JP2016021634A - 無線通信システム、無線通信装置および干渉検出方法 - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置および干渉検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016021634A
JP2016021634A JP2014144167A JP2014144167A JP2016021634A JP 2016021634 A JP2016021634 A JP 2016021634A JP 2014144167 A JP2014144167 A JP 2014144167A JP 2014144167 A JP2014144167 A JP 2014144167A JP 2016021634 A JP2016021634 A JP 2016021634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
interference
packet
control unit
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2014144167A
Other languages
English (en)
Inventor
西川 健一
Kenichi Nishikawa
健一 西川
尾崎 一幸
Kazuyuki Ozaki
一幸 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014144167A priority Critical patent/JP2016021634A/ja
Publication of JP2016021634A publication Critical patent/JP2016021634A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】干渉の種別を簡単な処理で判別して干渉を適切に回避できること。
【解決手段】送信装置101は、所定の単位ブロックに分割したブロック1〜n毎にCRC112を付加したパケット110を送信する。受信装置102は、受信したパケット110のブロック毎のCRC112誤りの有無を検出し、CRC誤りが検出されたブロックを含む所定のブロックに対してプリアンブル相関を計算し、プリアンブル相関の計算結果に基づいて干渉の種別を判定する制御部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、パケット衝突時の干渉を検出する無線通信システム、無線通信装置および干渉検出方法に関する。
無線パケットをブロック分割して送信する無線パケット方式では、受信側で無線パケットを受信するタイミングで別の無線パケット(パケット)が到来するとパケット衝突による干渉が生じ、パケットを受信できない場合が生じる。
パケット衝突に関する従来技術としては、送信側が送信データを固定長のブロックに分割し、誤り検出符号(CRC)を追加して送信し、受信側がCRC計算で誤ったブロック(パケット)の再送を送信側に要求する。そして、送信側では誤りのパケットを次に送信する固定長のブロックの一部に付加したり、重複したりすることで、パケットの再送率を低減させる技術がある(例えば、下記特許文献1参照。)。また、受信側がパケット損傷の有無で再送方法を変更し、軟判定の値でパケットのソフトビットが集中的に損傷している場合、パケット衝突と判断する技術がある(例えば、下記特許文献2参照。)。また、受信信号とトレーニング信号との相関を算出し、閾値を超えた相関値の数をカウントし、複数のパケットでのパケット衝突を検出する技術がある(例えば、下記特許文献3参照。)。
また、受信したパケットのプリアンブル相関を求める技術がある(例えば、下記特許文献4、5参照。)。このプリアンブル相関を用いることにより、遅延波による干渉成分を除去して受信品質を向上できる。
特開平9−247132号公報 特表2013−507880号公報 特開2010−81533号公報 特開2010−57196号公報 特開平9−162845号公報
しかしながら、上記従来の技術1〜3では、パケット衝突の発生しか検出できず、自システム干渉であるか他のシステムからの干渉であるかの要因を判別することはできない。これにより、パケット衝突時に最適な回避の対策を取ることができなかった。
例えば、干渉の要因となる無線パケットが自システムと異なる他のシステムからの送信(同一周波数で他の通信方式(例えば、他の変調方式))の場合、自システムの周波数を他の周波数に移行する等の対策が必要となる。一方、干渉の要因となるパケットが自システムの他の装置からの送信の場合、スケジューリング変更等の対策を取る必要がある。すなわち、自システム内での干渉であれば、干渉相手(装置)と通信を行って、干渉回避できるが、他のシステムからの干渉の場合、相互通信が行えないため、干渉相手(送信装置)の使用周波数を避ける方法しかない。
また、従来の技術4、5のプリアンブル相関により干渉成分を除去できるが、同様に干渉の要因を判別することはできない。また、受信したパケット全体に対してプリアンブル相関計算を行うため、計算処理(計算量)が多くなり、消費電力が増加する。例えば、通信システム(例えば所定の変調方式)としてFSK等の受信処理が簡単な受信装置では、プリアンブル相関計算にかかる処理割合(処理負担)が増大するため、構成が簡素な受信装置にはプリアンブル相関の技術を適用できない。
一つの側面では、本発明は、干渉の種別を簡単な処理で判別して干渉を適切に回避できることを目的とする。
一つの案では、所定の単位ブロックに分割したブロック毎にCRCが付加されたパケットを受信する受信部と、受信した前記パケットの前記ブロック毎のCRC誤りの有無を検出し、当該CRC誤りが検出されたブロックを含む所定のブロックに対してプリアンブル相関を計算し、計算結果に基づいて干渉の種別を判定する制御部と、を備えたことを要件とする。
一つの実施形態によれば、干渉の種別を簡単な処理で判別して干渉を適切に回避できる。
