JP2016023051A - 紙粉除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙粉が効率的に吸引される紙粉除去装置を提供する。
【解決手段】
コンベア3によって移送されるワークWの左右両側には、それぞれ、ブラシスパイラルユニット1Aが配置されている。その内部には、ワークWの切断面から紙粉を掻き出す回転ブラシ11、ならびに、掻き出された紙粉を摘み取るスパイラルローラ12及びスチールローラ13の組が設置されている。スパイラルローラ12の外周面には螺旋状の溝が切られており、その螺旋の向きは、ワークWの左右において互いに逆向きになっている。スパイラルローラ12の回転方向は、ワークWの左右において互いに逆向きになっている。ダクト5は、スパイラルローラ12の回転に伴って溝がスチールローラ13と接触する位置が変位する向きに、吸引を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸引装置に接続することにより、シート状の段ボール片の周囲に形成された切断面に残存する紙粉を効率的に除去することが可能な紙粉除去装置に、関するものである。
段ボールは、複数枚の平面状の紙(ライナー)同士の間に波状に加工した紙(中芯)を介在させて各ライナー相互間を接着剤にて接着することによって形成された紙類である。かかる段ボールは、その構造からして強靱であるために、箱のような包装資材や組み立て式の玩具などの立体状製品の素材として用いられている。ただ、立体状製品を組み立てた状態では体積が大きくなってしまい、また、最終ユーザへ納品する際に角がひしゃげるなどの損傷が生じやすくなるので、立体状製品の製造業者は、最終ユーザが折り曲げたり差し込んだりするだけで立体状製品を組み立て得る扁平状の部品状態にまで段ボールを加工して、最終ユーザに向けて出荷する必要がある。そのため、立体状製品の製造業者は、製紙工場から大面積の段ボールシートを購入し、オートメーション装置によって、段ボールシートをカッター(打ち抜き刃)によって打ち抜いて、不要部分を排除することによって、立体状製品の部品を製造している。最終ユーザが加工をする必要がない扁平状製品についても、段ボールシートから打ち抜くことによって製造される。
このように打ち抜き刃によって打ち抜く際に、打ち抜き刃と中芯の波の方向や波の位相との相対関係は一切考慮がされない。また、打ち抜き刃は、相対する雛形との間に段ボールシートを挟んで、これを押し潰した状態ではじめて段ボールシートを切断することができるが、このとき中芯を構成する波状の紙は、さまざまな形で折れ曲がっている。その結果、中芯における山状に折れ曲がった部分が根元から切断されることによって糸状の屑(紙粉)が生じてしまうことがある。
かかる紙粉はその後の工程において脱落したり最後まで残る場合もあるが、その後の工程において脱落する場合には塵芥の原因になるし、最後まで脱落しない場合には製品の美観を損ねたり、印刷ミスの原因ともなる。
そこで、出願人は、打ち抜き直後の立体状製品の部品又は扁平状製品(以下、これらを総称して「段ボール片」又は「ワーク」という)の切断面から紙粉を除去するための紙粉除去装置を提案している(非特許文献1)。
非特許文献1に記載された紙粉除去装置では、ワークを重ねて結束してなる束をその平面と平行(切断面と垂直)な方向(水平方向)へ移送させるコンベアの両側に、その中心軸がワークの平面と垂直(切断面と平行)な方向(鉛直方向)に向けられている円柱状の回転ブラシがそれぞれ配置されているとともに、その外周面に螺旋状の溝が切られており且つ中心軸が鉛直方向に向けられた円柱状の摩擦ローラと当該摩擦ローラに接触することによって従動する従動ローラの対が、それぞれ複数対配置されている。なお、摩擦ローラの材質としては、その外表面の摩擦係数が大きいことが要求されるので、例えば、ウレタンゴムなどが用いられる。
そして、当該紙粉除去装置では、コンベアによって移送されてきたワークの束の切断面に対して、まず回転ブラシが当接する。この回転ブラシは、ワークの切断面に毛先を擦り付けるように回転しているので、その毛先によって、切断面に露出した各ワークのライナー相互間の隙間から紙粉を掻き出す。
次に、ワークの束の切断面には摩擦ローラが当接する。そして、摩擦ローラはその外周面がワーク切断面に接触した直後に従動ローラと接触するように回転しているので、回転ブラシによってワーク切断面から掻き出された紙粉は、摩擦ローラの外周面に接触することによって従動ローラとの接触点にまで引き込まれ、その後、両者に挟まれて摘み取られる(第1の作用)。このようにして摘み取られた紙粉は、吸引機によって摩擦ローラ及び従動ローラの周囲に生じた気流によって吸い集められることになる。
また、摩擦ローラの外表面におけるらせん状の溝に入り込んだ紙粉は、摩擦ローラの回転に伴って当該溝の縁との接触点が当該溝の螺旋方向によって定まる一方向へ移動することに従って、上向き又は下向きに擦り取られる(第2の作用)。このようにして擦り取られた紙粉は、吸引機によって溝内に生じた気流に乗って、吸い集められることになる。
