JP2016023705A - ハーネス用固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加や組付工数の増加を招くことなく、結束バンドの結束によりワイヤハーネスに結束固定されたクリップ部の位置及び角度を調節可能とすることができる、新規な構造のハーネス用固定具を提供すること。
【解決手段】基部14より結束バンド20が延出されているハーネス用固定具10において、基部14には、結束バンド20が挿通係止される第1のバンド挿通孔30および第2のバンド挿通孔32が上下に離隔して設けられている一方、第1のバンド挿通孔30に対して結束バンド20がワイヤハーネス18に巻き付けられることなく挿通係止されて、内部に空間46を有する余長リング部48が形成されていると共に、第1のバンド挿通孔30から突出した結束バンド20がワイヤハーネス18に巻き付けられて第2のバンド挿通孔32に挿通係止されることにより、ワイヤハーネス18に対して基部14が結束固定されているようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤハーネスを車体等の支持体に固定するために用いられる、ハーネス用固定具に関するものである。
従来から、自動車等において、配索されたワイヤハーネスを車体パネル等の支持体に固定するために、ハーネス用固定具が利用されている。このハーネス用固定具は、例えば特開平8−275346号公報(特許文献1)に記載されているように、ワイヤハーネスに巻き付ける巻付バンドの一方の端部に基部が一体形成されている一方、その基部には、車体パネル等に設けた取付穴に嵌め入れられて係止固定されるクリップ部が突設されている。また、巻付バンドの一方の面には鋸歯状の係止溝が形成されている一方、基部には巻付バンドが挿通されるバンド挿通孔が形成されていると共に、バンド挿通孔の内部には係止片が突設されている。そして、巻付バンドを、他方の端部からバンド挿通孔に挿通させて巻付バンドの係止溝に係止片を係止させることにより、巻付バンドのバンド挿通孔からの抜出しが阻止されて、ワイヤハーネスを弛緩不能に締め付けることができる。これにより、ワイヤハーネスの所定位置にハーネス用固定具を固定的に設けることができるのである。
ところで、ワイヤハーネスは長尺の部材であることから、支持体に固定される際には、長手方向に離隔した複数箇所にハーネス用固定具が設けられて、複数箇所で支持体に固定されることが多い。ところが、ワイヤハーネスの長さ寸法やワイヤハーネス上のハーネス用固定具の取付位置は製品毎のばらつきが大きく、それらに起因して、ハーネス用固定具と取付穴とが位置ずれする場合がある。ワイヤハーネスに余長がある場合は、ワイヤハーネスを湾曲させることで固定具を取付穴に位置合わせして取り付けることができるが、ワイヤハーネスは硬く曲げが困難な場合もあり、作業性の悪化を招いていた。また、ワイヤハーネスの余長が足らない場合は、車体パネルの取付穴にハーネス用固定具の車体係合部を取り付けることが不可能となり、作業全体のやり直しやハーネス用固定具の付け直し等が必要となり、非常に手間を要していた。
そこで、特開平9−210252号公報(特許文献2)には、ワイヤハーネスに対するクリップ部の位置および角度を調節可能としたハーネス用固定具が提案されている。具体的には、ワイヤハーネスに載置される平板状の基板部材と、丸棒をコ字状に屈曲してなるシャフト部材と、シャフト部材に挿通配置される円環基部を有するクリップ部の部品から構成されており、それらを相互に軸方向に移動自在/回転自在に組み付けることにより、クリップ部の位置および角度を調節可能にしたものである。
しかしながら、特許文献2に記載のハーネス用固定具では、部品点数の増加が避けられず、製品の管理が煩雑になることに加えて、それら複数の部品を組み付ける工程も必要となり、取付作業に時間を要するという問題を内在していた。さらに、ワイヤハーネスに組み付けるハーネス用固定具を固定する場合、基端部材を結束テープで結束する必要もあり、組み付け工数が増加する問題もあった。
