JP2016023928A - 携帯端末利用検査システムおよびそのサーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】 専用センサが不要で、携帯して検査に使用する機器の携帯姓に優れ、かつ安価に構築できる携帯端末利用検査システムを提供する。
【解決手段】 マイクロフォン3を内蔵しまたは接続可能でかつ画像を出力する画面表示装置21を有する汎用の携帯情報端末器2と、この携帯情報端末器2に通信回線網7によって接続されるサーバ6とを備える。携帯情報端末器2は、検査対象物1をマイクロフォン3で録音した音響データをサーバ6に返送する音響データ送信手段35、および処理結果表示手段36を有する。サーバ6は、受信した音響データを解析して異常判定する処理を行うデータ処理手段4、および処理結果返送手段14を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 マイクロフォン3を内蔵しまたは接続可能でかつ画像を出力する画面表示装置21を有する汎用の携帯情報端末器2と、この携帯情報端末器2に通信回線網7によって接続されるサーバ6とを備える。携帯情報端末器2は、検査対象物1をマイクロフォン3で録音した音響データをサーバ6に返送する音響データ送信手段35、および処理結果表示手段36を有する。サーバ6は、受信した音響データを解析して異常判定する処理を行うデータ処理手段4、および処理結果返送手段14を有する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、各種の検査対象物、例えば転がり軸受や等速ボールジョイント等の回転機械部品につき、一般に普及しているスマートフォン等の携帯情報端末器を用いて検出を可能にした携帯端末利用検査システムおよびそのサーバに関する。
従来、軸受等の回転機械部品の検査システムとして、振動の測定を行い、異常等を検査する方法がある。この検査システムとして、一般に普及している携帯情報端末器を使用し、これに入力する振動センサを用いることで、軸受等の回転機械部品の動作状態を簡易に検査可能としたものが提案されている。(例えば、特許文献1)。
この他に、回転機械部品の検査に用いる装置として、音響センサ装置が提案されている(例えば、特許文献2)。その音響センサとしては、例えばマイクロフォンを用い、検査対象物の音を採取する。
前記従来の携帯情報端末器を使用する検査システムは、振動を検出して異常を検出するものであり、振動を検出するピックアップ等の専用センサを用いる。また、専用センサで検出した信号を携帯情報端末器に入力するには、専用センサで検出したアナログ信号をディジタル信号に変換するためのA/D変換器が必要となり、さらにこれら専用センサおよびA/D変換器を作動させる電源が必要となる。
このように、携帯情報端末器とは別に専用センサ、A/D変換器、および電源が必要となるため、携帯姓が悪いうえ、高価になる。
このように、携帯情報端末器とは別に専用センサ、A/D変換器、および電源が必要となるため、携帯姓が悪いうえ、高価になる。
なお、前記従来の音響センサ装置を開示した特許文献2は、磁石等で検査対象物に取付けることが記載されているが、単にセンサ装置として記載されていて、検出した音響信号を解析する装置やその装置への信号の送受についての具体的な開示はない。
この発明の目的は、専用センサが不要で、携帯して検査に使用する機器の携帯姓に優れ、かつ安価に構築できる携帯端末利用検査システムおよびそのサーバを提供することである。
この発明の第1の携帯端末利用検査システムは、マイクロフォン3を内蔵しまたはマイクロフォン3Aを接続可能でかつ画像を出力する画面表示装置21を有する汎用の携帯情報端末器2と、この携帯情報端末器2に通信回線網7によって接続されるサーバ6とを備え、
前記携帯情報端末器2は、検査対象物1を前記マイクロフォン3,3Aで録音した音響データを前記サーバ6に返送する音響データ送信手段35、および送信した音響データに対して前記サーバ6から返送された処理結果を前記画面表示装置21の画面に表示する処理結果表示手段36を有し、
前記サーバ6は、前記携帯情報端末器2から送信された音響データを受信する受信処理手段13、この受信した音響データを解析して異常判定する処理を行うデータ処理手段4、およびこのデータ処理手段4の処理結果を前記携帯情報端末器2へ返送する処理結果返送手段14を有することを特徴とする。
前記携帯情報端末器2は、検査対象物1を前記マイクロフォン3,3Aで録音した音響データを前記サーバ6に返送する音響データ送信手段35、および送信した音響データに対して前記サーバ6から返送された処理結果を前記画面表示装置21の画面に表示する処理結果表示手段36を有し、
前記サーバ6は、前記携帯情報端末器2から送信された音響データを受信する受信処理手段13、この受信した音響データを解析して異常判定する処理を行うデータ処理手段4、およびこのデータ処理手段4の処理結果を前記携帯情報端末器2へ返送する処理結果返送手段14を有することを特徴とする。
この構成によると、検査対象物1をマイクロフォン3で録音した音響データをサーバ6に送信し、サーバ6により音響データを解析して異常判定するため、サーバ6の持つ高性能の処理機能により音響データの解析および異常判定の処理を行うことができる。処理結果はサーバ6から携帯情報端末器2へ返送するため、携帯情報端末器2で異常判定結果等の処理結果を表示して作業者が処理結果を知ることができる。