ユーエスエンジニアリング株式会社,「段ボール用紙粉除去装置」、[online]、平成25年4月1日、埼玉県産業労働部産業支援課、[平成25年5月13日検索]、インターネット<URL:http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/381559.pdf>
しかしながら、従来、摩擦ローラと従動ローラとの対に上記第1の作用に加えて上記第2の作用が存することは、あまり認識されていなかった。そのため、摩擦ローラや、吸引装置に連通するダクトの構造は、コンベアの左側に設置されるものと右側に設置されるものとで共通していたが、コンベアの左右で摩擦ローラの回転方向(従って、従動ローラの回転方向)は逆にされざるを得ないので、第2の作用によって紙粉が擦り取られる方向は左右において逆になってしまっていた。その結果、左右のいずれか一方においては第2の作用によって紙粉が擦り取られる方向と吸引の方向とが合致するが、他方においては第2の作用によって紙粉が擦り取られる方向と吸引の方向とが合致せず、擦り取られた紙粉が気流に乗らずに吹き溜まりに溜まってしまうという問題が生じていた。
そこで、本発明の課題は、吸引ダクトの形状がワーク移送用のコンベアの左右で同形状であったとしても、その表面に螺旋状の溝が形成された摩擦ローラと従動ローラによる第2の作用によって紙粉がワークの切断面から擦り取られる方向と吸引の方向が常に合致し、擦り取られた紙粉が吹き溜まりに溜まることがなく効率良く吸い集めることができる紙粉除去装置を提供することにある。
本発明による紙粉除去装置は、上記課題を解決するため、段ボール片を前記両切断面をともに含む平面と平行に移送する移送装置と、前記移送装置によって移送される段ボール片における前記各切断面にそれぞれ対向する位置において前記平面に直交する方向を向いた回転軸を中心に回転自在にそれぞれ配置され、回転に伴って前記段ボール片における自己に対向する切断面に接触する多数の毛を有する一対の回転ブラシと、各回転ブラシを回転させる回転ブラシ用駆動装置と、前記移送装置による段ボール片の移送方向に沿って前記回転ブラシよりも下流側において、前記移送装置によって移送される段ボール片における前記各切断面にそれぞれ対向する位置において、前記平面に直交する方向を向いた回転軸を中心に回転自在にそれぞれ配置され、前記段ボール片における自己に対向する切断面に接触する円柱状の外周面を有するとともに、前記外周面上に螺旋状の溝が切られた一対の摩擦ローラと、各摩擦ローラを回転させる摩擦ローラ用駆動装置と、前記各摩擦ローラの外表面が前記切断面と接触した後90度回転する以前に接触する位置において、前記平面に直交する方向を向いた回転軸を中心に回転自在にそれぞれ配置され、前記各摩擦ローラに接触して従動する一対の従動ローラと、相互に接触している各摩擦ローラと各従動ローラの背後の空間を外部から区切る負圧ケースと、前記負圧ケース内を吸引装置に連通するダクトとを備え、前記一対の摩擦ローラの外周面に切られた溝の螺旋の向きが互いに逆向きであり、前記摩擦ローラ用駆動装置は、前記溝の前記従動ローラとの接触位置が前記ダクトを通じて前記吸引装置によってなされる吸引の方向と同じ方向に変位する向きに、前記一対の摩擦ブラシをそれぞれ回転させることを、特徴とする。
本発明によれば、吸引ダクトの形状がワーク移送用のコンベアの左右で同形状であったとしても、その表面に螺旋状の溝が形成された摩擦ローラと従動ローラによる第2の作用によって紙粉がワークの切断面から擦り取られる方向と吸引の方向が常に合致するので、紙粉が吹き溜まりに溜まることがなく効率よく吸い集められる。
本発明の実施形態である紙粉除去装置の概略平面図 図1の矢印II方向から見たブラシスパイラルユニット及びスパイラルユニットの斜視図 図1の矢印III方向から見たブラシスパイラルユニットの正面図 図3のIV−IV線に沿ったブラシスパイラルユニットの縦断面図 図3及び図4のV−V線に沿ったブラシスパイラルユニットの横断面図 図1の矢印VI方向から見たスパイラルユニットの正面図 図6のVII−VII線に沿ったスパイラルユニットの縦断面図 図6及び図7のVIII−VIII線に沿ったスパイラルユニットの横断面図 図1のIX方向から見た場合におけるブラシスパイラルユニットの斜視分解図 図1のX方向から見た場合におけるスパイラルユニットの斜視分解図
以下、本発明による紙粉除去装置を実施した形態を、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明による紙粉除去装置の一例にすぎず、本発明の実施可能範囲はこれに限るものではなく、本発明の技術的思想から外れない限り、出願時に存在し、あるいは、出願後に利用可能になるあらゆる素材や部品を用いて、本発明を実施することが可能である。
