JP2016024696A - 予約管理システム及び予約管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】現在の座席予約方式は、予約時に座席を確定させ利用客に通知するため、システム内で柔軟に座席の割当を変更することができない。このため発車直前にキャンセルされた席がそのまま空席となり利用されずに残ることや、複数人で予約をする際、空席があるにも関わらず連席で確保することができないため、当該列車の予約を受け付けることができないという課題が存在する。【解決手段】上記課題を解決するために、予約端末からの情報を処理する処理部と、利用客毎の予約履歴情報と、予約管理情報を含む座席に関する情報が格納される記憶装置と、を有し、予約端末の予約情報に基づいて、座席を予約する場合、処理部は、予約履歴情報を記憶装置から読み出し、過去の予約回数と、実際に乗車した乗車回数とから乗車率を算出し、乗車率に基づき、指定された予約情報から、オーバーブッキングを許容し、座席予約を実行する構成を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、予約管理システム、座席割当計画装置および座席確定/発券装置に関する。
新幹線は、都市間のビジネス輸送や観光地への移動手段など様々な用途で広く利用されている。しかし、長距離区間においては航空機との競合があり、いかに利用客を確保し収益を増大させるかという課題が存在する。また近年、様々な分野において利用客の履歴情報などのビッグデータを利用し、イールドマネジメントを行い、最適な時期・価格で商品を提供することで収益を最大化させるという手法が普及している。
特許文献1は、乗車当日の発券時に座席を確定させることにより、予約できる可能性を増大させ、予約されていない指定席を自由席の一部に変換させる技術が開示されている。
また、特許文献2にはキャンセルを見込んでオーバーブッキングを許してよいとの記載があるが、具体的な実現方法までは記載されていない。
特開平11−213076号公報 特開2002−133235号公報
現在の座席予約方式は、予約時に座席を確定させ利用客に通知するため、システム内で柔軟に座席の割当を変更することができない。このため発車直前にキャンセルされた席がそのまま空席となり利用されずに残ることや、複数人で予約をする際、空席があるにも関わらず連席で確保することができないため、当該列車の予約を受け付けることができないという課題が存在する。
上記課題を解決するために、予約端末からの情報を処理する処理部と、利用客毎の予約履歴情報と、予約管理情報を含む座席に関する情報が格納される記憶装置と、を有し、予約端末の予約情報に基づいて、座席を予約する場合、処理部は、予約履歴情報を記憶装置から読み出し、過去の予約回数と、実際に乗車した乗車回数とから乗車率を算出し、乗車率に基づき、指定された予約情報から、オーバーブッキングを許容し、座席予約を実行する構成を有する。
オーバーブッキングを許容することにより、発車直前にキャンセルが出てもすぐ座席を割り当てることができる。また、発券時までシステム内で柔軟に席の配置を変更することができるので、複数人で予約が入った場合でも座席配置を変更することで連席での座席の確保が可能となる。上記予約方式が可能になることにより、座席利用効率・予約時の顧客満足度を向上させることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
予約管理システムおよび関連部の構成図である。 予約管理システムのハードウェア構成図である。 顧客管理DBのデータベース構成を説明する図である。 座席管理DBのデータベース構成を説明する図である。 予約管理DBのデータベース構成を説明する図である。 座席割当計画装置の動作手順を示すフローチャートである。 オーバーブッキングを考慮した予約検定処理を示すフローチャートである。 座席割当処理を示すフローチャート図である。 座席仮予約処理を示すフローチャート図である。 キャンセル待ち時の座席割当処理を示す図である。 キャンセル発生時の座席仮予約処理フローを示した図である。 顧客情報テーブルを表す図である。 予約履歴テーブルを表す図である。 列車情報テーブルを表す図である。 座席情報テーブルを表す図である。 列車管理テーブルを表す図である。 車両管理テーブルを表す図である。 座席管理テーブルを表す図である。 予約管理テーブルを表す図である。 キャンセル待ち管理テーブルを表す図である。 座席検索用一時テーブルを表す図である。 座席配置図である。 連席について示した図である。 座席検索について示した図である。 予約可能な座席について示した図である。
