JP2016019924A - 無針注射器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無針注射器の射出部の先端部において、注射器の使用時において射出口を含む所定の領域が注射対象領域に対して接触状態となるように外部に突出し、且つ所定の厚さを有する隔壁部と、隔壁部において射出口を含む流路が複数形成されたノズル部であって、該複数の流路のそれぞれは、加圧された注射目的物質が流れ込み、且つ各流路に沿った該注射目的物質の通過距離が略等しくなるように形成されたノズル部と、が設けられる。そして、その先端部は、複数の流路が形成された上記隔壁部と、隔壁部を射出部の本体側に保持するための部材であって、該隔壁部とは独立して構成される保持部材とに分割構成される。
【選択図】図6
Description
を抑制することを可能とした。
ことで、各流路を流れる注射目的物質が流路の内壁面から受ける抵抗力のばらつきが抑制される。そのため、各流路から射出された射出後の注射目的物質の注射対象領域での挙動にばらつきが生じるのを抑制でき、以て、安定的に所望の注射深さを実現することが可能となる。
可能性もある。そこで、上記に示すように、プランジャが封入部内の注射目的物質を押圧する際には、プランジャ側平面部が隔壁内側平面部に先に接触して該プランジャの進行が阻止される構成とするのが好ましい。更には、注射液の効率的な射出の観点に立てば、プランジャ側平面部が隔壁内側平面部に接触した時点における、プランジャ側突出部と隔壁側凹部との間の距離は、可及的に短くなるのが好ましい。
路83は、それぞれ、隔壁部82aの球面形状の中心から放射状に延びる仮想線上に配置されている。そのため、複数のノズル流路83のそれぞれにおいて射出されることになる注射液MLが通過する実質的な通過距離は、いずれのノズル流路83でも概ね等しくなる。
83の射出口83aをより密着してユーザの皮膚構造体に接触させることが可能となる。
図5に、注射液ユニット8の変形例を示す。図5(a)は、注射液の射出前の注射液ユニット8の概略的な構成を示し、図5(b)は注射液の射出が完了したときの注射液ユニット8の概略的な構成を示している。当該変形例では、先端部82の隔壁部82aの内表面82dによって形成される凹部が、図2に示す例で部分的な球状として形成されているのに代えて、柱状に形成される。なお、当該柱状の凹部の横断面積は、進行するプランジャ7のプランジャ側突出部7bが嵌り込むことが可能である限りにおいて、円、矩形等、適宜な形状を採用し得る。当該変形例でも、複数のノズル流路83は、隔壁部82a側にのみ配置され、平面部82b側には配置されず、各ノズル流路83における注射液の通過距離は等しくなるように設計されている。また、図5(b)は、プランジャ7のプランジャ側平面部7aと内側平面82cとが接触することで、プランジャ7の進行が阻止された状態が示されている。なお平面部82bと隔壁部82aの厚さの関係、プランジャ側突出部7bと内表面82dとの間隙も、図4(b)の実施例のとおりである。
ここで、図6に、先端部82の構成に関する変形例を示す。当該変形例では、複数のノ
ズル流路83が形成された隔壁部に相当する多孔板部材87が、封入筐体84とは独立して構成されている。当該多孔板部材87は、一定の板厚の板部材をパンチングプレスによって複数の貫通孔を設けるとともに型成型を行うことで、上述した球面の一部を為す形状に加工される。なお、パンチングプレス後の貫通孔は、上述した複数のノズル流路83として機能すべく、それぞれにおける注射液の通過距離は等しくなるように設計されている。そして、このように加工された多孔板部材87は、保持部材86によって挟まれて封入筐体84側に取り付けられる。なお、本変形例における保持部材86の取り付けは、保持部材86側の雌ネジと、封入筐体84側の雄ネジ85とが螺合することで実現される。
また、上述までの実施例において、隔壁部82aもしくは多孔板部材87に形成される複数のノズル流路83は、エンボス状に多少突起した状態で形成された、たとえば米国特許第7,456,112号明細書、米国特許第6,881,203号明細書、米国特許明細書6,503,231号明
細書等に示すようなマイクロニードル状の形状であってもよい。その場合、各突起は皮膚構造体、すなわち注射器1の外側に向いて形成され、そのマイクロニードルの内部に注射液が通過するための貫通路が形成されている。そして、各マイクロニードルの貫通路における注射液の通過距離が等しくなるように設計されることで、上述した本発明に係るノズル流路83として機能する。
