JP2016023038A - 搬送システム - Google Patents

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徹哉 橋本
正 福井
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【課題】垂直搬送機を免震床に設置するとともに、非免震床に設置された水平搬送機との接続を工夫して、地震が発生しても破損の少ない搬送システムを提供する。
【解決手段】免震床に設置された垂直搬送機10と、非免震床に設置された水平搬送機50と、垂直搬送機10の搬送台と水平搬送機50との間で荷物を移載する移載機60とを備え、移載機60は、非免震床に設置した場合には、搬送台に向かって所定の距離を近接・離間することが可能とする。また、免震床に設置した場合には、水平搬送機50に向かって所定の距離を近接・離間することが可能とする。離間状態から近接状態への移動動作は、地震が発生していないことを確認して行われ、近接状態における移載動作が完了後、速やかに離間状態へ戻る移動動作が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、免震床を備える搬送システムに関し、特に、免震床に設置された垂直搬送機と、非免震床に設置された水平搬送機により構成される搬送システムに関する。
工業用の垂直搬送機は、多くの場合、建物に設けられた架構内を搬送台が昇降する構造となっている。各階において、架構は建物からのサポートによって支持される構造とし、昇降する搬送台及びカウンタウェイトは、架構内に設けられたガイドレールに沿って昇降する構造としている。このため、強い地震があると、サポートから大きな力を受けて架構が破損したり、ガイドレールが破損したりすることになる。
特許文献1には、図10に示すような免震エレベータ110の発明が記載されている。免震エレベータ110の架構111は、免震構造として形成され、壁面からサポートされることなく自立している。すなわち、架構111の下部には、免震装置195及び制震装置196を備えている。このため、地震時においても架構111に大きな力が作用することはなく、ガイドレール等が破損することもない。
各階の出入口においては、建物の壁面と乗場側ドア119との間が伸縮周壁191及び伸縮床板192で接続され、伸縮通路190が形成されている。このような構成とすることにより、地震が発生しても人の出入りが可能であり、免震エレベータ110内に人が閉じ込められる心配はない。また、地震中は運転を止めることが好ましいが、機械的な破損が少ないために、地震が終わり次第直ちに運転を再開することができる。
このような事例から、工業用の垂直搬送機についても、免震床に自立して設けることが考えられる。しかし、工業用の垂直搬送機では、荷物の搬入・搬出が、コンベヤを用いて自動化されることが多く、伸縮通路にコンベヤを設置して3次元の揺れに対応させることは困難である。以下、垂直搬送機について具体例を挙げて説明する。
特許文献2には、図11に示すように、架構11内を条体12に取り付けられた搬送台13が往復して昇降する垂直搬送機10が記載されている。搬送台13の床面は、ローラコンベヤ、ベルトコンベヤ、チェーンコンベヤなどのコンベヤで構成することが記載されている。また、搬送台13に水平搬送機50を接続することによって、荷物を自動的に搬入したり、自動的に搬出したりすることができる。水平搬送機50としては、ローラコンベヤ、ベルトコンベヤ、チェーンコンベヤなどのコンベヤで構成することが記載されている。
そこで、特許文献1に記載された免震構造を、垂直搬送機10に適用することが考えられる。免震構造とすることにより、地震においても架構11及び搬送台13を揺れの少ない状態に保持することができる。
しかしながら、建物全体を免震構造としない限り、水平搬送機50を免震構造とすることは難しい。このため、地震が発生すると、水平搬送機50が激しく揺れて架構11又は搬送台13に衝突し、これらの設備を破損することが考えられる。
特許文献3には、図12に示すように、複数の無端条体22に取り付けられて循環走行する複数の搬送台23を備える垂直搬送機20が記載されている。この垂直搬送機20の搬送台23は、荷物を搬送するときは水平状態で走行するが、戻りの側では垂直状態で走行するために、設置面積を小さくすることができる。ここでは、2つの搬入・搬出口が上下で反対側に位置する場合を示しているが、同じ側に位置する型式もある。そして、水平搬送機50を接続することによって、荷物を連続して自動的に搬入したり、搬出したりすることができる。