特開平8−275346号公報 特開平9−210252号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、部品点数の増加や組付工数の増加を招くことなく、結束バンドの結束によりワイヤハーネスに結束固定されたクリップ部の位置及び角度を調節可能とすることができる、新規な構造のハーネス用固定具を提供することにある。
本発明の第一の態様は、クリップ部が突設された基部の一方の端部より、ワイヤハーネスへ巻き付ける結束バンドが延出されている、ハーネス用固定具において、前記基部には、前記結束バンドの延出方向に貫通し且つ前記結束バンドが挿通係止される第1のバンド挿通孔および第2のバンド挿通孔が、前記基部の高さ方向で上下に離隔して設けられている一方、前記基部の高さ方向下方に設けられた前記第1のバンド挿通孔に対して前記結束バンドが前記ワイヤハーネスに巻き付けられることなく挿通係止されて、内部に空間を有する余長リング部が形成されていると共に、前記第1のバンド挿通孔から突出した前記結束バンドが前記ワイヤハーネスに巻き付けられて前記第2のバンド挿通孔に挿通係止されることにより、前記ワイヤハーネスに対して前記基部が結束固定されるようになっていることを特徴とする。
本態様によれば、基部がワイヤハーネスに結束固定される前に、結束バンドを、ワイヤハーネスに巻き付けることなく第1のバンド挿通孔に挿通係止することにより、余長リング部を形成することができる。そして、この余長リング部を形成した状態で、さらに結束バンドをワイヤハーネスに巻き付けて第2のバンド挿通孔に挿通係止することで、ワイヤハーネスに対して基部を結束固定できる。従って、最終的にワイヤハーネスに結束固定されたハーネス用固定具には、余長リング部による余長を持った状態でワイヤハーネスに装着することができるのである。また、余長リング部に空間はあるものの、余長リング部の弾性によりハーネス用固定具のワイヤハーネスへの結束力を維持することができる。
それ故、基部に突設されクリップ部は、結束バンドにより構成された余長リング部による余長と余長リング部の内部空間を利用することで、ワイヤハーネスに対する固定位置および角度を所定範囲で変更することができる。これにより、ワイヤハーネスに取り付けられたハーネス用固定具のクリップ部と支持体の取付穴との寸法公差等による位置ずれを巧く吸収することができる。なお、余長リング部には、結束バンドをワイヤハーネスに巻き付けて第2のバンド挿通孔に挿通係止する際に、その内部空間が潰されないように、丸棒形状の治具を配設したり、後述する結束バンドにつぶれ防止突起を形成することが好ましい。
特に、本態様では、基部に上下2段のバンド挿通孔を設けるという、非常に簡単な構造を採用するだけで、クリップ部の位置および角度を調節可能にできたのである。すなわち、従来構造では3つ以上の部品を必要としていたところを、単一部品からなるハーネス用固定具により同様の作用効果を発現することができ、部品点数や組立工数の削減を図ることができる。また、結束バンドを第2の挿通孔に挿通係止するだけで、ワイヤハーネスにハーネス用固定具を結束固定可能であることから、従来構造のようにワイヤハーネスに結束テープで結束する必要がなく、作業性の更なる向上も達成することができる。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記結束バンドの基端部側には、つぶれ防止突起が突設されており、前記余長リング部の内部に前記つぶれ防止突起が突出配置されているものである。
本態様によれば、結束バンドの基端部側につぶれ防止突起が突設されており、かかるつぶれ防止突起が余長リング部の内部に突出配置されるようになっている。これにより、結束バンドをワイヤハーネスに巻き付けて第2のバンド挿通孔に挿通係止する際に、つぶれ防止突起が基部等に当接することで、内部空間が潰されて完全に消失した状態で結束されることを未然に防止することができる。さらに、結束後の余長リング部の内部空間を保持したり、余長リングの強度や耐久性を確保するために有効である。