本発明に係る注射器1によれば、上述した注射液を皮膚構造体に注射する場合以外にも、例えば、ヒトに対する再生医療の分野において、注射対象となる細胞や足場組織・スキャフォールドに培養細胞、幹細胞等を播種することが可能となる。例えば、特開2008−206477号公報に示すように、移植される部位及び再細胞化の目的に応じて当業者が適宜決定し得る細胞、例えば、内皮細胞、内皮前駆細胞、骨髄細胞、前骨芽細胞、軟骨細胞、繊維芽細胞、皮膚細胞、筋肉細胞、肝臓細胞、腎臓細胞、腸管細胞、幹細胞、その他再生医療の分野で考慮されるあらゆる細胞を、注射器1により注射することが可能である。より具体的には、上記播種すべき細胞を含む液(細胞懸濁液)を封入空間80に収容し、それに対して加圧することで、移植される部位に所定の細胞を注射、移植する。
2・・・・注射器本体
6・・・・ピストン
7・・・・プランジャ
8・・・・注射液ユニット
9・・・・燃焼室
14・・・・貫通孔
20・・・・イニシエータ
30・・・・ガス発生剤
80・・・・封入空間
82・・・・先端部
82a・・・・隔壁部
82b・・・・平面部
82c・・・・内側平面
82d・・・・内表面
83・・・・・ノズル流路
83a・・・・射出口
83b・・・・流入口
84・・・・・封入筐体
86・・・・・保持部材
87・・・・・多孔板部材
Claims (5)
- 注射針を介することなく、注射目的物質を生体の注射対象領域に注射する注射器であって、
前記注射目的物質を封入する封入部と、
前記封入部に封入された前記注射目的物質に対して加圧する加圧部と、
前記加圧部によって加圧された前記注射目的物質が射出口から前記注射対象領域に対して射出される射出部と、を備え、
前記射出部は、その先端部が、
注射器の使用時において前記射出口を含む所定の領域が前記注射対象領域に対して接触状態となるように外部に突出し、且つ所定の厚さを有する隔壁部と、
前記隔壁部において前記射出口を含む流路が複数形成されたノズル部であって、該複数の流路のそれぞれは、加圧された前記注射目的物質が流れ込み、且つ各流路に沿った該注射目的物質の通過距離が略等しくなるように形成されたノズル部と、
を有し、
前記先端部は、
前記複数の流路が形成された前記隔壁部と、
前記隔壁部を前記射出部の本体側に保持するための部材であって、該隔壁部とは独立して構成される保持部材と、
を含む、無針注射器。 - 前記複数の流路は、前記隔壁部の外側表面から突出した微小突起であって、該突起の内部に、加圧された注射目的物質が流れる貫通路が形成された複数のマイクロニードルで形成される、
請求項1に記載の無針注射器。 - 前記隔壁部は、球面の一部に相当する形状となるように突出しており、
前記ノズル部における複数の流路は、前記隔壁部において該隔壁部の球面形状に応じて放射状に配置されている、
請求項1又は請求項2に記載の無針注射器。 - 前記射出部の先端部は、注射器の使用時において、前記隔壁部以外の部位では、前記隔壁部を囲むように配置され且つ平面状の接触平面部を介してのみ前記注射対象領域に接触するように構成される、
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の無針注射器。 - 前記加圧部は、駆動源からの駆動力によって前記注射目的物質を押圧するプランジャを有し、
前記封入部は、前記プランジャの先端部表面と、前記射出部の先端部の内壁面によって画定される空間を有し、該空間を該プランジャが該内壁面に対して相対的に進行することで該プランジャによる注射目的物質の押圧が行われるように構成され、
前記先端部の内壁面は、前記隔壁部の外側表面に対応し且つ前記複数の流路のそれぞれの流入口が開口する隔壁側凹部と、前記接触平面部に対応した隔壁内側平面部とを有し、
前記プランジャの先端部表面は、前記隔壁側凹部に相似したプランジャ側突出部と、前記隔壁内側平面部に相似したプランジャ側平面部とを有し、
前記プランジャが前記封入部内の注射目的物質を押圧する際に、前記プランジャ側平面部が前記隔壁内側平面部に接触することで、該封入部内における該プランジャの進行が阻止される、
請求項4に記載の無針注射器。
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