ここでも、特許文献1に記載された免震構造を、垂直搬送機20に適用することが考えられる。免震構造とすることにより、架構21及び搬送台23を、地震においても揺れの少ない状態に保持することができる。
しかしながら、建物全体を免震構造としない限り、搬入・搬出作業に必要な長さを備える水平搬送機50を免震構造とすることは難しい。このため、地震が発生すると、水平搬送機50が激しく揺れて、架構21又は搬送台23に衝突し、これらの設備を破損することが考えられる。
特許文献4には、図13に示すように、複数の無端条体32に取り付けられて循環走行する搬送台33を備える垂直搬送機30が記載されている。搬送台33は、櫛歯状をなして、常に水平状態で走行する型式である。そして、各階には、荷物の搬入・搬出を行うために、櫛歯状の荷受台43を備える移載機40が設けられ、搬送台33の櫛歯と荷受台43の櫛歯とを噛合させることにより移載動作を行うことができる。
すなわち、空の搬送台33が上昇している搬送路に荷物を載せた荷受台43を挿入すると、搬送台33が荷物を掬い上げて受け取ることができる。逆に、荷物を載せた搬送台33が下降している搬送路に空の荷受台43を挿入すると、搬送台33から荷受台43に荷物を置き渡すことができる。
そこで、特許文献1に記載された免震構造を、垂直搬送機30に適用することが考えられる。免震構造とすることにより、地震においても架構31及び搬送台33を揺れの少ない状態に保持することができる。
しかしながら、垂直搬送機10、20と同様の理由により、地震の際に設備を破損することが考えられる。
なお、移載機40については、本発明で使用する形態について後述する。また、特許文献5及び特許文献6に記載されたコンベヤについても後述する。
特開2013−18636号公報 特開2011−111296号公報 特開平6−100131号公報 特開平11−208811号公報 実開平1−118910号公報 特開平8−67325公報
そこで、本発明の目的は、垂直搬送機を免震床に設置して、架構などの破損を防止するとともに、非免震床に設置された水平搬送機との接続を工夫することにより、地震が発生した場合でも、設備が破損することのない搬送システムを提供することにある。そして、地震が収まった後に、荷物の搬入と搬出を速やかに再開することができる搬送システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に係る搬送システムは、免震床に設置された垂直搬送機と、非免震床に設置された水平搬送機と、前記垂直搬送機の搬送台と前記水平搬送機との間で荷物を移載する移載機とを備える搬送システムであって、前記移載機は、前記非免震床に設置されるとともに前記搬送台に向かって所定の距離を近接・離間することが可能であり、離間状態から近接状態への移動動作は、地震が発生していないことを確認して行われ、前記近接状態における移載動作が完了した後、速やかに前記離間状態へ戻る移動動作が行われる手段を採用している。
また、本発明の請求項2に係る搬送システムは、免震床に設置された垂直搬送機と、非免震床に設置された水平搬送機と、前記垂直搬送機の搬送台と前記水平搬送機との間で荷物を移載する移載機とを備える搬送システムであって、前記移載機は、前記免震床に設置されるとともに前記水平搬送機に向かって所定の距離を近接・離間することが可能であり、離間状態から近接状態への移動動作は、地震が発生していないことを確認して行われ、前記近接状態における移載動作が完了した後、速やかに前記離間状態へ戻る移動動作が行われる手段を採用している。
また、本発明の請求項3に係る搬送システムは、請求項1又は2に記載の搬送システムであって、前記離間状態から前記近接状態への移動動作を開始してから前記離間状態へ戻る移動動作を終了するまでの間は、途中で地震が発生した場合でも動作を継続して行い、前記離間状態へ戻る移動動作までを完了させた後に運転停止とする手段を採用している。
また、本発明の請求項4に係る搬送システムは、請求項1乃至3の何れか1項に記載の搬送システムであって、前記移載機が、固定ベース及びスライドベースからなる基台部と、これに載置される搬送部とを備え、前記スライドベースは、前記固定ベースの上を往復走行可能に形成され、前記搬送部は、前記スライドベースの上に載置され、前記往復走行によって、前記近接・離間の移動動作が行われる手段を採用している。
また、本発明の請求項5に係る搬送システムは、請求項4に記載の搬送システムであって、前記搬送部が、ローラコンベヤである手段を採用している。