図1は、本実施形態による紙粉除去装置を構成する各紙粉除去ユニット(ブラシスパイラルユニット1A,1B,スパイラルユニット2)のレイアウトを示す平面図である。実際には、紙粉除去装置は、ワークWの入口及び出口に夫々穴が開けられた箱型のハウジングによってその全体が覆われているが、図面が煩雑になるのを避けるため、図1では、それらの図示が省略されている。
図1に示すように、図示せぬハウジングの上記入口と上記出口との間を貫通するように移送装置としてのコンベア3が、設置されている。このコンベア3は、相互に平行な二つの外縁に夫々切断面を有する段ボール片であるワークWを上記入口から導入し、ハウジング内部を直線移動させた後に、上記出口を通って退出させる。このコンベア3により、ワークWは、両切断面をともに含む平面と平行に、図1における左側から右側へ移送される。
このコンベア3の左右(図1における上下)には、それぞれ、上流側(図1における左側)から順に、2台のブラシスパイラルユニット1A,1B及び1台のスパイラルユニット2が設置されている。
図2は、これらのうちワークWの進行方向に向かって右側(図1における下側)に設置された2台のブラシスパイラルユニット1A,1B及び1台のスパイラルユニット2を図1における矢印IIの方向から見た状態を示す斜視図(ただし、後述する吸引装置のダクトの図示を省略している)である。
また、図3は、ワークWの進行方向に向かって左側(図1における上側)に設置された各ブラシスパイラルユニット1A,1Bを図1における矢印IIIの方向に見た状態を示す正面図である。図4は、図3におけるIV−IV線に沿った縦断面図であり、図5は、図3及び図4の各V−V線に沿った横断面図である。また。図9は、図1における矢印IX方向から見た状態で表した各ブラシスパイラルユニット1A,1Bの斜視分解図である。
これら各図に示されるように、各ブラシスパイラルユニット1A,1Bは、コンベア3に対向する面が開口した縦長の箱型の負圧ケース10と、当該負圧ケース10の内部において、それぞれ垂直方向(ワークWの両切断面をともに含む平面に直交する方向)を向いた回転軸によって回転自在に軸支された回転ブラシ11,スパイラルローラ12,及びスチールローラ13と、負圧ケース10の上部に設けられた箱状のカップリング収容部14と、負圧ケース10における開口部とは反対側(背側)に設けられたダクト15(図2,図5では図示略)と、カップリング収容部14の上面に設けられた回転ブラシ駆動モータ16及びスパイラルローラ駆動モータ17とから、構成されている。
負圧ケース10の内部は、コンベア3と平行に設置されたベース板115におけるワークWの移送方向に対して垂直な方向を向いた両側縁上に夫々固定された2枚の側板111,112,及び、これら両側縁111,112と平行且つ略同寸法に設けられた板(支柱板113)によって、二つの部屋に分かれている。ただし、支柱板113は、上流側の側板111との間の幅が下流側の側板112との間の幅よりも大きくなるように配置されているので、上流側の部屋の方が下流側の部屋よりも幅広である。そして、上流側の部屋のみ、その背側が仕切板114によって塞がれている。なお、両側板111,112及び支柱板113の幅(奥行)は、ベース板115及びカップリング収容部14の底板を兼ねる天板141(図9参照)の奥行よりも狭いので、両側板111,112及び支柱板113におけるコンベア3に対向する縁は、ベース板115及び天板141よりも奥まっている。そして、コンベア3を挟んで左右(図1における上下)に対向する各対のブラシスパイラルユニットA,1A,1B,1Bの両側板111,112及び支柱板113の縁同士の間隔が、ワークWの幅とほぼ同じとなるになるように、これら左右のブラシスパイラルユニット1A,1A,1B,1Bの相対位置が定められている。
ダクト15は、負圧ケースの背面と寸法の外縁を有するとともにその中央にテーバー状の孔が形成されたシーリングキャップ151における当該テーバー状の孔の端部に、取り付けられている。このシーリングキャップ151が負圧ケース10の背面に固定されていることにより、負圧ケース10における仕切板114によって閉ざされていない下流側の部屋が、ダクト15に連通している。
そして、上流側の側板111と支柱板113によって囲まれた部屋には、その回転軸11aを鉛直方向に向けた状態で回転自在に、回転ブラシ11が保持されている。具体的には、回転ブラシ11の回転軸11aの一端は、ベース115に穿たれた貫通孔115aに嵌めこまれて当該ベース115の下面に固着されたベアリングホルダー116によって抜け止めされた2個一組のベアリング18,18によって軸支されている。同様に、回転軸11aの他端は、天板141に穿たれた貫通孔141aに嵌めこめられて当該天板141の上面に固着されたベアリングホルダー117よって抜け止めされた2個一組のベアリング18,18によって軸支されている。ただし、回転軸11aの他端は、ベアリングホルダーを貫通して、カップリング収納部14内に突き出している。