また、異常判定に音響データを用いるが、スマートフォンやタブレット等の携帯情報端末器2はマイクロフォン3を一般的に内蔵しており、この内蔵のマイクロフォン3を用いることで、外部機器を接続することなく、検査データの収集、つまり音響データの録音が行える。そのため、携帯情報端末器2のみで、検査データの収集からその送信、処理結果の表示までが行える。
音響データの録音に、外付けのマイクロフォン3Aを用いる場合は、指向性の高いマイクロフォンを用いることなどで、検査対象物1の特定の部位から発する音響を効率的に録音することができる。この場合は外付けのマイクロフォン3Aが必要であるが、市販されている一般のマイクロフォンを用いれば良く、専用センサは不用である。携帯情報端末器2がマイク入力端子44を持つ場合は、外付けのA/D変換器も不要となる。
このように、一般的な携帯情報端末器2を検査対象物の検査のための音響データの取得に使用し、専用センサを使用しないため、安価に検査システムを構築できる。
このように、この携帯端末利用検査システムによると、専用センサが不要で、携帯して検査に使用する機器の携帯姓に優れ、かつ安価に構築できる。
また、異常判定に音響データを用いるが、スマートフォンやタブレット等の携帯情報端末器2はマイクロフォン3を一般的に内蔵しており、この内蔵のマイクロフォン3を用いることで、外部機器を接続することなく、検査データの収集、つまり音響データの録音が行える。そのため、携帯情報端末器2のみで、検査データの収集からその送信、処理結果の表示までが行える。
音響データの録音に、外付けのマイクロフォン3Aを用いる場合は、指向性の高いマイクロフォンを用いることなどで、検査対象物1の特定の部位から発する音響を効率的に録音することができる。この場合は外付けのマイクロフォン3Aが必要であるが、市販されている一般のマイクロフォンを用いれば良く、専用センサは不用である。携帯情報端末器2がマイク入力端子44を持つ場合は、外付けのA/D変換器も不要となる。
このように、一般的な携帯情報端末器2を検査対象物の検査のための音響データの取得に使用し、専用センサを使用しないため、安価に検査システムを構築できる。
このように、この携帯端末利用検査システムによると、専用センサが不要で、携帯して検査に使用する機器の携帯姓に優れ、かつ安価に構築できる。
なお、前記汎用の携帯情報端末器2は、スマートフォンやタブレット等であり、電話機能は必ずしも備えていなくても良いが、電話網,インターネット等の広域の通信回線網7を介してサーバ6と接続可能で、かつアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストール可能なOS(オペレーションプログラム)9を有する情報処理機器である。
前記携帯情報端末器2に接続されるマイクロフォン3Aは、携帯情報端末器2に設けられたマイク入力端子44に接続されるもの、または前記携帯情報端末器2に設けられたマイクロUSB(接続インタフェース規格であるUSB規格の一つ)等の規格に適合した端子を持つケーブルや、無線LAN等で携帯情報端末器2と接続されるものである。
前記携帯情報端末器2に接続されるマイクロフォン3Aは、携帯情報端末器2に設けられたマイク入力端子44に接続されるもの、または前記携帯情報端末器2に設けられたマイクロUSB(接続インタフェース規格であるUSB規格の一つ)等の規格に適合した端子を持つケーブルや、無線LAN等で携帯情報端末器2と接続されるものである。
前記検査対象物1は、転動体1aを備えた機械部品である回転機械部品であっても良い。回転機械部品、特に転がり軸受等であると、音響データによる異常の判定が効果的に行える。なお、この明細書において、「回転機械部品」は、転がり軸受や等速ボールジョイント等の転動体1aを備えた機械部品を言う。
この発明の携帯端末利用検査システムにおいて、前記携帯情報端末器2は、アプリケーションプログラムをダウンロードしてインストール可能なOS9を備え、前記音響データ送信手段35および前記処理結果表示手段36は、前記アプリケーションプログラムである検査プログラム33により構成されるものであっても良い。前記携帯情報端末器2のハードウェア部分、OS9、および検査プログラム33により、前記音響データ送信および処理結果表示の機能を有する携帯情報端末器2が構成される。
このようにアプリケーションプログラムである検査プログラム33をダウンロードしてインストールすることで、一般の携帯情報端末器2を、この携帯端末利用検査システムを構成する音響データ検査用の機器として使用できる。
このようにアプリケーションプログラムである検査プログラム33をダウンロードしてインストールすることで、一般の携帯情報端末器2を、この携帯端末利用検査システムを構成する音響データ検査用の機器として使用できる。
この発明のサーバ6は、前記携帯端末利用検査システムを構成するサーバであって、前記携帯端末利用検査システムは、マイクロフォン3を内蔵しまたはマイクロフォン3Aを接続可能でかつ画像を出力する画面表示装置21を有する汎用の携帯情報端末器2と、この携帯情報端末器2に通信回線網7によって接続されるサーバ6とを備え、
