JP2016022312A - 眼科撮影装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】眼科撮影装置は、干渉光学系と、制御部と、画像形成部とを含む。干渉光学系は、光源からの光を信号光と参照光とに分割し、被検眼を経由した信号光と参照光との干渉光を検出する光学系である。干渉光学系は、信号光の光路に配置され、円柱度及び円柱軸角度の少なくとも1つを変更可能に構成された第1光学素子を有する。制御部は、第1光学素子を制御する。画像形成部は、干渉光学系による干渉光の検出結果に基づいて被検眼の画像を形成する。
【選択図】図4
Description
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の眼科撮影装置であって、あらかじめ取得された被検眼の乱視度及び乱視軸角度の少なくとも1つを含む検眼データを記憶する記憶部を含み、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記検眼データに基づいて前記第1光学素子を制御する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の眼科撮影装置であって、前記第1光学素子は、前記被検眼の瞳孔と光学的に共役な位置またはその近傍に配置されている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の眼科撮影装置であって、前記干渉光学系は、前記信号光で前記被検眼を走査するための走査部を含み、前記走査部は、前記瞳孔と光学的に共役な位置に配置され、前記第1光学素子は、前記走査部の近傍に配置されている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の眼科撮影装置であって、前記干渉光学系は、前記信号光で前記被検眼を走査するための走査部と、前記走査部と前記第1光学素子との間に配置されたリレー光学系と、を含み、前記走査部は、前記瞳孔と光学的に共役な第1共役位置に配置され、前記第1光学素子は、前記瞳孔と光学的に共役な第2共役位置に配置されている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、操作部を含み、前記制御部は、前記被検眼の略同一の部位を前記信号光によって反復的に走査するように前記干渉光学系を制御し、当該反復的な走査により取得される前記干渉光の検出結果に基づく前記被検眼のライブ画像を表示手段に表示させ、前記操作部により行われた操作に応じて前記第1光学素子を制御する。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、前記制御部は、前記被検眼の略同一の部位を前記信号光によって反復的に走査するように前記干渉光学系を制御し、当該反復的な走査により取得される前記干渉光の検出結果を解析することにより前記第1光学素子の第1調整量を求める解析部を含み、前記制御部は、前記解析部により求められた前記第1調整量に基づいて前記第1光学素子を制御する。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、操作部と、前記被検眼のライブ正面画像を取得するための正面画像取得部と、を含み、前記正面画像取得部は、円柱度及び円柱軸角度の少なくとも1つを変更可能に構成された第2光学素子を含み、前記制御部は、前記正面画像取得部により取得される前記ライブ正面画像を表示手段に表示させ、前記操作部により行われた操作に応じて前記第2光学素子を制御し、且つ、前記第2光学素子の当該制御に応じて前記第1光学素子を制御する。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、前記被検眼のライブ正面画像を取得するための正面画像取得部を含み、前記正面画像取得部は、円柱度及び円柱軸角度の少なくとも1つを変更可能に構成された第2光学素子を含み、前記制御部は、前記正面画像取得部により取得される前記ライブ正面画像を解析することにより前記第2光学素子の第2調整量を求める解析部を含み、前記制御部は、前記解析部により求められた前記第2調整量に基づいて前記第2光学素子を制御し、且つ、前記第2調整量に対応した第1調整量に基づいて前記第1光学素子を制御する。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8または請求項9に記載の眼科撮影装置であって、前記第2光学素子は、対向配置された2つの光学素子を有し、前記2つの光学素子の相対位置を変更することにより前記円柱度及び前記円柱軸角度の少なくとも1つを変更するように構成されている。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の眼科撮影装置であって、前記第2光学素子は、バリアブルクロスシリンダーレンズを含む。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、前記被検眼の焦点距離をfとし、前記被検眼の瞳孔における光束径をDとし、前記信号光の波長をλとしたとき、800[nm]≦λ≦1600[nm]において(4fλ)/(πD)≦10[μm]を満たす。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、前記第1光学素子は、対向配置された2つの光学素子を有し、前記2つの光学素子の相対位置を変更することにより前記円柱度及び前記円柱軸角度の少なくとも1つを変更するように構成されている。