まず、本実施形態の前提条件について説明する。今回定員500名の新幹線の座席予約システムについて考える。新幹線は1両100名の5両編成とする。また、停車駅はA駅・B駅・C駅の3駅とし、「A駅→B駅:150人」「B駅→C駅:50人」「A駅→C駅:300人」といったように、それぞれの区間において乗車上限人数が定義されているものとする。なお、楽観的予約方式にて予約した場合は、原則予約の確定、連席の確保は保証せず、座席の確定は発車60分前から行える発券時とする。ただし、通常予約時と比較し価格を安く設定するものとする。
次に、本実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、予約管理システムおよび関連部の構成図である。予約管理システム100は、座席割当計画装置110、Webサーバ300、予約端末500、座席確定/発券装置600、列車運行管理システム800を含んで構成される。
(予約管理システム100)
予約管理システム100は、各種DB(顧客管理DB101、座席管理DB102、予約管理DB103)と座席割当計画装置110を有する。座席予約情報は、予約端末500からWebサーバ300を通して座席割当計画装置110へ送信される。予約端末500とWebサーバ300間の通信はインターネット400を用いる。なおインターネット400は光ファイバ網やLAN等により構成される。
(座席割当計画装置110)
座席割当計画装置110は、顧客管理部111、予約管理部112、列車運行管理部113と、を有する。
(顧客管理部111)
顧客管理部111は、Webサーバ300経由で予約端末500から送信されてくる座席予約情報より顧客データを取得し管理する。顧客データは顧客の氏名や住所などの個人情報、個人の予約履歴データを含む。
(予約管理部112)
予約管理部112は、Webサーバ300経由で予約端末500から送信されてくる座席予約情報より座席予約データを取得し管理する。座席予約データは、座席の予約状況、予約する人数、楽観的予約方式を利用するか否か、キャンセル待ちとして扱われているデータか否か、といった内容で構成される。
(列車運行管理部113)
列車運行管理部113は、顧客管理部111は、Webサーバ300経由で予約端末500から送信されてくる座席予約情報と列車運行管理システム800から送信されてくる運行情報を用いて、列車情報を取得し管理する。列車情報は、列車の運行区間や運行区間ごとの乗車人数といったデータで構成される。
図2は、予約管理システム100のハードウェア構成図である。予約管理システム100は、Webサーバ300、座席確定/発券装置600、列車運行管理システム800とI/F120を介して、接続されている。顧客管理部111、予約管理部112、列車運行管理部113は、それぞれ対応する処理を実行する。また、顧客管理部111、予約管理部112、列車運行管理部113は、処理部(CPU)140の内部に存在する。記憶装置130は、各種DB(顧客管理DB101、座席管理DB102、予約管理DB103)を備える。なお、顧客管理部111、予約管理部112、列車運行管理部113は、ハードウェア構成しても、処理部CPUが処理してもよい。
図3は、顧客管理DB101のデータベース構成を示す図である。顧客管理DB101は、顧客情報テーブルS1200と予約履歴テーブルS1300とを有する。
図4は、座席管理DB102のデータベース構成を示す図である。座席管理DB102は、列車情報テーブルS1400と座席情報テーブルS1500と列車管理テーブルS1600と車両管理テーブルS1700と座席管理テーブルS1800を有する。
図5は、予約管理DB103のデータベース構成を示す図である。予約管理DB103は予約管理テーブルS1900とキャンセル待ち管理テーブルS2000と座席検索用一時テーブルS2100とを有する。
次に、データテーブル(図12〜図21)について説明する。
図12は、顧客情報テーブルS1200を示す図である。顧客情報テーブルS1200は、顧客の属性に関する情報が格納されている。テーブル項目として、顧客ID S1201、氏名S1202、電話番号S1203、性別S1204、住所S1205、生年月日S1206、年齢S1207を持つ。
図13は、予約履歴テーブルS1300を示す図である。
予約履歴テーブルS1300は、各顧客の予約履歴を保持するテーブルである。テーブル項目として、顧客ID S1301、予約回数S1302、乗車回数S1303、キャンセル回数S1304、乗車率S1305を持つ。
図14は、列車情報テーブルS1400を示す図である。