図1は、実施の形態1にかかる無線通信システムの処理概要を示す図である。 図2は、プリアンブル相関の計算処理を説明する図である。 図3は、実施の形態1にかかる通信システムの構成例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1にかかる無線通信装置のハードウェア構成例を示す図である。 図5は、実施の形態1にかかる干渉種別の判定処理例を示すフローチャートである。 図6Aは、実施の形態1にかかるプリアンブル相関計算の対象ブロックを説明するための図である。 図6Bは、実施の形態2にかかるプリアンブル相関計算の対象ブロックを説明するための図である。 図7は、実施の形態2にかかる干渉種別の判定処理例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態3にかかるプリアンブル相関計算の対象ブロックを説明するための図である。 図9は、実施の形態3にかかる干渉種別の判定処理例を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる無線通信システムの処理概要を示す図である。無線通信システム100は、送信装置101と、受信装置102とを含む。
送信装置101は、パケット110の先頭に、所定のデータ列でパケット110の先頭を示す情報からなるプリアンブル111を付加して送信する。また、送信装置101は、送信する一つのパケット110を複数の固定長単位のブロック1〜nに分割し、各ブロック(データ)のCRC112を算出して該当するブロックに付加(ブロック間に挿入)して送信する。
受信装置102は、送信装置101から送信されたパケット110を受信し、データ復調を行う。この復調の際、パケット110の分割された各ブロック1〜nそれぞれについて、各ブロックに対応するCRC112を用いて誤り(CRC誤り)の有無を判断する。
そして、図1の受信装置102側には、復調したパケット(ビット列)110について、CRC誤りのブロックが途中(ブロック2)から2つ以上連続して発生した状態を示している。
実施の形態1では、受信装置102は、CRC誤りがパケット110の途中から所定の数以上の複数ブロックで連続した場合、干渉と判定する。そして、受信装置102は、連続するCRC誤りのブロック(ブロック2,3,…)のうち、最初のブロック(ブロック2)に対してのみ、受信したプリアンブル111を用いたプリアンブル相関の計算を行う。図1には、ブロック2に対してプリアンブル111を用いた相関計算中の状態を示している。
そして、受信装置102は、プリアンブル相関の計算結果、相関のピークが有る場合には、自システム(例えば、同一周波数で同一の通信方式(変調方式)による他の送信装置101からのパケット送信)による干渉と判定する。
また、受信装置102は、プリアンブル相関の計算結果、相関のピークが無い場合には、他システム(例えば、同一周波数で他の通信方式(変調方式)による他の送信装置からのパケット送信)による干渉と判定する。後述するが、受信装置102は、このほか、フェージング等によるSNR劣化の判定を行うこともできる。
そして、受信装置102は、干渉の判定結果が他のシステムによる干渉の場合、自システムの周波数を他の周波数に移行する等の処理により干渉回避を行う。一方、干渉の要因となるパケットが自システムの他の装置からの送信の場合、スケジューリング変更等により干渉回避を行う。
図2は、プリアンブル相関の計算処理を説明する図である。図2には、一般的なプリアンブル相関による受信したパケット110の始まりの検出を示している。
図2には、受信装置102におけるRSSI(受信信号強度)が一定値以上になった場合のプリアンブル111と、復調したビット列に対する相関計算の状態を示している。図2の上段は復調したビット列であり、下段はプリアンブル相関計算(相関値のグラフ、横軸時間、縦軸相関値)結果を示す。
図2の例では、当初の所定期間ノイズであり、このノイズの期間は、プリアンブル111を用いたプリアンブル相関を計算してもピークが無い。そして、パケット110の受信に対応して相関値にピークPが生じる。このピークPに基づき、パケット110の始まりを検出することができる。ここで、図2は、干渉がない状態でのプリアンブル相関計算により、パケット110の始まりの検出が示されている。
上記図2を用いて、一般的なプリアンブル相関によるパケット110の始まりの検出を示した。このような従来方式では、パケット110の受信の有無に限らず継続的に常時プリアンブル相関を行っている。
これに対し、実施の形態1では、上述したように、受信装置102は、受信したパケット110の途中から連続した複数ブロックでCRC誤りが発生した場合、パケット衝突による干渉と判定する。そして、受信装置102は、連続するCRC誤りのブロック(ブロック2,3,…)のうち、一部のブロック(ブロック2)に対してのみ、受信したプリアンブル111を用いたプリアンブル相関の計算を行い、相関値のピークの有無により干渉の種別判定を行う。
プリアンブル相関計算によりパケットの始まりを検出した後もプリアンブル相関の計算を続けることで、自システムの2つ目のパケット(干渉パケット)が時間がずれて到達した場合の、この2つ目のパケットの始まりを2つ目のピークとして検出できる。これにより、プリアンブル相関計算により、相関値にピークが有る場合、自システムによる干渉と判定できる。逆に、プリアンブル相関計算により、相関値にピークが無い場合、他システムによる干渉と判定できる。
そして、受信装置102は、干渉の種別(自システム干渉又は他システム干渉等)に応じた干渉回避(上記スケジューリング変更や周波数移行等)の制御を行う。
(通信システムの構成例)
図3は、実施の形態1にかかる通信システムの構成例を示すブロック図である。無線通信システム100の送信装置101は、制御部301と、送信部302とを含む。受信装置102は、受信部311と、記録部312と、制御部313とを含む。なお、図3に示した無線通信システム100は、上述した自システムに相当する。また、図3では、便宜上、干渉検出にかかる構成を抽出して記載し他の構成を省略してあるが、送信装置101および受信装置102は、信号処理を行う不図示のベースバンド処理部等を含む。
