JP2016021325A - 中継用コネクタユニット - Google Patents

中継用コネクタユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2016021325A
JP2016021325A JP2014144660A JP2014144660A JP2016021325A JP 2016021325 A JP2016021325 A JP 2016021325A JP 2014144660 A JP2014144660 A JP 2014144660A JP 2014144660 A JP2014144660 A JP 2014144660A JP 2016021325 A JP2016021325 A JP 2016021325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
relay connector
groove
relay
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014144660A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6329020B2 (ja
Inventor
英彦 岩澤
Hidehiko Iwasawa
英彦 岩澤
亨 黒澤
Toru Kurosawa
亨 黒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2014144660A priority Critical patent/JP6329020B2/ja
Publication of JP2016021325A publication Critical patent/JP2016021325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6329020B2 publication Critical patent/JP6329020B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】ハーネスのテンションが加わった場合に中継用コネクタ本体が傾くのを未然に防止した中継用コネクタユニットの構造を提供する。【解決手段】雌側コネクタ8が嵌合される中継用コネクタ本体2の着座フランジ部11,12をブラケット3の内側フランジ部5a,5bに着座させ、係止爪18を有するホルダ4をブラケット3側の切欠溝17の横溝部17bに沿って挿入する。切欠溝17の縦溝部17aに合致した係止爪18を着座フランジ部11側の係止溝14に係止させることで、ブラケット3に中継用コネクタ本体2を結合支持させている。中継用コネクタ本体2はブラケット3に対しX,Y,Z方向の遊動自由度を有しながら、係止爪18と係止溝14との係止によってハーネス7のテンションによる傾きが抑制されている。【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等の電気配線系統に介装されて一対のコネクタ同士の電気的接続に用いられる中継用コネクタユニットに関する。
この種の中継用コネクタユニットとして例えば特許文献1に記載されたものが提案されている。
特許文献1に記載された中継用コネクタユニットは、例えば自動車のオートマチックトランスミッションに適用されるものを想定しており、円筒状をなすとともに両端の開口部から相手側コネクタがそれぞれに嵌合されてそれらコネクタ同士を電気的に接続する中継用コネクタ本体と、この中継用コネクタ本体の一端面に着座する略チャンネル状の取付ブラケットと、から構成されている。
そして、中継用コネクタ本体を取付ブラケットに対し90度変位した二箇所に設けた第1のブラケット受け具および第2のブラケット受け具によって前後、左右方向に揺動可能に且つ弾性的に支持するとともに、上下方向へスライド可能状態で取り付けてある。これにより、中継用コネクタ本体と取付ブラケットは、X,Y,Zの三次元方向のフローティング自由度を有しながら相互離脱防止が図られて連結保持されている。なお、取付ブラケットは例えば自動車のオートマチックトランスミッションに組み込まれるコントロールバルブユニット等の電子制御機器に予め固定され、この電子制御機器をトランスミッションのミッションケースに組み付ける際に、中継用コネクタ本体がミッションケースの隔壁等に形成された取付穴に挿入されることになる。