本発明の第三の態様は、前記第二の態様に記載のものにおいて、前記結束バンドの基端部から該結束バンドの延出方向で相互に離隔する複数箇所に、複数の前記つぶれ防止突起が突出配置されているものである。
本態様によれば、つぶれ防止突起が相互に離隔する複数箇所に分散されて突設されていることから、つぶれ防止突起による余長リング部の可動性の制限を極力低減することができ、クリップ部の位置および角度の調節をより柔軟に行うことができる。
本発明によれば、基部がワイヤハーネスに結束固定される前に、結束バンドを、ワイヤハーネスに巻き付けることなく第1のバンド挿通孔に挿通係止することにより、余長リング部を形成できる。そして、この余長リング部を形成した状態で、さらに結束バンドをワイヤハーネスに巻き付けて第2のバンド挿通孔に挿通係止することで、ワイヤハーネスに対して基部を結束固定できる。従って、最終的にワイヤハーネスに結束固定されたハーネス用固定具には、余長リング部による余長を持った状態でワイヤハーネスに装着することができる。それ故、基部に突設されクリップ部は、結束バンドにより構成された余長リング部による余長と余長リング部の内部空間を利用することで、ワイヤハーネスに対する固定位置および角度を所定範囲で変更できる。これにより、ワイヤハーネスに取り付けられたハーネス用固定具のクリップ部と支持体の取付穴との寸法公差等による位置ずれを巧く吸収することができる。しかも、基部に上下2段のバンド挿通孔を設けるという、非常に簡単な構造を採用するだけで、クリップ部の位置および角度を調節可能にできる。
本発明の一実施形態としてのハーネス用固定具を示す正面図。 ワイヤハーネスに対して、図1に示すハーネス用固定具を締め付けて固定する様子を説明するための正面図(正規固定位置)。 基部の中心がワイヤハーネスの中心上にある正規固定位置から変位した状態を示す正面図。 図1に示すハーネス用固定具を用いたワイヤハーネスの配索構造を示す側面図(ワイヤハーネスに余長がある場合)。 図1に示すハーネス用固定具を用いたワイヤハーネスの配索構造を示す側面図(ワイヤハーネスに余長が無い場合)。 図1に示すつぶれ防止突起の他の態様を示す下方から見た斜視図。 図1に示すハーネス用固定具の別の態様を示す正面図であって、図2に相当する図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜3に、本発明の一実施形態としてのハーネス用固定具10を示す。図1に示されているように、ハーネス用固定具10は、クリップ部12が突設された基部14と、基部14の一方の端部16の下端部より延出されてワイヤハーネス18(図2〜3参照)へ巻き付けられる結束バンド20と、を含んで構成されている。ハーネス用固定具10は合成樹脂材料で一体成形されており、結束バンド20が湾曲変形可能となっている。なお、理解を容易とするため、ワイヤハーネス18は仮想線で記載されている。また、以下の説明において、上方とは、図1中の上方、下方とは、図1中の下方を言うものとする。
結束バンド20は、図1に示されているように、長方形断面の細長い平板形状とされている。結束バンド20の一方の面22(本実施形態ではクリップ部12側の面)の延出方向先端部側(図1中、右側)には、鋸歯状の係止溝24が結束バンド20の長手方向に所定ピッチで多数並んで形成されている。一方、結束バンド20の他方の面26の延出方向基端部側(図1中、左側)には、略台形断面形状で幅方向に延びるつぶれ防止突起28が、結束バンド20の基端部側から結束バンド20の延出方向(図1中、右方向)で相互に離隔する複数箇所(本実施形態では5箇所)において突出配置されている。
一方、ハーネス用固定具10の基部14には、図1に示されているように、結束バンド20の延出方向に貫通し且つ結束バンド20が挿通係止される第1のバンド挿通孔30および第2のバンド挿通孔32が、基部14の高さ方向で上下に離隔して設けられている。より詳細には、第1のバンド挿通孔30および第2のバンド挿通孔32の内部にはそれぞれ略三角断面形状で下方に向かって突出する係止片34が設けられており、結束バンド20に設けられた係止溝24と係合することにより結束バンド20を任意の位置に挿通係止できるようになっている。