回転ブラシ11は、プラスチック,植物繊維又は動物の体毛からなる同長の多数の毛を回転軸11aから放射状に植毛してなる巨視的に円柱状の刷毛である。回転ブラシ11の外径は、側板111と支柱板113との間隔よりも若干だけ小径である。そして、この回転ブラシ11を構成する毛の一部(コンベア3側を向いた毛)が、両側板111,112及び支柱板113におけるコンベア3に対向する縁よりも若干量だけコンベア3側に突出するように、各貫通孔115a,141aの位置が決められている。
また、下流側の側板112と支柱板113によって囲まれた部屋には、その回転軸12aを鉛直方向に向けた状態で回転自在に、摩擦ローラとしてのスパイラルローラ12が保持されている。具体的には、スパイラルローラ12の回転軸12aの一端は、ベース115に穿たれた貫通孔115bに嵌めこまれて当該ベース115の下面に固着されたベアリングホルダー116によって抜け止めされた1個のベアリング18によって軸支されている。
同様に、回転軸12aの他端は、天板141に穿たれた貫通孔141bに嵌めこまれて当該天板141の上面に固着されたベアリングホルダー119よって抜け止めされた1個のベアリング18によって軸支されている。ただし、回転軸12aの他端は、ベアリングホルダーを貫通して、カップリング収納部14内に突き出している。
スパイラルローラ12は、たとえばウレタンのような表面の摩擦係数が大きい素材から形成されているとともにその中心に金属シャフトからなる回転軸12aが貫通した円柱状の部品である。このスパイラルローラ12の素材は、ウレタンの他、ゴムでも良いし、シリコンでも良いし、多孔質であっても良いし緻密体であっても良い。また、スパイラルローラ12の外周面には、螺旋状の溝12bが刻まれている。この溝12bは、一本であっても良いし、複数本であっても良い。また、各溝12bの幅は、溝12b同士の間に残されたスパイラルローラ12の外周面の幅よりも広くても良いし、狭くても良い。また、両側板111,112及び支柱板113におけるコンベア3に対向する縁を全て含む面がスパイラルローラ12の接平面と一致し且つ支柱版113との間に公差相当分の隙間だけをあけるように、各貫通孔115b,141b及び各ベアリング18の保持位置が決められている。
ただし、ワークWの進行方向に向かって左側(図1における上側)に設置された各ブラシスパイラルユニット1A,1B(図3に示すもの)内のスパイラルローラ12の溝12bは、下方から見て上方に向けて反時計方向に旋回するように切られている。すなわち、左ネジと同様の巻き方で溝12bが切られている。これに対して、ワークWの進行方向に向かって右側(図1における下側)に設置された各ブラシスパイラルユニット1,1(図2に示すもの)内のスパイラルローラ12の溝12bは、下方から見て上方に向けて時計方向に旋回するように切られている。すなわち、右ネジと同様の巻き方で溝12bが切られている。このように、コンベア3の左右で、スパイラルローラ12の溝12bの巻き方が、逆向きになっている。
また、下流側の側板112と支柱板113によって囲まれた部屋における下流側には、さらに、その回転軸を鉛直方向に向けた状態で回転自在に、従動ローラとしてスチールローラ13が保持されている。具体的には、スチールローラ13の一端は、ベース115に穿たれた貫通孔115cを貫通して、当該ベース115の下面に固着されたベアリングホルダー116に嵌めこまれた1個のベアリング18によって軸支されている。同様に、スチールローラ13の他端は、天板141に穿たれた貫通孔141cを貫通して、当該天板141の上面に固着されたベアリングホルダー119に嵌めこまれた1個のベアリング18によって軸支されている。スチールローラ13は、金属製の円柱であるが、金属の代わりに他の素材によって形成されても良い。また、両側板111,112及び支柱板113におけるコンベア3に対向する縁を全て含む面がスチールローラ13の接平面となり且つスチールローラ13とスパイラルローラ12の外表面同士が接触し、側板112の内側面との間に公差相当分の隙間だけあけるように、各貫通孔115c,141c及び各ベアリング18の保持位置が決められている。つまり、スチールローラ13の位置は、スパイラルローラ12の外表面の任意の個所がワークWの切断面と接触した後スパイラルローラ12が90度回転する以前に当該個所と接触する位置である。
このように、支柱板113とスパイラルローラ12の外表面との間、及び、スチールローラ13と側板112との間は、公差相当分の隙間しかあいておらず、スパイラルローラ12の外表面とスチールローラ13の外表面とは接触している。その結果、ダクト15を通じて図示せぬ吸引装置による吸引がなされると、側板112と支柱板113との間の部屋の気圧が負圧となり、支柱板113とスパイラルローラ12との間、及び、スパイラルローラ12とスチールローラ13との間において、ほぼ溝12bのみを通じて、コンベア3周辺の外気が吸い込まれる。
カップリング収納部14は、上述した天板141の背側の縁に固定された支柱板142,当該支柱板142と平行に当該支柱板142と両ベアリングホルダー117,119との間に固定された支柱板143と、これら両支柱板142,143によって天板141と平行に支持されたモータベース板144と、天板141の他の3つの縁とモータベース板144との間の隙間をそれぞれ塞ぐ3枚のカバー坂145,146,147とから、構成されている。