特許第5149066号公報
特許文献1に記載された中継用コネクタユニットにおいて、中継用コネクタ本体のうち取付ブラケット側に臨むことになる一方の開口部側には予め相手側コネクタが嵌合されることになるので、中継用コネクタユニット全体としてみれば上記相手側コネクタに接続されたハーネス(電線の束)が付帯していることになる。その一方、特許文献1に記載された中継用コネクタユニットでは、中継用コネクタ本体と取付ブラケットとの間に三次元方向のフローティング自由度を持たせることに主眼が置かれていて、取付ブラケットに対する中継用コネクタ本体の姿勢保持のための拘束力が必ずしも十分ではない。
そのため、中継用コネクタユニットが予め取り付けられている電子制御機器をトランスミッションのミッションケースに組み付ける際に、電子制御機器側で配索または取り回されたハーネスのテンションを受けて中継用コネクタ本体が取付ブラケットに対して大きく傾いたり、あるいは極端な場合には取付ブラケットから外れてしまうことがある。それによって、中継用コネクタ本体がミッションケースと過剰に干渉してしまい、中継用コネクタ本体を相手側の取付穴に正しく挿入できずに組付作業性の極端な悪化を招くことがあった。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、従来の中継用コネクタユニットの持つ不具合を解消して、三次元方向のフローティング自由度を持たせながら、特にブラケットに対する中継用コネクタ本体の姿勢保持のための拘束力を十分なものとし、ハーネスのテンションが加わった場合でも中継用コネクタ本体が大きく傾いたり取付ブラケットから外れてしまうのを未然に防止できるようにした中継用コネクタユニットを提供するものである。
本発明に係る中継用コネクタユニットは、筒状をなすとともに両端の開口部から相手側コネクタがそれぞれに嵌合されてそれらコネクタ同士を電気的に接続する中継用コネクタ本体と、上記中継用コネクタ本体の軸心と平行な一対の支持脚部とそれら一対の支持脚部同士の間に位置する中間脚部とをもってチャンネル状に形成されて、各脚部の端面の着座面に中継用コネクタ本体の一端面が着座するブラケットと、上記チャンネル状のブラケットの開放側から当該ブラケットのチャンネル状空間に挿入されて、中継用コネクタ本体とブラケットとの間に介在することにより当該ブラケットと中継用コネクタ本体との相互離脱防止を図りながら両者を遊動可能に連結保持するホルダと、を備えている。
その上で、上記中継用コネクタ本体の一端面のうちブラケット側の各脚部に対応する位置に形成されたフランジ部と、上記フランジ部のうちブラケット側の一対の支持脚部に対応する位置に形成された係止溝と、上記ブラケットのうち上記係止溝と対応する位置に形成された切欠溝と、上記ホルダのうちブラケット側の各切欠溝に対応する位置に形成されて、当該切欠溝に受容されながらフランジ部側の係止溝に係止されることにより中継用コネクタ本体とブラケットとの相互離脱防止を司っている係止爪と、をさらに備えている。
そして、上記中継用コネクタ本体の軸心方向をZ方向とし、このZ方向に直交する二方向のうちブラケットに対するホルダの挿入方向に相当する一方の方向をX方向、他方の方向をY方向とした場合に、上記フランジ部側の係止溝に係止されるホルダ側の係止爪とブラケット側の切欠溝との間にX方向の遊動自由度が、上記着座フランジ部とブラケットとの間にY方向の遊動自由度が、上記ブラケットとホルダとの間にZ方向の遊動自由度がそれぞれ設定されていることを特徴とする。
この場合において、係止溝と係止爪との係止によって、ブラケットに対する中継用コネクタ本体の姿勢保持のための拘束力を十分なものとするためには、請求項2に記載のように、上記係止溝が形成されるフランジ部にはX方向で正対する一対のリブが突出形成されていて、この一対のリブ同士の間の空間が上記係止溝となっているとともに、この係止溝に係止される係止爪のX方向の動きが一対のリブによって規制されていることが望ましい。
また、係止爪が形成されているホルダのブラケットへの挿入容易性を考慮するならば、請求項3に記載のように、上記切欠溝はZ方向溝部とX方向溝部とが連続したL字状のものであって、上記X方向溝部は支持脚部の端部から外部に開放されていることが望ましい。