また、図3には、便宜上、データ送信側の送信装置101と、データ受信側の受信装置102として記載している。不図示であるが、これら送信装置101と受信装置102は、いずれも送受信可能な送信装置と受信装置を備えた通信装置であり、干渉が生じた場合の干渉回避のための情報を相互に送受信可能である。
送信装置101の構成を説明する。制御部301は、入力データをブロック分割し、ブロック毎のCRC算出を行ってブロックに付加するCRC付加部301aと、受信装置102から送信された干渉回避の情報に基づく干渉回避の制御を行う干渉回避制御部301bと、を含む。送信部302は、制御部301によりブロック分割されたデータ(パケット)を所定の変調方式により変調し、アンテナを介して送信する。
受信装置102の構成を説明する。受信部311は、送信装置101から送信されたパケット110を受信し、所定の復調方式で復調し、復号したデータを復号出力する。復号後のビット列は、1パケット分(パケット110)が記録部312に更新記録される。
制御部313は、記録部312に記録された1パケット分のパケット110を読み出して干渉の有無を検出する。この制御部313は、プリアンブル計算部313aと、干渉判定部313bと、干渉回避制御部313cとを含む。
プリアンブル計算部313aは、記録部312に記録されたパケット110を読み出し、受信したプリアンブル111を用いてCRC誤りの一つのブロック2に対するプリアンブル相関の計算を行う。
干渉判定部313bは、分割ブロックに対するCRCエラー(CRC誤り)の発生状態と、プリアンブル計算部313aにより計算されたプリアンブル相関によるピーク検出の有無、等に基づき、干渉の種別を判定する。例えば、干渉判定部313bは、下記1.〜4.の干渉の種別を判定可能である。
1.自システム干渉
2.他システム干渉
3.フェージング等のSNR劣化
4.フェージング等のSNR劣化又は他システム干渉
上記3.4.は干渉とは直接関わりないが、実施の形態1では、CRCエラーに関連する通信状態の変化として検出可能である。
干渉回避制御部313cは、干渉判定部313bにより判定された干渉の種別1.〜4.に対応して、以降の通信における再度の干渉の発生を回避するための制御を行う。干渉回避制御部313cは、例えば、送信装置101に対するパケット110再送(ブロック再送)要求を行う。
干渉回避制御部313cは、例えば、干渉の種別が1.自システムの場合、受信装置102の干渉回避制御部313cは、自システム内の送信装置101に対して、スケジューリング変更の要求を送信する。送信装置101は、干渉回避制御部301bがこのスケジューリング変更の要求に基づき、以降の送信データのスケジューリング変更を行うことで、自システム内の干渉を解消できるようになる。
また、干渉の種別が2.他システムの場合、干渉回避制御部313cは、自システムの周波数を他の周波数に移行させる。この場合、受信装置102の干渉回避制御部313cは、自システム内の送信装置101に対して、周波数変更の要求を送信する。送信装置101は、干渉回避制御部301bがこの周波数変更の要求に基づき、送信周波数変更を行うことで、他システムとの干渉を解消できるようになる。
また、干渉回避制御部313cは、上記1.2.の干渉の種別を外部通知し、例えば、ユーザに表示通知してもよい。上記3.4.のSNR劣化は、フェージング等を起因とするものであり、フェージング等のSNR劣化が生じていることを外部通知することで、1.2.の干渉との区別をユーザに通知できるようになる。
(無線通信装置のハードウェア構成例)
図4は、実施の形態1にかかる無線通信装置のハードウェア構成例を示す図である。図4に記載の構成は、図3に示した受信装置102に限らず、送信装置101にも適用することができる。
無線通信装置400は、RFIC(Radio Frequency Integrated Circuit)401と、メモリ402と、CPU403と、アンテナ404とを含む。RFIC401は、データ(パケット110)の送受信(送信データの符号化および変調、受信データの復調および復号)にかかる処理を行い、アンテナ404を介して無線電波を送受信処理する。
メモリ402は、送信データおよび受信データを一時格納する。また、メモリ402は、CPU403のプログラムを格納するROMやCPU403の処理実行時の作業エリアとしてのRAM等を含む。
CPU403は、プログラム実行により、無線通信装置400の送信データの処理および受信データの処理を行う。送信データおよび受信データは、無線通信装置400に対して外部から入出力される。そして、実施の形態1では、CPU403は、上述したパケット110のCRCエラーに対応したブロックのプリアンブル相関計算、および干渉判定等を行う。
このほか、無線通信装置400が電源用のバッテリを内蔵してもよい。また、送信側の無線通信装置400(送信装置101相当)がセンサを有し、センサの検出値をCPU403がデータ処理して受信側の無線通信装置400(受信装置102相当)に送信するとすることもできる。
図3に記載の受信装置102の受信部311、記録部312、制御部313は、それぞれ、図4のRFIC401、メモリ402、CPU403を用いて構成できる。また、図3に記載の送信装置101の制御部301、送信部302は、図4のCPU403、RFIC401を用いて構成できる。
(実施の形態1の干渉種別の判定処理例)
図5は、実施の形態1にかかる干渉種別の判定処理例を示すフローチャートである。受信装置102の制御部313が行う処理内容を示す。
送信装置101は、送信データをパケット化し、複数のブロック1〜nに分割し、各ブロックにCRC112を付加したパケット110を送信する。受信装置102は、このパケット110を受信する。
そして、受信装置102の制御部313は、記録部312に格納されている1パケット分のパケット110を読み出す。ここで、読み出したパケット110にCRCエラーが発生しているとする(ステップS501)。