前記サーバ6は、前記携帯情報端末器2から送信された音響データを受信する受信処理手段13と、この受信した音響データを解析して異常判定する処理を行うデータ処理手段4、およびこのデータ処理手段4の処理結果を前記携帯情報端末器2へ返送する処理結果返送手段14を有する。
この構成のサーバによると、この発明の第1の携帯端末利用検査システムにつき説明したと同様に、携帯情報端末器2に専用センサを接続することが不要で、携帯して検査に使用する機器の携帯姓に優れた携帯端末利用検査システムを構築できる。
前記サーバ6は、前記携帯情報端末器2から送信された音響データを受信する受信処理手段13と、この受信した音響データを解析して異常判定する処理を行うデータ処理手段4、およびこのデータ処理手段4の処理結果を前記携帯情報端末器2へ返送する処理結果返送手段14を有する。
この構成のサーバによると、この発明の第1の携帯端末利用検査システムにつき説明したと同様に、携帯情報端末器2に専用センサを接続することが不要で、携帯して検査に使用する機器の携帯姓に優れた携帯端末利用検査システムを構築できる。
この発明の他の携帯端末利用検査システムは、マイクロフォン3を内蔵しまたはマイクロフォン3Aを接続可能で、画像を出力する画面表示装置21、およびアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストール可能なOS9を有する汎用の携帯情報端末器2と、この携帯情報端末器2に通信回線網7によって接続されるサーバ6とを備え、
前記携帯情報端末器2は、検査対象物1を前記マイクロフォン3,3Aで録音した音響データを解析して異常判定する処理を行う端末側データ処理手段38A]と、この端末側データ処理手段38Aの処理結果を前記画面表示装置21に表示する処理結果表示手段36Aとを有し、これら端末側データ処理手段38Aおよび処理結果表示手段36Aは、前記アプリケーションプログラムである検査プログラム33を用いて構成され、
前記サーバ6は、前記検査プログラム33を前記携帯情報端末器2からの要求に応じて送信する検査プログラム配信手段48を有することを特徴とする。
前記携帯情報端末器2は、検査対象物1を前記マイクロフォン3,3Aで録音した音響データを解析して異常判定する処理を行う端末側データ処理手段38A]と、この端末側データ処理手段38Aの処理結果を前記画面表示装置21に表示する処理結果表示手段36Aとを有し、これら端末側データ処理手段38Aおよび処理結果表示手段36Aは、前記アプリケーションプログラムである検査プログラム33を用いて構成され、
前記サーバ6は、前記検査プログラム33を前記携帯情報端末器2からの要求に応じて送信する検査プログラム配信手段48を有することを特徴とする。
この構成の場合、携帯情報端末器により、音響データの録音から、その音響データを解析して異常判定する処理、および処理結果の表示までが行える。
この発明の第1の携帯端末利用検査システムは、マイクロフォンを内蔵しまたはマイクロフォンを接続可能でかつ画像を出力する画面表示装置を有する汎用の携帯情報端末器と、この携帯情報端末器に通信回線網によって接続されるサーバとを備え、前記携帯情報端末器は、検査対象物を前記マイクロフォンで録音した音響データを前記サーバに返送する音響データ送信手段、および送信した音響データに対して前記サーバから返送された処理結果を前記画面表示装置の画面に表示する処理結果表示手段を有し、前記サーバは、前記携帯情報端末器から送信された音響データを受信する受信処理手段、この受信した音響データを解析して異常判定する処理を行うデータ処理手段、およびこのデータ処理手段の処理結果を前記携帯情報端末器へ返送する処理結果返送手段を有するため、専用センサが不要で、携帯して検査に使用する機器の携帯姓に優れ、かつ安価に構築できる。
この発明の携帯端末利用検査システム用サーバによると、携帯端末利用検査システムを構成するサーバであって、前記携帯端末利用検査システムは、マイクロフォンを内蔵しまたはマイクロフォンを接続可能でかつ画像を出力する画面表示装置を有する汎用の携帯情報端末器と、この携帯情報端末器に通信回線網によって接続されるサーバとを備え、前記サーバは、前記携帯情報端末器から送信された音響データを受信する受信処理手段と、この受信した音響データを解析して異常判定する処理を行うデータ処理手段、およびこのデータ処理手段の処理結果を前記携帯情報端末器へ返送する処理結果返送手段を有するため、携帯情報端末器に専用センサを接続することが不要で、携帯して検査に使用する機器の携帯姓に優れた携帯端末利用検査システムを構築できる。
この発明の第2の携帯端末利用検査システムは、マイクロフォンを内蔵しまたはマイクロフォンを接続可能で、画像を出力する画面表示装置、およびアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストール可能なOSを有する汎用の携帯情報端末器と、この携帯情報端末器に通信回線網によって接続されるサーバとを備え、前記携帯情報端末器は、検査対象物を前記マイクロフォンで録音した音響データを解析して異常判定する処理を行う端末側データ処理手段と、この端末側データ処理手段の処理結果を前記画面表示装置に表示する処理結果表示手段とを有し、これら端末側データ処理手段および処理結果表示手段は、前記アプリケーションプログラムである検査プログラムを用いて構成され、前記サーバは、前記検査プログラムを前記携帯情報端末器からの要求に応じて送信する検査プログラム配信手段を有するため、携帯情報端末器により、音響データの録音から、その音響データを解析して異常判定する処理、および処理結果の表示までが行え、かつ専用センサが不要な検査システムとなる。