したがって、本発明に係る中継用コネクタユニットの構造では、ホルダを介して連結されたブラケットと中継用コネクタ本体との間において、X,Y,Z方向のそれぞれの遊動自由度を有しながらも、ブラケットに挿入されたホルダ側の係止爪と中継用コネクタ本体側の係止溝との係止によって、両者の抜け止めが施されているとともに、ブラケットに対する中継用コネクタ本体の過度の傾きが抑制されている。これにより、ブラケットに対する中継用コネクタ本体の姿勢保持のための十分な拘束力が付与されていることになる。
本発明によれば、ブラケットと中継用コネクタ本体との間において、X,Y,Z方向のそれぞれの遊動自由度を有しながらも、ホルダ側の係止爪と中継用コネクタ本体側の係止溝との係止によってブラケットに対して中継用コネクタ本体が拘束されているので、中継用コネクタ本体にハーネスのテンションが加わったような場合でも中継用コネクタ本体はこれに十分に対抗することができて、過度の傾きを抑制しながらブラケットからの外れを未然に防止することができる。そのため、中継用コネクタ本体と他部品との干渉や中継用コネクタ本体を相手側となる取付穴に挿入できなくなるなどのトラブルを未然に防止して、組付作業性の向上に大きく貢献できるようになる。
また、請求項2に記載の発明によれば、係止溝と係止爪との係止に加えて、係止溝に係止された係止爪が一対のリブによって位置規制されているので、ブラケットに対する中継用コネクタ本体の姿勢保持性が一段と良好なものとなる。
本発明に係る中継用コネクタユニットの第1の実施の形態を示す斜視図。 図1に示した中継用コネクタユニットを矢印a方向から見た斜視図。 図1に示した中継用コネクタユニットの分解斜視図。 図1に示した中継用コネクタユニットを矢印b方向から見た図。 図1に示した中継用コネクタユニットを矢印c方向から見た図。 図2のd−d線に沿った断面図。
図1〜6は本発明に係る中継用コネクタユニットを実施するためのより具体的な形態を示し、特に図1は中継用コネクタユニットの組付状態での斜視図を、図2は図1における中継用コネクタユニットを矢印a方向から見た斜視図をそれぞれ示している。また、図3は図1における中継用コネクタユニットの分解斜視図を示している。
図1,2のほか図3に示すように、中継用コネクタユニット1は、概略的には、樹脂材料にて形成されて両端面が外部に開放されている円筒状の中継用コネクタ本体2と、金属板をチャンネル状に折り曲げることで形成されて上面に中継用コネクタ本体2が着座することになるブラケット3と、中継用コネクタ本体2と同様に所定の樹脂材料にて形成されて、チャンネル状のブラケット3の開放側から当該ブラケット3に挿入されることでそのブラケット3に対して中継用コネクタ本体2の遊動自由度を持たせながら両者の相互離脱防止機能を有するホルダ4と、ブラケット3の内部を通して中継用コネクタ本体2の下端面側から嵌合される雌側コネクタ8と、から構成される。
ここでは、中継用コネクタ本体2の軸心方向をZ方向とし、このZ方向に直交する平面のうちブラケット3に対するホルダ4の挿入方向をX方向、そのX方向に直交する方向をY方向と定義するものとする。
ブラケット3は、互いに対向する左右一対の支持脚部3aとそれらの支持脚部3a同士の間に位置する中間脚部3bとの三辺部をもってチャンネル状またはコ字状に形成されているものであり、支持脚部3aおよび中間脚部3bの上端部をそれぞれ内側に折り曲げることで、中継用コネクタ本体2のための着座面となる内側フランジ部5a,5bが形成されている。なお、図3から明らかなように、内側フランジ部5a,5bはブラケット3自体の上端面5cよりも一段高くなるように形成されている。また、内側フランジ部5a,5bのうち中継用コネクタ本体2のための着座面として有効に機能する幅寸法は、後述する図4からも明らかなようにブラケット3そのものの板厚よりも大きいものとされている。
中継用コネクタ本体2の内部には双方の開放端面に向かって端子ピン6が突出する雄側コネクタが収容配置されていて、図3における中継用コネクタ本体2の下面側からは圧着端子付き電線の束であるハーネス7に接続された雌側コネクタ8が嵌合接続される。また、図3における中継用コネクタ本体2の上面側からも雌側コネクタ8と同様の相手側となる図示外の雌側コネクタが事後的に嵌合接続され、これにより中継用コネクタ本体2は双方の開放端面から嵌合される雌側コネクタ同士を電気的に接続する機能を有している。