この場合、制御部313は、パケット110内でCRCエラーが連続するブロックで発生したものであるか判断する(ステップS502)。例えば、図1に示すブロック2以降の2つ以上の複数ブロック(ブロック2,3,…,n)でCRCエラーが連続して発生したとする(ステップS502:Yes)。
この場合、制御部313(プリアンブル計算部313a)は、CRC誤りの先頭の1ブロック(ブロック2)をプリアンブル相関計算の対象ブロックとし、この先頭ブロック(ブロック2)にプリアンブル111を用いてプリアンブル相関計算を行う。そして、制御部313(干渉判定部313b)は、相関値にピーク(図2参照)が有るか判断する(ステップS503)。
制御部313(干渉判定部313b)は、相関値にピークが有る場合(ステップS503:Yes)、CRCエラーの要因が自システム干渉と判定する(ステップS504)。これにより、制御部313(干渉回避制御部313c)は、自システム干渉を回避する制御(例えば上記スケジューリング変更)を行うことができる。
また、ステップS503にて相関値にピークが無い場合(ステップS503:No)、他システム干渉と判定する(ステップS505)。これにより、制御部313(干渉回避制御部313c)は、他システム干渉を回避する制御(例えば上記周波数変更)を行うことができる。
また、ステップS502でCRCエラーが連続するブロックで発生したものでない場合(ステップS502:No)、制御部313は、CRCエラーが最終の1ブロック(ブロックn)であるか判断する(ステップS506)。CRCエラーが最終ブロック(ブロックn)である場合(ステップS506:Yes)、制御部313(プリアンブル計算部313a)は、誤ったブロック(CRCエラーのブロックn)にプリアンブル111を用いてプリアンブル相関計算を行う。そして、制御部313(干渉判定部313b)は、相関値にピークが有るか判断する(ステップS507)。
制御部313(干渉判定部313b)は、相関値にピークが有る場合(ステップS507:Yes)、CRCエラーの要因が自システム干渉と判定する(ステップS504)。これにより、制御部313(干渉回避制御部313c)は、例えば、自システム干渉を回避する制御(例えば上記スケジューリング変更)を行う。
一方、相関値にピークが無い場合(ステップS507:No)、制御部313(干渉判定部313b)は、フェージング等のSNR劣化又は他システム干渉と判定する(ステップS508)。これにより、制御部313(干渉回避制御部313c)は、他システム干渉を回避する制御(例えば、上記自システムの周波数変更)、あるいはSNR劣化に対応する制御(例えば、通常のパケットブロック再送要求)を、予めの設定によりいずれかを選択して実行することができる。
また、ステップS506にてCRCエラーが最終ブロック(ブロックn)でない場合(ステップS506:No)、制御部313は、フェージング等のSNR劣化が生じていると判定する(ステップS509)。これにより、制御部313(干渉回避制御部313c)は、SNR劣化に対応する制御(通常のパケットブロック再送要求)等を行うことができる。
上記処理によれば、受信パケットで連続的にCRCエラーが生じると、パケット110の1ブロック(CRCエラーが発生した先頭のブロック2や最終ブロックn)に対するプリアンブル相関計算を行う。これにより、自システム干渉か他システム干渉かを簡単に切り分けて判定でき、パケット衝突時の干渉種別の判定に対応した適切な干渉回避を行えるようになる。加えて、フェージング等によるSNR劣化の有無についても干渉種別と切り分けて簡単に判定できる。
図6Aは、実施の形態1にかかるプリアンブル相関計算の対象ブロックを説明するための図である。実施の形態1では、図6Aに示すように、パケット110内でCRC誤りが連続して発生した場合(図中×印)、CRC誤りの先頭のブロック(ブロック2)のみをプリアンブル相関計算の対象ブロックとしている。これにより、プリアンブル相関計算にかかる計算処理(計算量)を削減できる。
具体的には、パケット110をnブロックに分割することでプリアンブル相関計算の計算量を1/nに削減できる。例えば、プリアンブル111を144サンプル(ビット)、パケット110のパケット長を6400サンプル(ビット)とし、1ブロックあたり800サンプル(ビット)で分割した場合の計算量(複素乗算計算)を対比してみる。この場合、実施の形態1では、144×800=約11.5万回の複素乗算計算で済む。一方、従来方式、パケット分割せずパケット長6400サンプル(ビット)に対する計算量は、144×6400=約92.1万回の複素乗算計算となる。
実施の形態1によれば、ブロック分割せず全パケットに対するプリアンブル相関計算を行う従来例に比して1/8に計算量を削減できる。計算量削減により、受信装置102(制御部313)の消費電力を削減できる。受信装置102がバッテリ駆動されるものであれば、消費電力削減に対応してバッテリ寿命を長期化できるようになる。
(実施の形態2)
図6Bは、実施の形態2にかかるプリアンブル相関計算の対象ブロックを説明するための図である。実施の形態2では、プリアンブル相関計算の対象ブロックを実施の形態1と異ならせる。実施の形態2では、例えば、図6Bに示すように、CRC誤り(図中×印)が断続的(ブロック3,4,6,7)に生じた場合に対応する。このように、CRC誤りが断続的な場合には、パケット衝突とフェージングの誤りが混在している可能性がある。このため、実施の形態2では、パケット110で断続的にCRC誤りが生じた全てのブロック(ブロック3,4,6,7)をプリアンブル相関計算の対象ブロックとする。
実施の形態2においても、無線通信装置は、実施の形態1(図4参照)と同様に構成できる。なお、制御部313は、実施の形態1で説明した連続的なCRC誤りであるか、実施の形態2で説明する断続的なCRC誤りであるかを判別し、それぞれに対応する処理を実行する。
(実施の形態2の干渉種別の判定処理例)