列車情報テーブルS1400は、列車IDと列車情報を紐付けるテーブルである。テーブル項目として、列車ID S1401、発車年月日S1402、列車名S1403、列車番号S1404、区間S1405を持つ。
図15は、座席情報テーブルS1500を示す図である。
座席情報テーブルS1500は、座席IDと号車番号、座席番号を紐付けるテーブルである。テーブル項目として、座席ID S1501、号車番号S1502、座席番号S1503を持つ。
図16は、列車管理テーブルS1600を示す図である。
列車管理テーブルS1600は、列車の乗車人数、乗車上限人数、キャンセル待ち人数を列車ごとに管理するテーブルである。テーブル項目として、列車ID S1601、乗車人数S1602、乗車上限人数S1603、キャンセル待ち人数S1604を持つ。なお、乗車人数S1602は乗車率を考慮した人数を格納する。乗車率についての説明は後述する。
図17は、車両管理テーブルS1700を示す図である。
車両管理テーブルは、車両ごとに乗車人数を管理するテーブルである。テーブル項目として、列車ID S1701、号車ID S1702、乗車人数 S1703を持つ。なお列車IDと号車IDで車両を一意に特定する。
図18は、座席管理テーブルS1800を示す図である。
座席管理テーブルS1800は、座席の予約状態を管理するテーブルである。また予約している利用客が楽観的予約方式で予約しているかという点も管理する。テーブル項目としては、列車ID S1801、座席ID S1802、予約ID S1803、楽観的予約フラグS1804を持つ。
図19は、予約管理テーブルS1900を示す図である。
予約管理テーブルS1900は、各予約情報を管理するテーブルである。テーブル項目として、予約ID S1901、取扱年月日S1902、顧客ID S1903、予約人数(実数)S1904、予約人数(乗車率考慮)S1905、楽観的予約フラグ(S1906)、キャンセル待ちフラグS1907を持つ。
図20は、キャンセル待ち管理テーブルS2000を示す図である。
キャンセル待ち管理テーブルS2000は、キャンセル待ちとなっている予約情報を管理するテーブルである。整理番号を持つことで、キャンセル発生時にどのレコードから優先的に座席を割り当てていくか管理することができる。テーブル項目として、予約ID S2001、列車ID S2002、予約人数(実数)S2003、予約人数(乗車率考慮)S2004、整理番号S2005を持つ。
図21は、座席検索用一時テーブルS2100を示す図である。
座席検索用一時テーブルS2100は、座席検索時に予約可能な座席を一時的に格納するテーブルである。テーブル項目として、予約ID S2101、列車ID S2102、座席ID S2103、移動対象人数S2104を持つ。
以降フローチャートを用いて説明する。
図6は、予約端末500から予約処理業務を受け付けた時の座席割当計画装置110の動作手順を示すフローチャートである。座席割当計画装置110は、予約端末500から予約処理を受け付けると、楽観的予約方式を利用するか利用客の選択を待つ(S601)。楽観的予約方式を利しない旨の通信をWebサーバ300経由で受領した場合、座席割当計画装置110は、従来予約方式(S602)に、予約処理を実施する。一方、楽観的予約方式が選択された場合、座席割当計画装置110は、列車選択(S604)へ進む。
座席割当計画装置110は、列車情報テーブルS1400に格納されている利用可能な列車を参照し、その中から利用客が利用したい列車を表示し、選択を受け付ける処理である(S603)。
列車が選択されたことを受け付けた後(S604)、座席割当計画装置110は、予約可能かどうかを検定する予約検定処理を行う(S605)。予約検定処理は、オーバーブッキングを考慮し実施する。
座席割当計画装置110は、予約検定処理(S605)の結果、予約不可能であると判断された場合(S606のNo)、再度列車選択(S604)へ戻り、異なる列車を選択するように予約端末500に促す。予約可能であると判断された場合は、座席割当処理(S607)へ進む。なお、座席割当処理(S607)の詳細は、別途、後述する。
座席割当計画装置110は、座席割当処理が完了すると、発券・座席確定処理(S608)へ移る。なお、発券処理は楽観的予約状態を維持するために、本実施例では、発車60分前まで不可とする。なお、発券・座席確定処理は発券されたタイミングで座席を確定させるという処理である。座席割当計画装置110は、予約管理テーブルS1900に格納されている該当の予約ID S1901のレコードの楽観的予約フラグS1906を“1”から“0”へ変更し座席を確定させ、座席確定/発券装置600からチケットを発券する。