また、中継用コネクタ本体2の外周面にはOリング等の円環状のシール部材9が装着されているとともに、上端部側には螺旋状の複数の溝カム10が形成されている。シール部材9は、後述するように中継用コネクタ本体2が例えばミッションケース側の取付穴に挿入される際にその取付穴の内周面に圧接して当該部位をシールする機能を有する。また、複数の溝カム10が形成された中継用コネクタ本体2の上端部には、溝カム10に係合可能な凸部を有する図示外の締結部材が結合されるようになっていて、先に説明したように中継用コネクタ本体2の上端面側から相手側となる雌側コネクタが嵌合された後に上記溝カム10を噛み合い部として締結部材を締め込むことで、中継用コネクタ本体2からの相手側となる雌側コネクタの抜け止めが施されるようになっている。
中継用コネクタ本体2の下端部にはブラケット3側の三辺部であるところの支持脚部3aおよび中間脚部3bに相当する位置に着座フランジ部11,12が外側に張り出すようにそれぞれに形成されている。これらの三箇所の着座フランジ部11,12のうち中間脚部3bに相当する位置の着座フランジ部12は、図2から明らかなように、ブラケット3側の内側フランジ部5bに着座するように単純厚板状のものとして形成されている。その一方、一対の支持脚部3aに相当する位置の左右一対の着座フランジ部11は、ブラケット3側の内側フランジ部5aに着座するように厚板状のものとして形成されているとともに、それぞれの着座フランジ部5aにはX方向で所定距離隔てて対向する一対のリブ13が突出または直立形成されている。そして、各着座フランジ部11に付帯する一対のリブ13で挟まれた空間が後述するホルダ4側の係止爪18が係止されることになる係止溝14となっている。
また、図1,3に示すように、左右一対の着座フランジ部11の下面にはこれらの着座フランジ部11が着座することになるブラケット3側の内側フランジ部5aの内側にはまり込むガイド突起部15がX方向に延在するかたちで突出形成されている。さらに、左右一対の着座フランジ部11における下面の奥部側には、ブラケット3側の内側フランジ部5aの奥部の段差部にはまり込む別のガイド突起部16が突出形成されている。
ブラケット3は、その三辺部であるところの支持脚部3aおよび中間脚部3bの上端に、中継用コネクタ本体2側の着座フランジ部11,12が着座することになる内側フランジ部5a,5bが形成されているものであることは先に説明したとおりであって、互いに対向する一対の支持脚部3aにはL字状の切欠溝17を形成してある。この切欠溝17は、図3に示すように、中継用コネクタ本体2の軸心方向(Z方向)に延びるZ方向溝部としての縦溝部17aと、ブラケット3に対するホルダ4の挿入方向(X方向)に延びるX方向溝部としての横溝部17bとが直角に連続した形状のものであって、切欠溝17のうち横溝部17bは支持脚部3aの端部から外部に開放されている。
ホルダ4は、同じく図3に示すように、ブラケット3と同様にチャンネル状またはコ字状に形成されているものであって、ブラケット3のうち一対の支持脚部3aの上端に形成された内側フランジ部5aの下側において、着座フランジ部11のガイド突起部15と重合するように、チャンネル形状の開放側を挿入始端部としてホルダ4が内側に挿入される(図4参照)。また、ホルダ4のうちブラケット3側の切欠溝17の縦溝部17aに相当する位置には、所定量だけ外側に張り出すようにして上向きの係止爪18を一体に形成してある。この係止爪18は切欠溝17の縦溝部17aにはまり込むように図3のX方向で比較的大きな幅寸法を有しているとともに、係止爪18の上端には内側面が傾斜した爪片18aを突出形成してある。
このような各構成要素からなる中継用コネクタユニット1を図1,2の組付状態にするには、最初にハーネス7が付帯している雌側コネクタ8を中継用コネクタ本体2の下端開口部から挿入して、その中継用コネクタ本体2の内部に収容配置されている図示外の雄側コネクタと嵌合接続する。
続いて、中継用コネクタ本体2側の着座フランジ部12がブラケット3側の内側フランジ部5bに、中継用コネクタ本体2側の左右一対の着座フランジ部11がブラケット3側の左右一対の内側フランジ部5aにそれぞれ合致するように、中継用コネクタ本体2の着座フランジ部11,12をブラケット3の上に着座させる。なお、雌側コネクタ8に付帯しているハーネス7は、チャンネル状をなすブラケット3の三辺部以外の開放側から屈曲させるようにして引き出すものとする。
この状態で、ホルダ4の係止爪18をブラケット3側の切欠溝17の横溝部17bに沿わせるようにして、係止爪18とリブ13との干渉を回避しながらブラケット3のチャンネル状空間にホルダ4を挿入する。このホルダ4の挿入に伴い、ホルダ4側の係止爪18が切欠溝17の縦溝部17aに合致した時点でそれ以上のホルダ4の挿入が不能となり、係止爪18は中継用コネクタ本体2側のそれぞれの着座フランジ部11の下側、より具体的には各着座フランジ部11における係止溝14の下側に位置していることになる。
