
4 振動板
7 ボビン
8 ボイスコイル
10 支持シャーシ
11 フレーム部
12 中央支持部
13 スポーク部
14 穴部
15 リブ
20 磁界発生部
22 マグネット
Bb 漏れ磁束

Claims (5)

  1. 本体シャーシと、外縁部が前記本体シャーシに固定された支持シャーシと、前記本体シャーシと前記支持シャーシとの間に配置されて外縁部が前記本体シャーシと前記支持シャーシの少なくとも一方に固定された振動板と、前記振動板の中央部に固定されたボイスコイルと、前記ボイスコイルに駆動磁界を与える磁界発生部と、が設けられたスピーカ装置において、
    前記支持シャーシは前記本体シャーシに向けて突形状とされ、前記磁界発生部は、前記支持シャーシの凹部側の中央部に固定されており、
    前記支持シャーシは、磁性金属材料で形成されて、前記本体シャーシに固定されるフレーム部と、前記磁界発生部が固定される中央支持部と、前記フレーム部と前記中央支持部との間を連結する複数のスポーク部とを有しており、
    それぞれの前記スポーク部は、前記フレーム部との境界部に位置する外端部の幅寸法D2よりも、前記中央支持部との境界部に位置する内端部の幅寸法D1の方が小さく形成されていることを特徴とするスピーカ装置。
  2. それぞれの前記スポーク部に穴部が開口しており、穴部は、前記外端部側の開口幅寸法が、前記内端部側の開口幅寸法よりも広い請求項1記載のスピーカ装置。
  3. それぞれの前記スポーク部には、前記穴部を囲むリブが一体に形成されている請求項2記載のスピーカ装置。
  4. 前記内端部の幅寸法D1に対する前記外端部の幅寸法D2の比(D2/D1)が1.7以上で4.3以下である請求項1ないし3のいずれかに記載のスピーカ装置。
  5. 前記本体シャーシも磁性金属材料で形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載のスピーカ装置。
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