図7は、オーバーブッキングを考慮した予約検定処理S605の詳細な処理フロー図である。まず、座席割当計画装置110は、顧客情報テーブルS1200と予約履歴テーブルS1300を読み込み(S701、S702)、利用客の予約履歴情報を抽出する。
座席割当計画装置110は、抽出された予約履歴テーブルS1300に格納されている予約回数S1302と乗車回数S1303より乗車率S1305を算出する(S703)。なお、乗車率S1305は、「乗車率=乗車回数/予約回数」と定義する。
次に、座席割当計画装置110は、列車管理テーブルS1600を参照し(S704)、要求された人数で予約可能であるか予約検定処理を行う(S705)。予約検定処理は、列車管理テーブルS1600に格納されている乗車人数S1602と、今回予約する人数と乗車上限人数S1603を用いて処理される。
座席割当計画装置110は、乗車人数S1602+今回予約人数<=乗車上限人数S1603の場合は、予約可能と判断、乗車人数S1602+今回予約人数>乗車上限人数S1603の場合は予約不可能と判断する。なお、乗車人数S1602と今回予約人数は乗車率を考慮した人数を用いる。
乗車率を考慮した人数について例を用いて説明する。例として乗客Aの乗車率が0.7、乗客Bの乗車率が0.8とする。乗車率を考慮しない場合、確保すべき座席は2人分となるが、乗客Aは0.3の確率で乗客Bは0.2の確率でキャンセルするものと考え、確保する座席を1.5人分とする。この1.5人が乗車率を考慮した人数のことである。この乗車率を考慮した人数で予約検定処理を行うことで、オーバーブッキングを実現する。例えば、予約した100人の乗車率がすべて0.5である場合、座席は50人分しか確保しない。つまり、50人分のオーバーブッキングを許すということになる。
図8は、座席割当処理S607の処理を示すフローチャート図である。座席割当処理(S607)は、単に座席を割り当てていくだけではなく、楽観的予約を利用した利用客を柔軟に移動させることで、全体最適になるように座席を割り当てる処理である。まず、座席割当処理について説明する上で、前提条件について説明する。
図22は、座席配置図を示す図である。
座席配置は、以下のようになる。
列:1〜20、
行:[A][B][C]通路[D][E]
本実施例では、上記の配置を前提として処理する。
まず、予約人数、楽観的予約を利用しているか、キャンセル待ちの状態を管理するために、座席割当計画装置110は、予約情報を予約管理テーブルS1900に格納する(S801)。なおキャンセル待ちフラグS1907は初期値「0」を登録する。
続いて、車両選択→座席検索→座席仮予約の処理を実行する。まず、車両選択について説明する。どの車両から座席の検索を実施していくのかを決定することが車両選択の目的である。車両の選択は、予約の入った時点で乗車人数が少ない車両から順に選択していくものとする。同じ人数であった場合は先頭車両に近い車両から順に選択する。
座席割当計画装置110は、車両管理テーブルS1700から列車ID S1701「20140201N013AB」の情報を取得したとする(S802)。この列車の場合、乗車人数の少ない車両から順に、同じ人数の場合は先頭車両に近い車両から検索していくので、(1)01号車(11.3人)(2)03号車(13.0人)(3)05号車(13.0人)(4)02号車(35.7人)(5)04号車(50.5人)の順となる(S803)。座席割当計画装置110は、この順番で座席を検索する。
次に、座席検索について説明する。座席検索は選択された車両の席を行の若い順から検索していき、さらにA→E→C→D→B(窓側→通路側→中央)の順に検索していく。処理の流れとしては、座席割当計画装置110は、予約管理テーブルS1900から予約情報を取得する(S804)。席割当計画装置110は、取得した予約人数(実数)S1904を基に、検索する。検索する際、予約が入っている席かどうか判別するために座席管理テーブルS805の座席ID S1802と予約ID S1803を参照する。予約が入っている座席は、予約ID S1803に値が格納されている。また予約が入っていない座席については、NULL値が格納されている。席割当計画装置110は、この座席管理テーブルS805と予約管理テーブルS1700に格納された予約データを比較し、座席を割り当てることができるかチェックしていく(S806)。