そこで、ブラケット3に中継用コネクタ本体2を着座させたままの状態で、ホルダ4をわずかに上方に押し上げると、係止爪18が弾性変形して着座フランジ部11の肉厚分を乗り越え、係止爪18の先端の爪片18aが係止溝14において各着座フランジ部11の上縁部に係止されることになる。そして、係止爪18は係止爪14を形成している両側のリブ13によってX方向での無用な動きが拘束される。これにより、中継用コネクタ本体2はブラケット3側の比較的幅広の三箇所の内側フランジ部5a,5bに直立姿勢で着座したままでブラケット3側に押し付けられるようになり、きわめて安定した直立姿勢のもとで両者の相互離脱防止が図られて連結保持されることになる。これにより、中継用コネクタユニット1は図1,2のような組付状態となる。
そして、このような組付状態となった中継用コネクタユニット1は、例えば自動車のオートマチックトランスミッションに組み込まれるコントロールバルブユニット等の電子制御機器の上面にブラケット3を固定部として予め固定支持された上で、その電子制御機器がオートマチックトランスミッションのミッションケースに組み付けられることになる。その際に、中継用コネクタ本体2はミッションケース側の隔壁等に形成された図示外の取付穴に挿入され、中継用コネクタ本体2の上面開口部側からは雌側コネクタ4と同様の別の雌側コネクタが嵌合接続されることになる。なお、上記電子制御機器の組み付けに際しては、オートマチックトランスミッションのミッションケースを下置きとし、中継用コネクタユニット1を含む上記電子制御機器を天地反転させた裏返し状態で組み付けることもある。
ここで、図4は図1のb方向矢視図を、図5は同じく図1のc方向矢視図をそれぞれ示している。また、図6は図2のd−d線に沿った断面図を示している。
図4に示すように、ブラケット3における左右一対の内側フランジ部5aの先端面と中継用コネクタ本体2における左右一対の着座フランジ部11側の下面のガイド突起部15との間には、Y方向の遊動自由度またはフローティング自由度としてαなる隙間が確保されている。
また、図5に示すように、係止爪18の幅寸法Wは左右一対の着座フランジ部11側の係止溝14の溝幅(係止溝14を形成している一対のリブ13,13同士のなす距離)は同等に設定されている一方、係止爪18の幅寸法Wはブラケット3側の切欠溝17における縦溝部17aの溝幅よりも小さく設定されていて、係止爪18と切欠溝17の縦溝部17aとの間にはX方向の遊動自由度またはフローティング自由度としてβなる隙間が確保されている。
さらに、図6に示すように、ブラケット3における左右一対の内側フランジ部5aとその上下の着座フランジ部11およびホルダ4との間には、ホルダ4自体またはそれに付帯する係止爪18の自己弾性力のために、Z方向の遊動自由度またはフローティング自由度としてγなる隙間が確保されている。
したがって、図1,2のような組付状態にある中継用コネクタユニット1は、中継用コネクタ本体2を相手側となる図示外のミッションケース側の取付穴に挿入する際に、上記のようなX,Y,Z方向のフローティング自由度のもとで両者の相対位置誤差を吸収しつつ、その取付穴に倣わせるようにしてセンタリングしながら挿入することができることから、取付穴への挿入作業がきわめて良好なものとなる。また、中継用コネクタ本体2とブラケット3とは、上記のようなZ方向のフローティング自由度を有しながらも、基本的にはブラケット3における比較的幅広の三箇所の内側フランジ部5a,5bに中継用コネクタ本体2が着座しているので、取付穴への挿入作業に支障をきたすような中継用コネクタ本体2の過度の傾きが防止されるとともに、ブラケット3側への中継用コネクタ本体2の過剰な押し込みも未然に防止することができる。
その上、図1,2のような組付状態にある中継用コネクタユニット1にハーネス7によるテンションが加わった場合には、中継用コネクタ本体2は上記のようなX,Y,Z方向の三次元のフローティング自由度を有しながらも、ホルダ4に付帯している比較的幅広の左右一対の係止爪18が中継用コネクタ本体2側の係止溝14に係止されていることから、中継用コネクタ本体2はハーネス7によるテンションに十分に対抗することができる。そのため、ハーネス7によるテンションが加わったとしても、中継用コネクタ本体2はブラケット3に対する略直立姿勢での正規着座状態を維持することができ、中継用コネクタ本体2が過度に傾いてしまうことがない。