図7は、実施の形態2にかかる干渉種別の判定処理例を示すフローチャートである。受信装置102の制御部313が行う処理内容を示す。
送信装置101は、送信データをパケット化し、複数のブロック1〜nに分割し、各ブロックにCRCを付加したパケット110を送信する。受信装置102は、このパケット110を受信する。
そして、受信装置102の制御部313は、記録部312に格納されている1パケット分のパケット110を読み出す。ここで、読み出したパケット110にCRCエラーが発生しているとする(ステップS701)。
この場合、制御部313は、パケット110内でCRCエラーが断続的にブロックで発生したものであるか判断する(ステップS702)。例えば、図6Bに示すように、ブロック2以降(ブロック3,4、ブロック6,7)でCRCエラーが断続的に発生したとする(ステップS702:Yes)。この場合、制御部313(プリアンブル計算部313a)は、CRC誤りが生じた全てのブロック(ブロック3,4,6,7)をプリアンブル相関計算の対象ブロックとする。
そして、制御部313(プリアンブル計算部313a)は、これらブロック(ブロック3,4,6,7)にプリアンブル111を用いてプリアンブル相関計算を行う。制御部313(干渉判定部313b)は、1ブロック以上(プリアンブル相関計算を行ったブロックのいずれか)で相関値にピーク(図2参照)が有るか判断する(ステップS703)。
制御部313(干渉判定部313b)は、1ブロック以上で相関値にピークが有る場合(ステップS703:Yes)、CRCエラーの要因が自システム干渉と判定する(ステップS704)。これにより、制御部313(干渉回避制御部313c)は、自システム干渉を回避する制御(例えば上記スケジューリング変更)を行うことができる。
また、ステップS703にてプリアンブル相関計算を行ったどのブロックにも相関値にピークが無い場合(ステップS703:No)、他システム干渉と判定する(ステップS705)。これにより、制御部313(干渉回避制御部313c)は、他システム干渉を回避する制御(例えば上記周波数変更)を行うことができる。
また、ステップS702でCRCエラーが断続的なブロックで発生したものでない場合(ステップS702:No)、制御部313は、CRCエラーが最終の1ブロック(ブロックn)であるか判断する(ステップS706)。CRCエラーが最終ブロック(ブロックn)である場合(ステップS706:Yes)、制御部313(プリアンブル計算部313a)は、誤ったブロック(CRCエラーのブロックn)にプリアンブル111を用いてプリアンブル相関計算を行う。そして、制御部313(干渉判定部313b)は、相関値にピークが有るか判断する(ステップS707)。
制御部313(干渉判定部313b)は、相関値にピークが有る場合(ステップS707:Yes)、CRCエラーの要因が自システム干渉と判定する(ステップS704)。
一方、相関値にピークが無い場合(ステップS707:No)、フェージング等のSNR劣化又は他システム干渉と判定する(ステップS708)。これにより、制御部313(干渉回避制御部313c)は、他システム干渉を回避する制御、あるいはSNR劣化に対応する制御(例えば、通常のパケットブロック再送要求)等を予めの設定により選択的に行うことができる。
また、ステップS706にてCRCエラーが最終ブロック(ブロックn)でない場合(ステップS706:No)、制御部313は、フェージング等のSNR劣化が生じていると判定する(ステップS709)。これにより、制御部313(干渉回避制御部313c)は、SNR劣化に対応する制御(通常のパケットブロック再送要求等)を行うことができる。
上記処理によれば、受信パケットで断続的にCRCエラーが生じると、パケット110内でCRCエラーが発生した全てのブロックに対するプリアンブル相関計算を行う。これにより、CRC誤りがフェージング等のSNR劣化によるものであるか、干渉(自システム干渉か他システム干渉)によるものであるかを簡単に切り分けて判定できるようになる。そして、パケット衝突時の干渉種別の判定に対応した適切な干渉回避を行えるようになる。
上記実施の形態2においても、受信パケット(パケット110)全てに対するプリアンブル相関計算を行うものではなく、CRCエラーが生じたブロックについてプリアンブル相関計算を行う。これにより、プリアンブル相関計算の計算量を削減できる。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3にかかるプリアンブル相関計算の対象ブロックを説明するための図である。図8(a)はパケット受信時のRSSIの変化を示す図であり、横軸は時間、縦軸はRSSIである。図8(b)は、受信したパケット110を示す。実施の形態3においても、無線通信装置は、実施の形態1(図4参照)と同様に構成できる。
なお、制御部313は、実施の形態1(連続的なCRC誤り)と実施の形態2(断続的なCRC誤り)のいずれであるかの判別と、以下に説明する実施の形態3のRSSIの変化の判別と、をいずれも実行することができる。
実施の形態3では、図8(a)に示すように、パケット110の受信中に、RSSIが変化(増加)したとき(時期t0)をパケットの衝突が要因と判断する。RSSIは、受信部311が検出し、制御部313に出力する。そして、制御部313(プリアンブル計算部313a)は、図8(b)に示すように、RSSIが増加したとき(例えば所定の閾値を超えたとき)のパケット110のブロック(ブロック4)をプリアンブル相関計算の対象ブロックとする。
(実施の形態3の干渉種別の判定処理例)
図9は、実施の形態3にかかる干渉種別の判定処理例を示すフローチャートである。受信装置102の制御部313が行う処理内容を示す。
送信装置101は、送信データをパケット化し、複数のブロック1〜nに分割し、各ブロックにCRCを付加したパケット110を送信する。受信装置102は、このパケット110を受信する。
そして、受信装置102の制御部313は、記録部312に格納されている1パケット分のパケット110を読み出す。ここで、読み出したパケット110にCRCエラーが発生しているとする(ステップS901)。
