JP2016024926A - センサ設置部材 - Google Patents

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Kenji Ohashi
健二 大橋
則人 伊藤
Norihito Ito
則人 伊藤
陽平 石田
Yohei Ishida
陽平 石田
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Abstract

【課題】バッテリーボックスの上面にセンサを設置した際に、水によるセンサの計測不能の発生を抑制できるセンサ設置部材を提供する。【解決手段】 センサ5を収容保持するセンサ収容部11が形成されたセンサ設置部材10を用いて、センサ5をバッテリーボックス2の上面20に対し位置決めした形で配置する。センサ収容部11の底壁部11Bには、外部からセンサ収容部11内に侵入してきた液体(主には水)を外部へと排出する水抜き孔101が形成される。【選択図】図10

Description

本発明は、バッテリーボックスの上面にセンサを設置する際に用いられるセンサ設置部材に関する。
一般的な車両には、エンジンルーム内に配置されるバッテリーボックスの残量(バッテリー残量)を検出する電流センサが搭載されている。このセンサはバッテリー電流の導通経路上に設けられるが、例えば水に濡れる等してその導通経路におけるセンサの上流側と下流側とが短絡すると、当然、計測不能となる。
特開2005−341776号公報
近年、こうしたバッテリー残量を検出するセンサを、エンジンルーム内のバッテリーボックスの上面の端子付近に配置する構成が検討されている。ところが、バッテリーボックスは、エンジンルームを開放した場合に水がかかる可能性が生じるため、水に濡れて上記のような短絡が生じる可能性がある。このため、新たな対策が必要となる。
本発明の課題は、バッテリーボックスの上面にセンサを設置した際に、水によるセンサの計測不能の発生を抑制できるセンサ設置部材を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明のセンサ設置部材は、
バッテリーボックスの端子と接続する第一接続部と、外部に延出する配線部材の接続部と接続する第二接続部と、を有したセンサを収容保持するセンサ収容部を備え、前記センサ収容部の底壁部がバッテリーボックスの上面に載置されるとともに、前記底壁部には、外部から侵入してきた液体を外部へと排出する水抜き部が形成されていることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、センサが収容されるセンサ収容部の底壁部に、水抜き部が形成されるから、底壁部上に溜まる水を効果的に排出して、センサの計測不能を抑制できる。
なお、本発明において、外部から侵入してくる液体として、主には水を想定しているが、電気を導通する他の液体も含む。同様に、本発明における水抜き部も、単に水を外部に排出するものに限らず、他の液体を外部に排出するものも含む。
本発明の第一実施例であるセンサ設置部材によってバッテリーボックス上にセンサを配置した使用状態を説明するための斜視図。 図1に示すセンサ及びセンサ設置部材の組み付き状態を示す第一の斜視図。 図1に示すセンサ及びセンサ設置部材の組み付き状態を示す第二の斜視図。 図2のセンサを示す斜視図。 図3のセンサを示す斜視図。 図1に示すセンサ設置部材を示す第一の斜視図。 図1に示すセンサ設置部材を示す第二の斜視図。 図6及び図7のセンサ設置部材を別角度から見た斜視図。 図2及び図3の平面図。 図9のA−A断面図。 図9のB−B断面図。 図6に示すセンサ設置部材を示す正面図。 図6に示すセンサ設置部材を示す背面図。 図6に示すセンサ設置部材を示す右側面図。 図6に示すセンサ設置部材を示す左側面図。 図6に示すセンサ設置部材を示す平面図。 図6に示すセンサ設置部材を示す底面図。 センサ設置部材にセンサを組み付ける際の第一段階を示す右側面図。 図18Aに続く図。 図18Bに続く図。 センサ設置部材にセンサを組み付ける際の第一段階を示す平面図。 図19Aに続く図。 図19Bに続く図。 図6のセンサ設置部材の第一変形例を示した平面図。 図6のセンサ設置部材の第二変形例を示した平面図。 図6のセンサ設置部材の第三変形例を示した平面図。 本発明の第二実施例であるセンサ設置部材によってバッテリーボックス上にセンサを配置した使用状態を説明するための斜視図。 図23に示すセンサ設置部材を示す第一の斜視図。 図23に示すセンサ設置部材を示す第二の斜視図。 本発明の第三実施例であるセンサ設置部材によってバッテリーボックス上にセンサを配置した使用状態を説明するための斜視図。 図26に示すセンサ設置部材を示す第一の斜視図。 図26に示すセンサ設置部材を示す第二の斜視図。 本発明の第四実施例であるセンサ設置部材によってバッテリーボックス上にセンサを配置した使用状態を説明するための斜視図。 図29に示すセンサ設置部材を示す第一の斜視図。 図29に示すセンサ設置部材を示す第二の斜視図。 図6のセンサ設置部材の第四変形例を示した斜視図。