モータベース板144には、回転ブラシ11の回転軸11aの延長線を中心とした円形の貫通孔144a,及び、スパイラルローラ12の回転軸12aの延長線を中心とした円形の貫通孔144bが、穿たれている。そして、モータベース板144の上面には、その出力軸16aを貫通孔114aの中心に挿入させた回転ブラシ駆動用モータ16,及び、その出力軸17aを貫通孔144bの中心に挿入させたスパイラルローラ駆動用モータ17が、それぞれ固定されている。これら各モータ16,17としては、たとえば誘導機を用いることができるが、それ以外の種類のモータであっても良い。
カップリング収容部14内におけるベアリングホルダー117上には、回転ブラシ11の回転軸11aと回転ブラシ駆動用モータ16の出力軸16aとを接続するカップリング148が設けられている。同様に、ベアリングホルダー119上には、スパイラルローラ12の回転軸12aとスパイラルローラ駆動用モータ17の出力軸17aとを接続するカップリング149が設けられている。
そのため、回転ブラシ駆動用モータ16がその出力軸16aを回転させると、カップリング148を介して、回転ブラシ11が回転駆動される。このとき、上流側のブラシスパイラルユニット1A,1Aでは、ワークWの進行方向とは逆向きにワークWの切断面に毛を擦り付けるべく、ワークWの進行方向に向かって左側(図1における上側)に設置されたブラシスパイラルユニット1A(図3乃至図5に示すもの)内の回転ブラシ11は、上方から見て時計方向に回転し、ワークWの進行方向に向かって右側(図1における下側)に設置された各ブラシスパイラルユニット1A(図2に示すもの)内の回転ブラシ11は、上方から見て反時計方向に回転する。すなわち、コンベア3の左右において回転ブラシ駆動用モータ16の回転方向は逆となっている。これに対して、下流側のブラシスパイラルユニット1B,1Bでは、ワークWの進行方向とは同じ向きにワークWの切断面に毛を擦り付けるべく、ワークWの進行方向に向かって左側(図1における上側)に設置されたブラシスパイラルユニット1B(図3乃至図5に示すもの)内の回転ブラシ11は、上方から見て反時計方向に回転し、ワークWの進行方向に向かって右側(図1における下側)に設置された各ブラシスパイラルユニット1B(図2に示すもの)内の回転ブラシ11は、上方から見て時計方向に回転する。ここでも、コンベア3の左右において回転ブラシ駆動用モータ16の回転方向は逆となっている。つまり、回転ブラシ駆動用モータ16及びカップリング148が回転ブラシ用駆動装置に該当する。なお、左右のブラシスパイラルユニット1A,1Aの間で回転ブラシ駆動用モータ16が共用されても良いし、前後のブラシスパイラルユニット1A,1Bの間で回転ブラシ駆動用モータ16が共用されても良い。
また、スパイラルローラ駆動用モータ17がその出力軸17aを回転させると、カップリング149を介して、スパイラルローラ12が回転駆動され、これに接触しているスチールローラ13が反対方向に回転する。このとき、ワークWに対向した側において両ローラ12,13の外周面同士が相互に接近するように、ワークWの進行方向に向かって左側(図1における上側)に設置された各ブラシスパイラルユニット1A,1B(図3乃至図5に示すもの)内のスパイラルローラ12は上方から見て反時計方向に回転し、スチールローラ13は上方から見て時計方向に回転する。これに対して、ワークWの進行方向に向かって右側(図1における下側)に設置された各ブラシスパイラルユニット1A,1B(図2に示すもの)内のスパイラルローラ12は時計方向に回転し、スチールローラ13は上方から見て反時計方向に回転する。すなわち、コンベア3の左右においてスパイラルローラ駆動用モータ17の回転方向は逆となっている。つまり、スパイラルローラ駆動用モータ17及びカップリング149が摩擦ローラ用駆動装置に該当する。なお、左右のブラシスパイラルユニット1A,1Aの間でスパイラルローラ駆動用モータ17が共用されても良いし、前後のブラシスパイラルユニット1A,1Bや後述するスパイラルユニット2との間でスパイラルローラ駆動用モータ17が共用されても良い。
また、図6は、ワークWの進行方向に向かって左側(図1における上側)に設置されたスパイラルユニット2を図1における矢印VIの方向に見た状態を示す正面図である。図7は、図6におけるVII−VII線に沿った縦断面図であり、図8は、図6及び図7の各VIII−VIII線に沿った横断面図である。また。図10は、図1における矢印X方向から見た状態で表したスパイラルユニット2の斜視分解図である。
これら各図に示されるように、スパイラルユニット2は、コンベア3に対向する面が開口した縦長の箱型の負圧ケース20と、当該負圧ケース20の内部において、それぞれ垂直方向を向いた回転軸によって回転自在に軸支された3組のスパイラルローラ22及びスチールローラ23と、負圧ケース20の上部に設けられた箱状のベルト収容部24と、負圧ケース20における開口部とは反対側(背側)に設けられたダクト25(図2,図8では図示略)と、ベルト収容部24の上面に設けられたベルト駆動モータ27とから、構成されている。