この場合、制御部313は、受信したパケット110内でRSSIが増加したかを判断する(ステップS902)。例えば、図8(a)に示すように、受信中のパケット110のRSSIが時期t0で増加したとする(ステップS902:Yes)。この場合、制御部313(プリアンブル計算部313a)は、RSSIが増加した時期t0のブロック(ブロック4)をプリアンブル相関計算の対象ブロックとする。
そして、制御部313(プリアンブル計算部313a)は、このブロック(ブロック4)にプリアンブル111を用いてプリアンブル相関計算を行う。制御部313(干渉判定部313b)は、プリアンブル相関計算を行ったブロック(ブロック4)で相関値にピーク(図2参照)が有るか判断する(ステップS903)。
制御部313(干渉判定部313b)は、相関値にピークが有る場合(ステップS903:Yes)、CRCエラーの要因が自システム干渉と判定する(ステップS904)。これにより、制御部313(干渉回避制御部313c)は、自システム干渉を回避する制御(例えば上記スケジューリング変更)を行うことができる。
また、制御部313(干渉判定部313b)は、ステップS903にてプリアンブル相関計算を行った相関値にピークが無い場合(ステップS903:No)、他システム干渉と判定する(ステップS905)。これにより、制御部313(干渉回避制御部313c)は、他システム干渉を回避する制御(例えば上記周波数変更)を行うことができる。
また、ステップS902でRSSIの増加が無い場合(ステップS902:No)、制御部313は、CRCエラーがフェージング等のSNR劣化と判定する(ステップS906)。これにより、制御部313(干渉回避制御部313c)は、SNR劣化に対応する制御(通常のパケットブロック再送要求)等を行うことができる。
上記処理によれば、受信パケット中でRSSI増加が生じると、RSSIが増加したときのパケット110内の該当ブロックに対するプリアンブル相関計算を行う。これにより、自システム干渉か他システム干渉かを簡単に切り分けて判定でき、パケット衝突時の干渉種別の判定に対応した適切な干渉回避を行えるようになる。加えて、フェージング等によるSNR劣化の有無についても干渉種別と切り分けて簡単に判定できる。
上記実施の形態3においても、受信パケット(パケット110)全てに対するプリアンブル相関計算を行うものではなく、CRCエラーが生じた場合、RSSIが増加した1ブロックについてプリアンブル相関計算を行う。これにより、プリアンブル相関計算の計算量を削減できる。
上述した各実施の形態によれば、パケットの受信時に他のパケットの到来でパケット衝突が生じた場合、パケットを受信できない障害が生じたとき、プリアンブル相関計算を行って干渉の種別を判定できる。この際、パケット衝突でCRCエラーが生じたブロックを選択し、選択したブロックに対してのみプリアンブル相関計算を行うため、プリアンブル相関計算の計算量を削減できる。また、無線通信装置の処理負担を抑え、消費電力を低減化できるようになる。
また、プリアンブル相関計算にかかる割合を抑えることができるため、受信装置の処理負担が増加せず、構成が簡素な通信システム(変調方式)としてFSK等の受信処理が簡単な方式の受信装置にも適用できる。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)所定の単位ブロックに分割したブロック毎にCRCが付加されたパケットを受信する受信部と、
受信した前記パケットの前記ブロック毎のCRC誤りの有無を検出し、当該CRC誤りが検出されたブロックを含む所定のブロックに対してプリアンブル相関を計算し、計算結果に基づいて干渉の種別を判定する制御部と、
を備えたことを特徴とする無線通信装置。
(付記2)前記制御部は、CRC誤りが検出された前記ブロックが所定の数以上連続した場合、当該連続する前記ブロックの先頭の1ブロックに対するプリアンブル相関を計算することを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
(付記3)前記制御部は、前記プリアンブル相関の計算による相関値にピークが検出された場合、自装置と同じ通信方式の他の無線通信装置からの干渉であると判別することを特徴とする付記2に記載の無線通信装置。
(付記4)前記制御部は、前記プリアンブル相関の計算による相関値にピークが検出されない場合、他の通信方式の無線通信装置からの干渉であると判別することを特徴とする付記2または3に記載の無線通信装置。
(付記5)前記制御部は、CRC誤りが検出された前記ブロックが断続的な場合、CRC誤りが検出された全ての前記ブロックに対するプリアンブル相関を計算することを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
(付記6)前記制御部は、前記プリアンブル相関により、いずれか一つのブロックの相関値にピークが検出された場合、自装置と同じ通信方式の他の無線通信装置からの干渉であると判別することを特徴とする付記5に記載の無線通信装置。
(付記7)前記制御部は、前記プリアンブル相関により、いずれか一つのブロックの相関値でもピークが検出されない場合、他の通信方式の無線通信装置からの干渉であると判別することを特徴とする付記5に記載の無線通信装置。
(付記8)前記制御部は、CRC誤りが検出された前記ブロックが最終ブロックであるか否かに基づき、SNR劣化または干渉であると判別することを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
(付記9)前記制御部は、CRC誤りが検出された前記ブロックが最終ブロックであり、当該最終ブロックに対する前記プリアンブル相関の計算による相関値にピークが検出された場合、自装置と同じ通信方式の他の無線通信装置からの干渉であり、相関値にピークが検出されない場合、SNR劣化または他の通信方式の無線通信装置からの干渉であると判別することを特徴とする付記8に記載の無線通信装置。