本発明は、垂直搬送機の搬送台と水平搬送機との間に移載機を設置し、移載機と搬送台との間、又は移載機と水平搬送機との間に、所定の距離を設けて離間させ、地震が発生しても相互に干渉しないようにしたものである。また、移載動作を行うときは、地震が発生していないことを確認して必要な位置まで近接させ、移載動作が完了した後は、速やかに離間させることにしている。したがって、地震が発生しても設備を破損することはなく、地震が収まった後は速やかに運転を再開させることができる。
図11に示す垂直搬送機を使用した場合の、本発明の搬送システムを示す説明図である。 移載機の位置によるシステムの違いを示す説明図であり、(a)は移載機が免震床に設置された場合であり、(b)は移載機が非免震床に設置された場合である。 基本的な移載機の概略図を示し、(a)は対象機器に対して離間している状態であり、(b)は対象機器に近接している状態である。 移載機が免震床に設置された場合の動作説明図である。 移載機が非免震床に設置された場合の動作説明図である。 図12に示す垂直搬送機を使用した場合の、本発明の搬送システムを示す説明図である。 図6の搬送システムにおける動作説明図である。 図13に示す垂直搬送機を使用した場合の本発明の搬送システムにおいて、移載機の動作を示す概略図であり、(a)は離間状態の移載機に荷物が移載された状態であり、(b)は移載機が移動した近接状態であり、(c)は垂直搬送機内に荷受台を挿入して荷物を載置した状態である。 移載機のまた別の一例を示す概略図である。 従来の免震エレベータの一例を示す概略断面図である。 従来の垂直搬送機の第1の例(往復型)を示す概略断面図である。 従来の垂直搬送機の第2の例(循環型)を示す概略断面図である。 従来の垂直搬送機の第3の例(循環型)を示す概略断面図である。
図1は、図11で示した垂直搬送機10を使用した、本発明の搬送システム1を示す。搬送システム1は、1階から3階に亘って設けられる垂直搬送機10と、各階にそれぞれ設けられる水平搬送機50及び移載機60を備えている。設置される階によって区別する必要がある場合には、水平搬送機50a、50b、50c、又は移載機60a、60b、60cと記載している。
なお、図1には、搬入・搬出路に設けられるシャッター98及び安全柵99を記載している。
本明細書において「垂直搬送機」とは、前述の垂直搬送機10、20、30を全て含む意味で使用している。また、「水平搬送機」とは、ローラコンベヤ、ベルトコンベヤ及びチェーンコンベヤ等を全て含むとともに、水平面に対して多少斜めに設置する場合も含めて使用している。また、「移載機」とは、垂直搬送機と水平搬送機との間で、荷物を移載する機能を備える装置を総称して使用している。
本発明は、垂直搬送機10を免震床に設置するとともに、水平搬送機50を非免震床に設置することを特徴としている。「免震床」とは、前述の免震エレベータ110で説明した免震装置195や制震装置196に相当する設備を備え、地震による揺れの低減が図られている床である。垂直搬送機10は免震床に自立して設けられ、地震が発生しても揺れは僅かであり、架構11などが破損する可能性の少ないものである。
免震床に対して、通常の床を「非免震床」と称することとする。本発明の搬送システム1は建物内に設置されるが、建物自体は免震装置などを備えておらず、1階のみならず2階及び3階の床も非免震床ということである。このため、地震が発生すると、建物の各階及び内部の設備が激しく揺れるのに対し、垂直搬送機10は静止状態を保っていることになる。
本発明の搬送システム1は、免震床に設置される垂直搬送機10と非免震床に設置される水平搬送機50との間における荷物の受け渡しに、移載機60を用いることによって、地震の被害を受け難い設備としたものである。移載機60は、受け渡しをする一方の搬送機に近接・離間することを特徴としている。
図1において、1階の移載機60aは免震床に設置されている。また、2階及び3階の移載機60b、60cは、非免震床に設置されている。これらの2つのケースについて、本発明が適用されることを図2により説明する。図2(a)は1階を示し、免震床に移載機60aが設置された場合である。移載機60aは、水平搬送機50aに向かって所定の距離Laを近接・離間するように形成されている。図2(b)は2階を示し、非免震床に移載機60bが設置された場合である。移載機60bは、垂直搬送機10の搬送台13に向かって所定の距離Lbを近接・離間するように形成されている。
本明細書では説明を簡単にするために、水平搬送機50から垂直搬送機10の搬送台13へ荷物を移載する作業を「搬入」と称し、搬送台13から水平搬送機50へ荷物を移載する作業を「搬出」と称することにする。すなわち、搬送台13へ荷物を載せる作業が搬入であり、搬送台13から荷物を取り出す作業が搬出である。
