JP7168489B2 - 投与装置、及び投与装置の製造方法 - Google Patents
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Description
置の駆動源として採用することとした。このような構成により、投与装置そのものの構成をより簡単なものにでき、且つ火薬の燃焼エネルギーを効率的に発射体に伝え、その結果、投与目的物質が好適に押圧されることが可能となる。
、該火薬の燃焼生成物が生成されるものであってもよい。また、駆動組立体の内部に更に公知のガス発生剤(例えば、シングルベース無煙火薬)を配置し、火薬の燃焼生成物によりそのガス発生剤を更に燃焼させて、発射体に燃焼エネルギーを伝達するようにしてもよい。
記第1開口部側から樹脂を射出して、前記点火器の前記樹脂部を該シリンダー内に成形するステップと、前記シリンダーの前記第2開口部側から樹脂を射出して、前記発射体を該シリンダー内に成形するステップと、前記シリンダーの前記第1開口部側の前記周壁部をかしめて前記第1かしめ部を形成し、前記駆動組立体を得るステップと、前記駆動組立体を、前記装置本体の一方側の端部から該装置本体に取り付けるとともに、前記シリンジ部を、該装置本体の他方側の端部から該シリンジ部の前記プランジャが該駆動組立体の前記発射体により押圧可能となるように該装置本体に取り付けるステップと、を含む。上記製造方法によれば、投与装置をより簡単に製造することができる。
図1(a)は注射器1の断面図であり、図1(b)は注射器1を、注射液を射出するノズル部9側から見た図である。なお、本願の以降の記載においては、注射器1によって対象領域に注射される注射目的物質を「注射液」と総称する。すなわち、当該注射目的物質は、皮膚構造体等の対象領域に対して注射(投与)される物質であり、本願の投与目的物質に相当する。しかし、これには注射される物質の内容や形態を限定する意図は無い。注射目的物質では、対象領域に届けるべき成分が溶解していても溶解していなくてもよく、また注射目的物質も、加圧することでノズル部9から対象領域に対して射出され得るものであれば、その具体的な形態は不問であり、液体、ゲル状、粉末状等様々な形態が採用できる。
スケット13を挟んでノズルホルダー12によってシリンジ部本体11に取り付けられている。また、シリンジ部本体11は、注射器本体2の先端部の取付空間22において螺合されて取り付けられており、その取付状態において注射器本体2の連通路21と、シリンジ部本体11内の収容室35とは連続した空間となる。なお、その取付状態では、注射液MLは、プランジャ7によって収容室35内に液密に収容されており、このプランジャ7が連通路21側に露出した状態となっている。ここで、プランジャ7は、収容室35内を摺動可能に配置され、さらに、摺動することにより注射液MLを加圧し、ノズル部9からの注射液の射出が行われることになる。また、プランジャ7は、円滑に収容室35内を摺動できるように、表面にシリコンオイルを薄く塗布したゴム部材により形成される。
が樹脂部123によって閉塞されており、その第1開口部131から、導電ピン122と樹脂部123の一部であるコネクタ嵌め込み部129が、シリンダー130の外部に飛び出している。なお、図1に示す注射器1の組立状態においては、導電ピン122とコネクタ嵌め込み部129は、電源装置110に嵌め込まれた状態となり、点火器120が電源装置110から駆動電流の提供を受けることが可能な状態となる。更に、上記配置状態では、点火器120の点火部121が、シリンダー130の先端側(第2開口部132の側)を向いた状態となる。
に示すように、点火器120が作動する前の状態(図2の上段(a)の状態)で、注射器本体2の収容空間20に駆動組立体100が配置され、このとき、第2開口部132から突出している発射体140の突起部146が連通孔21を通って、取付空間22に取り付けられているシリンジ部5のプランジャ7の端面に接触している。そして、この状態から点火器120が電源装置110の駆動電流により作動されると、発射体140の一部が駆動組立体100のシリンダー130から飛び出しプランジャ7を押圧する。その結果、加圧された注射液MLがノズル部9の射出口から対象領域に向かって射出される。
ここで、上記の注射器1の製造方法について、図6に基づいて説明する。なお、図6に示す製造方法では、2以上のステップを一つのステップにまとめたり、一つのステップを2以上のステップに分けたりすることができる。
用意されたシリンジ部5を注射器本体2の取付空間22に取り付ける。このとき、駆動組立体100に含まれる発射体140の突起部146の先端が、シリンジ部5のプランジャ7の端面に接触した状態となり、図1に示すように、発射体140によりプランジャ7が押圧可能な状態が形成された注射器1が完成する。
第2の実施形態の注射器1について、図7に基づいて説明する。なお、図7に示す注射器1の構成のうち、図1に示す注射器1の構成と実質的に同一のものについては、同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。図7に示す注射器1において、図1に示す注射器1と相違する点は、注射器本体2の構成である。当該注射器本体2は、第1ハウジング3と第2ハウジング4とで構成される。そして、注射器本体2の先端側(第2ハウジング4の、第1ハウジング3と接続している端部とは反対側の端部側)に、シリンジ部5が配置されている。第1ハウジング3と第2ハウジング4はネジで固定されて一体となる。ここで、第1ハウジング3の内部には、第1の実施形態と同じように駆動組立体100を配置する収容空間20及び連通路21が形成されている。また、第2ハウジング4の内部には、その軸方向に延在する内部空間である摺動孔33が形成されている。収容空間20、連通路21、及び摺動孔33は、注射器本体2の内部において連続して配置される内部空間である。