また、基部14の上面36には、ワイヤハーネス18(図2〜3参照)を後述する車体パネル54や車載機器等に固定するためのクリップ部12が突設されている。クリップ部12は、基端部に設けられた円盤状の皿部38と先端部に設けられた係止頭40を備えて構成されている。係止頭40は、正面視においてπ型形状の係止柱42と、係止柱42の上端部に設けられ矢印状に折り返して突設された一対の係止羽44,44を備えている。ここで、皿部38は、後述する車体パネル54への当接用とされている一方、一対の係止羽44,44は、後述する車体パネル54の取付穴56に挿入して抜け止めを行うためのものである。
次に、図2及び図3に示されているように、上述の如き構造とされたハーネス用固定具10を、ワイヤハーネス18へ巻き付けて固定する。より詳細には、先ず結束バンド20を基部14の高さ方向下方に設けられた第1のバンド挿通孔30に対してワイヤハーネス18に巻き付けることなく挿通係止することにより、内部に空間46を有する余長リング部48が形成される。かかる状態において、余長リング部48の内部の空間46にはつぶれ防止突起28が突出配置されている。
続いて、ワイヤハーネス18の中心50が基部14の中心52上に位置する正規固定位置にくるように、ワイヤハーネス18を余長リング部48下に配設する(図2参照)。そして、第1のバンド挿通孔30から突出した結束バンド20をワイヤハーネス18に巻き付けて第2のバンド挿通孔32に挿通係止することにより、ワイヤハーネス18に対して基部14が結束固定される。この際、余長リング部48の内部空間46が、ワイヤハーネス18に対する結束バンド20の結束力によりつぶされて消失しないように余長リング部48の内部につぶれ防止用の治具を挿通する。また、つぶれ防止突起28が余長リング部48の内部の空間46に突出配置されるようになっていることから、つぶれ防止突起28が基部14等に当接することによって、内部空間46が完全に潰されて消失した状態で結束されることが未然に防止される。加えて、結束後の余長リング部48のつぶれ防止や、余長リング部48の強度や耐久性の向上が図られるようになっている。しかも、つぶれ防止突起28が相互に離隔する複数箇所に突設されていることから、つぶれ防止突起28により余長リング部48の可動性が制限される箇所が分散されており、クリップ部12の位置及び角度の調節がいずれの方向に対しても有利に達成される。なお、図2及び図3に示されているように、固定後のハーネス用固定具10は結束バンド20の先端部を切り取られ、他部材との接触が防止されている。
このようにワイヤハーネス18に結束固定されたハーネス用固定具10は、余長リング部48による余長を持った状態でワイヤハーネス18に装着されている。それ故、クリップ部12は、余長リング部48による余長分と余長リング部48の内部空間46の変形を利用して、基部14の中心52がワイヤハーネス18の中心50上に位置する正規固定位置(図2参照)に対して、上下左右斜めの何れの方向にも変位可能とでき、且つクリップ部12の角度も任意に調節できるようになっているのである。例えば、図3には、正規固定位置(図2参照)に対して、クリップ部12が右方向に変位した状態が例示されている。従って、ワイヤハーネス18に取り付けられたハーネス用固定具10のクリップ部12と後述する車体パネル54の取付穴56との寸法公差等による位置ずれを巧く吸収することができるのである。
より具体的に、ワイヤハーネス18に取り付けられたハーネス用固定具10のピッチ:L1が、車体パネル54の取付穴56のピッチ:L2より大きい場合について、図4を用いて説明する。なお、車体パネル54へのワイヤハーネス18の取付は、ハーネス用固定具10のクリップ部12の先端部に設けられた係止頭40を、車体パネル54に貫設された取付穴56に嵌め入れることにより行われている。このような場合は、余長リング部48(図4中、右から2番目のハーネス用固定具10)を上下方向に伸長させることにより、クリップ部12の位置を基部14の中心52がワイヤハーネス18の中心50上に位置する正規固定位置から上方に変位させることができ、上記ワイヤハーネス18側の余長を吸収することができるのである。
