JP7140442B2 - 無針注射器 - Google Patents
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Description
確に且つ安定して再現良く行うことが可能となる。
図1(a)は注射器1の断面図であり、図1(b),(c)は注射器1を、先端側から見た図である。なお、本願の以降の記載においては、注射器1によって対象物の注射対象領域に注射される注射目的物質を「注射液」と総称する。しかし、これには注射される物質の内容や形態を限定する意図は無い。注射目的物質では、皮膚構造体に届けるべき成分が溶解していても溶解していなくてもよく、また注射目的物質も、加圧することで射出口から皮膚構造体に対して射出され得るものであれば、その具体的な形態は不問であり、液体、ゲル状、粉末状等様々な形態が採用できる。
よい。
領域と接触する位置に配置されている。画定面83は、隙間10の外側(リム9側)を画定する外周側壁面部83aと、隙間10の内側(ノズル部8側)を画定する内周側壁面部83bと、隙間10の上側(所定端部2a側)を画定する頂面部83cとを有している。本実施例では、頂面部83cは、所定端部2aの一部と一致している。隙間10は、外周側壁面部83a、内周側壁面部83b及び頂面部83cに三方が囲まれて、先端部側が開口されており、注射対象領域に注射液MLが射出されるときに該注射対象領域の一部を収容するように構成されている。注射対象領域に注射液MLが射出されるときに、外周側壁面部83a及び内周側壁面部83bには、該注射対象領域の一部が接触するので、外周側壁面部83a及び内周側壁面部83bに保持力発生部92が配置されるのが好ましい。また、注射対象領域に注射液MLが射出されるときに、頂面部83cにも該注射対象領域の一部が接触する場合があるので、頂面部83cに保持力発生部92を配置してもよい。なお、保持力発生部92は、外周側壁面部83a、内周側壁面部83b又は頂面部83cの少なくとも何れかに配置されていてもよい。また、保持力発生部92は、外周側壁面部83aの少なくとも一部、内周側壁面部83bの少なくとも一部又は頂面部83cの少なくとも一部に配置されていてもよい。なお、図2に示す注射器1では、外周側壁面部83a及び内周側壁面部83bは、リム9の先端面及びノズル部8の先端面に対して互いに略直角となるように形成されており、注射対象領域が外周側壁面部83aや内周側壁面部83bの夫々の高さ方向に沿って入り込み難くなる虞がある。このため、保持力発生部92は、外周側壁面部83aや内周側壁面部83bのうちリム9の先端部及びノズル部8の先端部に近い領域に形成されるようにしてもよい。
ム9及びノズル部8の本体8aの幾何学形状による影響が支配的となるため、ユーザの手技差等に起因して注射対象領域とノズル部8との間の接触状態が変化する事態が生じ難くなる。
次に、上述した実施例1の変形例1について、図6及び図7に基づいて説明する。なお、本変形例において、上述した実施例1と実質的に同一の構成については、その詳細な説明を省略する。図6(a)は本変形例に係る注射器1の断面図であり、図6(b),(c)は本変形例に係る注射器1を、先端側から見た図である。
もよい。ただし、注射対象領域が外周側壁面部83aの高さ方向に沿って隙間10に入り込み難いことを考慮すると、テーパ部9aはリム9の内周面に形成された方が保持力発生部92による効果が発揮されやすくなる。このように、本変形例に係る注射器1では、リム9は、端部から先端部側に向かうに従って徐々に幅が小さくなり、且つ、外側に向かって広がるテーパ形状を有している。
次に、上述した実施例1の変形例2について、図8及び図9に基づいて説明する。なお、本変形例において、上述した実施例1と実質的に同一の構成については、その詳細な説明を省略する。図8(a)は本変形例に係る注射器1の断面図であり、図8(b),(c)は本変形例に係る注射器1を、先端側から見た図である。