負圧ケース20の内部は、コンベア3と平行に設置されたベース板215,当該ベース板215におけるワークWの移送方向に対して垂直方向を向いた両側縁上に夫々固定された2枚の側板211,212,及び、これら両側板211,212によってベース板215と平行に支持された天板214(図10参照)によって囲まれた一つの部屋となっている。なお、両側板211,212の幅(奥行)は、ベース板215及び天板241の奥行よりも狭いので、両側板211,212におけるコンベア3に対向する縁は、ベース板215及び天板241よりも奥まっている。そして、コンベア3を挟んで左右(図1における上下)に対向するスパイラルユニット2,2の両側板211,212及び角柱213,210,217の縁同士の間隔がワークWの幅とほぼ同じとなるになるように、これらスパイラルユニット2,2の相対位置が定められている。
ダクト25は、負圧ケース20の背面と寸法の外縁を有するとともにその中央にテーバー状の孔が形成されたシーリングキャップ251における当該テーバー状の孔の端部に、取り付けられている。このシーリングキャップ251が負圧ケース20の背面に固定されていることにより、負圧ケース20の内部空間がダクト25に連通している。
そして、両側板211,212におけるコンベア3に対向する縁の間には、均等なピッチで、上述したスパイラルローラ22及びスチールローラ23の組が、3組配置されている。これらスパイラルローラ22及びスチールローラ23の構成は、コンベア3の左右においてスパイラルローラ22の外周面に切られた螺旋状の溝22bの向きが逆になっていることも含め、ブラシスパイラルユニット1内のものと同じであるので、その説明を省略する。最も上流側に位置するスパイラルローラ22は、公差相当分の間隙のみをあけて側板211に隣接している。また、各組のスチールローラ23と隣接する組のスパイラルローラ22との間には、大量の空気が流入することを防止して負圧ケース20内の負圧を維持するための角柱213,210が、ベース215と天板214との間に架け渡されて、固定されている。さらに、最も下流側に位置するスチールローラ23と側壁122との間にも、角柱217が、ベース215と天板214との間に架け渡されて、固定されている。
各スパイラルローラ22の回転軸22aの一端は、ベース215に穿たれた貫通孔215b内に保持されて当該ベース215の下面に固着されたベアリングホルダー216によって抜け止めされた1個のベアリング28によって軸支されている。同様に、回転軸22aの他端は、天板241に穿たれた貫通孔241bに嵌めこまれて当該天板241の上面に固着されたベアリングホルダー219よって保持された1個のベアリング28によって軸支されている。ただし、回転軸22aの他端は、ベアリングホルダー219を貫通して、ベルト収納部24内に突き出している。また、両側板211,212及び各角柱213,210,217におけるコンベア3に対向する縁を全て含む面がスパイラルローラ22の接平面と一致するように、各貫通孔115b,141b及び各ベアリング18の保持位置が決められている。
また、各スチールローラ23の一端は、ベース215に穿たれた貫通孔215cを貫通して、当該ベース215の下面に固着されたベアリングホルダー216によって保持された1個のベアリング28によって軸支されている。同様に、スチールローラ23の他端は、天板241に穿たれた貫通孔241cを貫通して、当該天板241の上面に固着されたベアリングホルダー219よって保持された1個のベアリング28によって軸支されている。また、両側板211,212及び各角柱213,210,217におけるコンベア3に対向する縁を全て含む面が各スチールローラ23の接平面と一致し且つ各スチールローラ23とスパイラルローラ22の外表面同士が接触するように、各貫通孔215c,241c及び各ベアリング28の保持位置が決められている。
以上のように、側板211及び角柱213,210とこれらに隣接するスパイラルローラ22の外表面との間、及び、各スチールローラ23とこれらに隣接する角柱213,210,217との間は、公差相当分の隙間しかあいておらず、各組のスパイラルローラ22の外表面とスチールローラ23の外表面とは接触している。その結果、ダクト25を通じて図示せぬ吸引装置による吸引がなされると、負圧ケース20内が負圧となり、側板211,角柱213,210とこれらに隣接するスパイラルローラ22との間、及び、各組のスパイラルローラ22とスチールローラ23との間において、ほぼ溝22bのみを通じて、コンベア3周辺の外気が吸い込まれる。
ベルト収納部24は、上述した天板241の上面における両脇のベアリングホルダー219,219の背側に固定された支柱板242,243と、これら両支柱板242,243によって天板241と平行に支持されたモータベース板244と、天板241の四縁とモータベース板244との間の隙間をそれぞれ塞ぐ4枚のカバー坂245,246,247,248とから、構成されている。