この発明の第1の実施形態を図1と共に説明する。この携帯端末利用振動検査システムは、回転機械部品等の検査対象物1を検査するシステムであって、汎用の携帯情報端末器2と、この携帯情報端末器2にインターネット等の通信回線網7によって接続されるサーバ6とを備える。検査対象物1は、例えば、転がり軸受や等速ボールジョイント等の転動体1aを備えた機械部品であり、図示例は転がり軸受である。
携帯情報端末器2は、スマートフォンやタブレット等であり、電話機能は必ずしも有しなくても良いが、電話網,インターネット等の広域の通信回線網7を介してサーバ6と接続可能で、かつアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストール可能なOS(オペレーションプログラム)9、液晶表示装置等の画像を表示する画面表示装置21、および入力機器(図示せず)を有する情報処理機器である。前記入力機器は、画面表示装置21の画面21a上に設けられるタッチパネルであっても、またハードウェアキーであっても良い。なお、スマートフォンは、上記の携帯情報端末器2の定義のうち、電話機能を備えたものを言う。携帯情報端末器2は、この実施形態の場合、マイクロフォン3を内蔵したものとし、そのマイクロフォン3を前記検査対象物1が発生する音響の録音に用いる。内蔵のマイクロフォン3は、電話の通話のためのものであっても、その他の目的で設けられたものであっても良い。前記通信回線網7は、移動体通信が行える電話回線網またはコンピュータ通信用の回線網である。
携帯情報端末器2は、検査対象物1を前記マイクロフォン3で録音した音響データを前記サーバ6に返送する音響データ送信手段35、および送信した音響データに対して前記サーバ6から返送された処理結果を前記画面表示装置21の画面21aに表示する処理結果表示手段36を有する。音響データ送信手段35は、録音した音響データを、前記入力機器等から入力された検査対象物1の識別情報、および検査の日時や区別のための情報と共に送信する。音響データ送信手段35は、マイクロフォン3で録音しながらその録音した音響データを送信する構成であっても、またマイクロフォン3で録音した音響データを携帯情報端末器2に設けられた録音データ記憶手段43で一旦記憶し、その記憶した音響データを送信する構成であっても良い。録音データ記憶手段43は、携帯情報端末器2が標準機能等として有する機能であっても、この携帯端末利用検査システムに専用に設けられた機能であっても良い。
前記音響データ送信手段35および前記処理結果表示手段36は、前記アプリケーションプログラムの一つである検査プログラム33(図4参照)により一部が構成される。すなわち、前記検査プログラム33がインストールされることで、携帯情報端末器2のハードウェア部分、OS9、および前記検査プログラム33により、図1における前記音響データ送信手段35および前記処理結果表示手段36が構成され、あるいはさらに録音データ記憶手段43が構成される。前記検査プログラム33は、携帯情報端末器2からの所定の要求に応じてサーバ6の検査プログラム配信手段41から配信される。
前記サーバ6は、例えば、軸受メーカ等の検査対象物1を製造するメーカのデータセンタ等に設けられる。前記サーバ6は、1台のコンピュータから構成されていても、複数台の互いに接続されたコンピュータで構成されていても良い。前記サーバ6は、携帯情報端末器2から送信された音響データを受信する受信処理手段13、この受信した音響データを解析して異常判定する処理を行うデータ処理手段4、およびこのデータ処理手段4の処理結果を前記携帯情報端末器2へ返送する処理結果返送手段14を有する。
受信処理手段13は、受信した音響データを、その音響データと共に送信された検査対象物1の識別情報や検査の区別のための情報と共に、所定の記憶手段に記憶させる。
処理結果返送手段14は、データ処理手段4の処理結果を、前記検査対象物1の識別情報や検査の区別のための情報と共に、携帯情報端末器2へ返送する。
処理結果返送手段14は、データ処理手段4の処理結果を、前記検査対象物1の識別情報や検査の区別のための情報と共に、携帯情報端末器2へ返送する。
データ処理手段4は、受信した音響データを解析する解析部4a、およびその解析結果から検査対象物1の異常を判定する異常判定部4bを有する。解析部4aは、音響データを周波数分析する機能、周波数範囲を制限するフィルタ機能、音響データの音響レベルの実効値を計算する機能のいずれか等を有する。異常判定部4bは、解析部4aで得たデータを所定の閾値や許容範囲等と比較して検査対象物1が異常であるか否かを判定する。周波数分析を行う場合、検査対象物1の部位毎の周波数特性を参照することで、検査対象物1のどの部位の異常であるかの判定を行うことも可能になる。