(付記10)前記制御部は、CRC誤りが連続または断続的なブロックで検出されず、さらに最終ブロックでも検出されない場合には、SNR劣化と判断することを特徴とする付記8に記載の無線通信装置。
(付記11)所定の単位ブロックに分割したブロック毎にCRCが付加されたパケットを受信する受信部と、
受信した前記パケットでCRC誤りが検出され、前記パケットの受信中にRSSIが増加した場合、当該増加したときの前記ブロックに対してプリアンブル相関を計算し、計算結果に基づいて干渉の種別を判定する制御部を備えた、
ことを特徴とする無線通信装置。
(付記12)前記制御部は、RSSIの増加がない場合には、SNR劣化と判断することを特徴とする付記11に記載の無線通信装置。
(付記13)前記制御部は、判定した干渉の種別が自装置と同じ通信方式の他の無線通信装置からの干渉である場合には、スケジューリング変更の制御を行い、
判定した干渉の種別が他の通信方式の他の無線通信装置からの干渉である場合には、周波数変更の制御を行うことを特徴とする付記1〜12のいずれか一つに記載の無線通信装置。
(付記14)送信装置と受信装置とを含む無線通信システムにおいて、
前記送信装置は、所定の単位ブロックに分割したブロック毎にCRCを付加したパケットを送信し、
前記受信装置は、受信した前記パケットの前記ブロック毎のCRC誤りの有無を検出し、当該CRC誤りが検出されたブロックを含む所定のブロックに対してプリアンブル相関を計算し、計算結果に基づいて干渉の種別を判定する制御部を備えた、
ことを特徴とする無線通信システム。
(付記15)所定の単位ブロックに分割したブロック毎にCRCが付加されたパケットを受信し、
受信した前記パケットの前記ブロック毎のCRC誤りの有無を検出し、
CRC誤りが検出された前記ブロックを含む所定のブロックに対してプリアンブル相関を計算し、
計算結果に基づいて干渉の種別を判定する、
ことを特徴とする干渉検出方法。
100 無線通信システム
101 送信装置
102 受信装置
110 パケット
111 プリアンブル
112 CRC
301,313 制御部
301a CRC付加部
301b,313c 干渉回避制御部
302 送信部
311 受信部
312 記録部
313a プリアンブル計算部
313b 干渉判定部
400 無線通信装置
401 RFIC
402 メモリ
403 CPU
404 アンテナ

Claims (14)

  1. 所定の単位ブロックに分割したブロック毎にCRCが付加されたパケットを受信する受信部と、
    受信した前記パケットの前記ブロック毎のCRC誤りの有無を検出し、当該CRC誤りが検出されたブロックを含む所定のブロックに対してプリアンブル相関を計算し、計算結果に基づいて干渉の種別を判定する制御部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記制御部は、CRC誤りが検出された前記ブロックが所定の数以上連続した場合、当該連続する前記ブロックの先頭の1ブロックに対するプリアンブル相関を計算することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記制御部は、前記プリアンブル相関の計算による相関値にピークが検出された場合、自装置と同じ通信方式の他の無線通信装置からの干渉であると判別することを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、前記プリアンブル相関の計算による相関値にピークが検出されない場合、他の通信方式の無線通信装置からの干渉であると判別することを特徴とする請求項2または3に記載の無線通信装置。
  5. 前記制御部は、CRC誤りが検出された前記ブロックが断続的な場合、CRC誤りが検出された全ての前記ブロックに対するプリアンブル相関を計算することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 前記制御部は、前記プリアンブル相関により、いずれか一つのブロックの相関値にピークが検出された場合、自装置と同じ通信方式の他の無線通信装置からの干渉であると判別することを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記制御部は、前記プリアンブル相関により、いずれか一つのブロックの相関値でもピークが検出されない場合、他の通信方式の無線通信装置からの干渉であると判別することを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  8. 前記制御部は、CRC誤りが検出された前記ブロックが最終ブロックであるか否かに基づき、SNR劣化または干渉であると判別することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  9. 前記制御部は、CRC誤りが検出された前記ブロックが最終ブロックであり、当該最終ブロックに対する前記プリアンブル相関の計算による相関値にピークが検出された場合、自装置と同じ通信方式の他の無線通信装置からの干渉であり、相関値にピークが検出されない場合、SNR劣化または他の通信方式の無線通信装置からの干渉であると判別することを特徴とする請求項8に記載の無線通信装置。
  10. 前記制御部は、CRC誤りが連続または断続的なブロックで検出されず、さらに最終ブロックでも検出されない場合には、SNR劣化と判断することを特徴とする請求項8に記載の無線通信装置。
  11. 所定の単位ブロックに分割したブロック毎にCRCが付加されたパケットを受信する受信部と、
    受信した前記パケットでCRC誤りが検出され、前記パケットの受信中にRSSIが増加した場合、当該増加したときの前記ブロックに対してプリアンブル相関を計算し、計算結果に基づいて干渉の種別を判定する制御部を備えた、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  12. 前記制御部は、判定した干渉の種別が自装置と同じ通信方式の他の無線通信装置からの干渉である場合には、スケジューリング変更の制御を行い、