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の第一実施例のセンサ設置部材10は、バッテリー残量を検出するためのセンサ5を、バッテリーボックス2の上面20に配置するためのパーツである。バッテリーボックス2は四角柱状をなし、センサ5は、その上面20の所定の角領域20Aに存在するバッテリー端子2A(マイナス端子)に接続するために、当該角領域20Aにセンサ設置部材10を用いて配置される。即ち、センサ5は、センサ設置部材10に組み付けられたセンサアセンブリ1としてバッテリーボックス2に配置される。
センサ5は、バッテリーボックス2の端子2Aと接続する第一接続部5Aと、外部に延出する配線部材9の接続部9Bと接続する第二接続部5B(図2参照)と、を備える。さらに本実施例のセンサ5は、センサ支持部材51と、センサ本体部50と、締結部材6B,6Nと、を備える。
センサ支持部材51は、導電性を有するパーツであり、本実施例では金属製の部材(以下、金属製支持部材51という)とされている。この金属製支持部材51は、バッテリーボックス2の上面20に突設されたマイナスのバッテリー端子2Aと接続する第一接続部5A(図1〜図3参照)を有する。
本実施例の第一接続部5Aは、図4及び図5に示すように、円柱状のバッテリー端子2Aの外周面を両外側から挟む接続環部5A1,5A1と、締結によって接続環部5A1,5A1の挟み込み力(挟圧力)を増す締結部材5A2,5A3と、を備える。締結部材5A2,5A3は、金属製のボルト5A3及びナット5A2である。
センサ本体部50は、図9に示すように、センサ機能部52と、センサ端子部53A,53Bと、コネクタ部53Cと、樹脂製のケース54と、を備え、金属製支持部材51上に固定される。センサ機能部52は、バッテリー残量を検出する電流センサ及びその駆動回路を構成するものであり、ケース54(以下、樹脂ケース54という)内に収容された回路基板として形成されている。センサ機能部52は、バッテリーボックス2の端子2Aから供給されるバッテリー電流の導通経路上に設けられており、当該導通経路における上流側(バッテリー端子2Aに近い側)の第一のセンサ端子部53Aと、下流側(バッテリー端子2Aから遠い側)となる第二のセンサ端子部53Bとを接続する。本実施例の第一のセンサ端子部53Aは、図2に示すように、樹脂ケース54の外部に露出して配置されており、金属製支持部材51に接触して導通している。本実施例の第二のセンサ端子部53Bは、図10に示すように、樹脂ケース54の一部をなす絶縁部54Zによって被覆されているが、ボルト部材6Bに対し接触して導通している。本実施例のコネクタ部53Cは、図9に示すように、センサ機能部52に対し駆動電流を供給したり、検出結果を信号出力したりする配線部材8の接続部8C(図1参照)と接続可能に形成されている。
金属製支持部材51は、図1に示すように、バッテリーボックス2に組み付けられた状態において、第一接続部5Aから、該バッテリーボックスの角20aに近づく方向(角20a側に向かう方向)ではなく、当該角20aを形成する一方の外周側面21側に向かって延出する第一延出部51A(図5参照)と、当該角20a側に向かう方向に第一延出部51Aよりも長く延出する第二延出部51B(図5参照)と、を有する。
第一のセンサ端子部53Aは、金属製支持部材51の第一延出部51A上に接触(導通)して配置される。図11に示すように、本実施例の第一のセンサ端子部53Aは、全体が円形状に形成され、中央下方に突出した嵌合部53aを有する。他方、金属製支持部材51の第一延出部51Aは、上下方向に貫通する嵌合孔51aを有する。そして、嵌合部53aが嵌合孔51aに嵌合した形で、第一のセンサ端子部53Aが第一延出部51Aに対し一体に固定されている。
第二のセンサ端子部53Bは、金属製支持部材51と非接触(非導通)に配置されている。図10に示すように、本実施例の第二のセンサ端子部53Bは、金属製支持部材51の第二延出部51Bの上側に位置するが、第二のセンサ端子部53Bと金属製支持部材51(第二延出部51B)との間には絶縁部54Zが介在しており、双方が非接触(非導通)とされている。本実施例の第二延出部51Bは、上下方向に貫通する嵌合孔51bを有する。本実施例の絶縁部54Zは、その第二延出部51Bの上側を覆う上側絶縁部54Z1と、嵌合孔51bの内部を充填する下側絶縁部54Z2と、を有し、内部に第二のセンサ端子部53Bを内包している。