この異常の判定には、検査対象物1の仕様のデータベース16を用い、このデータベース16に登録された検査対象物1の型番毎の異常判定の閾値等を用いて行う。データベース16は、サーバ6の一部として設けられたものであっても、サーバ6とは別に設けられてサーバ6に検察可能に接続されたものであっても良く、検索項目16aと、種々の検査対象物1の仕様のデータ16bとが登録されている。異常判定の閾値等のデータは、仕様のデータ16bの一部として登録されていても、また仕様のデータ16bから計算された値であっても良い。
この構成によると、検査対象物1をマイクロフォン3で録音した音響データをサーバ6に送信し、サーバ6により音響データを解析して異常判定するため、サーバ6の持つ高性能の処理機能により音響データの解析および異常判定の処理を行うことができる。処理結果はサーバ6から携帯情報端末器2へ返送するため、携帯情報端末器2で異常判定結果等の処理結果を表示して作業者が処理結果を知ることができる。
また、異常判定に音響データを用いるが、スマートフォンやタブレット等の携帯情報端末器2はマイクロフォン3を一般的に内蔵しており、この内蔵のマイクロフォン3を用いることで、外部機器を接続することなく、検査データの収集、つまり音響データの録音が行える。そのため、携帯情報端末器2のみで、検査データの収集からその送信、処理結果の表示までが行える。
また、異常判定に音響データを用いるが、スマートフォンやタブレット等の携帯情報端末器2はマイクロフォン3を一般的に内蔵しており、この内蔵のマイクロフォン3を用いることで、外部機器を接続することなく、検査データの収集、つまり音響データの録音が行える。そのため、携帯情報端末器2のみで、検査データの収集からその送信、処理結果の表示までが行える。
このように、一般的な携帯情報端末器2を検査対象物の検査のための音響データの取得に使用し、専用センサを使用しないため、安価に検査システムを構築できる。特に、この実施形態のように内蔵のマイクロフォン3を利用する場合は、携帯情報端末器2に他の機器を接続する必要が全くなく、携帯情報端末器2に検査プログラム33をダウンロードしてインストールするだけで、一般の携帯情報端末器2を、この携帯端末利用検査システムを構成する音響データ検査用の機器として使用できる。
このように、この携帯端末利用検査システムによると、専用センサが不要で、携帯して検査に使用する機器の携帯姓に優れ、かつ安価に構築できる。
このように、この携帯端末利用検査システムによると、専用センサが不要で、携帯して検査に使用する機器の携帯姓に優れ、かつ安価に構築できる。
図2は、携帯情報端末器2の変形例を示す。この例では、外付けのマイクロフォン3Aを用い、携帯情報端末器2のマイク入力端子44に接続している。外付けのマイクロフォン3Aは、一般に市販されているもので良いが、指向性の高いものが好ましい。この例では携帯情報端末器2がマイク入力端子44を有し、かつこのマイク入力端子44から入力されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段45を内蔵している。上記外付けのマイクロフォン3Aで録音されてA/D変換手段45でディジタル信号に変換された音響データを、音響データ送信手段21aでサーバ6(図1)へ送信する。
このように外付けのマイクロフォン3Aを用いる場合、指向性の高いマイクロフォン3Aを用いることで、検査対象物1の任意の部位の音響を録音でき、検査対象物1の異常判定がより正確に行える。また、この例では携帯情報端末器2がマイク入力端子44とA/D変換手段45を内蔵しているため、外付けのマイクロフォン3Aに対して別のA/D変換手段を設けたり接続したりすることが不要である。
この実施形態におけるその他の構成,効果は、前記実施形態と同様である。
この実施形態におけるその他の構成,効果は、前記実施形態と同様である。
図3は、携帯情報端末器2の他の変形例を示す。この例では、外付けのマイクロフォン3Aを用い、携帯情報端末器2の汎用接続端子46に接続している。汎用接続端子46は、例えば、マイクロUSB(接続インタフェース規格であるUSB規格の一つ)等の規格に適合した端子であり、汎用の目的で使用される。外付けのマイクロフォン3Aは、A/D変換手段47を有しており、またはA/D変換手段51と接続され、そのA/D変換された音響データが、前記汎用接続端子46に接続された端子52を介して携帯情報端末器2に入力される。
USB規格等の汎用の汎用接続端子46は、一般のスマートフォンやタブレットに標準機能として備えられており、そのような一般的な携帯情報端末器2で外付けのマイクロフォン3Aを利用できる。その他の構成,効果は、図2の実施形態と同様である。
図4は、この発明の他の実施形態に係る携帯端末利用振動検査システムを示す。この実施形態は、特に説明した事項の他は、第1の実施形態で説明した事項と同様である。またこの実施形態では、第1の実施形態で述べていない詳細を説明しているが、第1の実施形態においても、その詳細説明された機能を備えていても良い。この実施形態では、サーバ6は、通信等処理手段11と、前記データ処理手段4を構成するデータ処理ソフトウェアを記憶した記憶手段(図示せず)と、端末側の検査プログラム33を記憶した記憶手段(図示せず)と、軸受等の検査対象物1の仕様についてのデータベース16と、処理結果記憶手段31とを備える。