また、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の眼科撮影装置であって、前記第1光学素子は、バリアブルクロスシリンダーレンズを含む。
また、請求項15に記載の発明は、光源からの光を信号光と参照光とに分割し、被検眼を経由した前記信号光と前記参照光との干渉光を検出する光学系であって、前記信号光の光路に配置され円柱度及び円柱軸角度の少なくとも1つを変更可能に構成された第1光学素子を有する干渉光学系を含み、前記干渉光の検出結果に基づいて前記被検眼の画像を形成する眼科撮影装置の制御方法であって、前記被検眼の乱視度及び乱視軸角度の少なくとも1つを含む検眼データを取得し、取得された前記検眼データに基づいて前記第1光学素子を制御する。
[構成]
図1〜図3に示すように、眼科撮影装置1は、眼底カメラユニット2、OCTユニット100及び演算制御ユニット200を含んで構成される。眼底カメラユニット2は、従来の眼底カメラとほぼ同様の光学系を有する。OCTユニット100には、眼底のOCT画像を取得するための光学系が設けられている。演算制御ユニット200は、各種の演算処理や制御処理等を実行するコンピュータを具備している。
図1に示す眼底カメラユニット2には、被検眼Eの眼底Efの表面形態を表す2次元画像(眼底像)を取得するための光学系が設けられている。眼底像には、観察画像や撮影画像などが含まれる。観察画像は、たとえば、近赤外光を用いて所定のフレームレートで形成されるモノクロの動画像である。撮影画像は、たとえば、可視光をフラッシュ発光して得られるカラー画像、または近赤外光若しくは可視光を照明光として用いたモノクロの静止画像であってもよい。眼底カメラユニット2は、これら以外の画像、たとえばフルオレセイン蛍光画像やインドシアニングリーン蛍光画像や自発蛍光画像などを取得可能に構成されていてもよい。
図2を参照しつつOCTユニット100の構成の一例を説明する。OCTユニット100には、眼底EfのOCT画像を取得するための光学系が設けられている。この光学系は、従来のスウェプトソースタイプのOCT装置と同様の構成を有する。すなわち、この光学系は、波長走査型(波長掃引型)光源からの光を信号光と参照光とに分割し、眼底Efを経由した信号光と参照光路を経由した参照光とを干渉させて干渉光を生成し、この干渉光を検出する干渉光学系である。干渉光学系における干渉光の検出結果(検出信号)は、干渉光のスペクトルを示す信号であり、演算制御ユニット200に送られる。
演算制御ユニット200の構成について説明する。演算制御ユニット200は、検出器125から入力される検出信号を解析して眼底EfのOCT画像を形成する。そのための演算処理は、従来のスウェプトソースタイプのOCT装置と同様である。
眼科撮影装置1の制御系の構成について図4を参照しつつ説明する。
眼科撮影装置1の制御系は、制御部210を中心に構成される。制御部210は、たとえば、前述のマイクロプロセッサ、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、通信インターフェイス等を含んで構成される。制御部210には、主制御部211と記憶部212が設けられている。
主制御部211は前述の各種制御を行う。特に、主制御部211は、眼底カメラユニット2の合焦駆動部31A、光路長変更部41、ガルバノスキャナ42、OCT合焦駆動部43A及び第1VCC駆動部47A、更にOCTユニット100の光源ユニット101、参照駆動部114A、偏波コントローラ103、118、アッテネータ120、検出器125を制御する。
記憶部212は、各種のデータを記憶する。記憶部212に記憶されるデータとしては、たとえば、OCT画像の画像データ、眼底像の画像データ、被検眼情報などがある。被検眼情報は、患者IDや氏名などの被検者に関する情報や、左眼/右眼の識別情報などの被検眼に関する情報を含む。また、記憶部212には、外部の装置(たとえば、レフラクトメータや自覚検眼装置)によりあらかじめ取得された検眼データや、眼科撮影装置1を動作させるための各種プログラムやデータが記憶されている。検眼データは、被検眼の乱視度、及び乱視軸角度を含む。検眼データは、更に被検眼の球面度を含んでもよい。検眼データは、被検眼の球面度、乱視度、及び乱視軸角度の少なくとも1つを含んでもよい。