なお、図10は、絶縁部54Z内の第二のセンサ端子部53Bについては図示しているが、その他の樹脂ケース54の内部構造については図示を省略している。また、図11も同様に、樹脂ケース54の内部構造については図示を省略している。また、図16におけるA’−A’は、図9のA−A断面と同じ断面を示しており、図16におけるB’−B’は、図9のB−B断面と同じ断面を示している。
絶縁部54Zは、樹脂ケース54と一体をなす。本実施例の樹脂ケース54は、絶縁部54Zを含む樹脂射出成型体として形成されている。
本実施例の絶縁部54Zは、図4に示すように、樹脂ケース54の下面側から金属製支持部材51の第二延出部51B側に向かって側方に突出形成される。そして、絶縁部54Zの上側絶縁部54Z1に内包される形で、樹脂ケース54内から同方向に突出する第二のセンサ端子部53Bが配置される。他方、図5に示すように、絶縁部54Zの下側絶縁部54Z2は、金属製支持部材51の第二延出部51Bの嵌合孔51bに嵌合するよう該嵌合孔51bに対応する形状に形成される。そして、下側絶縁部54Z2が嵌合孔51bに嵌合する形で、絶縁部54Zが金属製支持部材51に固定されている。
また、絶縁部54Zは、図10に示すように、金属製支持部材51の嵌合孔51bの内部に嵌合配置された状態で、上下方向に貫通する貫通孔54bを有する。そして、絶縁部54Z(上側絶縁部54Z1)に内包される第二のセンサ端子部53Bも同様に、上下方向に貫通する貫通孔53bを有する。これらの貫通孔53b,54bは、上下方向に連通するボルト挿通孔である。ボルト部材6Bは、その頭部6bを下側とし、その軸部6aを上方に突出させる形で、貫通孔53b,54b内に貫通配置される。この貫通配置状態において、ボルト部材6Bは、絶縁部54Z(上側絶縁部54Z1)に内包される第二のセンサ端子部53Bに対し接触(導通)している。本実施例においては、ボルト部材6Bの軸部6aの外周面と、第二のセンサ端子部53Bの貫通孔53bの内周面とが少なくとも接触しており、双方が導通状態とされている。
さらに本実施例においては、絶縁部54Z(下側絶縁部54Z2)の下面に形成される貫通孔54bの開口が、内部にボルト部材6Bの頭部6bを収容して配置できるよう、ボルト部材6Bの軸部6aが挿通される第二のセンサ端子部53Bの貫通孔53bよりも径方向に広くに形成されている。このため、図10に示すように、第二のセンサ端子部53Bの下面のうち貫通孔53bの周辺をなす孔周辺領域53dが、貫通孔54b内において下向きに外部に露出する。この孔周辺領域53dは、貫通孔54b内にボルト部材6Bが配置されると、その頭部6bと接触(導通)する形で覆われて、外部に対し非露出となる。
このボルト部材6Bは、外部に延出する配線部材9の接続部9Bと接続する第二接続部5Bとして機能する。図1に示すように、配線部材9の接続部9Bは、先端が環状に形成されたバスバーであり、その環状をなす先端に対して、上方に突出するボルト部材6Bの軸部6aが貫通配置される。一方、同じく金属製のナット部材6Nは、ボルト部材6Bの軸部6aに螺合して締結される。これにより、配線部材9の接続部9Bは、絶縁部54Z(54Z1)と、ナット部材6Nとによる挟圧状態となって固定保持される。本実施例の場合、ナット部材6Nとボルト部材6Bからなる締結部材が導電性を有した金属部材であり、これらが第二接続部5Bとして機能している。
ところが、本実施例の構成の場合、図5に示すように、ボルト部材6Bの頭部6bは、絶縁部54Z(54Z2)から下方に露出した状態となる。一方で、ボルト部材6Bの頭部6bは、金属製支持部材51の第二延出部51Bの貫通孔51bの内部に位置し、第二延出部51Bと近接した状態にある。ボルト部材6Bの頭部6bと、金属製支持部材51の第二延出部51Bとの間には、絶縁部54Z(54Z2)が介在するものの、双方は共に下向きに露出し、かつ比較的近い位置関係にあるため、双方にまたがる形で水滴等が付着すると、双方が導通し、センサ機能部52は計測不能となる。
これを防ぐために本実施例においては、センサ5を収容保持するセンサ収容部11に水抜き部101,102(図6〜図8参照)が形成されたセンサ設置部材10を用い、図1のように、センサ5をバッテリーボックス2の上面20に配置している。具体的にいえば、センサ設置部材10は、センサ収容部11の底壁部11B(図6〜図8参照)をバッテリーボックス2の上面角領域20Aに載置させる形で配置される。そして、センサ収容部11の底壁部11Bには、図6〜図8に示すように、外部からセンサ収容部11内に侵入してきた液体(主には水)を外部へと排出する水抜き部101,102が形成されており、これにより、上記のような計測不能の原因となる導通の発生を抑制している。