通信等処理手段11は、通信制御手段12と、受信処理手段13と、処理結果返送手段14と、課金処理手段15と有する。通信制御手段12は、通信回線網7を介して、携帯情報端末器2からのアクセスに対応し、通信を確立して通信に関する種々の制御を行う手段である。受信処理手段13は、携帯情報端末器2からのデータ処理の要求に対して、前記データ処理手段4によるデータ処理を行わせ、また端末側処理ソフトウェア33を携帯情報端末器2へ送信する。処理結果返送手段14は、データ処理手段4による処理結果を携帯情報端末器2へ返送する。課金処理手段15は、携帯情報端末器2からのデータ処理手段4による処理に対して課金を行う手段である。課金の方法は、データ処理手段4の使用毎に課金する方法であっても良く、または定格の課金を行う方法や、端末側の検査プログラム33のダウンロードに対して課金する方法であっても良い。
前記データ処理手段4は、図1と共に説明した第1の実施形態のものと同様である。データ処理手段4となるデータ処理ソフトウェアは、サーバ6に検査対象物1の検査のためのデータ処理を行わせるプログラムおよびデータで構成される。そのプログラムは、サーバ6の持つOS(オペレーションプログラム)上で実行するアプリケーションプログラムである。データ処理手段4の解析部4aは、例えば、音響データの周波数分析(FFT分析)を行い、FFT分析結果から上記軸受の各部(例えば、内輪、外輪、転動体、保持器)の音響レベルを検出する構成とされる。異常判定部4bは、この音響レベルを検出して閾値と比較し、閾値を超える場合は異常と判断する。異常診断部4bは、異常と判断したときは、帯情報端末器2の画面21aに異常があることを表示させ、閾値未満の場合は異常がないと判断して異常がない旨の表示を前記画面21aに表示させる処理を、前記処理結果返送手段14を介して行わせる機能を有する。
異常判定部4bは、この異常の判断を行うにつき、閾値以内であっても経時的な処理結果の比較で定められた条件に該当するときは異常であると判断し、その判断結果を前記携帯情報端末器2の画面21aに表示させるようにしても良い。
データベース16は、携帯情報端末器2からのアクセスによって検索可能なデータベースマネジメントシステム(図示せず)とデータの記憶手段とでなり、検索項目16bとして、検査対象物1が軸受の場合、その軸受を階層的に分類した名称を有している。検索項目16bは、玉軸受ところ軸受とに区分した階層、玉軸受につき、深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受、その他の各形式の軸受に区分し、ころ軸受につき、テーパころ軸受と円筒ころ軸受、その他の各形式の軸受に区分した階層、さらにサイズ別に区分した階層、シール有無、シール形式に区分した階層に区分されている。検索項目16bは、区分の形式が互いに異なる複数種類の階層を持つようにしても良い。最下層となる一つの型番についての仕様のデータ16aは、ファイルとして設けられている。データベース16は、複数の仕様のデータ16aを、種々の階層のフォルダとして抽出可能とされている。
仕様のデータ16aは、検査対象物が転がり軸受の場合、例えば、ボール個数、ボール径、内輪・外輪寸法等である。検査対象物1の型番は、検査対象物1の仕様毎に定められた検査対象物の番号、または検査対象物の1個毎に定められた番号であり、検査対象物1が軸受の場合、呼び名または呼び番号等とも称される番号、または製造番号が用いられる。
処理結果記憶手段31は、前記データ処理手段4で処理された結果、例えば前記異常判定部4bで処理された処理結果を記憶する手段である。処理結果記憶手段31は、例えばデータベースとして設けられ、データ処理手段4で処理した仕様のデータ16aや、振動センサ3から得たデータを、携帯情報端末器2の識別データ等と共に記憶する構成としても良い。また、前記データ処理手段4は、前記処理結果を複数比較する機能、並びに処理結果をサーバ6の前記処理結果記憶手段31に記憶させる機能、およびこの処理結果記憶手段31から適宜の検索条件で検索して、記憶されている処理結果をダウンロードする機能を有するものとしても良い。前記携帯情報端末器2により、上記の比較する機能を用いて前記複数の前記処理結果を比較しても良い。複数の処理結果を比較することで、より一層適切な検査や、検査結果の評価を行うことができる。
端末側の検査プログラム33は、携帯情報端末器2で使用するソフトウェアであり、携帯情報端末器2からの送信要求に応答して前記受信処理手段13より携帯情報端末器2へ送信する。
前記端末側の検査プログラム33は、詳しくはマイクロフォン3で録音して携帯情報端末器2に付与された音響データをサーバ6へ送信し、サーバ6にデータ処理を行わせる処理等のソフトウェアである。端末側の検査プログラム33は、携帯情報端末器2でインストールされ、つまり実行可能状態とされることで、携帯情報端末器2に、検出データ送信手段35、および処理結果表示手段36、および異常判断手段38を構成する。