席割当計画装置110は、座席検索の結果を、座席検索用一時テーブルS2100に格納する(S807)。席割当計画装置110は、検索を実行し、予約可能と判断された座席の先頭座席を座席ID S2103に格納し、予約可能と判断された座席の中で移動させることが可能な人数である、つまり楽観的予約を利用している乗客の人数を移動対象人数 S2104に格納する。なお、予約可能な座席を「空席状態の座席」「楽観的予約を利用している乗客を移動させることで座席割当可能となる座席」と定義する。
席割当計画装置110は、続いて座席検索用一時テーブル S2100に格納されたデータを参照し、座席の割り当てが可能であるか検定を行っていく(S808)。席割当計画装置110は、移動対象人数S2104が“0”である座席は座席割当可能な座席と判断し、座席仮予約処理(S809)へ移る。なお、該当レコードが複数ある場合は、先頭に近い座席を選択する。具体的に座席検索用一時テーブルS2100に格納されているレコードを用いて説明する。予約ID S2101が「000037」を参照すると、移動対象人数S2104が“0”であるレコード、つまり座席割当可能な席が2つ存在する。この中で先頭に近い座席を選択するので、ここでは0220Dの座席を選択する。座席選択の完了後、その席に対する座席仮予約処理(S809)へ進む。
次に、座席割当不可の場合の検索処理(S810)について説明する。現状予約条件を満たす座席を確保できないが、楽観的予約を利用している乗客を移動させることで、座席割当を可能にするという考え方に基づくものである。予約管理テーブルS1900の楽観的予約フラグS1906の欄で“1”が付されている利用客の座席配置変更を行い、全体最適化を図る。配置変更を行う際は、移動させる利用客は最少となるようにする。また移動対象となった利用客については、再度座席割当処理を実施する。なお、同一列車内で予約可能な席が存在するものとする。
座席割当不可の場合の検索処理の処理フローについて説明していく。まず座席検索用一時テーブルS2100を参照し、予約対象となる予約ID S2101を含むレコードが存在するか確認する。レコードが存在する場合、予約可能な座席が存在するということである。移動させる利用客は最少となるようにするという考えに基づいて座席を選択するので、レコードの中から移動可能人数S2104が最も少ないものを選択する。なお、同じ人数の場合は先頭に近い座席を選択する。座席選択の完了後、その席に対する座席仮予約処理(S809)へ進む。本処理を座席検索用一時テーブルS2100を用いて具体的に説明する。予約対象の予約ID S2101を「000048」とする。まず、座席検索用一時テーブルS2100にレコードが存在するか確認を行う。確認した結果、3レコード抽出することができる。この時点で座席の配置変更を行えば座席割り当てが可能であると判断する。次に、どのレコードを選択するかを決定する。この場合、移動可能人数S2104が最も少ないのは、座席ID S2103が「0305A」「0514A」のレコードとなる。さらにこの中で先頭に近い座席を選択するので、「0305A」の座席が選択されることになる。従って、予約ID「000048」の座席を割り当てるために、楽観的予約で予約している利用客を1人移動させ座席を確保し、座席仮予約処理へ進む。なお、予約対象となる予約ID S2101を含むレコードが存在しない場合、予約可能な座席が存在しないと判断し、キャンセル待ちの座席割当処理(S811)へ進む。なお、キャンセル待ちの座席割当処理は、後述する。
キャンセルが発生した場合(S812のYes)、席割当計画装置110は、キャンセル発生時の座席仮予約を処理する(S814)。この処理の詳細は、後述する。
一方、キャンセルが発生しなかった場合(S812のNo)、列車選択(S604)に戻り別列車を選択するように、予約端末500を介して、利用客に促す(S813)。
ここで、予約人数ごとの連席の考え方と座席検索の考え方について、説明する。まず、連席について、本実施形態では、1度に予約できる最大人数を6人と定義する。連席であるので、2人〜6人のパターンが考えられ、以下のように連席を考える。
・2人予約する場合→横並びの2席を確保する。
・3人予約する場合→横並びの3席を確保する。
・4人予約する場合→2−2の4席を確保する。
・5人予約する場合→{3−2 or 2−3 or 5−0}の5席を確保する。
・6人予約する場合→3−3の6席を確保する。