モータベース板244には、各スパイラルローラ22の回転軸22aの延長線から後方にオフセットされた位置に、円形の貫通孔244bが、穿たれている。そして、モータベース板244の上面には、その出力軸を貫通孔244bの中心に挿入させたスパイラルローラ駆動用モータ27が固定されている。
ベルト収容部24内に挿入されたスパイラルローラ駆動用モータ27の出力軸にはプーリ271が固定されている。同様に、各ベアリングホルダー219から突出した各スパイラルローラ22の回転軸22aの他端にも、それぞれ、プーリ272が固定されている。そして、プーリ271及び各プーリ272の間には、ゴムベルト28が掛けられている。
そのため、スパイラルローラ駆動用モータ27がその出力軸及びプーリ271を回転させると、ゴムベルト28及び各プーリ272を通じて各スパイラルローラ22が回転駆動され、これらにそれぞれ接触している各スチールローラ23が反対方向に回転する。このとき、ワークWに対向した側において両ローラ22,23の外周面同士が相互に接近するように、ワークWの進行方向に向かって左側(図1における上側)に設置されたスパイラルユニット2(図6乃至図8に示すもの)内のスパイラルローラ22は上方から見て反時計方向に回転し、スチールローラ23は上方から見て時計方向に回転する。これに対して、ワークWの進行方向に向かって右側(図1における下側)に設置されたスパイラルユニット2(図2に示すもの)内のスパイラルローラ22は時計方向に回転し、スチールローラ23は上方から見て反時計方向に回転する。すなわち、コンベア3の左右においてスパイラルローラ駆動用モータ27の回転方向は逆となっている。これらスパイラルローラ駆動用モータ27,プーリ271,ゴムベルト28及び各プーリ272が、摩擦ローラ用駆動装置に相当する。
以上のように構成された本実施形態の紙粉除去装置によると、コンベア3によって導入されたワークWの束は、まず、上流側のブラシスパイラルユニット1A,1Aの対の間を通過する。このとき、ワークWの束は、ベース板115と天板114との間に入り込み、その切断面が、両側板111,112及び支柱板113におけるコンベア3に対向する縁にそれぞれ接触する。
そして、ワークWの束の切断面は、まず、回転ブラシ11と接触する。このとき、上述したように、両側板111,112及び支柱板113におけるコンベア3に対向する縁よりも若干量だけコンベア3側に突出しているので、回転ブラシ11の毛の先端が各ワークWを構成するライナー相互間の間隙に入り込む。そして、ワークWの束の移動方向とは逆方向に擦るように回転ブラシ11が回転しているので、回転ブラシ11の毛が、紙粉を掻き出すことができる。その結果、紙粉が、切断面から完全に脱落するか、根元において各ワークWの中芯との繋がりを残したまま切断面から突出した状態となる。
そして、コンベア3によって移動されるにつれて、ワークWの束の断面は、次に、スパイラルローラ12に接触する。上述した回転ブラシ11による掻き出しによって、各ワークWの切断面から突出した紙粉は、回転するスパイラルローラ12の外表面の摩擦係数が大きいため、その摩擦によって引きずり出されて、スチールローラ13との接触点に引き込まれる。その結果、紙粉は、スパイラルローラ12とスチールローラ13とによって摘まれ、ワークWの中芯から引きちぎられて、その切断面から抜き取られる。このようにしてワークWの切断面から引き抜かれた紙粉は、負圧を維持された負圧ケース1内における側板112及び支柱板113に囲まれた部屋内へ、両ローラ11,12によって水平向きに投入され、ダクト15を通じて図示せぬ吸引装置に吸引される(第1の作用)。
ただし、スパイラルローラ12の外表面は粘着性を有しているわけではない(粘着性を有していると引き抜いた紙粉が貼りついてしまい、負圧ケース1内に投入できない)ので、スパイラルローラ12の外表面の摩擦作用だけでは、紙粉を引きずり出す可能性は高くない。しかしながら、糸紙片の先端がスパイラルローラ12の外表面に切られた螺旋状の溝に入り込むと、当該紙粉の先端が当該溝の縁に引っ掛かる可能性が生じる。このようにして紙粉の先端が溝の縁に引っ掛かると、スパイラルローラ12の回転に伴って、紙粉の先端に引っ掛かっている溝の縁の高さが高くなってくので、紙粉が上方に向けてワークWの切断面から引きずり出されて、中芯から引きちぎられて、負圧ケース1内における側板112及び支柱板113に囲まれた部屋内へ、斜め上方に向けて投入され、ダクト15を通じて図示せぬ吸引装置に吸引される(第2の作用)。このとき、ダクト15が上方に向けてカーブして図示せぬ吸引装置に連通していることから、負圧ケース1内では斜め上方へ向かって吸引される気流が生じているので、紙粉の投入方向が気流の方向と合致して、効率良く吸引される。