なお、本発明において、外部から侵入してくる液体には主に水を想定しているが、電気を導通する他の液体も含む。同様に、本発明における水抜き部も、単に水を外部に排出するものに限らず、他の液体を外部に排出するものも含む。
本実施例の水抜き部101,102は、図6〜図8に示すように、センサ収容部11の底壁部11Bを、バッテリーボックス2の上面20側となる下側から上方に向かって貫通形成された水抜き孔101を含んで構成される。これにより、センサ収容部11の底壁部11B上に溜まる液体を、外部へと排出できる。
なお、本実施例の水抜き孔101は、その貫通方向の軸線101Xに直交する開口断面が円形となるように形成されている。ただし、水抜き孔101は、図20〜図22に示すように、その貫通方向の軸線に直交する開口断面が楕円形、三角形や四角形や五角形や六角形などの多角形のいずれかとしてもよい。この場合の多角形には、角が面取りされて滑らかに湾曲するものも含む。
また、本実施例の水抜き部101,102は、図6〜図8に示すように、外部から侵入してきた水が傾斜に沿って外部へと排出されるよう、底壁部11Bに形成された傾斜面102を有する。本実施例の傾斜面102は、底壁部11Bの上面111において水抜き孔101を取り囲む形で、水抜き孔101に向かって下り勾配となるよう形成された傾斜面102である。これにより、センサ収容部11の底壁部11B上に溜まる液体を、外部へと積極的に排出できる。
また、本実施例では、水抜き部111Kとして、図10及び図11に示すように、外部から侵入してきた底壁部11Bの上面111上の液体がセンサ収容部11に収容されたセンサ5に非接触となるよう、当該センサ5の下面512と、底壁部の上面111との間に空間(隙間)111Kを有する。空間(隙間)111Kは、空隙形成部11D(図8及び図11参照)によりを形成させる。
本実施例のセンサ収容部11は、上記空隙形成部11Dとして、先端側が上下方向に弾性変形可能となるよう底壁部11Bの上面111から斜め上方に延出し、先端側において弾性変形可能とされた持ち上げ片11Dを有する。持ち上げ片11Dは、図11に示すように、センサ収容部11に収容されるセンサ5によって押し下げられつつも、当該センサ5の下面512と、底壁部11Bの上面111との間に空間111Kが残るよう、その押し下げに抗する弾性復帰力によって当該センサ5を上向きに押し付ける形で下方から支持する。なお、図11には、持ち上げ片11Dの弾性変形前の状態が破線で図示されている。
一方で、本実施例のセンサ収容部11は、持ち上げ片11Dによって上向きに押し付けられるセンサ5を、上方から当接して支持し、上方への抜けを阻止する上方抜け止め部16,17を有する。本実施例の持ち上げ片11Dは、2つの上方抜け止め部16,17の対向方向の間の位置に形成されている。これにより、センサ収容部11内において下側に空間111Kを有する形で配置されるセンサ5を、安定して支持することができる。上方抜け止め部16,17については後述するが、本実施例においては上方抜け止め部16,17も、空間111Kの安定形成に貢献する部位であるから、空隙形成部ということができる。
なお、持ち上げ片11Dは、図11に示すように、底壁部11Bを上下に貫通する開口101Dの開口縁部から斜め上方に立ち上がる形で形成されている。開口101Dは、上記水抜き孔101と同様、底壁部11B上に溜まる液体を外部へと排出できる。よって、本実施例では、持ち上げ片11Dの直下に形成される開口(水抜き孔)101Dも水抜き部(水抜き孔)101Dとして機能する。
さらに、底壁部11Bを上下に貫通する開口として、図6〜図8に示すように、貫通孔106,107が存在する。貫通孔106,107は、底壁部11Bにおいて、上方抜け止め部16,17の直下領域に形成され、水抜き孔として機能する。これらの貫通孔106,107は、上方抜け止め部16,17を樹脂射出成型により成形する際の型抜きを考慮して形成された貫通孔であるが、底壁部11Bに形成されることで、水抜き部(水抜き孔)106,107として機能する。また、貫通孔106,107は、底壁部11Bから立ち上がる外周壁部11A1,11A3に接する領域に形成される。このため、底壁部11Bと外周壁部11A1,11A3とが形成するはずの角が形成されないため、角に水が溜まって残されることを防ぐことができる。
また、本実施例の水抜け孔101は、図10に示すように、少なくともボルト部材6Bの頭部6bにおいて下向きに露出する露出面の直下領域106Xに形成される。さらに本実施例の水抜け孔101は、ボルト部材6Bの頭部6bの直下領域106Xだけでなく、第二延出部51Bの貫通孔51b内の内周側の直下領域(ここでは、絶縁部54Z(54Z2)において下向きに露出する露出面の直下領域のうちの内周側の直下領域ともいえる)106Yも含む形で形成されている。これらの直下領域106X,106Yに水抜け孔101が形成されていることで、底壁部11Bの上面に溜まる水がボルト部材6B側に接近してきたとしても、ボルト部材6Bに触れる手前で水抜け孔101を通って落下するため、上記のような計測不能の原因となる導通は生じない。