    判定した干渉の種別が他の通信方式の他の無線通信装置からの干渉である場合には、周波数変更の制御を行うことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の無線通信装置。
  13. 送信装置と受信装置とを含む無線通信システムにおいて、
    前記送信装置は、所定の単位ブロックに分割したブロック毎にCRCを付加したパケットを送信し、
    前記受信装置は、受信した前記パケットの前記ブロック毎のCRC誤りの有無を検出し、当該CRC誤りが検出されたブロックを含む所定のブロックに対してプリアンブル相関を計算し、計算結果に基づいて干渉の種別を判定する制御部を備えた、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  14. 所定の単位ブロックに分割したブロック毎にCRCが付加されたパケットを受信し、
    受信した前記パケットの前記ブロック毎のCRC誤りの有無を検出し、
    CRC誤りが検出された前記ブロックを含む所定のブロックに対してプリアンブル相関を計算し、
    計算結果に基づいて干渉の種別を判定する、
    ことを特徴とする干渉検出方法。
JP2014144167A 2014-07-14 2014-07-14 無線通信システム、無線通信装置および干渉検出方法 Withdrawn JP2016021634A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014144167A JP2016021634A (ja) 2014-07-14 2014-07-14 無線通信システム、無線通信装置および干渉検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014144167A JP2016021634A (ja) 2014-07-14 2014-07-14 無線通信システム、無線通信装置および干渉検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016021634A true JP2016021634A (ja) 2016-02-04

Family

ID=55266231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014144167A Withdrawn JP2016021634A (ja) 2014-07-14 2014-07-14 無線通信システム、無線通信装置および干渉検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016021634A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101120239B1 (ko) 피어 투 피어 네트워크에서 채널 추정 및 레이트 피드백을 위한 방법들 및 장치
JP4976550B2 (ja) 機器間通信の一部が相互に干渉しあうピア・ツー・ピア・システムにおける通信の方法および装置
US8094609B2 (en) Communication apparatus, transmitting method and receiving method
EP2803157A1 (en) Rate and power control systems and methods using harq feedback
JP2002164871A (ja) 復号化装置および復号化方法
EP3151614B1 (en) Adjustment of bluetooth (bt) golden reception range in the presence of long term evolution (lte) interference
US7076718B2 (en) Receiver apparatus and communication method
US8731108B2 (en) Communication system for recognizing type of noise source
TW201409950A (zh) 無線收發器、無線收發器之天線選擇方法
JP5808209B2 (ja) 適応変調符号化方法、及び装置
CN108923892A (zh) 一种蓝牙接收方法、蓝牙接收机及蓝牙音频设备
JP2016021634A (ja) 無線通信システム、無線通信装置および干渉検出方法
CN101588591B (zh) 时分双工系统中上行信道质量估计方法、基站及终端
JP4938509B2 (ja) 無線装置、無線通信システム、モジュール、送信方法、および受信方法
CN101588592B (zh) 时分双工系统中上行信道质量估计方法及基站
JP3970807B2 (ja) 無線通信装置
JP5010970B2 (ja) Ofdm通信装置および適応速度制御方法
US20110244803A1 (en) Wireless communications system and wireless device
JP2007324651A (ja) 通信装置及び通信制御方法
JP5485304B2 (ja) Ofdm通信装置
JP2010258745A (ja) 通信装置および変調方式決定方法
JP2005198094A (ja) 周波数ホッピング方式の通信方法、周波数ホッピング方式通信装置及びその通信方法のプログラム
JP2006019886A (ja) 適応伝送レート制御方法/プログラム/記録媒体、無線バースト信号伝送システム、端末局、基地局
JP4444041B2 (ja) 受信装置及びプログラム
JP4918882B2 (ja) デジタル変調信号のシンボル判定装置及びシンボル判定方法ならびにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170406

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20171225