次に、ワークWの束は、下流側のブラシスパイラルユニット1B,1Bの対の間を通過する。上述したように、下流側のブラシスパイラルユニット1B,1Bは、上流側のブラシスパイラルユニット1A,1Aとは、回転ブラシ11の回転方向のみが異なる。すなわち、ワークWの束の移動方向と同じ方向に擦るように回転ブラシ11が回転しているので、上流側のブラシスパイラルユニット1A,1Aの回転ブラシ11によって掻き出された紙粉とは根元及び先端の向きが逆になっている紙粉が、当該下流側のブラシスパイラルユニット1B,1Bの回転ブラシ11によって掻き出される。このように、上流側のブラシスパイラルユニット1A,1Aと下流側のブラシスパイラルユニット1B,1Bとで回転ブラシ11の回転方向が逆となっているので、これら二組のブラシスパイラルユニット1A,1A,1B,1Bの間と通過することにより、ほぼ全ての紙粉がワークWの切断面から掻き出される。なお、下流側のブラシスパイラルユニット1B,1Bによるその他の作用は、上流側のブラシスパイラルユニット1A,1Aのものと同じであるので、その説明を省略する。
次に、ワークWの束は、スパイラルユニット2,2の間を通過する。このとき、ワークWの束は、ベース板215と天板214との間に入り込み、その切断面が、両側板211,212及び各角柱213,210,217におけるコンベア3に対向する縁にそれぞれ接触する。スパイラルユニット2,2におけるスパイラルローラ22及びスチールローラ23の各組の作用は、上述した上流側のブラシスパイラルユニット1A,1A中のスパイラルローラ12及びスチールローラ13のものと同じであるので、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態の紙粉除去装置によると、計2組の回転ブラシ11によりワークWの切断面から紙粉がほぼ掻き出されて、計5組のスパイラルローラ12,22及びスチールローラ13,23により紙粉がほぼ除去され、真空ケース10,20内の吹き溜まりに滞留することなく、図示せぬ吸引装置によって吸引される。
1 ブラシスパイラルユニット
2 スパイラルユニット
3 コンベア
10 負圧ケース
11 回転ブラシ
12 スパイラルローラ
12b 溝
13 スチールローラ
15 ダクト
16 回転ブラシ駆動用モータ
17 スパイラルローラ駆動用モータ
20 負圧ケース
22 スパイラルローラ
22b 溝
23 スチールローラ
25 ダクト
27 スパイラルローラ駆動用モータ

Claims (3)

  1. 相互に平行な二つの外縁に夫々切断面を有する段ボール片の前記両切断面からそれぞれ紙粉を除去するための紙粉除去装置であって、
    段ボール片を前記両切断面をともに含む平面と平行に移送する移送装置と、
    前記移送装置によって移送される段ボール片における前記各切断面にそれぞれ対向する位置において前記平面に直交する方向を向いた回転軸を中心に回転自在にそれぞれ配置され、回転に伴って前記段ボール片における自己に対向する切断面に接触する多数の毛を有する一対の回転ブラシと、
    各回転ブラシを回転させる回転ブラシ用駆動装置と、
    前記移送装置による段ボール片の移送方向に沿って前記回転ブラシよりも下流側において、前記移送装置によって移送される段ボール片における前記各切断面にそれぞれ対向する位置において、前記平面に直交する方向を向いた回転軸を中心に回転自在にそれぞれ配置され、前記段ボール片における自己に対向する切断面に接触する円柱状の外周面を有するとともに、前記外周面上に螺旋状の溝が切られた一対の摩擦ローラと、
    各摩擦ローラを回転させる摩擦ローラ用駆動装置と、
    前記各摩擦ローラの外表面が前記切断面と接触した後90度回転する以前に接触する位置において、前記平面に直交する方向を向いた回転軸を中心に回転自在にそれぞれ配置され、前記各摩擦ローラに接触して従動する一対の従動ローラと、
    相互に接触している各摩擦ローラと各従動ローラの背後の空間を外部から区切る負圧ケースと、
    前記負圧ケース内を吸引装置に連通するダクトとを備え、
    前記一対の摩擦ローラの外周面に切られた溝の螺旋の向きが互いに逆向きであり、前記摩擦ローラ用駆動装置は、前記溝の前記従動ローラとの接触位置が前記ダクトを通じて前記吸引装置によってなされる吸引の方向と同じ方向に変位する向きに、前記一対の摩擦ブラシをそれぞれ回転させる
    ことを特徴とする紙粉除去装置。
  2. 前記回転ブラシを二対備えるととともに、
    前記回転ブラシ用駆動装置は、前記移送装置によって移送される段ボール片における同一の切断面に接触する二つの回転ブラシを互いに逆方向に回転させる
    ことを特徴とする請求項1記載の紙粉除去装置。
  3. 前記摩擦ローラ用駆動装置は、前記移送装置による段ボール片の移送方向と同じ方向に前記摩擦ローラを回転させ、前記従動ローラは、前記段ボール片の移送方向に沿って前記摩擦ローラの下流側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の紙粉除去装置。
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