また、本実施例の底壁部11Bは、上面111が平坦面をなして形成されるが(図6参照)、バッテリーボックス2の上面20(20A)と対向する下面112が、図7に示すように、補強用のリブ113A,113B,113Cが複数形成された凹凸面として形成される。具体的にいえば、補強用のリブ113A,113B,113Cは、図17に示すように、外周リブ113Aと、内側リブ113Bと、水抜け孔形成リブ113Cとを有する。外周リブ113Aは、下面112の外周を取り囲む形で下方に突出するように形成される。内側リブ113Bは、外周リブ113Aから内向きに延出する形で形成される。水抜け孔形成リブ113Cは、水抜け孔101を取り囲む形で下方に突出するように形成され、下方向に延出する筒状の水抜け孔101の内周壁面を形成する。水抜け孔形成リブ113Cは、バッテリーボックス2の上面20(20A)と当接する他のリブ113A,113Bよりも低く(図10参照)、バッテリーボックス2の上面20(20A)と当接しない。水抜け孔101は、それらリブ113A,113Bにより取り囲まれる空間113K(図17参照)と連通しており、この空間113Kは、水抜け孔101から下方に排出される水を収容可能な空間113Kとなっている。また、内側リブ113Bのうち水抜け孔形成リブ113Cに隣接する一部のリブ113B1は、水抜け孔形成リブ113Cと同様、他のリブ113A,113Bよりも低く形成され、バッテリーボックス2の上面20(20A)と当接しない。これにより、空間113Kは、より一層広く形成されている。
また、本実施例のセンサ設置部材10は、図6〜図8に示すように、底壁部11Bの外周から下方に立ち下がる下側壁部12を有する。この下側壁部12は、バッテリーボックス2の外周側面のうちの一面21(図1参照)と対面し、かつ当接する形で配置される。バッテリーボックス2の外周側面21と対面及び当接する下側壁部12の内向き面121には、図3及び図7に示すように、上下方向に延出する補強用のリブ121A,121Bが形成される。本実施例においては、これらのリブ121A,121Bがバッテリーボックス2の外周側面21と当接する。そして、これらのリブ121A,121Bの中には、互いが横並びに隣接するとともにそれら双方の間の空間121Kが、上述した水を収容可能な空間113K(図10参照)と連通して、そこに収容された水を外部に排出する排水経路となる空間121Kを形成する排水経路形成リブ121A,121Aが含まれる。これにより、上記の水抜け孔101から排出された水は、底壁部11Bの下側の空間113Kに導かれるとともに、その空間113Kから、排水経路形成リブ121A,121Aの間に形成された下向きに続く空間121Kを通る形で、バッテリーボックス2の外周側面21に沿って外部へと排出される。
つまり、センサ設置部材10において、底壁部11Bの下側(裏側)には、水抜け孔101から下方に排出された水がさらに外部へと排出される際に通過する排水経路部として、空間113Kと空間121Kが形成されている。具体的にいえば、センサ設置部材10には、図1のようにバッテリーボックス2上に配置された場合に、バッテリーボックス2の上面20(20A)との間に、水抜き孔101と連通する空間113Kが形成され、バッテリーボックス2の外周側面21との間には、空間113Kと連通して下方に開口する空間121Kが形成されており、これらの空間113K,121Kが、水抜き孔101から下方に排出された水を外部へと排出する排水経路を形成している。
また、センサ設置部材10は、収容したセンサ5のバッテリーボックス2の上面20の広がり方向への位置ずれを阻止するよう、底壁部11Bの外周から上方に立ち上がる形でその外周周りに断続的に形成された複数の外周壁部11A1,11A2,11A3を備えており、これらによりセンサ収容部11を形成している(図6参照)。
また、センサ設置部材10は、バッテリーボックス2の上面20におけるセンサ5の配置位置を規定する配置位置規定部12を有する。