本願開示の注射器1によれば、上述した注射液を皮膚構造体に注射する場合以外にも、例えば、ヒトに対する再生医療の分野において、注射対象となる細胞や足場組織・スキャ
フォールドに培養細胞、幹細胞等を播種することが可能となる。例えば、特開2008-206477号公報に示すように、移植される部位及び再細胞化の目的に応じて当業者が適宜決定し得る細胞、例えば、内皮細胞、内皮前駆細胞、骨髄細胞、前骨芽細胞、軟骨細胞、繊維芽細胞、皮膚細胞、筋肉細胞、肝臓細胞、腎臓細胞、腸管細胞、幹細胞、その他再生医療の分野で考慮されるあらゆる細胞を、注射器1により注射することが可能である。より具体的には、上記播種すべき細胞を含む液(細胞懸濁液)を、収容室35に収容し、それに対して加圧することで、移植される部位に所定の細胞を注射、移植する。
2・・・・注射器本体
3・・・・第1ハウジング
4・・・・第2ハウジング
5・・・・シリンジ部
6・・・・ピストン
7・・・・プランジャ
9・・・・ノズル部
33・・・・摺動孔
35・・・・収容室
100・・・・駆動組立体
110・・・・電源装置
120・・・・点火器
130・・・・シリンダー
140・・・・発射体
Claims (5)
- 投与目的物質を対象領域に投与する投与装置であって、
装置本体と、
前記装置本体の先端側に配置されるシリンジ部であって、前記投与目的物質を収容可能な収容室と、該収容室内の該投与目的物質を加圧可能に配置されたプランジャと、該プランジャにより加圧された該収容室内の該投与目的物質が流れる流路を含み、該流路の先端に形成された射出口から該投与目的物質を射出するノズル部と、を有するシリンジ部と、
シリンダー内に発射体および点火器が配置された駆動組立体であって、該点火器の作動により駆動された該発射体により前記プランジャが押圧されるように構成された駆動組立体と、
を備え、
前記シリンダーは、第1開口部、該第1開口部と軸方向反対側の第2開口部、および該第1開口部側の周壁部において周方向に間隔をおいて形成された複数の貫通孔を有し、
前記点火器は、点火部と導電ピンを備えた点火器本体部と該点火器本体部を包囲する樹脂部を有し、該樹脂部は、前記シリンダーの前記第1開口部と前記複数の貫通孔を閉塞し、且つ該複数の貫通孔周辺の該シリンダーの内壁面に当接するように充填され、
前記点火器は、前記シリンダー内において前記第1開口部側に配置され、
前記発射体は、前記シリンダー内において前記点火器の前記点火部と対向し且つ該シリンダー内での前記第2開口部側への変位に伴い前記プランジャを押圧するように変位可能に配置され、
前記シリンダーの前記第1開口部側の周壁部が内側にかしめられて第1かしめ部が形成され、該第1かしめ部は、前記点火器の前記樹脂部に当接されている、
投与装置。 - 前記シリンダーの前記第2開口部側の周壁部が、更に内側にかしめられて第2かしめ部が形成され、該第2かしめ部が、前記発射体の前記シリンダー内での該第2開口部側への変位を阻止するように形成されている、
請求項1に記載の投与装置。 - 前記発射体は、前記点火部に対向する該発射体の端部に、該点火部側に開口する凹部を有し、
前記点火器の作動前の状態において、前記点火部が前記凹部内に入り込んだ状態で前記発射体が前記シリンダー内に配置されている、
請求項1又は請求項2に記載の投与装置。 - 前記装置本体は、軸方向に形成された摺動孔を有し、
前記摺動孔には、該摺動孔内を摺動可能に伝達部材が配置され、
前記点火器の作動により前記発射体が前記第2開口部側に変位すると、該発射体により前記伝達部材を介して前記プランジャが押圧される、
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の投与装置。 - 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の投与装置の製造方法であって、
前記シリンダーを用意し、該シリンダーの内部に前記点火器本体部を配置した後、該シリンダーと該点火器本体部を金型内に配置するステップと、
前記シリンダーの前記第1開口部側から樹脂を射出して、前記点火器の前記樹脂部を該シリンダー内に成形するステップと、
前記シリンダーの前記第2開口部側から樹脂を射出して、前記発射体を該シリンダー内に成形するステップと、
前記シリンダーの前記第1開口部側の前記周壁部をかしめて前記第1かしめ部を形成し
、前記駆動組立体を得るステップと、
前記駆動組立体を、前記装置本体の一方側の端部から該装置本体に取り付けるとともに、前記シリンジ部を、該装置本体の他方側の端部から該シリンジ部の前記プランジャが該駆動組立体の前記発射体により押圧可能となるように該装置本体に取り付けるステップと、
を含む、投与装置の製造方法。
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JP2019037402A JP7168489B2 (ja) | 2019-03-01 | 2019-03-01 | 投与装置、及び投与装置の製造方法 |
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JP2014239819A (ja) | 2013-06-12 | 2014-12-25 | 株式会社ダイセル | 注射器 |
JP2016151318A (ja) | 2015-02-17 | 2016-08-22 | 株式会社ダイセル | パイロ式アクチュエータ機構、注射器、及び点火器組立体 |
JP2017158881A (ja) | 2016-03-10 | 2017-09-14 | 株式会社ダイセル | 注射器 |
WO2020179663A1 (ja) | 2019-03-01 | 2020-09-10 | 株式会社ダイセル | 発射体の組立体と電気回路遮断装置 |
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