次に、上述した実施例1の変形例3について、図10及び図11に基づいて説明する。なお、本変形例において、上述した実施例1と実質的に同一の構成については、その詳細な説明を省略する。図10(a)は本変形例に係る注射器1の断面図であり、図8(b),(c)は本変形例に係る注射器1を、先端側から見た図である。
ている。そして、このような注射器1によっても、注射対象領域とノズル部8との間で所望の接触状態を好適に形成及び維持することができる。これについて、図11に基づいて説明する。
本発明に係る注射器1によれば、例えば、ヒトに対する再生医療の分野において、特開2008-206477号公報に示すように、移植される部位及び再細胞化の目的に応じて当業者が適宜決定し得る細胞、例えば、内皮細胞、内皮前駆細胞、骨髄細胞、前骨芽細胞、軟骨細胞、繊維芽細胞、皮膚細胞、筋肉細胞、肝臓細胞、腎臓細胞、腸管細胞、幹細胞、その他再生医療の分野で考慮されるあらゆる細胞を、注射器1により注射することが可能である。より具体的には、上記細胞を含む液(細胞懸濁液)を、収容室50に収容し、それに対して加圧することで、移植される部位に所定の細胞を注射、移植する。
2・・・・ハウジング
3・・・・先端側ハウジング
4・・・・基端側ハウジング
5・・・・シリンジ部
6・・・・ピストン
7・・・・プランジャ
8・・・・ノズル部
8a・・・本体
81a・・先端部
8b・・・射出口
9・・・・リム
10・・・・隙間
20・・・・イニシエータ
90、92、94・・・・保持力発生部
Claims (7)
- ハウジングと、
前記ハウジングに設けられ、注射目的物質を収容する収容部と、
前記ハウジングに設けられ、前記収容部に収容された前記注射目的物質を射出するための射出エネルギーを発生させる駆動部と、
前記ハウジングの前記収容部側の所定端部から突出して設けられ、前記駆動部により発生された射出エネルギーが付与された前記注射目的物質を注射対象領域に向かって射出する射出口が先端部に形成されたノズル部と、
前記ノズル部を囲むとともに該ノズル部との間に所定の隙間が形成されるように前記所定端部から突出して設けられた押圧部と、
を備え、
前記注射対象領域が前記押圧部によって押圧されると、前記所定の隙間が該注射対象領域の一部を収容するように構成されており、
前記押圧部の先端部の端面、前記所定の隙間を画定する面の表面、又は前記ノズル部の先端部の端面のうち、少なくとも前記所定の隙間を画定する面の表面に設けられ、前記射出口から前記注射目的物質が射出されるときに前記注射対象領域と接触しつつ該注射対象領域に対する保持力を発生させる保持力発生部をさらに備える、
無針注射器。 - 前記保持力発生部は、前記ノズル部及び前記押圧部と別体で設けられ、且つ、弾力性又は可塑性を有する材料で形成されており、前記射出口から前記注射目的物質が射出されるときに、前記注射対象領域の表面に沿って変形することで該注射対象領域との接触面積を増やして該注射対象領域に密着する、
請求項1に記載の無針注射器。 - 前記保持力発生部は、前記注射対象領域と接触するときに生じる摩擦力により、該注射対象領域を保持する、
請求項1又は請求項2に記載の無針注射器。 - 前記押圧部の先端部の端面の幅が、前記ノズル部の先端部の端面の幅よりも細くなるように形成されている、
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の無針注射器。 - 前記押圧部は、端部から先端部側に向かうに従って徐々に幅が小さくなり、且つ、外側に向かって広がるテーパ形状を有する、
請求項1から請求項4の何れか1項に記載の無針注射器。 - 前記ノズル部は、端部から先端部側に向かうに従って徐々に幅が小さくなり、且つ、外側に向かって広がるテーパ形状を有する、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の無針注射器。 - 前記押圧部は、前記所定端部から軸方向への突出量が、前記ノズル部の該所定端部から軸方向への突出量よりも大きい、
請求項1から請求項6の何れか1項に記載の無針注射器。
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