画像形成部220は、検出器125からの検出信号に基づいて、眼底Efの断層画像の画像データを形成する。すなわち、画像形成部220は、干渉光学系による干渉光LCの検出結果に基づいて被検眼Eの画像を形成する。この処理には、従来のスウェプトソースタイプの光コヒーレンストモグラフィと同様に、ノイズ除去(ノイズ低減)、フィルタ処理、FFT(Fast Fourier Transform)などの処理が含まれている。
データ処理部230は、画像形成部220により形成された画像に対して各種のデータ処理(画像処理)や解析処理を施す。たとえば、データ処理部230は、画像の輝度補正や分散補正等の各種補正処理を実行する。また、データ処理部230は、眼底カメラユニット2により得られた画像(眼底像、前眼部像等)に対して各種の画像処理や解析処理を施す。
ユーザインターフェイス240には、表示部240Aと操作部240Bとが含まれる。表示部240Aは、前述した演算制御ユニット200の表示デバイスや表示装置3を含んで構成される。操作部240Bは、前述した演算制御ユニット200の操作デバイスを含んで構成される。操作部240Bには、眼科撮影装置1の筐体や外部に設けられた各種のボタンやキーが含まれていてもよい。たとえば眼底カメラユニット2が従来の眼底カメラと同様の筺体を有する場合、操作部240Bは、この筺体に設けられたジョイスティックや操作パネル等を含んでいてもよい。また、表示部240Aは、眼底カメラユニット2の筺体に設けられたタッチパネルなどの各種表示デバイスを含んでいてもよい。
ここで、信号光LSの走査及びOCT画像について説明しておく。
この実施形態に係る眼科撮影装置1の動作例について説明する。たとえば、観察部位を篩状板とすることが可能である。
まず、眼科撮影装置1は、外部に設けられたレフラクトメータにより被検眼についてあらかじめ測定された検眼データを取得する。たとえば、レフラクトメータにより測定された検眼データは、LAN等のネットワーク上のサーバ装置にあらかじめ保存されている。眼科撮影装置1は、ネットワークを介してサーバ装置にアクセスすることにより当該被検眼Eの検眼データを取得し、記憶部212に保存する。
次に、主制御部211は、S1において取得された検眼データに基づいてVCCレンズ47を制御する。たとえば、主制御部211は、VCCレンズ47を構成する円柱レンズ471、472の回動による球面度の変化を考慮しつつ、S1において取得された検眼データから円柱レンズ471、472のそれぞれの回動角度を決定する。主制御部211は、決定された回動角度を実現するように第1VCC駆動部47Aに制御信号を出力することによりVCCレンズ47(円柱レンズ471、472)を駆動する。
次に、篩状板(視神経乳頭)を中心とする画像を取得するための固視標を被検眼Eに提示した状態で、主制御部211は、被検眼Eに対する光学系のアライメント調整を行う。アライメント調整の例として、手動で行う場合と自動で行う場合とがある。
次に、主制御部211は、眼底Efの所定部位に対応する信号の干渉感度の最適化を行う。たとえば、主制御部211は、光路長変更部41を制御して信号光LSの光路長と参照光LRの光路長との差を変更する。また、主制御部211は、偏波コントローラ103、118を制御して偏光状態を変更したり、アッテネータ120を制御して光量を調整したりすることが可能である。
次に、主制御部211は、被検眼Eに対する光学系のフォーカス調整を行う。フォーカス調整には、手動で行う場合と自動で行う場合とがある。
次に、主制御部211は、VCCレンズ47を調整する。たとえば、主制御部211は、被検眼Eのライブ画像を表示部240Aに表示させつつ、操作部240Bに対して検者が行った操作に応じてVCCレンズ47を制御する。後述するように、瞳孔における光束径が大きくなると焦点深度が浅くなる。このような場合、観察部位によってはVCCレンズ47を調整することにより、焦点深度の浅化を補償できるケースがある。従って、S6においては、瞳孔における光束径が大きくなることにより、眼球および光学系からもたらされる乱視成分が大きくなっても、観察部位によっては円柱度や円柱軸角度(乱視成分)を補正することが可能となり、眼球の収差を高精度に補正することができる。
次に、主制御部211は、光源ユニット101、ガルバノスキャナ42等を制御して、眼底Efの篩状板(視神経乳頭)を含む領域を信号光LSで走査する。画像形成部220は、走査態様に対応する1以上の断層像を形成する。画像形成部220により形成された1以上の断層像(または、複数の断層像に基づくボリュームデータ等)は、OCT画像(OCT情報)として記憶部212に保存される。以上で、一連の動作は終了である(エンド)。
この実施形態に係る眼科撮影装置1の効果について説明する。
第1実施形態では、図5のS6において、被検眼Eのライブ画像を表示部240Aに表示させつつ、手動でVCCレンズ47の調整を行う場合について説明したが、これに限定されるものではない。第1実施形態の変形例では、図5のS6において、自動でVCCレンズ47の調整を行う。