図23は、上記の予約方法に基づいた場合の予約イメージを示す図である。2人予約の場合、横並びの2隻を確保する。図23Aでは、1Aと1Bを確保している。3人予約の場合、横並びの3席を確保する。図23Bでは、1A、1Bと1Cを確保している。 4人で予約する場合、横並び2席と後部にさらに、横並び2席となる2−2で、座席を確保する。図23Cでは、1A、1B、2Aと2Bを確保している。5人予約の場合、横並び3席と後部に2席確保する3−2型または、同様に、2−3型または、5−0型で、5席を確保する。図23Dは、それぞれのパターンで、座席を確保したものである。6人予約の場合、横並び3席と後部に横並び3席を確保する3−3型で座席を確保する。図23Eは、1A〜1Cと2A〜Cの座席を確保している。
上記連席のパターンをもとに座席検索を行っていく。確保する連席のパターンによって検索する座席の位置を変える。
図24は、2人〜6人予約時の座席検索パターンを示す図である。具体的に4人で予約する場合の例について、説明する。4人予約の場合、2−2の4席(正方形)の並びで座席を検索する。座席検索の基本的な考え方に則り、行の若い順、窓側→通路側→中央の順に検索を行っていく。従って、検索する先頭座席は1A→1D→1B→2A→2D→2B→3A→・・・・となる。または、nを整数とすると、
(nAnB(n+1)A(n+1)B 、 nDnE(n+1)D(n+1)E 、 nBnC(n+1)B(n+1)C)
となる。
図25は、予約可能な座席を示す図である。図25Aの1A〜1Cは、空席であり、予約可能である。図25Aの3A〜3Cについては、3Cの座席は、楽観的予約を利用していることから、3Cの座席変更をすることにより、3A〜3Cを予約することができる。一方、図25Bの2A〜2C、3A〜3C、4A〜4C、5A〜5Cは、何れも●になっている従来予約方式で予約されているため、予約不可能となる。
次に座席割当完了後に実施する座席仮予約処理S809について図9のフローチャート図を用いて説明する。
図9は、座席仮予約処理S809の詳細フローチャート図である。本処理は、仮予約の情報を各種テーブルに反映させる処理である。座席割当計画装置110は、列車管理テーブルS1600の乗車人数S1602、車両管理テーブルS1700の乗車人数S1703、座席管理テーブルS1800の予約ID S1803と楽観的予約フラグS1804を更新し(S901〜S903)、仮予約の情報を確定させ各種テーブルへ反映させる。
次に、予約可能である座席が存在しなかった場合、キャンセル待ちの座席割当処理(S811)について説明する。座席割当ができなかった場合は、キャンセル待ちの予約として扱う。
図10は、キャンセル待ち時の座席割当処理S811の詳細フローチャート図である。まず、座席割当計画装置110は、キャンセル待ちの予約であることを管理するために、予約管理テーブルS1900に格納している当該予約のレコードのキャンセル待ちフラグS1907を“0”から“1”へ更新する(S1001)。また列車管理テーブルS1600のキャンセル待ち人数S1603を更新し(S1002)、キャンセル待ち管理テーブルS2000に予約情報を格納する(S1003)。なお、キャンセル待ち管理テーブルS2000の整理番号S2005は、キャンセルが発生した際、どの予約レコードから優先的に割り当てていくか、優先順位を管理する項目として利用する。
図11は、キャンセル発生時の座席仮予約処理S814の詳細フローを示した図である。キャンセルが発生した場合、座席割当計画装置110は、まずキャンセル待ち管理テーブルを読み込む(S1101)。読み込んだレコードの中で、キャンセルが出た人数とキャンセル待ち管理テーブルS1101に格納されている予約人数S2003を比較し、予約可能なレコードの中で整理番号S2005)が最も若いものに座席を割り当てる(S1102)。なお「キャンセルが出た人数>キャンセル待ち管理テーブルに格納されている予約人数」の条件が成立するレコードを予約可能なレコードと判断する。
座席割当計画装置110は、座席割当を実施後、予約情報を更新する。まず座席が割り当てられたキャンセル待ち管理テーブルS2000のレコードをテーブルから削除し(S1103)、座席管理テーブルS1800の予約ID S1803、楽観的予約フラグS1804を更新する(S1104)。次に予約管理テーブルS1900に格納されている該当レコードのキャンセル待ちフラグS1907を“1”から“0”へ変更する(S1105)。また併せて列車管理テーブルS1600のキャンセル待ち人数S1603、車両管理テーブルS1700についても割り当てた人数を反映させる(S1106、S1107)。 以上、説明した本実施形態によれば、オーバーブッキングを許容することにより、発車直前にキャンセルが出てもすぐ座席を割り当てることができる。また、発券時までシステム内で柔軟に席の配置を変更することができるので、複数人で予約が入った場合でも座席配置を変更することで連席での座席の確保が可能となる。上記予約方式が可能になることにより、座席利用効率・予約時の顧客満足度を向上させることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能である。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