配置位置規定部12は、上述した下側壁部12である。下側壁部12は、図1に示すように、バッテリーボックス2の外周側面21の上端側に当接する当接壁部12であり、当該当接によって、センサ設置部材10のバッテリーボックス2の上面20における配置位置を規定する。上述したナット部材6Nとボルト部材6Bの締結は、上下方向に延出する形で配置されるボルト部材6Bに対し、その軸線6Xの周りにナット部材6Nを回転させて螺合させていくことによりなされる。配置位置規定部12は、その締結(螺合)に伴い、回転方向6R(図1参照)と同方向にセンサ5の全体が一体となって回転した場合に、バッテリーボックス2の外周側面21と当接して押圧する第一の当接部12L(図7参照)と、その回転方向6Rと逆方向にセンサ5の全体が一体となって回転した場合に、バッテリーボックス2の外周側面21と当接して押圧する第二の当接部12R(図7参照)と、を少なくとも有する。そして、配置位置規定部12は、それら当接部12R,12Lの間に所定幅を有して形成される。これにより、配線部材9の締結固定時に、締結部材6B,6Nに加わる回転力によってセンサ設置部材10の位置がずれることを抑制できるし、締結部材6B,6Nによる締結後の配線部材8,9の延出方向を一定にできる。
本実施例の配置位置規定部12は、図7に示すように、下側壁部12の回転方向6R側の端部をなすリブ121Aが第一の当接部12Lであり、回転方向6Rの逆側の端部をなすリブ121Bが第二の当接部12Rである。
なお、本実施例の下側壁部12は、図6に示すように、センサ収容部11を形成する外周壁部11A1,11A2,11A3の一部の外周壁部11A3と上下につながった上下壁部13(11A3,12)として形成されている。また、上下壁部13(11A3,12)の上下それぞれには、上下方向に延出して底壁部11Bに連結する補強リブ13Aが形成されており、剛性が高い。
また、センサ設置部材10は、第一の配線部材9の外部への延出方向を規定する第一の配線部材延出方向規定部19と、第二の配線部材8の外部への延出方向を規定する第二の配線部材延出方向規定部18と、を備える。
第一の配線部材延出方向規定部19は、図1に示すように、センサ収容部11に収容されたセンサ5の第二接続部5Bと接続した第一の配線部材9を、センサ収容部11における所定の第一方向9Xから外部に延出させるよう形成される。本実施例の第一の配線部材延出方向規定部19は、図6に示す外周壁部11A2と外周壁部11A3との間を、角20aを形成する一辺22aに沿って側方に抜ける開口凹部19として形成される。第二接続部5Bと接続した第一の配線部材9は、この開口凹部19を通過する形で、センサ収容部11の外部へと延出する。
第二の配線部材延出方向規定部18は、図1に示すように、コネクタ部53Cと接続した第二の配線部材8を、該センサ収容部における所定の第二方向8Xから外部に延出させるよう形成される。本実施例の第二の配線部材延出方向規定部18は、図6に示す外周壁部11A1と外周壁部11A3との間を、上記一辺22aに対する直交方向に向かって(角20aを形成する一辺22aとは異なる他辺21aに沿って)側方に抜ける開口凹部18として形成される。コネクタ部53Cは、この開口凹部18を通過する形で、センサ収容部11の外部へと延出する。
また、センサ設置部材10は、図2に示すように、センサ収容部11に収容されたセンサ5の上方への抜けを阻止する上方抜け止め部16,17を備える。本実施例の上方抜け止め部(第一側抜け止め部)16,17は、外周壁部11A1,11A2,11A3のいずれかまたは複数に形成することができる。
本実施例の上方抜け止め部(第一抜け止め部)17は、外周壁部11A1,11A2,11A3のうち外周壁部11A3の上端から、センサ収容部11に収容されるセンサ5(樹脂ケース54)の上面511にラップするよう内向きに屈曲する形で延出形成される。
本実施例の上方抜け止め部(第二抜け止め部)16は、外周壁部11A1,11A2,11A3のうち外周壁部11A1の高さ方向における中間部から、センサ収容部11に収容されるセンサ5(センサ端子部53A)の上面511にラップするよう内向きに突出形成される。ただし、上方抜け止め部(第二側抜け止め部)16は、上方から下方へのセンサ5の進入を弾性変形により許容する一方、下側に進入した後には弾性復帰してセンサ5に対して上方から当接(係止)し、センサ5の上方への移動を規制する弾性係止片をなす。
なお、本実施例において、センサ5がセンサ設置部材10に組み付けられることにより、センサアセンブリ1となる。このセンサアセンブリ1の状態で、バッテリーボックス2上に配置され、バッテリー端子2Aに接続固定し、その上で、配線部材9が締結によって組み付けられる。
以下、センサ設置部材10へのセンサ5の組み付け方法について、図18A〜図18C及び図19A〜図19Cを用いて説明する。
まずは、図18A及び図19Aに示すように、センサ収容部11において上方抜け止め部17を有する外周壁部(第一外周壁部)11A3側を第一側、上方抜け止め部16を有する外周壁部側(第二外周壁部)11A1を第二側とした場合に、センサ5を、センサ収容部11内の第一側に配置されるべき第一側端部5Tを先頭にして、センサ収容部11の底壁部11Bと上方抜け止め部17との間に第二側から進入させる。これにより、図18B及び図19Bに示すように、センサ5は、センサ設置部材10の外周壁部11A3に対し内側(第二側)から当接した突き当て状態となる。このときのセンサ5の進入は、その第一側端部5Tを、センサ収容部11の第二側の上方から第一側の下方に向かうよう斜めに進入させる形でなされる。