この変形例に係る眼科撮影装置の効果について説明する。
第1実施形態では、瞳共役位置にガルバノスキャナ42が配置されているため、VCCレンズ47が瞳共役位置の近傍に配置されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。第2実施形態では、瞳共役位置をリレーするためのリレー光学系を設けることにより、ガルバノスキャナ42及びVCCレンズ47が瞳共役位置に配置されている。
この実施形態に係る眼科撮影装置の効果について説明する。
上記の実施形態では、OCT計測により取得されたライブ画像を見ながら手動でVCCレンズ47の調整や、OCT計測により取得された画像に基づいて自動でVCCレンズ47の調整を行う場合について説明したが、これに限定されるものではない。第3実施形態では、撮影光学系を用いて取得された正面画像を用いてVCCレンズ47の調整が可能である。
眼科撮影装置1aの制御系は、眼科撮影装置1の制御系と同様に、制御部210を中心に構成される。この制御部210の主制御部211は、眼底カメラユニット2aの合焦駆動部31A、光路長変更部41、ガルバノスキャナ42、OCT合焦駆動部43A、第1VCC駆動部47A及び第2VCC駆動部70A、更にOCTユニット100の光源ユニット101、参照駆動部114A、偏波コントローラ103、118、アッテネータ120、検出器125を制御する。
この実施形態に係る眼科撮影装置1aの効果について説明する。
第3実施形態では、図5のS6において、被検眼Eのライブ正面画像を表示部240Aに表示させつつ、手動でVCCレンズ70の調整を行うことによりVCCレンズ47の調整を行う場合について説明したが、これに限定されるものではない。第3実施形態の変形例では、図5のS6において、自動でVCCレンズ70の調整を行うことによりVCCレンズ47の調整を行う。
VCCレンズ70を調整する場合、解析部は、撮影光学系30aにより取得されるライブ正面画像を解析する。解析部による解析処理は、上記のように、事前に取得されたライブ正面画像に対して画質を評価するための指標を求める処理を含む。解析部は、解析処理により求められた指標に対応した円柱軸や円柱軸角度の補正量を特定することにより、VCCレンズ70の調整を行うための第2の調整量を求める。たとえば、第2調整量は、あらかじめ設定された制御情報(たとえば、特定された指標に対して、VCCレンズ70をどの方向にどれだけ調整するかを事前に計測した結果)を参照して決定することが可能である。
主制御部211は、図11に示す制御情報を参照することにより、S11において求められたVCCレンズ70の第2調整量に対応したVCCレンズ47の第1調整量を特定する。
主制御部211は、S12において特定されたVCCレンズ47の第1調整量に応じた制御信号を第1VCC駆動部47Aに出力する。第1VCC駆動部47は、制御信号に応じてVCCレンズ47の円柱軸や円柱軸角度を変更させる。これにより、干渉光学系で円柱軸や円柱軸角度が補正される。
この変形例に係る眼科撮影装置の効果について説明する。
上記の実施形態またはその変形例では、眼底に対してOCTを行う場合について説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、前眼部の所定の部位を解析するために、前眼部に対してOCTを行う場合についても適用することができる。
2、2a 眼底カメラユニット
10 照明光学系
30、30a 撮影光学系
41 光路長変更部
42 ガルバノスキャナ
47、70 VCCレンズ
47A 第1VCC駆動部
48 リレー光学系
70A 第2VCC駆動部
100 OCTユニット
200 演算制御ユニット
210 制御部
211 主制御部
212 記憶部
220 画像形成部
230、230a データ処理部
231 解析部
240A 表示部
240B 操作部
E 被検眼
Ef 眼底
LS 信号光
LR 参照光
LC 干渉光
Claims (15)
- 光源からの光を信号光と参照光とに分割し、被検眼を経由した前記信号光と前記参照光との干渉光を検出する光学系であって、前記信号光の光路に配置され円柱度及び円柱軸角度の少なくとも1つを変更可能に構成された第1光学素子を有する干渉光学系と、
前記第1光学素子を制御する制御部と、
前記干渉光学系による干渉光の検出結果に基づいて前記被検眼の画像を形成する画像形成部と、
を含む眼科撮影装置。 - あらかじめ取得された被検眼の乱視度及び乱視軸角度の少なくとも1つを含む検眼データを記憶する記憶部を含み、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記検眼データに基づいて前記第1光学素子を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。 - 前記第1光学素子は、前記被検眼の瞳孔と光学的に共役な位置またはその近傍に配置されている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の眼科撮影装置。 - 前記干渉光学系は、前記信号光で前記被検眼を走査するための走査部を含み、