本発明の移載機60には多くの形態が考えられるが、基本的な構造について図3により説明する。図3(a)は対象となる搬送機に対して離間している状態を示し、図3(b)は近接している状態を示している。
移載機60は、固定ベース62及びスライドベース63を備える基台部61と、これに載置される搬送部70で構成されている。
基台部61は、固定ベース62の上をスライドベース63が往復走行する構造となっている。すなわち、固定ベース62の上部に設けられた一対のレール68の上を、直動手段69を備えるスライドベース63が走行する。固定ベース62には、モータ65の駆動によって回転するスプロケット66を備えており、スライドベース63の底部に固定されたチェーン67と噛合するようになっている。
したがって、モータ65の回転によって、固定ベース62の上をスライドベース63が往復走行することになる。直動手段69としては、通常の車輪を使用することも可能であるが、LMガイド(Linear Motion Guide)として市販されているスライド手段を使用することが好ましい。LMガイドを使用することにより、スムースで正確な走行が可能であるとともに、密閉構造として清浄な環境を保持することができる。
移載機60では、搬送部70としてローラコンベヤを用いた場合を示している。すなわち、上面に複数のローラ77が並べられており、モータ75の駆動によりチェーン76を介して何れかの方向に一斉に回転することができる。搬送部70としては、ローラコンベヤに限らず、その他の搬送機を使用することも可能であり、ベルトコンベヤやチェーンコンベヤ等を使用することができる。
本発明の搬送システム1は、非免震床に地震感知器を設置して、検知の結果を運転に反映させることを特徴としている。すなわち、移載機60による移載動作を行う際には、地震の発生がないことを確認してから動作を行うこととしている。また、移載動作を行っている最中に地震を検知したときは、移載動作を完了させた後に運転停止とし、その他の動作中に地震を検知したときは、直ちに運転停止としている。
地震感知器は、初期微動(P波)及び本震(S波)を感知することが好ましく、初期微動(P波)を感知することにより地震が発生したと判断し、本震(S波)を感知しなくなってから一定時間経過後に地震が収まったと判断することが好ましい。
また、本発明の搬送システム1は、多くのセンサーを設けて、搬送台13の位置や、荷物の位置等を確認している。
本発明の動作機能について説明する。
図4は、移載機60aが免震床に設置された図2(a)の場合における搬入・搬出動作を示している。移載機60aは、免震床に位置して水平搬送機50aに向かって所定の距離Laを近接・離間するように形成されている。ステップ(01)からステップ(07)までが搬入動作であり、ステップ(11)からステップ(15)までが搬出動作である。
ステップ(01)は、移載機60aが離間状態であり、水平搬送機50aに荷物を載置する。
ステップ(02)では、荷物の行き先を指定してシステムをスタートさせる。開始操作により、他の階にいる搬送台13が呼び出されるとともに、荷物は水平搬送機50aの先端に移動される。
ステップ(03)では、地震感知器からの情報が呼び出され、地震の発生がないことを確認して移載機60aの移動動作が行われ、近接状態となる。
ステップ(04)では、水平搬送機50a及び移載機60aの搬送部70を駆動させて移載動作を行い、荷物を移載機60aに載置する。
ステップ(05)では、移載機60aの移動動作が行われ、離間状態に戻される。
ステップ(06)では、搬送台13の到着を確認して、移載機60aの搬送部70及び搬送台13のコンベヤを駆動させて移載動作を行い、荷物を搬送台13に載置する。
ステップ(07)では、荷物を載せた搬送台13が目的の階に向かって発進する。その後のステップは、他の階での搬出動作として引き継がれることになる。
これらの搬入動作において、ステップ(03)における移載機60aの移動動作の開始から、ステップ(05)における移載機60aの移動動作が終了するまでの間は、途中で地震を検知した場合でも動作を継続して行い、離間状態に戻るまでの動作を完了させることにしている。本発明の搬送システムは、離間状態を形成することにより設備を保護するものであり、近接状態での期間は短時間に終了させる。なお、その他の動作ステップにおいて地震を検知したときは、直ちに運転停止としている。
1階で行われたステップ(01)からステップ(07)までの搬入動作に引き続いて、2階又は3階において搬出動作が行われることになる。しかしながら、便宜上、ここでは1階におけるステップ(11)からステップ(15)までの搬出動作について説明する。すなわち、2階又は3階で搬入された荷物を、1階で搬出する場合の搬出動作である。