このセンサ5の斜めの進入は、摺動ガイド面11A10によってガイドされる。本実施例の外周壁部11A1は、図6に示すように、センサ収容部11の底壁部11Bの第二側をその外周に沿って延出する第一壁部11A11と、底壁部11Bの外周に沿って第一壁部11A11から第一側に向かうよう屈曲して延出する第二壁部11A12と、を有する。そして、第二壁部11A12の上端面11A10は、第一側に向かって下り勾配となる傾斜面として形成されており、斜めに進入するセンサ5を摺動させる形でガイドする摺動ガイド面として機能する。
なお、摺動ガイド面11A10上を摺動するのは、センサ5の第一側端部5Tに形成されるコネクタ部53Cの基端部53cである。図4及び図10に示すように、コネクタ部53Cの基端部53cは、第二壁部11A12の上端を内側に挟むよう溝状に形成された摺動溝部53cをなす。このため、第二壁部11A12の上端部がコネクタ部53Cの摺動溝部53c内に嵌って、溝幅方向53Yのずれが規制された形で、上記斜め方向53Xの摺動がなされる。つまり、第二壁部11A12の上端面をなす摺動ガイド面11A10上を、摺動溝部53c内の溝底面が摺動する形で、上記斜め方向53Xの摺動がなされる。そして、上記突き当て状態となった場合、コネクタ部53Cは、摺動ガイド面11A10の第一側の先で下方に凹む凹部をなして形成された開口凹部18に進入した状態となる。
次に、この突き当て状態となったセンサ5において、センサ収容部11内の第二側に配置されるべき第二側端部5Sを、上方抜け止め部16の下方(下方向53Z)に進入させる。上方抜け止め部16は、弾性係止片であるから、センサ5の第二側端部5Sが上方抜け止め部16を弾性的に乗り越えて下方に進入するに伴い弾性復帰して、該第二側端部5Sの上方にラップした状態となる。これにより、センサ5は、その第二側において上方抜け止め部16によって上方への抜けが阻止された抜け止め状態となる(図18C及び図19C参照)。一方で、センサ5は、上記突き当て状態となった段階で、その第一側においても上方抜け止め部17によって上方への抜けが阻止された抜け止め状態となっている。このように第一側と第二側の上方抜け止め部16,17の双方で上方への抜け止め状態とされることにより、センサ5は、センサ設置部材10に組み付けられた組み付け状態(センサアセンブリ1)となる。
ただし、この組み付け状態において、センサ5は、図10及び図11に示すように、持ち上げ片11Dによって上方に位置する上方抜け止め部16,17に押し付けられ、底壁部11Bから浮き上がった状態となっている。即ち、この組み付け状態において、センサ5とセンサ設置部材10の底壁部11Bとの間には空間111Kが形成されている。この空間111Kは、底壁部11Bの上に溜まる液体を外部に排出する経路となるため、本実施例の水抜き部111Kとして機能する。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、追加及び省略等の種々の変更が可能である。以下、上記実施例の変形例について説明する。なお、上記実施例と共通の機能を有する部位には同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、上記実施例と下記変形例とは、技術的な矛盾を生じない範囲において適宜組み合わせて実施できる。
図23〜図25は、本発明の第二実施例を示すものである。
第二実施例では、第一実施例と比べて、配線部材8,9の形状と、その配線部材8,9を引き出す開口凹部18,19の形状及び位置と、引き出された配線部材8の延出方向を規定する方向規定部110が存在することが異なるが、それ以外に大きな違いはない。第二実施例のセンサ設置部材10に配置されるセンサ5の配線部材8は、バッテリーボックス2の外周側面21に沿って、バッテリーボックス2の角20aから離間する方向8Xへと引き出される。この配線部材8は、センサ設置部材10の外に引き出された後に折り返されてバッテリーボックス2の角20a側に向かって延出する。方向規定部110は、この配線部材8の折り返した部分を保持し、その延出方向を規定している。第二実施例のセンサ設置部材10には、外周壁部11A3に、この方向規定部110を固定する台座部110Aが形成されている。また、第二実施例のセンサ設置部材10に配置されるセンサ5の配線部材9は、バッテリーボックス2の角20aを形成するもう一方の外周側面22側から、バッテリーボックス2の外周側面21に沿った方向9X(ここでは外周側面22と同一の平面を直交する方向9X)へと引き出される。