一方、ワイヤハーネス18に取り付けられたハーネス用固定具10のピッチ:L1が、車体パネル54の取付穴56のピッチ:L2より小さい場合について、図5を用いて説明する。このような場合は、余長リング部48(図5中、右から2番目のハーネス用固定具10)により、クリップ部12の位置を基部14の中心52がワイヤハーネス18の中心50上に位置する正規固定位置から右側に変位させることができることから、取付穴56とクリップ部12の位置ずれを吸収することができるのである。
以上述べてきたように、本実施形態のハーネス用固定具10によれば、基部14に上下2段のバンド挿通孔30,32を設けるという、非常に簡単な構造を採用するだけで、クリップ部12の位置および角度を調節可能にできるのである。それ故、従来構造の如き3つ以上の部品を必要としていたものに比して、部品点数や組立工数の削減を図ることができる。さらに、従来構造のようにワイヤハーネスに結束テープで結束する必要がないことから、作業性の更なる向上も達成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、かかる実施形態における具体的な記載によって、本発明は、何等限定されるものでない。例えば、本実施形態では、つぶれ防止突起28は結束バンド20の他方の面26に突設されていたが、切り起こしによって形成されていてもよい。すなわち、図6に示されているように、つぶれ防止突起58,58は、結束バンド20をI字状に切り抜いた切欠部60に囲われた領域が切り起こされた構造とされていてもよい。また、余長リング部48の内部に空間46はあっても、余長リング部48の弾性によりワイヤハーネス18への結束力を維持することができるようになっていることから、図7に示されているように、つぶれ防止突起28が設けられていない別の態様のハーネス用固定具62の結束バンド64をワイヤハーネス18に巻き付けて第2のバンド挿通孔32に挿通係止する際に、余長リング部48の内部空間46が潰されないように、丸棒形状の治具66を配設するようにしてもよい。
10:ハーネス用固定具、12:クリップ部、14:基部、16:一方の端部、18:ワイヤハーネス、20,64:結束バンド、28,58:つぶれ防止突起、30:第1のバンド挿通孔、32:第2のバンド挿通孔、46:空間、48:余長リング部

Claims (3)

  1. クリップ部が突設された基部の一方の端部より、ワイヤハーネスへ巻き付ける結束バンドが延出されている、ハーネス用固定具において、
    前記基部には、前記結束バンドの延出方向に貫通し且つ前記結束バンドが挿通係止される第1のバンド挿通孔および第2のバンド挿通孔が、前記基部の高さ方向で上下に離隔して設けられている一方、
    前記基部の高さ方向下方に設けられた前記第1のバンド挿通孔に対して前記結束バンドが前記ワイヤハーネスに巻き付けられることなく挿通係止されて、内部に空間を有する余長リング部が形成されていると共に、
    前記第1のバンド挿通孔から突出した前記結束バンドが前記ワイヤハーネスに巻き付けられて前記第2のバンド挿通孔に挿通係止されることにより、前記ワイヤハーネスに対して前記基部が結束固定されるようになっている
    ことを特徴とするハーネス用固定具。
  2. 前記結束バンドの基端部側には、つぶれ防止突起が突設されており、前記余長リング部の内部に前記つぶれ防止突起が突出配置されている請求項1に記載のハーネス用固定具。
  3. 前記結束バンドの基端部から該結束バンドの延出方向で相互に離隔する複数箇所に、複数の前記つぶれ防止突起が突出配置されている請求項2に記載のハーネス用固定具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018179202A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネスの固定構造

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