最初は、移載機60aが離間状態で、システムは待機状態となっている。1階での搬出動作が必要となったときには、他の階からの情報によりブザー等で知らされる。
ステップ(11)は、搬送台13が到着するステップであって、搬送台13には荷物が載置されている。
ステップ(12)では、搬送台13のコンベヤ及び移載機60aの搬送部70を駆動させて移載動作を行い、荷物を移載機60aに載置する。
ステップ(13)では、地震感知器からの情報が呼び出され、地震の発生がないことを確認して移載機60aの移動動作が行われ、近接状態となる。
ステップ(14)では、水平搬送機50a及び移載機60aの搬送部70を駆動させて移載動作を行い、荷物を水平搬送機50aに載置する。
ステップ(15)では、移載機60aの移動動作が行われて離間状態に戻される。同時に、水平搬送機50aにより荷物は最終の位置に移動され、一連の作業が完了する。
これらの搬出動作において、ステップ(13)における移載機60aの移動動作の開始から、ステップ(15)における移載機60aの移動動作が終了するまでの間は、途中で地震を検知した場合でも動作を継続して行い、離間状態に戻るまでの動作を完了させることにしている。また、その他の動作ステップにおいて地震を検知したときは、直ちに運転停止としている。
図5は、移載機60bが非免震床に設置された図2(b)の場合における搬入・搬出動作を示している。移載機60bは、非免震床に位置して垂直搬送機10に向かって所定の距離Lbを近接・離間するように形成されている。ステップ(21)からステップ(25)までが搬入動作であり、ステップ(31)からステップ(35)までが搬出動作である。
ステップ(21)は、移載機60bが離間状態であり、水平搬送機50bに荷物を載置する。
ステップ(22)では、荷物の行き先を指定してシステムをスタートさせる。開始操作により、他の階にいる搬送台13が呼び出されるとともに、水平搬送機50b及び移載機60bの搬送部70を駆動させて移載動作を行い、荷物は水平搬送機50bから移載機60bに移載される。
ステップ(23)では、地震感知器からの情報が呼び出され、地震の発生がないことを確認して移載機60bの移動動作が行われ、近接状態となる。
ステップ(24)では、搬送台13の到着を確認して、移載機60bの搬送部70及び搬送台13のコンベヤを駆動させて移載動作を行い、荷物を搬送台13に載置する。
ステップ(25)では、移載機60bの移動動作が行われ、離間状態に戻される。同時に、荷物を載せた搬送台13が目的の階に向かって発進する。その後のステップは、他の階での搬出動作として引き継がれることになる。
これらの搬入動作において、ステップ(23)における移載機60bの移動動作の開始から、ステップ(25)における移載機60bの移動動作が終了するまでの間は、途中で地震を検知した場合でも動作を継続して行い、離間状態に戻るまでの動作を完了させることにしている。本発明の搬送システムは、離間状態を形成することにより設備を保護するものであり、近接状態での期間は短時間に終了させる。なお、その他の動作ステップにおいて地震を検知したときは、直ちに運転停止としている。
2階で行われたステップ(21)からステップ(25)までの搬入動作に引き続いて、1階又は3階で搬出動作が行われることになる。ここでは2階におけるステップ(31)からステップ(35)までの搬出動作について説明する。すなわち、1階又は3階で搬入された荷物を、2階で搬出する場合の搬出動作である。
最初は、移載機60bが離間状態で、システムは待機状態となっている。2階での搬出動作が必要となったときには、他の階からの情報によりブザー等で知らされる。
ステップ(31)は、搬送台13が到着するステップであって、搬送台13には荷物が載置されている。
ステップ(32)では、地震感知器からの情報が呼び出され、地震の発生がないことを確認して移載機60bの移動動作が行われ、近接状態となる。
ステップ(33)では、搬送台13のコンベヤ及び移載機60bの搬送部70を駆動させて移載動作を行い、荷物を移載機60bに載置する。
ステップ(34)では、移載機60bの移動動作が行われて離間状態に戻される。
ステップ(35)では、移載機60bの搬送部70及び水平搬送機50bを駆動させて移載動作を行うとともに、荷物を最終の位置に移動して一連の作業が完了する。
これらの搬出動作において、ステップ(32)における移載機60bの移動動作の開始から、ステップ(34)における移載機60bの移動動作が終了するまでの間は、途中で地震を検知した場合でも動作を継続して行い、離間状態に戻るまでの動作を完了させることにしている。また、その他の動作ステップにおいて地震を検知したときは、直ちに運転停止としている。