100 予約管理システム
101 顧客管理DB
102 座席管理DB
103 予約管理DB
110 座席割当計画装置
111 顧客管理部
112 予約管理部
113 列車運行管理部
200 ネットワーク
300 Webサーバ
301 Webページ
400 インターネット
500 予約端末(汎用PC・携帯電話)
600 座席確定/発券装置
700 チケット
800 列車運行管理システム

Claims (8)

  1. 予約端末からの情報を処理する処理部と、
    利用客毎の予約履歴情報と、予約管理情報を含む座席に関する情報が格納される記憶装置と、を有し、
    前記予約端末の予約情報に基づいて、座席を予約する場合、前記処理部は、前記前記予約履歴情報を前記記憶装置から読み出し、過去の予約回数と、実際に乗車した乗車回数と
    から乗車率を算出し、
    前記乗車率に基づき、指定された予約情報から、オーバーブッキングを許容し、座席予約を実行することを特徴とする予約管理システム。
  2. 請求項1に記載の予約管理システムにおいて、
    前記処理部は、前記予約管理情報に楽観的予約フラグを付した座席予約について、確保された座席を変更することにより座席を予約することを特徴とする予約管理システム。
  3. 請求項2に記載の予約管理システムにおいて、
    座席予約にキャンセルが発生した場合、前記処理部は、前記予約管理情報に基づき、キャンセル待ちフラグが設定されている場合、前記キャンセル待ちの予約から優先して、座席を確保することを特徴とする予約管理システム。
  4. 請求項3に記載の予約管理システムにおいて、
    前記処理部は、2人予約の場合、横並びの2席を確保し、3人予約の場合、横並びの3席を確保し、4人予約の場合、横並びの2席と隣接する後部に横並びの2席を確保し、5人予約の場合、横並びの3席と、隣接する後部に横並びの2席または、横並びの2席と、隣接する後部に横並びの3席または、横並びの5席を確保し、6人予約の場合、横並びの3席と隣接する後部に横並びの3席を確保し、
    座席の確保ができない場合、前記処理部は、前記予約管理情報を読み出し、楽観的予約フラグの有無を確認し、楽観的予約フラグが設定されている座席を移動して座席を確保できるか判断することを特徴とする予約管理システム。
  5. 予約端末からの情報を処理する処理部と、
    利用客毎の予約履歴情報と、予約管理情報を含む座席に関する情報が格納される記憶装置と、を有する予約管理システムにおける予約管理方法であって、
    前記予約端末の予約情報に基づいて、座席を予約する場合、前記処理部は、前記前記予約履歴情報を前記記憶装置から読み出し、過去の予約回数と、実際に乗車した乗車回数と
    から乗車率を算出し、
    前記乗車率に基づき、指定された予約情報から、オーバーブッキングを許容し、座席予約を実行することを特徴とする予約管理方法。
  6. 請求項5に記載の予約管理方法において、
    前記処理部は、前記予約管理情報に楽観的予約フラグを付した座席予約について、確保された座席を変更することにより座席を予約することを特徴とする予約管理方法。
  7. 請求項6に記載の予約管理方法において、
    座席予約にキャンセルが発生した場合、前記処理部は、前記予約管理情報に基づき、キャンセル待ちフラグが設定されている場合、前記キャンセル待ちの予約から優先して、座席を確保することを特徴とする予約管理方法。
  8. 請求項7に記載の予約管理方法において、
    前記処理部は、2人予約の場合、横並びの2席を確保し、3人予約の場合、横並びの3席を確保し、4人予約の場合、横並びの2席と隣接する後部に横並びの2席を確保し、5人予約の場合、横並びの3席と、隣接する後部に横並びの2席または、横並びの2席と、隣接する後部に横並びの3席または、横並びの5席を確保し、6人予約の場合、横並びの3席と隣接する後部に横並びの3席を確保し、
    座席の確保ができない場合、前記処理部は、前記予約管理情報を読み出し、楽観的予約フラグの有無を確認し、楽観的予約フラグが設定されている座席を移動して座席を確保できるか判断することを特徴とする予約管理方法。
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