図26〜図28は、本発明の第三実施例を示すものである。
第三実施例では、第一実施例と比べて、配線部材8,9の形状及び引き出し方向8X,9Xと、バッテリーボックス2上におけるセンサ設置部材10の配置位置がずれている点で異なるが、それ以外に大きな違いはない。第三実施例のセンサ設置部材10に配置されたセンサ5の配線部材8は、センサ設置部材10に配置されたセンサ5からバッテリーボックス2の外周側面21と同一の平面を斜めに横切る斜め方向8Xに引き出される。他方、第三実施例のセンサ設置部材10に配置されたセンサ5の配線部材9も、バッテリーボックス2の外周側面22と同一の平面を斜めに横切る斜め方向9Xに引き出される。なお、配線部材8の引き出し方向と配線部材9の引き出し方向は互いに直交する方向として定められている。また、下側壁部12は、センサ5から引き出された配線部材8の延出方向を規定する方向規定部(図示無し)を固定する台座部110Bとしても機能する。
図29〜図31は、本発明の第四実施例を示すものである。
第四実施例では、第一実施例と比べて、配線部材8,9の形状及び引き出し方向8X,9Xと、バッテリーボックス2上におけるセンサ設置部材10の配置位置がずれている点と、配置位置規定部12の形状とにおいて異なるが、それ以外に大きな違いはない。第四実施例の配線部材8は、センサ設置部材10に配置されたセンサ5からバッテリーボックス2の外周側面21と同一の平面を斜めに横切る斜め方向8Xに引き出される。他方、第四実施例のセンサ設置部材10に配置されたセンサ5の配線部材9も、バッテリーボックス2の外周側面22と同一の平面を斜めに横切る斜め方向9Xに引き出される。なお、配線部材8の引き出し方向と配線部材9の引き出し方向の交差角度は、90°よりも大となっている。配置位置規定部12は、バッテリーボックス2の外周側面21と外周側面22のそれぞれに当接して位置決めする下側壁部12A,12B(図31参照)を有して形成される。
なお、いずれの実施例においても、上方抜け止め部16,17と、第二外周壁部11A2と、持ち上げ片11Dという、センサ設置部材10におけるセンサ5の組み付けに係る構造部については、同じ構造が採用されている。
また、いずれの実施例においても、水抜き部101,102,106,107,101Dは同じ構造が採用されているが、他の形態も考えられる。例えば、上記実施例において、水抜き孔101に向かう下り勾配で形成されている傾斜面102は、水抜き孔101から底壁部11Bの外周縁に向かう下り勾配で形成することもできる。この場合、センサ機能部52を計測不能とする導通を生じさせやすい個所(例えば図10の直下領域106X,106Y等)に、水は近づかない。また、上記実施例において、底壁部11Bの上面111は平坦面として形成されているが、上面111は、侵入してきた液体を外部に導くよう溝状に形成された水排出経路部を有していてもよい。この場合、水排出経路部は、図32に示すように、底壁部11Bの上面111に形成された溝部111Vとすることができる。具体的にいえば、溝部111Vは、底壁部11Bの上面111に形成された上記傾斜面102において、その下り勾配に沿って形成することができる。
10 センサ設置部材
11 センサ収容部
11B 底壁部
111K 空間
12 配置位置規定部(下側壁部)
16,17 上方抜け止め部
2 バッテリーボックス
2A バッテリー端子
5 センサ
5A 第一接続部
5B 第二接続部
50 センサ本体部
51 センサ支持部材(金属製支持部材)
54 ケース(樹脂ケース)
54Z 絶縁部
6N ナット部材
6B ボルト部材
5A1,5A1 接続環部
5A2 ナット
5A3 ボルト

Claims (3)

  1. バッテリーボックスの端子と接続する第一接続部と、外部に延出する配線部材の接続部と接続する第二接続部と、を有したセンサを収容保持するセンサ収容部を備え、前記センサ収容部の底壁部がバッテリーボックスの上面に載置されるとともに、前記底壁部には、外部から侵入してきた液体を外部へと排出する水抜き部が形成されていることを特徴とするセンサ設置部材。
  2. 前記水抜き部として、前記底壁部を前記バッテリーボックスの上面側から上方に向かって貫通形成された水抜き孔を有する請求項1に記載のセンサ設置部材。
  3. 前記水抜き部として、外部から侵入してきた前記底壁部上の液体が前記センサ収容部に収容された前記センサの下面に非接触となるよう、前記センサの下面と前記底壁部の上面との間に空間を有する請求項1又は請求項2に記載のセンサ設置部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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