そのため、先に述べたように、中継用コネクタユニット1のうち中継用コネクタ本体2と組み合わされたブラケット3を図示外の電子制御機器に予め固定した上で、その電子制御機器をミッションケースに組み付けるにあたり、特に中継用コネクタ本体2を相手側となる図示外の取付穴に挿入するに際して、ハーネスによるテンションの影響を回避して、上記のように両者の相対位置誤差を吸収しつつ、その取付穴に倣わせるようにしてセンタリングしながら挿入することができることはもちろんのこと、中継用コネクタ本体2の過度の傾きやブラケット3からの外れ、さらにはミッションケースとの干渉等を抑制できることで、これによってもまた中継用コネクタ本体2を相手側となる図示外の取付穴に挿入する際の作業性がきわめて良好なものとなる。
1…中継用コネクタユニット
2…中継用コネクタ本体
3…ブラケット
3a…支持脚部
3b…中間脚部
4…ホルダ
5a…内側フランジ部(着座面)
5b…内側フランジ部(着座面)
8…雌側コネクタ
11,12…着座フランジ部
13…リブ
14…係止溝
15,16…ガイド突起部
17…切欠溝
17a…縦溝部(Z方向溝部)
17b…横溝部(X方向溝部)
18…係止爪
α,β,γ…隙間(遊動自由度)

Claims (3)

  1. 筒状をなすとともに両端の開口部から相手側コネクタがそれぞれに嵌合されてそれらコネクタ同士を電気的に接続する中継用コネクタ本体と、
    上記中継用コネクタ本体の軸心と平行な一対の支持脚部とそれら一対の支持脚部同士の間に位置する中間脚部とをもってチャンネル状に形成されて、各脚部の端面の着座面に中継用コネクタ本体の一端面が着座するブラケットと、
    上記チャンネル状のブラケットの開放側から当該ブラケットのチャンネル状空間に挿入されて、中継用コネクタ本体とブラケットとの間に介在することにより当該ブラケットと中継用コネクタ本体との相互離脱防止を図りながら両者を遊動可能に連結保持するホルダと、
    を備えた中継用コネクタユニットであって、
    上記中継用コネクタ本体の一端面のうちブラケット側の各脚部に対応する位置に形成されたフランジ部と、
    上記フランジ部のうちブラケット側の一対の支持脚部に対応する位置に形成された係止溝と、
    上記ブラケットのうち上記係止溝と対応する位置に形成された切欠溝と、
    上記ホルダのうちブラケット側の各切欠溝に対応する位置に形成されて、当該切欠溝に受容されながらフランジ部側の係止溝に係止されることにより中継用コネクタ本体とブラケットとの相互離脱防止を司っている係止爪と、
    を、さらに備えていて、
    上記中継用コネクタ本体の軸心方向をZ方向とし、このZ方向に直交する二方向のうちブラケットに対するホルダの挿入方向に相当する一方の方向をX方向、他方の方向をY方向とした場合に、上記フランジ部側の係止溝に係止されるホルダ側の係止爪とブラケット側の切欠溝との間にX方向の遊動自由度が、上記フランジ部とブラケットとの間にY方向の遊動自由度が、上記ブラケットとホルダとの間にZ方向の遊動自由度がそれぞれ設定されていることを特徴とする中継用コネクタユニット。
  2. 上記係止溝が形成されるフランジ部にはX方向で正対する一対のリブが突出形成されていて、この一対のリブ同士の間の空間が上記係止溝となっているとともに、この係止溝に係止される係止爪のX方向の動きが一対のリブによって規制されていることを特徴とする請求項1に記載の中継用コネクタユニット。
  3. 上記切欠溝はZ方向溝部とX方向溝部とが連続したL字状のものであって、上記X方向溝部は支持脚部の端部から外部に開放されていることを特徴とする請求項2に記載の中継用コネクタユニット。
JP2014144660A 2014-07-15 2014-07-15 中継用コネクタユニット Active JP6329020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014144660A JP6329020B2 (ja) 2014-07-15 2014-07-15 中継用コネクタユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014144660A JP6329020B2 (ja) 2014-07-15 2014-07-15 中継用コネクタユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016021325A true JP2016021325A (ja) 2016-02-04