次に、図12に示した垂直搬送機20を本発明に用いた搬送システム2を図6に示す。ここでは、垂直搬送機20が1階から2階に亘って設けられている。また、各階には、図1の場合と同様に、それぞれ水平搬送機50及び移載機60が設けられている。そして、垂直搬送機20は免震床に設置され、水平搬送機50及び移載機60は非免震床に設置されている。移載機60は、垂直搬送機20の搬送台23に向かって、所定の距離を近接・離間するようになっている。
先に説明した垂直搬送機10の搬送台13が往復走行するのに対して、垂直搬送機20の搬送台23は、何れかの方向に連続的に走行する点で異なっている。また、搬送台23は、水平状態であるときは上面に荷物を載せても撓まないが、反対側の面から力を受けると撓むものであり、ベルトコンベヤに似た走行をすることができる。これにより、搬送台23は、走行路の一方の側では水平状態で走行し、他方の側では垂直状態で走行することができる。また、無端条体22の進行方向によって、一方の側を上昇させたり下降させたりすることができる。
搬入口及び搬出口において、搬送台23は、ベルトコンベヤのように水平に走行する。何れの階においても、荷物の搬入動作を行う場合には、搬送台23が手前側から奥側に向かってベルトのように進行するので、移載機60の搬送部70から荷物を移載することができる。また、搬出動作を行う場合には、搬送台23が奥側から手前側に向かって荷物を載せてベルトのように進行するので、移載機60の搬送部70に荷物を移載することができる。
搬入・搬出動作は、搬送台23が走行している状態で行われるので、搬送台23の動きに合わせて移載機60を操作する必要がある。このために、所定の位置で搬送台23が通過したことを検知し、必要個所において荷物の有無も検知して、移載機60に必要な動作を指示する。すなわち、移載機60は、搬送台23に向かって近接・離間を行うとともに、搬送部70が駆動されることになる。
図7は、搬送システム2の搬入・搬出動作を示している。移載機60と搬送台23との関係は、1階においても2階においても全く同様となる。ステップ(41)からステップ(45)までが搬入動作であり、ステップ(51)からステップ(54)までが搬出動作である。
ステップ(41)では、移載機60が離間状態であり、水平搬送機50に荷物が載置される。
ステップ(42)では、水平搬送機50及び移載機60の搬送部70を駆動させて移載動作を行い、荷物は移載機60に移載される。
ステップ(43)では、地震感知器からの情報が呼び出され、地震の発生がないことを確認して移載機60の移動動作が行われ、近接状態となる。
ステップ(44)では、搬送台23の進行にタイミングを合わせて、移載機60の搬送部70を駆動して移載動作を行い、荷物を搬送台23に載置する。
ステップ(45)では、移載機60の移動動作が行われて離間状態に戻され、荷物を載せた搬送台23はそのまま搬出する階に進行する。
これらの搬入動作において、ステップ(43)における移載機60の移動動作の開始から、ステップ(45)における移載機60の移動動作が終了するまでの間は、途中で地震を検知した場合でも動作を継続して行い、離間状態に戻るまでの動作を完了させることにしている。本発明の搬送システムは、離間状態を形成することにより設備を保護するものであり、近接状態での期間は短時間に終了させる。なお、その他の動作ステップにおいて地震を検知したときは、直ちに運転停止としている。
荷物の搬出動作は次の通りである。
最初は、移載機60が離間状態で、待機状態となっている。荷物が到着するときには、荷物の位置情報などによりブザー等で知らせることが好ましい。
ステップ(51)では、地震感知器からの情報が呼び出されて地震の発生がないことを確認して移載機60の移動動作を行い、近接状態として荷物の到着を待つ。
ステップ(52)では、搬送台23の進行にタイミングを合わせて、移載機60の搬送部70を駆動して移載動作を行い、荷物を移載機60に載置する。
ステップ(53)では、移載機60の移動動作が行われて離間状態に戻される。
ステップ(54)では、移載機60の搬送部70及び水平搬送機50を駆動させて移載動作を行い、荷物を所定の位置まで移動させる。
これらの搬出動作において、ステップ(51)における移載機60の移動動作の開始から、ステップ(53)における移載機60の移動動作が終了するまでの間は、途中で地震を検知した場合でも動作を継続して行い、離間状態に戻るまでの動作を完了させることにしている。また、その他の動作ステップにおいて地震を検知したときは、直ちに運転停止としている。