携帯情報端末器2の構成につき、具体的に説明する。携帯情報端末器2は、前述のようにスマートフォンやタブレット等であり、前述のアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストール可能なOS9と、画面表示装置21と、手入力手段22と、通信制御手段23と、接続インタフェース24と、入力情報記憶手段25とを有する。
画面表示装置21は、液晶等の画面21aに画像を表示する手段である。手入力手段21は、オペレータが手で入力するための手段であり、文字,数字の入力用のハードウェアキーボード、または画面21a上に手指やタッチペン等を触れて入力を可能とするソフトェアキーボード等からなる。通信制御手段23は、通信回線網7を介してサーバ6と通信を行う各種の処理を行う手段である。接続インタフェース24は、携帯情報端末器2と他の機器とを接続するインタフェースであり、この例では、前記マイクロUSB規格の差し込み接続用端子、およびその入出力処理の回路やソフトウェアで構成される。
入力情報記憶手段25は、サーバ6や、手入力手段22、接続インタフェース24を介して入力された振動センサ3の検出データを記憶する手段である。入力情報記憶手段25には、前記データ処理手段4が入力されて、実行可能なようにインストールされ、またサーバ6からダウンロードした仕様のデータ16aが、階層構造のフォルダからなる仕様データ群26として記憶される。入力情報記憶手段25の検出データ記憶部27は、マイクロフォン3から得た検出データが記憶され、入力データ記憶部28には、手入力手段22から入力された各種のデータ、例えば軸受回転速度等が記憶される。
前記端末側の検査プログラム33が入力されインストールされると、検出データ送信手段35、異常判断手段38、および処理結果表示手段36が構成される。
検出データ送信手段35は、マイクロファン3で検出されて携帯情報端末器2に取り込まれた検出データをサーバ6へ送信する手段である。
検出データ送信手段35は、マイクロファン3で検出されて携帯情報端末器2に取り込まれた検出データをサーバ6へ送信する手段である。
この実施形態の検査システムを用いた検査方法を説明する。まず、準備過程として、携帯情報端末器2から端末側の検査プログラム33の送信要求をサーバ6に行う。この送信要求に応答して、サーバ6は、端末側の検査プログラム33を携帯情報端末器2へ送信する。携帯情報端末器2は、ダウンロードした端末側処理ソフトウェア33をインストールし、実施可能な状態とする。
検査に際しては、携帯情報端末器2にマイクロフォンから入力された音響データと、手入力手段22等から入力された検査対象物1の型番と、検査対象物1におけるマイクロフォン3による検査時の回転数(=回転速度)のデータを、携帯情報端末器2から前記サーバ6に送信する。回転数のデータは、手入力手段22から入力したデータであっても、また回転検出器(図示せず)から得たデータであっても良い。
サーバ6は、受信した検出データを、前記データ処理手段4により前記型番毎の仕様のデータ16aと回転数を用いて処理し、処理結果を処理結果返送手段14によって前記携帯情報端末器2に送り返す。具体的には、データ処理手段4で求めた、周波数分析結果や、音響レベルの実効値等を携帯情報端末器2へ返送する。
また、サーバ6のデータ処理手段4は、例えば、検査対象物2の部位毎(転がり軸受の場合、内輪、外輪、転動体、保持器等)の異常有無を判断し、各部位毎の異常有無の結果を処理結果として送り返す。携帯情報端末器2は、この送り返された処理結果を画面21aに表示させる。例えば、内輪、外輪、転動体、保持器の各部を表す絵文字や記号と、異常有無を知らせる文字や記号によって表示する。具体例を挙げると、「内輪:○、外輪:○、転動体:○、保持器:×」のような表示を行う。
サーバ6は、受信した検出データを、前記データ処理手段4により前記型番毎の仕様のデータ16aと回転数を用いて処理し、処理結果を処理結果返送手段14によって前記携帯情報端末器2に送り返す。具体的には、データ処理手段4で求めた、周波数分析結果や、音響レベルの実効値等を携帯情報端末器2へ返送する。
また、サーバ6のデータ処理手段4は、例えば、検査対象物2の部位毎(転がり軸受の場合、内輪、外輪、転動体、保持器等)の異常有無を判断し、各部位毎の異常有無の結果を処理結果として送り返す。携帯情報端末器2は、この送り返された処理結果を画面21aに表示させる。例えば、内輪、外輪、転動体、保持器の各部を表す絵文字や記号と、異常有無を知らせる文字や記号によって表示する。具体例を挙げると、「内輪:○、外輪:○、転動体:○、保持器:×」のような表示を行う。
なお、このサーバ6でデータ処理を行う方法の場合に、前記携帯情報端末器2に、前記データ処理手段4でデータ処理された処理結果を記憶し、複数の処理結果を比較するようにしても良い。この処理結果の比較は、端末側の検査プログラム33により行う。
また、このサーバ6でデータ処理を行う方法の場合に、前記データ処理による処理結果として数値データを求め、この数値データが、前記型番毎に定められた閾値を超えるか、または閾値以内であっても経時的な処理結果の比較で定められた条件に該当するときは異常であると判断し、その判断結果を処理結果表示手段36等で前記携帯情報端末器2の画面に表示させるようにしても良い。