JP6329020B2 JP6329020B2 (ja) 2018-05-23

Family

ID=55266066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014144660A Active JP6329020B2 (ja) 2014-07-15 2014-07-15 中継用コネクタユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6329020B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019009047A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 住友電装株式会社 コネクタ及びコネクタの取付構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006128025A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Fujikura Ltd コネクタ
JP2012256474A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタの取付構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006128025A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Fujikura Ltd コネクタ
JP2012256474A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタの取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019009047A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 住友電装株式会社 コネクタ及びコネクタの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP6329020B2 (ja) 2018-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6548036B2 (ja) コネクタ
JP6548035B2 (ja) コネクタ
JP2018152174A (ja) シールド端子及びシールドコネクタ
JP6769354B2 (ja) 端子ユニット及びコネクタ
JP6792797B2 (ja) 端子ユニット
JP6605333B2 (ja) コネクタ及びコネクタ組立体
JP6519702B1 (ja) 電気コネクタ
JP6914232B2 (ja) コネクタ構造
WO2018070197A1 (ja) コネクタ
KR20200029588A (ko) 커넥터
JP4547282B2 (ja) 自動調芯用コネクタ
JP4569448B2 (ja) コネクタ
JP6270144B2 (ja) 調心機能付きコネクタ
JP6329020B2 (ja) 中継用コネクタユニット
WO2018070196A1 (ja) コネクタ
JP6329021B2 (ja) 中継用コネクタユニット
JP2016115404A (ja) コネクタ
JP6848722B2 (ja) コネクタ及びコネクタの取付構造
JP2020091964A (ja) コネクタ
JP2016012534A (ja) コネクタ
JP2013258067A (ja) コネクタ
JP2017224473A (ja) コネクタ
JP2012256474A (ja) コネクタの取付構造
JP2009272239A (ja) コネクタ
JP5099447B2 (ja) コネクタの組立治具およびコネクタの組立治具付き組立図板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6329020

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250