次に、図13に示した垂直搬送機30及び移載機40を使用した搬送システムについては、移載の様子を図8により説明する。垂直搬送機30は免震床に設置され、水平搬送機50が非免震床に設置されている。
そして、図3に示した移載機60の基台部61に、図13に示した移載機40を搬送部70xとして載置したものを、移載機60xとして使用することができる。
すなわち、この搬送システムの垂直搬送機30は、櫛歯状の搬送台33が循環走行するものである。移載機60xは、固定ベース62の上をスライドベース63が往復走行し、これによって搬送台33に向かって近接・離間することができる。スライドベース63の上には搬送部70xが載置され、ここに設けられた櫛歯状の荷受台73xは、垂直搬送機30の内部に出入りすることができる。
図8(a)は離間状態の移載機60xの荷受台73xに、水平搬送機50からの荷物がプッシャー59によって移載された状態を示している。
次に、図8(b)では、スライドベース63が移動して、荷物を載せた移載機60xが近接状態となった状態を示している。
そして、図8(c)では、垂直搬送機30の搬送台33に重なるように、荷受台73xを挿入して荷物を載置した状態である。
このように、垂直搬送機30と水平搬送機50との間に、移載機60xを設置することにより本発明の搬送システムを構成することができる。
移載機60xは、図3に記載された基台部61をそのまま用いるとともに、搬送部70としてはコンベヤ以外の装置を使用した例である。その他、本発明の搬送システムは、移載機として伸縮自在のコンベアを用いることができる。
図9は、特許文献5に記載された伸縮式ベルトコンベヤ80を示している。伸縮用シリンダ81によって可動フレーム82を伸縮させることが可能であり、(a)は可動フレーム82を縮めた状態であり、(b)は可動フレーム82を伸ばした状態である。
したがって、この伸縮作用によって近接・離間の移動動作を行わせるとともに、ベルトコンベヤによって搬送動作を行わせることができる。
その他、特許文献6に記載された伸縮ローラコンベヤを移載機として使用することも可能である。
以上のように、本発明の搬送システムは、垂直搬送機について多くの型式を用いることが可能であり、また、移載機についても多くの態様が可能であり、幅広い搬送システムとして利用することができる。
1 搬送システム
10 垂直搬送機
50(50a、50b、50c) 水平搬送機
60(60a、60b、60c) 移載機

Claims (5)

  1. 免震床に設置された垂直搬送機と、非免震床に設置された水平搬送機と、前記垂直搬送機の搬送台と前記水平搬送機との間で荷物を移載する移載機とを備える搬送システムであって、
    前記移載機は、前記非免震床に設置されるとともに前記搬送台に向かって所定の距離を近接・離間することが可能であり、
    離間状態から近接状態への移動動作は、地震が発生していないことを確認して行われ、前記近接状態における移載動作が完了した後、速やかに前記離間状態へ戻る移動動作が行われることを特徴とする搬送システム。
  2. 免震床に設置された垂直搬送機と、非免震床に設置された水平搬送機と、前記垂直搬送機の搬送台と前記水平搬送機との間で荷物を移載する移載機とを備える搬送システムであって、
    前記移載機は、前記免震床に設置されるとともに前記水平搬送機に向かって所定の距離を近接・離間することが可能であり、
    離間状態から近接状態への移動動作は、地震が発生していないことを確認して行われ、前記近接状態における移載動作が完了した後、速やかに前記離間状態へ戻る移動動作が行われることを特徴とする搬送システム。
  3. 前記離間状態から前記近接状態への移動動作を開始してから前記離間状態へ戻る移動動作を終了するまでの間は、途中で地震が発生した場合でも動作を継続して行い、
    前記離間状態へ戻る移動動作までを完了させた後に運転停止とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送システム。
  4. 前記移載機が、固定ベース及びスライドベースからなる基台部と、これに載置される搬送部とを備え、
    前記スライドベースは、前記固定ベースの上を往復走行可能に形成され、
    前記搬送部は、前記スライドベースの上に載置され、
    前記往復走行によって、前記近接・離間の移動動作が行われることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の搬送システム。
  5. 前記搬送部が、ローラコンベヤであることを特徴とする請求項4に記載の搬送システム。
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