図5は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、携帯情報端末器2に音響データの解析および異常判定を行わせるようにしている。すなわち、前記携帯情報端末器2は、検査対象物1を前記マイクロフォン3で録音した音響データを解析して異常判定する処理を行う端末側データ処理手段38Aと、この端末側データ処理手段38Aの処理結果を前記画面表示装置21に表示する処理結果表示手段36Aとを有し、これら端末側データ処理手段38Aおよび処理結果表示手段36Aは、前記アプリケーションプログラムである検査プログラム33Aを用いて構成される。この検査プログラム33Aは、前記各実施例と異なり、インストールされることで前記のように解析および異常診断を行う端末側データ処理手段38Aを構成する。
前記サーバ3は、前記検査プログラム33Aを前記携帯情報端末器2からの要求に応じて送信する検査プログラム配信手段48を有する。
その他の構成は、図4の実施形態と同様である。
その他の構成は、図4の実施形態と同様である。
この構成の場合、携帯情報端末器2により、音響データの録音から、その音響データを解析して異常判定する処理、および処理結果の表示までが行える。
1…検査対象物
2…携帯情報端末器
3、3A…マイクロフォン
4…データ処理手段
4a…解析部
4b…異常判定部
6…サーバ
7…通信回線網
13…受信処理手段
14…処理結果返送手段
21…画面表示装置
21a…画面
33…端末側の検査プログラム
35…音響データ送信手段
36,36A…処理結果表示手段
38A…端末側データ処理手段
48…検査プログラム配信手段
2…携帯情報端末器
3、3A…マイクロフォン
4…データ処理手段
4a…解析部
4b…異常判定部
6…サーバ
7…通信回線網
13…受信処理手段
14…処理結果返送手段
21…画面表示装置
21a…画面
33…端末側の検査プログラム
35…音響データ送信手段
36,36A…処理結果表示手段
38A…端末側データ処理手段
48…検査プログラム配信手段
Claims (6)
- マイクロフォンを内蔵しまたはマイクロフォンを接続可能でかつ画像を出力する画面表示装置を有する汎用の携帯情報端末器と、この携帯情報端末器に通信回線網によって接続されるサーバとを備え、
前記携帯情報端末器は、検査対象物を前記マイクロフォンで録音した音響データを前記サーバに返送する音響データ送信手段、および送信した音響データに対して前記サーバから返送された処理結果を前記画面表示装置の画面に表示する処理結果表示手段を有し、
前記サーバは、前記携帯情報端末器から送信された音響データを受信する受信処理手段、この受信した音響データを解析して異常判定する処理を行うデータ処理手段、およびこのデータ処理手段の処理結果を前記携帯情報端末器へ返送する処理結果返送手段を有することを特徴とする携帯端末利用検査システム。 - 請求項1記載の携帯端末利用検査システムにおいて、前記携帯情報端末器の前記音響データ送信手段は、前記内蔵のマイクロフォンで録音した音響データを前記サーバに送信する携帯端末利用検査システム。
- 請求項1または請求項2に記載の携帯端末利用検査システムにおいて、前記検査対象物が、転動体を備えた機械部品である回転機械部品である携帯端末利用検査システム。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の携帯端末利用検査システムにおいて、前記携帯情報端末器は、アプリケーションプログラムをダウンロードしてインストール可能なOSを備え、前記音響データ送信手段および前記処理結果表示手段は、前記アプリケーションプログラムである検査プログラムにより構成される携帯端末利用検査システム。
- 携帯端末利用検査システムを構成するサーバであって、
前記携帯端末利用検査システムは、マイクロフォンを内蔵しまたはマイクロフォンを接続可能でかつ画像を出力する画面表示装置を有する汎用の携帯情報端末器と、この携帯情報端末器に通信回線網によって接続されるサーバとを備え、
前記サーバは、前記携帯情報端末器から送信された音響データを受信する受信処理手段と、この受信した音響データを解析して異常判定する処理を行うデータ処理手段、およびこのデータ処理手段の処理結果を前記携帯情報端末器へ返送する処理結果返送手段を有する、
携帯端末利用検査システム用サーバ。 - マイクロフォンを内蔵しまたはマイクロフォンを接続可能で、画像を出力する画面表示装置、およびアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストール可能なOSを有する汎用の携帯情報端末器と、この携帯情報端末器に通信回線網によって接続されるサーバとを備え、
前記携帯情報端末器は、検査対象物を前記マイクロフォンで録音した音響データを解析して異常判定する処理を行う端末側データ処理手段と、この端末側データ処理手段の処理結果を前記画面表示装置に表示する処理結果表示手段とを有し、これら端末側データ処理手段および処理結果表示手段は、前記アプリケーションプログラムである検査プログラムを用いて構成され、
前記サーバは、前記検査プログラムを前記携帯情報端末器からの要求に応じて送信する検査プログラム配信手段を有する携帯端末利用検査システム。
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