前記走査部は、前記瞳孔と光学的に共役な位置に配置され、
前記第1光学素子は、前記走査部の近傍に配置されている
ことを特徴とする請求項3に記載の眼科撮影装置。 - 前記干渉光学系は、
前記信号光で前記被検眼を走査するための走査部と、
前記走査部と前記第1光学素子との間に配置されたリレー光学系と、
を含み、
前記走査部は、前記瞳孔と光学的に共役な第1共役位置に配置され、
前記第1光学素子は、前記瞳孔と光学的に共役な第2共役位置に配置されている
ことを特徴とする請求項3に記載の眼科撮影装置。 - 操作部を含み、
前記制御部は、
前記被検眼の略同一の部位を前記信号光によって反復的に走査するように前記干渉光学系を制御し、
当該反復的な走査により取得される前記干渉光の検出結果に基づく前記被検眼のライブ画像を表示手段に表示させ、
前記操作部により行われた操作に応じて前記第1光学素子を制御する
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。 - 前記制御部は、前記被検眼の略同一の部位を前記信号光によって反復的に走査するように前記干渉光学系を制御し、
当該反復的な走査により取得される前記干渉光の検出結果を解析することにより前記第1光学素子の第1調整量を求める解析部を含み、
前記制御部は、前記解析部により求められた前記第1調整量に基づいて前記第1光学素子を制御する
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。 - 操作部と、
前記被検眼のライブ正面画像を取得するための正面画像取得部と、
を含み、
前記正面画像取得部は、円柱度及び円柱軸角度の少なくとも1つを変更可能に構成された第2光学素子を含み、
前記制御部は、
前記正面画像取得部により取得される前記ライブ正面画像を表示手段に表示させ、
前記操作部により行われた操作に応じて前記第2光学素子を制御し、且つ、前記第2光学素子の当該制御に応じて前記第1光学素子を制御する
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。 - 前記被検眼のライブ正面画像を取得するための正面画像取得部を含み、
前記正面画像取得部は、円柱度及び円柱軸角度の少なくとも1つを変更可能に構成された第2光学素子を含み、
前記制御部は、
前記正面画像取得部により取得される前記ライブ正面画像を解析することにより前記第2光学素子の第2調整量を求める解析部を含み、
前記制御部は、
前記解析部により求められた前記第2調整量に基づいて前記第2光学素子を制御し、且つ、前記第2調整量に対応した第1調整量に基づいて前記第1光学素子を制御する
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。 - 前記第2光学素子は、対向配置された2つの光学素子を有し、前記2つの光学素子の相対位置を変更することにより前記円柱度及び前記円柱軸角度の少なくとも1つを変更するように構成されている
ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の眼科撮影装置。 - 前記第2光学素子は、バリアブルクロスシリンダーレンズを含む
ことを特徴とする請求項10に記載の眼科撮影装置。 - 前記被検眼の焦点距離をfとし、前記被検眼の瞳孔における光束径をDとし、前記信号光の波長をλとしたとき、800[nm]≦λ≦1600[nm]において(4fλ)/(πD)≦10[μm]を満たす
ことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。 - 前記第1光学素子は、対向配置された2つの光学素子を有し、前記2つの光学素子の相対位置を変更することにより前記円柱度及び前記円柱軸角度の少なくとも1つを変更するように構成されている
ことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。 - 前記第1光学素子は、バリアブルクロスシリンダーレンズを含む
ことを特徴とする請求項13に記載の眼科撮影装置。 - 光源からの光を信号光と参照光とに分割し、被検眼を経由した前記信号光と前記参照光との干渉光を検出する光学系であって、前記信号光の光路に配置され円柱度及び円柱軸角度の少なくとも1つを変更可能に構成された第1光学素子を有する干渉光学系を含み、前記干渉光の検出結果に基づいて前記被検眼の画像を形成する眼科撮影装置の制御方法であって、
前記被検眼の乱視度及び乱視軸角度の少なくとも1つを含む検眼データを取得し、
取得された前記検眼データに基づいて前記第1光学素子を制御する、
眼科撮影装置の制御方法。
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